医 療 施 設 静 態 調 査 都 道 府 県 データに 基 づく 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 析 はじめに 過 去 20 年 もの 間 わが 国 では 急 速 な 少 子 化 が 進 んできた 最 近 では 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 位 で 推 移 しているばかりでなく



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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

○00表紙

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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設 問 一 覧 全 員 にお 聞 きします 103 万 円 の 壁 130 万 円 の 壁 について 知 っていますか?...(SA) あなたの 年 収 を 教 えてください...(SA) 年 収 が 103 万 円 以 下 103 万 円 超 130 万 円 以 下 と 答 えた 人 あなたは 年

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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別紙3

Transcription:

医 療 施 設 静 態 調 査 都 道 府 県 データに 基 づく 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 析 * 2013 年 3 月 法 政 大 学 経 済 学 部 河 村 真 mak.kawa466@gmail.com 法 政 大 学 経 済 学 部 小 椋 正 立 * 本 稿 の 基 礎 になった 研 究 に 対 して 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 特 別 推 進 研 究 世 代 間 問 題 の 経 済 分 析 :さらなる 進 化 と 飛 躍 ( 研 究 課 題 番 号 :22000001)から 研 究 費 の 助 成 を 受 けた 規 して 謝 意 を 表 したい

医 療 施 設 静 態 調 査 都 道 府 県 データに 基 づく 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 析 はじめに 過 去 20 年 もの 間 わが 国 では 急 速 な 少 子 化 が 進 んできた 最 近 では 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 位 で 推 移 しているばかりでなく 出 生 数 (および 分 娩 数 )の 減 少 も 顕 著 である この 間 分 娩 の 現 場 では 帝 王 切 開 を 行 う 比 率 が 高 くなっていることが 医 療 施 設 調 査 ( 厚 生 労 働 省 [2])の 1996 年 以 降 2008 年 までの 3 年 おきデータを 用 いて 確 認 できる 同 様 の 現 象 をいち 早 く 経 験 した 米 国 では 少 子 化 に 伴 い 産 科 産 婦 人 科 などの 医 療 機 関 が 収 入 確 保 のために 帝 王 切 開 を 実 施 する 確 率 が 高 くなったとする 医 師 誘 発 需 要 仮 説 に 立 った 見 方 も 有 力 である(Jonathan Gruber, and Maria Owings[1]) しかしながら わが 国 のばあい 帝 王 切 開 の 増 加 は むしろ 妊 婦 の 需 要 側 の 要 因 による ものとも 考 えられる わが 国 においては ここ 20 年 ほどの 間 に 女 性 の 就 業 率 が 上 がり 出 産 の 機 会 費 用 (とくに 時 間 費 用 )は 上 昇 した もし 就 業 している 女 性 の 中 には 出 産 に よる 仕 事 の 中 断 をできるだけ 短 期 間 に 止 めたい という 願 望 を 持 つ 人 たちが 一 定 率 存 在 すれば 就 業 率 の 上 昇 とともに 分 娩 のタイミングを 調 節 できる 帝 王 切 開 の 選 好 が 強 まる のは 自 然 であると 考 えられる さらに わが 国 では 分 娩 を 扱 う 診 療 所 の 減 少 などによ り 医 療 機 関 数 はかなりの 速 さで 減 少 しており これに 対 処 するため 政 府 は 分 娩 を 大 規 模 な 分 娩 医 療 機 関 に 集 中 する 政 策 をとってきた この 結 果 長 い 距 離 と 時 間 をかけて 医 療 機 関 を 受 診 している 妊 婦 の 数 も 増 えていると 考 えられ 従 来 の 自 然 分 娩 のリスクが 高 まっ ている 可 能 性 もある 本 稿 の 目 的 は 分 娩 に 際 して 妊 婦 ( 需 要 者 側 )の 選 好 が 帝 王 切 開 実 施 の 可 能 性 を 高 め るという 立 場 から 近 年 の 帝 王 切 開 の 上 昇 の 要 因 分 析 を 行 うことである 要 因 分 析 を 行 う ためには 妊 婦 の 分 娩 上 のリスクを 統 御 する 必 要 がある 分 娩 上 のリスク すなわち 産 科 医 が 保 険 診 療 として 帝 王 切 開 実 施 するための 条 件 は 逆 子 複 産 ( 双 子 三 つ 子 など) の 場 合 過 去 の 分 娩 時 に 帝 王 切 開 を 行 なっているか 等 が 挙 げられている 妊 婦 健 診 の 経 時 的 結 果 過 去 の 出 産 経 験 分 娩 時 の 診 療 行 為 などは 分 娩 上 のリスクを 示 す 情 報 として 有 望 とおもわれるが 個 票 によらなければ 知 ることができない この 条 件 の 中 では 逆 子 過 去 に 帝 王 切 開 の 経 験 があるかは 個 票 に 頼 らざるを 得 ない 公 表 された 統 計 の 中 では 人 口 動 態 調 査 から 複 産 比 率 を 都 道 府 県 別 に 求 めることができる 他 に 出 産 時 母 親 の 平 均 体 重 子 供 の 平 均 体 重 平 均 身 長 なども 求 められる これらの 情 報 を 利 用 して 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 に 母 親 子 供 健 康 状 況 を 統 御 した 上 で 妊 婦 ( 需 要 者 )の 社 会 的 あるいは 経 済 的 な 要 因 が 寄 与 するかを 明 らかにしたい 1. 帝 王 切 開 実 施 比 率 の 検 討

1-1. 医 療 施 設 静 態 調 査 における 分 娩 数 と 人 口 動 態 調 査 における 分 娩 数 の 整 合 性 帝 王 切 開 実 施 比 率 を 都 道 府 県 別 に 求 めるために 都 道 府 県 別 に 分 娩 件 数 と 帝 王 切 開 実 施 件 数 を 求 める 必 要 がある 帝 王 切 開 実 施 件 数 は 社 会 医 療 行 為 診 療 行 為 別 調 査 から 全 国 の 総 数 を 得 られるが 地 域 別 データとして 帝 王 切 開 実 施 件 数 を 時 系 列 的 に 把 握 できるもの としては 3 年 おきの 医 療 施 設 静 態 調 査 ( 厚 生 労 働 省 [2])しかない そのため 帝 王 切 開 実 施 件 数 は 医 療 施 設 静 態 調 査 に 求 めることにする 一 方 分 娩 件 数 に 関 しては 同 じく 医 療 施 設 静 態 調 査 より 調 査 年 の 9 月 に 限 定 し た1ヶ 月 間 の 数 値 が 都 道 府 県 別 で 報 告 されている 他 に より 母 集 団 に 近 い 標 本 から 得 ら れたと 思 われる 分 娩 数 が 人 口 動 態 調 査 ( 厚 生 労 働 省 [3])に 毎 年 都 道 府 県 別 に 報 告 さ れている こちらの 分 娩 数 は 1 年 間 を 通 して 集 計 されたものである 人 口 動 態 調 査 の 他 の 統 計 表 を 組 み 合 わせ 9 月 1ヶ 月 間 の 分 娩 数 を 推 計 し 医 療 施 設 静 態 調 査 で 報 告 さ れている 分 娩 数 と 突 合 させてみることにする 2 統 計 における 分 娩 数 を 突 合 させるためには 調 査 年 を 揃 える 必 要 がある 医 療 施 設 静 態 調 査 の 直 近 の 調 査 年 2008 年 から 遡 り 2005 年 2002 年 および 1999 年 の 分 娩 数 を 人 口 動 態 調 査 医 療 施 設 静 態 調 査 より 得 る 表 1-1-1 は 人 口 動 態 調 査 における1 年 間 分 娩 数 が 総 数 の 罫 に 示 されている 医 療 施 設 調 査 で 報 告 される 分 娩 数 は 国 内 の 医 療 機 関 で 行 われたものに 限 られている そこで 人 口 動 態 調 査 の 総 数 から 外 国 で 分 娩 または 国 内 外 国 不 明 の 分 娩 数 を 除 いて 国 内 で の 分 娩 と 特 定 できる 分 娩 数 を 分 娩 数 ( 国 内 )の 罫 に 掲 げた 1999 年 の 国 内 での 分 娩 数 は 120 万 1000 件 2008 年 では 110 万 7000 件 程 度 と 読 める 次 に 医 療 施 設 静 態 調 査 ( 厚 生 労 働 省 [2])で 報 告 されている 分 娩 数 は 9 月 分 のもので ある そこで 人 口 動 態 調 査 で 得 られた 国 内 での 分 娩 数 を 9 月 1ヶ 月 間 に 限 って 推 計 す る 必 要 がある 分 娩 数 の 月 別 度 数 分 布 が 人 口 動 態 調 査 で 得 られないので 月 別 出 生 数 度 数 分 布 を 代 用 し 月 別 出 生 数 相 対 頻 度 分 布 より 9 月 の 相 対 頻 度 を 先 に 掲 げた 国 内 の 年 間 分 娩 数 ( 人 口 動 態 調 査 より 得 た)に 乗 じることにより 求 められる 月 別 出 生 数 度 数 分 布 および 相 対 頻 度 を 表 1-1-2 および 図 1-1 に 示 す 相 対 頻 度 でみれば 9 月 の 出 生 数 相 対 頻 度 は 99 年 02 年 05 年 および 08 年 を 通 じて 8.5 から 8.7% 程 度 である さらに 医 療 施 設 静 態 調 査 ( 厚 生 労 働 省 [2])の 分 娩 数 は 医 療 機 関 ( 病 院 および 診 療 所 ) で 分 娩 を 行 なったものに 限 られる これに 対 して 人 口 動 態 調 査 の 国 内 分 娩 数 には 医 療 機 関 に 加 え 助 産 所 自 宅 及 びその 他 で 分 娩 した 者 の 数 も 含 まれている やはり 分 娩 数 の 出 産 場 所 別 相 対 頻 度 は 求 められないので 出 生 数 のそれで 代 用 する 表 1-1-4 に 年 間 出 産 場 所 別 度 数 分 布 および 相 対 頻 度 分 布 を 示 す これによれば 医 療 機 関 ( 病 院 診 療 所 ) での 出 生 比 率 は 97%から 98%であることが 示 される 先 に 述 べた 各 年 の 9 月 の 相 対 頻 度 と 医 療 機 関 における 出 生 比 率 を 国 内 分 娩 数 に 乗 じて 医 療 機 関 における 9 月 国 内 分 娩 数 の

