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て 位 置 付 けられているもので, 本 市 が 指 定 するものをいう ⒀ 防 火 対 策 次 のいずれかの 防 火 上 の 対 策 を 行 うことをいう ア 外 壁 で, 道 からの 延 焼 のおそれのある 部 分 ( 建 築 物 の 敷 地 が 接 する 道 に 面 する 当 該 建 築 物

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第 節 ○○計画

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第 節 ○○計画

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所沢市告示第   号

平成19年9月改定

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か

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新居浜市印鑑登録及び証明書発行保護事務取扱要領

高 第 3 種 17m 第 3 種 20m 第 3 種 30m 第 3 種 40m 第 3 種 30m 40m 建 築 物 の 各 部 分 の 高 さは 当 該 部 分 から 前 面 道 路 1 建 築 物 の 高 さは20メートル

第1章 総則

03

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

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定款  変更

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

1

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

に 認 める 者 を 含 む 以 下 同 じ )であること (2) 町 税 を 滞 納 していない 者 であること ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 4 条 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は 補 助 事 業 者 が 行 う 町 内

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災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

K66 号 2/9 B 面 農 業 体 験 施 設 等 (21) 施 設 の 区 分 ( 該 当 に 印 ) (22) 棟 数 (2) 建 築 延 べ 床 面 積 (24) 所 要 面 積 農 業 体 験 施 設 市 民 農 園 特 定 農 地 貸 付 けの 用 に 供 された 農 地 譲 受 後

(8) 評 点 2012 年 改 訂 版 高 知 県 木 造 住 宅 耐 震 診 断 マニュアル( 平 成 27 年 6 月 発 行 ) に 基 づく 耐 震 診 断 による 上 部 構 造 評 点 のうち 最 小 の 値 又 は 2012 年 改 訂 版 高 知 県 木 造 住 宅 耐 震 診 断

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

Transcription:

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 1 用 語 の 定 義 ⑴ 1 号 消 火 栓 とは, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 1 号 に 規 定 するものをいい, 次 号 に 掲 げるものを 除 く ⑵ 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 とは,1 号 消 火 栓 のうち, 一 人 操 作 が 可 能 なものとして 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 の 操 作 等 に 係 る 評 価 基 準 ( 平 成 8 年 消 防 予 第 254 号 )に 適 合 するものをいう ⑶ ⑷ ⑸ 2 号 消 火 栓 とは, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 2 号 に 規 定 する 消 火 栓 をいう 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 とは, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 2 号 ロに 規 定 する 消 火 栓 をいう 非 常 用 の 照 明 装 置 とは, 建 基 政 令 第 126 条 の4に 規 定 するものをいう 2 加 圧 送 水 装 置 ⑴ 加 圧 送 水 装 置 にポンプを 用 いるものにあっては, 次 によること 設 置 場 所 ポンプ( 水 中 ポンプを 除 く ) 加 圧 送 水 装 置 は 点 検 に 便 利 ( 安 全 に 点 検 ができ,ポンプ 室 が 地 下 にある 場 合 は 階 段 を 設 置 ) で, 不 燃 材 料 で 造 った 壁, 柱, 床 及 び 天 井 ( 天 井 のない 場 合 にあっては 屋 根 )で 区 画 し, 開 口 部 には, 防 火 設 備 である 防 火 戸 を 設 けた 専 用 の 室 ( 以 下,この 第 2において 消 火 ポンプ 室 という )に 設 けること また, 消 火 ポンプ 室 には 照 明 装 置 ( 非 常 用 の 照 明 装 置 兼 用 )を 設 置 し, 入 口 付 近 には, 消 火 ポンプ 室 の 表 示 をすること a 水 中 ポンプ 水 中 ポンプは 点 検 のためのふたの 真 下 に 設 けるほか, 引 上 げ 用 のフック 等 を 設 け, 外 観 点 検 等, 所 定 の 点 検 が 容 易 に 行 えるよう 措 置 すること b 水 中 ポンプは, 貯 水 槽 の 底 面 から5cm 以 上 の 位 置 に 設 置 し, 貯 水 槽 の 壁 面 から 当 該 ポンプ の 中 心 までの 距 離 は,ポンプストレーナー 部 分 の 外 径 の2 倍 以 上 とすること c 水 中 ポンプの 制 御 盤 の 設 置 場 所 については, 前 を 準 用 すること 機 器 用 いることができる 加 圧 送 水 装 置 加 圧 送 水 装 置 等 は, 加 圧 送 水 装 置 の 基 準 ( 平 成 9 年 消 防 庁 告 示 第 8 号, 以 下,この 第 2に おいて 加 圧 送 水 装 置 告 示 基 準 という ) に 適 合 するもの( 以 下,この 第 2において 告 示 適 合 品 という )であること なお, 原 則 として 認 定 品 を 使 用 すること ウ 中 継 ポンプとして 用 いる 場 合 は, 前 によるほか, 押 し 込 み 圧 力 を 考 慮 して 選 定 すること 附 属 装 置 等 の 変 更 a 加 圧 送 水 装 置 の 認 定 品 を 設 置 する 際 に, 設 置 場 所 の 位 置, 構 造 及 び 状 況 により, 次 の 変 更 を 行 う 場 合 にあっては, 告 示 適 合 品 として 取 り 扱 うことができる - 250 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 ポンプの 設 置 位 置 が 水 源 より 低 い 場 合 における 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 配 管 の 位 置 の 変 更 (ただし, 流 水 量 に 著 しい 影 響 を 及 ぼさないこと ) 立 上 り 管 の 頂 部 位 置 が 当 該 加 圧 送 水 装 置 より 低 い 場 合 におけるポンプ 吐 出 側 圧 力 計 の 連 成 計 への 変 更 水 源 水 位 がポンプより 高 い 場 合 のフート 弁 の 変 更 非 常 電 源 による 加 圧 送 水 装 置 の 起 動 制 御 を 行 う 場 合 における 制 御 盤 のポンプ 起 動 リレー の 変 更 排 水 場 所 に 合 わせた 場 合 の 流 量 試 験 配 管 の 向 きの 変 更 (ただし, 流 水 量 に 著 しい 影 響 を 及 ぼさないこと ) 圧 力 調 整 弁 等 を 設 ける 場 合 のポンプ 吐 出 側 配 管 部 の 変 更 耐 圧 の 高 性 能 化 を 図 る 場 合 のポンプ 吐 出 側 止 水 弁 及 び 逆 止 弁 の 変 更 b 設 置 後 の 改 修 等 におけるポンプ, 電 動 機, 附 属 装 置 等 の 交 換 は, 同 一 仕 様 又 は 同 一 性 能 の ものを 設 けること エ a 警 報 及 び 表 示 呼 水 槽 の 減 水 警 報 は, 常 時 人 のいる 場 所 にも 警 報 (ベル,ブザー 等 ) 及 び 表 示 ができる ものとすること b 前 aの 常 時 人 のいる 場 所 には, 次 に 示 す 項 目 について, 警 報 及 び 表 示 がされるようにする こと ポンプ 運 転 ポンプ 故 障 配 管 充 水 用 補 助 ポンプ 故 障 消 火 水 槽 減 水 補 助 用 高 架 水 槽 減 水 呼 水 槽 減 水 ウ 設 置 方 法 ポンプの 吐 出 量 省 令 第 12 条 第 1 項 第 7 号 ハ, 同 条 第 2 項 第 5 号 及 び 同 条 第 3 項 第 2 号 によるほか, 次 に よるものとする a 同 一 防 火 対 象 物 で, 他 の 消 火 設 備 と 加 圧 送 水 装 置 を 併 用 するものにあっては, 次 によるこ と ポンプの 吐 出 量 は, 各 消 火 設 備 で 規 定 する 吐 出 量 を 加 算 して 得 た 量 以 上 の 量 とするこ と ただし, 耐 火 建 築 物 に 設 置 されており, 他 の 消 火 設 備 と 同 一 階 にないものは 加 算 を 要 しないものであること 危 険 物 施 設 に 設 置 される 消 火 設 備 と 法 第 17 条 に 基 づき 設 置 される 消 火 設 備 を 併 用 する 場 合 であっても 前 の 例 によることとする( 危 険 物 施 設 に 設 ける 消 火 設 備 に 関 する 基 準 は 危 険 物 関 係 の 法 令 等 によること ) 第 2 屋 内 栓 - 251 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 b 棟 が 異 なる 防 火 対 象 物 ( 同 一 敷 地 内 で, 管 理 権 原 が 同 一 の 場 合 に 限 る )は 次 の 場 合 に 限 り 加 圧 送 水 装 置 を 共 用 することができる 棟 に 至 る 配 管 は 原 則 として 埋 設 ( 共 同 溝 等 への 敷 設 を 除 く )しないこと やむを 得 ず 埋 設 する 場 合 には, 加 圧 送 水 装 置 から 埋 設 するまでの 間 で 棟 ごとに 配 管 を 分 岐 し, 止 水 弁 を 設 けるとともに, 後 記 4. ⑶の 例 により 配 管 の 防 食 施 工 を 行 うこと( 第 2-1 図 参 照 ) 第 2-1 図 吐 出 量 はそれぞれの 防 火 対 象 物 ごとに 必 要 となる 規 定 吐 出 量 を 加 算 して 得 た 量 以 上 の 量 とすること ただし, 次 のいずれかに 該 当 する 防 火 対 象 物 にあっては, 当 該 防 火 対 象 物 の うち 規 定 吐 出 量 が 最 大 となる 量 以 上 の 量 とすることができる ⅰ 隣 接 する 防 火 対 象 物 のいずれかが 耐 火 建 築 物 又 は 準 耐 火 建 築 物 であるもの ⅱ 防 火 対 象 物 相 互 の1 階 の 外 壁 間 の 中 心 線 から 水 平 距 離 が1 階 にあっては3m 以 上,2 階 以 上 の 階 にあっては5m 以 上 の 距 離 を 有 するもの a ポンプの 全 揚 程 等 階 高 が 高 い 等,ポンプの 締 切 揚 程 が170m 以 上 となる 場 合 にあっては, 中 継 ポンプ 等 を 設 け, 直 列 運 転 とすること b 一 次 ポンプの 全 揚 程 は, 中 継 ポンプの 位 置 において, 中 継 ポンプの 定 格 吐 出 量 時 に10m 以 上 の 圧 力 水 頭 を 保 有 すること エ 電 動 機 容 量 電 動 機 容 量 は 次 式 により 求 めること Q: 定 格 吐 出 量 (m3/min) H: 全 揚 程 (m) E: 定 格 吐 出 量 時 におけるポンプ 効 率 k: 伝 達 係 数 (1.1) ⑵ 加 圧 送 水 装 置 に 高 架 水 槽 を 用 いるものにあっては, 加 圧 送 水 装 置 告 示 基 準 によるほか 次 によるこ - 252 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 と 設 置 場 所 前 ⑴.によるほか, 屋 上 等 で 火 災 等 の 災 害 の 影 響 のおそれのない 位 置 に 設 けること 機 器 高 架 水 槽 は 省 令 第 12 条 第 1 項 第 7 号. ロによること なお, 高 架 水 槽 の 材 質 は 原 則 として 鋼 製 又 はこれと 同 等 以 上 の 強 度, 耐 食 性 及 び 耐 熱 性 を 有 するもの( 以 下,この 第 2において 鋼 板 製 等 という )とすること ただし, 次 の 全 てに 適 合 する 場 合 に 限 り, 鋼 板 製 等 以 外 のものとすることができる a 当 該 建 築 物 の 外 壁, 隣 接 する 建 築 物 及 び 工 作 物 から3m 以 上 の 距 離 を 有 する 場 所, 又 は 高 架 水 槽 から3m 未 満 の 範 囲 の 建 築 物 等 の 部 分 が 不 燃 材 料 で 造 られ,かつ, 当 該 範 囲 の 建 築 物 等 の 開 口 部 に 防 火 設 備 である 防 火 戸 が 設 けられていること b 周 囲 に 可 燃 物 ( 火 気 設 備 を 含 む) 等 が 存 在 しないものであること 高 架 水 槽 には, 必 要 以 下 に 減 水 した 際 に 警 報 を 発 する 減 水 警 報 装 置 を 前 (1)..エ.bに より 設 けること ウ 設 置 方 法 高 架 水 槽 は, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 1 号 ニ, 同 項 第 2 号.⑸ 又 は 同 項 第 2 号 ロ.⑸に 定 める 性 能 が 得 られるように 設 けるほか, 同 一 防 火 対 象 物 で, 他 の 消 防 設 備 と 高 架 水 槽 を 併 用 する 場 合 にあっては, 前 (1).ウ..aによること 高 架 水 槽 の 落 差 は, 省 令 第 12 条 第 1 項 第 7 号. 又 は 第 2 項 第 3 号 によるが, 易 操 作 性 1 号 消 火 栓,2 号 消 火 栓 及 び 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 の 弁,ホース,ノズル 等 の 摩 擦 損 失 水 頭 は, 後 記 8.⑴.,ウ 及 びエに 規 定 する 品 質 評 価 品 の 仕 様 書 の 明 示 されている 数 値 とすること ⑶ 放 水 圧 力 放 水 圧 力 については, 政 令 第 11 条 第 3 項 及 び 省 令 第 12 条 第 1 項 第 7 号 に 規 定 されているが, 屋 内 消 火 栓 の 種 別 に 応 じて 次 のとおりとすること 1 号 消 火 栓 及 び 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 0.17MPa 以 上 0.5MPa 未 満 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 0.17MPa 以 上 0.7MPa 未 満 2 号 消 火 栓 0.25MPa 以 上 0.7MPa 未 満 なお, 上 限 放 水 圧 力 を 超 えないための 措 置 は, 次 によること 高 架 水 槽 の 設 置 高 さを 考 慮 して 設 ける 方 法 ( 第 2-2 図 参 照 ) 第 2-2 図 - 253 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 ポンプ 揚 程 を 考 慮 し, 配 管 を 別 系 統 にする 方 法 ( 第 2-3 図 参 照 ) ウ 中 継 ポンプを 設 ける 方 法 ( 第 2-4 参 照 ) 第 2-3 図 第 2-4 図 エ オ 減 圧 機 構 付 の 消 火 栓 開 閉 弁 を 使 用 する 方 法 減 圧 弁 又 はオリフィス 等 による 方 法 ウ エ 減 圧 弁 は, 減 圧 措 置 のための 専 用 の 弁 とすること 減 圧 弁 は, 水 圧 により 自 動 的 に 流 過 口 径 が 変 化 し, 圧 力 制 御 を 行 うものであること 減 圧 弁 の 接 続 口 径 は, 取 付 部 分 の 管 口 径 と 同 等 以 上 のものであること 設 置 階 は,( 一 財 ) 日 本 消 防 設 備 安 全 センターの 性 能 評 定 品 ( 以 下,この 第 2において 評 定 品 という )を 除 き, 当 該 設 備 の 設 置 される 最 下 階 から3 階 層 ( 地 階 を 含 む ) 以 内 とする こと なお, 中 継 ポンプの 吐 出 量 側 直 近 の 当 該 ポンプの 受 けもつ 階 層 についても 適 用 されるも のであること オ 設 置 位 置 は, 枝 管 ごとに 開 閉 弁 等 の 直 近 とし, 点 検 に 便 利 な 位 置 とすること カ 減 圧 弁 にはその 直 近 の 見 やすい 箇 所 に 当 該 設 備 の 減 圧 弁 である 旨 を 表 示 した 標 識 を 設 けること キ 減 圧 弁 又 はオリフィス 等 を 使 用 する 当 該 設 備 の 着 工 届 出 書 には, 当 該 弁 等 の 仕 様 書, 性 能 書, 構 造 図 等 を 添 付 すること 3 水 源 ⑴ 水 源 水 量 政 令 第 11 条 第 3 項 第 1 号 ハ, 同 項 第 2 号.⑷,ロ.⑷, 省 令 第 12 条 第 1 項 第 7 号 ロ.ロ( 同 条 第 2 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む ) 及 び 条 例 第 37 条 第 3 項 によるほか, 他 の 消 防 用 設 備 等 と 併 用 する 場 合 には 前 2.⑴.ウ..a. から を, 棟 が 異 なる 防 火 対 象 物 の 加 圧 送 水 装 置 を 共 用 する 場 合 は, 前 2.⑴.ウ..b. の 例 により 算 出 した 量 以 上 とすること ⑵ 水 源 水 量 の 確 保 専 用 の 水 槽 とする 場 合 の 有 効 水 量 の 算 定 は, 次 の 例 によるものであること - 254 -

