社 会 保 険 労 務 士 平 成 28 年 度 ( 第 48 回 ) 試 験 のため 法 改 正 情 報 労 働 基 準 法 Point 1 則 38 条 の 7~9 平 成 28 年 3 月 31 日 厚 労 告 示 120 号 労 働 基 準 法 施 行 規 則 38 条 の 7 から 第 38 条 の 9 までの 規 定 に 基 づき 平 成 28 年 4 月 から 同 年 6 月 30 日 までの 間 における 休 業 補 償 額 の 算 定 に 当 たり 用 いる 率 について 以 下 のように 告 示 された 1 常 時 100 人 未 満 の 労 働 者 を 使 用 する 事 業 場 における 休 業 補 償 の 額 の 算 定 に 当 たり 平 均 賃 金 の 100 分 の 60 に 乗 ずべき 率 2 常 時 100 人 未 満 の 労 働 者 を 使 用 する 事 業 場 の 属 する 産 業 が 毎 月 勤 労 統 計 に 掲 げる 産 業 分 類 にない 場 合 における 休 業 補 償 の 額 の 算 定 に 当 たり 平 均 賃 金 の 100 分 の 60 に 乗 ずる 率 3 日 々 雇 い 入 れられる 者 の 休 業 補 償 の 額 の 算 定 に 当 たり 平 均 賃 金 の 100 分 の 60 に 乗 ずる 率 別 表 第 一 に 掲 げる 率 別 表 第 二 に 掲 げる 率 別 表 第 三 に 掲 げる 率 1
労 働 安 全 衛 生 法 Point 1 法 66 条 の 10 など 平 成 26 年 10 月 1 日 法 律 82 号 政 令 326 号 ほか 平 成 27 年 6 月 1 日 施 行 (ストレスチェック 制 度 の 実 施 は 平 成 27 年 12 月 1 日 施 行 ) 労 働 災 害 の 未 然 防 止 のための 仕 組 みの 充 実 について 近 年 の 労 働 災 害 の 状 況 を 踏 まえ 労 働 者 の 健 康 状 態 を 把 握 してメンタル 不 調 に 陥 る 前 に 対 処 する 当 該 企 業 の 他 の 事 業 所 における 災 害 発 生 を 未 然 に 防 止 する 必 要 性 など 労 働 災 害 を 未 然 防 止 するための 仕 組 みが 充 実 された 1ストレスチェック 制 度 の 創 設 ( 平 成 27 年 12 月 1 日 施 行 ) 労 働 者 の 心 理 的 な 負 担 の 程 度 を 把 握 するための 医 師 保 健 師 等 による 検 査 (ストレスチェ ック)の 実 施 を 事 業 者 に 義 務 付 ける(ただし 従 業 員 50 名 未 満 の 事 業 場 は 当 分 の 間 努 力 義 務 ) ストレスチェックを 実 施 した 場 合 事 業 者 は 検 査 結 果 を 通 知 された 労 働 者 の 希 望 に 応 じて 医 師 による 面 接 指 導 を 実 施 し その 結 果 医 師 の 意 見 を 聴 いた 上 で 必 要 な 場 合 には 作 業 の 転 換 労 働 時 間 の 短 縮 その 他 の 適 切 な 就 業 上 の 措 置 を 講 じなければならない 2 受 動 喫 煙 防 止 対 策 の 推 進 ( 平 成 27 年 6 月 1 日 施 行 ) 受 動 喫 煙 防 止 のため 事 業 者 及 び 事 業 場 の 実 情 に 応 じて 適 切 な 措 置 を 講 ずることを 努 力 義 務 とする 規 定 を 設 ける 3 重 大 な 労 働 災 害 を 繰 り 返 す 企 業 への 対 応 ( 平 成 27 年 6 月 1 日 施 行 ) 重 大 な 労 働 災 害 を 繰 り 返 す 企 業 に 対 して 厚 生 労 働 大 臣 が 企 業 単 位 での 改 善 計 画 を 作 成 させ 改 善 を 図 らせる 仕 組 みが 創 設 された そして 計 画 作 成 指 示 に 従 わない 企 業 に 対 しては 厚 生 労 働 大 臣 が 勧 告 し それにも 従 わな い 場 合 企 業 の 名 称 が 公 表 される 4 外 国 に 立 地 する 検 査 機 関 等 への 対 応 ( 平 成 27 年 6 月 1 日 施 行 ) 国 際 的 な 動 向 を 踏 まえ ボイラーなど 特 に 危 険 性 が 高 い 機 械 を 製 造 等 する 際 に 受 けなければ ならないこととされている 検 査 等 を 行 う 機 関 のうち 外 国 に 立 地 するものについても 登 録 が 受 けられることとされた 2
Point 2 労 働 安 全 衛 生 規 則 の 一 部 改 正 平 成 27 年 8 月 5 日 厚 労 省 令 129 号 平 成 28 年 1 月 1 日 施 行 ( 安 全 衛 生 特 別 教 育 規 程 の 実 施 は 平 成 28 年 7 月 1 日 施 行 ) ロープ 高 所 作 業 時 の 危 険 防 止 並 びに 安 全 対 策 の 強 化 を 図 る 規 定 の 追 加 ロープで 労 働 者 の 身 体 を 保 持 して ビルの 外 装 清 掃 やのり 面 保 護 工 事 などを 行 ういわゆる ロープ 高 所 作 業 について 労 働 安 全 衛 生 規 則 に 新 たな 危 険 の 防 止 規 定 等 を 設 け 安 全 対 策 の 強 化 を 図 ることとされた 改 正 の 要 点 は 次 のとおり 1ロープ 高 所 作 業 の 定 義 は 高 さ 2 メートル 以 上 の 箇 所 であって 作 業 床 を 設 けることが 困 難 なところにおいて 昇 降 器 具 ( 労 働 者 自 らの 操 作 により 上 昇 し 又 は 下 降 するための 器 具 であって 作 業 箇 所 の 上 方 にある 支 持 物 にロープを 緊 結 してつり 下 げ 当 該 ロープに 労 働 者 の 身 体 を 保 持 するための 器 具 )を 用 いて 労 働 者 が 当 該 昇 降 器 具 により 身 体 を 保 持 しつつ 行 う 作 業 (40 度 未 満 の 斜 面 における 作 業 を 除 く ) として 明 確 にされた 2 具 体 的 には ライフラインの 設 置 メインロープ 等 の 強 度 等 調 査 及 び 記 録 作 成 作 業 計 画 作 成 作 業 指 揮 者 選 定 監 視 の 義 務 付 け 安 全 帯 の 使 用 保 護 帽 の 着 用 作 業 開 始 前 の 点 検 補 修 などの 措 置 を 行 うこととされた 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 Point 1 平 成 28 年 3 月 28 日 厚 労 省 令 41 号 介 護 ( 補 償 ) 給 付 の 最 高 限 度 額 及 び 最 低 保 障 額 の 見 直 しについて 労 働 災 害 により 介 護 を 要 する 状 態 となった 労 働 者 に 対 し 介 護 に 要 した 費 用 ( 介 護 ( 補 償 ) 給 付 )を 支 給 しているが 他 制 度 の 介 護 手 当 との 均 衡 等 を 考 慮 して 最 高 限 度 額 及 び 最 低 保 障 額 の 見 直 しが 行 われた その 額 は 下 記 のとおりである 項 目 最 高 限 度 額 最 低 保 障 額 常 時 介 護 を 要 する 者 104,950 円 (104,570 円 ) 57,030 円 (56,790 円 ) 随 時 介 護 を 要 する 者 52,480 円 ( 52,290 円 ) 28,520 円 (28,400 円 ) ( ) 内 は 現 行 額 3
Point 2 平 成 28 年 1 月 22 日 政 令 19 号 労 災 保 険 法 に 基 づく 傷 病 補 償 年 金 又 は 傷 病 年 金 と 厚 生 年 金 保 険 法 の 同 一 事 由 の 併 給 時 の 調 整 について 労 災 保 険 法 に 基 づく 傷 病 補 償 年 金 又 は 傷 病 年 金 と 同 一 の 事 由 により 厚 生 年 金 保 険 法 の 障 害 厚 生 年 金 が 併 給 される 場 合 に 傷 病 補 償 年 金 又 は 傷 病 年 金 に 乗 じる 率 について 改 正 が 行 われた 具 体 的 には 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 施 行 令 ( 昭 和 52 年 政 令 第 33 号 )の 一 部 を 改 正 するもの で 4 条 の 表 中 の 0.86 が 0.88 に 改 められた なお 平 成 28 年 3 月 以 前 の 月 分 の 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 の 規 定 による 傷 病 補 償 年 金 及 び 傷 病 年 金 について 同 法 別 表 第 一 ( 同 法 第 23 条 第 2 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 下 欄 の 額 に 乗 ずべき 率 については 従 前 の 例 によるものとする 雇 用 保 険 法 Point1 則 101 条 の 5 第 1 項 6 項 101 条 の 7 第 1 項 ほか 平 成 28 年 2 月 16 日 厚 労 省 令 20 号 平 成 28 年 2 月 16 日 施 行 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 申 請 手 続 の 見 直 しについて 従 来 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 申 請 は 原 則 として 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 を 受 けようとする 被 保 険 者 が 行 うこととなっていたが 手 続 の 効 率 化 等 の 観 点 から 労 使 協 定 があるときは 事 業 主 は 被 保 険 者 に 代 わって 公 共 職 業 安 定 所 に 支 給 申 請 書 等 の 提 出 をすることができる とされていた 見 直 し 後 は 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 を 受 けようとする 被 保 険 者 は 原 則 として 事 業 主 を 経 由 して 公 共 職 業 安 定 所 に 支 給 申 請 書 等 の 提 出 を 行 うこととなった また 労 使 協 定 の 締 結 が 廃 止 となった 4