推 計 値 を 求 めた その 結 果 は 表 1-1-6 に 示 される 表 1-1-6 によれば 9 月 医 療 機 関 ( 病 院 診 療 所 計 )における 国 内 分 娩 数 の 人 口 動 態 調 査 に 基 づく 推 計 値 は 99 年 で 10 万 1000 件 ほど 2008 年 で 9 万 5000 件 ほどと 推 計 された 表 1-1-3 では 人 口 動 態 調 査 で 報 告 されている 死 産 数 に 9 月 の 相 対 頻 度 を 乗 じて 9 月 の 死 産 数 推 計 値 を 求 め 先 に 求 めた 9 月 医 療 機 関 における 国 内 分 娩 数 の 推 計 値 よりこれ ら 死 産 数 9 月 推 計 値 を 差 し 引 き それらを 病 院 診 療 所 別 に 各 年 示 したものを 表 1-1-7 に 示 す 人 口 動 態 調 査 に 基 づき 求 められたこれら9 月 国 内 分 娩 数 の 推 計 値 は 医 療 施 設 静 態 調 査 で 報 告 されている 病 院 診 療 所 別 分 娩 数 と 比 較 可 能 であると 思 われる すなわち 1999 年 の 人 口 動 態 調 査 より 推 計 した 病 院 診 療 所 計 の 分 娩 数 が 9 万 4600 程 である のに 比 し 医 療 施 設 静 態 調 査 で 報 告 された 病 院 診 療 所 計 の 分 娩 数 は 9 万 1000 件 程 で あり 3500 件 ほど 医 療 施 設 静 態 調 査 の 分 娩 数 が 過 小 となっている 2008 年 に 関 しては 人 口 動 態 調 査 による 分 娩 数 推 計 値 は 9 万 500 件 程 医 療 施 設 調 査 の 値 は 9 万 400 件 程 であり ほぼ 等 しくなっている 人 口 動 態 調 査 による 医 療 機 関 分 娩 数 推 計 値 は 医 療 施 設 静 態 調 査 で 報 告 される 分 娩 数 より 最 大 で 3000 件 強 3% 程 度 高 くなる この 乖 離 の 原 因 が 医 療 施 設 静 態 調 査 における 医 療 機 関 の 報 告 漏 れによるものか その 他 の 要 因 によるものかは 今 回 は 触 れない しかし 大 まかには 人 口 動 態 調 査 により 報 告 さ れる 分 娩 数 と 医 療 施 設 静 態 調 査 により 報 告 される 分 娩 数 はかなりの 程 度 で 整 合 的 であ ることを 確 認 できた 1-2. 医 療 施 設 静 態 調 査 に 基 づく 都 道 府 県 別 帝 王 切 開 実 施 率 の 検 討 次 に 医 療 施 設 静 態 調 査 に 報 告 されている 都 道 府 県 別 帝 王 切 開 実 施 件 数 を 病 院 診 療 所 について 集 計 して 求 め それらに 対 応 する 分 娩 数 で 除 して 都 道 府 県 別 帝 王 切 開 実 施 率 を 求 めた 図 1-2 図 1-3 は それぞれ 都 道 府 県 別 帝 王 切 開 実 施 率 を 96 年 標 本 08 年 標 本 そして 96, 99, 02 05 および 08 年 の5 年 に 亘 りプールした 標 本 に 関 して 示 している 図 1-2 から すべての 都 道 府 県 で 96 年 に 比 べ 08 年 の 実 施 率 が 高 くなっていることが 顕 著 に 示 される 図 1-3 より 収 集 した5 年 プールの 全 標 本 で 都 道 府 県 別 の 帝 王 切 開 実 施 率 を 比 較 してみれば 栃 木 県 高 知 県 の 帝 王 切 開 実 施 比 率 が 顕 著 に 高 い 一 方 秋 田 県 三 重 県 で 顕 著 に 実 施 率 が 低 い 表 1-2-1 は 5 年 プールの 標 本 さらには 各 年 の 標 本 から 推 定 された 帝 王 切 開 実 施 率 の 母 平 均 標 準 偏 差 を 掲 げている 5 年 プールの 標 本 では 実 施 率 の 母 平 均 は ほぼ 0.155 である 96 年 99 年 02 年 05 年 および 08 年 の 標 本 から 推 定 された 実 施 率 平 均 は そ れぞれ 0.125 0.147 0.151 0.174 及 び 0.184 である 最 近 になるに 従 い 推 定 された 実 施 率 の 平 均 値 が 高 くなる 傾 向 にある 統 計 学 的 検 定 を 行 なっていないが 2005 年 2008 年 の 標 本 より 推 定 された 標 準 偏 差 が それ 以 前 の 年 の 標 本 に 比 べ 若 干 大 きくなる 傾 向 が 見 られる

まず 最 近 になるほど 帝 王 切 開 実 施 比 率 が 上 昇 していることを 比 率 の 有 意 差 検 定 によ り 明 らかにする この 検 定 結 果 は 表 1-2-2 に 示 している 最 初 に 標 本 を 96 年 と 99 年 以 降 の4 年 分 をプールした 標 本 とに2 分 割 し 帝 王 切 開 実 施 率 の 比 率 の 有 意 差 検 定 を 行 う 帰 無 仮 説 は 分 割 した 2 標 本 での 帝 王 切 開 実 施 率 が 等 しいという 仮 説 である 対 立 仮 説 は 99 年 以 降 の 比 率 がそれ 以 前 より 高 いという 仮 説 であり 標 準 正 規 分 布 を 用 いて 検 定 を 行 う 次 に 96 年 と 99 年 の 標 本 をプールした 標 本 と 02 年 以 後 の 標 本 とに 2 分 割 して 同 様 に 有 意 差 検 定 を 行 う さらに 96 年 99 年 と 02 年 をプールした 標 本 と その 後 の 標 本 に 2 分 割 最 後 に 96 年 99 年 02 年 および 05 年 に 関 してプールした 標 本 と 08 年 の 標 本 に 2 分 割 して それぞれについて 同 様 の 有 意 差 検 定 を 繰 り 返 した 検 定 結 果 は 期 間 に 関 す る 標 本 2 分 割 のすべての 場 合 で 2 標 本 の 帝 王 切 開 実 施 率 が 等 しいとする 帰 無 仮 説 が 5% 水 準 もしくは 1% 水 準 で 棄 却 された すなわち 期 間 に 関 するいずれの 標 本 分 割 の 場 合 でも 後 半 (より 最 近 )の 期 間 の 帝 王 切 開 実 施 率 の 方 が 高 いことが 示 唆 される 他 に 診 療 所 と 病 院 に 関 して 標 本 を 2 分 割 し 同 様 に 帝 王 切 開 実 施 比 率 の 有 意 差 検 定 を 行 ったが 同 じく 表 1-2-2 で 示 したとおり 5% 1% 水 準 で 帰 無 仮 説 が 棄 却 される すなわ ち 病 院 の 帝 王 切 開 実 施 率 は 診 療 所 のそれより 高 いことが 示 される 都 道 府 県 を 2 分 割 し 同 様 な 実 施 比 率 の 有 意 差 検 定 を 行 った 結 果 比 率 に 統 計 学 的 に 有 意 な 差 があることも 認 め られた 1-3. 帝 王 切 開 実 施 比 率 の 要 因 分 解 帝 王 切 開 の 実 施 比 率 は 分 子 が 帝 王 切 開 の 実 施 数 分 母 が 分 娩 数 として 求 められる 上 に 見 た 帝 王 切 開 の 実 施 率 の 上 昇 には 分 母 の 分 娩 件 数 の 減 少 と 分 子 の 帝 王 切 開 実 施 件 数 の 増 加 の どちらがより 大 きく 寄 与 しているのだろうか 医 療 施 設 静 態 調 査 では 病 院 診 療 所 別 に 分 娩 数 帝 王 切 開 実 施 件 数 が 報 告 されてい る したがって 要 因 分 解 においても 病 院 診 療 所 別 に 帝 王 切 開 件 数 と 分 娩 件 数 の 伸 び 率 を 求 め それぞれの 帝 王 切 開 実 施 率 の 伸 び 率 への 寄 与 を 見 ることが 必 要 となる 要 因 分 解 式 は 以 下 のとおりである where ss 1 = pp pp = ーss nn 1 nn 2 xx 1 xx 2 1 ss nn 2 + ss 1 nn 3 + ss 2 xx 4 1 xx 2 nn 1 nn 1 + nn 2, ss 2 = nn 2 nn 1 + nn 2, ss 3 = xx 1 xx 1 + xx 2, ss 4 = xx 2 xx 1 + xx 2 p: 帝 王 切 開 実 施 比 率 n1: 病 院 分 娩 件 数 n2: 診 療 所 分 娩 件 数 x1: 病 院 帝 王 切 開 実 施 件 数 x2: 診 療 所 帝 王 切 開 実 施 件 数 すなわち 帝 王 切 開 実 施 比 率 の 変 化 率 は 病 院 診 療 所 それぞれの 分 娩 件 数 のシェア(s1 と s2)に 分 娩 数 の 変 化 率 を 乗 じた 二 つの 項 と 病 院 診 療 所 それぞれの 帝 王 切 開 実 施 件 数 のシェア(s3 と s4)にそれぞれの 帝 王 切 開 実 施 件 数 の 変 化 率 を 乗 じた 二 つの 項 という 4