第2 屋内消火栓設備 サクションピットを設ける場合 第2 5図参照 D 吸水管の内径 第2 5図 サクションピットを設けない場合又は連通管を設ける場合 第2 6図参照 複数の槽で構成される地下水槽を使用する場合 次の計算式により 有効水量を求めること また 連通管の長さは1.5m以下とすること また 床上通気管は 100A以上のものを槽ご とに設けること なお 槽と槽の間に設ける通気管 断面積の合計が連通管の断面積の1 10以上である場合 に限る を設けた場合は いずれかの槽に床上通気管を設けることで足りる 第2 6図 255

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 A : 連 通 管 内 断 面 積 (m2) D : 連 通 管 内 径 (mm) Q : 連 通 管 の 流 量 (m3) g : 重 力 の 加 速 度 (9.8m/s2) H : 水 位 差 (m) 雑 用 水 等 の 水 源 と 併 用 する 場 合 の 有 効 水 量 は, 次 のいずれかによること 当 該 雑 用 水 等 の 用 に 供 する 水 量 が, 電 気 的 に 自 動 制 御 されるものにあっては, 当 該 制 御 され る 水 位 までを 有 効 水 量 とすること( 第 2-7 図 参 照 ) 第 2-7 図 雑 用 水 等 の 用 に 供 する 水 量 が 電 気 的 に 自 動 制 御 できないもので, 加 圧 送 水 装 置 にポンプを 用 いる 場 合 にあっては, 当 該 消 火 設 備 のフート 弁 の 上 部 に 他 のポンプのフート 弁 を, 高 架 水 槽 を 用 いる 場 合 にあっては, 当 該 消 火 設 備 の 吐 出 管 の 上 部 に 他 の 設 備 の 吐 出 管 を 設 け,その 間 の 水 量 を 有 効 水 量 とすること( 第 2-8 図, 第 2-9 図 参 照 ) - 256 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 第 2-8 図 第 2-9 図 ウ 加 圧 送 水 装 置 に 水 中 ポンプ 等 を 用 いる 場 合 は, 最 低 運 転 水 位 以 上 の 水 位 を 有 効 水 量 とすること ⑶ 水 源 水 槽 に 鋼 板 製 等 以 外 のものを 使 用 する 場 合 は, 前 2.⑵..ただし 書 きによること 4 配 管 等 ⑴ 機 器 配 管 は, 省 令 第 12 条 第 1 項 第 6 号 に 規 定 されるもののほか, 次 によること 定 格 全 揚 程 時 における 配 管 部 分 の 圧 力 値 が1.6MPa 以 上 となる 部 分 にあってはJIS G 3454( 圧 力 配 管 用 炭 素 鋼 鋼 管 ) 又 はこれと 同 等 以 上 の 強 度, 耐 食 性 及 び 耐 熱 性 を 有 する 配 管 を 使 用 するこ と 弁 類 ( 加 圧 送 水 装 置 の 吐 出 側 直 近 に 設 けられる 逆 止 弁 及 び 止 水 弁 を 除 く )を 設 ける 場 合 の 当 該 弁 の 最 高 使 用 圧 力 は, 定 格 全 揚 程 時 における 当 該 場 所 の 圧 力 値 以 上 の 仕 様 のものを 設 けること ( 第 2-1 表 参 照 ) 第 2-1 表 バブル 類 の 規 格 (JIS 抜 粋 ) - 257 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 加 圧 送 水 装 置 の 吐 出 側 直 近 に 設 けられる 逆 止 弁 及 び 止 水 弁 は, 加 圧 送 水 装 置 の 認 定 時 に 確 認 されているためここでは 除 外 した ウ 管 継 手 は, 省 令 第 12 条 第 6 号 ホによるほか, 可 とう 管 にあっては 認 定 品 を,それ 以 外 の 機 器 に あっては 評 定 品 を 用 いること なお, 評 定 品 の 使 用 にあっては 評 定 時 の 条 件 に 適 合 した 施 工 とすること エ 合 成 樹 脂 管 等 を 配 管 及 び 管 継 手 として 使 用 する 場 合 は, 認 定 品 を 使 用 すること ⑵ 設 置 方 法 配 管 は, 原 則 として 補 助 用 高 架 水 槽 により 常 時 充 水 しておくこと その 場 合, 補 助 用 高 架 水 槽 から 主 管 までの 配 管 の 呼 びは1 号 消 火 栓 又 は 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 が 設 置 されているものは40A 以 上, 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 が 設 置 されているものは32A 以 上,2 号 消 火 栓 が 設 置 されているものは25A 以 上 とすること ただし, 配 管 充 水 用 補 助 ポンプ( 以 下,この 第 2において 補 助 ポンプ という )を 設 けた 場 合 はこの 限 りでない 補 助 用 高 架 水 槽 は, 前 2.⑵.によることとし,その 容 量 は,1 号 消 火 栓 又 は 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 が 設 置 されているものは0.5m3 以 上, 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 又 は2 号 消 火 栓 が 設 置 され ているものは0.3m3 以 上 とすること ただし, 当 該 水 槽 の 水 位 が 低 下 した 場 合 に 呼 び 方 25A 以 上 の 配 管 により 自 動 的 に 給 水 できる 装 置 を 設 ける 場 合 にあっては, 当 該 容 量 を0.2m3 以 上 とすることができる 補 助 ポンプによる 場 合 は, 次 のすべてに 適 合 すること a 補 助 ポンプの 水 源 は, 呼 水 槽 と 兼 用 しないもので,かつ, 自 動 給 水 装 置 を 設 けてあること b 補 助 ポンプ 配 管 と 主 管 の 接 続 は, 屋 内 消 火 栓 設 備 用 ポンプ 直 近 の 逆 止 弁 の 二 次 側 配 管 とし, 当 該 接 続 配 管 に 止 水 弁 及 び 逆 止 弁 を 設 けること c 補 助 ポンプが 作 動 中 に 屋 内 消 火 栓 設 備 を 使 用 した 場 合 において, 屋 内 消 火 栓 設 備 の 放 水 に 支 障 がないこと d 補 助 ポンプの 吐 出 量 は, 必 要 最 小 限 の 容 量 とし, 概 ね20l/min 以 下 とすること e 補 助 ポンプの 起 動 停 止 圧 力 の 設 定 は, 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 による 起 動 の 場 合 は, 配 管 内 の 圧 力 が 屋 内 消 火 栓 設 備 用 ポンプの 起 動 圧 より0.05MPa 以 上 高 い 値 までに 減 少 した 時 に, 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 以 外 の 起 動 による 場 合 は, 補 助 ポンプの 配 管 内 の 圧 力 が, 最 も 高 い 位 置 にある 屋 内 消 火 栓 開 閉 弁 から 屋 内 消 火 栓 ポンプまでの 落 差 圧 まで 減 少 した 時 に,それぞれ 確 実 に 自 動 起 動 し, 停 止 圧 力 に 達 した 時 に 確 実 に 自 動 的 に 停 止 するものであること f 補 助 ポンプの 締 切 圧 力 が 屋 内 消 火 栓 設 備 用 ポンプの 締 切 揚 程 より 大 きい 場 合 は, 安 全 弁 等 により 圧 力 上 昇 を 制 限 できるものとし, 屋 内 消 火 栓 設 備 に 支 障 を 及 ぼさないこと g 減 水 警 報 装 置 は, 前 2..⑴..エ.bにより 設 けること 前 による 補 助 用 高 架 水 槽 について, 他 の 消 防 用 設 備 等 と 兼 用 する 場 合 は, 当 該 設 備 等 のうち, 一 番 大 きな 容 量 を 必 要 とするものの 容 量 以 上 確 保 できればよいものとする ただし, 補 助 用 高 架 水 槽 から,それぞれの 消 防 設 備 の 主 管 までは 専 用 配 管 とすること ウ 止 水 弁 及 び 逆 止 弁 は, 容 易 に 点 検 できる 場 所 に 設 け,かつ, 当 該 弁 である 旨 の 表 示 を,さらに は, 弁 の 常 時 開, 常 時 閉 等 の 表 示 を, 直 近 の 見 やすい 位 置 に 設 けること - 258 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 エ 止 水 弁 にあっては,その 開 閉 方 向 を, 逆 止 弁 にあっては,その 流 れ 方 向 を 見 やすい 位 置 に 表 示 すること オ 防 火 対 象 物 の 最 上 部 に 設 置 された 連 結 送 水 管 の 放 水 口 の 高 さが, 地 盤 面 から50m 以 下 で, 前 2. ⑴.ウ..b( 共 同 溝 等 への 敷 設 を 除 く ) 以 外 のものに 限 り, 次 のからエに 該 当 した 場 合, 連 結 送 水 管 の 配 管 と 兼 用 することができる( 別 図 第 2-1 参 照 ) 主 管 は 呼 び 径 100A 以 上, 枝 管 にあっては65A 以 上 とすること 連 結 送 水 管 の 設 計 送 水 圧 力 が1MPa 以 上 となるものにあっては, 省 令 第 31 条 第 5 号 から ニに 規 定 する 配 管 とし, 前 2.⑶.エに 規 定 する 減 圧 機 構 付 の 開 閉 弁 を 使 用 すること ウ ポンプと 連 結 送 水 管 の 送 水 口 の 間 には 逆 止 弁 を 設 け, 連 結 送 水 管 の 送 水 圧 力 がポンプに 直 接 かからないように 措 置 すること ただし, 加 圧 送 水 装 置 告 示 基 準 に 規 定 されたポンプ 吐 出 側 逆 止 弁 が 連 結 送 水 管 の 設 計 送 水 圧 力 の1.5 倍 の 圧 力 に 十 分 耐 えうることができる 強 度, 耐 食 性 及 び 耐 熱 性 を 有 する 場 合 は, 当 該 ポンプの 逆 止 弁 によることができる エ 易 操 作 性 1 号 消 火 栓, 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 及 び2 号 消 火 栓 にあっては, 連 結 送 水 管 の 設 計 送 水 圧 力 が1MPa 以 上 の 場 合 は 兼 用 できないものとする ただし, 自 動 調 整 弁 を 次 により 設 置 した 場 合 は, 兼 用 を 認 める a 自 動 調 整 弁 の 設 置 は, 開 閉 弁 の 一 次 側 のみとすること( 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 の 平 成 17 年 以 降 の 鑑 定 品 又 は 品 質 評 価 品 ( 自 動 減 圧 仕 様 )を 除 く) b 設 置 時 におけるノズルの 先 端 の 放 水 圧 力 は, 前 2. ⑶の 圧 力 を 超 えないこと なお,この 場 合 において 前,ウについては, 適 合 させるものとする カ 防 災 センター 等 には, 止 水 弁 及 び 逆 止 弁 の 設 置 位 置 を 明 示 した 図 面 等 を 備 えておくこと キ 亜 鉛 メッキ 配 管 を 使 用 する 場 合, 配 管 内 面 の 亜 鉛 メッキ 層 が 長 期 にわたり 滞 留 している 水 によ り 酸 化 され,これに 伴 う 還 元 反 応 (カソード 反 応 )により 発 生 した 水 素 により 事 故 事 例 が 報 告 さ れていることから, 配 管 内 の 水 は 水 源 水 槽 に 戻 さないことが 望 ましい ⑶ 配 管 の 腐 食 防 止 措 置 配 管 は 共 同 溝 等 への 敷 設 を 除 き, 原 則 として 埋 設 しないこと やむを 得 ず 埋 設 する 場 合 には, 次 により 防 食 措 置 を 講 ずること 塗 装 防 食 塗 装 防 食 を 行 う 場 合 は, 下 地 処 理 をした 配 管 表 面 にタールエポキシ 樹 脂 等 をピンホールがない ように 塗 布 する 覆 装 防 食 覆 装 防 食 を 行 う 場 合 は, 次 のいずれかの 方 法 又 はこれらと 同 等 以 上 の 方 法 によること 下 地 処 理 した 配 管 の 外 面 にペトロラタム 含 浸 テープを 十 分 に 密 着 するように2.2mm 以 上 を 巻 きつけ,かつ,その 上 に 密 着 性 を 有 するビニールテープ 等 で 保 護 する 方 法 ( 第 2-10 図 参 照 ) - 259 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 2-10 図 ペトロラタム 含 浸 テープを 用 いる 場 合 の 施 行 例 絶 縁 継 手 ( 省 令 第 12 条 第 1 項 第 6 号 に 規 定 される 管 継 手 と 同 等 以 上 の 強 度, 耐 食 及 び 耐 熱 性 を 有 し, 有 効 絶 縁 長 さが 内 径 の10 倍 以 上 で,かつ, 絶 縁 抵 抗 値 が3MΩ 以 上 であるものに 限 る )を 使 用 し, 当 該 継 手 と 配 管 をJIS Z 1901( 防 食 用 ポリ 塩 化 ビニル 粘 着 テープ)に 規 定 される 防 食 テープと 同 等 以 上 の 防 食 テープを2 分 の1ラップ 二 重 巻 き 以 上 に 保 護 する 方 法 ( 第 2-11 図 参 照 ) 第 2-11 図 ウ 日 本 水 道 鋼 管 協 会 規 格 WSP 041( 消 火 用 硬 質 塩 化 ビニル 外 面 被 覆 鋼 管 )に 適 合 する 外 面 被 覆 鋼 管 を 使 用 し, 継 手 部 分 は 次 によること なお,JIS G 3448( 一 般 配 管 用 ステンレス 鋼 管 ) 又 はJIS G 3459( 配 管 用 ステンレス 鋼 管 )の 外 面 を 硬 質 塩 化 ビニル 樹 脂 で 被 覆 したものも 同 等 として 取 り 扱 う a 専 用 継 手 による 接 続 b 継 手 の 周 囲 を 防 食 シートで 覆 い,さらに 防 食 テープを 巻 いて 保 護 する 方 法 c 継 手 部 をマンホール 等 に 収 納 して 土 の 接 触 を 避 ける 方 法 なお, 当 該 外 面 被 覆 鋼 管 の 工 事 に 際 しては, 当 該 管 等 に 定 められた 施 工 方 法 により 行 うこ と ウ 塗 覆 装 防 食 塗 装 剤 として,スファルト 又 はコールタール 系 エナメルを 用 いる 方 法 エ 電 気 的 防 食 - 260 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 共 通 事 項 a リード 線 が 外 部 から 損 傷 を 受 けるおそれのある 場 合 は, 鋼 管 等 で 保 護 すること b 電 位 測 定 端 子 をおおむね200mごとに 設 けること c 過 防 食 により 悪 影 響 を 生 じないように 考 慮 すること ウ 電 気 的 防 食 を 行 う 場 合 は, 次 のいずれかの 方 式 によること 第 2-12 図 流 電 陽 極 方 式 の 施 行 例 a 流 電 陽 極 方 式 ( 第 2-12 図 参 照 ) 流 電 陽 極 方 式 による 陽 極 は, 土 壌 の 抵 抗 率 の 比 較 的 高 い 場 所 ではマグネシウムを, 抵 抗 率 の 低 い 場 所 では 亜 鉛 又 はルミニウムを 使 用 する 流 電 陽 極 方 式 の 陽 極 又 は 外 部 電 流 方 式 の 不 溶 性 電 極 の 位 置 は, 防 食 対 象 物 の 規 模 及 び 設 置 場 所 における 土 壌 の 抵 抗 率 等 の 周 囲 環 境 を 考 慮 し, 地 下 水 位 以 下 の 位 置, 地 表 面 近 くの 位 置 等 において 均 一 な 防 食 電 流 が 得 られるよう 配 置 する b 外 部 電 源 方 式 ( 第 2-13 図 参 照 ) 第 2-13 図 外 部 電 源 方 式 による 施 行 例 外 部 電 源 方 式 による 不 溶 性 電 極 は, 高 硅 素 鉄, 磁 性 酸 化 鉄 又 は 黒 鉛 等 を 使 用 する c 選 択 排 流 方 式 ( 第 2-14 図 参 照 ) - 261 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 2-14 図 選 択 排 流 方 式 の 施 工 例 オ 施 工 上 の 留 意 事 項 この⑶の 基 準 は, 配 管 を 土 中 に 埋 設 する 対 象 物 で 配 管 の 腐 食 防 止 措 置 方 法 を 明 確 にしたもの である なお, 配 管 の 腐 食 は, 配 管 ( 金 属 部 )の 接 触 する 環 境 の 差 や 異 なる 配 管 材 質 の 接 触 等 により 生 じやすいことから, 土 中 埋 設 配 管 部 分 にあっては 一 律 に 腐 食 防 止 措 置 を 講 じることとしたも のである 塗 装 防 食, 覆 装 防 食 又 は 塗 覆 装 防 食 にあっては, 現 場 工 事 時 における 配 管 処 理 表 面 の 損 傷 又 はねじ 加 工 部 分 の 露 出 等 がある 場 合 は, 当 該 部 分 から 管 材 料 の 分 解 が 促 進 される 傾 向 にあるの で, 特 に 厳 正 な 工 事 管 理 が 必 要 である 5 起 動 装 置 (1) 機 器 認 定 ユニットで 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 を 含 むもの 以 外 の 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 の 圧 力 タンク 容 積 は, 100l 以 上 ( 吐 出 側 主 配 管 に 設 ける 止 水 弁 の 呼 び 径 が150A 以 下 の 場 合 にあっては,50lとすること ができる )とし, 他 法 令 の 適 用 を 受 けるものにあっては, 当 該 法 令 に 適 合 するものであること ⑵ 設 置 方 法 省 令 第 12 条 第 1 項 第 7 号 ヘの 規 定 によるほか, 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 の 作 動 と 連 動 して 加 圧 送 水 装 置 を 起 動 させるものにあっては, 当 該 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 の 水 圧 開 閉 器 の 位 置 における 配 管 内 の 圧 力 が, 次 の 又 はのいずれか 大 きい 方 の 圧 力 の 値 に 低 下 するまでに, 起 動 するように 調 整 された ものであること( 第 2-15 図 参 照 ) - 262 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 1(H01+H1+0.2MPa) ( ) 内 の 数 値 は, 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 の 場 合 を 示 す 2(H03+H1+0.3MPa) ( ) 内 の 数 値 は,2 号 消 火 栓 の 場 合 を 示 す 3(H02+H1+0.2MPa) ( ) 内 の 数 値 は, 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 の 場 合 を 示 す 第 2-15 図 最 高 位 又 は 最 遠 部 の 消 火 栓 の 開 閉 弁 の 位 置 から 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 の 水 圧 開 閉 器 までの 落 差 (H1)による 圧 力 に 次 の 数 値 を 加 えること 1 号 消 火 栓 H1+0.2MPa 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 H01+H1+0.2MPa 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 H02+H1+0.2MPa 2 号 消 火 栓 H03+H1+0.3MPa (H01は 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 の,H02は 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓,H03は2 号 消 火 栓 の,それぞれ 弁, ホース,ノズル 等 の 摩 擦 損 失 としてあらかじめ 算 定 された 品 質 評 価 機 器 の 仕 様 書 に 明 示 された 数 値 をいう ) 補 助 用 高 架 水 槽 の 位 置 から 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 の 水 圧 開 閉 器 までの 落 差 (H2)による 圧 力 に 0.05MPaを 加 えること 6 非 常 電 源, 配 線 等 非 常 電 源, 配 線 等 は, 本 節 第 3 非 常 電 源 の 基 準 により,さらに 常 用 電 源 回 路 の 配 線 は, 電 気 工 作 物 に 係 る 法 令 の 規 定 によるほか, 次 により 設 置 すること ⑴ 低 圧 のものにあっては, 引 込 開 閉 器 の 直 後 から 分 岐 し, 専 用 配 線 とすること ⑵ 特 別 高 圧 又 は 高 圧 による 受 電 のものにあっては, 変 圧 器 二 次 側 に 設 けた 配 電 盤 から 分 岐 し, 専 用 配 線 とすること - 263 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 7 貯 水 槽 等 の 耐 震 措 置 本 節 第 1 消 防 用 設 備 等 の 地 震 防 災 対 策 によること 8 消 火 栓 箱 等 ⑴ 機 器 1 号 消 火 栓 消 火 栓 開 閉 弁 消 火 栓 開 閉 弁 は, 認 定 品 とすること なお, 連 結 送 水 管 ( 設 計 送 水 圧 力 1MPa 以 上 となるもの)と 配 管 を 共 用 する 場 合 は, 減 圧 機 構 付 の 開 閉 弁 は 最 大 使 用 圧 1.6MPa 以 上 とすること 消 火 栓 箱 の 構 造 消 火 栓 箱 の 扉 は 容 易 に 開 放 でき, 操 作 に 支 障 のないものとし, 次 のaからcに 適 合 するもの であること a 消 火 栓 箱 の 材 質 は 厚 さ1.6mm 以 上 の 鋼 製 とすること ただし, 扉 部 分 に 限 り 難 燃 材 料 とす ることができること b 扉 側 の 表 面 積 は0.7m2 以 上 