Microsoft Word - 060804基本計画.doc



Similar documents
岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>


(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

〔自 衛 隊〕

●電力自由化推進法案

●幼児教育振興法案

(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

公表表紙

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

近畿中部防衛局広報誌

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

m07 北見工業大学 様式①

加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

航空隊等の内部組織に関する達

16 日本学生支援機構

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 11 条 を 適 用 して, 平 成 23 年 5 月 13 日 まで 開 示 決 定 等 の 期 限 を 延 長 し, 同 年 4 月 11 日 付 け 防 官 文 第 号 により,1 枚 目 を 一 部 開 示 した そして, 同 年

Microsoft Word - 目次.doc

内 宿 泊 料 国 外 滞 在 費 及 び 予 防 注 射 諸 手 数 料 とし それぞれ 次 の 各 号 に 定 めるとこ ろにより 支 給 する (1) 交 通 費 は 現 に 利 用 した 経 路 及 び 方 法 により 支 給 する なお 国 外 への 旅 行 の 場 合 の 交 通 費 は

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

定款

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第076号.doc

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

市街化区域と市街化調整区域との区分

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震


1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

定款  変更

<4D F736F F D20365F335F8FF08C8F90DD92E FC92F994C5382D32816A>

honbu-38H06_kunrei31

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

公 共 公 益 的 施 設 用 地 の 負 担 がほとんど 生 じないと 認 められる 土 地 ( 例 ) 道 路 に 面 しており 間 口 が 広 く 奥 行 がそれほどではない 土 地 ( 道 路 が 二 方 三 方 四 方 にある 場 合 も 同 様 ) ⑶ マンション 適 地 の 判 定 評

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

Taro-データ公安委員会相互協力事

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第081号.doc

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

示 とする 原 処 分 を 行 ったところ 異 議 申 立 てが 提 起 されたものである なお, 本 件 対 象 文 書 の 一 部 開 示 決 定 に 係 る 審 査 会 への 諮 問 は2 度 目 であ り, 前 回 の 一 部 開 示 決 定 について,その 決 定 は 妥 当 である 旨

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

< F2D AFA CD90AE94F58C7689E62E6A7464>

大阪府住宅供給公社定款

<4D F736F F D B83578F4390B E797748CA E88E68E7792E88AEE8F805F48508C668DDA95AA816A E646F63>

●労働基準法等の一部を改正する法律案

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

b) 参 加 表 明 書 の 提 出 時 において 東 北 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 を 除 く) における 平 成 年 度 土 木 関 係 建 設 コンサルタント 業 務 に 係 る 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 認 定 を 受 けて

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

スライド 1

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

Microsoft Word 第1章 定款.doc

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

Microsoft Word - 不正アクセス行為の禁止等に関する法律等に基づく公安

<4D F736F F D208A4F8A CC82CC91DE90458EE893968DE08CB995E E7E82C994BA82A48F9590AC8BE08E788B8B82C982C282A282C45F482E32302E312E31365F>

必 要 なものとして 政 令 で 定 める 原 材 料 等 の 種 類 及 びその 使 用 に 係 る 副 産 物 の 種 類 ごとに 政 令 で 定 める 業 種 をいう 8 この 法 律 において 特 定 再 利 用 業 種 とは 再 生 資 源 又 は 再 生 部 品 を 利 用 することが

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

文化政策情報システムの運用等

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

27-045人事規程270401

第 節 ○○計画

18 国立高等専門学校機構

Transcription:

イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づく 対 応 措 置 に 関 する 基 本 計 画 1 基 本 方 針 平 成 15 年 3 月 20 日 米 国 を 始 めとする 国 々は イラクが 国 際 社 会 の 平 和 と 安 全 に 与 えている 脅 威 を 取 り 除 くための 最 後 の 手 段 として イラクに 対 する 武 力 行 使 を 開 始 した その 後 イラクにおける 主 要 な 戦 闘 は 終 結 し 国 際 社 会 は 同 国 の 復 興 支 援 のために 積 極 的 に 取 り 組 んできている イラクが 主 権 領 土 の 一 体 性 を 確 保 しつつ 平 和 な 民 主 的 国 家 として 再 建 され ることは イラク 国 民 や 中 東 地 域 の 平 和 と 安 定 はもとより 石 油 資 源 の9 割 近 くを 中 東 地 域 に 依 存 する 我 が 国 を 含 む 国 際 社 会 の 平 和 と 安 全 の 確 保 にとって 極 めて 重 要 である このため 我 が 国 は イラクがイラク 人 自 身 の 手 により 一 日 も 早 く 再 建 されるよ う 国 際 連 合 安 全 保 障 理 事 会 決 議 1483 及 び 決 議 1511により 表 明 された 国 際 社 会 の 意 思 を 踏 まえ イラクにおける 人 道 復 興 支 援 活 動 及 び 安 全 確 保 支 援 活 動 の 実 施 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 15 年 法 律 第 137 号 この 基 本 計 画 において イ ラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 という )に 基 づき 自 衛 隊 の 部 隊 をムサンナー 県 等 に 派 遣 し 自 衛 隊 による 人 道 復 興 支 援 活 動 と 政 府 開 発 援 助 (ODA)による 支 援 を 車 の 両 輪 として 主 体 的 かつ 積 極 的 に できる 限 りの 支 援 を 行 ってきた また 決 議 1546に 示 されているとおり イラクに 完 全 な 主 権 が 回 復 され イラクの 本 格 的 な 復 興 に 向 けた 新 たな 局 面 が 開 かれる 中 このようなイラク 人 や 国 際 社 会 の 取 組 を 支 え イラクの 国 家 再 建 が 着 実 に 進 展 するよう 一 層 の 支 援 を 継 続 してきた こう した 国 際 的 支 援 の 下 新 たなイラク 憲 法 に 基 づき 国 民 議 会 選 挙 が 実 施 され 新 政 府 が 発 足 し 決 議 1546 等 に 明 示 された 政 治 プロセスは 完 了 した また イラクの 治 安 部 隊 が 育 成 され 多 国 籍 軍 からの 治 安 権 限 移 譲 プロセスも 進 行 するなど 民 主 的 な 政 府 の 下 でイラク 人 自 身 による 自 立 的 な 復 興 に 向 けての 本 格 的 な 第 一 歩 が 踏 み 出 された 今 後 我 が 国 としては これまでの 復 興 支 援 の 成 果 を 着 実 に 根 付 かせると ともに イラクとの 幅 広 い 長 期 的 なパートナーシップの 構 築 に 向 け 取 り 組 んでいく が 国 連 及 び 多 国 籍 軍 がイラクへの 支 援 を 継 続 していることも 踏 まえ イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づき 引 き 続 き 人 道 復 興 支 援 活 動 を 中 心 とした 対 応 措 置 を 実 施 することと 2 人 道 復 興 支 援 活 動 の 実 施 に 関 する 事 項 (1) 人 道 復 興 支 援 活 動 に 関 する 基 本 的 事 項 1

