平 成 27 年 度 行 政 視 察 報 告 書 遊 佐 町 議 会 総 務 厚 生 常 任 委 員 会 1
1 視 察 日 程 平 成 27 年 10 月 15 日 ( 木 )~17 日 ( 土 ) 2 参 加 委 員 総 務 厚 生 常 任 委 員 会 委 員 長 筒 井 義 昭 副 委 員 長 菅 原 和 幸 委 員 斎 藤 弥 志 夫 委 員 堀 満 弥 委 員 土 門 治 明 委 員 齋 藤 武 議 会 事 務 局 ( 随 行 ) 係 長 鳥 海 広 行 3 遊 佐 町 議 会 会 議 規 則 第 129 条 による 派 遣 決 定 平 成 27 年 9 月 18 日 4 視 察 における 報 告 事 項 (1) 鳥 取 県 大 山 町 P.2 (2) 島 根 県 邑 南 町 P.7 (3) 広 島 県 三 次 市 青 河 町 P.11 2
(1) 鳥 取 県 大 山 町 視 察 先 / 大 山 町 役 場 場 所 / 大 山 支 所 目 的 / 山 岳 観 光 への 取 り 組 みについて 本 町 に 聳 え 立 つ 秀 峰 鳥 海 山 海 抜 0mから 山 頂 までひとつの 町 に 位 置 することで 全 国 に 知 られているが 鳥 海 山 は その 裾 野 に 暮 らす 私 たちに 大 きな 恵 みをもたらしている この 恵 みを 活 かしたイベントとして 国 内 の 有 名 企 業 と 連 携 し 鳥 海 山 麓 の 雄 大 な 自 然 に 親 しみながら 自 転 車 登 山 で 鳥 海 山 の 頂 上 を 目 指 す 鳥 海 山 SEA TO SUMMIT が 例 年 開 催 されている 同 イベントは 全 国 7カ 所 で 実 施 されており 本 町 におけるイベントは 9 月 12 日 ~13 日 に 実 施 され た 平 成 27 年 の 最 終 ステージ が 皆 生 大 山 を 会 場 に10 月 17 日 ~19 日 に 実 施 される ことから 同 一 イベントの 開 催 地 としての 取 り 組 みついて 研 修 する 報 告 事 項 説 明 者 / 町 長 森 田 増 範 議 会 遠 藤 幸 子 ( 経 済 建 設 常 任 委 員 長 ) 説 明 福 留 弘 明 ( 大 山 町 地 方 創 生 本 部 事 務 局 長 ) 國 野 良 治 ( 観 光 商 工 課 課 長 補 佐 ) 福 留 弘 明 氏 遠 藤 幸 子 氏 3
-( 森 田 町 長 挨 拶 から) 2 年 前 にサミットの 会 議 を 開 催 した 際 時 田 町 長 も 来 町 された 1300 年 を 迎 えるためのステージとして 日 本 遺 産 登 録 を 目 指 している 空 き 家 や 空 き 店 舗 が 多 くなっているのも 事 実 である -( 説 明 者 福 留 弘 明 氏 のコメント) 現 在 は 異 動 しているが 市 町 村 合 併 から15 年 ほど 観 光 部 門 を 担 当 したことから 本 研 修 の 説 明 を 担 当 する 地 域 づくりの 研 修 会 で 遊 佐 町 を 訪 れたことがある その 際 にカ ルチャーショックを 受 けたことを 記 憶 している それをきっかけに これまで 対 応 している -(モンベルとの 接 点 ) スタートは 米 子 市 の 皆 生 温 泉 旅 館 組 合 が 観 光 カリスマの 山 田 桂 一 郎 に 観 光 アドバイザーを 依 頼 したことからである 同 組 合 の 青 年 部 がシーカヤックを 利 用 した 事 業 を 検 討 しており 山 田 桂 一 郎 氏 から 旧 知 のモンベルの 辰 野 社 長 を 紹 介 された その 際 に 辰 野 社 長 と 出 会 ったのが 鳥 取 県 の 女 性 担 当 者 と 大 山 町 の 大 山 振 興 担 当 課 長 であった そのことがきっかけとなり 個 人 的 にもつながっ た 社 長 は 自 分 ( 福 留 氏 )のことを ドロガメ と 呼 ぶようになった モンベル 渋 谷 店 で 鳥 取 県 主 催 の 写 真 展 を 開 催 その 最 終 日 での 町 の 辰 野 さんの 話 のなかで 大 山 町 に 出 店 しましょう と モンベルの 社 内 では 失 言 と 受 け 止 められ 猛 反 対 されたが 何 とか 実 現 まで 進 んだ 経 過 がある -(モンベル 大 山 店 の 開 設 ) 町 所 有 の 空 き 店 舗 を モンベル 大 山 店 とすることになり 約 5000 万 円 で 改 良 工 事 を 株 式 会 社 モンベルに 委 託 した 4
