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【労働保険事務組合事務処理規約】

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(5) 課 税 上 の 取 扱 い 日 本 の 居 住 者 又 は 日 本 法 人 である 投 資 主 及 び 投 資 法 人 に 関 する 課 税 上 の 一 般 的 な 取 扱 いは 下 記 のとおりです なお 税 法 等 の 改 正 税 務 当 局 等 による 解 釈 運 用 の 変 更 により 以 下 の 内 容 は 変 更 されることがあります また 個 々の 投 資 主 の 固 有 の 事 情 によっては 異 なる 取 扱 いが 行 われることがあります 1 投 資 主 の 税 務 (ア) 個 人 投 資 主 の 税 務 a. 利 益 の 分 配 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 上 場 投 資 法 人 である 本 投 資 法 人 から 受 け 取 る 利 益 の 分 配 の 取 扱 いは 原 則 として 上 場 株 式 の 配 当 の 取 扱 いと 同 じです 但 し 配 当 控 除 の 適 用 はありません (ⅰ) 源 泉 徴 収 分 配 金 支 払 開 始 日 源 泉 徴 収 税 率 平 成 26 年 1 月 1 日 ~ 平 成 49 年 12 月 31 日 20.315%( 所 得 税 15.315% 住 民 税 5%) 平 成 50 年 1 月 1 日 ~ 20% ( 所 得 税 15% 住 民 税 5%) 1 平 成 26 年 1 月 1 日 ~ 平 成 49 年 12 月 31 日 の 所 得 税 率 には 復 興 特 別 所 得 税 ( 所 得 税 の 額 の2.1% 相 当 )を 含 みます 2 大 口 個 人 投 資 主 ( 配 当 基 準 日 において 発 行 済 投 資 口 総 数 の3% 以 上 を 保 有 )に 対 しては 上 記 税 率 ではな く 所 得 税 20%( 平 成 26 年 1 月 1 日 ~ 平 成 49 年 12 月 31 日 は20.42%)の 源 泉 徴 収 税 率 が 適 用 されます (ⅱ) 確 定 申 告 確 定 申 告 をしない 場 合 確 定 申 告 を 行 う 場 合 金 額 にかかわらず 源 泉 徴 収 だけで 納 税 を 完 結 させる ことが 可 能 ( 確 定 申 告 不 要 制 度 ) 総 合 課 税 か 申 告 分 離 課 税 のいずれか 一 方 を 選 択 1 総 合 課 税 を 選 択 した 場 合 であっても 投 資 法 人 から 受 け 取 る 利 益 の 分 配 については 配 当 控 除 の 適 用 はあ りません 2 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 金 額 は その 年 分 の 上 場 株 式 等 に 係 る 配 当 所 得 の 金 額 ( 申 告 分 離 課 税 を 選 択 したものに 限 る)と 損 益 通 算 することができます 申 告 分 離 課 税 を 選 択 した 場 合 の 税 率 は 上 記 (ⅰ)の 源 泉 徴 収 税 率 と 同 じです 3 大 口 個 人 投 資 主 ( 配 当 基 準 日 において 発 行 済 投 資 口 総 数 の3% 以 上 を 保 有 )が1 回 に 受 け 取 る 配 当 金 額 が 5 万 円 超 (6ヶ 月 決 算 換 算 )の 場 合 には 必 ず 総 合 課 税 による 確 定 申 告 を 行 う 必 要 があります(この 場 合 には 申 告 分 離 課 税 は 選 択 できません) (ⅲ) 源 泉 徴 収 選 択 口 座 への 受 入 れ 源 泉 徴 収 ありを 選 択 した 特 定 口 座 ( 以 下 源 泉 徴 収 選 択 口 座 といいます )が 開 設 されている 金 融 商 品 取 引 業 者 等 ( 証 券 会 社 等 )に 対 して 源 泉 徴 収 選 択 口 座 内 配 当 等 受 入 開 始 届 出 書 を 提 出 することにより 上 場 株 式 等 の 配 当 等 を 源 泉 徴 収 選 択 口 座 に 受 け 入 れることができます 配 当 金 の 受 取 方 法 については 株 式 数 比 例 配 分 方 式 を 選 択 する 必 要 があります - 165 -

