Japan Agricultural Cooperatives 釧 路 太 田 農 業 協 同 組 合
ごあいさつ Ⅰ.JA 釧 路 太 田 の 概 要 1. 経 営 理 念 経 営 方 針 1 2. 主 要 な 業 務 の 内 容 2~4 3. 経 営 の 組 織 5~7 4. 社 会 的 責 任 と 地 域 貢 献 活 動 8~9 5.リスク 管 理 の 状 況 10~12 6. 自 己 資 本 の 状 況 13 Ⅱ. 業 績 等 1. 直 近 の 事 業 年 度 における 事 業 の 概 況 14~16 2. 最 近 5 年 間 の 主 要 な 経 営 指 標 17 3. 決 算 関 書 類 (2 期 分 ) 18~35 Ⅲ. 信 用 事 業 1. 信 用 事 業 の 考 え 方 36 2. 信 用 事 業 の 状 況 37~38 3. 貯 金 に 関 する 指 標 39 4. 貸 出 金 等 に 関 する 指 標 40~43 5.リスク 管 理 債 権 残 高 44 6. 金 融 再 生 法 に 基 づく 開 示 債 権 残 高 45 7. 有 価 証 券 に 関 する 指 標 46 8. 有 価 証 券 等 の 時 価 情 報 47 9. 貸 倒 引 当 金 の 期 末 残 高 及 び 期 中 の 増 減 額 48 10. 貸 出 金 償 却 の 額 48 Ⅳ.その 他 の 事 業 1. 営 農 指 導 事 業 49 2. 共 済 事 業 49~50 3. 販 売 事 業 50 4. 生 産 施 設 事 業 51 5. 農 作 業 受 委 託 事 業 51 5. 購 買 事 業 51 Ⅴ. 自 己 資 本 の 充 実 の 状 況 1. 自 己 資 本 の 構 成 に 関 する 事 項 52~54 2. 自 己 資 本 の 充 実 度 に 関 する 事 項 55 3. 信 用 リスクに 関 する 事 項 56~59 4. 信 用 リスク 削 減 手 法 に 関 する 事 項 60~61 5. 派 生 商 品 取 引 及 び 長 期 決 済 期 間 取 引 の 取 引 相 手 のリスクに 関 する 事 項 62 6. 証 券 化 エクスポージャーに 関 する 事 項 62 7. 出 資 その 他 これに 類 するエクスポージャーに 関 する 事 項 63~64 8. 金 利 リスクに 関 する 事 項 65 Ⅵ. 役 員 等 の 報 酬 体 系 1. 役 員 66 2. 職 員 等 66 3.その 他 66 Ⅶ. 財 務 諸 表 の 正 確 性 等 にかかる 確 認 67 Ⅷ. 沿 革 歩 み 68
Ⅰ.JA 釧 路 太 田 の 概 要 1. 経 営 理 念 経 営 方 針 経 営 理 念 わたしたちJA 釧 路 太 田 の 組 合 員 役 職 員 は 協 同 組 合 運 動 の 基 本 的 な 定 義 価 値 原 則 ( 自 主 自 立 参 加 民 主 的 運 営 公 正 連 帯 等 )に 基 づき 行 動 します そして 地 球 的 視 野 に 立 っ て 環 境 変 化 を 見 通 し 組 織 事 業 経 営 の 革 新 を 図 ります さらに 地 域 全 国 世 界 の 協 同 組 合 の 仲 間 と 連 携 し より 民 主 的 で 公 正 な 社 会 の 実 現 に 努 めます このため わたしたちは 次 のことを 通 じ 農 業 と 地 域 社 会 に 根 ざした 組 織 としての 社 会 的 役 割 を 誠 実 に 果 たします 1. 地 域 の 農 業 を 振 興 し わが 国 の 食 と 緑 と 水 を 守 ります 2. 環 境 文 化 福 祉 への 貢 献 を 通 じて 安 心 して 暮 らせる 豊 かな 地 域 社 会 を 築 きます 3. JAへの 積 極 的 な 参 加 と 連 帯 によって 協 同 の 成 果 を 実 現 します 4. 自 主 自 立 と 民 主 的 運 営 の 基 本 に 立 ち JAを 健 全 に 経 営 し 信 頼 を 高 めます 5. 協 同 の 理 念 を 学 び 実 践 を 通 じて 共 に 生 きがいを 追 求 します 基 本 理 念 JA 釧 路 太 田 は 人 と 自 然 を 大 切 にし 社 会 の 発 展 と 豊 かな 暮 らしの 実 現 に 貢 献 してまいりま す JA 釧 路 太 田 は 人 を 大 切 にします JA 釧 路 太 田 は 自 然 を 大 切 にします JA 釧 路 太 田 は 社 会 の 発 展 に 貢 献 します JA 釧 路 太 田 は 豊 かな 暮 らしの 実 現 に 貢 献 します 基 本 姿 勢 みなさまから 信 頼 されるJA 地 域 から 必 要 とされるJA 社 会 に 誇 れるJAをめざします 経 営 方 針 農 業 振 興 と 地 域 社 会 への 貢 献 農 業 をめぐる 環 境 は 農 業 従 事 者 の 高 齢 化 等 極 めて 厳 しい 状 況 になっています JAには 地 域 農 業 の 特 性 を 活 かした 基 本 目 標 を 設 定 し これらの 実 践 を 通 じて 農 家 所 得 の 向 上 地 域 の 活 性 化 等 が 求 められます 当 JAは 夢 と 活 力 ある 農 業 地 域 社 会 の 実 現 のため 地 域 特 性 を 活 かした 農 業 振 興 と 心 のゆたかさを 実 感 できる 生 活 環 境 の 提 供 に 努 めます 組 合 員 と 消 費 者 の 満 足 度 向 上 JAは 日 常 生 活 のあらゆる 場 面 に 密 着 した 事 業 を 営 んでいます 各 種 商 品 やサービスが 多 様 化 高 度 化 するなかで 利 用 者 のニーズは 安 全 安 心 でかつ 健 康 志 向 になってきており また ゆとりを 重 視 する 傾 向 が 見 られます 当 JAは JAが 提 供 するサービスの 質 を 高 め 組 合 員 と 消 費 者 のニーズに 応 えた 真 心 のこもった 商 品 サービスの 提 供 に 努 めます 信 頼 と 期 待 に 応 える 経 営 信 用 共 済 事 業 依 存 型 の 収 支 構 造 からの 脱 却 と より 効 率 的 効 果 的 な 事 業 運 営 を 徹 底 し 合 併 メリットを 具 体 的 に 感 じることができる 事 業 運 営 の 確 立 が 必 要 です 当 JAは 強 靱 な 経 営 体 質 と 透 明 感 のある 組 織 運 営 を 構 築 するため 財 務 体 質 の 健 全 性 向 上 に 努 め リスク 管 理 態 勢 の 確 立 とコンプライアンスを 重 視 した 職 場 づくりに 取 り 組 みます 1
