点 数 表 に 定 義 された 副 傷 病 名 がある 場 合 に 限 らないようにすること ) 入 院 後 の 検 査 で 発 見 された 傷 病 であっても, 入 院 時 に 既 にその 病 態 があったと 主 治 医 が 判 断 できる 場 合 は, 入 院 時 併 存 症 として 扱 うこと



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4 診 断 情 報 ⑴ 主 傷 病 名,⑶ 入 院 の 契 機 となった 傷 病 名,⑸ 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 が 同 一 の 場 合,すべてに 同 一 傷 病 名 を 入 力 する 記 載 する 傷 病 名 は, 原 則 としてレセ 電 算 傷 病 名 マスターから 選 択 すること 病 名 については,ICD10へのコーディング が 適 切 に 行 えるように 入 力 すること なお,BOOPの 診 断 基 準 に 該 当 する 病 態 である 場 合 には,BOOPを 病 名 として 使 用 すること また 一 部 の 傷 病 について 病 名 付 加 コード を 追 記 する 必 要 がある 対 象 となる 傷 病 およびコードの 詳 細 については 6 診 療 情 報 (42) 病 名 付 加 コード を 参 照 のこと ICDコードは,レセ 電 算 処 理 マスター 等 の 傷 病 名 に 対 応 したICDコードをそのまま 入 力 するのではなく, 疾 病, 障 害 及 び 死 因 統 計 分 類 提 要 に 基 づいた 全 桁 の 入 力 をすること ( 例 えば,MDC7( 整 形 外 科 領 域 )については,5 桁 コードが 必 要 な 分 類 もある ) 疑 い 病 名 の 場 合 であってもZコードは 使 用 せず, 疑 った 傷 病 名 のICD10コードを 記 入 する 例 えば, 心 臓 カテーテル 検 査 の 目 的 で 入 院 する 場 合 の 主 病 名 には, 心 臓 カテーテル 目 的 Z09.8は 使 用 しない 3 入 退 院 情 報 ⑴ 入 院 中 の 主 な 診 療 目 的 で 診 断 検 査 のみ を 選 択 し, 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 には 入 院 検 査 を 行 うことになった 原 因 の 病 態 をコーディン グすること ⑴ 主 傷 病 名 退 院 時 サマリーの 主 傷 病 欄 に 記 入 された 傷 病 名 を, 日 本 語 で 入 力 する 転 科 により 診 療 科 ごとに 複 数 の 主 傷 病 名, 複 数 の 診 断 名 をもつ 場 合 は, 一 つにする ⑵ ( 主 傷 病 の)ICD10コード 主 傷 病 に 対 するICD10コードを 左 詰 めで 小 数 点 以 下 まで 入 力 する ( 小 数 点 は1 桁 として 数 えない また, 小 数 点 は 入 力 しない ) 例 主 傷 病 が 慢 性 C 型 ウイルス 肝 炎 (B18.2) B182 ⑶ 入 院 の 契 機 となった 傷 病 名 入 院 の 契 機 となった 傷 病 名 を 入 力 する 療 養 病 棟 から 一 般 病 棟 に 転 棟 した 場 合 等 の 子 様 式 1は 転 棟 した 時 点 で 入 力 する ⑷ ( 入 院 の 契 機 となった 傷 病 名 )ICD10コード 入 院 の 契 機 となった 傷 病 名 に 対 するICD10コードを ⑵( 主 傷 病 の)ICD10コード と 同 様 の 要 領 で 入 力 する ⑸ 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 入 院 期 間 中, 複 数 の 病 態 が 存 在 する 場 合 は 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 で 請 求 した 手 術 等 