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Transcription:

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( 百 万 円 ) 業 績 推 移 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 期 変 則 期 予 ( 百 万 円 ) 伪 伪 会 社 概 要 国 内 外 企 業 との 提 携 や 新 規 サービスの 開 発 展 開 も 進 める (1) 会 社 沿 革 同 社 は 医 師 向 けの 医 療 情 報 提 供 サービスを 目 的 に 1996 年 7 月 に 現 代 表 取 締 役 社 長 の 大 野 元 泰 (おおのもとやす) 氏 らによって 設 立 された 当 初 は 衛 星 通 信 放 送 スカパー! にて TV メディカル Ch. の 放 送 サービスを 提 供 していたが 2000 年 よりイン ターネットを 使 った 医 師 ( 医 療 従 事 者 含 む) 向 けの 無 料 会 員 制 サイト クラブ ( 現 CareNet.com) を 開 設 し 同 サイトの 会 員 を 基 盤 としてインターネットを 活 用 した 医 薬 品 メーカー 向 けのビジネスへと 展 開 していった 2000 年 10 月 にはマーケティング 調 査 サービスを 2001 年 11 月 には 現 在 の 主 力 サービス となる 医 薬 営 業 支 援 サービスを 開 始 し その 後 の 成 長 をけん 引 していくことになる 2014 年 以 降 は 更 なる 飛 躍 を 目 指 すため 国 内 外 企 業 との 提 携 も 活 発 に 進 めており 既 存 サービス の 強 化 を 図 るとともに 新 規 サービスの 開 発 展 開 も 進 めている なお マーケティング 調 査 サービスは 2014 年 12 月 に ( 株 ) マクロミルと 合 弁 で 設 立 した ( 株 ) マクロミル( 持 分 法 適 用 関 連 会 社 出 資 比 率 49%) に 事 業 移 管 している 2

会 社 概 要 会 社 沿 革 年 月 主 な 沿 革 1996 年 7 月 医 療 情 報 提 供 サービスを 目 的 として ( 株 ) を 設 立 1998 年 7 月 郵 政 省 ( 現 総 務 省 ) より 委 託 放 送 業 務 の 認 定 を 受 け スカパー! にて ケアネッ ト TV メディカル Ch. を 開 局 2000 年 4 月 医 師 医 療 従 事 者 向 け 会 員 制 サイト クラブ ( 現 CareNet.com) をインター ネット 上 に 開 設 2000 年 10 月 インターネットによるマーケティング 調 査 e リサーチ サービスを 開 始 2001 年 11 月 インターネットによる 医 療 営 業 支 援 システム e ディテーリング サービス 開 始 2004 年 7 月 DVD の 販 売 開 始 2007 年 4 月 東 光 証 券 取 引 所 マザーズ 市 場 に 株 式 を 上 場 2009 年 2 月 ( 株 ) 葦 の 会 との 業 務 提 携 を 発 表 イノベーション 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 との 資 本 提 携 を 発 表 2011 年 4 月 TV 閉 局 インターネットによる 動 画 配 信 サービス CareNet オンデマンド を 開 始 医 師 のための 医 療 ソーシャルメディア MRPlus サービス 開 始 2013 年 7 月 開 業 医 向 け 医 療 情 報 動 画 サイト CareNetTV サービス 開 始 2014 年 10 月 Indegene Lifesystem Pvt.Ltd. (インド) との 業 務 提 携 を 発 表 2014 年 12 月 ( 株 ) マクロミルと 合 弁 会 社 ( 株 ) マクロミル を 設 立 ( 株 )EP ファーマラインと 提 携 し e プロモーションとアウトバウンドコールを 組 み 合 わせ たリモートディテーリングを 共 同 展 開 2015 年 5 月 世 界 最 大 級 の 医 療 情 報 サイト Medscape を 運 営 する WebMD Health Co.