つの 項 に 分 解 できる この 要 因 分 解 式 に 従 い 帝 王 切 開 実 施 率 の 変 化 率 の 要 因 分 解 を 行 った 結 果 を 表 1-3-1 お よび 図 1-4 に 示 す 帝 王 切 開 実 施 比 率 の 変 化 率 は 96-99 年 99-02 年 02-05 年 05-08 年 の 4 期 間 の 全 てでプラスであり それぞれ 0.173 0.03 0.143 0.06 ポイントである つまり 帝 王 切 開 実 施 比 率 は 一 貫 して 上 昇 しているが 大 きく 分 けると 帝 王 切 開 件 数 の 上 昇 率 の 寄 与 ( 第 3 項 と 第 4 項 )と 分 娩 数 の 変 化 率 の 寄 与 ( 第 1 項 と 第 2 項 )とに 分 けられ る 帝 王 切 開 件 数 の 上 昇 率 の 寄 与 は 一 貫 して 分 娩 数 の 変 化 率 の 寄 与 を 大 きく 上 回 ってい る 96-99 年 の 期 間 を 見 れば 帝 王 切 開 分 娩 件 数 の 伸 び 率 が 大 きいだけではなく 分 娩 件 数 の 伸 び 率 がマイナスであったことが 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 率 を 大 きく 押 し 上 げ た 99-02 年 の 期 間 では 帝 王 切 開 件 数 伸 び 率 の 寄 与 は 0.03 ポイントと 小 さいが 他 方 分 娩 数 の 上 昇 は マイナス 0.002 ポイントであり 結 果 として 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 を もたらしている 02-05 年 の 期 間 では 96-99 年 の 期 間 と 同 様 に 帝 王 切 開 件 数 の 上 昇 が 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 に 寄 与 し 加 えて 分 娩 件 数 の 減 少 がさらに 帝 王 切 開 の 実 施 率 の 上 昇 を 押 し 上 げた 05-08 年 の 期 間 では 99-02 年 の 期 間 と 同 様 に 帝 王 切 開 件 数 の 上 昇 が 帝 王 切 開 実 施 率 を 上 昇 させる 程 度 が 分 娩 数 の 上 昇 による 帝 王 切 開 実 施 率 の 押 し 下 げの 程 度 を 上 回 るため 結 果 として 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 をもたらしていることがわかる 要 約 すれば 分 娩 件 数 が 上 昇 しても それを 上 回 って 帝 王 切 開 件 数 が 増 加 したため これまで 一 貫 して 帝 王 切 開 実 施 率 が 上 昇 してきた すなわち 4つの 期 間 すべて( 96-08 年 )を 通 じて 帝 王 切 開 実 施 件 数 が 一 貫 して 上 昇 していることが 帝 王 切 開 実 施 率 の 継 続 的 な 上 昇 に 大 きく 寄 与 していることが 示 された 病 院 診 療 所 別 に 実 施 率 への 寄 与 をさらに 分 けて 見 れば 96-08 年 を 通 じて 一 貫 した 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 に 病 院 における 帝 王 切 開 実 施 件 数 の 上 昇 が 最 も 大 きく 寄 与 していることも 併 せて 認 められた 2. 分 娩 時 の 状 況 を 表 す 変 数 の 統 計 の 記 述 統 計 各 分 娩 の 特 徴 を 示 すための 項 目 が 主 に 人 口 動 態 調 査 から 得 られる 1 節 で 検 討 し た 帝 王 切 開 実 施 率 と 対 応 させるため 同 じように 都 道 府 県 別 のデータが 存 在 するものを 選 んだ その 中 から 母 親 分 娩 時 平 均 年 齢 子 供 出 生 時 平 均 体 重 平 均 身 長 および 複 産 比 率 ( 出 生 数 に 占 める 双 子 三 つ 子 以 上 の 出 生 数 の 比 率 )を 選 び それら 記 述 統 計 を 行 う 他 に 分 娩 時 の 供 給 側 の 要 因 として 医 療 施 設 静 態 調 査 より 人 口 10 万 人 当 たり 医 師 数 に ついても 見 る 2-1-1. 母 親 分 娩 時 都 道 府 県 別 平 均 年 齢 都 道 府 県 別 母 親 平 均 年 齢 を 1999 年 2002 年 2005 年 および 2008 年 に 関 して 人 口 動 態 調 査 より 得 る まず 都 道 府 県 別 母 親 平 均 年 齢 を 都 道 府 県 別 分 娩 数 が 全 国 分 娩 数 計 に 占 める 構 成 比 をウェイトとして 加 重 平 均 および 標 準 偏 差 を 求 めた 母 親 平 均 年 齢 の 平 均 値

と 標 準 偏 差 を 表 2-1-1 に 示 す 1999 年 の 平 均 値 は 29.4 歳 2008 年 には 30.9 歳 となっ ている 付 図 に 各 年 の 母 平 均 年 齢 の 相 対 頻 度 分 布 を 示 すが 視 覚 的 にも 最 頻 値 が 高 い 年 齢 階 級 に 移 動 しているのがわかる 2-1-2. 子 供 の 平 均 体 重 都 道 府 県 別 子 供 の 出 産 時 平 均 体 重 も 同 じく 人 口 動 態 調 査 より 得 る 都 道 府 県 別 子 供 の 平 均 体 重 は 都 道 府 県 別 出 生 数 が 出 生 数 全 国 計 に 占 める 構 成 比 をウェイトとして 年 ごと に 平 均 値 標 準 偏 差 を 求 めた 表 2-1-1 に 示 す 通 り 平 均 値 は 1999 年 に 3.03kg であった が 2008 年 には 3.0kg となり 若 干 の 減 少 が 認 められる 付 図 で 見 られるように 出 生 時 平 均 体 重 の 相 対 頻 度 分 布 を 見 れば 最 近 になるにつれ 傾 向 的 に 最 頻 値 がより 高 い 体 重 階 級 に 移 動 しているようには 見 られない 母 親 平 均 年 齢 の 標 準 偏 差 に 比 べ 小 さくなって いる 人 口 動 態 調 査 では 平 均 体 重 の 値 域 がかなり 小 さいにもかかわらず 報 告 されて いる 平 均 体 重 値 は 小 数 点 1 桁 までしか 報 告 されていないためかもしれない 2-1-3. 子 供 出 生 時 平 均 身 長 都 道 府 県 別 出 生 時 子 供 平 均 身 長 も 同 じく 人 口 動 態 調 査 より 得 た 同 様 に 各 年 の 都 道 府 県 別 出 生 数 が 出 生 数 全 国 計 に 占 める 構 成 比 をウェイトとし 平 均 値 標 準 偏 差 を 年 ごと に 求 めた 1999 年 には 49cm であり 2008 年 には 48.9cm となっている 若 干 の 減 少 と も 読 めるが 付 図 に 示 した 平 均 身 長 の 相 対 頻 度 分 布 を 年 ごとに 見 れば 最 頻 値 が 48.8cm よ り 大 49cm 以 下 の 身 長 階 級 に 張 り 付 いており 平 均 値 が 最 近 になるにつれ 有 意 な 減 少 をもた ラストは 思 われない 2-1-4. 複 産 比 率 都 道 府 県 別 複 産 比 率 も 1999 年 2002 年 2005 年 および 2008 年 に 亘 り 人 口 動 態 調 査 都 道 府 県 年 別 クロス 表 より 得 た 人 口 動 態 調 査 の 分 娩 数 を 母 数 として 複 産 比 率 の 母 比 率 平 均 および 標 準 偏 差 を 推 定 した 1999 年 の 母 比 率 平 均 は 0.01 2008 年 も 母 比 率 平 均 は 0.011 でほぼ 変 化 がないように 見 られる 期 間 を 2002 年 2005 年 の2 年 間 プールし 残 り の 1999 年 2008 年 の2 年 にわたりプールし 2 期 間 に 標 本 を 分 け 比 率 の 有 意 差 検 定 を 行 なった 5% 水 準 で 2 期 間 の 複 産 比 率 が 同 一 とする 帰 無 仮 説 は 棄 却 された すなわち 期 間 02, 05 年 の 標 本 の 複 産 比 率 が 99 08 年 の 期 間 の 複 産 比 率 より 高 いことが 示 唆 される 2-1-5. 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 医 師 数 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 師 数 ( 常 勤 換 算 )を 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 調 査 より 得 る 調 査 年 が 医 療 施 設 静 態 調 査 と 重 なるのは 1996 年 2002 年 および 2008 年 であり 1999 年 と 2005 年 の 産 婦 人 科 医 医 師 数 が 得 られない そのため 近 い 調 査 年 の 2000 年 及 び 2006 年 の 産 婦 人 科 医 医 師 数 を 用 いた それらを 用 いて 年 ごとに 人 口 10 万 人 当 たり 標 本

平 均 および 標 本 標 準 偏 差 を 求 めた 1996 年 の 標 本 平 均 値 は 9.03 人 2008 年 8.2 人 とな った 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 医 師 数 平 均 値 が 最 近 になるにつれ 減 少 傾 向 にある 付 図 の 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 医 師 数 の 相 対 頻 度 分 布 の 最 頻 値 が 低 い 産 婦 人 科 医 数 の 階 級 に 移 行 しているかあまり 明 確 には 認 められない 2-2. 出 産 に 関 わる 変 数 と 帝 王 切 開 実 施 率 の 相 関 次 に 帝 王 切 開 実 施 に 影 響 を 与 えると 思 われる 上 で 掲 げた 出 産 の 特 徴 を 示 す 変 数 と 帝 王 切 開 実 施 率 の 相 関 を 見 ておく 母 親 平 均 年 齢 子 供 出 産 時 平 均 体 重 平 均 身 長 複 産 比 率 および 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 師 数 と 帝 王 切 開 実 施 率 の 散 布 図 を 図 2-1 図 2-2 図 2-3 図 2-4 図 2-5 に 示 した 表 2-2-1 には 帝 王 切 開 実 施 率 とこれら 変 数 の 相 関 係 数 と 相 関 係 数 の 95% 信 頼 区 間 を 示 した 母 親 平 均 年 齢 と 帝 王 切 開 実 施 率 の 散 布 図 からも 相 関 係 数 95% 信 頼 区 間 からも 正 の 相 関 が 明 確 にあると 見 られる 出 生 時 平 均 体 重 および 出 生 時 平 均 身 長 と 相 関 係 数 95% 信 頼 区 間 からも 負 の 相 関 があることが 認 められる 産 科 医 が 帝 王 切 開 の 実 施 の 条 件 として 双 子 などの 複 産 を 意 識 することからすれば 複 産 比 率 と 帝 王 切 開 実 施 率 には 正 の 相 関 が 期 待 される しかし 散 布 図 および 相 関 係 数 95% 信 頼 区 間 を 見 れ ば 複 産 比 率 と 帝 王 切 開 実 施 率 の 間 に 正 の 相 関 または 負 の 相 関 が 明 確 には 認 められない 他 の 分 娩 に 関 わる 変 数 を 統 御 しない 限 り 複 産 比 率 が 帝 王 切 開 実 施 率 に 与 える 因 果 関 係 が 正 または 負 かを 特 定 できないとみられる 最 後 に 人 口 10 万 人 あたり 産 婦 人 科 医 数 と 帝 王 切 開 実 施 率 に 関 しては 散 布 図 と 相 関 係 数 の 値 からは 負 の 相 関 がありそうに 見 える し かし 95% 信 頼 区 間 をみれば 負 の 相 関 があることが 有 意 には 言 えないことが 示 される 3. 帝 王 切 開 実 施 に 影 響 を 及 ばすと 見 られる 社 会 経 済 変 数 の 記 述 統 計 3-1. 女 性 の 機 会 費 用 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 ( 厚 生 労 働 省 [4])より 年 齢 階 級 別 所 定 内 給 与 額 および 年 間 賞 与 およびその 他 特 別 給 与 額 の 企 業 規 模 計 産 業 計 の 値 を 女 性 男 性 別 20-49 歳 までのす べての 年 齢 階 級 で 都 道 府 県 別 に 得 た その 上 で 所 定 内 給 与 額 を 12 ヶ 月 同 一 の 給 与 を 得 たとし それに 年 間 賞 与 およびその 他 特 別 給 与 額 を 加 え それぞれの 性 別 年 齢 階 級 での 年 収 を 算 出 した 年 齢 階 級 は 5 歳 階 級 で 公 表 されているので まず 男 性 女 性 別 に 5 歳 年 齢 階 級 別 の 労 働 者 数 を 20-49 歳 全 体 の 労 働 者 数 で 除 した 比 率 を 求 めた これら 比 率 をウェイトとする 各 5 歳 階 級 別 の 各 性 別 年 収 を 加 重 平 均 することにより 都 道 府 県 レベ ルで 20-49 歳 男 性 女 性 の 平 均 年 収 を 求 めることができる 本 稿 で 用 いる 女 性 の 機 会 費 用 は 20-49 歳 の 女 性 平 均 年 収 を 20-49 歳 の 男 性 平 均 年 収 で 除 して 求 めた 値 である これらの 操 作 を 47 都 道 府 県 1999 年 2002 年 2005 年 そして 2008 年 に 関 して 繰 り 返 して 行 い 女 性 の 機 会 費 用 のデータセットを 作 成 した

