第 10 部 手 術 < 通 則 > 1 通 則 1 の 診 断 穿 刺 検 体 採 取 とは 第 2 章 第 3 部 検 査 の 第 4 節 診 断 穿 刺 検 体 採 取 料 に 係 るものをいう 2 通 則 1 及 び 通 則 2 は 手 術 料 算 定 の 内 容 には 次 の3 通 りあることを 示 しており 輸 血 料 については 手 術 料 の 算 定 がなくとも 単 独 で 算 定 できる (1) 手 術 料 (+ 薬 剤 料 等 ) (2) 手 術 料 + 輸 血 料 (+ 薬 剤 料 等 ) (3) 輸 血 料 (+ 薬 剤 料 等 ) 3 手 術 料 ( 輸 血 料 を 除 く )は 特 別 の 理 由 がある 場 合 を 除 き 入 院 中 の 患 者 及 び 入 院 中 の 患 者 以 外 の 患 者 にかかわらず 同 種 の 手 術 が 同 一 日 に2 回 以 上 実 施 される 場 合 には 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 のみにより 算 定 する 4 手 術 当 日 に 手 術 ( 自 己 血 貯 血 を 除 く )に 関 連 して 行 う 処 置 (ギプスを 除 く )の 費 用 及 び 注 射 の 手 技 料 は 術 前 術 後 にかかわらず 算 定 できない また 内 視 鏡 を 用 いた 手 術 を 行 う 場 合 これと 同 時 に 行 う 内 視 鏡 検 査 料 は 別 に 算 定 できない 5 手 術 に 当 たって 通 常 使 用 される 保 険 医 療 材 料 (チューブ 縫 合 糸 ( 特 殊 縫 合 糸 を 含 む ) 等 ) 衛 生 材 料 (ガーゼ 脱 脂 綿 及 び 絆 創 膏 等 ) 外 皮 用 殺 菌 剤 患 者 の 衣 類 及 び1 回 の 手 術 に 使 用 される 総 量 価 格 が15 円 以 下 の 薬 剤 の 費 用 は 手 術 の 所 定 点 数 に 含 まれる ただし 別 に 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 特 定 保 険 医 療 材 料 及 び1 回 の 手 術 に 使 用 される 総 量 価 格 が15 円 を 超 える 薬 剤 ( 手 術 後 の 薬 剤 病 巣 撒 布 を 含 み 外 皮 用 殺 菌 剤 を 除 く )については 当 該 手 術 の 所 定 点 数 の 他 に 当 該 特 定 保 険 医 療 材 料 及 び 薬 剤 の 費 用 を 算 定 できる 6 画 像 診 断 及 び 検 査 の 費 用 を 別 に 算 定 できない 手 術 の 際 に 画 像 診 断 又 は 検 査 を 行 った 場 合 にお いても 当 該 画 像 診 断 及 び 検 査 に 伴 い 使 用 したフィルムに 要 する 費 用 については 区 分 番 号 E400 ( 注 を 含 む )に 掲 げるフィルム 料 を 算 定 できる また 当 該 画 像 診 断 及 び 検 査 に 伴 い 特 定 保 険 医 療 材 料 又 は 薬 剤 を 使 用 した 場 合 は 区 分 番 号 K950 に 掲 げる 特 定 保 険 医 療 材 料 料 又 は 区 分 番 号 K940 に 掲 げる 薬 剤 料 を 算 定 できる なお この 場 合 フィル ム 料 特 定 保 険 医 療 材 料 料 及 び 薬 剤 料 以 外 の 画 像 診 断 及 び 検 査 の 費 用 は 別 に 算 定 できない 7 第 1 節 手 術 料 に 掲 げられていない 手 術 のうち 簡 単 な 手 術 の 手 術 料 は 算 定 できないが 特 殊 な 手 術 ( 点 数 表 にあっても 手 技 が 従 来 の 手 術 と 著 しく 異 なる 場 合 等 を 含 む )の 手 術 料 は その 都 度 当 局 に 内 議 し 最 も 近 似 する 手 術 として 準 用 が 通 知 された 算 定 方 法 により 算 定 する 例 えば 従 来 一 般 的 に 開 胸 又 は 開 腹 により 行 われていた 手 術 を 内 視 鏡 下 において 行 った 場 合 等 はこれに 該 当 する 8 通 則 5に 規 定 する 体 外 循 環 を 要 する 手 術 とは 区 分 番 号 K541 から K544 まで K551 K553 K554 から K556 まで K557 から K5 57-3 まで K558 K560 K560-2 K568 K57 0 K571 から K574 まで K576 K577 K579 から K580 まで K582 から K589 まで 及 び K592 から K594 ま でに 掲 げる 人 工 心 肺 を 用 いた 手 術 をいう 9 通 則 7 及 び 通 則 8 の 加 算 は 第 1 節 手 術 料 に 定 める 手 術 にのみ 適 用 され 輸 血 料 手 術 - 1 -
手 術 医 療 機 器 等 加 算 薬 剤 料 及 び 特 定 保 険 医 療 材 料 料 は 加 算 の 対 象 とならない また 通 則 7 及 び 通 則 8 の 所 定 点 数 とは 第 1 節 手 術 料 の 各 区 分 に 掲 げられた 点 数 及 び 各 区 分 の 注 に 規 定 する 加 算 の 合 計 をいい 通 則 の 加 算 点 数 は 含 まない 10 通 則 10 の 加 算 は HIV-1 抗 体 (ウエスタンブロット 法 ) 若 しくはHIV-2 抗 体 (ウエスタンブロット 法 )によってHIV 抗 体 が 陽 性 と 認 められた 患 者 又 はHIV-1 核 酸 検 査 によってHIV-1 核 酸 が 確 認 された 患 者 に 対 して 観 血 的 手 術 を 行 った 場 合 に1 回 に 限 り 算 定 する ただし 同 一 日 に 複 数 の 手 術 を 行 った 場 合 は 主 たる 手 術 についてのみ 加 算 する 11 通 則 11 の 加 算 は 次 のいずれかに 該 当 する 患 者 に 対 して 全 身 麻 酔 硬 膜 外 麻 酔 又 は 脊 椎 麻 酔 を 伴 う 観 血 的 手 術 を 行 った 場 合 に1 回 に 限 り 算 定 する ただし 同 一 日 に 複 数 の 手 術 を 行 った 場 合 は 主 たる 手 術 についてのみ 加 算 する (1) 感 染 症 法 に 基 づく 医 師 から 都 道 府 県 知 事 等 への 届 出 のための 基 準 により 医 師 により 届 け 出 が 義 務 付 けられているメチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 の 患 者 ( 診 断 した 医 師 の 判 断 により 症 状 や 所 見 から 当 該 疾 患 が 疑 われ かつ 病 原 体 診 断 がなされたもの ) (2) HBs 又 はHBe 抗 原 によって 抗 原 が 陽 性 と 認 められたB 型 肝 炎 患 者 (3) HCV 抗 体 定 性 定 量 によってHCV 抗 体 が 陽 性 と 認 められたC 型 肝 炎 患 者 (4) 微 生 物 学 的 検 査 により 結 核 菌 を 排 菌 していることが 術 前 に 確 認 された 結 核 患 者 12 通 則 12 の 入 院 中 の 患 者 以 外 の 患 者 に 対 する 手 術 の 休 日 加 算 1 及 び2 時 間 外 加 算 1 及 び 2 又 は 深 夜 加 算 1 及 び2は 次 の 場 合 に 算 定 できる ただし 手 術 が 保 険 医 療 機 関 又 は 保 険 医 の 都 合 により 休 日 時 間 外 又 は 深 夜 に 行 われた 場 合 には 算 定 できない (1) 休 日 加 算 時 間 外 加 算 又 は 深 夜 加 算 が 算 定 できる 初 診 又 は 再 診 に 引 き 続 き 行 われた 緊 急 手 術 の 場 合 (2) 初 診 又 は 再 診 から 手 術 までの 間 に 手 術 に 必 要 不 可 欠 な 検 査 等 を 行 い かつ 当 該 検 査 等 の 終 了 後 に 手 術 ( 休 日 に 行 うもの 又 はその 開 始 時 間 ( 執 刀 した 時 間 をいう )が 診 療 時 間 以 外 の 時 間 若 しくは 深 夜 であるものに 限 る )を 開 始 した 場 合 であって 当 該 初 診 又 は 再 診 から 手 術 の 開 始 時 間 までの 間 が8 時 間 以 内 である 場 合 ( 当 該 手 術 の 開 始 時 間 が 入 院 手 続 きの 後 の 場 合 を 含 む ) 13 通 則 12 の 入 院 中 の 患 者 に 対 する 手 術 の 休 日 加 算 1 及 び2 又 は 深 夜 加 算 1 及 び2は 病 状 の 急 変 により 休 日 に 緊 急 手 術 を 行 った 場 合 又 は 開 始 時 間 が 深 夜 である 緊 急 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 できる ただし 手 術 が 保 険 医 療 機 関 又 は 保 険 医 の 都 合 により 休 日 又 は 深 夜 に 行 われた 場 合 には 算 定 できない 14 通 則 12 の 休 日 加 算 1 及 び2 時 間 外 加 算 1 及 び2 又 は 深 夜 加 算 1 及 び2の 対 象 となる 時 間 の 取 扱 いは 初 診 料 と 同 様 であり 区 分 番 号 A000 の 注 9 又 は 区 分 番 号 A001 の 注 7に 規 定 する 夜 間 早 朝 等 加 算 を 算 定 する 場 合 にあっては 通 則 12 の 休 日 加 算 1 及 び2 時 間 外 加 算 1 及 び2 又 は 深 夜 加 算 1 及 び2は 算 定 しない また 通 則 12 の 加 算 に 係 る 適 用 の 範 囲 及 び 所 定 点 数 については 通 則 7 及 び 通 則 8 の 加 算 の 取 扱 いと 同 様 ( 本 通 則 9 参 照 )である なお 区 分 番 号 K780 同 種 死 体 腎 移 植 術 の 注 1 に 規 定 する 死 体 腎 移 植 加 算 について 通 則 12 の 加 算 を 算 定 する 場 合 は 同 種 死 体 腎 移 植 の 開 始 時 間 により 要 件 の 該 当 の 有 無 を 判 断 するのではなく 死 体 腎 の 摘 出 術 の 開 始 時 間 をもって 判 断 する 15 通 則 12 の 休 日 加 算 1 時 間 外 加 算 1 又 は 深 夜 加 算 1( 以 下 時 間 外 等 加 算 1 とい 手 術 - 2 -
う )は 当 該 加 算 を 算 定 するものとして 地 方 厚 生 ( 支 ) 局 長 等 に 届 出 を 行 っている 診 療 科 において 手 術 を 実 施 した 場 合 に 限 り 算 定 できる 16 通 則 12 の 時 間 外 等 加 算 1を 算 定 する 場 合 は 手 術 を 実 施 した 診 療 科 初 診 又 は 再 診 の 日 時 ( 入 院 中 の 患 者 以 外 の 患 者 に 手 術 を 実 施 した 場 合 に 限 る ) 及 び 手 術 を 開 始 した 日 時 を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 すること 17 通 則 13 の 特 に 規 定 する 場 合 とは 各 区 分 に 掲 げる 手 術 名 の 末 尾 に 両 側 と 記 入 したも のをいう なお この 場 合 において 両 側 にわたり 手 術 を 行 う 医 療 上 の 必 要 性 がなく 片 側 の 手 術 のみを 行 った 場 合 であっても 両 側 に 係 る 所 定 点 数 を 算 定 する また 肺 の 両 側 に 対 し 手 術 を 行 った 場 合 は 片 側 それぞれについて 算 定 できる 18 同 一 手 術 野 又 は 同 一 病 巣 における 算 定 方 法 (1) 通 則 14 の 同 一 手 術 野 又 は 同 一 病 巣 とは 原 則 として 同 一 皮 切 により 行 い 得 る 範 囲 をいい 具 体 的 には 次 のような 手 術 の 組 み 合 わせが 行 われる 範 囲 をいう この 場 合 においては 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 のみを 算 定 する なお 主 たる 手 術 とは 所 定 点 数 及 び 注 による 加 算 点 数 を 合 算 した 点 数 の 高 い 手 術 をいう ア 肺 切 除 術 の 際 に 併 施 する 簡 単 な 肺 剥 皮 術 イ 虫 垂 切 除 術 と 盲 腸 縫 縮 術 ウ 子 宮 附 属 器 腫 瘍 摘 出 術 と 卵 管 結 紮 術 (2) (1)にかかわらず 同 一 皮 切 により 行 い 得 る 範 囲 内 にあっても 次 に 掲 げる 場 合 に は 同 一 手 術 野 又 は 同 一 病 巣 には 該 当 せず それぞれ 所 定 点 数 を 算 定 する なお そ れらの 他 同 一 皮 切 により 行 い 得 る 範 囲 の 原 則 によることが 著 しく 不 合 理 である 場 合 は 通 則 3 に 照 らしてその 都 度 当 局 に 内 議 のうえ 決 定 する ア 胃 切 除 術 ( 消 化 器 系 の 手 術 )と 腹 部 大 動 脈 瘤 に 対 する 大 動 脈 瘤 切 除 術 ( 脈 管 系 の 手 術 )の 組 み 合 わせ 胃 切 除 術 ( 消 化 器 系 の 手 術 )と 腎 摘 出 術 ( 尿 路 系 の 手 術 )の 組 み 合 わせ 胃 切 除 術 ( 消 化 器 系 の 手 術 )と 子 宮 附 属 器 腫 瘍 摘 出 術 ( 開 腹 によるもの)( 婦 人 科 系 の 手 術 )の 組 み 合 わせ 腎 悪 性 腫 瘍 手 術 ( 尿 路 系 の 手 術 )と 肺 切 除 術 ( 呼 吸 器 系 の 手 術 )の 組 み 合 わせ 腹 腔 鏡 下 胃 切 除 術 ( 消 化 器 系 の 手 術 )と 腹 腔 鏡 下 腎 摘 出 術 ( 尿 路 系 の 手 術 )の 組 み 合 わせ 腹 腔 鏡 下 胃 切 除 術 ( 消 化 器 系 の 手 術 )と 子 宮 附 属 器 腫 瘍 摘 出 術 ( 腹 腔 鏡 によるもの)( 婦 人 科 系 の 手 術 )の 組 み 合 わせ 等 相 互 に 関 連 のない2 手 術 を 同 時 に 行 う 場 合 イ 胃 切 除 術 と 直 腸 切 除 術 の 組 み 合 わせ 食 道 腫 瘍 摘 出 術 ( 開 腹 手 術 によるもの)と 結 腸 切 除 術 の 組 み 合 わせ 腹 腔 鏡 下 胃 切 除 術 と 腹 腔 鏡 下 直 腸 切 除 術 の 組 み 合 わせ 食 道 腫 瘍 摘 出 術 ( 腹 腔 鏡 下 によるもの)と 腹 腔 鏡 下 結 腸 切 除 術 の 組 み 合 わせ 等 同 じ 消 化 器 系 の 手 術 であっても 遠 隔 部 位 の2 手 術 を 行 う 場 合 ウ 人 工 妊 娠 中 絶 術 ( 腟 式 手 術 )と 卵 管 結 紮 術 ( 開 腹 術 )の 組 み 合 わせ 等 通 常 行 う 手 術 の 到 達 方 法 又 は 皮 切 及 び 手 術 部 位 が 異 なる 場 合 (3) 同 一 手 術 野 又 は 同 一 病 巣 であっても 複 数 手 術 に 係 る 費 用 の 特 例 ( 平 成 24 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 138 号 ) に 規 定 するものについては 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 に 従 たる 手 術 (1つに 限 る )の 所 定 点 数 の100 分 の50に 相 当 する 額 を 加 えた 点 数 により 算 定 する な お 具 体 的 な 取 扱 いについては 別 途 通 知 する (4) 指 に 係 る 同 一 手 術 野 の 範 囲 手 術 - 3 -
