平 成 27 年 9 月 2 級 FP 技 能 検 定 / 実 技 試 験 < 資 産 設 計 提 案 業 務 > 解 答 と 解 説 < 正 解 > 第 1 問 問 20 2 問 1 (ア) (イ) (ウ) (エ) 問 21 (ア) (イ) (ウ) (エ) 問 2 4 第 7 問 第 2 問 問 22 194( 万 円 ) 問 3 2 問 23 395( 万 円 ) 問 4 1.632(%) 問 24 (ア) (イ) (ウ) 問 5 4 第 8 問 第 3 問 問 25 9,050,000( 円 ) 問 6 (ア)2 (イ)6 (ウ)9 (エ)11 問 26 13,865,000( 円 ) 問 7 720(m2) 問 27 1,650,000( 円 ) 問 8 16,261( 円 ) 第 9 問 問 9 (ア)4 (イ)3 (ウ)7 問 28 1,980( 万 円 ) 第 4 問 問 29 3 問 10 ( ア )8( 万 円 ) ( イ )156( 万 円 ) 問 30 3 (ウ)1,710( 万 円 ) 問 11 (ア)35( 日 分 ) (イ)25( 日 分 ) 問 31 1 問 12 1 問 32 3 問 13 (ア) (イ) (ウ) 問 33 (ア)3 (イ)2 (ウ)8 第 5 問 問 34 1 問 14 (ア) (イ) (ウ) 第 10 問 問 15 110( 万 円 ) 問 35 3,020( 万 円 ) 問 16 (ア) (イ) (ウ) (エ) 問 36 1 問 17 4 問 37 3 第 6 問 問 38 (ア)3 (イ)6 問 18 (ア)2 (イ)4 (ウ)6 問 39 (ア)3 (イ)5 問 19 2 問 40 2 1
第 1 問 問 1 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 A (ア) 不 適 切 税 理 士 資 格 を 有 していないFPは 無 償 有 償 を 問 わず 顧 客 からの 依 頼 に より 確 定 申 告 書 を 作 成 することは 税 理 士 法 に 抵 触 する (イ) 適 切 セミナーの 講 師 として 一 般 的 な 税 法 の 解 説 をすることは 税 理 士 資 格 を 有 していなくてもよい (ウ) 適 切 無 料 相 談 会 において 仮 定 の 事 例 に 基 づく 税 額 の 計 算 方 法 を 説 明 することは 税 理 士 資 格 を 有 していなくてもよい (エ) 不 適 切 税 理 士 資 格 を 有 していないFPが 顧 客 からの 相 談 に 際 して 具 体 的 な 節 税 額 を 示 した 提 案 を 行 うことは 税 理 士 法 に 抵 触 する 問 2 正 解 4 難 易 度 A (ア) 金 融 商 品 販 売 法 では 金 融 商 品 販 売 業 者 が 重 要 事 項 の 説 明 義 務 を 怠 り その 結 果 顧 客 に 損 害 が 生 じた 場 合 に 金 融 商 品 販 売 業 者 が 賠 償 する 金 額 は 元 本 欠 損 額 と 推 定 するとされている (イ) 金 融 商 品 販 売 法 における 保 護 の 対 象 は 個 人 および 事 業 者 ( 金 融 商 品 販 売 業 者 等 ま たは 金 融 商 品 取 引 法 に 定 める 特 定 投 資 家 を 除 く) である 特 定 投 資 家 とは 機 関 投 資 家 等 のいわゆるプロ 投 資 家 のことである 問 3 正 解 2 難 易 度 A 2.が 正 しい (ア) 株 主 資 本 を 用 いたPBR( 株 価 純 資 産 倍 率 )は 株 価 1 株 当 たり 株 主 資 本 で 求 められる 平 成 26 年 12 月 期 末 の 1 株 当 たり 株 主 資 本 は < 資 料 >の 1. 平 成 26 年 12 月 期 の 連 結 業 績 の (2) 連 結 財 政 状 態 の 26 年 12 月 期 の 一 番 右 側 に 2,727.69( 円 ) と 記 載 がある 株 価 は 問 題 文 より 3,740 円 なので PBR= 3,740 円 2,727.69 円 =1.371 ( 倍 ) 1.37 倍 となる (イ)PER( 株 価 収 益 率 )は 株 価 1 株 当 たり 利 益 で 求 められる 平 成 27 年 12 月 期 の 連 結 業 績 予 想 における 1 株 当 たり 利 益 は < 資 料 >の 3. 平 成 27 年 12 月 期 の 連 結 業 績 予 想 の 一 番 右 側 に 1 株 当 たり 当 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 として 238.13( 円 ) と 記 載 がある 株 価 は 問 題 文 より 3,740 円 なので PER= 3,740 円 238.13 円 =15.705 ( 倍 ) 15.71 倍 となる 2
問 4 正 解 1.632(%) 難 易 度 A 所 有 期 間 利 回 りとは 債 券 を 途 中 換 金 した 場 合 の 利 回 りをいい 計 算 式 は 次 のとおりで ある 売 付 価 格 - 買 付 価 格 表 面 利 率 + 所 有 期 間 利 回 り(%)= 所 有 期 間 100 買 付 価 格 問 題 の 場 合 表 面 利 率 1.4% 売 付 価 格 99.00 円 買 付 価 格 98.00 円 所 有 期 間 5 年 とな るので 所 有 期 間 利 回 りは 次 のとおりとなる 99.00-98.00 1.4+ 所 有 期 間 利 回 り(%)= 5 100=1.6326 1.632(%) 98.00 問 5 正 解 4 難 易 度 A 1. 不 適 切 新 規 募 集 時 の 申 込 価 格 は1 口 当 たり1 円 なので 購 入 口 数 1,000 万 口 の 場 合 の 購 入 金 額 は 1,000 万 円 となる 購 入 金 額 1,000 万 円 以 上 の 場 合 の 購 入 時 手 数 料 ( 税 込 み)は 2.16%なので 必 要 な 購 入 時 手 数 料 は 1,000 万 円 2.16%=216,000 円 とな る 2. 