参考資料2　女性の活躍による経済活性化を推進する関係閣僚会議について

女 性 の 活 躍 による 経 済 活 性 化 を 推 進 する 関 係 閣 僚 会 議 について 参 考 資 料 2 1. 女 性 の 活 躍 による 経 済 活 性 化 を 推 進 する 関 係 閣 僚 会 議 4 月 9 日 の 国 家 戦 略 会 議 において 民 間 議 員 より 女 性 の 活 躍 により 経 済 を 活 性 化 する 観 点 から 政 府 が 重 点 的 に 行 うべき 取 組 を 関 係 閣 僚 が 連 携 して6 月 までに 整 理 し 平 成 24 年 中 にその 工 程 表 を 明 らかにすべき との 提 言 がなされた 総 理 締 めくくり 発 言 において 中 川 古 川 両 大 臣 を 中 心 に 関 係 閣 僚 による 女 性 の 活 躍 を 推 進 する 会 議 を 設 け 6 月 までに 重 点 課 題 を 整 理 し 年 内 に 工 程 表 を 策 定 する ようにとの 指 示 があった 5 月 21 日 に 女 性 の 活 躍 による 経 済 活 性 化 を 推 進 する 関 係 閣 僚 会 議 が 設 置 される 座 長 ( 共 同 )は 国 家 戦 略 担 当 大 臣 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 男 女 共 同 参 画 ) 構 成 員 は 外 務 大 臣 文 部 科 学 大 臣 厚 生 労 働 大 臣 農 林 水 産 大 臣 経 済 産 業 大 臣 である 2. 第 1 回 会 議 の 概 要 (5 月 22 日 17:15 ~ 17:50) 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 男 女 共 同 参 画 )より 女 性 と 経 済 をめぐる 現 状 について 農 林 水 産 大 臣 経 済 産 業 大 臣 文 部 科 学 大 臣 厚 生 労 働 大 臣 より 各 府 省 における 取 組 等 についての 発 表 がなされた 文 部 科 学 大 臣 の 発 表 については 別 添 1を 参 照 国 家 戦 略 担 当 大 臣 より 今 後 の 取 組 方 針 について 1 男 性 の 意 識 改 革 2 思 い 切 っ たポジティブ アクション 3 公 務 員 から 率 先 して 取 り 組 む の3 点 の 論 点 が 提 示 され 意 見 交 換 が 行 われた 国 家 戦 略 担 当 大 臣 の 発 表 については 別 添 2を 参 照 3. 今 後 のスケジュール 第 2 回 6 月 中 年 内 までに 工 程 表 を 作 成 する 予 定

別 添 1 女 性 の 活 躍 による 経 済 活 性 化 を 推 進 する 関 係 閣 僚 会 議 発 表 資 料 文 部 科 学 省 ( 平 成 24 年 5 月 )

女 性 の 活 躍 による 経 済 活 性 化 のために 女 性 の 活 躍 による 経 済 活 性 化 を 推 進 していくためには あらゆる 分 野 で 女 性 が 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 することが 必 要 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 向 けた 教 育 環 境 や 女 性 が 自 分 の 希 望 や 能 力 にあった 進 路 職 業 を 選 択 できる 環 境 子 どもを 持 つ 女 性 が 働 きやすい 環 境 を 整 備 することが 必 要 文 部 科 学 省 における 今 後 の 取 組 Ⅰ. 固 定 的 役 割 分 担 意 識 の 解 消 を 含 む 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 向 けた 教 育 の 充 実 Ⅱ.すべての 意 志 と 能 力 ある 女 性 が 進 学 できるよう 教 育 の 機 会 均 等 の 保 障 Ⅲ. 将 来 の 多 様 な 進 路 選 択 やライフイベントを 踏 まえた 人 生 設 計 を 支 援 する 教 育 の 充 実 Ⅳ. 子 どもを 持 つ 女 性 が 働 き 続 けられる 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 Ⅴ. 女 性 研 究 者 の 能 力 発 揮 に 向 けた 環 境 整 備 女 性 の 能 力 が 最 大 限 に 発 揮 されることにより 経 済 が 活 性 化 2