Point2 法 71 条 平 成 26 年 6 月 13 日 法 律 69 号 平 成 27 年 11 月 26 日 政 令 390 号 審 査 請 求 と 訴 訟 との 関 係 が 改 定 された 従 来 不 服 申 立 てに 関 しては 法 69 条 第 1 項 に 規 定 する 処 分 の 取 消 しの 訴 えは 当 該 処 分 についての 再 審 査 請 求 に 対 する 労 働 保 険 審 査 会 の 裁 決 を 経 た 後 でなければ 提 起 する ことができない と 規 定 されていたが 法 69 条 第 1 項 に 規 定 する 処 分 の 取 消 しの 訴 え は 当 該 処 分 についての 審 査 請 求 に 対 する 雇 用 保 険 審 査 官 の 決 定 を 経 た 後 でなければ 提 起 することができない と 改 定 された 健 康 保 険 法 Point1 法 40 条 1 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 標 準 報 酬 月 額 の 上 限 額 が 引 き 上 げられた 標 準 報 酬 月 額 について 標 準 報 酬 月 額 等 級 区 分 の 上 限 額 は 第 47 級 の 121 万 円 であったが 3 等 級 区 分 を 追 加 して 第 1 級 から 第 50 級 とし 上 限 額 が 139 万 円 に 引 き 上 げられた なお 船 員 保 険 法 ( 法 16 条 1 項 )も 同 様 の 引 上 げが 行 われている 第 47 級 ~ 第 50 級 の 標 準 報 酬 月 額 と 報 酬 月 額 等 級 標 準 報 酬 月 額 報 酬 月 額 第 47 級 121 万 円 1,175,000 円 以 上 1,235,000 円 未 満 第 48 級 127 万 円 1,235,000 円 以 上 1,295,000 円 未 満 第 49 級 133 万 円 1,295,000 円 以 上 1,355,000 円 未 満 第 50 級 139 万 円 1,355,000 円 円 以 上 5
Point2 法 40 条 2 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 標 準 報 酬 月 額 の 最 高 等 級 区 分 の 改 定 基 準 の 見 直 しについて 政 令 で 標 準 報 酬 月 額 等 級 の 最 高 等 級 の 上 に さらに 等 級 を 加 える 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 改 定 を 行 う 場 合 その 年 の 3 月 31 日 において 改 定 後 の 標 準 報 酬 月 額 等 級 の 最 高 等 級 に 該 当 する 被 保 険 者 数 の 同 日 における 被 保 険 者 総 数 に 占 める 割 合 が 100 分 の 0.5 を 下 回 ってはな らないとされた なお 従 来 は 100 分 の 1 であった Point3 法 43 条 1 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 昭 和 28 年 3 月 14 日 保 発 0314 第 1 号 標 準 報 酬 月 額 の 随 時 改 定 の 取 扱 いが 改 定 された 随 時 改 定 は 原 則 として 固 定 的 賃 金 の 変 動 により 変 動 月 から 継 続 した 3 か 月 間 の 報 酬 ( 報 酬 支 払 基 礎 日 数 がいずれの 月 も 17 日 以 上 )の 総 額 を 3 で 除 して 得 た 額 による 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 と 現 在 の 等 級 との 間 に 2 等 級 以 上 の 差 が 生 じた 場 合 に 行 われるが 1 等 級 の 差 でも 随 時 改 定 が 行 われることとされている 取 扱 いについて 標 準 報 酬 月 額 等 級 区 分 の 上 限 額 が 引 き 上 げられたことにより 取 扱 いの 一 部 が 改 定 された 1 第 49 級 の 標 準 報 酬 月 額 にある 者 の 報 酬 月 額 が 昇 給 したことにより その 算 定 月 額 が 141 万 5,000 円 以 上 となった 場 合 2 第 50 級 の 標 準 報 酬 月 額 にある 者 の 報 酬 月 額 ( 報 酬 月 額 が 141 万 5,000 円 以 上 である 場 合 に 限 る)が 降 給 したことにより その 算 定 月 額 が 第 49 級 以 下 の 標 準 報 酬 月 額 に 該 当 する こととなった 場 合 6
Point4 法 45 条 1 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 標 準 賞 与 額 の 上 限 額 が 引 き 上 げられた 標 準 賞 与 額 の 年 度 における 累 計 額 の 上 限 が 540 万 から 573 万 円 に 引 き 上 げられた なお 船 員 保 険 法 ( 法 21 条 1 項 )も 同 様 な 引 き 上 げが 行 われている Point5 法 85 条 2 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 平 成 28 年 2 月 4 日 厚 生 労 働 省 告 示 23 号 入 院 時 食 事 療 養 費 の 食 事 療 養 標 準 負 担 額 の 算 定 方 法 の 改 定 と 引 上 げについて 食 事 療 養 標 準 負 担 額 の 額 が 平 均 的 な 家 計 における 食 費 の 状 況 及 び 特 定 介 護 保 険 施 設 等 ( 介 護 保 険 法 51 条 の 3 第 1 項 に 規 定 する 特 定 介 護 保 険 施 設 等 をいう )における 食 事 の 提 供 に 要 する 平 均 的 な 費 用 の 額 を 勘 案 して 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 額 ( 所 得 の 状 況 その 他 の 事 情 をしん 酌 して 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 者 にいては 別 に 定 める 額 ) と 改 定 され 特 定 介 護 保 険 施 設 等 における 食 事 の 提 供 に 要 する 平 均 的 な 費 用 の 額 も 勘 案 することとなっ た また 食 事 療 養 標 準 負 担 額 が 引 き 上 げられた( 青 字 が 改 定 部 分 ) 対 象 者 の 分 類 食 事 療 養 標 準 負 担 額 (1 食 につき) A B C Dに 該 当 しない 者 460 円 ( 従 来 は 260 円 ) ( 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 30 年 3 月 31 日 までは 360 円 ) B C Dに 該 当 しない 小 児 慢 性 特 定 疾 病 児 童 等 260 円 又 は 指 定 難 病 患 者 ( 新 設 ) C 低 所 得 者 Ⅱ( 市 町 村 民 税 の 非 課 税 者 等 ) 過 去 1 年 間 の 入 院 日 数 が 90 日 以 下 過 去 1 年 間 の 入 院 日 数 が 90 日 超 210 円 160 円 D 低 所 得 者 Ⅰ(70 歳 以 上 の 一 定 の 低 所 得 者 ) 100 円 なお 船 員 保 険 法 ( 法 61 条 2 項 ) 国 民 健 康 保 険 法 ( 法 52 条 2 項 ) 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 法 74 条 2 項 )も 同 様 の 改 定 と 引 上 げが 行 われている 7
Point6 法 63 条 2 項 4 号 86 条 1 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 患 者 申 出 療 養 が 創 設 された 患 者 申 出 療 養 を 創 設 して 保 険 外 併 用 療 養 費 の 支 給 の 対 象 とした 患 者 申 出 療 養 は 高 度 の 医 療 技 術 を 用 いた 療 養 であって 当 該 療 養 を 受 けようとする 者 の 申 出 に 基 づき 療 養 の 給 付 の 対 象 とすべきものであるか 否 かについて 適 正 な 医 療 の 効 率 的 な 提 供 を 図 る 観 点 から 評 価 を 行 うことが 必 要 な 療 養 として 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める もの と 規 定 されている なお 船 員 保 険 法 ( 法 53 条 2 項 4 号 63 条 1 項 ) 国 民 健 康 保 険 法 ( 法 36 条 2 項 4 号 53 条 1 項 ) 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 法 64 条 2 項 4 号 76 条 1 項 )も 同 様 な 創 設 が 行 われている Point7 則 66 条 4 項 平 成 28 年 2 月 4 日 保 発 0204 第 2 号 海 外 療 養 費 の 支 給 申 請 書 に 添 付 書 類 が 求 められた 海 外 において 受 けた 診 療 薬 剤 の 支 給 又 は 手 当 ( 海 外 療 養 )について 療 養 費 の 支 給 を 受 けよ うとするときは 申 請 書 に 以 下 の 書 類 を 添 付 しなければならなくなった なお 船 員 保 険 法 ( 則 58 条 ) 国 民 健 康 保 険 法 ( 則 27 条 ) 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 則 47 条 )も 同 様 に 添 付 書 類 が 求 められた 1 旅 券 航 空 券 その 他 の 海 外 に 渡 航 した 事 実 が 確 認 できる 書 類 の 写 し 2 保 険 者 が 海 外 療 養 の 内 容 について 当 該 海 外 療 養 を 担 当 した 者 に 照 会 することに 関 する 当 該 海 外 療 養 を 受 けた 者 の 同 意 書 8
