9. 老 齢 基 礎 年 金 の 算 出 式 ( 平 成 26 年 度 ) 57 10. 振 替 加 算 額 58 11. 国 民 年 金 は 受 給 する 時 期 を 選 べる 年 金 59 12. 国 民 年 金 の 繰 上 げ 支 給 にはデメリットがあります 61 13. 国 民 年 金 基



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年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

 

Ⅰ 年 金 制 度 昭 和 37 年 12 月 1 日 に 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 が 施 行 され 恩 給 から 年 金 へ 昭 和 61 年 4 月 から 20 歳 以 上 60 歳 未 満 のすべての 国 民 が 国 民 年 金 に 加 入 厚 生 年 金 基 金 職 域

国民年金

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か 行 基 金 代 行 厚 生 年 金 基 金 が 国 に 代 わって 厚 生 年 金 の 事 務 の 一 部 を 行 うこと 基 本 月 額 ( 在 職 老 齢 年 金 ) 給 付 加 給 年 金 経 過 的 加 算 を 除 いた 年 金 月 額 加 算 部 分 を 除 いた 年 金 月 額 支

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か 行 繰 上 げ/ 繰 上 げ 支 給 の 国 民 年 金 受 取 額 は 少 なくなるが 年 金 を 早 く 受 け 取 ること 早 期 ( 減 額 ) 支 払 い 65 歳 から 受 け 取 る 年 金 を 前 倒 しで 減 額 して 受 ける 年 金 繰 上 げ 請 求 早 期 に 受 け

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(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

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第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

定款

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保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

保 険 料 は 個 人 ごとに 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 では 被 保 険 者 一 人 ひとりに 保 険 料 を 負 担 していただくことになります 新 たに75 歳 になられた 方 (65 歳 以 上 75 歳 未 満 で 一 定 以 上 の 障 害 があり 認 定 を 受 けた 方 を

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公表資料02【案1】0806印刷用<厚生年金・国民年金の平成26年度収支決算の概要>

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年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

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65 発 送 管 理 2 賦 課 期 日 情 報 66 発 送 管 理 3 賦 課 期 日 情 報 67 発 送 管 理 4 賦 課 期 日 情 報 68 発 送 管 理 5 賦 課 期 日 情 報 69 発 送 管 理 6 賦 課 期 日 情 報 70 発 送 管 理 7 賦 課 期 日 情 報

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合


所 得 の 種 類 と 所 得 金 額 の 計 算 方 法 所 得 の 種 類 要 件 計 算 方 法 事 業 雑 営 業 等 農 業 小 売 業 製 造 業 飲 食 業 理 容 業 保 険 外 交 員 大 工 集 金 人 ピアノ 講 師 など 農 産 物 の 生 産 果 樹 の 栽 培 家 畜 の

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目  次

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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[ 特 別 控 除 の 一 覧 ] 控 除 の 内 容 特 定 扶 養 親 族 控 除 ( 税 法 上 の 扶 養 親 族 で 満 16 才 以 上 23 才 未 満 の 扶 養 親 族 ) 老 人 扶 養 親 族 配 偶 者 控 除 ( 税 法 上 の 扶 養 親 族 で 満 70 才 以 上 の

障害福祉制度あらまし目次

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月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

11 新 型 インフルエンザ 予 防 接 種 健 康 被 害 救 済 給 付 金 ( 注 4) 12 ( 医 薬 品 副 作 用 被 害 救 済 制 度 の) 副 作 用 救 済 給 付 又 は( 生 物 由 来 製 品 感 染 等 被 害 救 済 制 度 の) 感 染 救 済 給 付 ( 注 4)

平成18年1月4日

掛 金 負 担 金 の 給 料 月 額 に 対 する 割 合 ( ) ( 単 位 : ) 短 期 介 護 短 期 介 護 短 期 介 護 一 般 職 特 別 職 市 町 村 長 組 合 員 34

