普 通 回 数 乗 車 券 ( 秋 田 中 央 交 通 ( 株 )) 100 円 から 10 円 刻 みで 200 円 まで それぞれ 11 枚 つづりで 発 売 されている(1 枚 分 割 引 ) 普 通 回 数 乗 車 券 (1,000 円 セット 回 数 券 ) ( 秋 田 中 央 交 通 ( 株 )) 10 円 券 10 枚 50 円 券 10 枚 100 円 券 5 枚 を 1,000 円 で 発 売 されている(100 円 割 引 ) 普 通 回 数 乗 車 券 (3,000 円 セット 回 数 券 ) ( 秋 田 中 央 交 通 ( 株 )) 10 円 券 10 枚 20 円 券 10 枚 50 円 券 10 枚 100 円 券 5 枚 200 円 券 10 枚 を 3,000 円 で 発 売 されている(300 円 割 引 ) 買 物 回 数 乗 車 券 (1,000 円 セット 回 数 券 ) ( 秋 田 中 央 交 通 ( 株 )) 10 円 券 5 枚 20 円 券 5 枚 50 円 券 5 枚 100 円 券 10 枚 を 1,000 円 で 発 売 されている (400 円 割 引 ) ただし 使 用 できる 時 間 は 降 車 時 午 前 10 時 ~ 午 後 4 時 までです 土 曜 日 曜 祝 日 は 終 日 利 用 できる 通 学 回 数 乗 車 券 ( 中 高 校 生 大 学 生 )( 秋 田 中 央 交 通 ( 株 )) 10 円 券 5 枚 50 円 券 15 枚 100 円 券 5 枚 を 1,000 円 で 発 売 されている(300 円 割 引 ) 通 学 回 数 乗 車 券 ( 小 学 生 )( 秋 田 中 央 交 通 ( 株 )) 10 円 券 15 枚 20 円 券 20 枚 50 円 券 15 枚 を 1,000 円 で 発 売 されている(300 円 割 引 ) < 参 考 事 例 > 他 都 市 における 割 引 サービス 1 名 古 屋 市 平 成 18 年 4 月 より 通 常 の 1 日 乗 車 券 と 比 較 して 安 価 な 土 日 休 日 毎 月 8 日 ( 名 古 屋 市 環 境 保 全 の 日 ) 等 のみ 利 用 可 能 である ドニチエコきっぷ を 導 入 発 売 額 大 人 600 円 小 児 300 円 ( 通 常 発 売 額 大 人 850 円 小 児 430 円 ) 通 用 区 間 市 バス 地 下 鉄 全 線 ドニチエコきっぷ の 提 示 による 沿 線 施 設 の 割 引 も 実 施 され 平 成 18 年 度 には 当 初 の 予 測 を 大 幅 に 上 回 る 1 日 あたり 18,500 枚 全 241 万 枚 を 発 売 2 八 戸 市 八 戸 市 郊 外 の 岬 台 団 地 と 市 内 の 2 つの 大 型 ショッピングセンター ラピア ピアドゥ を 結 ぶ 路 線 として 平 成 19 年 4 月 1 日 に 従 来 の 路 線 運 賃 を 見 直 して 開 設 両 ショッピングセンターのバス 停 で 降 車 する 旅 客 に 乗 務 員 が 得 とくチケット を 配 布 し それらを 店 内 で 提 示 すると 割 引 等 のサービス 有 り ダイヤは 買 物 時 間 を 想 定 し 岬 台 団 地 発 が 9 時 ~15 時 台 に 1~2 本 / 時 ショッピングセンター 発 が 12 時 ~17 時 台 に 1~2 本 / 時 に 設 定 得 とくチケット の 割 引 分 はそれぞれのショッピングセンター 負 担 ショッピングセンターとしては 来 店 客 増 と 駐 車 場 不 足 への 対 応 を 目 的 として 協 力 2 つのショッピングセンターとバス 事 業 者 は 毎 月 会 議 を 持 ち 連 絡 をとっており 得 とくチケット の 他 共 通 イベントの 開 催 などでも 連 携 本 事 例 では NPO がアイディアを 