2. 主 要 な 業 務 の 内 容 事 業 のご 案 内 信 用 事 業 信 用 事 業 は 貯 金 貸 出 為 替 などいわゆる 銀 行 業 務 といわれる 内 容 の 業 務 を 行 っています この 信 用 事 業 は JA 信 連 農 林 中 金 という3 段 階 の 組 織 が 有 機 的 に 結 びつき JAバンク として 大 きな 力 を 発 揮 しています 貯 金 業 務 組 合 員 の 方 はもちろん 地 域 住 民 の 皆 さまや 事 業 主 の 皆 さまからの 貯 金 をお 預 かりしています 普 通 貯 金 当 座 貯 金 定 期 貯 金 定 期 積 金 総 合 口 座 などの 各 種 貯 金 を 目 的 期 間 金 額 にあわせてご 利 用 い ただいています また 公 共 料 金 都 道 府 県 税 市 町 村 税 各 種 料 金 のお 支 払 い 年 金 のお 受 け 取 り 給 与 振 込 等 もご 利 用 いただけます 種 類 期 間 預 け 入 れ 金 額 特 徴 貸 出 業 務 貯 金 商 品 一 覧 表 給 与 や 年 金 の 自 動 受 取 公 共 料 金 やクレジット 代 金 の 自 動 普 通 貯 金 出 し 入 れ 自 由 1 円 以 上 支 払 キャッシュカード 等 のサービスがご 利 用 頂 けます 普 通 貯 金 の 機 能 に 加 えて 定 期 貯 金 をセットできるのが 特 徴 総 合 口 座 出 し 入 れ 自 由 1 円 以 上 で 定 期 貯 金 の 残 高 の90% 以 内 ( 最 高 300 万 円 )で 自 動 融 資 を 受 けられます 自 動 受 取 自 動 支 払 いの 機 能 はありませんが 残 高 が 増 える 貯 蓄 貯 金 出 し 入 れ 自 由 1 円 以 上 ほど 金 利 が 段 階 的 にアップ 致 します 定 スーパー 定 期 貯 金 1ヶ 月 以 上 預 入 時 の 利 率 が 満 期 日 まで 変 わらない 確 定 利 回 りで 預 入 期 1 円 以 上 5 年 以 内 間 3 年 以 上 ならさらにお 得 です 期 期 日 指 定 定 期 貯 金 最 長 3 年 1 年 複 利 で 高 利 回 り 据 置 期 間 経 過 後 はご 指 定 の 日 にお 引 き 1 円 以 上 ( 据 置 期 間 1 年 ) 出 しになれます 又 元 金 の 一 部 お 引 き 出 しもできます 貯 大 口 定 期 貯 金 1ヶ 月 以 上 5 年 以 内 1 千 万 円 以 上 大 口 資 金 の 高 利 回 り 運 用 に 最 適 です 金 変 動 金 利 定 期 貯 金 1 年 以 上 市 場 金 利 の 動 向 に 合 わせて 金 利 が 変 動 する 定 期 貯 金 で 金 利 1 円 以 上 3 年 以 内 変 化 に 素 早 く 対 応 することができます 定 期 積 金 6ヶ 月 以 上 目 標 額 にあわせて 毎 月 預 け 入 れ 指 定 日 に 積 み 立 てる 貯 金 1 千 円 以 上 5 年 以 内 です 農 業 専 門 金 融 機 関 として 農 業 の 振 興 を 図 るための 農 業 関 連 資 金 はもとより 組 合 員 の 皆 さまの 生 活 を 豊 かにするための 生 活 改 善 資 金 等 を 融 資 しています また 地 域 金 融 機 関 の 役 割 として 地 域 住 民 の 皆 さまの 暮 らしに 必 要 な 資 金 や 地 方 公 共 団 体 農 業 関 連 産 業 地 元 企 業 等 農 業 以 外 の 事 業 へも 必 要 な 資 金 を 貸 し 出 し 農 業 の 振 興 はもとより 地 域 社 会 の 発 展 のために 貢 献 しています さらに 株 式 会 社 日 本 政 策 金 融 公 庫 をはじめとする 政 府 系 金 融 機 関 等 の 代 理 貸 付 個 人 向 けローンも 取 り 扱 っています 種 類 貸 出 商 品 一 覧 表 資 金 用 途 ご 融 資 金 額 ご 融 資 期 間 結 婚 費 用 旅 行 費 用 耐 久 消 費 財 の 購 入 費 等 生 活 資 金 300 万 円 まで 5 年 以 内 クローバローン 全 般 ただし 資 金 使 途 が 確 認 できるものに 限 ります 教 育 ローン ご 子 弟 の 入 学 金 授 業 料 など 学 費 の 支 払 い, 下 宿 代 等 300 万 円 まで 5 年 以 内 マイカーローン 乗 用 車 オートバイの 購 入 資 金 500 万 円 まで 7 年 以 内 カードローン 使 途 自 由 極 度 額 の 範 囲 で 何 度 でもご 利 用 できます 最 高 300 万 円 まで 1 年 ( 自 動 更 新 ) 制 度 資 金 農 林 漁 業 資 金 等 各 種 制 度 資 金 をお 取 り 扱 いしております 為 替 業 務 全 国 のJA 信 連 農 林 中 金 の 店 舗 を 始 め 全 国 の 銀 行 や 信 用 金 庫 などの 各 店 舗 と 為 替 網 で 結 び 当 JA の 窓 口 を 通 して 全 国 のどこの 金 融 機 関 へでも 振 込 送 金 や 手 形 小 切 手 等 の 取 立 が 安 全 確 実 迅 速 に できます 2
サービス その 他 当 JAでは コンピュータ オンラインシステムを 利 用 して 各 種 自 動 受 取 各 種 自 動 支 払 や 事 業 主 のみな さまのための 給 与 振 込 サービス 自 動 集 金 サービスなど 取 り 扱 っています また 国 債 ( 利 付 割 引 国 庫 債 券 )の 窓 口 販 売 の 取 り 扱 い 国 債 の 保 護 預 かり 貸 金 庫 のご 利 用 全 国 の JAでの 貯 金 の 出 し 入 れや 銀 行 信 用 金 庫 などでも 現 金 引 き 出 しのできるキャッシュサービスなど いろい ろなサービスに 努 めています 手 数 料 一 覧 内 国 為 替 手 数 料 貯 金 業 務 に 関 する 手 数 料 自 動 化 機 器 利 用 手 数 料 ATM 利 用 手 数 料 貸 出 金 に 関 する 手 数 料 その 他 の 業 務 手 数 料 ( 債 券 口 座 管 理 保 護 預 かり 貸 金 庫 夜 