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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一


160530_日本株厳選_7コース両観_■丸八証券

Microsoft Word - 【QA】外貨MMF受付停止.doc

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平成24年度 業務概況書


Microsoft Word )40期決算公開用.doc

 

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表 doc

1_2013BS(0414)



月次運用状況 無配当個人変額年金保険(平成27年8月末).xls

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

Microsoft Word - お知らせ 4商品.doc

報道関係者各位

第316回取締役会議案

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越


科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

目 論 見 書 補 完 書 面 ( 投 資 信 託 ) <コード 8027> 当 ファンドに 係 る 当 社 は ファンドの 販 売 会 社 として 募 集 の 取 扱 いおよび 販 売 等 に 関 する 事 務 を 行 います 金 融 商 品 取 引 契 約 の 概 要 当 社 が 行 う 金 融


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4. 購 入 方 法 (1) 購 入 最 低 金 額 (2) 購 入 単 位 (3) 購 入 対 価 のお 支 払 方 法 5 万 円 5 万 円 単 位 新 しく 発 行 される 国 債 のご 購 入 で 発 行 日 の 前 営 業 日 までに 約 定 された 場 合 は 発 行 日 が 受 渡

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

PowerPoint プレゼンテーション

月次運用状況 無配当個人変額年金保険(平成28年4月末).xls

公共債のご案内

平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

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(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

T T VWAPギャランティ 取 引 とは T T VWAPギャランティ 取 引 とは これまでの 成 行 や 指 値 とは 異 なる 東 海 東 京 証 券 が 提 供 する 新 しい 形 の 売 買 方 法 です その 方 法 とは 1 金 融 商 品 取 引 所 ( 以 下 取 引 所 )に

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.


定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

Microsoft Word ETF・日経400ベア決算短信.doc

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当


4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

Microsoft Word _円真力_表紙.doc

<重要な会計方針及び注記>

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連結計算書

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税金読本(8-5)特定口座と確定申告


Microsoft Word - H25年度の概要

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

【(修正)権14-013】260326_三菱UFJ国際機関債券ファンド(毎月決算・ニュージーランドドル型)ボーナス分配のお知らせ.pdf

事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

Microsoft Word - ☆f.doc

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養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

2016 年 8 月 31 日 資 産 の 状 況 当 ページの 数 値 はマザーファンドベースです 債 券 評 価 額 には 経 過 利 子 を 含 めています 資 産 内 容 特 性 値 債 券 97.79% 債 券 先 物 取 引 1.61% 残 存 年 数 修 正 デュレーション 8.26

別添資料

Microsoft Word - ①AMC決算公告(大会社).doc

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

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【あたり】オーストラリア高配当株F_販T_毎月年2_汎用版_1606.indd

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

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1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

運 用 経 過 の 説 明 1 期 中 の 基 準 価 額 等 の 推 移 (215 年 1 月 7 日 ~216 年 6 月 15 日 ) ( 円 ) ( 百 万 円 ) 18, 2,4 16, 純 資 産 総 額 ( 右 軸 ) 2,1 基 準 価 額 ( 左 軸 ) 14, 1,8 分 配 金

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

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【ドラフト②】260326_三菱UFJ国際機関債券ファンド(毎月決算・ニュージーランドドル型)_臨時_ .pdf

Taro-契約条項(全部)

建設特別・資産運用の基本方針

米国債 ETF 2 本を東証に上場、為替ヘッジの有無別に

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1. 商 品 ( 契 約 )の 概 要 一 般 外 貨 定 期 預 金 とは 外 貨 預 金 ( 本 邦 通 貨 以 外 の 外 貨 建 ての 預 金 )のうち あらかじめ 預 金 の 期 間 を 定 め 原 則 としてその 期 間 中 は 払 い 戻 しの 請 求 に 応 じないことを 条 件 と

【ご参考資料】

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Microsoft PowerPoint - 基金制度

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

平成29年2月期 第2四半期決算短信

ファンドの 目 的 世 界 各 国 の 取 引 所 に 上 場 されている 投 資 信 託 証 券 への 投 資 を 通 じて 世 界 ( 日 本 を 含 みます )の 株 式 債 券 不 動 産 投 資 信 託 (REIT) 商 品 (コモディティ)へ 実 質 的 に 分 散 投 資 を 行 ない

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

特 別 勘 定 運 用 レポートをご 覧 いただくにあたって 当 資 料 をご 覧 いただく 際 にご 留 意 いただきたい 事 項 当 資 料 はご 契 約 者 さま 等 に 対 し 三 井 住 友 海 上 プライマリー 生 命 の 届 く しあわせ 目 標 設 定 特 則 付 変 額 個 人 年

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

連 結 注 記 表 ( 連 結 計 算 書 類 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 ) 1. 連 結 の 範 囲 に 関 する 事 項 (1) 連 結 子 会 社 の 数 3 社 連 結 子 会 社 の 名 称 株 式 会 社 ミック 株 式 会 社 モリワン 株 式 会 社 テッ

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

Microsoft Word - (会社法用) 期_02.計算書類.doc

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セミナー レポート 2015/11/25 2014/12/09 セミナー レポート: アジア ハイ イールド 債 券 市 場 における 投 資 機 会 2015 年 11 月 GSAMグローバル 債 券 通 貨 運 用 グループのオウイ S ルイヴィヴァーが 来 日 し アジア ハイ イールド 債 券 市 場 における 投 資 機 会 について 語 りました Owi s Voice アジア ハイ イールド 債 券 への 投 資 を 検 討 する 際 短 期 的 な 収 益 を 求 めるというよりは 長 期 スパンでの 運 用 が 適 しています し かしながら 足 元 このタイミングにおいては 他 地 域 のハイ イー ルド 債 券 と 比 較 して 短 期 的 な 魅 力 度 が 増 しています 今 回 は 以 下 の3 点 を 中 心 に 説 明 したく 思 います オウイ S ルイヴィヴァー(Owi S. Ruivivar) Ph.D. マネージング ディレクター エマージング 市 場 債 券 チーム グローバル 債 券 通 貨 運 用 グループ 1 2 3 ボラティリティ 対 比 で 見 た 利 回 りの 高 さ デュレーション 対 比 で 見 た 利 回 りの 高 さ 純 粋 にアジアの 成 長 力 を 評 価 今 アジア ハイ イールド 債 券 に 着 目 するには 理 由 がある 魅 力 1 ボラティリティ 対 比 で 見 た 利 回 りの 高 さ 年 初 来 のパフォーマンスを 見 ると アジア ハイ イール ド 債 券 は 米 国 や 欧 州 を 上 回 って 推 移 しています それば かりか マーケットが 荒 れた 局 面 でも 比 較 的 安 定 した 動 きを 見 せており ボラティリティも 抑 えられています では 何 故 地 域 によってこのような 差 異 が 生 じるのか それはエネルギー セクターにより 説 明 が 可 能 です 2015 年 最 もパフォーマンスが 劣 後 している 米 国 ハイ イ ールド 債 券 は 市 場 に 占 めるエネルギー セクターの 割 合 が 一 定 数 を 占 め コモディティ 価 格 の 下 落 が 大 きくマイ ナスに 寄 与 しました 一 方 アジア ハイ イールド 債 券 は 相 対 的 に 業 種 分 散 されていることから コモディティ 安 の インパクトを 米 国 市 場 ほど 受 けなかったと 考 えられます 年 初 来 トータル リターン ( 米 ドルベース) 110 105 100 アジア 欧 州 米 国 95 アジア ハイ イールド 債 券 欧 州 ハイ イールド 債 券 米 国 ハイ イールド 債 券 90 14/12 15/1 15/2 15/3 15/4 15/5 15/6 15/7 15/8 15/9 出 所 :BofAメリルリンチ GSAM 期 間 :2014 年 12 月 末 ~2015 年 10 月 末 (2014 年 12 月 末 を100として 指 数 化 ) ( 年 / 月 ) アジア ハイ イールド 債 券 :BofAメリルリンチ アジアン ダラー コーポレート ハイ イールド インデックス 欧 州 ハイ イールド 債 券 :BofAメリルリンチ 欧 州 ハイ イールド インデックス( 米 ドルヘッジ) 米 国 ハイ イールド 債 券 :BofAメリルリンチ 米 国 ハイ イールド マスターⅡ インデックス 過 去 のデータは 将 来 の 動 向 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 1