女 性 の 機 会 費 用 の 標 本 の 記 述 統 計 を 行 ってみると 標 本 平 均 値 は 99 年 02 年 08 年 は ほぼ 0.68 であるが 05 年 の 標 本 平 均 値 は 0.67 と 若 干 低 い 99 02 および 08 年 を プールした 標 本 と 05 年 の 標 本 に 2 分 割 し 平 均 値 の 有 意 差 検 定 を t- 検 定 統 計 量 を 用 いて 行 った この 2 標 本 での 女 性 の 機 会 費 用 平 均 値 が 等 しいとする 帰 無 仮 説 は 5% 1% 水 準 で 棄 却 された ( 表 3-1)すなわち 05 年 の 女 性 の 機 会 費 用 は その 他 年 に 比 べ 低 いことが 示 唆 された 女 性 の 機 会 費 用 の 年 毎 の 相 対 頻 度 分 布 を 作 成 して 比 較 してみれば 女 性 の 機 会 費 用 0.675 以 上 0.7 未 満 の 階 級 での 相 対 頻 度 が 99 年 02 年 では 突 出 して 高 い それに 比 して 05 年 の 相 対 頻 度 分 布 では 0.625 以 上 0.65 未 満 0.65 以 上 0.675 未 満 の 階 級 で 最 も 相 対 頻 度 が 並 んで 高 い これが '05 年 の 女 性 の 機 会 費 用 の 標 本 平 均 を 引 き 下 げたと 見 られる 3-2 女 性 の 学 歴 女 性 の 最 終 学 歴 が 大 学 大 学 院 卒 である 人 口 が 出 産 の 可 能 性 がかなり 高 い 年 齢 階 級 の 女 性 人 口 (25-34 歳 の 女 性 人 口 )に 対 する 比 率 を 女 性 の 学 歴 の 変 数 として 用 いた 文 部 科 学 省 学 校 基 本 調 査 では 都 道 府 県 別 には 各 年 の 卒 業 者 数 が 報 告 されている しかし こ の 25-34 歳 の 10 歳 の 間 の 累 積 の 卒 業 者 数 が 得 られない そこで 最 終 学 歴 別 性 別 そして 都 道 府 県 別 の 人 口 が 報 告 されている 国 勢 調 査 ( 総 務 省 [5])の 数 値 を 用 いて 推 計 した し かし 国 勢 調 査 の 数 値 は 10 年 に 一 度 しか 報 告 されない そこで 1990 年 2000 年 2010 年 の 数 値 を 用 いて 年 齢 階 級 25-34 歳 での 最 終 学 歴 大 卒 および 院 卒 の 女 性 人 口 を 1999 年 2002 年 2005 年 2008 年 に 関 して 都 道 府 県 別 に 推 計 し 25-34 歳 人 口 に 対 する 比 率 として 求 めた まず 最 終 学 歴 大 卒 院 卒 の 人 口 総 数 を 1990 年 から 2000 年 にわたり 毎 年 均 等 に 増 加 すると 仮 定 する 1999 年 の 大 卒 院 卒 の 人 口 総 数 は 1 年 分 の 増 加 数 を 2000 年 の 大 卒 院 卒 の 人 口 総 数 から 差 し 引 き 求 められる 同 様 に 2000 年 から 2010 年 の 大 卒 院 卒 の 人 口 総 数 が 毎 年 均 等 に 増 加 するとすれば 2002 年 の 大 卒 院 卒 の 人 口 総 数 は 2 年 分 の 増 加 数 を 足 し 上 げ 2005 年 では 5 年 分 の 増 加 数 を 2008 年 では 8 年 分 の 増 加 数 を 足 し 上 げもとめられる 次 に 女 性 の 25-34 歳 の 大 卒 院 卒 の 女 性 人 口 が 大 卒 院 卒 の 人 口 総 数 に 占 める 比 率 は 2000 年 の 国 調 では 約 9.3% 2010 年 の 比 率 は 枠 10.3%であり 1 ポイント 増 加 してい る 推 計 した 1999 年 2002 年 の 大 卒 院 卒 人 口 総 数 に 2000 年 の 国 調 で 得 られる 比 率 (9.3%) を 乗 じて 女 性 25-34 歳 大 卒 院 卒 人 口 推 計 値 を 得 る 2005 年 および 2008 年 に 関 しては 2010 年 の 比 率 (10.3%)を 大 卒 院 卒 人 口 総 数 推 計 値 に 乗 じて 同 様 に 25-34 歳 女 性 大 卒 院 卒 人 口 を 推 計 した これら 4 年 分 の 25-34 歳 最 終 学 歴 大 卒 院 卒 の 女 性 人 口 推 計 値 を 25-34 歳 女 性 人 口 で 除 して 出 産 の 可 能 性 の 高 い 年 齢 階 層 での 女 性 最 終 学 歴 大 卒 院 卒 比 率 を 求 めた 各 年 のこの 比 率 の 標 本 平 均 は 1999 年 0.14 から 2008 年 0.21 に 上 昇 して いる 標 準 偏 差 も 同 様 に 大 きくなっている 相 対 頻 度 分 布 を 各 年 作 成 し 比 較 すれば 2008

年 の 相 対 頻 度 分 布 では 他 の 年 に 比 べ 大 卒 院 卒 比 率 の 0.2 以 上 0.25 未 満 で 大 きく 上 昇 していることがわかる 比 率 の 有 意 差 検 定 を'99 年 '02 年 の 2 年 をプールした 標 本 と'05 年 '08 年 2 年 をプールした 標 本 に 分 け 行 ったが 同 様 な 結 果 が 得 られる ( 表 3-2-1)さらに 大 卒 院 卒 人 口 比 率 を 高 位 県 グループと 低 位 県 グループに 2 分 割 して 比 率 の 有 意 差 検 定 を 行 った 女 性 大 学 院 卒 比 率 高 位 地 域 には 茨 城 千 葉 埼 玉 東 京 神 奈 川 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 福 岡 の 都 府 県 低 位 グループは それ 以 外 の 道 県 である 5% 1% 水 準 で 2 地 域 グループ 間 での 比 率 が 等 しいとされる 帰 無 仮 説 が 棄 却 された ( 表 3-2-2)これら 2 地 域 グループで 女 性 大 卒 院 卒 比 率 に 有 意 な 差 が 認 められた 3-3 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 妊 婦 健 診 は ガイドラインとして 大 まかに 妊 娠 2-7 ヶ 月 は 4 週 おき 妊 娠 8,9 ヶ 月 は 2 週 おき 妊 娠 10 ヶ 月 は 毎 週 受 診 することが 推 奨 されている 多 くの 健 診 は 医 療 機 関 で 受 診 していると 見 られるが 医 療 機 関 での 妊 婦 健 診 の 受 診 状 況 が 得 られる 統 計 が 都 道 府 県 別 に そして 本 稿 で 対 象 にしている 年 に 関 して 利 用 可 能 でない 地 域 保 健 健 康 増 進 事 業 報 告 ( 厚 生 労 働 省 [6])では 保 健 所 に 限 って 妊 婦 健 診 の 受 診 実 人 員 数 および 受 診 延 べ 人 員 数 が 報 告 されている 推 奨 されている 健 診 受 診 回 数 14 回 程 度 のごく 一 部 が 報 告 されているに 過 ぎないが 受 診 延 べ 人 員 数 を 受 診 実 人 員 数 で 除 して 保 健 所 で 受 診 した 妊 婦 健 診 の 平 均 受 診 回 数 を 求 める 各 年 の 受 診 回 数 標 本 平 均 を 求 めれば '99 年 '02 '05 年 では 1.64.1.67 1.71 と 若 干 の 増 加 傾 向 が 認 められるが 大 きな 違 いとは 言 い 切 れな い しかし '08 年 の 平 均 回 数 は 4.03 と 大 きく 増 加 している これは 2009 年 1 月 より 補 助 の 額 や 回 数 券 方 式 など 各 自 治 体 により 補 助 の 方 式 はさまざまであるといわれているが 妊 婦 健 診 の 費 用 に 対 する 公 的 な 補 助 が 始 まったための 影 響 と 見 られる 99 年, 02 年 05 年 プールした 標 本 と 08 年 の 標 本 を 2 分 割 して 平 均 値 の 有 意 差 検 定 を 行 った 5%および 1% 水 準 でこれら 2 標 本 の 平 均 値 が 同 一 とする 帰 無 仮 説 が 棄 却 される ( 表 3-3) 08 年 の 平 均 受 診 回 数 がそれ 以 前 に 比 べ 高 くなっていることが 示 唆 された 3-4 医 療 機 関 がカバーするエリアの 広 さ 医 療 施 設 静 態 調 査 に 産 科 産 婦 人 科 を 標 榜 する 病 院 診 療 所 数 が 報 告 されている 1999 年 診 療 所 病 院 数 計 が 6829 2008 年 には 5451 と 報 告 されている 約 10 年 間 で 20% 程 度 の 減 少 を 示 している 産 科 産 婦 人 科 を 標 榜 する 医 療 機 関 数 の 顕 著 な 減 少 を 空 間 的 な 尺 度 で 評 価 する そのため 地 域 経 済 データ CD-ROM 2013 ( 東 洋 経 済 新 報 社 [7])より 各 都 道 府 県 の 面 積 を 得 て 各 都 道 府 県 の 1 産 科 婦 人 科 医 療 機 関 数 当 たりの 面 積 を 求 めた

