相 馬 市 人 口 ビジョン 平 成 27 年 9 月 25 日 相 馬 市 地 方 創 生 総 合 戦 略 会 議
目 次 第 1 章 人 口 ビジョン 策 定 に 当 たって 1. 人 口 ビジョン 策 定 の 趣 旨 4 2. 人 口 ビジョンとは 5 (1) 位 置 づけ (2) 対 象 期 間 (3) 国 の 長 期 ビジョン 第 2 章 相 馬 市 における 人 口 の 現 状 分 析 1. 人 口 の 推 移 6 (1) 総 人 口 の 推 移 (2) 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 (3) 年 齢 別 人 口 構 成 の 推 移 ( 人 口 ピラミッド) (4) 総 人 口 と 世 帯 数 の 推 移 (5) 地 区 別 人 口 の 推 移 2. 自 然 増 減 の 推 移 11 (1) 出 生 死 亡 数 の 推 移 (2) 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 (3) 年 齢 階 級 別 出 生 率 の 推 移 3. 社 会 増 減 の 推 移 14 (1) 転 入 転 出 数 の 推 移 (2) 年 齢 階 級 別 人 口 移 動 の 推 移 (3) 年 代 別 地 域 別 の 人 口 移 動 の 状 況 2
第 3 章 相 馬 市 における 産 業 の 現 状 分 析 1. 相 馬 市 の 経 済 指 標 ( 偏 差 値 )の 推 移 18 2. 相 馬 市 の 産 業 の 特 徴 20 (1) 事 業 所 数 と 従 業 者 数 (2) 男 女 別 産 業 人 口 (3) 年 齢 階 級 別 産 業 人 口 3. 収 入 と 婚 姻 率 の 関 係 25 第 4 章 相 馬 市 人 口 の 将 来 展 望 1. 将 来 展 望 の 基 礎 となる 住 民 意 識 26 (1) 出 産 子 育 て 意 識 (2) 就 職 U ターン 意 識 2. 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 29 (1) 相 馬 市 の 現 状 ( 課 題 ) (2) 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 3.これまでの 分 析 を 踏 まえた 相 馬 市 の 将 来 人 口 展 望 30 3
第 1 章 人 口 ビジョン 策 定 に 当 たって 1. 人 口 ビジョン 策 定 の 趣 旨 日 本 の 人 口 は 平 成 20(2008) 年 より 減 少 が 始 まり そのスピードは 今 後 高 齢 化 の 急 速 な 進 展 と 共 に 加 速 度 的 に 進 んでいくと 推 計 されています このような 中 国 では 昨 年 まち ひと しごと 創 生 法 が 制 定 され 同 年 12 月 に は わが 国 の 人 口 の 現 状 と 将 来 展 望 を 提 示 する まち ひと しごと 創 生 長 期 ビジョン ( 以 下 国 の 長 期 ビジョン という ) が 閣 議 決 定 されました 国 の 長 期 ビジョンにおいては 国 民 の 希 望 を 実 現 し 人 口 減 少 に 歯 止 めをかけること で 人 口 減 少 問 題 を 克 服 し 平 成 72(2060) 年 に 1 億 人 程 度 の 人 口 を 確 保 することを 展 望 しています このような 流 れを 受 け 今 般 相 馬 市 においても 国 の 長 期 ビジョン 等 を 踏 まえ 人 口 を 切 り 口 に 相 馬 市 における 現 状 を 分 析 しあるべき 将 来 像 を 展 望 する 相 馬 市 人 口 ビジ ョン を 策 定 いたしました 相 馬 市 人 口 ビジョン の 実 現 に 向 け 市 ではこれまでの 行 財 政 改 革 の 経 験 と さらに ISO9001 などの 行 政 手 法 を 最 大 限 に 活 用 し これまで 行 ってきた 各 施 策 を 継 続 すると ともに 転 入 の 促 進 や 転 出 抑 制 につながる 雇 用 の 確 保 や 職 場 環 境 の 充 実 整 備 定 住 につ ながる 将 来 を 見 据 えた 都 市 政 策 婚 姻 率 向 上 に 向 けた 出 会 いの 機 会 の 提 供 や 質 的 能 力 の 向 上 そして 出 生 力 向 上 へ 向 けた 安 心 して 出 産 子 育 てができる 環 境 の 整 備 充 実 や 子 育 てに 関 する 財 政 支 援 などに 努 め 将 来 にわたって 相 馬 市 が 相 馬 市 であり 続 ける ための 魅 力 あふれる 相 馬 市 づくりに 邁 進 してまいります 4