セミナー レポート 魅 力 1 ボラティリティ 対 比 で 見 た 利 回 りの 高 さ 2015/11/25 2014/12/09 下 図 は アジア 企 業 の 社 債 スプレッド 推 移 を 国 別 で 表 示 したものです 注 目 すべきは グローバルにリスクオフ が 波 及 した8~9 月 の 期 間 であり 驚 くことに 中 国 はほとん ど 反 応 していません 同 期 間 は 中 国 関 連 のネガティブな ニュースが 続 き 上 海 株 市 場 は 大 きく 下 落 する 結 果 とな りましたが 社 債 市 場 に 目 を 向 ければその 影 響 は 限 定 的 であったと 言 えます 一 方 インドネシア 債 券 市 場 は 大 きく 反 応 しています セクター 別 に 最 も 顕 著 であったのは 鉱 物 関 連 であり コ モディティ 安 の 影 響 が 現 れた 格 好 となりました 1 年 を 通 してインドネシア 債 券 市 場 のボラティリティは 高 まりましたが アジア ハイ イールド 債 券 市 場 全 体 では ボラティリティは6% 台 後 半 に 抑 えられており 比 較 的 安 定 した 水 準 に 留 まっています (bps) 1,000 アジア 各 国 の 社 債 スプレッド インドネシア フィリピン 中 国 グローバル リスクオフ 800 インド 香 港 インドネシア 600 400 200 グローバル リスクオフ フィリピン 中 国 インド 香 港 0 14/12 15/1 15/2 15/3 15/4 15/5 15/6 15/7 15/8 15/9 ( 年 / 月 ) 出 所 :JPモルガン 期 間 :2014 年 12 月 末 ~2015 年 10 月 末 (JPモルガンCEMBIブロード ダイバーシファイドの 国 別 スプレッド) そして 何 といっても アジア ハイ イールド 債 券 の 利 回 りは8% 台 と 他 地 域 ハイ イールド 債 券 よりも 高 い 水 準 であることが 魅 力 です 6% 台 のボラティリティに 対 して 8% 台 の 利 回 りとなっており 比 較 的 安 定 して 高 水 準 の 利 回 りを 得 られる 環 境 が 整 っています 多 くの 資 産 クラスで ボラティリティ> 利 回 り となりがち であるなか アジア ハイ イールド 債 券 はこの 不 等 式 が 逆 転 しており ボラティリティ 対 比 の 利 回 りの 高 さが 際 立 っています このようなケースは 稀 であり これが 今 ア ジア ハイ イールド 債 券 に 着 目 する 理 由 の 一 つです 利 回 り 比 較 7.8% 8.4% 6.0% 5.2% 0.4% 1.3% 2.9% 日 本 国 債 先 進 国 国 債 投 資 適 格 社 債 新 興 国 債 券 欧 州 ハイ イールド 米 国 ハイ イールド アジア ハイ イールド 出 所 :シティグループ インデックス JPモルガン バークレイズ BofAメリルリンチ 時 点 :2015 年 10 月 末 日 本 国 債 :シティ 世 界 国 債 インデックス( 日 本 ) 先 進 国 国 債 :シティ 世 界 国 債 インデックス( 除 く 日 本 ) 投 資 適 格 社 債 :バークレイズ グローバル アグリゲート コーポレート ボンド インデックス 新 興 国 債 券 :JPモルガンEMBIグローバル ダイバーシファイド 欧 州 ハイ イールド:BofAメリルリンチ ヨーロピアン ハ イ イールド インデックス 米 国 ハイ イールド:BofAメリルリンチUSハイ イールド マスターIIインデックス アジア ハイ イールド:BofAメリルリンチ アジア ン ダラー ハイ イールド インデックス 過 去 のデータは 将 来 の 動 向 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 2

セミナー レポート 魅 力 2 デュレーション 対 比 で 見 た 利 回 りの 高 さ 2015/11/25 2014/12/09 魅 力 2 デュレーション 対 比 で 見 た 利 回 りの 高 さ アジア ハイ イールド 債 券 は デュレーション 対 比 で 見 ても 利 回 りの 高 さが 群 を 抜 いています 例 えば 10 月 末 時 点 で アジア ハイ イールド 債 券 はデュレーション3.2 年 に 対 して 利 回 りが8.4% 一 方 米 国 はデュレーション 4.7 年 に 対 して 利 回 りが7.8%の 状 況 です アジアは 米 国 よりもデュレーションが 短 い すなわちベースとなる 金 利 が 低 いにもかかわらず 高 い 利 回 りを 提 供 しています 下 図 を 見 ても デュレーション1 年 当 たりの 利 回 りは ア ジアが 世 界 でも 突 出 していることが 分 かります また 格 付 けの 観 点 でも 米 国 ハイ イールド 債 券 (B+)と 比 較 して アジア ハイ イールド 債 券 (BB-)が 優 位 にありながら ア ジア ハイ イールド 債 券 の 方 が 利 回 りが 上 回 っていると いうのも 魅 力 的 なポイントです デュレーション 対 比 の 利 回 り 比 較 (%) 10 利 回 り 8 6 4 2 アジア ハイ イールド 債 券 利 回 り 8.4% デュレーション 3.2 年 格 付 け BB- 欧 州 ハイ イールド 債 券 利 回 り 5.2% デュレーション 4.0 年 格 付 け BB- 米 国 ハイ イールド 債 券 利 回 り 7.8% デュレーション 4.7 年 格 付 け B+ 左 上 に 位 置 するほど 魅 力 的 0 0 2 4 6 8 10 デュレーション 出 所 :BofAメリルリンチ 時 点 :2015 年 10 月 末 ( 年 ) ハイ イールド 債 券 投 資 においては 利 回 りの 高 さもさ ることながらデフォルト 率 も 押 さえておくべき 大 事 なポイ ントであり そのバランスを 取 る 必 要 があります 下 表 は エマージング ハイ イールド 債 券 市 場 における 各 地 域 のデフォルト 率 推 移 を 示 しており アジア 地 域 は2013 年 ~2014 年 にかけて1% 台 で 推 移 してきたのに 対 し 2015 年 初 来 では2.2% そして2015 年 通 年 では3.3%まで 上 昇 すると 予 想 されています ここで 重 要 なのは アジアは 他 地 域 よりもデフォルト 率 が 低 い という 相 対 的 な 魅 力 よりも デフォルト 率 が3% 台 に 乗 るかもしれない 背 景 です 3.3%の 中 身 を 精 査 す れば この 数 値 はほとんど 個 別 企 業 で 説 明 可 能 であり デフォルト 率 の 上 昇 はアジア 地 域 における 構 造 的 な 問 題 ではないことが 分 かります つまり アジア 経 済 のファン ダメンタルズは 引 き 続 き 堅 調 であり 銘 柄 選 択 能 力 の 活 かしやすい 環 境 と 言 えます エマージング 債 券 市 場 地 域 別 デフォルト 率 推 移 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 ( 年 初 来 ) 2015 年 ( 通 年 予 想 ) アジア 1.7% 0.0% 2.3% 1.0% 1.4% 2.2% 3.3% 東 欧 1.7% 0.6% 4.7% 1.9% 3.5% 3.7% 6.2% ラテンアメリカ 1.8% 0.9% 2.7% 7.9% 4.9% 2.2% 3.9% 中 東 アフリカ 0.4% 0.0% 0.2% 0.0% 4.1% 2.3% 5.1% エマージング 全 体 1.6% 0.5% 2.9% 3.6% 3.3% 2.5% 4.3% 出 所 :JPモルガン 期 間 :2010 年 ~2015 年 10 月 末 アジア ハイ イールド 債 券 :BofAメリルリンチ アジアン ダラー ハイ イールド インデックス 米 国 ハイ イールド 債 券 :BofAメリルリンチUSハイ イールド マスターIIインデックス 欧 州 ハイ イールド 債 券 :BofAメリルリンチ ヨーロピアン ハイ イールド インデックス 上 記 は 経 済 や 市 場 等 の 過 去 のデータおよび 一 時 点 における 予 測 値 であり 将 来 の 動 向 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 経 済 市 場 等 に 関 す る 予 測 は 資 料 作 成 時 点 のものであり 情 報 提 供 を 目 的 とするものです 予 測 値 の 達 成 を 保 証 するものではありません 追 記 をご 覧 下 さい 3

