32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 03 07 11 18 25 42 15 19 26 43 04 08 12 20 27 44 16 21 28 45 05 09 13 22 29 46 47 17 23 30 48 06 10 14 24 31 52 49 50 51 03 学 名 : Dasylirion longissimum 和 名 :ダシリリオン ロンギシマム 科 名 :クサスギカズラ 分 布 国 :メキシコ クサスギカズラ 科 という 非 常 にユニークな 名 前 を 聞 くと どんなにク サいカズラの 植 物 かと 思 わせるが 蔓 植 物 でもなければ 無 臭 の 植 物 である た だしキジカクシ 科 やユリ 科 とも 言 われていて 植 物 の 分 類 学 上 も 若 干 定 まって いない 植 物 である < こども 用 > こうみえて タマネギとかニンニクとか チューリップなどの 仲 間 です 人 も 植 物 も 見 かけだけで 判 断 してはいけないということかも 04 学 名 : Werauhia sanguinolenta 和 名 :ウェラウヒア サングイノレンタ 科 名 :アナナス 分 布 国 :タイ パイナップルの 女 王 様 とも 言 うべき 数 あるパイナップル 科 のなか でももっとも 巨 大 な 葉 をもつ 品 種 のひとつ オブジェとして 完 成 度 が 高 いこ と 室 内 に 異 常 に 強 いことから 様 々な 室 内 緑 化 のプロジェクトにも 期 待 できる 品 種 < こども 用 > この 葉 っぱのなかに 雨 の 水 がたまるようになっていて そのな かで 南 米 のカエルたちは 卵 を 産 みます 敵 におそわれることなく 安 心 できる からです 05 学 名 : Adenium arabicum 和 名 : 砂 漠 のバラ(さばくのばら) 科 名 :キョウチクトウ 分 布 国 :イエメン サウジアラビア 砂 漠 には 色 がない そんな 中 で 出 会 うこの 花 は 見 たものすべての 心 を 奪 うほど 鮮 やかである 内 戦 で 情 勢 が 不 安 定 なイエメン 本 土 で 見 たその 姿 は 危 険 を 顧 みず 会 いに 行 ってよかったと 思 えるだけの 感 動 があった 種 はタンポ ポのように 羽 をもち 風 に 乗 って 分 布 を 広 げる < こども 用 > さばくのバラという 名 前 だけど バラの 仲 間 ではないです ち なみにおれは 秘 境 でこの 砂 漠 のバラの30 倍 くらいの 大 きさのものを 見 た よ! 1 本 文 写 真 :NO.3 25 27 29 40 42 51 Shuhei Nomachi
06 学 名 : Bismarckia nobilis 和 名 :ビスマルクヤシ 科 名 :ヤシ 分 布 国 :マダガスカル 日 本 中 の 植 物 園 が 永 きに 渡 って 手 に 入 れたくて 何 十 年 も 手 に 入 れら れなかったというマダガスカルの 銀 色 のヤシ そら 植 物 園 が 日 本 に 始 めて 導 入 に 成 功 し 周 囲 を 驚 かせたのはまだほんの 数 年 前 である < こども 用 > 世 界 には たくさんの 銀 色 の 植 物 があるけれどこのヤシはその なかでも 特 にきれいな 色 をしているものです 07 学 名 : Phyllostachys heterocycla f. bicolor 和 名 : 金 目 孟 宗 竹 (きんめもうそうちく) 科 名 :イネ 分 布 国 : 中 国 そもそも 竹 は 外 来 種 であり 古 くから 日 本 に 帰 化 して 森 林 を 侵 略 し 拡 大 傾 向 にあるが 優 れた 有 用 植 物 であるがゆえにその 地 位 がゆらぐことはな い この 竹 は 国 中 に 広 く 分 布 する 孟 宗 竹 から 緑 色 と 黄 金 色 が 交 互 に 節 を 彩 る 突 然 変 異 の 株 として 日 本 で 発 見 され 金 明 孟 宗 竹 と 名 付 けられた 鑑 賞 用 の 品 種 根 津 美 術 館 などにも 植 えられている < こども 用 > なぜこの 竹 は 曲 がっているのでしょうか いや その 前 に なぜ 普 通 の 竹 はまっすぐ 生 えるのでしょうか ニュートンだって 身 のまわり にある 不 思 議 から 引 力 の 存 在 を 発 見 したんだって! 