490 2016 8/23 Weeklyエコノミスト レター 2016 年 8 月 16 日 号 2016 2017 年 度 経 済 見 通 し (16 年 8 月 ) 経 済 金 融 フラッシュ 2016 年 8 月 18 日 号 貿 易 統 計 16 年 7 月 ~ 円 高 が 進 む 中 輸 出 数 量 は 横 ばい 圏 で 踏 みとどまる 統 計 調 査 資 料 2016 年 4-6 月 期 四 半 期 別 GDP 速 報 (1 次 速 報 値 ) 各 種 支 援 制 度 の 概 要 を 理 解 する! 中 小 企 業 施 策 活 用 のポイント ジャンル: 経 営 計 画 サブジャンル: 経 営 戦 略 競 争 戦 略 とは 水 平 統 合 と 垂 直 統 合 発 行 : 税 理 士 法 人 日 下 事 務 所 1
ネットジャーナル Weekly エコノミスト レター 要 旨 2016 2017 年 度 経 済 見 通 し (16 年 8 月 ) ニッセイ 基 礎 研 究 所 2016 年 8 月 16 日 号 要 旨 1 < 実 質 成 長 率 :2016 年 度 0.5% 2017 年 度 1.0%を 予 想 > 2016 年 4-6 月 期 の 実 質 GDPは 前 期 比 年 率 0.2%と1-3 月 期 の 同 2.0%から 急 減 速 したが うるう 年 の 影 響 を 除 けば1-3 月 期 4-6 月 期 ともに 年 率 1% 程 度 の 伸 び となる 景 気 が 足 踏 み 状 態 から 完 全 に 脱 したとは 言 えないが 消 費 を 中 心 に 明 る い 兆 しも 見 られる 実 質 GDP 成 長 率 の 推 移 ( 年 度 ) 4 は 回 避 され 円 高 の 影 響 が 一 巡 する 2017 年 度 は 年 率 1% 台 の 成 長 が 続 くだ ろう 実 質 GDP 成 長 率 は2016 年 度 が 0.5% 2017 年 度 が1.0%と 予 想 する 消 費 者 物 価 上 昇 率 ( 生 鮮 食 品 を 除 く 総 合 ) はエネルギー 価 格 の 低 下 に 加 え 円 高 に よる 輸 入 物 価 の 下 落 が 食 料 品 耐 久 財 な どの 物 価 下 落 圧 力 につながることから 当 面 マイナス 圏 で 推 移 し プラスに 転 じ るのは 原 油 安 円 高 の 影 響 がほぼ 一 巡 す る2016 年 度 末 頃 となるだろう 年 度 ベ ースでは2016 年 度 が 0.2% 2017 年 度 が0.7%と 予 想 する 消 費 者 物 価 上 昇 率 ( 生 鮮 食 品 を 除 く 総 合 ) 基 準 改 定 による 改 定 幅 の 推 移 ( 資 料 ) 内 閣 府 経 済 社 会 総 合 研 究 所 四 半 期 別 GDP 速 報 2 円 高 は 輸 出 企 業 収 益 設 備 投 資 などを 下 押 しする 一 方 で 家 計 にとっては 物 価 上 昇 率 の 低 下 が 実 質 購 買 力 の 上 昇 につながる というメリットもある 実 際 名 目 賃 金 は 伸 び 悩 んでいるものの 雇 用 者 数 の 高 い 伸 び 物 価 上 昇 率 の 低 下 によって 実 質 雇 用 者 報 酬 は 前 年 比 で2% 台 の 高 い 伸 びとなり 消 費 を 取 り 巻 く 環 境 は 改 善 している ( 注 ) 各 改 定 年 次 翌 年 1~6 月 の 差 ( 新 基 準 前 年 比 - 旧 基 準 前 年 比 )の 平 均 値 消 費 者 物 価 ( 生 鮮 食 品 を 除 く 総 合 )の 予 測 3 2016 年 度 中 は 円 高 の 影 響 で 輸 出 設 備 投 資 の 低 迷 が 続 くことから 年 率 ゼロ% 台 の 成 長 にとどまるが 民 間 消 費 公 的 固 定 資 本 形 成 の 増 加 によって 景 気 の 腰 折 れ ( 注 )1504 までは 10 年 基 準 1601 以 降 は15 年 基 準 ( 資 料 ) 総 務 省 統 計 局 消 費 者 物 価 指 数 Weeklyエコノミスト レター の 全 文 は 当 事 務 所 のホームページの マクロ 経 済 予 測 レポート よりご 確 認 ください 1
