4 納 税 に 困 ったら 納 税 の 猶 予 の 申 請 を 10の 対 策 4 1) 納 税 の 見 通 しが 立 たない 時 は 積 極 的 に 納 税 ( 徴 収 )の 猶 予 の 申 請 書 を 提 出 しよう いつでも 出 来 ます 申 請 書 の 受 け 取 りを 拒 否 はできません



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Transcription:

滞 納 整 理 に 対 する 対 策 と 法 的 根 拠 埼 商 連 税 対 部 1 たとえ 滞 納 者 であっても 権 利 があります 10の 対 策 1 憲 法 11 条 ( 基 本 的 人 権 ) 13 条 ( 個 人 の 幸 福 ) 14 条 ( 法 の 下 の 平 等 ) から 滞 納 していても 人 権 は 保 障 され 差 別 される 事 なく 個 人 として 尊 重 され 幸 せに 生 きる 権 利 はあります 当 然 生 存 権 は 優 先 されます 憲 法 25 条 ( 生 存 権 ) 29 条 ( 財 産 権 )から その 滞 納 処 分 によって 滞 納 者 の 生 存 権 を 否 定 し 営 業 権 を 侵 害 する 処 分 はできません そもそも 担 税 力 を 超 えている 税 制 を 糾 さなければなりません 税 制 は 応 能 負 担 累 進 課 税 の 原 則 生 活 費 には 課 税 しないという 原 則 が 守 られて いません 2 滞 納 を 恥 じない 放 置 しない 10の 対 策 2 滞 納 すると 自 分 が 悪 い 恥 ずかしい と 思 いがちで 督 促 状 も 放 置 しがち です 支 部 役 員 か 民 商 に 必 ず 連 絡 をしましょう 国 税 徴 収 法 や 地 方 税 法 税 金 が 納 付 期 限 までに 納 められない 時 は 滞 納 処 分 のための 法 律 があります 国 税 徴 収 法 では 督 促 状 が 発 行 して 10 日 後 には 差 し 押 さえができます( 徴 収 法 47 条 ) 徴 収 官 は 滞 納 者 の 資 産 状 況 把 握 の 権 限 があり 財 産 価 値 が 高 く すぐに 換 価 ( 現 金 化 )できる 預 金 給 与 売 掛 金 生 命 保 険 などを 差 押 える 傾 向 にあります 3 滞 納 したときは 納 税 の 緩 和 制 度 を 活 用 10の 対 策 3 税 金 の 納 付 や 徴 収 を 緩 和 する 制 度 納 税 緩 和 措 置 があります この 制 度 は 納 税 者 の 事 業 を 継 続 させるなかで 国 税 地 方 税 の 徴 収 を 図 る 事 が 主 旨 です( 精 解 より) 1) 納 税 の 猶 予 ( 国 税 通 則 法 46 条 ) 徴 収 の 猶 予 ( 地 方 税 法 15 条 1) 2) 換 価 の 猶 予 ( 国 税 徴 収 法 151 条 地 方 税 法 15 条 5) 3) 滞 納 処 分 の 停 止 ( 国 税 徴 収 法 153 条 地 方 税 法 15 条 7) - 1 -

4 納 税 に 困 ったら 納 税 の 猶 予 の 申 請 を 10の 対 策 4 1) 納 税 の 見 通 しが 立 たない 時 は 積 極 的 に 納 税 ( 徴 収 )の 猶 予 の 申 請 書 を 提 出 しよう いつでも 出 来 ます 申 請 書 の 受 け 取 りを 拒 否 はできません ( 通 則 法 46 条 地 方 税 法 15 条 1 国 税 庁 の 通 達 ) 2) 納 税 の 猶 予 が 認 められると 延 滞 税 が 半 分 になります ( 詳 しくは9で) 3) 納 税 の 猶 予 の 期 間 は1 年 間 です 再 申 請 で2 年 間 までできます 納 税 の 猶 予 通 知 に 不 服 なときは 不 服 申 し 立 て もできます 5 納 税 の 猶 予 の 適 用 条 件 10の 対 策 4 1) 納 税 者 や 家 族 が 病 気 やケガで 多 大 な 出 費 が この 根 拠 は 納 税 の 猶 予 等 の 取 扱 要 綱 にあ ります あったときやそのため 休 業 したときは 適 用 の 要 件 に 入 ります 