Ⅰ. 固 定 的 役 割 分 担 意 識 の 解 消 を 含 む 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 向 けた 教 育 の 充 実 現 状 夫 は 外 で 働 き 妻 は 家 庭 を 守 るべきである といった 性 別 役 割 分 担 意 識 については 時 代 とともに 変 わりつつあるものの いまだに 根 強 く 残 っている 夫 の 家 事 育 児 関 連 時 間 は 諸 外 国 と 比 較 して 少 ない 課 題 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 向 けて 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 や 男 性 の 家 事 育 児 へ の 積 極 的 な 参 画 が 必 要 である 夫 は 外 で 働 き, 妻 は 家 庭 を 守 るべきである といった 考 え 方 について( 性 別 ) 6 歳 未 満 児 のいる 夫 の 家 事 育 児 関 連 時 間 (1 日 当 たり) 出 典 : 平 成 23 年 版 男 女 共 同 参 画 白 書 ( 内 閣 府 ) 内 閣 府 男 女 共 同 参 画 社 会 に 関 する 世 論 調 査 等 により 作 成 出 典 : 平 成 23 年 版 男 女 共 同 参 画 白 書 ( 内 閣 府 ) 備 考 :1.Eurostat How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men (2004),Bureau of Labor Statistics of the U.S. America Time-Use Survey Summary (2006) 及 び 総 務 省 社 会 生 活 基 本 調 査 ( 平 成 18 年 )より 作 成 2. 日 本 の 数 値 は, 夫 婦 と 子 どもの 世 帯 に 限 定 した 夫 の 時 間 である 3

Ⅰ. 固 定 的 役 割 分 担 意 識 の 解 消 を 含 む 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 向 けた 教 育 の 充 実 今 後 の 取 組 の 方 向 性 固 定 的 性 別 役 割 分 担 意 識 を 解 消 し 人 権 尊 重 を 基 盤 にした 男 女 平 等 観 の 形 成 を 図 り 男 女 共 同 参 画 についての 理 解 の 深 化 を 促 進 する 具 体 的 な 取 組 初 等 中 等 教 育 における 男 女 共 同 参 画 を 推 進 する 教 育 の 充 実 学 習 指 導 要 領 に 基 づき 社 会 科 家 庭 科 道 徳 特 別 活 動 など 学 校 教 育 全 体 を 通 じて 男 女 共 同 参 画 の 重 要 性 などについての 指 導 が 充 実 されるよう 新 学 習 指 導 要 領 の 一 層 の 周 知 徹 底 男 女 共 同 参 画 を 推 進 する 教 育 の 内 容 が 充 実 するよう 教 職 員 を 対 象 とした 研 修 等 の 取 組 を 促 進 高 等 教 育 における 男 女 共 同 参 画 を 推 進 する 教 育 の 充 実 男 女 共 同 参 画 の 正 確 な 理 解 の 浸 透 を 図 るため ジェンダー 研 究 を 含 む 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 に 資 する 調 査 研 究 の 充 実 を 促 す 大 学 の 職 員 を 対 象 とした 男 女 共 同 参 画 に 関 する 研 修 等 の 取 組 の 推 進 男 性 を 対 象 とした 意 識 啓 発 を 大 学 や 企 業 等 との 連 携 により 推 進 男 子 学 生 や 企 業 の 男 性 管 理 職 等 を 対 象 とした 男 女 共 同 参 画 に 関 する 意 識 啓 発 等 を 全 国 の 男 女 共 同 参 画 セ ンター 等 や 大 学 企 業 等 との 連 携 により 推 進 地 域 における 身 近 な 男 女 共 同 参 画 学 習 の 推 進 地 域 の 女 性 リーダーの 育 成 支 援 を 通 じて 身 近 な 地 域 における 男 女 共 同 参 画 学 習 を 推 進 4

