平 成 27 年 度 ( 第 44 回 ) 全 日 本 ボイラー 溶 接 士 コンクール 実 施 要 領 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会
平 成 27 年 度 ( 第 44 回 ) 全 日 本 ボイラー 溶 接 士 コンクール の 実 施 について 最 近 のボイラー 及 び 圧 力 容 器 の 工 作 技 術 は,めざましい 発 展 を 続 けておりますが,この 進 歩 は 溶 接 工 作 技 術 の 発 展 によることが 大 きく,また, 特 にボイラー 溶 接 士 の 技 能 がその 基 礎 となっています 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 では, 昭 和 46 年 から 本 コンクールを 開 催 し, 溶 接 に 関 す る 安 全 作 業 の 確 立 と,ボイラー 溶 接 士 の 基 礎 技 能 の 向 上 に 努 めてきました また, 競 技 種 目 として, 被 覆 アーク 溶 接 のほか, 炭 酸 ガスアーク 溶 接 ( 半 自 動 溶 接 )の 部 を 設 けて 実 施 していますので, 奮 って 御 参 加 くださるようお 願 い 致 します なお, 成 績 が 優 秀 な 者 に 対 する 表 彰 のほか, 本 コンクールの 溶 接 施 行 法 が 溶 接 士 免 許 試 験 の 実 技 試 験 に 準 ずるものとして 厚 生 労 働 省 において 認 められていますので, 本 コンクールに おける 成 績 によって,ボイラー 溶 接 士 免 許 の 有 効 期 間 の 更 新 に 際 しての 溶 接 技 能 証 明 の 交 付 を 受 けることができます ついては,ボイラー 圧 力 容 器 の 溶 接 工 作 技 術 と 安 全 意 識 の 一 層 の 高 揚 のため, 全 国 の 多 くの 選 手 が 参 加 されますよう 念 願 するものであります - 1 -
実 施 要 領 1. 主 催 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 2. 後 援 厚 生 労 働 省 3. 開 催 日 及 び 会 場 開 催 日 平 成 27 年 5 月 14 日 ( 木 ) 15 日 ( 金 ) 会 場 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 東 京 都 港 区 新 橋 5-3-1 JBA ビル 4. 参 加 資 格 特 別 ボイラー 溶 接 士 又 は 普 通 ボイラー 溶 接 士 の 資 格 を 有 する 者 とする 5. 競 技 種 目 (1) 被 覆 アーク 溶 接 ( 以 下 アーク 溶 接 という ) { 厚 板 及 び 中 板 の 2 種 目, 詳 細 は 競 技 要 領 を 参 照 のこと } (2) 炭 酸 ガスアーク 溶 接 ( 以 下 半 自 動 溶 接 という ) { 詳 細 は 競 技 要 領 を 参 照 のこと } * 競 技 への 参 加 は,アーク 溶 接 厚 板,アーク 溶 接 中 板 又 は 半 自 動 溶 接 のい ずれか1 種 目 とする 6. 定 員 (1) アーク 溶 接 部 門 50 名 ( 厚 板 25 名 中 板 25 名 ) (2) 半 自 動 溶 接 部 門 15 名 * 定 員 を 超 えた 場 合 は, 主 催 者 側 において 調 整 する 7. 参 加 費 会 員 :10,000 円 ( 参 加 者 所 属 支 部 が 助 成 する ) 非 会 員 :35,000 円 ( 消 費 税 別 ) 8. 申 込 期 限 平 成 27 年 3 月 5 日 ( 木 ) 9. 申 込 先 会 員 は 所 属 する 支 部 あてに, 非 会 員 は 直 接 本 部 へ 申 し 込 むこととする 10. 