ネットジャーナル 経 済 金 融 フラッシュ 要 旨 ニッセイ 基 礎 研 究 所 2016 年 8 月 18 日 号 貿 易 統 計 16 年 7 月 ~ 円 高 が 進 む 中 輸 出 数 量 は 横 ばい 圏 で 踏 みとどまる 1 2 要 原 油 安 の 影 響 で 貿 易 収 支 は 前 年 に 比 べ 大 幅 改 善 財 務 省 が8 月 18 日 に 公 表 した 貿 易 統 計 に よると 16 年 7 月 の 貿 易 収 支 は5,135 億 円 と2ヵ 月 連 続 の 黒 字 となり 事 前 の 市 場 予 想 (QUICK 集 計 :3,052 億 円 当 社 予 想 は3,154 億 円 )を 上 回 った 円 高 の 影 響 で 輸 出 入 ともに 前 年 比 で 二 桁 の 減 少 と なったが 原 油 価 格 の 大 幅 下 落 を 反 映 し 輸 入 の 減 少 幅 (6 月 : 前 年 比 18.8% 7 月 : 同 24.7%)が 輸 出 の 減 少 幅 (6 月 : 前 年 比 7.4% 7 月 : 同 14.0%) を 大 きく 上 回 ったため 貿 易 収 支 は 前 年 に 比 べ7,749 億 円 の 大 幅 改 善 となった 貿 易 収 支 の 推 移 輸 出 数 量 は 横 ばい 圏 の 動 きが 継 続 7 月 の 輸 出 数 量 指 数 を 地 域 別 に 見 ると 米 国 向 けが 前 年 比 0.5%(6 月 : 同 2.9%) EU 向 けが 前 年 比 4.1%(6 月 : 同 8.0%) アジア 向 けが 前 年 比 0.0%(6 月 : 同 1.9%)となった 季 節 調 整 値 ( 当 研 究 所 による 試 算 値 )で は 米 国 向 けが 前 月 比 0.3%(6 月 : 同 10.1%) EU 向 けが 前 月 比 1.6%(6 旨 3 月 : 同 10.3%) アジア 向 けが 前 月 比 1.7%(6 月 : 同 4.9%) 全 体 では 前 月 比 1.6%(6 月 期 : 同 1.6%)となった 7 月 は 全 ての 地 域 向 けが 前 月 比 でマイナス となったが 6 月 に 非 常 に 高 い 伸 びとなっ た 後 としては 落 ち 込 み 幅 は 小 さい 貿 易 黒 字 ( 季 節 調 整 値 )は 縮 小 へ 原 油 価 格 (ドバイと 入 着 ベース)の 推 移 7 月 の 通 関 ( 入 着 )ベースの 原 油 価 格 は1バレ ル=47.8ドル( 当 研 究 所 による 試 算 値 )と なり 6 月 の45.3ドルから 上 昇 した 足 も とのドバイ 原 油 は40ドル 台 半 ばとなって いるが 当 研 究 所 では16 年 度 末 にかけて 50ドル 程 度 まで 上 昇 すると 予 想 している 円 高 は 輸 出 価 格 輸 入 価 格 をいずれも 押 し 下 げるが 先 行 きは 原 油 価 格 持 ち 直 しの 分 輸 入 価 格 の 低 下 幅 のほうが 小 さくなる 公 算 が 大 きい 一 方 数 量 ベースでは 輸 出 が 円 高 海 外 経 済 の 減 速 から 弱 めの 動 きが 続 く 一 方 輸 入 は 国 内 需 要 の 回 復 に 伴 い 持 ち 直 しに 向 かうことが 見 込 まれる 原 油 価 格 (ドバイと 入 着 ベース)の 推 移 ( 注 ) 入 着 ヘ ースは 円 /キロリットルをト ル/ハ レルに 換 算 したもの ドバ イ 原 油 の 8 月 は 8/1~8/17 の 平 均 ( 資 料 )ともに 財 務 省 貿 易 統 計 経 済 金 融 フラッシュ の 全 文 は 当 事 務 所 のホームページの マクロ 経 済 予 測 レポート よりご 確 認 ください 2