( 米 ) と 業 務 提 携 国 内 最 大 級 の 医 学 電 子 書 籍 ストア MP2PLUS を 運 営 するジェイマックシステムと 業 務 提 携 医 薬 営 業 支 援 サービスで 売 上 高 利 益 の 約 8 割 を 占 める (2) 事 業 内 容 同 社 の 事 業 セグメントは 製 薬 企 業 向 けの 医 薬 営 業 支 援 サービスと 医 師 向 けの 医 療 コンテ ンツサービスの 2 つの 事 業 で 構 成 されている このうち 売 上 高 利 益 ともに 約 8 割 が 医 薬 営 業 支 援 サービスで 占 められている 同 社 のビジネスモデルにおける 医 薬 営 業 支 援 サービスとは 製 薬 企 業 の 営 業 プロモーショ ン 活 動 を 効 率 的 に 行 うことができるよう 支 援 するサービスとなる 製 薬 企 業 は 通 常 MR と 呼 ばれる 医 薬 情 報 担 当 者 が 実 際 に 医 師 に 面 会 し 様 々な 医 薬 情 報 を 提 供 したうえで 販 売 してい る これが 同 社 の MRPlus を 使 うことによって 事 前 にインターネットを 使 って 医 薬 情 報 を 動 画 と 音 声 で 医 師 に 配 信 し 視 聴 した 医 師 との 情 報 交 換 を 行 うことが 可 能 となるため MR にとっては 営 業 活 動 の 生 産 性 向 上 に 大 きく 寄 与 するサービスとなっている 配 信 する 医 師 は 同 社 の CareNet.com の 無 料 会 員 であるため 同 会 員 数 を 拡 大 することが 同 サービスの 価 値 を 高 めることにつながっている 国 内 の 医 師 数 が 30 万 人 強 同 社 の 会 員 数 が 12.6 万 人 (2015 年 6 月 末 時 点 ) となっていることから 約 4 割 のカバー 率 となっている 3

会 社 概 要 ビジネスモデル 出 所 : 会 社 資 料 なお MRPlus のサービスは 対 象 となる 医 薬 品 が 抱 える 課 題 によって 支 援 の 方 法 が 異 なるため 金 額 や 契 約 形 態 には 様 々な 形 がある また 製 薬 企 業 のプロモーション 活 動 費 用 は 年 後 半 に 偏 重 する 傾 向 にあることから 同 サービスの 売 上 高 も 四 半 期 でみれば 10 月 12 月 期 が 最 も 高 くなる 一 方 医 療 コンテンツサービスでは 医 師 医 療 従 事 者 に 対 して 教 育 コンテンツを 有 償 で 提 供 する 動 画 配 信 サービス CareNeTV ( 月 額 5 千 円 ) や DVD の 販 売 を 行 っている なお 連 結 子 会 社 として 医 療 情 報 提 供 サービスを 行 う Askle Information Consulting Co.,Ltd ( 中 国 ) や MDQA( 株 ) ( 東 京 ) 等 3 社 があるが いずれの 事 業 もまだ 規 模 が 小 さく 業 績 へ 与 えるインパクトは 軽 微 となっている また 2015 年 12 月 期 より 持 分 法 適 用 関 連 会 社 として マクロミルが 対 象 となっている 4

伪 伪 業 績 動 向 主 力 の 医 薬 営 業 支 援 サービスが 低 調 に 推 移 し 減 収 減 益 (1) 2015 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 業 績 2015 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 (2015 年 1 月 6 月 ) の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 860 百 万 円 営 業 利 益 が 18 百 万 円 経 常 利 益 が 10 百 万 円 四 半 期 純 利 益 が 9 百 万 円 となった 前 期 に 3 月 決 算 から 