セミナー レポート 魅 力 3 純 粋 にアジアの 成 長 力 を 評 価 2015/11/25 2014/12/09 魅 力 3 純 粋 にアジアの 成 長 力 を 評 価 アジア 資 産 への 投 資 で 見 失 ってはならない 目 的 は ア ジアの 成 長 を 享 受 する ということです アジア 地 域 の 経 済 成 長 を 支 える 要 因 それは 豊 富 な 労 働 力 拡 大 する 中 間 所 得 者 層 アジア 企 業 の 成 長 といったものが 挙 げ られ 日 本 の 高 度 経 済 成 長 を 牽 引 した 要 素 と 同 様 と 言 え ます 昨 今 アジア 地 域 に 対 する 減 速 懸 念 の 声 が 挙 がっ ていますが 減 速 とはいっても 先 進 国 の2~3 倍 もの 成 長 力 があり アジアは 世 界 で 最 も 成 長 すると 予 想 されてい る 地 域 の 一 つとなります そして アジア 地 域 の 成 長 の 恩 恵 を 受 ける 選 択 肢 としては 株 式 債 券 為 替 など 様 々 ですが GSアジア ハイ イールド 債 券 ファンドは 相 対 的 に 高 い 利 回 りの 債 券 に 着 目 して アジア 企 業 の 発 行 す る 米 ドル 建 て 社 債 を 主 な 投 資 対 象 としています さて アジア 地 域 の 成 長 力 を 評 価 する 基 準 として GDP 成 長 率 を 確 認 します 何 故 GDPに 着 目 するのかと 言 い ますと GDP 成 長 率 が 高 いということは 企 業 活 動 が 増 加 している ということを 意 味 するからです ビジネスが 活 発 化 すると 企 業 には 着 実 なキャッシュフローが 発 生 す ると 考 えられ また 債 券 市 場 そのものも 拡 大 すると 見 ら れることから 弊 社 ではGDP 成 長 率 を 重 要 な 指 標 として モニターしています なお 中 国 経 済 の 減 速 とその 影 響 も 注 視 しています 中 国 経 済 の 減 速 はかなり 複 雑 な 現 象 であり 一 元 化 して 世 界 経 済 への 影 響 を 考 察 するのは 非 常 に 困 難 です ま 各 国 の 実 質 GDP 成 長 率 予 測 た 中 国 の 減 速 はアジア ハイ イールド 債 券 市 場 に 直 接 的 な 影 響 を 及 ぼすのではないかと 考 えがちですが 国 や 企 業 など 様 々な 経 路 から 分 析 すると 面 白 い 結 論 が 導 か れます 中 国 経 済 の 減 速 はアジア ハイ イールド 債 券 市 場 にとってネガティブに 働 くこともあればプラスに 働 くこと もあり 本 日 はその 両 方 をお 伝 えしたいと 思 います まず 中 国 の 影 響 を 分 析 する 前 に そもそも 本 当 に 中 国 GDP 成 長 率 の 公 式 発 表 値 は 信 頼 できるのか という 点 から 調 査 します 以 下 は 中 国 GDP 成 長 率 の 公 式 発 表 値 とキャピタル エコノミクスという 調 査 機 関 の 中 国 アクテ ィビティ プロキシーという 指 数 (キャピタル エコノミクス CAP)を 比 較 しています キャピタル エコノミクスCAPは 月 次 で 取 得 しうる( 中 国 当 局 によるデータ 改 ざんの 可 能 性 が 低 い) 5つの 指 標 により 構 成 されます 例 えば 電 力 使 用 量 建 設 中 の 建 物 数 国 内 を 移 動 する 人 員 数 な ど 中 国 経 済 のリアルを 表 すものです 下 図 を 見 ると こ のキャピタル エコノミクスCAPと 中 国 GDP 成 長 率 の 公 式 発 表 値 は2012 年 まで 連 動 性 が 高 かったのですが そ れ 以 降 は 相 関 が 崩 れキャピタル エコノミクスCAPの 方 が 低 い 成 長 率 で 推 移 しており 中 国 経 済 は 公 式 発 表 より も 減 速 している 可 能 性 を 示 しています なお 足 元 ではコモディティ 価 格 が 急 落 していますが 中 国 のGDP 成 長 率 が 本 当 に7% 近 い 数 字 であるならば コモディティ 価 格 はそこまで 落 ちなかったのではないかと 推 察 されます しかしながら 現 にコモディティ 価 格 は 下 落 しており コモディティ 輸 入 国 である 中 国 の 成 長 率 は 公 式 発 表 を 下 回 った 水 準 にある ということを 反 映 してい るように 見 受 けられます 中 国 GDP 成 長 率 とキャピタル エコノミクスCAPの 比 較 ( 単 位 :%) 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 ( 予 測 ) 2016 年 ( 予 測 ) 世 界 3.2 3.2 3.4 3.2 3.6 先 進 国 1.2 1.1 1.9 2.0 2.1 米 国 2.2 1.5 2.4 2.4 2.3 ユーロ 圏 -0.3 0.1 1.5 1.9 2.2 (%) 20 15 10 中 国 GDP 成 長 率 ( 公 式 発 表 値 ) 日 本 1.7 1.6-0.1 0.6 0.7 新 興 国 5.4 5.4 4.9 4.5 5.2 アジア ( 除 く 日 本 ) 6.3 6.5 6.4 6.1 6.2 中 国 7.7 7.7 7.4 6.8 6.4 5 キャピタル エコノミクスCAP 0 2000 2003 2006 2009 2012 ( 年 ) 出 所 :GSグローバル マクロ 調 査 部 時 点 :2015 年 10 月 ( 単 一 国 でない 地 域 は 一 部 予 測 含 む) 出 所 : 中 国 国 家 統 計 局 キャピタル エコノミクス( 前 年 比 ) 期 間 :2000 年 12 月 末 ~2015 年 6 月 末 上 記 は 経 済 や 市 場 等 の 過 去 のデータおよび 一 時 点 における 予 測 値 であり 将 来 の 動 向 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 経 済 市 場 等 に 関 する 予 測 は 資 料 作 成 時 点 のものであり 情 報 提 供 を 目 的 とするものです 予 測 値 の 達 成 を 保 証 するものではありません 追 記 をご 覧 下 さい 4