の 診 療 行 為 と 一 致 する 傷 病 名 を 入 力 する 複 数 の 手 術 や 侵 襲 的 処 置 を 行 った 場 合,そのうちの 最 も 診 療 報 酬 点 数 が 高 い 診 療 行 為 を 行 った 傷 病 を 対 象 とする 転 科 があった 場 合 には, 診 療 報 酬 点 数 の 高 い 診 療 行 為 を 行 った 傷 病 を 対 象 とする 糖 尿 病 性 網 膜 症 のE11.3 H36.0*のように,ダブルコーディングが 必 要 な 場 合 については, 本 調 査 では 医 療 資 源 の 投 入 量 に 基 づき 主 たるものを 第 1 病 名 としてコーディングし, 第 2 病 名 の 登 録 が 必 要 な 場 合 は 入 院 時 併 存 症 の 欄 に 記 入 す る また, 補 助 コードの 登 録 が 必 要 な 場 合 は 入 院 時 併 存 症 の 欄 に 入 力 すること 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 は, 一 入 院 で 一 つだけ 入 力 する 複 数 の 病 名 があった 場 合 でも, 病 名 を 一 つ 選 ぶこと 例 えば, 月 によって 病 態 が 変 化 して, 医 療 資 源 を 投 入 した 傷 病 名 が 月 によって 異 なる 場 合 であっても, 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 は, 退 院 時 に, 親 様 式 1の 場 合 1 入 院 期 間 を 通 して 最 も 医 療 資 源 を 投 入 した 傷 病 名 を 一 つ 選 ぶこと 子 様 式 1の 場 合 は, 子 様 式 1の 範 囲 で 一 つ 選 ぶ 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 の 決 定 に 当 たり, 退 院 時 処 方 ( 退 院 後 に 在 宅 において 使 用 するための 薬 剤 を 退 院 時 に 処 方 することをいう )をした 場 合 は, 当 該 薬 剤 の 処 方 は 投 入 した 医 療 資 源 に 含 め ないこと ⑹ ( 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 )ICD10コード 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 に 対 するICD10コードを ⑵( 主 傷 病 の)ICD10コード と 同 様 の 要 領 で 入 力 する ⑺,⑻ 医 療 資 源 を2 番 目 に 投 入 した 傷 病 名,ICD10コード 医 療 資 源 を2 番 目 に 投 入 した 傷 病 名 及 び 当 該 傷 病 名 に 対 するICD10コードを ⑴ 主 傷 病 名, ⑵( 主 傷 病 の)ICD 10コード と 同 様 の 要 領 で 入 力 する 医 療 資 源 を2 番 目 に 投 入 した 病 名 を 入 力 するのは, 明 確 に 医 療 資 源 を 投 入 した 複 数 の 傷 病 が 発 生 し それに 伴 って 転 科 又 は 転 科 と 同 等 と 判 断 される 場 合 に 限 る ⑼~⒃ 入 院 時 併 存 症 名 1~4 入 院 時 ( 子 様 式 1の 場 合 は 入 院 時 または 転 棟 時 )に 既 に 存 在 していた 主 傷 病 以 外 の 疾 患 について, ⑴ 主 傷 病 名, ⑵( 主 傷 病 の)ICD10コード と 同 様 の 要 領 で 入 力 する 医 療 資 源 の 投 入 量 に 影 響 を 及 ぼしたと 判 断 される 入 院 時 併 存 症 がある 場 合 には, 必 ず 入 力 すること ( 入 力 を 診 断 群 分 類 37