2. 人 口 ビジョンとは (1) 位 置 づけ 相 馬 市 人 口 ビジョンは 相 馬 市 地 方 創 生 総 合 戦 略 において まち ひと しごと 創 生 の 実 現 に 向 けて 効 果 的 な 施 策 を 企 画 立 案 する 上 での 重 要 な 基 礎 と 位 置 付 けられるもので 今 後 の 人 口 の 変 化 が 地 域 の 将 来 に 与 える 影 響 の 分 析 考 察 目 指 すべき 将 来 の 方 向 等 を 提 示 するものです (2) 対 象 期 間 相 馬 市 人 口 ビジョンの 対 象 期 間 は 国 の 長 期 ビジョンの 期 間 に 準 拠 し 平 成 72 (2060) 年 までとします (3) 国 の 長 期 ビジョン 国 の 長 期 ビジョンにおいては 人 口 減 少 時 代 が 到 来 しているとの 人 口 問 題 に 対 する 基 本 認 識 の 下 1 東 京 一 極 集 中 の 是 正 2 若 い 世 代 の 就 労 結 婚 子 育 ての 希 望 の 実 現 3 地 域 の 特 性 に 即 した 地 域 課 題 の 解 決 という 基 本 的 視 点 に 基 づき 将 来 にわたって 活 力 ある 日 本 社 会 を 維 持 することを 目 指 しています 具 体 的 には 若 い 世 代 の 希 望 実 現 による 出 生 率 の 向 上 ( 平 成 27(2015) 年 :1.42 平 成 42(2030) 年 :1.8 程 度 平 成 52(2040) 年 :2.07 程 度 )により 人 口 構 造 の 若 返 り を 進 展 させ 人 口 減 少 に 歯 止 めをかけることで 平 成 72(2060) 年 に 1 億 人 程 度 の 人 口 を 確 保 するとともに 人 口 の 安 定 化 生 産 性 の 向 上 により 2050 年 代 に 実 質 GDP 成 長 率 を 1.5~2% 程 度 に 維 持 することを 目 指 しています 地 方 創 生 により 地 域 資 源 を 活 用 した 多 様 な 地 域 社 会 を 形 成 し 地 方 先 行 の 若 返 り を 実 現 させるとともに 外 部 ( 域 外 国 外 )とのつながり 連 携 により 新 たな 視 点 から 地 域 を 活 性 化 させ 東 京 圏 においては 世 界 に 開 かれた 国 際 都 市 へ 発 展 させていくこと を 期 待 しています 地 方 創 生 = 日 本 創 生 5
第 2 章 相 馬 市 における 人 口 の 現 状 分 析 1. 人 口 の 推 移 (1) 総 人 口 の 推 移 出 典 : 国 勢 調 査 より 作 成 本 市 の 総 人 口 は 大 正 9 年 には 27,858 人 であったが 昭 和 15(1940) 年 から 昭 和 25 (1950) 年 にかけ 大 幅 に 増 加 その 後 は 昭 和 45(1970) 年 まで 減 少 傾 向 にて 推 移 昭 和 55(1980) 年 以 降 の 総 人 口 は 増 減 しながらも 平 成 7(1995) 年 には 39,449 人 と 4 万 人 近 くまで 増 加 した ただし 平 成 7(1995) 年 以 降 については 同 年 をピークに 人 口 減 少 に 転 じ 平 成 22 (2010) 年 には 人 口 も 37,817 人 まで 減 少 その 後 東 日 本 大 震 災 による 甚 大 なる 被 災 の 影 響 もあり 平 成 27 年 8 月 1 日 現 在 では 35,950 人 ( 住 民 基 本 台 帳 ベース)まで 人 口 減 少 が 進 んでいる 6
(2) 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 出 典 : 国 勢 調 査 より 作 成 人 口 の 年 齢 3 区 分 年 少 人 口 0~14 歳 生 産 年 齢 人 口 15~64 歳 老 年 人 口 65 歳 以 上 昭 和 55(1980) 年 平 成 22(2010) 年 増 減 数 増 減 率 年 少 人 口 8,871 人 5,187 人 3,684 人 41.5% 生 産 年 齢 人 口 25,109 人 22,832 人 2,277 人 9.0% 老 年 人 口 4,352 人 9,577 人 5,225 人 120.0% 総 人 口 38,332 人 37,817 人 515 人 1.3% 昭 和 55(1980) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 年 齢 3 区 分 別 の 人 口 推 移 を 見 ると 総 人 口 は 微 減 に 留 まっているものの 年 少 人 口 及 び 生 産 年 齢 人 口 は 減 少 傾 向 で 推 移 して おり 特 に 年 少 人 口 の 減 少 傾 向 が 顕 著 に 見 てとれる 一 方 で 老 年 人 口 は 増 加 基 調 で 推 移 し 平 成 7(1995) 年 には 年 少 人 口 を 逆 転 本 市 に おいても 急 速 に 高 齢 化 が 進 んでいることが 分 かる 7
