2010 年 12 月 1 日 通 告 15 日 一 般 質 問 山 県 市 議 会 寺 町 知 正 質 問 番 号 1 番 答 弁 者 副 市 長 質 問 事 項 人 口 増 加 若 者 定 住 のために 転 入 市 民 税 新 築 住 宅 減 税 子 育 て 支 援 を 質 問 要 旨 現 在 山 県 市 は 人 口 が 減 少 している 対 処 が 急 務 だ とはいえ 何 をするに も お 金 が 必 要 で 財 源 を 捻 出 しなければ 何 もできない これからは 多 様 で 個 性 のある 自 治 体 が 生 き 残 る 時 代 といわれる 市 民 に 期 待 されるサー ビスの 向 上 とともに 行 政 改 革 財 政 改 革 も 必 要 だ 若 い 人 が 増 え お 年 よりも 生 き 生 きと し 将 来 に 可 能 性 を 感 じることのできる 山 県 市 に 転 換 し 市 民 の 信 頼 に 応 えるために 人 口 増 加 や 市 の 産 業 育 成 に 貢 献 する 幾 つかの 施 策 を 提 案 する 基 本 線 は 近 年 の 山 県 市 の 住 民 サ ービスの 低 下 方 向 から180 度 転 換 し 住 民 サービスの 向 上 だ まず 財 源 の 例 を 示 す A. 政 府 は 国 家 公 務 員 人 件 費 2 割 削 減 方 針 名 古 屋 市 長 は 職 員 人 件 費 10% 削 減 方 針 山 県 市 の 一 般 会 計 120 億 円 のうちの 一 般 職 員 の 人 件 費 は28 億 円 予 算 の 約 1/4を 占 め ている 市 の 一 般 職 の 全 職 員 の 年 間 総 所 得 は 1 人 約 580 万 円 100 万 円 台 単 位 毎 の 人 数 分 布 は 200 万 円 台 4 人 300 万 円 台 44 人 400 万 円 台 86 人 500 万 円 台 4 7 人 600 万 円 台 75 人 700 万 円 台 77 人 800 万 円 台 9 人 いずれにしても 10% 削 減 すれば 約 2.8 億 円 の 財 源 が 生 まれる B. 市 の 昨 年 度 の 随 意 契 約 は 全 部 で 約 600 件 契 約 総 額 は6.2 億 円 市 は ( 相 ) 見 積 をとって 決 めているというがそこに 競 争 性 はない 1 件 1 万 円 以 上 の 案 件 については 随 意 契 約 を 原 則 廃 止 し 入 札 にすれば 競 争 性 が 生 じ 控 えめにみて 落 札 率 90% とし ても 年 に 約 0.5 億 円 は 節 約 できるとみれる 特 に 固 定 的 継 続 的 な 随 契 の 見 直 しは 急 務 C. 一 般 競 争 入 札 の 導 入 は 談 合 を 防 止 するとされるが 談 合 防 止 に 成 果 を 上 げている( 横 須 賀 市 座 間 市 等 の) 自 治 体 では 平 均 落 札 率 が70%ないし85%になっている 山 県 市 での 一 般 競 争 入 札 は 合 併 して7 年 で 実 質 4 件 しかない 昨 年 度 の 指 名 競 争 入 札 は 約 230 件 契 約 総 額 は 約 28.2 億 円 入 札 制 度 改 革 の 実 行 一 般 競 争 入 札 の 導 入 によっ て 現 在 90%から98% 程 度 の 落 札 率 は 控 えめにみても10%は 下 がることは 他 の 事 例 から 容 易 に 予 測 できる よって これも 年 に 約 2.0 億 円 は 節 約 できるとみれる D. 明 確 な 姿 勢 で 事 業 仕 分 をすれば 私 は 年 約 0.5 億 円 は 節 約 できると 見 込 む 以 上 の 節 減 額 を 合 計 すれば 約 5.8 億 円 の 財 源 が 生 まれると 見 込 める では 財 源 をどの 政 策 事 業 に 使 うかだ 今 注 目 の 単 なる 減 税 では 納 税 者 のふところが 少 し 温 まるだけの 一 面 的 で 一 方 通 行 だ これに 対 して 相 当 額 を 助 成 金 の 意 味 で しかも 市 内 買 物 券 (ある 種 の 地 域 振 興 券 )として 交 付 すれば 誰 しも 買 い 物 をするのだから 受 け 取 った 市 民 