想 定 読 者 を 意 識 した 説 明 法, 自 己 教 育 法 第 12 回 資 料 平 成 26 年 12 月 22 日 情 報 処 理 演 習 室 前 回 論 文 の 書 類, 構 成 などについての 講 義 12. 文 書 への 図 表 の 貼 付 け 方 3 ページ 目 以 降 の 文 書 例 に 詳 しい 方 法 が 書 いてある 後 半, 演 習 をしてもらう 1) 図 表 を 貼 りつけた 原 稿 の 問 題 点 と 対 策 論 文 などの 文 書 図 表 を 含 むものが 多 い 図, 表 の 貼 付 け 方 についての 詳 しい 解 説 が 少 ない かなり 無 理 して 図 表 を 貼 りつけているものがある 改 行 してスペースを 入 れて 貼 りつけている 等 デフォルトで 図 表 を 張 り 付 けると, 編 集 時 に 図 表 の 位 置 がページを 超 えて 移 動 最 初 から 貼 付 けなおす 必 要 が 生 じる 場 合 が 多 い 図 や 表 のキャプションが 図 表 と 一 体 化 せず,テキストと 一 色 かいてあるものがある. 本 文 ができた 段 階 で 図 を 最 後 に 貼 付 け, 貼 付 け 後 の 修 正 は 最 小 限 にする 図 表 の 周 りをテキストが 周 りこむように 設 定 し, 図 の 位 置 は 余 白 を 基 準 にとる テキストボックスや 表 の 中 に 図 を 貼 付 け, 図 とキャプションを 一 体 化 するよ うにする 表 のキャプションは, 表 の 第 一 行 目 に 書 き, 不 要 な 罫 線 は 非 表 示 にする 2) 改 ページや 文 書 の 体 裁 関 係 標 題, 著 者 名, 要 旨 の 部 分 が 一 段 組 で, 本 文 が 二 段 組 みの 場 合, 一 段 組 の 部 分 をテキ ストボックスに 入 れて 一 段 組 にしている 文 書 がある その 方 法 でもよいが, セクションの 区 切 を 一 段 組 に 直 後 にいれることで,それ 以 降 二 段 組 に 設 定 できる 改 ページのところに, 改 行 を 複 数 入 れて 改 ページしている 改 ページ または セクションの 区 切 を 次 ページから に 設 定 することによ って, 改 ページができる セクションの 区 切 を 用 いるとページ 毎 に 別 のレイアウ トを 用 いることができる 1/8
二 段 組 の 最 後 のページで, 両 段 の 末 尾 を 揃 えるために, 文 書 の 途 中 に 不 自 然 な 改 行 を 入 れて 体 裁 を 整 えている 末 尾 に セクションの 区 切 を[ 現 在 の 位 置 から 開 始 ]に 設 定 すると 体 裁 が 整 う 但 し, 末 尾 に 適 当 に 改 行 を 入 れるなどが 必 要 な 場 合 もある 3) 数 式 を 入 れる 場 合 (Word2007 以 降 ) Word2003 までは Microsoft 数 式 3.0 が 使 用 できる これは, 独 立 した 数 式 を 書 い た 場 合 でも, 形 式 が 変 わらないため 同 じ 行 に 式 番 号 などを 書 くことができる word2007 以 降 では, 数 式 がより 簡 単 に 挿 入 できるとともに, 機 能 が 充 実 した しかしながら, 同 じ 行 に 数 式 を 書 こうとすると, 分 数 の 場 合 分 母, 分 子 が 小 さな 文 字 になってしまう これは, 同 じ 行 に 文 字 を 書 くと 文 中 数 式 というモードに 自 動 的 になってしまうためである これを 回 避 するためには, 表 を 用 いるとよい 演 習 : 次 ページ 以 降 の 文 章 を 読 みながら, 文 書 に 図 や 表 を 入 れていく 図 や 図 表 を 挿 入 していない 文 書 についてはホームページ http://polymer.apphy.u-fukui.ac.jp/~kuzuu/lectures/souteidokisha/souteidokusha.html からダウンロードすること 2/8