表 彰 審 査 委 員 会 の 成 績 判 定 の 結 果 に 基 づき 当 協 会 において 被 表 彰 者 を 決 定 する 成 績 優 良 者 には, 厚 生 労 働 大 臣 賞, 厚 生 労 働 省 労 働 基 準 局 長 賞 及 び 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 長 賞 を 授 与 する なお, 表 彰 は 平 成 27 年 11 月 6 日 全 日 本 ボイラー 大 会 において 行 う 11. 溶 接 技 能 ボイラー 溶 接 士 免 許 の 更 新 に 用 いる 溶 接 技 能 証 明 の 交 付 を 希 望 する 場 証 明 合 は, 申 込 み 時 に 併 せて 申 請 すること この 場 合, 特 別 ボイラー 溶 接 士 にあっては,アーク 溶 接 厚 板 の 部 に 参 加 す ること なお, 溶 接 技 能 証 明 の 交 付 は,コンクールの 成 績 が 免 許 更 新 の 要 件 を 満 足 する 場 合 であって, 免 許 の 有 効 期 間 の 満 了 の 日 が 平 成 27 年 8 月 31 日 ( 成 績 判 定 日 )から 平 成 28 年 8 月 31 日 までのものに 限 る - 2 -
競 技 参 加 要 領 競 技 の 次 第, 参 加 者 が 持 参 するもの 及 び 主 催 者 が 準 備 するものは, 次 のとおりである 競 技 は 2 日 間 とし, 第 1 日 目 はアーク 溶 接 厚 板, 第 2 日 目 はアーク 溶 接 中 板 及 び 半 自 動 溶 接 とする なお, 開 会 式 は, 第 1 日 目 に 行 われるため, 第 2 日 目 の 参 加 者 は 出 席 してもしなくて もよい 1. 競 技 次 第 (1) 受 付 9:00~ 9:30 ( 競 技 番 号 抽 選 ) (2) 開 会 式 9:50~10:00 ( 第 1 日 目 のみ) (3) 競 技 要 領 説 明 10:00~10:30 ( 第 1 日 目 ) 9:50~10:20 ( 第 2 日 目 ) (4) 競 技 10:35~16:45 ごろ ( 第 1 日 目 ) 10:25~15:35 ごろ ( 第 2 日 目 ) 2. 参 加 者 が 持 参 するもの (1) アーク 溶 接 イ) 溶 接 棒 JIS 規 格 品 に 限 る 種 類, 棒 径, 数 量 等 は 自 由 とする ただし,アーク スタート 性 向 上 のために 先 端 加 工 した 溶 接 棒 ( 例 えば, 包 装 箱 に P 表 示 されたもの)の 使 用 は 不 可 ロ) 測 定 用 具 電 流 計,スケール 等 ハ) 保 護 具 作 業 衣, 作 業 帽, 溶 接 用 ヘルメット 又 はハンドシールド,アーク 溶 接 用 革 手 袋 ( 全 長 約 300mm 程 度 のもの,TIG 用 不 可 ), 前 かけ, 腕 カバ ー, 足 カバー, 保 護 めがね, 防 じんマスク( 溶 接 用 ヒュームマスク- 厚 生 労 働 省 検 定 合 格 品 であって, 性 能 区 分 DS2 DL2 若 しくは RS2 RL2 以 上 のもの:マスク 性 能 区 分 の 頭 文 字 は D: 使 い 捨 て 式,R: 取 替 え 式 を 示 す ), 安 全 靴 ( 革 靴 ) ニ) そ の 他 ワイヤブラシ,やすりなどは 主 催 者 において 準 備 するが, 参 加 者 が 持 参 したものを 使 用 してもよい ただし,その 場 合 は 競 技 前 に 競 技 委 員 の 確 認 を 受 けること なお, 仮 付 け 用 ジグは, 主 催 者 が 準 備 したものを 使 用 すること (2) 半 自 動 溶 接 イ) 測 定 用 具 アーク 溶 接 と 同 じ ロ) 保 護 具 アーク 溶 接 と 同 じ ハ) そ の 他 アーク 溶 接 と 同 じ 3. 