08 学 名 : Dioscorea macrostachya 和 名 :メキシコ 亀 甲 竜 (めきしこきっこうりゅう) 科 名 :ヤマノイモ 分 布 国 :メキシコ 日 本 史 上 最 大 級 の 亀 甲 竜 おそるべきスピードでその 蔓 が 伸 びる 世 界 中 の 植 物 園 がほしがる 巨 大 な 一 品 である < こども 用 > この 植 物 を 気 持 ちわるいと 思 うひとも 気 持 ちよいと 思 うひ とも みんな 自 由 ということです 少 なくともこの 植 物 は 世 界 的 に 人 気 が 高 い 植 物 です 09 学 名 : Myrciaria cauliflor 和 名 :ジャボチカバ 科 名 :フトモモ 分 布 国 :ブラジル 一 度 食 べたら 必 ずファンになる このスペシャルなフルーツは 輸 送 が 困 難 であるため 日 本 では 出 回 らない 代 々 木 ヴィレッジでは 地 植 えされ 毎 年 2 回 ほど 実 をつける < こども 用 > 植 物 が 果 実 をおいしくさせるのは 鳥 や 小 動 物 たちに 食 べて もらうことで 種 を 遠 くへはこんでもらうことができるから 見 た 目 はともかく このジャボチカバの 実 があれほどオイシイのもなっとくです 2
10 学 名 : Musa Oriental Dwarf 和 名 :ムサ オリエンタルドワルフ 科 名 :バショウ 分 布 国 : 園 芸 種 世 界 で 三 番 目 に 大 量 に 消 費 されている 果 物 といえばバナナだが 意 外 とその 生 態 は 知 られていない バナナは いわゆる 多 年 草 で 毎 年 花 を 付 けた 株 は 死 ぬがその 前 に 株 元 から 新 芽 を 出 す ちなみに 普 通 バナナは4m 10 m くらいの 大 きさになってから 花 と 実 をつけるが これは 人 の 背 丈 で 実 をつ ける 矮 性 種 である < こども 用 > バナナは 実 だけではなくて 花 も 野 菜 として 食 べるし 葉 っぱ はお 皿 や 屋 根 となり 幹 は 紙 にしたりできる 役 立 つ 植 物 です 11 学 名 : Yucca rostrata 和 名 :ユッカ ロストラータ 科 名 :リュウゼツラン 分 布 国 :メキシコ アメリカ U2 のアルバム のタイトルにもなったジョシュアツリーにそっくりなこ の 木 は 同 じユッカ 属 の 仲 間 である 保 護 植 物 のジョシュアツリーに 対 して 本 種 はメキシコ 政 府 が 積 極 的 に 輸 出 を 許 可 しているもので 水 遣 りの 要 らない 庭 の 素 材 として 世 界 中 のランドスケープデザイナーから 注 目 を 浴 びている <こども 用 >この 植 物 は おれの 友 達 のメキシコ 人 プラントハンターに 頼 んで 荒 野 (こうや)からとってきてもらったものです 12 学 名 : Olea europea 'Hojiblanca' 和 名 :オリーブ ホジブランカ 種 科 名 :モクセイ 分 布 国 :スペインなど 平 和 と 繁 栄 の 象 徴 として 国 連 のシンボルにもなっているオリーブは 果 樹 の 中 でもっとも 長 寿 の 木 イスラム 教 ユダヤ 教 キリスト 教 において 聖 木 とされ 実 は 西 アジアが 起 源 で 数 千 年 かけて 世 界 中 に 広 まった オリーブの 魅 力 を 語 るにはいくら 言 葉 を 並 べても 足 りないが 言 わずと 知 れた 世 界 のシン ボルツリーである < こども 用 > オリンピックのシンボルといえば オリーブ この 木 は 樹 齢 60 年 ほどです 13 学 名 : Alluaudia ascendens 和 名 : 太 二 つ 葉 金 棒 (ふとふたつば かなぼう) 科 名 :ディディエレア 分 布 国 :マダガスカル 棘 の 森 と 呼 ばれる 世 界 で 類 をみないトゲ 植 物 ばかりで 成 り 立 つ 森 林 が マダガスカル 南 部 に 存 在 する その 森 を 形 成 している 中 心 的 存 在 がこのアロー ディアであり マダガスカル 固 有 種 である 現 在 地 元 の 人 が 炭 にするために 切 り 倒 すなどの 問 題 で 絶 滅 が 危 惧 されている < こども 用 > これはトゲがあるからといって サボテンではないけど この 植 物 のトゲの 根 元 にある 葉 っぱをよく 見 るとハート 型 をしてるよ 3