指 に 係 る 同 一 手 術 野 の 範 囲 と 算 定 方 法 については 次 の 通 りである ア 第 1 指 から 第 5 指 までを 別 の 手 術 野 とする 次 に 掲 げる 手 術 のうち 2つ 以 上 の 手 術 を 同 一 指 について 行 った 場 合 には 通 則 14 における 別 に 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 場 合 に 該 当 する 場 合 及 び(ハ)に 掲 げる 手 術 を 除 き 当 該 手 術 の 中 で 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 のみを 算 定 する なお (イ) 及 び(ロ)に 掲 げる 手 術 については 複 数 指 について 行 っ た 場 合 には それぞれの 指 について 算 定 し (ハ)に 掲 げる 手 術 については 同 一 指 内 の 複 数 の 骨 又 は 関 節 について 行 った 場 合 には 各 々の 骨 又 は 関 節 について 算 定 する (イ) 第 1 指 から 第 5 指 まで( 中 手 部 中 足 部 若 しくは 中 手 骨 中 足 骨 を 含 む )のそ れぞれを 同 一 手 術 野 とする 手 術 は 次 に 掲 げる 手 術 である 区 分 番 号 K028 腱 鞘 切 開 術 ( 関 節 鏡 下 によるものを 含 む ) 区 分 番 号 K034 腱 切 離 切 除 術 ( 関 節 鏡 下 によるものを 含 む ) 区 分 番 号 K035 腱 剥 離 術 ( 関 節 鏡 下 によるものを 含 む ) 区 分 番 号 K037 腱 縫 合 術 区 分 番 号 K038 腱 延 長 術 区 分 番 号 K039 腱 移 植 術 ( 人 工 腱 形 成 術 を 含 む )の 1 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K040 腱 移 行 術 の 1 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K040-2 指 伸 筋 腱 脱 臼 観 血 的 整 復 術 区 分 番 号 K054 骨 切 り 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 )( 関 節 リウマチの 患 者 に 対 し 関 節 温 存 を 前 提 として 中 足 骨 短 縮 骨 切 り 術 を 行 った 場 合 に 限 る ) (ロ) 第 1 指 から 第 5 指 まで( 中 手 部 中 足 部 若 しくは 中 手 骨 中 足 骨 を 含 まない ) のそれぞれを 同 一 手 術 野 とする 手 術 は 次 に 掲 げる 手 術 である ただし 合 指 症 手 術 にあっては 各 指 間 のそれぞれを 同 一 手 術 野 とする 区 分 番 号 K089 爪 甲 除 去 術 区 分 番 号 K100 多 指 症 手 術 区 分 番 号 K090 ひょう 疽 手 術 区 分 番 号 K101 合 指 症 手 術 区 分 番 号 K091 陥 入 爪 手 術 区 分 番 号 K102 巨 指 症 手 術 区 分 番 号 K099 指 瘢 痕 拘 縮 手 術 区 分 番 号 K103 屈 指 症 手 術 斜 指 症 手 術 第 1 節 手 術 料 の 項 で 指 ( 手 足 ) と 規 定 されている 手 術 ( 区 分 番 号 K04 6 骨 折 観 血 的 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K039 腱 移 植 術 ( 人 工 腱 形 成 術 を 含 む )の 1 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K040 腱 移 行 術 の 1 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K045 骨 折 経 皮 的 鋼 線 刺 入 固 定 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K046 骨 折 観 血 的 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K054 骨 切 り 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 )( 関 節 リウマチの 患 者 に 対 し 関 節 温 存 を 前 提 として 中 足 骨 短 縮 骨 切 り 術 を 行 った 場 合 に 限 る ) 区 分 番 号 K063 関 節 脱 臼 観 血 的 整 復 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K073 関 節 内 骨 折 観 血 的 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K08 0 関 節 形 成 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 )) 及 び K082 人 工 関 節 置 換 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 )を 除 く ) (ハ) 同 一 指 内 の 骨 及 び 関 節 ( 中 手 部 中 足 部 若 しくは 中 手 骨 中 足 骨 を 含 む )のそ れぞれを 同 一 手 術 野 とする 手 術 は 次 に 掲 げる 手 術 である 手 術 - 4 -
区 分 番 号 K045 骨 折 経 皮 的 鋼 線 刺 入 固 定 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K046 骨 折 観 血 的 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K063 関 節 脱 臼 観 血 的 整 復 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K073 関 節 内 骨 折 観 血 的 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K078 観 血 的 関 節 固 定 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K080 関 節 形 成 手 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 )) 区 分 番 号 K082 人 工 関 節 置 換 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) 区 分 番 号 K082-3 人 工 関 節 再 置 換 術 の 3 中 の 指 ( 手 足 ) イ デブリードマンその 他 (イ) (ロ) 及 び(ハ)に 該 当 しない 手 術 については 第 1 指 から 第 5 指 までを 同 一 手 術 野 として 取 り 扱 い 当 該 手 術 のうち2 以 上 の 手 術 を 複 数 指 に 行 っ た 場 合 には 通 則 14 における 別 に 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 場 合 に 該 当 する 場 合 を 除 き 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 のみを 算 定 する ウ (イ) 及 び(ロ)に 掲 げる 手 術 と (ハ)に 掲 げる 手 術 を 同 時 に 行 った 場 合 にあっては 通 則 14 における 別 に 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 場 合 に 該 当 する 場 合 を 除 き 同 一 指 に 対 して 行 われたものは 主 たる 手 術 の 点 数 を 算 定 し 別 々の 指 に 対 して 行 われたものは それぞれ 所 定 の 点 数 を 算 定 する エ 第 1 指 から 第 5 指 までを 別 の 手 術 野 として 取 り 扱 う 手 術 ( 同 一 指 内 の 骨 及 び 関 節 を 別 の 手 術 野 として 取 り 扱 う 手 術 を 含 む )と 第 1 指 から 第 5 指 までを 同 一 手 術 野 として 取 り 扱 う 手 術 を 同 時 に 行 った 場 合 にあっては それぞれの 手 術 が 別 々の 指 に 対 して 行 わ れたものであっても 通 則 14 における 別 に 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 場 合 に 該 当 す る 場 合 を 除 き 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 のみを 算 定 する ただし 第 1 指 から 第 5 指 までを 別 の 手 術 野 として 取 り 扱 う 手 術 ( 同 一 指 内 の 骨 及 び 関 節 を 別 の 手 術 野 として 取 り 扱 う 手 術 を 含 む )を 複 数 指 に 対 し 行 った 場 合 に それぞ れの 点 数 を 合 算 した 点 数 が 同 一 手 術 野 として 取 り 扱 う 手 術 の 点 数 よりも 高 くなる 場 合 にあっては いずれかにより 算 定 する (5) 眼 球 の 手 術 ( 第 1 節 手 術 料 第 4 款 眼 に 掲 げるものをいう )については 片 眼 を 同 一 手 術 野 として 取 り 扱 う (6) 多 発 性 囊 腫 等 で 近 接 しているものについては 数 か 所 の 切 開 を 行 った 場 合 でも1 切 開 と して 算 定 する また 麦 粒 腫 霰 粒 腫 等 については 同 一 瞼 内 にあるものについては1 回 として 算 定 する (7) 骨 折 整 復 と 脱 臼 整 復 を 併 施 した 場 合 については 骨 折 部 位 と 関 節 との 距 離 やそれぞれの 整 復 が 非 観 血 的 に 行 われたか 観 血 的 に 行 われたか また 一 方 の 整 復 手 技 が 他 方 の 整 復 手 技 と 個 別 に 行 われる 場 合 と 併 せて1 手 術 とみなすのが 適 当 な 場 合 等 によって 異 なるが 一 般 には 近 接 部 位 の 場 合 は 通 例 同 一 手 術 野 の 手 術 として 通 則 14 により 主 たる 手 術 の 所 定 点 数 のみにより 算 定 する ただし (4)の(ハ)に 掲 げる 場 合 は 別 に 算 定 できる (8) 悪 性 腫 瘍 に 対 する 手 術 において 区 分 番 号 K469 頸 部 郭 清 術 (ネックディセクシ ョン) 及 び 区 分 番 号 K627 リンパ 節 群 郭 清 術 の 2 は 所 定 点 数 に 含 まれ 特 に 規 定 する 場 合 を 除 き 別 に 算 定 できない (9) 通 則 14 の 植 皮 術 とは 区 分 番 号 K013 分 層 植 皮 術 及 び K013-2 全 層 植 皮 術 をいう 手 術 - 5 -
(10) 通 則 14 の 神 経 移 植 術 とは 区 分 番 号 K198 神 経 移 植 術 をいう 19 手 術 の 中 絶 等 の 場 合 の 算 定 方 法 (1) 手 術 の 開 始 後 患 者 の 病 状 の 急 変 等 やむを 得 ない 事 情 により 手 術 を 中 途 で 中 絶 せざるを 得 なかった 場 合 においては 当 該 中 絶 までに 施 行 した 実 態 に 最 も 近 似 する 手 術 項 目 の 所 定 点 数 により 算 定 する 例 えば 胃 切 除 術 を 行 うべく 開 腹 したが 適 応 でないのでそのまま 手 術 創 を 閉 じた 場 合 は 区 分 番 号 K636 試 験 開 腹 術 の 所 定 点 数 により また 汎 副 鼻 腔 根 治 手 術 を 開 始 したが 上 顎 洞 篩 骨 洞 を 終 えたのみで 中 絶 した 場 合 は 区 分 番 号 K358 上 顎 洞 篩 骨 洞 根 治 手 術 の 所 定 点 数 により 算 定 する なお 術 前 において 中 絶 した 場 合 は 算 定 の 対 象 にならない (2) 妊 娠 9か 月 において 子 宮 出 血 があり 前 置 胎 盤 の 疑 いで 入 院 し 止 血 剤 注 射 を 行 い 帝 王 切 開 の 準 備 として 諸 器 械 の 消 毒 を 終 わったところ 出 血 が 止 まり そのまま 分 娩 した 場 合 の 消 毒 に 要 した 諸 経 費 は 保 険 給 付 の 対 象 とならない (3) 手 術 の 準 備 をしていたところ 患 者 が 来 院 しなかったとき 又 は 患 者 が 手 術 の 術 前 におい て 手 術 不 能 となった 場 合 は 保 険 給 付 の 対 象 とならない 20 臓 器 等 移 植 における 組 織 適 合 性 試 験 及 び 臓 器 等 提 供 者 に 係 る 感 染 症 検 査 の 取 扱 い (1) 組 織 適 合 性 試 験 ア 組 織 適 合 性 試 験 とは HLA 型 クラスⅠ(A B C) クラスⅡ(DR DQ D P) リンパ 球 直 接 交 差 試 験 (ダイレクト クロスマッチテスト) 及 びDNAタイピン グをいう イ 次 に 掲 げる 臓 器 等 移 植 の 提 供 者 に 係 る 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない 区 分 番 号 K514-3 移 植 用 肺 採 取 術 ( 死 体 )( 両 側 ) 区 分 番 号 K514-5 移 植 用 部 分 肺 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K605 移 植 用 心 採 取 術 区 分 番 号 K605-3 移 植 用 心 肺 採 取 術 区 分 番 号 K697-4 移 植 用 部 分 肝 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K697-6 移 植 用 肝 採 取 術 ( 死 体 ) 区 分 番 号 K709-2 移 植 用 膵 採 取 術 ( 死 体 ) 区 分 番 号 K709-4 移 植 用 膵 腎 採 取 術 ( 死 体 ) 区 分 番 号 K779 移 植 用 腎 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K779-2 移 植 用 腎 採 取 術 ( 死 体 ) 区 分 番 号 K779-3 腹 腔 鏡 下 移 植 用 腎 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K921 造 血 幹 細 胞 採 取 の 1 骨 髄 採 取 の イ 同 種 移 植 の 場 合 区 分 番 号 K921 造 血 幹 細 胞 採 取 の 2 末 梢 血 幹 細 胞 採 取 の イ 同 種 移 植 の 場 合 ウ 次 に 掲 げる 臓 器 等 移 植 の 移 植 者 に 係 る 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない 区 分 番 号 K014 皮 膚 移 植 術 ( 生 体 培 養 ) 区 分 番 号 K014-2 皮 膚 移 植 術 ( 死 体 ) 手 術 - 6 -