は 受 益 者 買 い 物 をしてもらった 市 内 の 商 工 業 者 も 自 分 のところで 使 ってもらえたという 意 味 で 受 益 者 ど ちらもが 受 益 者 になる 複 合 的 効 果 恩 恵 が 生 まれる 有 効 にお 金 を 回 す 工 夫 と 決 意 が 必 要 だ ( 事 務 の 実 務 的 手 法 はいろいろとあるが もっとも 効 率 的 な 方 法 で) 合 併 して 山 県 市 が 新 しい 政 策 で 新 聞 に 登 場 することは 皆 無 に 近 かった そうでなく 目 立 ち 人 の 気 をひく 政 策 であることも 大 事 なこと そこで 提 案 する 1. 財 源 先 に 述 べた 節 減 額 合 計 約 5.8 億 円 の 財 源 が 生 まれるとの 予 測 に 対 する 見 解 はどのようか 2. 転 入 者 の 増 加 のためと 商 業 寄 与 のため 市 民 税 の 実 質 減 税 を 昨 年 度 の 市 の 転 出 者 は 約 790 人 転 入 者 は 約 710 人 これでは 人 口 が 減 るのは 当 然 そこで 所 得 に 関 係 なく 転 入 者 の 住 民 税 100% 3 年 間 実 質 減 税 すると 決 めてアピールすることを 提 案 する ( 以 下 いずれも 所 得 制 限 なし) 1/7
昨 年 の 転 入 者 約 710 人 の 合 計 市 民 税 は 2100 万 円 / 年 ( 山 県 市 分 のみ) この 際 に 市 民 税 につき 特 定 の 人 だけ 違 う 率 にすることは 地 方 税 法 で 禁 止 されているので 市 民 税 に 相 当 する 額 を ( 項 ) 徴 税 費 以 外 の ( 款 ) 総 務 費 や ( 款 ) 民 生 費 や( 款 ) 商 工 費 の 中 ので 助 成 金 等 としてお 返 しする 政 策 とすれば 交 付 税 にも 影 響 しない しかも 市 内 限 定 で 使 用 できる 買 物 券 とすれば 市 内 の 商 圏 の 拡 大 商 工 業 に 寄 与 する 3. 転 入 者 増 と 市 内 経 済 の 刺 激 と 商 工 業 寄 与 のための 新 築 住 宅 減 税 を 昨 年 度 の 市 内 の 新 築 住 宅 は 転 入 者 が 約 30 軒 市 内 在 住 者 が 約 70 件 だった 新 築 住 宅 の 固 定 資 産 税 は 法 律 で 約 40% 3 年 間 が 減 税 されている( 合 計 約 450 万 円 / 年 )ので 残 り 分 ( 合 計 約 720 万 円 / 年 )を 市 が 減 税 3 年 間 とする つまり 山 県 市 の 新 築 住 宅 の 固 定 資 産 税 は 3 年 間 実 質 100% 免 除 これも 市 内 限 定 で 使 用 できる 買 物 券 とする ( 費 目 の 考 え 方 は 前 項 に 同 じ) 人 口 増 加 のためには 転 入 者 を 対 象 として 誘 うことは 重 要 であり 同 時 に 地 域 内 の 産 業 振 興 のために 市 内 在 住 者 の 新 築 も 対 象 とするのが 望 ましいのも 明 らかだ 以 上 から 前 提 として 山 県 市 内 に 本 店 を 有 する 法 人 又 は 山 県 市 内 に 住 所 を 有 する 個 人 と の 請 負 契 約 による 新 築 とする そうすれば 市 内 の 土 木 建 築 関 係 の 振 興 つまり 民 需 の 拡 大 にも 寄 与 する 若 者 定 住 促 進 にも 寄 与 することは 当 然 だ 4. 安 心 して 子 育 てできる 環 境 づくり 若 い 世 代 の 子 育 ての 費 用 の 懸 念 を 減 らすとともに 山 県 市 が 子 育 てに 強 い 意 識 をもって 臨 んでいることを 内 外 に 強 くアピールして 少 子 化 の 歯 止 め 若 者 子 育 て 世 代 の 転 入 促 進 を はかるという 観 点 で 次 のことを 提 案 する 子 育 て 支 援 として 子 ども 医 療 費 助 成 18 才 まで とすること 県 のデータでは 山 県 市 民 が 県 内 に 転 出 する 場 合 その 6 割 が 岐 阜 市 だ 岐 阜 市 は 今 年 10 月 から 子 ども 医 療 費 