不 適 切 信 託 財 産 留 保 額 は 売 却 時 に 差 し 引 かれるが 運 用 管 理 費 用 ( 信 託 報 酬 )は 投 資 信 託 を 保 有 している 間 毎 日 継 続 的 に 差 し 引 かれる 費 用 である 3. 不 適 切 Aコースは 為 替 リスクをヘッジ( 回 避 )するタイプなので 円 高 による 為 替 差 損 はおおむね 回 避 できるものの 円 安 による 為 替 差 益 も 期 待 できない 為 替 差 益 を 期 待 する 場 合 は 為 替 リスクをヘッジしないBコースを 選 択 する 方 がよい 4. 適 切 < 資 料 >の 投 資 信 託 は 追 加 型 の 投 資 信 託 なので 新 規 募 集 期 間 終 了 後 も 基 準 価 額 で 購 入 することができる 第 3 問 問 6 正 解 (ア)2 (イ)6 (ウ)9 (エ)11 難 易 度 A 正 解 の 通 りである 公 的 土 地 価 格 には 公 示 価 格 基 準 地 標 準 価 格 相 続 税 路 線 価 固 定 資 産 税 評 価 額 の 4 つがあるが それぞれのポイントをまとめると 次 のようになる 価 格 の 種 類 公 示 価 格 基 準 地 標 準 価 格 相 続 税 路 線 価 固 定 資 産 税 評 価 額 所 管 国 土 交 通 省 都 道 府 県 国 税 庁 市 町 村 ( 東 京 23 区 は 東 京 都 ) 評 価 時 点 毎 年 1 月 1 日 毎 年 7 月 1 日 毎 年 1 月 1 日 原 則 として 基 準 年 度 の 前 年 1 月 1 日 評 価 割 合 - - 公 示 価 格 の 公 示 価 格 の 8 割 程 度 7 割 程 度 3
目 的 一 般 の 土 地 取 引 国 土 利 用 計 画 法 相 続 税 や 贈 与 固 定 資 産 税 等 の の 指 標 に よ る 土 地 取 税 の 課 税 のた 課 税 のため 公 共 事 業 用 地 の 引 の 適 正 かつ め 適 正 補 償 金 の 円 滑 な 実 施 算 定 基 準 一 般 の 土 地 取 引 の 指 標 問 7 正 解 720(m2) 難 易 度 A 土 地 に 建 物 を 建 てる 場 合 の 延 べ 面 積 ( 床 面 積 の 合 計 )の 最 高 限 度 は 地 積 容 積 率 で 計 算 できるが 幅 員 12m 未 満 の 道 路 に 接 する 敷 地 では (イ) 指 定 容 積 率 と(ロ) 前 面 道 路 幅 員 6/10( 住 居 系 用 途 地 域 では 4/10) のいずれか 低 い 方 の 容 積 率 が 適 用 される ま た 敷 地 が 2 以 上 の 道 路 に 接 面 している 場 合 でそれぞれの 道 路 の 幅 員 が 異 なる 場 合 は 幅 員 が 最 大 のもの( 設 例 の 場 合 幅 員 8m)が 前 面 道 路 となる (ア) 容 積 率 の 判 定 指 定 容 積 率 :20/10 前 面 道 路 幅 員 による 容 積 率 の 制 限 : 8(m) 4/10=32/10 20/10<32/10 20/10 (イ) 最 大 延 べ 面 積 360 m2 20/10=720 m2 問 8 正 解 16,261( 円 ) 難 易 度 A * 均 等 積 立 方 式 による 修 繕 積 立 金 の 目 安 額 ( 月 額 ) 算 出 式 :Y=AX(+B) Y: 購 入 予 定 のマンションの 修 繕 積 立 金 の 目 安 額 ( 月 額 ) A: 専 有 面 積 当 たりの 修 繕 積 立 金 の 額 ( 建 築 延 べ 床 面 積 6,500 m2であるので 表 より) 202 円 /m2 月 X: 購 入 予 定 のマンションの 専 有 面 積 (m2) 80.5 m2 (B: 機 械 式 駐 車 場 がある 場 合 の 加 算 額 ) 機 械 式 駐 車 場 ではないので 加 算 しない したがって 次 のようになる 202 円 80.5(m2)=16,261 円 問 9 正 解 (ア)4 (イ)3 (ウ)7 難 易 度 A 正 解 の 通 りである 表 の 空 欄 を 埋 めると 次 のようになる 4
種 類 定 期 借 地 権 事 業 用 定 期 借 地 権 等 建 物 譲 渡 特 ( 第 22 条 ) ( 第 23 条 ) 約 付 借 地 権 事 業 用 定 期 借 地 権 事 業 用 借 地 権 ( 第 24 条 ) 項 目 ( 第 1 項 ) ( 第 2 項 ) 存 続 期 間 50 年 以 上 30 年 以 上 10 年 以 上 30 年 以 上 50 年 未 満 30 年 未 満 利 用 目 的 制 限 なし 事 業 用 制 限 なし ( 一 部 でも 居 住 用 があってはならない) 契 約 方 式 特 約 は 書 面 による 設 定 を 目 的 とする 契 約 は 公 正 証 書 による 制 限 なし 借 地 関 係 の 終 了 期 間 の 満 了 期 間 の 満 了 建 物 の 譲 渡 第 4 問 問 10 正 解 (ア)8( 万 円 ) (イ)156( 万 円 ) (ウ)1,710( 万 円 ) 難 易 度 A 明 石 由 美 子 さんが 加 入 している 生 命 保 険 の 保 障 内 容 は 以 下 の 通 りである 資 料 / 保 険 証 券 1 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 1 終 身 保 険 200 万 円 2 定 期 保 険 特 約 1,000 万 円 3 傷 害 特 約 500 万 円 4 災 害 入 院 特 約 日 額 5,000 円 5 疾 病 入 院 特 約 日 額 5,000 