間 金 庫 窓 口 両 替 ネットバンク アンサーサービスなど) 共 済 事 業 JA 共 済 は JAが 行 う 地 域 密 着 型 の 総 合 事 業 の 一 環 として 組 合 員 利 用 者 の 皆 様 の 生 命 傷 害 家 屋 財 産 を 相 互 扶 助 によりトータルに 保 障 しています 事 業 実 施 当 初 から 生 命 保 障 と 損 害 保 障 の 両 方 を 実 施 しており 個 人 の 日 常 生 活 のうえで 必 要 とされるさまざまな 保 障 ニーズにお 応 えできます JA 共 済 では 生 命 建 物 自 動 車 などの 各 種 共 済 による 生 活 総 合 保 障 を 展 開 しています 長 期 共 済 の 種 類 ( 共 済 期 間 が5 年 以 上 の 契 約 ) 万 一 の 時 は 勿 論 病 気 や 怪 我 への 備 えも 確 かな 生 活 保 障 プランです 多 彩 な 特 約 で 保 障 内 終 身 共 済 容 を 事 由 に 設 計 出 来 ます (*) 基 本 タイプ 長 寿 祝 金 タイプ 中 途 給 付 タイプ 養 老 生 命 万 一 の 時 の 保 障 と 将 来 の 資 金 作 りを 両 立 させたプランです 病 気 やケガも 幅 広 く 保 障 します 共 済 (*) 基 本 タイプ 中 途 給 付 タイプ 定 期 生 命 万 一 の 時 や 病 気 ケガなどを 手 軽 な 掛 金 で 保 障 するプランです がん 入 院 を 手 厚 く 保 障 する 共 済 プラン もしもし などもあり ご 希 望 にあったプランをお 選 び 頂 けます (*) がんと 闘 うための 安 心 を 一 生 涯 にわたって 手 厚 く 保 障 します 全 てのガンのほか 脳 腫 瘍 も 対 象 とし がん 共 済 ています がん 共 済 に 定 期 生 命 共 済 ( 全 入 院 特 約 付 )をプラスした 保 障 プラン 大 丈 夫 もあります (*) 病 気 やケガによる 入 院 手 術 を 一 生 涯 にわたって 手 厚 く 保 障 します 日 帰 り 入 院 から 長 期 の 入 医 療 共 済 院 まで 幅 広 く 保 障 します また 万 一 の 時 も 所 定 の 給 付 が 受 けられます (*) 定 期 医 療 入 院 手 術 といった 医 療 にかかる 保 障 を 手 軽 な 掛 金 で 保 障 するプランです 日 帰 り 入 院 もしっ 共 済 かり 保 障 します また 万 一 の 時 も 所 定 の 給 付 が 受 けられます (*) こども 共 お 子 様 の 入 学 資 金 や 結 婚 独 立 資 金 の 準 備 に 最 適 なプランです 共 済 契 約 者 ( 親 )が 万 一 の 時 は 満 期 済 まで 毎 年 養 育 年 金 をお 受 け 取 りになれるプランもあります (*) 入 学 祝 金 タイプ 大 学 進 学 タイプ 予 定 利 率 老 後 の 生 活 資 金 準 備 のためのプランです 掛 金 立 てで 医 師 の 診 査 なしの 簡 単 な 手 続 でご 加 入 出 来 ます 年 金 共 済 また 最 低 保 障 予 定 利 率 が 設 定 されているので 安 心 です(*) 終 身 年 金 タイプ 定 期 年 金 タイプ 積 立 型 終 終 身 共 済 よりも 手 軽 な 掛 金 の 生 涯 設 計 プランです 健 康 上 の 不 安 で 共 済 保 険 に 加 入 出 来 な 身 共 済 かった 方 も 一 定 の 範 囲 で 医 師 の 診 査 なしの 簡 単 な 手 続 でご 加 入 出 来 ます (*) 満 期 専 用 養 老 生 命 共 済 の 満 期 を 迎 える 共 済 契 約 者 向 けの 終 身 共 済 プランです 万 一 の 時 の 生 涯 補 償 保 障 付 終 と 必 要 最 小 限 の 入 院 手 術 保 障 がセットされています (*) 建 物 更 生 火 災 は 勿 論 地 震 や 台 風 などの 自 然 災 害 も 幅 広 く 保 障 します また 満 期 共 済 金 は 建 物 の 新 築 増 改 築 や 家 財 の 買 い 換 え 資 金 としてご 共 済 活 用 頂 けます (*) 建 更 10 型 建 更 10 型 My 家 財 建 更 10 型 営 業 用 什 器 備 品 建 更 1 型 2 型 5 型 もあります (*)は 所 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 共 済 掛 金 が 所 得 税 住 民 税 の 所 得 控 除 の 対 象 となる 共 済 です 短 期 共 済 の 種 類 ( 共 済 期 間 が5 年 未 満 の 契 約 ) 自 動 車 対 人 対 物 賠 償 をはじめ 人 身 傷 害 搭 乗 者 傷 害 車 両 損 害 など 万 一 の 自 動 車 事 故 を 幅 広 く 共 済 保 障 自 賠 責 人 身 事 故 の 被 害 者 保 護 のため 法 律 で 全 ての 自 動 車 に 加 入 が 義 務 づけられている 共 済 傷 害 共 日 常 の 様 々なアクシデント( 万 一 の 時 や 負 傷 )を 保 障 (*) 定 額 定 期 生 命 共 済 入 院 や 通 院 から 万 一 の 時 まで 幅 広 く 保 障 (*) 火 災 共 住 まいの 火 災 損 害 を 保 障 (*) 賠 償 責 日 常 生 活 中 に 生 じた 損 害 賠 償 義 務 を 保 障 ボランティア 活 動 共 済 ボランティア 活 動 中 の 傷 害 賠 償 事 故 を 補 償 (*)は 所 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 共 済 掛 金 が 所 得 税 住 民 税 の 所 得 控 除 の 対 象 となる 共 済 です 営 農 指 導 事 業 営 農 指 導 事 業 は JA 事 業 の 原 点 とも 言 える 最 も 重 要 な 事 業 です その 内 容 は 営 農 及 び 技 術 改 善 指 導 生 活 改 善 事 業 教 育 情 報 活 動 組 織 農 政 活 動 の 大 きく4つ の 柱 からなり この 活 動 費 用 の 一 部 は 正 組 合 員 からの 賦 課 金 でまかなわれるほかは 全 てJAの 収 益 に よってまかなわれます 営 農 指 導 事 業 活 動 は 直 接 的 にはJAに 経 済 的 利 益 をもたらしませんが 他 の 主 要 事 業 と 結 合 して 強 化 推 進 の 役 割 を 担 うと 共 に 組 合 員 の 協 同 活 動 の 促 進 に 極 めて 重 要 な 役 割 を 果 たしています 営 農 指 導 事 業 関 連 対 策 の 実 践 事 項 3