助 成 中 学 3 年 15 才 まで に 引 き 上 げた 山 県 市 は 入 院 費 は 中 学 3 年 までだが 通 院 費 は 小 学 校 3 年 までだ ( 合 併 前 3 町 村 とも 先 進 レベルだ ったが 今 は 県 内 の 下 位 クラスに 後 退 した)まさに どちらに 住 むかの 選 択 の 格 好 の 材 料 だ 費 用 は 岐 阜 市 と 同 じ 中 学 3 年 までにするのに 新 たに 約 0.32 億 円 さらに 全 国 一 の 高 校 3 年 18 才 までにするのに 約 0.17 億 円 上 乗 せすれば 実 行 できる 計 約 0.5 億 円 全 国 には 各 種 支 援 策 を 展 開 している 自 治 体 があるが 子 ども 医 療 費 助 成 という 観 点 では 日 本 一 相 当 だから 子 育 て 支 援 の 山 県 市 を 社 会 的 にアピールすることは 間 違 いない 5. 市 独 自 の 出 産 助 成 金 を 少 子 化 傾 向 の 中 子 育 てしたい 環 境 づくりの 一 つとして 市 独 自 の 出 産 助 成 金 として 新 生 児 一 人 10 万 円 の 手 当 を 支 給 をする 市 の 年 間 出 生 は 約 190 人 弱 なので 年 間 約 20 00 万 円 これも 市 内 限 定 で 使 用 できる 買 物 券 とする 以 上 5 点 について 市 の 見 解 はどのようか 以 上 [ 答 弁 者 ] 副 市 長 ご 質 問 にお 答 えいたします 1 点 目 の 財 源 予 測 に 対 する 見 解 でございますが まず 職 員 給 与 についてでありますが 2/7
山 県 市 が 誕 生 以 来 定 員 適 正 化 計 画 を 策 定 し 職 員 の 削 減 を 進 めてまいりました 平 成 1 4 年 当 時 の 職 員 数 は 442 人 ( 旧 三 町 村 と 消 防 介 護 保 険 などの 一 部 事 務 組 合 を 合 わせ) 職 員 人 件 費 は30 億 4,916 万 円 でありました 平 成 22 年 度 の 予 算 では 職 員 数 351 人 職 員 人 件 費 を26 億 1,493 万 円 と 見 込 ん でおります このように 職 員 数 は91 人 を 削 減 し 職 員 人 件 費 においては 4 億 3,4 22 万 円 の 削 減 となっており 定 員 適 正 化 計 画 に 基 づき 人 件 費 の 削 減 に 積 極 的 に 取 り 組 んでまいりました また 職 員 の 給 与 水 準 につきましては ラスパイレス 指 数 において 山 県 市 は 平 成 21 年 度 で93.2と 県 内 21 市 の 中 で17 位 と 低 くなっております なお 名 古 屋 市 は 平 成 21 年 度 で103.9と 山 県 市 と 比 較 して10ポイントほど 高 くなっておりますし 基 準 とされている100を 超 えており 全 く 比 較 にならないと 思 います さらに 今 回 の 定 例 会 にも 上 程 いたしましたように 給 与 につきましては 人 事 院 勧 告 に 準 拠 し 引 き 下 げを 行 ったところあり 職 員 の 給 与 水 準 は 適 正 であると 考 えており また 定 員 適 正 化 計 画 に 基 づき 全 体 的 な 人 件 費 の 削 減 にも いち 早 く 取 り 組 んでまいりました 以 上 のようなことから 10% 削 減 は 考 えておりません 次 に 随 意 契 約 に 関 してでございますが 見 積 りでの 方 法 は 競 争 性 がないとのことでござ いますが 市 の 契 約 規 則 において 契 約 金 額 が5 万 円 以 上 の 場 合 は 原 則 見 積 者 が2 者 以 上 となっており また 工 事 の 場 合 は 市 の 建 設 工 事 指 名 競 争 入 札 参 加 者 選 定 要 領 におい て 予 定 価 格 の 額 に 応 じて 見 積 者 の 数 を 明 記 しており 競 争 性 がないとは 言 えないと 考 え ております さらに 1 件 1 万 円 以 上 は 随 意 契 約 を 原 則 禁 止 という 御 意 見 でございますが 1 万 円 以 上 