いは 親 の 離 婚 等 によって 生 じたものであり 逆 に 言 うと 子 供 と 同 居 していない 母 親 も 存 在 するということになる しかし 表 1を 見 て 分 るとおり 非 同 居 児 は 同 居 児 に 比 して 圧 倒 的 に 少 ないことから 非 同 居 児 の 存 在 は

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3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

別紙3

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

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別紙3

波佐見町の給与・定員管理等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 及 び の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 ( ベース) ,9 47,78 369,884 崎 県 , , ,

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

概 要 近 年 研 究 者 としてのキャリアの 入 り 口 として 広 く 認 識 されつつあるポストドクターは 任 期 付 の 職 位 である 本 稿 ではポストドクターから 任 期 のない 正 規 の 雇 用 ( 正 規 職 )への 移 行 状 況 及 び 移 行 パターンを 文 部 科 学 省


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Microsoft Word - 2章.doc

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

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m07 北見工業大学 様式①

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

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Ⅰ 平成14年度の状況

12 大 都 市 の 人 口 と 従 業 者 数 12 大 都 市 は 全 国 の 人 口 の 約 2 割 従 業 者 数 の 約 3 割 を 占 める 12 大 都 市 の 事 業 所 数 従 業 者 数 及 び 人 口 は 表 1 のとおりです これらの 12 大 都 市 を 合 わせると 全

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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(\202g22\214\366\225\\.xls)

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

■認知症高齢者の状況

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

第25回税制調査会 総25-1

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2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料

23年度版 総社市様式外.xls

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

(3) 仕 事 ( 結 果 の 概 要 12~ ページ 参 照 ) 有 業 者 の 仕 事 間 は 男 女 共 に 平 成 13 年 まで 減 少 が 続 き,18 年 で 増 加 したが,23 年 で 再 び 減 少 平 成 23 年 の 有 業 者 の 仕 事 間 は 男 性 が6 間 56,

130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

納品労働者アンケート結果_0331納品版

16 日本学生支援機構

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1 総括

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 ( 単 位 : ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135, , , , , , ,

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18 国立高等専門学校機構

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

平成22年度標茶町の給与・定員管理の公表

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

Ⅰ 平成14年度の状況

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一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 ) ( 単 位 : ) 1 級 級 級 級 5 級 級 1 号 給 の 給 料 月 額 15, 185,8,9 1,9 89,, 最 高 号 給 の 給 料 月 額,7 9, 5, 9,1,5, ( 注 ) 給 料 月 額 は

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公表表紙

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

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5 満 60 歳 以 上 の 祖 父 母 二 親 等 の 直 系 血 族 である 実 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 又 は 養 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 をいう 6 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 弟

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

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(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

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公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 が 無 い た め 記 載 し て お り ま せ ん 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 A 公 務 員 給 与 B 較 差 A - B 勧 告 ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 国 の 改

常 勤 職 員 の 育 児 休 業 の 取 得 率 をみると 5.5% 99.3%となっており 前 年 度 に 比 べ は0.9ポイント は1.2ポイントの 増 加 ( 前 年 度 4.6% 98.1%)となっています 取 得 率 (%) 育 児 休 業 取 得 率 ( 常 勤 職 員 ) 取 得

Transcription:

国 勢 調 査 による 最 近 の 有 配 偶 無 子 女 性 の 動 向 総 務 省 統 計 研 修 所 松 村 迪 雄 はじめに 我 が 国 の 合 計 特 殊 出 生 率 (TFR)は 近 年 人 口 の 置 換 水 準 を 下 回 って 大 きく 低 下 して おり 25 年 には 1.26 にまで 低 下 した その 後 は 若 干 上 昇 しているが それでも 29 年 のTFRは 1.37 という 低 水 準 にある 我 が 国 の 出 生 率 の 低 下 は 従 来 は 女 性 が 結 婚 しな いこと( 非 婚 化 )と 結 婚 したとしてもその 年 齢 が 従 来 よりも 高 くなること( 晩 婚 化 )に よって 説 明 されてきた しかし 2 年 ころから 結 婚 しても 子 供 を 産 まないという 有 配 偶 出 生 率 の 低 下 が 廣 嶋 (2) 高 橋 ( 24)により 指 摘 されている この 両 者 は 最 近 の 出 所 率 の 低 下 は7 割 が 女 性 の 結 婚 年 齢 の 上 昇 によるもので 残 りの3 割 は 結 婚 しても 子 供 を 産 まないという 有 配 偶 出 生 率 の 低 下 によるものと 説 明 している また 有 配 偶 出 生 率 の 低 下 要 因 として 新 谷 (1998)は 結 婚 しても 第 1 子 を 出 生 するま での 期 間 が 長 期 化 していることを 佐 々 井 (24)は 第 2 子 以 上 を 出 生 する 夫 婦 割 合 が 低 下 していることを 指 摘 している 当 ペーパーは 最 近 指 摘 されている 有 配 偶 出 生 率 の 低 下 を 踏 まえ 国 勢 調 査 の 同 居 児 表 を 用 い 結 婚 しても 子 供 を 産 まない 有 配 偶 無 子 女 性 の 状 況 について 就 業 状 態 や 職 業 別 に 最 近 どのように 変 化 しているかを 見 たものである 1) なお 当 ペーパーは 21 年 6 月 お 茶 の 水 大 学 で 行 われた 第 62 回 人 口 学 会 で 発 表 したも のをまとめたものである 1 同 居 児 表 による 分 析 の 制 約 同 居 児 表 がどういうものであるのかについてはここでは 述 べない 国 勢 調 査 で 提 供 され ている 同 居 児 表 は 同 居 児 数 ( 子 供 の 数 ) 別 の 統 計 があることから このうち 同 居 児 人 を 子 供 のいない 者 ( 無 子 者 )とみなすこととした また 母 の 属 性 別 ( 教 育 程 度 就 業 状 態 産 業 職 業 等 )にかなりの 同 居 児 表 があり これらを 用 いて 有 配 偶 無 子 者 の 分 析 を 母 の 属 性 別 に 行 うことが 可 能 となる しかし 同 居 児 表 で 有 配 偶 者 の 無 子 について 分 析 するにはいくつか 制 約 がある それを 挙 げると 以 下 の3 点 である 1 非 同 居 児 の 存 在 2 同 居 児 の 年 齢 が 限 られている 3 同 居 児 表 の 母 親 は 既 婚 者 であり 有 配 偶 者 の 同 居 児 表 は 集 計 されていない 上 記 の3つの 問 題 については 以 下 の 仮 定 を 置 くこととした 1 について 非 同 居 児 は 母 親 と 同 居 していない 子 供 のことである 非 同 居 児 は 母 親 が 死 亡 した ある 1