区 分 番 号 K059 骨 移 植 術 ( 軟 骨 移 植 術 を 含 む) 区 分 番 号 K514-4 同 種 死 体 肺 移 植 術 区 分 番 号 K514-6 生 体 部 分 肺 移 植 術 区 分 番 号 K605-2 同 種 心 移 植 術 区 分 番 号 K605-4 同 種 心 肺 移 植 術 区 分 番 号 K697-5 生 体 部 分 肝 移 植 術 区 分 番 号 K697-7 同 種 死 体 肝 移 植 術 区 分 番 号 K709-3 同 種 死 体 膵 移 植 術 区 分 番 号 K709-5 同 種 死 体 膵 腎 移 植 術 区 分 番 号 K780 同 種 死 体 腎 移 植 術 区 分 番 号 K780-2 生 体 腎 移 植 術 区 分 番 号 K922 造 血 幹 細 胞 移 植 の 1 骨 髄 移 植 の イ 同 種 移 植 の 場 合 区 分 番 号 K922 造 血 幹 細 胞 移 植 の 2 末 梢 血 幹 細 胞 移 植 の イ 同 種 移 植 の 場 合 エ 次 に 掲 げる 臓 器 等 移 植 の 提 供 者 及 び 移 植 者 に 係 る 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない 区 分 番 号 K922 造 血 幹 細 胞 移 植 の 3 臍 帯 血 移 植 (2) 臓 器 等 提 供 者 に 係 る 感 染 症 検 査 ア 臓 器 等 提 供 者 に 係 る 感 染 症 検 査 とは HBs 抗 原 HBc 抗 体 半 定 量 定 量 HCV 抗 体 定 性 定 量 HIV-1 抗 体 HIV-2 抗 体 定 性 定 量 HTLV-Ⅰ 抗 体 梅 毒 トレポネーマ 抗 体 半 定 量 梅 毒 トレポネーマ 抗 体 定 量 又 はサイトメガロウイルス 抗 体 ( 同 一 検 査 で 定 性 及 び 定 量 測 定 がある 場 合 は いずれか1つの 検 査 に 限 る )の 全 部 又 は 一 部 をいう イ 次 に 掲 げる 臓 器 等 移 植 に 際 し 必 要 に 応 じ 臓 器 等 提 供 者 に 係 る 感 染 症 検 査 を 行 った 場 合 には スクリーニングにつき 1 回 に 限 り 別 に 算 定 する 区 分 番 号 K014 皮 膚 移 植 術 ( 生 体 培 養 ) 区 分 番 号 K514-5 移 植 用 部 分 肺 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K697-4 移 植 用 部 分 肝 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K779 移 植 用 腎 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K779-3 腹 腔 鏡 下 移 植 用 腎 採 取 術 ( 生 体 ) 区 分 番 号 K921 造 血 幹 細 胞 採 取 の 1 骨 髄 採 取 の イ 同 種 移 植 の 場 合 区 分 番 号 K921 造 血 幹 細 胞 採 取 の 2 末 梢 血 幹 細 胞 採 取 の イ 同 種 移 植 の 場 合 区 分 番 号 K922 造 血 幹 細 胞 移 植 の 3 臍 帯 血 移 植 ウ 次 に 掲 げる 臓 器 等 移 植 に 際 し 行 った 臓 器 等 提 供 者 に 係 る 感 染 症 検 査 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない 区 分 番 号 K259 角 膜 移 植 術 区 分 番 号 K709-2 移 植 用 膵 採 取 術 ( 死 体 )( 死 体 膵 ( 臓 器 の 移 植 に 関 する 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 104 号 )に 規 定 する 脳 死 した 者 の 身 体 から 採 取 された 膵 を 除 く)を 採 取 する 場 合 に 限 る ) 手 術 - 7 -
区 分 番 号 K709-4 移 植 用 膵 腎 採 取 術 ( 死 体 )( 死 体 膵 腎 ( 臓 器 の 移 植 に 関 す る 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 104 号 )に 規 定 する 脳 死 した 者 の 身 体 から 採 取 された 膵 腎 を 除 く)を 移 植 する 場 合 に 限 る ) 区 分 番 号 K780 同 種 死 体 腎 移 植 術 ( 死 体 腎 ( 臓 器 の 移 植 に 関 する 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 104 号 )に 規 定 する 脳 死 した 者 の 身 体 から 採 取 された 腎 を 除 く)を 移 植 する 場 合 に 限 る ) エ 臓 器 の 移 植 に 関 する 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 104 号 )に 規 定 する 脳 死 した 者 の 身 体 から 採 取 して 臓 器 等 移 植 を 行 った 場 合 の 臓 器 等 提 供 者 に 係 る 感 染 症 検 査 は 次 に 掲 げる 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない 区 分 番 号 K914 脳 死 臓 器 提 供 管 理 料 21 第 1 節 第 2 款 筋 骨 格 系 四 肢 体 幹 に 掲 げる 手 術 のうち 関 節 鏡 下 による 手 術 については 内 視 鏡 を 用 いた 場 合 についても 算 定 できる 22 既 に 保 険 適 用 されている 腹 腔 鏡 下 手 術 以 外 の 手 術 で 腹 腔 鏡 を 用 いる 場 合 については その 都 度 当 局 に 内 議 し 準 用 が 通 知 されたもののみが 保 険 給 付 の 対 象 となる それ 以 外 の 場 合 について は その 手 術 を 含 む 診 療 の 全 体 が 保 険 適 用 とならないので 留 意 されたい なお 胸 腔 鏡 下 手 術 及 び 内 視 鏡 手 術 用 支 援 機 器 を 用 いた 手 術 も 同 様 の 取 扱 いとする 23 通 則 17 の 加 算 を 算 定 した 場 合 は 周 術 期 口 腔 機 能 管 理 を 実 施 した 歯 科 医 療 機 関 名 ( 歯 科 を 併 設 する 病 院 は 除 く )を 診 療 録 に 記 載 すること なお 悪 性 腫 瘍 手 術 は 病 理 診 断 により 悪 性 腫 瘍 であることが 確 認 された 場 合 に 限 り 算 定 できる 第 1 節 手 術 料 第 1 款 皮 膚 皮 下 組 織 K000 創 傷 処 理 K000-2 小 児 創 傷 処 理 (1) 創 傷 処 理 とは 切 刺 割 創 又 は 挫 創 に 対 して 切 除 結 紮 又 は 縫 合 (ステープラーによ る 縫 合 を 含 む )を 行 う 場 合 の 第 1 回 治 療 のことであり 第 2 診 以 後 の 手 術 創 に 対 する 処 置 は 区 分 番 号 J000 創 傷 処 置 により 算 定 する なお ここで 筋 肉 臓 器 に 達 するも のとは 単 に 創 傷 の 深 さを 指 すものではなく 筋 肉 臓 器 に 何 らかの 処 理 を 行 った 場 合 を いう (2) 創 傷 が 数 か 所 あり これを 個 々に 縫 合 する 場 合 は 近 接 した 創 傷 についてはそれらの 長 さを 合 計 して1つの 創 傷 として 取 り 扱 い 他 の 手 術 の 場 合 に 比 し 著 しい 不 均 衡 を 生 じない ようにすること (3) 3 の イ 頭 頸 部 のもの( 長 径 20センチメートル 以 上 のものに 限 る )は 長 径 20 センチメートル 以 上 の 重 度 軟 部 組 織 損 傷 に 対 し 全 身 麻 酔 下 で 実 施 した 場 合 に 限 り 算 定 で きる (34) 注 2 の 露 出 部 とは 頭 部 頸 部 上 肢 にあっては 肘 関 節 以 下 及 び 下 肢 にあっ ては 膝 関 節 以 下 をいう (45) 注 3 のデブリードマンの 加 算 は 汚 染 された 挫 創 に 対 して 行 われるブラッシング 又 は 汚 染 組 織 の 切 除 等 であって 通 常 麻 酔 下 で 行 われる 程 度 のものを 行 った 場 合 に 限 り 算 定 する K001 皮 膚 切 開 術 手 術 - 8 -
(1) 長 径 10センチメートルとは 切 開 を 加 えた 長 さではなく 膿 瘍 せつ 又 は 蜂 窩 織 炎 等 の 大 きさをいう (2) 多 発 性 せつ 腫 等 で 近 接 しているものについては 数 か 所 の 切 開 も1 切 開 として 算 定 する K002 デブリードマン (1) 区 分 番 号 K013 分 層 植 皮 術 から 区 分 番 号 K021-2 粘 膜 弁 手 術 までの 手 術 を 前 提 に 行 う 場 合 にのみ 算 定 する (2) 面 積 の 算 定 方 法 については 区 分 番 号 J000 創 傷 処 置 の 取 扱 いの 例 による (3) 汚 染 された 挫 創 に 対 して 行 われるブラッシング 又 は 汚 染 組 織 の 切 除 等 であって 通 常 麻 酔 下 で 行 われる 程 度 のものを 行 ったときに 算 定 する また 繰 り 返 し 算 定 する 場 合 は 植 皮 の 範 囲 ( 全 身 に 占 める 割 合 )を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 する (4) 注 3 の 深 部 デブリードマン 加 算 は (3)でいう 繰 り 返 し 算 定 される 場 合 についても 要 件 をみたせば 算 定 できる (5) 注 4 の 水 圧 式 デブリードマン 加 算 は Ⅱ 度 以 上 の 熱 傷 糖 尿 病 性 潰 瘍 又 は 植 皮 を 必 要 とする 創 傷 に 対 して 水 圧 式 ナイフを 用 いて 組 織 や 汚 染 物 質 等 の 切 除 除 去 を 実 施 し た 場 合 に 一 連 の 治 療 につき1 回 に 限 り 算 定 する なお 加 圧 に 用 いた 生 理 食 塩 水 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K003 K004 皮 膚 皮 下 粘 膜 下 血 管 腫 摘 出 術 (1) 露 出 部 とは 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 の 注 2 の 露 出 部 と 同 一 の 部 位 を いう (2) 露 出 部 と 露 出 部 以 外 が 混 在 する 患 者 については 露 出 部 に 係 る 長 さが 全 体 の50% 以 上 の 場 合 は 区 分 番 号 K003 の 所 定 点 数 により 算 定 し 50% 未 満 の 場 合 は 区 分 番 号 K004 の 所 定 点 数 により 算 定 する K005 K006 皮 膚 皮 下 腫 瘍 摘 出 術 (1) 露 出 部 とは 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 の 注 2 の 露 出 部 と 同 一 の 部 位 を いう (2) 近 接 密 生 しているいぼ 及 び 皮 膚 腫 瘍 等 については 1 個 として 取 り 扱 い 他 の 手 術 等 の 点 数 と 著 しい 不 均 衡 を 生 じないようにすること (3) 露 出 部 と 露 出 部 以 外 が 混 在 する 患 者 については 露 出 部 に 係 る 長 さが 全 体 の50% 以 上 の 場 合 は 区 分 番 号 K005 の 所 定 点 数 により 算 定 し 50% 未 満 の 場 合 は 区 分 番 号 K006 の 所 定 点 数 により 算 定 する K006-2 K006-3 鶏 眼 胼 胝 切 除 術 (1) 露 出 部 とは 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 の 注 2 の 露 出 部 と 同 一 の 部 位 を いう (2) 近 接 密 生 している 鶏 眼 胼 胝 等 については 1 個 として 取 り 扱 い 他 の 手 術 等 の 点 数 と 著 しい 不 均 衡 を 生 じないようにすること (3) 露 出 部 と 露 出 部 以 外 が 混 在 する 患 者 については 露 出 部 に 係 る 長 さが 全 体 の50% 以 上 の 場 合 は 区 分 番 号 K006-2 の 所 定 点 数 により 算 定 し 50% 未 満 の 場 合 は 区 分 番 号 K006-3 の 所 定 点 数 により 算 定 する K006-4 皮 膚 腫 瘍 冷 凍 凝 固 摘 出 術 ここでいう 一 連 とは 治 療 の 対 象 となる 疾 患 に 対 して 所 期 の 目 的 を 達 するまでに 行 う 一 手 術 - 9 -