をすべて 入 札 で 行 おうとする 場 合 事 務 の 大 幅 な 増 加 が 見 込 まれ 事 務 の 効 率 化 や 経 費 の 節 減 につながらないのではないかと 考 えております また 契 約 の 中 には 住 民 情 報 や 戸 籍 システムの 保 守 業 務 のようにソフトを 開 発 した 業 者 でなければ 請 け 負 うことが 出 来 ないもののように 随 意 契 約 が 必 要 な 案 件 もございます 次 に 一 般 競 争 入 札 の 導 入 についてでございますが 山 県 市 一 般 競 争 入 札 実 施 要 領 では 原 則 7 億 円 以 上 の 土 木 工 事 10 億 円 以 上 の 建 築 工 事 5 億 円 以 上 の 設 備 工 事 が 該 当 する こととなっております このため これまでの 一 般 競 争 入 札 の 実 施 については この 要 領 に 該 当 した8 件 というこ 3/7
とでございますが 議 員 ご 発 言 のように 一 般 競 争 入 札 を 積 極 的 に 取 り 入 れる 自 治 体 も 増 え てきていることも 事 実 でございます 一 方 現 下 の 経 済 情 勢 は 非 常 に 厳 しく 公 共 事 業 についても 以 前 に 比 べ 激 減 しており 地 方 の 土 木 業 界 などの 経 営 状 況 は 非 常 に 切 迫 した 状 態 であることから 本 市 といたしまして は 地 元 企 業 の 振 興 育 成 のために 積 極 的 な 対 応 が 必 要 であると 認 識 しております そういったことから 地 元 業 者 の 振 興 育 成 を 行 う 上 でも 指 名 競 争 入 札 を 行 ってきている ものでございまして その 点 はご 理 解 いただきたいと 思 っております また 一 般 競 争 入 札 の 実 施 で 控 えめに 見 ても10%は 下 がると 議 員 は 予 測 されております が 随 意 契 約 の 場 合 も 同 様 ですが 他 市 の 事 例 を 参 考 とされた 憶 測 での 数 値 でありますの で 実 際 にどの 程 度 節 約 できるかどうかは 定 かでありませんし 一 般 競 争 入 札 と 言 えども 全 国 的 にほとんどが 制 限 付 一 般 競 争 入 札 制 度 で 行 われており 指 名 競 争 入 札 と 大 差 ないと も 言 えます いずれにいたしても 今 後 におきましても 地 元 企 業 の 振 興 育 成 の 観 点 も 踏 まえつつ 経 費 節 減 につながる 入 札 を 行 ってまいる 所 存 でございますので 御 理 解 をお 願 い 申 し 上 げま す 次 に 事 業 仕 分 けによる 経 費 の 節 減 でありますが 平 成 19 年 度 に 事 務 事 業 の 総 点 検 を 実 施 しております まさに 事 業 仕 分 けでございます ここでは 手 段 の 見 直 し 縮 小 検 討 廃 止 の4 分 類 の 方 向 付 けを 行 い 平 成 20 年 度 当 初 予 算 に 反 映 をさせたところであり その 削 減 額 は 2 億 4,000 万 円 にも 及 んでおります 国 おいては 事 業 仕 分 けが 行 われておりますが 本 市 が 行 った 事 務 事 業 の 総 点 検 は 国 よりも 先 に 徹 底 して 査 定 を 行 ったものでございます その 後 の 当 初 予 算 編 成 におきましても 義 務 的 経 費 を 除 く 一 般 財 源 の 枠 配 分 を21 年 度 で は5%カット 22 年 度 では3%カットと 削 減 に 努 めてまいりました 議 員 の 言 われる 年 約 5 千 万 円 の 節 約 の 根 拠 は 分 りませんが 現 状 では 扶 助 費 や 公 債 費 の 増 加 また 維 持 補 修 費 の 増 加 さらには 県 補 助 金 の 削 減 などにより 厳 しい 予 算 編 成 が 迫 られております 現 在 財 政 担 当 課 では 新 年 度 当 初 予 算 のヒアリングを 行 っており 厳 しい 目 で 精 査 をし ておりまして これまでに かなりの 削 減 を 行 ってきており これ 以 上 の 削 減 は 非 常 に 厳 しい 状 況 であると 聞 いております 4/7