点 数 表 に 定 義 された 副 傷 病 名 がある 場 合 に 限 らないようにすること ) 入 院 後 の 検 査 で 発 見 された 傷 病 であっても, 入 院 時 に 既 にその 病 態 があったと 主 治 医 が 判 断 できる 場 合 は, 入 院 時 併 存 症 として 扱 うこと ⒄~(24) 入 院 後 発 症 疾 患 名 1~4 入 院 後 ( 子 様 式 1の 場 合 は 入 院 後 または 転 棟 後 )に 新 たに 発 生 した 主 傷 病 以 外 の 疾 患 について, ⑴ 主 傷 病 名, ⑵( 主 傷 病 の)ICD10コード と 同 様 の 要 領 で 入 力 する ( 当 該 疾 患 の 原 因 が 入 院 前 にあるとしても, 発 症 した 時 期 が 入 院 後 の 場 合 には, 入 院 後 発 症 疾 患 とする ) 医 療 資 源 の 投 入 量 に 影 響 を 及 ぼしたと 判 断 される 入 院 後 発 症 疾 患 がある 場 合 には, 必 ず 入 力 する ( 入 力 を 診 断 群 分 類 点 数 表 に 定 義 された 副 傷 病 名 がある 場 合 に 限 らないようにすること ) 38

診 断 情 報 のQA 病 名 の 決 定 方 法 について Q: 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 は 疑 い でもよいのか 確 定 病 名 でなければいけないのか A: 原 則 として 入 院 期 間 中 に 診 断 を 確 定 し 確 定 病 名 を 入 力 すること ただし 適 正 な 診 断 のための ガイドライン 等 にそって 検 査 等 を 行 った 結 果 退 院 までに 確 定 診 断 が 得 られなかったのみに 疑 い とする 根 拠 もなく 疑 い としたものについては 認 めない 例 えば 特 段 の 検 査 もなく 風 邪 に 対 する 肺 癌 疑 い 頭 痛 に 対 する 脳 梗 塞 疑 いとすること 等 Q: 入 院 目 的 は 前 立 腺 生 検 で 退 院 時 点 では 病 名 が 前 立 腺 癌 疑 い であった しかし 生 検 の 結 果 が 出 て 悪 性 ではないと 判 明 した この 場 合 病 名 は 前 立 腺 癌 疑 い のままで 良 いか 他 の 病 名 とするの か A: 生 検 の 結 果 が 入 院 中 に 出 たのであれば 疑 いを 外 した 確 定 病 名 として 登 録 するが 退 院 後 に 病 理 が 出 たのであれば 疑 い 病 名 のまま 登 録 となる Q: 正 常 分 娩 予 定 で 入 院 したが 帝 王 切 開 となった この 場 合 の 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 はどの 期 間 で 判 断 するのか 入 院 から 退 院 していた 全 入 院 期 間 か または 保 険 適 用 となった 期 間 のみで 判 断 するのか A: 保 険 にかかわらず 様 式 1 の 範 囲 で 判 断 する Q: 一 般 病 棟 から 精 神 病 棟 に 転 棟 し 退 院 した この 場 合 の 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 はどの 期 間 で 判 断 するのか 入 院 から 退 院 していた 全 入 院 期 間 か 一 般 病 棟 にいた 期 間 のみで 判 断 するのか A: 親 子 それぞれの 様 式 1 の 範 囲 で 判 断 する Q: 一 般 病 棟 から 療 養 病 棟 等 へ 転 棟 した 場 合 どのような 範 囲 で 入 力 するのか A: 親 子 それぞれの 様 式 1 の 範 囲 で 入 力 する 親 様 式 1 は 入 院 日 から 退 院 日 までの 全 入 院 期 間 の 範 囲 とし 子 様 式 1 はそれぞれの 範 囲 で 作 成 する 例 7 月 1 日 7 月 10 日 7 月 20 日 7 月 30 日 入 院 転 棟 転 棟 退 院 一 般 病 棟 その 他 病 棟 一 般 病 棟 子 様 式 1-2 ( 療 養 病 棟 ) 子 様 式 1-3 親 様 式 