主 催 者 が 準 備 するもの (1) 共 通 競 技 材, 作 業 台, 仮 付 用 ジグ( 図 1 参 照 ) 競 技 材 固 定 ジグ( 図 2 参 照 ), 工 具 類 (チ ッピングハンマ,ハンマ,ニッパ,やすり,ワイヤブラシ,たがね, 紙 ヤスリ), 腰 か け, 競 技 材 運 搬 具, 電 流 調 整 用 すて 金 (2) アーク 溶 接 交 流 溶 接 機 (( 株 )ダイヘン(ACARC BP-300):300A 電 撃 防 止 装 置 付 き),ホルダ(キ ャブタイヤケーブル 付 き), 溶 接 棒 乾 燥 機 (3) 半 自 動 溶 接 イ) 半 自 動 溶 接 機 ( 株 )ダイヘン(インバータオート CPV350) ロ) 溶 接 ト ー チ 上 記 の 溶 接 トーチ ハ) ワ イ ヤ ( 株 ) 神 戸 製 鋼 所 SE50T 径 1.0mm 又 は 1.2mm 日 鐵 住 金 溶 接 工 業 ( 株 )YM28 径 1.0mm 又 は 1.2mm を 準 備 するので 参 加 申 し 込 みの 際 に 申 入 れすること ただし, 参 加 者 が 持 参 する 場 合 は JIS Z 3312 の YGW11~14( 銘 柄 が 確 認 できるもの)でスプール 巻 きの - 3 -
もの,ワイヤ 径 は 1.0mm 又 は 1.2mm に 限 る ニ) コンタクトチップ 1 人 1 個 ホ) ノ ズ ル ( 株 )ダイヘン( 品 番 U-608No.2)(ノズルの 持 参 は 禁 止 ) へ) そ の 他 トーチかけ,シールドガス(JIS K 1106 液 化 炭 酸 3 種 ), 炭 酸 ガ ス 用 流 量 計 付 き 調 整 器,その 他 アーク 溶 接 と 同 じ 競 技 要 領 1. 競 技 課 題 の 選 択 (1) アーク 溶 接 表 1に 示 す 厚 板 及 び 中 板 の 2 種 類 の 競 技 材 のうち,いずれか 一 方 を 選 択 することとする 免 許 の 種 類 に 関 係 なく,いずれかを 選 ぶことができる また, 申 込 み 後 の 競 技 種 目 の 変 更 は 認 めない (2) 半 自 動 溶 接 表 1に 示 す 中 板 の 競 技 材 とする 表 1 競 技 課 題 競 技 の 種 類 競 技 材 厚 さ 裏 当 溶 接 姿 勢 継 手 の 種 類 の 区 分 (mm) て 金 アーク 溶 接 厚 板 25 横 向 姿 勢 レ 型 突 合 せ 片 側 溶 接 なし 中 板 9 横 向 姿 勢 V 型 突 合 せ 片 側 溶 接 なし 半 自 動 溶 接 中 板 9 横 向 姿 勢 Ⅴ 型 突 合 せ 片 側 溶 接 なし 2. 競 技 方 法 (1) 競 技 は, 厚 板 の 部 及 び 中 板 の 部 ごとに 表 1, 別 図 1 及 びその 溶 接 条 件 に 従 ってアーク 溶 接 又 は 半 自 動 溶 接 を 行 う (2) 競 技 時 間 は, 開 先 部 の 加 工 仕 上 げから 競 技 材 提 出 及 び 競 技 場 の 清 掃 までの 時 間 をいう 競 技 材 の 区 分 制 限 時 間 厚 板 70 分 中 板 40 分 3. 競 技 材 次 の 鋼 板 に 予 め 開 先 加 工 したものを 支 給 する JIS G 3101( 一 般 構 造 用 圧 延 鋼 材 )SS400 4. 注 意 事 項 競 技 中 は, 保 護 具 の 着 用 をはじめ, 溶 接 作 業 の 安 全 に 留 意 し, 不 安 全 な 動 作 がないように すること なお, 主 な 注 意 事 項 を 次 に 示 すが, 詳 細 については 別 表 を 参 照 のこと (1) 保 護 めがね 又 は 液 晶 式 フィルタープレート 付 溶 接 用 保 護 面 及 び 防 じんマスク( 含 む 電 動 式 )を 使 用 する (2) 溶 接 用 皮 手 袋, 腕 カバー, 足 カバー, 前 かけ, 作 業 帽 及 び 安 全 靴 を 着 用 する (3) 競 技 中 に 異 常 を 発 見 した 場 合 には, 直 ちに 競 技 委 員 に 申 し 出 て,その 指 示 に 従 うこと (4) 練 習 用 試 験 板 の 持 込 みは 禁 止 とする (5) 仮 付 け 溶 接 の 姿 勢 は 自 由 とする (6) アーク 溶 接 の 電 流 調 整 (ハンドル 操 作 )は,ホルダーから 溶 接 棒 を 外 し,ホルダー 立 てにかけた 状 態 で 行 う - 4 -
