平 塚 市 地 区 計 画 建 築 物 条 例 及 び 同 解 説 平 成 20 年 7 月 1 日 作 成 平 成 27 年 10 月 1 日 改 訂 平 塚 市 まちづくり 政 策 部 建 築 指 導 課
( 目 的 ) 第 1 条 この 条 例 は 建 築 基 準 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 201 号 以 下 法 という ) 第 6 8 条 の2 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 地 区 計 画 の 区 域 内 における 建 築 物 の 用 途 敷 地 及 び 構 造 に 関 する 制 限 を 定 めることにより 健 全 な 都 市 環 境 を 確 保 することを 目 的 とする 本 条 例 の 根 拠 及 び 趣 旨 について 定 めたものです ( 定 義 ) 第 2 条 この 条 例 における 用 語 の 意 義 は 法 及 び 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 昭 和 25 年 政 令 第 3 38 号 以 下 政 令 という )の 例 による 本 条 は 本 条 例 の 解 釈 の 際 疑 義 が 生 じないよう 用 語 の 意 義 について 定 めたもので す 本 条 例 は 法 及 び 政 令 を 根 拠 としていることから これらとの 整 合 性 を 図 るため 条 例 の 用 語 の 意 義 は 法 及 び 政 令 に 準 拠 しています ( 適 用 区 域 ) 第 3 条 この 条 例 は 別 表 第 1に 掲 げる 地 区 整 備 計 画 が 定 められている 区 域 ( 以 下 地 区 整 備 計 画 区 域 という ) 内 の 建 築 物 又 はその 敷 地 に 適 用 する 本 条 例 は 別 表 第 1 に 掲 げる 区 域 内 の 建 築 物 又 はその 敷 地 に 適 用 します ( 建 築 物 の 制 限 ) 第 4 条 地 区 整 備 計 画 区 域 内 の 建 築 物 又 はその 敷 地 は 次 に 掲 げる 事 項 について 別 表 第 2 左 欄 の 計 画 地 区 ( 地 区 整 備 計 画 において 地 区 整 備 計 画 区 域 を 区 分 したものをいい 以 下 計 画 地 区 という )の 名 称 の 区 分 に 応 じ 同 表 右 欄 に 定 める 制 限 に 適 合 するものでなけ ればならない (1) 建 築 物 の 用 途 の 制 限 (2) 建 築 物 の 容 積 率 の 最 高 限 度 (3) 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 (4) 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 (5) 建 築 物 の 壁 又 はこれに 代 わる 柱 の 面 ( 以 下 壁 面 という )の 位 置 の 制 限 (6) 建 築 物 の 高 さの 最 高 限 度 (7) 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 (8) 垣 又 は 柵 の 構 造 の 制 限 本 条 は 地 区 整 備 計 画 区 域 内 の 計 画 地 区 ごとに 建 築 物 の 用 途 等 の 制 限 事 項 を 別 表 第 2に 定 めたものです - 2 -
第 1 号 建 築 物 の 用 途 の 制 限 用 途 地 域 等 現 行 の 都 市 計 画 よりもきめ 細 かく 用 途 を 定 めることにより その 地 区 の 特 性 に 合 った 建 築 物 の 用 途 を 制 限 するものです 具 体 的 な 制 限 内 容 について は 別 表 第 2に 規 定 されています なお 次 の 点 に 留 意 してください 別 表 第 2において 掲 げる 建 築 物 の 用 途 の 制 限 は 建 築 することができるも の を 列 記 している 地 区 と 建 築 してはならないもの を 列 記 している 地 区 が あります 建 築 物 の 敷 地 が 地 区 整 備 計 画 区 域 の 内 外 にわたる 場 合 の 措 置 については 第 6 条 を 参 照 してください 建 築 物 の 敷 地 が 計 画 地 区 の2 以 上 にわたる 場 合 の 措 置 については 第 7 条 を 参 照 してください 五 領 ヶ 台 地 区 の-1 地 区 における 建 築 物 の 用 途 の 制 限 については まちづ くり 政 策 課 に 地 区 整 備 計 画 への 適 合 について の 事 前 相 談 を 行 って 下 さい 東 豊 田 地 区 の 工 業 施 設 地 区 における 工 場 ( 騒 音 振 動 等 により 環 境 の 悪 化 を もたらすおそれのない 工 場 )については 環 境 保 全 課 に 地 区 整 備 計 画 への 適 合 について 及 び 公 害 防 止 協 定 書 締 結 の 事 前 相 談 を 行 って 下 さい 第 2 号 建 築 物 の 容 積 率 の 最 高 限 度 現 行 の 都 市 計 画 よりもきめ 細 かく 建 築 物 の 容 積 率 の 最 高 限 度 を 定 めたもので す 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2に 規 定 されています 第 3 号 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 現 行 の 都 市 計 画 よりもきめ 細 かく 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 を 定 めたもので す 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2に 規 定 されています なお 本 規 定 が 定 められている 計 画 地 区 には 法 第 53 条 第 3 項 の 角 地 緩 和 は 適 用 されません 第 4 号 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 を 定 めたものです 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2に 規 定 されています なお 次 の 点 に 留 意 してください 建 築 物 の 敷 地 が 地 区 整 備 計 画 区 域 の 内 外 にわたる 場 合 の 措 置 については 第 6 条 を 参 照 してください 建 築 物 の 敷 地 が 計 画 地 区 の2 以 上 にわたる 場 合 の 措 置 については 第 7 条 を 参 照 してください 第 5 号 建 築 物 の 壁 又 はこれに 代 わる 柱 の 面 ( 以 下 壁 面 という )の 位 置 の 制 限 隣 地 や 道 路 からの 建 築 物 の 壁 面 の 位 置 の 制 限 を 定 めたものです 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2に 規 定 されています この 場 合 壁 面 とは 建 築 物 の 形 態 に 応 じ 次 の 図 1~12のように 取 扱 いま す - 3 -