1-1 主 病 名 入 院 の 契 機 となっ た 傷 病 名 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 医 療 資 源 を 2 番 目 に 投 入 した 傷 病 名 入 院 時 併 存 症 1~4 入 院 後 発 症 疾 患 1~4 親 様 式 1-1 子 様 式 1-2 子 様 式 1-3 7 月 10 日 で 判 定 7 月 20 日 ~ 7 月 1 日 で 判 定 7 月 1 日 で 判 定 7 月 20 日 で 判 定 7 月 10 日 で 判 定 7 月 20 日 ~ 7 月 1 日 で 判 定 7 月 1 日 で 判 定 7 月 20 日 で 判 定 7 月 10 日 で 判 定 7 月 20 日 ~ 39

Q: 抜 釘 目 的 のみで 入 院 したが 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 は 骨 折 でよいか A:そのとおり ICD10について Q: 首 吊 り 自 殺 ( 保 険 適 用 の 場 合 )の 場 合 ICD-10 コードが X コードになり 入 力 することができない そ の 場 合 のコードは 何 か それとも 別 の 病 名 にするのか A: 自 殺 は 傷 病 名 ではないが 自 殺 に 到 った 原 疾 患 に 対 する 傷 病 名 を 選 択 する また 必 要 に 応 じて 行 為 の 結 果 の 損 傷 中 毒 に 対 しての 傷 病 名 等 を 選 択 すること Q:ICD-10 の.9 等 の( 本 資 料 の 留 意 すべき ICD-10)は 使 用 してはいけないのか A: 留 意 点 としてあげられたコードについては 通 常 は 他 のコードが 選 択 されるはずのものである したがって 本 当 に 他 の 分 類 を 選 択 するだけの 情 報 がないのかどうか 再 確 認 をお 願 いしたい その 結 果 選 択 することは 致 し 方 ない Q:R コードを 使 用 してもよいか A:R コードのほとんどは 病 名 ではなく 徴 候 や 症 状 である 通 常 の 診 療 では 何 らかの 診 断 名 が 確 定 する という 前 提 であるが あらゆる 事 実 を 調 査 したが 確 定 に 到 らなかった 一 過 性 のもので 原 因 が 特 定 できなかった 等 R コードを 付 与 するためにはかなり 厳 しい 条 件 がある 条 件 については ICD-10 第 2 巻 第 XVIII 章 737 頁 等 を 確 認 すること 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 には 使 用 してよいが 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 ICD-10 コードに 以 下 のコードを 用 いてはならない 詳 細 不 明 の 寄 生 虫 症 (B89) 他 章 に 分 類 される 疾 患 の 原 因 であるレンサ 球 菌 およびブドウ 球 菌 (B95)からその 他 および 詳 細 不 明 の 感 染 症 (B99) 心 拍 の 異 常 (R00)からその 他 の 診 断 名 不 明 確 および 原 因 不 明 の 死 亡 (R99)まで(ただし 鼻 出 血 (R040) 喀 血 (R042) 気 道 のその 他 の 部 位 からの 出 血 (R048) 気 道 からの 出 血 詳 細 不 明 (R049) 熱 性 けいれん(R560) 限 局 性 発 汗 過 多 (R610) 全 身 性 発 汗 過 多 (R611) 発 汗 過 多 詳 細 不 明 (R619) 及 びブドウ 糖 負 荷 試 験 異 常 (R730)を 除 く ) 独 立 した 多 部 位 の 悪 性 腫 瘍 (C97) Q: 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 に Z コードを 入 力 してもよいか A:Z