(7) 溶 接 の 層 数, 棒 の 種 類, 棒 径, 使 用 量 及 び 溶 接 方 向 (ただし 1 パスの 溶 接 方 向 は 同 じ) は 自 由 とする (8) 溶 接 作 業 において, 始 点 及 び 終 点 を 一 括 して 化 粧 仕 上 げを 行 うのではなく,1 パス 毎 に 始 点 及 び 終 点 の 処 理 を 行 うこと (9) 作 業 台 の 清 掃,スパッタ 除 去 及 び 床 の 清 掃 は 競 技 時 間 内 に 行 う (10) 半 自 動 溶 接 においては, 競 技 時 間 内 にノズルの 清 掃 も 行 う なお, 競 技 前 にノズル クリーナーを 使 用 してもよい (11) 競 技 細 則 に 違 反 する 等 で, 不 適 当 な 行 為 があったと 競 技 委 員 が 認 めたときは, 審 査 委 員 会 にかけて 失 格 とすることがある 5. 審 査 審 査 は, 溶 接 作 業 中 の 安 全 に 対 する 配 慮 のほか, 競 技 材 の 外 観,X 線 透 過 検 査 及 び 曲 げ 試 験 等 について 総 合 審 査 を 行 う 190 mm 85 mm ( 使 用 例 ) 280 mm 図 1 仮 付 用 ジグ の 引 用 文 や 注 目 すべき 箇 所 の 要 約 を 入 力 してくださ い テキスト ボックスは 文 書 のどの 位 置 にも 配 置 でき 競 技 ます 抜 細 粋 用 テキスト 則 ボックスの 書 式 を 変 更 するに 1. 選 手 は, 競 技 番 号 によって 指 定 された は [テキスト 場 所 に 着 いたとき, ボックス 予 め ツール] 支 給 された タブを 競 技 使 材 用 並 します ] びに 溶 接 設 備, 仮 付 用 ジグ, 工 具 を 点 検 した 上 で 開 始 合 図 を 待 つこと 競 技 材, 溶 接 設 備 等 に 異 常 がある 場 合 は, 競 技 委 員 に 申 し 出 ること ( 競 技 開 始 後 のやり 直 しは, 原 則 として 認 められない ) 2. 競 技 開 始 の 合 図 ( 笛 )の 前 に, 支 給 された 競 技 材 の 開 先 部,その 他 の 仕 上 げ 等, 競 技 材 に 手 を 加 えてはならない 3. 仮 付 け 溶 接 の 箇 所 は 競 技 材 の 両 端 から 各 々15mm 以 内 とする ひずみは 逆 ひずみで 調 整 し, 発 生 したひずみは 矯 正 してはならない 特 に 厚 板 の 仮 付 けは, 棒 継 ぎマーク 部 が 溶 接 開 先 部 側 になるように 仮 付 けすること 仮 付 けが 終 了 したら, 手 を 挙 げて 競 技 委 員 の 確 認 を 受 ける 4. 競 技 材 の 競 技 材 固 定 ジグへの 取 付 けは, 上 向 き( 厚 板 にあっては 開 先 加 工 のない 側 が 下 側 ) とし 競 技 材 固 定 ジグのねじ 部 が 溶 接 側 と 反 対 になるように 固 定 すること( 図 2 参 照 ) なお,その 際 の 固 定 側 の 倒 れ 角 度 は±5 以 内 とする 競 技 材 固 定 ジグに 固 定 したら, 手 を 挙 げて 競 技 委 員 の 確 認 を 受 けること 5. 初 層 の 溶 接 は, 棒 継 ぎ 範 囲 内 ( 競 技 材 に 白 マーキングで 表 示 )でアークを 切 り( 棒 継 ぎ 位 置 は 範 囲 から 外 れないこと), 手 を 挙 げて 競 技 委 員 の 確 認 を 受 ける 再 スタートは 棒 継 ぎ 部 から 行 う - 5 -