12 月 決 算 に 変 更 し 第 2 四 半 期 累 計 の 比 較 対 象 期 間 が 異 なるため 前 年 同 期 比 増 減 率 は 出 していないが 2014 年 4 月 9 月 との 比 較 で 見 れば 売 上 高 で 7.4% 減 営 業 利 益 で 128.2% 増 経 常 利 益 で 38.0% 減 四 半 期 純 利 益 で 40.2% 減 となった 今 期 よりマー ケッティング 調 査 サービスを 持 分 法 適 用 関 連 会 社 に 事 業 移 管 したことが 影 響 している 同 事 業 を 除 いたベースで 見 れば 売 上 高 は 前 年 第 2 四 半 期 比 0.6% 増 となる また 期 初 会 社 計 画 対 比 では 売 上 高 経 常 利 益 四 半 期 純 利 益 がそれぞれ 下 回 った 売 上 高 は 上 期 に 見 込 んでいた 主 要 顧 客 先 のプロモーション 案 件 が 下 期 にずれ 込 んだこと 経 常 利 益 四 半 期 純 利 益 は 持 分 法 投 資 損 失 10 百 万 円 を 計 上 したことが 要 因 となっている 2015 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 業 績 ( 連 結 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 2014 年 4-9 月 期 15/12 期 2Q 累 計 実 績 対 売 上 比 期 初 計 画 実 績 対 売 上 比 前 年 第 2 四 半 期 比 計 画 比 売 上 高 929-980 860 - -7.4% -12.2% 売 上 原 価 396 42.7% - 316 36.7% -20.3% - 販 管 費 524 56.4% - 526 61.1% 0.3% - 営 業 利 益 8 0.9% 15 18 2.1% 128.2% 21.9% 経 常 利 益 17 1.9% 15 10 1.2% -38.0% -28.5% 四 半 期 純 利 益 15 1.6% 15 9 1.1% -40.2% -39.0% セグメント 別 の 業 績 を 見 ると 医 薬 営 業 支 援 サービスは 売 上 高 が 前 年 第 2 四 半 期 比 3.5% 減 の 672 百 万 円 セグメント 利 益 が 同 7.7% 減 の 212 百 万 円 となった 製 薬 業 界 においては 大 型 薬 剤 の 特 許 切 れや 薬 価 制 度 の 変 更 後 発 医 薬 品 の 使 用 促 進 などが 進 むなかで 営 業 プロモーション 活 動 費 用 も 抑 制 され 顧 客 からの 値 下 げ 要 請 が 厳 しかったことや 誇 大 広 告 で 行 政 処 分 を 受 けた 顧 客 もでたことなどから 市 場 環 境 が 厳 しかったが 最 小 限 の 影 響 にと どめた ただ 季 節 要 因 で 期 の 前 半 は 元 々 売 上 水 準 は 低 い 傾 向 にあり 一 部 案 件 のずれ 込 みもあったことから 下 期 は 回 復 に 向 かうとみられる 一 方 医 療 コンテンツサービスは 売 上 高 が 前 年 第 2 四 半 期 比 18.6% 増 の 188 百 万 円 セ グメント 利 益 が 同 1026.8% 増 の 47 百 万 円 となった CareNeTV 会 員 数 が 順 調 に 伸 びてい るほか DVD 販 売 が 増 加 したことが 増 収 増 益 要 因 となった 5

業 績 動 向 セグメント 別 売 上 高 医 療 コンテンツサービス マーケティング 調 査 サービス 医 薬 営 業 支 援 サービス ( 百 万 円 ) 年 月 年 月 セグメント 別 利 益 共 通 費 用 医 療 コンテンツサービス マーケティング 調 査 サービス 医 薬 営 業 支 援 サービス ( 百 万 円 ) 年 月 年 月 国 内 外 企 業 との 業 務 提 携 や 販 売 体 制 強 化 で 通 期 計 画 の 達 成 は 可 能 か (2) 2015 年 12 月 期 業 績 見 通 し 2015 年 12 月 期 の 連 結 業 績 は 売 上 高 で 2,200 百 万 