ピロティ オーバーハング 等 廊 下 バルコニー 等 床 手 すり 等 の 形 態 に 関 わらず 最 も 突 出 した 部 分 を 壁 面 とします 壁 面 後 退 距 離 = 壁 面 後 退 距 離 = 図 1 図 2 屋 外 階 段 等 出 窓 柱 の 有 無 に 関 わらず 最 も 突 出 した 部 分 を 壁 面 とします 壁 面 後 退 距 離 = d h FL 床 面 積 に 算 入 する 出 窓 の 場 合 のみ 壁 面 後 退 距 離 はとなります 出 窓 が 床 面 積 に 不 算 入 の 条 件 : d<50cm かつ h 30cm かつ 見 付 面 積 の1/2 以 上 が 窓 であること 図 3 図 4 物 置 その 他 これに 類 する 用 途 ( 自 動 車 車 庫 を 除 く) 壁 面 後 退 制 限 ライン B 2.3m 以 下 図 5 1) 軒 高 2.3m 以 下 の 物 置 等 で その 外 壁 と 隣 地 境 界 線 との 距 離 (B)が 有 効 50cm 以 上 あり 壁 面 後 退 制 限 ラインより 突 出 した 部 分 の 床 面 積 の 合 計 ( 斜 線 部 分 ) が5m2 以 内 の 場 合 は 壁 面 後 退 距 離 はとなり 建 築 可 能 です 2)Bが50cm 未 満 であったり 斜 線 部 分 が5m2を 超 える 場 合 は 建 築 できません - 4 -
下 屋 さしかけ B 壁 面 後 退 制 限 ライン 2.3m 以 下 1) 軒 高 2.3m 以 下 の 下 屋 さしかけ で その 外 壁 又 は 柱 と 隣 地 との 距 離 (B)が 有 効 50cm 以 上 あり 壁 面 後 退 制 限 ラインより 突 出 した 部 分 の 床 面 積 の 合 計 ( 斜 線 部 分 )が5m2 以 内 の 場 合 は 壁 面 後 退 距 離 は となり 建 築 可 能 ですが Bが50cm 未 満 であったり 斜 線 部 分 が5m2を 超 える 場 合 は 建 築 できません 2) 外 壁 や 柱 がない 片 持 ち 屋 根 の 場 合 は 壁 面 後 退 距 離 と なりますが その 屋 根 の 下 で 屋 内 的 用 途 に 利 用 する( 建 築 基 準 法 上 床 面 積 参 入 ) 場 合 は 屋 根 の 先 端 部 分 を 壁 面 とみなし 1)と 同 様 の 扱 いとします 図 6 玄 関 ポーチその1 B 1) 玄 関 ポーチ の 柱 と 隣 地 と の 距 離 (B)が 有 効 50cm 以 上 ある 場 合 壁 面 後 退 距 離 はとなります 2)B が50cm 未 満 である 場 合 や 壁 や 袖 壁 等 ついた 場 合 は 壁 面 後 退 距 離 はBとなります 図 7 玄 関 ポーチその2 1 階 及 び2 階 とも 吹 抜 けとなるよ うなポーチは 柱 の 面 を 壁 面 とみな し 壁 面 後 退 距 離 はとなります 図 8-5 -
その 他 パーゴラ 等 屋 根 がない 場 合 は 壁 面 後 退 距 離 はとなります 図 9 植 栽 帯 に 面 する 場 合 東 豊 田 地 区 に 適 用 植 栽 帯 に 面 する 場 合 は 軒 先 を 壁 面 とみなします 壁 面 後 退 距 離 = 道 路 又 は 水 路 植 栽 帯 図 10 壁 面 の 位 置 の 緩 和 a b c d 建 築 物 の 壁 又 はこれに 代 わる 柱 の 中 心 線 の 長 さの 合 計 が3m 以 下 の 場 合 は 壁 面 後 退 制 限 ラインを 超 えることができます 左 図 :a+b+c+d 3.0m 道 路 図 11 壁 面 後 退 制 限 ライン - 6 -
自 動 車 車 庫 の 緩 和 壁 面 後 退 制 限 ライン 自 動 車 車 庫 道 路 間 口 6m 以 下 図 12 日 向 岡 地 区 五 領 ヶ 台 地 区 及 び 天 沼 地 区 に 適 用 最 高 の 軒 の 高 さが3.0m 以 下 及 び 間 口 6.0m 以 下 で 斜 線 部 分 の 床 面 積 の 合 計 が10m2 以 下 の 場 合 は 壁 面 後 退 制 限 ラインを 超 えることができます 真 田 地 区 及 び 真 田 北 金 目 地 区 に 適 用 最 高 の 軒 の 高 さが3.0m 以 下 及 び 間 口 6.0m 以 下 で 斜 線 部 分 の 床 面 積 の 合 計 が15m2 以 下 の 場 合 は 壁 面 後 退 制 限 ラインを 超 えることができます 第 6 号 建 築 物 の 高 さの 最 高 限 度 地 盤 面 からの 高 さの 最 高 限 度 を 定 めたもので 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2に 規 定 されています ( 地 盤 面 = 建 築 物 が 周 囲 の 地 面 と 接 する 位 置 の 平 均 の 高 さにおける 水 平 面 ) 高 さの 制 限 は 敷 地 全 体 にかかるのではなく 建 築 物 の 各 部 分 にかかる 制 限 であることから 敷 地 が 地 区 整 備 計 画 区 域 の 内 外 にわたる 場 合 や 計 画 地 区 の2 以 上 にわたる 場 合 においても それぞれの 区 域 等 にかかる 制 限 を 適 用 します なお 建 築 物 の 高 さには 屋 上 突 出 物 の 部 分 の 高 さ 及 び 階 段 室 昇 降 機 塔 装 飾 塔 物 見 塔 その 他 これらに 類 する 建 築 物 の 屋 上 部 分 の 水 平 投 影 面 積 の 合 計 が 当 該 建 築 物 の 建 築 面 積 の8 分 の1 以 内 の 場 合 におけるその 部 分 の 高 さ(12メート ルまで( 天 沼 地 区 の 住 宅 地 区 にあっては5メートルまで)の 部 分 に 限 る )は 算 入 しません また 日 向 岡 地 区 における 階 数 制 限 の 緩 和 について 図 13~14に 示 します 2.0m 以 上 の 高 低 差 を 有 する 敷 地 における 階 数 緩 和 3 同 一 敷 地 内 に2.0m 以 上 の 高 低 差 (h)を 有 する 場 合 は 1は 階 数 に 算 入 しない 2 h 1 図 13-7 -