とすること ただし, 軽 量 ホース 等 使 用 ホースの 特 徴 に 応 じ, 適 当 な 大 きさのものにあってはこの 限 りでない c 消 火 栓 箱 の 奥 行 は, 弁 の 操 作,ホースの 収 納 等 に 十 分 な 余 裕 を 有 するものとすること ウ ノズル 等 a 管 そうは, 日 本 消 防 検 定 協 会 の 品 質 評 価 品 を 用 いること b ノズルは, 開 閉 装 置 付 のものを 用 いること この 場 合,スムースノズルを 使 用 する 場 合 は, 品 質 評 価 品 とすること 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 品 質 評 価 品 を 用 いること ウ 2 号 消 火 栓 品 質 評 価 品 を 用 いること エ 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 品 質 評 価 品 を 用 いること この 場 合 のノズルはスピレートノズルであること オ 使 用 方 法 の 表 示 消 火 栓 箱 の 扉 の 表 面 又 は 扉 を 開 いた 時 の 見 やすい 位 置 に, 当 該 消 火 栓 の 使 用 方 法 を 表 示 するこ と( 第 2-16 図 及 び 第 2-17 図 参 照 ) - 264 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 ⑵ 設 置 方 法 原 則 として, 同 一 防 火 対 象 物 には, 同 一 操 作 性 のものを 設 置 することとし, 消 火 栓 箱 は, 出 入 口 や 階 段 の 直 近 等, 火 災 時 に 容 易 に 認 識 し, 使 用 しやすい 場 所 に 設 置 すること なお,ホースについては, 包 含 範 囲 の 各 部 分 を 有 効 に 放 水 できることが 必 要 である( 第 2-18 参 照 ) 第 2-18 図 包 含 内 ではあるが, 有 効 でない 場 合 の 例 設 置 方 法 は 次 によること 1 号 消 火 栓 灯 火 及 び 表 示 a 消 火 栓 箱 に 表 示 する 消 火 栓 の 文 字 の 大 きさは,1 字 につき20cm2 以 上 とすること b 消 火 栓 の 赤 色 の 灯 火 は 消 火 栓 箱 の 上 部 に 設 けること ただし, 消 火 栓 箱 の 扉 表 面 の 上 端 部 に 設 ける 場 合 はこの 限 りでない c 赤 色 の 灯 火 の 有 効 投 影 面 積 は, 直 径 60mm 以 上 又 はこれに 相 当 する 面 積 以 上 とすること d 連 結 送 水 管 の 放 水 口 を 併 設 収 納 する 消 火 栓 箱 の 表 面 には, 前 aからcによるほか, 前 aに 規 定 する 程 度 の 文 字 の 大 きさで 放 水 口 等, 放 水 口 の 存 在 を 確 認 しやすいよう, 表 示 する こと 消 火 栓 箱 に 格 納 するホース 及 びノズル 原 則 として 呼 称 40のもので, 長 さが15mのホースを2 本 設 置 すること - 265 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 ただし, 消 火 栓 箱 から 半 径 25m 範 囲 を 超 える 等, 一 部 包 含 できない 場 合 があっても, 例 えば 体 育 館 のように 別 に 消 火 栓 箱 を 増 設 しなくても 消 火 上 支 障 ないと 認 められる 場 合 は, 長 さ20m のホースを2 本 設 置 することで 足 りる また, 消 火 栓 箱 から 半 径 15m 以 内 にその 階 のすべての 部 分 が 包 含 される 小 規 模 の 防 火 対 象 物 にあっては, 長 さ10mのホース2 本 とすることができる ウ 政 令 第 11 条 第 3 項 第 1 号 に 定 める 防 火 対 象 物 以 外 のものであっても, 可 燃 性 物 品 を 多 量 に 貯 蔵 若 しくは 取 り 扱 う 等, 消 火 に 際 して 多 量 の 水 を 必 要 とする 場 合 は,1 号 消 火 栓 又 は 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 とし, 初 期 消 火 できる 者 の 数 が 限 られている 防 火 対 象 物 については, 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 とすること 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 消 火 栓 箱 内 に 連 結 送 水 管 の 放 水 口 を 併 設 する 場 合 には, 当 該 箱 の 大 きさを 大 きくする 必 要 が あるので, 前 ⑴.により 品 質 評 価 を 受 けたものを 使 用 すること なお, 連 結 送 水 管 と 併 設 できるものは 前..dによること 前.ウ 以 外 の 防 火 対 象 物 については, 使 用 方 法 の 容 易 性 等 を 鑑 み, 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 又 は 下 記 ウの2 号 消 火 栓 等 を 設 置 すること ウ 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓,2 号 消 火 栓 消 火 栓 箱 内 に 連 結 送 水 管 の 放 水 口 を 併 設 する 場 合 には, 当 該 箱 の 大 きさを 大 きくする 必 要 が あるので, 前 (1).ウにより 品 質 評 価 を 受 けたものを 使 用 すること なお, 連 結 送 水 管 と 併 設 できるものは 前..dによること 前.ウ 以 外 の 防 火 対 象 物 のうち, 政 令 別 表 第 1⑸ 項 及 び⑹ 項 の 防 火 対 象 物, 可 燃 性 物 品 が 極 めて 少 ない 防 火 対 象 物 及 び 水 損 防 止 に 注 意 を 払 う 必 要 のある 防 火 対 象 物 等 については, 特 に 2 号 消 火 栓 又 は 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 を 設 置 すること エ 天 井 設 置 型 原 則 として 天 井 設 置 型 とせずに 前 からウの 機 器 を 設 置 すること ただし,これにより 難 い 場 合 で, 次 のからオに 適 合 する 場 合 は, 天 井 設 置 型 とすることがで きる 天 井 設 置 型 消 火 栓 を 設 置 する 場 所 の 周 囲 には, 操 作 に 支 障 を 及 ぼす 陳 列 棚,パーテーション, 機 器 等 を 設 けないこと 天 井 設 置 型 消 火 栓 を 設 置 する 天 井 面 の 高 さは,3m 以 下 とすること ウ 降 下 装 置 のうち 直 接 操 作 する 部 分 は, 床 面 から0.8m 以 上 1.8m 以 下 の 位 置 に 設 けること エ 前 に 掲 げる 場 所 及 び 降 下 装 置 又 はその 周 囲 には, 消 火 栓 の 操 作 部 分 である 旨 の 表 示 を 行 う こと オ 降 下 装 置 にはその 旨 の 表 示 及 び 前. に 準 じた 灯 火 表 示 を 行 うこと 9 配 管 等 の 摩 擦 損 失 計 算 等 ⑴ 1 号 消 火 栓 配 管 等 の 摩 擦 損 失 計 算 等 は, 配 管 の 摩 擦 損 失 計 算 の 基 準 ( 平 成 20 年 12 月 消 防 庁 告 示 第 32 号 ) 及 び 別 記 2-1~ 別 記 3-6によるほか, 次 のいずれかの 方 法 によること - 266 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 実 高, 配 管 の 摩 擦 損 失 水 頭 等 の 影 響 による 放 水 圧 力 の 増 加 に 伴 う 放 水 量 の 増 加 を 求 め, 摩 擦 損 失 計 算 を 行 う 政 令 第 11 条 第 3 項 第 1 号 ニに 規 定 される 個 数 の 消 火 栓 の 各 ノズルからの 放 水 量 を150l/ minとして 摩 擦 損 失 計 算 を 行 う 消 火 栓 開 閉 弁 の 直 管 相 当 長 さは, 別 記 第 3-1から 第 3-6に 掲 げる 呼 称 及 び 形 状 に 応 じ,そ れぞれ 当 該 右 欄 に 掲 げる 数 値 とする ⑵ 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 のノズル, 弁,ホース 等 の 摩 擦 損 失 水 頭 は, 前 8.⑴.による 品 質 評 価 時 に 算 定 され, 機 器 の 仕 様 書 に 明 示 された 数 値 とすること 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 の 接 続 部 から 加 圧 送 水 装 置 までの 配 管 の 摩 擦 損 失 計 算 は, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 1 号 ニに 規 定 される 個 数 の 消 火 栓 の 各 ノズルからの 放 水 量 を150l/minとして 前 ⑴の 方 法 で 行 う ⑶ 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 のノズル, 弁,ホース 等 の 摩 擦 損 失 水 頭 は, 前 8.⑴.エによる 品 質 評 価 時 に 算 定 され, 機 器 の 仕 様 書 に 明 示 された 数 値 とすること 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 の 接 続 部 から 加 圧 送 水 装 置 までの 配 管 の 摩 擦 損 失 計 算 は, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 2 号 ロ. ⑸に 規 定 される 個 数 の 消 火 栓 の 各 ノズルからの 放 水 量 を90l/minとして 前 ⑴の 方 法 で 行 う ⑷ 2 号 消 火 栓 2 号 消 火 栓 のノズル, 弁,ホース 等 の 摩 擦 損 失 水 頭 は, 前 8.⑴.ウによる 品 質 評 価 時 に 算 定 され, 機 器 の 仕 様 書 に 明 示 された 数 値 とすること 2 号 消 火 栓 の 接 続 部 から 加 圧 送 水 装 置 までの 配 管 の 摩 擦 損 失 計 算 は, 政 令 第 11 条 第 3 項 第 2 号. ⑸に 規 定 される 個 数 の 消 火 栓 の 各 ノズルからの 放 水 量 を70l/minとして, 前 ⑴の 方 法 で 行 う 10 訓 練 用 屋 内 消 火 栓 の 設 置 ⑴ 屋 内 消 火 栓 の 操 作 訓 練 及 び 放 水 訓 練 が 困 難 と 予 想 されるものについては, 予 め 訓 練 用 屋 内 消 火 栓 を 訓 練 が 容 易 に 行 える 場 所 に 設 置 すること ⑵ 訓 練 用 屋 内 消 火 栓 の 機 能, 構 造 は,この 第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 1から9の 規 定 を 準 用 して 設 置 す ること ただし, 水 源 水 量 及 びポンプ 吐 出 量 は 加 算 しないことができる 11 パッケージ 型 消 火 設 備 屋 内 消 火 栓 設 備 を 設 置 しなければならない 防 火 対 象 物 又 はその 部 分 について,パッケージ 型 消 火 設 備 の 設 置 及 び 維 持 に 関 する 技 術 上 の 基 準 を 定 める 件 ( 平 成 16 年 消 防 庁 告 示 第 12 号 )に 基 づき,パッ ケージ 型 消 火 設 備 を 設 置 した 場 合 は, 政 令 第 29 条 の4 第 1 項 の 規 定 により, 屋 内 消 火 栓 設 備 の 設 置 に 代 えることができる ⑴ 設 置 することができる 防 火 対 象 物 の 要 件 パッケージ 型 消 火 設 備 を 屋 内 消 火 栓 設 備 の 代 替 設 備 として 設 置 することができる 防 火 対 象 物 は, - 267 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 政 令 第 11 条 第 1 項 第 1 号 から 第 3 号 まで 及 び 第 6 号 に 掲 げる 防 火 対 象 物 又 はその 部 分 並 びに 条 例 第 37 条 第 1 項 に 掲 げる 防 火 対 象 物 又 はその 部 分 のうち, 政 令 別 表 第 1⑴ 項 から⑿ 項 まで 若 しくは⒂ 項 に 掲 げる 防 火 対 象 物 又 は 同 表 ⒃ 項 に 掲 げる 防 火 対 象 物 の 同 表 ⑴ 項 から⑿ 項 まで 若 しくは⒂ 項 の 用 途 に 供 される 部 分 であって, 次 の 要 件 に 該 当 するものであること ただし, 指 定 可 燃 物 を 危 政 令 別 表 第 4で 定 める 数 量 の750 倍 以 上 貯 蔵 し, 又 は 取 り 扱 うものを 除 く パッケージ 型 消 火 設 備 (Ⅰ 型 )の 場 合 耐 火 建 築 物 にあっては, 地 階 を 除 く 階 数 が6 以 下 であり,かつ, 延 べ 面 積 が3,000m2 以 下 の もの( 地 階, 無 窓 階 又 は 火 災 のとき 煙 が 著 しく 充 満 するおそれのある 場 所 を 除 く ) 耐 火 建 築 物 以 外 のものにあっては, 地 階 を 除 く 階 数 が3 以 下 であり,かつ, 延 べ 面 積 が 2,000m2 以 下 のもの( 地 階, 無 窓 階 又 は 火 災 のとき 煙 が 著 しく 充 満 するおそれのある 場 所 を 除 く ) パッケージ 型 消 火 設 備 (Ⅱ 型 )の 場 合 耐 火 建 築 物 にあっては, 地 階 を 除 く 階 数 が4 以 下 であり,かつ, 延 べ 面 積 が1,500m2 以 下 の もの( 地 階, 無 窓 階 又 は 火 災 のとき 煙 が 著 しく 充 満 するおそれのある 場 所 を 除 く ) 耐 火 建 築 物 以 外 のものにあっては, 地 階 を 除 く 階 数 が2 以 下 であり,かつ, 延 べ 面 積 が 1,000m2 以 下 のもの( 地 階, 無 窓 階 又 は 火 災 のとき 煙 が 著 しく 充 満 するおそれのある 場 所 を 除 く ) ⑵ 設 置 することができる 場 所 の 要 件 前 ⑴の 火 災 のとき 煙 が 著 しく 充 満 するおそれのある 場 所 は, 次 に 掲 げる 場 所 以 外 の 場 所 とす る 外 気 に 直 接 開 放 された 開 口 部 を 有 する 階 で,かつ, 開 放 部 分 の 合 計 面 積 が 当 該 階 の 床 面 積 の 15% 以 上 あるもの なお, 開 口 部 の 位 置, 構 造 等 については, 本 節 第 5 泡 消 火 設 備 5.⑴..aからeを 準 用 す ること 随 時 容 易 に 開 放 できる 開 口 部 を 有 する 階 で,かつ, 開 放 部 分 の 合 計 面 積 が 当 該 階 の 床 面 積 の 20% 以 上 あるもの なお, 開 口 部 の 位 置, 構 造 等 については, 本 節 第 5 泡 消 火 設 備 5.⑴..ウ.(b,cを 除 く )を 準 用 すること ウ 火 災 の 際, 煙 が 有 効 に 排 除 でき( 建 基 法 に 基 づく 機 械 排 煙 設 備 又 は 自 然 排 煙 設 備 が 設 けられて いること ), 安 全 に 初 期 消 火 を 行 うことができるとともに, 避 難 時 には 主 要 な 避 難 口 を 容 易 に 見 通 すことができ, 又 は 当 該 開 口 部 から 避 難 できる 場 所 エ パッケージ 型 自 動 消 火 設 備 の 補 助 散 水 栓 として 設 置 する 場 合 で,スプリンクラーヘッドの 警 戒 範 囲 の 場 所 からパッケージ 型 消 火 設 備 で 容 易 に 消 火 できる 範 囲 内 の 可 燃 物 が 少 ない, 浴 室, 便 所, 階 段 室,エレベーターの 昇 降 路,リネンシュート 又 はパプダクトのような 場 所 ⑶ 留 意 事 項 パッケージ 型 消 火 設 備 は 消 火 剤 量 が 限 定 的 であり, 消 火 に 失 敗 した 際 に 備 えた 退 路 の 確 保 が 必 要 であることから, 次 の 点 に 留 意 すること 前 ⑵.ウ 又 はエの 運 用 をする 場 合 は 事 前 に 消 防 長 と 協 議 すること - 268 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 新 築 の 防 火 対 象 物 には 通 常 用 いられる 屋 内 消 火 栓 設 備 を 設 置 すること ⑷ 設 置 方 法 パッケージ 型 消 火 設 備 は, 次 により 設 置 すること 防 火 対 象 物 の 階 ごとに, 当 該 階 の 各 部 分 から 一 のホース 接 続 口 までの 水 平 距 離 が,Ⅰ 型 にあっ ては20m 以 下,Ⅱ 型 にあっては,15m 以 下 となるように 設 けること 一 のパッケージ 型 消 火 設 備 により 防 護 する 部 分 の 面 積 は,Ⅰ 型 にあっては850m2 以 下,Ⅱ 型 に あっては500m2 以 下 とすること ウ 温 度 40 度 以 下 で 温 度 変 化 が 少 ない 場 所 に 設 けること エ 直 射 日 光 及 び 雨 水 のかかるおそれの 少 ない 場 所 に 設 けること オ 消 火 薬 剤 貯 蔵 容 器 の 直 近 の 見 やすい 箇 所 に 赤 色 の 灯 火 及 びパッケージ 型 消 火 設 備 である 旨 を 表 示 した 標 識 を 設 けること 12 そ の 他 既 存 対 象 物 について,1 号 消 火 栓 箱 を 取 り 替 える 場 合 は, 前 8.⑵..の 用 途 等 について, 次 の 点 に 留 意 の 上, 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 又 は 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 への 改 修 に 努 めること なお,1 号 消 火 栓 を 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 又 は 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 へ 改 修 する 場 合 で, 消 防 長 又 は 消 防 署 長 がやむを 得 ないと 認 めるときは, 前 8.⑵の 同 一 操 作 性 については 適 用 しない ⑴ 既 存 消 火 栓 箱 の 厚 みに 留 意 し, 納 まり 具 合 を 確 認 すること ⑵ 易 操 作 性 1 号 消 火 栓 又 は 広 範 囲 型 2 号 消 火 栓 の 圧 力 損 失 を 調 査 (0.2~0.25MPa 位 )し, 既 存 防 火 対 象 物 のポンプ 能 力 で 対 応 できるかどうかを 確 認 すること(1 号 消 火 栓 に 比 べて 改 修 易 操 作 性 1 号 は 圧 力 損 失 が 大 きいため ) ⑶ 改 修 した 旨 を 示 す 表 示 が, 消 火 栓 収 納 箱 の 扉 になされていること ⑷ 改 修 工 事 には 甲 種 第 1 類 消 防 設 備 士 による 工 事 整 備 対 象 設 備 等 着 工 届 出 書 を 提 出 すること - 269 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 別 記 1 ステンレス 鋼 管 を 用 いた 配 管 及 び 管 継 手 等 の 設 置 に 係 る 留 意 事 項 1 接 合 方 法 配 管 及 び 管 継 手 又 は 配 管 及 びバルブ 類 ( 以 下,この 別 記 1において 配 管 及 び 管 継 手 等 とい う )の 接 合 は, 次 に 掲 げる 方 法 により 行 うこと ⑴ 溶 接 接 合 配 管 は, 手 動 又 は 自 動 のステンレス 鋼 管 専 用 の 切 断 工 具 を 使 用 し, 所 定 の 長 さに 切 断 するとと もに, 開 先 加 工 及 び 面 取 りを 行 うこととし, 溶 断 による 切 断 は 行 わないこと ステンレス 鋼 溶 接 技 術 検 定 における 試 験 方 法 及 び 判 定 基 準 (JIS Z 3821)の 技 術 検 定 に 合 格 した 者 が, 次 の 手 順 に 従 って 手 動 又 は 自 動 のティグ 溶 接 (タングステンナートガスーク 溶 接 )により 配 管 及 び 管 継 手 等 の 溶 接 接 合 を 行 うこと 仮 付 け 溶 接 は, 次 の 事 項 に 留 意 して 行 うこと a 配 管 及 び 管 継 手 の 芯 だしを 行 い,ずれが 生 じないように 受 け 台 等 で 固 定 して 細 心 の 注 意 を 払 うこと b 突 合 せ 溶 接 部 の 溶 込 み 不 足 が 生 じないように 配 管, 管 継 手 の 厚 さに 適 したルート 間 隔 が 確 保 できるように 行 うこと c 必 要 最 小 限 の 入 熱 で 行 うこと 本 溶 接 は, 次 の 事 項 に 留 意 して 行 うこと a 溶 接 部 酸 化 防 止 のため,ルゴンガス 又 は 窒 素 ガスでバックシールドを 行 いながら 行 うこ と b バックシールドに 用 いるルゴンガス 又 は 窒 素 ガスは, 本 溶 接 終 了 後 も 溶 接 部 分 が 酸 化 し ない 温 度 ( 手 で 触 れることができる 程 度 の 温 度 )になるまで 送 気 すること c 溶 接 中 に 発 生 した 酸 化 膜 は,ステンレス 製 のワヤーブラシ 等 で 除 去 すること d 溶 接 部 は, 十 分 な 溶 込 みを 確 保 するとともに, 裏 波 ビートが 形 成 されていることを 確 認 す ること ⑵ ねじ 接 合 配 管 及 び 管 継 手 等 をねじ 接 合 で 接 合 する なお,ねじ 接 合 に 当 たっての 接 合 材 は,ステンレス 用 の 液 状 シール 材 又 は シール 用 四 ふっ 化 エチレン 樹 脂 未 焼 成 テープ( 生 テープ) (JIS K 6885) を 使 用 すること ⑶ フランジ 接 合 配 管 及 び 管 継 手 等 をフランジ 接 合 で 接 合 する なお,フランジ 部 材 は,JIS B 2220のステンレス 鋼 (SUS304,SUS316) 製 を 使 用 するとともに,ガスケットは, 水 に 接 して 塩 素 を 溶 出 しない 材 質 を 使 用 すること 2 絶 縁 対 策 配 管 及 び 管 継 手 等 に 絶 縁 対 策 を 施 す 場 合 は, 次 の 例 により 行 うこと ⑴ 絶 縁 箇 所 には, 絶 縁 継 手 等 を 使 用 すること - 270 -