Ⅱ.すべての 意 志 と 能 力 ある 女 性 が 進 学 できるよう 教 育 の 機 会 均 等 の 保 障 現 状 高 校 卒 業 後 の4 年 制 大 学 への 進 学 と 両 親 の 年 収 とは 高 い 相 関 があり 女 性 の 進 学 が 世 帯 所 得 の 影 響 を 特 に 受 けやすいとの 指 摘 もある 基 本 問 題 影 響 調 査 専 門 調 査 会 報 告 書 ( 平 成 24 年 2 月 ) 女 性 の 高 等 教 育 機 関 への 進 学 率 は 上 昇 傾 向 にあり 引 き 続 き 支 援 が 求 められる 課 題 家 庭 の 経 済 状 況 に 関 わらず すべての 意 志 と 能 力 ある 女 性 が 進 学 できるように 支 援 し ていく 必 要 がある 高 校 卒 業 後 の 予 定 進 路 ( 両 親 年 収 別 ) 学 校 種 類 別 進 学 率 の 推 移 70.0 高 校 卒 業 後 の 予 定 進 路 ( 両 親 年 収 別 ) 60.0 50.0 40.0 30.0 31.4 30.1 43.9 4 年 制 大 学 進 学 49.4 54.8 62.4 20.0 10.0 0.0 21.4 就 職 など 出 典 : 東 京 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 大 学 経 営 政 策 研 究 センター 高 校 生 の 進 路 追 跡 調 査 第 1 次 報 告 書 (2007 年 ) 15.7 10.1 400 万 円 以 下 400-600 万 円 600-800 万 円 800-1000 万 円 1000 万 円 超 5.6 出 典 : 平 成 23 年 版 男 女 共 同 参 画 白 書 ( 内 閣 府 ) ( 備 考 ) 1. 文 部 科 学 省 学 校 基 本 調 査 より 作 成 2. 高 等 学 校 等 : 中 学 校 卒 業 者 及 び 中 等 教 育 学 校 前 期 課 程 修 了 者 のうち, 高 等 学 校 等 の 本 科 別 科, 高 等 専 門 学 校 に 進 学 した 者 の 占 める 比 率 ただし, 進 学 者 には, 高 等 学 校 の 通 信 制 課 程 ( 本 科 )への 進 学 者 を 含 まない 3. 大 学 ( 学 部 ), 短 期 大 学 ( 本 科 ): 過 年 度 高 卒 者 等 を 含 む 大 学 学 部 又 は 短 期 大 学 本 科 入 学 者 数 ( 過 年 度 高 卒 者 等 を 含 む )を3 年 前 の 中 学 卒 業 者 及 び 中 等 教 育 学 校 前 期 課 程 修 了 者 数 で 除 した 比 率 ただし, 入 学 者 には, 大 学 又 は 短 期 大 学 の 通 信 制 への 入 学 者 を 含 まない 4. 大 学 院 : 大 学 学 部 卒 業 者 のうち,ただちに 大 学 院 に 進 学 した 者 の 比 率 ( 医 学 部, 歯 学 部 は 博 士 課 程 への 進 学 者 ) ただし, 進 学 者 には, 大 学 院 の 通 信 制 への 進 学 者 を 含 まない 5

Ⅱ.すべての 意 志 と 能 力 ある 女 性 が 進 学 できるよう 教 育 の 機 会 均 等 の 保 障 今 後 の 取 組 の 方 向 性 すべての 意 志 と 能 力 ある 女 性 が 進 学 できるよう 教 育 費 負 担 の 軽 減 に 向 けた 経 済 的 支 援 等 による 教 育 の 機 会 均 等 を 保 障 具 体 的 な 取 組 公 立 高 校 の 授 業 料 無 償 制 及 び 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 家 庭 の 状 況 にかかわらず 全 ての 意 志 のある 高 校 生 等 が 安 心 して 勉 学 に 打 ち 込 める 社 会 をつくるため 公 立 高 校 の 授 業 料 を 無 償 にするとともに 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 を 支 給 して 家 庭 の 教 育 費 負 担 を 軽 減 するため の 施 策 を 引 き 続 き 実 施 国 立 大 学 等 の 授 業 料 等 免 除 国 立 大 学 等 が 行 う 経 済 的 に 修 学 困 難 な 学 生 等 への 授 業 料 等 免 除 の 実 施 に 対 する 支 援 私 立 学 校 における 授 業 料 減 免 事 業 等 私 立 学 校 が 行 っている 経 済 的 に 修 学 困 難 な 学 生 等 への 授 業 料 減 免 措 置 等 に 対 し 経 常 費 補 助 金 の 措 置 を 通 じ 支 援 奨 学 金 事 業 の 充 実 経 済 的 理 由 により 修 学 に 困 難 がある 優 れた 学 生 等 に 対 し 教 育 の 機 会 均 等 及 び 人 材 の 育 成 という 教 育 施 策 の 観 点 から 奨 学 金 事 業 を 引 き 続 き 実 施 6