コードは 入 力 不 要 とするが 入 力 しても 構 わない Q: 標 準 病 名 マスタを 必 ず 使 わなければならないのか 手 入 力 や 院 内 で 作 成 したマスタを 用 いてもよい か A: 標 準 病 名 マスタの 使 用 を 前 提 とするが そこに 含 まれていない 等 の 場 合 は 施 設 独 自 のレコードを 使 っても 構 わない その 場 合 ICD-10 のコーディングはもちろん データの 仕 様 に 準 拠 しているこ と Q:ある 病 名 に 対 する ICD-10 コードが 分 からない どこに 問 い 合 わせればよいのか A: 病 名 ICD-10 の 決 定 は 医 師 と 相 談 の 上 各 医 療 機 関 で 行 うこと 40

入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 について Q: 医 療 資 源 を 2 番 目 に 投 入 した 傷 病 名 に 入 力 をすれば 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 に 入 力 不 要 か A: 必 要 副 傷 病 有 無 の 評 価 の 判 定 は 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 のみで 行 うことから 必 ず 入 力 する こと Q: 併 存 症 があっても 定 義 テーブルに 掲 載 されていないものは 入 力 不 要 か A: 必 要 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 は 定 義 テーブルでの 掲 載 にかかわらず あれば 入 力 のこと Q: 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 に 疑 い 病 名 を 入 力 してよいか A: 疑 い 病 名 は 入 力 不 要 とするが 入 力 しても 構 わない 但 し 入 力 する 場 合 は 病 疑 い など のように 必 ず 疑 い と 入 力 すること Q: 入 院 時 併 存 症 入 院 後 発 症 疾 患 がそれぞれ4つ 以 上 ある 場 合 はどのように 入 力 するのか A: 主 要 なものからそれぞれ 4 つ 選 んで 入 力 のこと 入 力 順 は 関 係 なく 入 力 して 構 わない Q: 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 を 入 院 時 併 存 症 または 入 院 後 発 症 疾 患 にも 入 力 が 必 要 か A: 不 要 入 院 時 併 存 症 入 院 後 の 続 発 症 については 医 療 資 源 を 最 も 投 入 した 傷 病 名 に 対 してのもの であるから 不 要 となる 41

5 手 術 情 報 今 回 の 入 院 中 に 複 数 の 手 術 を 行 った 場 合 には, 主 たる 手 術 ( 又 は 点 数 の 最 も 高 い 手 術 )を 手 術 1に 入 力 する 様 式 1については, 同 日 に 三 つの 手 術 が 行 われた 場 合 等, 保 険 診 療 報 酬 上 算 定 が 認 められない 手 術 についても, 実 際 に 行 われていれば 入 力 のこと ただし, 点 数 表 コード(Kコード)の 入 力 は 各 手 術 について 必 要 である 診 療 報 酬 上 の 手 術 の 部 で 評 価 されている 手 術 について 入 力 する なお, 輸 血 はKコードではあるが, 様 式 1について 入 力 は 不 要 である ⑴ 手 術 名 1 主 たる 手 術 ( 又 は 点 数 の 最 も 高 い 手 術 )を 入 力 する たとえば,1 回 の 入 院 でK614 経 皮 的 冠 動 脈 形 成 術,K615 経 皮 的 冠 動 脈 ステント 留 置 術 の 手 術 を 別 の 日 に 同 一 病 変 若 し くは 別 病 変 に 対 して 