いは 親 の 離 婚 等 によって 生 じたものであり 逆 に 言 うと 子 供 と 同 居 していない 母 親 も 存 在 するということになる しかし 表 1を 見 て 分 るとおり 非 同 居 児 は 同 居 児 に 比 して 圧 倒 的 に 少 ないことから 非 同 居 児 の 存 在 は 無 視 することとした ただし 最 近 になるほど 非 同 居 児 数 は 増 加 傾 向 にあるとともに 同 居 児 に 対 する 比 率 も 上 昇 していることから この 非 同 居 児 の 存 在 が 最 近 の 有 配 偶 無 子 女 性 の 数 を 下 方 に 偏 らせる 傾 向 にあることは 否 定 できな い 表 1 15 歳 未 満 非 同 居 児 数 と 同 居 児 と 非 同 居 児 の 比 率 の 推 移 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年 15 歳 未 満 非 同 458,647 473,565 451,733 62,225 718,29 816,787 居 児 数 ( 人 ) 同 居 児 に 対 す.17.19.21.32.4.49 る 比 率 注 ) 同 居 児 に 対 する 比 率 = 非 同 居 児 / 同 居 児 2 について 同 居 児 の 年 齢 は 198~199 年 が 15 歳 以 下 1995 年 が 19 歳 以 下 2 年 以 降 が 2 歳 以 下 の 集 計 となっている このためこれ 以 上 の 年 齢 の 子 供 ( 例 えば 2 年 時 点 で の 子 供 )を 出 生 した 女 性 については 同 居 児 表 の 上 では 実 際 に 出 生 した 子 供 数 よりも 少 ない 出 生 数 とみなされる すなわち 今 回 の 分 析 の 対 象 となる 無 子 の 女 性 の 数 が 実 際 より 多 く なるということである しかし これは 年 齢 が 高 い( 実 際 には 以 上 ) 女 性 についての ことであり また 15~ で 末 子 ( 最 後 の 子 供 )を 出 生 するということはそれほど 多 く ないとみなされるので ここでは 4 歳 まではこの 影 響 はないものとみなして 分 析 を 行 うこ ととした 3 について 国 勢 調 査 で 集 計 されている 同 居 児 表 は 母 親 となるべき 女 性 は 日 本 人 の 15 歳 以 上 で その 配 偶 関 係 は 既 婚 者 となっており 有 配 偶 者 ではない 有 配 偶 者 以 外 の 既 婚 者 は 離 別 者 と 死 別 者 であるが その 数 は 表 2のとおり 有 配 偶 者 の 1% 前 後 で 有 配 偶 者 に 比 べ 相 当 少 な い また 調 査 時 点 で 死 離 別 者 となっている 女 性 ( 母 親 )の 子 供 の 数 は 調 査 時 点 で 有 配 偶 者 となっている 女 性 ( 母 親 )より 少 ないと 予 想 されるものの その 差 はそう 多 くないこ とから ここでは 既 婚 者 を 有 配 偶 者 とみなして 扱 うこととした 2) 表 2 年 齢 別 日 本 人 女 性 の 有 配 偶 者 と 死 離 別 者 数 と 両 者 の 比 率 (25 年 ) 15~19 歳 2~ 25~ 3~ 35~ 有 配 偶 者 ( 人 ) 23,676 351,273 1,499,73 2,946,58 3,57,588 死 離 別 者 ( 人 ) 1,778 3,968 17,416 243,254 31,85 両 者 の 比.75.88.72.83.11 2

注 ) 両 者 の 比 =( 死 別 者 + 離 別 者 )/ 有 配 偶 者 2 有 配 偶 者 の 一 人 当 たり 出 生 児 数 とパリテイ 人 口 比 率 今 回 の 分 析 の 目 的 である 有 配 偶 者 の 無 子 率 ( 有 配 偶 無 子 率 = 有 配 偶 者 のうち 子 供 がいな い 者 / 有 配 偶 者 )を 見 る 前 に 既 婚 者 全 体 の 一 人 当 たり 出 生 数 と 未 婚 者 を 含 めた 女 性 全 体 の 無 子 割 合 について 最 近 の 動 向 を 見 ることとする 図 1は 既 婚 者 の 年 齢 別 一 人 当 たり 出 生 児 数 の 198 年 以 降 の 推 移 を 見 たものである 一 人 当 たり 出 生 児 数 ( 人 ) 2.5 図 1 既 婚 者 の 一 人 当 たり 出 生 児 数 の 推 移 2. 1.5 1..5 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年. 2 歳 4 歳 44 歳 48 歳 52 歳 56 歳 6 歳 年 齢 資 料 : 松 村 (29) 今 回 の 分 析 では 既 婚 者 を 有 配 偶 者 とみなしているので この 図 を 有 配 偶 者 の 一 人 当 たり 出 生 児 数 とすると 198 年 以 降 有 配 偶 者 の 一 人 当 たり 出 生 児 数 の 変 化 には 2 代 半 ばを 境 として 大 きな 違 いがあることが 理 解 できる すなわち 2 代 後 半 以 降 の 年 齢 では 有 配 偶 者 の 一 人 当 たり 出 生 児 数 は 低 下 し 逆 に 2 代 前 半 では 上 昇 しているということである 2 代 前 半 の 上 昇 は 近 年 の 婚 前 妊 娠 3) の 影 響 によるものとみられる しかし この 年 代 の 有 配 偶 率 が 低 いことを 考 慮 すると 有 配 偶 者 全 体 の 一 人 当 たり 出 生 児 数 は 低 下 傾 向 にあるとみ られる 図 2は 未 婚 者 を 含 めた 全 女 性 の 年 齢 別 パリテイ 比 率 の 推 移 である 日 本 とドイツの 無 子 割 合 を 比 較 した 原 (29)は 近 年 我 が 国 でもこの 割 合 が 急 速 に 上 昇 していることを 指 摘 しており 4) その 指 摘 と 同 様 近 年 各 コーホートともに 無 子 割 合 の 上 昇 が 顕 著 である 3