1. 農 家 経 営 支 援 対 策 プロジェクトの 推 進 ( 地 域 農 業 振 興 計 画 の 推 進 釧 路 太 田 クラスター 計 画 の 推 進 ) 2. 道 営 草 地 整 備 改 良 事 業 ( 担 い 手 中 核 型 )の 推 進 3. 草 地 生 産 性 向 上 対 策 事 業 ( 高 位 生 産 性 草 地 への 転 換 )の 推 進 4. 防 衛 施 設 周 辺 農 業 用 施 設 設 置 助 成 事 業 の 推 進 5. 日 本 型 直 接 支 払 制 度 事 業 の 実 施 ( 中 山 間 地 等 直 接 支 払 制 度 事 業 の 実 施 多 面 的 機 能 支 払 制 度 事 業 の 実 施 ) 6. 酪 農 経 営 安 定 対 策 ( 飼 料 生 産 型 酪 農 経 営 支 援 事 業 )の 推 進 7. 自 給 飼 料 基 盤 関 連 対 策 事 業 の 推 進 ( 草 地 植 生 改 善 プロジェクト:Gプロ) ( 植 生 改 善 に 向 けた 土 壌 環 境 矯 正 (ph)のための 石 灰 質 資 材 施 肥 の 推 進 優 良 草 種 圃 場 の 整 備 によ る 粗 飼 料 品 質 の 向 上 並 びに 飼 養 管 理 技 術 の 改 善 ) 8. 畜 産 酪 農 生 産 力 強 化 緊 急 対 策 事 業 の 推 進 9. 農 作 業 受 委 託 (コントラ) 哺 育 育 成 事 業 など 酪 農 支 援 システムの 定 着 推 進 10. 酪 農 畜 産 関 連 資 金 (スーパーL 資 金 農 業 近 代 化 資 金 等 ) 融 通 事 業 の 推 進 11. 農 作 業 受 委 託 (コントラ) 哺 育 育 成 事 業 など 酪 農 支 援 システムの 定 着 推 進 12. 担 い 手 育 成 新 規 就 農 者 対 策 の 推 進 と 実 習 生 等 の 受 入 体 制 拡 充 整 備 13. 酪 農 ヘルパー 利 用 組 合 乳 牛 検 定 組 合 における 利 用 率 向 上 と 普 及 活 動 の 推 進 14. 畜 産 環 境 整 備 事 業 の 実 施 ( 飼 養 管 理 改 善 堆 肥 化 処 理 促 進 対 策 家 畜 ふん 尿 適 正 処 理 河 川 等 水 質 保 全 対 策 ) 15. 生 乳 生 産 環 境 整 備 の 実 施 ( 処 理 室 等 の 環 境 整 備 生 産 履 歴 記 帳 の 推 進 ) 16. 生 乳 生 産 基 盤 安 定 対 策 事 業 の 実 施 ( 雌 雄 判 別 精 液 雌 雄 判 別 体 外 受 精 卵 の 活 用 による 後 継 牛 確 保 対 策 乳 牛 ( 初 妊 牛 / 経 産 牛 ) 導 入 助 成 による 搾 乳 牛 確 保 対 策 ) 17. 乳 用 牛 等 の 家 畜 疾 病 予 防 対 策 の 実 施 ( 厚 岸 町 自 衛 防 疫 組 合 との 連 携 強 化 ) 18. 肥 料 飼 料 分 析 による 設 計 提 案 と 各 種 データ 活 用 による 飼 養 管 理 技 術 の 改 善 指 導 19. 良 質 乳 出 荷 に 向 けた 乳 質 改 善 事 業 の 推 進 ( 搾 乳 機 器 点 検 汚 染 乳 事 故 防 止 対 策 良 質 乳 出 荷 奨 励 表 彰 の 実 施 ) 20. 再 生 可 能 エネルギー 促 進 へ 向 けた 事 業 研 究 の 促 進 21. 有 害 鳥 獣 駆 除 対 策 に 向 けた 事 業 実 施 と 被 害 防 止 対 策 の 検 討 強 化 22. 組 合 員 青 年 部 女 性 部 並 びに 関 連 組 織 との 連 携 強 化 支 援 体 制 の 確 立 23. 価 格 転 嫁 対 応 等 に 向 けた 牛 乳 乳 製 品 需 要 拡 大 事 業 の 実 践 24. 酪 農 教 育 に 向 けた 消 費 者 等 との 交 流 事 業 の 普 及 と 食 育 活 動 の 推 進 25. 先 進 地 視 察 酪 農 講 習 会 等 の 開 催 による 営 農 技 術 専 門 員 の 養 成 と 技 術 指 導 の 実 践 26. 成 人 病 検 診 の 受 診 による 組 合 員 健 康 管 理 の 推 進 と 農 業 者 年 金 並 びに 労 働 保 険 の 加 入 促 進 経 済 事 業 農 業 関 連 事 業 販 売 事 業 組 合 員 の 生 産 した 農 畜 産 物 の 集 出 荷 選 別 販 売 などを 担 い 組 合 員 がより 高 い 農 業 所 得 を 確 保 する ことを 目 的 として JAが 組 合 員 に 代 わり 一 元 集 荷 を 行 い 共 同 で 多 元 販 売 を 行 う 事 業 です 営 農 指 導 部 門 と 連 携 して 計 画 生 産 計 画 出 荷 の 体 制 を 確 立 し 固 定 需 要 の 維 持 確 保 に 努 めると 共 に 市 場 の 開 拓 拡 大 にも 努 めて 安 定 した 農 業 経 営 の 維 持 に 貢 献 しています また 消 費 地 の 需 要 や 要 望 を 生 産 者 に 伝 達 して 需 要 に 応 じた 精 算 を 誘 導 するほか 生 産 履 歴 の 記 帳 な どにより 安 全 でかつ 安 心 な 農 畜 産 物 を 供 給 して 消 費 地 の 信 頼 性 確 保 に 努 めております 購 買 事 業 購 買 事 業 は 肥 料 や 農 薬 などの 生 産 資 材 の 供 給 農 業 機 械 や 車 両 の 供 給 と 修 理 灯 油 や 軽 油 などの 燃 料 油 脂 の 供 給 Aコープとして 親 しまれる 生 活 物 資 の 供 給 が 主 なる 事 業 です 購 買 事 業 の 原 点 は 単 に 物 を 売 る ことではなく 組 合 員 の 必 要 な 物 資 を 共 同 で 購 入 して 安 定 的 に 供 給 することにあり コスト 低 減 や 仕 入 条 件 の 優 位 性 確 保 の 面 から 予 約 購 買 とりまとめ 購 買 などを 積 極 的 に 実 施 しており これはJA 購 買 事 業 の 特 色 でもあります 生 産 施 設 事 業 組 合 員 の 補 完 事 業 として 安 定 的 な 酪 農 経 営 の 確 立 のため 次 の 支 援 事 業 を 行 っています 1. 乳 牛 放 牧 管 理 事 業 2. 草 地 管 理 事 業 3. 生 乳 検 査 業 務 4. 農 作 業 受 委 託 事 業 5. 哺 育 育 成 事 業 4
