⑨持分法基準



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企業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について③・資本連結実務指針(その2)

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

23信託の会計処理に関する実務上の取扱い


4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

 

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表 doc

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

結 論 の 背 景 26 検 討 の 経 緯 26 自 己 株 式 の 会 計 処 理 及 び 表 示 29 自 己 株 式 の 取 得 及 び 保 有 29 自 己 株 式 の 処 分 34 自 己 株 式 の 消 却 44 自 己 株 式 の 処 分 及 び 消 却 時 の 帳 簿 価 額 の

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.


第316回取締役会議案

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

<重要な会計方針及び注記>

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

PowerPoint プレゼンテーション

< E95FB8CF689638AE98BC689FC90B390A CC8CA992BC82B582C982C282A282C E90E096BE8E9E8E9197BF2E786477>

Microsoft Word ETF・日経400ベア決算短信.doc


目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

連 結 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 ( 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 まで ) 項 目 株 主 資 本 ( 単 位 : 百 万 円 ) 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 株 主 資 本 合 計 当 連 結 会

平成28年11月期第3四半期決算短

連結計算書

定款  変更

第一部【証券情報】

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

<4D F736F F D E91E6318E6C94BC8AFA925A904D D838A815B8BA693AF8E9497BF2E646F63>

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則


連 結 注 記 表 ( 連 結 計 算 書 類 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 ) 1. 連 結 の 範 囲 に 関 する 事 項 (1) 連 結 子 会 社 の 数 3 社 連 結 子 会 社 の 名 称 株 式 会 社 ミック 株 式 会 社 モリワン 株 式 会 社 テッ

連 結 損 益 計 算 書 売 上 高 及 びその 他 の 営 業 収 入 営 業 費 用 売 上 原 価 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 研 究 開 発 費 営 業 費 用 合 計 営 業 利 益 営 業 外 収 益 ( 費 用 ) 受 取 利 息 支 払 利 息 営 業 外 収 益 (

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

<4D F736F F D F4390B3816A91E6358D DD8ED891CE8FC6955C82CC8F838E918E5982CC959482CC955C8EA682C98AD682B782E989EF8C768AEE8F E646F63>

連 結 注 記 表 1. 連 結 計 算 書 類 の 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 に 関 する 注 記 等 (1) 連 結 の 範 囲 に 関 する 事 項 1 連 結 子 会 社 の 数 及 び 名 称 連 結 子 会 社 の 数 0 社 連 結 子 会 社 の 名 称

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1


損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受

委 託 会 社 等 の 経 理 状 況 1. 委 託 会 社 の 財 務 諸 表 は 財 務 諸 表 等 の 用 語 様 式 及 び 作 成 方 法 に 関 する 規 則 ( 昭 和 38 年 大 蔵 省 令 第 59 号 )ならびに 同 規 則 第 2 条 の 規 定 に 基 づき 金 融 商 品

第1章 財務諸表

積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

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Microsoft PowerPoint - 基金制度

平成22年度

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益

1_2013BS(0414)

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の

連 結 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 (2015 年 6 月 1 日 から2016 年 5 月 31 日 まで) 株 主 資 本 ( 単 位 : 千 円 ) 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 株 主 資 本 合 計 当 期 首 残 高 2,049,318

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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(12) 配当所得の収入金額の収入すべき時期

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

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c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

別添資料

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平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

定款

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4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

損 益 計 算 書 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 鉄 道 事 業 営 業 収 益 99,036 営 業 費 75,997 営 業 利 益 23,039 そ の 他 の 事 業 営 業 収 益 7

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 有 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 1 社 ( 社 名 ) 株 式 会 社 CFSコーポレーション 除 外 - 社 ( 社 名 )

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Microsoft Word - 【第17期】有価証券報告書(課税上の取り扱い)

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Taro-匿名組合 151009 栄

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

Transcription:

企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 - 1 - 平 成 20 年 3 月 10 日 改 正 平 成 20 年 12 月 26 日 企 業 会 計 基 準 委 員 会 目 次 項 目 的 1 会 計 基 準 3 範 囲 3 用 語 の 定 義 4 会 計 処 理 6 持 分 法 の 適 用 範 囲 6 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 8 持 分 法 の 会 計 処 理 11 関 連 会 社 等 に 該 当 しなくなった 場 合 の 会 計 処 理 15 開 示 16 表 示 16 注 記 事 項 17 適 用 時 期 等 18 議 決 19 結 論 の 背 景 20 経 緯 20 範 囲 22 用 語 の 定 義 23 会 計 処 理 25 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 25 持 分 法 の 会 計 処 理 等 26 開 示 27 表 示 27 適 用 時 期 等 28 本 会 計 基 準 の 公 表 による 他 の 会 計 基 準 等 についての 修 正 29