郵 便 局 において 提 供 される 金 融 2 社 の 金 融 サービス 参 考 1 銀 行 サービス 2 保 険 サービス (*)は 銀 行 窓 口 業 務 ( 総 務 省 告 示 で 規 定 ) (*)は 保 険 窓 口 業 務 ( 総 務 省 告 示 で 規 定 ) ( 太 枠 内 を 総

死 亡 後 の 手 続 きリスト 2 14 日 以 内 住 民 票 の 抹 消 届 の 提 出 市 町 村 役 場 の 戸 籍 住 民 登 録 窓 口 届 出 人 の 印 鑑 本 人 確 認 できる 証 明 書 類 ( 運 転 免 許 証 パスポ-ト) 世 帯 主 変 更 届 の 提 出 市 町 村

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

住民税

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

越前米

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

平成21年10月30日

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

児童扶養手当(大阪府)

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目 次 第 1 章 年 金 推 進 の 重 要 性 1. 少 子 高 齢 社 会 と 年 金 市 場 の 拡 大 2 2. 系 統 における 年 金 推 進 の 重 要 性 3 3.JA 金 融 担 当 者 に 必 要 な 年 金 推 進 の 認 識 6 4. 日 頃 の 窓 口 応 対 が 年 金 取 引 につながります 7 5.お 客 さまが 知 りたいことを 押 さえましょう 9 6. 平 成 26 年 度 の 対 象 者 を 押 さえましょう 10 7. 知 っておきたい 年 金 常 識 11 第 2 章 公 的 年 金 制 度 の 常 識 1. 公 的 年 金 制 度 の 概 要 を 押 さえましょう 14 2. 公 的 年 金 の 歴 史 15 3. 年 金 を 受 給 するために 必 要 な 受 給 資 格 期 間 とは 23 4. 老 後 の 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 はいつからでしょうか 27 5. 年 金 の 請 求 手 続 き 29 6. 年 金 の 支 払 期 間 支 払 月 等 30 練 習 問 題 1 33 第 3 章 国 民 年 金 のしくみ 1.ほとんどの 人 が 国 民 年 金 に 強 制 加 入 36 2. 国 民 年 金 の 強 制 加 入 者 と 任 意 加 入 者 37 3. 第 3 号 被 保 険 者 になるための 要 件 とは 39 4.なぜ 国 民 年 金 の 任 意 加 入 制 度 があるのでしょうか 41 5. 国 民 年 金 保 険 料 の 納 付 方 法 を 押 さえましょう 43 6.どうしても 納 められない 人 へのアドバイス 45 7. 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 は772,800 円 ( 平 成 26 年 度 ) 50 8. 振 替 加 算 は 扶 養 手 当 の 位 置 づけの 年 金 です 55 2

9. 老 齢 基 礎 年 金 の 算 出 式 ( 平 成 26 年 度 ) 57 10. 振 替 加 算 額 58 11. 国 民 年 金 は 受 給 する 時 期 を 選 べる 年 金 59 12. 国 民 年 金 の 繰 上 げ 支 給 にはデメリットがあります 61 13. 国 民 年 金 基 金 のワンポイント 62 14. 農 業 者 年 金 基 金 のワンポイント 63 練 習 問 題 2 65 年 金 相 談 事 例 1 67 年 金 相 談 事 例 2 68 年 金 相 談 事 例 3 69 参 考 話 法 例 デモシート 70 練 習 問 題 年 金 相 談 事 例 解 答 76 3