特 に 198~199 年 頃 まで の 無 子 割 合 は 1% 前 後 であったものが 25 年 には 2% 程 度 まで 上 昇 している また 出 生 率 が 高 い 前 後 の 上 昇 も 著 しく の 数 字 では 198 年 の 17.8%から 25 年 には 55.6%へと 急 上 昇 している これは 非 婚 化 による 3 歳 前 後 の 未 婚 率 の 上 昇 が 主 な 要 因 と 推 察 される しかし 一 方 で 結 婚 した 者 すなわち 有 配 偶 者 の 無 子 率 の 変 動 が 女 性 全 体 の 無 子 率 にどう 影 響 を 与 えたのかということも 知 る 必 要 がある ここに 今 回 の 当 ペーパーのテーマである 有 配 偶 無 子 率 の 動 向 を 見 る 意 義 がある 人 口 比 率 図 2 年 齢 別 パリテイ 人 口 比 率 の 推 移 1.9.8.7.6.5 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年.4.3.2.1 2 歳 年 齢 資 料 : 図 1に 同 じ 2 有 配 偶 者 全 体 の 年 齢 別 無 子 率 図 3は 198 年 以 降 の 有 配 偶 者 全 体 の 年 齢 別 無 子 率 を 見 たものである これをみると こ の 25 年 間 に 有 配 偶 者 の 無 子 率 はかなり 大 きく 変 動 していることが 分 かる 198 年 当 時 の 無 子 率 は 年 齢 とともにほぼ 単 調 に 低 下 していた 若 い 年 齢 で 有 配 偶 無 子 率 が 高 く 年 齢 が 上 昇 するにつれてそれが 低 下 していくのは 若 い 年 齢 では 結 婚 してからの 期 間 ( 結 婚 持 続 期 間 )が 短 いためとみられ 当 然 の 結 果 である しかし それは 198 当 時 の 姿 であって 最 近 ではその 姿 にかなりの 変 化 がみられる すなわち 25 年 には ころまで 年 齢 の 上 昇 とともに 低 下 し その 後 まで 上 昇 若 しくは 横 ばいとなり から 再 び 低 下 す るという 形 となった また 年 齢 別 の 変 化 をみると 198 年 以 降 以 下 は 低 下 以 上 は 上 昇 しており その 間 の 24~ はいったん 上 昇 した 後 低 下 している 若 年 層 の 無 子 率 の 低 下 は 最 近 顕 著 となっている 婚 前 妊 娠 の 影 響 で 結 婚 後 ( 場 合 によっては 前 )す 4