目 的 1. 本 会 計 基 準 は 持 分 法 に 関 する 会 計 処 理 及 び 開 示 を 定 めることを 目 的 とする なお 持 分 法 の 会 計 処 理 及 び 開 示 並 びに 関 連 会 社 の 定 義 については 連 結 財 務 諸 表 原 則 ( 連 結 財 務 諸 表 原 則 注 解 を 含 む 以 下 同 じ ) 及 び 連 結 財 務 諸 表 制 度 における 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い ( 平 成 10 年 10 月 企 業 会 計 審 議 会 ) に 定 めがあるが 当 該 事 項 に 関 しては 本 会 計 基 準 が 優 先 して 適 用 される 2. 本 会 計 基 準 の 適 用 にあたっては 以 下 も 参 照 する 必 要 がある (1) 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 8 号 貸 借 対 照 表 の 純 資 産 の 部 の 表 示 に 関 する 会 計 基 準 等 の 適 用 指 針 (2) 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 22 号 連 結 財 務 諸 表 における 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 の 決 定 に 関 する 適 用 指 針 (3) 日 本 公 認 会 計 士 協 会 会 計 制 度 委 員 会 報 告 第 9 号 持 分 法 会 計 に 関 する 実 務 指 針 会 計 基 準 範 囲 3. 本 会 計 基 準 は 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 する 場 合 に 適 用 する なお 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 していないが 個 別 財 務 諸 表 において 持 分 法 を 適 用 して 算 定 された 財 務 情 報 に 係 る 注 記 を 行 う 場 合 には 本 会 計 基 準 による 用 語 の 定 義 4. 持 分 法 とは 投 資 会 社 が 被 投 資 会 社 の 資 本 及 び 損 益 のうち 投 資 会 社 に 帰 属 する 部 分 の 変 動 に 応 じて その 投 資 の 額 を 連 結 決 算 日 ごとに 修 正 する 方 法 をいう 4-2. 企 業 とは 会 社 及 び 会 社 に 準 ずる 事 業 体 をいい 会 社 組 合 その 他 これらに 準 ずる 事 業 体 ( 外 国 におけるこれらに 相 当 するものを 含 む )を 指 す 5. 関 連 会 社 とは 企 業 ( 当 該 企 業 が 子 会 社 を 有 する 場 合 には 当 該 子 会 社 を 含 む ) が 出 資 人 事 資 金 技 術 取 引 等 の 関 係 を 通 じて 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 の 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 えることができる 場 合 におけ る 当 該 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 をいう 5-2. 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 の 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 えることができる 場 合 とは 次 の 場 合 をいう ただし 財 務 上 又 は 営 業 上 若 し くは 事 業 上 の 関 係 からみて 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 の 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 えることができないことが 明 らかであると 認 められるとき は この 限 りでない (1) 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 ( 更 生 会 社 破 産 会 社 その 他 これらに 準 ずる 企 業 であって - 2 -

かつ 当 該 企 業 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 の 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 える ことができないと 認 められる 企 業 を 除 く 下 記 (2) 及 び(3)においても 同 じ )の 議 決 権 の 100 分 の 20 以 上 を 自 己 の 計 算 において 所 有 している 場 合 (2) 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 議 決 権 の 100 分 の 15 以 上 100 分 の 20 未 満 を 自 己 の 計 算 において 所 有 している 場 合 であって かつ 次 のいずれかの 要 件 に 該 当 する 場 合 1 役 員 若 しくは 使 用 人 である 者 又 はこれらであった 者 で 自 己 が 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 の 決 定 に 関 して 影 響 を 与 えることができ る 者 が 当 該 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 代 表 取 締 役 取 締 役 又 はこれらに 準 ずる 役 職 に 就 任 していること 2 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 に 対 して 重 要 な 融 資 ( 債 務 の 保 証 及 び 担 保 の 提 供 を 含 む )を 行 っていること 3 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 に 対 して 重 要 な 技 術 を 提 供 していること 4 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 との 間 に 重 要 な 販 売 仕 入 その 他 の 営 業 上 又 は 事 業 上 の 取 引 があること 5 その 他 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 の 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 えることができることが 推 測 される 事 実 が 存 在 すること (3) 自 己 の 計 算 において 所 有 している 議 決 権 ( 当 該 議 決 権 を 所 有 していない 場 合 を 含 む )と 自 己 と 出 資 人 事 資 金 技 術 取 引 等 において 緊 密 な 関 係 があることに より 自 己 の 意 思 と 同 一 の 内 容 の 議 決 権 を 行 使 すると 認 められる 者 及 び 自 己 の 意 思 と 同 一 の 内 容 の 議 決 権 を 行 使 することに 同 意 している 者 が 所 有 している 議 決 権 とを 合 わせて 子 会 社 以 外 の 他 の 企 業 の 議 決 権 の 100 分 の 20 以 上 を 占 めているときであっ て かつ 上 記 (2)の1から5までのいずれかの 要 件 に 該 当 する 場 合 会 計 処 理 持 分 法 の 適 用 範 囲 6. 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 については 原 則 として 持 分 法 を 適 用 する ただし 持 分 法 の 適 用 により 連 結 財 務 諸 表 に 重 要 な 影 響 を 与 えない 場 合 には 持 分 法 の 適 用 会 社 としないことができる 7. ( 削 除 ) 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 8. 持 分 法 の 適 用 に 際 しては 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 の 適 正 な 修 正 や 資 産 及 び 負 債 の 評 価 に 伴 う 税 効 果 会 計 の 適 用 等 原 則 として 連 結 子 会 社 の 場 合 と 同 様 の 処 理 を 行 う 9. 同 一 環 境 下 で 行 われた 同 一 の 性 質 の 取 引 等 について 投 資 会 社 (その 子 会 社 を 含 む ) 及 び 持 分 法 を 適 用 する 被 投 資 会 社 が 採 用 する 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 は 原 則 として 統 一 する - 3 -