< 改 良 工 事 の 財 源 の 内 訳 > 国 の 補 助 金 県 の 交 付 金 大 山 町 3000 万 円 (がんばる 地 域 応 援 プログラム 特 別 交 付 金 ) 1000 万 円 ( 知 事 特 認 で 鳥 取 県 より) 1000 万 円 ( 地 元 への 税 納 付 により 町 支 出 分 はすでに 回 収 済 みである) モンベルの 場 合 ベルガデ ィアという 子 会 社 が 実 際 に 出 店 するが 大 山 店 の 場 合 は ネイチャーエンター プライスが 出 店 している 家 賃 無 償 にはできず 50,000 円 / 月 12 ヶ 月 =60 万 円 -( 現 状 ) 広 島 や 岡 山 にもモンベル 店 がありながら 山 陰 の 各 地 から 大 山 店 に 来 ていただけるようになった 当 初 冬 季 の 売 り 上 げが 心 配 されたが 現 在 では 冬 季 の 売 り 上 げも 順 調 である ジャパンエコトラック 米 子 空 港 は 旧 海 軍 施 設 で 自 衛 隊 と 共 用 している 予 約 が 必 要 であるが 自 転 車 で 大 山 町 を 散 策 したら カバンなどは 旅 館 に 届 いているようになっている 5
質 問 及 び 意 見 交 換 Q 山 岳 宿 泊 施 設 が 遊 佐 町 にあるが 4 月 まで 閉 鎖 となる 山 頂 トイレ の 状 況 はどうか 鳥 海 山 はバイオトイレを 使 用 しチップ 材 を 導 入 して いるが 年 間 30~40 万 円 ほどの 収 入 に 対 し それ 以 上 の 経 費 負 担 がある Ans 町 は 点 検 管 理 だけで 県 がすべてを 負 担 している Q ハングル 語 で 書 かれた 案 内 版 が 目 立 つが Ans 片 山 知 事 の 時 に ロシアと 韓 国 との 交 流 があった 韓 国 の ある 郡 からマツタケを 輸 入 する 動 きがあったが 収 益 があが らず 立 ち 切 れ 状 態 となっており 現 時 点 での 物 流 はない 遊 佐 の 場 合 秋 田 空 港 を 活 用 した 韓 国 からの 鳥 海 登 山 者 もいる まとめ 遊 佐 町 と 同 じ 日 本 海 側 に 位 置 していることもあり 山 並 みなどの 景 観 も 似 たものがあった 人 と 人 の 繋 がりがすべての 始 まり というべき 信 頼 関 係 が このイベ ントの 成 功 に 繋 がっていると 理 解 した 研 修 の 際 に 頂 いた 大 山 町 に 関 するパンフレットの 例 を 以 下 に 示 すが 非 常 に 理 解 しやすく また 物 語 性 も 備 えたものであった 大 山 町 の 資 料 ( 抜 粋 ) 6
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(2) 島 根 県 邑 南 町 視 察 先 / 邑 南 町 役 場 場 所 / 邑 南 町 役 場 会 議 室 目 的 / 日 本 一 の 子 育 て 村 構 想 の 取 り 組 みについて 邑 南 町 は 島 根 県 の 中 央 部 に 位 置 しており 平 成 16 年 に2 町 1 村 が 合 併 し 誕 生 した 町 である 面 積 の86%が 林 地 で 主 な 産 業 が 農 林 業 という 遊 佐 町 に 似 た 環 境 にある 人 口 は 約 11,000 人 高 齢 化 率 が41.9%のなか 合 計 特 殊 出 生 率 が2.65( 平 成 24 年 度 )と 驚 