GDP State-owned industry Real estate Private industry Other services セミナー レポート 魅 力 3 純 粋 にアジアの 成 長 力 を 評 価 2015/11/25 2014/12/09 中 国 経 済 の 減 速 が 懸 念 されるなか 具 体 的 にどのセク ターが 減 速 しているのか 確 認 したいと 思 います 下 図 は 中 国 のGDP 成 長 率 の 内 訳 を 示 しています 2009 年 ~2014 年 を 見 ると 極 端 に 減 少 しているのは 投 資 です これに 対 して 消 費 は2009 年 から 多 少 のアップダ ウンはありますが ほぼ 横 ばいで 推 移 しているのが 分 か ります つまり ここ 数 年 の 景 気 減 速 は 投 資 の 増 勢 鈍 化 に 起 因 しており 中 国 政 府 が 投 資 主 導 から 消 費 主 導 経 済 への 転 換 を 目 指 している 以 上 は 近 々でのV 字 回 復 は なかなか 望 めない 状 況 にあります (%) 20 15 10 5 中 国 実 質 GDP 成 長 率 の 内 訳 Net 純 輸 exports 出 Investment 投 資 Consumption 消 費 社 会 融 資 総 量 とは 実 体 経 済 が 金 融 システム( 銀 行 証 券 保 険 などの 金 融 機 関 ならびに 証 券 市 場 )から 獲 得 した 資 金 の 量 を 指 しますが 2009 年 のピークからその 伸 びは 鈍 化 しており 政 府 による 余 剰 資 金 の 回 収 意 図 が 伺 えます また 注 目 すべきは 不 動 産 投 資 であり 投 資 の 中 でも 最 も 落 ち 込 んでいる 項 目 の 一 つとなります 従 って 中 国 の 減 速 は 投 資 の 鈍 化 そして 投 資 の 鈍 化 は 不 動 産 投 資 の 落 ち 込 みが 主 な 要 因 と 言 えます 次 のグラフは セクター 別 の 成 長 率 を2 時 点 で 比 較 した ものです その 他 サービス 業 は 成 長 率 を 維 持 している 一 方 固 有 産 業 や 不 動 産 の 落 ち 込 みは 厳 しい 状 況 にあり ます 民 間 産 業 の 減 速 も 目 立 ちますが それでも8%を 保 っており やはりセクター 別 に 見 ても 政 府 支 出 や 不 動 産 関 連 に 焦 点 が 当 たります (%) 20 15 セクター 別 の 経 済 成 長 率 (% 対 前 年 比 ) 2011 年 Q2 2015 年 第 2 四 半 期 0-5 2000 2003 2006 2009 2012 出 所 : 中 国 国 家 統 計 局 期 間 :2000 年 ~2014 年 ( 年 ) 10 5 また 別 のグラフでは 社 会 融 資 総 量 と 不 動 産 投 資 の 前 年 比 推 移 を 示 しています 0 GDP 国 有 産 業 不 動 産 民 間 産 業 その 他 サービス 業 社 会 融 資 総 量 と 不 動 産 投 資 の 変 化 率 (%) 40 社 会 融 資 総 量 ( 前 年 比 ) 30 20 10 不 動 産 投 資 ( 前 年 比 ) 0 2000 2003 2006 2009 2012 ( 年 ) 出 所 : 中 国 国 家 統 計 局 期 間 :2000 年 ~2014 年 出 所 :キャピタル エコノミクス 時 点 :2015 年 6 月 中 国 の 減 速 要 因 が 明 らかとなったところで 世 界 経 済 にどのような 影 響 を 及 ぼすのかを 考 察 します まず 中 国 は 消 費 主 導 経 済 への 転 換 を 進 めており GDP 成 長 寄 与 に 占 める 消 費 の 割 合 も 横 ばいであることから 消 費 関 連 で 中 国 に 輸 出 を 行 っている 国 (タイ フィリピン ベトナ ムは 衣 類 を 中 国 へ 輸 出 )に 対 する 中 国 の 減 速 の 影 響 は 限 定 的 と 考 えられます 一 方 中 国 の 不 動 産 投 資 関 連 で 機 械 等 を 輸 出 している 国 ( 韓 国 台 湾 日 本 ドイツ) に 関 しては 減 速 の 影 響 を 大 きく 受 ける 可 能 性 があります アジア ハイ イールド 債 券 に 関 連 した 話 としては 中 国 の 景 気 減 速 ( 投 資 要 因 )が 本 格 化 した 場 合 韓 国 や 台 湾 の 受 けるインパクトの 見 極 めが 重 要 です また それ 以 外 の 東 南 アジア 地 域 に 関 しては 堅 調 な 中 国 の 雇 用 環 境 や 賃 金 上 昇 加 えて 消 費 が 堅 調 に 推 移 していることか ら 決 してマイナス 要 素 ばかりではないと 見 ています 過 去 のデータは 将 来 の 動 向 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 5

セミナー レポート (まとめ) 本 ファンドの 今 を 表 す 4つの 投 資 テーマ 2015/11/25 2014/12/09 まとめ 本 ファンドの 今 を 表 す 4つの 投 資 テーマ 最 後 に GSアジア ハイ イールド 債 券 ファンドの 運 用 における 主 要 投 資 テーマを4つお 伝 えします まず1 点 目 は 非 景 気 循 環 セクター です アジア 地 域 は 過 去 と 比 較 すると 経 済 成 長 がやや 鈍 化 していることもあり 本 ファン ドの 足 元 の 運 用 スタイルとしては 経 済 環 境 に 左 右 され ない 安 定 したキャッシュ フローを 持 つ 非 景 気 循 環 セクタ ーに 注 目 しています 具 体 的 には 公 益 や 通 信 メディア が 挙 げられますが 不 動 産 においてもオフィス 賃 貸 など の 安 定 したキャッシュフローを 持 つ 企 業 はこのテーマと 合 致 しており 弊 社 が 選 好 する 銘 柄 となります 2 点 目 のテーマは 米 ドル 高 です ここ2~3 年 堅 調 な 米 経 済 成 長 に 支 えられる 形 で 為 替 市 場 は 米 ドル 独 歩 高 の 展 開 となっています この 環 境 において アジア ハ イ イールド 債 券 運 用 で 注 意 すべきは 通 貨 のミスマッ チ です 一 部 のアジア 企 業 は 収 入 は 現 地 のアジア 通 貨 でありながら 借 り 入 れは 米 ドル 建 てという 通 貨 のミスマ ッチを 起 こしていることがあり そのような 企 業 はアジア 通 貨 が 対 米 ドルで 下 落 すると 債 務 が 現 地 通 貨 ベースで 膨 れ 上 がってしまいます 弊 社 では 企 業 のバランスシ ートを 綿 密 に 分 析 しており 通 貨 のミスマッチが 生 じてい る 企 業 を 避 けた 運 用 を 行 っています または 米 ドル 建 ての 借 り 入 れが 多 い 企 業 であっても 借 り 入 れの 段 階 で 為 替 ヘッジを 行 っている あるいは 収 益 の 一 部 が 米 ドル であるような 企 業 に 対 して 選 択 的 に 投 資 しています 3 点 目 のテーマは 金 融 緩 和 です 先 進 国 の 金 融 緩 和 がグローバル クレジット 資 産 にとって 追 い 風 であること に 加 え 中 国 の 金 融 緩 和 に 代 表 されるアジア 各 国 の 緩 和 的 な 環 境 も アジアのクレジット 資 産 にプラスに 寄 与 す ると 考 えています その 観 点 から 弊 社 では 中 国 の 不 動 産 銘 柄 について ( 銘 柄 選 択 を 第 一 として)エクスポージ ャーを 維 持 しています 最 後 4 点 目 のテーマは 個 別 要 因 です GSAMとして 最 も 分 析 に 注 力 しているものですが 最 も 表 現 しづらい テーマでもあります 一 つ 言 える 事 は しっかりと 企 業 の バランスシートを 精 査 し デフォルトを 掴 まないよう 優 良 な 企 業 を 発 掘 することがキーポイントと 考 えています 主 要 投 資 テーマ 非 景 気 循 環 セクター 米 ドル 高 出 所 :GSAM 時 点 :2015 年 10 月 末 金 融 緩 和 個 別 要 因 その 他 Q&A アジア ハイ イールド 債 券 市 場 の 主 な 参 加 者 はアジアの 投 資 家 でしょうか? アジア ハイ イールド 債 券 市 場 は 元 々アジア 中 心 のマーケットとなっていましたが 足 元 ではそのトレンドも 大 きく 変 わってきています まずアジアの 中 でも 富 裕 層 のシェアが 目 立 っており さらにアジア 地 域 の 枠 を 超 えて 世 界 に 広 がってきています こういった 情 報 は 弊 社 が 新 発 債 を 入 札 する 際 に 証 券 会 社 から 仕 入 れており 二 次 情 報 ではありますが 債 券 市 場 の 流 動 性 も 増 しているところを 見 ると 信 憑 性 が 高 いように 感 じられます また 弊 社 独 自 の 情 報 としては 直 近 設 定 したルク センブルク 籍 のアジア ハイ イールド 債 券 ファンドに 纏 わる 話 が 挙 げられます このファンド 設 定 の 背 景 にはスイ スやアジア( 除 く 日 本 )の 富 裕 層 によるリクエストがあり また 私 (オウイ)は 今 年 だけで7 回 もヨーロッパに 出 張 し 投 資 家 との 議 論 を 重 ねてきました 以 上 より 投 資 家 層 の 拡 大 は 肌 で 感 じることが 出 来 ています アジア 企 業 の 社 債 発 行 が 活 発 化 していると 聞 きますが それは 何 故 でしょうか? 回 答 としては2つ 挙 げられ 一 つは 企 業 の 資 産 価 値 の 上 昇 に 伴 う 資 金 調 達 の 増 加 そしてもう 一 つが 資 金 調 達 手 法 の 多 様 化 となります まず 一 つ 目 については 特 に 解 説 の 必 要 もないのですが 資 産 価 値 の 増 大 が 背 景 にあるため 社 債 発 行 を 行 っていて も 総 資 産 に 占 める 負 債 比 率 は 過 去 と 比 較 して 低 位 安 定 しています また もう 一 点 の 資 金 調 達 の 多 様 化 について は これまでアジア 企 業 の 資 金 調 達 方 法 と 言 えば 株 式 発 行 か 銀 行 からの 借 り 入 れが 主 となっていたのが ここ10 年 くらいでは 社 債 による 資 金 調 達 が 加 速 度 的 に 増 えているということです 資 金 調 達 方 法 が2つから3つになった ことでバランスシートの 負 債 部 分 も 分 散 され この 点 は 企 業 の 財 務 基 盤 にプラス 寄 与 しています また アジア 企 業 の 積 極 的 な 社 債 発 行 に 伴 ってアジア ハイ イールド 債 券 市 場 は 拡 大 傾 向 にあり 市 場 の 流 動 性 も 高 まってきて います この 健 全 なプロセスを 経 て 投 資 家 層 が 徐 々に 広 がりを 見 せていることも ここで 付 け 加 えさせていただき ます 上 記 は 例 示 をもって 理 解 を 深 めていただくことを 目 的 とした 概 念 図 です 過 去 のデータは 将 来 の 動 向 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 6