14 学 名 : Chamaerops humilis Volcano 和 名 :チャメロプス フミリス ボルケーノ 科 名 :ヤシ 分 布 国 :イタリア アントニ ガウディ がかつて 建 築 のモチーフにしたチャメロプスと いうヤシの 変 種 で 日 本 に 初 めて 輸 入 に 成 功 したものである < こども 用 > イタリアの 火 山 にだけに 生 えていて 寒 さにも 暑 さにもめちゃ めちゃ 強 いヤシです 15 学 名 : Puya coerulea 和 名 :プヤ セルーレア 科 名 :アナナス 分 布 国 :チリ アンデス 山 脈 に 生 息 する 高 山 植 物 で 葉 にワックスを 纏 い 厳 しい 環 境 を 生 き 抜 くようになっている 紫 の 驚 くほど 美 しい 花 を 気 まぐれに 咲 かす この 個 体 はチリからスペインに 輸 送 されて 育 てられ 日 本 にやってきた < こども 用 > こう 見 えてパイナップルの 仲 間 です するどいノコギリのよう な 葉 っぱに 注 意 16 学 名 : Citrus medica Sarcodactylis 和 名 : 仏 手 柑 (ぶっしゅかん) 科 名 :ミカン 分 布 国 :インド 不 老 不 死 の 珍 果 としてインドから 中 国 を 経 て 日 本 に 伝 わった 柑 橘 類 で 食 べることもできるが 現 代 では 主 に 観 賞 用 で 縁 起 物 として 正 月 などにも 飾 ら れる < こども 用 > この 不 思 議 な 形 をした 果 実 は 仏 さまの 手 のようだと 昔 から 言 われ 木 の 実 はかならず 丸 い と 決 めつけるひつようはない ということを 教 えてくれているのかもしれません 17 学 名 : Pistacia lentiscus 和 名 :ピスタチア マスティックツリー 科 名 :ウルシ 分 布 国 :スペイン 2 億 は 稼 げる と 期 待 している 植 物 暑 さ 寒 さ 日 当 り 日 陰 関 係 なく 育 ち 乾 燥 や 潮 風 病 害 虫 にも 強 い 剪 定 にも 強 く この 標 本 のようにトピアリ 状 に 仕 立 てたり 自 由 に 造 形 できる 一 方 奇 をてらった 姿 をせずナチュラルな 姿 でガーデンにやわらかさを 与 えてくれることや 素 朴 な 花 と 赤 ピンクのかわいい 実 も 魅 力 だ < こども 用 > この 植 物 の 汁 はチューイングガムになったりデザートなどのか くし 味 に 使 われます あのおいしいピスタチオの 仲 間 でもあります 4
18 学 名 : Selaginella tamariscina 和 名 :イワヒバ イワマツ 科 名 :イワヒバ 分 布 国 : 中 国 日 本 推 定 樹 齢 100 年 日 本 の 山 間 部 に 自 生 するシダ 植 物 の 一 種 乾 燥 する と 葉 を 丸 め 枯 れたように 見 えるが 水 をあげるとすぐに 青 々しい 葉 をひろげた りする 不 思 議 な 植 物 黒 い 茎 のような 部 分 は 仮 幹 といってそこに 他 の 植 物 が 住 みつくことも < こども 用 > 死 んだように 見 えても 復 活 することから その 名 も 復 活 草 お れはこの 植 物 ほしさに ガケを 登 ってハンティングしていたときに 死 にかけ たことがあります 19 学 名 : Aechmea dichlamydea var. trinitensis 和 名 :エクメア ディクラメディア バラエティ トリニテンシス 科 名 :アナナス 分 布 国 :ベネズエラ パイナップル 科 の 植 物 は 生 涯 の 最 後 にその 命 を 懸 けて 花 を 咲 かせ そして 子 孫 を 残 して 死 んでいくものが 多 い 目 の 前 の 一 本 の 花 が 命 と 引 き 換 えに 咲 いていると 知 ると その 色 も 形 も 命 の 輝 きそのものをより 一 層 感 じさせ てもらうことができる < こども 用 > 自 分 の 命 と 引 き 換 えに 花 を 咲 かせて 子 供 を 産 んでいる 最 中 です 動 物 も 人 間 も 植 物 も 親 が 子 供 を 産 むのはやっぱり 命 がけだということです 20 学 名 : Nepenthes truncata 和 名 :ウツボカズラ 科 名 :ウツボカズラ 分 布 国 :フィリピン 世 界 一 大 きな 食 虫 植 物 として 有 名 なネペンテス ラジャを 上 回 る 可 能 性 があるとしたら 英 国 のテレビプロデューサー デービット=アッテンボ ロにちなんで 名 付 けられたネペンテス アッテンボロギーか このネペンテス トランカータだろう フィリピンの 自 生 地 では その 大 きさゆえに 虫 だけでな く ほ 乳 類 をも 喰 らう < こども 用 > 虫 だけでなく 野 ネズミも 食 べてしまう 巨 大 な 食 虫 植 物 い ちど 虫 が 入 ると 出 られなくなるようになっているので よかったら 袋 の 内 がわ をそっとさわってみよう 21 学 名 : Adansonia sp. 和 名 :バオバブ 科 名 :パンヤ 分 布 国 :マダガスカル 見 ただけで 涙 がでた そんな 経 験 は いまのところマダガスカルでバ オバブの 木 を 見 たときだけだ そんなバオバブの 雄 大 な 姿 を 凝 縮 し 盆 栽 仕 立 てにした 価 値 ある 一 品 < こども 用 > 星 の 王 子 様 にでてくる 大 きな 木 は このバオバブの 木 のこ とです アフリカやマダガスカルにいけば いまいるビルくらい 大 きなバオバ ブに 出 会 えるかも!? 5
