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Ⅰ 平成14年度の状況

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1.H26年エイズ発生動向年報ー概要

資 料 1 衆 議 院 議 員 小 選 挙 区 選 出 議 員 の 選 挙 区 の 改 定 案 の 概 要 都 道 府 県 別 定 数 の 異 動 (1) 定 数 1 増 埼 玉 県 (14 15) 千 葉 県 (12 13) 神 奈 川 県 (17 18) 滋 賀 県 (3 4) 沖 縄 県 (3

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○00表紙

Microsoft Word - 表紙(正)

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

12 大 都 市 の 人 口 と 従 業 者 数 12 大 都 市 は 全 国 の 人 口 の 約 2 割 従 業 者 数 の 約 3 割 を 占 める 12 大 都 市 の 事 業 所 数 従 業 者 数 及 び 人 口 は 表 1 のとおりです これらの 12 大 都 市 を 合 わせると 全

個人住民税徴収対策会議

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

地震保険研究 16

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S7-2)わが国におけるHIV感染妊娠の動向と近年の特徴

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

統 計 表 1 措 置 入 院 患 者 数 医 療 保 護 入 院 届 出 数, 年 次 別 措 置 入 院 患 者 数 ( 人 ) ( 各 年 ( 度 ) 末 現 在 ) 統 計 表 2 措 置 入 院 患 者 数 ( 人 口 10 万 対 ) ( 各 年 ( 度 ) 末 現 在 ) 主 な 生

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16 日本学生支援機構

aaaH26年度 医療費の動向_プレスリリース

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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

(2) 宿 泊 施 設 の 現 状 1 回 答 状 況 及 び 集 計 方 法 今 回 の 調 査 対 象 とした 174( 平 成 23 年 度 新 規 開 業 した 1 施 設 を 含 む) 施 設 のうち 調 査 で 廃 休 業 などが 判 明 した 4 施 設 を 除 く 170 施 設 を

49.6 1

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

○00表紙

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1. 本 市 の 保 育 所 運 営 費 と 保 育 料 の 現 状 2 (1) 前 回 (5/29 5/29) 児 童 福 祉 専 門 分 科 会 資 料 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区 分 別 軽 減 率 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区

81 平 均 寿 命 女 単 位 : 年 全 国 長 野 県 島 根 県 沖 縄 県 熊 本 県 新 潟 県 三 重 県 岩 手 県 茨 城 県 和 歌

スポーツ振興くじ(2015年度販売・投票概況集計(第755回~第832回))

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130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

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第1回未決拘禁者の処遇等に関する有識者会議配布資料

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千 葉 市 資 源 循 環 部 千 葉 県 千 葉 市 中 央 区 千 葉 港 2-1 千 葉 中 央 コミュニティセンター3F 船 橋 市 千 葉 県 船 橋 市 湊 町 柏 市 産 業 277

決 勝 を 行 う 予 選 での6 種 目 の 各 種 目 ベスト4の 得 点 総 合 計 により 上 位 18 チームを 選 び そのチームによって 決 勝 を 行 う 成 績 順 位 は 決 勝 における6 種 目 の 各 種 目 ベスト4の 得 点 総 合 計 によって 決 定 する 女 子

大 阪 福 岡 鹿 児 島 前 頁 からの 続 き 35

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現 地 調 査 では 火 口 周 辺 の 地 形 や 噴 気 等 の 状 況 に 変 化 は 見 られませんでした また 赤 外 熱 映 像 装 置 5) による 観 測 では 2015 年 3 月 頃 から5 月 29 日 の 噴 火 前 に 温 度 上 昇 が 認 められていた 新 岳 火 口

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5.4.2 想 定 を 超 える 巨 大 地 震 の 発 生 内 閣 府 による 津 波 浸 水 予 測 (1) 南 海 トラフ 巨 大 地 震 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ( 南 海 トラフで 発 生 する 最 大 クラスの 地 震 )については 内 閣 府 (2012) i

資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

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●幼児教育振興法案

配 布 物 配 布 物 封 入 物 一 覧 議 事 次 第 資 料 1 農 林 水 産 物 等 輸 出 促 進 全 国 協 議 会 の 構 成 員 等 資 料 2 平 成 27 年 度 日 本 食 普 及 功 労 者 プロフィール 資 料 3 農 林 水 産 物 食 品 の 輸 出 促 進 の 取

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36 東 京 私 桜 美 林 大 学 大 学 院 心 理 学 研 究 科 37 東 京 私 大 妻 女 子 大 学 大 学 院 人 間 文 化 研 究 科 38 東 京 私 学 習 院 大 学 大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 39 東 京 私 国 際 医 療 福 祉 大 学 大 学 院 医

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

平成24年度 業務概況書

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大 阪 福 岡 鹿 児 島 各 都 市 における 年 平 均 した 平 均 気 温 日 最 高 気 温 日 最 低 気 温 の 長 期 変 化 傾 向 ( 続 き) 28

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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2012

18 国立高等専門学校機構

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

目 次 1 全 国 の 概 況 (1) 火 災 件 数 (2) 死 傷

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公表表紙

(2) 都 市 計 画 区 域 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 1 都 市 計 画 区 域 の 変 遷 2 市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 旧 石 巻 市 ( 単 位 :ha) ( 単 位 :ha) 変 更 都 市 計 画 区 域 行

(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

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スライド 1


(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

Transcription:

プレスリリース 平 成 28 年 3 月 25 日 国 立 研 究 開 発 法 人 水 産 総 合 研 究 セ ン タ ー 平 成 27 年 度 太 平 洋 いわし 類 長 期 漁 海 況 予 報 - 別 表 の 水 産 関 係 機 関 が 検 討 し 国 立 研 究 開 発 法 人 水 産 総 合 研 究 センター 中 央 水 産 研 究 所 がとりまとめた 結 果 - 今 後 の 見 通 し( 平 成 28 年 4 月 ~7 月 )のポイント 海 況 黒 潮 は 4 月 上 旬 にC 型 ( 1) 6 月 以 降 はN 型 ( 1) になる 沿 岸 水 温 は 潮 岬 以 西 が 平 年 並 ( 2) ~ 高 め ( 2) 熊 野 灘 ~ 伊 豆 諸 島 北 部 海 域 では4 月 は 平 年 並 ~ 高 め 5 月 以 降 は 平 年 並 ~ やや 低 め ( 2) 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 海 域 が 平 年 並 ~ やや 低 め で 推 移 する 1 黒 潮 を 遠 州 灘 沖 から 伊 豆 諸 島 周 辺 海 域 の 流 路 で 分 類 する C 型 : 八 丈 島 の 南 を 通 過 N 型 : 八 丈 島 の 北 を 通 過 南 端 が 北 緯 33 度 以 北 別 添 中 央 ブロック 海 況 予 報 の 図 1を 御 参 照 ください 2 平 年 並 = 平 年 値 ±0.5 程 度 やや 低 め= 平 年 値 -1.0 程 度 高 め= 平 年 値 +1.5 程 度 漁 況 ( 来 遊 量 予 測 ) マイワシ 1 歳 魚 主 体 に 前 年 並 ~ 上 回 る 海 域 が 多 い カタクチイワシ 前 年 並 ~ 下 回 る 問 い 合 わせ 先 国 立 研 究 開 発 法 人 水 産 総 合 研 究 センター 中 央 水 産 研 究 所 担 当 : 市 橋 川 崎 電 話 :045-788-7615 ファックス:045-788-5001 当 資 料 のホームページ 掲 載 先 URL http://abchan.fra.go.jp/ http://nrifs.fra.affrc.go.jp/

参 画 機 関 地 方 独 立 行 政 法 人 北 海 道 立 総 合 研 究 機 構 水 産 研 究 本 部 釧 路 水 産 試 験 場 函 館 水 産 試 験 場 地 方 独 立 行 政 法 人 青 森 県 産 業 技 術 センター 水 産 総 合 研 究 所 和 歌 山 県 水 産 試 験 場 徳 島 県 立 農 林 水 産 総 合 技 術 支 援 センター 水 産 研 究 課 高 知 県 水 産 試 験 場 岩 手 県 水 産 技 術 センター 愛 媛 県 農 林 水 産 研 究 所 水 産 研 究 センター 宮 城 県 水 産 技 術 総 合 センター 福 島 県 水 産 試 験 場 茨 城 県 水 産 試 験 場 千 葉 県 水 産 総 合 研 究 センター 東 京 都 島 しょ 農 林 水 産 総 合 センター 神 奈 川 県 水 産 技 術 センター 静 岡 県 水 産 技 術 研 究 所 愛 知 県 水 産 試 験 場 漁 業 生 産 研 究 所 三 重 県 水 産 研 究 所 大 分 県 農 林 水 産 研 究 指 導 センター 水 産 研 究 部 宮 崎 県 水 産 試 験 場 鹿 児 島 県 水 産 技 術 開 発 センター 地 方 独 立 行 政 法 人 大 阪 府 立 環 境 農 林 水 産 総 合 研 究 所 水 産 研 究 部 水 産 技 術 センター 香 川 県 水 産 試 験 場 一 般 社 団 法 人 漁 業 情 報 サービスセンター ( 取 りまとめ 機 関 ) 国 立 研 究 開 発 法 人 水 産 総 合 研 究 センター 中 央 水 産 研 究 所

中 央 ブロック 海 況 予 報 今 後 の 見 通 し(2016 年 4 月 ~7 月 ) (1) 黒 潮 ( 注 : 黒 潮 流 型 は 図 1を 参 照 のこと) 潮 岬 以 西 都 井 岬 ~ 潮 岬 沖 では 小 規 模 な 擾 乱 はあるものの 接 岸 傾 向 で 推 移 する 潮 岬 以 東 4 月 上 旬 にはB 型 からC 型 になる 6 月 以 降 は N 型 となる 房 総 沖 では 5 月 までは 離 接 岸 を 繰 り 返 すが 6 月 以 降 は 接 岸 傾 向 になる (2) 薩 南 ~ 房 総 沿 岸 域 潮 岬 以 西 では 黒 潮 の 離 接 岸 による 一 時 的 な 暖 水 波 及 がある 熊 野 灘 ~ 遠 州 灘 ~ 伊 豆 諸 島 北 部 海 域 は 概 ね 冷 水 域 となるが 一 時 的 な 暖 水 波 及 がある 伊 豆 諸 島 南 部 海 域 は 5 月 までは 冷 水 域 に 6 月 以 降 は 概 ね 暖 水 域 に 覆 われる (3) 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 海 域 房 総 沖 での 黒 潮 の 離 接 岸 に 伴 い 暖 水 が 波 及 する (4) 沿 岸 水 温 潮 岬 以 西 は 平 年 並 ~ 高 め で 推 移 する 熊 野 灘 ~ 遠 州 灘 ~ 伊 豆 諸 島 北 部 海 域 は 4 月 は 平 年 並 ~ 高 め で 推 移 する 5 月 以 降 は 平 年 並 ~ やや 低 め で 推 移 し 暖 水 波 及 に 伴 い 高 め となることがある 伊 豆 諸 島 南 部 海 域 は 5 月 までは 低 め 6 月 以 降 は 概 ね 高 め で 推 移 する 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 海 域 は 平 年 並 ~ やや 低 め で 推 移 する 平 年 並 = 平 年 値 ±0.5 程 度 (やや 高 め やや 低 め)= 平 年 値 ±1.0 程 度 ( 高 め 低 め)= 平 年 値 ±1.5 程 度 ( 極 めて 高 め 極 めて 低 め)= 平 年 値 ±2.5 以 上