10. 持 分 法 の 適 用 にあたっては 投 資 会 社 は 被 投 資 会 社 の 直 近 の 財 務 諸 表 を 使 用 する 投 資 会 社 と 被 投 資 会 社 の 決 算 日 に 差 異 があり その 差 異 の 期 間 内 に 重 要 な 取 引 又 は 事 象 が 発 生 しているときには 必 要 な 修 正 又 は 注 記 を 行 う 持 分 法 の 会 計 処 理 11. 投 資 会 社 の 投 資 日 における 投 資 とこれに 対 応 する 被 投 資 会 社 の 資 本 との 間 に 差 額 が ある 場 合 には 当 該 差 額 はのれん 又 は 負 ののれんとし のれんは 投 資 に 含 めて 処 理 す る 12. 投 資 会 社 は 投 資 の 日 以 降 における 被 投 資 会 社 の 利 益 又 は 損 失 のうち 投 資 会 社 の 持 分 又 は 負 担 に 見 合 う 額 を 算 定 して 投 資 の 額 を 増 額 又 は 減 額 し 当 該 増 減 額 を 当 期 純 利 益 の 計 算 に 含 める のれん( 又 は 負 ののれん)の 会 計 処 理 は 企 業 会 計 基 準 第 21 号 企 業 結 合 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 企 業 結 合 会 計 基 準 という ) 第 32 項 ( 又 は 第 33 項 )に 準 じて 行 う 13. 投 資 の 増 減 額 の 算 定 にあたっては 連 結 会 社 ( 親 会 社 及 び 連 結 される 子 会 社 )と 持 分 法 の 適 用 会 社 との 間 の 取 引 に 係 る 未 実 現 損 益 を 消 去 するための 修 正 を 行 う 14. 被 投 資 会 社 から 配 当 金 を 受 け 取 った 場 合 には 当 該 配 当 金 に 相 当 する 額 を 投 資 の 額 から 減 額 する 関 連 会 社 等 に 該 当 しなくなった 場 合 の 会 計 処 理 15. 関 連 会 社 に 対 する 投 資 の 売 却 等 により 被 投 資 会 社 が 関 連 会 社 に 該 当 しなくなった 場 合 には 連 結 財 務 諸 表 上 残 存 する 当 該 被 投 資 会 社 に 対 する 投 資 は 個 別 貸 借 対 照 表 上 の 帳 簿 価 額 をもって 評 価 する なお 持 分 法 の 適 用 対 象 となる 非 連 結 子 会 社 に 対 する 投 資 の 売 却 等 により 当 該 被 投 資 会 社 が 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 該 当 しなくなった 場 合 には 上 記 に 準 じて 処 理 する 開 示 表 示 16. 連 結 財 務 諸 表 上 持 分 法 による 投 資 損 益 は 営 業 外 収 益 又 は 営 業 外 費 用 の 区 分 に 一 括 して 表 示 する 注 記 事 項 17. 連 結 財 務 諸 表 には 次 の 事 項 を 注 記 する (1) 持 分 法 を 適 用 した 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 に 関 する 事 項 及 びこれらに 重 要 な 変 更 があったときは その 旨 及 びその 理 由 (2) 持 分 法 の 適 用 の 手 続 について 特 に 記 載 する 必 要 があると 認 められる 事 項 がある 場 合 には その 内 容 - 4 -

適 用 時 期 等 18. 平 成 20 年 3 月 に 公 表 された 本 会 計 基 準 ( 以 下 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 という ) は 平 成 22 年 4 月 1 日 以 後 開 始 する 連 結 会 計 年 度 及 び 事 業 年 度 から 適 用 する ただし 平 成 22 年 3 月 31 日 以 前 に 開 始 する 連 結 会 計 年 度 及 び 事 業 年 度 から 適 用 することがで きる 18-2. 平 成 20 年 12 月 に 改 正 された 本 会 計 基 準 ( 以 下 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 と いう )は 平 成 22 年 4 月 1 日 以 後 実 施 される 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 係 る 会 計 処 理 から 適 用 する ただし 平 成 21 年 4 月 1 日 以 後 開 始 する 連 結 会 計 年 度 において 最 初 に 実 施 される 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 係 る 会 計 処 理 から 適 用 することができる こ の 場 合 企 業 結 合 会 計 基 準 企 業 会 計 基 準 第 22 号 連 結 財 務 諸 表 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 連 結 会 計 基 準 という ) 企 業 会 計 基 準 第 23 号 研 究 開 発 費 等 に 係 る 会 計 基 準 の 一 部 改 正 及 び 平 成 20 年 に 改 正 された 企 業 会 計 基 準 第 7 号 事 業 分 離 等 に 関 する 会 計 基 準 についても 適 用 する なお 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 適 用 初 年 度 においては 会 計 基 準 の 変 更 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 として 取 り 扱 う ただし 会 計 方 針 の 変 更 による 影 響 額 の 注 記 は 要 しない また 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 適 用 前 に 実 施 された 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 係 る 会 計 処 理 についての 従 前 の 取 扱 いは 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 適 用 後 においても 継 続 し 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 適 用 日 における 会 計 処 理 の 見 直 し 及 び 遡 及 的 な 処 理 は 行 わない 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 していないが 個 別 財 務 諸 表 において 持 分 法 を 適 用 して 算 定 さ れた 財 務 情 報 に 係 る 注 記 を 行 っている 場 合 も 同 様 とする 議 決 19. 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 は 第 147 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 に 出 席 した 委 員 13 名 全 員 の 賛 成 により 承 認 された なお 出 席 した 委 員 は 以 下 のとおりである 西 川 郁 生 ( 委 員 長 ) 逆 瀬 重 郎 ( 副 委 員 長 ) 新 井 武 広 石 井 健 明 石 原 秀 威 川 北 英 隆 小 宮 山 賢 坂 本 道 美 中 村 亮 一 - 5 -