円 6 女 性 疾 病 入 院 特 約 日 額 5,000 円 保 険 期 間 が 終 身 で いつの 時 点 で 死 亡 あるいは 高 度 障 害 状 態 になっ ても 死 亡 保 険 金 高 度 障 害 保 険 金 が 支 払 われる 保 険 期 間 中 に 死 亡 あるいは 高 度 障 害 状 態 になったとき 死 亡 保 険 金 あるいは 高 度 障 害 保 険 金 が 支 払 われる 不 慮 の 事 故 または 特 定 感 染 症 で 死 亡 したとき 災 害 死 亡 保 険 金 が 支 払 われる 不 慮 の 事 故 で 所 定 の 身 体 障 害 状 態 に 該 当 したとき 障 害 状 態 に 応 じた 障 害 給 付 金 が 支 払 われる 不 慮 の 事 故 や 災 害 による 傷 害 により その 事 故 から 180 日 以 内 に 継 続 して 5 日 以 上 入 院 したとき 5 日 目 から 入 院 給 付 金 が 支 払 われる 病 気 で 5 日 以 上 継 続 して 入 院 したとき 5 日 目 から 入 院 給 付 金 が 支 払 われる 約 款 所 定 の 手 術 を 受 けた 場 合 手 術 の 種 類 に 応 じて 入 院 給 付 金 日 額 の 10 倍 20 倍 40 倍 の 手 術 給 付 金 が 支 払 われる ガ ンによる 手 術 は 40 倍 女 性 特 有 の 疾 病 で 5 日 以 上 継 続 して 入 院 したとき 5 日 目 から 入 院 給 付 金 が 支 払 われる 資 料 / 保 険 証 券 2 終 身 ガン 保 険 7 ガン 診 断 給 付 金 初 めてガンと 診 断 されたとき 100 万 円 8 ガン 入 院 給 付 金 ガン 治 療 目 的 の 入 院 1 日 につき 日 額 1 万 円 ( 入 院 1 日 目 から 保 障 ) 5
9 ガン 手 術 給 付 金 10 ガン 死 亡 給 付 金 11 死 亡 給 付 金 ガン 治 療 目 的 の 手 術 1 回 につき 20 万 円 ガンによる 死 亡 20 万 円 ガン 以 外 による 死 亡 10 万 円 (ア) 8( 万 円 ) 保 険 証 券 1 から 支 給 される 金 額 5 入 院 給 付 金 5,000 円 (20 日 -4 日 )=8 万 円 保 険 証 券 2 はガン 保 険 であるため 突 発 性 難 聴 は 保 障 対 象 外 (イ)156( 万 円 ) 保 険 証 券 1 から 支 給 される 金 額 5 疾 病 入 院 給 付 金 5,000 円 (10 日 -4 日 )=3 万 円 手 術 給 付 金 5,000 円 40=20 万 円 6 女 性 疾 病 入 院 給 付 金 5,000 円 (10 日 -4 日 )=3 万 円 3 万 円 +20 万 円 +3 万 円 =26 万 円 A 保 険 証 券 2 から 支 給 される 金 額 7 初 めて 乳 ガンと 診 断 されたことにより 100 万 円 8ガン 入 院 給 付 金 1 万 円 10 日 =10 万 円 9ガン 手 術 給 付 金 20 万 円 100 万 円 +10 万 円 +20 万 円 =130 万 円 B A+B=156 万 円 (ウ)1,710( 万 円 ) 保 険 証 券 1 から 支 給 される 金 額 1 終 身 保 険 200 万 円 2 定 期 保 険 特 約 1,000 万 円 3 傷 害 特 約 500 万 円 1+2+3=1,700 万 円 C 保 険 証 券 2 から 支 給 される 金 額 11 死 亡 給 付 金 10 万 円 D C+D=1,710 万 円 問 11 正 解 (ア)35( 日 分 ) (イ)25( 日 分 ) 難 易 度 A (ア)35( 日 分 ) 1 回 目 の 入 院 は 35 日 間 1 日 目 からの 支 給 で 1 入 院 限 度 は 60 日 であるため 35 日 分 の 入 院 給 付 金 が 受 け 取 れる (イ)25( 日 分 ) 1 回 目 の 入 院 の 退 院 日 から 50 日 経 過 後 に 2 回 目 の 入 院 を 開 始 しているため 1 回 目 と 2 回 目 の 入 院 は 1 回 の 入 院 と 見 なされ 支 払 限 度 は 60 日 となる 35 日 (1 回 目 の 入 院 )+30 日 (2 回 目 の 入 院 )=65 日 超 過 分 の 5 日 分 は 支 払 われないため 2 回 目 の 入 院 で 受 け 取 れるのは 30 日 -5 日 =25 6
日 分 である 問 12 正 解 1 難 易 度 A 1. 正 しい 被 保 険 者 が 入 院 することによって 受 け 取 った 入 院 給 付 金 は 非 課 税 となる 2. 誤 り 収 入 保 障 保 険 の 被 保 険 者 が 亡 くなり 死 亡 保 険 金 受 取 人 が 毎 年 受 け 取 る 年 金 は 雑 所 得 として 所 得 税 の 課 税 対 象 となる 3. 誤 り 終 身 保 険 の 被 保 険 者 (= 契 約 者 )が 亡 くなり 死 亡 保 険 金 受 取 人 が 受 け 取 る 保 険 金 は 相 続 税 の 課 税 対 象 となる 4. 