また 今 後 におきましては 先 に 総 務 部 長 から 答 弁 がありましたように これまでの 合 併 算 定 替 えによる 普 通 交 付 税 が 順 次 減 額 されてまいります こうした 状 況 でありますので 議 員 ご 発 言 のとおり 明 確 な 事 業 仕 分 け が 重 要 であるこ とは 認 識 しておりますし 先 に 申 し 上 げました 新 年 度 当 初 予 算 のヒアリングにおいても そうしたことを 念 頭 に 行 っているところでございますが 議 員 がお 示 しの 節 減 額 につきま しては 現 時 点 では 非 常 に 困 難 であると 考 えております 2 点 目 の 市 民 税 の 実 質 減 税 いわゆる 買 い 物 券 についてでございます 近 年 社 会 情 勢 の 変 化 や 道 路 交 通 網 の 整 備 及 び 少 子 高 齢 化 の 進 展 に 伴 い 市 民 の 生 活 や 経 済 活 動 は 広 域 化 複 雑 化 しております このような 状 況 の 中 市 民 税 は 市 民 の 日 常 生 活 に 密 接 な 関 わりをもつ 市 の 仕 事 のための 費 用 を 市 民 がその 能 力 に 応 じて 分 担 し 合 うという 性 格 の 税 金 で いわば 市 内 で 暮 らし ていくための 会 費 といえます 本 市 といたしましては 転 入 者 だけでなく 在 住 者 も 含 めて 全 ての 市 民 が 豊 かで 健 康 な 暮 らしができるよう 身 近 な 行 政 サービスを 行 う 必 要 があり そのための 財 源 として 市 民 税 を 含 む 税 収 の 確 保 は 必 要 不 可 欠 であります 一 方 で その 税 収 も 景 気 の 低 迷 などにより 厳 しい 状 況 となっております このような 状 況 の 折 り 助 成 金 等 としてお 返 しする 施 策 は 結 果 的 にはある 特 定 の 納 税 者 のみが 恩 恵 を 受 け 市 民 の 皆 さんの 間 で 不 公 平 感 が 生 じますし また さらに 恒 久 的 に 実 施 すれば かなりの 財 源 確 保 が 必 要 であり 今 のところ 適 切 な 方 法 でないと 考 えてお ります 3 点 目 の 新 築 住 宅 減 税 についてでありますが 税 法 上 の 減 額 措 置 は 住 宅 取 得 における 初 期 負 担 の 軽 減 を 図 り 住 宅 の 建 設 を 促 進 するためのものとして 昭 和 39 年 の 創 設 以 来 現 在 に 至 るまで 長 期 にわたり 延 長 が 繰 り 返 され 新 築 された 住 宅 に 対 して 一 般 の 新 築 住 宅 については3 年 間 中 高 層 耐 火 住 宅 については5 年 間 固 定 資 産 税 の2 分 の1を 減 額 する 措 置 が 講 じられております また 平 成 22 年 度 の 税 制 改 正 においても 2 年 間 延 長 され 平 成 24 年 3 月 31 日 までに 新 築 された 住 宅 について 新 築 住 宅 減 税 の 適 用 を 受 けることとなっています 当 市 の 新 築 住 宅 への 課 税 状 況 は 平 成 22 年 度 では 減 額 対 象 家 屋 346 棟 に 対 し 約 1, 5/7
500 万 円 の 減 額 措 置 を 行 っております また 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 の 特 例 措 置 ( 小 規 模 住 宅 用 地 については 価 格 の6 分 の1) などの 軽 減 がされております この 他 にも 住 宅 ローン 等 によりマイホームを 新 築 購 入 をしたときは 所 得 税 及 び 住 民 税 の 税 額 控 除 を 受 けることができます 議 員 御 発 言 の 新 築 住 宅 の 固 定 資 産 税 の 減 税 につきましては 平 成 20 年 に 定 住 促 進 助 成 制 度 の 導 入 ということで 職 員 提 案 があり 検 討 を 行 いましたが 公 平 性 や 実 効 性 の 課 題 から 実 施 に 至 らなかった 経 緯 