連 の 治 療 過 程 をいい 概 ね3 月 間 にわたり 行 われるものをいう K007 皮 膚 悪 性 腫 瘍 切 除 術 (1) 皮 膚 悪 性 腫 瘍 切 除 術 を 行 った 場 合 において リンパ 節 の 郭 清 を 伴 う 場 合 は 1 により 算 定 し 病 巣 部 のみを 切 除 した 場 合 は 2 により 算 定 する (2) 注 に 規 定 する 悪 性 黒 色 腫 センチネルリンパ 節 加 算 については 以 下 の 要 件 に 留 意 し 算 定 すること (ア) 触 診 及 び 画 像 診 断 の 結 果 遠 隔 転 移 が 認 められない 悪 性 黒 色 腫 であって 臨 床 的 に 所 属 リンパ 節 の 腫 大 が 確 認 されていない 場 合 にのみ 算 定 する (イ) センチネルリンパ 節 生 検 に 伴 う 放 射 性 同 位 元 素 の 薬 剤 料 は 区 分 番 号 K940 薬 剤 により 算 定 する (ウ) 放 射 性 同 位 元 素 の 検 出 に 要 する 費 用 は 区 分 番 号 E100 シンチグラム( 画 像 を 伴 うもの)の 1 部 分 ( 静 態 )( 一 連 につき)により 算 定 する (エ) 摘 出 したセンチネルリンパ 節 の 病 理 診 断 に 係 る 費 用 は 第 13 部 病 理 診 断 の 所 定 点 数 により 算 定 する K009 皮 膚 剥 削 術 皮 膚 剥 削 術 (グラインダーで 皮 膚 を 剥 削 する 手 術 )は 小 腫 瘍 丘 疹 性 疾 患 及 び 外 傷 性 異 物 の 場 合 に 算 定 する なお 単 なる 美 容 を 目 的 とした 場 合 は 保 険 給 付 の 対 象 とならない K010 瘢 痕 拘 縮 形 成 手 術 (1) 単 なる 拘 縮 に 止 まらず 運 動 制 限 を 伴 うものに 限 り 算 定 する (2) 指 に 対 して 行 う 場 合 には 区 分 番 号 K099 指 瘢 痕 拘 縮 手 術 により 算 定 する K013 分 層 植 皮 術 (1) デルマトームを 使 用 した 場 合 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 広 範 囲 の 皮 膚 欠 損 に 対 して 分 層 植 皮 術 を 頭 頸 部 左 上 肢 左 下 肢 右 上 肢 右 下 肢 腹 部 ( 胸 部 を 含 む ) 又 は 背 部 の 部 位 のうち 同 一 部 位 以 外 の2 以 上 の 部 位 について 行 った 場 合 は それぞれの 部 位 について 所 定 点 数 を 算 定 する K013-2 全 層 植 皮 術 (1) デルマトームを 使 用 した 場 合 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 広 範 囲 の 皮 膚 欠 損 に 対 して 全 層 植 皮 術 を 頭 頸 部 左 上 肢 左 下 肢 右 上 肢 右 下 肢 腹 部 ( 胸 部 を 含 む ) 又 は 背 部 の 部 位 のうち 同 一 部 位 以 外 の2 以 上 の 部 位 について 行 った 場 合 は それぞれの 部 位 について 所 定 点 数 を 算 定 する K014 皮 膚 移 植 術 ( 生 体 培 養 ) (1) 皮 膚 提 供 者 の 皮 膚 採 取 料 及 び 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 で きない (2) 生 体 皮 膚 を 移 植 する 場 合 においては 皮 膚 提 供 者 から 移 植 用 皮 膚 を 採 取 することに 要 す る 費 用 ( 皮 膚 提 供 者 の 皮 膚 採 取 料 及 び 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 除 く )については 各 所 定 点 数 により 算 出 し 皮 膚 移 植 術 ( 生 体 培 養 )の 所 定 点 数 に 加 算 する (3) 皮 膚 移 植 を 行 った 保 険 医 療 機 関 と 皮 膚 移 植 に 用 いる 移 植 用 皮 膚 を 採 取 した 保 険 医 療 機 関 とが 異 なる 場 合 の 診 療 報 酬 の 請 求 については 皮 膚 移 植 を 行 った 保 険 医 療 機 関 で 行 うもの とし 当 該 診 療 報 酬 の 分 配 は 相 互 の 合 議 に 委 ねる なお 請 求 に 当 たっては 皮 膚 移 植 者 の 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 皮 膚 提 供 者 の 療 養 上 の 費 用 に 係 る 合 計 点 数 を 併 せて 記 載 する 手 術 - 10 -
とともに 皮 膚 提 供 者 の 療 養 に 係 る 所 定 点 数 を 記 載 した 診 療 報 酬 明 細 書 を 添 付 すること (4) 皮 膚 を 移 植 する 場 合 においては 日 本 組 織 移 植 学 会 が 作 成 した ヒト 組 織 を 利 用 する 医 療 行 為 の 安 全 性 確 保 保 存 使 用 に 関 するガイドライン を 遵 守 している 場 合 に 限 り 算 定 する (5) 自 家 培 養 表 皮 移 植 の 実 施 に 際 して 自 家 培 養 表 皮 用 皮 膚 採 取 のみに 終 わり 皮 膚 移 植 術 に 至 らない 場 合 については 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 又 は 区 分 番 号 K000-2 小 児 創 傷 処 理 (6 歳 未 満 )に 準 じて 算 定 する K014-2 皮 膚 移 植 術 ( 死 体 ) (1) 皮 膚 提 供 者 の 皮 膚 採 取 料 及 び 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 で きない (2) 死 体 から 死 体 皮 膚 を 採 取 保 存 するために 要 する 全 ての 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 請 求 できない (3) 皮 膚 を 移 植 する 場 合 においては 日 本 組 織 移 植 学 会 が 作 成 した ヒト 組 織 を 利 用 する 医 療 行 為 の 安 全 性 確 保 保 存 使 用 に 関 するガイドライン を 遵 守 している 場 合 に 限 り 算 定 する K022 組 織 拡 張 器 による 再 建 手 術 ( 一 連 につき) (1) 治 療 に 要 した 日 数 又 は 回 数 にかかわらず 一 連 のものとして 所 定 点 数 を 算 定 する なお ここでいう 一 連 とは 組 織 拡 張 器 の 挿 入 生 理 食 塩 水 等 の 注 入 及 び 組 織 拡 張 器 の 除 去 を 含 めた 一 連 の 手 技 のことであり 治 療 に 要 した 日 数 又 は 回 数 にかかわらず 一 連 のものとし て 組 織 拡 張 器 挿 入 時 にのみ 所 定 点 数 を 算 定 する また 拡 張 器 の 除 去 に 要 する 手 技 料 は 別 に 算 定 できない (2) 1 の 乳 房 ( 再 建 手 術 )の 場 合 は 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 後 に 乳 房 用 の 組 織 拡 張 器 を 挿 入 した 場 合 に 限 り 算 定 できる ただし この 場 合 において 美 容 を 目 的 とするものは 保 険 給 付 外 である (3) 1 の 乳 房 ( 再 建 手 術 )の 場 合 は 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 後 の 乳 房 再 建 術 を 行 う 症 例 で 次 のいずれかに 該 当 する 場 合 に 限 り 算 定 できる その 際 その 旨 を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 すること ア 一 次 再 建 の 場 合 術 前 診 断 においてStageⅡ 以 下 で 皮 膚 浸 潤 大 胸 筋 浸 潤 や 高 度 のリンパ 節 転 移 を 認 めない 乳 腺 全 摘 術 後 の 症 例 で かつ 皮 膚 欠 損 を 生 じないか 小 範 囲 で 緊 張 なく 縫 合 閉 鎖 可 能 な 症 例 イ 二 次 再 建 の 場 合 乳 腺 全 摘 術 後 で 大 胸 筋 が 残 存 している 症 例 であること ただし 放 射 線 照 射 により 皮 膚 の 血 行 や 弾 力 性 が 障 害 されていないこと (4) 1 の 乳 房 ( 再 建 手 術 )の 場 合 において 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 と 乳 房 再 建 術 を 行 う 医 療 機 関 が 異 なる 場 合 は 双 方 の 持 つ 臨 床 情 報 手 術 日 術 式 等 を 示 す 文 書 を 相 互 に 交 付 した 上 で 診 療 録 に 添 付 して 保 存 すること (5) 2 のその 他 の 場 合 は 1 の 乳 房 ( 再 建 手 術 )の 場 合 以 外 の 場 合 であって 先 天 異 常 母 斑 ( 血 管 腫 を 含 む ) 外 傷 性 瘢 痕 拘 縮 術 後 瘢 痕 拘 縮 及 び 悪 性 腫 瘍 切 除 後 の 患 者 に 対 して 一 般 用 の 組 織 拡 張 器 を 挿 入 した 場 合 に 算 定 できる なお 美 容 を 目 的 とするも 手 術 - 11 -
のは 保 険 給 付 外 である (6) 原 則 として1 患 者 の 同 一 部 位 の 同 一 疾 患 に 対 して1 回 のみの 算 定 であり 1 回 行 った 後 に 再 度 行 っても 算 定 できない ただし 医 学 的 な 必 要 からそれ 以 上 算 定 する 場 合 において は その 詳 細 な 理 由 を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 すること 第 2 款 筋 骨 格 系 四 肢 体 幹 腱 形 成 術 は 区 分 番 号 K034 腱 切 離 切 除 術 ( 関 節 鏡 下 によるものを 含 む )から 区 分 番 号 K040 腱 移 行 術 までにより 算 定 する K030 四 肢 躯 幹 軟 部 腫 瘍 摘 出 術 皮 膚 又 は 皮 下 にある 腫 瘍 に 係 る 手 術 については 区 分 番 号 K005 皮 膚 皮 下 腫 瘍 摘 出 術 ( 露 出 部 ) 又 は 区 分 番 号 K006 皮 膚 皮 下 腫 瘍 摘 出 術 ( 露 出 部 以 外 )により 算 定 する K037 腱 縫 合 術 切 創 等 の 創 傷 によって 生 じた 固 有 指 の 伸 筋 腱 の 断 裂 の 単 なる 縫 合 は 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 の 2 又 は 区 分 番 号 K000-2 小 児 創 傷 処 理 の 3 に 準 じて 算 定 する K043-2 骨 関 節 結 核 瘻 孔 摘 出 術 骨 関 節 結 核 に 行 う 瘻 孔 摘 出 術 の 際 に 行 った 脂 肪 移 植 術 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K044 骨 折 非 観 血 的 整 復 術 (1) ギプスを 使 用 した 場 合 にはギプス 料 を 別 に 算 定 できる (2) 著 しい 腫 脹 等 によりギプスを 掛 けられない 状 態 にあるために 徒 手 整 復 のみを 行 った 場 合 についても 骨 折 非 観 血 的 整 復 術 により 算 定 できる その 際 に 副 木 を 使 用 した 場 合 には 当 該 副 木 の 費 用 は 別 に 算 定 できる (3) 徒 手 整 復 した 骨 折 部 位 に 対 して2 回 目 以 降 の 処 置 を 行 った 場 合 は 区 分 番 号 J00 0 創 傷 処 置 における 手 術 後 の 患 者 に 対 するものにより 算 定 する K046 骨 折 観 血 的 手 術 前 腕 骨 又 は 下 腿 骨 骨 折 の 手 術 に 際 し 両 骨 ( 橈 骨 と 尺 骨 又 は 脛 骨 と 腓 骨 )を 同 時 に 行 った 場 合 であって 皮 膚 切 開 が 個 別 の 場 合 には 別 の 手 術 野 として 骨 折 観 血 的 手 術 の 2 の 所 定 点 数 をそれぞれの 手 術 野 について 算 定 する K047 難 治 性 骨 折 電 磁 波 電 気 治 療 法 ( 一 連 につき) (1) 対 象 は 四 肢 ( 手 足 を 含 む )の 遷 延 治 癒 骨 折 や 偽 関 節 であって 観 血 的 手 術 又 は 区 分 番 号 K044 骨 折 非 観 血 的 整 復 術 区 分 番 号 K045 骨 折 経 皮 的 鋼 線 刺 入 固 定 術 又 は 区 分 番 号 K047-3 超 音 波 骨 折 治 療 法 等 他 の 療 法 を 行 っても 治 癒 しない 難 治 性 骨 折 に 対 して 行 った 場 合 に 限 り 算 定 する ただし やむを 得 ない 理 由 により 観 血 的 手 術 及 び 区 分 番 号 K044 骨 折 非 観 血 的 整 復 術 区 分 番 号 K045 骨 折 経 皮 的 鋼 線 刺 入 固 定 術 又 は 区 分 番 号 K047-3 超 音 波 骨 折 治 療 法 等 他 の 療 法 を 行 わずに 難 治 性 骨 折 電 磁 波 電 気 治 療 法 を 行 った 場 合 にあっては 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 にその 理 由 を 詳 細 に 記 載 すること (2) 治 療 に 要 した 日 数 又 は 回 数 にかかわらず 一 連 のものとして 所 定 点 数 を 算 定 する 当 該 治 療 を 開 始 してから6か 月 間 又 は 骨 癒 合 するまでの 間 原 則 として 連 日 継 続 して 実 施 する 場 合 に 一 連 のものとして1 回 のみ 所 定 点 数 を 算 定 する なお 算 定 に 際 しては 当 該 治 療 の 実 施 予 定 期 間 及 び 頻 度 について 患 者 に 対 して 指 導 した 上 で 当 該 指 導 内 容 を 診 療 報 酬 手 術 - 12 -
明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 すること (3) 当 該 治 療 法 は1 患 者 に 対 して 一 連 として1 回 のみの 算 定 であり を1 回 行 った 後 に 再 度 行 った 場 合 又 は 入 院 中 に 開 始 した 当 該 療 法 を 退 院 した 後 に 継 続 して 行 っている 場 合 であっ ても 別 に 算 定 できない 一 連 として1 回 のみ 算 定 する (4) 本 手 術 の 所 定 点 数 には 使 用 される 機 器 等 ( 医 師 の 指 示 に 基 づき 患 者 が 自 宅 等 におい て 当 該 治 療 を 継 続 する 場 合 を 含 む )の 費 用 が 含 まれる K047-2 難 治 性 骨 折 超 音 波 治 療 法 ( 一 連 につき) 区 分 番 号 K047 難 治 性 骨 折 電 磁 波 電 気 治 療 法 の 取 扱 いと 同 様 とする K047-3 超 音 波 骨 折 治 療 法 ( 一 連 につき) (1) 超 音 波 骨 折 治 療 法 は 四 肢 ( 手 足 を 含 む )の 観 血 的 手 術 骨 切 り 術 又 は 偽 関 節 手 術 を 実 施 した 後 に 骨 折 治 癒 期 間 を 短 縮 する 目 的 で 当 該 骨 折 から3 週 間 以 内 に 超 音 波 骨 折 治 療 法 を 開 始 した 場 合 に 算 定 する なお やむを 得 ない 理 由 により3 週 間 を 超 えて 当 該 超 音 波 骨 折 治 療 法 を 開 始 した 場 合 にあっては 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 にその 理 由 を 詳 細 に 記 載 すること (2) 治 療 に 要 した 日 数 又 は 回 数 にかかわらず 一 連 のものとして 所 定 点 数 を 算 定 する 当 該 治 療 を 開 始 してから3か 月 間 又 は 骨 癒 合 するまでの 間 原 則 として 連 日 継 続 して 実 施 する 場 合 に 一 連 のものとして1 回 のみ 所 定 点 数 を 算 定 する なお 算 定 に 際 しては 当 該 治 療 の 実 施 予 定 期 間 及 び 頻 度 について 患 者 に 対 して 指 導 した 上 で 当 該 指 導 内 容 を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 すること (3) 当 該 治 療 法 は1 患 者 に 対 して 一 連 として1 回 のみの 算 定 であり を1 回 行 った 後 に 再 度 行 った 場 合 又 は 入 院 中 に 開 始 した 当 該 療 法 を 退 院 した 後 に 継 続 して 行 っている 場 合 であっ ても 別 に 算 定 できない 一 連 として1 回 のみ 算 定 する (4) 四 肢 の 骨 折 に 対 する 観 血 的 手 術 の 手 術 中 に 行 われたものは 算 定 できない (54) 本 手 術 の 所 定 点 数 には 使 用 される 機 器 等 ( 医 師 の 指 示 に 基 づき 患 者 が 自 宅 等 にお いて 当 該 治 療 を 継 続 する 場 合 を 含 む )の 費 用 が 含 まれる (65) 本 手 術 に 併 せて 行 った 区 分 番 号 J119 消 炎 鎮 痛 等 処 置 区 分 番 号 J119-2 腰 部 又 は 胸 部 固 定 帯 固 定 又 は 区 分 番 号 J119-4 肛 門 処 置 については 別 に 算 定 できない K048 骨 内 異 物 ( 挿 入 物 を 含 む ) 除 去 術 (1) 1 の 頭 蓋 顔 面 ( 複 数 切 開 を 要 するもの) は 顔 面 多 発 骨 折 手 術 などで 複 数 個 の 骨 固 定 材 料 による 手 術 が 行 われた 症 例 に 対 し 複 数 箇 所 の 切 開 により 複 数 個 の 骨 固 定 材 料 を 除 去 摘 出 する 場 合 に 算 定 する (2) 三 翼 釘 髄 内 釘 ロッドを 抜 去 する 場 合 の 骨 内 異 物 ( 挿 入 物 を 含 む ) 除 去 術 は 手 術 を 行 った 保 険 医 療 機 関 であると 否 とにかかわらず 算 定 できる (3) 鋼 線 銀 線 等 で 簡 単 に 除 去 し 得 る 場 合 には 区 分 番 号 J000 創 傷 処 置 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 又 は 区 分 番 号 K000-2 小 児 創 傷 処 理 の 各 区 分 により 算 定 す る K052-2 多 発 性 軟 骨 性 外 骨 腫 摘 出 術 巨 大 ( 児 頭 大 )なもので2 回 に 分 けて 摘 出 する 場 合 は それぞれの 摘 出 について 所 定 点 数 を 算 定 する 手 術 - 13 -