誤 り 保 険 を 解 約 した 場 合 に 契 約 者 が 受 け 取 る 解 約 返 戻 金 は 一 時 所 得 として 所 得 税 の 課 税 対 象 となる 問 題 13 正 解 (ア) (イ) (ウ) 難 易 度 B (ア) 保 険 金 の 支 払 い 対 象 とならない 自 動 車 保 険 の 対 人 賠 償 保 険 は 契 約 自 動 車 を 運 転 中 の 事 故 などにより 他 人 を 死 亡 させたり ケガをさせたりした 場 合 に 法 律 上 の 損 害 賠 償 責 任 の 額 から 自 賠 責 保 険 などによって 支 払 われるべき 金 額 を 差 し 引 いた 額 につ いて 保 険 金 額 を 限 度 に 保 険 金 が 支 払 われるものである 夫 婦 や 親 子 など 家 族 は 事 故 の 被 害 者 であったとしても 対 人 賠 償 保 険 では 支 払 いの 対 象 にならない (イ) 保 険 金 の 支 払 い 対 象 となる 個 人 賠 償 責 任 保 険 は 個 人 またはその 家 族 が 日 常 生 活 で 誤 って 他 人 にケガをさせたり 他 人 の 物 を 壊 したりして 損 害 賠 償 金 や 弁 護 士 費 用 などを 負 担 した 場 合 の 損 害 を 補 償 する 保 険 である 飼 い 犬 が 他 人 を 噛 んでケガをさせ たときも 補 償 対 象 となる (ウ) 保 険 金 の 支 払 い 対 象 とならない 普 通 傷 害 保 険 は 急 激 偶 然 外 来 の 事 故 によ って 人 の 身 体 に 傷 害 が 生 じた 場 合 に 補 償 する 保 険 である これらの 要 件 にすべて 該 当 しなければ 傷 害 保 険 の 対 象 にはならず ジョギング 中 に 心 臓 発 作 を 起 こしたことによ る 入 院 は 対 象 外 である 第 5 問 問 14 正 解 (ア) (イ) (ウ) 難 易 度 A (ア) 正 しい 土 地 や 建 物 の 譲 渡 所 得 については 分 離 課 税 制 度 が 採 用 されている (イ) 誤 り 土 地 や 建 物 の 譲 渡 所 得 については 譲 渡 した 年 の 1 月 1 日 現 在 での 所 有 期 間 が 5 年 超 なら 長 期 譲 渡 所 得 5 年 以 下 なら 短 期 譲 渡 所 得 となり 適 用 税 率 等 が 異 なって いる (ウ) 誤 り 居 住 していたマイホームを 譲 渡 した 場 合 所 定 の 要 件 を 満 たせば 最 高 3,000 万 円 までの 特 別 控 除 を 受 けることができる 7
問 15 正 解 110( 万 円 ) 難 易 度 A 遺 族 厚 生 年 金 は 非 課 税 不 動 産 所 得 は 次 のようになる 180 万 円 ( 収 入 金 額 )-60 万 円 ( 必 要 経 費 )-10 万 円 ( 青 色 申 告 特 別 控 除 額 )=110 万 円 総 所 得 金 額 :110 万 円 問 16 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 B 自 己 又 は 自 己 と 生 計 を 一 にする 配 偶 者 やその 他 の 親 族 のために 医 療 費 を 支 払 った 場 合 に は 医 療 費 控 除 として 一 定 の 金 額 の 所 得 控 除 を 受 けることができる (ア) 一 般 的 な 近 視 を 矯 正 するために 眼 鏡 を 購 入 した 費 用 は 医 療 費 控 除 の 対 象 とならな い (イ) 診 療 等 を 受 けるための 公 共 交 通 機 関 ( 電 車 バス 等 )による 通 院 費 は 医 療 費 控 除 の 対 象 となる タクシー 代 については 一 般 的 にはその 全 ての 金 額 が 医 療 費 控 除 の 対 象 となるわけではないが 病 状 からみて 急 を 要 する 場 合 や 電 車 バス 等 の 利 用 ができ ない 場 合 には 医 療 費 控 除 の 対 象 となる (ウ) 市 販 の 風 邪 薬 などの 購 入 代 金 は 医 療 費 控 除 の 対 象 となる なお ビタミン 剤 などの 病 気 の 予 防 や 健 康 増 進 のために 用 いられる 医 薬 品 の 購 入 代 金 は 対 象 とならない (エ) 自 家 用 車 で 病 院 へ 通 院 する 場 合 のガソリン 代 や 駐 車 場 代 は 医 療 費 控 除 の 対 象 とな らない 問 17 正 解 4 難 易 度 A 1. 適 切 個 人 住 民 税 の 所 得 割 は 前 年 分 の 所 得 金 額 をもとに 課 税 される 2. 適 切 個 人 住 民 税 にも 所 得 税 と 同 様 に 基 礎 控 除 があり 個 人 住 民 税 の 基 礎 控 除 の 額 は 33 万 円 である 3. 適 切 個 人 住 民 税 には 所 得 税 のような 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 はないが 所 得 税 の 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 の 適 用 を 受 けて 所 得 税 額 から 控 除 しきれなかった 額 がある 場 合 に は 一 定 の 金 額 を 限 度 として 翌 年 度 の 個 人 住 民 税 額 から 控 除 することができる 4. 不 適 切 給 与 所 得 者 については 給 与 支 払 報 告 書 の 提 出 により 個 人 住 民 税 が 計 算 さ れ 6 月 から 翌 年 5 月 までの 12 回 に 分 割 され 毎 月 の 給 与 から 特 別 徴 収 される 第 6 問 問 18 正 解 (ア)2 (イ)4 (ウ)6 難 易 度 A 正 解 の 通 りである 表 の 空 欄 を 埋 めると 次 のようになる 8