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 ⑵ 支 持 金 物 等 は, 合 成 樹 脂 を 被 覆 した 支 持 金 具 固 定 金 具 を 用 いるとともに, 絶 縁 シート, 合 成 樹 脂 の 絶 縁 テープ 等 を 介 して 取 り 付 けること 3 埋 設 施 工 配 管 及 び 管 継 手 を 埋 設 施 工 する 場 合 は, 次 の 方 法 により 行 うこと ⑴ コンクリート 埋 設 は, 次 によること 鉄 筋 との 接 触 を 避 けること やむを 得 ず 接 触 する 場 合 は 絶 縁 処 置 を 施 すこと 高 濃 度 の 塩 化 剤 を 含 むコンクリート 添 加 剤 が 使 用 されている 場 合 は, 防 食 テープ 等 で 保 護 する こと ⑵ 土 中 埋 設 は, 次 によること 原 則 として 埋 設 しないこと やむを 得 ず 埋 設 する 場 合 は 次 によること 埋 設 部 分 は, 管 及 び 管 継 手 のみとし,バルブ 類 及 び 計 器 類 は 埋 設 しないこと 埋 設 部 分 がSUS304 の 場 合 は,ポリエチレンスリーブで 保 護 するかペトロラタム 系 等 による 防 食 処 置 を 施 すこと またSUS316 の 場 合 は, 原 則 として 防 食 処 置 は 不 要 であるが, 環 境 に 応 じて SUS304 と 同 様 な 処 置 を 施 すこと 4 その 他 の 留 意 事 項 ⑴ 配 管 及 び 管 継 手 等 を 接 合 する 場 合 であって, 当 該 接 合 部 に 可 燃 性 のパッキン 又 はガスケットを 用 いて 水 封 するものにあっては, 湿 式 配 管 とすること ただし 準 不 燃 材 料 で 造 られた 区 画, 間 仕 切 り, 天 井 等 や, 配 管 等 に 巻 かれた 厚 さ50mm 以 上 のロックウールによる 被 覆 等 により, 火 災 時 の 炎 及 び 熱 から 有 効 に 防 護 されている 場 合 は 同 様 に 取 り 扱 う ⑵ 異 種 金 属 接 触 腐 食 を 防 止 するため,ステンレス 鋼 管 は 他 の 金 属 と 接 触 させないこと ⑶ 専 用 継 手 がない 外 面 被 覆 ステンレス 鋼 管 の 接 合 に, 溶 接 接 合,ねじ 接 合 及 びフランジ 接 合 以 外 の 方 法 で 接 合 する 場 合 の 継 手 は 認 定 品 とし, 埋 設 部 分 には 防 食 措 置 を 施 すこと - 271 -