収 益 分 配 金 に 関 わる 留 意 点 分 配 金 は 預 貯 金 の 利 息 とは 異 なり 投 資 信 託 の 純 資 産 から 支 払 われますので 分 配 金 が 支 払 われると その 金 額 相 当 分 基 準 価 額 は 下 がります 分 配 金 は 計 算 期 間 中 に 発 生 した 収 益 ( 経 費 控 除 後 の 配 当 等 収 益 および 評 価 益 を 含 む 売 買 益 )を 超 えて 支 払 われる 場 合 があります したがって ファンドの 分 配 金 の 水 準 は 必 ずしも 計 算 期 間 におけるファンドの 収 益 率 を 示 唆 するものではあり ません 計 算 期 間 中 に 運 用 収 益 があった 場 合 においても 当 該 運 用 収 益 を 超 えて 分 配 を 行 った 場 合 当 期 決 算 日 の 基 準 価 額 は 前 期 決 算 日 の 基 準 価 額 と 比 べて 下 落 することになります 分 配 金 は 分 配 方 針 に 基 づき 分 配 対 象 額 から 支 払 われます 分 配 対 象 額 とは 1 経 費 控 除 後 の 配 当 等 収 益 2 経 費 控 除 後 の 評 価 益 を 含 む 売 買 益 3 分 配 準 備 積 立 金 ( 当 該 計 算 期 間 よりも 前 に 累 積 した 配 当 等 収 益 および 売 買 益 )4 収 益 調 整 金 ( 信 託 の 追 加 設 定 の 際 追 加 設 定 をした 価 額 から 元 本 を 差 引 いた 差 額 分 )です 上 記 のとおり 分 配 金 は 計 算 期 間 中 に 発 生 した 収 益 を 超 えて 支 払 われる 場 合 がありますので 元 本 の 保 全 性 を 追 求 される 投 資 家 の 場 合 には 市 場 の 変 動 等 に 伴 う 組 み 入 れ 資 産 の 価 値 の 減 少 だけでなく 収 益 分 配 金 の 支 払 いによる 元 本 の 払 戻 しにより 本 ファンドの 基 準 価 額 が 減 価 することに 十 分 ご 留 意 ください 7

収 益 分 配 金 に 関 わる 留 意 点 ( 続 き) 投 資 家 のファンドの 購 入 価 額 によっては 分 配 金 の 一 部 ないし 全 部 が 実 質 的 には 元 本 の 一 部 払 戻 しに 相 当 する 場 合 が あります ファンド 購 入 後 の 基 準 価 額 の 値 上 がりが 支 払 われた 分 配 金 額 より 小 さかった 場 合 も 実 質 的 に 元 本 の 一 部 払 戻 しに 相 当 することがあります 元 本 の 一 部 払 戻 しに 該 当 する 部 分 は 元 本 払 戻 金 ( 特 別 分 配 金 )として 非 課 税 の 扱 いに なります 普 通 分 配 金 : 個 別 元 本 ( 投 資 家 のファンドの 購 入 価 額 )を 上 回 る 部 分 からの 分 配 金 です 元 本 払 戻 金 : 個 別 元 本 を 下 回 る 部 分 からの 分 配 金 です 分 配 後 の 投 資 家 の 個 別 元 本 は 元 本 払 戻 金 ( 特 別 分 配 金 )の 額 だけ 減 少 します ( 特 別 分 配 金 ) ( 注 ) 普 通 分 配 金 に 対 する 課 税 については 投 資 信 託 説 明 書 ( 交 付 目 論 見 書 ) の 手 続 手 数 料 等 の ファンドの 費 用 税 金 をご 覧 くだ さい 8

通 貨 選 択 型 ファンドの 収 益 イメージ 通 貨 選 択 型 の 投 資 信 託 は 株 式 や 債 券 などといった 投 資 対 象 資 産 に 加 えて 為 替 取 引 の 対 象 となる 円 以 外 の 通 貨 も 選 択 することができるように 設 計 された 投 資 信 託 です 通 貨 選 択 型 の 投 資 信 託 の 収 益 源 としては 以 下 の3つの 要 素 が 挙 げられます これらの 収 益 源 に 相 応 してリスクが 内 在 していることに 注 意 が 必 要 です 9