(3) 年 齢 別 人 口 構 成 の 推 移 ( 人 口 ピラミッド) 出 典 : 国 勢 調 査 より 作 成 8
人 口 ピラミッドの 推 移 を 見 てみると 昭 和 55(1980) 年 は 年 少 人 口 も 多 く 老 年 人 口 が 少 ない ピラミッド 型 に 近 かったものが 平 成 22(2010) 年 には 年 少 人 口 の 減 少 と 老 齢 人 口 が 増 加 し 形 状 は つぼ 型 に 変 化 昭 和 55(1980) 年 平 成 22(2010) 年 ともに 団 塊 及 び 団 塊 ジュニア 世 代 が 他 世 代 に 比 べ 比 較 的 多 い (4) 総 人 口 と 世 帯 数 の 推 移 ( 世 帯 ) 総 人 口 世 帯 数 出 典 : 国 勢 調 査 より 作 成 総 人 口 と 世 帯 数 の 推 移 を 見 ると 人 口 が 減 少 基 調 で 推 移 しているのに 対 し 世 帯 数 は 一 貫 して 増 加 基 調 にて 推 移 一 世 帯 あたりの 世 帯 人 数 は 昭 和 60(1985) 年 の 3.7 人 から 平 成 22(2010) 年 に は 2.8 人 まで 減 少 しており 本 市 においても 核 家 族 化 が 急 速 に 進 展 していると 考 えられ る 9
(5) 地 区 別 人 口 の 推 移 出 典 : 国 勢 調 査 ( 市 独 自 集 計 ) 地 区 別 の 人 口 推 移 を 見 ていくと 昭 和 60(1985) 年 と 平 成 22(2010) 年 では 大 野 地 区 ( 伸 び 率 12.2%) 山 上 地 区 ( 伸 び 率 5.2%)を 除 き 全 地 区 において 人 口 は 減 少 特 に 玉 野 地 区 については 対 昭 和 60(1985) 年 で 33.0% 人 口 が 減 少 しておりその 傾 向 が 顕 著 大 野 地 区 については 相 馬 中 核 工 業 団 地 ( 西 地 区 )からも 近 い 立 地 にあり 同 工 業 団 地 へ の 通 勤 の 利 便 性 が 高 いこと 等 が 人 口 増 加 の 一 因 と 考 えられる 10
2. 自 然 増 減 の 推 移 (1) 出 生 死 亡 数 の 推 移 昭 和 50 年 昭 和 55 年 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 8 年 平 成 9 年 平 成 10 年 平 成 11 年 平 成 12 年 1975 1980 1985 1990 1995 1996 1997 1998 1999 2000 出 生 数 645 585 490 411 403 401 388 408 370 382 死 亡 数 256 324 296 343 349 377 351 372 373 339 自 然 増 減 389 261 194 68 54 24 37 36-3 43 平 成 13 年 平 成 14 年 平 成 15 年 平 成 16 年 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 出 生 数 375 356 365 336 341 342 372 336 331 292 死 亡 数 400 355 379 408 449 421 418 431 399 483 自 然 増 減 -25 1-14 -72-108 -79-46 -95-68 -191 平 成 23 年 平 成 24 年 平 成 25 年 平 成 26 年 2011 2012 2013 2014 出 生 数 290 305 326 290 死 亡 数 909 449 452 444 自 然 増 減 -619-144 -126-154 出 典 : 現 住 人 口 調 査 11
本 市 の 自 然 増 減 ( 出 生 数 - 死 亡 数 )については 昭 和 50(1975) 年 から 平 成 10(1998) 年 までは 減 少 基 調 ながらもプラスにて 推 移 していたが 平 成 11(1999) 年 に 初 めて 死 亡 数 が 出 生 数 を 上 回 ると 平 成 15(2003) 年 以 降 は 一 貫 して 死 亡 数 が 出 生 数 を 上 回 る 状 況 が 続 いている ここ 数 年 は 死 亡 数 が400 人 台 で 推 移 しているのに 対 し 出 生 数 は300 人 前 後 にとど まっており 少 子 高 齢 化 の 影 響 が 見 てとれる (2) 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 出 典 : 人 口 動 態 保 健 所 市 区 町 村 別 統 計 ベイズ 推 定 値 による ベイズ 推 定 値 対 象 の 市 区 町 村 と 同 質 と 考 えられる 周 辺 地 域 ( 二 次 医 療 圏 )のデータを 組 み 合 わせたベイズモ デルにより 合 計 特 殊 出 生 率 を 