擁 壁 と 一 体 的 な 自 動 車 車 庫 を 有 する 敷 地 における 階 数 緩 和 3 2 擁 壁 と 一 体 的 な 自 動 車 車 庫 を 有 する 場 合 1は 階 数 に 算 入 しな い 1 自 動 車 車 庫 図 14 第 7 号 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 形 態 及 び 意 匠 の 制 限 を 定 めたもので 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2に 規 定 されています (1) 主 たる 屋 根 は 勾 配 形 式 とは 次 のすべてを 満 足 する 必 要 があります 1 屋 根 形 状 は 切 妻 寄 せむね 方 形 入 母 屋 等 とする 2 勾 配 は2/10 以 上 とする 3 屋 根 の 水 平 投 影 面 積 の2 分 の1 以 上 が 勾 配 形 式 とする 4 最 上 階 部 分 の 屋 根 はすべて 勾 配 形 式 とする ( 塔 屋 は 最 上 階 とはみなさ ない ) (2) 擁 壁 面 又 は 法 面 に 張 り 出 した 建 築 物 その 他 これに 類 するものとは 次 に 示 します 擁 壁 面 又 は 法 面 印 部 分 が 擁 壁 面 又 は 法 面 に 張 り 出 した 建 築 物 図 15 第 8 号 垣 又 は 柵 の 構 造 の 制 限 垣 又 は 柵 の 構 造 の 制 限 を 定 めたもので 具 体 的 な 制 限 内 容 については 別 表 第 2 に 規 定 されています - 8 -
生 垣 とは 木 材 の 支 柱 のあるもの 四 目 垣 建 仁 寺 垣 などです 網 状 とは ネットフェン ス 格 子 フェンス ハ ンチメタルフェン スを 指 します 透 視 可 能 とは 透 視 可 能 な 面 積 を50% 以 上 有 することを 指 します フェンス 基 礎 としてのブロック 積 み 等 ( 煉 瓦 石 積 みを 含 む)は 宅 地 地 盤 より 0.4m 以 下 とします ( 真 田 地 区 富 士 見 町 地 区 及 び 真 田 北 金 目 地 区 は 0.65m 以 下 ) 宅 地 の 出 入 り 口 部 分 の 門 柱 及 び 門 柱 から2.0m 以 内 ( 片 側 )の 袖 については 適 用 除 外 とします 東 豊 田 地 区 において 公 共 施 設 等 の 安 全 管 理 上 やむを 得 ないものについては フェンスの 高 さの 制 限 を 除 外 します 真 田 北 金 目 地 区 における 神 社 寺 院 教 会 等 については 本 規 定 は 適 用 除 外 とします 天 沼 地 区 におけるただし 書 きの 遮 音 壁 等 とは 大 店 立 地 法 による 近 隣 への 騒 音 対 策 により 設 置 が 必 要 となる 遮 音 壁 や 大 規 模 駐 車 場 近 隣 に 対 する 夜 間 の 防 眩 のた めの 最 低 限 の 遮 光 壁 等 をいい その 他 他 法 令 により 設 置 が 義 務 付 けられる 塀 の 類 もこれにあたります 商 業 地 区 B 住 宅 地 区 や 工 業 地 区 住 宅 地 区 など 地 区 の 区 分 界 の 音 や 光 等 の 発 生 源 側 に 設 置 を 認 めるものです ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 制 限 の 適 用 除 外 ) 第 5 条 前 条 ( 同 条 第 4 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る )の 規 定 ( 以 下 この 条 において 敷 地 面 積 規 定 という )の 施 行 又 は 適 用 の 際 現 に 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 されている 土 地 で 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しないもの 又 は 現 に 存 する 所 有 権 その 他 の 権 利 に 基 づいて 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 するならば 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しないこととなる 土 地 について その 全 部 を 一 の 敷 地 として 使 用 する 場 合 においては 敷 地 面 積 規 定 は 適 用 しない ただし 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 土 地 については この 限 りでない (1) 敷 地 面 積 規 定 の 改 正 ( 敷 地 面 積 規 定 を 廃 止 すると 同 時 に 新 たにこれに 相 当 する 規 定 を 制 定 する 場 合 を 含 む )がされた 場 合 における 当 該 改 正 後 の 敷 地 面 積 規 定 の 適 用 の 際 当 該 改 正 前 の 敷 地 面 積 規 定 に 違 反 している 建 築 物 の 敷 地 又 は 所 有 権 その 他 の 権 利 に 基 づ いて 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 するならば 当 該 改 正 前 の 敷 地 面 積 規 定 に 違 反 することとな った 土 地 (2) 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 するに 至 った 建 築 物 の 敷 地 又 は 所 有 権 その 他 の 権 利 に 基 づい て 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 するならば 