22 学 名 : Ficus religiosa sri maha bodhiya 和 名 :スリーマハー 菩 提 樹 (すりーまはーぼだいじゅ) 科 名 :クワ 分 布 国 :スリランカ お 釈 迦 さまが 実 際 にその 木 の 根 元 に 座 って 悟 りを 開 いたとして 有 名 な ブッダガヤにある 菩 提 樹 からとれた 分 け 木 を 紀 元 前 288 年 にスリランカ 国 王 が 植 樹 した 樹 がいまなお 現 存 し( 樹 齢 2000 年 以 上 ) スリーマハー 菩 提 樹 と 呼 ばれている 世 界 最 古 の 人 が 植 えた 樹 としても 有 名 で これは 正 真 正 銘 その 子 孫 木 である < こども 用 > これは おしゃか 様 が 本 当 に 植 えた 木 の 子 孫 です スリラン カから 日 本 にはるばるやってきた 23 学 名 : Pachypodium geayi 和 名 :アアソウカイ 科 名 :キョウチクトウ 分 布 国 :マダガスカル アアソウカイ という 和 名 がついている なぜ ああそうかい という 名 前 になったかその 理 由 を 知 れば そのパッとしない 理 由 に ああそうかい と 残 念 な 感 じでうなずくことになる < こども 用 > アアソウカイ という 名 前 の 植 物 です 植 物 の 名 前 は 変 なも のが 多 いけど いつも 意 味 がこめられているんですよ 24 学 名 : Brainea insignis 和 名 :ソテツワラビ 科 名 :シシガシラ 分 布 国 : 台 湾 マレーシア タイ 人 プラントハンター に 頼 むと 彼 らは 山 へ 行 き この 植 物 をハン ティングしてきてくれる とってきた 植 物 は 厳 しいタイ 政 府 の 検 査 を 通 過 し て 輸 出 される 日 本 にはまだ 入 ってきたばかりの 植 物 であるが その 熊 みたい な 風 貌 で 観 葉 植 物 として 人 気 を 集 め さまざまなグリーン 屋 さんが 仕 入 れに 来 る < こども 用 > 海 外 の 山 に 行 ったら ときどきケモノみたいな 植 物 にであう そういうおもしろい 植 物 を 宝 さがしのように 見 つけてくる 仕 事 をプラントハ ンターとよぶこともあります 25 学 名 : Bursera glabrifolia 和 名 :コーパルノキ 科 名 :カンラン 分 布 国 :メキシコ ブルセラショップ といえば 女 子 高 生 などの 中 古 セーラー 服 などを 売 っ ている マニアックな 店 の 俗 称 である ブルセラといえば メキシコ 原 産 の 多 肉 植 物 で 乳 香 の 木 の 仲 間 であり その 聖 なる 香 りは 教 会 で 死 者 を 葬 る 際 に 手 向 けられたりするものである まちがっても 性 なる 香 りがするブルセラショッ プとの 関 係 はない < こども 用 > この 植 物 からはお 香 ができるんだけど そのかおりは 教 会 で 死 んだひとを 見 送 るときにささげられるんだって 6
26 学 名 : Agave sp. variegata 和 名 :アガベ 不 明 種 科 名 :リュウゼツラン 分 布 国 :メキシコ 百 年 に 一 度 咲 く 花 という 意 味 でセンチュリープラントと 名 付 けられる ほど 滅 多 に 花 を 咲 かせないのがこのアガベという 植 物 である アガベはアメ リカやメキシコの 荒 野 に 生 息 する 多 肉 植 物 で テキーラの 原 料 になるものなど 様 々な 種 類 がある < こども 用 > いまこの 植 物 は 命 をかけて 出 産 中 です まっすぐ 立 っているの は 花 のあとで それにくっ 付 いているのは むかご と 言 って この 植 物 の 赤 ちゃんたちです 27 学 名 : Ferocactus peninsulae 和 名 :フェロカクタス 科 名 :サボテン 分 布 国 :メキシコ 日 陰 を 作 る 為 にサボテンは 棘 を 生 やして 熱 い 砂 漠 の 気 候 を 乗 り 切 っ ている そもそも 棘 は 葉 っぱが 変 化 したものであり このサボテンのように 芸 のあるものも 多 い 本 種 は 螺 旋 状 に 波 打 つ 幹 も 息 をのむほど 美 しい < こども 用 > この 植 物 の 名 前 フェロカクタスとは おそろしいトゲ とい う 意 味 で その 名 のとおり 最 強 のトゲを 持 っているのでぜひ 気 をつけてさわっ てみて 28 学 名 : Brachychiton bidwillii 和 名 :ブラキキトン ビドウィリー 科 名 :アオギリ 分 布 国 :オーストラリア 肥 満 大 国 オーストラリアからやってきた とにかく 太 ることが 得 意 な 木 こう 見 えて 炎 のような 紅 い 花 を 咲 かす ちなみに 代 々 木 ヴィレッジにある 太 っ たボトルツリーは この 木 の 仲 間 である < こども 用 > 人 間 にとってどうかはわかりませんが 植 物 のなかでは 見 た 目 が デブのほうが いい 木 とされています 29 学 名 : Opuntia spp. 和 名 :ガラパゴスウチワサボテン 科 名 :サボテン 分 布 国 :エクアドル 奇 跡 の 島 ガラパゴス 島 だけに 自 生 する 貴 重 なウチワサボテンで 日 本 では 滅 多 にお 目 にかかれない 貴 重 な 一 品 < こども 用 > イグアナに 食 べられるから 背 を 伸 ばして 食 べられないように 進 化 したサボテンです 7
30 学 名 : Stephania venosa 和 名 :ニセオッパイプランツ 科 名 :ツヅラフジ 分 布 国 :タイ 食 べるとおっぱいが 大 きくなる と 世 界 中 で 評 判 になりサプリメン トにもなっている タイの 山 岳 地 帯 に 自 生 するイモみたいな 植 物 を 現 地 のひと はガオクルアと 呼 ぶ ガオクルアには おっぱいが 大 きくなる 種 類 とそうでな い 種 類 があり 残 念 ながら 本 種 はおっぱいが 大 きくならないほう 全 くもって 残 念 な 植 物 である < こども 用 > 食 べるとおっぱいが 大 きくなる!? 植 物 31 学 名 : Olea europaea var.sylvestris 和 名 :ワイルドオリーブ 科 名 :モクセイ 分 布 国 :スペイン 野 生 種 のオリーブ で 葉 っぱが 通 常 のオリーブの5 分 の1ほどの 大 き さしかないが このワイルドオリーブから 穫 れるオイルは 栄 養 価 がたかい < こども 用 > このオリーブもめずらしいんだけど 今 度 おれはアフリカのジ プチという 国 にある 秘 境 に このオリーブの 新 種 を 探 しにいくよ! 32 学 名 : Encephalartos horridus 和 名 :(エンセファラトス ホリダス) 科 名 :ソテツ 分 布 国 : 南 アフリカ マイクロチップ をその 植 物 に 埋 め 込 み 違 法 に 乱 獲 されるのを 防 ぐこ とをアフリカ 政 府 が 余 儀 なくされるほどの 保 護 植 物 象 牙 などと 同 じようにワ シントン 条 約 で 規 制 されており そういった 植 物 の 国 際 取 引 は CITES という 栽 培 証 明 書 が 必 要 になる < こども 用 > この 植 物 は 野 球 ボールくらいの 大 きさでだいたい 値 段 が 20 万 円 くらい ちなみに アフリカの 道 端 でこの 植 物 を 引 っこ 抜 くと 逮 捕 さ れます 33 学 名 : Lodoicea maldivica 和 名 :フタゴヤシ 科 名 :ヤシ 分 布 国 :セーシェル 世 界 いち 卑 猥 な 種 子 とも 言 われるこの 種 はセーシェル 諸 島 のプララ ン 島 という 楽 園 に 生 息 している まさに 女 性 そのものの 形 をしていることから さまざまな 神 話 を 持 つが もっとも 注 目 すべきは 肝 心 なところにちゃんと 毛 が 生 えていることである < こども 用 > このちょっとエッチな 種 は 世 界 いち 大 きな 種 と 言 われてて なんと 葉 っぱもでかくて 車 くらいの 大 きさになるよ 8
34 学 名 : Phyllostachys nigra sp. 