野 村 嘉 浩 平 松 一 夫 山 田 浩 史 米 家 正 三 19-2. 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 は 第 168 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 に 出 席 した 委 員 12 名 全 員 の 賛 成 により 承 認 された なお 出 席 した 委 員 は 以 下 のとおりである 西 川 郁 生 ( 委 員 長 ) 逆 瀬 重 郎 ( 副 委 員 長 ) 新 井 武 広 石 井 健 明 石 原 秀 威 川 北 英 隆 小 宮 山 賢 中 村 亮 一 野 村 嘉 浩 平 松 一 夫 万 代 勝 信 山 田 浩 史 - 6 -

結 論 の 背 景 経 緯 ( 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 の 公 表 ) 20. 持 分 法 に 関 する 会 計 処 理 については 企 業 会 計 審 議 会 が 昭 和 50 年 6 月 に 公 表 した 連 結 財 務 諸 表 の 制 度 化 に 関 する 意 見 書 及 び 連 結 財 務 諸 表 原 則 において 連 結 子 会 社 の 会 計 処 理 と 併 せる 形 で 取 扱 いが 定 められた 同 審 議 会 は 平 成 9 年 6 月 に 従 来 の 個 別 情 報 を 中 心 としたディスクロージャーから 連 結 情 報 を 中 心 とするディスクロー ジャーへ 転 換 を 図 ることとする 連 結 財 務 諸 表 制 度 の 見 直 しに 関 する 意 見 書 及 び 改 訂 連 結 財 務 諸 表 原 則 ( 以 下 連 結 原 則 という )を 公 表 し 連 結 範 囲 の 見 直 し 等 の 連 結 子 会 社 に 関 する 取 扱 いの 改 正 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 や 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 してい ない 会 社 における 持 分 法 損 益 の 注 記 等 といった 持 分 法 に 関 連 する 取 扱 いの 改 正 を 行 っ た 21. これまで 連 結 原 則 においては 親 会 社 及 び 子 会 社 の 会 計 処 理 については 原 則 とし て 統 一 するとされているものの 投 資 会 社 及 び 持 分 法 を 適 用 する 関 連 会 社 ( 以 下 持 分 法 適 用 関 連 会 社 という )については 統 一 すべきか 否 かが 明 示 されていないため 原 則 として 統 一 することが 望 ましいと 解 されてきた また 持 分 法 の 適 用 対 象 となる 非 連 結 子 会 社 についても 必 ずしも 統 一 することを 要 しないと 考 えられてきた しかしながら 当 委 員 会 では 会 計 基 準 の 国 際 的 なコンバージェンスを 進 めるにあ たり 持 分 法 の 適 用 対 象 となる 非 連 結 子 会 社 や 持 分 法 適 用 関 連 会 社 の 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 について 従 来 の 取 扱 いの 見 直 しに 関 する 審 議 を 行 った 審 議 の 結 果 連 結 子 会 社 と 同 様 にこれを 原 則 として 統 一 することとし これに 伴 って 国 際 的 な 会 計 基 準 と 同 様 に 持 分 法 に 関 する 会 計 処 理 等 に 係 る 取 扱 いを 連 結 原 則 とは 別 の 会 計 基 準 とし て 整 備 することとした 公 開 草 案 を 平 成 19 年 11 月 に 公 表 し 広 く 意 見 を 求 めた 当 委 員 会 では 寄 せられた 意 見 を 参 考 にしてさらに 審 議 を 行 い 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 を 公 表 することとした ( 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 公 表 ) 21-2. 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 の 公 表 後 当 委 員 会 では 国 際 的 な 動 向 に 鑑 み 平 成 20 年 12 月 に 企 業 結 合 会 計 基 準 を 改 正 し また 連 結 会 計 基 準 を 公 表 したが これに 関 連 して 本 会 計 基 準 についても 次 の 項 目 を 中 心 に 改 正 を 行 うこととした 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 は 平 成 20 年 6 月 に 公 表 した 公 開 草 案 に 対 して 一 般 から 寄 せられた 意 見 を 参 考 にしつつ 審 議 を 重 ね 公 開 草 案 の 内 容 を 一 部 修 正 した 上 で 公 表 するものである (1) 関 連 会 社 は 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 以 外 に 連 結 財 務 諸 表 制 度 における 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い において 定 義 が 設 けられ ていたが 連 結 会 計 基 準 において 親 会 社 及 び 子 会 社 の 定 義 を 見 直 すことと - 7 -