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 するに 至 った 土 地 2 法 第 86 条 の9 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 の 施 行 による 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 減 少 によ り 当 該 事 業 の 施 行 の 際 現 に 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 されている 土 地 で 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しないこととなるもの 又 は 現 に 存 する 所 有 権 その 他 の 権 利 に 基 づいて 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 するならば 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しないこととなる 土 地 について その 全 部 を 一 の 敷 地 として 使 用 する 場 合 においては 敷 地 面 積 規 定 は 適 用 しない ただし 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 土 地 については この 限 りでない (1) 法 第 86 条 の9 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 の 施 行 により 敷 地 面 積 が 減 少 した 際 当 該 敷 地 面 積 の 減 少 がなくとも 敷 地 面 積 規 定 に 違 反 していた 建 築 物 の 敷 地 又 は 所 有 権 その 他 の 権 利 に 基 づいて 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 するならば 敷 地 面 積 規 定 に 違 反 することと なった 土 地 (2) 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 するに 至 った 建 築 物 の 敷 地 又 は 所 有 権 その 他 の 権 利 に 基 づい て 建 築 物 の 敷 地 として 使 用 するならば 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 するに 至 った 土 地 - 9 -
第 1 項 法 第 68 条 の2 第 3 項 の 規 定 により 敷 地 面 積 規 定 の 施 行 又 は 適 用 の 際 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しない 既 存 建 築 物 の 敷 地 若 しくは 更 地 で 建 築 物 の 敷 地 として 利 用 する 場 合 にその 土 地 を1つの 敷 地 として 利 用 するものは 敷 地 面 積 規 定 を 適 用 除 外 としたも のです ただし 下 記 の 各 号 の 規 定 に 該 当 するものは 本 文 の 適 用 を 受 けません 第 1 号 敷 地 面 積 規 定 の 改 正 が 行 われる 際 に 従 前 の 規 定 に 違 反 している 土 地 第 2 号 敷 地 面 積 規 定 の 施 行 後 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しない 土 地 が 敷 地 増 により 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 することとなった 土 地 第 2 項 法 第 86 条 の9の 規 定 の 準 用 により 同 法 各 号 に 該 当 する 事 業 ( 公 共 事 業 等 ( 1)) により 敷 地 面 積 が 減 少 したことにより 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しなくなった 場 合 の 既 存 建 築 物 の 敷 地 若 しくは 更 地 で 建 築 物 の 敷 地 として 利 用 する 場 合 にその 土 地 を1つの 敷 地 として 利 用 するものは 敷 地 面 積 規 定 を 適 用 除 外 としたものです ただし 下 記 の 各 号 の 規 定 に 該 当 するものは 本 文 の 適 用 を 受 けないため 敷 地 面 積 規 定 の 施 行 又 は 適 用 の 際 の 規 定 に 適 合 しなければなりません 第 1 号 当 該 事 業 の 施 行 以 前 に 既 に 敷 地 面 積 規 定 に 違 反 している 土 地 第 2 号 敷 地 面 積 規 定 の 施 行 後 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 しない 土 地 が 敷 地 増 により 敷 地 面 積 規 定 に 適 合 することとなった 土 地 ( 1) 公 共 事 業 とは 土 地 収 用 法 による 関 連 事 業 土 地 区 画 整 理 法 による 土 地 区 画 整 理 事 業 都 市 再 開 発 法 による 第 一 種 市 街 地 再 開 発 事 業 大 都 市 地 域 における 住 宅 及 び 住 宅 地 の 供 給 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 による 住 宅 街 区 整 備 事 業 密 集 市 街 地 における 防 災 街 区 の 整 備 の 促 進 に 関 する 法 律 による 防 災 街 区 整 備 事 業 をいう ( 建 築 物 の 敷 地 が 地 区 整 備 計 画 区 域 の 内 外 にわたる 場 合 の 措 置 ) 第 6 条 建 築 物 の 敷 地 が 地 区 整 備 計 画 区 域 の 内 外 にわたる 場 合 における 第 4 条 ( 同 条 第 1 号 及 び 第 4 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る 以 下 この 条 及 び 次 条 にお いて 同 じ )の 規 定 の 適 用 については その 敷 地 の 過 半 が 当 該 区 域 に 属 するときは 当 該 建 築 物 又 はその 敷 地 の 全 部 について 第 4 条 の 規 定 を 適 用 し その 敷 地 の 過 半 が 当 該 区 域 の 外 に 属 するときは 当 該 建 築 物 又 はその 敷 地 の 全 部 について 同 条 の 規 定 を 適 用 しない 本 条 は 建 築 物 の 敷 地 が 地 区 整 備 計 画 区 域 と 当 該 区 域 外 にわたる 場 合 の 措 置 を 定 め たものです 建 築 物 の 敷 地 の 過 半 が 地 区 整 備 計 画 区 域 に 属 する 場 合 第 4 条 第 1 号 ( 建 築 物 の 用 途 の 制 限 ) 及 び 同 条 第 4 号 ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 )の 規 定 は 当 該 建 築 物 又 はその 敷 地 の 全 部 に 適 用 することとしています なお 過 半 とは 敷 地 面 積 の 半 数 を 超 えていることをいいます - 10 -