円 営 業 利 益 経 常 利 益 で 200 百 万 円 当 期 純 利 益 で 179 百 万 円 を 見 込 んでいる 第 2 四 半 期 までの 通 期 進 捗 率 は 低 くなっているも のの 前 述 したように 季 節 要 因 で 下 期 の 売 上 高 は 増 加 する 傾 向 にあることから 計 画 の 達 成 は 可 能 とみられる 同 社 では 2014 年 から 積 極 的 に 進 めてきた 国 内 外 企 業 との 業 務 提 携 によ る 既 存 事 業 のサービス 拡 充 や 販 売 体 制 強 化 によって 計 画 達 成 は 可 能 とみている 6

伪 伪 成 長 戦 略 価 値 あるポータルサイトの 構 築 が 会 員 数 獲 得 の 重 要 な 要 素 に (1) 市 場 環 境 製 薬 業 界 では 大 型 医 薬 品 の 特 許 切 れ (2017 年 問 題 ) や 薬 価 改 定 後 発 医 薬 品 の 使 用 促 進 が 進 んでおり また 今 後 の 新 薬 開 発 においても 大 型 商 品 となる 医 薬 品 は 少 なく オー ファンドラッグ ( 希 少 疾 病 用 医 薬 品 ) や 再 生 医 療 分 野 など 対 象 患 者 数 が 少 なく 専 門 性 の 高 い 医 薬 品 の 開 発 が 増 えてくるものと 予 想 されている このため 先 発 医 薬 品 を 開 発 する 製 薬 企 業 にとっては 限 られた 営 業 費 用 のなかで より 効 率 的 な 営 業 プロモーション 活 動 が 求 められるようになっている 例 えば 市 場 規 模 の 大 きい 医 薬 品 では 担 当 医 師 の 数 も 多 いため MR の 人 員 も 相 当 数 必 要 であったが オーファンドラッグでは 担 当 医 師 も 少 なく 必 然 的 に MR の 数 も 限 定 されるよ うになる 後 発 医 薬 品 の 普 及 が 進 んでいる 米 国 では 大 型 医 薬 品 の 特 許 が 相 次 いで 切 れた 2010 年 を 契 機 として 従 来 13 万 人 いた MR 人 員 が 6 万 に 半 減 したほどだ 日 本 ではまだ 後 発 医 薬 品 の 普 及 が 進 んでいないこともあり MR の 人 員 はピークの 6 万 人 から 5% 程 度 減 少 し た 程 度 に 過 ぎない ただ 今 後 は 日 本 でも MR による 面 会 中 心 のプロモーションから インター ネットや 電 話 コールといった 多 様 なチャネルを 使 う MCM (マルチチャネルマーケティング) に よるプロモーションへとシフトしていくものと 考 えられる MR の 人 的 リソースが 限 られるなかで 面 会 できる 担 当 医 師 には MR とインターネット 等 を 使 ってプロモーションをかけ 面 会 が 困 難 な 医 師 に 対 してはインターネットや 電 話 を 活 用 した プロモーションを 行 っていくスタイルに 変 わっていくことになる ソリューションサービスの 拡 充 と 体 制 強 化 を 進 める (2) 業 務 提 携 による 体 制 強 化 こうした 市 場 の 方 向 性 を 見 据 えて 同 社 では 2014 年 後 半 以 降 国 内 外 企 業 との 提 携 を 積 極 的 に 進 めており ソリューションサービスの 拡 充 と 体 制 強 化 を 進 めている Indegene 社 (インド 以 下 インデジン) との 提 携 2014 年 11 月 に 業 務 提 携 を 発 表 したインデジンは 製 薬 企 業 向 け 営 業 活 動 支 援 サービスの 世 界 的 なリーディングカンパニーで 欧 米 中 国 などに 営 業 拠 点 を 持 ち 大 手 企 業 のグロー バル 本 社 と 数 多 く 取 引 実 績 を 持 つ 従 業 員 数 は 1,500 人 と 同 社 の 10 倍 以 上 の 規 模 となり 医 師 の 資 格 を 持 つメディカルライター 400 人 IT 技 術 者 200 人 体 制 で 多 様 な MCM ソリュー ションを 提 供 している 今 回 の 業 務 提 携 によって インデジンが 保 有 する 多 様 な MCM ソリューションのなかから 日 本 において 需 要 が 見 込 めるソリューションサービスを 導 入 していくことを 検 討 している 例 え ば リモートディテーリングシステムについては 使 い 勝 手 も 良 く 顧 客 からの 評 価 も 高 いと 言 う 7