(ⅳ) 少 額 投 資 非 課 税 制 度 (NISA:ニーサ) 平 成 26 年 1 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの10 年 間 金 融 商 品 取 引 業 者 等 ( 証 券 会 社 等 )に 開 設 した 非 課 税 口 座 の 非 課 税 管 理 勘 定 で 取 得 した 上 場 株 式 等 ( 新 規 投 資 額 で 年 間 100 万 円 を 上 限 )に 係 る 配 当 等 で その 非 課 税 管 理 勘 定 の 開 設 年 の1 月 1 日 から5 年 内 に 支 払 を 受 けるべきものについては 所 得 税 及 び 住 民 税 が 課 されません 1 非 課 税 口 座 を 開 設 できるのは その 年 の1 月 1 日 において 満 20 歳 以 上 である 方 に 限 ります 2 配 当 等 が 非 課 税 となるのは 配 当 金 の 受 取 方 法 について 株 式 数 比 例 配 分 方 式 を 選 択 した 場 合 に 限 ります b. 利 益 を 超 えた 金 銭 の 分 配 に 係 る 税 務 投 資 法 人 が 行 う 利 益 を 超 えた 金 銭 の 分 配 は 投 資 法 人 の 資 本 の 払 戻 しに 該 当 し 投 資 主 においては みなし 配 当 及 びみなし 譲 渡 収 入 から 成 るものとして 取 り 扱 われます (ⅰ)みなし 配 当 この 金 額 は 本 投 資 法 人 から 通 知 します みなし 配 当 には 上 記 a.における 利 益 の 分 配 と 同 様 の 課 税 関 係 が 適 用 されます (ⅱ)みなし 譲 渡 収 入 資 本 の 払 戻 し 額 のうちみなし 配 当 以 外 の 部 分 の 金 額 は 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 収 入 金 額 とみなされます 各 投 資 主 はこの 譲 渡 収 入 に 対 応 する 譲 渡 原 価 ( 注 1)を 算 定 し 投 資 口 の 譲 渡 損 益 ( 注 2)を 計 算 します この 譲 渡 損 益 の 取 扱 いは 下 記 c.における 投 資 口 の 譲 渡 と 原 則 同 様 になります また 投 資 口 の 取 得 価 額 の 調 整 ( 減 額 )( 注 3)を 行 います ( 注 1) 譲 渡 原 価 の 額 = 従 前 の 取 得 価 額 純 資 産 減 少 割 合 純 資 産 減 少 割 合 は 本 投 資 法 人 から 通 知 します ( 注 2) 譲 渡 損 益 の 額 =みなし 譲 渡 収 入 金 額 - 譲 渡 原 価 の 額 ( 注 3) 調 整 後 の 取 得 価 額 = 従 前 の 取 得 価 額 - 譲 渡 原 価 の 額 c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となります 譲 渡 損 が 生 じた 場 合 は 他 の 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 との 相 殺 を 除 き 他 の 所 得 との 損 益 通 算 はできません (ⅰ) 税 率 譲 渡 日 申 告 分 離 課 税 による 税 率 平 成 26 年 1 月 1 日 ~ 平 成 49 年 12 月 31 日 20.315%( 所 得 税 15.315% 住 民 税 5%) 平 成 50 年 1 月 1 日 ~ 20% ( 所 得 税 15% 住 民 税 5%) 平 成 26 年 1 月 1 日 ~ 平 成 49 年 12 月 31 日 の 所 得 税 率 には 復 興 特 別 所 得 税 ( 所 得 税 の 額 の2.1% 相 当 )を 含 みま す (ⅱ) 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 損 益 通 算 及 び 繰 越 控 除 上 場 株 式 等 を 金 融 商 品 取 引 業 者 等 ( 証 券 会 社 等 )を 通 じて 譲 渡 等 したことにより 生 じ た 損 失 ( 以 下 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 といいます )の 金 額 は 確 定 申 告 により その 年 分 の 上 場 株 式 等 に 係 る 配 当 所 得 の 金 額 ( 申 告 分 離 課 税 を 選 択 したものに 限 りま す )と 損 益 通 算 することができます また 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 のうち その 年 に 損 益 通 算 してもなお 控 除 しきれない 金 額 については 翌 年 以 後 3 年 間 にわたり 株 - 166 -