本 条 の 規 定 の 対 象 とならない 第 4 条 第 2 号 ( 建 築 物 の 容 積 率 の 最 高 限 度 ) 同 条 第 3 号 ( 建 築 物 の 建 ぺい 率 の 最 高 限 度 )は 法 第 68 条 の8の 規 定 の 適 用 ( 面 積 按 分 ) を 受 けます また 第 4 条 第 5 号 ( 建 築 物 の 壁 面 の 位 置 の 制 限 ) 同 条 第 6 号 ( 建 築 物 の 高 さの 最 高 限 度 ) 同 条 第 7 号 ( 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 ) 及 び 同 条 第 8 号 ( 垣 又 はさ くの 構 造 の 制 限 )は 建 築 物 の 部 分 ごとに 地 区 整 備 計 画 区 域 の 制 限 を 受 けることに なります ( 建 築 物 の 敷 地 が 計 画 地 区 の 2 以 上 にわたる 場 合 の 措 置 ) 第 7 条 建 築 物 の 敷 地 が 計 画 地 区 の2 以 上 にわたる 場 合 における 第 4 条 の 規 定 の 適 用 につ いては 当 該 建 築 物 又 はその 敷 地 の 全 部 について 当 該 敷 地 の 過 半 が 属 する 計 画 地 区 に 係 る 同 条 の 規 定 を 適 用 する 本 条 は 建 築 物 の 敷 地 が 異 なる 計 画 地 区 にわたる 場 合 の 措 置 を 定 めたものです その 敷 地 の 過 半 が 属 する 計 画 地 区 の 第 4 条 第 1 号 ( 建 築 物 の 用 途 の 制 限 ) 及 び 同 条 第 4 号 ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 )の 規 定 について 当 該 建 築 物 又 はその 敷 地 の 全 部 に 適 用 することとしています なお 過 半 とは 敷 地 面 積 の 半 数 を 超 えて いることをいいます 本 条 の 規 定 の 対 象 とならない 各 規 定 については 前 条 を 参 照 してください ( 既 存 の 建 築 物 に 対 する 制 限 の 緩 和 ) 第 8 条 法 第 3 条 第 2 項 ( 法 第 86 条 の9 第 1 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む 以 下 この 条 において 同 じ )の 規 定 により 第 4 条 ( 同 条 第 1 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る 以 下 この 項 において 同 じ )の 規 定 の 適 用 を 受 けない 建 築 物 について 次 に 掲 げる 範 囲 内 において 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 をする 場 合 におい ては 法 第 3 条 第 3 項 第 3 号 及 び 第 4 号 の 規 定 にかかわらず 第 4 条 の 規 定 は 適 用 し ない (1) 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 が 基 準 時 ( 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 により 第 4 条 の 規 定 の 適 用 を 受 けない 建 築 物 について 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 により 引 き 続 き 第 4 条 の 規 定 ( 同 条 の 規 定 が 改 正 された 場 合 においては 改 正 前 の 規 定 を 含 む ) の 適 用 を 受 けない 期 間 の 始 期 をいう 以 下 この 項 において 同 じ )における 敷 地 内 におけ るものであり かつ 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 の 後 における 延 べ 面 積 及 び 建 築 面 積 が 基 準 時 における 敷 地 面 積 に 対 してそれぞれ 法 第 52 条 第 1 項 第 2 項 及 び 第 7 項 並 びに 法 第 53 条 の 規 定 に 適 合 すること (2) 増 築 後 の 第 4 条 の 規 定 に 適 合 しない 用 途 に 供 する 建 築 物 の 部 分 の 床 面 積 の 合 計 は 基 準 時 におけるその 部 分 の 床 面 積 の 合 計 の1.2 倍 を 超 えないこと (3) 第 4 条 の 規 定 に 適 合 しない 事 由 が 原 動 機 の 出 力 機 械 の 台 数 又 は 容 器 等 の 容 量 に よる 場 合 においては 増 築 後 のそれらの 出 力 台 数 又 は 容 量 の 合 計 は 基 準 時 における それらの 出 力 台 数 又 は 容 量 の 合 計 の1.2 倍 を 超 えないこと 2 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 により 第 4 条 ( 同 条 第 5 号 から 第 7 号 までに 掲 げる 事 項 につい ての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る 以 下 この 項 において 同 じ )の 規 定 の 適 用 を 受 けない 建 築 物 について 次 に 掲 げる 範 囲 内 において 増 