出 し バス 事 業 者 とショッピングセンターが 連 携 して 利 用 を 促 進 その 結 果 同 路 線 の 月 間 利 用 人 員 は 約 5,600 人 ( 平 成 19 年 4 月 )から 約 8,900 人 ( 平 成 19 年 11 月 )に 増 加 した (もともと 利 用 人 員 の 月 変 動 はほとんどなく 増 加 分 は 今 回 の 施 策 効 果 によるものと 推 察 ) 併 走 する 市 営 バスからの 転 移 に 加 えて マイカーからの 転 移 や 誘 発 需 要 が 発 生 65
公 共 交 通 利 用 の 促 進 1. マイカーから 公 共 交 通 への 転 換 に 向 けた 市 民 への 啓 発 を 目 的 としたモビリティ マ ネジメントの 実 施 中 心 部 郊 外 部 関 係 者 協 議 会 事 業 内 容 短 期 コスト 1 ( 百 万 円 ) (H21~H23) 総 コスト 1 ( 百 万 円 ) (H21~H27) 市 民 児 童 生 徒 従 業 員 を 対 象 としたマイ カーから 公 共 交 通 への 転 換 を 促 す 働 きかけ 4 4 1 全 て 現 時 点 での 金 額 であり 今 後 圧 縮 していく 予 定 である 基 本 的 にH21~H23もしくはH21~H27での 金 額 を 計 上 2 H24の 本 格 導 入 時 の 金 額 3 H23 以 降 の 本 格 実 施 の 金 額 4 H21 以 降 の 本 格 実 施 の 金 額 短 期 実 施 計 画 ( 年 度 ) 中 期 長 期 21 22 23 24 25 26 27 28 ~ 検 討 実 証 実 験 効 果 検 証 本 格 導 入 ( 実 証 実 験 で 効 果 が 検 証 できた 場 合 ) 本 格 実 施 モビリティ マネジメントとは (1)モビリティ マネジメント(MM)の 定 義 一 人 一 人 のもモビリティ( 移 動 )が 社 会 にも 個 人 にも 望 ましい 方 向 に 自 発 的 に 変 化 す ることを 促 す コミュニケーションを 中 心 とした 交 通 施 策 過 度 な 自 動 車 利 用 から 公 共 交 通 自 転 車 等 を 適 切 に 利 用 する 方 向 国 内 のモビリティ マネジメントの 実 施 事 例 66
(2)モビリティ マネジメント(MM)の 対 象 居 住 地 域 における MM 世 帯 を 対 象 としたコミュニケーション( 狙 い: 全 般 的 な 交 通 行 動 変 容 ) 職 場 における MM 職 場 の 職 員 を 対 象 としたコミュニケーション ( 狙 い: 通 勤 + 業 務 交 通 の 行 動 変 容 ) 学 校 における MM 小 学 校 中 学 校 の MM 的 授 業 の 実 施 ( 狙 い 1: 児 童 の 長 期 的 行 動 変 容 ) ( 狙 い 2: 児 童 の 家 族 の 即 時 的 な 行 動 変 容 ) 特 定 路 線 における MM 利 用 促 進 をねらいとしたコミュニケーション (3)モビリティ マネジメント 施 策 の 種 類 モビリティ マネジメントは 先 に 説 明 したように 自 発 的 な 行 動 の 変 化 を 導 く ための コミュニケーションを 中 心 とした 交 通 施 策 ( 政 策 ) である しかし 自 発 的 な 行 動 の 変 化 をサポートするものであることから コミュニケーション 以 外 の 次 のような 様 々な 交 通 運 用 施 策 も 含 まれる 1)コミュニケーション 施 策 自 発 的 な 行 動 変 容 を 導 く 最 も 基 本 的 な 方 法 で 人 々の 意 識 や 認 知 にコミュニケ ーションを 通 じて 直 接 働 きかけ それを 通 じて 行 動 の 変 容 を 目 指 す 施 策 である 1コミュニケーションの 要 素 技 術 MM の 基 