式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 の 金 額 及 び 申 告 分 離 課 税 を 選 択 した 上 場 株 式 等 に 係 る 配 当 所 得 の 金 額 から 繰 越 控 除 することができます 繰 越 控 除 をするためには 譲 渡 損 失 が 生 じた 年 に 確 定 申 告 書 を 提 出 するとともに その 後 の 年 において 連 続 し て 確 定 申 告 書 を 提 出 する 必 要 があります (ⅲ) 源 泉 徴 収 選 択 口 座 内 の 譲 渡 源 泉 徴 収 選 択 口 座 内 の 上 場 株 式 等 の 譲 渡 による 所 得 は 源 泉 徴 収 だけで 納 税 が 完 結 し 確 定 申 告 は 不 要 となります 源 泉 徴 収 税 率 は 上 記 (ⅰ)の 申 告 分 離 課 税 による 税 率 と 同 じです また 上 場 株 式 等 の 配 当 等 を 源 泉 徴 収 選 択 口 座 に 受 け 入 れた 場 合 において その 源 泉 徴 収 選 択 口 座 内 における 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 金 額 があるときは 年 末 に 損 益 通 算 が 行 われ 配 当 等 に 係 る 源 泉 徴 収 税 額 の 過 納 分 が 翌 年 の 年 初 に 還 付 されます (ⅳ) 少 額 投 資 非 課 税 制 度 (NISA:ニーサ) 平 成 26 年 1 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの10 年 間 金 融 商 品 取 引 業 者 等 ( 証 券 会 社 等 )に 開 設 した 非 課 税 口 座 の 非 課 税 管 理 勘 定 で 取 得 した 上 場 株 式 等 ( 新 規 投 資 額 で 年 間 100 万 円 を 上 限 )を その 非 課 税 管 理 勘 定 の 開 設 年 の1 月 1 日 から5 年 内 に 譲 渡 した 場 合 には その 譲 渡 所 得 等 については 所 得 税 及 び 住 民 税 が 課 されません 1 非 課 税 口 座 を 開 設 できるのは その 年 の1 月 1 日 において 満 20 歳 以 上 である 方 に 限 ります 2 非 課 税 口 座 内 で 生 じた 譲 渡 損 失 はないものとみなされるため 上 記 (ⅱ) 及 び(ⅲ)の 損 益 通 算 や 繰 越 控 除 に は 適 用 できません (イ) 法 人 投 資 主 の 税 務 a. 利 益 の 分 配 に 係 る 税 務 法 人 投 資 主 が 投 資 法 人 から 受 け 取 る 利 益 の 分 配 については 受 取 配 当 等 の 益 金 不 算 入 の 適 用 はありません 上 場 投 資 法 人 である 本 投 資 法 人 から 受 け 取 る 利 益 の 分 配 については 下 記 の 税 率 により 所 得 税 の 源 泉 徴 収 が 行 われますが 源 泉 徴 収 された 所 得 税 は 法 人 税 の 前 払 いとして 所 得 税 額 控 除 の 対 象 となり また 復 興 特 別 所 得 税 は 復 興 特 別 法 人 税 からの 控 除 対 象 となります 分 配 金 支 払 開 始 日 源 泉 徴 収 税 率 15.315% 平 成 26 年 1 月 1 日 ~ 平 成 49 年 12 月 31 日 ( 復 興 特 別 所 得 税 0.315%を 含 みます ) 平 成 50 年 1 月 1 日 ~ 15% b. 利 益 を 超 えた 金 銭 の 分 配 に 係 る 税 務 投 資 法 人 が 行 う 利 益 を 超 えた 金 銭 の 分 配 は 投 資 法 人 の 資 本 の 払 戻 しに 該 当 し 投 資 主 においては みなし 配 当 及 びみなし 譲 渡 収 入 から 成 るものとして 取 り 扱 われます (ⅰ)みなし 配 当 この 金 額 は 本 投 資 法 人 から 通 知 します みなし 配 当 には 上 記 a.における 利 益 の 分 配 と 同 様 の 課 税 関 係 が 適 用 されます - 167 -