したことに 伴 い 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 でもこの 定 義 を 見 直 すこととした( 第 5 項 及 び 第 5-2 項 参 照 ) (2) 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 において 規 則 的 に 償 却 することとされていた 負 ののれんに ついて 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 では 今 後 企 業 結 合 会 計 基 準 に 準 じて 会 計 処 理 することとした( 第 12 項 参 照 ) この 結 果 負 ののれんが 生 じると 見 込 まれる 場 合 には 被 投 資 会 社 の 資 産 及 び 負 債 の 把 握 並 びにそれらに 対 する 取 得 原 価 の 配 分 が 適 切 に 行 われているかどうかを 見 直 し 見 直 しを 行 っても なお 生 じた 負 ののれ んは 当 該 負 ののれんが 生 じた 事 業 年 度 の 利 益 として 処 理 されることとなる 範 囲 22. 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 していないが 個 別 財 務 諸 表 において 持 分 法 を 適 用 して 算 定 さ れた 財 務 情 報 に 係 る 注 記 を 行 う 場 合 には 本 会 計 基 準 によることとなる( 第 3 項 なお 書 き 参 照 ) したがって 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 していない 会 社 において 関 連 会 社 へ の 投 資 に 対 して 持 分 法 を 適 用 した 場 合 の 投 資 の 金 額 及 び 投 資 利 益 又 は 投 資 損 失 の 金 額 等 の 注 記 については 本 会 計 基 準 の 定 めが 適 用 されることとなる 点 に 留 意 が 必 要 であ る 用 語 の 定 義 23. 関 連 会 社 の 範 囲 については 投 資 会 社 が 直 接 間 接 に 議 決 権 の 一 定 以 上 ( 例 えば 100 分 の 20 以 上 )を 所 有 しているかどうかにより 判 定 を 行 う 持 株 基 準 と 実 質 的 な 影 響 力 の 有 無 に 基 づいて 判 定 を 行 う 影 響 力 基 準 の 考 え 方 があるが 持 株 基 準 によると 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 えることができると 認 められる 場 合 であっても 議 決 権 の 所 有 割 合 が 一 定 未 満 であるときは 関 連 会 社 に 該 当 せず 持 分 法 が 適 用 されないこととなる このため 連 結 原 則 は 関 連 会 社 の 判 定 基 準 として 会 社 ( 当 該 会 社 が 子 会 社 を 有 す る 場 合 には 当 該 子 会 社 を 含 む )が 子 会 社 以 外 の 他 の 会 社 の 財 務 及 び 営 業 又 は 事 業 の 方 針 決 定 に 対 して 重 要 な 影 響 を 与 えることができるかどうかという 観 点 から 判 定 を 行 う 影 響 力 基 準 を 導 入 していた 本 会 計 基 準 でも このような 従 来 の 取 扱 いを 踏 襲 し た 取 扱 いを 定 めている( 第 5 項 参 照 ) 24. ( 削 除 ) 会 計 処 理 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 ( 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 の 統 一 ) 25. 連 結 原 則 では 持 分 法 を 適 用 するにあたり 投 資 会 社 及 び 被 投 資 会 社 の 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 については 統 一 すべきか 否 かが 明 示 されていなかったが 本 会 計 基 準 では - 8 -

同 一 環 境 下 で 行 われた 同 一 の 性 質 の 取 引 等 について 投 資 会 社 及 び 被 投 資 会 社 が 採 用 する 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 は 連 結 子 会 社 の 場 合 と 同 様 に これを 原 則 として 統 一 することとした 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 の 統 一 が 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 上 で 行 われ ていない 場 合 には 持 分 法 の 適 用 に 際 して これを 統 一 するための 修 正 を 行 うことと なる なお 連 結 会 計 基 準 では 親 会 社 及 び 子 会 社 の 会 計 処 理 の 統 一 にあたり より 合 理 的 な 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 を 選 択 すべきであり 親 会 社 の 会 計 処 理 を 子 会 社 の 会 計 処 理 に 合 わせる 場 合 も 考 えられるとされているため 投 資 会 社 の 会 計 処 理 をその 連 結 子 会 社 の 会 計 処 理 に 合 わせている 場 合 には 被 投 資 会 社 の 会 計 処 理 についても 当 該 連 結 子 会 社 に 合 わせることとなる( 第 9 項 参 照 ) 持 分 法 の 会 計 処 理 等 ( 重 要 性 の 原 則 の 適 用 ) 26. 持 分 法 の 適 用 に 際 しては 重 要 性 の 原 則 が 適 用 されることとなる したがって 持 分 法 のための 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 の 修 正 投 資 会 社 及 び 持 分 法 を 適 用 する 被 投 資 会 社 が 採 用 する 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 の 統 一 のれんの 処 理 未 実 現 損 益 の 消 去 等 に 関 して 重 要 性 が 乏 しいものについては これらの 修 正 又 は 処 理 等 を 行 わないことが できる ( 投 資 と 資 本 の 差 額 の 会 計 処 理 ) 26-2. 持 分 法 の 適 用 に 際 しては 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 について 原 則 として 連 結 子 会 社 の 場 合 と 同 様 の 処 理 を 行 うものとされている( 第 8 項 参 照 ) ただし 連 結 会 計 基 準 の 公 表 により 時 価 により 評 価 する 子 会 社 の 資 産 及 び 負 債 の 範 囲 については 少 数 株 主 持 分 に 相 当 する 部 分 を 含 めてすべてを 時 価 評 価 する 方 法 ( 全 面 時 価 評 価 法 )のみに することとされたが 持 分 法 適 用 関 連 会 社 については 投 資 会 社 の 持 分 に 相 当 する 部 分 に 限 定 する 方 法 ( 部 分 時 価 評 価 法 )により これまでと 同 様 に 原 則 として 投 資 日 ごとに 当 該 日 における 時 価 によって 評 価 する 26-3. 持 分 法 適 用 関 連 会 社 に 対 する 投 資 が 段 階 的 に 行 われている 場 合 には これまでと 同 様 に 原 則 として 投 資 日 ごとの 原 価 とこれに 対 応 する 被 投 資 会 社 の 資 本 との 差 額 は のれん 又 は 負 ののれんとして 処 理 することとなる( 第 11 項 参 照 ) なお 各 投 資 日 後 に 生 じた 持 分 法 適 用 関 連 会 社 の 利 益 剰 余 金 のうち 当 該 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 対 応 す る 部 分 は 投 資 会 社 の 利 益 剰 余 金 として 処 理 することとなる 開 示 表 示 27. 連 結 原 則 では 持 分 法 による 投 資 損 益 については 投 資 に 係 る 損 益 であるため 一 - 9 -