Point8 法 99 条 2 項 102 条 2 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 の 支 給 額 の 計 算 方 法 が 改 定 された 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 の 支 給 額 について 1 日 につき 標 準 報 酬 日 額 ( 標 準 報 酬 月 額 の 30 分 の 1 に 相 当 する 額 )の 3 分 の 2 に 相 当 する 金 額 と 規 定 されていたが 1 日 につき 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 の 支 給 を 始 める 日 の 属 する 月 以 前 の 直 近 の 継 続 した 12 月 間 の 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 した 額 の 30 分 の 1 に 相 当 する 額 の 3 分 の 2 に 相 当 する 金 額 に 改 定 さ れた ただし 同 日 の 属 する 月 以 前 の 直 近 の 継 続 した 期 間 において 標 準 報 酬 月 額 が 定 められて いる 月 が 12 月 に 満 たない 場 合 にあっては 次 のいずれか 少 ない 額 の 3 分 の 2 に 相 当 する 金 額 とされている なお 船 員 保 険 法 ( 法 69 条 2 項 74 条 3 項 )も 同 様 な 改 定 が 行 われている 1 支 給 を 始 める 日 の 属 する 月 以 前 の 直 近 の 継 続 した 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 した 額 の 30 分 の 1 に 相 当 する 額 2 支 給 を 始 める 日 の 属 する 年 度 の 前 年 度 の 9 月 30 日 における 全 被 保 険 者 の 同 月 の 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 した 額 を 標 準 報 酬 月 額 の 基 礎 となる 報 酬 月 額 とみなしたときの 標 準 報 酬 月 額 の 30 分 の 1 に 相 当 する 額 Point9 法 103 条 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 出 産 手 当 金 と 傷 病 手 当 金 との 調 整 の 見 直 しについて 出 産 手 当 金 を 支 給 されている 場 合 においては その 期 間 傷 病 手 当 金 は 支 給 されなかっ たが その 受 けることができる 出 産 手 当 金 の 額 が 傷 病 手 当 金 の 額 より 少 ないときは その 差 額 が 支 給 されることになった なお 船 員 保 険 法 ( 法 75 条 )も 同 様 な 見 直 しが 行 われてい る 9
Point10 法 160 条 1 項 13 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 一 般 保 険 料 率 の 改 定 について 従 来 全 国 健 康 保 険 協 会 及 び 健 康 保 険 組 合 が 管 掌 する 健 康 保 険 の 被 保 険 者 に 関 する 一 般 保 険 料 率 は 1000 分 の 30 から 1000 分 の 120 までの 範 囲 内 において 決 定 する と 規 定 され ていたが 1000 分 の 30 から 1000 分 の 130 までの 範 囲 内 において 決 定 する と 改 定 され た Point11 法 附 則 3 条 4 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 特 定 健 康 保 険 組 合 の 特 例 退 職 被 保 険 者 の 標 準 報 酬 月 額 が 改 定 された 特 例 退 職 被 保 険 者 の 標 準 報 酬 月 額 については 当 該 特 定 健 康 保 険 組 合 が 管 轄 する 前 年 (1 月 から 3 月 までの 標 準 報 酬 月 額 については 前 々 年 )の 9 月 30 日 における 特 例 退 職 被 保 険 者 以 外 の 全 被 保 険 者 の 同 月 の 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 した 額 と 前 年 の 全 被 保 険 者 の 標 準 賞 与 額 を 平 均 した 額 の 12 分 の 1 に 相 当 する 額 との 合 算 額 の 2 分 の 1 に 相 当 する 額 の 範 囲 内 にお いて 規 約 で 定 めた 額 とする と 規 定 されていたが 当 該 特 定 健 康 保 険 組 合 が 管 轄 する 前 年 (1 月 から 3 月 までの 標 準 報 酬 月 額 については 前 々 年 )の 9 月 30 日 における 特 例 退 職 被 保 険 者 以 外 の 全 被 保 険 者 の 同 月 の 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 した 額 の 範 囲 内 においてその 規 約 で 定 めた 額 を 標 準 報 酬 月 額 の 基 礎 となる 報 酬 月 額 とみなしたときの 標 準 報 酬 月 額 とする と 改 定 された 10
Point12 法 189 条 2 項 192 条 平 成 26 年 6 月 13 日 法 律 69 号 平 成 27 年 11 月 26 日 政 令 390 号 審 査 請 求 と 訴 訟 との 関 係 が 改 定 された 従 来 不 服 申 立 てに 関 しては 法 189 条 第 1 項 又 は 190 条 に 規 定 する 処 分 の 取 消 しの 訴 えは 当 該 処 分 についての 再 審 査 請 求 又 は 審 査 請 求 に 対 する 社 会 保 険 審 査 会 の 裁 決 を 経 た 後 でなければ 提 起 することできない と 規 定 されていたが 法 189 条 第 1 項 に 規 定 する 処 分 の 取 消 しの 訴 えは 当 該 処 分 についての 審 査 請 求 に 対 する 社 会 保 険 審 査 官 の 決 定 を 経 た 後 でなければ 提 起 することできない と 改 定 された また 従 来 は 審 査 請 求 をした 日 から 60 日 以 内 に 決 定 がないときは 審 査 請 求 人 は 社 会 保 険 審 査 官 が 審 査 請 求 を 棄 却 したものとみなして ( 以 下 略 ) と 規 定 されていた 部 分 は 審 査 請 求 をした 日 から 2 月 以 内 に 決 定 がないときは 審 査 請 求 人 は 社 会 保 険 審 査 官 が 審 査 請 求 を 棄 却 したものとみなすことができる と 改 定 された なお 船 員 保 険 法 ( 法 138 条 2 項 141 条 )も 同 様 の 改 定 が 行 われている 11
労 働 保 険 徴 収 法 Point1 法 12 条 4 項 平 成 28 年 厚 労 告 示 187 号 平 成 28 年 度 の 失 業 等 給 付 の 雇 用 保 険 料 率 が 労 働 者 負 担 事 業 主 負 担 とも 1/1000 ずつ 引 き 下 げられた なお 併 せて 雇 用 保 険 二 事 業 の 保 険 料 率 ( 事 業 主 のみ 負 担 )は 0.5/1000 引 き 下 げられて いる 項 目 労 働 者 負 担 事 業 主 負 担 雇 用 保 険 料 率 一 般 の 事 業 4/1000 7/1000 11/1000 農 林 水 産 清 酒 製 造 の 事 業 5/1000 8/1000 13/1000 建 設 の 事 業 5/1000 9/1000 14/1000 Point2 法 37 条 ( 削 除 ) 平 成 26 年 6 月 13 日 法 律 69 号 異 議 申 立 ての 規 定 が 削 除 された 不 服 申 立 ての 手 続 を 審 査 請 求 に 一 元 化 し 異 議 申 立 て 手 続 が 廃 止 されることとなった Point3 法 38 条 ( 削 除 ) 平 成 26 年 6 月 13 日 法 律 69 号 不 服 申 立 て 前 置 の 見 直 し 不 服 申 立 てについて 審 査 請 求 に 対 する 厚 生 労 働 大 臣 の 裁 決 又 は 異 議 申 立 てに 対 する 厚 生 労 働 大 臣 の 決 定 を 経 た 後 でなければ 提 起 することができないこととする 規 定 が 削 除 された 12
労 務 管 理 その 他 の 労 働 に 関 する 一 般 常 識 障 害 者 の 雇 用 の 促 進 等 に 関 する 法 律 Point1 法 1 条 平 成 25 年 6 月 19 日 法 律 46 号 身 体 障 害 者 又 は 知 的 障 害 者 を 障 害 者 に 改 める 等 目 的 規 定 の 確 認 この 法 律 は 障 害 者 の 雇 用 義 務 等 に 基 づく 雇 用 の 促 進 等 のための 措 置 雇 用 の 分 野 における 障 害 者 と 障 害 者 でない 者 との 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 並 びに 障 害 者 がその 有 する 能 力 を 有 効 に 発 揮 することができるようにするための 措 置 職 業 リハビリテーションの 措 置 その 他 障 害 者 がその 能 力 に 適 合 する 職 業 に 就 くこと 等 を 通 じてその 職 業 生 活 において 自 立 することを 促 進 するための 措 置 を 総 合 的 に 講 じ もって 障 害 者 の 職 業 の 安 定 を 図 ることを 目 的 とする 目 的 規 定 は 選 択 式 においての 出 題 可 能 性 があるので 要 注 意 である Point2 法 34 条 平 成 25 年 6 月 19 日 法 律 46 号 雇 用 の 分 野 における 障 害 を 理 由 とする 差 別 的 取 扱 いが 禁 止 された 事 業 主 は 労 働 者 の 募 集 及 び 採 用 について 障 害 者 に 対 して 障 害 者 でない 者 と 均 等 な 機 会 を 与 えなければならないと 規 定 されている Point3 法 36 条 の 2 平 成 25 年 6 月 19 日 法 律 46 号 事 業 主 に 対 して 合 理 的 配 慮 の 提 供 が 義 務 付 けられることとなった 事 業 主 に 障 害 者 が 職 場 で 働 くに 当 たっての 支 障 を 改 善 するための 措 置 を 講 ずることを 義 務 付 けることとなった ただし 当 該 措 置 が 事 業 主 に 対 して 過 重 な 負 担 を 及 ぼすこととなる 場 合 は 除 かれる 13