異 的 な 値 となっている 同 町 では 平 成 23 年 度 より 定 住 プロジェクト を 推 進 しており 攻 め のプロジェクトとしての A 級 グルメ 構 想 守 りのプロジェクトとしての 日 本 一 の 子 育 て 村 を 目 指 す などを 進 めている ついては 邑 南 町 の 人 口 減 少 対 応 について 研 修 をする 報 告 事 項 説 明 者 / 議 会 議 長 辰 田 直 久 三 上 直 樹 ( 議 会 事 務 局 長 ) 事 務 局 田 村 哲 ( 定 住 促 進 課 課 長 補 佐 ) 山 本 萌 美 ( 定 住 促 進 課 主 事 ) 國 野 良 治 ( 観 光 商 工 課 課 長 補 佐 ) スイスのような 風 景 ( 地 元 で 生 産 される 瓦 の 色 ) -( 邑 南 町 議 長 辰 田 直 久 氏 挨 拶 から) 子 育 て 村 構 想 については 早 い 段 階 で 力 を 入 れた 施 策 である 役 場 内 の オール 課 みんなで 取 り 組 んでいる 人 口 計 画 は 平 成 27 年 で11,000 人 平 成 72 年 には-1000 人 減 の10,000 人 と 想 定 している 8
-( 田 村 課 長 補 佐 による 説 明 ) 町 の 理 念 = 持 続 可 能 なまち を 目 指 す 構 想 策 定 の 背 景 人 口 減 少 少 子 化 定 住 化 対 策 子 どもを 生 み 育 てやすい 環 境 づくり 生 活 環 境 の 充 実 医 療 = 公 立 邑 智 病 院 (ヘリポート/ 広 島 からドクターヘリで 20 分 ) = 産 婦 人 科 小 児 科 の 充 実 ( 専 門 医 の 常 駐 ) = 不 妊 治 療 費 助 成 = 中 学 校 までの 医 療 費 の 無 料 化 保 育 = 第 2 子 以 降 の 保 育 料 の 完 全 無 料 化 ( 第 1 子 は 国 基 準 の6 割 ) = 保 育 所 完 全 給 食 ( 無 料 化 ) ( 年 長 児 による 配 膳 > 家 庭 でのお 手 伝 いにつなぐ) = 放 課 後 児 童 クラブ = 病 児 保 育 ( 平 成 26 年 ~) 延 長 保 育 障 害 児 保 育 =9カ 所 の 保 育 所 は 統 廃 合 しない 方 針 定 住 = 定 住 コーディネーターの 設 置 ( 平 成 27 年 度 にふたり 男 性 1 人 女 性 1 人 ) + 定 住 促 進 支 援 員 ( 無 報 酬 ) = 同 居 近 居 による 家 族 の 強 い 絆 の 住 まいの 推 進 ( 新 築 や 改 築 への 補 助 ) =IUターン 者 が 行 う 空 き 家 改 修 への 補 助 = 孫 ターン( 孫 家 族 の 移 住 ) 教 育 環 境 の 充 実 ( 町 長 の 考 え 方 ) 保 育 所 + 小 学 校 は 一 体 であるという 考 え 方 ( 複 式 学 級 は 当 然 あり 得 る) 統 廃 合 はすべてやり 尽 くした 数 で 線 引 きをしない 教 育 = 奨 学 金 制 度 ( 医 療 農 林 業 一 般 ) = 島 根 県 立 矢 上 高 校 ( 産 業 技 術 科 )の 支 援 ( 通 学 バス 支 援 研 修 施 設 の 整 備 ) 9
= 笑 顔 キラキラ 事 業 ( 学 習 支 援 員 等 の 配 置 ) = 学 校 図 書 室 の 充 実 ( 司 書 の 配 置 ) 食 育 = 食 と 農 の A 級 グルメ 構 想 地 域 おこし 協 力 隊 を 活 用 した 耕 すシェフ の 研 修 制 度 高 速 インターネット 環 境 の 整 備 活 用 =ネットを 活 用 し 東 大 生 を 先 生 とする 学 習 構 想 実 現 に 向 けた 財 源 措 置 過 疎 対 策 事 業 債 を 活 用 平 成 22 年 度 に 過 疎 地 域 自 立 促 進 特 別 措 置 法 が 改 正 され 平 成 2 8 年 3 月 31 日 までに 延 長 された この 地 方 債 を 有 効 に 使 い 一 