和 名 :- 科 名 :イネ 分 布 国 :- タイの 王 族 カンポン タンサッチャ 氏 の 手 がけるパタヤの 植 物 園 から いただいた 世 界 レベルの 超 貴 重 植 物 竹 の 仲 間 としては 珍 しく 蔓 性 で なお かつ 幹 が 黒 いという 驚 きの 個 性 を 持 っており 鑑 賞 できるだけでも 幸 せと 思 っ ていただきたい 一 品 である < こども 用 > こうみえて 竹 の 仲 間 ちなみに 竹 はイネ 科 の 植 物 です 35 学 名 : Agave filifera compacta 'Pinky' 和 名 :アガベ ピンキー 科 名 :リュウゼツラン 分 布 国 :メキシコ 園 芸 品 種 世 紀 の 植 物 とか センチュリープラントという 呼 び 名 の 通 り 100 年 に 一 度 しか 花 を 咲 かせないと 形 容 されるアガベという 植 物 は 実 は200 種 を 超 えるほどたくさんの 種 類 がある その 中 でもこのピンキーと 呼 ばれる 品 種 は もっとも 高 額 でプラントハンターたちや 愛 好 家 のなかで 取 引 されたアガベ のひとつともいわれる < こども 用 > この 多 肉 (たにく) 植 物 の 花 を 見 た 人 はこの 世 にまだいないと 言 われています 36 学 名 : Welwitschia mirabilis 和 名 : 奇 想 天 外 (きそうてんがい) 科 名 :ウェルウィッチア 分 布 国 :ナミビア アンゴラ 1 科 1 属 1 種 この 地 球 上 に27 万 種 類 あると 言 われている 多 様 な 植 物 群 のなかで どの 植 物 とも 一 線 を 画 す まさに 珍 奇 植 物 の 代 表 格 しかし 意 外 と 日 本 のサボテン 屋 さんで 数 千 円 で 売 らていることもある < こども 用 > 死 ぬほど 暑 くて 水 もない 砂 漠 で2000 年 以 上 も 生 きることが できるこの 植 物 の 生 がいは たった2 枚 の 葉 っぱをひたすらのばしつづけるこ とだけ いろんな 人 生 があっていいということ です 37 学 名 : Cissus sp. 和 名 :シッサス 不 明 種 (しっさす ふめいしゅ) 科 名 :ブドウ 分 布 国 :イエメン 名 前 が 不 明 のこの 植 物 は 情 勢 が 不 安 定 に 成 り 始 めていた2011 年 のイエメンで 見 つけた シッサスの 仲 間 と 推 測 される < こども 用 > いま 戦 争 がおきているアラブの 国 から4 年 前 におれがハンティ ングした 植 物 です もうその 国 には 行 けないから 日 本 にたったひとつしかな いきちょうな 植 物 なんですよ! 9
38 学 名 : Pachypodium enigmaticum 和 名 :- 科 名 :キョウチクトウ 分 布 国 :マダガスカル 本 邦 初 公 開 まだ 日 本 人 では 小 林 さんとおれしか 見 たことのない 超 貴 重 な 一 品 < こども 用 > こんなふうにみえて 大 きな 大 きな 黄 色 い 花 を 咲 かせます 39 学 名 : Dypsis leptocheilos 和 名 :テディベア パーム 科 名 :ヤシ 分 布 国 :マダガスカル 偽 物 に 注 意! ちまたで テディベアパームと 名 乗 って 流 通 してい る 観 葉 植 物 の 多 くはたしかに 似 ているが それはたぶん 偽 物 で Dypsis lastelliana という 品 種 である しかし 本 当 にテディベアパームと 呼 んでいい のは Dypsis leptocheilos という 品 種 が 正 真 正 銘 のもので 前 者 に 比 べて 成 長 が 早 く 幹 も 紅 くなり 耐 寒 性 も 高 い < こども 用 > テディベアのように 赤 茶 色 で 幹 に 毛 が 生 えていることから その 名 前 がついた 日 本 ではめったに 見 ることができないヤシです 40 学 名 : Fockea edulis 和 名 : 火 星 人 (かせいじん) 科 名 :ガガイモ 分 布 国 : 南 アフリカ 火 星 人 という 和 名 がついているのも 納 得 の 多 肉 植 物 である < こども 用 > 植 物 は ふとっているほうが 人 気 がある というケースが 多 い です 41 学 名 : Platycerium willinckii 和 名 :コウモリラン ナガバビカクシダ 科 名 :ウラボシ 分 布 国 :マレーシア インドネシア あまり 人 に 教 えたくない 情 報 ではあるが 実 はコウモリランのウィ リンキーという 品 種 は 耐 寒 性 があり 都 内 なら 屋 外 でも 育 てることができ る 代 々 木 ヴィレッジでこれの30 倍 くらいの 大 きさのものが 年 中 青 々と 育 っ て 人 々を 驚 かしているが そういうことである < こども 用 > コウモリランというけど コウモリにも 関 係 ないし ランでも なく シダ 植 物 です 現 地 では 他 の 植 物 にくっついて 生 きています これは ココナッツの 実 に 着 生 ( ちゃくせい ) させてみたものです 10
42 学 名 : Epiphyllum sp. 和 名 : 八 方 美 人 (はっぽうびじん) 科 名 :サボテン 分 布 国 :- 月 下 美 人 に 対 抗 できるような 植 物 を ようやく 見 つけた それがこの 八 方 美 人 夜 にだけひっそりと 咲 く 月 下 美 人 に 対 して 昼 間 からあっちこっち にたくさん 花 を 咲 かせるさまから そう 名 付 けた < こども 用 > 育 てるのがかんたんで 花 も 咲 かせるから そのうち 人 気 にな る 観 葉 植 物 なので 覚 えておいてほしい 植 物 です 43 学 名 : Senecio sp. Cristed 和 名 : 石 化 セネキオ(せきかせねきお) 科 名 :キク 分 布 国 :ナミビア 園 芸 品 種 ノーコメント < こども 用 > 想 像 してみて! 44 学 名 : Bulbophyllum fletcherianum 和 名 :バルボフィラム フレッチェリアナム 科 名 :ラン 分 布 国 :パプアニューギニア など 儒 教 の 始 祖 孔 子 が 善 人 と 一 緒 にいるとランの 香 りが 漂 ってくる ようだ と 比 喩 したというほど ランは 高 貴 で 香 りがよい 植 物 の 象 徴 だった しかしこのパプワニューギニアからやってきた 見 た 目 がちょいワル 系 のラン の 花 は 期 待 に 裏 切 ることなく ランのくせにクサい < こども 用 > ランは 学 名 をオーキッドといいますが そのオーキッドとは もともとラテン 語 でキンタマという 意 味 です 45 学 名 : Jatropha podagrica 和 名 :サンゴアブラギリ 科 名 :トウダイグサ 分 布 国 :コロンビア バイオディーゼル が 穫 れるということで 有 名 なナンヨウアブラギリの 近 縁 種 染 料 になったり 有 用 性 がないわけではないが そんなことよりもか わいいこの 見 た 目 で 愛 でてあげてほしい 植 物 である ちなみに この 植 物 は 普 通 は 赤 い 花 をつけるが ここに 展 示 しているのは 少 し 珍 しい 黄 色 の 花 の 品 種 である <こども 用 > 植 物 も 赤 ちゃんのころは 独 特 のかわいさがあって 人 間 の 赤 ちゃ んと 同 じです 11
46 学 名 : Amorphophallus paeoniifolius 和 名 :ゾウコンニャク 科 名 :サトイモ 分 布 国 :タイ 世 界 一 受 けたい 授 業 で 紹 介 すべく 開 花 したものを 日 テレのスタジ オに 持 ち 込 んだ 際 クサすぎて 異 臭 騒 ぎを 起 こし 使 用 不 能 と 判 断 された 伝 説 を 持 つ これは 開 花 前 のイモの 状 態 である < こども 用 > おれが 世 界 で2 番 目 にクサいと 思 っているコンニャクの 仲 間 の イモです 花 が 咲 くと 強 れつなウンコの 香 り ちなみにこの 植 物 はコンニャク にはできないけど イモとして 食 べることができるよ! 47 学 名 : Areca catechu 和 名 :ビンロウ 科 名 :ヤシ 分 布 国 :インド マレーシア ポリネシア 陶 酔 感 と 興 奮 を 得 られるので 噛 みタバコのようにこのヤシの 実 を 口 にいれて 噛 む 習 慣 が 台 湾 などにある 麻 薬 ではないので 合 法 ではあるが かつ て 台 湾 では 若 くてセクシーな 服 を 来 た 女 性 たちが 道 端 で 売 っていることが 多 い ことから 風 紀 上 の 理 由 で 近 年 ではあまり 見 かけなくなった < こども 用 > このヤシの 種 はガムのように 食 べることができるけど 食 べす ぎるとガンになるといわれている ちょっとこわい 植 物 です 48 学 名 : Philodendron florida Osameyuki 和 名 :オサメユキ 科 名 :サトイモ 分 布 国 : 園 芸 品 種 温 度 か 湿 度 か 水 の 加 減 か 理 由 はわからないが この 植 物 は 気 まぐれ でたまに 真 っ 白 な 葉 っぱを 出 すときがある もちろんぜんぜん 出 さないときも あり どんな 栽 培 家 も 育 ててみてその 理 由 がわからなかったということで 最 近 この 植 物 が 白 い 葉 っぱを 出 す 原 因 を 運 と 断 定 することにした < こども 用 > インドネシアで 発 見 し おれの 奥 さんの 名 字 を 和 名 としてつけ た 植 物 です プラントハンターになってまだ 名 前 のない 植 物 を 見 つけたら 名 前 を 付 けることができるんだよ! 49 学 名 : Argania spinosa 和 名 :アルガンツリー 科 名 :アカテツ 分 布 国 :モロッコ アルガンオイル は 美 容 と 健 康 に 優 れた 効 果 を 持 ち 世 界 中 で 高 値 で 取 引 される 原 産 地 モロッコではオイルの 精 油 が 地 元 女 性 の 貴 重 な 産 業 となって いるが 人 間 がヤギなどを 持 ち 込 んだおかげで 現 在 絶 滅 が 危 惧 されている モロッコの 限 られた 場 所 しか 育 たないと 言 われるが 現 在 日 本 で 実 験 的 に 栽 培 実 験 をしている <こども 用 >モロッコに 行 くとこの 木 の 大 きなものがたくさん 生 えた 森 があっ て そこでは なんとヤギが 木 のぼりをしている どうしてもこの 木 になった 実 を 食 べたくて 生 きるためにヤギも 木 のぼりをおぼえたってこと! 12