Point4 法 74 条 の 4~6 平 成 25 年 6 月 19 日 法 律 46 号 苦 情 処 理 の 努 力 義 務 化 紛 争 解 決 の 援 助 について 事 業 主 に 対 して 障 害 者 に 対 する 差 別 の 禁 止 や 合 理 的 配 慮 の 提 供 義 務 に 係 るその 雇 用 する 障 害 者 からの 苦 情 について 自 主 的 解 決 を 図 るように 努 めなければならないこととした また 障 害 者 に 対 する 差 別 の 禁 止 や 合 理 的 配 慮 の 提 供 義 務 に 係 る 紛 争 について 個 別 労 働 関 係 紛 争 の 解 決 の 促 進 に 関 する 法 律 の 特 例 ( 紛 争 調 整 委 員 会 による 調 停 や 都 道 府 県 労 働 局 長 によ る 勧 告 等 )を 整 備 することとなった 青 少 年 の 雇 用 の 促 進 等 に 関 する 法 律 ( 若 年 雇 用 促 進 法 ) ( 勤 労 青 少 年 福 祉 法 の 名 称 変 更 ) Point1 法 1 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 72 号 目 的 規 定 (1 条 )の 確 認 この 法 律 は 青 少 年 について 適 正 並 びに 技 能 及 び 知 識 の 程 度 にふさわしい 職 業 ( 以 下 適 職 という)の 選 択 並 びに 職 業 能 力 の 開 発 及 び 向 上 に 関 する 措 置 等 を 総 合 的 に 講 ずることによ り 雇 用 の 促 進 等 を 図 ることを 通 じて 青 少 年 がその 有 する 能 力 を 有 効 に 発 揮 することができる ようにし もって 福 祉 の 増 進 を 図 り あわせて 経 済 及 び 社 会 の 発 展 に 寄 与 することを 目 的 とす る 目 的 規 定 は 選 択 式 においての 出 題 可 能 性 があるので 要 注 意 である Point2 法 11 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 72 号 平 成 28 年 3 月 1 日 施 行 公 共 職 業 安 定 所 は 一 定 の 労 働 関 係 法 令 違 反 の 求 人 者 について 新 卒 者 の 求 人 申 込 みを 受 理 しないことができるとされた 公 共 職 業 安 定 所 は 求 人 申 込 みをすべて 受 理 しなければならないこととする 職 業 安 定 法 の 特 例 である 14
Point3 法 13 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 72 号 平 成 28 年 3 月 1 日 施 行 適 職 選 択 のため 職 場 情 報 について 企 業 規 模 を 問 わず 情 報 を 提 供 しなければならない 新 卒 者 の 募 集 を 行 う 企 業 に 対 し 幅 広 い 情 報 提 供 を 努 力 義 務 化 し 応 募 者 等 から 求 めがあっ た 場 合 は 3 類 型 ごとに 1 つ 以 上 の 情 報 提 供 をしなければならない 提 供 する 情 報 1 募 集 採 用 に 関 する 状 況 2 労 働 時 間 等 に 関 する 状 況 3 職 業 能 力 の 開 発 向 上 に 関 する 状 況 Point4 法 15 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 72 号 青 少 年 に 係 る 雇 用 管 理 の 状 況 が 優 良 な 中 小 企 業 について 厚 生 労 働 大 臣 による 新 たな 認 定 制 度 が 設 けられることとなった 厚 生 労 働 大 臣 は 事 業 主 ( 常 時 雇 用 する 労 働 者 の 数 が 300 人 以 下 のものに 限 る)からの 申 請 に 基 づき 青 少 年 の 募 集 及 び 採 用 の 方 法 の 改 善 職 業 能 力 の 開 発 及 び 向 上 並 びに 職 場 への 定 着 の 促 進 に 関 する 取 組 に 関 し その 実 施 状 況 が 優 良 なものであることその 他 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 基 準 に 適 合 するものである 旨 の 認 定 を 行 うことができる 15
女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 女 性 活 躍 推 進 法 ) Point1 法 1 条 平 成 27 年 9 月 4 日 法 律 64 号 平 成 27 年 9 月 4 日 施 行 目 的 規 定 (1 条 )の 確 認 この 法 律 は 近 年 自 らの 意 思 によって 職 業 生 活 を 営 み 又 は 営 もうとする 女 性 がその 個 性 と 能 力 を 十 分 に 発 揮 して 職 業 生 活 において 活 躍 すること( 以 下 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 という)が 一 層 重 要 となっていることに 鑑 み 男 女 共 同 参 画 社 会 基 本 法 の 基 本 理 念 にのっとり 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 について その 基 本 原 則 を 定 め 並 びに 国 地 方 公 共 団 体 及 び 事 業 主 の 責 務 を 明 らかにするとともに 基 本 方 針 及 び 事 業 主 の 行 動 計 画 の 策 定 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 を 推 進 するための 支 援 措 置 等 について 定 めることにより 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 を 迅 速 かつ 重 点 的 に 推 進 し もって 男 女 の 人 権 が 尊 重 され かつ 急 速 な 少 子 高 齢 化 の 進 展 国 民 の 需 要 の 多 様 化 その 他 の 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 に 対 応 できる 豊 かで 活 力 ある 社 会 を 実 現 することを 目 的 とする 目 的 規 定 は 選 択 式 においての 出 題 可 能 性 があるので 要 注 意 である Point2 法 8 条 平 成 27 年 9 月 4 日 法 律 64 号 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 等 について 国 及 び 地 方 公 共 団 体 以 外 の 事 業 主 ( 以 下 一 般 事 業 主 とする)で 常 時 雇 用 する 労 働 者 数 が 300 人 を 超 えるものは 事 業 主 行 動 計 画 策 定 指 針 に 即 して 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 定 め 厚 生 労 働 大 臣 に 届 け 出 なければならない なお 労 働 者 が 300 人 以 下 の 一 般 事 業 主 については 努 力 義 務 とされた Point3 法 9 条 平 成 27 年 9 月 4 日 法 律 64 号 基 準 に 適 合 する 一 般 事 業 主 の 認 定 について 厚 生 労 働 大 臣 は 優 れた 取 り 組 みを 行 う 一 般 事 業 主 の 認 定 を 行 うこととした 16
Point4 法 16 条 平 成 27 年 9 月 4 日 法 律 64 号 平 成 27 年 9 月 4 日 施 行 女 性 の 職 業 選 択 に 資 する 情 報 の 公 表 について 一 般 事 業 主 で 常 時 雇 用 する 労 働 者 数 が 300 人 を 超 えるものは 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるとこ ろにより 職 業 生 活 を 営 み 又 は 営 もうとする 女 性 の 職 業 選 択 に 資 するよう その 事 業 におけ る 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 に 関 する 情 報 を 定 期 的 に 公 表 しなければならないなどとされ た Point5 法 18 条 23 条 平 成 27 年 9 月 4 日 法 律 64 号 平 成 27 年 9 月 4 日 施 行 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 を 推 進 するための 支 援 措 置 について 国 は 職 業 訓 練 職 業 紹 介 啓 発 活 動 情 報 の 収 集 提 供 等 を 行 うこととされた なお 地 方 公 共 団 体 は 相 談 助 言 等 に 努 めることとされた( 法 18 条 ) また 地 域 において 任 意 ではあるが 女 性 活 躍 推 進 に 係 る 取 り 組 みに 関 する 協 議 を 行 う 協 議 会 を 組 織 することができることとされた( 法 23 条 ) 労 働 者 派 遣 事 業 の 適 正 な 運 営 の 確 保 及 び 派 遣 労 働 者 の 保 護 等 に 関 する 法 律 ( 労 働 者 派 遣 法 ) Point1 法 2 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 73 号 平 成 27 年 9 月 30 日 施 行 特 定 労 働 者 派 遣 事 業 ( 届 出 制 )と 一 般 労 働 者 派 遣 事 業 ( 許 可 制 )の 区 別 を 廃 止 し 全 ての 労 働 者 派 遣 事 業 が 許 可 制 とされた 用 語 の 意 義 (2 条 )の 改 正 が 行 われ 紹 介 予 定 派 遣 とは 労 働 者 派 遣 のうち 派 遣 元 事 業 主 が 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 の 開 始 又 は 開 始 後 に 当 該 労 働 者 派 遣 に 係 る 派 遣 労 働 者 及 び 当 該 派 遣 労 働 者 に 係 る 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 抵 抗 を 受 ける 者 について 職 業 安 定 法 その 他 の 法 律 の 規 定 による 許 可 を 受 けて 又 は 届 出 をして 職 業 紹 介 を 行 い 又 は 行 うことを 予 定 するものをいい 当 該 職 業 紹 介 により 当 該 派 遣 労 働 者 が 当 該 派 遣 先 に 雇 用 される 旨 が 当 該 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 の 終 了 前 に 当 該 派 遣 労 働 者 と 当 該 派 遣 先 との 間 で 約 されるものを 含 むものとされた 17