3. 経 営 の 組 織 1 組 織 機 構 図 ( 平 成 26 年 2 月 28 日 現 在 ) 総 会 監 事 会 金 融 課 融 資 審 査 課 管 理 課 購 買 課 理 事 会 代 表 理 事 組 合 長 副 組 合 長 理 事 内 部 監 査 室 参 事 企 画 会 議 営 農 畜 産 課 管 理 金 融 共 済 融 資 審 査 生 産 資 材 生 活 物 資 燃 料 組 合 員 相 談 室 畜 産 農 作 業 受 委 託 生 乳 運 輸 哺 育 育 成 生 産 振 興 5
2 組 合 員 数 25 年 度 末 26 年 度 末 増 減 正 組 合 員 数 157 155-2 個 法 人 人 154 3 152 3-2 准 組 合 員 数 143 142-1 個 人 139 138-1 法 人 4 4 合 計 300 297-3 3 組 合 員 組 織 の 状 況 ( 平 成 27 年 2 月 現 在 ) 組 織 名 代 表 者 名 構 成 員 数 青 年 部 小 山 裕 市 27 人 女 性 部 菅 原 京 子 84 人 厚 岸 町 酪 農 ヘルパー 利 用 組 合 岡 田 栄 治 87 人 厚 岸 町 乳 牛 検 定 組 合 江 幡 満 47 人 釧 路 太 田 酪 農 振 興 会 村 田 吉 盛 87 人 4 地 区 一 覧 厚 岸 郡 厚 岸 町 一 円 釧 路 郡 釧 路 町 5 理 事 及 び 監 事 の 氏 名 及 び 役 職 名 役 員 一 覧 ( 平 成 27 年 2 月 現 在 ) 役 員 氏 名 役 員 氏 名 代 表 理 事 組 合 長 河 村 信 幸 理 事 佐 藤 嘉 一 副 組 合 長 理 事 福 井 好 三 理 事 須 田 豊 理 事 木 原 晃 理 事 徳 田 善 一 代 表 監 事 水 谷 善 則 理 事 佐 々 木 薫 監 事 西 野 義 幸 理 事 荒 岡 正 監 事 三 原 和 徳 理 事 宮 本 一 男 6
6 事 務 所 の 名 称 及 び 所 在 地 店 舗 一 覧 ( 平 成 27 年 2 月 現 在 ) 店 舗 名 住 所 電 話 番 号 CD/ATM 設 置 台 数 本 所 厚 岸 郡 厚 岸 町 太 田 5の 通 り19 番 地 1 0153-52-7151 1 ( 店 舗 外 CD ATM 設 置 台 数 0 台 ) 7 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 及 び 共 済 代 理 店 の 状 況 区 分 氏 名 又 は 名 称 ( 商 号 ) 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 ( 平 成 27 年 2 月 現 在 ) 代 理 業 を 営 む 営 業 所 又 は 事 業 所 の 所 在 地 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 共 済 代 理 店 厚 岸 自 動 車 工 業 厚 岸 町 宮 園 町 3 丁 目 61 番 地 8 子 会 社 等 の 概 要 法 人 名 所 在 地 主 要 事 業 内 容 設 立 年 月 日 資 本 ( 出 資 ) 金 ( 千 円 ) 出 資 比 率 (%) 注 1) 子 会 社 等 とは 子 会 社 ( 農 協 法 第 11 条 の2 第 2 項 に 規 定 する 子 会 社 をいう ) 子 法 人 等 ( 施 行 規 則 第 203 第 1 号 に 規 定 する 子 法 人 等 であるもの( 農 協 法 第 11 条 の2 第 2 項 に 規 定 する 子 会 社 を 除 く)をいう ) 関 連 法 人 等 ( 施 行 規 則 第 203 条 第 2 号 に 規 定 する 関 連 法 人 であるものをいう )に 該 当 するものです 1 子 会 社 50% 超 の 議 決 権 を 有 する 会 社 ( 組 合 と 子 会 社 とで 合 算 して50% 以 上 の 議 決 権 を 有 する 会 社 を 含 む) 2 子 法 人 等 40% 以 上 50% 以 下 の 議 決 権 を 有 しており 組 合 の 役 員 もしくは 使 用 人 が 取 締 役 会 の 過 半 数 を 占 めている 会 社 など 3 関 連 法 人 等 20% 以 上 50% 以 下 の 議 決 権 の 議 決 権 を 有 しており2を 除 く 会 社 及 び15% 以 上 20% 未 満 の 議 決 権 を 有 しており 組 合 の 役 員 もしく は 使 用 人 が 取 締 役 に 就 任 している 会 社 など 7
4. 社 会 的 責 任 と 地 域 貢 献 活 動 開 示 項 目 例 全 般 に 関 する 事 項 協 同 組 織 の 特 性 開 示 内 容 当 JAは 厚 岸 郡 厚 岸 町 と 釧 路 郡 釧 路 町 を 事 業 区 域 として 農 業 者 を 中 心 とした 地 域 住 民 の 方 々が 組 合 員 となって 相 互 扶 助 (お 互 いに 助 け 合 い お 互 いに 発 展 していくこと)を 共 通 の 理 念 と して 運 営 される 協 同 組 織 であり 地 域 農 業 の 活 性 化 に 資 する 地 域 金 融 機 関 です 当 組 合 の 資 金 は その 大 半 が 組 合 員 の 皆 さまなどからお 預 かり した 大 切 な 財 産 である 貯 金 を 源 泉 としております 当 組 合 では 資 金 を 必 要 とする 組 合 員 の 皆 さま 方 や 地 方 公 共 団 体 などにもご 利 用 いただいております 当 組 合 は 地 域 の 一 員 として 農 業 の 発 展 と 健 康 で 豊 かな 地 域 社 会 の 実 現 に 向 けて 事 業 活 動 を 展 開 しています また JAの 総 合 事 業 をつうじて 各 種 金 融 機 能 サービス 等 を 提 供 するだけでなく 地 域 の 協 同 組 合 として 農 業 や 助 けあいを 通 じた 社 会 貢 献 に 努 めています 組 合 員 数 出 資 金 1. 