ぐに 出 産 する 者 が 多 くなったためとみられ これは 25 年 では 2 代 後 半 にまで 及 んで きている また 2 代 後 半 以 降 の 有 配 偶 者 の 無 子 率 の 上 昇 は 結 婚 しても 子 供 を 産 まない 者 の 比 率 が 上 昇 していることを 示 しているが これには 晩 婚 化 に 伴 って この 年 齢 層 の 結 婚 期 間 ( 結 婚 持 続 期 間 )が 短 くなったためという 可 能 性 もある このことについては 当 ペーパーの 最 後 に 補 足 として 解 説 する 1.9.8.7.6.5.4.3.2.1 図 3 年 齢 別 有 配 偶 者 無 子 率 の 推 移 -198 年 ~25 年 25 年 2 年 1995 年 199 年 1985 年 198 年 15 歳 16 歳 17 歳 18 歳 19 歳 2 歳 4 歳 41 歳 3 女 性 の 属 性 別 にみた 有 配 偶 無 子 率 次 に 有 配 偶 者 の 無 子 率 を 女 性 の 各 属 性 別 に 見 ることとする 3-1 就 業 状 態 図 4は 25 年 の 就 業 者 と 非 就 業 者 に 分 けた 年 齢 別 の 有 配 偶 無 子 率 を 図 5はそれを 199 年 以 降 についての 時 系 列 で 見 たものである この2つの 図 から 次 のことが 分 かる 1 就 業 者 と 非 就 業 者 ともに 年 齢 別 無 子 率 は 似 たような 形 をしている( 年 齢 とともにいった ん 低 下 し その 後 上 昇 若 しくは 横 ばいとなって 再 び 低 下 するという 形 )が 全 ての 年 齢 で 就 業 者 の 無 子 率 が 高 く 4 歳 位 で 両 者 の 率 がほぼ 同 じとなる 2 時 系 列 で 見 ると 就 業 非 就 業 者 ともに 総 数 と 同 じように( 若 年 では 低 下 2 代 半 ばで は 上 昇 した 後 低 下 2 代 後 半 以 降 では 上 昇 ) 変 化 しているが その 変 化 幅 は 就 業 者 で 5

大 きい このような 有 配 偶 無 子 率 の 形 やその 変 化 が 我 が 国 女 性 の 就 業 と 結 婚 出 産 の 関 係 を 考 察 してみる まず 就 業 者 の 無 子 率 が 非 就 業 者 の 無 子 率 より 高 いのは 子 供 がいない 有 配 偶 女 性 は 就 業 者 となる 傾 向 が 強 いことの 表 れであろう ただし 両 者 の 無 子 率 は 4 歳 あた りではほぼ 同 じ 率 となっているということは この 年 齢 になれば 就 業 と 子 供 の 有 無 はほと んど 関 係 が 無 いことを 示 しているといえる.6 図 4 就 業 者 と 非 就 業 者 の 年 齢 別 有 配 偶 無 子 率 -25.5.4 非 就 業 者 就 業 者.3.2.1 2 歳 4 歳 また 就 業 者 や 非 就 業 者 の 有 配 偶 無 子 率 が 上 昇 するのは 有 配 偶 の 就 業 者 や 非 就 業 者 の うち 子 供 のいない 者 の 割 合 が 上 昇 したことを 示 しており 逆 にこれが 低 下 するのは 子 供 のいない 者 の 割 合 が 低 下 したことを 示 している しかし 図 5でみる 就 業 者 非 就 業 者 の 年 齢 別 無 子 率 の 時 系 列 変 動 は 総 数 の 変 動 と 同 じような 動 きをしており これだけでは 有 配 偶 無 子 者 の 就 業 非 就 業 の 動 向 は 分 からない そこで 図 6として 有 配 偶 無 子 者 に 占 め る 就 業 者 の 割 合 の 推 移 を 掲 げた これを 見 ると 以 下 の 若 い 年 齢 では 有 配 偶 無 子 者 に 占 める 就 業 者 の 割 合 は 低 下 し 25~ では 上 昇 している 特 に 以 上 の 上 昇 は 1995 年 以 降 が 顕 著 である これは 若 い 年 齢 ( 以 下 )で 結 婚 した 者 は 結 婚 退 職 ( 出 産 のた めか?)の 傾 向 が 強 まっていること 逆 に 25~ の 者 は 結 婚 しても 子 供 が 生 まれな い 間 は 就 業 者 である すなわち 結 婚 退 職 をしない( 以 下 結 婚 非 退 職 という ) 傾 向 が 強 まっていることを 示 唆 している 6

.8.7.6.5.4.3.2.1 図 5 就 業 者 非 就 業 者 の 無 子 率 の 推 移 -199 年 ~25 年 25 年 非 就 業 者 25 年 就 業 者 2 年 非 就 業 者 2 年 就 業 者 1995 年 非 就 業 者 1995 年 就 業 者 199 年 非 就 業 者 199 年 就 業 者 2 歳 4 歳 7