経 営 TOPICS 統 計 調 査 資 料 抜 粋 2016 年 4-6 月 期 四 半 期 別 GDP 速 報 (1 次 速 報 値 ) 内 閣 府 2016 年 8 月 15 日 発 表 Ⅰ. 国 内 総 生 産 ( 支 出 側 ) 及 び 各 需 要 項 目 1 GDP 成 長 率 ( 季 節 調 整 済 前 期 比 ) 2016 年 4~6 月 期 の 実 質 GDP( 国 内 総 生 産 2005 暦 年 連 鎖 価 格 )の 成 長 率 は 0.0% ( 年 率 0.2%)となった また 名 目 GDPの 成 長 率 は 0.2%( 年 率 0.9%)となった 実 質 GDP 成 長 率 の 推 移 名 目 GDP 成 長 率 の 推 移 2 GDPの 内 外 需 別 の 寄 与 度 GDP 成 長 率 のうち どの 需 要 がGDPをどれだけ 増 加 させたかを 示 す 寄 与 度 でみると 実 質 は 国 内 需 要 ( 内 需 )が 0.3% 財 貨 サービスの 純 輸 出 ( 輸 出 - 輸 入 )が 0.3%となった また 名 目 は 国 内 需 要 ( 内 需 )が 0.1% 財 貨 サービスの 純 輸 出 ( 輸 出 - 輸 入 )が 0.2%と なった 実 質 GDPの 内 外 需 要 別 寄 与 度 の 推 移 名 目 GDPの 内 外 需 要 別 寄 与 度 の 推 移 3
3 需 要 項 目 別 の 動 向 ( 季 節 調 整 済 前 期 比 ) (1) 民 間 需 要 の 動 向 民 間 最 終 消 費 支 出 は 実 質 0.2%(1~3 月 期 は 0.7%) 名 目 0.1%(1~3 月 期 は 0.2%) となった そのうち 家 計 最 終 消 費 支 出 は 実 質 0.1%(1~3 月 期 は 0.7%) 名 目 0.1%(1 ~3 月 期 は 0.2%)となった 家 計 最 終 消 費 支 出 ( 除 く 持 ち 家 の 帰 属 家 賃 )は 実 質 0.1%(1 ~3 月 期 は 0.8%) 名 目 0.1%(1~3 月 期 は 0.2%)となった 民 間 最 終 消 費 支 出 ( 実 質 ) 民 間 最 終 消 費 支 出 ( 名 目 ) (2) 公 的 需 要 の 動 向 政 府 最 終 消 費 支 出 は 実 質 0.2%(1~3 月 期 は 0.9%) 名 目 0.1%(1~3 月 期 は 0.6%) となった 公 的 固 定 資 本 形 成 は 実 質 2.3%(1~3 月 期 は 0.1%) 名 目 2.1%(1~3 月 期 は 0.7%)となった 公 的 在 庫 品 増 加 の 成 長 率 への 寄 与 度 は 実 質 0.0%(1~3 月 期 の 寄 与 度 は 0.0%) 名 目 0.0%(1~3 月 期 の 寄 与 度 は 0.0%)となった 政 府 最 終 消 費 支 出 ( 実 質 ) 政 府 最 終 消 費 支 出 ( 名 目 ) (3) 輸 出 入 の 動 向 財 貨 サービスの 輸 出 は 実 質 1.5%(1~3 月 期 は 0.1%) 名 目 3.5%(1~3 月 期 は 3.4%)となった 財 貨 サービスの 輸 入 は 実 質 0.1%(1~3 月 期 は 0.5%) 名 目 4.5%(1~3 月 期 は 7.9%)となった 4