補 正 したもの 相 馬 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 昭 和 58(1983) 年 ~ 昭 和 62(1987) 年 には 人 口 置 換 水 準 である 2.07 を 上 回 る 2.09 だったものの 徐 々に 低 下 し 直 近 の 平 成 20(2008) 年 ~ 平 成 24(2012) 年 においては 1.63 まで 低 下 ただし 国 福 島 県 との 比 較 で は 高 い 出 生 率 を 維 持 している 人 口 置 換 水 準 人 口 が 増 加 も 減 少 もしない 均 衡 した 状 態 となる 合 計 特 殊 出 生 率 の 水 準 のこと 12
(3) 年 齢 階 級 別 出 生 率 の 推 移 出 典 : 人 口 動 態 保 健 所 市 区 町 村 別 統 計 出 生 率 当 該 5 年 間 での 出 生 数 = 1000 ( 人 口 千 対 ) 当 該 5 年 間 の 中 間 年 10 月 1 日 現 在 人 口 5 ベイズ 推 定 による 補 正 あり 年 齢 階 級 別 の 出 生 率 の 推 移 をみると 20 代 ~30 代 前 半 の 出 生 率 の 低 下 が 見 てとれる 特 に25~29 歳 の 出 生 率 の 低 下 が 顕 著 となっている 20~30 代 前 半 の 出 生 率 が 低 下 しているのに 対 し 30 代 後 半 以 上 の 出 生 率 が 上 昇 晩 婚 化 に 伴 い 出 産 年 齢 の 高 齢 化 が 進 んでいると 考 えられる 13
3. 社 会 増 減 の 推 移 (1) 転 入 転 出 数 の 推 移 昭 和 50 年 昭 和 55 年 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 8 年 平 成 9 年 平 成 10 年 平 成 11 年 平 成 12 年 1975 1980 1985 1990 1995 1996 1997 1998 1999 2000 転 入 数 1,634 1,457 1,308 1,246 1,425 1,538 1,529 1,365 1,380 1,295 転 出 数 1,733 1,557 1,507 1,365 1,462 1,501 1,566 1,512 1,469 1,421 社 会 増 減 -99-100 -199-119 -37 37-37 -147-89 -126 平 成 13 年 平 成 14 年 平 成 15 年 平 成 16 年 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 転 入 数 1,350 1,320 1,273 1,334 1,314 1,557 1,334 1,133 1,225 1,134 転 出 数 1,414 1,370 1,319 1,383 1,281 1,421 1,407 1,332 1,558 1,268 社 会 増 減 -64-50 -46-49 33 136-73 -199-333 -134 平 成 23 年 平 成 24 年 平 成 25 年 平 成 26 年 2011 2012 2013 2014 転 入 数 1,220 1,074 1,117 1,232 転 出 数 1,887 1,400 1,298 1,299 社 会 増 減 -667-326 -181-67 出 典 : 現 住 人 口 調 査 14
本 市 の 転 入 転 出 数 については 基 本 的 に 転 出 超 過 基 調 で 推 移 しているが 平 成 17(2005) 年 平 成 18(2006) 年 はプラスに 転 じている 東 日 本 大 震 災 に 伴 う 原 発 事 故 の 影 響 もあり 平 成 23(2011) 年 平 成 24(2012) 年 と 大 幅 な 転 出 超 過 となったものの 徐 々に 転 出 増 は 収 まってきており 逆 に 転 入 数 が 増 加 ( 回 復 ) 傾 向 にあることから 社 会 増 減 のマイナス 幅 は 縮 小 傾 向 にある (2) 年 齢 階 級 別 人 口 移 動 の 推 移 出 典 : 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 による 市 区 町 村 別 男 女 5 歳 階 級 別 人 口 と 厚 生 労 働 省 大 臣 官 房 統 計 情 報 部 都 道 府 県 別 生 命 表 を 用 いて 推 定 年 齢 階 級 別 の 人 口 移 動 の 推 移 ( 転 入 数 - 転 出 数 )を 見 ると 10~14 歳 15~19 歳 か ら 15~19 歳 20~24 歳 までの 人 口 流 出 傾 向 が 顕 著 に 見 てとれ 大 学 専 門 学 校 等 への 進 学 や 就 職 のタイミングで 人 口 が 流 出 していると 考 えられる その 後 20~24 歳 25~29 歳 の 層 では 逆 に 転 入 超 過 傾 向 が 続 いており 一 定 の 層 が 社 会 人 となった 後 に U ターン 等 で 相 馬 市 に 戻 ってきていると 考 えられる 平 成 17(2005) 年 平 成 22(2010) 年 においては 45~49 歳 50~54 歳 か ら 60~64 歳 65~69 歳 の 層 の 転 入 が 超 過 しており 退 職 等 のタイミングにおいて も 一 定 層 が 相 馬 市 に 戻 ってきていることが 見 てとれる 15