種 類 自 筆 証 書 遺 言 公 正 証 書 遺 言 作 成 方 法 本 人 が 遺 言 の 全 文 日 付 氏 名 等 を 書 き 押 印 する ワープロによる 作 成 は 不 可 本 人 が 口 述 し 公 証 人 が 筆 記 す る 証 人 不 要 2 人 以 上 家 庭 裁 判 所 の 検 認 必 要 不 要 ( 注 ) 検 認 とは 相 続 人 に 対 し 遺 言 の 存 在 およびその 内 容 を 知 らせるとともに, 遺 言 書 の 形 状, 加 除 訂 正 の 状 態, 日 付, 署 名 など 遺 言 書 の 内 容 を 明 確 にして 遺 言 書 の 偽 造 変 造 を 防 止 するための 手 続 である なお 遺 言 の 有 効 無 効 を 判 断 する 手 続 ではない 問 19 正 解 2 難 易 度 A 上 場 株 式 の 相 続 税 評 価 額 は その 株 式 が 上 場 されている 金 融 商 品 取 引 所 が 公 表 する 次 の 価 額 のうち 最 も 低 い 価 額 となる 1 課 税 時 期 ( 被 相 続 人 の 死 亡 の 日 )の 最 終 価 格 設 問 の 場 合 3,500 円 2 課 税 時 期 の 月 の 毎 日 の 最 終 価 格 の 平 均 額 同 3,650 円 3 課 税 時 期 の 月 の 前 月 の 毎 日 の 最 終 価 格 の 平 均 額 3,480 円 4 課 税 時 期 の 月 の 前 々 月 の 毎 日 の 最 終 価 格 の 平 均 額 3,410 円 したがって 3,410 円 が 正 しい 問 20 正 解 2 難 易 度 A 路 線 価 方 式 による 宅 地 評 価 では 1 つの 道 路 に 接 する 宅 地 は 通 常 次 のように 計 算 する 路 線 価 奥 行 価 格 補 正 率 地 積 = 自 用 地 評 価 額 借 地 権 は 自 用 地 評 価 額 借 地 権 割 合 で 評 価 する 資 料 の 路 線 価 図 の 200C は 1m2 当 たりの 路 線 価 が 200 千 円 で Cは 借 地 権 割 合 を 表 すが 表 より 借 地 権 割 合 は 70%である したがって 設 問 の 土 地 の 評 価 額 は 次 のよう にして 計 算 される 200 千 円 1.00 300 m2 70%=42,000 千 円 なお 1.は 自 用 地 3.は 貸 宅 地 4.は 貸 家 建 付 地 としての 相 続 税 評 価 額 の 計 算 式 である 問 21 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 B (ア) 正 しい 被 相 続 人 が 死 亡 したときにあった 借 入 金 などの 債 務 で 確 実 と 認 められるも のについては 相 続 財 産 から 控 除 することができる なお 被 相 続 人 が 生 前 に 購 入 し たお 墓 の 未 払 代 金 など 非 課 税 財 産 に 関 する 債 務 は 遺 産 総 額 から 差 し 引 くことはでき ない (イ) 正 しい 葬 式 などの 前 後 の 出 費 で 通 常 葬 式 費 用 として 欠 かせないお 通 夜 などにか 9
かった 費 用 については 債 務 ではないが 葬 式 費 用 として 相 続 財 産 から 控 除 すること ができる (ウ) 誤 り 香 典 返 しのためにかかった 費 用 については 相 続 財 産 から 控 除 することがで きない (エ) 誤 り 次 のような 費 用 は 葬 式 費 用 として 相 続 財 産 から 控 除 することができない 1 香 典 返 しのためにかかった 費 用 2 墓 石 や 墓 地 の 買 入 れのためにかかった 費 用 や 墓 地 を 借 りるためにかかった 費 用 3 初 七 日 や 法 事 などのためにかかった 費 用 第 7 問 問 22 正 解 194( 万 円 ) 難 易 度 A 将 来 の 基 本 生 活 費 は 下 記 の 計 算 式 で 求 めることができる 経 過 年 数 将 来 の 金 額 = 現 在 の 金 額 (1+ 変 動 率 ) 飯 田 家 の 2015 年 現 在 の 基 本 生 活 費 が 年 間 186 万 円 変 動 率 が 2%とあるので 2 年 後 の 2017 年 の 基 本 生 活 費 は 186 万 円 (1+0.02) 2 =193.5144 万 円 194 万 円 ( 万 円 未 満 四 捨 五 入 ) なお この 場 合 は 186 1.02 1.02 で 簡 単 に 計 算 できるが 累 乗 計 算 で 指 数 が 大 きくな った 場 合 電 卓 で 次 のように 操 作 すると 簡 便 に 計 算 できる(CASIO 製 の 場 合 ) 1.02 n 1 0 2 = = = を 2 回 押 し = を(n-1) 回 押 す(2 乗 であれば 1 回 ) 問 23 正 解 395( 万 円 ) 難 易 度 A 当 年 の 金 融 資 産 残 高 は 前 年 の 金 融 資 産 残 高 を 基 にして 次 の 計 算 式 で 求 めることがで きる 当 年 の 金 融 資 産 残 高 = 前 年 の 金 融 資 産 残 高 (1+ 運 用 利 率 )± 当 年 の 年 間 収 支 飯 田 家 の 2015 年 現 在 の 金 融 資 産 残 高 が 349 万 円 変 動 率 ( 運 用 利 率 )が 1% 2016 年 の 年 間 収 支 が 43 万 円 とあるので 2016 年 の 金 融 資 産 残 高 は 349 万 円 (1+0.01)+43 万 円 =395.49 万 円 395 万 円 ( 万 円 未 満 四 捨 五 入 ) 問 24 正 解 (ア) (イ) (ウ) 難 易 度 A (ア) 適 切 消 費 税 率 の 引 上 げは 消 費 者 物 価 指 数 を 押 し 上 げる 要 因 となり 得 る (イ) 不 適 切 円 高 外 貨 安 は 輸 入 物 価 を 押 し 下 げる 要 因 となり 得 る (ウ) 適 切 新 発 10 年 国 債 の 利 回 りは 国 内 の 長 期 金 利 の 代 表 的 な 指 標 である 第 8 問 教 育 資 金 や 老 後 資 金 住 宅 ローンの 返 済 などのライフイベントについて 資 金 計 画 を 立 て る 際 積 立 目 標 額 や 元 利 合 計 額 年 金 額 やローン 返 済 額 などを 計 算 することは 重 要 である 10