2) 売 上 が 大 幅 に 落 ち 込 んだときや 利 益 が 半 減 した 時 も 該 当 します 3)そのほか 売 掛 金 が 回 収 困 難 になった 時 や 取 引 先 が 廃 業 したなどの 時 も 該 当 します 4) 国 税 を 一 時 に 納 付 することができない ( 国 税 通 則 法 46 条 2 項 )とは 資 金 があっても 一 時 に 納 付 すると 納 税 者 の 生 活 維 持 や 事 業 の 継 続 に 著 しい 支 障 が 生 じる 時 は 納 税 困 難 と 認 める 5)その 際 仲 間 とよく 相 談 し 無 理 のない 分 納 計 画 をたて 説 明 できる 資 料 を 用 意 し 必 ず 仲 間 と 提 出 しましょう 6 担 保 が 必 要 だといわれたが 猶 予 金 額 が50 万 円 以 下 は 必 要 ありません 50 万 以 上 の 場 合 でも 特 別 の 事 情 があるときは 担 保 をつける 必 要 はあ りません ( 国 税 通 則 法 46 条 5 項 ) 特 別 の 事 情 とは 担 保 を 設 定 したために 事 業 の 資 金 繰 りや 最 低 限 の 生 活 を 維 持 する 上 で 支 障 があるとき をいいます ほとんどの 納 税 者 は 該 当 すると 思 われます ( 昭 和 45 年 国 税 庁 長 官 通 達 取 扱 要 綱 ) - 2 -

7 換 価 の 猶 予 で 意 思 表 示 を 10の 対 策 6 換 価 の 猶 予 は 滞 納 者 が 差 押 えにあった 場 合 財 産 の 換 価 ( 金 銭 に 換 え る)を 猶 予 する 制 度 で 猶 予 期 間 は1 年 です 換 価 の 猶 予 は 職 権 でおこなわれるので 申 請 書 はありません 請 願 書 か お 願 い 文 書 で 意 志 を 伝 えます 分 割 分 納 をする 時 換 価 の 猶 予 の 提 出 も 効 果 があります 納 税 の 猶 予 より 受 理 されやすい 傾 向 があります ( 徴 収 員 の 職 権 で 分 納 許 可 も 延 滞 税 減 免 もできます) 8 換 価 の 猶 予 の 要 件 は? 10の 対 策 6 1) 要 件 は1 差 押 えた 財 産 を 換 価 することで 事 業 の 継 続 又 は 生 活 の 維 持 ができなくなる 2 財 産 をすぐに 換 価 しないほうが 今 ある 滞 納 金 や 税 金 を 徴 収 する 上 で 徴 収 側 が 得 するとき ( 徴 収 法 151 条 地 方 税 15 条 5) 3) 事 業 の 継 続 困 難 とは 換 価 によって 事 業 ができなくなる 恐 れがある 時 生 活 の 維 持 困 難 とは 生 計 費 程 度 の 収 入 もできない 場 合 (S45 通 達 ) 4) 担 保 を 求 める 事 ができるのは 納 税 の 猶 予 の 場 合 と 同 じです 9 延 滞 税 を 限 りなくゼロにする 10の 対 策 7 1) 確 定 された 税 金 が 滞 納 すると 延 滞 税 が 加 算 されます 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 が 認 められない 限 りなくなりません 2) 納 税 ( 徴 収 )の 猶 予 換 価 の 猶 予 で 延 滞 税 (14.6%)を 半 分 (1/2 免 除 )に 減 らす 事 ができます ( 通 則 法 63 条 1 項 地 方 税 15 条 9) 3)1/2 免 除 とは7.3%ですが 租 税 特 別 措 置 法 94 条 2 項 によって 免 除 率 が 10.2%となります したがって4.4%の 延 滞 税 に 減 らす 事 ができます 4) 災 害 や 病 気 による( 通 則 法 46 条 2-1,2に 該 当 )ときや 不 渡 手 形 や 不 良 債 権 発 生 のとき( 通 則 法 46 条 2-5に 該 当 )は 延 滞 税 が 全 額 免 除 される 租 税 特 別 措 置 法 94 条 3 項 - 3 -