ファンドのポイント 1. 本 ファンドは 投 資 信 託 証 券 を 通 じて 主 として 日 本 を 除 くアジアの 企 業 が 発 行 する 米 ドル 建 てハイ イールド 債 券 に 投 資 します 組 入 れ 投 資 信 託 証 券 では 米 ドル 建 て 以 外 の 資 産 に 投 資 することがあります 米 ドル 建 て 以 外 の 外 貨 建 資 産 に 投 資 を 行 った 場 合 は 原 則 として 対 米 ドルで 為 替 ヘッジを 行 います 2. 本 ファンドでは3つの 通 貨 コースからお 選 びいただけます アジア 通 貨 コース 米 ドル 建 て 資 産 に 対 して 原 則 として 対 アジア 通 貨 で 為 替 取 引 を 活 用 することにより アジア 通 貨 への 投 資 効 果 を 追 求 します 本 ファンドにおいて アジア 通 貨 とは アジア 地 域 の 中 で 通 貨 の 流 動 性 金 利 水 準 経 済 状 況 等 を 勘 案 して 委 託 会 社 が 選 択 したインド ルピー インドネシア ルピアおよび 韓 国 ウォンのことをいい 原 則 として3 通 貨 に 均 等 配 分 します 米 ドルコース 米 ドル 建 て 資 産 に 対 して 原 則 として 対 円 での 為 替 ヘッジは 行 いません 円 コース 米 ドル 建 て 資 産 に 対 して 原 則 として 対 円 で 為 替 ヘッジを 行 います 3. 原 則 として 毎 月 25 日 ( 休 業 日 の 場 合 は 翌 営 業 日 )の 決 算 時 に 分 配 を 行 います 運 用 状 況 によっては 分 配 の 金 額 が 変 わる 場 合 あるいは 分 配 金 が 支 払 われない 場 合 があります 市 況 動 向 や 資 金 動 向 その 他 の 要 因 等 によっては 運 用 方 針 に 従 った 運 用 ができない 場 合 があります 委 託 会 社 は 本 ファンドの 運 用 をゴールドマン サックス アセット マネジメント インターナショナルおよびゴールドマン サックス(シンガポール) ピーティーイー( 投 資 顧 問 会 社 以 下 それぞれ GSAMロンドン および GSAMシンガポール といいます )に 委 託 します GSAMロンドンおよび GSAMシンガポールは 運 用 の 権 限 の 委 託 を 受 けて 投 資 信 託 証 券 および 為 替 の 運 用 を 行 います ファンドの 仕 組 み 本 ファンドは ファンド オブ ファンズ 方 式 で 運 用 を 行 います 運 用 にあたってはゴールドマン サックス アセット マ ネジメントが 運 用 する 投 資 信 託 証 券 のうち 本 ファンドの 運 用 戦 略 を 行 うために 必 要 と 認 められる 下 記 の 投 資 信 託 証 券 を 主 要 投 資 対 象 とします 委 託 会 社 が 属 するゴールドマン サックスの 資 産 運 用 グループ 全 体 を ゴールドマン サックス アセット マネジメント といいます 各 投 資 信 託 証 券 ( 以 下 総 称 して 組 入 れファンド 組 入 れ 投 資 信 託 証 券 または 指 定 投 資 信 託 証 券 ということがあります )への 投 資 比 率 は 資 金 動 向 および 各 投 資 信 託 証 券 の 収 益 性 等 を 勘 案 して 決 定 するものとします 原 則 として ゴールドマン サックス アジア ハイ イールド ボンド FX サブ トラスト の 組 入 比 率 を 高 位 に 保 つものの 各 投 資 信 託 証 券 への 投 資 比 率 には 制 限 を 設 けません 投 資 対 象 となる 投 資 信 託 証 券 は 見 直 されることがあります この 際 上 記 の 投 資 信 託 証 券 が 除 外 されたり 新 たな 投 資 信 託 証 券 が 追 加 さ れる 場 合 もあります 10

投 資 リスク 基 準 価 額 の 変 動 要 因 投 資 信 託 は 預 貯 金 と 異 なります 本 ファンドは 値 動 きのある 有 価 証 券 等 に 投 資 しますので 基 準 価 額 が 変 動 します また 為 替 の 変 動 により 損 失 を 被 ることがあります したがって ご 投 資 家 の 皆 さまの 投 資 元 金 は 保 証 されているものではなく 基 準 価 額 の 下 落 により 損 失 を 被 り 投 資 元 金 が 割 り 込 むことがあります 信 託 財 産 に 生 じた 損 益 はすべてご 投 資 家 の 皆 さまに 帰 属 します 主 な 変 動 要 因 カントリー リスク 新 興 国 市 場 への 投 資 には 先 進 国 の 市 場 への 投 資 と 比 較 して カントリー リスクの 中 でも 特 に 次 のような 留 意 点 があります 例 えば 財 産 の 収 用 国 有 化 等 のリスクや 社 会 政 治 経 済 の 不 安 定 要 素 がより 大 きいこと 市 場 規 模 が 小 さく 取 引 高 が 小 さいことから 流 動 性 が 低 く 流 動 性 の 高 い 場 合 に 比 べ 市 況 によっては 大 幅 な 安 値 での 売 却 を 余 儀 なくされる 可 能 性 があること 為 替 レートやその 他 現 地 通 貨 の 交 換 に 要 するコストの 変 動 が 激 しいこと 取 引 の 決 済 制 度 上 の 問 題 海 外 との 資 金 決 済 上 の 問 題 等 が 挙 げられます その 他 にも 会 計 基 準 の 違 いから 現 地 の 企 業 に 関 する 十 分 な 情 報 が 得 られない あるいは 一 般 に 市 場 における 規 制 がより 緩 やかである といった 問 題 もあります 新 興 国 市 場 への 投 資 にあたっては 長 期 での 投 資 が 可 能 な 余 裕 資 金 の 範 囲 で 投 資 を 行 うことが 肝 要 です 債 券 の 価 格 変 動 リスク 信 用 リスク 債 券 の 市 場 価 格 は 金 利 が 上 昇 すると 下 落 し 金 利 が 低 下 すると 上 昇 します 金 利 の 変 動 による 債 券 価 格 の 変 化 の 度 合 い(リスク) は 債 券 の 満 期 までの 期 間 が 長 ければ 長 いほど 大 きくなる 傾 向 があります 債 券 への 投 資 に 際 しては 債 券 発 行 体 の 倒 産 等 の 理 由 で 利 息 や 元 金 の 支 払 いがなされない もしくは 滞 ること 等 (これを 債 務 不 履 行 といいます )の 信 用 リスクを 伴 います 一 般 に 発 行 体 の 信 用 度 は 第 三 者 機 関 による 格 付 けで 表 されますが 格 付 けが 低 いほど 債 務 不 履 行 の 可 能 性 が 高 いことを 意 味 します 発 行 体 の 債 務 不 履 行 が 生 じた 場 合 債 券 価 格 は 大 きく 下 落 する 傾 向 があるほか 投 資 した 資 金 を 回 収 できないことがあります 一 般 に ハイ イールド 債 券 は 投 資 適 格 債 券 と 比 較 して 債 券 発 行 体 の 業 績 や 財 務 内 容 などの 変 化 ( 格 付 けの 変 更 や 市 場 での 評 判 等 を 含 みます )により 債 券 価 格 が 大 きく 変 動 することがあります 特 に 信 用 状 況 が 大 き く 悪 化 するような 場 合 では 短 期 間 で 債 券 価 格 が 大 きく 下 落 することがあり 本 ファンドの 基 準 価 額 が 下 落 する 要 因 となります また ハイ イールド 債 券 は 投 資 適 格 債 券 と 比 較 して 債 務 不 履 行 が 生 じる 可 能 性 が 高 いと 考 えられます 為 替 変 動 リスク 本 ファンドへの 投 資 には 投 資 対 象 資 産 のリスクに 加 えて 為 替 変 動 リスクが 伴 います 例 えば アジア 通 貨 コースは アジア ハイ イールド 債 券 の 投 資 リスクに 加 えてアジア 通 貨 の 為 替 変 動 リスクが 伴 います <アジア 通 貨 コース> アジア 通 貨 の 為 替 レートが 円 高 方 向 に 進 んだ 場 合 には 基 準 価 額 が 下 落 する 要 因 となり 投 資 元 金 を 割 り 込 むことによる 損 失 を 被 ることがあります アジア 通 貨 の 為 替 レートは 短 期 間 に 大 幅 に 変 動 することがあり 先 進 国 と 比 較 して 相 対 的 に 高 い 為 替 変 動 リスクがあります 本 ファンドが 実 質 的 な 主 要 投 資 対 象 とするアジア ハイ イールド 債 券 の 価 格 とアジア 通 貨 クラスにおける 通 貨 の 為 替 レートは 市 場 環 境 によっては 同 時 に 変 動 する 場 合 があります その 際 には アジア ハイ イールド 債 券 の 価 格 と 為 替 レートが 同 時 に 下 落 し 本 ファンドの 基 準 価 額 がより 大 幅 に 下 落 する 可 能 性 があります 市 場 の 混 乱 や 急 激 な 変 動 経 済 危 機 等 により 市 場 参 加 者 がリ スク 回 避 傾 向 を 強 めた 場 合 等 において このような 状 況 が 生 じる 場 合 があります なお アジア 通 貨 の 短 期 金 利 が 米 ドルよりも 低 い 場 合 金 利 差 相 当 分 が 為 替 取 引 に 伴 うコストとして 発 生 し 本 ファンドの 運 用 成 果 にマイナスの 影 響 を 及 ぼす 場 合 があることに ご 留 意 ください また かかるコストは NDFを 用 いて 為 替 取 引 を 行 う 場 合 需 給 や 規 制 等 の 影 響 により 金 利 差 から 想 定 される 水 準 よりも 大 きくなる 場 合 があります < 米 ドルコース> 外 貨 建 資 産 については 原 則 として 対 円 で 為 替 ヘッジは 行 いません したがって 為 替 変 動 リスクが 伴 います 為 替 レートは 短 期 的 に 大 幅 に 変 動 することがあります 米 ドルの 為 替 レートが 円 高 方 向 に 進 んだ 場 合 には 基 準 価 額 が 下 落 する 要 因 となり 投 資 元 金 を 割 り 込 むことによる 損 失 を 被 ることがあります < 円 コース> 一 般 的 に 外 貨 建 資 産 への 投 資 には 為 替 リスクが 伴 いますが 為 替 ヘッジを 行 い 為 替 変 動 リスクの 低 減 を 図 ります ただし 為 替 変 動 リスクを 完 全 に 排 除 できるものではありません なお 為 替 ヘッジを 行 うにあたりヘッジ コストがかかります(ヘッジ コストとは 為 替 ヘッジを 行 う 通 貨 の 金 利 と 円 の 金 利 の 差 に 相 当 し 円 の 金 利 の 方 が 低 い 場 合 この 金 利 差 分 収 益 が 低 下 します ) 流 動 性 リスク 市 場 規 模 や 取 引 量 が 少 ない 場 合 組 入 銘 柄 を 売 却 する 際 に 市 場 実 勢 から 期 待 される 価 格 で 売 却 できず 不 測 の 損 失 を 被 るリスクが あります このような 場 合 本 ファンドの 基 準 価 額 が 大 きく 下 落 する 可 能 性 や 換 金 に 対 応 するための 十 分 な 資 金 を 準 備 できないこと により 換 金 のお 申 込 みを 制 限 することがあります 11