図 表 式 を 含 む 文 書 の 作 り 方 1. はじめに ワープロ 原 稿 図, 表, 数 式 を 貼 り 付 ける 場 合 の 注 意 点 について, 述 べる 卒 業 研 究 生 が 卒 業 論 文 を 初 めて 書 く 際 に, 図 の 貼 付 け 位 置 に, 改 行 を 入 れて 空 白 をつくりその 上 に 貼 りつけるような 者 が 見 受 けられる そのよう なやり 方 でも, 確 かに 原 稿 を 作 成 できる しかし, 後 で 文 章 を 修 正 した 場 合 図 の 位 置 の 修 正 などが 厄 介 である 特 に 他 人 が 添 削 する 場 合 の 障 害 とな る 場 合 もある さらに, 図 の 位 置 の 設 定 の 仕 方 を 適 切 にしない と, 文 章 を 修 正 した 場 合 に 図 の 位 置 がめちゃめち ゃになる 可 能 性 がある そこで, 後 の 編 集 も 含 め て 使 いやすい: 原 稿 の 作 り 方 について 述 べる なお, 本 稿 は での 作 り 方 を 中 心 に 述 べ,Word 2003 を 用 いた 場 合 も 併 記 することにす る 2. 改 ページ セクションの 区 切 の 有 効 利 用 文 章 の 途 中 で 改 ページする 場 合, 改 行 を 複 数 入 れて 改 ページしている 原 稿 が 見 受 けられる その ような 場 合, 文 章 の 修 正 をして, 行 数 がかわると, いちいち 修 正 しなければならない その 時 には, 改 ページ または セクションの 区 切 を 挿 入 するとよい 途 中 のページに 大 きな 表 などを 入 れるために, 横 長 のページを 入 れたい 場 合 は, セクションの 区 切 を 用 いるとよい さらに,ページ 途 中 で セクションの 区 切 を 入 れると,この 原 稿 のように 題 名 は 1 段, 本 文 は 2 段 組 とすることもできる 2 段 組 の 最 後 に セ クションの 区 切 をいれることで 最 後 のページの 終 わりを 左 右 両 段 で 揃 えることもできる 以 下 に 詳 細 を 述 べる [ 挿 入 ]タブ [ページの 区 切 ]をクリック Word2003 [ 挿 入 ]メニューの[ 改 ページ]をクリック [ 改 ページ]にチェックして[OK]をクリック 2) フォーマットをページで 変 える 場 合 セクションの 区 切 を 挿 入 する [ページレイアウト]タブ [ 区 切 り]をクリック [セクションの 区 切 ]の[ 次 のページから 開 始 ]を クリック Word2003 [ 挿 入 ]メニューの[ 改 ページ]をクリック セ クションの 区 切 ]の[ 次 のページから 開 始 ]をチェ ックして[OK]をクリック 以 上 でページを 変 えてから,ページ 設 定 をセク ション 毎 に 行 う 2.2 ページの 途 中 で 段 組 を 変 える 場 合 この 資 料 のように, 題 名 を 一 段 組, 本 文 を 2 段 組 にする 場 合, 次 のようにする 2 段 組 をしたい 位 置 にカーソルを 置 く [ペー ジレイアウト]タブ [ 区 切 り]をクリック [セク ションの 区 切 ]の[ 現 在 の 位 置 から 開 始 ]をクリッ ク [ 段 組 ]をクリック [2 段 ]をクリック Word2003 2 段 組 をしたい 位 置 にカーソルを 置 く [ 挿 入 ] メニューの[ 改 ページ]をクリック セクション の 区 切 ]の[ 現 在 の 位 置 から 開 始 ]をチェックして [OK]をクリック [ 書 式 ]メニューの[ 段 組 ]をク リック [2 段 組 み]を 選 択 [OK]をクリック 2.1 文 章 の 途 中 で 改 ページする 場 合 1) ベージにフォーマットを 変 更 しない 場 合 2.3 二 段 組 みの 最 終 ページで 末 尾 を 揃 える 文 章 の 最 後 で 3)に 順 次 手 [セクションの 区 切 ] を[ 現 在 の 位 置 から 開 始 ]で 挿 入 することにより 3/8