般 財 源 の 支 出 を 振 替 えて 財 源 を 確 保 した 平 成 24 年 6 月 の 同 法 改 正 により 有 効 期 限 がさらに 平 成 32 年 まで 延 長 されている 子 育 て 村 推 進 基 金 を 造 成 過 疎 債 終 了 後 の 財 源 を 準 備 するため 積 み 増 しを 実 施 年 間 5000 万 円 その 他 特 記 すべき 事 項 町 をPRする 合 併 10 周 年 にあわせてキャラクター 作 り 同 様 に 記 念 切 手 の 作 成 町 イメージソングとして さくらほろほろ の 作 成 (さだまさし/ 作 詞 作 曲 ) 取 材 メディアの 活 用 (ていねいな 対 応 を 心 がけ) 子 どもの 誕 生 を 祝 うため 出 生 届 のコピーをプレゼント 10
子 育 て 支 援 ガイドブックの 作 成 概 略 版 ( 上 記 )を 全 戸 に 配 布 ( 詳 細 版 は 希 望 者 のみに 配 布 ) まとめ 役 場 の 各 課 の 連 携 が 密 に 練 られていると 理 解 した 邑 南 町 への 視 察 者 を 可 能 な 限 り 受 け 入 れることに 努 めるほか マスメデ ィアにもていねいに 対 応 することで 関 心 のある 方 の 目 にとまり 移 住 に 繋 がっているのではないか キーワードは 食 であると 感 じた 人 間 が 生 きていくうえで 欠 かすこと ができない 行 為 地 域 おこし 協 力 隊 の 制 度 をうまく 活 用 し 産 地 として 形 成 している 高 原 野 菜 を スローフード+ 新 しさ(イタリア 料 理 )をマッチングさ せる 研 修 制 度 は 3 年 間 の 研 修 後 に 定 住 へ 繋 がった 例 もあったとの 説 明 を 受 けた もっとも 関 心 があった 合 計 特 殊 出 生 率 の 値 については ひとり 親 家 庭 (シ ングルマザー)の 移 住 支 援 がひとつの 要 因 かと 理 解 したところである 11
(3) 広 島 県 三 次 市 視 察 先 / 有 限 会 社 ブルーリバー 場 所 / 青 河 コミュニティセンター 目 的 / 有 限 会 社 ブルーリバーの 定 住 促 進 の 取 り 組 みについて 本 町 も 高 齢 化 少 子 化 が 進 行 している 状 況 にあるなか ふたつの 小 学 校 を 統 合 した 藤 崎 小 学 校 が 平 成 26 年 4 月 に 開 校 している 今 後 も 過 疎 化 少 子 化 などにより 小 学 校 の 存 続 が 課 題 となることが 想 定 されることから 地 域 の 小 学 校 の 存 続 に 寄 与 することを 目 的 に 有 限 会 社 を 設 立 し 定 住 住 宅 の 建 設 やリフォーム 住 宅 の 整 備 及 び 賃 貸 を 事 業 展 開 す る 本 事 案 について 研 修 する 報 告 事 項 説 明 者 / 有 限 会 社 ブルーリバー 取 締 役 社 長 瀬 戸 昇 三 氏 ( 写 真 右 ) 同 取 締 役 専 務 岩 崎 積 氏 ( 写 真 左 ) -( 三 次 市 青 河 町 の 概 要 と 運 動 のきっかけ) 青 河 町 は 人 口 501 人 世 帯 数 185 世 帯 ( 平 成 23 年 10 月 現 在 ) であり 三 次 市 では 一 番 小 さい 行 政 区 となっている 現 在 の 人 口 は 4 83 人 となっている 三 次 市 には5つの 小 学 校 が 存 在 しているが 平 成 13 年 の 市 町 村 合 併 論 議 にあわせて 学 校 統 廃 合 の 議 論 も 本 格 化 した 市 は 児 童 数 が20 人 を 切 ったら 統 廃 合 の 対 象 とする 基 準 を 示 していた 青 河 町 では 学 校 は 宝 物 であり 統 廃 合 となればその 宝 物 をなくす ようなもの と 位 置 付 け 地 域 の 活 性 化 のためにも 小 学 校 を 存 続 する 住 民 活 動 が 活 発 になった また 子 どもたちに ふるさとの 心 を 養 わせることも 目 的 のひと つとしている 12