これらの 値 は 産 科 産 婦 人 科 の 1 医 療 機 関 がカバーするエリアの 広 さを 示 していると 見 られる 1 医 療 機 関 のカバーするエリアが 円 周 で 近 似 できると 仮 定 すれば 1 医 療 機 関 のカ バーするエリアの 円 の 外 縁 までの 距 離 ( 半 径 )を 求 めることができる 円 の 外 縁 までの 距 離 (r)は 以 下 の 式 で 求 められる r = SS ππ S:1 産 科 産 婦 人 科 医 療 機 関 当 たり 面 積 π: 円 周 率 この 求 められた 半 径 は 1 産 科 産 婦 人 科 医 療 機 関 に 妊 婦 が 受 診 分 娩 する 際 かけねばなら ない 最 大 限 の 距 離 を 都 道 府 県 レベルで 平 均 した 値 と 解 釈 できる すなわち r は 妊 婦 にとっ て 産 科 産 婦 人 科 へアクセスするための 距 離 を 表 したものと 解 釈 することができる 各 年 の 標 本 平 均 値 は 99 年 4.52km 02 年 4.7km 05 年 4.9km 08 年 5.14km と なっている 最 近 になるにつれ 妊 婦 のアクセスのための 距 離 は 増 加 傾 向 にある さらに 標 本 標 準 偏 差 も 増 加 傾 向 を 示 す これは 各 都 道 府 県 の 面 積 に 大 きな 違 いは 見 られないた め 各 都 道 府 県 の 産 科 産 婦 人 科 を 標 榜 する 医 療 機 関 数 ( 病 院 診 療 所 数 )の 減 少 が 反 映 していると 見 られる このアクセスの 容 易 性 を 示 す 距 離 が 増 加 傾 向 を 確 かめるために 99 年 および 02 年 と 05 年 および 08 年 をそれぞれプールして 2 標 本 に 分 割 し この 距 離 の 平 均 値 の 有 意 差 検 定 を 行 う 検 定 結 果 は 2 期 間 の 前 半 後 半 の 平 均 値 が 同 一 とする 帰 無 仮 説 が 5% 水 準 1% 水 準 で 棄 却 された ( 表 3-4)すなわち この 検 定 結 果 からも 妊 婦 の 1 医 療 機 関 へのアクセス 距 離 の 増 加 が 示 唆 された 4.モデルおよび 推 定 結 果 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 析 を 行 うために 回 帰 分 析 を 行 う 被 説 明 変 数 には 帝 王 切 開 実 施 率 を 用 いる 説 明 変 数 には 母 の 出 産 時 平 均 年 齢 出 産 時 胎 児 平 均 体 重 複 産 比 率 ( 双 子 または 三 つ 子 の 比 率 ) 女 性 の 機 会 費 用 女 性 の 大 卒 院 卒 比 率 保 健 所 での 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 産 婦 人 科 産 科 1 医 療 機 関 当 たりアクセス 最 大 距 離 などである ウェイト に 出 産 可 能 年 齢 人 口 に 当 たる 15-49 歳 女 性 人 口 を 用 いる 女 性 の 機 会 費 用 を 内 生 変 数 とみなし 操 作 変 数 に 女 性 25-34 歳 大 卒 院 卒 比 率 複 産 比 率 病 院 診 療 所 で 行 われた 分 娩 数 に 占 める 診 療 所 で 行 われた 分 娩 数 の 比 率 ( 出 産 場 所 診 療 所 所 比 率 ) 実 質 一 人 当 たり 県 民 所 得 ( 東 洋 経 済 新 報 社 [7]) 人 口 一 人 当 たり 公 園 面 積 ( 東 洋 経 済 新 報 社 [7])を 用 いた 2 段 階 最 小 二 乗 推 定 量 を 用 いたパラメータ 推 定 結 果 を 表 4-1 に 示 す 女 性 の 機 会 費 用 を 内 生 変 数 とする 特 定 化 が 支 持 されるか 否 かを t- 検 定 統 計 量 を 用 いた 内 生 性 検 定 を 行 った その 結 果 を 表 4-3 に 示 す その 結 果 第 1 段 階 の 推 定 式 の 誤 差 項 が 第 二 段 階 の 推 定 式 の 誤 差

項 と 相 関 がないとする 帰 無 仮 説 は 5% 水 準 で 棄 却 され 女 性 の 機 会 費 用 が 内 生 変 数 である 可 能 性 を 否 定 できない すなわち 女 性 の 機 会 費 用 を 内 生 変 数 とする 二 段 階 最 小 二 乗 推 定 量 を 用 いることが 支 持 される さらに 第 一 段 階 の 推 定 式 で 用 いるすべての 操 作 変 数 と 2 段 階 最 小 二 乗 推 定 量 の 推 定 パ ラメータを 用 いた 残 差 に 相 関 がないとする 帰 無 仮 説 を 検 定 する 過 剰 識 別 検 定 も 行 った 表 4-5 に 示 されるように 操 作 変 数 と 第 1 段 階 の 推 定 で 求 められた 残 差 の 間 に 相 関 がないとす る 帰 無 仮 説 は 5% 1% 水 準 で 棄 却 されない すなわち これらの 間 に 相 関 がないと 見 られ 内 生 変 数 を 女 性 の 機 会 費 用 とし 先 に 掲 げた 操 作 変 数 を 用 いた 2 段 階 最 小 二 乗 推 定 を 行 う 妥 当 性 が 認 められる 表 4-1 の 2 段 階 最 小 二 乗 推 定 量 を 用 いた 推 定 結 果 の 解 釈 を 行 う まず 母 親 の 平 均 体 重 のパラメータが 1% 水 準 で 負 に 有 意 である すなわち 母 親 の 平 均 体 重 の 減 少 が 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 を 招 くと 解 釈 できる 想 定 できる 操 作 変 数 の 組 み 合 わせと 内 生 変 数 の 組 み 合 わせに 合 わせて 二 段 階 最 小 二 乗 推 定 を 行 ったが 一 貫 して この 関 係 が 示 されている 母 親 の 出 産 時 年 齢 のパラメータは 5% 水 準 で 正 に 有 意 である 母 親 の 出 産 年 齢 が 上 昇 す れば 帝 王 切 開 実 施 率 が 上 昇 することが 示 唆 される 出 産 時 平 均 年 齢 のパラメータは 操 作 変 数 および 内 生 変 数 の 選 択 によっては 有 意 でない 場 合 もあり 必 ずしも 安 定 的 な 関 係 と 言 えない 次 に 女 性 の 機 会 費 用 のパラメータは 1% 水 準 で 負 に 有 意 である すなわち 女 性 の 機 会 費 用 が 上 昇 すれば 帝 王 切 開 の 実 施 率 が 減 少 することが 示 される 女 性 の 機 会 費 用 と 帝 王 切 開 の 実 施 率 の 間 には 正 の 因 果 関 係 があることが 指 摘 されているが 本 推 定 では 逆 方 向 の 因 果 関 係 が 現 れている 女 性 の 機 会 費 用 を 被 説 明 変 数 とする 第 1 段 階 の 推 定 結 果 によ れば 有 意 なパラメータは 少 なくないが 興 味 深 い 因 果 関 係 は 出 産 時 の 子 供 の 体 重 と 女 性 の 機 会 費 用 に 負 の 因 果 関 係 が 認 められことである これによれば 子 供 の 体 重 が 減 少 す れば 機 会 費 用 の 減 少 を 通 じて 帝 王 切 開 実 施 率 を 上 昇 させるという 因 果 関 係 のプロセス が 伺 える 子 供 の 平 均 体 重 が 女 性 の 機 会 費 用 の 変 化 のすべてを 説 明 するわけではない し かし 子 供 の 平 均 体 重 の 減 少 が 女 性 の 機 会 費 用 の 減 少 を 通 じて 帝 王 切 開 実 施 率 を 上 昇 さ せるプロセスがあるとすれば 女 性 の 機 会 費 用 の 負 のパラメータは 子 供 の 平 均 体 重 の 減 少 が 帝 王 切 開 実 施 率 を 上 昇 させる 間 接 的 な 効 果 を 示 しているかもしれない 保 健 所 での 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 のパラメータは 5% 水 準 で 正 に 有 意 である 保 健 所 で 妊 婦 健 診 受 診 回 数 の 上 昇 が 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 を 招 くことが 示 唆 される 受 診 回 数 のデ ータが 妊 婦 検 診 の 補 助 が 開 始 された 2008 年 度 に 顕 著 な 上 昇 を 示 している 妊 婦 健 診 の 補 助 が 開 始 されたことが 帝 王 切 開 実 施 率 を 上 昇 させている 可 能 性 も 否 定 できない 最 後 に 産 科 産 婦 人 科 1 医 療 機 関 ( 診 療 所 病 院 )がカバーするエリアの 外 縁 までの 平 均 距 離 のパラメータは 1% 水 準 で 正 に 有 意 である ある 産 科 または 産 婦 人 科 の 病 院 または 診 療 所 のカバーするエリア 内 に 住 む 妊 婦 が 一 番 近 いその 医 療 機 関 に 受 診 するとする 同 一 都 道 府 県 内 で 産 科 産 婦 人 科 の 医 療 機 関 数 が 減 少 すれば 1 医 療 機 関 がカバーする 外 縁 ま

での 距 離 が 上 昇 し 妊 婦 が 医 療 機 関 までそれ 以 前 に 比 べより 遠 い 距 離 を 通 うことになる すなわち 産 科 産 婦 人 科 の 医 療 機 関 数 の 減 少 が 妊 婦 の 医 療 機 関 への 距 離 の 上 でアクセス がより 困 難 になることを 示 す すなわち この 変 数 のパラメータの 推 定 結 果 は 妊 婦 が 受 診 する 医 療 機 関 がより 遠 くなれば 帝 王 切 開 の 実 施 率 が 高 くなることを 示 唆 している 操 作 変 数 の 組 み 合 わせや 内 生 変 数 の 組 み 合 わせの 選 択 を 変 えてもこのパラメータは 一 貫 し て 正 で 有 意 であった かなり 正 の 因 果 関 係 が 安 定 的 に 示 されている 最 後 に 母 の 出 産 時 平 均 年 齢 や 出 産 時 子 供 平 均 体 重 も 内 生 変 数 という 疑 いもある 特 に 出 産 時 の 母 の 年 齢 は 出 産 のタイミングの 決 定 と 関 わっているかもしれない 出 産 時 の 子 供 平 均 体 重 も 先 に 述 べたように 近 年 減 少 傾 向 が 顕 著 に 見 られ 母 親 の 健 康 状 態 や 医 療 機 関 など 供 給 側 の 要 因 などとの 因 果 関 係 を 示 す 試 みがなされている そこで 母 親 年 齢 を 内 生 変 数 とする 場 合 子 供 体 重 を 内 生 変 数 とする 場 合 両 変 数 を 内 生 変 数 とする 場 合 3 つ の 場 合 に 関 して 同 じように 帝 王 切 開 実 施 率 を 被 説 明 変 数 とする 二 段 階 最 小 二 乗 推 定 を 行 い 内 生 性 検 定 を 行 った しかし この 3 つの 場 合 すべてで 第 1 段 階 の 推 定 式 の 残 差 と 第 二 段 階 の 推 定 式 の 残 差 に 相 関 がないとする 帰 無 仮 説 が 棄 却 できなかった すなわち 内 生 変 数 の 選 択 に 関 する 3 つの 特 定 化 すべてで それぞれが 外 生 変 数 とする 可 能 性 を 排 除 できないことが 示 された 本 分 析 で 用 いた 操 作 変 数 では これら 変 数 を 内 生 変 数 とする 特 定 化 に 基 づく 二 段 階 最 小 二 乗 推 定 は 支 持 されないことが 示 された 5. 結 語 および 今 後 の 課 題 本 稿 で 重 要 な 変 数 である 帝 王 切 開 実 施 率 を 求 めるために 用 いた 帝 王 切 開 実 施 件 数 および 分 娩 数 は 医 療 施 設 静 態 調 査 ( 厚 生 労 働 省 )より 求 めている 都 道 府 県 別 帝 王 切 開 実 施 件 数 は 公 表 されているものの 中 で 唯 一 この 統 計 でしか 利 用 可 能 でないためである こ の 統 計 は 3 年 おきに 行 われ 9 月 1 ヶ 月 間 に 現 れた 数 値 である さらに 医 療 施 設 静 態 調 査 の 分 娩 件 数 は 診 療 所 および 病 院 で 行 われた 分 娩 に 限 られている 助 産 所 または 自 宅 などその 他 の 場 所 で 行 われた 分 娩 は 含 まれていない 年 間 の 分 娩 数 全 国 計 の 値 は 人 口 動 態 調 査 より 得 られる 医 療 施 設 静 態 調 査 で 得 られる 分 娩 件 数 に 助 産 所 その 他 の 分 娩 数 を 上 乗 せし 年 間 分 娩 数 を 推 計 した この 推 計 値 は 人 口 動 態 統 計 で 得 られる 分 娩 数 ( 出 産 数 )から 最 大 3% 前 後 の 乖 離 に 留 まった 医 療 施 設 静 態 調 査 で 得 られる 病 院 診 療 所 での1ヶ 月 分 の 分 娩 件 数 は 人 口 動 態 調 査 から 得 られる 年 間 出 産 総 数 と 整 合 的 であ ることが 確 認 できた これを 根 拠 に 医 療 施 設 静 態 調 査 の 帝 王 切 開 実 施 件 数 と 分 娩 件 数 を 用 いて 帝 王 切 開 実 施 率 を 求 める 次 に 帝 王 切 開 実 施 率 は 本 分 析 の 対 象 年 1999 年,2002 年 2005 年 および 2008 年 に 限 ってみれば 2008 年 に 向 かって 増 加 傾 向 が 顕 著 に 覗 われる わが 国 で 出 産 数 ( 分 娩 数 )の 減 少 が 指 摘 されている この 実 施 率 は 帝 王 切 開 件 数 を 分 娩 数 で 除 して 求 めてい る 本 稿 が 対 象 にする 期 間 で もし 帝 王 切 開 件 数 に 大 きな 変 化 がなく 分 娩 数 の 減 少 だけ