末 尾 がおおよそ 揃 う 揃 わない 場 合 は, 最 後 に 改 行 を 入 れたり 取 ったりしてみると 揃 う 場 合 が ある 3. 図 の 貼 付 け 方 図 表 を 貼 り 付 ける 場 合 は, 文 中 の 適 当 な 位 置 に 挿 入 する 場 合 もあるが, 論 文 などではページの 上 か 下 に 配 置 する その 際, 図 の[ 位 置 ]を[ 余 白 ]を 基 準 に 設 定 しておくとよい [ 段 ]とか[ 文 字 ]を 基 準 に 設 定 すると, 編 集 にともない, 別 ページに 図 が 飛 んでしまうことになるので 注 意 が 必 要 である 1) 図 をそのまま 貼 り 付 ける 図 をそのまま 貼 り 付 ける 図 を 挿 入 する 位 置 にカーソルを 置 く [ 挿 入 ]タ ブの[ 図 ]をクリック 挿 入 する 図 を 選 択 [ 挿 入 ]を クリック 図 のところにカーソルを 置 き, 右 クリ ックしてメニューを 表 示 [ 図 の 書 式 設 定 ]をクリ ック [レイアウト]タブをクリック [ 四 角 をク リックする] [ 詳 細 設 定 ]をクリック [ 位 置 ]のタ ブを 選 択 水 平 方 向 および 垂 直 報 告 の[ 基 準 ]を [ 余 白 ]に 設 定 [ 文 字 の 折 り 返 し]タプをクリック 必 要 に 応 じて[ 四 角 ]または[ 上 下 ]をクリック [OK]をクリック [OK]をクリック 図 をドラッ クして 必 要 な 位 置 に 移 動 Word 2003 図 を 挿 入 する 位 置 にカーソルを 置 く [ 挿 入 ]メ ニューの[ 図 ]をクリック [ファイルから]をクリ ック 挿 入 する 図 を 選 択 [ 挿 入 ]をクリック 図 の ところにカーソルを 置 き, 右 クリックしてメニュ ーを 表 示 [ 図 の 書 式 設 定 ]をクリック [レイア ウト]タブをクリック [ 四 角 ]をクリック [ 詳 細 設 定 ]をクリック [ 位 置 ]のタブを 選 択 水 平 方 向 および 垂 直 報 告 の[ 基 準 ]を[ 余 白 ]に 設 定 [ 文 字 の 折 り 返 し]タブをクリック 必 要 に 応 じて[ 四 角 ]または[ 上 下 ]をクリック [OK]をクリック [OK]をクリック 図 をドラックして 必 要 な 位 置 に 移 動 実 際 に 貼 りつけた 図 の 例 を 図 1 に 示 す 2) テキストボックスの 中 に 図 を 入 れる テキストボックスの 中 に 図 を 入 れることによ り,キャプションと 一 体 化 できるとともに, 図 の 幅 も 自 動 的 に 調 整 される 図 は 貼 り 付 ける 時 と 同 様,テキストボックスの [ 位 置 ]を[ 余 白 ]を 基 準 に 設 定 しておくとよい [ 段 ] とか[ 文 字 ]を 基 準 に 設 定 すると, 編 集 にともない, 別 ページに 図 が 飛 んでしまうことになるので 注 意 が 必 要 である 図 1 図 の 直 接 の 貼 り 付 け [ 挿 入 ]タブ [テキストボックス]をクリック [ 横 書 きテキストボックスの 描 画 ] 図 を 入 れたい 位 置 にテキストボックスをドラックして 入 れる テキストボックスの 中 にカーソルをいれて [ENTER ]キーを 押 す テキストボックスの 枠 を ドラックして,2 行 目 が 見 えるようにする 図 番 号 と 説 明 文 (キャプション)を 入 力 [ホーム] タブ 内 の[ 中 央 揃 え]ボタンをクリック( 必 要 に 応 じて 行 う) 貼 りつけたい 図 が 置 かれているフォ ルダから,テキストボックスの 一 行 目 にドラック してテキスト 内 に 貼 り 付 ける(この 段 階 で 図 の 幅 はテキストボックス 内 に 収 まる) テキストボッ クスの 枠 をクリックしたのち, 下 の 部 分 をドラッ 4/8