Ⅲ. 将 来 の 多 様 な 進 路 選 択 やライフイベントを 踏 まえた 人 生 設 計 を 支 援 する 教 育 の 充 実 現 状 将 来 の 進 路 にはっきりとした 目 的 意 識 を 持 って 取 り 組 んでいない 学 生 が 多 い 結 婚 や 出 産 育 児 などのライフイベントを 視 野 に 入 れた 人 生 設 計 を 行 っている 女 性 は 少 ないが 多 くの 女 性 は 必 要 性 を 感 じている 課 題 女 性 が 将 来 希 望 の 職 業 に 就 職 し 将 来 のライフイベントを 踏 まえた 人 生 設 計 が 行 え るように 支 援 していく 必 要 がある 小 学 生 の 頃 9.9% 中 学 生 の 頃 18.1% 大 学 1 年 生 が 職 業 を 意 識 した 時 期 高 校 1 年 生 9.5% 高 校 2 年 生 14.3% 高 校 3 年 生 15.6% 大 学 1 年 生 6.2% まだ 考 えて いない 24.5% 回 答 不 明 1.9% 結 婚 出 産 育 児 などのライフイベントを 視 野 に 入 れた 人 生 設 計 を 立 てていますか? 全 く 必 要 な い 1.4% いいえ 59.9% はい 40.1% また 必 要 だと 思 いますか? 0% 20% 40% 60% 80% 100% あまり 必 要 ではない 15.5% やや 必 要 50.2% とても 必 要 32.9% 出 典 :Benesse 教 育 研 究 開 発 センター 平 成 17 年 度 経 済 産 業 省 委 託 調 査 進 路 選 択 に 関 する 振 返 り 調 査 - 大 学 生 を 対 象 として - 出 典 : 文 部 科 学 省 女 子 学 生 のみなさんへ はたらく くらす 見 つめよう 私 のライフプ ランニング ( 平 成 22 年 3 月 ) 資 料 :インターネットでのアンケート 調 査 ( 株 式 会 社 マクロミルのモニター 対 象 )により 大 学 短 大 卒 の 女 性 ( 平 均 24.1 歳 )207 名 に 質 問 した 7

Ⅲ. 将 来 の 多 様 な 進 路 選 択 やライフイベントを 踏 まえた 人 生 設 計 を 支 援 する 教 育 の 充 実 今 後 の 取 組 の 方 向 性 学 校 から 社 会 職 業 への 円 滑 な 移 行 を 図 るためのキャリア 教 育 職 業 教 育 を 充 実 する とともに 女 性 の 人 生 設 計 (ライフプランニング)を 支 援 具 体 的 な 取 組 女 性 の 人 生 設 計 (ライフプランニング) 支 援 の 充 実 各 地 の 取 組 事 例 を 検 証 し 共 通 する 課 題 や 効 果 的 な 方 策 を 検 証 すると 共 に ホーム ページ 等 を 活 用 して 全 国 に 好 事 例 と 併 せて 発 信 内 閣 府 や 厚 生 労 働 省 などの 関 係 省 庁 が 持 つデータ 等 を 活 用 しながら ライフプランニ ングに 関 する 情 報 を 発 信 社 会 的 職 業 的 自 立 に 向 けたキャリア 教 育 の 充 実 学 校 における 体 系 的 系 統 的 なキャリア 教 育 実 践 の 促 進 キャリア 教 育 に 関 する 職 場 体 験 活 動 やインターンシップなどの 体 験 活 動 の 充 実 地 域 社 会 や 産 業 界 等 と 連 携 協 働 した 取 組 の 促 進 多 様 なキャリア 形 成 を 支 援 する 研 修 プログラムの 開 発 普 及 学 校 と 産 業 界 等 との 連 携 による 職 業 教 育 の 充 実 教 育 機 関 と 産 業 界 等 との 連 携 強 化 による 産 学 官 コンソーシアムの 組 織 化 など 実 践 的 な 職 業 教 育 の 推 進 体 制 の 整 備 産 学 官 コンソーシアムにおける 個 人 が 自 らのキャリアパスを 描 けるような 学 習 ユニット 積 み 上 げ 方 式 等 によ るアクセスしやすい 新 しい 学 習 システムの 構 築 大 学 専 門 学 校 等 における 社 会 人 の 学 び 直 し 等 のニーズに 対 応 した 学 習 機 会 の 提 供 多 様 なニーズに 応 える 大 学 間 連 携 の 推 進 や 履 修 証 明 制 度 通 信 教 育 の 活 用 等 文 部 科 学 省 が 作 成 した ライフプランニングに 関 するパンフレット 8