本 となるコミュニケーション 施 策 は 次 のようないくつかの 技 術 の 組 み 合 わせ で 実 施 することが 一 般 的 である 依 頼 法 単 なる 呼 びかけ であり こうした 呼 びかけを 行 うだけで 行 動 変 容 の 意 図 が 活 性 化 される 行 動 プラン 法 行 動 変 容 をするとしたら 具 体 的 にどの 様 に 実 行 するかの 行 動 プラン の 策 定 を 要 請 する 方 法 で 極 めて 有 効 な 技 術 であることが 様 々な 研 究 によって 明 ら かになっている アドヴァイス 法 行 動 変 容 にとって 必 要 な 情 報 を アドヴァイス という 形 で 提 供 する 方 法 で ある これにはひとり 一 人 個 別 のアドヴァイスを 提 供 するもの( 個 別 アドヴァ イス 法 )と 複 数 個 人 から 構 成 される 集 団 を 対 象 にアドヴァイスを 提 供 するもの ( 集 団 アドヴァイス 法 )がある フィードバック 法 ひとり 一 人 の 行 動 や 状 況 を 測 定 し それを フィー ドバック することで 自 分 自 身 の 行 動 についての 注 意 を 喚 起 し それを 通 じ て 行 動 変 容 の 契 機 とする ものである これもまた 集 団 的 なものと 個 別 的 な ものがある 出 典 :モビリティ マネジメント 交 通 をとりまく 様 々な 問 題 解 決 に 向 けて 国 土 交 通 省 67
2トラベル フィードバック プログラム モビリティ マネジメントの 代 表 的 なコミュニケ-ション 施 策 として トラベ ル フィードバック プログラム(Travel Feedback Program: 以 下 TFP)と 呼 ばれ る 施 策 が 挙 げられる TFPとは 大 規 模 かつ 個 別 的 なコミュニケーション 施 策 の 一 種 であり 複 数 回 の 個 別 的 なやりとりを 通 じて 対 象 者 の 交 通 行 動 の 自 発 的 な 変 容 を 期 待 する 施 策 である TFPのプラグラム 形 態 の 代 表 的 なものとして フルセットTFP 簡 易 TFP ワンシ ョットTFPの3つがある 各 TFP の 基 本 的 な 流 れは 下 図 に 示 すとおりである フルセットTFP いわば フルセット のTFPであり 後 述 する 簡 易 TFPに 事 後 のフィードバッ クを 加 えたもの 最 も 大 きな 効 果 が 期 待 できるが 参 加 率 が 低 下 する 傾 向 にあ る 点 を 注 意 する 必 要 がある 簡 易 TFP 一 定 の 参 加 率 と 一 定 の 効 果 の 双 方 を 期 待 できる 最 も 基 本 となるTFPである ワンショットTFP 簡 易 TFP から 事 前 調 査 を 削 除 したもので 予 算 が 限 られている 場 合 や 事 前 調 査 がなくてもある 程 度 個 別 的 な 情 報 が 提 供 可 能 な 場 合 に 得 策 である 出 典 :モビリティ マネジメント 交 通 をとりまく 様 々な 問 題 解 決 に 向 けて 国 土 交 通 省 68
3その 他 のコミュニケーション 手 法 その 他 のコミュニケーションの 手 法 としては 次 のものがあり TFP やこれら の 手 法 を 組 み 合 わせて 自 発 的 な 行 動 変 容 を 促 すことが 重 要 である ニューズレター 当 該 地 域 の 交 通 問 題 や 交 通 に 関 わる 一 般 的 な 問 題 についてのコラムなどから 構 成 されている 過 度 な 自 動 車 利 用 からの 行 動 変 容 についての 基 本 的 な 意 識 に 働 きかけるものである 講 習 会 参 加 できる 人 数 が 限 られたものとなる 傾 向 があるが ニューズレターやマスメ ディアよりも