10 延 滞 税 の 全 額 免 除 も 可 能 10の 対 策 7 * 通 達 では 延 滞 税 の 納 付 が 困 難 と 認 められるもの ( 通 則 法 63 条 の3)とは つぎのような 条 件 の 時 です 1 納 税 者 の 所 有 する 財 産 が 事 業 の 継 続 または 生 活 の 維 持 に 最 少 限 度 必 要 なもの 以 外 になく また 所 得 が 少 額 で 納 付 資 金 の 調 達 が 著 しく 困 難 になっていると 認 められる 場 合 ( 国 税 通 則 法 63 条 納 税 の 猶 予 等 の 場 合 の 延 滞 税 の 免 除 から) * 財 産 状 況 が 著 しく 不 良 で 地 方 税 国 税 を 軽 減 又 は 免 除 しなければ その 事 業 の 継 続 又 は 生 活 の 維 持 が 困 難 になると 認 められた 場 合 でそれが 軽 減 又 は 免 除 されたとき は 延 滞 金 を 免 除 できるとあります ( 地 方 税 15 条 9-2-1) * 滞 納 額 に 相 当 する 差 押 がされているとき 又 は 担 保 を 提 供 しているときは 延 滞 税 は 軽 減 されます( 有 価 証 券 は 除 く) ( 通 則 法 63 条 の5) 11 差 押 に 関 する 滞 納 者 の 保 護 規 定 10の 対 策 8 1) 滞 納 額 を 超 える 財 産 相 当 額 は 差 押 をしてはいけません 2) 滞 納 金 に 優 先 する 財 産 その 債 権 額 が 多 額 でその 物 件 を 換 価 しても 滞 納 金 の 配 当 が 明 らかに 見 込 めない 財 産 の 差 押 は 禁 止 されています ( 徴 収 法 48 条 ) 実 際 はほとんど 無 視 されています 3) 財 産 の 選 択 について 滞 納 者 の 生 活 の 維 持 又 は 事 業 の 継 続 に 与 える 支 障 あるものには 十 分 留 意 するとあります ( 国 税 徴 収 法 基 本 通 達 47-17) 4) 一 定 部 分 の 給 与 差 押 禁 止 額 が 定 められています 最 低 生 活 費 + 体 面 維 持 費 + 住 民 税 + 所 得 税 額 分 は 差 押 できません ( 徴 収 法 76 条 ) (3 人 家 族 で300 万 円 の 給 与 をもらっている 人 は5 万 円 の 差 押 だけ) 5) 税 務 運 営 方 針 ( 昭 和 51 年 国 税 庁 )では 滞 納 整 理 の 項 で 拡 張 解 釈 に よる 不 当 な 処 分 や 不 十 分 な 調 査 による 安 易 な 処 分 がおこなわれる 事 がな いよう 配 慮 する とあります ましてや 憲 法 で 保 障 された 人 間 の 尊 厳 を 保 障 した 生 存 権 を 主 張 しましょう - 4 -

12 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 について 10の 対 策 9 * 債 務 超 過 税 金 滞 納 の 事 業 者 を 救 済 する 非 常 手 段 が 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 です ( 徴 収 法 153 条 地 方 税 法 15 条 7) * 憲 法 16 条 と 請 願 法 によって 請 願 書 を 提 出 します * 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 の 要 件 は 1 納 税 者 に 滞 納 処 分 の 対 象 となる 財 産 がないとき 2 滞 納 処 分 を 執 行 する 事 により 生 活 が 著 しく 急 迫 するおそれがあるとき 3 所 在 及 び 財 産 が 不 明 のとき * 生 活 が 著 しく 急 迫 とは 滞 納 者 が 生 活 保 護 の 適 用 を 受 けなければ 生 活 を 維 持 できな い 程 度 の 状 態 になる 恐 れがある 場 合 (S45 通 達 ) * 執 行 停 止 が3 年 間 継 続 したときはゼロになります ( 徴 収 法 153 条 4 地 方 税 15 条 7) 13 生 存 権 的 財 産 があっても 納 税 緩 和 措 置 を 使 おう 10の 対 策 10 * 日 常 生 活 のための 常 識 的 な 範 囲 