第3章 消防用設備等の技術基準 別記2 1 272

第2 屋内消火栓設備 別記2 2 273

第3章 消防用設備等の技術基準 別記2 3 274

第2 屋内消火栓設備 別記2 4 275

第3章 消防用設備等の技術基準 別記3 1 ࠉࠉ 別記3 2 㸿 ࠉࠉ 276

第2 屋内消火栓設備 別記3 3 別記3 4 277

第3章 消防用設備等の技術基準 別記3 5 別記3 6 278

第 2 屋 内 消 火 栓 設 備 備 考 管 継 手 のうち,チーズ 及 びクロス( 口 径 の 異 なるものを 含 む )を 直 流 で 使 用 するもの,ソケット( 溶 接 式 のものにあってはレジューサとする ) 及 びブッシュについては, 本 表 を 適 用 することなく, 当 該 大 きさの 呼 び( 口 径 の 異 なるものにあっては, 当 該 それぞれの 大 きさの 呼 び)に 応 じた 管 の 呼 びの 直 管 として 計 算 するものとする - 279 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 3 非 常 電 源 1 用 語 の 定 義 この 基 準 に 用 いられる 用 語 の 定 義 は, 次 のとおりとする ⑴ 不 燃 専 用 室 とは, 不 燃 材 料 で 造 られた 壁, 柱, 床 及 び 天 井 ( 天 井 のない 場 合 にあっては, 梁 及 び 屋 根 をいう )で 防 火 的 に 区 画 され,かつ, 窓 及 び 出 入 口 に 防 火 設 備 を 設 けた 非 常 電 源 の 種 別 ごと の 専 用 の 室 をいう ⑵ 不 燃 材 料 で 区 画 された 機 械 室 等 とは, 不 燃 材 料 で 造 られた 壁, 柱, 床 及 び 天 井 ( 天 井 のない 場 合 にあっては, 梁 及 び 屋 根 をいう )により 防 火 的 に 区 画 された 機 械 室, 電 気 室,ポンプ 室 等 の 機 械 設 備 室 (ボラー 設 備 等 の 火 気 使 用 設 備 と 共 用 する 室 及 び 可 燃 性 の 物 質 が 多 量 にある 室 を 除 く ) で 開 口 部 に 防 火 設 備 を 設 けてある 室 をいう ⑶ 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 とは, 不 燃 専 用 室,キュービクル 式 ( 当 該 電 気 設 備 等 を 閉 鎖 型 の 鋼 板 製 の 箱 に 収 容 したもの)の 外 箱 及 び 低 圧 で 受 電 する 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 配 電 盤 又 は 分 電 盤 並 びにそ の 他 による 区 画 をいう ⑷ ⑸ 耐 火 配 線 とは, 省 令 第 12 条 第 1 項 第 4 号 ホの 規 定 による 配 線 をいう 耐 熱 配 線 とは, 省 令 第 12 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 による 配 線 をいう ⑹ 引 込 線 取 付 点 とは, 需 要 場 所 の 造 営 物 又 は 補 助 支 持 物 に 電 気 事 業 者 又 は 別 敷 地 から 架 空 引 込 線, 地 中 引 込 線 又 は 連 接 引 込 線 を 取 り 付 ける 電 気 取 付 点 のうち 最 も 電 源 に 近 い 場 所 をいう ⑺ 保 護 協 調 とは, 一 般 負 荷 回 路 が 火 災 等 により 短 絡, 過 負 荷, 地 絡 等 の 事 故 を 生 じた 場 合 において も 非 常 電 源 回 路 に 影 響 を 与 えないように 遮 断 器 等 を 選 定 し, 動 作 協 調 を 図 ることをいう ⑻ 一 般 負 荷 回 路 とは, 消 防 用 設 備 等 の 非 常 電 源 回 路 以 外 のものをいう - 280 -

第 3 非 常 電 源 2 非 常 電 源 の 設 置 非 常 電 源 は, 消 防 用 設 備 等 の 種 別 に 応 じ 第 3-1 表 により 設 置 するものとする 第 3-1 表 第 3 非 常 電 源 - 281 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 3 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 は, 次 により 設 置 すること ⑴ 構 造 及 び 性 能 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 構 造 及 び 性 能 は, 次 によること キュービクル 式 のものは,キュービクル 式 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 基 準 ( 昭 和 50 年 消 防 庁 告 示 第 7 号 以 下,この 第 3において キュービクル 告 示 という )に 適 合 するものであること なお, 原 則 として 認 定 品 を 設 置 すること 低 圧 ( 直 流 にあっては750V 以 下, 交 流 にあっては600V 以 下 の 電 圧 をいう )で 受 電 する 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 配 電 盤 又 は 分 電 盤 ( 以 下,この 第 3において 非 常 用 配 電 盤 等 という ) は, 配 電 盤 及 び 分 電 盤 の 基 準 ( 昭 和 56 年 消 防 庁 告 示 第 10 号 )によるほか, 設 置 場 所 に 応 じて 第 3-2 表 により 設 置 するものであること なお, 原 則 として 認 定 品 を 設 置 すること 第 3-2 表 ウ 開 閉 器 には, 消 防 用 設 備 等 用 である 旨 の 表 示 を 設 けること エ 高 圧 (7,000V 以 下 の 電 圧 で, 直 流 にあっては750V, 交 流 にあっては600Vを 超 える 電 圧 を いう ) 又 は 特 別 高 圧 (7,000Vを 超 える 電 圧 をいう )で 受 電 する 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 (キュービクル 式 のものを 除 く )の 機 器 及 び 配 線 は, 非 常 電 源 回 路 に 直 接 関 係 のない 機 器 ( 補 助 加 圧 ポンプを 含 む ) 及 び 配 線 と 容 易 に 識 別 できるように 厚 さ1.6mm 以 上 の 鋼 板 又 はこれと 同 等 以 上 の 厚 さ 及 び 強 度 を 有 する 不 燃 性 の 隔 壁 で 区 画 すること ただし, 非 常 電 源 回 路 の 配 線 用 遮 断 器 から 上 下 左 右 の 方 向 に150mm 以 内 の 位 置 に, 一 般 回 路 の 配 線 用 遮 断 器 及 びその 他 の 機 器 がな - 282 -

第 3 非 常 電 源 ければ, 隔 壁 は 省 略 できる( 第 3-1 図 参 照 ) なお, 隔 壁 は 次 に 定 めるところによること 非 常 電 源 回 路 に 設 ける 専 用 の 配 線 用 遮 断 器 には,その 操 作 面 及 び 裏 面 を 除 く 上 下 及 び 左 右 の 方 向 で 配 線 用 遮 断 器 の 外 かくより55mm 以 上 の 位 置 に 赤 色 に 塗 った 隔 壁 を 設 けること 耐 火 電 線 又 はMIケーブル 以 外 の 電 線 を 使 用 する 場 合 は, 電 線 被 覆 面 の 両 側 の 位 置 に, 隔 壁 を 設 けること この 場 合, 隔 壁 は, 配 線 用 遮 断 器 の 負 荷 側 より 電 線 引 出 し 口 までの 間 とする ウ 隔 壁 の 高 さは, 配 線 用 遮 断 器 の 操 作 面 及 び 電 線 の 被 覆 面 ( 耐 火 電 線 又 はMIケーブル 以 外 の 電 線 を 使 用 する 場 合 )から55mm 以 上 とすること ( 単 位 :mm) 第 3-1 図 オ 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 配 電 盤 又 は 分 電 盤 若 しくは 監 視 室 等 の 監 視 盤 の 前 面 には, 非 常 電 源 回 路 の 電 源 が 充 電 されていることを 容 易 に 確 認 できる 表 示 灯 を 次 により 設 けること ただし, 同 一 変 圧 器 の 二 次 側 に 非 常 電 源 回 路 が2 以 上 ある 場 合 にあっては, 電 源 確 認 表 示 灯 は1とすることが できる 表 示 灯 の 電 源 は, 非 常 電 源 回 路 用 過 電 流 遮 断 器 の 二 次 側 より 分 岐 すること 表 示 灯 回 路 には 適 正 なヒューズを 用 いること ウ 表 示 灯 の 光 色 は 赤 色 とすること エ 表 示 灯 の 直 近 には 非 常 電 源 確 認 表 示 灯 である 旨 の 表 示 を 行 なうこと オ 表 示 灯 回 路 には 点 滅 器 を 設 けないこと カ 直 列 リクトルが 設 置 されている 回 路 にあっては,コンデンサー 又 はリクトルの 異 常 時 に, 当 該 回 路 を 自 動 的 に 遮 断 できる 装 置 を 設 けること ただし, 高 調 波 等 の 影 響 を 受 けるおそれが 少 ない 回 路 又 は 高 調 波 対 策 が 講 じられた 回 路 にあっては,この 限 りでない 認 定 品 にあっては, 前 ウからカに 適 合 しているものとして 取 り 扱 って 支 障 ない ⑵ 結 線 方 法 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 結 線 方 法 は, 非 常 電 源 を 有 効 に 確 保 するため 保 護 協 調 を 図 り, 次 のいず れかの 例 によること ただし, 認 定 品 については,これに 適 合 するものとして 取 り 扱 うことができる - 283 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 非 常 電 源 専 用 の 受 電 用 遮 断 器 を 次 により 設 け, 消 防 用 設 備 等 へ 電 源 を 供 給 する 場 合 配 線 用 遮 断 器 (MCCB)は, 受 電 用 遮 断 器 (CB 又 はLBS)より 先 に 遮 断 するものを 設 ける こと( 第 3-2 図 参 照 ) 第 3-2 図 消 防 用 設 備 等 の 受 電 用 遮 断 器 (CB2 又 はLBS2)を 専 用 に 設 ける 場 合 は, 一 般 負 荷 用 受 電 用 遮 断 器 (CB1 又 はLBS1)と 同 等 以 上 の 遮 断 容 量 を 有 すること( 第 3-3 図 参 照 ) 第 3-3 図 非 常 電 源 専 用 の 変 圧 器 ( 防 災 設 備 専 用 の 変 圧 器 であって,その 二 次 側 から 各 負 荷 までを 非 常 電 源 回 路 に 準 じた 耐 火 配 線 としている 場 合 を 含 む )を 次 により 設 け, 消 防 用 設 備 等 へ 電 源 を 供 給 する 場 合 ( 第 3-4 図 参 照 ) 一 般 負 荷 の 変 圧 器 一 次 側 には, 受 電 用 遮 断 器 (CB1 又 はLBS1)より 先 に 遮 断 する 一 般 負 荷 用 遮 断 器 (CBn 又 はLBSn)を 設 けること ただし, 変 圧 器 二 次 側 に 十 分 な 遮 断 容 量 を 有 し,か つ, 受 電 用 遮 断 器 より 先 に 遮 断 する 配 線 用 遮 断 器 (MCCB)を 設 けた 場 合 はこの 限 りでない 消 防 用 設 備 等 専 用 変 圧 器 の 二 次 側 に 複 数 の 配 線 用 遮 断 器 が 設 けられている 場 合 の 配 線 用 遮 断 器 は, 受 電 用 遮 断 器 及 び 変 圧 器 一 次 側 に 設 けた 遮 断 器 より 先 に 遮 断 するものを 設 けること 第 3-4 図 - 284 -