より 説 得 的 に 多 面 的 な 情 報 メッセージを 提 供 することができ る ワークショップ 参 加 できる 人 数 が 限 られたものとなる 傾 向 があるが 地 域 社 会 や 当 該 組 織 にお ける 社 会 学 で 言 われるいわゆる オピニオンリーダー の 方 達 の 参 加 が 期 待 で きるのなら 口 コミ による 情 報 伝 達 がなされる 可 能 性 があり 集 計 的 なレベ ルにおいても 影 響 が 生 ずる 可 能 性 は 大 いに 期 待 できる マスメディア ニューズレターと 同 様 に 新 聞 ラジオ 雑 誌 などを 通 して 過 度 な 自 動 車 利 用 からの 行 動 変 容 についての 基 本 的 な 意 識 に 働 きかけるものである 2) 交 通 整 備 運 用 改 善 施 策 自 発 的 な 行 動 変 容 をサポートすることを 目 的 とした 公 共 交 通 の 利 便 性 の 向 上 や 料 金 施 策 など(pull 施 策 )や 自 動 車 の 利 用 規 制 や 課 金 施 策 など(push 施 策 )を 意 味 する コミュニケーション 施 策 と 適 切 に 組 み 合 わせることで 自 発 的 な 行 動 変 容 をより 大 きく 期 待 できるモビリティ マネジメントの 展 開 が 可 能 となる 3) 一 時 的 な 交 通 運 用 改 善 施 策 財 源 や 合 意 形 成 の 問 題 などのために しばしば 上 記 の 様 な 交 通 運 用 改 善 施 策 の 実 施 が 難 しい 場 合 がある その 場 合 には それらの 施 策 を 一 時 的 に 実 施 するだ けでも 自 発 的 な 行 動 変 容 をサポートすることができる (4) 国 内 外 から 得 られた 知 見 ほとんど 全 ての 事 例 において 以 下 の 結 果 が 得 られている 自 動 車 利 用 が 約 1~3 割 削 減 公 共 交 通 利 用 が 増 加 出 典 :モビリティ マネジメント 交 通 をとりまく 様 々な 問 題 解 決 に 向 けて 国 土 交 通 省 69
実 施 内 容 市 民 児 童 生 徒 従 業 員 を 対 象 とした 自 動 車 から 公 共 交 通 への 転 換 を 促 す 働 きかけを 行 っていく モビリティ マネジメントは 公 共 交 通 を 利 用 できる 環 境 にありながら 利 用 しない 市 民 を 中 心 に 実 施 し その 効 果 を 検 証 した 上 で 中 長 期 的 に 実 施 可 能 かどうか 今 後 検 討 していく 生 徒 自 らがバス 利 用 に 参 加 することで 地 域 づくりに 貢 献 できる 体 験 をすることを 目 的 として 小 中 学 生 高 校 生 によるバス 利 用 促 進 策 を 検 討 していく 1 住 民 利 用 者 向 けプログラム 対 象 : 市 民 ( 中 心 部 ) プログラム 内 容 :100 名 の 市 民 を 対 象 に 使 いやすいバスマップを 作 成 配 布 するとと もに コミュニケーション アンケートを 実 施 する その 検 証 結 果 を 次 年 度 以 降 の 施 策 内 容 へ 反 映 する 効 果 : 過 度 なマイカー 依 存 を 脱 却 するため 移 動 手 段 の 選 択 肢 として 公 共 交 通 を 市 民 のライフスタイルへ 位 置 づける 対 象 : 市 民 ( 郊 外 部 ) プログラム 内 容 :マイタウン バスが 運 行 する 地 域 ( 西 部 北 部 南 部 東 部 地 域 )の 住 民 へ 公 共 交 通 を 利 用 するライフスタイルを 提 案 し 地 域 住 民 の 一 層 の 活 用 を 図 ると ともに 運 営 の 担 い 手 を 養 成 する 効 果 :マイタウン バスの 利 用 者 が 増 加 し 将 来 