成 長 戦 略 また コンテンツ 制 作 に 関 しても 同 社 が 持 つ 制 作 ノウハウと インデジンが 持 つ 専 門 的 なコ ンテンツに 関 する 制 作 能 力 を 合 わせることで より 質 の 高 い 医 療 コンテンツを 迅 速 かつ 低 価 格 で 製 薬 企 業 に 提 供 することが 可 能 となる 例 えば 欧 米 などで 先 に 承 認 された 医 薬 品 が 日 本 で 承 認 された 場 合 で 見 ると インデジンが 制 作 したコンテンツを 日 本 向 けにカスタマイズして 制 作 することになる 同 社 ではこうした 提 携 の 効 果 が 顕 在 化 してくるのは 2 ~ 3 年 先 になるとみ ている EP ファーマラインとの 提 携 2014 年 12 月 に EP ファーマラインと e プロモーションとアウトバウンドコールを 組 み 合 わせ たリモートディテーリングサービス Medi-Call を 共 同 開 発 し 製 薬 企 業 向 けに 提 供 を 開 始 すると 発 表 した EP ファーマラインは EPS ホールディングス <4282> の 子 会 社 で 医 療 医 薬 に 分 野 のコー ルセンター 事 業 の 国 内 トップ 企 業 で Medi-Call は 同 社 の e プロモーションサービス MRPlus と EP ファーマラインのアウトバウンドコールサービスを 組 み 合 わせたリモートディテーリング サービスとなる 両 社 のサービスが 連 携 することにより 医 師 に 対 してより 効 果 的 な 情 報 提 供 サービスを 行 うことが 可 能 となる 前 述 したように MR の 生 産 性 向 上 が 求 められるなかで インターネットや 電 話 を 利 用 した 医 師 への 情 報 提 供 活 動 を 行 うことができるサービスの 需 要 は 今 後 も 拡 大 していくとみられ 今 回 開 発 したサービス 以 外 にも 新 たなサービスを 共 同 で 開 発 していくとしている WebMD Health ( 米 国 以 下 WebMD) との 業 務 提 携 2015 年 5 月 に 世 界 最 大 級 の 医 療 情 報 サイト Medscape を 運 営 する WebMD と 業 務 提 携 を 発 表 した 今 回 の 提 携 によって 6 月 より 同 社 の 医 師 向 けポータルサイト CareNet.com にて Medscape のグローバルな 医 療 情 報 の 提 供 を 開 始 している Medscape は 世 界 245 ヶ 国 400 万 人 以 上 の 医 師 にリーチできるポータルサイトで そ の 中 から 厳 選 した 最 新 医 療 ニュースや 海 外 学 会 情 報 医 療 教 育 プログラムなどのコンテンツ を 日 本 語 にて 掲 載 する 今 回 の 提 携 によって CareNet.com への 会 員 数 増 加 が 期 待 され 製 薬 企 業 に 対 するソリューションサービスの 付 加 価 値 向 上 が 図 られるものと 予 想 される 特 に コンテンツ 制 作 に 関 しては 手 間 がかかるが 今 回 の 提 携 によってコンテンツの 質 量 ともに 大 幅 に 拡 充 し 競 合 他 社 との 差 別 化 要 因 になるものと 考 えられる ジェイマックシステムとの 提 携 2015 年 5 月 に 国 内 最 大 級 の 医 学 電 子 書 籍 ストア M2PLUS を 運 営 する ( 株 ) ジェイマッ クシステムと 互 いの 会 員 へのサービス 案 内 を 目 的 とした 業 務 提 携 を 発 表 した ジェイマックシステムは 医 療 用 放 射 線 画 像 データシステムの 開 発 販 売 を 行 っていたが 2011 年 より 電 子 書 籍 の 販 売 を 開 始 し 現 