経 過 (2015 年 12 月 ~2016 年 3 月 ) ( 注 : 経 過 は 図 2 を 参 照 のこと) (1) 黒 潮 12 月 上 旬 B 型 になった 12 月 下 旬 C 型 になった 1 月 中 旬 以 降 は 一 時 的 に B C 型 となったが 概 ね N 型 基 調 で 推 移 した (2) 薩 南 ~ 房 総 沿 岸 域 薩 南 海 域 黒 潮 北 縁 の 月 平 均 位 置 は 12 月 は 接 岸 1 月 ~2 月 は 屋 久 島 南 付 近 の 平 均 的 な 位 置 で 推 移 した 潮 岬 以 西 1 月 中 旬 に 都 井 岬 沖 に 小 蛇 行 が 形 成 され 足 摺 岬 ~ 室 戸 岬 沖 を 東 進 し 2 月 中 旬 に 潮 岬 沖 を 通 過 し た 以 降 は 都 井 岬 ~ 潮 岬 沖 では 接 岸 ~ やや 離 岸 で 推 移 した 潮 岬 以 東 12 月 上 旬 ~ 中 旬 黒 潮 内 側 反 流 が 形 成 され 熊 野 灘 ~ 遠 州 灘 に 暖 水 が 波 及 した 1 月 上 旬 熊 野 灘 に 黒 潮 から 暖 水 が 波 及 した 1 月 中 旬 ~2 月 上 旬 熊 野 灘 ~ 遠 州 灘 ~ 伊 豆 諸 島 北 部 海 域 は 概 ね 冷 水 域 に 覆 われた 2 月 中 旬 ~ 下 旬 潮 岬 沖 を 小 蛇 行 が 通 過 したことに 伴 い 熊 野 灘 ~ 遠 州 灘 ~ 伊 豆 諸 島 北 部 海 域 に 暖 水 が 波 及 した 伊 豆 諸 島 南 部 海 域 は 12 月 下 旬 からは 概 ね 冷 水 域 に 覆 われた 1 月 中 旬 以 降 は 一 時 的 に 冷 水 域 に 覆 われることもあるが 概 ね 黒 潮 の 南 の 暖 水 域 に 覆 われた 野 島 埼 沖 での 黒 潮 は 12 月 は 接 岸 1 月 は 離 岸 2 月 以 降 は 離 接 岸 を 繰 り 返 した (3) 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 海 域 12 月 ~1 月 沖 合 域 に 黒 潮 系 暖 水 が 見 られた 2 月 南 下 した 冷 水 の 影 響 が 全 域 で 強 く 見 られた 3 月 冷 水 の 影 響 が 残 っているが 鹿 島 灘 沖 合 域 には 黒 潮 系 暖 水 が 波 及 した

現 況 (2016 年 3 月 18 日 現 在 ) (1) 黒 潮 N 型 流 路 である (2) 薩 南 ~ 房 総 沿 岸 域 潮 岬 以 西 黒 潮 は 都 井 岬 沖 で かなり 離 岸 足 摺 岬 ~ 潮 岬 沖 で 接 岸 ~ やや 離 岸 している 潮 岬 以 東 熊 野 灘 ~ 伊 豆 諸 島 北 部 海 域 に 黒 潮 から 暖 水 が 波 及 している 伊 豆 諸 島 南 部 海 域 は 黒 潮 の 南 の 暖 水 域 に 覆 われている (3) 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 海 域 黒 潮 系 暖 水 の 影 響 が 弱 まった 黒 潮 の 離 接 岸 に 関 する 語 句 表 記 は 川 合 英 夫 (1972): 海 洋 物 理 Ⅱ 東 海 大 学 出 版 会 に 準 じた 図 1 黒 潮 流 型 の 分 類

図 2 黒 潮 流 軸 のパターン (2016 年 1 月 ~3 月 海 上 保 安 庁 海 洋 情 報 部 海 洋 速 報 より 作 成 )