第 3 非 常 電 源 ウ 一 般 負 荷 と 共 用 する 変 圧 器 を 次 により 設 け, 消 防 用 設 備 等 へ 電 源 を 供 給 する 場 合 ( 第 3-5 図 参 照 ) 一 般 負 荷 の 変 圧 器 一 次 側 には, 受 電 用 遮 断 器 (CB1 又 はLBS1)より 先 に 遮 断 する 遮 断 器 (CBn 又 はLBSn)を 設 けること ただし, 変 圧 器 二 次 側 に 十 分 な 遮 断 容 量 を 有 し,かつ, 受 電 用 遮 断 器 より 先 に 遮 断 する 配 線 用 遮 断 器 (MCCB)を 設 けた 場 合 はこの 限 りでない 一 般 負 荷 と 共 用 する 変 圧 器 の 二 次 側 には, 次 のすべてに 適 合 する 配 線 用 遮 断 器 を 設 けること a 一 の 配 線 用 遮 断 器 の 定 格 電 流 は, 変 圧 器 の 二 次 側 の 定 格 電 流 を 超 えないものであること ただし, 直 近 上 位 に 標 準 定 格 のものがある 場 合 は,その 定 格 電 流 とすることができる b 配 線 用 遮 断 器 の 定 格 電 流 の 合 計 は, 変 圧 器 二 次 側 の 定 格 電 流 に2.14( 不 等 率 1.5/ 需 要 率 0.7) 倍 を 乗 じた 値 以 下 であること ただし, 過 負 荷 を 検 出 し 一 般 負 荷 回 路 を 遮 断 する 装 置 を 設 けた 場 合 は,この 限 りでない c 配 線 用 遮 断 器 の 遮 断 容 量 は, 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 からの 引 き 出 し 口 又 は 当 該 配 線 用 遮 断 器 の 二 次 側 で 短 絡 が 生 じた 場 合 においてもその 短 絡 電 流 を 有 効 に 遮 断 するものであること ただし, 後 記 6.⑴.エに 規 定 する 耐 火 配 線 を 行 なっている 回 路 にあってはこれによらな いことができる 配 線 用 遮 断 器 の 動 作 特 性 は, 上 位 ( 電 源 側 )の 遮 断 器 を 作 動 させないものであること 第 3-5 図 エ 一 般 負 荷 と 共 用 する 変 圧 器 の 二 次 側 に 一 般 負 荷 の 主 遮 断 器 を 設 け,その 遮 断 器 の 一 次 側 から 次 により 消 防 用 設 備 等 へ 電 源 を 供 給 する 場 合 ( 第 3-6 図 参 照 ) 前 ウ(.bを 除 く )によるほか, 一 般 負 荷 の 主 配 線 用 遮 断 器 (MCCB0)は, 受 電 用 遮 断 器 (CB1 又 はLBS1) 及 び 変 圧 器 一 次 側 に 設 けた 遮 断 器 (CB2 又 はLBS2)より 先 に 遮 断 するこ と ただし, 変 圧 器 二 次 側 に 十 分 な 遮 断 容 量 を 有 し,かつ, 受 電 用 遮 断 器 より 先 に 遮 断 する 配 線 用 遮 断 器 (MCCBn)を 設 けた 場 合 はこの 限 りでない 一 般 負 荷 の 主 配 線 用 遮 断 器 (MCCB0)の 定 格 電 流 は, 変 圧 器 二 次 側 の 定 格 電 流 の1.5 倍 以 下 とし,かつ, 消 防 用 設 備 等 の 配 線 用 遮 断 器 (MCCB1)との 定 格 電 流 の 合 計 は,2.14 倍 以 下 と すること - 285 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 3-6 図 オ 低 圧 で 受 電 し 消 防 用 設 備 等 へ 電 流 を 供 給 する 場 合 非 常 電 源 専 用 で 受 電 するもの( 第 3-7 図, 第 3-8 図 参 照 ) 第 3-7 図 第 3-8 図 - 286 -

第 3 非 常 電 源 一 般 負 荷 と 共 用 で 受 電 するもの( 第 3-9 図, 第 3-10 図, 第 3-11 図 参 照 ) 第 3-9 図 第 3-10 図 第 3-11 図 カ 太 陽 電 池 発 電 設 備 を 変 圧 器 接 続 する 場 合 次 のからカに 適 合 するものであること( 第 3-12 図 参 照 ) 非 常 電 源 のある 変 圧 器 ( 共 用 変 圧 器 )には 接 続 しないこと 太 陽 電 池 発 電 設 備 の 故 障 時 に 対 しては,キュービクルの 保 護 装 置 と 保 護 協 調 が 図 られたもの であること(CBn1~2のみが 作 動 ) ウ 解 列 箇 所 の 配 線 用 遮 断 器 等 は, 十 分 な 遮 断 性 能 を 有 するものとし, 定 格 電 流 は, 変 圧 器 二 次 側 の 定 格 電 流 を 超 えないものであること なお, 解 列 箇 所 に 漏 電 遮 断 器 を 用 いる 場 合 は, 過 電 流 保 護 機 構 を 備 えた 逆 接 続 可 能 型 漏 電 遮 断 器 (OC 付 ELCB)とすること エ 共 用 変 圧 器 に 設 けた 配 線 用 遮 断 器 の 定 格 電 流 の 合 計 は, 変 圧 器 の 二 次 側 の 定 格 電 流 に2.14-287 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 ( 不 等 率 1.5/ 需 要 率 0.7) 倍 を 乗 じた 値 以 下 であること ただし, 過 負 荷 を 検 出 し 一 般 負 荷 を 遮 断 する 装 置 を 設 けた 場 合 は,この 限 りでない オ カ 配 線 用 遮 断 器 の 動 作 特 性 は, 上 位 ( 電 源 側 )の 遮 断 器 を 作 動 させないこと パワーコンディショナの 定 格 出 力 は, 接 続 する 一 般 用 変 圧 器 の 定 格 容 量 以 下 であること 第 3-12 図 ⑶ 設 置 場 所 等 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 設 置 場 所 等 は, 次 によること 高 圧 又 は 特 別 高 圧 で 受 電 する 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 設 置 場 所 は, 次 のいずれかによること 不 燃 専 用 室 に 設 けること キュービクル 式 のものを 設 ける 場 合 にあっては, 不 燃 専 用 室, 不 燃 材 料 で 区 画 された 機 械 室 等 又 は 屋 外 若 しくは 建 築 物 の 屋 上 に 設 けること ウ 前 以 外 のものを 屋 外 又 は 主 要 構 造 部 を 耐 火 構 造 とした 建 築 物 の 屋 上 に 設 ける 場 合 にあって は 隣 接 する 建 築 物 又 は 工 作 物 から3m 以 上 の 距 離 を 有 して 設 けること ただし, 隣 接 する 建 築 物 等 の 部 分 が 不 燃 材 料 で 造 られ,かつ, 当 該 部 分 の 開 口 部 に 防 火 戸 そ の 他 の 防 火 設 備 を 設 けてある 場 合 は,この 限 りでない 設 置 場 所 には, 点 検 及 び 操 作 に 必 要 な 照 明 設 備 又 は 電 源 (コンセント 付 )が 確 保 されているこ と ただし, 低 圧 で 受 電 する 非 常 用 配 電 盤 等 は 除 く ウ 設 置 場 所 は, 点 検 に 必 要 な 測 定 器 等 を 容 易 に 搬 入 できる 場 所 であること ⑷ 耐 震 措 置 本 節 第 1 消 防 用 設 備 等 の 地 震 防 災 対 策 によること ⑸ 引 込 回 路 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 の 引 込 線 取 付 点 ( 電 気 事 業 者 用 の 変 電 設 備 がある 場 合 は, 当 該 室 等 の 引 出 - 288 -

第 3 非 常 電 源 口 )から 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 までの 回 路 ( 以 下,この 第 3において 引 込 回 路 という )の 配 線 及 び 機 器 は, 次 によること 配 線 引 込 回 路 の 配 線 は, 耐 火 配 線 とし, 別 表 に 示 す 方 法 により 施 設 すること ただし, 次 の 各 号 に 掲 げる 場 所 ( 及 び 以 外 のものは 別 表 1.A 欄 に 示 す⑴から⑽の 電 線 等 を 用 いた 金 属 管 工 事 と したものに 限 る )については,この 限 りでない 地 中 別 棟, 屋 外, 屋 上 又 は 屋 側 で 開 口 部 からの 火 災 を 受 けるおそれが 少 ない 場 合 ウ 不 燃 材 料 で 区 画 された 機 械 室 等 引 込 回 路 に 設 ける 電 力 量 計, 開 閉 器,その 他 これに 類 するものは, 前 の 及 びウ,その 他 こ れらと 同 等 以 上 の 耐 熱 効 果 のある 場 所 に 設 けること ただし, 前 ⑴.に 規 定 する 非 常 用 配 電 盤 等 に 準 じた 箱 に 収 納 した 場 合 は,この 限 りでない ⑹ 保 有 距 離 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 は, 第 3-3 表 に 掲 げる 数 値 の 保 有 距 離 を 確 保 すること 第 3-3 表 4 自 家 発 電 設 備 自 家 発 電 設 備 は, 次 により 設 置 するものとする ⑴ 構 造 及 び 性 能 自 家 発 電 設 備 の 構 造 及 び 性 能 は, 自 家 発 電 設 備 の 基 準 ( 昭 和 48 年 消 防 庁 告 示 1 号 )によるほか, 次 によること なお, 原 則 として 認 定 品 を 設 置 すること 燃 料 槽 及 びその 配 管 等 の 設 置 方 法 等 については, 危 険 物 関 係 法 令 及 び 条 例 の 規 定 によること - 289 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 燃 料 槽 は, 原 則 として 内 燃 機 関 又 はガスタービン( 以 下,この 第 3において 原 動 機 等 とい う )の 近 くに 設 け, 容 量 は 定 格 で2 時 間 以 上 連 続 して 有 効 に 運 転 できるものであること ウ 起 動 信 号 を 発 する 検 出 器 ( 不 足 電 圧 継 電 器 等 )は, 高 圧 の 発 電 機 を 用 いるものにあっては, 高 圧 側 の 常 用 電 源 回 路 に, 低 圧 の 発 電 機 を 用 いるものにあっては, 低 圧 側 の 常 用 電 源 回 路 にそれぞ れ 設 けること( 第 3-13 図 及 び 第 3-14 図 参 照 ) 第 3-13 図 低 圧 自 家 発 電 設 備 の 例 第 3-14 図 高 圧 自 家 発 電 設 備 の 例 ただし, 常 用 電 源 回 路 が 前 3の 非 常 電 源 専 用 受 電 設 備 に 準 じている 場 合 又 は 運 転 及 び 保 守 の 管 理 を 行 うことができる 者 が 常 駐 しており, 火 災 時 等 の 停 電 に 際 し, 直 ちに 操 作 できる 場 合 は,こ の 限 りでない エ 制 御 装 置 の 電 源 に 用 いる 蓄 電 池 設 備 は, 後 記 5に 準 じたものであること オ 起 動 用 に 蓄 電 池 設 備 を 用 いる 場 合 は, 次 によること - 290 -