図 2 競 技 材 の 固 定 要 領 ( 注 : 図 は 厚 板 の 例 ) 6.アークスタート 及 びエンドに 電 流 調 整 用 すて 金 を 使 用 してはならない( 仮 付 けを 含 む) 7. 競 技 材 固 定 ジグ 及 び 作 業 台 にアークを 飛 ばさない 8.ホルダ 又 はトーチは 床, 作 業 台 又 は 膝 の 上 に 置 いてはならない 9. 競 技 中 はもちろん, 終 了 後 においても 溶 接 部 はピーニング,たがねによるはつり,やすり かけ 等 をしてはならない 10. 競 技 材 は,チッピングハンマとワイヤーブラシを 用 いてビードの 清 掃 をした 後, 提 出 する こととし, 紙 やすり 等 を 用 いてはならない なお,スパッタをとる 場 合 は,たがねを 用 い てもよいがビード 表 面 の 形 状 を 修 正 してはならない 11. 競 技 終 了 後,アーク 溶 接 は 溶 接 機 の 電 源 を 切 る また, 半 自 動 溶 接 はガスコック( 緑 色 ) を 閉 め, 残 圧 を0にして 溶 接 機 の 電 源 を 切 る 12. 競 技 方 法 の 詳 細 については, 当 日 説 明 する 注 意 事 項 (1) 付 添 者 の 競 技 場 への 立 入 は 厳 禁 とする (2) 宿 舎 の 斡 旋 はしない - 6 -
( 注 ) 開 先 部 の 溶 接 記 号 は, 競 技 材 の 製 作 加 工 時 のものである 溶 接 条 件 1. 横 向 き 突 合 せ 片 側 溶 接 とし, 裏 当 て 金 は 用 いない (ボイラー 溶 接 士 免 許 試 験 規 程 第 15 条 の 図 (3)とは 上 下 が 反 対 となる ) 2. 第 1 層 の 中 央 部 ( 白 マーキング 内 約 20mm: 上 図 A 部 詳 細 参 照 )で 溶 接 ビード 継 ぐ ( 棒 継 ぎを 行 う ) なお, 棒 継 ぎ 部 には 特 別 な 加 工 をしてはならない 3. 溶 接 方 向 (ただし1パスの 溶 接 方 向 は 同 じ), 溶 接 層 数 及 び 溶 接 棒 の 種 類, 棒 径, 使 用 量 は 自 由 とする 4. 競 技 材 は 溶 接 を 開 始 してから 終 了 まで,その 上 下 を 変 えてはならない また, 競 技 材 は 溶 接 完 了 まで 競 技 材 固 定 ジグから 外 してはならない - 7 -
( 注 ) 開 先 部 の 溶 接 記 号 は, 競 技 材 の 製 作 加 工 時 のものである 溶 接 条 件 1. 横 向 き 突 合 せ 片 側 溶 接 とし, 裏 当 て 金 は 用 いない 2. 第 1 層 の 中 央 部 ( 白 マーキング 内 約 20mm: 上 図 A 部 詳 細 参 照 )で 溶 接 ビートを 継 ぐ ( 棒 継 ぎを 行 う ) なお, 棒 継 ぎ 部 には 特 別 な 加 工 をしてはならない 3. 溶 接 方 向 (ただし1パスの 溶 接 方 向 は 同 じ) 及 び 溶 接 層 数 は 自 由 とする 4.アーク 溶 接 は, 溶 接 棒 の 種 類, 棒 径 及 び 使 用 量 は 自 由 とする 半 自 動 溶 接 にあっては,ワイヤの 種 類 及 び 径 は 指 定 のものとし, 使 用 量 は 自 由 とする 5. 競 技 材 は 溶 接 を 開 始 してから 終 了 まで,その 上 下 を 変 えてはならない また, 競 技 材 は 溶 接 完 了 まで 競 技 材 固 定 ジグからは 外 してはならない - 8 -
3. 曲 げ 試 験 用 ジグの 形 状 記 号 R S A B C D E R 厚 板 20 103 170 40 120 50 140 31.5 中 板 18 93 160 36 108 50 126 28.5-9 -