(3) 年 代 別 地 域 別 の 人 口 移 動 の 状 況 転 出 者 に 占 める 20 代 30 代 の 比 率 ( 相 馬 市 情 報 政 策 課 調 べ) 平 成 18 年 平 成 26 年 ~19 歳 20~39 歳 40 歳 ~ 男 性 22% 17% 女 性 24% 20% 男 性 57% 51% 女 性 61% 55% 男 性 21% 32% 女 性 15% 25% 本 市 の 転 出 者 数 は 震 災 の 年 を 除 き 男 女 とも 概 ね 500 人 台 で 推 移 しており 女 性 に 比 べ 男 性 の 転 出 者 数 が 多 い 傾 向 にある 転 出 者 に 占 める 年 代 別 の 割 合 を 見 ていくと 20 代 30 代 の 若 者 子 育 て 世 代 の 転 出 割 合 が 高 いが 少 子 高 齢 化 の 影 響 もあり 年 代 別 の 比 率 では 40 代 以 上 の 比 率 が 増 加 傾 向 にある 16
( 相 馬 市 情 報 政 策 課 調 べ) 転 出 先 の 傾 向 では 県 内 では 本 市 と 隣 接 する 南 相 馬 市 新 地 町 の 割 合 が 高 く 県 外 では 仙 台 圏 を 中 心 とした 宮 城 県 への 転 出 割 合 が 高 いことが 分 かる 男 女 別 での 傾 向 については 男 性 は 女 性 より 首 都 圏 や 県 内 の 主 要 都 市 ( 福 島 市 郡 山 市 いわき 市 )へ 転 出 する 傾 向 が 強 く 女 性 はより 近 場 ( 南 相 馬 新 地 宮 城 )へ 転 出 する 傾 向 が 強 いことが 分 かる 17
第 3 章 相 馬 市 における 産 業 の 現 状 分 析 1. 相 馬 市 の 経 済 指 標 ( 偏 差 値 )の 推 移 出 典 事 業 所 数 従 業 者 数 : 総 務 省 事 業 所 企 業 統 計 (1975 1981 1991 2001) 経 済 セン サ ス 基 礎 調 査 (2009 年 ) 財 政 力 指 数 : 総 務 省 地 方 財 政 統 計 年 報 (1977 1980 1990 2000 2010 年 ) ( 基 準 財 政 収 入 / 基 準 財 政 需 要 の 過 去 3 年 平 均 ) 課 税 対 象 所 得 納 税 義 務 者 数 : 総 務 省 市 町 村 別 課 税 状 況 等 の 調 (1975 1980 1990 2000 2010 年 ) 農 業 産 出 額 : 農 林 水 産 省 生 産 農 業 所 得 統 計 ( 1975 1980 1990 2000 2006 年 ) 卸 売 販 売 額 小 売 販 売 額 : 経 済 産 業 省 商 業 統 計 (1974 1979 1991 1999 2007 年 ) ( 卸 売 業 年 間 商 品 販 売 額 小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 ) 製 造 品 出 荷 額 等 : 経 済 産 業 省 工 業 統 計 (1975 1980 1990 2000 2010 年 ) 各 時 点 に 最 も 近 い 時 点 のデータを 使 用 18
経 済 指 標 ( 合 成 版 ) 経 済 指 標 は 下 記 方 法 によって 各 構 成 要 素 を 一 本 に 合 成 し 算 出 している < 構 成 要 素 > ( 活 動 主 体 ) 事 業 所 数 従 業 者 数 ( 所 得 ) 財 政 力 指 数 課 税 対 象 所 得 ( 納 税 義 務 者 数 一 人 当 たり) ( 生 産 支 出 ) 第 1 次 産 業 : 農 業 産 出 額 卸 売 販 売 額 第 2 次 産 業 : 製 造 品 出 荷 額 等 卸 売 販 売 額 第 3 次 産 業 : 小 売 販 売 額 < 合 成 方 法 > 上 記 8つの 各 構 成 要 素 について 市 区 町 村 別 に 1975 年 データを 基 準 (=100)として 1980 1990 2000 2010 年 の4 時 点 を 指 数 化 した 上 で 各 指 数 の 偏 差 値 を 計 算 時 点 毎 に 市 区 町 村 別 に8つの 偏 差 値 の 算 術 平 均 を 算 出 し 各 時 点 の 経 済 指 標 とした 過 去 30 年 間 の 全 国 平 均 が 偏 差 値 50であり