B-6.7 中 断 の 実 技 その3( 中 断 を 支 える 制 度 的 側 面 ) 1. 収 用 課 税 の 特 例 の 適 用 このシリーズ B-6.3( 中 断 移 転 のシステム)において 述 べたとおり 補 償 と 税 務 は 中 断 でなくても 面 倒 ですが これが 中 断 となると 更 に 複 雑 で 通 常 の 仕 切 りでは 本 質 から 外 れてしまう 部 分 がでてきます 又 処 理 に 当 たって 留 意 すべき 点 も 多 岐 に 及 びます 税 務 だけで 別 途 の 検 討 をしないと 整 理 のつかないところがありますが 今 回 は 講 座 と しての 限 度 もあり 実 務 編 といっても 多 分 に 表 層 を 掬 い 取 ることになってしまいます 詳 細 を 必 要 とされる 方 は お 問 い 合 わせ 下 さい そもそも 土 地 を 買 収 する 強 制 収 用 でも 5.000 万 円 控 除 が 限 度 なのに 区 画 整 理 再 開 発 の 補 償 金 にこれが 適 用 されるのか といった 本 質 的 な 基 本 部 分 については 別 途 に 税 制 余 話 を 企 画 していますので 本 稿 では 割 愛 しますが なおここでは 中 断 でな い 場 合 の 制 度 と 処 理 実 務 は 一 応 了 知 されているものとして 筆 をすすめてみます 先 ず 概 算 契 約 と 確 定 契 約 の 関 係 から 入 ります 頭 での 整 理 として 田 の 字 の 枠 で 考 えます タテ 軸 に 物 件 と 通 損 ヨコ 軸 に 当 初 契 約 と 確 定 契 約 とします 物 件 除 却 撤 去 等 で 取 壊 した 場 合 に 対 価 補 償 金 に 区 分 されますが そ の 部 分 が 特 例 適 用 の 対 象 です この 物 件 とは 対 価 補 償 金 たり 得 る 財 物 の 補 償 区 分 です 通 損 移 転 補 償 金 に 区 分 される 補 償 金 *この 内 移 転 雑 費 仮 住 居 借 入 一 時 金 については 所 轄 によって 見 解 が 異 なる 場 合 があって その 扱 い 方 が 難 しくなってきており 注 意 を 要 します *この 移 転 補 償 金 とは 課 税 区 分 で 一 時 所 得 に 分 類 される 税 務 上 の 種 別 で 補 償 項 目 としての 用 語 とは 使 い 分 けなければなりません 当 初 契 約 とは 仮 移 転 時 の 概 算 金 額 による 契 約 のことですが この 仮 移 転 時 に 確 定 される 補 償 金 の 部 分 もあります つまり 建 物 等 の 取 壊 し 費 用 相 当 額 動 産 片 道 移 転 料 仮 住 居 借 入 れ 一 時 金 等 は 仮 移 転 に 必 要 とする 補 償 金 で 概 算 契 約 に 基 づき 支 払 われます なお 当 初 契 約 で 支 払 われる 通 損 分 は 仮 移 転 時 に 税 金 も 決 済 ( 一 時 所 得 と して 整 理 される )しますが 物 件 分 は 支 払 いがあっても 申 告 等 の 課 税 整 理 は 本 移 転 まで 持 ち 越 されます 確 定 契 約 とは 仮 換 地 の 使 用 収 益 が 可 能 となった 日 以 降 の 復 帰 移 転 に 係 る 契 約 で 1
仮 移 転 時 に 支 払 いを 受 けた 補 償 金 を 合 わせて 移 転 補 償 金 総 額 を 確 定 し 補 償 契 約 を 完 結 します この 確 定 契 約 を 以 って 収 用 課 税 の 特 例 適 用 の 申 告 をする 事 になり ます なお 確 定 契 約 には 対 価 補 償 金 に 区 分 されない 通 損 補 償 金 も 含 まれた 総 額 が 補 償 金 内 容 となるので 仮 移 転 時 に 整 理 済 みの 部 分 は 当 然 に 申 告 対 象 外 となります 収 用 課 税 の 特 例 適 用 についての 国 税 庁 回 答 の 内 容 要 旨 当 初 ( 概 算 ) 契 約 時 の 申 し 出 及 び 申 し 出 に 呼 応 した 買 取 りの 事 実 の 実 行 効 果 を 保 ちながら なお 特 例 適 用 に 係 る 課 税 