別 表 不 安 全 行 為 ( 保 護 具 ) 1. 保 護 めがねなし(あるのに 使 用 しない) 2. 溶 接 用 防 じんマスクなし(あるのに 使 用 しない, 故 障 で 使 用 できない) 3. 前 かけなし 4. 前 かけ 不 安 全 ( 前 かけが 下 半 身 まで 覆 われていないものを 含 む) 5. 前 かけのひもを 結 ばない 6. 腕 カバーなし 7. 足 カバーなし 8. 作 業 服 の 不 完 全 装 着 9.アーク 溶 接 用 皮 手 袋 なし( 全 長 300mm 程 度 のもの) 10. 皮 手 袋 なし( 申 し 出 て 借 用 した 場 合 ) 11.TIG 溶 接 用 の 短 い 手 袋 を 使 用 した 12. 安 全 靴 を 使 用 しない 13. 競 技 材 清 掃 中 の 保 護 めがね, 溶 接 用 防 じんマスクなし 14. 作 業 帽 を 使 用 しない 不 安 全 行 為 ( 動 作 ) 15. 軍 手 のまま 仮 付 けする 16. 溶 接 の 際, 溶 接 棒 に 直 接 皮 手 袋 を 添 える 17. 溶 接 棒 を 棒 入 れから 取 り 出 すのに 手 を 使 わずホルダを 使 用 する 18. 溶 接 棒 を 曲 げて 使 用 する 19. 溶 接 棒 をたがねの 代 わりに 使 用 してスラグを 除 去 する 20. 残 棒 を 散 らす 21. 競 技 材 固 定 ジグ 又 は 作 業 台 にアークを 飛 ばす 22. 電 流 計 をセットしたままで 作 業 する 23. 作 業 台 の 上 に, 電 流 調 整 用 すて 金 及 び 残 棒 入 れ 以 外 のものを 放 置 して 溶 接 作 業 を 行 う 24.ホルダを 床 又 は 作 業 台 に 置 く(1 溶 接 棒 を 付 けたまま 2 溶 接 棒 を 外 して) 25. トーチを 床 又 は 作 業 台 に 置 く 26.ホルダを 膝 の 上 に 置 く(1 溶 接 棒 を 付 けたまま 2 溶 接 棒 を 外 して) 27. トーチを 膝 の 上 に 置 く - 10 -
28. 溶 接 棒 を 付 けたままでホルダをホルダ 掛 けに 掛 ける 29.ホルダを 持 ったままで 他 の 作 業 へ 移 る(1 溶 接 棒 を 付 けたまま 2 溶 接 棒 を 外 して) 30. トーチを 持 ったままで 他 の 作 業 へ 移 る 31.ホルダの 先 でヘルメットを 上 げる(1 溶 接 棒 を 付 けたまま 2 溶 接 棒 を 外 して) 32. トーチの 先 でヘルメットを 上 げる 33. 可 燃 物 を 作 業 台 のそばに 置 く(サンドペーパを 除 く) 34. 可 燃 物 に 着 火 35.やっこと 等 を 使 用 せずに 熱 い 競 技 材 をつかむ( 競 技 材 の 点 検 を 除 く) 36. 競 技 材 運 搬 具 を 使 用 せずに 熱 い 競 技 材 を 運 搬 する 37. 溶 接 機 のスイッチの 切 り 忘 れ 38. ガスの 元 弁 の 閉 め 忘 れ 39. ガスの 出 し 放 し 40. ノズルの 清 掃 不 備 41.アークスタート 及 びエンドに 電 流 調 整 用 すて 金 を 使 用 する ( は 半 自 動 溶 接 特 有 の 事 項 ) 反 則 行 為 42. 競 技 開 始 の 合 図 前 に 作 業 を 開 始 する 43. 競 技 材 の 仮 付 け 終 了 後 及 び 競 技 材 固 定 ジグ 取 付 け 後 の 競 技 委 員 の 確 認 なし 44. 競 技 材 が 上 下 逆 ( 厚 板 のみ) 45. 競 技 材 固 定 ジグに 取 付 けられた 競 技 材 ( 競 技 材 固 定 ジグで 固 定 された 側 )の 倒 れ 角 度 が±5 を 超 える 46. 溶 接 棒 を 入 れ 物 に 入 れずに 作 業 台 に 置 く 47. 棒 継 ぎの 合 図 なしに 棒 継 ぎを 行 った 48. 棒 継 ぎ 位 置 のオーバーラン 49. 競 技 材 を 外 して 競 技 材 固 定 ジグの 上 下 位 置 を 変 える 50. 作 業 台 にスパッタを 付 けたままにしておく 51. 競 技 材 提 出 後 の 清 掃, 整 備 不 良 52. 始 点 及 び 終 点 を 一 括 して 化 粧 仕 上 げを 行 う - 11 -