Point2 法 30 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 73 号 平 成 27 年 9 月 30 日 施 行 派 遣 期 間 終 了 時 の 派 遣 労 働 者 の 雇 用 安 定 措 置 ( 雇 用 を 継 続 するための 措 置 )を 派 遣 元 に 義 務 付 けすることとなった 派 遣 先 の 事 業 所 における 同 一 の 組 織 単 位 の 業 務 について 継 続 して 1 年 以 上 3 年 未 満 の 期 間 当 該 労 働 者 派 遣 に 係 る 労 働 に 従 事 する 見 込 みがある 場 合 は 雇 用 安 定 措 置 を 講 ずるように 努 めな ければならない また 派 遣 先 事 業 における 同 一 の 組 織 単 位 の 業 務 について 継 続 して 3 年 以 上 当 該 労 働 者 派 遣 に 係 る 労 働 に 従 事 する 見 込 みがある 場 合 は 雇 用 安 定 措 置 を 講 じなければならない なお 雇 用 安 定 措 置 とは 1 派 遣 先 への 直 接 雇 用 の 依 頼 2 新 たな 派 遣 先 の 提 供 3 派 遣 元 での 無 期 雇 用 4その 他 安 定 した 雇 用 の 継 続 を 図 るために 必 要 な 措 置 である Point3 法 30 条 の 2 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 73 号 平 成 27 年 9 月 30 日 施 行 派 遣 労 働 者 に 対 する 計 画 的 な 教 育 訓 練 や 希 望 者 へのキャリア コンサルティングを 派 遣 元 に 義 務 付 けすることとなった 派 遣 元 事 業 主 は その 雇 用 する 派 遣 労 働 者 が 段 階 的 かつ 体 系 的 に 派 遣 就 業 に 必 要 な 技 能 及 び 知 識 を 習 得 することができるように 教 育 訓 練 を 実 施 しなければならないこととなった Point4 法 40 条 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 73 号 平 成 27 年 9 月 30 日 施 行 派 遣 労 働 者 の 均 等 待 遇 の 強 化 について 派 遣 元 と 派 遣 先 双 方 において 派 遣 労 働 者 と 派 遣 先 の 労 働 者 の 均 等 待 遇 確 保 のための 措 置 を 強 化 することとなった 18
業 務 の 遂 行 に 必 要 な 能 力 を 付 与 するための 教 育 訓 練 については 派 遣 労 働 者 に 対 しても これを 実 施 するように 配 慮 しなければならない 派 遣 先 の 労 働 者 に 対 して 利 用 の 機 会 を 与 える 福 利 厚 生 施 設 であって 業 務 の 円 滑 な 遂 行 に 資 するものについては 派 遣 労 働 者 に 対 しても 利 用 の 機 会 を 与 えるように 配 慮 しな ければならない 派 遣 者 事 業 主 の 求 めに 応 じ 派 遣 労 働 者 が 従 事 する 業 務 と 同 種 の 業 務 に 従 事 する 派 遣 先 に 雇 用 される 労 働 者 の 賃 金 水 準 に 関 する 情 報 又 は 当 該 業 務 に 従 事 する 労 働 者 の 募 集 に 係 る 事 項 を 提 供 する 措 置 を 講 ずるように 配 慮 しなければならない Point5 法 40 条 の 2 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 73 号 平 成 27 年 9 月 30 日 施 行 より 分 かりやすい 派 遣 期 間 規 制 への 見 直 しについて 事 業 所 単 位 の 期 間 制 限 派 遣 先 の 同 一 の 事 業 所 における 派 遣 労 働 者 の 受 け 入 れは 3 年 を 上 限 とすることとなった それを 超 えて 受 け 入 れるためには 過 半 数 労 働 組 合 等 からの 意 見 聴 取 が 必 要 となり 意 見 があった 場 合 には 対 応 方 針 等 の 説 明 が 義 務 付 けられた 個 人 単 位 の 期 間 制 限 派 遣 先 の 同 一 の 組 織 単 位 ( 課 )における 同 一 の 派 遣 労 働 者 の 受 け 入 れは 3 年 を 上 限 とす ることとなった Point6 法 40 条 の 3 平 成 27 年 9 月 18 日 法 律 73 号 平 成 27 年 9 月 30 日 施 行 派 遣 就 業 は 臨 時 的 一 時 的 なものであることが 原 則 とされた 派 遣 先 は 派 遣 可 能 期 間 が 延 長 された 場 合 において 当 該 派 遣 先 の 事 業 所 その 他 派 遣 就 業 の 場 所 における 組 織 単 位 ごとの 業 務 について 派 遣 元 事 業 主 から 3 年 を 超 える 期 間 継 続 して 同 一 の 派 遣 労 働 者 に 係 る 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 を 受 けてはならない 19
社 会 保 険 に 関 する 一 般 常 識 Point1 社 会 保 険 労 務 士 法 社 労 士 法 25 条 の 6 25 条 の 11 第 1 項 平 成 26 年 11 月 21 日 法 律 116 号 平 成 27 年 3 月 6 日 政 令 69 号 平 成 28 年 1 月 1 日 施 行 社 員 が 1 人 の 社 会 保 険 労 務 士 法 人 の 設 立 が 可 能 になった 従 来 社 会 保 険 労 務 士 法 人 は 2 人 以 上 の 社 会 保 険 労 務 士 が 共 同 して 設 立 することが 要 件 とされていたが 社 会 保 険 労 務 士 が 1 人 で 社 会 保 険 労 務 士 法 人 を 設 立 することが 可 能 にな った Point2 船 員 保 険 法 船 員 保 険 法 121 条 1 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 疾 病 保 険 料 率 が 改 定 された 従 来 疾 病 保 険 料 率 は 1000 分 の 40 から 1000 分 の 110 までの 範 囲 内 において 全 国 健 康 保 険 協 会 が 決 定 する と 規 定 されていたが 1000 分 の 40 から 1000 分 の 130 までの 範 囲 内 において 全 国 健 康 保 険 協 会 が 決 定 する と 改 定 された Point3 国 民 健 康 保 険 法 国 保 令 29 条 の 7 第 2 項 10 号 29 条 の 7 第 3 項 9 号 平 成 28 年 1 月 29 日 政 令 33 号 国 民 健 康 保 険 の 保 険 料 の 基 礎 賦 課 額 に 係 る 賦 課 限 度 額 等 が 引 き 上 げられた 国 民 健 康 保 険 の 保 険 料 の 基 礎 賦 課 額 に 係 る 賦 課 限 度 額 が 52 万 円 から 54 万 円 に 後 期 高 齢 者 支 援 金 等 賦 課 額 に 係 る 賦 課 限 度 額 が 17 万 円 から 19 万 円 に 引 き 上 げられた 20
国 民 健 康 保 険 法 Point4 国 保 法 73 条 1 項 1 号 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 被 保 険 者 の 所 得 水 準 の 高 い 国 民 健 康 保 険 組 合 の 国 庫 補 助 に 関 する 所 得 水 準 に 応 じた 補 助 率 に 見 直 しについて 従 来 国 民 健 康 保 険 組 合 の 療 養 の 給 付 等 に 要 する 費 用 等 に 対 する 国 庫 補 助 の 割 合 は 100 分 の 32 であったが 国 民 健 康 保 険 組 合 の 財 政 力 を 勘 案 して 100 分 の 13 から 100 分 の 32 までの 範 囲 内 において 政 令 で 定 める 割 合 とした Point5 国 保 法 99 条 平 成 26 年 6 月 13 日 法 律 69 号 平 成 27 年 11 月 26 日 政 令 390 号 審 査 請 求 期 間 が 改 定 された 従 来 審 査 請 求 は 処 分 があったことを 知 った 日 の 翌 日 から 起 算 して 60 日 以 内 に 文 書 又 は 口 頭 でしなければならない と 規 定 されていたが 審 査 請 求 は 処 分 があったこ とを 知 った 日 の 翌 日 から 起 算 して 3 月 以 内 に 文 書 又 は 口 頭 でしなければならない と 改 定 された なお 介 護 保 険 法 ( 法 192 条 ) 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 法 130 条 )も 同 様 の 改 定 が 行 われている Point6 介 護 保 険 法 令 6 条 1 項 10 条 平 成 27 年 12 月 16 日 政 令 425 号 介 護 認 定 審 査 会 の 委 員 の 任 期 が 改 定 された 従 来 介 護 認 定 審 査 会 の 委 員 の 任 期 は 2 年 であったが 2 年 を 超 え 3 年 以 下 の 期 間 で 市 町 村 が 条 例 で 定 めることができることとした また 都 道 府 県 介 護 認 定 審 査 会 の 委 員 の 任 期 も 2 年 であったが 2 年 を 超 え 3 年 以 下 の 期 間 で 都 道 府 県 が 条 例 で 定 めることができることとした 21
Point7 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 高 齢 者 の 医 療 の 確 保 に 関 する 法 律 8 条 1 項 9 条 1 項 平 成 27 年 5 月 29 日 法 律 31 号 全 国 医 療 費 適 正 化 計 画 の 期 間 が 改 定 された 従 来 全 国 医 療 費 適 正 化 計 画 の 期 間 は 5 年 ごとに 5 年 を 1 期 と 規 定 されていたが 6 年 ごとに 6 年 を 1 期 と 改 定 された また 都 道 府 県 医 療 費 適 正 化 計 画 の 期 間 も 5 年 ごとに 5 年 を 1 期 と 規 定 されていた が 6 年 ごとに 6 年 を 1 期 と 改 定 された Point8 社 会 保 険 審 査 官 及 び 社 会 保 険 審 査 会 法 社 審 法 32 条 1 項 2 項 平 成 26 年 6 月 13 日 法 律 69 号 平 成 27 年 11 月 26 日 政 令 390 号 審 査 請 求 再 審 査 請 求 期 間 が 改 定 された 従 来 審 査 請 求 は 当 該 処 分 があったことを 知 った 日 の 翌 日 から 起 算 して 60 日 以 内 に しなければならない と 規 定 されていたが 審 査 請 求 は 当 該 処 分 があったことを 知 っ た 日 の 翌 日 から 起 算 して 3 月 を 経 過 したときは することができない と 改 定 された また 再 審 査 請 求 は 審 査 官 の 決 定 書 の 謄 本 が 送 付 された 日 の 翌 日 から 起 算 して 60 日 以 内 にしなければならない と 規 定 されていたが 再 審 査 請 求 は 審 査 官 の 決 定 書 の 謄 本 が 送 付 された 日 の 翌 日 から 起 算 して 2 月 を 経 過 したときは することができない と 改 定 された Point9 社 会 保 険 審 査 官 及 び 社 会 保 険 審 査 会 法 社 審 令 1 条 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 179 号 社 会 保 険 審 査 官 の 定 数 が 改 定 された 従 来 社 会 保 険 審 査 官 の 定 数 は 102 人 と 規 定 されていたが 103 人 と 改 定 された 22