行 った 場 合 の 保 険 点 数 は 同 じだが,このように 保 険 点 数 がまったく 同 じとなる 場 合 の 主 たる 手 術 の 判 断 は 主 治 医 の 判 断 による ⑵ ( 手 術 名 1の)ICD9-CMコード 当 該 術 式 に 対 するICD9-CMコードを 左 詰 めで 小 数 点 以 下 まで 入 力 する ( 小 数 点 は1 桁 として 数 えない 小 数 点 は 入 力 しない ) 例 当 該 手 術 が 腰 部 交 感 神 経 切 除 術 05.23 0523 ⑶ ( 手 術 名 1の) 点 数 表 コード 当 該 術 式 に 対 する 医 科 診 療 報 酬 点 数 表 における 手 術 料 に 関 わるコードを 入 力 する 当 該 コードは 基 本 部 分 (4 桁 )の 他 に, 細 項 目 (1,2,3,イ,ロ,ハ 等 )がある 場 合 にはそれも 含 めて 入 力 する その 際,ブランクなどは 入 れずにつめ て 入 力 する 例 K082 人 工 関 節 置 換 術 1 肩, 股, 膝 K0821 K082-2 人 工 関 節 抜 去 術 1 肩, 股, 膝 K082-21 * ハイフンを 入 れることが 必 要 ⑷ ( 手 術 名 1の) 手 術 回 数 当 該 手 術 をはじめて 行 う 場 合 には 初 回 の"1"を, 同 一 部 位 ( 当 該 傷 病 名 にかかる 同 一 部 位 等 )について 再 度 行 う 場 合 は 再 手 術 の"2"を 入 力 する ( 自 院 他 院 を 問 わない 術 式 等 を 問 わない ) ペースメーカーの 電 池 交 換 術, 抜 釘 術 は, 再 手 術 に 該 当 する また, 再 手 術 の 記 載 は, 他 の 医 療 機 関 で 行 った 手 術, 同 一 の 医 療 機 関 でも 過 去 の 入 院 で 行 った 手 術 についても 対 象 とな る 心 臓 カテーテル(PTCA 等 )を, 同 一 日 に2 部 位 以 上 に 行 った 場 合 であっても, 再 手 術 とならない ⑸ ( 手 術 名 1の) 手 術 側 数 当 該 手 術 が 同 種 の 臓 器,あるいは 部 位 が2 個 以 上 あるものに 対 して 適 用 される 場 合 に 入 力 する 右 側 は"1"を, 左 側 は"2" を, 左 右 は"3"を 入 力 する 左 右 とは, 左 右 対 称 の 器 官 ( 目, 耳 鼻 等 )であって, 両 側 同 時 に 実 施 の 場 合 が 対 象 となる 冠 動 脈 のバイパス 手 術 で, 左 右 の 冠 動 脈 について 手 術 を 行 った 場 合 は, 左 右 とならない 心 臓 カテーテル(PTCA 等 )を 右 冠 動 脈 枝 と 左 冠 動 脈 枝 に 行 った 場 合 は,チェック 不 要 である 眼 の 手 術 を 片 方 ずつ 別 々の 日 に 手 術 した 場 合 には,それぞれの 手 術 について 別 々の 片 側 手 術 として 記 載 することとなる が,この 場 合 は, 右 側 1, 左 側 2 それぞれ 入 力 する ⑹ ( 手 術 名 1の) 手 術 日 当 該 手 術 を 実 施 した 年 月 日 を, 入 院 年 月 日 と 同 様 の 書 式 で 入 力 する 例 2009 年 6 月 10 日 の 場 合 20090610 ⑺ ( 手 術 名 1の) 主 たる 麻 酔 当 該 手 術 実 施 時 に 使 用 した 主 たる 麻 酔 の 種 類 を 一 つ 入 力 する 42