の 土 地 建 物 車 などは 生 存 するための 基 礎 であり 生 産 営 業 のためも 同 様 の 権 利 があります * 憲 法 29 条 2 項 の 公 共 の 福 祉 に 適 合 する に 合 致 するならば 生 存 権 的 財 産 や 生 産 のた めに 財 産 は 当 然 保 護 されるべきです *これらは 売 却 を 前 提 するものではなく その 意 味 で 商 品 的 価 値 や 評 価 はゼロです 滞 納 者 の 多 くは 生 存 権 的 財 産 を 除 くと 債 務 超 過 となりほとんどは 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 の 要 件 を 満 たすことになります ( 立 正 大 浦 野 教 授 著 書 より) 14 国 税 も 地 方 税 も 本 税 から 充 当 する * 過 年 度 分 の 本 税 と 延 滞 税 がある 場 合 納 めた 税 金 は 本 税 が 満 たされるまで 優 先 されま す ( 通 則 法 62 条 2 項 地 方 税 法 20 条 9 の 4) * 滞 納 の 口 数 が 多 い 場 合 で その 中 には 本 税 はまだ 残 っているもの 本 税 は 完 納 し 延 滞 金 だけが 残 っているものなど 混 在 する 場 合 の 扱 いについては 通 則 法 の 通 達 で は 民 法 488 条 から 490 条 までに 定 めているものに 準 ずるとあります * 民 法 488 条 1 項 に 上 記 のような 場 合 は 弁 済 者 は 弁 済 を 充 当 すべき 債 務 を 指 定 する 事 ができる とされます 指 定 せずに 意 に 反 しているときは 異 議 を 言 えば 納 税 者 の 主 張 が 認 められる ( 商 工 新 聞 07.1.22)( 札 幌 不 服 審 判 所 裁 決 書 07.10.29) - 5 -

納 税 者 の 権 利 を 主 張 できる 憲 法 と 法 律 憲 法 前 文 そもそも 国 政 は 国 民 の 厳 粛 な 信 託 によるものであって その 権 威 は 国 民 に 由 来 し その 権 力 は 国 民 の 代 表 者 がこれを 行 使 し その 福 利 は 国 民 がこれを 享 受 する これは 人 類 普 遍 の 原 理 であり この 憲 法 は かかる 原 理 に 基 くものである われらは これに 反 する 一 切 の 憲 法 法 令 及 び 勅 語 を 排 除 する 第 11 条 基 本 的 人 権 の 享 有 国 民 は すべての 基 本 的 人 権 の 享 有 を 妨 げられない この 憲 法 が 国 民 に 保 障 する 基 本 的 人 権 は 侵 すことのできない 永 久 の 権 利 として 現 在 及 び 将 来 の 国 民 に 与 へられる 第 13 条 個 人 の 尊 重 すべて 国 民 は 個 人 として 尊 重 される 生 命 自 由 及 び 幸 福 追 求 に 対 する 国 民 の 権 利 については 公 共 の 福 祉 に 反 しない 限 り 立 法 その 他 の 国 政 の 上 で 最 大 の 尊 重 を 必 要 とする 第 14 条 法 の 下 の 平 等 すべての 国 民 は 法 の 下 に 平 等 であって 人 権 信 条 性 別 社 会 前 身 分 又 は 門 地 により 政 治 的 経 済 的 又 は 社 会 関 係 において 差 別 されない 第 25 条 国 民 の 生 存 権 国 の 社 会 保 障 的 義 務 すべての 国 民 は 健 康 で 文 化 的 な 最 低 限 度 の 生 活 を 営 む 権 利 を 有 する 国 は すべての 生 活 部 面 について 社 会 福 祉 社 会 保 障 及 び 公 衆 衛 生 の 向 上 及 び 増 進 に 努 めなけ ればならない 第 29 条 財 産 権 財 産 権 は これを 侵 してはならない 財 産 権 の 内 容 は 公 共 の 福 祉 に 適 合 するやように 法 律 でこれを 定 める 第 30 条 納 税 の 義 務 国 民 は 法 律 の 定 めるところにより 納 税 の 義 務 を 負 う 第 99 条 憲 法 尊 重 擁 護 