マイワシ 太 平 洋 系 群 等 の 漁 況 予 報 今 後 の 見 通 し(2016( 平 成 28) 年 4 月 ~7 月 ) 対 象 海 域 : 北 薩 ~ 三 陸 海 域 道 東 海 域 対 象 漁 業 :まき 網 定 置 網 船 曳 網 対 象 魚 群 :0 歳 魚 (2016( 平 成 28) 年 級 群 ) 1 歳 魚 (2015( 平 成 27) 年 級 群 ) 2 歳 魚 (2014( 平 成 26) 年 級 群 ) 3 歳 (2013( 平 成 25) 年 級 群 ) 以 上 年 初 に 加 齢 魚 体 は 被 鱗 体 長 1. 渥 美 外 海 ~ 駿 河 湾 のマシラス( 船 曳 網 ) (1) 来 遊 量 : 渥 美 外 海 では 高 水 準 であった 前 年 並 遠 州 灘 ~ 駿 河 湾 では 好 漁 であった 前 年 を 上 回 る (2) 漁 期 漁 場 :6 月 まで 漁 獲 される 2. 北 薩 ~ 熊 野 灘 (まき 網 定 置 網 ) (1) 来 遊 量 : 北 薩 薩 南 海 域 では 前 年 並 日 向 灘 では 前 年 を 下 回 る 豊 後 水 道 南 部 西 側 では 前 年 並 ~ 下 回 る 豊 後 水 道 南 部 東 側 では 前 年 を 下 回 る 宿 毛 湾 土 佐 湾 では 前 年 を 上 回 る 紀 伊 水 道 外 域 西 部 では 前 年 並 ~ 上 回 る 紀 伊 水 道 外 域 東 部 および 熊 野 灘 では 前 年 を 上 回 る (2) 漁 期 漁 場 : 期 を 通 じて 漁 獲 される (3) 魚 体 : 北 薩 薩 南 では4 月 は16 cm~18 cm(1 歳 魚 ) 5 月 以 降 は8 cm~13 cm(0 歳 魚 ) 日 向 灘 では 5 月 までは18 cm~20 cm(1 歳 以 上 ) 6 月 以 降 は11 cm~13 cm(0 歳 魚 ) 豊 後 水 道 南 部 では7 cm ~12 cm(0 歳 魚 ) 主 体 に1 歳 魚 が 混 じる 宿 毛 湾 土 佐 湾 では7 cm~12 cm 前 後 (0 歳 魚 )と16 cm ~20 cm 前 後 (1 歳 以 上 ) 紀 伊 水 道 外 域 ~ 熊 野 灘 では13 cm 以 上 (1 歳 以 上 ) 3. 伊 勢 三 河 湾 ~ 相 模 湾 (まき 網 定 置 網 船 曳 網 ) (1) 来 遊 量 : 伊 勢 三 河 湾 渥 美 外 海 では 前 年 並 駿 河 湾 相 模 湾 では 前 年 並 ~ 上 回 る (2) 漁 期 漁 場 : 期 を 通 じて 漁 獲 される 駿 河 湾 のまき 網 では 散 発 的 な 漁 場 形 成 (3) 魚 体 : 伊 勢 三 河 湾 では12 cm 以 下 (0 歳 魚 ) 主 体 に13 cm 以 上 (1 歳 魚 )が 混 じる 駿 河 湾 相 模 湾 で は13 cm~16 cm(1 歳 魚 ) 主 体 に18 cm~22 cm(2 歳 魚 )も 漁 獲 される 期 後 半 には14 cm 以 下 (0 歳 魚 )も 漁 獲 される 4. 房 総 ~ 三 陸 海 域 道 東 海 域 (まき 網 定 置 網 ) (1) 来 遊 量 : 前 年 を 上 回 る (2) 漁 期 漁 場 :まき 網 の 漁 場 は 犬 吠 埼 周 辺 ~ 常 磐 南 部 海 域 が 主 漁 場 となり 5 月 以 降 は 三 陸 南 部 海 域 も 漁 場 となる 仙 台 湾 ~ 三 陸 南 部 海 域 の 定 置 網 では5 月 以 降 漁 獲 される (3) 魚 体 :14 cm~18 cm 前 後 (1 歳 魚 ) 主 体 に19 cm~21 cm 前 後 (2 歳 魚 ) 20 cm 以 上 (3 歳 以 上 )が 混 じ る 漁 況 の 経 過 (2015 年 12 月 ~2016 年 2 月 )および 見 通 し(2016 年 4 月 ~7 月 )についての 説 明 1. 資 源 状 態 マイワシ 太 平 洋 系 群 の 資 源 量 は 1970 年 代 後 半 に 増 加 し 1980 年 代 は1 千 万 トン 以 上 の 高 い 水 準 で 推 移 したが 1990 年 代 に 入 って 減 少 して1994 年 に100 万 トンを 下 回 り 1999 年 までは70 万 トン~90 万 トン 台 で 推 移 した 後 再 び 減 少 し 2002 年 以 降 2007 年 まで10 万 トン 台 の 低 い 水 準 で 推 移 した その 後 2008 年 ~ 2014 年 に 比 較 的 良 好 な 加 入 が 続 いたことと 漁 獲 圧 が 低 下 したことにより 増 加 し 2014 年 は70 万 トン 以 上 になったと 推 定 されている 2013 年 級 群 (3 歳 魚 ) 以 上 の 年 級 は 2012 年 級 群 2013 年 級 群 とも2015 年 7 月 時 点 での 推 定 された 加 入 量 (72 億 尾 49 億 尾 )は2010 年 級 群 2011 年 級 群 (79 億 尾 90 億 尾 )を 下 回 るものの 3 歳 魚 以 上 と しての 漁 獲 状 況 は 前 年 同 期 を 上 回 っている 残 存 資 源 は 減 少 しているものの 今 期 も 3 歳 以 上 として 漁 獲 対 象 になり 来 遊 量 は 前 年 並 と 考 えられる