括 して 営 業 外 損 益 の 区 分 に 表 示 し 経 常 損 益 に 反 映 させることとしていた 本 会 計 基 準 でも このような 従 来 の 取 扱 いを 踏 襲 している( 第 16 項 参 照 ) なお 持 分 法 を 適 用 する 被 投 資 会 社 に 係 るのれんの 当 期 償 却 額 及 び 減 損 処 理 額 並 びに 負 ののれんについ ても 持 分 法 による 投 資 損 益 に 含 めて 表 示 することに 留 意 する 適 用 時 期 等 28. 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 は 第 21 項 で 述 べたとおり 持 分 法 に 関 する 会 計 処 理 等 に 係 る 取 扱 いを 連 結 原 則 とは 別 の 会 計 基 準 とするために 整 備 されたものであり 連 結 原 則 に 定 められていた 持 分 法 に 関 する 会 計 処 理 及 び 開 示 の 定 めを 原 則 としてそのまま 踏 襲 している したがって 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 の 適 用 により 原 則 として 新 たな 会 計 処 理 又 は 表 示 方 法 の 採 用 が 強 制 されることはないが 第 9 項 の 定 めにより 被 投 資 会 社 の 会 計 処 理 の 原 則 及 び 手 続 を 投 資 会 社 と 統 一 するために 変 更 する 場 合 は 会 計 基 準 の 変 更 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 にあたることに 留 意 が 必 要 である 28-2. 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 では 企 業 結 合 会 計 基 準 の 改 正 及 び 連 結 会 計 基 準 の 公 表 を 受 けて 関 連 会 社 の 定 義 及 び 負 ののれんの 会 計 処 理 の 改 正 を 行 っている これら の 改 正 後 の 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 を 適 用 する 場 合 には 前 項 と 同 様 会 計 基 準 の 変 更 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 にあたることに 留 意 が 必 要 である ただし この 場 合 で あっても 企 業 結 合 会 計 基 準 及 び 連 結 会 計 基 準 と 同 様 に 会 計 方 針 の 変 更 による 影 響 額 の 注 記 は 要 しないものとした( 第 18-2 項 参 照 ) 28-3. 第 18-2 項 における 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 係 る 会 計 処 理 には 負 ののれん( 追 加 取 得 の 結 果 生 じたものを 含 む )の 会 計 処 理 ( 第 12 項 参 照 )が 含 まれ ることに 留 意 が 必 要 である 28-4. 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 は 国 際 的 な 動 向 に 鑑 み 企 業 結 合 会 計 基 準 の 改 正 及 び 連 結 会 計 基 準 の 公 表 に 合 わせて 新 たな 取 扱 いを 定 めたものであるため 第 18-2 項 た だし 書 きの 適 用 は 企 業 結 合 会 計 基 準 等 を 平 成 21 年 4 月 1 日 以 後 開 始 する 連 結 会 計 年 度 及 び 事 業 年 度 において 最 初 に 実 施 される 企 業 結 合 等 から 適 用 した 場 合 に 行 うものと した 28-5. 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 適 用 初 年 度 において 連 結 会 計 年 度 の 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 係 る 会 計 処 理 が 当 該 連 結 会 計 年 度 を 構 成 する 中 間 又 は 四 半 期 連 結 会 計 期 間 における 会 計 処 理 と 異 なることとなる 場 合 であっても いわゆる 中 間 又 は 四 半 期 年 度 の 首 尾 一 貫 性 が 保 持 されていない 場 合 には 該 当 しない ただし 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 の 適 用 日 の 前 後 において 経 済 的 に 同 一 の 事 象 と 考 えられる 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 に 対 する 投 資 に 係 る 会 計 処 理 が 同 一 連 結 会 計 年 度 ( 又 は 同 一 中 間 若 しくは 四 半 期 連 結 会 計 期 間 ) 内 に 行 われており かつ 適 用 される 会 計 処 理 が 異 なる 場 合 には 会 計 処 理 の 相 違 が 重 要 なものについて その 旨 及 びその 内 容 を 追 加 情 報 として 連 結 財 務 諸 表 に 注 記 することが 適 当 である - 10 -