地 域 からの 資 金 調 達 の 状 況 貯 金 積 金 残 高 297 名 ( 正 組 合 員 155 名 准 組 合 員 142 名 ) 746,050 千 円 6,347,613 千 円 貯 金 商 品 懸 賞 品 付 定 期 貯 金 ( 定 期 積 金 ) 年 金 受 給 者 優 遇 定 期 貯 金 決 済 用 貯 金 ( 無 利 子 ) 開 示 項 目 例 2. 地 域 への 資 金 供 給 の 状 況 開 示 内 容 貸 出 金 残 高 組 合 員 等 地 方 公 共 団 体 その 他 ( 単 位 ; 千 円 ) 2,606,158 39,755 132,969 制 度 融 資 取 扱 状 況 農 業 近 代 化 資 金 農 業 経 営 負 担 軽 減 支 援 資 金 畜 産 特 別 資 金 融 資 商 品 農 業 設 備 資 金 農 業 運 転 資 金 生 活 改 善 資 金 住 宅 資 金 8
開 示 項 目 例 3. 文 化 的 社 会 的 貢 献 に 関 する 事 項 開 示 内 容 敬 老 年 金 の 支 給 当 組 合 では 長 年 地 域 のために 尽 くされている 諸 先 輩 のご 苦 労 に 報 いるため 老 齢 の 組 合 員 の 方 を 対 象 に 敬 老 年 金 を 支 給 して おります 厚 岸 町 民 の 森 造 成 植 樹 祭 への 参 加 厚 岸 湖 湾 に 注 ぐ 別 寒 辺 牛 川 流 域 の 町 有 林 に 厚 岸 湖 を 含 めた 流 域 の 自 然 環 境 保 全 や 水 辺 林 による 漁 業 資 源 増 殖 のため の 森 林 整 備 を 目 的 に また 地 域 社 会 に 貢 献 できるよう 厚 岸 町 民 の 森 造 成 植 樹 祭 に 積 極 的 に 参 加 しております 文 化 的 社 会 的 貢 献 に 関 する 事 項 巡 回 ドックの 実 施 地 域 住 民 皆 様 の 健 康 管 理 活 動 の 一 環 として 厚 岸 町 と 一 体 となり 帯 広 厚 生 病 院 による 巡 回 ドックを 実 施 しております 厚 岸 町 民 の 方 なら 誰 でも 受 診 ができるため 毎 年 たくさんの 方 が 受 診 し 健 康 管 理 にお 役 立 て 頂 いております 情 報 提 供 活 動 ホームページやFAX 等 を 通 じた 組 合 員 等 利 用 者 への 情 報 提 供 店 舗 体 制 組 合 員 だより 等 のJA 広 報 誌 の 発 行 開 示 項 目 例 4. 地 域 貢 献 に 関 する 事 項 ( 地 域 との 繋 がり) 開 示 内 容 地 域 貢 献 に 関 する 事 項 地 域 密 着 型 金 融 への 取 り 組 み 農 業 者 等 の 経 営 支 援 に 関 する 取 組 みおよび 態 勢 整 備 ライフサイクルに 応 じた 担 い 手 支 援 経 営 の 将 来 性 を 見 極 める 融 資 手 法 を 始 め 担 い 手 に 適 した 資 金 供 給 手 法 の 取 り 組 み 9
5.リスク 管 理 の 状 況 リスク 管 理 体 制 リスク 管 理 基 本 方 針 組 合 員 利 用 者 の 皆 さまに 安 心 してJAをご 利 用 いただくためには より 健 全 性 の 高 い 経 営 を 確 保 し 信 頼 性 を 高 めていくことが 重 要 です このため 有 効 な 内 部 管 理 態 勢 を 構 築 し 直 面 する 様 々なリスクに 適 切 に 対 応 すべく リスク 管 理 基 本 方 針 を 策 定 し 認 識 すべきリスクの 種 類 や 管 理 体 制 と 仕 組 みなど リスク 管 理 の 基 本 的 な 体 系 を 整 備 しています また この 基 本 方 針 に 基 づき 収 益 とリスクの 適 切 な 管 理 適 切 な 資 産 自 己 査 定 の 実 施 などを 通 じて リスク 管 理 体 制 の 充 実 強 化 に 努 めています 1 信 用 リスク 管 理 信 用 リスクとは 信 用 供 与 先 の 財 務 状 況 の 悪 化 等 により 資 産 (オフ バランスを 含 む )の 価 値 が 減 少 ないし 消 失 し 金 融 機 関 が 損 失 を 被 るリスクのことです 当 JAは 個 別 の 重 要 案 件 又 は 大 口 案 件 については 理 事 会 において 対 応 方 針 を 決 定 しています また 通 常 の 貸 出 取 引 については 本 店 に 融 資 審 査 部 を 設 置 し 各 支 店 と 連 携 を 図 りながら 与 信 審 査 を 行 っています 審 査 にあたっては 取 引 先 のキャッシュ フローなどにより 償 還 能 力 の 評 価 を 行 うとともに 担 保 評 価 基 準 など 厳 格 な 審 査 基 準 を 設 けて 与 信 判 定 を 行 っています 貸 出 取 引 において 資 産 の 健 全 性 の 維 持 向 上 を 図 るため 資 産 の 自 己 査 定 を 厳 正 に 行 っていま す 不 良 債 権 については 管 理 回 収 方 針 を 作 成 実 践 し 資 産 の 健 全 化 に 取 り 組 んでいます また 資 産 自 己 査 定 の 結 果 貸 倒 引 当 金 については 資 産 の 償 却 引 当 基 準 に 基 づき 必 要 額 を 計 上 し 資 産 及 び 財 務 の 健 全 化 に 努 めています 2 市 場 リスク 管 理 市 場 リスクとは 金 利 為 替 株 式 等 の 様 々な 市 場 のリスク ファクターの 変 動 により 資 産 負 債 (オ フ バランスを 含 む )の 価 値 が 変 動 し 損 失 を 被 るリスク 資 産 負 債 から 生 み 出 される 収 益 が 変 動 し 損 失 を 被 るリスクのことです 主 に 金 利 リスク 価 格 変 動 リスクなどをいいます 金 利 リスクとは 金 利 変 動 に 伴 い 損 失 を 被 るリスクで 資 産 と 負 債 の 金 利 又 は 期 間 のミスマッチが 存 在 している 中 で 金 利 が 変 動 することにより 利 益 が 低 下 ないし 損 失 を 被 るリスクをいいます また 価 格 変 動 リスクとは 有 価 証 券 等 の 価 格 の 変 動 に 伴 って 資 産 価 格 が 減 少 するリスクのことで す 当 JAでは 金 利 