の 義 務 公 務 員 は この 憲 法 を 尊 重 し 擁 護 する 義 務 を 負 う 税 務 運 営 方 針 各 事 務 の 重 点 事 項 の 滞 納 整 理 関 係 では なお 租 税 の 徴 収 に 当 たっては 第 三 者 の 権 利 の 尊 重 に 留 意 するとともに 法 律 に 定 められた 諸 制 度 の 運 用 については いやしくも 拡 張 解 釈 による 不 当 な 処 分 や 不 十 分 な 調 査 による 安 易 な 処 分 がお こなわれる 事 がないよう 配 慮 する 国 税 通 則 法 第 46 条 ( 納 税 の 猶 予 の 用 件 等 ) 2 税 務 署 長 等 は 次 の 各 号 の 一 に 該 当 する 事 実 がある 場 合 において その 該 当 する 事 実 に 基 づき 納 税 者 がその 国 税 を 一 時 に 納 付 することができないと 認 められるときは その 納 付 することができないと 認 められる 金 額 を 限 度 として 納 税 者 の 申 請 に 基 づき 一 年 以 内 の 期 間 を 限 り その 納 税 を 猶 予 する ことができる 一 納 税 者 がその 財 産 につき 震 災 風 水 害 落 雷 火 災 その 他 の 災 害 又 は 盗 難 にかか つた 二 納 税 者 又 はその 者 と 生 計 を 一 にする 親 族 が 病 気 にかかり 又 は 負 傷 した 三 納 税 者 がその 事 業 を 廃 止 し 又 は 休 止 したこと 四 納 税 者 がその 事 業 につき 著 しい 損 失 を 受 けたこと 五 前 各 号 の 一 に 該 当 する 事 実 に 類 する 事 実 があつたこと 4 その 猶 予 に 係 る 金 額 を 適 宜 分 割 し その 分 割 した 金 額 ごとに 猶 予 期 間 を 定 ることを 妨 げない 5 その 猶 予 に 係 る 金 額 に 相 当 する 担 保 を 徴 さなければならない ただし その 猶 予 に 係 る 税 額 が 五 十 万 円 以 下 である 場 合 又 は 担 保 を 徴 することができない 特 別 の 事 情 がある 場 合 は この 限 りでない - 6 -

7 やむを 得 ない 理 由 があると 認 めるときは 納 税 者 の 申 請 に 基 づき その 期 間 を 延 長 することができる ただし 二 年 をこえることができない 第 47 条 ( 納 税 の 猶 予 の 通 知 等 ) 2 税 務 署 長 等 は 前 条 第 一 項 から 三 項 まで 又 は 第 七 項 の 申 請 がされた 場 合 において 納 税 の 猶 予 又 は その 猶 予 の 延 長 を 認 めないときは その 旨 を 納 税 者 に 通 知 しなければならない 第 48 条 ( 納 税 の 猶 予 の 効 果 ) 1 その 猶 予 に 係 る 金 額 に 相 当 する 国 税 につき 新 たに 督 促 及 び 滞 納 処 分 をすることができない 2 その 猶 予 に 係 る 国 税 につき 既 に 滞 納 処 分 により 差 し 押 えた 財 産 があるときは その 猶 予 を 受 けた 者 の 申 請 に 基 づき その 差 押 えを 解 除 することができる 第 62 条 ( 一 部 納 付 が 行 われた 場 合 の 延 滞 税 の 額 の 計 算 等 ) 2 延 滞 税 をあわせて 納 付 すべき 場 合 において 納 税 者 の 納 付 した 金 額 がその 延 滞 税 の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 国 税 の 額 に 達 するまでは その 納 付 した 金 額 は まずその 計 算 の 基 礎 となる 国 税 に 充 てら れたものとする 第 63 条 ( 納 税 の 猶 予 等 の 場 合 の 延 滞 税 の 免 除 ) 1 ( 納 税 の 猶 予 )( 換 価 の 猶 予 )( 滞 納 処 分 の 停 止 )に 対 応 する 部 分 の 2 分 の1に 相 当 する 金 額 は 免 除 する 3 その 納 付 が 困 難 と 認 められるものを 限 度 として 免 除 することができる 2 納 