在 は 医 学 用 電 子 書 籍 の 販 売 で 国 内 トップ 企 業 となっ ている 同 社 のシステムは 検 索 エンジンや 編 集 機 能 など 使 い 勝 手 が 競 合 他 社 よりも 優 れてい ることが 評 価 され シェアを 拡 大 している 会 員 数 は 約 7 万 人 で 特 に 医 学 生 など 20 ~ 30 代 の 若 い 世 代 の 利 用 者 が 多 いことが 特 徴 となっている 今 回 の 提 携 によって M2Plus の 会 員 へ CareNet.com を 積 極 的 に 紹 介 できるようになり 同 社 の 会 員 数 増 加 が 期 待 できる そのため より 一 層 効 果 的 な e プロモーションサービスを 製 薬 企 業 に 提 供 できるようになる また 今 後 も 両 社 で 医 療 教 育 に 関 する 新 サービスの 開 発 も 行 っていく 予 定 となっている 8

成 長 戦 略 これらの 提 携 戦 略 によって CareNet.com の 会 員 数 拡 大 と 同 時 に 製 薬 企 業 への e プ ロモーションサービスの 拡 充 が 進 むことになり 同 社 の 成 長 力 も 今 後 加 速 化 していくことが 期 待 される 今 後 の 方 向 性 出 所 : 会 社 資 料 提 携 による 体 制 強 化 出 所 : 会 社 資 料 9

伪 伪 財 務 状 況 と 株 主 還 元 策 自 己 資 本 比 率 は 高 水 準 を 維 持 無 借 金 経 営 で 財 務 の 健 全 性 を 維 持 (1) 財 務 状 況 2015 年 6 月 末 の 財 務 状 況 は 総 資 産 が 前 期 末 比 157 百 万 円 減 少 の 1,555 百 万 円 となった 現 預 金 が 52 百 万 円 増 加 した 一 方 で 売 上 債 権 が 205 百 万 円 減 少 した また 負 債 は 前 期 末 比 134 百 万 円 減 少 の 254 百 万 円 となった 主 にその 他 流 動 負 債 の 減 少 によるものとなっ ている 純 資 産 は 前 期 末 比 23 百 万 円 減 少 の 1,301 百 万 円 となったが 配 当 金 の 支 払 いによ り 利 益 剰 余 金 が 23 百 万 円 減 少 したことが 要 因 となっている 経 営 指 標 を 見 ると 自 己 資 本 比 率 は 83.4% と 高 水 準 を 維 持 しており また 無 借 金 経 営 を 続 けていることから 財 務 の 健 全 性 は 十 分 保 たれていると 言 える 一 方 収 益 性 に 関 しても 2013 年 3 月 期 以 降 黒 字 転 換 しており 改 善 傾 向 に 向 かっている 同 社 では KPI として 成 長 性 の 観 点 からは 医 師 会 員 数 の 推 移 を 収 益 性 の 観 点 からは 売 上 総 利 益 率 販 管 費 率 営 業 利 益 率 を 健 全 性 の 観 点 からは 自 己 資 本 比 率 流 動 比 率 流 動 資 産 比 率 営 業 キャッシュフローの 状 況 を 重 視 している 中 長 期 的 な 成 長 に 向 けては 医 師 会 員 数 の 増 加 や 他 社 との 提 携 などによる 自 社 サービスの 拡 充 を 進 めることによって 収 益 性 の 高 い 医 薬 営 業 支 援 サービスの 売 上 拡 大 を 進 めていく 戦 略 だ 連 結 貸 借 対 照 表 ( 単 位 : 百 万 円 ) 12/3 期 13/3 期 14/3 期 14/12 期 15/12 期 ( 変 則 ) 2Q 増 減 額 流 動 資 産 1,170 1,195 1,180 1,486 1,332-154 ( 現 預 金 ) 854 890 712 930 982 52 ( 売 上 債 権 ) 250 271 392 463 257-205 固 定 資 産 179 180 208 226 223-3 総 資 産 1,350 1,376 1,389 1,713 1,555-157 ( 有 利 子 負 債 ) - - - - - - 負 債 合 計 305 278 228 388 254-134 純 資 