4 デフレーターの 動 向 ( 注 (1) 四 半 期 デフレーター 季 節 調 整 系 列 ) ( 前 期 比 変 化 率 ) GDPデフレーターは 0.2%(1~3 月 期 は 0.3%)となった 国 内 需 要 デフレーターは 0.2%(1~3 月 期 は 0.4%)となった 財 貨 サービスの 輸 出 デフレーターは 2.1%(1~3 月 期 は 3.5%) 財 貨 サービスの 輸 入 デフレーターは 4.5%(1~3 月 期 は 7.4%)となった ( 注 ) 四 半 期 デフレーター 季 節 調 整 系 列 =( 名 目 季 節 調 整 系 列 / 実 質 季 節 調 整 系 列 ) 100 デフレーター 季 節 調 整 系 列 ( 前 期 比 ) (2) 四 半 期 デフレーター 原 系 列 ( 前 年 同 期 比 変 化 率 ) GDPデフレーターは 0.8%(1~3 月 期 は 0.9%)となった 国 内 需 要 デフレーターは 0.6%(1~3 月 期 は 0.5%)となった 財 貨 サービスの 輸 出 デフレーターは 9.1%(1~3 月 期 は 6.3%) 財 貨 サービスの 輸 入 デフレーターは 16.1%(1~3 月 期 は 13.3%)となった デフレーター 原 系 列 ( 前 年 同 期 比 ) 2016 年 4-6 月 期 四 半 期 別 GDP 速 報 (1 次 速 報 値 ) の 全 文 は 当 事 務 所 のホームページの 企 業 経 営 TOPICS よりご 確 認 ください 5
企 業 経 営 情 報 レポート ジャンル: 経 営 各 種 支 援 制 度 の 概 要 を 理 解 する! 中 小 企 業 施 策 活 用 のポイント ポ イ ン ト 1 2 3 4 平 成 28 年 度 重 点 施 策 のポイント 経 営 サポートに 関 する 施 策 内 容 金 融 財 務 サポート 施 策 活 用 のポイント 金 融 財 務 サポート 施 策 活 用 のポイント 参 考 文 献 中 小 企 業 庁 平 成 28 年 度 中 小 企 業 施 策 利 用 ガイドブック 6
1 平 成 28 年 度 重 点 施 策 のポイント 平 成 28 年 度 重 点 施 策 のポイント 平 成 28 年 4 月 中 小 企 業 庁 ホームページで 平 成 28 年 度 中 小 企 業 施 策 利 用 ガイドブック が 公 表 されました このガイドブックでは 中 小 企 業 施 策 を 以 下 の 項 目 に 分 類 し 項 目 毎 に 利 用 できる 施 策 が 説 明 されています 1. 平 成 28 年 度 重 点 施 策 ( 震 災 対 策 経 営 改 善 資 金 繰 り 支 援 など) 税 制 については 事 業 承 継 円 滑 化 のための 税 制 措 置 中 小 企 業 者 等 の 少 額 減 価 償 却 資 産 の 取 得 価 額 の 損 金 算 入 の 特 例 交 際 費 等 の 損 金 算 入 の 特 例 消 費 税 軽 減 税 率 導 入 に 向 けた 準 備 の 支 援 外 国 人 旅 行 者 向 け 消 費 税 免 税 制 度 所 得 拡 大 促 進 税 制 新 たに 取 得 する 機 械 装 置 の 固 定 資 産 税 の 特 例 などが 説 明 されています 2. 経 営 サポート: 技 術 力 の 強 化 創 業 ベンチャー 支 援 経 営 革 新 支 援 新 たな 事 業 活 動 支 援 知 的 財 産 支 援 再 生 支 援 雇 用 人 材 支 援 海 外 展 開 支 援 取 引 官 公 需 支 援 経 営 安 定 支 援 小 規 模 企 業 支 援 3. 金 融 サポート( 融 資 制 度 保 証 制 度 ) 4. 財 務 サポート: 税 制 会 計 事 業 承 継 5. 税 制 中 小 企 業 投 資 促 進 税 制 企 業 のベンチャー 投 資 促 進 税 制 エンジェル 税 制 公 害 防 止 税 制 地 方 拠 点 強 化 税 制 中 小 企 業 者 等 の 法 人 税 率 の 特 例 商 業 サービス 業 農 林 水 産 業 活 性 化 税 制 6. 会 計 中 小 企 業 の 会 計 7. 事 業 承 継 事 業 承 継 円 滑 化 支 援 事 業 経 営 承 継 法 による 事 業 承 継 円 滑 化 に 向 けた 総 合 的 支 援 8. 商 業 地 域 サポート: 商 業 物 流 支 援 税 制 については 中 心 市 街 地 に 対 する 税 制 支 援 措 置 低 利 融 資 制 度 などが 説 明 されていま す 9. 分 野 別 サポート 相 談 情 報 提 供 : 中 小 企 業 支 援 センターなど 7