税 者 の 事 業 又 は 生 活 の 状 況 によりその 延 滞 税 の 納 付 を 困 難 とするやむを 得 ない 理 由 があると 認 められるとき 5 滞 納 を 徴 収 するために 必 要 な 財 産 につき 差 押 をし 又 は 担 保 の 提 供 を 受 けた 場 合 には 期 間 に 対 応 する 部 分 の 金 額 の1/2を 免 除 することができる 国 税 徴 収 法 第 47 条 ( 差 押 の 要 件 ) 次 の 各 号 の 一 に 該 当 するときは 滞 納 者 の 国 税 につきその 財 産 を 差 し 押 さえなければならない 1 滞 納 者 が 督 促 を 受 け その 督 促 に 係 る 国 税 をその 督 促 状 を 発 した 日 から 起 算 して10 日 を 経 過 した 日 までに 完 納 しないとき 第 48 条 ( 超 過 差 押 及 び 無 益 な 差 押 の 禁 止 ) 次 の 各 号 国 税 を 徴 収 するために 必 要 な 財 産 以 外 の 財 産 は 差 し 押 さえることができない 1 差 し 押 さえることができる 財 産 の 価 額 がその 差 押 に 係 る 滞 納 処 分 費 及 び 徴 収 すべき 国 税 に 先 だつ 他 の 国 税 地 方 税 その 他 の 債 権 金 額 の 合 計 額 を 超 える 見 込 みがないときは その 財 産 は 差 し 押 さえること ができない 第 151 条 ( 換 価 の 猶 予 の 要 件 等 ) 1 税 務 署 長 は 滞 納 者 が 次 の 各 号 の 一 に 該 当 すると 認 められる 場 合 において その 者 が 納 税 について 誠 実 な 意 思 を 有 すると 認 められるときは その 納 付 すべき 国 税 につき 滞 納 処 分 による 財 産 の 換 価 を 猶 予 することができる ただし その 猶 予 の 期 間 は 一 年 をこえることができない 一 その 財 産 の 換 価 を 直 ちにすることによりその 事 業 の 継 続 又 はその 生 活 の 維 持 を 困 難 にするおそれがあるとき 2 前 項 の 換 価 の 猶 予 をする 場 合 において 必 要 があると 認 めるときは 差 押 により 滞 納 者 の 事 業 の 継 続 又 は 生 活 の 維 持 を 困 難 にするおそれがある 財 産 の 差 押 を 猶 予 し 又 は 解 除 することができる 第 152 条 ( 換 価 の 猶 予 に 係 る 分 割 納 付 通 知 等 ) - 7 -

国 税 通 則 法 第 46 条 ( 分 割 納 付 等 ) 第 47 条 ( 猶 予 の 通 知 等 ) 第 49 条 ( 猶 予 の 取 消 し)の 規 定 は 前 条 第 一 項 の 規 定 による 換 価 の 猶 予 について 準 用 する 同 法 第 46 条 納 税 者 の 申 請 に 基 づき その 期 間 とあるの は その 期 間 と 読 み 替 えるものとする 第 153 条 ( 滞 納 処 分 の 停 止 の 要 件 等 ) 1 税 務 署 長 は 滞 納 者 につき 次 の 各 号 の 一 に 該 当 する 事 実 があると 認 めるときは 滞 納 処 分 の 執 行 を 停 止 することができる 一 滞 納 処 分 を 執 行 することができる 財 産 がないとき 二 滞 納 処 分 を 執 行 することによってその 生 活 を 著 しく 窮 迫 させるおそれがあるとき 三 その 所 在 及 び 滞 納 処 分 を 執 行 することができる 財 産 がともに 不 明 であるとき 3 税 務 署 長 は 差 し 押 えた 財 産 があるときは その 差 押 を 解 除 しなければならない 4 第 一 項 の 規 定 により 滞 納 処 分 の 執 行 を 停 止 した 国 税 を 納 付 する 義 務 は その 執 行 の 停 止 が 三 年 間 継 続 したときは 消 滅 する 5 その 他 その 国 税 を 徴 収 することができない ときは 税 務 署 長 は その 国 税 を 納 付 する 義 務 を 直 ちに 消 滅 させることができる 地 方 税 法 第 15 条 1 ( 徴 収 猶 予 の 