第 1 章 年 金 推 進 の 重 要 性

1 少 子 高 齢 社 会 と 年 金 市 場 の 拡 大 日 本 の 高 齢 社 会 の 到 来 は 確 実 に,しかも 諸 外 国 と 比 較 しても 急 ピッチですすんで います 日 本 の65 歳 以 上 の 人 口 比 率 は, 昭 和 45 年 (1970 年 )に7.1%に 達 して 高 齢 化 社 会 の 仲 間 入 りをし,わずか25 年 後 の 平 成 7 年 (1995 年 )には14.7%で 高 齢 社 会 に 突 入 しました 平 成 25 年 9 月 (2013 年 )には25%に 達 しています 欧 米 諸 国 での 所 要 年 数 は, 短 くても40 年 から100 年 であるといわれていますから,いかに 日 本 が 急 ピッチか 判 ります さらに, 将 来 の65 歳 以 上 の 人 口 比 率 の 予 測 は, 平 成 62 年 (2050 年 )には38.8%で 世 界 でも 例 をみない 超 高 齢 社 会 を 迎 えると 予 測 されています 実 に3 人 にひとりが 65 歳 以 上 となります また, 日 本 の 平 均 寿 命 は, 戦 後 間 もない 昭 和 22 年 は 男 子 約 50 歳, 女 子 約 54 歳 でし たが, 戦 後 の 平 和 な 社 会 における 生 活 様 式 の 急 激 な 変 化 や 医 療 技 術 の 進 歩, 健 康 保 険 制 度 の 充 実 とともに 男 女 とも 年 々 伸 び 続 け, 平 成 24 年 (2012 年 )は 男 子 が79.94 歳, 女 子 が86.41 歳 となり, 男 子 は 世 界 第 8 位, 女 子 は 香 港 に 次 いで 世 界 第 2 位 の 長 寿 国 となっています 日 本 の 公 的 年 金 の 原 則 的 な 支 給 開 始 年 齢 は65 歳 です 平 成 24 年 の 簡 易 生 命 表 によ ると,65 歳 からの 平 均 余 命 は 男 子 が18.89 年, 女 子 が23.82 年 となっており, 年 金 の 受 給 期 間 は 長 期 化 しています 日 本 の 年 金 は 保 険 料 が 将 来 の 自 分 の 年 金 に 使 われる 積 立 方 式 ではなく, 現 役 世 代 の 保 険 料 から 現 在 受 給 している 世 代 の 年 金 をまかなう 賦 課 方 式 に 基 づいて おり,この 制 度 を 保 つには 合 計 特 殊 出 生 率 が2 人 以 上 であることが 必 要 であると 試 算 されています これに 対 し, 平 成 24 年 の 合 計 特 殊 出 生 率 ( 女 性 が 生 涯 に 生 む 子 供 の 数 )は1.41 人 となり, 急 激 な 少 子 高 齢 化 が 進 んでいる 現 状 にあります 高 齢 化 の 進 展 は, 年 金 受 給 者 層 の 増 加 と, 年 金 の 受 給 期 間 の 長 期 化 をもたらし, 少 子 化 の 進 展 は, 年 金 制 度 を 支 える 若 年 者 層 の 減 少 につながり,こうした 諸 問 題 が 指 摘 される につれて, 公 的 年 金 制 度 の 関 心 はますます 高 まっています 制 度 の 安 定 的 な 維 持 のため, 年 金 改 正 は 欠 かせないものですが,すでに 年 金 を 受 給 している 層 の 年 金 は 変 えないという, 既 得 権 の 保 障 という 原 則 から, 制 度 改 2