額 の 計 算 および 申 告 については 復 帰 移 転 時 の 確 定 契 約 を 以 って 整 理 する もって 中 断 期 間 を 経 過 して 完 結 する 補 償 契 約 に 係 る 一 事 業 一 回 等 の 制 度 適 用 について 整 合 を 計 ったものである と 言 えると 思 いま す 実 務 処 理 上 のポイント その 問 題 点 は 何 で どのような 対 応 が 出 来 るのか そしてどうなったか 等 を 正 確 に 表 現 する 事 は 制 度 上 の 課 題 事 務 処 理 上 の 限 界 或 いは 当 局 の 裁 定 による 部 分 があ る 点 並 びに 権 利 者 における 移 転 実 行 と 申 告 の 行 為 等 が 交 錯 しますので 紙 面 だけでは 極 めて 表 現 が 難 しいところなのですが 実 務 から 思 い 当 たる 課 題 とポイントを 列 記 し ます 1 起 業 者 の 申 し 出 月 日 と 相 手 方 の 調 印 日 初 めの 協 力 要 請 から 金 銭 提 示 を 伴 う 交 渉 及 びそれに 対 する 応 諾 調 印 の 時 点 権 利 者 の 調 印 と 正 規 の 契 約 締 結 日 について 2 支 払 い 調 書 様 式 の 使 い 分 けと 事 業 者 の 中 断 執 行 管 理 発 行 者 における 収 譲 の 使 い 分 けについて 収 対 象 者 による 税 務 上 の 選 択 とその 実 行 並 びに 事 業 者 としての 掌 握 管 理 について 3 事 業 進 捗 ( 工 事 展 開 等 )と 一 事 業 一 回 最 初 の 申 し 出 に 関 する 調 整 事 業 サイドによる 工 事 工 区 の 合 理 性 対 税 制 上 の 制 約 権 利 者 に 対 する 制 度 の 周 知 等 4 補 償 金 項 目 の 関 する 留 意 事 項 庭 木 等 立 竹 木 の 移 植 と 伐 採 対 価 補 償 金 の 認 定 との 関 連 移 転 雑 費 の 位 置 づけ 雑 費 補 償 の 構 成 内 容 と 課 税 上 の 扱 い 方 針 について ( 就 業 不 能 損 失 以 外 は 対 価 補 償 金 としての 性 格 がある ) 仮 住 居 費 用 に 係 る 借 入 れ 一 時 金 の 扱 い 借 家 人 補 償 の 場 合 の 権 利 金 的 性 格 を 帯 びており 借 入 れに 際 しては 一 時 的 な 支 出 となる 費 用 であることから 特 殊 な 形 態 の 補 償 金 となる ( 対 価 2
補 償 金 の 性 格 がある ) 継 続 支 払 いを 要 する 補 償 の 処 理 方 針 中 断 期 間 中 の 通 損 であり 特 例 適 用 の 対 象 でないが 事 務 処 理 上 留 意 すべき 事 は 多 い 税 務 で 扱 う 年 分 の 対 象 期 間 とは 半 年 毎 の 支 払 い 実 績 によるのか 通 常 のような 1~12 月 分 を 抜 き 出 すの か 又 前 金 払 いに 対 応 するところの 補 償 期 間 と 現 実 の 支 出 時 点 等 植 木 ( 棚 卸 資 産 以 外 ) 移 転 の 扱 い 権 利 者 サイドの 移 転 の 実 行 次 第 で 扱 いが 違 ってくるし 対 価 補 償 金 と 見 なされるべき 点 にも 課 題 はある ( 復 帰 移 転 時 に 伐 採 移 植 の 交 付 の 目 的 を 区 分 し て 支 払 い 調 書 を 作 成 する 方 法 が 考 えられる ) 法 定 調 書 等 の 作 成 (イ) 申 し 出 証 明 書 当 初 契 約 に 際 して 作 成 交 付 提 出 する (ロ) 買 取 り 証 明 書 確 定 契 約 をもって 作 成 交 付 なお 仮 移 転 時 の 申 し 出 年 月 日 と その 申 し 出 に 対 応 し た 当 初 契 約 年 月 日 を 摘 要 欄 に 注 記 する (ハ) 対 価 の 支 払 い 調 書 基 本 は 年 四 期 毎 に 作 成 提 出 するものであるが 所 轄 との 協 議 の 上 通 例 として 確 定 契 約 の 締 結 年 次 分 を 纏 めて 一 定 時 期 に 提 出 していることが 多 い なお 仮 移 転 時 