内 に 収 まる) テキストボックスの 枠 をクリック したのち, 下 の 部 分 をドラックして 図 とキャプシ ョン 全 体 が 表 示 されるようにテキストボックス の 高 さを 広 げる テキストボックスの 枠 にカー ソルを 置 き 右 クリックしてメニューを 表 示 [テ キストボックスの 書 式 設 定 ]をクリック [ 色 と 線 ]タブをクリック [ 線 の 色 ]を 色 無 しに 設 定 [レイアウトダブ]をクリック [ 四 角 ]をクリック [ 詳 細 設 定 ]をクリック [ 位 置 ]のタブを 選 択 水 平 方 向 および 垂 直 報 告 の[ 基 準 ]を[ 余 白 ]に 設 定 [ 文 字 の 折 り 返 し]タブをクリック 必 要 に 応 じ て[ 四 角 ]または[ 上 下 ]をクリック [OK]をクリッ ク [OK]をクリック テキストボックスをドラ ックして 必 要 な 位 置 に 移 動 クして 図 とキャプション 全 体 が 表 示 されるよう にテキストボックスの 高 さを 広 げる テキスト ボックスの 枠 にカーソルを 置 き 右 クリックして メニューを 表 示 する [テキストボックスの 書 式 設 定 ]をクリック [ 色 と 線 ]タブをクリック [ 線 の 色 ]を 色 無 しに 設 定 する [レイアウトダブをク リックする] [ 四 角 ]をクリック [ 詳 細 設 定 ]をク リック [ 位 置 ]のタブを 選 択 水 平 方 向 および 垂 直 方 向 の[ 基 準 ]を[ 余 白 ]に 設 定 [ 文 字 の 折 り 返 し]タブをクリック 必 要 に 応 じて[ 四 角 ]または [ 上 下 ]をクリック [OK]をクリック [OK]をクリ ック テキストボックスをドラックして 必 要 な 位 置 に 移 動 Word 2003 図 2 テキストボックスへの 貼 付 け 例 [ 挿 入 ]メニュー [テキストボックス] [ 横 書 き] 図 を 入 れたい 位 置 にテキストボックスをド ラックして 入 れる テキストボックスの 中 にカ ーソルをいれて ENTER キーを 押 す テキスト ボックスの 枠 をドラックして,2 行 目 が 見 えるよ うにする 図 番 号 と 説 明 文 (キャプション)を 入 力 する 書 式 ツールバー 内 の[ 中 央 揃 え]ボタン をクリックする( 必 要 に 応 じて 行 う) 貼 りつけ たい 図 が 置 かれているフォルダから,テキストボ ックスの 一 行 目 にドラックしてテキスト 内 に 貼 り 付 ける(この 段 階 で 図 の 幅 はテキストボックス 上 記 の 方 法 で 図 を 入 れた 例 を 図 2 に 示 す 3) 表 の 中 に 図 を 貼 り 付 ける 図 のキャプションを 含 めて 文 書 中 に 貼 り 付 け る 場 合, 上 記 の 場 合 のようにテキストボックスを 用 いることができる しかしながら, 例 えば, 図 1(a),1(b)のように 縦 に 2 つの 表 を 並 べる 場 合, 表 を 利 用 することもできる 表 に 貼 り 付 ける 場 合 も 図 やテキストボックス と 同 様 [ 余 白 ]を 基 準 にして[ 文 字 の 折 り 返 し]をす ると, 編 集 