Ⅳ. 子 どもを 持 つ 女 性 が 働 き 続 けられる 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 現 状 30 歳 代 の 女 性 で 最 も 多 い 離 職 理 由 は 育 児 のため となっている 女 性 の 年 齢 階 級 別 労 働 力 率 のいわゆる M 字 カーブ については 改 善 傾 向 にあるも のの 依 然 として30 歳 ~40 歳 での 労 働 力 率 の 低 下 が 顕 著 である 職 場 において 子 どもの 関 係 で 心 苦 しく 思 っている 女 性 は 多 い 課 題 妊 娠 出 産 子 育 ての 希 望 が 実 現 できる 成 育 環 境 の 整 備 が 必 要 女 性 の 年 齢 階 級 別 労 働 力 率 の 推 移 職 場 で 家 庭 や 子 供 の 関 係 で 次 のようなことがあった 場 合 あなたは 心 苦 しく 思 うほうですか? 0 20 40 60 80 100 子 どもの 都 合 で 突 然 遅 刻 や 早 退 休 みなどを 取 らなければならない 33.3 43.0 残 業 や 出 張 などができない 仕 事 を 量 的 質 的 に 思 うように 仕 上 げ られない 20.5 17.7 39.5 37.7 プロジェクトリーダーなど 責 任 の 大 きい 仕 事 を 引 き 受 けられない 仕 事 と 子 育 てを 両 立 するための 会 社 の 制 度 を 利 用 する 後 輩 や 部 下 の 面 倒 までみられない 14.3 28.7 12.0 21.4 7.6 24.4 有 職 子 あり(n=435) そう 思 う ややそう 思 う 出 典 : 平 成 23 年 版 男 女 共 同 参 画 白 書 ( 内 閣 府 ) 資 料 : 総 務 省 労 働 力 調 査 より 作 成. 労 働 力 率 とは15 歳 以 上 人 口 に 占 める 労 働 力 人 口 ( 就 業 者 + 完 全 失 業 者 )の 割 合 出 典 : 男 女 共 同 参 画 会 議 基 本 問 題 影 響 調 査 専 門 調 査 会 報 告 書 ( 平 成 24 年 2 月 ) 資 料 : 男 女 共 同 参 画 会 議 基 本 問 題 影 響 調 査 専 門 調 査 会 女 性 と 経 済 ワーキング グループ( 第 3 回 ) 岡 山 慶 子 委 員 提 出 資 料 注 :2008 年 11 月 に 実 施 したインターネット 調 査 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~45 歳 各 515 名 (25~45 歳 の 女 性 計 2,060 名 )を 対 象 としている 9

