The Sapporo Young Women s Christian Association 2012 8/9 No.5
り前に使われていたものです 弦楽器の歴史全体約 500 年をみれば 弦楽器とはガットを張って弾くも の そしてチェロは比較的新しい楽器ですが 足に挟んで弾くものだったのです 余談ですが どんなチェ ロでも エンドピンを使わず床に直接触らないで弾いた方が 響きが明るくはっきりと聞こえます 床が共 鳴するから良いと言われますが 私は逆の意見を数多く経験しています 弓は バロック時代にまったく一般的だった形のもので 現代の弓のように 逆反り しておらず 先 1/3 ぐらいがすっと流線型に閉じています このような弓は手元での発音が良く 言葉のように書かれてい るバロックの 単語 をよく喋り 音を減衰させるのに適しています 弓の形状や性能はそれぞれの時代の 要求を端的に表しているものです 組曲とは 基本的に一つの調で アルマンドからジーグまで様々な舞曲を連ねたものです ジーグの前に は まだ好んで踊られていた 1 対の舞曲 つまりメヌエット ブーレ ガヴォットが挿入されています そ して組曲の最初に 元々は即興的なものだったプレリュードが バッハの場合にはしっかりした楽章となっ て置かれています 音楽を嗜んだのは上流階級の人々で 彼らは 聴けばそれが何の舞曲かがすぐ判ったは ずです つまり チェロで弾こうが何で弾こうが それぞれの舞曲が美しく表出されるということは組曲の 基本とも言えるのです チェロ組曲ではさらに 一つの楽器で旋律 和声 低音を全部表すための工夫もされていて 朗読や落語 のように 一人の声から幾つもの性格 声部が聞こえてくるようになっています 久しぶりに訪れるキタラ ホールで バッハの語り口を多くの皆さんにお楽しみいただけることを心から願 っています Photo by K. Miura か ろ う 10 月号から 鹿 狼 の湯 女将の便り 全5回 を連載しま す 福島県相馬郡新地町鹿狼山麓にたたずむ温泉宿 鹿狼の湯 震災後 全国の YWCA から新地町へ派遣された方たちがお世話になっています 女将の加藤キヌ子さんは 震災直後 避難してきた人たちのために宿を無料で開放し ありったけの食料を提供 しました 家を流されて涙する人 身内を探しまわる人 余震に怯える人たち 寒さと空腹で泣き出す子ども なんとかしなければ と 極限の精神 状態のなか 無我夢中でお世話をしたそうです 未曽有の大震災から1年4ヶ月 ようやく落ち着いて当時のことを思い出し 話せるようになったと言います 話を聞いて 札幌 YWCA 会員のみなさんに女将の声を届けたいと思い 連載を お願いしたところ 執筆を快諾してくださいました また 8/1 6 新地町尚英中学校の生徒 24 名が 心身の健康のリフレッシュ 四季を愛でる宿 鹿狼の湯 と学習補完 のため 札幌 YWCA に来ることを伝えると 女将と若女将 加藤雅 子さん は心から喜び みなさんによろしくお伝えください 子どもたちをよろしくお願いします とおっ しゃっていました 連載をお楽しみに 文責 吉田みどり -2-
詳細は会員集会の案内を同封しますので ご覧ください ほくだい はくぶつかん い 北大 博物館 に行 ってみよう だいがくせい いっしょ ほくだい はくぶつかん 大学生のおにいさんおねえさんと一緒に北大博物館をたんけんしようよJ がっこう おし 学校じゃ教えてもらえないこと いーっぱい しばふ げ ー む 芝生でゲームもするよ 雨天の場合は外遊びは中止 日時 2012 年 9 月 29 日 土 10:00 12:00 対象 小学生 20 名 未就学児のお子さまはご相談ください 参加費 500 円 フォローアップスクール生徒 400 円 集合 10 00 北海道クリスチャンセンターロビー 協力 北海道大学理学部の学生ボランティア 申し込み 名前 学年 住所 電話番号を記載の上 ご連絡ください 札幌 YWCA インド YWCA SEED 担当 伊藤 ユース環境プログラム Yuva Hubba に参加し て 6 月 15 17 日 インド バンガロールにて環境問題を考えるプログラム Yuva Hubba が開催され 日本から は私と福島 Y の半澤紗也子さんの 2 名が派遣されました インドでは 水 に関する問題が深刻で 生活に欠かせない水が不足する事態や化学薬品や土壌汚染による影 響があることを知りました 適切な処理がされていない水を生活用水として使用することで様々な健康被害がで ており 特に体のつくりが未熟な子どもたちに大きな影響を与えています プログラムでは 水や食の安全性に ついてはもちろんのこと 気候変動などのグローバルな視点から女性に対する暴力を学び ディスカッションも 行われました 私はプログラムの中で NO NUCLEAR-FREE WORLD, NO SAFE WORLD というテーマで 核 の脅威を述 べ 脱原発に向けてアクションをする必要性を訴えました 核保有国であるインドの YWCA ユースと原発事故 で大きな問題を抱えている日本のメンバーが共に 核 について学び 考え 議論できたことはとても意義のあ ることだと思います また 半澤さんと共に福島の声を届けることができ嬉しく思っています 札幌 YWCA で活動を始めてから 2 年半が経ちました 大学 4 年生になりました YWCA でピースアクシ ョンに関われることに日々喜びを感じています これからもひとりの YWCA 会員として 核 否定の思想に立 ち 今回の Yuva Hubba での経験を活かして活動していきたいと思っています -5- 伊藤 早織