が 見 られるならば 帝 王 切 開 実 施 率 の 継 続 的 な 上 昇 傾 向 は 分 娩 数 の 減 少 だけが 寄 与 する ことになる したがって 分 娩 数 の 減 少 要 因 が 専 ら 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 に 寄 与 すると 見 られる すなわち 帝 王 切 開 の 実 施 率 の 上 昇 の 原 因 は 分 娩 数 減 少 の 要 因 のみに 帰 着 させ ればよい 帝 王 切 開 実 施 率 の 増 加 が 専 ら 分 娩 数 減 少 のみによるものか 確 認 するため 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 解 を 行 った その 結 果 帝 王 切 開 実 施 率 の 上 昇 は 分 娩 数 の 減 少 だけ ではなく 帝 王 切 開 の 実 施 件 数 の 増 加 も 寄 与 していることがわかった すなわち 帝 王 切 開 件 数 の 増 加 に 影 響 を 与 える 要 因 も 考 慮 する 必 要 があることがわかった 人 口 動 態 統 計 より 出 産 時 の 母 親 子 供 の 状 態 を 知 ることができるいくつかのデータ を 記 述 統 計 により 明 らかにした 特 に 子 供 の 平 均 体 重 が 最 近 になるにつれ 減 少 傾 向 に あること 母 親 の 出 産 年 齢 の 上 昇 が 明 確 に 示 された ほかに 分 娩 ( 出 産 )および 帝 王 切 開 に 影 響 を 与 えると 見 られる 社 会 経 済 的 な 要 因 のデータ を 収 集 し 記 述 統 計 などを 行 った 女 性 の 機 会 費 用 女 性 の 学 歴 の 変 数 として 女 性 の 25-34 歳 での 大 卒 院 卒 比 率 保 健 所 での 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 出 産 にかかわる 医 療 機 関 がカバ ーするエリアの 広 さ( 外 縁 までの 距 離 で 計 測 )を 見 る その 結 果 女 性 の 機 会 費 用 は 2005 年 にいったん 下 落 するが 1999 年 から 2008 年 に 向 けて 上 昇 傾 向 にある 女 性 の 25-34 歳 の 大 卒 院 卒 比 率 も 一 貫 して 上 昇 傾 向 が 認 められる 保 健 所 での 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 は 2008 年 に 大 きくジャンプする 2009 年 1 月 から 開 始 された 妊 婦 健 診 の 公 的 補 助 もその 要 因 かもしれない 医 療 機 関 がカバーするエリアの 広 さは 広 がっている なぜなら 1999 年 から 2008 年 にかけ 産 科 産 婦 人 科 を 標 榜 する 病 院 診 療 所 数 ( 医 療 機 関 数 )が 一 貫 し て 減 少 しているためである その 結 果 エリア 内 で 受 診 する 妊 婦 の 数 も 増 え 受 診 のため にかける 距 離 も 長 くなっていると 予 想 できる 産 科 産 婦 人 科 に 受 診 する 妊 婦 がかける 距 離 が 長 くなっている 医 療 機 関 受 診 のための 空 間 的 なアクセスの 容 易 性 が 小 さくなってい ることが 示 されている 最 後 に 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 析 を 行 う 被 説 明 変 数 を 帝 王 切 開 実 施 率 説 明 変 数 に 母 親 出 産 年 齢 子 供 の 体 重 女 性 の 機 会 費 用 保 健 所 での 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 および 医 療 機 関 へのアクセスの 容 易 性 ( 医 療 機 関 がカバーするエリアの 外 縁 までの 距 離 )を 用 い 女 性 の 機 会 費 用 を 内 生 変 数 とし 操 作 変 数 に 女 性 25-34 歳 大 卒 院 卒 比 率 複 産 比 率 病 院 診 療 所 で 行 われた 分 娩 数 に 占 める 診 療 所 で 行 われた 分 娩 数 の 比 率 ( 出 産 場 所 診 療 所 所 比 率 ) 実 質 一 人 当 たり 県 民 所 得 人 口 一 人 当 たり 公 園 面 積 を 用 いて 二 段 階 最 小 二 乗 推 定 を 行 った この 特 定 化 は t- 検 定 統 計 量 による 内 生 性 検 定 過 剰 識 別 検 定 の 結 果 から 支 持 さ れる 標 本 には 47 都 道 府 県 のデータを 1999 年 2002 年 2005 年 および 2008 年 に 関 し てプールしたものを 用 いた 推 定 結 果 に 基 づけば 出 産 時 の 母 親 平 均 年 齢 が 正 で 有 意 子 供 の 平 均 体 重 が 負 で 有 意 で あることが 確 認 された 保 健 所 での 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 が 正 で 有 意 であることが 示 され た 医 療 機 関 への 受 診 にかけねばならない 距 離 が 遠 くなれば 帝 王 切 開 実 施 率 を 上 昇 させるこ

とも 有 意 に 示 された さらに 女 性 の 機 会 費 用 は 負 に 有 意 であることが 示 された 女 性 の 機 会 費 用 と 帝 王 切 開 実 施 に 関 しては 正 の 因 果 関 係 があるとする 指 摘 がある われわれ の 用 いたデータでは 子 供 の 平 均 体 重 と 女 性 の 機 会 費 用 に 正 の 相 関 が 見 られ 子 供 の 平 均 体 重 と 帝 王 切 開 実 施 率 に 負 の 因 果 関 係 が 見 られる 女 性 の 機 会 費 用 の 負 のパラメータの 一 部 に 平 均 体 重 と 帝 王 切 開 実 施 率 の 負 の 因 果 関 係 の 機 会 費 用 を 通 じた 間 接 的 な 効 果 を 含 ん でいる 可 能 性 もある そのため 女 性 の 機 会 費 用 のパラメータが 負 で 有 意 に 示 されたかも しれない 本 分 析 の 限 界 として 妊 婦 健 診 の 平 均 受 診 回 数 は 保 健 所 に 限 ったものである 病 院 や 診 療 所 で 行 われた 妊 婦 健 診 が 含 まれていない 妊 婦 健 診 のガイドラインで おおよそ 14-15 回 の 受 診 回 数 を 推 奨 しており 本 分 析 で 用 いた 受 診 回 数 の 標 本 平 均 値 は 著 しく 低 い 妊 婦 検 診 の 頻 度 のデータとして かなり 不 十 分 であることは 否 めない ほかに 分 娩 上 のリスクを 統 御 できているかはなはだ 疑 問 である 子 供 の 平 均 体 重 母 親 出 産 年 齢 妊 婦 健 診 受 診 回 数 複 産 比 率 などで さらに 都 道 府 県 レベルの 平 均 値 を 用 いて 行 うことが 可 能 か 疑 問 である 妊 婦 個 人 の 妊 婦 健 診 の 頻 度 健 診 結 果 と 分 娩 時 の 母 親 胎 児 の 健 康 状 態 帝 王 切 開 の 実 施 の 有 無 の 個 人 記 録 が 利 用 可 能 であれば 妊 婦 の 分 娩 時 の リスクの 統 御 がより 適 切 に 行 われると 期 待 できる

参 考 文 献 [1]Gruber Jonathan, and Owings Maria, Physician Financial Incentives and Cesarean Delivery, Rand Journal of Economics, The RAND Corporation, Vol.27(1), PP.99-123, 1996 [2] 厚 生 労 働 省 医 療 人 口 静 態 調 査 1999,2002,2005,2008 [3] 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 調 査 1999,2002,2005,2008 [4] 厚 生 労 働 省 賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 1999,2002,2005,2008 [5] 総 務 省 国 勢 調 査 1990,2000,2010 [6] 厚 生 労 働 省 地 域 保 健 健 康 増 進 事 業 報 告 1999,2002,2005,2008 [7] 東 洋 経 済 新 報 社 2012 地 域 経 済 データ CD-ROM 2013