厚 生 年 金 保 険 法 Point1 法 43 条 1 項 43 条 の 2 43 条 の 4 平 成 16 年 法 附 則 27 条 平 成 16 年 経 過 措 置 政 令 ほか 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 平 成 28 年 度 の 年 金 額 は 昨 年 度 のまま 据 え 置 きとなった 平 成 28 年 度 の 年 金 額 は 物 価 賃 金 によるスライドは 行 われず 平 成 27 年 度 の 年 金 額 が 据 え 置 きとなった 平 成 28 年 度 の 年 金 額 は 平 成 28 年 度 の 年 金 額 改 定 に 用 いる 名 目 手 取 り 賃 金 変 動 率 ( 0.2%) がマイナスで 物 価 変 動 率 (0.8%)がプラスとなることから 法 律 の 規 定 により 新 規 裁 定 年 金 既 裁 定 年 金 ともにスライドなしとされた よって 平 成 28 年 度 は マクロ 経 済 スライドによる 調 整 も 行 われないこととなった 参 考 マクロ 経 済 スライドによるスライド 調 整 率 ( 0.7%) = 公 的 年 金 被 保 険 者 数 の 変 動 率 ( 0.4%) 平 均 余 命 の 伸 び 率 ( 0.3%) 特 例 水 準 については 平 成 25 年 度 から 27 年 度 までの 3 年 間 で 解 消 する 法 律 が 平 成 24 年 11 月 に 成 立 しており この 法 律 は 平 成 25 年 10 月 から 段 階 的 に 施 行 され( 平 成 25 年 10 月 1.0% 引 下 げ 平 成 26 年 4 月 1.0% 引 下 げ 平 成 27 年 4 月 0.5% 引 下 げ) 平 成 27 年 4 月 以 降 は 完 全 に 特 例 水 準 が 解 消 されている 平 成 28 年 度 の 年 金 額 加 給 年 金 額 配 偶 者 224,500 円 特 別 加 算 33,200 円 ~165,600 円 ( 昭 和 9.4.2~ ) 子 (1 人 目 2 人 目 ) 各 224,500 円 (3 人 目 から) 74,800 円 中 高 齢 寡 婦 加 算 585,100 円 経 過 的 寡 婦 加 算 585,100 円 ~19,527 円 ( ~ 昭 和 31.4.1) 23
Point2 法 46 条 3 項 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 停 止 調 整 額 は 47 万 円 のままで 変 更 はない 平 成 28 年 4 月 以 降 も 平 成 27 年 度 と 同 様 に 65 歳 以 上 の 在 職 老 齢 年 金 で 総 報 酬 月 額 相 当 額 と 基 本 月 額 との 合 計 額 が 47 万 円 を 超 えた 場 合 超 えた 金 額 の 2 分 の 1 が 支 給 停 止 となる Point 3 法 附 則 11 条 2 項 3 項 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 停 止 調 整 変 更 額 は 47 万 円 のままで 変 更 はない 平 成 28 年 4 月 以 降 も 平 成 27 年 度 と 同 様 に 65 歳 未 満 の 在 職 老 齢 年 金 で 基 本 月 額 が 28 万 円 以 下 であり 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 47 万 円 を 超 えている 場 合 47 万 円 を 超 えた 金 額 と 47 万 円 と 基 本 月 額 との 合 計 額 から 28 万 円 を 控 除 した 金 額 の 2 分 の 1 が 支 給 停 止 となる 支 給 停 止 調 整 開 始 額 の 28 万 円 にも 変 更 はない タイトルのとおりである 被 用 者 年 金 一 元 化 に 関 連 する 事 項 Point 4 法 2 条 の 5 被 用 者 年 金 の 一 元 化 により 共 済 組 合 等 の 加 入 者 は 厚 生 年 金 保 険 法 による 被 保 険 者 と 位 置 付 けられ 事 務 の 区 分 により 1 号 から 4 号 までの 実 施 機 関 が 定 められた 施 行 前 施 行 後 の 厚 生 年 金 被 保 険 者 の 種 類 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 第 1 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 国 家 公 務 員 共 済 組 合 の 組 合 員 第 2 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 地 方 公 務 員 共 済 組 合 の 組 合 員 第 3 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 私 立 学 校 教 職 員 共 済 制 度 の 加 入 者 第 4 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 24
Point 5 法 19 条 2 項 但 書 同 月 内 に 資 格 の 得 喪 をした 後 に 国 民 年 金 の 資 格 を 取 得 した 場 合 の 被 保 険 者 期 間 の 計 算 の 仕 方 が 変 更 となった 同 月 内 に 厚 生 年 金 の 資 格 を 取 得 した 後 にその 資 格 を 喪 失 し 国 民 年 金 の 資 格 を 取 得 したとき は 厚 生 年 金 の 資 格 をカウントしないこととなった よって 国 民 年 金 のみの 保 険 料 を 負 担 し 厚 生 年 金 保 険 の 保 険 料 は 還 付 されることとなった Point 6 法 35 条 保 険 給 付 を 受 ける 権 利 を 裁 定 する 場 合 又 は 保 険 給 付 の 額 を 改 定 する 場 合 の 端 数 処 理 の 仕 方 が 変 更 (100 円 単 位 ではなく 円 単 位 で 端 数 処 理 )となった 保 険 給 付 を 受 ける 権 利 を 裁 定 する 場 合 又 は 保 険 給 付 の 額 を 改 定 する 場 合 に 保 険 給 付 の 額 に 50 銭 未 満 の 端 数 が 生 じたときは 切 り 捨 て 50 銭 以 上 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは 1 円 に 切 り 上 げることとなった Point 7 法 36 条 の 2 年 金 の 各 期 支 払 期 における 支 払 額 に 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときはこれを 切 り 捨 て 切 り 捨 てた 端 数 の 合 計 額 を 2 月 期 の 支 払 額 に 加 算 して 支 払 うこととなった 年 金 の 各 期 支 払 期 における 支 払 額 に 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときはこれを 切 り 捨 て 切 り 捨 てた 端 数 の 合 計 額 を 2 月 期 の 支 払 額 に 加 算 して 支 払 うこととなった 合 計 額 にさらに 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 切 り 捨 てることとなった 25
Point 8 法 43 条 3 項 退 職 による 年 金 額 の 改 定 は 退 職 した 日 から 起 算 して 1 月 を 経 過 した 日 の 属 する 月 から 行 われることとなった 従 来 退 職 による 年 金 額 の 改 定 は 退 職 日 の 翌 日 の 資 格 を 喪 失 した 日 から 起 算 して 1 月 を 経 過 した 日 の 属 する 月 から とされていたが 退 職 した 日 から 起 算 して 1 月 を 経 過 した 日 の 属 する 月 から 年 金 額 を 改 定 する こととなった Point 9 法 46 条 法 附 則 11 条 国 会 議 員 又 は 地 方 議 会 議 員 にも 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 の 仕 組 みが 適 用 されることと なった 従 来 国 会 議 員 又 は 地 方 議 会 議 員 には 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 の 仕 組 みが 適 用 されな かったが 今 回 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 の 仕 組 みが 適 用 されることとなった Point 10 平 16 法 附 則 43 条 の 削 除 すべての 70 歳 以 上 の 者 に 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 の 規 定 が 適 用 されることとなった 従 来 昭 和 12 年 4 月 1 日 以 前 生 まれの 者 に 70 歳 以 上 の 者 に 対 する 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 の 規 定 は 適 用 されなかったが 今 回 生 年 月 日 にかかわらず 70 歳 以 上 の 者 に 対 して 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 の 規 定 が 適 用 されることとなった 26