第 3 非 常 電 源 専 用 に 用 いるものでその 容 量 が4,800AH セル(ンペワー セル) 以 上 の 場 合 は, キュービクル 式 のものとすること 他 の 設 備 と 共 用 しているものはキュービクル 式 のものとすること ウ 別 室 に 設 けるものは, 後 記 5.⑶の 例 によること カ 冷 却 水 を 必 要 とする 原 動 機 等 には, 定 格 で1 時 間 ( 連 結 送 水 管 の 加 圧 送 水 装 置 にあっては,2 時 間 ) 以 上 連 続 して 有 効 に 運 転 できる 容 量 の 専 用 の 冷 却 水 槽 を 当 該 原 動 機 等 の 近 くに 設 けること ただし, 高 架, 地 下 水 槽 等 で, 他 の 用 途 の 影 響 にかかわらず, 有 効 に 運 転 できる 容 量 を 十 分 確 保 できる 場 合 は,この 限 りでない キ 連 結 送 水 管 の 非 常 電 源 に 用 いる 場 合 にあっては, 長 時 間 運 転 できる 性 能 を 有 するものであるこ と 定 格 負 荷 で 連 続 10 時 間 運 転 できるものとして, 認 定 されている 長 時 間 型 自 家 発 電 装 置 の 設 置 が 望 ましい なお, 危 険 物 燃 料 の 貯 蔵 取 扱 量 によっては, 危 険 物 施 設 になる 場 合 があるので 注 意 すること ⑵ 接 続 方 法 自 家 発 電 設 備 の 接 続 方 法 は, 非 常 電 源 を 有 効 に 確 保 するため 保 護 協 調 を 図 るものとすること なお, 負 荷 回 路 に 変 圧 器 を 用 いる 場 合 は, 前 3.⑵のからエまでの 例 によること ⑶ 設 置 場 所 等 自 家 発 電 設 備 の 設 置 場 所 等 は, 条 例 第 13 条 の 規 定 によるほか, 次 によること 前 3.⑶の 例 によること 不 燃 専 用 室 に 設 置 する 場 合, 当 該 室 の 換 気 は, 直 接 屋 外 に 面 する 換 気 口 又 は 専 用 の 機 械 換 気 設 備 により 行 うこと ただし, 他 の 室 又 は 部 分 の 火 災 により 換 気 の 供 給 が 停 止 されない 構 造 の 機 械 換 気 設 備 にあっては,この 限 りでない ウ 前 の 機 械 換 気 設 備 には, 当 該 自 家 発 電 設 備 の 電 源 が 供 給 できるものであること ⑷ 耐 震 措 置 本 節 第 1 消 防 用 設 備 等 の 地 震 防 災 対 策 によること ⑸ 容 量 自 家 発 電 設 備 の 容 量 算 定 にあたっては, 次 によること 自 家 発 電 設 備 に 係 る 負 荷 すべてに 所 定 の 時 間 供 給 できる 容 量 であること( 消 防 用 設 備 等 への 供 給 と 一 般 負 荷 とを 共 用 する 場 合 は, 原 則 としてそれぞれの 容 量 及 び 燃 料 を 加 算 すること ) た だし, 次 のいずれかに 適 合 する 場 合 は,この 限 りでない 同 一 敷 地 内 の 異 なる 防 火 対 象 物 の 消 防 用 設 備 等 に 対 し, 非 常 電 源 を 共 用 し, 一 の 自 家 発 電 設 備 から 電 力 を 供 給 する 場 合 で 防 火 対 象 物 ごとに 消 防 用 設 備 等 が 独 立 して 使 用 するものは, 次 の a 又 はbのいずれかに 該 当 する 場 合 にあっては,それぞれの 防 火 対 象 物 ごとに 非 常 電 源 の 負 荷 の 総 容 量 を 計 算 し,その 容 量 が 最 も 大 きい 防 火 対 象 物 に 対 して 電 力 を 供 給 できること( 非 常 照 明 等, 同 時 使 用 が 考 えられるものは 合 算 する) a 隣 接 する 防 火 対 象 物 のいずれかが 耐 火 建 築 物 又 は 準 耐 火 建 築 物 であるもの b 防 火 対 象 物 の1 階 の 外 壁 間 の 中 心 線 から 水 平 距 離 が1 階 にあっては3m 以 上,2 階 以 上 の - 291 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 階 にあっては5m 以 上 の 距 離 を 有 すること 耐 火 建 築 物 に 設 置 されるもので, 自 家 発 電 設 備 を 非 常 電 源 としている 消 防 用 設 備 等 の 設 置 階 が 全 て 異 なる 場 合 は, 合 算 を 要 しない 自 家 発 電 設 備 は, 全 負 荷 同 時 起 動 ができるものであること ただし, 逐 次 5 秒 以 内 に, 順 次 電 力 を 供 給 できる 装 置 を 設 けることができる この 場 合,すべての 消 防 用 設 備 等 が40 秒 以 内 に 電 源 を 供 給 できるシステムとすること ウ 自 家 発 電 設 備 を 一 般 負 荷 と 共 用 する 場 合 は, 消 防 用 設 備 等 への 電 力 供 給 に 支 障 を 与 えない 容 量 及 び 燃 料 とし, 原 則 としてそれぞれの 容 量 及 び 燃 料 を 加 算 すること エ 消 防 用 設 備 等 の 使 用 時 のみ 一 般 負 荷 を 遮 断 する 方 法 で 次 に 適 合 するものにあっては, 前 ウによ らず, 当 該 一 般 負 荷 の 容 量 は 加 算 しないことができる 火 災 時 及 び 点 検 時 等 の 使 用 に 際 し, 随 時 一 般 負 荷 の 電 源 が 遮 断 されることにおいて 二 次 的 災 害 の 発 生 が 予 想 されないものであること 回 路 方 式 は, 常 時 消 防 用 設 備 等 に 監 視 電 流 を 供 給 しておき, 当 該 消 防 用 設 備 等 (ポンプを 用 いるものに 限 る )の 起 動 時 に 一 般 負 荷 を 遮 断 するものであること ウ 前 の 方 式 は, 自 動 方 式 とし, 復 旧 は, 手 動 方 式 とすること エ 一 般 負 荷 を 遮 断 する 場 合 の 操 作 回 路 等 の 配 線 は, 別 表 に 示 す 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 により 施 設 すること オ 一 般 負 荷 の 電 路 を 遮 断 する 機 構 及 び 機 器 は, 発 電 設 備 室, 変 電 設 備 室 等 の 不 燃 材 料 で 区 画 さ れた 部 分 で 容 易 に 点 検 できる 位 置 に 設 けること カ 前 オの 機 器 には,その 旨 の 表 示 を 設 けておくこと ⑹ 保 有 距 離 自 家 発 電 設 備 は, 第 3-4 表 に 掲 げる 数 値 の 保 有 距 離 を 確 保 すること なお,キュービクル 式 のものにあっては, 第 3-3 表 の 例 によること - 292 -

第 3 非 常 電 源 第 3-4 表 ⑺ 消 防 用 設 備 等 の 常 用 電 源 及 び 非 常 電 源 として 使 用 する 気 体 燃 料 を 用 いる 発 電 設 備 常 用 防 災 兼 用 ガス 専 焼 発 電 設 備 ( 以 下,この 第 3において ガス 専 焼 発 電 設 備 という )の 基 準 は, 前 ⑴ (,を 除 く )から⑹までの 例 によるほか, 次 によること ガス 専 焼 発 電 設 備 には, 予 備 燃 料 を 設 置 するものとし, 当 該 予 備 燃 料 は 屋 外 ( 地 上 )に 設 置 す るものとする なお, 保 安 対 策 を 講 じた 場 合 に 限 り31m 又 は10 階 以 下 の 建 物 の 屋 上 に 設 置 できる ものであること ただし, 自 家 発 電 設 備 の 基 準 ( 昭 和 48 年 消 防 庁 告 示 1 号 ) 第 2 第 13 号 ロに 定 める 燃 料 供 給 方 式 をとる 場 合 は 予 備 燃 料 を 設 置 しないことができる なお, 原 則 として( 一 社 ) 日 本 内 燃 力 発 電 設 備 協 会 に 設 置 された ガス 専 焼 発 電 設 備 を 設 置 する 場 合 における 主 燃 料 の 安 定 供 給 の 確 保 に 係 る 評 価 委 員 会 の 評 価 を 受 けたものとすること ガス 供 給 配 管 系 統 をガス 専 焼 発 電 設 備 以 外 の 他 の 火 気 設 備 と 共 用 する 場 合 は, 他 の 火 気 設 備 に よりガス 専 焼 発 電 設 備 に 支 障 を 与 えない 措 置 が 講 じられていること ウ 緊 急 ガス 遮 断 装 置 は 専 用 とし, 常 時 保 安 状 況 を 監 視 できる 場 所 ( 防 災 センターが 設 置 されてい る 場 合 は 防 災 センター)から, 遠 隔 操 作 できる 性 能 を 有 すること エ 緊 急 ガス 遮 断 装 置 の 点 検 時 等 に 安 定 的 に 燃 料 の 供 給 を 確 保 するため,バパス 配 管 を 設 置 する こと( 第 3-15 図 参 照 ) - 293 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 3-15 図 オ ガス 専 焼 発 電 設 備 が 設 置 されている 部 分 には,ガス 漏 れ 火 災 警 報 設 備 を 設 置 すること ガス 漏 れ 火 災 警 報 設 備 等 の 検 知 部 は,ガス 専 焼 発 電 設 備 の 設 置 されている 部 屋,キュービクル 内 (エンクロージャーを 含 む )ガス 供 給 管 の 外 壁 貫 通 部 及 び 非 溶 接 接 合 部 付 近 に 設 けるものと し, 作 動 した 検 知 器 が 何 処 の 部 分 であるか 防 災 センター 等 で 確 認 できる 措 置 が 講 じられているこ と ただし,ガス 事 業 法 等 によりガス 漏 検 知 器 の 設 置 が 規 定 されており, 作 動 した 検 知 部 が 何 処 の 部 分 であるか 防 災 センター 等 で 確 認 できる 措 置 が 講 じられている 部 分 を 除 く カ 点 検 等 によりガス 専 燃 発 電 設 備 から 電 力 の 供 給 ができなくなる 場 合 には, 防 火 対 象 物 の 実 態 に 即 して 次 に 掲 げる 措 置 を 講 じること 非 常 電 源 が 使 用 不 能 となる 時 間 が 短 時 間 である 場 合 a 巡 回 の 回 数 を 増 やす 等 の 防 火 管 理 体 制 の 強 化 を 図 ること b 防 火 対 象 物 が 休 業 等 の 状 態 にあり, 出 火 危 険 が 低 く,また, 避 難 すべき 在 館 者 が 限 定 され ている 間 に 点 検 等 を 行 うこと c 火 災 時 に 直 ちに 非 常 電 源 を 立 ち 上 げることができるような 体 制 にするか, 消 火 器 の 増 設 等 により 初 期 消 火 が 適 切 に 実 施 できるようにすること 非 常 電 源 が 使 用 不 能 となる 時 間 が 長 時 間 である 場 合 前 で 掲 げた 措 置 に 加 え, 必 要 に 応 じて 代 替 電 源 を 設 けること 5 蓄 電 池 設 備 蓄 電 池 設 備 は 消 防 用 設 備 等 に 内 蔵 するものを 除 き, 次 により 設 置 するものとする ⑴ 構 造 及 び 性 能 蓄 電 池 設 備 の 構 造 及 び 性 能 は, 蓄 電 池 設 備 の 基 準 ( 昭 和 48 年 消 防 庁 告 示 第 2 号 )によるほか, 次 によること なお, 原 則 として 認 定 品 を 設 置 すること 充 電 装 置 を 蓄 電 池 室 に 設 ける 場 合 は, 鋼 製 の 箱 に 収 容 すること - 294 -