の( 通 損 ) 補 償 金 は 当 初 契 約 で 額 が 確 定 するので その 時 点 で 一 時 所 得 ( 移 転 補 償 金 ) 分 の 支 払 い 調 書 を 作 成 する 権 利 者 に 対 する 交 付 の 義 務 はない 帳 票 ですが 税 務 署 に 提 出 するものの 写 し を 交 付 しておく 事 が 望 ましいと 言 われている 多 くの 現 場 にあっては 写 しを 送 付 している (ニ) 中 断 期 間 途 中 の 法 定 調 書 通 損 継 続 払 い 費 用 補 償 に 関 しては 対 応 する 年 次 分 の 支 払 い 調 書 を 作 成 するが 特 例 の 適 用 はな いので 買 取 り 証 明 は 当 然 に 不 要 である (ホ) その 他 の 要 式 等 収 用 証 明 書 に 関 して 土 地 区 画 整 理 事 業 は 土 地 収 用 法 第 3 条 で 定 める 収 用 対 象 事 業 でなく 国 税 当 局 の 執 務 基 準 においても 発 行 の 対 象 になってない 一 方 の 租 税 特 別 措 置 法 においても 特 例 措 置 のために 事 業 者 が 発 行 する 必 要 法 定 書 類 としては 前 掲 の 申 し 出 買 取 り および 支 払 い 調 書 をもって 要 件 は 充 足 される し かし 所 轄 局 署 によっては 収 用 証 明 書 の 発 行 を 求 めるケースがあるよう 3
であり 特 に 中 断 の 場 合 は 充 分 に 説 明 する 必 要 がある 対 価 の 支 払 い 調 書 について この 帳 票 は 所 得 税 法 施 行 規 則 第 91 条 外 で 目 的 別 に 幾 通 りもの 様 式 が 定 め られている また 前 掲 のように 収 と 譲 が 用 意 されている 事 務 の 実 務 として 公 共 事 業 の 場 合 は 概 ね 収 が 用 いられるが その 適 用 目 的 別 の 作 成 を 要 請 されることがある この 件 は 調 書 の 内 容 において 全 て 特 例 が 適 用 とされる 補 償 項 目 ばかりでない 特 例 の 適 用 は 権 利 者 サイ ドの 裁 量 によるもので 事 業 施 行 者 として 強 制 するものでなく 執 行 管 理 の 及 ば ない 部 分 である 等 が 相 俟 って 難 しい 課 題 であり 当 局 に 対 して 説 明 し 理 解 を 得 る 必 要 がある 事 前 協 議 もしくは 執 行 状 況 説 明 都 市 計 画 事 業 として 長 期 かつ 大 量 となる 区 画 整 理 事 業 にあっては 道 路 のように 事 業 認 定 による 各 個 々 人 の 収 用 対 象 資 産 の 明 細 を 事 前 協 議 により 明 確 にすること は 実 際 問 題 として 不 可 能 である しかし 特 例 適 用 という 特 別 の 扱 いを 批 准 するために 一 様 でない 説 明 協 議 が 求 め られる 方 法 としては 事 業 認 可 時 の 事 前 協 議 書 をベースに 前 年 の 実 績 および 今 年 度 の 執 行 計 画 等 を 然 るべき 時 期 に 説 明 しておく 必 要 がある これによって 税 務 当 局 においては 区 画 整 理 事 業 特 有 の 事 業 展 開 と 直 近 の 大 よその 税 務 対 応 件 数 を 掌 握 することが 出 来 る 訳 で 円 滑 な 制 度 活 用 に 臨 める よく 資 料 管 理 できる 書 面 資 料 を と 嘱 望 されたが 当 を 得 た 要 請 と 思 われた 特 に 中 断 の 場 合 税 務 署 には 申 し 出 証 明 書 が 既 に 提 出 されているので 事 業 者 としての 中 断 に 関 する 管 理 について 注 視 する 必 要 性 はありそうです その 他 1 中 断 期 間 と 法 定 要 件 の 期 限 代 替 資 産 の 買 替 え 特 例 の 期 間 については 2 年 以 内 の 取 得 が 原 則 で 特 別 の 事 情 がある 場 合 でも 見 積 り 承 認 等 の 承 認 を 受 けた 期 間 内 という 制 約 があるが 本 件 の 中 断 については