正 のたびに 制 度 が 複 雑 化 し,ますます 年 金 がわかりにくくなっているという 批 判 も あります 2 系 統 における 年 金 推 進 の 重 要 性 金 融 機 関 にとっての 年 金 市 場 は, 高 齢 社 会 の 進 展 とともに 年 々 拡 大 していますが, 今 後 数 年 間 は 年 金 推 進 にとって 特 に 重 要 な 時 期 になります 老 齢 年 金 は 早 くて60 歳 からもらえます 平 成 26 年 に60 歳 となるのは, 昭 和 29 年 生 まれの 人 です 昭 和 22 年 から24 年 に 生 まれた 人 を 指 す 言 葉 が,いわゆる 団 塊 の 世 代 です 昭 和 21 年 生 まれと 昭 和 22 年 生 まれを 比 較 すると,ほぼ1.6 倍 の 人 口 増 加 と なっています この 原 因 は 昭 和 20 年 が 終 戦 という 特 殊 事 情 にあります 団 塊 の 世 代 を 過 ぎても, 昭 和 32 年 生 まれの 人 までは, 年 金 受 給 数 の 増 加 はほぼ 同 水 準 で 推 移 し ていくと 言 われています このため,これからの 年 金 口 座 獲 得 の 取 り 組 みが 将 来 のJA 貯 金 および 顧 客 基 盤 の 面 で 大 きな 違 いとなって 現 れてくることになります JAにとっての 年 金 とは, 偶 数 月 の15 日 に 自 動 的 に 入 金 される 安 定, 低 コストの 資 金 確 保 につながり, 集 まる 貯 金 であるとともに, 一 定 の 時 期 にしか 収 入 が 見 込 めない 農 産 物 代 金 と 異 なり, 季 節 性 のない 貯 金 です また, 年 金 口 座 を 指 定 していただくということは, 退 職 金 の 運 用, 定 期 貯 金, 定 期 積 金, 貯 蓄 貯 金, 公 共 料 金, 税 金,JAカードをはじめ,クレジットカード 等 の 自 動 振 替,ローンの 利 用, 相 続 対 策 の 相 談 や 不 動 産 の 有 効 活 用 に 関 する 相 談 など, より 深 い 取 引 に 発 展 することが 見 込 まれ,お 客 さまとの 間 に 太 いパイプを 築 くこと ができます 一 度 振 込 指 定 をすると, 平 均 して 十 数 年 間, 年 金 が 自 動 的 に 振 り 込 ま れ, 年 金 指 定 者 の 平 均 貯 金 残 高 は, 年 金 を 指 定 していない 人 と 比 較 すると 非 常 に 高 いことからも, 年 金 受 給 者 との 取 り 引 き 拡 充 は メインバンク 化 と 富 裕 層 の 拡 大 につながることが 判 ります そして, 年 金 は 手 続 きが 面 倒 であったり,ひとりひとりの 加 入 状 況 が 異 なること から,JAで 最 初 に 年 金 手 続 に 関 するご 相 談 を 受 けることによりお 客 さまから 感 謝 さ 3

れ, 信 頼 関 係 が 深 まる やりがいのある 仕 事 といえます 特 にJAの 場 合, 他 の 金 融 機 関 と 比 較 しても 高 齢 者 の 取 引 が 占 める 割 合 は 高 く,ある 県 の 事 例 ですが,JA 貯 金 に 占 める60 歳 以 上 のお 客 さまの 割 合 が 顧 客 数 ベースで 約 35%, 貯 金 残 高 ベースで 約 60%を 占 めています JAによっては 年 金 による 流 入 金 額 が 農 産 物 代 金 を 上 回 るな ど, 重 要 な 流 入 財 源 となっています 年 金 口 座 を 指 定 する 理 由 として, 自 宅 から 近 い 金 融 機 関 を 上 げる 方 が 多 く, 金 融 機 関 格 差 に 影 響 されない 唯 一 の 分 野 でもあるため, 他 の 金 融 機 関 も 年 金 口 座 獲 得 に 力 を 注 いでいます 一 方,JAにおいては 他 の 金 融 機 関 の 攻 勢 に 押 され, 拡 大 す る 年 金 マーケットの 中 でシェアの 低 下 傾 向 が 見 られます さらに 将 来 的 には, 農 家 人 口 の 減 少 により, 取 扱 金 額 自 体 の 減 少 も 懸 念 されています JAが 年 金 マーケットの 中 でシェアを 維 持 拡 大 していくには, 攻 め と 守 り の 両 面 から 推 進 活 動 を 行 うことが 重 要 です 攻 め とは 渉 外 活 動 等 による 年 金 口 座 の 獲 得 です 積 極 的 なアプローチでお 客 さまからの 年 金 相 談 の 対 応 や 年 金 請 求 手 続 き 等 のお 手 伝 いをして, 年 金 口 座 を 獲 得 します 守 り とはお 客 さまに 対 するアフターフォローです お 客 さまにずっとJAで 年 金 をお 受 け 取 りいただくために, 年 金 友 の 会 等 組 織 活 動 による 顧 客 サービスの 充 実 も 重 要 です 年 金 推 進 にあたっては, 攻 め と 守 り の 両 面 で, お 客 さまのお 手 伝 い, お 客 さまの 役 に 立 つ という 視 点 で 取 り 組 むことが 大 切 です JAに 年 金 の 口 座 を 指 定 していただくためには 年 金 請 求 書 ( 裁 定 請 求 書 ) とい う 書 類 による 新 規 の 手 続 きと,すでに 他 の 金 融 機 関 で 受 給 している 方 からJAに 指 定 を 変 更 いただく 住 所 支 払 機 関 変 更 届 (はがき) による 方 法 のふたつしかあり ません( 指 定 替 ) 年 金 ( 裁 定 ) 請 求 書 は 一 見, 面 倒 な 書 類 にみえますが,それは 一 生 に 一 度 し か 書 かない 書 類 だからです 慣 れてしまえば 面 倒 ではありません 記 入 のポイント をつかみ,お 客 さまにアドバイスできるようになれば, 年 金 に 対 しても 自 信 がつき ます 年 金 は, 新 規 受 給 者 を 獲 得 することが 大 切 です お 客 さまがお 亡 くなりにな ったり, 他 の 金 融 機 関 に 指 定 替 されたりすることにより, 減 少 するからです また, 他 の 金 融 機 関 からJAに 指 定 替 された 方 は, 年 金 キャンペーンなどがあると,いつの 4