そもそも 四 半 世 紀 にわたる 圧 政 により 疲 弊 し 社 会 基 盤 整 備 が 遅 れているイラク においては 平 成 15 年 3 月 の 武 力 行 使 を 経 て 政 権 が 崩 壊 し 住 民 が 困 難 な 状 況 に 置 かれ 人 道 復 興 支 援 の 必 要 性 は 極 めて 大 きなものとなった 特 に 医 療 に 関 しては 資 機 材 を 含 め 病 院 の 運 営 維 持 管 理 等 の 面 で 不 十 分 な 状 況 となった また 電 力 や 水 の 供 給 に 関 しては 国 全 体 としての 供 給 網 が 十 分 に 機 能 し 得 る 状 況 になく 地 域 によっては 大 きな 課 題 となっていた したがって このような 分 野 を 中 心 に 早 急 な 支 援 が 必 要 であり さらには こ うした 当 面 の 課 題 の 解 決 のための 支 援 に 加 え より 本 格 的 な 社 会 基 盤 の 整 備 につな がる 支 援 も 必 要 と 判 断 した かかる 状 況 を 踏 まえ 我 が 国 は イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づき 陸 上 自 衛 隊 の 部 隊 をムサンナー 県 に 派 遣 し 人 道 復 興 支 援 活 動 等 に 当 たらせるとともに 航 空 自 衛 隊 の 部 隊 による 人 道 復 興 関 連 物 資 等 の 輸 送 を 実 施 してきた 同 県 におい ては 約 2 年 半 に 及 ぶ 医 療 給 水 学 校 道 路 等 公 共 施 設 の 改 修 など 多 岐 にわた る 陸 上 自 衛 隊 の 部 隊 の 活 動 とODAにより 現 地 の 生 活 基 盤 の 整 備 雇 用 の 創 出 など 目 に 見 える 成 果 が 生 まれたため 応 急 復 旧 的 な 支 援 措 置 が 必 要 とされる 段 階 は 基 本 的 に 終 了 し イラク 人 自 身 による 自 立 的 な 復 興 の 段 階 に 移 行 したものと 考 えられる このため 平 成 18 年 6 月 20 日 に 陸 上 自 衛 隊 の 部 隊 によるイラク 国 内 における 対 応 措 置 の 終 結 を 決 定 し 同 年 7 月 25 日 対 応 措 置 の 終 結 に 係 る 附 帯 業 務 を 実 施 する 部 隊 を 除 き 帰 国 を 完 了 したところである 一 方 航 空 自 衛 隊 の 部 隊 については 国 連 からの 要 請 も 踏 まえ 以 下 のとおり 引 き 続 き 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 なお かかる 活 動 を 円 滑 に 実 施 し 現 地 社 会 の 人 々の 生 活 の 安 定 と 向 上 等 に 寄 与 するため 自 衛 隊 の 部 隊 等 及 びイラク 復 興 支 援 職 員 は 相 互 に 連 携 を 密 にする とともに 関 係 在 外 公 館 とも 密 接 に 連 携 して 一 致 協 力 してイラクの 復 興 支 援 に 取 り 組 むことと (2) 人 道 復 興 支 援 活 動 の 種 類 及 び 内 容 ア 自 衛 隊 の 部 隊 等 による 人 道 復 興 支 援 活 動 人 道 復 興 関 連 物 資 等 の 輸 送 (イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 第 3 条 第 2 項 第 5 号 に 規 定 する 活 動 )を 実 施 なお 当 該 活 動 については 活 動 の 性 格 態 様 等 も 考 慮 した 安 全 対 策 を 講 じた 上 で 慎 重 かつ 柔 軟 に 実 施 することと イ イラク 復 興 支 援 職 員 による 人 道 復 興 支 援 活 動 イラク 復 興 支 援 職 員 による 人 道 復 興 支 援 活 動 の 種 類 及 び 内 容 は 次 のとおり とし 治 安 状 況 を 十 分 に 見 極 め 活 動 の 性 格 態 様 等 も 考 慮 した 安 全 対 策 を 講 2