に 伴 って 崩 れることを 防 ぐことができ る 具 体 的 な 手 順 を 以 下 に 示 す の 場 合 [ 挿 入 ]タブをクリック [ 表 ]をクリック [ 表 の 挿 入 ]をクリック 列 数 を 1 に, 行 数 を 3 にする 必 要 に 応 じて 表 の 幅 を 調 整 3 行 目 にキャプシ ョンを 挿 入 一 行 目 をセル 内 で 改 行 セル 内 の 2 行 目 に(a)と 書 き,[ホームタブ]の[ 中 央 揃 え]をクリ ックしてセンタリング 同 様 に 表 の 2 行 目 のセル に(b)と 入 力 してセンタリング 一 行 目 のセルの 一 行 目 にカーソルを 置 く 貼 りつけたい 図 をフ ォルダからドラックして 貼 り 付 ける 罫 線 の 枠 のところにカーソルを 置 き 右 クリックしてメニ ューを 表 示 させる [ 線 種 とページ 罫 線 と 網 かけ の 設 定 ]をクリック [ 罫 線 ]タブをクリック [ 罫 線 なし]をクリック [OK]をクリック 再 び 罫 線 5/8
の 枠 のところにカーソルを 置 き, 右 クリックをし てメニューを 表 示 [ 表 のプロパティー]をクリッ ク [ 文 字 の 折 り 返 し]の[する]をクリック [ 位 置 ]をクリック [ 水 平 方 向 ],[ 垂 直 方 向 ]ともに[ 基 準 ]を[ 余 白 ]に 設 定 セルの 左 上 の 青 い+のよう なマークをドラックして, 希 望 の 位 置 に 表 を 移 動 Word2003 の 場 合 [ 罫 線 ]メニユーから [ 挿 入 ]をクリック [ 表 ] をクリックする 列 数 を 1 に, 行 数 を 3 にする 必 要 に 応 じて 表 の 幅 を 調 整 3 行 目 にキャプショ ンを 挿 入 一 行 目 をセル 内 で 改 行 セル 内 の 2 行 目 に(a)と 書 き,[ツールバー]の[ 中 央 揃 え]をク リックしてセンタリング 同 様 に 表 の 2 行 目 のセ ルに(b)と 入 力 してセンタリング 一 行 目 のセル の 一 行 目 にカーソルを 置 く 貼 りつけたい 図 を フォルダからドラックして 貼 り 付 ける 罫 線 の 枠 のところにカーソルを 置 き 右 クリックしてメ ニューを 表 示 [ 線 種 とページ 罫 線 と 網 かけの 設 定 ]をクリック [ 罫 線 ]タブをクリック [ 罫 線 な し]をクリック [OK]をクリック 再 び 罫 線 の 枠 のところにカーソルを 置 き, 右 クリックをしてメ ニューを 表 示 [ 表 のプロパティー]をクリック [ 文 字 の 折 り 返 し]の[する]をクリック [ 位 置 ]を クリック [ 水 平 方 向 ],[ 垂 直 方 向 ]ともに[ 基 準 ]を [ 余 白 ]に 設 定 セルの 左 上 の+のようなマークを ドラックして, 希 望 の 位 置 に 表 を 移 動 させる 以 上 の 例 を 図 3 に 示 す 4. 表 の 貼 付 け 方 表 を 挿 入 すると, 原 則 として 文 章 と 一 緒 に 移 動 することになる また, 表 の 途 中 でも 改 ページや 2 段 組 みの 場 合 は, 左 段 から 右 段 にわたる 表 がで きることもある そこで, 任 意 の 位 置 に 表 を 配 置 するためには, 図 を 表 に 入 れる 場 合 と 同 様 に[ 文 字 の 折 り 返 し]をして, 位 置 を[ 余 白 ]を 基 準 にすると, 図 やテキストボックスのように 文 書 を 後 で 編 集 しても 崩 れにくい 表 が 作 成 できる さらに,キャプションも 表 の 一 列 目 にいれるこ とによって, 表 自 体 の 移 動 が 可 能 となる の 場 合 (a) (b) 図 3 縦 に 2 つの 図 を 重 ねた 例 (a)と(b)は 