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 をする 場 合 においては 法 第 3 条 第 3 項 第 3 号 及 び 第 4 号 の 規 定 にかかわらず 第 4 条 の 規 定 は 適 用 しない (1) 増 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 が 基 準 時 ( 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 により 第 4 条 の 規 定 の 適 用 を 受 けない 建 築 物 又 は 建 築 物 の 部 分 について 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 により 引 き 続 き 第 4 条 の 規 定 ( 同 条 の 規 定 が 改 正 された 場 合 においては 改 正 前 の 規 定 を 含 む )の 適 用 を 受 けない 期 間 の 始 期 をいう )における 敷 地 内 におけるものである こと (2) 増 築 に 係 る 部 分 が 第 4 条 の 制 限 を 受 ける 部 分 を 含 まないものであること - 11 -
本 条 は 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 による 既 存 不 適 格 建 築 物 に 対 して この 条 例 における 適 用 除 外 の 規 定 を 定 めたものです 法 第 3 条 第 2 項 の 規 定 による 既 存 不 適 格 建 築 物 であっても 同 条 第 3 項 第 3 号 及 び 第 4 号 の 規 定 により 工 事 の 着 手 が 条 例 の 施 行 あるいは 適 用 の 後 である 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 に 係 る 建 築 物 若 しくはその 敷 地 は 既 存 の 部 分 を 含 め 条 例 の 規 定 に 適 合 しなければならないこととしています しかし 既 存 の 建 築 物 の わずかな 増 築 等 に 伴 い 建 築 物 全 体 を 適 法 にしなければならないということが 困 難 な 場 合 があり 得 るため 法 は 緩 和 規 定 となる 法 第 86 条 の7( 既 存 の 建 築 物 に 対 する 制 限 の 緩 和 )を 設 けています 本 条 はこの 考 え 方 に 準 じたもので 法 で 緩 和 している 条 項 に 類 似 するこの 条 例 上 の 条 項 について 原 則 的 に 緩 和 することとしています なお 本 条 は 公 共 事 業 の 施 行 等 により 敷 地 面 積 が 減 少 したことに 伴 い 建 築 物 の 敷 地 面 積 に 係 る 規 定 に 適 合 しなくなる 場 合 において 当 該 建 築 物 を 当 該 規 定 に 係 る 既 存 不 適 格 建 築 物 とする 法 第 86 条 の9 第 1 項 を 準 用 する 場 合 を 含 んでいます 第 1 項 第 4 条 第 1 号 ( 建 築 物 の 用 途 の 制 限 )の 規 定 が 定 められている 計 画 地 区 における 既 存 不 適 格 建 築 物 について 次 に 掲 げる 範 囲 内 で 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 をする 場 合 においては その 制 限 は 適 用 しないことを 定 めています 第 1 号 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 が 基 準 時 の 敷 地 内 で 行 われ るもので かつ 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 後 における 容 積 率 及 び 建 蔽 率 が 基 準 時 の 敷 地 面 積 に 対 して 適 法 であること 第 2 号 増 築 後 の 既 存 不 適 格 部 分 の 床 面 積 の 合 計 が 基 準 時 のその 部 分 の1.2 倍 を 超 えないこと 第 3 号 既 存 不 適 格 の 事 由 が 原 動 機 の 出 力 機 械 の 台 数 又 は 容 器 等 の 容 量 による 場 合 は 増 築 後 において 基 準 時 のそれぞれの 原 動 機 の 出 力 機 械 の 台 数 又 は 容 量 の 合 計 の1.2 倍 を 超 えないこと 第 2 項 第 4 条 第 5 号 ( 建 築 物 の 壁 面 の 位 置 の 制 限 ) 同 条 第 6 号 ( 建 築 物 の 高 さの 制 限 ) 及 び 同 条 第 7 号 ( 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 )が 定 められている 計 画 地 区 の 既 存 不 適 格 建 築 物 について 次 に 掲 げる 範 囲 内 で 増 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 をする 場 合 においては その 制 限 は 適 用 しないことを 定 めています 第 1 号 増 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 が 基 準 時 の 敷 地 内 で 行 われるもの であること 第 2 号 増 築 の 部 分 が 第 4 条 第 5 号 ( 建 築 物 の 壁 面 の 位 置 の 制 限 ) 同 条 第 6 号 ( 建 築 物 の 高 さの 制 限 ) 及 び 同 条 第 7 号 ( 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 )を 受 ける 部 分 を 含 まないものであること すなわち 増 築 部 分 はこれらの 規 定 に 適 合 すること が 必 要 となる - 12 -