Point 11 法 66 条 配 偶 者 が 自 ら 遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 の 申 出 を 行 った 場 合 は 子 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 も 全 額 支 給 停 止 されることとなった 従 来 配 偶 者 が 自 ら 遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 の 申 出 を 行 った 場 合 は 子 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 の 全 額 が 支 給 されたが 今 回 配 偶 者 が 自 ら 遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 の 申 出 を 行 った 場 合 で あっても 子 に 対 する 遺 族 厚 生 年 金 の 全 額 を 引 き 続 き 支 給 停 止 することとなった Point12 法 附 則 20 条 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 資 格 要 件 は それぞれの 加 入 期 間 を 合 算 して 受 給 資 格 期 間 (1 年 以 上 )を 判 定 することとなった 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 資 格 要 件 に ついては それぞれの 加 入 期 間 を 合 算 して 受 給 資 格 期 間 (1 年 以 上 )を 判 定 することとなった Point13 法 78 条 の 28 法 附 則 18 条 21 条 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 上 げ 繰 下 げの 申 出 は そ れぞれの 老 齢 厚 生 年 金 について 同 時 に 行 わなければならないこととなった 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の 繰 上 げ 繰 下 げの 申 出 は そ れぞれの 老 齢 厚 生 年 金 について 同 時 に 行 わなければならないこととなった 27
Point14 法 78 条 の 27 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 加 給 年 金 は それぞれの 加 入 期 間 を 合 算 し 加 算 要 件 である 資 格 期 間 ( 原 則 20 年 )を 判 定 することとなった 加 入 期 間 が 合 算 される 主 なもの 1 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 資 格 要 件 (1 年 要 件 ) 2 加 給 年 金 額 3 中 高 齢 寡 婦 加 算 4 振 替 加 算 5 外 国 人 の 脱 退 一 時 金 加 入 期 間 が 合 算 されない 主 なもの 1 長 期 加 入 特 例 2 定 額 部 分 の 頭 打 ち(480 月 ) 3 中 高 齢 者 の 特 例 (40 歳 以 後 15 年 の 要 件 ) 4 船 員 の 支 給 開 始 年 齢 の 特 例 Point 15 法 78 条 の 26 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の 年 金 額 は それぞれの 加 入 期 間 ごとに 計 算 することとなった 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の 年 金 額 は それぞれの 加 入 期 間 ごとに 計 算 することとなった 28
Point 16 法 78 条 の 27 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 加 給 年 金 額 は 政 令 で 定 める 優 先 順 位 に 基 づ いて 優 先 順 位 の 高 い 年 金 に 加 算 することとなった 加 給 年 金 額 が 加 算 される 年 金 の 優 先 順 位 1 加 給 年 金 額 の 加 算 開 始 が 最 も 早 い 年 金 2 同 時 の 場 合 は 加 入 期 間 ( 額 の 計 算 の 基 礎 となる 厚 生 年 金 の 加 入 期 間 )が 長 い 年 金 3 加 入 期 間 の 長 さも 同 じ 場 合 は 厚 年 1 号 厚 年 2 号 厚 年 3 号 厚 年 4 号 の 順 加 算 後 に 厚 生 年 金 に 加 入 したことにより 加 入 期 間 の 長 さが 逆 転 した 場 合 でも 加 算 する 年 金 の 変 更 は 行 われない Point 17 法 78 条 の 29 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 額 は 両 方 の 年 金 額 を 合 算 し 全 体 の 支 給 停 止 総 額 を 算 出 し それぞれの 年 金 の 額 で 按 分 した 額 がぞれぞれ の 年 金 の 支 給 停 止 額 とされる 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の 在 職 支 給 停 止 額 は 両 方 の 年 金 の 額 を 合 算 した 上 で 全 体 の 支 給 停 止 総 額 を 算 出 し 支 給 停 止 総 額 をそれぞれの 年 金 の 額 で 按 分 した 額 がそれぞれの 年 金 の 支 給 停 止 額 とされる 29
Point18 一 元 化 法 附 則 13 条 ~17 条 施 行 日 前 から 引 き 続 き 厚 生 年 金 被 保 険 者 又 は 共 済 組 合 員 ( 私 学 共 済 の 加 入 者 又 は 国 会 議 員 若 しくは 地 方 議 会 議 員 を 含 む )である 場 合 には 施 行 後 の 在 職 支 給 停 止 について 激 変 緩 和 措 置 が 適 用 されることとなった 老 齢 厚 生 年 金 又 は 退 職 共 済 年 金 の 受 給 権 者 であって 施 行 日 前 から 引 き 続 き 厚 生 年 金 被 保 険 者 又 は 共 済 組 合 員 ( 私 学 共 済 の 加 入 者 又 は 国 会 議 員 若 しくは 地 方 議 会 議 員 を 含 む )である 場 合 には 施 行 後 の 在 職 支 給 停 止 について 激 変 緩 和 措 置 が 適 用 されることとなった Point19 法 附 則 9 条 の 2 法 附 則 9 条 の 3 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 長 期 特 例 については 加 入 期 間 を 合 算 せず 厚 生 年 金 の 種 類 ごと に 適 用 することとなった また 長 期 特 例 及 び 障 害 者 特 例 の 該 当 者 が 被 保 険 者 である 場 合 は 厚 生 年 金 の 種 類 にかかわ らず 支 給 停 止 となることとなった タイトルのとおりである Point20 法 附 則 19 条 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 と 雇 用 保 険 法 に よる 基 本 手 当 等 との 調 整 は それぞれの 加 入 期 間 ごとに 老 齢 厚 生 年 金 の 額 を 計 算 し これを 合 算 した 額 を 基 礎 として 行 うこととされた 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 と 雇 用 保 険 法 に よる 基 本 手 当 等 との 調 整 にあたっては それぞれの 加 入 期 間 ごとに 老 齢 厚 生 年 金 の 額 を 計 算 し これを 合 算 した 額 を 基 礎 として 基 本 手 当 との 調 整 を 行 うこととされた 30
Point21 法 78 条 の 30 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 障 害 厚 生 年 金 の 年 金 額 は それぞれの 加 入 期 間 ごとに 計 算 した 額 を 合 算 して 得 た 額 とされる 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 障 害 厚 生 年 金 の 年 金 額 は それぞれの 加 入 期 間 ごとに 平 均 標 準 報 酬 月 額 を 計 算 し 加 入 期 間 ごとに 計 算 した 額 を 合 算 して 得 た 額 とされる なお 合 算 した 加 入 期 間 が 300 月 に 満 たないときには 300 月 とみなして 計 算 される Point22 法 78 条 の 32 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 遺 族 に 係 る 遺 族 厚 生 年 金 ( 短 期 要 件 )の 年 金 額 は それぞれの 加 入 期 間 ごとに 計 算 した 額 を 合 算 して 得 た 額 とされる 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 遺 族 厚 生 年 金 ( 短 期 要 件 )の 年 金 額 は それ ぞれの 加 入 期 間 ごとに 平 均 標 準 報 酬 月 額 を 計 算 し 加 入 期 間 ごとに 計 算 した 額 を 合 算 して 得 た 額 とされる なお 合 算 した 加 入 期 間 が 300 月 に 満 たないときには 300 月 とみなして 計 算 される 遺 族 厚 生 年 金 ( 短 期 要 件 )は 死 亡 日 に 加 入 していた 実 施 機 関 において 他 の 実 施 機 関 の 加 入 期 間 分 も 含 めて 年 金 額 を 決 定 支 給 する 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 遺 族 に 係 る 遺 族 厚 生 年 金 ( 長 期 要 件 )の 年 金 額 は 次 のア 及 びイにより 計 算 した 額 とされる ア それぞれの 加 入 期 間 に 基 づいて 計 算 した 額 を 合 算 し 老 齢 厚 生 年 金 との 先 あて 計 算 を 行 っ た 上 遺 族 厚 生 年 金 の 総 額 を 計 算 する イ その 総 額 をそれぞれの 加 入 期 間 に 基 づいて 計 算 した 遺 族 厚 生 年 金 の 額 に 応 じて 按 分 し 按 分 した 額 をそれぞれの 遺 族 厚 生 年 金 の 額 とする 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 中 高 齢 寡 婦 加 算 は それぞれの 加 入 期 間 を 合 算 して 支 給 要 件 を 判 定 し 政 令 で 定 める 優 先 順 位 に 基 づいて 優 先 順 位 の 高 い 順 に 加 算 する 31