表 の 別 のセルに 入 れてある [ 挿 入 タプ]をクリック [ 表 ]をクリック [ 表 の 挿 入 ]をクリック [ 列 数 ]に 必 要 な 列 数 を 入 力 [ 行 数 ]に 必 要 な 行 数 よりも 1 つ 多 い 数 を 入 力 第 1 行 目 の 全 てのセルの 間 をドラックして 選 択 ( 選 択 したセルが 青 くなる) [レイアウト]タブをク リック [セルの 結 合 ]をクリック 第 一 行 目 に 表 のキャプションを 入 力 [ホーム]タブの[ 中 央 揃 え]をクリック 表 のキャプションの 部 分 にカー ソルをいれる [デザイン]タブをクリック [ 罫 線 の 作 成 ]リボンの 罫 線 のグループから[ 罫 線 無 し]を 選 択 [ 罫 線 を 引 く]をクリック キャプシ ョン 部 分 の 不 要 な 線 をクリックすることにより, 消 去 ( 画 面 では 青 の 点 線 で 表 示 ) 表 のセルに 必 要 項 目 を 記 入 ( 必 要 に 応 じて 適 宜 センタリング, 左 揃 えなど 形 式 を 整 える) 罫 線 の 枠 のところに カーソルを 置 き, 右 クリックをしてメニューを 表 示 [ 表 のプロパティー]をクリック [ 文 字 の 折 り 返 し]の[する]をクリック [ 位 置 ]をクリック [ 水 平 方 向 ],[ 垂 直 方 向 ]ともに[ 基 準 ]を[ 余 白 ]に 設 定 セルの 左 上 の 青 い+のようなマークをドラ 6/8
表 1 購 入 品 一 覧 品 名 金 額 ( 円 ) レポート 用 紙 250 シャープペンシル 100 消 しゴム 100 合 計 450 ックして, 希 望 の 位 置 に 表 を 移 動 Word 2003 の 場 合 [ 罫 線 ]メニユーから [ 挿 入 ]をクリック [ 表 ]を クリック [ 列 数 ]に 必 要 な 列 数 を 入 力 [ 行 数 ]に 必 要 な 行 数 よりも 1 つ 多 い 数 を 入 力 第 1 行 目 の 全 てのセルの 間 をドラックして 選 択 ( 選 択 したセ ルが 黒 く 反 転 する) [ 罫 線 ]メニューから [セル の 結 合 ]をクリック 第 一 行 目 に 表 のキャプショ ンを 入 力 [ツールバー]の[ 中 央 揃 え]をクリック 表 のキャプションの 部 分 にカーソルを 入 れる [ 罫 線 ]メニューをクリック [ 罫 線 を 引 く]をク リック [ 罫 線 ツールバー]が 現 れる [ 罫 線 ツー ルバー]の 罫 線 のボックスから[ 罫 線 無 し]を 選 択 [ 罫 線 を 引 く]をクリック キャプション 部 分 の 不 要 な 線 を 上 から 引 くことにより, 消 去 ( 画 面 で はグレーの 点 線 で 表 示 ) [ 罫 線 ツールバー]の[ 罫 線 を 引 く]アイコンをクリックして 罫 線 を 引 く 状 態 を 解 除 表 のセルに 必 要 項 目 を 記 入 ( 必 要 に 応 じて 適 宜 センタリング, 左 揃 えなど 形 式 を 整 える) 罫 線 の 枠 のところにカーソルを 置 き, 右 クリッ クをしてメニューを 表 示 [ 表 のプロパティー]を クリック [ 文 字 の 折 り 返 し]の[する]をクリック [ 位 置 ]をクリック [ 水 平 方 向 ],[ 垂 直 方 向 ]とも に[ 基 準 ]を[ 余 白 ]に 設 定 セルの 左 上 の 青 い+の ようなマークをドラックして, 希 望 の 位 置 に 表 を 移 動 5. 