K054 骨 切 り 術 (1) 先 天 異 常 による 骨 の 変 形 を 矯 正 することを 目 的 とする 骨 切 り 術 については 本 区 分 の 所 定 点 数 により 算 定 する (2) 患 者 適 合 型 変 形 矯 正 ガイド 加 算 は 先 天 異 常 による 上 腕 又 は 前 腕 の 骨 の 変 形 を 矯 正 する ことを 目 的 とする 骨 切 り 術 において 手 術 前 に 得 た 画 像 等 により 作 成 された 実 物 大 の 患 者 適 合 型 の 変 形 矯 正 ガイドとして 薬 事 法 の 承 認 を 得 ている 医 療 機 器 を 用 いて 実 施 した 場 合 に 1 の 上 腕 又 は 2 の 前 腕 の 所 定 点 数 に 加 算 する K055-3 大 腿 骨 近 位 部 ( 転 子 間 を 含 む ) 骨 切 り 術 大 腿 骨 近 位 部 ( 転 子 間 を 含 む ) 骨 切 り 術 とは イムホイザー3 次 元 骨 切 り 術 ダン 骨 切 り 術 外 反 伸 展 骨 切 り 術 外 反 屈 曲 骨 切 り 術 転 子 間 彎 曲 骨 切 り 術 パウエル 外 内 反 骨 切 り 術 等 をいう K057 変 形 治 癒 骨 折 矯 正 手 術 (1) 次 に 掲 げる 変 形 治 癒 骨 折 矯 正 手 術 は それぞれに 規 定 する 区 分 により 算 定 する ア 眼 窩 変 形 治 癒 骨 折 に 対 する 矯 正 術 は 区 分 番 号 K228 眼 窩 骨 折 整 復 術 による イ 鼻 骨 変 形 治 癒 骨 折 に 対 する 矯 正 術 は 区 分 番 号 K334-2 鼻 骨 変 形 治 癒 骨 折 矯 正 術 による ウ 頬 骨 変 形 治 癒 骨 折 に 対 する 矯 正 術 は 区 分 番 号 K427-2 頬 骨 変 形 治 癒 骨 折 矯 正 術 による (2) 患 者 適 合 型 変 形 矯 正 ガイド 加 算 は 上 腕 又 は 前 腕 の 変 形 治 癒 骨 折 矯 正 手 術 において 手 術 前 に 得 た 画 像 等 により 作 成 された 実 物 大 の 患 者 適 合 型 の 変 形 矯 正 ガイドとして 薬 事 法 の 承 認 を 得 ている 医 療 機 器 を 用 いて 実 施 した 場 合 に 算 定 する K058 骨 長 調 整 手 術 使 用 するステイプルの 数 にかかわらず1 回 の 算 定 とする K059 骨 移 植 術 ( 軟 骨 移 植 術 を 含 む ) (1) 骨 移 植 術 に 併 せて 他 の 手 術 を 行 った 場 合 は 本 区 分 の 所 定 点 数 に 他 の 手 術 の 所 定 点 数 を 併 せて 算 定 する (2) 移 植 用 に 採 取 した 健 骨 を 複 数 か 所 に 移 植 した 場 合 であっても 1 回 のみ 算 定 する (3) 移 植 用 骨 採 取 のみに 終 わり 骨 移 植 に 至 らない 場 合 については 区 分 番 号 K126 脊 椎 骨 盤 骨 ( 軟 骨 ) 組 織 採 取 術 ( 試 験 切 除 によるもの)に 準 じて 算 定 する (4) 自 家 軟 骨 の 移 植 を 行 った 場 合 は 1 により 算 定 する (5) 同 種 骨 ( 凍 結 保 存 された 死 体 骨 を 含 む )を 移 植 する 場 合 においては 日 本 組 織 移 植 学 会 が 作 成 した ヒト 組 織 を 利 用 する 医 療 行 為 の 安 全 性 確 保 保 存 使 用 に 関 するガイドラ イン を 遵 守 した 場 合 に 限 り 算 定 する (6) 移 植 用 骨 採 取 及 び 骨 提 供 者 の 組 織 適 合 性 試 験 に 係 る 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (7) 自 家 骨 又 は 非 生 体 同 種 骨 ( 凍 結 保 存 された 死 体 骨 を 含 む ) 移 植 に 加 え 人 工 骨 移 植 を 併 せて 行 った 場 合 は 3 により 算 定 する ただし 人 工 骨 移 植 のみを 行 った 場 合 は 算 定 できない (8) 同 種 骨 移 植 ( 特 殊 なもの)は 腫 瘍 感 染 人 工 関 節 置 換 等 に 係 る 広 範 囲 の 骨 及 び 靱 帯 組 織 の 欠 損 に 対 して 日 本 組 織 移 植 学 会 が 認 定 した 組 織 バンクにおいて 適 切 に 採 取 加 工 手 術 - 14 -
及 び 保 存 された 非 生 体 の 同 種 骨 及 び 靱 帯 組 織 を 使 用 した 場 合 に 限 り 算 定 できる なお こ の 場 合 骨 移 植 等 を 行 った 保 険 医 療 機 関 と 骨 移 植 等 に 用 いた 同 種 骨 等 を 採 取 等 した 保 険 医 療 機 関 とが 異 なる 場 合 の 診 療 報 酬 の 請 求 については 同 種 骨 移 植 等 を 行 った 保 険 医 療 機 関 で 行 うものとし 当 該 診 療 報 酬 の 分 配 は 相 互 の 合 議 に 委 ねる (8) 自 家 培 養 軟 骨 を 患 者 自 身 に 移 植 した 場 合 は 4 により 算 定 する K062 先 天 性 股 関 節 脱 臼 非 観 血 的 整 復 術 ( 両 側 ) 先 天 性 股 関 節 脱 臼 非 観 血 的 整 復 術 のギプス 料 は 区 分 番 号 J127 先 天 性 股 関 節 脱 臼 ギ プス 包 帯 により 算 定 する K080 関 節 形 成 手 術 同 側 足 関 節 に 対 して 二 関 節 固 定 術 と 後 方 制 動 術 を 併 施 した 場 合 は 関 節 形 成 手 術 の 2 により 算 定 する K080-2 内 反 足 手 術 内 反 足 手 術 は アキレス 腱 延 長 術 後 方 足 関 節 切 開 術 足 底 腱 膜 切 断 術 を 行 い 後 足 部 をキ ルシュナー 鋼 線 で 矯 正 する 方 法 により 行 った 場 合 に 算 定 する K080-3 肩 腱 板 断 裂 手 術 2 複 雑 なものとは 腱 板 の 断 裂 が5cm 以 上 の 症 例 に 対 して 行 う 手 術 であって 筋 膜 の 移 植 又 は 筋 腱 の 移 行 を 伴 うものをいう K080-4 関 節 鏡 下 肩 腱 板 断 裂 手 術 2 複 雑 なものとは 腱 板 の 断 裂 が5cm 以 上 の 症 例 に 対 して 行 う 手 術 であって 筋 膜 の 移 植 又 は 筋 腱 の 移 行 を 伴 うものをいう K082-3 人 工 関 節 再 置 換 術 人 工 関 節 再 置 換 術 は 区 分 番 号 K082 人 工 関 節 置 換 術 から6か 月 以 上 経 過 して 行 った 場 合 にのみ 算 定 できる K083 鋼 線 等 による 直 達 牽 引 (1) 鋼 線 等 を 用 いて 観 血 的 に 牽 引 を 行 った 場 合 に 算 定 する なお 鋼 線 等 による 直 達 牽 引 に は 鋼 線 牽 引 法 双 鋼 線 伸 延 法 及 び 直 達 頭 蓋 牽 引 法 を 含 む (2) 当 該 鋼 線 等 による 直 達 牽 引 のうち 初 日 に 行 ったものについて 所 定 点 数 を 算 定 する なお 鋼 線 等 の 除 去 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (3) 1 局 所 とは 上 肢 の 左 右 下 肢 の 左 右 及 び 頭 より 尾 頭 までの 躯 幹 のそれぞれをいい 全 身 を5 局 所 に 分 けるものである (4) 区 分 番 号 J118 介 達 牽 引 区 分 番 号 J118-2 矯 正 固 定 区 分 番 号 J1 18-3 変 形 機 械 矯 正 術 区 分 番 号 J119 消 炎 鎮 痛 等 処 置 区 分 番 号 J119-2 腰 部 又 は 胸 部 固 定 帯 固 定 区 分 番 号 J119-3 低 出 力 レーザー 照 射 又 は 区 分 番 号 J119-4 肛 門 処 置 を 併 せて 行 った 場 合 であっても 本 区 分 の 所 定 点 数 のみに より 算 定 する K083-2 内 反 足 足 板 挺 子 固 定 (1) 内 反 足 に 対 しキルシュナー 鋼 線 等 で 足 板 挺 子 を 固 定 した 場 合 に 算 定 する この 場 合 にお いて ギプス 固 定 を 行 った 場 合 は その 所 定 点 数 を 別 に 算 定 する (2) 区 分 番 号 J118 介 達 牽 引 区 分 番 号 J118-2 矯 正 固 定 区 分 番 号 J1 18-3 変 形 機 械 矯 正 術 区 分 番 号 J119 消 炎 鎮 痛 等 処 置 区 分 番 号 J119 手 術 - 15 -
-2 腰 部 又 は 胸 部 固 定 帯 固 定 区 分 番 号 J119-3 低 出 力 レーザー 照 射 又 は 区 分 番 号 J119-4 肛 門 処 置 を 併 せて 行 った 場 合 であっても 本 区 分 の 所 定 点 数 のみに より 算 定 する K088 切 断 四 肢 再 接 合 術 切 断 四 肢 再 接 合 術 は 顕 微 鏡 下 で 行 う 手 術 の 評 価 を 含 む K089 爪 甲 除 去 術 爪 甲 白 せん 又 は 爪 床 間 に とげ 等 が 刺 さった 場 合 の 爪 甲 除 去 で 麻 酔 を 要 しない 程 度 のも のは 区 分 番 号 J001-7 爪 甲 除 去 ( 麻 酔 を 要 しないもの)により 算 定 する K096-2 体 外 衝 撃 波 疼 痛 治 療 術 ( 一 連 につき) (1) 治 療 に 要 した 日 数 又 は 回 数 にかかわらず 一 連 のものとして 算 定 する 再 発 により2 回 目 以 降 算 定 する 場 合 には 少 なくとも3か 月 以 上 あけて 算 定 する (2) 保 存 療 法 の 開 始 日 とその 治 療 内 容 本 治 療 を 選 択 した 理 由 及 び 医 学 的 根 拠 並 びに2 回 目 以 降 算 定 する 場 合 にはその 理 由 を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 詳 細 に 記 載 すること なお 本 手 術 に 併 せて 行 った 区 分 番 号 J119 消 炎 鎮 痛 等 処 置 については 別 に 算 定 できな い K099 指 瘢 痕 拘 縮 手 術 (1) 単 なる 拘 縮 に 止 まらず 運 動 制 限 を 伴 う 場 合 に 算 定 する (2) 本 手 術 には Z 形 成 術 のみによるもの 及 び 植 皮 術 を 要 するものが 含 まれる K099-2 デュプイトレン 拘 縮 手 術 運 動 障 害 を 伴 う 手 掌 手 指 腱 膜 の 線 維 性 増 殖 による 拘 縮 (デュプイトレン 拘 縮 )に 対 して 指 神 経 指 動 静 脈 を 剝 離 しながら 拘 縮 を 解 除 し Z 形 成 術 等 の 皮 膚 形 成 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K117-2 頸 椎 非 観 血 的 整 復 術 頸 椎 椎 間 板 ヘルニア 及 び 頸 椎 骨 軟 骨 症 の 新 鮮 例 に 対 する 頸 椎 の 非 観 血 的 整 復 術 ( 全 麻 牽 引 による)を 行 った 場 合 に 算 定 する( 手 術 の 前 処 置 として 変 形 機 械 矯 正 術 ( 垂 直 牽 引 グリソン 係 蹄 使 用 )を 行 った 場 合 を 除 く ) なお 頸 腕 症 候 群 及 び 五 十 肩 に 対 するものについては 算 定 できない K126-2 自 家 培 養 軟 骨 組 織 採 取 術 自 家 培 養 軟 骨 を 作 製 するために 患 者 の 軟 骨 から 組 織 を 採 取 した 場 合 は 採 取 した 回 数 にか かわらず 一 連 のものとして 算 定 する K134 椎 間 板 摘 出 術 椎 間 板 摘 出 術 の 4 経 皮 的 髄 核 摘 出 術 については 1 椎 間 につき2 回 を 限 度 とする K141-2 寛 骨 臼 移 動 術 寛 骨 臼 全 体 を 移 動 させ 関 節 軟 骨 で 骨 頭 の 被 覆 度 を 高 め 安 定 した 股 関 節 を 再 建 するものであり 寛 骨 臼 回 転 骨 切 り 術 寛 骨 臼 球 状 骨 切 り 術 ホフ 骨 切 り 術 ガンツ 骨 切 り 術 スティールのト リプル 骨 切 り 術 サルター 骨 切 り 術 等 を 行 った 場 合 に 算 定 する K142 脊 椎 固 定 術 椎 弓 切 除 術 椎 弓 形 成 術 ( 多 椎 間 又 は 多 椎 弓 の 場 合 を 含 む ) (1) 2 後 方 又 は 後 側 方 固 定 から 4 前 方 後 方 同 時 固 定 までの 各 区 分 に 掲 げる 手 術 の 費 用 には 当 該 手 術 を 実 施 した 椎 間 に 隣 接 する 椎 弓 に 係 る 5 椎 弓 切 除 及 び 6 椎 弓 形 成 の 費 用 が 含 まれる 手 術 - 16 -