表 1-1-1 人 口 動 態 調 査 国 内 分 娩 数 年 総 数 外 国 不 詳 分 娩 数 ( 国 内 ) 1999 1201381 258 12 1201111 2002 1177562 205 5 1177352 2005 1081393 177 10 1081206 2008 1107467 178 14 1107275 表 1-1-2 月 別 出 生 数 および 相 対 頻 度 ( 人 口 動 態 調 査 ) 月 別 出 生 数 頻 度 分 布 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 総 数 1999 100349 89861 97176 97863 99474 97744 103713 103206 100320 95781 93595 98587 1177669 2002 98407 88750 95563 93832 98589 93373 102331 100775 99261 97586 90400 94988 1153855 2005 92842 80875 89541 86281 87151 87165 90976 92455 92705 90770 83990 87779 1062530 2008 91675 85021 89185 88047 91523 87541 94982 93720 95118 94630 87388 92326 1091156 月 別 出 生 数 相 対 頻 度 分 布 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1999 0.0852099 0.0763041 0.0825155 0.0830989 0.0844669 0.0829979 0.0880663 0.0876358 0.0851852 0.081331 0.0794748 0.0837137 2002 0.0852854 0.0769161 0.0828206 0.0813204 0.0854431 0.0809226 0.0886862 0.0873377 0.0860255 0.0845739 0.0783461 0.0823223 2005 0.0873782 0.0761155 0.0842715 0.0812034 0.0820222 0.0820353 0.0856221 0.087014 0.0872493 0.0854282 0.0790472 0.0826132 2008 0.0840164 0.0779183 0.0817344 0.0806915 0.0838771 0.0802278 0.0870471 0.0858906 0.0871718 0.0867245 0.0800875 0.084613

表 1-1-3 死 産 数 および9 月 死 産 数 推 計 値 ( 人 口 動 態 調 査 ) 死 産 数 9 月 死 産 数 推 計 総 数 病 院 診 療 所 総 数 病 院 診 療 所 1999 38452 17162 21012 1999 3251.8608 1461.9488 1789.912 2002 36978 17389 19281 2002 3154.5566 1495.8981 1658.6584 2005 31818 15568 16032 2005 2757.0779 1358.2971 1398.7808 2008 28177 14434 13517 2008 2436.5381 1258.2373 1178.3008 表 1-1-4 年 間 出 産 場 所 別 出 生 数 および 相 対 頻 度 ( 人 口 動 態 調 査 ) 総 数 病 院 診 療 所 助 産 所 自 宅 その 他 全 国 1999 1177669 634300 529743 11372 1974 280 2002 1153855 603914 536280 11407 1978 276 2005 1062530 545766 503579 10676 2184 325 2008 1091156 557967 520693 9968 2165 363 年 間 比 率 総 数 病 院 診 療 所 助 産 所 自 宅 その 他 1999 1 0.5386063 0.4498233 0.0096564 0.0016762 0.0002378 2002 1 0.5233881 0.4647724 0.009886 0.0017143 0.0002392 2005 1 0.5136476 0.4739433 0.0100477 0.0020555 0.0003059 2008 1 0.511354 0.4771939 0.0091353 0.0019841 0.0003327

表 1-1-5 年 間 出 産 場 所 別 分 娩 数 ( 人 口 動 態 調 査 より 推 計 ) 病 院 診 療 所 助 産 所 自 宅 その 他 総 数 1999 646926.01 540287.7587 11598.36447 2013.293306 285.5735185 1201111 2002 616212.0507 547200.7579 11639.29113 2018.279815 281.6204393 1177352 2005 555358.8829 512430.3655 10863.65115 2222.387983 330.7124975 1081206 2008 566209.5153 528384.8887 10115.25135 2196.98226 368.3623836 1107275 表 1-1-6 9 月 出 産 場 所 別 分 娩 数 ( 死 産 含 む: 同 じく 推 計 ) 病 院 診 療 所 助 産 所 自 宅 その 他 総 数 病 院 診 療 所 計 1999 55108.53841 46024.53487 988.0092998 171.5028454 24.32664474 102316.9121 101133.0733 2002 53009.9747 47073.24095 1001.27631 173.6236119 24.2265505 101282.3421 100083.2157 2005 48454.67444 44709.1913 947.8459712 193.9017985 28.85443431 94334.46795 93163.86575 2008 49357.48571 46060.24605 881.7643653 191.5148325 32.11080102 96523.12176 95417.73176 表 1-1-7 9 月 出 産 場 所 別 分 娩 数 推 計 値 ( 人 口 動 態 調 査 )および 分 娩 数 ( 医 療 施 設 静 態 調 査 ) 9 月 出 産 場 所 別 分 娩 数 ( 死 産 除 く: 人 口 動 態 調 査 より 推 計 ) 医 療 施 設 静 態 調 査 病 院 診 療 所 病 院 診 療 所 計 病 院 診 療 所 計 1999 52184.64071 42444.71093 94629.35164 1999 50959 40097 91056 2002 50018.17846 43755.92406 93774.10251 2002 49629 41498 91127 2005 45738.0802 41911.62971 87649.70991 2005 44865 40247 85112 2008 46841.01105 43703.64442 90544.65547 2008 47626 42792 90418

表 1-2-1 帝 王 切 開 実 施 率 母 比 率 標 準 偏 差 の 推 定 5 年 プール 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.155916716 標 準 偏 差 0.000538572 0.000516768 ( 非 復 元 抽 出 の 場 合 ) 5% 信 頼 区 間 上 限 0.156975229 下 限 0.154864029 1996 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.125622331 標 準 偏 差 0.001069608 0.001027168 ( 非 復 元 抽 出 の 場 合 ) 1999 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.147414778 標 準 偏 差 0.001174857 0.001128525 ( 非 復 元 抽 出 の 場 合 ) 2002 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.151854006 標 準 偏 差 0.001188844 0.001140934 ( 非 復 元 抽 出 の 場 合 ) 2005 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.17364179 標 準 偏 差 0.001298422 0.001245334 ( 非 復 元 抽 出 の 場 合 ) 2008 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.184056272 標 準 偏 差 0.001288778 0.001234227 ( 非 復 元 抽 出 の 場 合 )

表 1-2-2 比 率 有 意 差 検 定 結 果 比 率 有 意 差 検 定 (5 年 プール 標 本 病 院 / 診 療 所 ) 病 院 (1) 一 般 診 療 所 (2) 計 分 娩 数 246055 207668 453723 帝 王 切 開 件 数 46255 24488 70743 比 率 (pi) 0.187986426 0.117918986 0.15591672 帰 無 仮 説 p1=p2 対 立 仮 説 p1>p2 検 定 統 計 値 64.81607817 5% 水 準 臨 界 値 1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 比 率 有 意 差 検 定 (96 年 /99 年 以 降 ) 96(1) '99,'02,'05,'08(2) 分 娩 数 96010 357713 453723 帝 王 切 開 件 数 12061 58682 70743 比 率 (pi) 0.125622331 0.164047714 0.15591672 帰 無 仮 説 p1=p2 対 立 仮 説 p1<p2 検 定 統 計 値 -29.14133327 5% 水 準 臨 界 値 -1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 比 率 有 意 差 検 定 (96,99 年 /2002 年 以 降 ) 96,'99(1) '02,'05,'08(2) 分 娩 数 187066 266657 453723 帝 王 切 開 件 数 25484 45259 70743 比 率 (pi) 0.136229994 0.169727403 0.15591672 帰 無 仮 説 p1=p2 対 立 仮 説 p1<p2 検 定 統 計 値 -30.6161624 5% 水 準 臨 界 値 -1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 比 率 有 意 差 検 定 (96,99,02 年 /05,08 年 ) 96,'99,'02(1) '05,'08(2) 分 娩 数 278193 175530 453723 帝 王 切 開 件 数 39322 31421 70743 比 率 (pi) 0.141347913 0.179006438 0.15591672 帰 無 仮 説 p1=p2 対 立 仮 説 p1<p2 検 定 統 計 値 -34.05474941 5% 水 準 臨 界 値 -1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 比 率 有 意 差 検 定 (96,99,02,05 年 /08 年 ) 96,'99,'02,'05(1) '08(2) 分 娩 数 363305 90418 453723 帝 王 切 開 件 数 54101 16642 70743 比 率 (pi) 0.148913447 0.184056272 0.15591672 帰 無 仮 説 p1=p2 対 立 仮 説 p1<p2 検 定 統 計 値 -26.06546123 5% 水 準 臨 界 値 -1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 比 率 有 意 差 検 定 ( 都 道 府 県 グループ1/ 都 道 府 県 グループ2) グループ1 グループ2 分 娩 数 167366 286357 453723 帝 王 切 開 件 数 28835 41908 70743 比 率 (pi) 0.172287083 0.146348788 0.15591672 帰 無 仮 説 p1=p2 対 立 仮 説 p1>p2 検 定 統 計 値 23.2377759 5% 水 準 臨 界 値 1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 都 道 府 県 グループ1 北 海 道 岩 手 宮 城 福 島 栃 木 群 馬 埼 玉 東 京 兵 庫 和 歌 山 鳥 取 広 島 高 知 宮 崎 沖 縄 都 道 府 県 グループ2 青 森 秋 田 山 形 茨 城 千 葉 神 奈 川 新 潟 富 山 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 奈 良 島 根 岡 山 山 口 香 川 愛 媛 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 鹿 児 島

表 1-3-1 帝 王 切 開 実 施 率 の 要 因 分 解 分 娩 件 数 帝 王 切 開 実 施 件 数 ( 医 療 施 設 静 態 調 査 ) 1996 1999 2002 2005 2008 分 娩 件 数 ( 病 院 ) 52976 50959 49629 44865 47626 分 娩 件 数 ( 診 療 所 ) 43034 40097 41498 40247 42792 帝 王 切 開 件 数 ( 病 院 ) 7791 8852 8900 9623 11089 帝 王 切 開 件 数 ( 診 療 所 ) 4270 4571 4938 5156 5553 分 娩 件 数 帝 王 切 開 実 施 件 数 伸 び 率 96-99 99-02 02-05 05-08 分 娩 伸 び 率 ( 病 院 ) -0.038074-0.026099-0.095992 0.0615402 分 娩 伸 び 率 ( 診 療 所 ) -0.068248 0.0349403-0.030146 0.0632345 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 病 院 ) 0.1361828 0.0054225 0.081236 0.1523433 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 診 療 所 ) 0.0704918 0.0802888 0.0441474 0.0769977 1996 1999 2002 2005 2008 分 娩 病 院 比 率 0.5517759 0.5596446 0.5446136 0.527129 0.5267314 分 娩 診 療 所 比 率 0.4482241 0.4403554 0.4553864 0.472871 0.4732686 帝 王 切 開 病 院 比 率 0.6459663 0.6594651 0.6431565 0.6511266 0.6663262 帝 王 切 開 診 療 所 比 率 0.3540337 0.3405349 0.3568435 0.3488734 0.3336738 帝 王 切 開 実 施 率 要 因 分 解 結 果 96-99 99-02 02-05 05-08 分 娩 伸 び 率 ( 病 院 )の 寄 与 -0.021-0.014-0.051 0.032 分 娩 伸 び 率 ( 診 療 所 )の 寄 与 -0.030 0.016-0.014 0.030 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 病 院 )の 寄 与 0.090 0.003 0.053 0.102 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 診 療 所 )の 寄 与 0.024 0.029 0.015 0.026 分 娩 伸 び 率 ( 計 )の 寄 与 -0.051 0.002-0.065 0.062 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 計 )の 寄 与 0.114 0.032 0.068 0.127 その 他 0.008 0.000 0.010-0.005 帝 王 切 開 実 施 率 伸 び 率 ( 計 ) 0.173 0.030 0.143 0.060