2 経 営 サポートに 関 する 施 策 内 容 ものづくり 商 業 サービス 新 展 開 支 援 補 助 金 国 内 外 のニーズに 対 応 したサービスやものづくりの 新 事 業 を 創 出 するため 革 新 的 なサー ビス 開 発 試 作 品 開 発 生 産 プロセスの 改 善 を 行 う 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 の 設 備 投 資 等 を 支 援 します (1) 対 象 となる 事 業 所 認 定 支 援 機 関 の 全 面 バックアップを 得 た 事 業 を 行 う 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 であり 以 下 のい ずれかに 取 り 組 むものであること < 革 新 的 サービス ものづくり 開 発 支 援 > 中 小 サービス 事 業 者 の 生 産 性 向 上 のためのガイドライン で 示 された 方 法 で 行 う 革 新 的 な サービスの 創 出 サービス 提 供 プロセスの 改 善 であり 3~5 年 で 付 加 価 値 額 年 率 3% 及 び 経 常 利 益 年 率 1%の 向 上 を 達 成 できる 計 画 であること または 中 小 ものづくり 高 度 化 法 に 基 づく 特 定 ものづくり 基 盤 技 術 を 活 用 した 革 新 的 な 試 作 品 開 発 生 産 プロセスの 改 善 を 行 い 生 産 性 を 向 上 させる 計 画 であること <サービス ものづくり 高 度 生 産 性 向 上 支 援 > 上 記 革 新 的 サービス ものづくり 開 発 支 援 の 要 件 を 満 たした 革 新 的 なサービス 開 発 試 作 品 開 発 プロセス 改 善 であって IoT 等 を 用 いた 設 備 投 資 を 行 い 生 産 性 を 向 上 させ 投 資 利 益 率 5%を 達 成 する 計 画 であること (2) 支 援 内 容 < 革 新 的 サービス ものづくり 開 発 支 援 > 補 助 金 額 一 般 型 :1,000 万 円 小 規 模 型 :500 万 円 補 助 率 2/3 以 内 <サービス ものづくり 高 度 生 産 性 向 上 支 援 > 補 助 金 額 3,000 万 円 補 助 率 2/3 以 内 < 革 新 的 サービス ものづくり 開 発 支 援 >の 一 般 型 については 5 社 を 上 限 として 複 数 社 での 共 同 事 業 実 施 ( 連 携 体 )が 可 能 給 与 総 額 増 の 取 組 TPP 加 盟 国 等 への 海 外 展 開 により 海 外 市 場 の 新 たな 獲 得 を 目 指 す 取 組 は 加 点 8
3 金 融 財 務 サポート 施 策 活 用 のポイント セーフティネット 保 証 制 度 取 引 先 の 倒 産 自 然 災 害 などで 資 金 繰 りが 厳 しいので 保 証 を 受 けたい 次 に 掲 げる 経 済 環 境 の 急 激 な 変 化 に 直 面 し 経 営 の 安 定 に 支 障 を 生 じている 中 小 企 業 者 であっ て 事 業 所 の 所 在 地 を 管 轄 する 市 町 村 長 または 特 別 区 長 の 認 定 を 受 けた 方 1 号 大 型 倒 産 発 生 (*)により 影 響 を 受 けている 中 小 企 業 者 2 号 取 引 先 企 業 のリストラ 等 (*)により 影 響 を 受 ける 中 小 企 業 者 3 号 突 発 的 災 害 ( 事 故 等 )(*)により 影 響 を 受 ける 中 小 企 業 者 4 号 突 発 的 