Ⅳ. 子 どもを 持 つ 女 性 が 働 き 続 けられる 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 今 後 の 取 組 の 方 向 性 成 育 環 境 の 整 備 をはじめとする 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 を 推 進 具 体 的 な 取 組 子 ども 子 育 て 新 システムの 構 築 質 の 高 い 幼 児 期 の 学 校 教 育 保 育 を 一 体 的 に 提 供 し 保 育 の 量 的 拡 大 を 図 る 子 ども 子 育 て 新 システムを 構 築 し すべての 子 どもへの 良 質 な 成 育 環 境 を 保 障 し 子 ども 子 育 て 家 庭 を 社 会 全 体 で 支 援 幼 稚 園 における 預 かり 保 育 や 子 育 て 支 援 の 推 進 地 域 の 実 態 や 保 護 者 の 要 請 により 幼 稚 園 の 教 育 時 間 終 了 後 も 希 望 する 園 児 を 対 象 に 教 育 活 動 を 行 う 預 かり 保 育 や 幼 児 期 の 教 育 に 関 する 各 般 の 問 題 につき 幼 稚 園 が 地 域 の 保 護 者 等 へ 情 報 提 供 や 助 言 等 を 行 う 子 育 て 支 援 を 推 進 豊 かなつながりの 中 での 家 庭 教 育 支 援 の 充 実 家 庭 教 育 が 困 難 になっている 社 会 であるという 認 識 のもと 親 の 主 体 的 な 学 びを 応 援 する 学 習 機 会 の 充 実 や コミュニティの 協 働 による 家 庭 教 育 支 援 チーム 型 支 援 の 推 進 地 域 ぐるみで 子 どもの 教 育 に 取 り 組 む 環 境 の 整 備 地 域 住 民 等 の 参 画 により 学 校 の 教 育 活 動 の 支 援 放 課 後 等 における 子 どもたちの 安 全 安 心 な 活 動 場 所 の 確 保 学 習 や 体 験 交 流 活 動 の 提 供 等 様 々な 教 育 支 援 活 動 を 行 う 取 組 を 推 進 女 性 アスリートのサポートの 充 実 強 化 出 産 妊 娠 育 児 など 女 性 特 有 の 課 題 に 対 応 するため 国 内 外 の 女 性 スポーツに 関 する 情 報 の 収 集 データ ベース 化 を 行 うとともに こうした 女 性 特 有 の 課 題 解 決 に 向 けた 調 査 研 究 などを 行 い 女 性 アスリートの 戦 略 的 強 化 を 推 進 10

Ⅴ. 女 性 研 究 者 の 能 力 発 揮 に 向 けた 環 境 整 備 現 状 日 本 の15 歳 時 点 の 数 学 的 リテラシー 科 学 的 リテラシーの 男 女 の 得 点 の 差 は 諸 外 国 と 同 様 に 小 さい 理 系 分 野 を 専 攻 する 女 子 学 生 の 割 合 や 日 本 の 研 究 者 に 占 める 女 性 の 割 合 (13.8%) は 先 進 国 と 比 べて 低 い 水 準 課 題 科 学 技 術 分 野 での 女 性 の 能 力 と 実 際 の 進 路 にギャップが 生 じており 優 秀 な 女 性 が 研 究 の 道 へ 進 んでいない 可 能 性 がある 女 子 学 生 生 徒 を 対 象 とした 女 性 研 究 者 等 のロールモデル 情 報 や 女 性 研 究 者 が 研 究 と 出 産 子 育 て 介 護 等 を 両 立 し 研 究 を 継 続 するための 環 境 整 備 が 必 要 800 700 600 国 際 学 習 到 達 度 調 査 における 男 女 別 科 学 的 リテラシー 得 点 男 子 女 子 理 系 分 野 を 専 攻 する 女 子 学 生 の 割 合 40 学 部 35 修 士 課 程 30 博 士 課 程 40% 30% 37.9% 主 要 先 進 国 における 女 性 研 究 者 の 割 合 34.3% 26.9% 24.9% 500 400 300 % 25 20 15 20% 16.7% 13.8% 200 10 10% 100 5 0 アメリカ フランス ドイツ 韓 国 日 本 出 典 :OECD Factbook 2011: Economic, Environmental and Social Statistics 0 アメリカ フランス ドイツ 韓 国 日 本 資 料 : OECD "Evolution of Student Interest in Science and Technology Studies Policy Report" (2006 年 ) 0% 英 国 米 国 フランス ドイツ 韓 国 日 本 出 典 : 総 務 省 科 学 技 術 研 究 調 査 報 告 ( 日 本 : 平 成 22 年 時 点 ) OECD ilibrary Main Science and Technology Indicators 参 考 データ ( 平 成 20 年 7 月 男 女 共 同 参 画 学 協 会 連 絡 会 調 査 ) 子 どものいない 女 性 研 究 者 等 の 割 合 65%( 男 性 は46%) 女 性 研 究 者 が 少 ない 理 由 ( 調 査 対 象 : 女 性 研 究 者 等 約 3,800 名 ) 1 位 : 家 庭 と 仕 事 の 両 立 が 困 難 (66%) 2 位 : 育 児 期 間 後 の 復 帰 が 困 難 (47%) 3 位 : 評 価 者 に 男 性 を 優 先 する 意 識 がある(36%) 4 位 :ロールモデルが 少 ない(34%) 11