にわたり 路 線 を 安 定 的 に 維 持 するこ とができる 2 モデル 団 体 向 けプログラム 学 校 向 け 対 象 : 市 内 小 中 学 校 プログラム 内 容 : 自 家 用 車 にできるだけ 依 存 せずに 生 活 することが 社 会 にも 個 人 に も 望 ましいことを 周 知 する 教 材 を 用 意 し それによる 交 通 環 境 学 習 を 実 施 する 効 果 : 低 年 齢 時 から 学 習 することにより 公 共 交 通 利 用 の 意 識 の 形 成 を 図 る 職 場 向 け 対 象 : 市 内 事 業 所 ( 市 役 所 ) プログラム 内 容 : 公 共 交 通 利 用 を 促 す 資 料 を 作 成 配 布 するとともに 通 勤 手 段 別 コ スト 比 較 や 通 勤 手 段 の 変 更 意 向 に 関 するアンケートを 実 施 することにより マイカー からマイカー 以 外 の 移 動 手 段 への 転 換 を 促 し その 定 着 を 図 る 効 果 : 交 通 渋 滞 の 緩 和 環 境 負 荷 の 低 減 などの 効 果 を 市 内 企 業 にアピールし 同 様 の 取 組 みを 促 す 3 MM 協 力 団 体 の 公 募 モビリティ マネジメント 実 施 にあたっては 協 力 団 体 の 公 募 を 行 うとともに 公 共 交 通 に 関 心 のある 個 人 に 研 修 を 受 けてもらい モビリティ マネージャーとして 協 力 してもらえるような 運 用 を 検 討 していく 70
< 参 考 事 例 1> 利 用 者 にわかりやすい 系 統 番 号 の 共 通 化 実 施 地 域 大 分 県 大 分 市 実 施 主 体 大 分 県 大 分 市 大 分 県 バス 協 会 実 施 対 象 市 内 全 世 帯 実 施 規 模 約 19 万 世 帯 実 施 時 期 2006~2007 年 度 内 容 大 分 市 を 中 心 とする 地 域 では 主 に2つのバス 事 業 者 が 路 線 バスを 運 行 しているが 事 業 者 毎 に 行 先 番 号 の 体 系 が 異 なる 上 利 用 者 にその 存 在 や 意 味 があまり 知 られていなかった そのため 大 分 県 大 分 市 とバス 業 界 の 連 携 により 共 通 のルールに 基 づき 利 用 者 にとって 走 行 経 路 がわかりやすい 系 統 番 号 の 共 通 化 を 行 い 車 両 路 線 図 時 刻 表 バス 停 に 使 用 した さらに 市 内 全 世 帯 ( 約 19 万 世 帯 )に 共 通 の 系 統 番 号 を 用 いた 公 共 交 通 マップを 配 布 した 共 通 化 された 系 統 番 号 は 市 内 中 心 部 の 走 行 経 路 ( 基 幹 経 路 )を 示 すアルファベットと 行 先 と 示 す2 桁 の 数 字 からなっている また 公 共 交 通 マップは 酒 造 メーカー 等 の 協 賛 を 得 て 平 成 19 年 度 から 広 告 収 入 により 約 10 万 部 が 発 行 され 大 分 市 の 転 入 届 受 付 窓 口 等 で 配 布 されている 効 果 バス 事 業 収 入 が 約 1.5% 年 間 で 約 5000 万 円 の 増 加 が 見 込 めるとの 結 果 となった また 便 益 として 省 エ ネルギー 効 果 のみを 用 いて 費 用 便 益 比 を 求 めたところ 3.48となった 利 用 者 向 けパンフレット 出 典 :モビリティ マネジメント 交 通 をとりまく 様 々な 問 題 解 決 に 向 けて 国 土 交 通 省 71