お 申 込 みメモ 購 入 単 位 販 売 会 社 によって 異 なります 購 入 価 額 購 入 申 込 日 の 翌 営 業 日 の 基 準 価 額 購 入 代 金 販 売 会 社 が 指 定 する 日 までにお 支 払 いください 換 金 価 額 換 金 申 込 日 の 翌 営 業 日 の 基 準 価 額 換 金 代 金 原 則 として 換 金 申 込 日 から 起 算 して6 営 業 日 目 から お 申 込 みの 販 売 会 社 を 通 じてお 支 払 いいたします 購 入 換 金 申 込 不 可 日 申 込 締 切 時 間 信 託 期 間 繰 上 償 還 英 国 証 券 取 引 所 ニューヨーク 証 券 取 引 所 もしくはシンガポール 証 券 取 引 所 の 休 業 日 またはロンドン ニューヨー クもしくはシンガポールの 銀 行 の 休 業 日 ( 以 下 ファンド 休 業 日 といいます ) ファンド 休 業 日 を 除 く 毎 営 業 日 の 原 則 として 午 後 3 時 まで 2021 年 10 月 25 日 まで( 設 定 日 :2011 年 10 月 11 日 ) 委 託 会 社 は 信 託 期 間 の 延 長 が 受 益 者 に 有 利 であると 認 めた 場 合 は 信 託 期 間 を 延 長 することができます 各 コースそれぞれについて 受 益 権 の 総 口 数 が30 億 口 を 下 回 ることとなった 場 合 等 には 繰 上 償 還 となる 場 合 があ ります 主 要 投 資 対 象 とする 投 資 信 託 証 券 が 存 続 しないこととなる 場 合 には 繰 上 償 還 となります 決 算 日 毎 月 25 日 (ただし 休 業 日 の 場 合 は 翌 営 業 日 ) 収 益 分 配 信 託 金 の 限 度 額 課 税 関 係 ( 個 人 の 場 合 ) 毎 月 の 決 算 時 に 原 則 として 収 益 の 分 配 を 行 います 販 売 会 社 によっては 分 配 金 の 再 投 資 が 可 能 です 運 用 状 況 によっては 分 配 金 の 金 額 が 変 わる 場 合 あるいは 分 配 金 が 支 払 われない 場 合 があります 各 コースについて2,000 億 円 を 上 限 とします 課 税 上 は 株 式 投 資 信 託 として 取 扱 われます 公 募 株 式 投 資 信 託 は 少 額 投 資 非 課 税 制 度 (NISA)の 適 用 対 象 で す 配 当 控 除 の 適 用 はありません 原 則 分 配 時 の 普 通 分 配 金 ならびに 換 金 ( 解 約 ) 時 および 償 還 時 の 譲 渡 益 が 課 税 の 対 象 となります 12