災 害 ( 自 然 災 害 等 )(*)により 影 響 を 受 ける 中 小 企 業 者 5 号 全 国 的 に 業 況 の 悪 化 している 業 種 (*)に 属 する 中 小 企 業 者 6 号 金 融 機 関 の 破 綻 により 資 金 繰 りが 悪 化 している 中 小 企 業 者 7 号 金 融 機 関 の 相 当 程 度 の 経 営 合 理 化 ( 支 店 の 削 減 等 )(*)に 伴 って 借 入 れが 減 少 している 中 小 企 業 者 8 号 整 理 回 収 機 構 に 貸 付 債 権 が 譲 渡 された 中 小 企 業 者 のうち 再 生 可 能 性 があると 判 断 され る 者 (*) 具 体 的 には 案 件 ごとに 経 済 産 業 大 臣 が 指 定 します 上 記 対 象 者 に 対 し 保 証 限 度 額 の 別 枠 化 を 図 る 制 度 です 保 証 限 度 額 ( 一 般 保 証 限 度 額 ) 普 通 保 証 2 億 円 無 担 保 保 証 8,000 万 円 無 担 保 無 保 証 人 保 証 1,250 万 円 ( 別 枠 保 証 限 度 額 ) 普 通 保 証 2 億 円 無 担 保 保 証 8,000 万 円 無 担 保 無 保 証 人 保 証 1,250 万 円 保 証 料 おおむね0.7~1.0% 以 内 で 信 用 保 証 協 会 ごと 及 び 信 用 保 証 制 度 ごとに 定 められています 取 引 先 の 倒 産 自 然 災 害 取 引 金 融 機 関 の 経 営 合 理 化 等 により 経 営 の 安 定 に 支 障 を 生 じて いる 中 小 企 業 の 皆 様 については 一 般 の 保 証 枠 とは 別 枠 での 保 証 を 行 います 9
経 営 力 強 化 保 証 制 度 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 が 認 定 経 営 革 新 等 支 援 機 関 ( 金 融 機 関 税 理 士 診 断 士 等 )の 力 を 借 りながら 経 営 改 善 に 取 り 組 む 場 合 に 保 証 料 を 減 免 し 金 融 面 だけでなく 事 業 者 の 経 営 の 状 態 を 改 善 する 取 組 を 強 力 にサポートします (1) 対 象 となる 方 金 融 機 関 及 び 認 定 経 営 革 新 等 支 援 機 関 の 支 援 を 受 けつつ 自 ら 事 業 計 画 の 策 定 並 びに 計 画 の 実 行 及 び 進 捗 の 報 告 を 行 う 方 (2) 支 援 内 容 保 証 限 度 額 : 無 担 保 8 千 万 円 最 大 で2 億 8 千 万 円 ( 一 般 の 保 証 とは 同 枠 ) 保 証 料 率 : 一 般 保 証 における 保 証 料 率 から 概 ね0.2% 引 下 げ 保 証 割 合 : 責 任 共 有 保 証 (80% 保 証 ) ただし 100% 保 証 の 既 保 証 を 同 額 以 内 で 借 り 換 える 場 合 は100% 保 証 保 証 期 間 : 一 括 返 済 :1 年 以 内 分 割 返 済 : 運 転 資 金 5 年 以 内 設 備 資 金 7 年 以 内 なお 本 制 度 により 保 証 付 きの 既 往 借 入 金 を 借 り 換 える 場 合 は10 年 以 内 ( 据 置 期 間 はそれぞれ1 年 以 内 ) 流 動 資 産 担 保 融 資 保 証 制 度 (ABL 保 証 制 度 ) 中 小 企 業 が 有 する 売 掛 債 権 や 在 庫 を 担 保 とした 融 資 に 信 用 保 証 協 会 が 保 証 を 行 うことにより 個 人 保 証 や 不 動 産 担 保 に 過 度 に 依 存 しない 円 滑 な 資 金 調 達 の 実 現 を 支 援 します (1) 対 象 となる 方 中 小 企 業 者 ( 個 人 又 は 法 人 組 合 等 で 事 業 を 営 