2014 年 級 群 (2 歳 魚 )は 0 歳 魚 時 点 で 秋 季 北 西 太 平 洋 中 層 トロール 調 査 ( 中 央 水 研 )による 道 東 海 域 ~ 千 島 沖 の 亜 寒 帯 域 現 存 量 が119 億 尾 と 2011 年 級 ~2013 年 級 を 上 回 り 2010 年 (153 億 尾 )に 次 ぐ 水 準 となるなど 高 い 値 を 示 した 未 成 魚 越 冬 群 資 源 量 指 数 は2,065と 2010 年 級 群 (3,374)に 次 ぐ 高 い 水 準 で あった 各 地 で0 歳 魚 としての 漁 獲 量 が 多 く 三 重 県 ~ 日 向 灘 では2014 年 夏 季 以 降 近 年 にない 好 漁 となっ た これらのことから2014 年 級 群 の 加 入 量 水 準 は 高 いと 考 えられ 2015 年 7 月 時 点 では 加 入 量 119 億 尾 と 評 価 されている 今 期 は2 歳 魚 として 漁 獲 対 象 となり 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 ると 考 えられる 2015 年 級 群 (1 歳 魚 )に 対 応 する 産 卵 量 は160 兆 粒 (2015 年 6 月 までの 暫 定 値 )と 2014 年 (452 兆 粒 ) を 下 回 ったものの 2011 年 以 降 の 高 い 水 準 を 維 持 している マシラスは 前 期 までの 漁 獲 量 が 特 に 渥 美 外 海 ~ 駿 河 湾 で 前 年 を 大 きく 上 回 るなど 多 く 出 現 している 幼 魚 は 日 向 灘 ~ 土 佐 湾 の 沿 岸 域 で 好 漁 だ った 前 年 を 上 回 る 漁 獲 がみられた 沖 合 域 の 調 査 では 2015 年 5 月 ~6 月 の 移 行 域 幼 稚 魚 調 査 ( 中 央 水 研 ) に 基 づく 加 入 量 指 数 が101.5と 近 年 では2012 年 ~2014 年 (123.2~158.0)を 下 回 ったことから 7 月 の 評 価 では 中 程 度 の 水 準 (71 億 尾 )と 評 価 した しかし2015 年 9 月 ~10 月 に 実 施 した 秋 季 北 西 太 平 洋 浮 魚 調 査 では 亜 寒 帯 域 に 濃 密 な 分 布 がみとめられ 推 定 された 現 存 尾 数 は2010 年 ~2014 年 を 大 きく 上 回 った このことから2015 年 級 群 の 沖 合 加 入 群 の 加 入 量 水 準 は 極 めて 高 いと 考 えられる なお 常 磐 ~ 房 総 海 域 に おける 未 成 魚 越 冬 群 指 数 は2 月 末 時 点 で860( 暫 定 値 千 葉 県 水 産 技 術 センター)であり 2010 年 以 降 で は2011 年 に 次 ぐ 低 い 水 準 となっているが 魚 種 選 択 のため 北 部 まき 網 漁 業 による 漁 獲 量 が 少 なかったこと 近 年 の 未 成 魚 越 冬 群 の 漁 獲 盛 期 が3 月 ~4 月 と 遅 れていることを 勘 案 すると 現 時 点 では2015 年 級 群 の 豊 度 を 反 映 していないと 考 えられる 2016 年 級 群 (0 歳 魚 )は 現 時 点 でその 水 準 を 予 測 することはできない 2. 来 遊 量 漁 期 漁 場 魚 体 1) マシラス 渥 美 外 海 では きわめて 好 漁 であった2015 年 級 群 が 産 卵 群 として 期 待 できること 調 査 船 調 査 等 におい てマシラスの 混 入 が 確 認 されていることから 来 遊 量 は 高 水 準 であった 前 年 並 と 見 込 まれる 遠 州 灘 ~ 駿 河 湾 でも 生 殖 腺 のよく 発 達 した 産 卵 親 魚 が 漁 獲 されているほか 周 辺 海 域 の 相 模 湾 でもマシラス 主 体 の 漁 がみられていることから 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 ると 見 込 まれる 2) 未 成 魚 成 魚 (1) 北 薩 ~ 熊 野 灘 (まき 網 定 置 網 ) 来 遊 量 : 北 薩 薩 南 海 域 では 5 月 以 降 主 体 となる0 歳 魚 (2016 年 級 群 )の 予 測 は 困 難 であるが 産 卵 親 魚 と 思 われる1 歳 魚 (2015 年 級 群 )が 前 年 並 に 漁 獲 されていることから 前 年 並 と 見 込 まれる 日 向 灘 では 1 歳 (2015 年 級 群 ) 以 上 の 産 卵 親 魚 は 今 期 の 来 遊 状 況 と 関 係 がみられる 前 期 までの8 月 ~12 月 の 宿 毛 湾 の 漁 獲 が 前 年 を 上 回 ったものの 同 じく 関 係 がみられる10 月 ~12 月 熊 野 灘 の 漁 獲 量 は 前 年 を 下 回 っ ており かつ 日 向 灘 における 2 月 末 までの 漁 況 は 前 年 を 下 回 っていることから 前 年 を 下 回 ると 考 えられ る 6 月 以 降 主 体 となる0 歳 魚 は 日 向 灘 におけるマシラスの 漁 獲 が 前 年 を 下 回 っていること 成 魚 の 漁 獲 も 前 年 を 下 回 っていることから 前 年 を 下 回 る 豊 後 水 道 南 部 西 側 では 1 月 ~2 月 の 漁 獲 量 が1 歳 魚 主 体 に 近 年 では 高 く 今 後 も 期 待 できるが 前 年 に 比 較 すれば 少 ないことから 前 年 並 ~ 下 回 ると 予 測 する 豊 後 水 道 南 部 では 12 月 ~2 月 の 漁 獲 量 が 皆 無 であったことから 前 年 を 下 回 る なお 日 向 灘 ~ 豊 後 水 道 南 部 の 来 遊 量 はいずれも 前 年 並 か 前 年 を 下 回 ると 予 測 されるが これは 前 年 同 期 (2015 年 4 月 ~7 月 ) の 来 遊 量 が 近 年 になく 極 めて 多 かったことによる 宿 毛 湾 土 佐 湾 では これまでのマシラス 漁 および 小 型 まき 網 量 の 漁 況 から 0 歳 魚 (2016 年 級 群 )の 来 遊 は 前 年 を 下 回 ると 考 えられる 一 方 1 歳 (2015 年 級 群 ) 以 上 の 漁 況 は 前 年 を 上 回 っていることから 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 る 紀 伊 水 道 外 域 西 部 では 近 年