< 参 考 事 例 2> 交 通 運 用 改 善 と 合 わせた 職 場 モビリティ マネジメント 実 施 地 域 京 都 府 京 都 市 南 区 久 世 工 業 団 地 周 辺 実 施 主 体 久 世 工 業 団 地 周 辺 地 域 共 同 運 行 シス テム 構 築 検 討 会 議 ( 国 京 都 府 京 都 市 学 識 経 験 者 京 都 商 工 会 議 所 工 業 団 地 協 同 組 合 地 元 企 業 等 ) 実 施 対 象 久 世 工 業 団 地 および 周 辺 の 事 業 所 内 容 実 施 規 模 対 象 者 約 1,700 人 ツール 配 布 対 象 者 約 500 人 実 施 時 期 2005~ 2006 年 度 対 象 地 域 の 位 置 図 京 都 市 南 区 の 久 世 工 業 団 地 およびその 周 辺 にお いては 最 寄 り 駅 への 公 共 交 通 サービスが 希 薄 なこ とが 要 因 となって 多 くの 従 業 者 は 通 勤 をマイカーに 依 存 している また いくつかの 事 業 所 では 独 自 に 送 迎 バス 等 の 運 行 を 行 っているものの 利 用 率 は 低 い ものとなっていた 2006 年 1 月 に 京 都 府 では 府 南 部 地 域 ( 京 都 市 南 区 伏 見 区 久 御 山 町 )の 企 業 経 営 者 を 対 象 とした 通 勤 交 通 マネジメントに 関 する 研 究 会 (21 社 が 参 加 ) を 設 置 して 地 域 の 交 通 サービスを 考 え 自 動 車 通 勤 から 公 共 交 通 への 転 換 を 促 すための 具 体 的 な 施 策 を 検 討 し 久 世 工 業 団 地 周 辺 における 送 迎 バスの 共 同 化 が 提 案 された 第 1ステップとしては 2006 年 9 月 に 久 世 工 業 団 地 内 および 周 辺 に 立 地 する 企 業 事 業 所 に 勤 務 する 従 業 員 ( 約 1,700 人 )を 対 象 に 通 勤 交 通 の 実 態 や 新 しい 通 勤 バス の 利 用 意 向 および 個 人 属 性 につい て アンケート 調 査 を 実 施 した 第 2ステップとしては 同 年 10 月 から11 月 にかけて 共 同 送 迎 バスの 試 験 運 行 の 準 備 として 利 用 者 数 を 推 定 し 試 験 運 行 ルートおよび 乗 降 位 置 や 運 行 ダイヤ 運 行 車 両 を 検 討 するとともに 以 下 のコミュニケ ーションを 実 施 した ニューズレター 発 行 : 当 該 地 域 の 通 勤 事 情 や 共 同 送 迎 バス 試 験 運 行 の 内 容 動 機 付 けを 目 的 とした コラムなどを 掲 載 したニューズレターを 対 象 事 業 所 に 複 数 回 配 布 記 念 講 演 : かしこいクルマの 使 い 方 を 考 える 企 業 の 取 り 組 み~ 職 場 モビリティ マネジメントを 考 える ~ をテーマに 企 業 の 職 員 研 修 として 実 施 ホームページ 問 い 合 せ 窓 口 の 設 置 :ホームページと 共 同 送 迎 バスの 運 行 に 関 わる 問 い 合 わせのた めの 電 話 を 設 置 し 運 行 便 の 混 雑 状 況 や 利 用 状 況 を 提 供 グッズ チラシの 配 布 : 対 象 事 業 所 の 全 従 業 員 に 共 同 送 迎 バスの 時 刻 表 と 実 験 への 申 込 用 紙 を 兼 ね たチラシや 利 用 に 関 するご 注 意 ( 裏 面 に 車 輌 の 写 真 ) 乗 り 方 案 内 (のりば 案 内 時 刻 表 など) 乗 車 チケット(60 回 分 ) かしこいクルマの 使 い 方 を 考 えるプロジェクト( 動 機 付 け 冊 子 ) バンドエイ ド のグッズをA5サイズのホルダーにワンセットにして 配 布 通 勤 プランの 配 布 : 申 込 者 に 送 迎 バスを 使 った 通 勤 方 法 を 情 報 提 供 交 通 診 断 の 実 施 : 希 望 者 を 対 象 に 面 談 方 式 で 通 勤 行 動 の 改 善 策 をアドバイス 72