-( 活 動 母 体 となる 法 人 の 設 立 ) 当 初 青 河 出 身 者 へのUターンを 呼 びかけたが 頓 挫 した 活 動 目 標 を 新 たな 住 民 を 募 る ことに 方 向 転 換 活 動 母 体 となる 有 限 会 社 ブルーリバー (ブルー= 青 リバー= 河 ) を 平 成 14 年 6 月 に 設 立 < 会 社 設 立 の 目 的 > 青 河 小 学 校 に 寄 与 すること 価 値 観 を 高 め 安 心 して 暮 らせる 地 域 づくりを 行 うこと 資 本 金 = 主 旨 に 賛 同 した9 名 ( 当 時 の 年 齢 が40 歳 から80 歳 ) 100 万 円 ずつ 出 資 < 現 状 > 現 在 の 資 本 金 は1000 万 円 借 入 にあたっては9 人 の 連 帯 保 証 現 在 の 負 債 は 7000 万 円 ほど た 利 益 は 金 ではない 利 益 は BR にある 申 し 合 わせ 事 項 として 無 報 酬 無 配 当 13
-( 事 業 活 動 内 容 ) 住 宅 に 関 すること 賃 貸 住 宅 の 建 設 既 存 住 宅 のリフォーム 空 き 家 活 用 を 考 えたが 建 物 を 建 てることにし 平 成 15 年 に2 棟 を 建 設 した その 後 会 社 の 趣 旨 に 賛 同 した 方 より 住 宅 の 寄 贈 もあり 既 存 住 宅 のリフォームへと 繋 がった < 入 居 の 条 件 等 > 家 族 を 優 先 し 誘 致 する 入 居 者 については 会 社 側 で 選 ぶ 常 会 に 加 入 すること < 現 状 > 修 繕 費 を 抑 えるため 役 員 が 自 ら 修 理 などを 行 う 人 口 が 減 っても 対 応 できるような 町 づくりを 目 指 す これからも 空 き 家 が 発 生 することを 見 込 んでいる -( 新 規 事 業 計 画 ) 太 陽 光 発 電 を 計 画 している 借 入 金 は 10 年 返 済 が 普 通 であるが JAからは20 年 間 に 延 長 し てもらっている 年 代 差 のある 役 員 代 替 わりが 可 能 となっている 地 域 を 巻 き 込 み 進 化 しようと 150 世 帯 から 出 資 を 募 っている 新 会 社 として 平 成 28 年 2 月 の 設 立 を 見 込 んでいる 14
-( 小 学 校 児 童 の 推 移 ) 6 年 先 までは 20 人 を 切 らない 予 定 である ( 児 童 数 ) 子 どもたちに ふるさとの 心 を 刻 む ことに 繋 がっている -( 行 政 との 関 わり) 自 分 達 の 力 で 小 学 校 を 残 す 方 法 を 考 え その 内 容 を 市 に 認 めさせる 手 法 を 選 択 した 行 政 がはいると 入 る 人 ( 入 居 者 )を 選 べなくなる 行 政 のお 金 を 使 わないことがポイントである 行 政 は 平 等 であるべきと 思 うが 地 域 が 必 要 とするものをつくるの が 行 政 だと 思 っている ( 説 明 者 の 持 論 ) まとめ 青 河 地 区 の 事 例 の 成 功 の 背 景 には かねてより お 年 寄 りと 子 どもが 関 わりをもつ 地 域 の 里 親 制 度 が 構 築 されてきており こどもと 地 域 住 民 とが 気 軽 に 声 をかけあえる 関 係 が 築 かれているからと 理 解 した また 説 明 を 受 けた 青 河 コミュニティセンター は 平 成 18 年 に 建 て 替 えされたとのこと この 施 設 が 地 域 住 民 のいこいの 場 となってお り 情 報 の 共 有 の 場 ともなっていると 理 解 された 借 入 金 について9 名 の 連 帯 保 証 となったおり 役 員 の 死 亡 による 相 続 の 発 生 により 相 続 人 間 で 問 題 が 発 生 するのではと 感 じたところである 15