例 1 第 10 胸 椎 から 第 12 胸 椎 までの 後 方 固 定 及 び 第 11 胸 椎 の 椎 弓 切 除 を 実 施 した 場 合 の 算 定 例 下 記 ア 及 びイを 合 算 した 点 数 を 算 定 する ア 2 後 方 又 は 後 側 方 固 定 の 所 定 点 数 イ 2 後 方 又 は 後 側 方 固 定 の 所 定 点 数 の100 分 の50に 相 当 する 点 数 [H HH+ *)7VG" [/ G" HH+ [/ G" HH+ 例 2 第 10 胸 椎 から 第 12 胸 椎 までの 後 方 固 定 及 び 第 9 胸 椎 の 椎 弓 切 除 を 実 施 した 場 合 の 算 定 例 下 記 のア イ 及 びウを 合 算 した 点 数 を 算 定 する ア 2 後 方 又 は 後 側 方 固 定 の 所 定 点 数 イ 2 後 方 又 は 後 側 方 固 定 の 所 定 点 数 の100 分 の50に 相 当 する 点 数 ウ 5 椎 弓 切 除 の 所 定 点 数 の100 分 の50に 相 当 する 点 数 [H *)7VG" H+ HH+ [/ G" HH+ [/ G" HH+ (2) 骨 形 成 的 片 側 椎 弓 切 除 術 及 び 髄 核 摘 出 術 を 併 せて2 椎 間 に 行 った 場 合 は 区 分 番 号 K 186 脊 髄 硬 膜 内 神 経 切 断 術 に 準 じて 算 定 する K142-2 脊 椎 側 彎 症 手 術 (1) 注 に 規 定 する 胸 郭 変 形 矯 正 用 材 料 を 用 いた 場 合 とは 2 の ロ 交 換 術 を 行 う 場 合 を 指 しており 1 の 場 合 には 適 用 されない (2) 矯 正 術 を 前 提 として 行 われるアンカー 補 強 手 術 (foundation 作 成 )は 区 分 番 号 K14 2 脊 椎 固 定 術 椎 弓 切 除 術 椎 弓 形 成 術 ( 多 椎 間 又 は 多 椎 弓 の 場 合 を 含 む )の 2 後 方 又 は 後 側 方 固 定 にて 算 定 する また その 一 連 の 治 療 として 数 か 月 後 に 行 われる 矯 正 術 は 2 の ロ 交 換 術 にて 算 定 する (3) 2 の ロ 交 換 術 とは 患 者 の 成 長 に 伴 い ロッド 又 はグレードルを 含 めた 全 体 の 手 術 - 17 -
交 換 が 必 要 となった 場 合 の 術 式 を 指 す 一 部 のクリップ 等 を 交 換 し 固 定 位 置 の 調 整 等 を 行 った 場 合 は ハ 伸 展 術 にて 算 定 する K144 体 外 式 脊 椎 固 定 術 (1) 体 外 式 脊 椎 固 定 術 は ハローペルビック 牽 引 装 置 ハローベスト 等 の 器 械 器 具 を 使 用 して 脊 椎 の 整 復 固 定 を 行 った 場 合 に 算 定 する この 場 合 において 当 該 器 械 器 具 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれる (2) ベスト 式 の 器 械 器 具 に 用 いられるベスト 部 分 は その 患 者 のみの 使 用 で 消 耗 する 程 度 のものに 限 り 副 木 として 算 定 できる 第 3 款 神 経 系 頭 蓋 第 3 款 神 経 系 頭 蓋 の 手 術 において 神 経 内 視 鏡 を 使 用 した 場 合 の 当 該 神 経 内 視 鏡 に 係 る 費 用 は 当 該 手 術 の 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K145 穿 頭 脳 室 ドレナージ 術 (1) 穿 頭 術 の 手 技 料 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 当 該 手 術 は 初 回 実 施 に 限 り 算 定 し 2 回 目 以 降 の 処 置 に 係 るドレナージについては 区 分 番 号 J002 ドレーン 法 (ドレナージ)により 算 定 する K147 穿 頭 術 (トレパナチオン) (1) 穿 頭 術 又 は 開 頭 術 を 行 い 脳 室 穿 刺 を 行 った 場 合 の 手 技 料 は 当 該 手 術 の 所 定 点 数 に 含 ま れ 別 に 算 定 できない (2) 穿 頭 術 における 穿 頭 とは 穿 頭 器 を 用 いて 穿 孔 することのみをいう (3) 穿 頭 による 慢 性 硬 膜 下 血 腫 洗 浄 除 去 術 は 区 分 番 号 K164-2 慢 性 硬 膜 下 血 腫 穿 孔 洗 浄 術 により 算 定 する K148 試 験 開 頭 術 (1) 試 験 開 頭 術 における 開 頭 とは 穿 頭 器 以 外 の 器 具 を 用 いて 広 範 囲 に 開 窓 することをいう (2) 区 分 番 号 K147 穿 頭 術 及 び 本 手 術 を 同 時 又 は 短 時 間 の 間 隔 をおいて2か 所 以 上 行 った 場 合 の 点 数 は 本 区 分 の 所 定 点 数 のみにより1 回 に 限 り 算 定 する K151-2 広 範 囲 頭 蓋 底 腫 瘍 切 除 再 建 術 広 範 囲 頭 蓋 底 腫 瘍 切 除 再 建 術 は 次 のような 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する ア 眼 窩 内 又 は 副 鼻 腔 に 及 ぶ 腫 瘍 に 対 する 眼 窩 内 又 は 副 鼻 腔 を 含 む 前 頭 蓋 底 切 除 による 腫 瘍 摘 出 及 び 再 建 術 イ 海 綿 静 脈 洞 に 及 ぶ 腫 瘍 に 対 する 海 綿 静 脈 洞 の 開 放 を 伴 う 腫 瘍 切 除 及 び 再 建 術 ウ 錐 体 骨 斜 台 の 腫 瘍 に 対 する 経 口 的 腫 瘍 摘 出 又 は 錐 体 骨 削 除 S 状 静 脈 洞 露 出 による 腫 瘍 摘 出 及 び 再 建 術 エ 頸 静 脈 孔 周 辺 部 腫 瘍 に 対 するS 状 静 脈 洞 露 出 を 伴 う 頸 静 脈 孔 開 放 術 による 腫 瘍 摘 出 及 び 再 建 術 K154 機 能 的 定 位 脳 手 術 (1) 脳 性 小 児 麻 痺 に 対 するレンズ 核 破 壊 術 若 しくはパーキンソニズム 振 戦 麻 痺 等 の 不 随 意 運 動 又 は 筋 固 縮 に 対 する 脳 淡 蒼 球 内 オイルプロカイン 注 入 療 法 ( 脳 深 部 定 位 手 術 )を 行 っ た 場 合 は 本 区 分 により 算 定 する (2) 機 能 的 定 位 脳 手 術 に 係 る 特 殊 固 定 装 置 による 固 定 及 び 穿 頭 並 びに 穿 刺 薬 剤 注 入 に 係 る 手 術 - 18 -
費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない ただし 手 術 前 に 行 うエックス 線 撮 影 及 び フィルムによる 注 入 部 位 の 位 置 計 測 については 第 2 章 第 4 部 画 像 診 断 のエックス 線 診 断 料 により 別 に 算 定 できる K155 脳 切 截 術 ( 開 頭 して 行 うもの) 本 手 術 を 両 側 同 時 に 施 行 した 場 合 は 片 側 ごとに 所 定 点 数 を 算 定 する K160-2 頭 蓋 内 微 小 血 管 減 圧 術 後 頭 蓋 窩 の 顔 面 神 経 又 は 三 叉 神 経 への 微 小 血 管 圧 迫 に 起 因 する 顔 面 痙 攣 又 は 三 叉 神 経 痛 に 対 して 後 頭 下 開 頭 による 神 経 減 圧 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K164 頭 蓋 内 血 腫 除 去 術 ( 開 頭 して 行 うもの) 定 位 的 脳 内 血 腫 除 去 術 を 行 った 場 合 は 区 分 番 号 K164-4 定 位 的 脳 内 血 腫 除 去 術 に より 算 定 する K169 頭 蓋 内 腫 瘍 摘 出 術 注 1 に 規 定 する 脳 腫 瘍 覚 醒 下 マッピング 加 算 を 算 定 する 場 合 は 区 分 番 号 K930 脊 髄 誘 発 電 位 測 定 等 加 算 は 算 定 できない K174 水 頭 症 手 術 脳 室 穿 破 術 脳 室 腹 腔 シャント 手 術 脳 室 心 耳 シャント 手 術 又 は 腰 部 くも 膜 下 腔 腹 腔 シャン ト 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K174-2 髄 液 シャント 抜 去 術 水 頭 症 に 対 してシャント 手 術 を 実 施 した 後 経 過 良 好 のためカテーテルを 抜 去 した 場 合 に 算 定 する K176 脳 動 脈 瘤 流 入 血 管 クリッピング( 開 頭 して 行 うもの) 本 手 術 は 開 頭 の 部 位 数 又 は 使 用 したクリップの 個 数 にかかわらず クリッピングを 要 する 病 変 の 箇 所 数 に 応 じて 算 定 する K177 脳 動 脈 瘤 頸 部 クリッピング 注 2に 規 定 するバイパス 術 併 用 加 算 は 本 手 術 に 際 し 親 血 管 より 末 梢 側 の 血 流 を 確 保 する ため 頭 蓋 外 頭 蓋 内 血 管 吻 合 を 併 せて 行 った 場 合 に 算 定 する K178 脳 血 管 内 手 術 (1) 脳 動 脈 瘤 脳 動 静 脈 奇 形 等 の 脳 血 管 異 常 に 対 して 血 管 内 手 術 用 カテーテルを 用 いて 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する (2) 脳 血 管 内 ステントを 用 いて 脳 血 管 内 手 術 を 行 った 場 合 には 手 術 を 行 った 箇 所 数 にかか わらず 3 を 算 定 する K178-2 経 皮 的 脳 血 管 形 成 術 (1) 頭 蓋 内 の 椎 骨 動 脈 又 は 内 頸 動 脈 の 狭 窄 に 対 して 経 皮 的 脳 血 管 形 成 術 用 カテーテル を 用 いて 経 皮 的 脳 血 管 形 成 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する (2) 脳 血 管 用 ステントセットを 用 いて 経 皮 的 脳 血 管 ステント 留 置 術 を 行 った 場 合 は 本 区 分 の 所 定 点 数 に 準 じて 算 定 する その 場 合 実 施 に 当 たっては 関 係 学 会 の 定 める 診 療 に 関 する 指 針 を 遵 守 すること K178-5 経 皮 的 脳 血 管 ステント 留 置 術 経 皮 的 脳 血 管 ステント 留 置 術 は 脳 血 管 用 ステントセットを 用 いて 経 皮 的 脳 血 管 ステント 留 置 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する なお 実 施 に 当 たっては 関 係 学 会 の 定 める 診 療 に 関 する 指 針 手 術 - 19 -
を 遵 守 すること K181 脳 刺 激 装 置 植 込 術 ( 頭 蓋 内 電 極 植 込 術 を 含 む ) 薬 物 療 法 他 の 外 科 療 法 及 び 神 経 ブロック 療 法 の 効 果 が 認 められない 慢 性 難 治 性 疼 痛 又 は 振 戦 等 の 神 経 症 状 の 除 去 若 しくは 軽 減 或 いはてんかん 治 療 を 目 的 として 行 った 場 合 に 算 定 する K181-3 頭 蓋 内 電 極 抜 去 術 本 手 術 は 電 極 の 抜 去 のみを 目 的 として 開 頭 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する なお それ 以 外 の 場 合 にあっては 併 せて 行 った 開 頭 術 ( 脳 刺 激 装 置 植 込 術 及 び 頭 蓋 内 電 極 植 込 術 を 含 む )の 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K181-4 迷 走 神 経 刺 激 装 置 植 込 術 本 手 術 は てんかん 外 科 治 療 に 関 する 専 門 の 知 識 及 び5 年 以 上 の 経 験 を 有 する 医 師 により 行 われた 場 合 に 算 定 する また 当 該 手 術 の 実 施 に 当 あたっては 関 連 学 会 の 定 める 実 施 基 準 に 準 じること K182-2 神 経 交 差 縫 合 術 交 通 事 故 等 により 腕 神 経 叢 が 根 部 で 切 断 された 病 状 で 患 側 の 肋 間 神 経 を 剥 離 し 易 動 性 に し 切 断 部 より 末 梢 部 において 神 経 縫 合 した 場 合 等 末 梢 神 経 損 傷 に 対 し 他 の 健 常 な 神 経 を 遊 離 可 動 化 し 健 常 神 経 の 末 梢 端 と 損 傷 神 経 の 中 枢 端 を 縫 合 した 場 合 に 算 定 する K182-3 神 経 再 生 誘 導 術 神 経 再 生 誘 導 術 は 神 経 再 生 誘 導 材 を 用 いて 神 経 再 建 を 実 施 した 場 合 に 算 定 する K190 脊 髄 刺 激 装 置 植 込 術 薬 物 療 法 他 の 外 科 療 法 及 び 神 経 ブロック 療 法 の 効 果 が 認 められない 慢 性 難 治 性 疼 痛 の 除 去 又 は 軽 減 を 目 的 として 行 った 場 合 に 算 定 する K190-6 仙 骨 神 経 刺 激 装 置 植 込 術 (1) 医 師 の 指 示 に 従 い 自 ら 送 信 機 を 使 用 することで 便 失 禁 コントロールを 行 う 意 思 のある 者 であって 保 存 的 療 法 が 無 効 又 は 適 用 できない 患 者 に 対 して 実 施 する 場 合 に 限 り 算 定 で きる なお 自 ら 送 信 機 を 使 用 することができない 患 者 に 対 して 実 施 する 場 合 は 算 定 でき ない (2) 患 者 自 身 により 記 載 された 同 意 書 を 診 療 録 に 添 付 すること (3) 刺 激 装 置 植 込 術 の 所 定 点 数 には リード 及 び 刺 激 装 置 の 植 込 みに 要 する 費 用 が 含 まれる (4) リードの 抜 去 に 要 する 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれる 試 験 刺 激 を 実 施 し 効 果 判 定 時 に 効 果 なしと 判 断 されリードを 抜 去 した 場 合 についても 当 該 費 用 は 別 に 算 定 できない (5) 実 施 に 当 あたっては 関 係 学 会 の 定 める 診 療 に 関 する 指 針 を 遵 守 すること K190-7 仙 骨 神 経 刺 激 装 置 交 換 術 医 師 の 指 示 に 従 い 自 ら 送 信 機 を 使 用 することで 便 失 禁 のコントロールを 行 う 意 思 のある 者 であって 保 存 的 療 法 が 無 効 又 は 適 用 できない 患 者 に 対 して 実 施 する 場 合 に 限 り 算 定 できる K193-2 レックリングハウゼン 病 偽 神 経 腫 切 除 術 ( 露 出 部 ) K193-3 レックリン グハウゼン 病 偽 神 経 腫 切 除 術 ( 露 出 部 以 外 ) (1) 露 出 部 とは 区 分 番 号 K000 創 傷 処 理 の 注 2 の 露 出 部 と 同 一 の 部 位 を いう (2) 近 接 密 生 しているレックリングハウゼン 病 偽 神 経 腫 については 1 個 として 取 り 扱 い 他 の 手 術 等 の 点 数 と 著 しい 不 均 衡 を 生 じないようにする 手 術 - 20 -