間 にかまた 他 の 金 融 機 関 に 指 定 替 されている 率 が 高 いといわれています 対 して, 新 規 受 給 のお 手 伝 いをした 方 が, 他 の 金 融 機 関 に 指 定 替 する 率 は 低 いからです 年 金 市 場 が 拡 大 している 中 にあっては, 年 金 口 座 の 純 増 と 同 時 にシェアの 向 上 を 目 指 しましょう 年 金 は 知 識 がないととれないと 思 いがちですが,まずは 取 引 をいただいているお 客 さまに 対 する 声 掛 けからはじめてみましょう お 客 さまの 質 問 に 対 して 今 すぐ 答 えなければ 年 金 が 受 給 できないとか 減 額 されるということはありません わからな ければ,わかる 職 員 に 聞 いてみたり, 年 金 事 務 所 や 社 会 保 険 労 務 士 に 確 認 して 折 り 返 し 回 答 していけば 良 いのです 組 合 員 の 組 織 であるJAの 場 合, 特 に 声 掛 けが 重 要 になります 自 信 がないから 声 掛 けしないということにより,せっかくのチャンス を 逃 さないように 心 がけましょう そのために, 通 信 教 育 のみならず, 集 合 研 修 の 受 講 による 知 識 の 定 着, 業 務 検 定 試 験 の 受 験 による 知 識 の 再 確 認 など, 知 識 のメンテナンスをしながら,お 客 さまの 相 談 に 積 極 的 に 答 えていくことが 遠 いようで 近 い 年 金 推 進 となります 年 金 推 進 は 結 果 として 地 域 金 融 機 関 として 地 域 住 民 に 対 する 知 識 サービスの 提 供, 地 域 貢 献 に つながります 5