数 式 の 挿 入 数 式 については,それぞれの 数 式 機 能 の 使 い 方 がわかっているものとして 簡 単 に 説 明 するにと どめる 1) Microsoft 数 式 3.0 の 挿 入 Word 2003の 場 合 は,Micoosoft 数 式 3.0 を 使 う Word 2007 以 降 でも Micoosoft 数 式 3.0 が 使 用 でき る これらの 場 合 は,それぞれ 次 の 操 作 で 入 力 で きる Word2010 の 場 合 [ 挿 入 ]タブをクリック [テキスト]グルーブにあ る[オブジェクト]をクリック [オブジェクトの 種 類 ]から[Micoosoft 数 式 3.0]を 選 択 [OK]をクリ ック Word 2003 の 場 合 [ 挿 入 ]メニューをクリック [オブジェクト]を クリック [オブジェクトの 種 類 ]から[Micoosoft 数 式 3.0]を 選 択 [OK]をクリック この 後 は 数 式 の 入 力 をしていく 例 えば 次 のよう に 入 力 して, 式 番 号 をつけた 例 が 次 のようなもの である 式 番 号 は 単 に 同 じ 行 に 書 いただけのもの である sin i n sin r 2) Word 2007 以 降 での 数 式 の 使 用 (1) 前 項 で 述 べたように においても, [Microsoft 数 式 3.0]が 使 用 できる この 場 合 は,(1) 式 のように, 同 じ 行 に 式 番 号 などの 文 字 を 書 いて も 何 ら 問 題 ない Office 2007 以 降 はさらに 強 化 さ れた 数 式 機 能 がついている これを 使 って 同 様 に sin i sin r = n のように 入 力 することができる ところが, Microsoft 数 式 3.0 のように 式 番 号 を 打 とうとして sin i sin r = n (2) のように 書 くと, 分 母, 分 子 の 式 が 小 さくなって しまう これは, 数 式 と 同 じ 行 に 文 字 を 入 れると [ 文 中 数 式 ]という 形 式 に 自 動 的 に 変 換 されてしま うためである これを 回 避 するためには,テクニ ックが 必 要 である 先 ず 次 のような 表 を 挿 入 する 左 側 の 列 は 最 初 の 余 白 に 相 当 し, 右 側 の 例 に 式 番 号 を 挿 入 するところである 真 ん 中 の 列 には 式 を いれる そうすると, 7/8
sin i sin r = n (3) のようになる ここでは, 数 式 を 左 寄 せにした この 上 で 次 の 操 作 をして 罫 線 を 消 す 表 の 罫 線 の 上 にカーソルを 置 く 右 クリック してメニューを 表 示 [ 線 種 とページ 罫 線 と 網 掛 けの 設 定 ]をクリックする [ 種 類 ]グループ[ 罫 線 なし]をクリックする [OK]をクリックする そうすると 次 のようになり,きれいな 形 で 数 式 と 式 番 号 を 表 示 できる sin i sin r = n (3) 6. おわりに 図 表 の 貼 付 け 方, 式 の 書 き 方 について, 編 集 上 崩 れない 方 法 を 書 いてきた いつ 貼 り 付 けるかに ついては, 今 まで 述 べなかった 最 後 に, 図 表 を 多 く 載 せた 文 書 を 作 るこつを 説 明 しておこう まず, 図 表 については, 別 のファイルに 予 め 作 って 貼 りつけておく それを 見 ながら 文 書 だけの 原 稿 をまず 書 いていく 文 書 だけで 推 敲 を 繰 り 返 し,95% 程 度 出 来 上 がった 時 点 で 図 表 を 貼 りつけ ていくのが, 効 率 的 である これに 書 いた 方 法 は, 筆 者 がこれまで 個 人 的 に 工 夫 してきたものを 中 心 に 書 いた Word には, 様 々な 機 能 があり, 全 て 使 いこなしている 人 は 少 ないであろう それぞれが, 使 用 していくなかで, より 良 い 方 法 を 発 見 していってほしい 以 上 8/8