リスク 価 格 変 動 リスクなどの 市 場 性 リスクを 的 確 にコントロールすることにより 収 益 化 及 び 財 務 の 安 定 化 を 図 っています このため 財 務 の 健 全 性 維 持 と 収 益 力 強 化 とのバランスを 重 視 したALMを 基 本 に 資 産 負 債 の 金 利 感 応 度 分 析 などを 実 施 し 金 融 情 勢 の 変 化 に 機 敏 に 対 応 できる 柔 軟 な 財 務 構 造 の 構 築 に 努 めています とりわけ 有 価 証 券 運 用 については 市 場 動 向 や 経 済 見 通 しなどの 投 資 環 境 分 析 及 び 当 JAの 保 有 有 価 証 券 ポートフォリオの 状 況 やALMなどを 考 慮 し 理 事 会 において 運 用 方 針 を 定 めるとともに 経 営 層 で 構 成 するALM 委 員 会 を 定 期 的 に 開 催 して 日 常 的 な 情 報 交 換 及 び 意 思 決 定 を 行 っていま す 運 用 部 門 は 理 事 会 で 決 定 した 運 用 方 針 及 びALM 委 員 会 で 決 定 された 方 針 などに 基 づき 有 価 証 券 の 売 買 やリスクヘッジを 行 っています 運 用 部 門 が 行 った 取 引 についてはリスク 管 理 部 門 が 適 切 な 執 行 を 行 っているかどうかチェックし 定 期 的 にリスク 量 の 測 定 を 行 い 経 営 層 に 報 告 しています 3 流 動 性 リスク 管 理 流 動 性 リスクとは 運 用 と 調 達 のミスマッチや 予 期 せぬ 資 金 の 流 出 により 必 要 な 資 金 確 保 が 困 難 に なる 又 は 通 常 よりも 著 しく 高 い 金 利 での 資 金 調 達 を 余 儀 なくされることにより 損 失 を 被 るリスク( 資 金 繰 りリスク) 及 び 市 場 の 混 乱 等 により 市 場 において 取 引 ができないため 通 常 よりも 著 しく 不 利 な 価 格 での 取 引 を 余 儀 なくされることにより 損 失 を 被 るリスク( 市 場 流 動 性 リスク)のことです 当 JAでは 資 金 繰 りリスクについては 運 用 調 達 について 月 次 の 資 金 計 画 を 作 成 し 安 定 的 な 流 動 性 の 確 保 に 努 めています また 市 場 流 動 性 リスクについては 投 資 判 断 を 行 う 上 での 重 要 な 要 素 と 位 置 づけ 商 品 ごとに 異 なる 流 動 性 ( 換 金 性 )を 把 握 したうえで 運 用 方 針 などの 策 定 の 際 に 検 討 を 行 っています 4 オペレーショナル リスク 管 理 10
オペレーショナル リスクとは 業 務 の 過 程 役 職 員 の 活 動 もしくは システムが 不 適 切 であること 又 は 外 生 的 な 事 象 による 損 失 を 被 るリスクのことです 当 JAでは 収 益 発 生 を 意 図 し 能 動 的 な 要 因 により 発 生 する 信 用 リスクや 市 場 リスク 及 び 流 動 性 リスク 以 外 のリスクで 受 動 的 に 発 生 する 事 務 システム 法 務 などについて 事 務 処 理 や 業 務 運 営 の 過 程 に おいて 損 失 を 被 るリスクと 定 義 しています 事 務 リスク システムリスクなどについて 事 務 手 続 にかかる 各 種 規 程 を 理 事 会 で 定 め その 有 効 性 について 内 部 監 査 や 監 事 監 査 の 対 象 とするとともに 事 故 事 務 ミスが 発 生 した 場 合 は 速 やかに 状 況 を 把 握 して 理 事 会 に 報 告 する 体 制 を 整 備 して リスク 発 生 後 の 対 応 及 び 改 善 が 迅 速 正 確 に 反 映 が できるよう 努 めています 5 事 務 リスク 管 理 事 務 リスクとは 役 職 員 が 正 確 な 事 務 を 怠 る あるいは 事 故 不 正 等 を 起 こすことにより 金 融 機 関 が 損 失 を 被 るリスクのことです 当 JAでは 業 務 の 多 様 化 や 事 務 量 の 増 加 に 対 応 して 正 確 な 事 務 処 理 を 行 うため 事 務 マニュアル を 整 備 するとともに 自 主 検 査 自 店 検 査 を 実 施 し 事 務 リスクの 削 減 に 努 めています また 事 故 事 務 ミスが 発 生 した 場 合 には 発 生 状 況 を 把 握 し 改 善 を 図 るとともに 内 部 監 査 により 重 点 的 なチェックを 行 い 再 発 防 止 策 を 実 施 しています 6 内 部 監 査 の 体 制 当 JAでは 内 部 監 査 部 門 を 被 監 査 部 門 から 独 立 して 設 置 し 経 営 全 般 にわたる 管 理 及 び 各 部 門 の 業 務 の 遂 行 状 況 を 内 部 管 理 態 勢 の 適 切 性 と 有 効 性 の 観 点 から 検 証 評 価 し 改 善 事 項 の 勧 告 など を 通 じて 業 務 運 営 の 適 切 性 の 維 持 改 善 に 努 めています また 内 部 監 査 は JAの 本 店 支 店 のすべてを 対 象 とし 中 期 及 び 年 度 の 内 部 監 査 計 画 に 基 づき 実 施 しています 監 査 結 果 は 代 表 理 事 組 合 長 及 び 監 事 に 報 告 したのち 被 監 査 部 門 に 通 知 され 定 期 的 に 被 監 査 部 門 の 改 善 取 り 組 み 状 況 をフォローアップしています また 監 査 結 果 の 概 要 を 定 期 的 に 理 事 会 に 報 告 することとしていますが 特 に 重 要 な 事 項 につい ては 直 ちに 理 事 会 代 表 理 事 組 合 長 監 事 に 報 告 し 速 やかに 適 切 な 措 置 を 講 じています 法 令 遵 守 の 体 制 (コンプライアンスの 取 組 みについて) 基 本 方 針 当 JAは 昭 和 22 年 の 創 業 以 来 JAとして 社 会 の 望 むこと 及 び 時 代 の 要 請 に 応 じた 業 務 活 動 を 通 じ て 地 域 経 済 社 会 の 発 展 に 寄 与 し 公 共 的 使 命 と 社 会 的 責 任 を 全 うしていく ことを 基 本 理 念 に 掲 げこ の 基 本 理 念 を 実 現 していくことが 社 会 的 責 任 を 全 うすることと 考 えております 一 方 利 用 者 保 護 への 社 会 的 要 請 が 高 まっており また 最 近 の 企 業 不 祥 事 に 対 する 社 会 の 厳 しい 批 判 に 鑑 みれば 組 合 員 利 用 者 からの 信 頼 を 得 るためには 法 令 等 を 遵 守 し 透 明 性 の 高 い 経 営 を 行 うことがますます 重 要 になっています 関 法 令 をはじめとして 定 款 規 約 組 織 内 部 の 各 種 規 程 要 領 手 続 等 を 遵 守 することは 社 会 の 公 器 であることから 当 JAとしてはそれらの 遵 守 を 役 職 員 一 人 一 人 の 最 低 限 の 義 務 と 考 えておりま す このため コンプライアンス( 法 令 等 遵 守 )を 経 営 の 重 要 課 題 のひとつとして 位 置 づけ この 徹 底 こ そが 不 祥 事 を 未 然 に 防 止 し ひいては 組 織 の 信 頼 性 向 上 に 繋 がるとの 観 点 にたち コンプライアンス を 重 視 した 経 営 に 取 り 組 みます 運 営 体 制 コンプライアンス 態 勢 全 般 にかかる 検 討 審 議 を 行 うため 代 表 理 事 組 合 長 を 委 員 長 とするコンプラ イアンス 委 員 会 を 設 置 するとともに コンプライアンスの 推 進 を 行 うため 本 店 各 部 門 各 支 店 にコンプ ライアンス 推 進 担 当 者 を 設 置 しています 基 本 姿 勢 及 び 遵 守 すべき 事 項 を 記 載 した 手 引 書 コンプライアンス マニュアル を 策 定 し 研 修 会 を 行 い 全 役 職 員 に 徹 底 しています 毎 年 度 コンプライアンス プログラムを 策 定 し 実 効 ある 推 進 に 努 めるとともに 統 括 部 署 を 設 置 し その 進 捗 管 理 を 行 っています 組 合 員 利 用 者 の 皆 さまの 声 を 真 摯 に 捉 え 前 向 きに 事 業 に 反 映 するため 苦 情 相 談 等 の 専 門 窓 口 の お 客 様 相 談 室 を 設 置 しています また 以 下 に 掲 げた 具 体 策 等 を 通 じ 法 令 遵 守 の 取 組 体 制 の 強 化 を 図 っています 員 外 理 事 監 事 の 登 用 11
学 経 理 事 監 事 の 登 用 理 事 会 監 事 の 業 務 監 視 機 能 による 相 互 牽 制 体 制 顧 問 弁 護 士 との 契 約 融 資 審 査 体 制 の 整 備 内 部 審 査 室 の 設 置 朝 礼 企 画 会 議 等 での 組 合 長 からの 訓 示 法 令 等 の 内 部 勉 強 会 の 実 施 金 融 ADR 制 度 への 対 応 1 苦 情 処 理 措 置 の 内 容 当 JAでは 苦 情 処 理 措 置 として 業 務 運 営 体 制 内 部 規 則 等 を 整 備 のうえ その 内 容 を ホームページ チラシ 等 で 公 表 するとともに JAバンク 相 談 所 やJA 共 済 連 とも 連 携 し 迅 速 かつ 適 切 な 内 容 に 努 め 苦 情 等 の 解 決 を 図 ります 当 JAの 苦 情 等 受 付 窓 口 ( 電 話 :0153-52-7151( 月 ~ 金 9 時 から17 時 )) 2 紛 争 解 決 措 置 の 内 容 当 JAでは 紛 争 解 決 措 置 として 次 の 外 部 機 関 を 利 用 しています 信 用 事 業 1の 窓 口 または 北 海 道 JAバンク 相 談 所 ( 電 話 :011-232-5031)にお 申 し 出 ください 共 済 事 業 ( 社 ) 日 本 共 済 協 会 共 済 相 談 所 ( 電 話 :03-5368-5757) ( 財 ) 自 賠 責 保 険 共 済 紛 争 処 理 機 構 ( 電 話 : 本 部 03-5296-5031) ( 財 ) 日 弁 連 交 通 事 故 相 談 センター( 電 話 : 本 部 03-3581-4724) ( 財 ) 交 通 事 故 紛 争 処 理 センター( 電 話 : 東 京 本 部 03-3346-1756) 最 寄 りの 連 絡 先 については 上 記 または1の 窓 口 にお 問 い 合 わせください 12
6. 自 己 資 本 の 状 況 1 自 己 資 本 比 率 の 充 実 当 JAでは 多 様 化 するリスクに 対 応 するとともに 組 合 員 や 利 用 者 のニーズに 応 えるため 財 務 基 盤 の 強 化 を 経 営 の 重 要 課 題 として 取 り 組 んでいます 内 部 留 保 に 努 めるとともに 不 良 債 権 処 理 及 び 業 務 の 効 率 化 等 に 取 り 組 んだ 結 果 平 成 27 年 2 月 末 における 自 己 資 本 比 率 は 33.83%となりました 2 経 営 の 健 全 性 の 確 保 と 自 己 資 本 の 充 実 当 JAの 自 己 資 本 は 組 合 員 の 普 通 出 資 による 資 本 調 達 を 行 っております 普 通 出 資 による 資 本 調 達 額 項 目 内 容 発 行 主 体 釧 路 太 田 農 業 協 同 組 合 資 本 調 達 手 段 の 種 類 普 通 出 資 コア 資 本 にかかる 基 礎 741 百 万 円 ( 前 年 度 744 百 万 円 ) 的 項 目 に 算 入 した 額 当 JAは 自 己 資 本 比 率 算 出 要 領 を 制 定 し 適 正 なプロセスにより 正 確 な 自 己 資 本 比 率 を 算 出 して 当 JAが 抱 える 信 用 リスクやオペレーショナル リスクの 管 理 及 びこれらのリスクに 対 応 した 十 分 な 自 己 資 本 の 維 持 を 図 るとともに 内 部 留 保 の 積 み 増 しにより 自 己 資 本 の 充 実 に 努 めています とりわけ 財 務 基 盤 強 化 のため 毎 年 計 画 的 に 増 資 運 動 に 取 り 組 んでおり 平 成 26 年 度 末 の 出 資 金 額 は 対 前 年 度 比 202 万 円 増 の7 億 4 千 6 百 万 円 となっています なお 自 己 資 本 の 充 実 に 関 する 詳 細 は Ⅴ 自 己 資 本 の 充 実 の 状 況 に 記 載 しておりま す 13