50 学 名 : Tillandsia capillaris 和 名 :チランドシア カピラリス 科 名 :アナナス 分 布 国 :アルゼンチン 落 ちたら 死 ぬ ような 高 さの 木 の 上 で 採 取 した 植 物 が 必 ずしも 値 打 ち があるというわけではない しかしこのカピラリスは アルゼ ンチンの 木 の 上 で 採 取 した 非 常 にめずらしいエアープランツの 一 種 である 花 は もちろん ボニート < こども 用 > 世 界 には 木 の 上 で 枝 にくっついて 生 きている 植 物 もたくさ んある この 植 物 は こう 見 えてパイナップル 科 です 51 学 名 :? 和 名 :? 科 名 :リュウゼツラン 分 布 国 : 園 芸 品 種 タイの 変 態 植 物 育 苗 家 が 夜 な 夜 な 雌 しべと 雄 しべを 弄 くり 驚 くべ き 植 物 を 生 み 出 した それがこのドラセナとサンスベリアの 交 配 種 両 種 は 同 じリュウゼツラン 科 だが 属 がちがう 動 物 に 例 えると 同 じネコ 科 でもヤマ ネコとピューマの 間 の 子 を 作 ってしまったのと 同 じことである 学 名 はまだ 正 式 に 記 載 されていない もちろん 日 本 初 公 開 < こども 用 > きっと 去 年 なら 世 界 でも 最 もめずらしい 植 物 のひとつと 言 っ てもよかったかもしれない 植 物 です 52 学 名 : Harpagophytum procumbens 和 名 :ライオン 殺 し(らいおんごろし) 科 名 :ゴマ 分 布 国 : 南 アフリカ この 実 を 踏 んだら 最 後 ライオンが 足 から 引 き 抜 こうと 口 で 咥 える と 釣 り 針 のごとく 口 に 深 く 突 き 刺 さる 口 から 抜 く 事 ができないまま 獲 物 を 捕 らえることもできず 餓 死 することになる その 後 種 が 発 芽 し ライオンの 死 肉 を 肥 料 として 育 つという 恐 るべし 植 物 である ヒッカケイカリというパッと しない 別 名 もある < こども 用 > ライオンより 強 い 植 物 もいるんだ ということをこの 植 物 はよ く 表 しているけど そもそも 人 間 も 動 物 も 植 物 には 絶 対 にかなわないものな のかもしれません 01 学 名 : Chorisia speciosa 和 名 :トックリキワタ 酔 っ 払 いの 木 パラボラッチョ 科 名 :パンヤ 分 布 国 :アルゼンチン パラグアイ ブラジル 酔 っぱらいの 木 と 呼 ばれるほど 太 ったオッサンに 似 た 体 形 になる 南 米 桜 と 呼 ばれるほど 美 しい 花 を 咲 かす トックリ 木 綿 と 呼 ばれるほど 種 に 綿 をたくさんつける この 植 物 のおもしろさを 語 ればいろいろあるが その 幹 に ピンと 勃 ったトゲをお 茶 にいれて 飲 むと 男 性 自 身 が 元 気 になるという 言 い 伝 えもある < こども 用 > このパラボラッチョという 植 物 は 現 地 の 言 葉 で 酒 を 飲 み 過 ぎて 太 ったおっさん という 意 味 らしいです 02 学 名 : Dicksonia antarctica 和 名 :ディクソニア 科 名 :タカワラビ 分 布 国 :オーストラリア 約 4 億 年 前 海 から 上 がった 植 物 が 始 めて 巨 大 化 に 成 功 したのが この 木 性 シダの 仲 間 である この 植 物 は 太 古 の 地 球 の 面 影 を 残 す 価 値 ある 植 物 であり オーストラリア 政 府 やニュージーランド 政 府 が 資 源 として 輸 出 を 許 可 している 現 在 室 内 緑 化 などにも 期 待 が 高 まっている < こども 用 > この 植 物 の 仲 間 である 大 きなシダの 葉 っぱを 昔 恐 竜 たちは 食 べていたんだよ! 13
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