この 規 定 が 連 動 せず あくまでも 仮 換 地 使 用 収 益 開 始 の 事 情 によることとなる 中 断 期 間 が 10 年 以 上 の 実 施 例 が 多 数 ある 2 課 税 の 時 点 と 申 告 の 時 期 契 約 締 結 前 金 受 領 取 壊 し 実 施 敷 地 の 引 渡 し と 一 連 の 補 償 行 為 のどの 時 点 が 税 金 計 算 で 申 告 をしなければならない 時 期 か という 質 問 は 多 い 通 例 として 権 利 発 生 主 義 または 債 権 確 定 主 義 によるとされるので 一 連 の 行 為 が 年 を 跨 いでも 契 約 ベースで 対 応 することが 広 く 行 われてきている しかし 中 断 ではさらなる 疑 問 が 湧 き 出 してくる 一 事 業 一 回 なのに 仮 移 転 4
の 補 償 と 復 帰 移 転 の 補 償 が 一 つの 補 償 契 約 となり 加 えて 特 例 が 適 用 できないも のも 複 合 されている よって 一 般 の 用 地 補 償 の 税 務 とは 別 に 一 線 を 画 して 考 えたほうが 良 さそうである 2. 仮 営 業 所 の 現 物 提 供 ~ 事 業 所 の 中 断 移 転 にあっても 事 業 継 続 のため 仮 の 施 設 が 必 要 ですが 一 般 住 家 の 仮 設 住 宅 と 違 い 施 行 者 が 提 供 する 仮 営 業 所 は 設 置 貸 与 運 用 許 可 等 の 要 件 が 複 雑 です 仮 営 業 所 としては 小 売 店 舗 サービス 店 舗 工 場 倉 庫 等 が 対 象 ですが その 用 途 により 設 置 の 時 に 次 のような 課 題 がある 自 治 体 との 事 前 協 議 都 市 整 備 部 門 に 対 し 事 業 展 開 と 仮 設 事 業 所 計 画 を 一 括 して 説 明 協 議 する 建 設 予 定 地 の 選 定 用 途 別 に 見 合 った 場 所 でないと 目 的 を 果 たさない 仮 設 申 請 と 市 条 例 との 整 合 性 仮 設 物 扱 い とされ 自 治 体 の 関 連 条 例 そ のものの 適 用 は 無 いが 仮 設 としての 細 かな 取 り 決 めがなされ る なお 許 可 は1 年 毎 の 申 請 更 新 が 必 要 周 辺 同 意 公 聴 会 規 則 等 による 距 離 範 囲 若 しくは 設 置 者 の 責 任 処 理 が 可 能 な 常 識 的 な 範 囲 とされる 公 害 対 策 公 害 防 止 条 例 等 により 暫 定 的 といえ 排 水 粉 塵 臭 気 騒 音 振 動 等 の 完 璧 な 対 策 が 求 められる 関 連 部 局 への 申 請 と 許 可 手 続 き 建 築 確 認 は 要 しないが 建 築 許 可 公 害 対 策 環 境 保 全 防 災 等 の 部 門 と 協 議 し 必 要 な 申 請 を 行 う 先 例 では 原 則 として 建 物 構 造 は 鉄 骨 スレート 造 り 等 で 指 定 された 供 給 依 頼 仮 設 の 目 的 について 説 明 のうえ 電 気 水 道 等 を 施 行 者 負 担 に よって 引 き 込 み 依 頼 店 舗 関 係 アルコール( 税 務 ) タバコ 塩 ( 専 売 ) 印 紙 切 手 ( 郵 政 ) 等 は 自 治 体 以 外 にそれぞれの 行 政 機 関 が 関 連 する 市 の 場 合 は 概 ね 以 上 の 要 件 です 仮 設 という 特 殊 性 から 建 築 行 政 の 制 限 から 外 れ るところもありますが 設 置 時 の 苦 情 公 害 対 策 収 束 時 のトラブル 等 の 全 般 にわたり 事 業 者 において 責 任 をもって 対 処 する 事 が 求 められることになります 3. 外 部 団 体 との 協 約 事 項 1 水 道 利 用 加 入 金 の 扱 い ~ 自 治 体 が 事 業 主 となっている 上 水 道 を 移 転 者 が 使 用 している 場 合 自 治 体 によ って 金 額 が 異 なるようだが いわば 利 用 権 利 金 ともいえる 水 道 利 用 加 入 金 を 5