値 区 分 麻 酔 区 分 1 全 身 麻 酔 L007: 開 放 点 滴 式 全 身 麻 酔 L008:マスク 又 は 気 管 内 挿 管 による 閉 鎖 循 環 式 全 身 麻 酔 2 硬 膜 外 麻 酔 L002: 硬 膜 外 麻 酔 (L003: 硬 膜 外 麻 酔 後 における 局 所 麻 酔 剤 の 持 続 注 入 ) 3 脊 椎 麻 酔 L004: 脊 椎 麻 酔 4 静 脈 麻 酔 L001-2: 静 脈 麻 酔 5 局 所 麻 酔 L100~L105 6 全 麻 + 硬 膜 外 L007: 開 放 点 滴 式 全 身 麻 酔 または L008:マスク 又 は 気 管 内 挿 管 による 閉 鎖 循 環 式 全 身 麻 酔 + L002: 硬 膜 外 麻 酔 (L003: 硬 膜 外 麻 酔 後 における 局 所 麻 酔 剤 の 持 続 注 入 ) 7 その 他 L000: 迷 もう 麻 酔 L001: 筋 肉 注 射 による 全 身 麻 酔, 注 腸 による 麻 酔 L005: 上 下 肢 伝 達 麻 酔 L006: 球 後 麻 酔 および 顔 面 頭 頸 部 の 伝 達 麻 酔 L008-2: 低 体 温 療 法 等 9 無 ⑻~(35) 手 術 2~ 手 術 5 ⑴~⑺と 同 様 の 要 領 で 手 術 情 報 を 入 力 する 43

手 術 情 報 のQA 麻 酔 について Q: 仮 に 2 L002 硬 膜 外 麻 酔 と 3 L004 脊 椎 麻 酔 の 両 方 を 行 った 場 合 はどちらを 選 ぶのか A:いずれか 主 たる 麻 酔 を 選 択 して 入 力 のこと Q: 内 視 鏡 手 術 などで キシロカインゼリーのみを 使 用 した 麻 酔 の 場 合 は 5 局 所 麻 酔 7 その 他 9 無 のどれに 該 当 するか A: 9 無 とすること Q:キシロカインゼリー+キシロカインポンプスプレーといったように 組 み 合 わせて 使 用 した 場 合 も 9. 無 とするのか A: 診 療 報 酬 点 数 表 の 第 2 章 特 掲 診 療 料 第 11 部 麻 酔 第 1 節 麻 酔 料 を 算 定 していない 場 合 は 9. 無 す る 入 力 方 法 について Q: 輸 血 は 手 術 情 報 に 入 力 が 不 要 であるが 入 力 しても 構 わないか また 輸 血 とは K920 のみをいうの か A: 入 力 しても 構 わない 輸 血 とは K920 のみをいう Q:K930 脊 髄 誘 発 電 位 測 定 加 算 等 の 手 術 医 療 機 器 等 加 算 の 情 報 は 入 力 が 必 要 か A: 不 要 K930~K 939 は 入 力 しないこと Q: 同 一 日 に 同 一 部 位 に 対 して 術 式 が 別 の 手 術 を 二 回 施 行 した 場 合 二 回 目 の 手 術 は 再 手 術 を 選 択 する のか A: 一 連 の 手 術 であれば 初 回 となる Q: 角 膜 異 物 除 去 術 を 平 成 20 年 3 月 に 行 っていて 平 成 20 年 度 の 点 数 改 正 に 伴 い K コードが 変 更 され ている この 場 合 は 手 術 を 行 った 時 の 旧 コードでの 提 出 で 良 いのか それとも 術 式 自 体 は 無 くなっ ていないので 新 コードで 記 入 するのか 教 えていただきたい 旧 コード : K740-2 腹 腔 鏡 下 直 腸 切 除 術 新 コード : K740-21 腹 腔 鏡 下 直 腸 切 除 切 断 術 切 除 術 A:K740-21 を 入 力 すること 平 成 20 年 3 月 以 前 の 手 術 は 全 て 平 成 20 年 度 の K コードに 置 換 えること Q: 定 義 テーブルにない 手 術 として KKK1 を 入 力 してよいか A: 不 可 KKK1 はシステム 上 のコードであるので 正 しい 医 科 点 数 表 の K コードを 入 力 のこと Q:K0011 皮 膚 切 開 術 長 径 10 センチメートル 未 満 (470 点 )のような 点 数 が 低 いものでも 全 て 入 力 しな いといけないのか A:そのとおり 行 った 手 術 は 全 て 入 力 すること 44