それと 比 較 した 好 不 調 を 示 している 偏 差 値 は ( 指 数 - 平 均 値 )/ 標 準 偏 差 10+50 によって 計 算 偏 差 値 を 算 出 する 際 上 位 下 位 5%は 平 均 値 及 び 標 準 偏 差 の 計 算 から 除 外 した また 特 定 項 目 の 影 響 が 大 きくなりすぎないように 偏 差 値 80 以 上 は 全 て80と 置 換 え 20 以 下 は 全 て20と 置 換 えた 各 項 目 のデータに 欠 損 がある 場 合 近 傍 地 点 のデータと 同 値 と 見 做 した 全 ての 地 点 のデータが 欠 損 の 場 合 各 時 点 の 指 数 を100とした 相 馬 市 の 経 済 指 標 を 偏 差 値 化 したデータを 見 ると 経 済 指 標 全 般 的 には 昭 和 55(1980) 年 以 降 良 化 傾 向 で 推 移 個 別 に 見 ていくと 製 造 品 の 経 済 指 標 の 良 化 傾 向 が 顕 著 であるものの 卸 売 小 売 部 門 は 漸 減 傾 向 にあることが 分 かるほか 事 業 所 数 についても 減 少 傾 向 にあることが 見 てとれる 農 業 については 平 成 22(2010) 年 に 大 きく 良 化 しているが その 後 の 東 日 本 大 震 災 に よる 津 波 原 発 の 影 響 が 想 定 され 風 評 被 害 の 払 拭 をいかに 進 めていくかが 喫 緊 の 課 題 と 言 える 19
2. 相 馬 市 の 産 業 の 特 徴 (1) 事 業 所 数 と 従 業 者 数 学 術 研 究 不 動 産 業 教 育 相 馬 市 宿 泊, 飲 食 サーヒ ス 業 16.3% 生 活 関 連 サービス 娯 楽 業 10.9% 製 造 業 8.0% 医 療, 福 祉 サーヒ ス 業 6.0% 6.0% 20
生 活 関 連 運 輸 郵 便 農 業 林 業 相 馬 市 宿 泊, 飲 食 サーヒ ス 業 10.0% 医 療 福 祉 9.4% サーヒ ス 業 7.5% 出 典 RESAS 地 域 経 済 分 析 システムより ( 総 務 省 平 成 21 年 経 済 センサス- 基 礎 調 査 総 務 省 経 済 産 業 省 平 成 24 年 経 済 センサス- 活 動 調 査 再 編 加 工 ) 各 々 会 社 数 と 個 人 事 業 所 会 社 と 個 人 事 業 所 の 従 業 者 総 数 を 合 算 本 市 の 事 業 所 数 を 見 ると 卸 売 小 売 業 宿 泊 飲 食 サービス 業 建 設 業 で 全 体 の 5 割 を 超 える 構 成 比 について 国 県 と 比 べると 卸 売 小 売 業 宿 泊 業 飲 食 サービス 業 の 割 合 が 高 く 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 や 情 報 通 信 業 の 割 合 が 低 い 従 業 者 数 の 割 合 では 事 業 所 数 同 様 卸 売 小 売 業 への 従 事 者 数 が 多 いものの 宿 泊 飲 食 サービス 業 従 事 者 の 割 合 が 低 下 し 逆 に 製 造 業 従 事 者 の 割 合 が 高 くなっている 21
(2) 男 女 別 産 業 人 口 産 業 人 口 ( 人 ) 相 馬 市 における 15 歳 以 上 の 産 業 別 男 女 別 の 就 業 者 数 出 典 : 平 成 22 年 国 勢 調 査 男 女 別 産 業 別 の 就 業 状 況 を 見 ると 男 性 は 製 造 業 建 設 業 への 就 業 者 が 特 に 多 くなっ ており 女 性 は 製 造 業 卸 小 売 業 医 療 福 祉 業 への 就 業 者 数 が 多 い 22
(3) 年 齢 階 級 別 産 業 人 口 出 典 : 平 成 22 年 国 勢 調 査 23
相 馬 市 の 主 要 産 業 における 男 女 別 就 業 者 の 年 齢 階 級 を 見 ると 農 業 漁 業 といった 一 次 産 業 で 20 代 の 占 める 割 合 が 低 く 60 代 以 上 の 占 める 比 率 が 高 い 特 に 農 業 においては 男 女 ともに 60 代 以 上 が 50% 超 を 占 めており 就 業 者 の 高 齢 化 が 進 んでいる 逆 に 製 造 業 にいては 15~29 歳 の 比 率 が 他 の 業 種 より 比 較 的 高 いことが 分 かり 製 造 業 が 若 者 の 雇 用 の 大 きな 受 け 皿 となっていることが 見 てとれる 24