その 他 第 4 条 第 2 号 ( 建 築 物 の 容 積 率 の 最 高 限 度 )については 法 第 86 条 の7の 規 定 を 準 用 します ( 既 存 不 適 格 の 緩 和 は 一 部 あります ) 第 4 条 第 3 号 ( 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 )については 法 第 86 条 の7の 規 定 を 準 用 しますので 既 存 不 適 格 の 緩 和 はありません 第 4 条 第 4 号 ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 )についての 既 存 不 適 格 の 扱 いは 第 5 条 に 定 めています 第 4 条 第 8 号 ( 垣 又 は 柵 の 構 造 の 制 限 )についての 既 存 不 適 格 の 緩 和 はありま せん 用 途 変 更 について 第 4 条 第 1 号 ( 建 築 物 の 用 途 の 制 限 )の 規 定 が 定 められている 計 画 地 区 におけ る 既 存 不 適 格 建 築 物 の 用 途 のみを 変 更 する 場 合 においては 緩 和 はできません ( 法 第 87 条 第 3 項 ) 第 4 条 第 2 号 ( 建 築 物 の 最 高 限 度 ) 同 条 第 3 号 ( 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 ) 同 条 4 号 ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 ) 同 条 第 5 号 ( 建 築 物 の 壁 面 の 位 置 の 制 限 ) 同 条 第 6 号 ( 建 築 物 の 高 さの 制 限 ) 同 条 第 7 号 ( 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 ) 及 び 同 条 第 8 号 ( 垣 又 は 柵 の 構 造 の 制 限 )の 規 定 が 定 められている 計 画 地 区 における 既 存 不 適 格 建 築 物 の 用 途 を 変 更 する 場 合 緩 和 はできません ( 法 第 87 条 第 3 項 ) 増 築 改 築 大 規 模 の 修 繕 又 は 大 規 模 の 模 様 替 を 伴 う 用 途 を 変 更 する 場 合 は 本 条 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 によります ( 適 用 除 外 ) 第 9 条 この 条 例 の 規 定 は 次 に 掲 げる 建 築 物 及 びその 敷 地 については 適 用 しない (1) 市 長 が 公 益 上 必 要 な 建 築 物 及 びその 敷 地 で 用 途 上 又 は 構 造 上 やむを 得 ないと 認 めて 許 可 したもの (2) 市 長 が 当 該 地 区 計 画 の 目 標 等 に 照 らして 建 築 物 の 利 用 上 の 必 要 性 土 地 利 用 の 状 況 等 を 考 慮 し やむを 得 ないと 認 めて 許 可 した 建 築 物 およびその 敷 地 2 市 長 は 前 項 各 号 の 規 定 する 許 可 をする 場 合 においては あらかじめ 平 塚 市 建 築 審 査 会 に 諮 問 しなければならない 第 1 項 本 条 は 政 令 第 136 条 の2の5 第 12 項 の 規 定 により 市 長 がやむを 得 ないと 認 めて 許 可 したものに 対 して 本 条 例 における 適 用 除 外 の 規 定 を 定 めたものです 第 1 号 公 益 上 必 要 な 建 築 物 及 びその 敷 地 で 用 途 上 又 は 構 造 上 やむを 得 ないと 認 めて 許 可 したもの 第 2 号 当 該 地 区 計 画 の 目 標 等 に 照 らして 建 築 物 の 利 用 上 の 必 要 性 土 地 利 用 の 状 況 等 を 考 慮 し やむを 得 ないと 認 めて 許 可 した 建 築 物 及 びその 敷 地 第 2 項 市 長 は 許 可 をする 場 合 は 平 塚 市 建 築 審 査 会 に 意 見 を 求 めなければならないも のと 規 定 しています - 13 -
( 委 任 ) 第 10 条 この 条 例 の 施 行 に 関 し 必 要 な 事 項 は 市 長 が 別 に 定 める 本 条 は 本 条 例 の 施 行 の 際 必 要 となる 手 続 き 等 については 平 塚 市 建 築 基 準 法 施 行 細 則 によることを 定 めたものです ( 罰 則 ) 第 11 条 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 者 は 50 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する (1) 第 4 条 ( 同 条 第 1 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る )の 規 定 に 違 反 した 場 合 ( 次 号 に 規 定 する 場 合 を 除 く )における 当 該 建 築 物 の 建 築 主 (2) 建 築 物 を 建 築 した 後 に 当 該 建 築 物 の 敷 地 面 積 を 減 少 させたことにより 第 4 条 ( 同 条 第 4 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る )の 規 定 に 違 反 することとな った 場 合 における 当 該 建 築 物 の 敷 地 面 積 を 減 少 させた 者 (3) 第 4 条 ( 同 条 第 1 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 を 除 く )の 規 定 に 違 反 した 建 築 物 の 設 計 者 ( 設 計 図 書 を 用 いないで 工 事 を 施 工 し 又 は 設 計 図 書 に 従 わないで 工 事 を 施 工 した 場 合 においては 当 該 建 築 物 の 工 事 施 工 者 ) (4) 法 第 87 条 第 2 項 において 準 用 する 第 4 条 ( 同 条 第 1 号 に 掲 げる 事 項 についての 制 限 に 係 る 部 分 に 限 る )の 規 定 に 違 反 した 場 合 における 当 該 建 築 物 の 所 有 者 管 理 者 又 は 占 有 者 2 前 項 第 3 号 に 規 定 する 違 反 があった 場 合 において その 違 反 が 建 築 主 の 故 意 によるも のであるときは 当 該 設 計 者 又 は 工 事 施 工 者 を 罰 するほか 当 該 建 築 主 に 対 して 同 項 の 罰 金 刑 を 科 する 3 法 人 の 代 表 者 又 は 法 人 若 しくは 人 の 代 理 人 使 用 人 その 他 の 従 業 者 が その 法 人 又 は 人 の 業 務 に 関 し 前 2 項 の 違 反 行 為 をしたときは その 行 為 