(3) 露 出 部 と 露 出 部 以 外 が 混 在 する 患 者 については 露 出 部 に 係 る 長 さが 全 体 の50% 以 上 の 場 合 は 区 分 番 号 K193-2 の 所 定 点 数 により 算 定 し 50% 未 満 の 場 合 は 区 分 番 号 K193-3 の 所 定 点 数 により 算 定 する K196 交 感 神 経 節 切 除 術 下 腹 部 神 経 叢 切 除 術 又 はコット 手 術 にクレニッヒ 手 術 を 併 せて 行 った 場 合 は 交 感 神 経 節 切 除 術 の 3 により 算 定 する K196-5 末 梢 神 経 遮 断 ( 挫 滅 又 は 切 断 ) 術 ( 浅 腓 骨 神 経 深 腓 骨 神 経 後 脛 骨 神 経 又 は 腓 腹 神 経 に 限 る ) 疼 痛 に 対 して 行 う 末 梢 神 経 遮 断 ( 挫 滅 又 は 切 断 ) 術 は 浅 腓 骨 神 経 深 腓 骨 神 経 後 脛 骨 神 経 又 は 腓 腹 神 経 の 場 合 に 限 り 算 定 する なお 浅 腓 骨 神 経 深 腓 骨 神 経 後 脛 骨 神 経 及 び 腓 腹 神 経 を 同 時 に 遮 断 した 場 合 には それぞれ 別 に 所 定 点 数 を 算 定 する 第 4 款 眼 K200-2 涙 点 プラグ 挿 入 術 涙 点 閉 鎖 術 (1) 乾 性 角 結 膜 炎 (シルマーテスト 第 1 法 変 法 5mm 以 下 又 はローズベンガル 染 色 試 験 ++ 以 上 ) 及 びシェーグレン 症 候 群 に 対 して 行 った 場 合 に 算 定 する (2) 上 下 涙 点 に 実 施 した 場 合 も 含 め1 回 のみの 算 定 とする K208 麦 粒 腫 切 開 術 数 か 所 の 切 開 も 同 一 瞼 内 にあるものについては1 回 として 算 定 する K212 兎 眼 矯 正 術 兎 眼 症 に 対 して 瞼 板 縫 合 術 を 行 った 場 合 は 本 区 分 により 算 定 する K214 霰 粒 腫 摘 出 術 数 か 所 の 切 開 も 同 一 瞼 内 にあるものについては1 回 として 算 定 する K228 眼 窩 骨 折 整 復 術 陳 旧 性 の 変 形 治 癒 骨 折 に 対 して 整 復 術 を 実 施 した 場 合 に 算 定 する K259 角 膜 移 植 術 (1) 角 膜 を 採 取 保 存 するために 要 する 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 角 膜 を 移 植 する 場 合 においては 平 成 12 年 1 月 7 日 保 健 医 療 局 長 通 知 眼 球 提 供 者 (ド ナー) 適 応 基 準 について ( 健 医 発 第 25 号 ) 平 成 12 年 1 月 7 日 保 健 医 療 局 長 通 知 眼 球 のあっせん 技 術 指 針 について ( 健 医 発 第 26 号 )を 遵 守 している 場 合 に 限 り 算 定 する (3) 眼 科 用 レーザ 角 膜 手 術 装 置 により 角 膜 切 片 を 作 成 し 角 膜 移 植 術 を 行 った 場 合 は レー ザー 使 用 加 算 を 併 せて 算 定 する K260 強 膜 移 植 術 (1) 強 膜 を 採 取 保 存 するために 要 する 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 強 膜 を 移 植 する 場 合 においては 平 成 12 年 1 月 7 日 保 健 医 療 局 長 通 知 眼 球 提 供 者 (ド ナー) 適 応 基 準 について ( 健 医 発 第 25 号 ) 平 成 12 年 1 月 7 日 保 健 医 療 局 長 通 知 眼 球 のあっせん 技 術 指 針 について ( 健 医 発 第 26 号 ) 及 び 日 本 組 織 移 植 学 会 が 作 成 した ヒト 組 織 を 利 用 する 医 療 行 為 の 安 全 性 確 保 保 存 使 用 に 関 するガイドライン を 遵 守 してい る 場 合 に 限 り 算 定 する K260-2 羊 膜 移 植 術 手 術 - 21 -
(1) スティーブンス ジョンソン 症 候 群 眼 類 天 疱 瘡 熱 化 学 外 傷 瘢 痕 再 発 翼 状 片 角 膜 上 皮 欠 損 ( 角 膜 移 植 によるものを 含 む ) 角 膜 穿 孔 角 膜 化 学 腐 食 角 膜 瘢 痕 瞼 球 癒 着 結 膜 上 皮 内 過 形 成 結 膜 腫 瘍 等 であって 羊 膜 移 植 以 外 では 治 療 効 果 が 期 待 できな いものに 対 して 実 施 した 場 合 に 算 定 する (2) 日 本 組 織 移 植 学 会 が 作 成 した ヒト 組 織 を 利 用 する 医 療 行 為 の 安 全 性 確 保 保 存 使 用 に 関 するガイドライン 等 関 連 学 会 から 示 されている 基 準 等 を 遵 守 している 場 合 に 限 り 算 定 する (3) 羊 膜 採 取 料 及 び 組 織 適 合 性 試 験 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (4) 羊 膜 を 採 取 保 存 するために 要 する 全 ての 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 請 求 できない K276 網 膜 光 凝 固 術 (1) 一 連 とは 治 療 の 対 象 となる 疾 患 に 対 して 所 期 の 目 的 を 達 するまでに 行 う 一 連 の 治 療 過 程 をいう 例 えば 糖 尿 病 性 網 膜 症 に 対 する 汎 光 凝 固 術 の 場 合 は 1 週 間 程 度 の 間 隔 で 一 連 の 治 療 過 程 にある 数 回 の 手 術 を 行 うときは 1 回 のみ 所 定 点 数 を 算 定 するものであ り その 他 数 回 の 手 術 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 2 その 他 特 殊 なものとは 網 膜 剥 離 裂 孔 円 板 状 黄 斑 変 性 症 網 膜 中 心 静 脈 閉 鎖 症 による 黄 斑 浮 腫 類 囊 胞 黄 斑 浮 腫 及 び 未 熟 児 網 膜 症 に 対 する 網 膜 光 凝 固 術 並 びに 糖 尿 病 性 網 膜 症 に 対 する 汎 光 凝 固 術 を 行 うことをいう K277-2 黄 斑 下 手 術 黄 斑 下 手 術 は 中 心 窩 下 新 生 血 管 膜 を 有 する 疾 患 ( 加 齢 黄 斑 変 性 症 等 ) 又 は 黄 斑 下 血 腫 に 対 して 行 った 場 合 に 算 定 する K280-2 網 膜 付 着 組 織 を 含 む 硝 子 体 切 除 術 ( 眼 内 内 視 鏡 を 用 いるもの) 当 該 手 術 は 高 度 の 角 膜 混 濁 あるいは 裂 傷 などにより 眼 底 の 透 見 が 困 難 な 網 膜 硝 子 体 疾 患 に 対 して 行 った 場 合 に 算 定 する また 当 該 手 術 を 行 った 際 には 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 当 該 術 式 を 選 択 した 理 由 について 詳 細 に 記 載 すること K281-2 網 膜 再 建 術 (1) 未 熟 児 網 膜 症 先 天 異 常 に 伴 う 網 膜 剥 離 ( 主 に 家 族 性 滲 出 性 硝 子 体 網 膜 症 又 は 第 1 次 硝 子 体 過 形 成 遺 残 ) 及 び 外 傷 による 眼 球 破 裂 に 対 して 実 施 した 場 合 に 算 定 する なお 未 熟 児 網 膜 症 及 び 先 天 異 常 に 伴 う 網 膜 剥 離 にあっては 線 維 血 管 増 殖 によって 起 こる 黄 斑 を 脅 かす 網 膜 部 分 剥 離 又 は 網 膜 全 剥 離 の 状 態 をいい 眼 球 破 裂 例 にあっては 強 膜 の3 分 の1 を 超 える 破 裂 創 があり 眼 球 内 容 物 の 脱 出 を 認 める 状 態 をいう (2) 関 係 学 会 の 定 める 指 針 を 遵 守 すること K282 水 晶 体 再 建 術 (1) 1 眼 に 白 内 障 及 び 斜 視 があり 両 者 に 対 する 手 術 を 同 時 に 行 った 場 合 は 別 に 算 定 できる ただし 斜 視 手 術 が 保 険 給 付 の 対 象 となる 場 合 に 限 る (2) 眼 内 レンズの 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (3) 1 の イ の 縫 着 レンズを 挿 入 するものについては 眼 内 レンズを 縫 着 し 挿 入 した 場 合 に 算 定 する (4) 3 の 計 画 的 後 嚢 切 開 を 伴 う 場 合 は 16 歳 未 満 の 患 者 に 対 して 行 われた 場 合 に 限 り 算 定 する (5) 注 の 加 算 は チン 小 帯 の 脆 弱 断 裂 を 有 する 症 例 に 対 して 水 晶 体 嚢 拡 張 リングを 手 術 - 22 -
用 いて 水 晶 体 再 建 術 を 実 施 した 場 合 には 水 晶 体 嚢 拡 張 リングの 縫 着 を 行 った 場 合 は 1 の イ の 所 定 点 数 に 準 じて 水 晶 体 嚢 拡 張 リングの 縫 着 を 行 っていない 場 合 は 1 の ロ の 所 定 点 数 に 準 じて 算 定 する なお 水 晶 体 嚢 拡 張 リングを 使 用 した 場 合 は 診 療 報 酬 請 求 に 当 たって 診 療 報 酬 明 細 書 に 症 状 詳 記 を 添 付 すること K282-2 後 発 白 内 障 手 術 後 発 白 内 障 切 開 術 ( 観 血 的 )は 当 該 区 分 に 準 じて 算 定 する 第 5 款 耳 鼻 咽 喉 K296 耳 介 形 成 手 術 耳 介 形 成 手 術 は 耳 輪 埋 没 症 耳 垂 裂 等 に 対 して 行 った 場 合 に 算 定 する K318 鼓 膜 形 成 手 術 (1) 鼓 膜 形 成 手 術 に 伴 う 鼓 膜 又 は 皮 膚 の 移 植 については 別 に 算 定 できない (2) 耳 翼 後 面 から 植 皮 弁 を 採 りWullsteinの 鼓 室 形 成 手 術 の 第 1 型 とほぼ 同 様 の 操 作 (ただ 鼓 膜 の 上 皮 のみを 除 去 することが 異 なる )で 鼓 膜 形 成 手 術 を 行 った 場 合 は 区 分 番 号 K319 鼓 室 形 成 手 術 により 算 定 する K319 鼓 室 形 成 手 術 鼓 室 形 成 手 術 に 伴 う 皮 膚 の 移 植 については 算 定 できない K328-3 植 込 型 骨 導 補 聴 器 交 換 術 接 合 子 付 骨 導 端 子 又 は 骨 導 端 子 の 交 換 術 を 実 施 した 場 合 に 算 定 し 音 振 動 変 換 器 のみ 交 換 し た 場 合 は 算 定 できない K338 鼻 甲 介 切 除 術 K339 粘 膜 下 下 鼻 甲 介 骨 切 除 術 (1) 慢 性 肥 厚 性 鼻 炎 兼 鼻 茸 に 対 して 区 分 番 号 K338 鼻 甲 介 切 除 術 及 び 区 分 番 号 K 340 鼻 茸 摘 出 術 を 併 施 した 場 合 は それぞれの 所 定 点 数 を 別 に 算 定 する (2) 区 分 番 号 K338 鼻 甲 介 切 除 術 又 は 区 分 番 号 K339 粘 膜 下 下 鼻 甲 介 骨 切 除 術 を 副 鼻 腔 手 術 と 併 施 した 場 合 においては 鼻 甲 介 切 除 術 又 は 粘 膜 下 下 鼻 甲 介 骨 切 除 術 を 副 鼻 腔 手 術 の 遂 行 上 行 う 場 合 以 外 は 同 一 手 術 野 とはみなさず それぞれの 所 定 点 数 を 別 に 算 定 する K340 鼻 茸 摘 出 術 高 周 波 電 磁 波 で 行 う 場 合 にあっても 本 区 分 により 算 定 する K340-3 内 視 鏡 下 鼻 副 鼻 腔 手 術 Ⅰ 型 ( 副 鼻 腔 自 然 口 開 窓 術 ) K340-4 内 視 鏡 下 鼻 副 鼻 腔 手 術 Ⅱ 型 ( 副 鼻 腔 単 洞 手 術 ) K340-5 内 視 鏡 下 鼻 副 鼻 腔 手 術 Ⅲ 型 ( 選 択 的 ( 複 数 洞 ) 副 鼻 腔 手 術 ) K340-6 内 視 鏡 下 鼻 副 鼻 腔 手 術 Ⅳ 型 ( 汎 副 鼻 腔 手 術 ) K340-7 内 視 鏡 下 鼻 副 鼻 腔 手 術 Ⅴ 型 ( 拡 大 副 鼻 腔 手 術 ) 区 分 番 号 K340-3 から K340-7 までに 掲 げる 手 術 を 同 時 に 実 施 した 場 合 は 主 たるもののみ 算 定 する K347-2 変 形 外 鼻 手 術 (1) 先 天 性 の 高 度 斜 鼻 鞍 鼻 口 唇 裂 外 鼻 又 は 上 顎 洞 外 鼻 の 悪 性 腫 瘍 術 後 等 による 機 能 障 害 を 伴 う 外 鼻 の 変 形 に 対 して 機 能 回 復 を 目 的 として 外 鼻 形 成 を 行 った 場 合 に 算 定 する なお 外 傷 等 による 骨 折 治 癒 後 の 変 形 等 に 対 するものは 区 分 番 号 K334-2 鼻 骨 変 形 治 癒 骨 折 矯 正 術 により 算 定 する 手 術 - 23 -