まれる 方 )で 一 部 の 業 種 ( 農 業 林 業 漁 業 金 融 保 険 業 等 )を 除 きほとんどの 業 種 の 方 が 対 象 となります ( 通 常 の 信 用 保 証 制 度 の 利 用 者 の 範 囲 と 同 じです ) (2) 支 援 内 容 中 小 企 業 者 が 保 有 している 売 掛 債 権 ( 売 掛 金 債 権 手 形 債 権 電 子 記 録 債 権 割 賦 販 売 代 金 債 権 運 送 料 債 権 診 療 報 酬 債 権 工 事 請 負 代 金 債 権 など) 及 び 棚 卸 資 産 を 担 保 として 金 融 機 関 が 融 資 を 行 う 際 信 用 保 証 協 会 が 債 務 保 証 を 行 う 制 度 です レポート 全 文 は 当 事 務 所 のホームページの 企 業 経 営 情 報 レポート よりご 覧 ください 10
経 営 データベース 1 ジャンル: 経 営 計 画 > サブジャンル: 経 営 戦 略 競 争 戦 略 とは 競 争 戦 略 とはどのようなものですか 企 業 には 競 争 があり 競 争 に 打 ち 勝 つ 必 要 があります ここでは マ イケル ポーターの 競 争 戦 略 理 論 に より 競 争 戦 略 を 考 えます 同 氏 は 競 争 状 態 を 決 定 するのは 5つの 要 因 (ファイブフォース) で 競 争 戦 略 を 業 界 内 で 防 衛 可 能 な 地 位 を 作 りこの5つの 競 争 要 因 にうまく 対 処 して 企 業 の 投 資 収 益 を 大 きくす るための 攻 撃 的 または 防 衛 的 アクション と 定 4 交 売 渉 り 力 手 の 2 新 規 参 入 の 脅 威 1 業 界 内 の 既 存 の 競 争 5 交 買 渉 い 力 手 の 3 代 替 品 の 脅 威 義 しています 確 かに 企 業 の 現 在 のポジションにおいて5つの 力 のうちどれが 最 も 強 く 影 響 を 及 ぼす 力 であるかを 理 解 することで 現 在 及 び 将 来 にわたって 企 業 が 直 面 している 大 きな 機 会 と 脅 威 を 把 握 するための 重 要 なヒントを 得 ることになります さらにポーターは 防 衛 可 能 な 地 位 を 作 って 他 社 との 競 争 優 位 を 築 くためには 以 下 の3つの 基 本 戦 略 があると 主 張 しています 戦 略 タ ー ゲ ッ ト の 幅 ( 広 業 い 界 タ 全 ー 体 ゲ ) ッ ト ( 狭 特 い 定 タ の ー 分 ゲ 野 ッ ) ト コストリーダーシップ 戦 略 業 界 全 体 の 広 い 市 場 をターゲットに 他 社 のどこよりも 低 いコストでシェア を 増 大 させ 競 争 に 勝 つ 戦 略 競 争 順 位 のタイプ 他 社 よりも 低 いコスト 顧 客 が 認 める 特 異 性 集 中 戦 力 差 別 化 戦 略 業 界 全 体 の 広 い 市 場 をターゲットに 他 社 のどこよりも 低 いコストでシェ アを 増 大 させ 競 争 に 勝 つ 戦 略 特 定 市 場 に 的 を 絞 り ヒト モノ カネの 経 営 資 源 を 集 中 的 に 投 入 し 競 争 優 位 に 立 つ 戦 略 コスト 集 中 戦 略 特 定 市 場 でコスト 優 位 に 立 って 競 争 優 位 に 立 つ 戦 略 差 別 化 集 中 戦 略 特 定 市 場 で 差 別 化 することで 競 争 優 位 に 立 つ 戦 略 11