3. 収 入 と 婚 姻 率 の 関 係 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 年 収 と 婚 姻 率 ( 平 成 27 年 相 馬 市 ) 男 性 女 性 出 典 : 相 馬 市 独 自 調 査 より( 相 馬 市 における 30 代 男 性 の 年 収 区 分 毎 の 結 婚 率 ) 相 馬 市 における 年 収 と 結 婚 率 の 相 関 を 見 ていくと 男 性 は 年 収 約 300 万 円 を 境 に 年 収 300 万 円 未 満 の 婚 姻 率 は 50%を 割 り 込 み 300 万 円 以 上 になると 50%を 超 えており 年 収 と 婚 姻 率 の 関 係 はほぼ 連 動 している 女 性 については 年 収 と 婚 姻 率 に 連 動 性 は 見 られず 逆 に 年 収 が 高 いと 婚 姻 率 が 低 くなる 傾 向 も 見 てとれる 25
第 4 章 相 馬 市 人 口 の 将 来 展 望 1. 将 来 展 望 の 基 礎 となる 住 民 意 識 本 市 人 口 の 将 来 展 望 をしていくにあたって 住 民 の 意 識 意 向 を 踏 まえた 展 望 とするた め 以 下 のとおりアンケート 調 査 を 実 施 した (1) 出 産 子 育 て 意 識 ( 子 育 て 世 代 向 けアンケート 結 果 より) 26
子 育 て 世 代 向 けアンケート 結 果 より 抜 粋 実 施 時 期 : 平 成 27 年 5 月 18 日 ~ 平 成 27 年 5 月 27 日 対 象 者 : 市 内 小 学 校 幼 稚 園 保 育 園 の 園 児 児 童 の 保 護 者 配 布 数 3,168 回 答 数 2,612( 回 答 率 82.4%) 第 2 章 で 見 てきたとおり 本 市 においても 合 計 特 出 生 率 の 低 下 出 産 年 齢 の 高 齢 化 が 進 ん でいるが 子 育 て 世 代 向 けに 実 施 したアンケート 結 果 によれば 現 在 の 子 どもの 人 数 が 平 均 2.30 人 であるのに 対 して 理 想 の 子 供 の 人 数 については 平 均 2.71 人 という 結 果 に なっている また アンケート 回 答 者 の55%が 子 育 て 支 援 策 を 充 実 させた 場 合 第 3 子 を 出 産 した い( 是 非 考 えたい 考 えたい 施 策 による の 合 計 )との 意 向 を 持 っており 出 産 子 育 て 環 境 を 更 に 整 備 充 実 させていくことで 出 生 率 を 改 善 させていくことは 十 分 可 能 と 思 われる 27
(2) 就 職 U ターン 意 識 ( 中 高 生 向 けアンケート 結 果 より) 中 高 生 向 けアンケート 結 果 より 抜 粋 実 施 時 期 : 平 成 27 年 5 月 18 日 ~ 平 成 27 年 5 月 27 日 対 象 者 : 市 内 中 学 校 高 等 学 校 の 生 徒 配 布 数 2,143 回 答 数 2,079( 回 答 率 97.0%) 相 馬 市 においては 進 学 就 職 のタイミングで 人 口 流 出 が 起 きていることが 見 てとれるが 市 内 の 中 学 高 校 の 在 学 生 向 けに 実 施 したアンケート 結 果 を 見 ても 相 馬 市 内 での 就 職 を 希 望 する 生 徒 の 割 合 は 全 体 の34%に 留 まっており 24%が 仙 台 圏 で 19%が 東 京 圏 での 就 職 を 希 望 している しかしながら 市 外 への 就 職 希 望 者 のうち 58%の 生 徒 が 定 年 までには U ターンした いと 考 えており 将 来 的 に 本 市 に 戻 ってきたいと 考 えている 割 合 は70%を 超 える 結 果 となっている 28
2. 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 (1) 相 馬 市 の 現 状 ( 課 題 ) 相 馬 市 の 人 口 は 既 に 減 少 段 階 に 突 入 しており 核 家 族 化 の 進 展 出 生 率 の 低 下 晩 婚 化 に 伴 う 出 産 年 齢 の 高 齢 化 等 を 背 景 とした 出 生 数 の 減 少 (= 年 少 人 口 の 減 少 )は 将 来 的 な 生 産 年 齢 層 の 減 少 にもつながり 高 齢 化 の 進 展 が 重 なることで 深 刻 な 影 響 を 及 ぼすこと が 懸 念 される 更 に 進 学 就 職 段 階 での 転 出 増 を 背 景 とした 社 会 減 が 続 けば 産 業 においても 人 材 の 確 保 が 困 難 となり 本 市 産 業 の 活 力 を 削 ぐ 懸 念 も 大 きい 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 の 影 響 は 既 に 担 い 手 の 高 齢 化 が 進 んでいる 農 業 漁 業 においては 更 に 大 きく 東 日 本 大 震 災 に 伴 う 原 発 事 故 の 風 評 被 害 の 影 響 も 重 なり 後 継 者 不 足 は 更 に 大 きな 課 題 となってくると 思 われる こうした 厳 しい 現 状 を 克 服 していくためには 