要 件 等 ) 地 方 団 体 の 長 は その 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 一 時 に 納 付 し 又 は 納 入 することができないと 認 めるとき は その 者 の 申 請 に 基 き 一 年 以 内 の 期 間 を 限 り その 徴 収 を 猶 予 することができる この 場 合 にお いては その 金 額 を 適 宜 分 割 して 納 付 し 又 は 納 入 すべき 期 限 を 定 めることを 妨 げない 1 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 がその 財 産 につき 震 災 風 水 害 火 災 その 他 の 災 害 を 受 け 又 は 盗 難 にかかつたとき 2 納 税 者 若 しくは 特 別 徴 収 義 務 者 又 はこれらの 者 と 生 計 を 一 にする 親 族 が 病 気 にかかり 又 は 負 傷 したとき 3 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 がその 事 業 を 廃 止 し 又 は 休 止 したとき 4 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 がその 事 業 につき 著 しい 損 失 を 受 けたとき 5 前 各 号 の 一 に 該 当 する 事 実 に 類 する 事 実 があつたとき 第 15 条 2-3 第 三 債 権 者 等 ( 国 税 徴 収 法 第 27 条 第 1 項 に 規 定 する 第 三 債 務 者 等 をいう) 第 15 条 5( 換 価 の 猶 予 の 要 件 等 ) 地 方 団 体 の 長 は 滞 納 者 が 次 の 各 号 に 該 当 すると 認 められる 場 合 その 者 が 誠 実 な 意 思 を 有 すると 認 められるときは 滞 納 処 分 による 財 産 の 換 価 を 猶 予 することができる ただし1 年 をこえることができな い 一 その 財 産 の 換 価 を 直 ちにすることによりその 事 業 の 継 続 又 はその 生 活 の 維 持 を 困 難 に するおそれがあるとき 二 その 財 産 の 換 価 を 猶 予 することが 直 ちにその 換 価 をすることに 比 べて 滞 納 金 や 他 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 上 有 利 である 2 地 方 団 体 の 長 は 前 項 の 換 価 の 猶 予 をする 場 合 において 必 要 があると 認 めるときは 差 押 により 滞 納 者 の 事 業 の 継 続 又 は 生 活 の 維 持 を 困 難 にするおそれがある 財 産 の 差 押 を 猶 予 し 又 は 解 除 するこ とができる 第 15 条 7の1 ( 滞 納 処 分 の 停 止 の 要 件 等 ) - 8 -

地 方 団 体 の 長 は 滞 納 者 につき 次 の 各 号 の 一 に 該 当 する 事 実 があると 認 めるときは 滞 納 処 分 の 執 行 を 停 止 することができる 1. 滞 納 処 分 をすることができる 財 産 がないとき 2. 滞 納 処 分 をすることによってその 生 活 を 著 しく 窮 迫 させるおそれがあるとき 3.その 所 在 及 び 滞 納 処 分 をすることができる 財 産 がともに 不 明 であるとき 第 15 条 7の4( 執 行 停 止 が3 年 間 継 続 した 時 は 消 滅 ) 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 が 取 り 消 されることなく 3 年 間 継 続 した 時 には 停 止 した 租 税 の 納 税 義 務 は 消 滅 する 第 15 条 9 ( 納 税 の 猶 予 の 場 合 の 延 滞 金 の 免 除 ) 1 徴 収 の 猶 予 若 しくは 換 価 の 猶 予 をした 期 間 に 対 応 する 部 分 の 金 額 の 二 分 の 一 に 相 当 する 金 額 は 免 除 する 2 徴 収 の 猶 予 又 は 換 価 の 猶 予 した 場 