の 資 源 水 準 が 比 較 的 高 いと 推 測 されることから 来 遊 量 は 前 年 並 ~ 上 回 る 紀 伊 水 道 外 域 東 部 では 12 月 ~ 2 月 のまき 網 の 漁 獲 がなかったが 資 源 水 準 は 増 加 傾 向 にあり 2013 年 ~2015 年 の 春 期 マイワシ 漁 は 好 漁 がつづいていることから 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 る 熊 野 灘 では まとまった 来 遊 がみられ12 月 ~2 月 の 漁 獲 量 は1981 年 以 降 最 高 であったことから 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 る 漁 期 漁 場 : 各 海 域 とも 期 を 通 じて 漁 獲 される 魚 体 : 今 期 の 漁 獲 対 象 は この 冬 春 季 に 発 生 した0 歳 魚 および1 歳 以 上 の 越 冬 後 の 未 成 魚 成 魚 であ る 北 薩 薩 南 海 域 では4 月 は16 cm~18 cmの1 歳 魚 5 月 以 降 は8 cm~13 cmの0 歳 魚 が 日 向 灘 では 5 月 までは18 cm~20 cmの1 歳 以 上 6 月 以 降 は11 cm~13 cmの0 歳 魚 が 豊 後 水 道 南 部 では6 cm~12 cm の0 歳 魚 が 宿 毛 湾 土 佐 湾 では7 cm~12 cm 前 後 の0 歳 魚 が 紀 伊 水 道 外 域 ~ 熊 野 灘 では13 cm 以 上 の 1 歳 以 上 が それぞれ 主 体 となる (2) 伊 勢 三 河 湾 ~ 相 模 湾 (まき 網 定 置 網 船 曳 網 ) 来 遊 量 : 伊 勢 三 河 湾 渥 美 外 海 では 近 年 の 傾 向 から1 歳 魚 (2015 年 級 群 )の 来 遊 はわずかと 考 えら れ 漁 獲 の 主 体 となる0 歳 魚 (2016 年 級 群 )の 来 遊 は 夏 以 降 であることから 今 期 の 来 遊 量 は 前 年 並 と 考 えられる 駿 河 湾 相 模 湾 では 主 体 となる1 歳 魚 (2015 年 級 群 ) 2 歳 魚 (2014 年 級 群 )ともに 高 い 水 準 の 年 級 群 と 考 えられることから 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 ると 考 えられる 漁 期 漁 場 : 近 年 の 傾 向 から 期 を 通 じて 漁 獲 される 魚 体 : 伊 勢 三 河 湾 ではこの 冬 春 季 に 発 生 した12 cm 以 下 の0 歳 魚 が 主 体 となり 13 cm 以 上 の1 歳 魚 が 混 じる 駿 河 湾 相 模 湾 では13 cm~16 cmの1 歳 魚 が 主 体 で18 cm~22 cmの2 歳 以 上 も 漁 獲 され 期 後 半 には14 cm 以 下 の0 歳 魚 も 漁 獲 される (3) 房 総 ~ 三 陸 海 域 道 東 海 域 (まき 網 定 置 網 ) 来 遊 量 : 2015 年 12 月 ~2016 年 2 月 までの 北 部 まき 網 による 漁 獲 量 は 約 16 千 トンと 前 年 同 期 ( 約 2.7 千 トン)を 大 きく 上 回 った 各 年 級 群 の 資 源 状 態 と 近 年 の 漁 獲 状 況 から 今 期 の 漁 獲 対 象 は1 歳 魚 (2015 年 級 群 ) 主 体 で2 歳 (2014 年 級 群 ) 以 上 が 混 じる 1 歳 魚 (2015 年 級 群 )は 12 月 ~2 月 の 房 総 ~ 常 磐 海 域 のまき 網 漁 場 ではまとまった 漁 獲 はみられていないが 仙 台 湾 ~ 三 陸 海 域 定 置 網 では2 3 歳 魚 とともにまとまって 漁 獲 されており 調 査 船 調 査 による 加 入 量 水 準 は 高 いと 考 えられていることから 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 ると 考 えられる 2 歳 魚 (2014 年 級 群 )は 12 月 ~2 月 の 三 陸 ~ 常 磐 海 域 のまき 網 や 定 置 網 でまとまって 漁 獲 されていることから 今 期 も 引 き 続 き 漁 獲 対 象 となり 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 ると 考 え られる 3 歳 魚 (2013 年 級 群 ) 以 上 も 漁 獲 量 は 前 年 を 上 回 っており 資 源 は 減 少 しているものの 来 遊 量 は 前 年 並 と 考 えられる 全 体 として 来 遊 量 は 前 年 を 上 回 ると 考 えられる 漁 期 漁 場 : まき 網 の 漁 場 は 犬 吠 埼 周 辺 ~ 常 磐 南 部 海 域 において 期 前 半 は 断 続 的 に 形 成 され 期 後 半 は 越 冬 後 の 北 上 群 を 対 象 にまとまった 形 成 となる 仙 台 湾 ~ 三 陸 南 部 海 域 の 定 置 網 では 近 年 の 傾 向 から 北 上 群 を 対 象 に5 月 以 降 漁 獲 される 道 東 海 域 ではまとまった 漁 獲 はない 魚 体 : 14 cm~17cm 前 後 の1 歳 魚 が 主 体 となり これに18 cm~20 cm 前 後 の2 歳 魚 20 cm 以 上 の3 歳 以 上 が 混 じる

カタクチイワシ 太 平 洋 系 群 等 の 漁 況 予 報 今 後 の 見 通 し(2016( 平 成 28) 年 4 月 ~7 月 ) 対 象 海 域 : 北 薩 ~ 三 陸 海 域 道 東 海 域 対 象 漁 業 :まき 網 定 置 網 船 曳 網 対 象 魚 群 :0 歳 魚 (2016( 平 成 28) 年 級 群 ) 1 歳 魚 (2015( 平 成 27) 年 級 群 ) 2 歳 魚 (2014( 平 成 26) 年 級 群 ) 年 初 に 加 齢 魚 体 は 被 鱗 体 長 1. 西 薩 ~ 常 磐 南 部 のシラス( 船 曳 網 ) (1) 来 遊 量 : 西 薩 ~ 土 佐 湾 では 予 測 が 困 難 渥 美 外 海 ~ 駿 河 湾 では 前 年 を 下 回 る 相 模 湾 では 前 年 並 ~ 上 回 る 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 では 前 年 を 下 回 る (2) 漁 期 : 全 期 間 2. 北 薩 ~ 紀 伊 水 道 外 域 (まき 網 定 置 網 ) (1) 来 遊 量 : 北 薩 ~ 豊 後 水 道 西 側 では 前 年 並 豊 後 水 道 東 側 では 前 年 を 下 回 る 土 佐 湾 では 前 年 並 ~ 上 回 る 紀 伊 水 道 外 域 ではまとまった 漁 獲 がない (2) 漁 期 : 全 期 間 (3) 魚 体 :10cm~12cm(1 歳 魚 2 歳 魚 ) 主 体 期 後 半 に7cm 以 下 (0 歳 魚 )も 漁 獲 される 3. 熊 野 灘 ~ 相 模 湾 (まき 網 定 置 網 船 曳 網 ) (1) 来 遊 量 : 熊 野 灘 では 前 年 を 下 回 る 伊 勢 三 河 湾 ~ 渥 美 外 海 では 前 年 並 駿 河 湾 では 前 年 並 ~ 下 回 る 相 模 湾 では 前 年 並 (2) 漁 期 漁 場 : 全 期 間 (3) 魚 体 : 8cm~14cm(1 歳 魚 2 歳 魚 ) 主 体 伊 勢 三 河 湾 ~ 渥 美 外 海 で 期 後 半 に7cm 以 下 (0 歳 魚 ) が 主 体 となる 4. 房 総 ~ 三 陸 海 域 道 東 海 域 (まき 網 定 置 網 ) (1) 来 遊 量 : 房 総 ~ 三 陸 南 部 海 域 では 前 年 を 下 回 る 三 陸 北 部 道 東 海 域 ではまとまった 漁 獲 がない (2) 漁 期 漁 場 : 常 磐 房 総 海 域 は6 月 まで 三 陸 南 部 海 域 の 定 置 網 は5 月 以 降 (3) 魚 体 :9cm~11cmの1 歳 魚 主 体 漁 況 の 経 過 (2015 年 12 月 ~2016 年 2 月 )および 見 通 し(2016 年 4 月 ~7 月 )についての 説 明 1. 資 源 状 態 カタクチイワシ 太 平 洋 系 群 の 推 定 資 源 量 は 1998( 平 成 10) 年 から2010( 平 成 22) 年 まで70 万 トン~ 150 万 トン 2011( 平 成 23) 年 から2013 年 ( 平 成 25 年 )まで48 万 トン~56 万 トンで 推 移 し 2014( 平 成 26) 年 は62 万 トンと 推 定 された 資 源 水 準 は 過 去 30 年 で 中 位 動 向 は5 年 間 で 減 少 傾 向 である 本 系 群 は 漁 場 が 形 成 される 沿 岸 域 だけでなく 黒 潮 親 潮 移 行 域 まで 広 く 分 布 する 2014 年 級 群 (2 歳 魚 )は 2014 年 漁 期 に 西 日 本 海 域 で 多 獲 されたが その 後 の 漁 獲 に 反 映 されていない 2015 年 の 北 西 太 平 洋 サンマ 資 源 調 査 ( 東 北 水 研 6 月 ~7 月 )および 同 年 の 秋 季 北 西 太 平 洋 中 層 トロール 調 査 ( 中 央 水 研 9 月 ~10 月 )において 10cm 以 上 の 魚 体 で 漁 獲 され 現 存 量 有 漁 点 ( 漁 獲 のあった 調 査 点 )CPUEはいずれも 低 水 準 であった 2015 年 6 月 の 道 東 海 域 流 し 網 調 査 ( 釧 路 水 試 )において 採 集 された 1 歳 魚 (2014 年 級 群 )のCPUEは 前 年 を 上 回 ったものの 低 水 準 であった また 2014 年 11 月 ~2015 年 6 月