図 1-1 月 別 出 生 数 相 対 頻 度 分 布 ('99,'02,'05,'08) 0.09 0.088 0.086 0.084 0.082 0.08 0.078 0.076 0.074 0.072 0.07 0.068 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1999 2002 2005 2008

0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 図 1-2 都 道 府 県 別 帝 王 切 開 実 施 率 ('96,'08 年 ) 1996 2008

0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 図 1-3 '96,'99,'02,'05,'085 年 プール 標 本 での 帝 王 切 開 実 施 比 率 ( 都 道 府 県 別 )

図 1-4 帝 王 切 開 実 施 率 要 因 分 解 結 果 0.25 0.2 0.025692109 0.15 0.1 0.008301836 0.024004919 0.101510356 0.05 0-0.05 0.01032625 0.015401863 0.089807787 0.029926916 0.028650526 0.052894891 0.003487518 0.032415143 0.015911325-0.014214094-0.004883586 96-99 99-02 02-05 05-08 -0.021307822-0.000326952-0.050600301-0.030053534-0.014255185-0.1 分 娩 伸 び 率 ( 病 院 )の 寄 与 分 娩 伸 び 率 ( 診 療 所 )の 寄 与 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 病 院 )の 寄 与 帝 王 切 開 伸 び 率 ( 診 療 所 )の 寄 与 その 他

表 2-1-1 記 述 統 計 ( 母 平 均 年 齢 子 供 平 均 身 長 平 均 体 重 ) 母 平 均 年 齢 平 均 分 散 標 準 偏 差 1999 年 29.4402 0.16059438 0.400742 2002 年 29.7857 0.23069438 0.480307 2005 年 30.36332 0.2736433 0.523109 2008 年 30.86734 0.29575504 0.543834 子 供 平 均 身 長 平 均 分 散 標 準 偏 差 1999 年 48.97206 0.05696242 0.238668 2002 年 48.90355 0.05079305 0.225373 2005 年 48.84628 0.05869578 0.242272 2008 年 48.85424 0.06528979 0.255519 子 供 平 均 体 重 平 均 分 散 標 準 偏 差 1999 年 3.037668 0.00019508 0.013967 2002 年 3.022441 0.00018514 0.013607 2005 年 3.008714 0.00017147 0.013095 2008 年 3.003568 0.00016947 0.013018

表 2-1-2 記 述 統 計 ( 複 産 比 率 ) 複 産 比 率 4 年 プールした 標 本 により 母 比 率 推 定 母 平 均 推 定 値 0.010795082 標 準 偏 差 0.00005 1999 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.00995802 標 準 偏 差 0.00009 2002 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.011003442 標 準 偏 差 0.00010 2005 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.011751332 標 準 偏 差 0.000103641 2008 年 標 本 より 母 比 率 推 定 平 均 0.010547801 標 準 偏 差 0.00010 比 率 有 意 差 検 定 ('02,'05 年 /'99,'08 年 ) 02,'05 年 (1) 99,'08 年 (2) 計 分 娩 数 2258422 2308287 4566709 複 産 分 娩 数 25659 23639 49298 比 率 (pi) 0.011361473 0.010240928 0.010795082 帰 無 仮 説 p 1 =p 2 対 立 仮 説 p 1 >p 2 検 定 統 計 値 11.58561342 5% 水 準 臨 界 値 1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 される 表 2-1-3 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 数 標 本 平 均 標 本 標 準 偏 差 1996 年 9.027659574 1.350636264 2000 年 9.572340426 1.492109992 2002 年 8.80212766 1.439880635 2006 年 8.557446809 1.325296469 2008 年 8.214893617 1.245684502

表 2-2-1 帝 王 切 開 実 施 率 と 分 娩 属 性 との 相 関 係 数 及 び95% 信 頼 区 間 95% 信 頼 区 間 帝 王 切 開 実 施 比 率 との 相 関 係 数 上 限 下 限 母 出 産 年 齢 0.357612802 0.482612243 0.232613362 出 生 時 平 均 体 重 -0.496212788-0.388174979-0.604250597 出 生 時 平 均 身 長 -0.261280866-0.127736237-0.394825494 複 産 比 率 0.075035948 0.217558342-0.067486446 人 口 10 万 人 当 たり 産 婦 人 科 医 数 -0.12449436 0.016613595-0.265602315

表 3-1 女 性 機 会 費 用 有 意 差 検 定 期 間 99,'02,'08 05 標 本 平 均 0.678300539 0.668075 標 本 分 散 0.000759033 0.000876 t- 検 定 値 452.4325639 5% 臨 界 値 1.653087138 結 果 棄 却 表 3-2-1 比 率 有 意 差 検 定 ('05,'08 年 /'99,'02 年 ) 05,08 年 99,'02 年 25-34 女 性 人 口 17302624 18192431 25-34 女 性 大 学 大 学 院 最 終 学 歴 3416071.694 2771813 比 率 (pi) 0.197430846 0.152361 帰 無 仮 説 p 1 =p 2 対 立 仮 説 p 1 >p 2 検 定 統 計 値 353.7653936 5% 水 準 臨 界 値 1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 棄 却 表 3-2-2 比 率 有 意 差 検 定 ( 大 学 院 最 終 学 歴 比 率 高 位 県 低 位 県 ) 女 性 大 学 院 卒 比 率 高 位 地 域 女 性 大 学 院 卒 比 率 低 位 地 域 25-34 女 性 人 口 26893141 8601914 35495055 25-34 女 性 大 学 大 学 院 最 終 学 歴 推 計 値 5087930.108 1099955 6187885 比 率 (pi) 0.189190623 0.127873 0.174331 帰 無 仮 説 p 1 =p 2 対 立 仮 説 p 1 >p 2 検 定 統 計 値 412.5985765 critical val. At 5% 1.644853627 ( 標 準 正 規 分 布 ) 結 果 女 性 大 学 院 卒 比 率 高 位 地 域 には 茨 城 千 葉 埼 玉 東 京 神 奈 川 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 福 岡 の 都 府 県 低 位 地 域 は 上 記 都 府 県 以 外 の 道 県 高 位 都 府 県 の 基 準 は 女 性 大 学 院 卒 女 性 25-34 歳 人 口 比 率 が18% 超 棄 却

表 3-3 保 健 所 での 妊 婦 健 診 の 平 均 受 診 回 数 99,'02,'05 年 (x 1 ) 08 年 (x 2 ) 受 診 実 人 員 数 2899033 1380415 受 診 延 べ 人 員 数 4772155 5470835 平 均 受 診 回 数 1.646119585 3.963181362 帰 無 仮 説 x 2 =x 1 対 立 仮 説 x 2 >x 1 t- 検 定 統 計 値 19.80229699 5% 臨 界 値 (t- 分 布 ) 1.653087138 結 果 棄 却 表 3-4 医 療 機 関 がカバーする 外 縁 までの 距 離 平 均 値 有 意 差 検 定 99,02 年 05,08 年 標 本 平 均 4.606562189 5.012312294 (x 1 ) (x 2 ) 帰 無 仮 説 x 2 =x 1 対 立 仮 説 x 2 >x 1 t- 検 定 統 計 16.91487821 5% 臨 界 値 2.346563039 結 果 棄 却

表 4-1 二 段 階 最 小 二 乗 推 定 結 果 標 本 数 187 決 定 係 数 0.3771 パラメータ 推 定 値 標 準 誤 差 t- 値 有 意 水 準 女 性 の 機 会 費 用 -0.2988258 0.138282-2.16 0.032 母 平 均 年 齢 0.0100704 0.003469 2.9 0.004 出 産 時 子 供 平 均 体 重 -0.4088953 0.124418-3.29 0.001 保 健 所 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 0.0034409 0.001463 2.35 0.02 医 療 機 関 がカバーするエリア の 外 縁 までの 平 均 距 離 0.0035025 0.000715 4.9 0 定 数 項 1.274908 0.42735 2.98 0.003 表 4-2 内 生 性 検 定 に 用 いる 最 小 二 乗 推 定 結 果 標 本 数 187 自 由 度 修 正 済 み 決 定 係 数 0.2806 パラメータ 推 定 値 標 準 誤 差 t- 値 有 意 水 準 母 平 均 年 齢 0.0100704 0.003231 3.12 0.002 出 産 時 子 供 平 均 体 重 -0.4088953 0.107949-3.79 0 女 性 機 会 費 用 -0.2988258 0.124901-2.39 0.018 保 健 所 妊 婦 健 診 平 均 受 診 回 数 0.0034409 0.001443 2.38 0.018 医 療 機 関 がカバーするエリア の 外 縁 までの 平 均 距 離 0.0035025 0.000751 4.67 0 第 1 段 階 推 計 式 残 差 0.3110082 0.143145 2.17 0.031 定 数 項 1.274908 0.365103 3.49 0.001

表 4-3 内 生 性 検 定 結 果 帰 無 仮 説 β u1 =0 対 立 仮 説 β u1 >0 t- 検 定 統 計 2.17 5% 臨 界 値 1.653363013 結 果 棄 却 表 4-4 過 剰 識 別 検 定 に 用 いる 最 小 二 乗 推 定 結 果 標 本 数 187 決 定 係 数 0.0071 パラメータ 推 定 値 標 準 誤 差 t- 値 有 意 水 準 母 出 産 時 平 均 年 齢 -0.0017287 0.0057601-0.3 0.764 子 供 出 産 時 平 均 体 重 -0.0069945 0.1080039-0.06 0.948 保 健 所 妊 婦 健 診 平 均 回 数 -0.0003619 0.0016695-0.22 0.829 医 療 機 関 がカバーするエリア の 外 縁 までの 平 均 距 離 -0.0004253 0.0015326-0.28 0.782 女 性 25-34 歳 大 卒 院 卒 比 率 0.0414292 0.0882239 0.47 0.639 複 産 比 率 -0.9997088 1.20807-0.83 0.409 出 産 場 所 診 療 所 比 率 0.0060296 0.0176247 0.34 0.733 一 人 当 たり 実 質 県 民 所 得 0.0008938 0.0039969 0.22 0.823 人 口 一 人 当 たり 公 園 面 積 0.0004358 0.0007623 0.57 0.568 定 数 項 0.0698105 0.4270323 0.16 0.87 表 4-5 過 剰 識 別 検 定 結 果 χ 2 検 定 統 計 ( 自 由 度 4) 9.48729 5% 臨 界 値 1.31987 結 果 棄 却 できない

0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0.014 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 '99,'02,'05,'084 年 プール 標 本 に 基 づく 複 産 比 率