コンクール 会 場 略 図 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 (JBAビル)への 道 順 JR 新 橋 駅 より 徒 歩 約 8 分, 地 下 鉄 三 田 線 御 成 門 駅 より 徒 歩 約 5 分 105-0004 東 京 都 港 区 新 橋 5-3-1 JBAビル TEL 03-5473-4500 FAX 03-5473-4520-12 -
平 成 27 年 月 日 平 成 27 年 度 ( 第 44 回 ) 全 日 本 ボイラー 溶 接 士 コンクール 申 込 書 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 会 長 殿 ふ り が な 支 部 名 ( 会 員 の 場 合 ) 印 1. 氏 名 2. 生 年 月 日 年 月 日 ( 才 ) 3. 免 許 の 種 類 特 別 普 通 4. 免 許 交 付 局 5. 免 許 証 番 号 第 号 6. 免 許 の 有 効 期 限 平 成 年 月 日 7. 競 技 種 目 被 覆 アーク 溶 接 : 厚 板 中 板 炭 酸 ガスアーク 溶 接 8. 溶 接 技 能 証 明 の 要 否 要 否 ( 下 記 [ 備 考 ](2),(3) 参 照 ) 9. 持 参 する 溶 接 棒 の 種 類 及 び 棒 径 ( 必 ず 記 入 のこと 半 自 動 溶 接 においては, 神 鋼 は SE50T, 日 鐵 住 金 は YM28 及 びワイヤ 径 1.0mm 又 は 1.2mm を 選 択 し, 持 参 する 場 合 は, 銘 柄,ワイヤ 径 を 記 入 すること ) 溶 接 棒 の 銘 柄 (1)アーク 溶 接 (アークスタート 性 向 上 のために 先 端 加 工 した 溶 接 棒 ( 例 えば 包 装 箱 に P 表 示 さ れたもの)の 使 用 は 不 可 ) (2) 半 自 動 溶 接 SE50T:1.0mm SE50T:1.2mm YM28:1.0mm YM28:1.2mm 溶 接 棒 の 乾 燥 希 望 の 有 無 有 無 ( 持 参 ) なお, 溶 接 棒 の 乾 燥 は, 低 水 素 系 溶 接 棒 で 会 場 において 乾 燥 が 必 要 な 場 合 に 限 る 10. 出 場 者 の 勤 務 先 等 イ. 会 員 非 会 員 ロ. 勤 務 先 ( 事 業 所 名 ): ハ. 住 所 電 話 番 号 : TEL 二. 担 当 責 任 者 の 所 属 役 職 及 び 氏 名 : { } ホ. 同 上 の 電 話 番 号 : TEL [ 備 考 ] (1) 3,7,8,9については, 該 当 箇 所 を 印 で 囲 むこと (2) 4 5 6については, 溶 接 技 能 証 明 の 要 否 にかかわらず 全 員 記 入 のこと (3) 特 別 ボイラー 溶 接 士 が 中 板 に 出 場 した 場 合 並 びに 免 許 の 有 効 期 間 の 満 了 の 日 が 平 成 27 年 8 月 31 日 から 平 成 28 年 8 月 31 日 まで 以 外 の 場 合 は, 溶 接 技 能 証 明 を 交 付 しない 非 会 員 の 方 の 申 込 先 一 般 社 団 法 人 日 本 ボイラ 協 会 技 術 普 及 部 FAX 03-5473-4522 TEL 03-5473-4510 JBA 記 入 欄 厚 板 中 板 CO2 13