Q:K600 大 動 脈 バルーンパンピング 法 (IABP 法 )を 2 日 間 行 った 場 合 はどのように 入 力 するのか A: 初 日 K6001 2 日 目 K6002 と 手 術 2 項 目 分 を 使 用 してそれぞれ 入 力 すること Q:K781 経 尿 道 的 尿 路 結 石 除 去 術 のように 一 連 の 治 療 につき1 回 しか 算 定 できない 手 術 について 算 定 できない2 回 目 以 降 の 手 術 を 入 力 する 必 要 があるか EF ファイルと 矛 盾 が 生 じるが 問 題 ないか A: 必 要 必 ず 入 力 のこと この 場 合 EF ファイルと 矛 盾 するが 問 題 ないものとする 算 定 の 有 無 にか かわらず 行 った 手 術 は 全 て 入 力 のこと Q: 一 般 病 棟 へ 入 院 し 手 術 A を 行 い 療 養 病 棟 等 へ 転 棟 後 一 般 病 棟 へ 再 転 棟 し 手 術 B を 行 った 場 合 どのように 入 力 するのか A: 親 子 それぞれの 様 式 1 の 範 囲 で 入 力 する 例 7 月 1 日 7 月 5 日 7 月 10 日 7 月 20 日 7 月 25 日 7 月 30 日 入 院 手 術 A 転 棟 転 棟 手 術 B 退 院 一 般 病 棟 その 他 病 棟 一 般 病 棟 子 様 式 1-2 ( 療 養 病 棟 ) 子 様 式 1-3 親 様 式 1-1 手 術 1 手 術 2 手 術 3 手 術 4 手 術 5 親 様 式 1-1 手 術 A 手 術 B 子 様 式 1-2 手 術 A 子 様 式 1-3 手 術 B Q: 両 目 の 白 内 障 にて 右 目 に 手 術 を 行 い 退 院 退 院 2 日 後 に 再 入 院 し 左 目 に 手 術 をおこなった 同 一 疾 病 での 3 日 以 内 の 再 入 院 となるが どのように 手 術 側 数 を 入 力 するのか A:それぞれの 入 院 期 間 での 様 式 1 の 範 囲 で 入 力 する 2 つの 入 院 を 一 連 とした 様 式 1 は 右 左 それぞれ 別 に 入 力 する 例 7 月 1 日 7 月 2 日 7 月 3 日 7 月 5 日 7 月 6 日 7 月 7 日 入 院 右 退 院 再 入 院 左 退 院 一 般 病 棟 (3 日 以 内 ) 一 般 病 棟 様 式 1-1 様 式 1-2 親 様 式 1-A 手 術 1 手 術 2 手 術 3 手 術 4 手 術 5 様 式 1-A 右 左 様 式 1-1 右 様 式 1-2 左 Q: 当 院 はDPC 対 象 病 院 であるが 特 定 入 院 期 間 を 超 えて 行 った 手 術 も 入 力 するのか A:そのとおり 特 定 入 院 期 間 は 一 切 関 係 なく 様 式 1 の 期 間 で 行 った 手 術 は 全 て 入 力 すること 45

Q: 手 術 を 6 つ 以 上 行 った 場 合 は 入 力 できないが どのように 入 力 するのか A: 主 要 なものから 5 つ 選 んで 入 力 のこと Q:1 入 院 で2 回 以 上 の 手 術 を 行 った 場 合 診 断 群 分 類 決 定 に 関 係 のない 手 術 に 関 しても 様 式 1に 入 力 しないといけないのか A:そのとおり 手 術 情 報 には 様 式 1の 入 院 期 間 に 行 った 全 ての 手 術 を 入 力 すること Q: 手 術 の 区 分 番 号 K において 術 は 区 分 番 号 K の 術 に 準 じて 算 定 する と 記 載 されている 場 合 診 断 群 分 類 を 決 定 する 際 は 準 用 元 の 手 術 K で 判 断 するが 様 式 1 も K の 方 を 入 力 するのか A:そのとおり 例 区 分 番 号 K781 経 尿 道 的 尿 路 結 石 除 去 術 ( 超 音 波 下 に 行 った 場 合 も 含 む) ( 中 略 )ただし 透 視 下 にバスケットワイヤーカテーテルのみを 用 いて 砕 石 を 行 わず 結 石 の 摘 出 のみを 行 った 場 合 は K798 膀 胱 結 石 異 物 摘 出 術 の 1 に 準 じて 算 定 する のただし 書 き 以 降 の 行 為 を 行 った 場 合 は K781 とする 46