Point 23 法 78 条 の 22 老 齢 厚 生 年 金 又 は 遺 族 厚 生 年 金 ( 長 期 要 件 )については 同 一 の 支 給 事 由 に 基 づく 他 の 号 別 の 加 入 期 間 に 係 る 年 金 との 併 給 調 整 は 行 わないこととされた 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 のそれぞれの 老 齢 厚 生 年 金 については 併 給 調 整 は 行 われないこととされた Point24 法 78 条 の 23 支 給 停 止 の 申 出 及 び 撤 回 は 同 一 の 支 給 事 由 に 基 づく 他 の 号 別 の 加 入 期 間 に 係 る 年 金 と 同 時 に 行 わなければならないこととされた 厚 生 年 金 と 共 済 年 金 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 のそれぞれの 老 齢 厚 生 年 金 について 支 給 停 止 の 申 出 及 び 撤 回 を 行 う 場 合 には 同 時 に 行 わなければならないこととされた Point25 法 78 条 の 24 内 払 調 整 は 同 一 の 号 別 の 加 入 期 間 に 係 る 年 金 間 で 行 うこととし 他 の 号 別 の 加 入 期 間 に 係 る 年 金 との 内 払 調 整 は 行 わないこととされた 日 本 年 金 機 構 が 支 払 う 老 齢 厚 生 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 との 間 での 内 払 調 整 は 行 われるが 日 本 年 金 機 構 が 支 払 う 老 齢 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 が 支 払 う 遺 族 厚 生 年 金 との 間 での 内 払 調 整 は 行 われないこととされた 32
Point 26 法 78 条 の 25 損 害 賠 償 請 求 権 と 年 金 の 支 払 調 整 は 損 害 賠 償 請 求 権 の 価 額 をそれぞれの 年 金 の 額 に 応 じて 按 分 した 価 額 を 限 度 とすることとされた 同 一 の 支 給 事 由 に 基 づく 他 の 号 別 の 加 入 期 間 に 係 る 年 金 を 有 する 場 合 の 損 害 賠 償 請 求 権 と 年 金 の 支 払 調 整 は 損 害 賠 償 請 求 権 の 価 額 をそれぞれの 年 金 の 額 に 応 じて 按 分 した 価 額 を 限 度 とすることとされた Point27 法 78 条 の 34 所 在 不 明 等 による 支 給 停 止 又 は 解 除 の 申 出 は 同 時 に 行 わなければならないこととされた 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 から 遺 族 厚 生 年 金 を 受 給 している 場 合 所 在 不 明 等 による 支 給 停 止 又 は 解 除 の 申 出 は 同 時 に 行 わなければならないこととされた Point 28 法 78 条 の 35 法 78 条 の 36 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 標 準 報 酬 の 改 定 請 求 は 他 の 号 別 の 加 入 期 間 に 係 る 改 定 請 求 と 同 時 に 行 わなければならないこととなった また 厚 生 年 金 と 共 済 組 合 等 の 加 入 期 間 を 有 する 者 の 標 準 報 酬 の 改 定 については それぞれ の 加 入 期 間 ごとに 標 準 報 酬 総 額 を 計 算 して 両 方 の 標 準 報 酬 総 額 を 合 算 した 額 により 算 出 し た 改 定 割 合 により 決 定 することとなった タイトルのとおりである 33
Point29 法 附 則 29 条 の 2 外 国 人 の 脱 退 一 時 金 は 一 の 実 施 機 関 が 取 りまとめて 決 定 支 給 することとされた 1 国 民 年 金 の 加 入 期 間 が 6 月 以 上 の 場 合 は 厚 生 年 金 の 加 入 期 間 にかかわらず 日 本 年 金 機 構 が 決 定 支 給 する また 国 民 年 金 の 加 入 期 間 が 6 月 未 満 の 場 合 は 被 用 者 年 金 の 最 終 加 入 期 間 である 実 施 機 関 が 決 定 支 給 する 2 支 給 要 件 については それぞれの 加 入 期 間 を 合 算 し 支 給 要 件 を 判 定 する 3 脱 退 一 時 金 の 支 給 金 額 は 以 下 のとおりとなった それぞれの 加 入 期 間 を 合 算 した 月 数 に 基 づき 月 数 に 応 じて 定 められた 一 定 の 数 値 (6 月 ~36 月 ) を 決 定 する 厚 生 年 金 の 号 別 ごとの 平 均 標 準 報 酬 月 額 及 び 保 険 料 率 の 2 分 の 1 の 乗 率 に 上 記 で 決 定 した 月 数 を 乗 じた 額 を それぞれの 加 入 期 間 に 応 じて 按 分 する 厚 生 年 金 の 号 別 ごとに 計 算 した 額 を 合 算 した 額 を 脱 退 一 時 金 の 額 とする 34
国 民 年 金 法 Point 1 法 27 条 27 条 の 2 27 条 の 3 27 条 の 4 平 16 法 附 則 7 条 平 16 経 過 措 置 政 令 ほか 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 平 成 28 年 度 の 年 金 額 は 昨 年 度 のまま 据 え 置 かれた 平 成 28 年 度 の 年 金 額 は 物 価 賃 金 によるスライドは 行 われず 平 成 27 年 度 の 年 金 額 が 据 え 置 きとなった 平 成 28 年 度 の 年 金 額 は 平 成 28 年 度 の 年 金 額 改 定 に 用 いる 名 目 手 取 り 賃 金 変 動 率 ( 0.2%) がマイナスで 物 価 変 動 率 (0.8%)がプラスとなることから 法 律 の 規 定 により 新 規 裁 定 年 金 既 裁 定 年 金 ともにスライドなしとされた よって 平 成 28 年 度 は マクロ 経 済 スライドによる 調 整 も 行 われないこととなった 参 考 マクロ 経 済 スライドによるスライド 調 整 率 ( 0.7%) = 公 的 年 金 被 保 険 者 数 の 変 動 率 ( 0.4%) 平 均 余 命 の 伸 び 率 ( 0.3%) 特 例 水 準 については 平 成 25 年 度 から 27 年 度 までの 3 年 間 で 解 消 する 法 律 が 平 成 24 年 11 月 に 成 立 しており この 法 律 は 平 成 25 年 10 月 から 段 階 的 に 施 行 され( 平 成 25 年 10 月 1.0% 引 下 げ 平 成 26 年 4 月 1.0% 引 下 げ 平 成 27 年 4 月 0.5% 引 下 げ) 平 成 27 年 4 月 以 降 は 完 全 に 特 例 水 準 が 解 消 されている 平 成 28 年 度 の 年 金 額 老 齢 基 礎 年 金 780,100 円 障 害 基 礎 年 金 (1 級 ) 975,125 円 (2 級 ) 780,100 円 遺 族 基 礎 年 金 780,100 円 子 の 加 算 額 (2 人 目 まで) 224,500 円 (3 人 目 から) 74,800 円 振 替 加 算 額 224,500 円 ~15,042 円 ( 大 正 15.4.2~ 昭 和 41.4.1) 35
Point 2 法 27 条 1 項 国 民 年 金 法 による 改 定 率 の 改 定 等 に 関 する 政 令 1 条 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 老 齢 基 礎 年 金 の 改 定 率 は 昨 年 度 と 同 じ 0.999 となった 平 成 28 年 度 の 国 民 年 金 の 改 定 率 は 平 成 27 年 度 と 同 じ 0.999 となり 老 齢 基 礎 年 金 の 額 も 昨 年 度 と 同 額 の 780,900 円 0.999=780,100 円 (50 円 未 満 切 り 捨 て)となった Point 3 法 87 条 3 項 国 民 年 金 法 による 改 定 率 の 改 定 等 に 関 する 政 令 2 条 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 国 民 年 金 の 保 険 料 は 4 月 から 月 額 16,260 円 となった 平 成 28 年 度 の 国 民 年 金 の 保 険 料 は 法 律 に 規 定 されている 16,660 円 に 保 険 料 改 定 率 の 0.976 を 掛 けて 16,260 円 (5 円 未 満 切 り 捨 て)となった なお 平 成 29 年 度 の 国 民 年 金 の 保 険 料 は 法 律 に 規 定 されている 16,900 円 に 保 険 料 改 定 率 の 0.976 を 掛 けて 16,490 円 (5 円 未 満 切 り 捨 て)となった Point 4 法 附 則 9 条 の 3 の 2 第 8 項 国 民 年 金 による 改 定 率 の 改 定 等 に 関 する 政 令 3 条 平 成 28 年 3 月 31 日 政 令 128 号 日 本 国 籍 を 有 しない 者 に 対 する 脱 退 一 時 金 の 額 が 改 正 となった 対 象 月 数 金 額 6 月 以 上 12 月 未 満 46,770 円 12 月 以 上 18 月 未 満 93,540 円 18 月 以 上 24 月 未 満 140,310 円 24 月 以 上 30 月 未 満 187,080 円 30 月 以 上 36 月 未 満 233,850 円 36 月 以 上 280,620 円 36
被 用 者 年 金 一 元 化 に 関 する 事 項 Point 5 法 17 条 年 金 給 付 を 受 ける 権 利 を 裁 定 する 場 合 又 は 年 金 給 付 の 額 を 改 定 する 場 合 の 端 数 処 理 の 仕 方 が 変 更 (100 円 単 位 ではなく 円 単 位 で 端 数 処 理 )となった 年 金 給 付 を 受 ける 権 利 を 裁 定 する 場 合 又 は 年 金 給 付 の 額 を 改 定 する 場 合 に 年 金 給 付 の 額 に 50 銭 未 満 の 端 数 が 生 じたときは 切 り 捨 て 50 銭 以 上 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは 1 円 に 切 り 上 げることとなった Point6 法 18 条 の 2 年 金 の 各 期 支 払 期 における 支 払 額 に 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときはこれを 切 り 捨 て 切 り 捨 てた 端 数 の 合 計 額 を 2 月 期 の 支 払 額 に 加 算 して 支 払 うこととなった 年 金 の 各 期 支 払 期 における 支 払 額 に 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときはこれを 切 り 捨 て 切 り 捨 てた 端 数 の 合 計 額 を 2 月 期 の 支 払 額 に 加 算 して 支 払 うこととなった なお 合 計 額 にさらに 1 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 切 り 捨 てることとなった 37