経 営 データベース 2 ジャンル: 経 営 計 画 > サブジャンル: 経 営 戦 略 水 平 統 合 と 垂 直 統 合 水 平 統 合 と 垂 直 統 合 のメリット デメリットを 教 えてください 垂 直 統 合 には 製 造 業 者 が 卸 売 業 者 や 小 売 業 者 を 統 合 するような 前 方 統 合 と 製 造 業 者 が 原 材 料 メーカーを 統 合 するような 後 方 統 合 があります この 場 合 の メリットは 需 要 と 供 給 への 対 応 力 の 向 上 と 既 存 の 買 い 手 と 売 り 手 に 対 しての 自 社 の 交 渉 力 アップによる 収 益 率 改 善 があげられます 水 平 統 合 は 同 一 製 品 やサービスを 提 供 している 複 数 の 企 業 が 一 体 化 し その 市 場 における 規 模 の 経 済 性 を 実 現 しようとするものです 垂 直 統 合 と 水 平 統 合 のメリット デメリット メ リ ッ ト デ メ リ ッ ト 垂 直 統 合 1 取 引 費 用 がかからない 垂 直 統 合 企 業 での 完 結 ができ 取 引 コストの 発 生 がない 2 関 係 特 殊 的 な 投 資 がしやすい 川 上 の 企 業 が 川 下 の 企 業 に 応 需 するための 関 係 特 殊 的 な 投 資 問 題 が 解 消 される 3 情 報 漏 洩 を 防 ぐ 自 社 ですべての 工 程 を 行 うため 情 報 漏 洩 の 可 能 性 が 低 い 4 範 囲 の 経 済 学 シナジー 効 果 の 活 用 異 なる 種 類 の 作 業 を 1 社 で 行 うことにより シナ ジー 効 果 を 引 き 出 し 別 々に 作 業 を 行 ったときのコ ストの 総 和 より 低 いコストで 作 業 が 行 える 1 需 要 低 下 による 影 響 需 要 低 下 が 川 上 から 川 下 までの 一 連 のシステム を 直 撃 する 2 規 模 の 経 済 性 の 活 用 不 可 垂 直 統 合 企 業 は 規 模 の 経 済 性 を 利 用 できない 点 で 生 産 の 効 率 性 が 非 統 合 企 業 より 劣 っている 3 処 分 にコストがかかる 可 能 性 統 合 した 企 業 の 部 品 や 原 料 などの 需 要 がなくな った 時 に 処 分 にコストがかかる 4エージェンシー 費 用 の 発 生 企 業 が 大 規 模 化 し 経 営 者 の 目 の 届 かないところ が 増 え 製 造 過 程 が 非 効 率 的 になり 過 剰 な 人 員 を 要 し 人 件 費 が 増 加 する 5 多 大 な 初 期 投 資 の 必 要 性 とその 回 収 の 困 難 多 額 の 初 期 投 資 を 要 するような 産 業 は 垂 直 統 合 するのにふさわしくない 水 平 統 合 1シナジー 効 果 イ) 製 造 シナジー 効 果 的 な 生 産 体 制 の 実 現 ロ) 財 務 シナジー 統 合 による 資 金 力 の 結 集 ハ) 研 究 シナジー 高 度 な 専 門 技 術 の 補 完 と 技 術 革 新 2 規 模 の 経 済 企 業 規 模 の 増 大 に 伴 う 単 位 当 たりのサービスの コスト 削 減 3 市 場 支 配 力 の 強 化 マーケットシェアの 拡 大 による 市 場 支 配 力 の 強 化 と 独 占 利 潤 の 獲 得 1 規 模 の 不 経 済 性 イ) 労 務 費 の 増 加 労 働 組 合 組 成 による 賃 金 の 増 加 ロ) 専 門 能 力 分 散 による 影 響 企 業 の 特 化 すべき 業 務 能 力 配 分 が 曖 昧 にな る 複 数 の 活 動 に 特 化 してしまう ハ) 利 益 相 反 の 影 響 顧 客 同 士 が 競 合 関 係 にある 場 合 秘 密 漏 洩 の 危 険 性 などから 取 引 がなくなる 危 険 性 がある 2 企 業 内 部 のコストの 発 生 イ)モニタリングコスト 従 業 員 の 増 加 に 伴 う 管 理 者 の 人 事 管 理 コスト の 増 加 ロ)インセンティブコスト 従 業 員 の 増 加 に 伴 う 相 対 評 価 を 行 うためコス トの 増 加 ハ) 企 業 文 化 の 違 い 企 業 文 化 を 融 合 させるための 調 整 コストが 発 生 12