(2) 単 なる 美 容 を 目 的 とするものは 保 険 給 付 の 対 象 とならない K352-3 副 鼻 腔 炎 術 後 後 出 血 止 血 法 副 鼻 腔 炎 術 後 の 後 出 血 ( 手 術 日 の 翌 日 以 後 起 った 場 合 をいう )が 多 量 で 必 要 があって 再 び 術 創 を 開 く 場 合 に 算 定 する K361 上 顎 洞 篩 骨 洞 蝶 形 洞 根 治 手 術 区 分 番 号 K355 鼻 内 前 頭 洞 根 治 手 術 区 分 番 号 K353 鼻 内 篩 骨 洞 根 治 手 術 区 分 番 号 K354 篩 骨 洞 根 治 手 術 及 び 区 分 番 号 K352-2 鼻 内 上 顎 洞 根 治 手 術 を 併 施 した 場 合 は 本 区 分 により 算 定 する K377 口 蓋 扁 桃 手 術 (1) 扁 桃 除 去 を 行 った 当 日 における 止 血 については 算 定 できない (2) 口 蓋 扁 桃 手 術 を 行 った 日 の 翌 日 以 降 の 後 出 血 が 多 量 で やむを 得 ず 再 び 術 創 を 開 く 場 合 における 止 血 術 は 区 分 番 号 K367 咽 後 膿 瘍 切 開 術 に 準 じて 算 定 する K386 気 管 切 開 術 気 管 切 開 術 後 カニューレを 入 れた 数 日 間 の 処 置 ( 単 なるカニューレの 清 拭 でない)は 区 分 番 号 J000 創 傷 処 置 における 手 術 後 の 患 者 に 対 するものにより 算 定 する K388-2 喉 頭 粘 膜 下 軟 骨 片 挿 入 術 反 回 神 経 麻 痺 に 対 し 声 帯 固 定 のため 甲 状 軟 骨 を 左 右 に 分 離 し 喉 頭 側 軟 骨 膜 下 に 甲 状 軟 骨 より 取 り 出 した 小 軟 骨 片 を 挿 入 した 場 合 に 算 定 する K389 喉 頭 声 帯 ポリープ 切 除 術 喉 頭 ポリープが 左 右 の 声 帯 にあるときは 各 側 ごとに 算 定 できる 第 6 款 顔 面 口 腔 頸 部 K407-2 軟 口 蓋 形 成 手 術 いびきに 対 して 軟 口 蓋 形 成 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K423 頬 腫 瘍 摘 出 術 皮 膚 又 は 皮 下 にある 腫 瘍 の 摘 出 術 は 区 分 番 号 K005 皮 膚 皮 下 腫 瘍 摘 出 術 ( 露 出 部 ) 又 は 区 分 番 号 K006 皮 膚 皮 下 腫 瘍 摘 出 術 ( 露 出 部 以 外 )により 算 定 する K429-2 下 顎 関 節 突 起 骨 折 観 血 的 手 術 2 両 側 は 両 側 の 下 顎 関 節 突 起 骨 折 について 観 血 的 に 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K434 顔 面 多 発 骨 折 観 血 的 手 術 顔 面 多 発 骨 折 観 血 的 手 術 は 上 下 顎 の 同 時 骨 折 の 場 合 等 複 数 の 骨 に 対 して 観 血 的 に 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K443 上 顎 骨 形 成 術 (1) 1 単 純 な 場 合 とは 上 顎 骨 発 育 不 全 症 又 は 外 傷 後 の 上 顎 骨 後 位 癒 着 等 に 対 し Le For tⅠ 型 切 離 により 移 動 を 図 る 場 合 をいう (2) 注 1 に 規 定 する 加 算 は 上 顎 骨 発 育 不 全 症 外 傷 後 の 上 顎 骨 後 位 癒 着 上 顎 前 突 症 開 咬 症 又 は 過 蓋 咬 合 症 等 に 対 し Le FortⅠ 型 切 離 を 行 い 上 顎 骨 を 複 数 に 分 割 して 移 動 させた 場 合 に 算 定 する (23) 2 複 雑 な 場 合 及 び2 次 的 再 建 の 場 合 とは 1 と 同 様 の 症 例 に 対 し Le Fort Ⅱ 型 若 しくはLe FortⅢ 型 切 離 により 移 動 する 場 合 及 び 又 は 悪 性 腫 瘍 手 術 等 による 上 顎 手 術 - 24 -
欠 損 症 に 対 し2 次 的 骨 性 再 建 を 行 う 場 合 をいう K444-2 下 顎 骨 延 長 術 仮 骨 延 長 法 を 用 いて 下 顎 骨 を 延 長 形 成 する 場 合 に 算 定 する K446 顎 関 節 授 動 術 (1) 徒 手 的 授 動 術 1 の イ パンピングを 併 用 した 場 合 とは 顎 関 節 の 運 動 障 害 を 有 す る 患 者 に 対 して パンピング( 顎 関 節 腔 に 対 する 薬 液 の 注 入 洗 浄 )を 行 いながら 徒 手 的 に 顎 関 節 の 授 動 を 図 ったものをいう なお その 際 の 関 節 腔 に 対 する 薬 剤 の 注 入 に 係 る 手 技 料 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない (2) 1 の ロ 関 節 腔 洗 浄 療 法 を 併 用 した 場 合 とは 局 所 麻 酔 下 で 上 関 節 腔 に 注 射 針 を 2 本 刺 入 し 上 関 節 腔 を 薬 剤 にて 自 然 灌 流 することにより 顎 関 節 可 動 域 の 増 加 又 は 除 痛 を 目 的 とするものをいう K450 唾 石 摘 出 術 ( 一 連 につき) (1) 1 表 在 性 のものとは 導 管 開 口 部 付 近 に 位 置 する 唾 石 をいう (2) 2 深 在 性 のものとは 腺 体 付 近 の 導 管 等 に 位 置 する 唾 石 をいう (3) 所 期 の 目 的 を 達 するために 複 数 回 実 施 した 場 合 であっても 一 連 として 算 定 する K469 頸 部 郭 清 術 (1) 頸 部 郭 清 術 (ネックディセクション)とは 頸 部 リンパ 節 群 が 存 在 する 頸 部 領 域 の 腫 瘍 細 胞 を 根 絶 するため 当 該 領 域 の 組 織 ( 筋 リンパ 節 静 脈 脂 肪 結 合 織 等 )を 広 範 囲 に 摘 出 することをいう (2) 頸 部 郭 清 術 を 他 の 手 術 に 併 せて 行 った 場 合 は 手 術 の 通 則 9 に 規 定 されている 所 定 点 数 を 算 定 するものとし 独 立 して 行 った 場 合 には 本 区 分 の 所 定 点 数 を 算 定 する (3) 他 の 手 術 に 併 せて 行 った 頸 部 リンパ 節 の 単 なる 郭 清 は 手 術 の 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない なお 単 独 に 行 った 場 合 は 区 分 番 号 K627 リンパ 節 群 郭 清 術 の 2 により 算 定 する 第 7 款 胸 部 K474-3 乳 腺 腫 瘍 画 像 ガイド 下 吸 引 術 ( 一 連 につき) (1) 乳 腺 腫 瘍 画 像 ガイド 下 吸 引 術 は マンモグラフィー CT MRI 超 音 波 等 を 行 った 結 果 乳 房 に 非 触 知 病 変 や 石 灰 化 病 変 などが 認 められる 場 合 に 画 像 ガイド 下 (マンモグ ラフィー 又 は 超 音 波 装 置 に 限 る )で 乳 房 専 用 の 吸 引 システムを 用 いて 当 該 乳 腺 組 織 を 摘 出 した 場 合 に 算 定 する (2) 当 該 乳 腺 組 織 の 確 定 診 断 や 手 術 適 用 を 決 定 することを 目 的 として 行 った 場 合 も 本 区 分 で 算 定 する (3) 組 織 の 採 取 に 用 いる 保 険 医 療 材 料 の 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K476 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 (1) 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 において 両 側 の 腋 窩 リンパ 節 郭 清 術 を 併 せて 行 った 場 合 は 7 により 算 定 する (2) 注 1 に 規 定 する 乳 がんセンチネルリンパ 節 加 算 1 及 び 注 2 に 規 定 する 乳 がんセ ンチネルリンパ 節 加 算 2については 以 下 の 要 件 に 留 意 し 算 定 すること (ア) 触 診 及 び 画 像 診 断 の 結 果 腋 窩 リンパ 節 への 転 移 が 認 められない 乳 がんに 係 る 手 術 手 術 - 25 -
の 場 合 のみ 算 定 する (イ) センチネルリンパ 節 生 検 に 伴 う 放 射 性 同 位 元 素 の 薬 剤 料 は 区 分 番 号 K940 薬 剤 により 算 定 する (ウ) 放 射 性 同 位 元 素 の 検 出 に 要 する 費 用 は 区 分 番 号 E100 シンチグラム( 画 像 を 伴 うもの)の 1 部 分 ( 静 態 )( 一 連 につき)により 算 定 する (エ) 摘 出 したセンチネルリンパ 節 の 病 理 診 断 に 係 る 費 用 は 第 13 部 病 理 診 断 の 所 定 点 数 により 算 定 する K476-2 陥 没 乳 頭 形 成 術 再 建 乳 房 乳 頭 形 成 術 (1) 授 乳 障 害 のある 陥 没 乳 頭 に 対 して 乳 頭 形 成 を 行 った 場 合 又 は 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 後 の 再 建 乳 房 に 対 して 二 期 的 に 乳 頭 形 成 を 行 った 場 合 に 算 定 する (2) 単 なる 美 容 を 目 的 とするものは 保 険 給 付 の 対 象 とならない K476-3 動 脈 ( 皮 ) 弁 及 び 筋 ( 皮 ) 弁 を 用 いた 乳 房 再 建 術 ( 乳 房 切 除 後 ) 乳 房 再 建 術 ( 乳 房 切 除 後 )は 動 脈 ( 皮 ) 弁 術 及 び 筋 ( 皮 ) 弁 術 を 実 施 した 場 合 に 算 定 する なお 区 分 番 号 K017 遊 離 皮 弁 術 ( 顕 微 鏡 下 血 管 柄 付 きのもの)を 実 施 した 場 合 は 区 分 番 号 K017 遊 離 皮 弁 術 ( 顕 微 鏡 下 血 管 柄 付 きのもの)の 所 定 点 数 のみを 算 定 し 本 区 分 の 所 定 点 数 は 別 に 算 定 できない K476-4 ゲル 充 填 人 工 乳 房 を 用 いた 乳 房 再 建 術 (1) 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 後 の 乳 房 再 建 術 にゲル 充 填 人 工 乳 房 を 用 いた 場 合 に 限 り 算 定 できる (2) 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 後 の 乳 房 再 建 術 を 行 う 症 例 で 次 のいずれかに 該 当 した 場 合 に 限 り 算 定 できる その 際 その 旨 を 診 療 報 酬 明 細 書 の 摘 要 欄 に 記 載 すること ア 一 次 一 期 的 再 建 の 場 合 術 前 診 断 においてStageⅡ 以 下 で 皮 膚 浸 潤 大 胸 筋 浸 潤 や 高 度 のリンパ 節 転 移 を 認 めない 症 例 で かつ 大 胸 筋 が 温 存 され 皮 膚 欠 損 が 生 じない 乳 輪 乳 頭 温 存 皮 下 乳 腺 全 摘 術 を 行 った 症 例 イ 一 次 二 期 的 再 建 の 場 合 乳 腺 全 摘 術 時 に 組 織 拡 張 器 が 挿 入 され 十 分 に 皮 膚 が 拡 張 されている 症 例 ウ 二 次 再 建 の 場 合 乳 腺 全 摘 術 後 で 大 胸 筋 が 残 存 しており 初 回 手 術 で 組 織 拡 張 器 が 挿 入 され 十 分 に 皮 膚 が 拡 張 されているか 皮 弁 移 植 術 などにより 皮 膚 の 不 足 が 十 分 に 補 われている あるい は 十 分 に 補 われることが 見 込 まれる 症 例 ただし 放 射 線 照 射 により 皮 膚 の 血 行 や 弾 力 性 が 障 害 されていないこと (3) 乳 腺 悪 性 腫 瘍 手 術 と 乳 房 再 建 術 を 行 う 医 療 機 関 が 異 なる 場 合 は 双 方 の 持 つ 臨 床 情 報 手 術 日 術 式 等 を 示 す 文 書 を 相 互 に 交 付 した 上 で 診 療 録 に 添 付 して 保 存 すること K480-2 流 注 膿 瘍 切 開 掻 爬 術 流 注 膿 瘍 の 切 開 掻 爬 術 に 当 たって 原 発 巣 まで 追 及 して 拡 大 手 術 を 行 った 場 合 に 算 定 する K482 肋 骨 切 除 術 切 除 した 肋 骨 の 本 数 にかかわらず 所 定 点 数 を1 回 に 限 り 算 定 する また 2 本 以 上 の 肋 骨 の 切 除 と 胸 骨 の 掻 爬 を 併 施 した 場 合 も 本 区 分 により 算 定 する また 胸 郭 出 口 症 候 群 根 治 術 を 行 った 場 合 は 当 該 区 分 にて 算 定 する K486 胸 壁 瘻 手 術 手 術 - 26 -
非 開 胸 で 肋 骨 の 切 除 を 行 うと 否 とにかかわらず 本 区 分 により 算 定 する K487 漏 斗 胸 手 術 内 臓 の 機 能 障 害 等 による 症 状 を 有 するものに 対 して 行 った 場 合 に 限 り 算 定 する K488 試 験 開 胸 術 開 胸 術 のみを 行 った 時 点 で 手 術 を 中 止 した 場 合 は 本 区 分 により 算 定 する K488-3 胸 腔 鏡 下 試 験 開 胸 術 胸 腔 鏡 による 胸 腔 内 の 確 認 のみを 行 った 時 点 で 手 術 を 中 止 した 場 合 は 本 区 分 により 算 定 す る K488-4 胸 腔 鏡 下 試 験 切 除 術 胸 腔 鏡 による 胸 腔 内 の 確 認 を 行 い 臓 器 組 織 の 一 部 を 切 除 した 時 点 で 手 術 を 中 止 した 場 合 は 本 区 分 により 算 定 する K499 胸 郭 形 成 手 術 ( 肺 切 除 後 遺 残 腔 を 含 む ) 肺 結 核 手 術 肺 切 除 後 遺 残 腔 等 に 対 して 行 われた 場 合 に 算 定 する K507 肺 膿 瘍 切 開 排 膿 術 肺 結 核 空 洞 吸 引 術 (モナルジー 法 ) 又 は 肺 結 核 空 洞 切 開 術 を 行 った 場 合 は 本 区 分 で 算 定 する K508 気 管 支 狭 窄 拡 張 術 (1) 気 管 支 熱 形 成 術 ( 気 管 支 サーモプラスティ)を 実 施 した 場 合 は 本 区 分 の 所 定 点 数 を 算 定 する (2) 気 管 支 ファイバースコピーに 要 する 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K508-3 気 管 支 熱 形 成 術 (1) 18 歳 以 上 の 重 症 喘 息 患 者 に 対 し 気 管 支 熱 形 成 術 ( 気 管 支 サーモプラスティ)を 実 施 し た 場 合 に 本 区 分 の 所 定 点 数 を 算 定 する (2) 気 管 支 ファイバースコピーに 要 する 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K509-3 気 管 支 内 視 鏡 的 放 射 線 治 療 用 マーカー 留 置 術 気 管 支 内 視 鏡 的 放 射 線 治 療 用 マーカー 留 置 術 は 放 射 線 治 療 目 的 でマーカーを 留 置 した 場 合 に 限 り 算 定 し マーカー 代 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない 植 込 み 型 病 変 識 別 マーカーを 用 いて 経 皮 的 にマーカー 留 置 を 行 った 場 合 は 気 管 支 内 視 鏡 的 放 射 線 治 療 用 マーカー 留 置 術 に 準 じて 算 定 する この 際 マーカー 代 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K509-4 気 管 支 瘻 孔 閉 鎖 術 (1) 気 管 支 瘻 孔 閉 鎖 術 は 気 管 支 用 充 填 材 を 用 いて 気 管 支 の 瘻 孔 閉 鎖 を 実 施 した 場 合 に 算 定 する (2) 気 管 支 ファイバースコピーに 要 する 費 用 は 所 定 点 数 に 含 まれ 別 に 算 定 できない K510-2 光 線 力 学 療 法 光 線 力 学 療 法 は ポルフィマーナトリウムを 投 与 した 患 者 に 対 しエキシマ ダイ レーザー ( 波 長 630nm) 及 びYAG-OPOレーザーを 使 用 した 場 合 など 保 険 適 用 された 薬 剤 機 器 を 用 いて 行 った 場 合 に 限 り 算 定 できる K511 肺 切 除 術 K517 肺 縫 縮 術 (1) 刺 創 のため 開 腹 開 胸 により 心 筋 損 傷 の 縫 合 心 囊 の 縫 合 横 隔 膜 の 縫 合 胃 の 腹 腔 内 還 納 等 の 手 術 を 併 施 した 場 合 は 区 分 番 号 K511 肺 切 除 術 の 2 により 算 定 する 手 術 - 27 -