3 JA 金 融 担 当 者 に 必 要 な 年 金 推 進 の 認 識 なぜ, 年 金 振 込 口 座 をJAに 指 定 していただく 必 要 があるのでしょうか それは, 年 金 振 込 口 座 は 個 人 取 引 の 柱 であるためです 1 偶 数 月 の15 日 に 定 期 的 に 入 金 があります 系 統 の 米 代 金 1 兆 円 に 対 し, 年 金 振 込 は5 兆 円 にも 達 しています 自 動 的 に 入 金 がある 年 金 振 込 口 座 は 指 定 替 されない 限 り, 決 められた 口 座 に 生 涯 入 金 になるため, 安 定 した 財 源 といえます 2 集 金 コストがかかりません JAにおいて 一 番 かかる 経 費 は 人 件 費 です 年 金 は 自 動 的 に 入 金 になるため, 渉 外 担 当 者 による 集 金 コストがかかりません 3 貯 金 に 残 ります 年 金 受 給 者 の30%は, 普 通 貯 金 に300 万 円 ほどの 平 均 残 高 があります 一 般 に 高 齢 になるほど 普 通 貯 金 に 残 高 をおくケースが 増 えるため, 金 利 コス トが 低 くおさえられるメリットがあります 個 人 取 引 の 柱 といえばもうひとつの 代 表 格 は 給 与 振 込 です しかし,JAの 給 与 振 込 は 法 人 融 資 が 少 ないため, 他 金 融 機 関 と 比 較 して 競 争 力 が 弱 い 分 野 といえます それに 対 し, 年 金 振 込 の 場 合, 最 近 でこそ 給 振 口 座 が 年 金 振 込 口 座 となるケース も 増 えていますが,やはり 退 職 したら 自 宅 に 近 い 金 融 機 関 を 選 ぶのが 一 般 的 なよう です JAの 声 掛 けが 一 番 遅 かったということのないよう,より 一 層 のアプローチが 求 められます 今 後 の 課 題 として, 次 世 代 農 家 のサラリーマン 兼 業 農 家 が 増 え, 組 合 員 の 目 が 肥 えてきています 年 金 相 談 時 や 相 談 会 時 の 応 対 はもちろん, 日 頃 の 窓 口 応 対 や 渉 外 担 当 者 の 応 対 は 今 後 の 取 引 に 結 びつくか 決 め 手 のひとつになります 新 聞 チラシで 集 客 した 年 金 相 談 会 では, 組 合 員 以 外 のお 客 さまも 多 いため, 店 舗 6

美 化, 特 に 洗 面 所 の 美 化 に 注 意 が 必 要 です 同 世 代 の 管 理 職 からのアプローチも 有 効 です 店 舗 全 体 の 親 切 な 年 金 相 談 はお 客 さまから 感 謝 され, 集 まる 貯 金 につながります 4 日 頃 の 窓 口 応 対 が 年 金 取 引 につながります 1 雇 用 保 険 の 振 込 指 定 ( 離 職 票 の 証 明 印 )など, 窓 口 担 当 者 でしか 知 り 得 ない 情 報 が 多 くなっています 窓 口 が 年 金 に 関 係 ないとはもう 言 えません 2 窓 口 やATMに, 事 前 に 送 付 される 年 金 請 求 書 が 入 った 緑 色 の 封 筒 を 見 本 として 年 金 はJAへ と 掲 示 すると,お 客 さまから 声 がかかります 3 年 金 手 続 きはこれまでの 人 生 の 総 決 算 です 老 後 の 大 切 な 資 金 を 預 けて 頂 く ために, 日 頃 のあいさつ, 店 舗 内 外 の 掃 除, 身 だしなみなど 基 本 応 対 を 振 り 返 ってみましょう 4 誰 でも 最 初 は 初 心 者 です 最 初 から わからない とお 客 さまの 前 で 言 わな いよう 注 意 しましょう 大 切 な 資 金 をわからない 担 当 者, 店 舗 には 指 定 しませ ん 一 度 受 けて 渉 外 担 当 者 や 年 金 担 当 者 につなぐなどの 対 応 を 心 がけましょう また, 年 金 事 務 所 や 社 会 保 険 労 務 士 に 確 認 することも 大 切 です 7