これらの 金 額 を 複 利 計 算 で 行 う 場 合 計 算 は 複 雑 になるが 各 種 係 数 を 利 用 すると 簡 単 に 計 算 することができる 各 種 係 数 終 価 係 数 現 価 係 数 減 債 基 金 係 数 資 本 回 収 係 数 年 金 終 価 係 数 年 金 現 価 係 数 どんなときに 使 うか? 手 持 ちの 資 金 を 複 利 運 用 すると 将 来 いくらになるかを 求 める 場 合 に 使 用 複 利 運 用 して 目 標 額 とするためには 今 いくらの 元 金 が 必 要 かを 求 める 場 合 に 使 用 将 来 の 貯 蓄 目 標 額 を 達 成 するには 毎 年 いくらずつ 積 み 立 てればよいかを 求 める 場 合 に 使 用 手 持 ちの 資 産 を 複 利 運 用 しながら 毎 年 均 等 に 年 金 として 受 け 取 れる 金 額 や ローン( 元 利 均 等 返 済 )の 年 間 返 済 額 を 求 める 場 合 に 使 用 毎 年 一 定 額 を 積 み 立 てると 将 来 いくらの 元 利 合 計 になるかを 求 める 場 合 に 使 用 希 望 する 年 金 額 を 受 け 取 るためには 今 いくら 元 金 があればよいかを 求 め る 場 合 に 使 用 問 25 正 解 9,050,000( 円 ) 難 易 度 A 複 利 運 用 して 目 標 額 とするためには 今 いくらの 元 金 が 必 要 かを 求 める 場 合 には 現 価 係 数 を 使 用 する 1,000 万 円 0.905( 年 利 1% 期 間 10 年 の 現 価 係 数 )=9,050,000 円 問 26 正 解 13,865,000( 円 ) 難 易 度 A 希 望 する 年 金 額 を 受 け 取 るためには 今 いくら 元 金 があればよいかを 求 める 場 合 には 年 金 現 価 係 数 を 使 用 する 100 万 円 13.865( 年 利 1% 期 間 15 年 の 年 金 現 価 係 数 )=13,865,000 円 問 27 正 解 1,650,000( 円 ) 難 易 度 A 手 持 ちの 資 産 を 複 利 運 用 しながら 毎 年 均 等 に 年 金 として 受 け 取 れる 金 額 を 求 める 場 合 に は 資 本 回 収 係 数 を 使 用 する 3,000 万 円 0.055( 年 利 1% 期 間 20 年 の 資 本 回 収 係 数 )=1,650,000 円 第 9 問 問 28 正 解 1,980( 万 円 ) 難 易 度 B 土 地 の 譲 渡 や 貸 付 けは 消 費 税 の 非 課 税 取 引 である したがって 設 例 のマンションの 販 売 価 格 のうち 120 万 円 の 消 費 税 は 建 物 部 分 に 対 する 消 費 税 である 建 物 の 価 格 :120 万 円 8%=1,500 万 円 11
土 地 の 価 格 :3,600 万 円 (マンションの 販 売 価 格 )-1,500 万 円 ( 建 物 の 価 格 )-120 万 円 ( 消 費 税 )=1,980 万 円 問 29 正 解 3 難 易 度 A 3.が 適 切 表 の 空 欄 を 埋 めると 次 のようになる 固 定 金 利 選 択 型 (10 年 ) 変 動 金 利 型 主 な 取 扱 い 金 融 機 関 銀 行 銀 行 適 用 金 利 10 年 間 は 一 定 半 年 ごとに 見 直 し 毎 月 返 済 額 10 年 間 は 一 定 5 年 ごとに 見 直 し 問 30 正 解 3 難 易 度 A 3.が 適 切 表 の 空 欄 を 埋 めると 次 のようになる 税 目 登 録 免 許 税 印 紙 税 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 概 要 取 得 した 住 宅 や 土 地 の 登 記 を 申 請 する 際 に 負 担 する 住 宅 購 入 時 の 売 買 契 約 書 や 住 宅 ローンを 組 む 際 の 金 銭 消 費 貸 借 契 約 書 の 作 成 時 に 負 担 する 土 地 や 家 屋 を 売 買 贈 与 交 換 建 築 ( 新 築 増 築 改 築 )などによ って 取 得 したときに 負 担 する 1 月 1 日 時 点 の 住 宅 の 所 有 者 が 毎 年 負 担 する 問 31 正 解 1 難 易 度 B 1.が 正 しい 預 金 金 利 は 年 12.0%(=0.12)だが 預 入 期 間 は 1 ヵ 月 なので 税 引 き 前 の 利 息 額 は 10,000 豪 ドル 0.12 1 ヵ 月 /12 ヵ 月 =100 豪 ドル となる < 資 料 >より 利 息 に 対 し ては 豪 ドル 建 ての 利 息 額 の 20% 相 当 額 が 税 金 として 源 泉 徴 収 されるので 税 引 き 後 の 利 息 額 は 80 豪 ドルとなり 満 期 時 の 外 貨 ベースの 元 利 合 計 額 は 10,080 豪 ドルとなる 円 転 する( 外 貨 を 円 に 換 える) 場 合 の 為 替 レートはTTB(1 豪 ドル=92.00 円 )が 適 用 されるので 円 ベースの 受 取 額 は 10,080 豪 ドル 92.00 円 =927,360 円 となる 問 32 正 解 3 難 易 度 B 設 問 の 場 合 広 志 さん(36 歳 )が 1 ヵ 月 間 に 支 払 った 保 険 診 療 分 の 医 療 費 ( 窓 口 での 自 己 負 担 分 )が 15 万 円 とあるので 総 医 療 費 は 15 万 円 3 割 =50 万 円 となる 1 ヵ 月 の 保 険 診 療 に 係 る 総 医 療 費 が 50 万 円 で 標 準 報 酬 月 額 が 34 万 円 (28 万 円 ~50 万 円 )である 場 合 高 額 療 養 費 制 度 として 支 給 される 額 は 次 のようになる 医 療 費 の 自 己 負 担 限 度 額 :80,100 円 +(500,000 円 -267,000 円 ) 1%=82,430 円 高 額 療 養 費 制 度 として 支 給 される 額 :150,000 円 -82,430 円 =67,570 円 12