.7 図 6 年 齢 別 有 配 偶 無 子 女 性 に 占 める 就 業 者 の 割 合.65.6.55.5.45.4 25 年 2 年 1995 年 199 年.35 2 歳 4 歳 3-2 女 性 の 属 性 別 有 配 偶 無 子 率 次 に 有 配 偶 無 子 率 を 女 性 の 属 性 ( 卒 業 学 校 の 種 類 ( 以 下 教 育 程 度 とする ) 及 び 職 業 ) 別 に 見 ることとする 図 7は 教 育 程 度 別 の 有 配 偶 無 子 率 を 199 年 と 2 年 について 見 たものである 5) これから 次 のことが 分 かる 1 学 歴 が 高 いほど 有 配 偶 無 子 率 は 高 く 若 いほどその 差 が 大 きい 2 近 年 における 若 年 層 の 婚 前 妊 娠 の 影 響 は 学 歴 に 関 係 なく 生 じている 3 1 年 間 の 変 化 をみると 2 代 後 半 以 降 の 無 子 率 の 上 昇 は 高 学 歴 ほど 顕 著 である また 図 8は 25 年 の 職 業 別 の 有 配 偶 無 子 率 で 図 9はその 1 年 間 の 変 化 幅 である これから 次 のことが 分 かる 1 までは 専 門 的 技 術 的 職 業 が 最 も 高 く 以 降 は 事 務 従 事 者 が 最 も 高 くなる また 各 年 齢 で 農 林 漁 業 作 業 者 が 最 も 低 い 2 1 年 間 の 変 化 をみると 2 代 後 半 以 降 の 無 子 率 の 上 昇 は 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 が 大 きく サービス 職 業 従 事 者 で 小 さい 3 また 農 林 漁 業 作 業 者 は 婚 前 妊 娠 によるとみられる 若 年 層 の 有 配 偶 無 子 率 の 低 下 が 小 さい これらの 結 果 から 近 年 の 就 業 と 結 婚 出 産 の 関 係 を 考 察 してみる 若 い 女 性 の 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 は 保 母 看 護 師 及 び 教 員 が 主 な 職 業 である これらの 職 業 は 学 歴 が 8

.9.8 図 7 教 育 程 度 別 有 配 偶 無 子 率 -199 年 2 年 中 学 2 年.7 高 校 2 年.6.5.4 短 大 高 専 2 年 大 学 院 2 年.3 中 学 199 年.2.1 2 歳 4 歳 高 校 199 年 短 大 高 専 19 9 年 大 学 院 199 年 図 8 職 業 別 有 配 偶 無 子 率 -25 年.9.8 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者.7 事 務 従 事 者.6.5 販 売 従 事 者.4.3 サービス 職 業 従 事 者.2.1 農 林 漁 業 作 業 者 2 歳 4 歳 生 産 工 程 労 務 作 業 者 注 ) 上 記 以 外 の 職 業 は 実 数 が 少 ないため 割 愛 した( 次 図 も 同 じ ) 高 い 者 が 多 いことから 高 学 歴 者 の 2 代 後 半 以 降 の 無 子 率 の 大 幅 な 上 昇 と 合 致 しているとみ 9