Ⅴ. 女 性 研 究 者 の 能 力 発 揮 に 向 けた 環 境 整 備 今 後 の 取 組 の 方 向 性 研 究 分 野 における 女 性 のロールモデルの 提 示 や 理 解 増 進 研 究 と 出 産 子 育 て 介 護 等 を 両 立 できるようにするための 環 境 整 備 第 4 期 科 学 技 術 基 本 計 画 (H23.8 閣 議 決 定 )に 掲 げられた 期 待 される 女 性 研 究 者 の 採 用 目 標 自 然 科 学 系 全 体 で25%を 早 期 に 達 成 するとともに 更 に30%まで 高 めることを 目 指 し 関 連 する 取 組 を 推 進 する(H21 年 度 時 点 での 大 学 の 割 合 24.2%) 具 体 的 な 取 組 学 校 段 階 ロールモデル 等 の 提 示 や 理 系 進 路 選 択 支 援 の 推 進 独 立 行 政 法 人 科 学 技 術 振 興 機 構 において 女 子 中 高 生 の 理 系 への 興 味 を 高 め 理 系 分 野 へ 進 むことを 促 す ための 取 組 ( 身 近 に 活 躍 する 女 性 研 究 者 の 情 報 や 理 系 分 野 で 活 躍 している 女 性 との 交 流 機 会 の 提 供 実 験 教 室 出 前 授 業 の 実 施 等 )を 支 援 研 究 者 養 成 段 階 出 産 子 育 てから 研 究 に 復 帰 する 優 れた 研 究 者 に 対 して 支 給 する 研 究 奨 励 金 を 拡 充 出 産 子 育 て 介 護 期 間 中 のサポート 環 境 の 整 備 大 学 に 対 し 出 産 子 育 て 介 護 期 間 中 の 研 究 活 動 を 支 えるため 研 究 支 援 者 やコーディネーターの 雇 用 経 費 への 補 助 を 拡 充 各 大 学 の 女 性 支 援 の 取 組 の 分 析 及 び 効 果 的 な 取 組 の 普 及 各 大 学 が 行 っている 男 女 共 同 参 画 の 取 組 ( 出 産 育 児 支 援 制 度 や 保 育 施 設 の 設 置 など)や 科 学 技 術 分 野 を 含 む 女 性 研 究 者 への 支 援 等 の 取 組 を 分 析 し 効 果 的 な 取 組 を 各 大 学 へ 普 及 していく 12

資 料 8 基 本 的 な 方 向 性 ( 案 ) 国 家 戦 略 担 当 大 臣 女 性 の 活 躍 を 我 が 国 の 経 済 再 生 のための 喫 緊 の 課 題 として 取 組 む 福 祉 や 男 女 平 等 論 ではなく 経 済 再 生 論 として 取 り 組 む 仕 事 と 育 児 等 の 両 立 支 援 策 や 企 業 トップの 意 識 改 革 により 女 性 の 就 業 継 続 や 再 就 業 を 支 援 することのみならず 起 業 経 営 や 研 究 など 様 々な 分 野 で 女 性 の 活 躍 を 推 進 することで 女 性 の 視 点 や アイディアを 活 かしたイノベーションを 創 出 女 性 の 活 躍 推 進 については これまでも 男 女 共 同 参 画 会 議 等 で 施 策 メニューが 示 されてきたが その 実 現 にはトップダウンの 政 治 判 断 や 男 性 の 意 識 改 革 が 重 要 こうした 問 題 意 識 のもと 本 閣 僚 会 議 として 以 下 の 3つの 柱 で 重 点 的 な 推 進 事 項 を 6 月 までに 整 理 し 年 内 に 工 程 表 を 含 めた 具 体 的 施 策 を 取 りまとめることとしてはどうか 1. 男 性 の 意 識 改 革 2. 思 い 切 ったポジティブ アクション 3. 公 務 員 から 率 先 して 取 組 む( 政 府 の 本 気 度 を 示 す) 1