問 33 正 解 (ア)3 (イ)2 (ウ)8 難 易 度 B 正 解 の 通 りである 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 中 の 被 保 険 者 が 死 亡 した 場 合 (ア) 遺 族 厚 生 年 金 が 支 給 される (イ)さらに 18 歳 到 達 年 度 の 末 日 までの 子 がいる 場 合 遺 族 基 礎 年 金 が 支 給 される (ウ) 遺 族 基 礎 年 金 は 子 が 18 歳 到 達 年 度 の 末 日 を 過 ぎると 支 給 されなくなるが 妻 が 65 歳 になるまでの 間 中 高 齢 寡 婦 加 算 が 遺 族 厚 生 年 金 に 加 算 される 問 34 正 解 1 難 易 度 A 設 問 の 場 合 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 資 格 期 間 に 算 入 される 期 間 は 次 の 通 りである( 国 民 年 金 の 保 険 料 未 納 期 間 は 受 給 資 格 期 間 に 算 入 されない) 1 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 2 国 民 年 金 の 保 険 料 納 付 済 期 間 : 24 月 :207 月 4 国 民 年 金 の 保 険 料 免 除 期 間 ( 全 額 免 除 ): 60 月 5 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 期 間 :159 月 合 計 :450 月 なお 保 険 料 免 除 ( 全 額 免 除 ) 期 間 は 受 給 資 格 期 間 にはその 全 期 間 が 算 入 されるが 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 を 計 算 する 際 には 平 成 21 年 3 月 以 前 は 1/3 の 期 間 平 成 21 年 4 月 以 後 は 1/2 の 期 間 が 算 入 される 第 10 問 問 35 正 解 3,020( 万 円 ) 難 易 度 A * 個 人 バランスシートにおいて 資 産 合 計 = 負 債 純 資 産 合 計 であるので 純 資 産 は 資 産 合 計 - 負 債 合 計 で 算 出 することができる < 資 産 合 計 > 金 融 資 産 :1,350 万 円 ( 正 明 預 貯 金 等 )+640 万 円 ( 正 明 株 式 等 )+140 万 円 ( 芳 恵 預 貯 金 等 )=2,130 万 円 (1) 生 命 保 険 ( 解 約 返 戻 金 相 当 額 ):150 万 円 ( 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 A)+200 万 円 ( 終 身 保 険 B)=350 万 円 (2) 不 動 産 :1,000 万 円 ( 自 宅 建 物 )(3) その 他 ( 動 産 等 ):240 万 円 ( 正 明 )+100 万 円 ( 芳 恵 )=340 万 円 (4) * 資 産 合 計 =1+2+3+4=3,820 万 円 < 負 債 合 計 > 800 万 円 ( 住 宅 ローン) < 純 資 産 > 3,820 万 円 ( 資 産 合 計 )-800 万 円 ( 負 債 合 計 )=3,020 万 円 13
問 36 正 解 1 難 易 度 B 1.が 正 しい 退 職 所 得 は 分 離 課 税 で 退 職 所 得 の 金 額 に 所 得 税 の 税 率 を 乗 じて 税 額 が 算 出 される 退 職 所 得 の 金 額 は ( 収 入 金 額 - 退 職 所 得 控 除 額 ) 1/2 ( 勤 続 年 数 が 5 年 以 下 の 役 員 等 に 対 して 支 払 う 退 職 手 当 等 については 1/2 課 税 の 適 用 はない)で 計 算 され 退 職 所 得 控 除 額 は 勤 続 年 数 に 応 じて 次 のように 計 算 される 勤 続 年 数 退 職 所 得 控 除 額 20 年 以 下 40 万 円 勤 続 年 数 ( 最 低 80 万 円 ) 20 年 超 800 万 円 +70 万 円 ( 勤 続 年 数 -20 年 ) ( 注 1) 勤 続 年 数 に 1 年 未 満 の 端 数 がある 場 合 1 年 に 切 り 上 げる ( 注 2) 障 害 者 になったことに 起 因 した 退 職 の 場 合 は 上 記 控 除 額 に 100 万 円 加 算 する 設 問 の 場 合 退 職 一 時 金 が 3,000 万 円 勤 続 年 数 が 31 年 8 月 32 年 であるので 退 職 一 時 金 から 源 泉 徴 収 される 所 得 税 額 は 次 のようになる 退 職 所 得 控 除 額 :800 万 円 +70 万 円 (32 年 -20 年 )=1,640 万 円 退 職 所 得 の 金 額 :(3,000 万 円 -1,640 万 円 ) 1/2=680 万 円 源 泉 徴 収 される 所 得 税 額 :680 万 円 20%-427,500 円 =932,500 円 問 37 正 解 3 難 易 度 C 現 時 点 で 母 の 聡 子 さんが 死 亡 したと 仮 定 した 場 合 聡 子 さんが 保 険 契 約 者 ( 保 険 料 負 担 者 ) 被 保 険 者 となっている 下 記 の 保 険 の 死 亡 保 険 金 は 相 続 税 の 課 税 対 象 となる ただし 受 取 人 が 民 法 上 の 相 続 人 ( 設 例 の 場 合 子 である 正 明 と 典 昭 孫 の 亜 美 は 相 続 人 ではない) である 場 合 