じ 活 動 を 実 施 する 職 員 の 安 全 の 確 保 を 前 提 として 慎 重 かつ 柔 軟 に 実 施 する ことと (ア) 医 療 (イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 第 3 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 活 動 ) イラク 国 内 の 医 療 環 境 を 改 善 するため イラク 国 内 の 主 要 な 病 院 の 機 能 を 立 て 直 すことを 目 指 し その 運 営 維 持 管 理 について イラク 人 医 師 等 に 対 して 助 言 指 導 等 を 行 う (イ) 利 水 条 件 の 改 善 (イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 第 3 条 第 2 項 第 5 号 に 規 定 す る 活 動 ) 給 水 状 況 取 水 源 等 について 調 査 の 上 住 民 自 ら 維 持 できる 浄 水 給 水 設 備 の 設 置 等 の 建 設 活 動 を 実 施 (3) 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 及 び 当 該 区 域 の 指 定 に 関 する 事 項 ア 自 衛 隊 の 部 隊 等 による 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 及 び 当 該 区 域 の 指 定 に 関 する 事 項 (ア) 自 衛 隊 の 部 隊 等 による 人 道 復 興 支 援 活 動 は 現 に 戦 闘 行 為 が 行 われておら ず かつ そこで 実 施 される 活 動 の 期 間 を 通 じて 戦 闘 行 為 が 行 われることが ないと 認 められる 地 域 において 実 施 されるものである また 当 該 活 動 の 実 施 に 当 たっては 自 衛 隊 の 部 隊 等 の 安 全 が 確 保 されなければならない このため 防 衛 庁 長 官 は 自 衛 隊 の 部 隊 等 が 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 を(イ)に 定 める 範 囲 内 で 指 定 するに 当 たっては 実 施 する 活 動 の 内 容 安 全 確 保 面 を 含 む 諸 外 国 及 び 関 係 機 関 の 活 動 の 全 般 的 状 況 現 地 の 治 安 状 況 等 を 十 分 に 考 慮 するものとその 際 治 安 状 況 の 厳 しい 地 域 における 活 動 については 状 況 の 推 移 を 特 に 注 意 深 く 見 極 めた 上 で 実 施 するものと (イ) 自 衛 隊 の 部 隊 等 が 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 は クウェート 国 内 の 飛 行 場 施 設 及 びイラク 国 内 の 飛 行 場 施 設 (バスラ 飛 行 場 バグダッド 飛 行 場 バラド 飛 行 場 モースル 飛 行 場 アリ(タリル) 飛 行 場 エルビル 飛 行 場 等 )に 我 が 国 の 領 域 からこれらに 至 る 地 域 に 所 在 する 経 由 地 人 員 の 乗 降 地 物 品 の 積 卸 し 調 達 地 部 隊 の 活 動 に 係 る 慣 熟 訓 練 のための 地 域 装 備 品 の 修 理 地 及 びこれらの 場 所 又 は 地 域 の 間 の 移 動 に 際 して 通 過 する 地 域 を 加 えたものと なお これに 加 え 派 遣 される 自 衛 隊 の 部 隊 等 の 隊 員 のうち 当 該 部 隊 の 業 務 に 附 帯 する 業 務 として 部 隊 の 活 動 の 安 全 かつ 適 切 な 実 施 に 必 要 な 情 報 の 収 集 と 連 絡 調 整 を 行 う 者 は バグダッドの 多 国 籍 軍 の 司 令 部 施 設 並 びにイラク と 国 境 を 接 する 国 及 びペルシャ 湾 の 沿 岸 国 並 びにこれらの 場 所 又 は 地 域 相 互 3

間 及 びこれらの 場 所 又 は 地 域 と 前 段 に 規 定 する 飛 行 場 施 設 との 間 で 行 われる 移 動 と 連 絡 に 際 して 通 過 する 場 所 又 は 地 域 において 当 該 業 務 を 実 施 するこ とができることと イ イラク 復 興 支 援 職 員 による 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 及 び 当 該 区 域 の 指 定 に 関 する 事 項 (ア)イラク 復 興 支 援 職 員 による 人 道 復 興 支 援 活 動 は 現 に 戦 闘 行 為 が 行 われて おらず かつ そこで 実 施 される 活 動 の 期 間 を 通 じて 戦 闘 行 為 が 行 われるこ とがないと 認 められる 地 域 において 実 施 されるものである また 当 該 活 動 の 実 施 に 当 たっては イラク 復 興 支 援 職 員 の 安 全 が 確 保 されなければならな い このため 内 閣 総 理 大 臣 は イラク 復 興 支 援 職 員 が 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 を(イ)に 掲 げる 範 囲 内 で 指 定 するに 当 たっては 実 施 する 活 動 の 内 容 安 全 確 保 面 を 含 む 諸 外 国 及 び 関 係 機 関 の 活 動 の 全 般 的 状 況 現 地 の 治 安 状 況 等 を 十 分 に 考 慮 するものとその 際 治 安 状 況 の 厳 しい 地 域 に おける 活 動 については 状 況 の 推 移 を 特 に 注 意 深 く 見 極 めた 上 で 実 施 するも のと (イ)イラク 復 興 支 援 職 員 が 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 は 次 に 掲 げる 場 所 又 は 地 域 に 我 が 国 の 領 域 からこれらに 至 る 地 域 に 所 在 する 経 由 地 及 びこれらの 場 所 又 は 地 域 の 間 の 移 動 に 際 して 通 過 する 地 域 を 加 えたものと a 医 療 イラク 国 内 における 病 院 医 療 施 設 b 利 水 条 件 の 改 善 ムサンナー 県 を 中 心 としたイラク 南 東 部 (4) 人 道 復 興 支 援 活 動 を 外 国 の 領 域 で 実 施 する 自 衛 隊 の 部 隊 等 の 規 模 及 び 構 成 並 び に 装 備 並 びに 派 遣 期 間 ア 規 模 及 び 構 成 並 びに 装 備 (2)アに 掲 げる 人 道 復 興 関 連 物 資 等 の 輸 送 を 行 うための 航 空 自 衛 隊 の 部 隊 は 輸 送 機 その 他 の 輸 送 に 適 した 航 空 機 8 機 以 内 とし その 人 員 は これらの 航 空 機 の 運 航 等 に 要 する 数 の 範 囲 内 と また この 部 隊 は 部 隊 の 規 模 に 応 じ 安 全 確 保 に 必 要 な 数 の 拳 銃 小 銃 及 び 機 関 拳 銃 及 び 活 動 の 実 施 に 必 要 なその 他 の 装 備 を 有 するものとただし 装 備 の 交 換 を 行 う 場 合 は 当 該 交 換 に 必 要 な 数 を 加 えることができる 4