者 を 罰 するほか その 法 人 又 は 人 に 対 して 第 1 項 の 罰 金 刑 を 科 する 本 条 は この 条 例 の 義 務 違 反 に 対 して 一 定 の 刑 罰 を 科 すことにより この 条 例 の 実 効 性 を 確 保 するため 違 反 する 者 に 対 する 罰 則 を 規 定 したものです 第 1 項 法 第 106 条 の 規 定 により 罰 金 に 処 する 旨 の 規 定 を 設 けています この 条 例 にお ける 罰 金 の 上 限 額 は 法 の 上 限 である50 万 円 としています 第 1 号 第 4 条 第 1 号 ( 建 築 物 の 用 途 の 制 限 )に 違 反 した 建 築 主 ( 次 号 に 規 定 する 場 合 を 除 く ) を 対 象 に 罰 するものです 第 2 号 建 築 物 を 建 築 した 後 に 当 該 建 築 物 の 敷 地 面 積 を 減 少 させたことにより 第 4 条 第 4 号 ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 )の 規 定 に 違 反 することとなった 場 合 当 該 建 築 物 の 敷 地 面 積 を 減 少 させた 者 ( 例 えば 敷 地 の 所 有 者 管 理 者 又 は 占 有 者 等 )を 対 象 に 罰 するものです 第 3 号 第 4 条 第 2 号 ( 建 築 物 の 容 積 率 の 最 高 限 度 ) 同 条 第 3 号 ( 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 ) 同 条 第 4 号 ( 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 ) 同 条 第 5 号 ( 建 築 物 の 壁 面 の 位 置 の 制 限 ) 同 条 第 6 条 ( 建 築 物 の 高 さの 制 限 ) 同 条 第 7 号 ( 建 築 物 の 形 態 又 は 意 匠 の 制 限 ) 及 び 同 条 第 8 条 ( 垣 又 は 柵 の 構 造 の 制 限 )の 規 定 に 違 反 した 場 合 設 計 者 又 は 工 事 施 工 者 を 対 象 に 罰 するものです 第 4 号 法 第 87 条 第 2 項 の 規 定 により 建 築 物 の 用 途 の 変 更 する 場 合 は この 条 例 の 規 定 に 適 合 しなければなりません よって 第 4 条 第 1 号 ( 建 築 物 の 用 途 の 制 限 )の 規 定 に 違 反 した 場 合 当 該 建 築 物 の 敷 地 の 所 有 者 管 理 者 又 は 占 有 者 を - 14 -
対 象 に 罰 するものです 第 2 項 第 1 項 第 3 号 に 規 定 する 違 反 については 設 計 者 又 は 工 事 施 工 者 を 対 象 に 罰 す ることとしているが その 違 反 が 建 築 主 の 故 意 による 場 合 は 建 築 主 に 対 しても 同 様 の 刑 を 科 すこととしています 故 意 には 条 例 の 規 定 に 違 反 することを 知 らなくても 建 築 物 が 建 っている 実 態 を 確 認 している 場 合 も 含 まれます 第 3 項 事 業 主 の 業 務 に 関 してこの 条 例 の 違 反 行 為 を 行 った 場 合 実 際 に 違 反 行 為 をした 従 業 者 等 を 罰 するとともに 事 業 主 となる 法 人 又 は 個 人 も 罰 することを 規 定 したも のです この 条 例 の 規 定 については 現 実 の 行 為 者 が 義 務 者 であることはもちろんである が その 者 を 雇 った 事 業 主 にも 選 任 監 督 等 についても 過 失 があったものと 推 定 さ れるため 罰 することができるものとしています 事 業 主 は 必 要 な 注 意 等 を 尽 くしていたことを 証 明 できない 限 り 罰 金 刑 を 免 れ ません ( 附 則 ) この 条 例 は 平 成 20 年 7 月 1 日 から 施 行 する 本 条 例 の 施 行 日 を 定 めています ( 附 則 ) この 条 例 は 平 成 27 年 10 月 1 日 から 施 行 する ただし 第 11 条 第 1 項 の 改 正 規 定 は 平 成 28 年 1 月 1 日 から 施 行 する 本 条 例 の 一 部 改 正 の 施 行 日 を 定 めています 平 成 27 年 10 月 1 日 施 行 改 正 内 容 : 1 天 沼 地 区 を 追 加 しました 2 建 築 基 準 法 施 行 令 等 にて 漢 字 表 記 に 改 められた 建 蔽 率 勾 配 柵 を ひらがなから 漢 字 表 記 に 改 めました 平 成 28 年 1 月 1 日 施 行 改 正 内 容 : 1 罰 則 規 定 の 改 正 敷 地 の 最 低 限 度 に 係 る 罰 則 を 建 築 主 から 設 計 者 ( 設 計 図 書 を 用 いないで 施 工 した 場 合 等 は 工 事 施 工 者 建 築 主 の 故 意 によるものであるときは 建 築 主 にも 罰 せられる )に 改 めました 別 表 第 1 第 3 条 で 定 めている 地 区 整 備 計 画 区 域 を 掲 げています 別 表 第 2 第 4 条 で 定 めている 建 築 物 の 制 限 を 地 区 整 備 計 画 区 域 毎 及 び 計 画 地 区 ごとに 掲 げています - 15 -
( 備 考 ) 1 建 築 物 の 高 さには 棟 飾 防 火 壁 の 屋 上 突 出 部 その 他 これらに 類 する 屋 上 突 出 物 の 部 分 の 高 さ 及 び 階 段 室 昇 降 機 塔 装 飾 塔 物 見 塔 屋 窓 その 他 これらに 類 する 建 築 物 の 屋 上 部 分 の 水 平 投 影 面 積 の 合 計 が 当 該 建 築 物 の 建 築 面 積 の8 分 の1 以 内 の 場 合 に おけるその 部 分 の 高 さ(12メートルまで( 天 沼 地 区 の 住 宅 地 区 にあっては5メ ートルまで )の 部 分 に 限 る )は 算 入 しない 2 この 表 において 計 画 図 とは 都 市 計 画 法 第 14 条 第 1 項 に 規 定 する 計 画 図 をいう 1 建 築 物 の 高 さについては 法 施 行 令 第 2 条 により 扱 うものとします 2 計 画 図 は 本 解 説 の 巻 末 に 地 区 ごとに 掲 載 しています - 16 -