本 会 計 基 準 の 公 表 による 他 の 会 計 基 準 等 についての 修 正 29. 平 成 20 年 3 月 会 計 基 準 の 公 表 に 伴 い 当 委 員 会 が 公 表 した 会 計 基 準 等 については 次 の 修 正 を 行 う( 下 線 は 追 加 部 分 取 消 線 は 削 除 部 分 を 示 す ) (1) ( 削 除 ) (2) 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 6 号 固 定 資 産 の 減 損 に 係 る 会 計 基 準 の 適 用 指 針 第 94 項 第 1 段 落 持 分 法 の 適 用 において 投 資 会 社 の 投 資 日 における 投 資 と これに 対 応 する 持 分 法 適 用 会 社 の 資 本 との 間 の 差 額 ( 以 下 持 分 法 適 用 会 社 に 関 するのれん とい う )は 関 連 会 社 株 式 などの 投 資 に 含 められ 連 結 子 会 社 に 関 するのれんと 同 様 に 処 理 されている( 連 結 財 務 諸 表 原 則 注 解 17 3(1) 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 第 11 項 及 び 会 計 制 度 委 員 会 報 告 第 9 号 持 分 法 に 関 する 実 務 指 針 第 9 項 参 照 ) ( 以 下 略 ) (3) 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 8 号 貸 借 対 照 表 の 純 資 産 の 部 の 表 示 に 関 する 会 計 基 準 等 の 適 用 指 針 1 第 2 項 (2) 連 結 財 務 諸 表 原 則 ( 以 下 連 結 原 則 という ) 及 び 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 持 分 法 会 計 基 準 という )の 適 用 指 針 の 一 部 として 資 本 連 結 における 子 会 社 の 資 本 及 び 持 分 法 の 適 用 における 被 投 資 会 社 の 資 本 2 第 14 項 ( 前 略 )また 新 株 予 約 権 や 少 数 株 主 持 分 繰 延 ヘッジ 損 益 を 純 資 産 の 部 に 記 載 することとしたことから 本 適 用 指 針 では 連 結 原 則 持 分 法 会 計 基 準 や 外 貨 基 準 の 適 用 指 針 の 一 部 として 資 本 連 結 における 子 会 社 の 資 本 及 び 持 分 法 の 適 用 における 被 投 資 会 社 の 資 本 ( 第 5 項 及 び 第 6 項 参 照 )や 在 外 子 会 社 等 の 純 資 産 の 換 算 ( 第 7 項 参 照 )についても 明 確 にしている 3 第 24 項 持 分 法 の 適 用 に 際 しては 被 投 資 会 社 の 財 務 諸 表 について 原 則 として 連 結 子 会 社 の 場 合 と 同 様 の 処 理 を 行 うものとする( 連 結 原 則 注 解 ( 注 解 17) 持 分 法 会 計 基 準 第 8 項 )とされている このため 被 投 資 会 社 の 資 本 は 第 5 項 に 準 じ 被 投 資 会 社 の 貸 借 対 照 表 上 の 純 資 産 の 部 における 株 主 資 本 及 び 評 価 換 算 差 額 等 を 基 礎 とし 被 投 資 会 社 の 資 産 及 び 負 債 の 評 価 差 額 を 加 減 した 額 (ただし それぞ れ 税 効 果 会 計 適 用 後 )となる( 第 6 項 参 照 ) - 11 -

(4) ( 削 除 ) (5) 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 15 号 一 定 の 特 別 目 的 会 社 に 係 る 開 示 に 関 する 適 用 指 針 第 10 項 連 結 財 務 諸 表 を 作 成 するにあたっては 企 業 集 団 の 財 政 状 態 及 び 経 営 成 績 に 関 す る 利 害 関 係 者 の 判 断 を 誤 らせない 限 り 連 結 の 範 囲 や 持 分 法 の 適 用 範 囲 の 決 定 等 に 関 して 重 要 性 の 原 則 が 適 用 される( 連 結 原 則 注 解 ( 注 解 1) 並 びに 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 第 6 項 及 び 第 26 項 ) このため 開 示 対 象 特 別 目 的 会 社 の 開 示 についても 連 結 の 範 囲 等 に 係 る 重 要 性 が 乏 しいものと 同 程 度 のものは 重 要 性 が 乏 しいものとして 注 記 を 省 略 することができる( 第 3 項 参 照 ) ( 以 下 略 ) (6) 実 務 対 応 報 告 第 15 号 排 出 量 取 引 の 会 計 処 理 に 関 する 当 面 の 取 扱 い 1 3(2)また 書 き また 出 資 先 が 子 会 社 又 は 関 連 会 社 に 該 当 する 場 合 には 連 結 財 務 諸 表 上 連 結 財 務 諸 表 原 則 及 び 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 持 分 法 会 計 基 準 という )に 従 って 連 結 又 は 持 分 法 により 会 計 処 理 する ( 以 下 略 ) 2 4(2) 専 ら 第 三 者 に 販 売 する 目 的 で 取 得 する 場 合 (3(2) 参 照 )と 同 様 に 当 該 出 資 は 個 別 財 務 諸 表 上 金 融 商 品 会 計 基 準 に 従 って 会 計 処 理 し また 出 資 先 が 子 会 社 又 は 関 連 会 社 に 該 当 する 場 合 には 連 結 財 務 諸 表 上 連 結 財 務 諸 表 原 則 及 び 持 分 法 会 計 基 準 に 従 って 連 結 又 は 持 分 法 により 会 計 処 理 する ( 以 下 略 ) (7) 実 務 対 応 報 告 第 20 号 投 資 事 業 組 合 に 対 する 支 配 力 基 準 及 び 影 響 力 基 準 の 適 用 に 関 する 実 務 上 の 取 扱 い 目 的 第 1 段 落 企 業 会 計 審 議 会 から 平 成 9 年 6 月 に 公 表 された 連 結 財 務 諸 表 制 度 の 見 直 しに 関 する 意 見 書 及 び 連 結 財 務 諸 表 原 則 ( 以 下 連 結 原 則 という )では 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 判 定 基 準 として 支 配 力 基 準 及 び 影 響 力 基 準 を 導 入 している( 関 連 会 社 の 判 定 基 準 については 平 成 20 年 3 月 に 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 持 分 法 会 計 基 準 という )が 公 表 されている ) また 平 成 10 年 10 月 に 公 表 された 連 結 財 務 諸 表 制 度 における 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い ( 以 下 子 会 社 等 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い という また これと 連 結 原 則 及 び 持 分 法 会 計 基 準 とを 合 わせて 連 結 原 則 等 と いう ) 一 及 び 二 では その 範 囲 を 会 社 組 合 その 他 これらに 準 ずる 事 業 体 ( 外 国 の - 12 -