イ 派 遣 期 間 平 成 15 年 12 月 15 日 から 平 成 18 年 12 月 14 日 までの 間 と なお この 期 間 内 においても 部 隊 の 活 動 については イラク 新 政 府 による 有 効 な 統 治 の 確 立 に 向 けた 政 治 状 況 の 進 展 現 地 の 治 安 に 係 る 状 況 国 連 及 び 多 国 籍 軍 の 活 動 状 況 及 び 構 成 の 変 化 など 諸 事 情 を 政 府 としてよく 見 極 めつつ イラクの 復 興 の 進 展 状 況 等 を 勘 案 して 適 切 に 対 応 (5) 国 際 連 合 等 に 譲 渡 するために 関 係 行 政 機 関 がその 事 務 又 は 事 業 の 用 に 供 し 又 は 供 していた 物 品 以 外 の 物 品 を 調 達 するに 際 しての 重 要 事 項 イラク 復 興 支 援 職 員 が 行 う 利 水 条 件 の 改 善 に 係 る 必 要 な 浄 水 給 水 設 備 につい ては 政 府 がこれを 調 達 することと (6)(2)から(4)までに 掲 げる 人 道 復 興 支 援 活 動 のほか 陸 上 自 衛 隊 の 部 隊 によ る 人 道 復 興 支 援 活 動 等 の 終 結 に 係 る 附 帯 業 務 に 関 する 事 項 人 道 復 興 支 援 活 動 等 の 終 結 に 係 る 附 帯 業 務 を 実 施 する 陸 上 自 衛 隊 の 部 隊 は ク ウェートに 我 が 国 の 領 域 から 同 国 に 至 る 地 域 に 所 在 する 経 由 地 人 員 の 乗 降 地 物 品 の 積 卸 し 調 達 地 装 備 品 の 修 理 地 及 びこれらの 場 所 又 は 地 域 の 間 の 移 動 に 際 して 通 過 する 地 域 を 加 えた 区 域 において 110 名 以 内 の 人 員 により 部 隊 の 規 模 に 応 じ 安 全 確 保 に 必 要 な 数 の 拳 銃 及 び 当 該 業 務 の 実 施 等 に 必 要 なその 他 の 装 備 を 有 し (4)イに 定 める 派 遣 期 間 内 の 必 要 な 期 間 において 引 き 続 き 業 務 を 実 施 することと (7)その 他 人 道 復 興 支 援 活 動 の 実 施 に 関 する 重 要 事 項 ア 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 指 定 を 含 め 当 該 活 動 を 的 確 に 実 施 する ことができるよう 我 が 国 は 国 際 連 合 人 道 復 興 関 係 国 際 機 関 イラクを 含 む 関 係 国 等 と 十 分 に 協 議 し 密 接 に 連 絡 をとるものと イ イラク 復 興 支 援 職 員 による(2)イに 掲 げる 人 道 復 興 支 援 活 動 については 治 安 状 況 を 十 分 に 見 極 め 実 施 の 態 様 職 員 の 宿 泊 場 所 警 備 携 行 する 器 材 等 も 含 め 安 全 の 確 保 に 十 分 に 配 慮 し 安 全 の 確 保 を 前 提 として 平 成 15 年 12 月 15 日 から 平 成 18 年 12 月 14 日 までの 間 の 必 要 な 期 間 において 慎 重 か つ 柔 軟 に 実 施 することと ウ 政 府 として イラクの 社 会 基 盤 の 整 備 について 電 力 施 設 セメント 工 場 等 の 基 幹 産 業 施 設 及 び 生 活 関 連 施 設 に 関 し 安 全 の 確 保 を 前 提 として 必 要 な 調 査 5