られる また 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 や 事 務 従 事 者 の 無 子 率 が 高 いのはこの 職 業 にある 者 は 結 婚 非 退 職 者 が 多 いか あるいは 出 産 離 職 者 が 多 いため 相 対 的 に 無 子 率 が 高 くなった 結 果 と 考 えられる 逆 に 有 配 偶 無 子 率 が 低 い 農 林 漁 業 作 業 者 生 産 工 程 労 務 作 業 者 及 び サービス 職 業 従 事 者 は 子 供 を 産 んだ 有 配 偶 女 性 が 離 職 しない 若 しくは 他 からこれらの 職 業 に 流 入 してきた 結 果 と 考 えられる さらに 25 年 までの 1 年 間 に 2 代 後 半 以 降 有 配 偶 無 子 率 が 大 きく 上 昇 した 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 は 結 婚 非 退 職 又 は 出 産 退 職 の 傾 向 が 他 の 職 業 より 強 まっていると 考 えられる 一 方 若 年 層 をみると ほとんどの 職 業 でこの 1 年 間 に 有 配 偶 無 子 率 は 低 下 し ているが 農 林 漁 業 作 業 者 だけは 低 下 の 幅 が 小 さく この 職 業 では 婚 前 妊 娠 という 形 の 結 婚 がまだ 少 ないのではないかということを 示 唆 している 図 9.2.15.1.5 職 業 別 1995 年 ~25 年 の1 年 間 の 有 配 偶 無 子 率 の 変 化 幅 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 事 務 従 事 者 販 売 従 事 者 -.5 -.1 -.15 -.2 -.25 2 歳 4 歳 サービス 職 業 従 事 者 農 林 漁 業 作 業 者 生 産 工 程 労 務 作 業 者 1

4まとめ 以 上 最 近 の 有 配 偶 出 生 率 の 低 下 に 関 連 して 近 年 の 有 配 偶 無 子 率 の 動 向 を 国 勢 調 査 の 同 居 児 表 を 用 いて 見 てきた その 結 果 次 のことが 分 かった 第 1に 有 配 偶 無 子 率 は 婚 前 妊 娠 の 影 響 もあって 2 代 前 半 では 低 下 する 一 方 2 代 後 半 以 降 の 年 齢 では 上 昇 を 続 けていること 第 2に 就 業 者 と 非 就 業 者 では 就 業 者 の 有 配 偶 無 子 率 の 方 が 高 いが 4 歳 ころになると 両 者 の 差 はなくなること 第 3に 2 代 後 半 以 降 の 年 齢 では 結 婚 退 職 をせず 子 供 が 生 まれるまで 就 業 者 として 働 く 傾 向 が 強 まっている 可 能 性 があること 第 4に 教 育 程 度 別 では 高 学 歴 者 の 有 配 偶 無 子 率 が 高 く また 若 年 層 の 婚 前 妊 娠 は 学 歴 に 関 係 なく 生 じていること 第 5に 職 業 別 では 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 事 務 従 事 者 及 び 販 売 従 事 者 の 有 配 偶 無 子 率 が 高 く 特 に 2 代 後 半 以 降 の 上 昇 は 専 門 的 技 術 的 職 業 従 事 者 で 大 きく この 職 業 では 結 婚 非 退 職 又 は 出 産 退 職 の 傾 向 が 強 まっている 可 能 性 があること 等 である 最 後 に 有 配 偶 無 子 率 と 就 業 との 関 係 は 結 婚 による 有 配 偶 への 流 入 出 産 による 無 子 者 からの 流 出 更 には 就 業 非 就 業 間 移 動 と 職 業 間 移 動 などが 複 雑 に 関 係 しており 当 ペ ーパーでみた 結 果 だけでは 結 婚 退 職 ( 又 は 非 退 職 )や 出 産 退 職 の 動 向 を 断 定 できない し たがって 当 ペーパーではそのような 場 合 示 唆 している 又 は その 可 能 性 がある という 表 現 としていることに 留 意 していただきたい ( 補 足 ) 当 ペーパでは 2 代 後 半 以 降 の 有 配 偶 無 子 率 の 上 昇 について 論 じている しかし 近 年 の 結 婚 年 齢 の 上 昇 が 有 配 偶 期 間 の 短 縮 を 招 いていることは 否 定 できない 有 配 偶 期 間 が 短 くな れば 有 配 偶 無 子 率 が 上 昇 するのは 当 然 であろう そこで 国 勢 調 査 の 結 果 から 静 態 統 計 的 有 配 偶 期 間 とこれを 用 いた 静 態 統 計 的 平 均 有 配 偶 無 子 期 間 を 算 出 してその 影 響 を 見 ることとした ここで 静 態 統 計 的 有 配 偶 期 間 (Di)を 次 の 式 で 現 わす 静 態 統 計 的 有 配 偶 期 間 (Di)=( 年 齢 別 有 配 偶 率 (Mi))/( 有 配 偶 率 (Mi)) -.5 なお 最 後 の.5 は 実 際 には 年 齢 によって 異 なる 値 となるが ここでは 便 宜 すべての 年 齢 で.5 とした また 静 態 統 計 的 平 均 有 配 偶 無 子 期 間 (Si)を 次 の 式 で 現 わす 静 態 統 計 的 平 均 有 配 偶 無 子 期 間 (Si)=Di 年 齢 別 有 配 偶 無 子 率 (Ni) この Di と Si の 推 移 をグラフにしたのが 参 考 図 1と2である この 二 つのグラフから 言 え ることは 静 態 統 計 的 有 配 偶 期 間 (Di)は 一 部 若 年 層 を 除 いて 短 期 化 している しかし 静 態 統 計 的 平 均 有 配 偶 無 子 期 間 (Si)は 若 年 層 では 短 期 化 しているが 2 代 後 半 以 降 では 長 期 化 しており 当 ペーパーで 指 摘 した 有 配 偶 無 子 率 の 上 昇 とは 矛 盾 していないことが 分 かる 11