目 次 第 1 章 厚 生 年 金 のしくみ 1. 厚 生 年 金 の 歴 史 2 2. 厚 生 年 金 の 強 制 加 入 者 と 任 意 加 入 者 2 3. 厚 生 年 金 の 加 入 期 間 の 計 算 方 法 4 4. 厚 生 年 金 の 保 険 料 5 5. 厚 生 年 金 は 基 礎 年 金 に 上 乗 せの 支 給 です 7 6.60 歳 64 歳 までの 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 7 7. 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 算 出 式 13 8. 定 額 部 分 は 厚 生 年 金 の 加 入 月 数 で 計 算 される 年 金 14 9. 定 額 部 分 の 算 出 式 ( 平 成 26 年 度 ) 15 10. 報 酬 比 例 部 分 は 在 職 中 の 平 均 給 料 で 支 給 が 決 まります 18 11. 報 酬 比 例 部 分 の 算 出 式 ( 平 成 26 年 度 ) 18 12. 受 給 者 本 人 に 基 づく 年 金 を 基 本 年 金 額 といいます 23 13. 加 給 年 金 は 家 族 手 当 のこと 24 14. 加 給 年 金 額 は 受 給 者 の 生 年 月 日 で 決 まります 25 15. 厚 生 年 金 基 金 加 入 者 の 方 が 受 給 できる 年 金 は 多 くなります 26 16. 厚 生 年 金 基 金 の 代 行 返 上 と 解 散 とは 30 17. 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 は65 歳 になるまで 33 18. 支 給 開 始 年 齢 になったら 厚 生 年 金 の 手 続 き 36 19.65 歳 になると 老 齢 基 礎 年 金 は 全 額 支 給 されます 36 20. 厚 生 年 金 の 繰 上 げ 支 給 は3つの 方 法 があります 37 21. 老 齢 基 礎 厚 生 年 金 は 繰 下 げると 増 額 になります 51 練 習 問 題 1 56 1

第 2 章 在 職 中 の 年 金 と 雇 用 保 険 1. 在 職 老 齢 年 金 とは 60 2. 在 職 老 齢 年 金 に 出 てくる 用 語 61 3. 在 職 老 齢 年 金 の 算 出 式 (60 歳 以 上 65 歳 未 満 ) 63 4. 厚 生 年 金 基 金 加 入 者 の 在 職 老 齢 年 金 67 5. 安 い 給 料 の 再 就 職 でも 退 職 後 の 厚 生 年 金 は 必 ず 増 えます 69 6. 厚 生 年 金 と 雇 用 保 険 69 練 習 問 題 2 75 第 3 章 共 済 年 金 のしくみ 1. 共 済 年 金 は 主 に 公 務 員 の 年 金 78 2. 共 済 年 金 では 老 後 の 年 金 を 退 職 共 済 年 金 といいます 78 3. 共 済 年 金 は 何 年 掛 けたら 受 給 できますか 79 4. 民 間 会 社 に 転 職 した 公 務 員 の 在 職 老 齢 年 金 80 5. 年 金 請 求 の 手 続 き 81 6.JR,JT,NTT,JAの 職 員 の 年 金 請 求 の 窓 口 82 7. 共 済 年 金 受 給 者 の 老 齢 基 礎 年 金 の 請 求 方 法 (65 歳 ) 82 8. 職 域 加 算 は 共 済 年 金 独 自 の 給 付 83 練 習 問 題 3 85 年 金 相 談 事 例 1 87 年 金 相 談 事 例 2 88 練 習 問 題 年 金 相 談 事 例 解 答 89 2