第 3 非 常 電 源 充 電 電 源 の 配 線 は, 配 電 盤 又 は 分 電 盤 から 専 用 の 回 路 とし, 当 該 回 路 の 開 閉 器 等 には,その 旨 を 表 示 すること ⑵ 接 続 方 法 蓄 電 池 設 備 の 接 続 方 法 は, 非 常 電 源 を 有 効 に 確 保 するため 保 護 協 調 を 図 るものとする ⑶ 設 置 場 所 等 蓄 電 池 設 備 の 設 置 場 所 等 は, 条 例 第 14 条 の 規 定 によるほか, 前 3.⑶の 例 によること ⑷ 耐 震 措 置 本 節 第 1 消 防 用 設 備 等 の 地 震 防 災 対 策 によること ⑸ 容 量 蓄 電 池 設 備 の 容 量 算 定 にあたっては, 次 によること 容 量 は, 最 大 許 容 電 圧 ( 蓄 電 池 の 公 称 電 圧 80%の 電 圧 をいう )になるまで 放 電 した 後,24 時 間 充 電 し,その 後 充 電 を 行 うことなく1 時 間 以 上 監 視 状 態 を 続 けた 直 後 において 消 防 用 設 備 等 が 第 3-1 表 の 右 欄 に 掲 げる 使 用 時 分 以 上 有 効 に 作 動 できるものであること ただし, 停 電 時 に 直 ちに 電 力 を 必 要 とする 誘 導 灯 等 にあっては,1 時 間 以 上 の 監 視 状 態 は 必 要 としない 容 量 は 前 によるほか, 前 4.⑸(を 除 く )の 例 によること ウ 一 の 蓄 電 池 設 備 を2 以 上 の 消 防 用 設 備 等 に 電 力 を 供 給 し, 同 時 に 使 用 する 場 合 の 容 量 は, 原 則 としてそれぞれの 容 量 を 加 算 すること ⑹ 保 有 距 離 蓄 電 池 設 備 は, 第 3-5 表 に 掲 げる 数 値 の 保 有 距 離 を 確 保 すること なお,キュービクル 式 のものにあっては, 第 3-3 表 の 例 によること ⑺ その 他 の 留 意 事 項 ナトリウム 硫 黄 電 池 及 びレドックスフロー 電 池 は, 次 に 定 める 構 造 及 び 性 能 を 有 するものであ ること 蓄 電 池 の 内 容 物 の 漏 えいを 検 知 した 場 合 及 び 温 度 異 常 が 発 生 した 場 合 に 充 電 及 び 放 電 しない 機 能 を 設 けること ナトリウム 硫 黄 電 池 のモジュール 電 池 ( 密 閉 した 単 電 池 を 複 数 組 み 合 わせたものをいう ) には 異 常 が 発 生 した 場 合 に 自 動 的 に 回 路 遮 断 する 機 能 を 設 けること 6 燃 料 電 池 設 備 ⑴ 構 造 及 び 性 能 燃 料 電 池 設 備 の 構 造 及 び 性 能 は, 燃 料 電 池 設 備 の 基 準 ( 平 成 18 年 消 防 庁 告 示 第 8 号 )によるほか, 次 によること なお, 原 則 として 認 定 品 を 設 置 すること 外 部 から 容 易 に 人 が 触 れるおそれのある 充 電 部 及 び 高 温 部 は, 安 全 上 支 障 のないように 保 護 さ れていること 常 用 電 源 が 停 電 してから 電 活 確 率 及 び 投 入 までの 所 要 時 間 は,40 秒 以 内 であること ウ 燃 料 電 池 設 備 を 設 置 する 防 火 対 象 物 の 部 分 又 は 外 箱 の 内 部 には,ガス 漏 れ 火 災 警 報 設 備 の 検 知 - 295 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 器 が 設 置 されていること エ 燃 料 容 器 は, 原 則 として 燃 料 電 池 設 備 の 近 くに 設 け, 容 量 は 定 格 負 荷 で 連 続 運 転 可 能 時 間 以 上 連 続 して 有 効 に 運 転 できるものであること オ 冷 却 水 は, 定 格 で1 時 間 以 上 連 続 して 有 効 に 運 転 できる 容 量 を 有 する 専 用 の 冷 却 水 槽 が 当 該 燃 料 電 池 設 備 の 近 くに 設 けられていること ただし, 連 結 送 水 管 のブースターポンプについては2 時 間 とする なお, 冷 却 水 槽 の 耐 震 措 置 は, 本 節 第 1 消 防 用 設 備 等 の 地 震 防 災 対 策 の 例 によること ⑵ 接 続 方 法 非 常 電 源 回 路 の 保 護 用 電 池 設 備 の 接 続 端 子 以 降 の 部 分 とすること ただし, 前 3. ⑸.. か ら(ウ)に 掲 げるもの 及 び 消 防 用 設 備 等 の 制 御 盤 等 に 組 み 込 まれたものはこの 限 りでない ⑶ 保 有 距 離 燃 料 電 池 設 備 の 前 面 に1m 以 上 の 幅 を 有 し,かつ, 他 のキュービクル 式 以 外 の 自 家 発 電 設 備 若 し くはキュービクル 式 以 外 の 蓄 電 池 設 備 又 は 建 築 物 等 ( 当 該 燃 料 電 池 設 備 を 屋 外 に 設 ける 場 合 に 限 る )から1m 以 上 離 れているものであること 7 非 常 電 源 回 路 等 非 常 電 源 回 路, 操 作 回 路, 警 報 回 路, 表 示 灯 回 路 等 ( 以 下,この 第 3において 非 常 電 源 回 路 等 という )は, 消 防 用 設 備 等 の 種 別 に 応 じて 次 により 設 置 するものとする ⑴ 屋 内 消 火 栓 設 備 屋 内 消 火 栓 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 次 によること 非 常 電 源 回 路 は, 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 直 接 専 用 の 回 路 とすること ただし, 他 の 消 防 用 設 備 等 及 び 防 災 設 備 用 の 回 路, 高 圧 又 は 特 別 高 圧 の 電 路 若 しくは2 系 統 以 上 の 給 電 回 路 等 であっ て,かつ,それぞれ 開 閉 器, 遮 断 器 等 で 分 岐 できる 回 路 にあってはこの 限 りでない 前 の 非 常 電 源 回 路 に 使 用 する 開 閉 器, 遮 断 器 等 は, 点 検 に 便 利 な 場 所 に 設 けること,また, これらを 収 容 する 箱 の 構 造 性 能 は, 前 3.⑴.に 規 定 する 非 常 用 配 電 盤 等 の 例 によること ただし, 当 該 消 防 用 設 備 等 のポンプ 室 内 に 設 置 する 場 合 にあっては,この 限 りでない ウ 電 源 回 路 には, 地 絡 により 電 路 を 遮 断 する 装 置 を 設 けないこと 電 気 設 備 に 関 する 技 術 基 準 を 定 める 省 令 ( 平 成 9 年 通 商 産 業 省 令 第 52 号 ) 第 15 条 により, 地 絡 遮 断 装 置 の 設 置 が 必 要 となる 場 合 は, 電 気 設 備 の 技 術 基 準 解 釈 第 36 条 第 5 項 を 適 用 する 参 考 電 気 設 備 に 関 する 技 術 基 準 の 解 釈 抜 粋 第 36 条 第 5 項 低 圧 又 は 高 圧 の 電 路 であって, 非 常 用 照 明 装 置, 非 常 用 昇 降 機, 誘 導 灯, 鉄 道 用 信 号 装 置 その 他 その 停 止 が 公 共 の 安 全 確 保 に 支 障 を 生 ずるおそれがある 機 器 器 具 に 電 気 を 供 給 するも のには, 電 路 に 地 絡 を 生 じたときにこれを 技 術 員 駐 在 所 に 警 報 する 装 置 を 設 ける 場 合 は, 第 1 項, 第 3 項 及 び 第 4 項 に 規 定 する 装 置 を 施 設 することを 要 しない - 296 -

第 3 非 常 電 源 エ 耐 火, 耐 熱 配 線 は, 第 3-17 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 電 動 機 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 表 示 灯 回 路 及 び 操 作 回 路 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 すること ただし, 次 に 掲 げるものについては,こ れによらないことができる 耐 火 配 線 の 部 分 で 前 3.⑸.に 掲 げる 場 所 に 別 表 1. A 欄 の⑴から⑽までに 示 す 電 線 等 を 用 いてケーブル 工 事, 金 属 管 工 事 又 は2 種 金 属 製 可 とう 電 線 管 工 事 としたもの 若 しくはバスダ クト 工 事 としたもの 耐 火 配 線 の 部 分 で 電 動 機 等 の 機 器 に 接 続 する 短 小 な 部 分 を 別 表 1. A 欄 の⑴から⑽までに 示 す 電 線 等 を 用 い 金 属 管 工 事 又 は2 種 金 属 製 可 とう 電 線 管 工 事 としたもの ウ 耐 火 配 線 の 部 分 で 常 時 開 路 式 の 操 作 回 路 を 金 属 管 工 事,2 種 金 属 製 可 とう 電 線 管 工 事, 合 成 樹 脂 管 工 事 又 はケーブル 工 事 としたもの エ 耐 火 配 線 の 部 分 で 制 御 盤 等 に 非 常 電 源 を 内 蔵 した 当 該 配 線 オ 耐 火 電 線 等 ( 耐 火 電 線 と 一 般 電 線 の 混 在 したものも 含 む )をケーブルラック 等 により 露 出 し て 敷 設 する 場 合 は, 次 のいずれかにより 設 けること ただし, 機 械 室, 電 気 室 等 不 特 定 多 数 の 者 の 出 入 りしない 場 所 に 敷 設 する 場 合 は,この 限 りでない 別 表 1. B 欄 ⑴から⑷の 工 事 とすること 準 不 燃 材 料 でつくられた 天 井 又 はピット 内 に 隠 ペいすること ウ 耐 火 電 線 等 に 延 焼 防 止 剤 を 塗 布 すること エ ケーブルラック 下 部 を 不 燃 材 料 で 遮 へいすること( 第 3-16 図 参 照 ) オ 別 に 指 定 する 耐 火 電 線 を 用 いる 場 合 高 難 燃 ノンハロゲン 耐 火 電 線 ( 認 定 品 )が 指 定 されている 第 3-16 図 - 297 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 カ 耐 火 電 線, 耐 熱 電 線 等 に 接 続 部 が 生 じる 場 合 は, 平 成 10 年 7 月 31 日 付 け 消 防 予 第 123 号 耐 火 電 線 等 に 係 わる 接 続 工 法 の 取 扱 いについて により 行 うこと なお, 当 該 工 法 が 標 準 工 法 以 外 の 工 法 であるものについては,( 一 社 ) 電 線 総 合 技 術 センター に 設 けられている 耐 火 耐 熱 電 線 認 定 業 務 委 員 会 において, 耐 火 又 は 耐 熱 性 能 の 確 認 を 受 けてい る 旨 の 図 書 の 写 しを 添 付 する 第 3-17 図 ⑵ スプリンクラー 設 備 スプリンクラー 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-18 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 電 動 機 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 操 作 回 路 等 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 ⑴の 例 により 設 置 すること 第 3-18 図 ⑶ 水 噴 霧 消 火 設 備 及 び 泡 消 火 設 備 水 噴 霧 消 火 設 備 及 び 泡 消 火 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 前 ⑴の 例 により 設 置 すること ⑷ 不 活 性 ガス 消 火 設 備,ハロゲン 化 物 消 火 設 備 及 び 粉 末 消 火 設 備 不 活 性 ガス 消 火 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-19 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 制 御 盤 及 び 排 出 装 置 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 とし, 警 報 回 路, 表 示 灯 回 路, 操 作 - 298 -

第 3 非 常 電 源 回 路, 起 動 回 路 及 び 電 気 式 閉 鎖 ダンパー シャッター 回 路 等 の( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 によるほか 前 ⑴の 例 (エ.ウを 除 く )により 設 置 すること 第 3-19 図 ⑸ 屋 外 消 火 栓 設 備 屋 外 消 火 栓 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 前 ⑴の 例 により 設 置 すること ⑹ 自 動 火 災 報 知 設 備 自 動 火 災 報 知 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-20 図 及 び 第 3-21 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 受 信 機 の 接 続 端 子 まで 及 び 非 常 電 源 を 必 要 とする 中 継 器 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 地 区 音 響 装 置 回 路 等 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 ⑴(エを 除 く )の 例 により 設 置 すること ただし, 次 に 掲 げるものにつ いては,これによらないことができる 耐 火 配 線 の 部 分 で, 受 信 機 が 設 けられている 部 屋 ( 関 係 者 以 外 の 者 がみだりに 出 入 りすること のできないものに 限 る ) 内 の 配 線 を 別 表 1. A 欄 の⑴から⑽に 示 す 電 線 等 を 用 いて 金 属 管 工 事 又 は2 種 金 属 製 可 とう 電 線 管 工 事 としたもの 前 ⑴.エ. 又 はに 該 当 するもの - 299 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 第 3-20 図 1 中 継 器 の 非 常 電 源 回 路 ( 中 継 器 が 予 備 電 源 を 内 蔵 している 場 合 は 一 般 配 線 でも 可 ) 2 発 信 機 を 他 の 消 防 用 設 備 等 の 起 動 装 置 と 兼 用 する 場 合, 発 信 機 上 部 表 示 灯 の 回 路 は, 非 常 電 源 付 の 耐 熱 配 線 にすること 3 発 信 機 が 防 災 センターに 設 けられている 場 合 は, 一 般 配 線 とすることができる 第 3-21 図 - 300 -

第 3 非 常 電 源 ⑺ ガス 漏 れ 火 災 警 報 装 置 ガス 漏 れ 火 災 警 報 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は 次 によること 非 常 電 源 を 他 の 消 防 用 設 備 等 と 共 用 しない 場 合 前 ⑴. 及 びウの 例 により 設 置 すること 受 信 機 の 予 備 電 源 を 受 信 機 の 外 部 に 設 けるものは, 不 燃 性 の 箱 に 収 納 し, 受 信 機 と 予 備 電 源 との 間 は 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とすること 非 常 電 源 を 他 の 消 防 用 設 備 等 と 共 用 する 場 合 前 ⑴.からオの 例 によること 耐 火 配 線 は, 第 3-22 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 受 信 機 の 接 続 端 子 まで 及 び 非 常 電 源 を 必 要 とする 検 知 器, 中 継 器, 増 幅 器 及 び 操 作 部 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 防 災 センター 回 路 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 に より 設 置 すること ただし, 前 ⑹. 又 はに 準 ずるものはこれによらないことができる 第 3-22 図 ⑻ 非 常 ベル 及 び 自 動 式 サレン 非 常 ベル 及 び 自 動 式 サレンの 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-23 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 操 作 装 置 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線,ベル サレン 回 路, 操 作 回 路 及 び 表 示 灯 回 路 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 式 により 設 置 するほか 前 ⑴ の 例 により 設 置 すること 第 3-23 図 - 301 -

第 3 章 消 防 用 設 備 等 の 技 術 基 準 ⑼ 放 送 設 備 放 送 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-24 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 増 幅 器 の 接 続 端 子 及 び 親 機 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 操 作 回 路,スピーカー 回 路 及 び 表 示 灯 回 路 の 斜 線 部 分 ( )を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 ⑴(エ を 除 く )の 例 により 設 置 すること ただし, 前 ⑹ 又 はに 準 ずるものは,この 限 りでない 第 3-24 図 ⑽ 誘 導 灯 誘 導 灯 の 非 常 電 源 回 路 は, 第 3-25 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 誘 導 灯 の 接 続 端 子 ま での 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 ⑴の 例 によ り 設 置 すること 第 3-25 図 ⑾ 排 煙 設 備 排 煙 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-26 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 電 動 機 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 操 作 回 路 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 ⑴の 例 により 設 置 すること - 302 -

第 3 非 常 電 源 第 3-26 図 ⑿ 連 結 送 水 管 連 結 送 水 管 に 設 ける 加 圧 送 水 装 置 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-27 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 電 動 機 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 とし, 操 作 回 路 等 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 によるほか, 前 ⑴の 例 により 設 置 すること ただし, 非 常 電 源 回 路 に 耐 火 電 線 を 用 いる 場 合 にあっては, 別 表 1. C 欄 の⑴から⑷の 設 置 方 法 に 限 るものとする 第 3-27 図 ⒀ 非 常 コンセント 設 備 非 常 コンセント 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-28 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 非 常 コンセント 設 備 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線, 表 示 灯 回 路 の 斜 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 又 は 耐 熱 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 (1)の 例 により 設 置 す ること 第 3-28 図 ⒁ 無 線 通 信 補 助 設 備 ( 増 幅 器 がある 場 合 ) 無 線 通 信 補 助 設 備 の 非 常 電 源 回 路 等 は, 第 3-29 図 の 例 により 非 常 電 源 の 専 用 区 画 等 から 増 幅 器 の 接 続 端 子 までの 太 線 ( ) 部 分 を 耐 火 配 線 とし, 別 表 1に 示 す 配 線 方 法 により 設 置 するほか, 前 ⑴の 例 により 設 置 すること - 303 -