ファンドの 費 用 投 資 者 が 直 接 的 に 負 担 する 費 用 購 入 時 購 入 時 手 数 料 購 入 申 込 日 の 翌 営 業 日 の 基 準 価 額 に 3.78%( 税 抜 3.5%)を 上 限 として 販 売 会 社 が 定 める 率 を 乗 じて 得 た 額 とします 換 金 時 信 託 財 産 留 保 額 なし 投 資 者 が 信 託 財 産 で 間 接 的 に 負 担 する 費 用 純 資 産 総 額 に 対 して 年 率 1.8684%( 税 抜 1.73%) 毎 日 運 用 管 理 費 用 ( 信 託 報 酬 ) 運 用 管 理 費 用 は 毎 計 算 期 末 または 信 託 終 了 のときに 信 託 財 産 中 から 支 払 われます 組 入 れる 投 資 信 託 証 券 ゴールドマン サックス ファンズ ピーエルシー-ゴールドマン サック スUS$リキッド リザーブズ ファンド において 年 率 0.35%を 上 限 とする 信 託 報 酬 が 別 途 加 算 されますが 当 該 投 資 信 託 証 券 の 組 入 比 率 は 運 用 状 況 に 応 じて 変 動 するため 受 益 者 が 実 質 的 に 負 担 する 運 用 管 理 費 用 ( 信 託 報 酬 )の 率 および 上 限 額 は 事 前 に 表 示 することができませ ん ただし 当 該 投 資 信 託 証 券 の 組 入 比 率 は 通 常 低 位 にとどまります 信 託 事 務 の 諸 費 用 監 査 法 人 等 に 支 払 うファンドの 監 査 に 係 る 費 用 印 刷 費 用 など 信 託 事 務 の 諸 費 用 が 信 託 財 産 の 純 資 産 総 額 の 年 率 0.05% 相 当 額 を 上 限 として 定 率 で 日 々 計 上 され 毎 計 算 期 末 または 信 託 終 了 のときに 信 託 財 産 中 から 支 払 われるほか 組 入 れ 投 資 信 託 証 券 の 信 託 事 務 の 諸 費 用 が 各 投 資 信 託 証 券 から 支 払 われます 随 時 その 他 の 費 用 手 数 料 有 価 証 券 売 買 時 の 売 買 委 託 手 数 料 や 資 産 を 外 国 で 保 管 する 場 合 の 費 用 等 上 記 その 他 の 費 用 手 数 料 ( 組 入 れ 投 資 信 託 証 券 において 発 生 したものを 含 みます )はファンド より 実 費 として 間 接 的 にご 負 担 いただきますが 運 用 状 況 等 により 変 動 するものであり 事 前 に 料 率 上 限 額 等 を 表 示 することができません 上 記 の 手 数 料 等 の 合 計 額 については ご 投 資 家 の 皆 さまがファンドを 保 有 される 期 間 等 に 応 じて 異 なりますので 表 示 することができません 委 託 会 社 その 他 関 係 法 人 の 概 要 について ゴールドマン サックス アセット マネジメント 株 式 会 社 ( 委 託 会 社 ) 第 325 号 加 入 協 会 : 日 本 証 券 業 協 会 投 資 信 託 協 会 日 本 投 資 顧 問 業 協 会 第 二 種 取 引 業 協 会 信 託 財 産 の 運 用 の 指 図 等 を 行 います ゴールドマン サックス アセット マネジメント インターナショナル(GSAMロンドン)( 投 資 顧 問 会 社 ) ゴールドマン サックス(シンガポール)ピーティーイー(GSAMシンガポール) ( 投 資 顧 問 会 社 ) 委 託 会 社 より 運 用 の 指 図 に 関 する 権 限 の 委 託 を 受 けて 投 資 判 断 発 注 等 を 行 います 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 株 式 会 社 ( 受 託 会 社 ) 信 託 財 産 の 保 管 管 理 等 を 行 います 販 売 会 社 本 ファンドの 販 売 業 務 等 を 行 います 販 売 会 社 については 下 記 の 照 会 先 までお 問 い 合 わせください ゴールドマン サックス アセット マネジメント 株 式 会 社 電 話 : 03(6437)6000 ( 受 付 時 間 : 営 業 日 の 午 前 9 時 から 午 後 5 時 まで) ホームページ アドレス:www.gsam.co.jp 13

販 売 会 社 一 覧 <アジア 通 貨 コース> 名 登 録 番 号 日 本 証 券 業 協 会 日 本 投 資 投 資 信 託 協 会 顧 問 業 協 会 金 融 先 物 取 引 業 協 会 第 二 種 取 引 業 協 会 池 田 泉 州 TT 証 券 株 式 会 社 ( 注 ) SMBC 日 興 証 券 株 式 会 社 髙 木 証 券 株 式 会 社 ちばぎん 証 券 株 式 会 社 東 海 東 京 証 券 株 式 会 社 浜 銀 TT 証 券 株 式 会 社 三 菱 UFJモルガン スタンレーPB 証 券 株 式 会 社 ワイエム 証 券 株 式 会 社 ゴールドマン サックス 証 券 株 式 会 社 近 畿 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 370 号 第 2251 号 近 畿 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 20 号 第 114 号 東 海 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 140 号 ( 注 ) 本 ファンドの 新 規 の 購 入 申 込 み 受 付 を 停 止 しております 詳 しくは 販 売 会 社 にお 問 い 合 わせのうえ < 米 ドルコース/ 円 コ-ス> 第 1977 号 第 180 号 中 国 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 8 号 第 69 号 名 登 録 番 号 日 本 証 券 業 協 会 日 本 投 資 投 資 信 託 協 会 顧 問 業 協 会 金 融 先 物 取 引 業 協 会 第 二 種 取 引 業 協 会 池 田 泉 州 TT 証 券 株 式 会 社 ( 注 ) SMBC 日 興 証 券 株 式 会 社 髙 木 証 券 株 式 会 社 ちばぎん 証 券 株 式 会 社 東 海 東 京 証 券 株 式 会 社 浜 銀 TT 証 券 株 式 会 社 三 菱 UFJモルガン スタンレーPB 証 券 株 式 会 社 楽 天 証 券 株 式 会 社 ワイエム 証 券 株 式 会 社 ゴールドマン サックス 証 券 株 式 会 社 近 畿 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 370 号 第 2251 号 近 畿 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 20 号 第 114 号 東 海 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 140 号 第 1977 号 第 180 号 第 195 号 中 国 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 8 号 第 69 号 ( 注 ) 本 ファンドの 新 規 の 購 入 申 込 み 受 付 を 停 止 しております 詳 しくは 販 売 会 社 にお 問 い 合 わせのうえ 14

本 資 料 のご 利 用 にあたってのご 留 意 事 項 等 本 資 料 はゴールドマン サックス アセット マネジメント 株 式 会 社 ( 以 下 当 社 といいます )が 作 成 した 資 料 です 投 資 信 託 の 取 得 の 申 込 みにあたっては 販 売 会 社 より 投 資 信 託 説 明 書 ( 交 付 目 論 見 書 ) 等 をお 渡 しいたしますので 必 ずその 内 容 をご 確 認 のうえ ご 自 身 でご 判 断 ください 本 ファンドは 値 動 きのある 有 価 証 券 等 ( 外 国 証 券 には 為 替 リスクもあります )に 投 資 しますので 基 準 価 額 は 変 動 します したがって 元 金 が 保 証 されているものではありません 本 資 料 は 当 社 が 信 頼 できると 判 断 した 情 報 等 に 基 づいて 作 成 されていますが 当 社 がその 正 確 性 完 全 性 を 保 証 するも のではありません 本 資 料 に 記 載 された 過 去 の 運 用 実 績 は 将 来 の 運 用 成 果 を 示 唆 あるいは 保 証 するものではありません 投 資 価 値 および 投 資 によってもたらされる 収 益 は 上 方 にも 下 方 にも 変 動 します この 結 果 投 資 元 本 を 割 り 込 むことがあります 本 資 料 に 記 載 された 見 解 は 情 報 提 供 を 目 的 とするものであり いかなる 投 資 助 言 を 提 供 するものではなく また 個 別 銘 柄 の 購 入 売 却 保 有 等 を 推 奨 するものでもありません 記 載 された 見 解 は 資 料 作 成 時 点 のものであり 将 来 予 告 なしに 変 更 する 場 合 があります 個 別 企 業 あるいは 個 別 銘 柄 についての 言 及 は 当 該 個 別 銘 柄 の 売 却 購 入 または 継 続 保 有 の 推 奨 を 目 的 とするもので はありません 本 資 料 において 言 及 された 証 券 について 将 来 の 投 資 判 断 が 必 ずしも 利 益 をもたらすとは 限 らず また 言 及 された 証 券 のパフォーマンスと 同 様 の 投 資 成 果 を 示 唆 あるいは 保 証 するものでもありません 投 資 信 託 は 預 金 保 険 または 保 険 契 約 者 保 護 機 構 の 保 護 の 対 象 ではありません 銀 行 等 の 登 録 金 融 機 関 でご 購 入 いただく 投 資 信 託 は 投 資 者 保 護 基 金 の 支 払 対 象 ではありません 投 資 信 託 は 金 融 機 関 の 預 金 と 異 なり 元 金 および 利 息 の 保 証 はありません 投 資 した 資 産 の 価 値 の 減 少 を 含 むリスクは 投 資 信 託 をご 購 入 のお 客 様 が 負 うことになります 本 資 料 の 一 部 または 全 部 を 弊 社 の 書 面 による 事 前 承 諾 なく(I) 複 写 写 真 複 写 あるいはその 他 いかなる 手 段 において 複 製 すること あるいは(Ⅱ) 再 配 布 することを 禁 じます 2015 Goldman Sachs. All rights reserved. <21902-OTU-111272> 15