主 要 検 討 課 題 ( 案 ) 男 性 の 意 識 改 革 企 業 トップの 意 識 を 変 え 企 業 の 積 極 的 な 取 組 みを 引 き 出 すための 女 性 の 活 躍 の 推 進 状 況 の 国 民 等 への 見 える 化 を 実 現 すべく 関 係 府 省 が 連 携 して 実 効 性 のある 見 える 化 推 進 策 ( 女 性 管 理 職 比 率 の 有 価 証 券 報 告 書 への 盛 り 込 みや 行 政 のウェブサイトを 活 用 した 企 業 の 女 性 活 躍 の 状 況 や 向 上 のための 取 組 の 公 表 等 )を 展 開 見 える 化 の 実 施 やポジティブ アクション 実 施 を 図 るよう 政 府 を 挙 げて 企 業 や 団 体 に 直 接 的 に 働 きかけ(2015 年 度 までに 2 万 社 超 ) 女 性 の 活 躍 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 んでいる 企 業 の 優 良 事 例 を 選 定 し そのノウハウを 広 く 発 信 女 性 の 活 躍 による 企 業 家 計 社 会 へのメリットを 数 値 化 し 国 民 に わかりやすく 説 明 公 務 員 の 男 性 育 児 休 業 の 取 得 を 強 力 に 推 進 ( 目 標 前 倒 し 具 体 的 な 推 進 策 ) イクメン 父 親 の 会 を 各 府 省 で 設 置 し 民 間 に 取 組 みを 広 げる 国 際 的 な 取 組 とも 連 携 し 男 性 をメインターゲットとした 広 報 の 戦 略 的 展 開 男 性 の 家 事 分 担 の 促 進 に 向 け 男 女 が 協 力 して 家 庭 を 築 くための 教 育 の 更 なる 充 実 働 き 方 に 中 立 的 な 制 度 の 実 現 に 向 けた 税 社 会 保 障 制 度 の 見 直 しにつ いて 国 民 各 層 の 理 解 を 得 るための 取 組 2

思 い 切 ったポジティブ アクション 各 府 省 の 予 算 事 業 における 女 性 枠 の 設 定 など 政 策 ツールを 大 胆 に 活 用 し 起 業 研 究 農 林 水 産 業 など 多 様 な 分 野 における 女 性 の 活 躍 を 推 進 期 限 を 区 切 ったモデル 事 業 として 各 府 省 の 政 府 調 達 などで 女 性 の 活 躍 状 況 の 思 い 切 った 推 進 方 策 を 検 討 女 性 の 起 業 を 後 押 しする 思 い 切 ったハンズオン 支 援 の 実 施 促 進 正 規 非 正 規 を 超 えた 女 性 が 活 躍 しやすい 雇 用 のあり 方 を 検 討 経 済 社 会 課 題 対 応 事 業 の 促 進 に 関 する 法 律 等 を 活 用 した 女 性 の 就 労 を 支 援 するサービス 産 業 の 育 成 改 正 育 児 介 護 休 業 法 の 周 知 徹 底 に 加 え 更 に 取 りやすく 復 職 しや すい 育 児 介 護 休 業 や 短 時 間 勤 務 制 度 に 向 けた 課 題 を 整 理 し 環 境 整 備 等 更 なる 取 組 学 校 教 育 等 において 中 学 高 校 の 段 階 から 女 性 の 人 生 設 計 支 援 やキャ リア 教 育 を 推 進 あわせて 保 護 者 や 教 職 員 への 普 及 啓 発 公 務 員 から 率 先 して 取 り 組 む( 政 府 の 本 気 度 を 示 す) 公 務 員 における 採 用 登 用 は 男 女 半 々が 当 たり 前 との 考 え 方 で 女 性 の 採 用 登 用 を 推 進 公 務 員 の 男 性 育 児 休 業 の 取 得 を 強 力 に 推 進 ( 目 標 前 倒 し 具 体 的 な 推 進 策 )( 再 掲 ) イクメン 父 親 の 会 を 各 府 省 で 設 置 ( 再 掲 ) 公 務 員 の 在 宅 勤 務 や 育 児 休 業 期 間 中 にスキルを 維 持 できるようにす るための 取 組 の 推 進 3