目 次 第 1 章 もしものときの 年 金 1 障 害 年 金 1. 障 害 年 金 のポイント 2 2. 病 気 のとき, 障 害 年 金 はいつからもらえるか 3 3. 保 険 料 滞 納 期 間 が 長 いと 障 害 年 金 は 不 支 給 になります 4 4. 事 後 重 症 による 障 害 年 金 の 請 求 は65 歳 になるまで 5 5. 障 害 年 金 の 手 続 きには 診 断 書 が 必 要 5 6. 障 害 年 金 の 請 求 は, 慎 重 のうえにも 慎 重 に 6 7. 障 害 基 礎 年 金 の 年 金 額 7 8. 障 害 厚 生 年 金 の 年 金 額 8 9. 障 害 年 金 と 他 の 給 付 との 組 み 合 わせ 10 10. 特 別 障 害 給 付 金 ( 平 成 17 年 4 月 から 実 施 ) 12 11. 障 害 年 金 の 受 給 者 が 結 婚 したり, 子 が 生 まれると 加 算 がつく 12 12.20 歳 前 に 初 診 日 がある 障 害 基 礎 年 金 13 13. 障 害 年 金 のまとめ 14 練 習 問 題 1 15 第 2 章 もしものときの 年 金 2 遺 族 年 金 1. 遺 族 年 金 のポイント 18 2. 妻 に 支 給 される 遺 族 給 付 19 3. 昭 和 61 年 4 月 以 降 の 死 亡 は 新 遺 族 年 金 20 4. 国 民 年 金 に 加 入 中 の 夫 が 亡 くなると 遺 族 基 礎 年 金 20 5. 遺 族 厚 生 年 金 が 支 給 されるのはこんなときです 21 6. 遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 順 位 は 決 まっています 22 7. 遺 族 厚 生 年 金 の 年 金 額 23 8. 中 高 齢 寡 婦 加 算 は579,700 円 ( 平 成 26 年 度 ) 24 9. 寡 婦 加 算 ( 旧 法 )148,200 円 は 一 生 もらえます 25 10. 遺 族 年 金 ( 旧 法 )と 遺 族 厚 生 年 金 ( 新 法 )の 違 い 26 1

11. 遺 族 厚 生 年 金 はいくらになるでしょうか 27 12. 平 成 19 年 4 月 からの 遺 族 厚 生 年 金 関 係 の 改 正 点 29 13. 自 営 業 者 ( 国 民 年 金 )の 人 が 亡 くなったら 29 14.60 歳 前 の 夫 が 脱 サラ 後 に 亡 くなったら( 具 体 例 ) 32 15. 年 金 受 給 者 が 死 亡 したときの 手 続 き 33 16. 遺 族 厚 生 年 金 のまとめ 34 練 習 問 題 2 35 第 3 章 遺 族 年 金 と 妻 の 年 金 の 併 給 年 金 の 併 給 調 整 1.65 歳 になるまではどちらか 一 つの 年 金 だけ 38 2. 妻 65 歳 からの 遺 族 厚 生 年 金 と 老 齢 厚 生 年 金 の 併 給 39 3. 妻 が65 歳 になると 自 動 的 に 改 定 されます 41 4.65 歳 になると 遺 族 厚 生 年 金 の 年 金 額 は 変 わります 41 5. 旧 厚 生 年 金 を 受 給 している 妻 の 併 給 調 整 42 6. 遺 族 厚 生 年 金 を 受 給 中 の 妻 が65 歳 になると( 具 体 例 ) 42 練 習 問 題 3 44 第 4 章 最 近 行 われたその 他 の 年 金 改 正 1. 離 婚 時 の 厚 生 年 金 の 分 割 制 度 48 2.アメリカの 年 金 に 加 入 した 人 の 場 合 51 3.その 他 の 改 正 53 練 習 問 題 4 59 第 5 章 年 金 の 手 続 き 1. 誕 生 月 になると ねんきん 定 期 便 が 届 く( 平 成 21 年 4 月 ) 62 2. 未 納 になっている 保 険 料 の 後 納 ができるようになった 63 3. 年 金 相 談 時 と 年 金 手 続 時 最 低 限 のチェックポイント 64 4. 年 金 手 帳, 基 礎 年 金 番 号 通 知 書 とは 65 ( 参 考 ) 年 金 手 帳 の 歴 史 67 5. 基 礎 年 金 番 号 と 年 金 コードの 見 方 69 2

6. 年 金 受 給 の 手 続 きをするとき 70 7. 年 金 請 求 書 を 提 出 するまでの 流 れを 押 さえましょう 71 8. 年 金 の 請 求 手 続 きに 必 要 な 書 類 を 押 さえましょう 72 9.その 他 の 必 要 書 類 ( 年 金 事 務 所 にあります) 74 10. 年 金 請 求 書 を 提 出 してから 届 く 書 類 を 押 さえましょう 75 練 習 問 題 5 78 練 習 問 題 解 答 80 年 金 にかかる 書 式 様 式 83 3