の 常 磐 房 総 海 域 での11cm 以 下 (1 歳 魚 主 体 )の 漁 獲 量 は5 千 トンで 前 年 (16 千 トン)を 下 回 った こ れらの 動 向 から 2014 年 級 群 は 最 近 10 年 の 中 で 見 れば 低 水 準 と 考 えられ 漁 獲 の 主 体 とはならない 2015 年 級 群 (1 歳 魚 )は 2015 年 の 伊 勢 湾 以 東 におけるシラス 漁 況 が 好 調 で 漁 獲 量 は 前 年 を 上 回 った 0 歳 魚 を 主 対 象 とする2015 年 秋 季 の 房 総 沿 岸 2そうまきの 漁 獲 量 は 前 年 を 下 回 った 2015 年 6 月 の 道 東 海 域 流 し 網 調 査 ( 釧 路 水 試 )において0 歳 魚 (2015 年 級 群 )は 採 集 されなかった 沖 合 域 では 2015 年 の 北 西 太 平 洋 サンマ 資 源 調 査 ( 東 北 水 研 6 月 ~7 月 )における9cm 以 下 の 推 定 現 存 尾 数 が2001 年 以 降 最 低 であり 2015 年 の 秋 季 北 西 太 平 洋 中 層 トロール 調 査 ( 中 央 水 研 9 月 ~10 月 )における9cm 以 下 の 有 漁 点 CPUEは 前 年 を 上 回 ったものの 非 常 に 低 い 水 準 であった 以 上 の 状 況 から 2015 年 級 群 のうち 沖 合 回 遊 群 は 低 水 準 と 考 えられるが 沿 岸 加 入 群 は 現 段 階 では 総 合 的 な 水 準 判 断 が 困 難 である 2016 年 級 群 (0 歳 魚 )は 2016 年 2 月 までの 沿 岸 域 のシラス 漁 況 で 前 年 を 上 回 った 海 域 が 多 いものの 現 時 点 ではその 水 準 を 判 断 できない 2. 来 遊 量 漁 期 漁 場 魚 体 (1) 西 薩 ~ 常 磐 南 部 のシラス( 船 曳 網 ) 西 薩 ~ 土 佐 湾 では 今 後 2 歳 魚 主 体 の 大 型 成 魚 の 来 遊 は 少 ないと 予 測 されるが シラスの 漁 場 形 成 につ いては 予 測 が 困 難 である 渥 美 外 海 では 予 測 期 間 の 黒 潮 流 路 が 当 該 海 域 へのシラスの 来 遊 がある 程 度 期 待 されるC 型 ~N 型 で 推 移 すると 考 えられるが 2016 年 2 月 までに 大 型 成 魚 の 来 遊 が 見 られなかったこと から 来 遊 量 は 前 年 を 下 回 る 遠 州 灘 ~ 駿 河 湾 では 前 年 は 暖 水 波 及 などの 海 況 の 好 条 件 によりシラス 漁 況 が 好 調 であったが カタクチイワシ 親 魚 量 は 減 少 傾 向 にあり 今 期 は 前 年 以 上 のシラス 加 入 は 見 込 めな いことから 前 年 を 下 回 ると 予 測 される 相 模 湾 では 近 年 の 漁 獲 傾 向 および2016 年 1 月 ~3 月 のシラス 分 布 調 査 結 果 から 今 期 の 漁 獲 主 体 も 例 年 どおりカタクチシラスと 考 えられる カタクチシラスは 大 型 成 魚 の 資 源 が 依 然 低 水 準 と 推 定 され 来 遊 量 は 前 年 並 と 見 込 まれるが マシラスは 資 源 動 向 から3 月 ~4 月 に 前 年 以 上 の 来 遊 が 期 待 できる 以 上 のことから 今 期 の 来 遊 水 準 は 前 年 を 上 回 る 鹿 島 灘 ~ 常 磐 南 部 では 2 月 ~5 月 における 海 況 がシラスの 生 息 来 遊 にとって 不 利 な 低 め 基 調 の 水 温 で 推 移 すると 予 測 されて いること 2016 年 2 月 までの 常 磐 房 総 海 域 における 未 成 魚 成 魚 の 漁 獲 量 は 前 年 を 下 回 り 大 型 成 魚 も ほとんど 見 られていないことから 前 年 を 下 回 ると 予 測 される (2) 北 薩 ~ 紀 伊 水 道 外 域 (まき 網 定 置 網 ) 北 薩 ~ 薩 南 海 域 では 2015 年 12 月 ~2016 年 2 月 の 来 遊 水 準 は 高 く 2015 年 秋 季 のシラス 漁 も 比 較 的 好 調 であったことから 好 調 であった 前 年 並 と 予 測 される 日 向 灘 では 近 年 常 磐 房 総 海 域 から 南 下 す る 大 型 成 魚 の 来 遊 はほとんどないこと 沿 岸 で 成 長 加 入 する 群 れ( 沿 岸 加 入 群 )の 指 標 となる2015 年 10 月 ~12 月 の 宿 毛 湾 のまき 網 漁 獲 量 は 前 年 を 大 きく 上 回 っていないことから 低 調 であった 前 年 並 と 予 測 される 豊 後 水 道 西 側 では 2016 年 1 月 ~2 月 の 未 成 魚 成 魚 およびシラス 漁 獲 量 が 前 年 を 下 回 ったこと から 予 測 期 間 中 の 来 遊 量 も 少 ないと 考 えられるが 前 年 4 月 ~7 月 の 漁 獲 量 は 極 めて 低 い 水 準 であったこ とから 総 じて 低 水 準 であった 前 年 並 と 予 測 される 豊 後 水 道 東 側 では 豊 後 水 道 外 海 から 来 遊 するとみ られる2 歳 魚 (2014 年 級 群 )の 資 源 量 が 前 年 と 同 程 度 と 評 価 されているが 周 辺 海 域 における2015 年 8 月