(ⅱ)みなし 譲 渡 収 入 資 本 の 払 戻 し 額 のうちみなし 配 当 以 外 の 部 分 の 金 額 は 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 収 入 金 額 とみなされます 各 投 資 主 はこの 譲 渡 収 入 に 対 応 する 譲 渡 原 価 を 算 定 し 投 資 口 の 譲 渡 損 益 を 計 算 します また 投 資 口 の 取 得 価 額 の 調 整 ( 減 額 )を 行 います 譲 渡 原 価 譲 渡 損 益 取 得 価 額 の 調 整 ( 減 額 )の 計 算 方 法 は 個 人 投 資 主 の 場 合 と 同 じです c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 法 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 損 益 は 原 則 として 約 定 日 の 属 する 事 業 年 度 に 計 上 します - 168 -

2 投 資 法 人 の 税 務 (ア) 利 益 配 当 等 の 損 金 算 入 税 法 上 投 資 法 人 に 係 る 課 税 の 特 例 規 定 により 一 定 の 要 件 ( 導 管 性 要 件 )を 満 たした 投 資 法 人 に 対 しては 投 資 法 人 と 投 資 主 との 間 の 二 重 課 税 を 排 除 するため 利 益 の 配 当 等 を 投 資 法 人 の 損 金 に 算 入 することが 認 められています 投 資 法 人 の 主 な 導 管 性 要 件 支 払 配 当 要 件 国 内 50% 超 募 集 要 件 借 入 先 要 件 所 有 先 要 件 非 同 族 会 社 要 件 会 社 支 配 禁 止 要 件 配 当 等 の 額 が 配 当 可 能 利 益 の 額 の90% 超 であること ( 利 益 を 超 えた 金 銭 の 分 配 を 行 った 場 合 には 金 銭 の 分 配 の 額 が 配 当 可 能 額 の90% 超 であること) 投 資 法 人 規 約 において 投 資 口 の 発 行 価 額 の 総 額 のうちに 国 内 において 募 集 される 投 資 口 の 発 行 価 額 の 占 める 割 合 が50% を 超 える 旨 の 記 載 又 は 記 録 があること 機 関 投 資 家 ( 租 税 特 別 措 置 法 第 67 条 の15 第 1 項 第 1 号 ロ(2) に 規 定 するものをいいます 次 の 所 有 先 要 件 において 同 じで す ) 以 外 の 者 から 借 入 れを 行 っていないこと 事 業 年 度 の 終 了 の 時 において 発 行 済 投 資 口 が50 人 以 上 の 者 によって 所 有 されていること 又 は 機 関 投 資 家 のみによって 所 有 されていること 事 業 年 度 の 終 了 の 時 において 投 資 主 の1 人 及 びその 特 殊 関 係 者 により 発 行 済 投 資 口 総 数 あるいは 議 決 権 総 数 の50% 超 を 保 有 されている 同 族 会 社 に 該 当 していないこと 他 の 法 人 の 株 式 又 は 出 資 の50% 以 上 を 有 していないこと ( 一 定 の 海 外 子 会 社 を 除 きます ) (イ) 不 動 産 流 通 税 の 軽 減 措 置 a. 登 録 免 許 税 本 投 資 法 人 が 平 成 27 年 3 月 31 日 までに 取 得 する 不 動 産 ( 倉 庫 及 びその 敷 地 を 除 きます ) に 対 しては 所 有 権 の 移 転 登 記 に 係 る 登 録 免 許 税 の 税 率 が 軽 減 されます 不 動 産 の 所 有 権 の 取 得 日 平 成 24 年 4 月 1 日 ~ 平 成 27 年 3 月 31 日 平 成 27 年 4 月 1 日 ~ 土 地 ( 一 般 ) 1.5% 建 物 ( 一 般 ) 2.0%( 原 則 ) 2.0%( 原 則 ) 本 投 資 法 人 が 取 得 する 不 動 産 1.3% b. 不 動 産 取 得 税 本 投 資 法 人 が 平 成 27 年 3 月 31 日 までに 取 得 する 一 定 の 不 動 産 に 対 しては 不 動 産 取 得 税 の 課 税 標 準 額 が5 分 の2に 軽 減 されます 1 共 同 住 宅 及 びその 敷 地 にあっては 建 物 のすべての 区 画 が50m2 以 上 のものに 限 り 適 用 されます 2 倉 庫 及 びその 敷 地 は 対 象 外 です - 169 -