産 合 計 1,045 1,097 1,161 1,325 1,301-23 ( 安 全 性 ) 流 動 比 率 405.2% 455.7% 556.5% 399.2% 559.1% 自 己 資 本 比 率 77.2% 79.8% 83.6% 77.1% 83.4% 有 利 子 負 債 比 率 - - - - - ( 収 益 性 ) ROA ( 総 資 産 経 常 利 益 率 ) -16.9% 4.0% 4.0% 12.7% - ROE ( 自 己 資 本 利 益 率 ) -37.4% 5.1% 4.5% 14.2% - 売 上 高 営 業 利 益 率 -17.2% 2.9% 3.2% 10.9% - 10

財 務 状 況 と 株 主 還 元 策 ( 人 ) の 医 師 会 員 数 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 配 当 性 向 を 30% に 設 定 利 益 に 連 動 した 配 当 が 基 本 方 針 (2) 株 主 還 元 策 株 主 還 元 策 としては 配 当 を 実 施 している 配 当 方 針 としては 企 業 価 値 の 向 上 へ 向 けた 事 業 拡 大 のための 成 長 投 資 と 内 部 留 保 のバランスを 考 慮 して 利 益 還 元 を 行 っていくとしており 配 当 性 向 に 関 しては 30% に 設 定 し 利 益 に 連 動 した 形 での 配 当 を 基 本 方 針 としている ( 円 ) 株 当 たり 配 当 金 と 配 当 性 向 株 当 たり 配 当 金 ( 左 軸 ) 配 当 性 向 ( 右 軸 ) (%) 期 期 期 ( 変 則 ) 期 予 11

ディスクレーマー ( 免 責 条 項 ) 株 式 会 社 フィスコ ( 以 下 フィスコ という ) は 株 価 情 報 および 指 数 情 報 の 利 用 について 東 京 証 券 取 引 所 大 阪 取 引 所 日 本 経 済 新 聞 社 の 承 諾 のもと 提 供 しています JASDAQ INDEX の 指 数 値 及 び 商 標 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 の 知 的 財 産 であり 一 切 の 権 利 は 同 社 に 帰 属 します 本 レポートはフィスコが 信 頼 できると 判 断 した 情 報 をもとにフィスコが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 や 本 レポートに 記 載 された 企 業 の 発 行 する 有 価 証 券 の 価 値 を 保 証 または 承 認 するものではありません 本 レポートは 目 的 のいかんを 問 わず 投 資 者 の 判 断 と 責 任 において 使 用 されるようお 願 い 致 します 本 レポートを 使 用 した 結 果 について フィスコはいかなる 責 任 を 負 うものではありません また 本 レポートは あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 するものではありません 本 レポートは 対 象 となる 企 業 の 依 頼 に 基 づき 企 業 との 電 話 取 材 等 を 通 じて 当 該 企 業 より 情 報 提 供 を 受 けていますが 本 レポートに 含 まれる 仮 説 や 結 論 その 他 全 ての 内 容 はフィスコの 分 析 によるもので す 本 レポートに 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 におけるものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があり ます 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はフィスコに 帰 属 し 事 前 にフィスコへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさ るようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 株 式 会 社 フィスコ