人 口 の 自 然 増 減 社 会 増 減 のプラス 化 へ 向 け 官 民 が 一 丸 となって 取 り 組 んでいく 必 要 がある 雇 用 の 確 保 や 婚 姻 率 の 向 上 出 生 力 の 上 昇 などにつながるさまざまな 施 策 を 継 続 的 に 実 施 していくことで 人 口 減 少 による 消 滅 の 危 機 に 陥 ることなく 将 来 的 にも 安 定 した 発 展 を 続 けることが 出 来 るようになると 考 える (2) 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 相 馬 市 では 将 来 にわたって 相 馬 市 が 相 馬 市 であり 続 けるため 人 口 減 少 に 歯 止 めをかけ るべく 出 生 数 と 死 亡 数 の 差 である 自 然 増 減 と 転 入 と 転 出 の 差 である 社 会 増 減 を それ ぞれマイナスからプラスにもっていくことが 重 要 であると 考 えており 特 に 出 生 数 の 増 加 を 図 るため 1 女 性 人 口 の 増 加 2 婚 姻 率 の 向 上 3 出 生 力 の 向 上 を 目 指 していくこと が 必 要 だと 考 える そのためには これまで 行 ってきた 各 施 策 を 今 後 とも 継 続 実 施 するとともに 1 転 入 の 促 進 や 転 出 抑 制 につながる 雇 用 の 確 保 職 場 環 境 の 充 実 整 備 や 定 住 につながる 将 来 を 見 据 えた 都 市 政 策 2 婚 姻 率 の 向 上 のための 出 会 いの 機 会 の 提 供 や 質 的 能 力 の 向 上 3 出 生 力 の 向 上 のための 安 心 して 出 産 子 育 てができる 環 境 の 充 実 整 備 や 子 育 てに 関 する 財 政 支 援 など 雇 用 の 確 保 をはじめ 婚 姻 率 や 出 生 力 の 向 上 につながる 各 種 施 策 を 実 施 して いく 必 要 があり これら 施 策 を 市 民 とともに 一 丸 となって 進 めていくことで 平 成 72 (2060) 年 において 現 状 程 度 の 人 口 を 維 持 していくことを 目 指 す 29
3.これまでの 分 析 を 踏 まえた 相 馬 市 の 将 来 人 口 展 望 本 市 では これまでの 現 状 分 析 や 住 民 アンケート 結 果 等 を 基 に 前 述 の 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 を 踏 まえ 将 来 の 人 口 展 望 ( 推 計 )を 行 った 将 来 展 望 にあたっての 前 提 条 件 推 計 方 法 自 然 増 減 数 及 び 社 会 増 減 数 の 各 数 値 を 設 定 して 推 計 出 生 自 然 増 減 のプラス 化 へ 向 けた 施 策 の 実 施 により 出 生 数 が 増 加 すると 仮 定 し 推 計 重 点 項 目 婚 姻 率 の 上 昇 ( 男 性 の 所 得 向 上 策 の 実 現 出 会 いの 機 会 の 提 供 等 ) 出 生 力 の 上 昇 ( 出 産 子 育 て 支 援 策 の 充 実 等 ) 死 亡 福 島 県 全 体 の 年 齢 階 級 別 生 存 率 を 用 い 推 計 転 入 転 出 社 会 増 減 のプラス 化 へ 向 けた 施 策 の 実 施 により 社 会 増 減 がプラス 化 する と 仮 定 し 推 計 重 点 項 目 職 場 雇 用 の 確 保 ( 企 業 誘 致 新 産 業 創 出 等 ) 定 住 定 着 促 進 ( 住 みやすい 社 会 の 実 現 郷 土 愛 醸 成 等 ) ( 単 位 : 人 ) 30
本 市 の 将 来 人 口 展 望 については 出 生 数 増 加 に 向 けた 施 策 の 充 実 と 転 入 促 進 転 出 抑 制 策 の 実 現 により 自 然 増 減 社 会 増 減 それぞれをマイナスからプラスに 改 善 させることで 当 面 の 人 口 減 少 を 最 小 限 に 抑 え 将 来 的 に 現 状 程 度 の 人 口 を 維 持 していくことを 目 指 す そのために 年 間 出 生 者 数 を 年 間 死 亡 者 数 と 同 数 以 上 に 増 加 させ また 特 に 若 者 の 転 出 者 の 抑 制 に 努 めるとともに 企 業 誘 致 などを 進 めることにより 新 たな 転 入 者 の 増 加 を 図 る 本 市 人 口 展 望 は これまで 行 ってきた 現 状 分 析 を 踏 まえると 達 成 へ 向 けてのハードルは 非 常 に 高 いものとなっている ただし 将 来 展 望 = 相 馬 市 のあるべき 姿 であり 本 市 のあるべき 姿 の 実 現 へ 向 け 市 民 の 英 知 を 結 集 し 産 官 学 金 労 言 とも 連 携 しながら 鋭 意 取 り 組 んでいくものである 31