法 令 に 準 拠 して 設 立 されたものを 含 む )としている ( 以 下 略 ) (8) 実 務 対 応 報 告 第 21 号 有 限 責 任 事 業 組 合 及 び 合 同 会 社 に 対 する 出 資 者 の 会 計 処 理 に 関 する 実 務 上 の 取 扱 い 1 目 的 第 2 段 落 有 限 責 任 事 業 組 合 や 合 同 会 社 への 会 計 処 理 は 他 の 事 業 体 への 出 資 と 同 様 に 企 業 会 計 審 議 会 から 公 表 された 連 結 財 務 諸 表 原 則 ( 以 下 連 結 原 則 という ) ( 持 分 法 の 会 計 処 理 については 平 成 20 年 3 月 に 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 持 分 法 会 計 基 準 という )が 公 表 されている )や 当 委 員 会 が 公 表 した 企 業 会 計 基 準 第 10 号 金 融 商 品 に 関 する 会 計 基 準 に 基 づいて 行 われることとなる 本 実 務 対 応 報 告 では 現 行 の 会 計 基 準 等 に 基 づくこれらの 事 業 体 への 出 資 の 取 扱 いについて 明 確 にすることとした 2 Q2 の A 第 1 段 落 企 業 会 計 審 議 会 から 平 成 9 年 6 月 に 公 表 された 連 結 財 務 諸 表 制 度 の 見 直 しに 関 する 意 見 書 第 二 部 二 1 及 び 持 分 法 会 計 基 準 第 5 項 では 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 には 会 社 のほか 会 社 に 準 ずる 事 業 体 が 含 まれるものとされ また 平 成 10 年 10 月 に 公 表 された 連 結 財 務 諸 表 制 度 における 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い 一 及 び 二 では その 範 囲 を 会 社 組 合 その 他 これらに 準 ずる 事 業 体 ( 外 国 の 法 令 に 準 拠 して 設 立 されたものを 含 む )として いる 3 Q4のA 合 同 会 社 は 他 の 持 分 会 社 と 同 様 に 会 社 法 第 2 条 第 1 号 に 定 める 会 社 であり 子 会 社 又 は 関 連 会 社 に 該 当 するかどうかについては 支 配 力 基 準 又 は 影 響 力 基 準 によって 判 定 することとなる この 際 合 同 会 社 については 原 則 として 株 式 会 社 のように 出 資 者 が 業 務 執 行 者 を 選 任 するのではなく 意 思 決 定 を 行 う 出 資 者 が 業 務 執 行 の 決 定 も 直 接 行 うことから 株 式 会 社 における 議 決 権 を 想 定 している 連 結 原 則 又 は 持 分 法 会 計 基 準 を 合 同 会 社 に 適 用 する 場 合 には 基 本 的 には 業 務 執 行 の 権 限 を 用 いることによって 当 該 合 同 会 社 に 対 する 支 配 力 又 は 影 響 力 を 判 断 す ることが 適 当 である ( 中 略 ) また 連 結 上 の 会 計 処 理 は 株 式 会 社 と 同 様 に 連 結 原 則 又 は 持 分 法 会 計 基 準 に 従 って 行 われることとなるが 出 資 比 率 と 異 なる 損 益 分 配 を 行 うことを 定 めた 場 合 ( 会 社 法 第 622 条 )には 有 限 責 任 事 業 組 合 の 場 合 と 同 様 に 当 該 損 益 分 配 の 比 率 を 考 慮 のうえ 損 益 の 持 分 相 当 額 を 調 整 することに 留 意 する 必 要 がある - 13 -

30. 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 により 当 委 員 会 が 公 表 した 実 務 対 応 報 告 第 23 号 信 託 の 会 計 処 理 に 関 する 実 務 上 の 取 扱 い Q2 の A3( 受 益 者 が 複 数 である 金 銭 の 信 託 が 子 会 社 及 び 関 連 会 社 と 判 定 される 場 合 )また 書 きについては 次 の 修 正 を 行 う( 下 線 は 追 加 部 分 取 消 線 は 削 除 部 分 を 示 す) また 子 会 社 等 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い 二 2 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 持 分 法 会 計 基 準 という ) 第 5-2 項 で 示 す 他 の 会 社 等 企 業 の 議 決 権 を 信 託 における 受 益 者 の 議 決 権 と 読 み 替 えて 子 会 社 等 の 範 囲 の 見 直 しに 係 る 具 体 的 な 取 扱 い 二 2 持 分 法 会 計 基 準 第 5-2 項 の 会 社 企 業 に 該 当 することとなる 受 益 者 は 当 該 信 託 を 関 連 会 社 として 取 り 扱 うこととなる なお 次 の 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 及 び 実 務 対 応 報 告 については 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 及 びその 他 の 会 計 基 準 等 の 公 表 に 伴 う 改 正 を 別 途 行 うことが 予 定 されてい るため 平 成 20 年 12 月 改 正 会 計 基 準 による 修 正 の 対 象 とはしていない 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 22 号 連 結 財 務 諸 表 における 子 会 社 及 び 関 連 会 社 の 範 囲 の 決 定 に 関 する 適 用 指 針 実 務 対 応 報 告 第 20 号 投 資 事 業 組 合 に 対 する 支 配 力 基 準 及 び 影 響 力 基 準 の 適 用 に 関 する 実 務 上 の 取 扱 い 実 務 対 応 報 告 第 21 号 有 限 責 任 事 業 組 合 及 び 合 同 会 社 に 対 する 出 資 者 の 会 計 処 理 に 関 する 実 務 上 の 取 扱 い 以 上 - 14 -