を 行 い その 結 果 を 踏 まえて イラク 復 興 支 援 職 員 による 当 該 施 設 の 復 旧 整 備 等 を 目 指 して 努 力 することと エ 自 衛 隊 の 部 隊 等 による(2)アに 掲 げる 人 道 復 興 支 援 活 動 の 実 施 に 当 たって は 政 府 として 派 遣 期 間 を 通 じて 現 地 の 治 安 に 係 る 状 況 多 国 籍 軍 の 動 向 等 を 勘 案 しながら 安 全 の 確 保 のため 必 要 に 応 じ 適 切 な 措 置 を 講 じることと 3 安 全 確 保 支 援 活 動 の 実 施 に 関 する 事 項 (1) 安 全 確 保 支 援 活 動 に 関 する 基 本 的 事 項 同 活 動 の 種 類 及 び 内 容 同 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 及 び 当 該 区 域 の 指 定 に 関 する 事 項 並 びに 同 活 動 を 外 国 の 領 域 で 実 施 する 自 衛 隊 の 部 隊 等 の 規 模 及 び 構 成 並 びに 装 備 並 びに 派 遣 期 間 ア 我 が 国 は 1に 定 める 基 本 方 針 のとおり 人 道 復 興 支 援 活 動 を 中 心 とした 対 応 措 置 を 実 施 することとするが イラク 国 内 における 安 全 及 び 安 定 を 回 復 する ために 国 際 連 合 加 盟 国 が 行 う 活 動 を 支 援 するため 人 道 復 興 支 援 活 動 を 行 う2 (4)アに 掲 げる 自 衛 隊 の 部 隊 は その 活 動 に 支 障 を 及 ぼさない 範 囲 で イラ ク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 第 3 条 第 3 項 に 規 定 する 医 療 輸 送 保 管 通 信 建 設 修 理 若 しくは 整 備 補 給 又 は 消 毒 を 行 うことができる イ 安 全 確 保 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 は 2(4)アに 掲 げる 自 衛 隊 の 部 隊 が 人 道 復 興 支 援 活 動 を 実 施 するものとして 定 めた2(3)アに 掲 げる 区 域 の 範 囲 と 自 衛 隊 の 部 隊 による 安 全 確 保 支 援 活 動 は 現 に 戦 闘 行 為 が 行 われておらず かつ そこで 実 施 される 活 動 の 期 間 を 通 じて 戦 闘 行 為 が 行 われることがないと 認 められる 地 域 において 実 施 されるものである また 当 該 活 動 の 実 施 に 当 た っては 自 衛 隊 の 部 隊 の 安 全 が 確 保 されなければならない このため 防 衛 庁 長 官 は 自 衛 隊 の 部 隊 が 安 全 確 保 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 を 上 記 の 範 囲 内 で 指 定 するに 当 たっては 実 施 する 活 動 の 内 容 安 全 確 保 面 を 含 む 諸 外 国 及 び 関 係 機 関 の 活 動 の 全 般 的 状 況 現 地 の 治 安 状 況 等 を 十 分 に 考 慮 するものとその 際 治 安 状 況 の 厳 しい 地 域 における 活 動 については 状 況 の 推 移 を 特 に 注 意 深 く 見 極 めた 上 で 実 施 するものと (2)その 他 安 全 確 保 支 援 活 動 の 実 施 に 関 する 重 要 事 項 ア 安 全 確 保 支 援 活 動 を 実 施 する 区 域 の 指 定 を 含 め 当 該 活 動 を 的 確 に 行 うこと ができるよう 我 が 国 は 国 際 連 合 人 道 復 興 関 係 国 際 機 関 イラクを 含 む 関 係 国 等 と 十 分 に 協 議 し 密 接 に 連 絡 をとるものと 6