既 に 納 付 している 通 常 の 移 転 であれば 従 前 宅 地 が 保 有 している 加 入 金 を 停 水 届 け 撤 去 申 請 給 水 申 込 み の 手 続 きにより 従 後 の 宅 地 に 付 け 替 えるので 問 題 ないが 中 断 の 場 合 撤 去 と 新 設 の 関 係 が 長 期 に 渉 るため 水 道 条 例 等 からは 新 規 の 給 水 申 込 みの 扱 いとなり 改 めて 加 入 金 満 額 を 納 付 する 必 要 性 が 生 じてくる ~ これについて 市 の 場 合 撤 去 から 新 設 までの 期 限 について 3 年 間 に 限 定 し ないで 加 入 金 を 減 免 できる 特 例 方 針 を 適 用 することになった つまり 撤 去 申 請 の 時 事 業 による 移 転 である 旨 を 付 記 することによって 水 道 局 では 固 有 の 栓 番 にかかる 加 入 金 を 留 保 する 格 好 をとり 再 築 による 給 水 申 込 みに 際 し 留 保 さ れていたものを 活 用 するとしたもので この 取 扱 いの 詳 細 については 当 局 と 事 業 者 の 間 で 議 事 録 等 を 取 交 わし 確 認 している 2 宅 地 の 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 の 減 免 制 度 ~ 家 屋 の 取 壊 しにより その 敷 地 について 固 都 税 の 評 価 上 非 住 宅 用 地 として 判 定 されるのが 税 制 の 基 本 である 住 宅 用 地 と 非 住 宅 用 地 とでは 1/2あるいは 1/4の 格 差 が 生 ずるもので 中 断 移 転 ならではの 大 きな 課 題 である ~ これについて 地 区 の 取 扱 いとしての 文 書 通 達 がなされ 一 定 条 件 のもと に 所 定 の 税 額 が 減 免 された 取 壊 しの 時 点 に 住 宅 用 地 として 認 定 されている 当 該 住 宅 の 敷 地 対 象 は 土 地 所 有 者 であって 家 屋 の 所 有 については 問 わない 取 壊 しの 後 に 当 該 敷 地 を 相 続 以 外 で 新 たに 取 得 した 者 は 対 象 外 専 ら 自 己 の 意 思 で 他 の 地 域 に 住 居 を 求 め 転 出 した 者 は 対 象 外 減 免 額 は 非 住 宅 用 地 税 額 から 住 宅 用 地 税 額 相 当 額 を 差 し 引 いた 額 つまり 従 前 と 変 わりのない 税 額 ですむのだが 本 来 の 制 度 としては 事 情 がどうであ れ 現 況 の 変 化 に 従 って 評 価 替 えしなければならず 従 前 の 税 額 を 据 え 置 くとい う 仕 組 みにない 減 免 期 間 については 仮 換 地 指 定 と 賦 課 期 日 及 び 新 築 または 新 築 予 定 タイミ ング 等 を 加 味 して 詳 細 に 定 めてある 減 免 手 続 きは 個 々 人 における 減 免 申 請 が 基 本 であるが 事 業 者 が 委 任 を 取 り 付 けて 当 該 年 分 をまとめて 代 理 申 請 することも 可 能 として その 方 針 で 実 施 された 例 は 多 い 参 考 中 断 の 対 応 ばかりでない 外 部 との 協 約 等 事 業 地 区 における 固 都 税 の 評 価 仮 換 地 使 用 収 益 まで 従 前 地 目 従 前 公 簿 地 積 による とする 趣 旨 ( 市 税 務 課 ) 6
抵 当 権 抹 消 と 補 償 金 の 扱 い 住 宅 金 融 公 庫 と 市 中 銀 行 のそれぞれの 直 接 中 断 別 の 担 保 と 手 続 きについて( 各 金 融 機 関 ) 滅 失 登 記 申 請 に 係 る 取 壊 し 証 明 証 明 書 の 発 行 を 取 壊 し 業 者 に 限 らず 事 業 施 行 者 でも 可 能 とする 趣 旨 ( 登 記 所 ) B-6.1 から 始 まり 今 回 のB-6.7 まで 中 断 移 転 の 実 務 を 掲 載 してみました 少 し 冗 長 な 部 分 が 有 ったかもしれませんが 流 れづらかった 処 は 繰 り 返 してご 覧 頂 ければ 理 解 してもらえると 確 信 しています それでは このシリーズ 終 了 します 失 礼 しました 以 上 7