18 年 16 14 12 1 8 6 4 2 参 考 図 1 年 齢 別 静 態 統 計 的 有 配 偶 期 間 (Di)の 推 移 -198 年 ~25 年 25 年 2 年 1995 年 199 年 1985 年 198 年 2 歳 4 歳 年 1.8 1.6 1.4 1.2 1.8.6.4.2 参 考 図 2 年 齢 別 静 態 統 計 的 平 均 無 子 期 間 (Si)の 推 移 -198 年 ~25 年 25 年 2 年 1995 年 199 年 1985 年 198 年 2 歳 4 歳 12

1) 今 回 の 分 析 に 用 いた 資 料 は 主 に 国 勢 調 査 の 同 居 児 表 によるものであるので 資 料 名 の 無 い 図 表 は 国 勢 調 査 の 結 果 である 2) 調 査 時 点 で 有 配 偶 者 となっている 者 と 死 離 別 者 となっている 者 の 子 供 の 数 について の 数 字 は 無 いため 両 者 の 差 は 明 らかではないが 国 勢 調 査 の 家 族 類 型 別 の 統 計 からお おまかな 差 の 予 想 は 可 能 である 25 年 国 勢 調 査 の 家 族 類 型 の 夫 婦 と 子 供 から 成 る 世 帯 と 女 親 と 子 供 から 成 る 世 帯 の1 世 帯 当 たりの6 歳 未 満 の 子 供 の 数 は 前 者 が 1.31 人 後 者 が 1.19 人 で 死 離 別 者 が 主 に 母 親 となっているとみなされる 女 親 と 子 供 から 成 る 世 帯 の 子 供 数 が 少 ない なお これは あくまで 子 供 がいる 世 帯 につ いての 数 字 であるので 今 回 の 分 析 対 象 となる 有 配 偶 無 子 とは 異 なるものである 3) 婚 前 妊 娠 とは いわゆる できちゃった 婚 のことであるが 当 ペーパーでは 婚 前 妊 娠 という 用 語 を 用 いることとする なお 婚 前 妊 娠 という 用 語 は 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 が 実 施 している 出 生 動 向 基 本 調 査 の 報 告 書 で 用 いられている 4) 原 の 研 究 は そのデータ 源 が 主 に 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 の 出 生 動 向 調 査 などから 推 計 したものであるのに 対 し 図 2は 松 村 が 29 年 に 国 勢 調 査 から 推 計 した もので 細 かいところの 数 値 は 当 然 異 なるが 傾 向 としては 同 様 の 結 果 となっている 5) 国 勢 調 査 における 教 育 程 度 ( 卒 業 学 校 の 種 類 )は 西 暦 末 尾 年 の 大 規 模 調 査 の 年 し か 調 査 されないので 同 居 児 表 の 集 計 結 果 も 199 年 と 2 年 のみである 13