イ 自 衛 隊 の 部 隊 等 による(1)アに 掲 げる 安 全 確 保 支 援 活 動 の 実 施 に 当 たって は 政 府 として 派 遣 期 間 を 通 じて 現 地 の 治 安 に 係 る 状 況 多 国 籍 軍 の 動 向 等 を 勘 案 しながら 安 全 の 確 保 のため 必 要 に 応 じ 適 切 な 措 置 を 講 じることと 4 対 応 措 置 の 実 施 のための 関 係 行 政 機 関 の 連 絡 調 整 及 び 協 力 に 関 する 事 項 イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づく 対 応 措 置 を 総 合 的 かつ 効 果 的 に 推 進 するとと もに 同 法 に 基 づき 派 遣 される 自 衛 隊 の 部 隊 及 びイラク 復 興 支 援 職 員 の 安 全 を 図 る ため 下 記 の 事 項 を 含 め 内 閣 官 房 を 中 心 に 防 衛 庁 自 衛 隊 及 び 内 閣 府 並 びに 外 務 省 を 始 めとする 関 係 行 政 機 関 の 緊 密 な 連 絡 調 整 を 図 り 必 要 な 協 力 を 行 うものと (1) 派 遣 された 自 衛 隊 の 部 隊 及 びイラク 復 興 支 援 職 員 並 びに 関 係 在 外 公 館 は 活 動 の 実 施 と 安 全 確 保 に 必 要 な 情 報 の 交 換 を 含 め 連 絡 を 密 にするように 努 め 一 致 協 力 してイラクの 復 興 支 援 に 取 り 組 むものと (2) 関 係 行 政 機 関 は その 所 掌 事 務 の 遂 行 を 通 じて 得 られた 自 衛 隊 の 部 隊 又 はイ ラク 復 興 支 援 職 員 がイラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づく 活 動 を 実 施 する 区 域 の 範 囲 及 びその 周 辺 における 諸 外 国 の 活 動 の 全 般 的 状 況 現 地 の 治 安 状 況 等 に 関 する 情 報 その 他 の 同 法 に 基 づく 活 動 の 実 施 と 安 全 確 保 に 必 要 な 情 報 に 関 し 相 互 に 緊 密 な 連 絡 をとるものと (3) 関 係 行 政 機 関 の 長 は 内 閣 総 理 大 臣 又 は 防 衛 庁 長 官 から イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づく 活 動 の 実 施 に 必 要 な 技 術 能 力 等 を 有 する 職 員 の 派 遣 所 管 に 属 する 物 品 の 管 理 換 えその 他 の 協 力 の 要 請 があったときは その 所 掌 事 務 に 支 障 を 生 じない 限 度 において 協 力 を 行 うものと (4) 内 閣 総 理 大 臣 は イラク 復 興 支 援 職 員 の 採 用 に 当 たり 関 係 行 政 機 関 若 しくは 地 方 公 共 団 体 又 は 民 間 の 団 体 の 協 力 を 得 て 広 く 人 材 の 確 保 に 努 めるものとし 関 係 行 政 機 関 の 長 は このために 必 要 な 協 力 を 行 うものと (5) 外 務 大 臣 の 指 定 する 在 外 公 館 長 は 外 務 大 臣 の 命 を 受 け イラク 人 道 復 興 支 援 特 措 法 に 基 づく 活 動 の 実 施 と 安 全 確 保 のため 必 要 な 協 力 を 行 うものと 7