~11 月 のカタクチシラスおよび0 歳 魚 (2015 年 級 群 )の 漁 獲 量 の 推 移 から1 歳 魚 (2015 年 級 群 )の 来 遊 量 は 少 ないと 考 えられ 全 体 として 来 遊 量 は 前 年 を 下 回 ると 予 測 される 宿 毛 湾 ~ 土 佐 湾 では 冬 季 の 土 佐 湾 におけるシラス 漁 および 宿 毛 湾 における 小 型 まき 網 漁 の 漁 況 経 過 から 低 調 であった 前 年 並 ~ 上 回 ると 予 測 される 紀 伊 水 道 外 域 では 未 成 魚 成 魚 は 主 たる 漁 獲 対 象 ではないため まとまった 漁 獲 はないと 考 えられる (3) 熊 野 灘 ~ 相 模 湾 (まき 網 定 置 網 船 曳 網 ) 熊 野 灘 では 沖 合 を 回 遊 する 大 型 成 魚 の 来 遊 が3 月 上 旬 まで 見 られないこと 沿 岸 加 入 群 の 漁 獲 も 低 調 で 推 移 していることから 前 年 を 下 回 ると 予 測 される 伊 勢 三 河 湾 ~ 渥 美 外 海 では 漁 獲 の 主 体 となる 2016 年 級 群 の 来 遊 量 が 前 年 には 及 ばないものの 一 定 水 準 見 込 まれること 渥 美 外 海 底 びき 網 等 の 情 報 でカ エリサイズの 魚 群 が 散 見 されていることから 前 年 並 と 予 測 される 駿 河 湾 では 常 磐 房 総 海 域 から 南 下 する 大 型 成 魚 が 漁 獲 対 象 となるが 近 年 の 親 魚 資 源 の 減 少 傾 向 から 前 年 以 上 の 来 遊 は 見 込 めないため 前 年 並 ~ 下 回 ると 予 測 される 相 模 湾 では 漁 獲 の 主 体 となる2015 年 級 群 (1 歳 魚 )および2014 年 級 群 (2 歳 魚 )の 沿 岸 加 入 群 の 資 源 水 準 が 前 年 と 同 程 度 であると 考 えられることから 前 年 並 と 予 測 される (4) 房 総 ~ 三 陸 海 域 道 東 海 域 (まき 網 定 置 網 ) 常 磐 房 総 海 域 における2015 年 12 月 ~2016 年 2 月 の 漁 獲 量 ( 千 葉 県 茨 城 県 福 島 県 の 合 計 )は 2.5 千 トンで 前 年 同 期 の6 千 トンを 大 きく 下 回 り 漁 獲 物 は 10cm 未 満 (2015 年 級 群 )が 主 体 であった 例 年 前 年 漁 期 の 小 型 成 魚 が 翌 年 に 大 型 成 魚 となって 再 来 遊 するが 今 期 の 大 型 成 魚 の 来 遊 量 は 前 年 を 下 回 ると 予 測 されており 2016 年 2 月 までの2 歳 魚 (2014 年 級 群 )の 漁 獲 量 は 極 めて 少 なかった また 沖 合 回 遊 群 と 考 えられる1 歳 魚 (2015 年 級 群 )の 現 存 尾 数 は 2015 年 の 北 西 太 平 洋 サンマ 資 源 調 査 ( 東 北 水 研 6 月 ~7 月 )および 同 年 の 秋 季 北 西 太 平 洋 中 層 トロール 調 査 ( 中 央 水 研 9 月 ~10 月 )から 非 常 に 低 い 水 準 であると 推 定 された さらに 2015 年 9 月 以 降 に 房 総 周 辺 海 域 において 沿 岸 加 入 群 の 漁 獲 量 は 前 年 を 下 回 った 以 上 の 状 況 から 来 遊 量 は 前 年 を 下 回 ると 予 測 される 漁 場 および 体 長 については 近 年 の 傾 向 および 最 近 の 漁 獲 物 の 体 長 から 判 断 した 三 陸 南 部 海 域 の 定 置 網 では 例 年 5 月 から 水 揚 げがあるが 各 年 級 群 の 資 源 状 態 およびこれまでの 漁 況 経 過 から 来 遊 水 準 は 前 年 を 下 回 ると 予 測 される 三 陸 北 部 道 東 海 域 の 定 置 網 では 予 測 期 間 中 の 来 遊 は 前 年 同 様 ほとんどないと 考 えられる