死 亡 保 険 金 の 非 課 税 が 適 用 される 保 険 種 類 契 約 者 被 保 険 者 受 取 人 保 険 金 額 税 金 終 身 保 険 C 聡 子 聡 子 子 正 明 400 万 円 相 続 税 ( 非 課 税 の 適 用 あり) 終 身 保 険 D 聡 子 聡 子 子 典 秋 400 万 円 相 続 税 ( 非 課 税 の 適 用 あり) 終 身 保 険 E 聡 子 聡 子 孫 亜 美 300 万 円 相 続 税 ( 非 課 税 の 適 用 なし) < 死 亡 保 険 金 の 非 課 税 金 額 > 保 険 金 額 全 ての 相 続 人 が 取 得 した 保 険 金 の 合 計 額 が 保 険 金 の 非 課 税 限 度 額 (500 万 円 法 定 相 続 人 の 数 ) 以 下 の 場 合 全 ての 相 続 人 が 取 得 した 保 険 金 の 合 計 額 が 保 険 金 の 非 課 税 限 度 額 (500 万 円 法 定 相 続 人 の 数 )を 超 える 場 合 各 人 が 取 得 した 保 険 金 に 対 する 非 課 税 金 額 その 相 続 人 が 取 得 した 保 険 金 額 その 相 続 人 が 取 得 した 死 亡 保 険 金 額 非 課 税 限 度 額 全 ての 相 続 人 が 取 得 した 死 亡 保 険 金 の 合 計 額 14
設 例 の 場 合 法 定 相 続 人 の 数 は 正 明 典 秋 の 2 人 なので 非 課 税 限 度 額 は 500 万 円 2 人 =1,000 万 円 となる ( 注 )ここでウッカリと 相 続 税 に 算 入 される 死 亡 保 険 金 を (400 万 円 +400 万 円 +300 万 円 )-1,000 万 円 =100 万 円 と 考 えると 誤 りとなる 全 ての 相 続 人 ( 正 明 典 秋 )が 取 得 した 保 険 金 の 合 計 額 は 400 万 円 +400 万 円 =800 万 円 なので 各 人 が 取 得 した 保 険 金 に 対 する 非 課 税 金 額 は その 相 続 人 が 取 得 した 保 険 金 額 となり 相 続 税 に 算 入 される 死 亡 保 険 金 は 次 のようになる 正 明 :400 万 円 ( 死 亡 保 険 金 )-400 万 円 ( 非 課 税 金 額 )=0 円 典 秋 :400 万 円 ( 死 亡 保 険 金 )-400 万 円 ( 非 課 税 金 額 )=0 円 亜 美 :300 万 円 ( 死 亡 保 険 金 非 課 税 の 適 用 なし) その 他 の 財 産 も 合 算 すると 相 続 税 の 課 税 価 格 の 合 計 額 は 次 のようになる 3,300 万 円 ( 金 融 資 産 )+8,000 万 円 ( 不 動 産 )+200 万 円 ( 動 産 等 )+300 万 円 ( 死 亡 保 険 金 )=11,800 万 円 問 38 正 解 (ア)3 (イ)6 難 易 度 A (ア) 祥 子 さんには 配 偶 者 や 子 がなく 親 もすでに 死 亡 しているので 相 続 人 は 兄 弟 姉 妹 の 英 行 と 甥 の 正 明 典 秋 ( 茂 明 の 代 襲 相 続 人 )の 3 人 である 法 定 相 続 分 は 英 行 は 1/2 正 明 典 秋 はそれぞれ 1/2 1/2=1/4 となる (イ) 相 続 税 の 基 礎 控 除 額 は 平 成 27 年 1 月 1 日 以 降 の 相 続 の 場 合 3,000 万 円 +600 万 円 法 定 相 続 人 の 数 で 計 算 されるので 3,000 万 円 +600 万 円 3 人 =4,800 万 円 と なる 問 39 正 解 (ア)3 (イ)5 難 易 度 A (ア) 公 的 年 金 の 老 齢 給 付 は 所 得 税 法 上 公 的 年 金 等 として 雑 所 得 に 分 類 される (イ) 公 的 年 金 等 の 雑 所 得 の 場 合 所 得 金 額 は 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 - 公 的 年 金 等 控 除 額 で 計 算 される 公 的 年 金 等 控 除 額 は 下 表 のように 受 給 者 の 年 齢 が 65 歳 未 満 か 65 歳 以 上 かで 計 算 方 法 が 異 なっている 受 給 者 年 齢 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 公 的 年 金 等 控 除 額 65 歳 未 満 ~130 万 円 未 満 130 万 円 以 上 ~410 万 円 未 満 410 万 円 以 上 ~770 万 円 未 満 770 万 円 以 上 ~ 65 歳 以 上 ~330 万 円 未 満 330 万 円 以 上 ~410 万 円 未 満 410 万 円 以 上 ~770 万 円 未 満 770 万 円 以 上 ~ 70 万 円 収 入 金 額 25%+37.5 万 円 収 入 金 額 15%+78.5 万 円 収 入 金 額 5%+155.5 万 円 120 万 円 収 入 金 額 25%+37.5 万 円 収 入 金 額 15%+78.5 万 円 収 入 金 額 5%+155.5 万 円 15
問 40 正 解 2 難 易 度 B 2.が 適 切 表 の 空 欄 等 を 埋 めると 次 のようになる 保 険 料 の 額 所 得 にかかわらず 定 額 ( 平 成 27 年 度 の 場 合 月 額 15,590 円 ) 納 付 期 限 ( 毎 月 の 保 険 料 ) 納 付 方 法 ( 前 納 制 度 を 含 む) 納 付 の 時 効 ( 免 除 期 間 を 除 く) 原 則 納 付 対 象 月 の 翌 月 末 日 納 付 書 口 座 振 替 またはクレジットカード 等 で 納 付 前 納 制 度 の 利 用 により 割 引 あり 原 則 納 付 期 限 の 翌 日 より 2 年 16