もございます 今 後 の 社 会 状 況 を 見 ながら 検 討 してもいいのではないかと 考 えますが 恒 久 的 に 行 う 場 合 の 財 源 の 確 保 が 課 題 となります 第 4 点 目 の 安 心 して 子 育 てできる 環 境 づくりについてでありますが 議 員 ご 発 言 のとおり 子 育 て 支 援 としての 子 ども 医 療 費 助 成 18 才 まで とし 山 県 市 が 子 育 て 支 援 に 取 り 組 むことをアピールする ということは 子 どもを 持 つ 家 庭 にとっては 大 変 歓 迎 されるの ではないかと 考 えます 現 在 山 県 市 における 子 ども 医 療 費 の 助 成 につきましては 岐 阜 県 福 祉 医 療 費 助 成 事 業 補 助 に 係 る 就 学 前 までの 乳 幼 児 の 入 院 通 院 に 係 る 医 療 費 と 市 単 独 助 成 制 度 として 小 学 1 年 生 から 小 学 3 年 生 までの 入 院 通 院 に 係 る 医 療 費 及 び 小 学 4 年 生 から 中 学 3 年 生 まで の 入 院 に 係 る 医 療 費 を 平 成 21 年 度 より 実 施 しており 平 成 18 年 度 から 小 学 生 以 上 に 対 し 段 階 的 に 助 成 枠 の 拡 大 を 図 ってまいりました 一 方 就 学 前 の 乳 幼 児 における 岐 阜 県 の 補 助 については 昨 年 度 までは 1/2 補 助 があ りましたが 本 年 度 22 年 度 から 平 成 24 年 度 までは 県 補 助 が2/5となり 1/10 相 当 の 市 単 独 経 費 が 増 加 することとなっております 岐 阜 県 内 における 助 成 状 況 としましては 本 年 10 月 1 日 現 在 42 市 町 村 中 3 市 町 が 義 務 教 育 修 了 までの 入 院 通 院 に 対 する 医 療 費 助 成 がなされておらず 確 かに 本 市 はその 中 の1 市 になっております このような 状 況 でございますので 本 市 におきましても 最 低 限 義 務 教 育 修 了 まで 助 成 枠 を 拡 大 することを 視 野 に 置 き 財 政 状 況 等 も 勘 案 しながら 前 向 きに 検 討 したいと 考 えて おります また 県 の 補 助 率 及 び 補 助 枠 の 拡 大 を 強 く 要 望 してまいります 6/7
第 5 点 目 の 出 産 助 成 金 についてでありますが 現 在 本 市 では 独 自 の 施 策 として 平 成 1 9 年 度 から 未 来 を 担 う 子 の 出 産 を 奨 励 し 市 の 活 性 化 と 児 童 の 健 全 な 発 育 及 び 福 祉 の 増 進 に 資 することを 目 的 に 第 3 子 以 降 の 出 産 に 1 人 につき10 万 円 の 出 産 祝 い 金 を 支 給 し ているところでございます これにより 第 3 子 以 降 の 出 生 は 増 加 傾 向 にあり 平 成 21 年 度 では 41 名 分 が 支 給 されています また 子 ども 手 当 制 度 が 本 年 度 から 開 始 されたことに 伴 い 本 年 度 は0 歳 から 中 学 校 修 了 までの 子 どもに 対 して 1 人 月 額 13,000 円 が 支 給 されており 国 においても 来 年 度 は3 歳 未 満 には1 人 月 額 2 万 円 を 支 給 するという 方 向 で 論 議 がされているところでご ざいます こうしたことから 新 生 児 1 人 につき10 万 円 の 手 当 を 支 給 するなどの 独 自 の 助 成 につき ましては 十 分 な 検 討 が 必 要 であり 現 在 のところ 第 1 子 からの 助 成 につきましては 考 えておりません 子 育 て 支 援 につきましては 現 金 の 支 給 もさることながら 子 育 てに 喜 びや 楽 しみを 持 ち 安 心 して 子 供 を 産 み 育 てることができる 社 会 安 心 してお 母 さんが 働 ける 社 会 を 作 ること そういった 環 境 の 整 備 も 重 要 であると 考 えている 次 第 でございます 以 上 答 弁 とさせていただきます 7/7