合 において 次 の 各 号 の 一 に 該 当 するときは 免 除 すること ができる 二 事 業 又 は 生 活 の 状 況 によりその 延 滞 金 額 の 納 付 又 は 納 入 を 困 難 とするやむを 得 ない 理 由 があ ると 認 められるとき 第 16 条 1 ( 担 保 の 徴 取 ) 換 価 の 猶 予 する 場 合 相 当 の 担 保 を 調 査 なければならない ただし 50 万 円 以 下 又 は 担 保 を 徴 する ことができない 特 別 の 事 情 がある 場 合 は この 限 りでない 第 18 条 ( 地 方 税 の 消 滅 時 効 は5 年 ) 地 方 自 治 法 第 1 条 2 地 方 公 共 団 体 は 住 民 の 福 祉 の 増 進 を 図 ることを 基 本 として 地 域 における 行 政 を 自 主 的 かつ 総 合 的 に 実 施 する 役 割 を 広 く 担 うものとする 第 231 条 3の3( 督 促 滞 納 処 分 等 ) 納 付 すべき 金 額 を 納 付 しないときは 地 方 税 の 滞 納 処 分 の 例 により 処 分 することができる 国 民 健 康 保 険 法 第 1 条 ( 目 的 ) この 法 律 は 国 民 健 康 保 険 事 業 の 健 全 な 運 営 を 確 保 し もって 社 会 保 障 及 び 国 民 保 健 の 向 上 に 寄 与 する ことを 目 的 とする 第 4 条 ( 義 務 ) 都 道 府 県 は 国 民 健 康 保 険 事 業 の 運 営 が 健 全 におこなわれるように 必 要 な 指 導 をしなければならない 第 9 条 ( 届 出 等 ) 3 市 町 村 は 保 険 料 ( 国 民 健 康 保 険 税 を 含 む)を 滞 納 している 世 帯 主 が 当 該 保 険 料 の 滞 納 につき 災 害 そ の 他 の 政 令 で 定 める 特 別 の 事 情 があると 認 められる 場 合 を 除 き 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 当 該 世 帯 主 に 対 し 被 保 険 者 証 の 返 還 を 求 めるものとする 第 76 条 ( 徴 収 ) 保 険 者 は 保 険 料 を 徴 収 しなければならない ただし 地 方 税 法 の 規 定 により 国 民 健 康 保 険 税 を 徴 すると きは この 限 りでない - 9 -

第 77 条 ( 減 免 猶 予 ) 保 険 者 ( 市 町 村 のこと)は 条 例 又 は 規 約 の 定 めるところにより 特 別 の 理 由 がある 物 に 対 し 保 険 料 を 減 免 し 又 は 猶 予 することができる 第 79 条 の2( 滞 納 処 分 ) 徴 収 する 保 険 料 は 地 方 自 治 法 231 条 3の3に 規 定 する 法 律 で 定 める 歳 入 とする ( 滞 納 処 分 は 地 方 税 法 による) 第 80 条 2( 滞 納 処 分 ) 前 項 の 規 定 により 処 分 を 行 う 場 合 においては 地 方 自 治 法 第 231 条 3 の 3 3 の 10 の 規 定 を 準 用 する 民 法 第 488 条 ( 弁 済 の 充 当 の 指 定 ) 債 務 者 が 同 一 の 債 権 者 に 対 して 同 種 の 給 付 を 目 的 とする 数 個 の 債 務 を 負 担 する 場 合 において 弁 済 として 提 供 した 給 付 がすべての 債 務 を 消 滅 させるのに 足 りないときは 弁 済 をする 者 は 給 付 の 時 に その 弁 済 を 充 当 すべ き 債 務 を 指 定 することができる 2 弁 済 をする 者 が 前 項 の 規 定 による 指 定 をしないときは 弁 済 を 受 領 する 者 は その 受 領 の 時 に その 弁 済 を 充 当 すべき 債 務 を 指 定 することができる ただし 弁 済 をする 者 がその 充 当 に 対 して 直 ちに 異 議 を 述 べたときは こ の 限 りでない 3 前 2 項 の 場 合 における 弁 済 の 充 当 の 指 定 は 相 手 方 に 対 する 意 思 表 示 によってする - 10 -