ブラック 企 業 の 定 義 と 労 働 行 政 の 対 応 ブラック 企 業 の 定 義 は? 最 近 マスコミ 等 で 大 きな 話 題 となっている ブラック 企 業 ですが 労 働 法 令 を 遵 守 せず 労 働 者 の 人 格 を 著 しく 無 視 したかたちで 働 かせている 企 業 違 法 な 長 時 間 労 働 や 賃 金 不 払 い 残 業 があり 離 職 率 が 極 端 に 高 い 企 業 就 職 したらひどい 目 にあうので 避 けた 方 がよい 企 業 な どと 定 義 されているようです 勤 務 先 はブラック 企 業? 先 日 連 合 総 研 が 10 月 初 旬 に 実 施 した 勤 労 者 の 仕 事 と 暮 らしについてのアンケート 調 査 ( 首 都 圏 関 西 圏 に 居 住 し 民 間 企 業 に 勤 務 する 20~64 歳 の 人 2,000 名 が 回 答 )の 結 果 が 発 表 されま した この 調 査 で あなたの 勤 め 先 は ブラック 企 業 にあたると 思 いますか と 質 問 したころ そ う 思 う と 回 答 した 人 は 17.2%でしたが 若 者 世 代 ほど そう 思 う と 回 答 した 割 合 が 多 い 結 果 となりました(20 代 :23.5% 30 代 :20.8% 40 代 :15.4% 50 代 :11.2% 60 代 :9.0%) 厚 労 省 が 実 施 した 電 話 相 談 の 結 果 厚 生 労 働 省 では ブラック 企 業 という 言 葉 は 使 わずに 若 者 の 使 い 捨 てが 疑 われる 企 業 と 呼 んでいますが 今 年 9 月 を 過 重 労 働 重 点 監 督 月 間 と 定 め 過 重 労 働 が 行 われている 疑 い のある 事 業 所 に 対 して 重 点 的 に 指 導 監 督 を 行 いました 同 省 が9 月 1 日 に 実 施 した 無 料 電 話 相 談 には 全 国 から 1,042 件 の 相 談 が 寄 せられたとのことで 相 談 内 容 ( 複 数 回 答 )は 上 位 から (1) 賃 金 不 払 残 業 (53.4%) (2) 長 時 間 労 働 過 重 労 働 (39.7%) (3)パワーハラスメント(15.6%)だったそうです なお 相 談 者 が 勤 務 している 業 種 は 製 造 業 (20.4%)と 商 業 (19.9%)で 約 4 割 を 占 め ました 労 基 署 の 調 査 監 督 指 導 厚 生 労 働 省 は 労 働 条 件 の 確 保 改 善 対 策 を 重 点 施 策 として 挙 げており 今 後 も 労 働 法 令 を 遵 守 しない 企 業 に 対 する 監 督 指 導 の 強 化 傾 向 は 続 くものと 思 われます 労 働 基 準 監 督 署 による 調 査 や 監 督 指 導 は 労 働 者 や 退 職 者 からの 情 報 提 供 をきっかけに 行 われ るケースも 多 いので 労 働 者 等 から ブラック 企 業 とのイメージを 持 たれることのないよう 労 務 管 理 上 万 全 の 対 策 をとっておく 必 要 があります 1
応 募 者 から 見 られている 採 用 面 接 官 採 用 面 接 で 重 要 なことは? 人 材 を 採 用 する 際 採 用 面 接 を 実 施 しない 企 業 はほとんどないでしょう 面 接 を 担 当 する 人 ( 面 接 官 )は こんな 質 問 をして 自 社 に 必 要 な 人 材 かどうかを 見 極 めよ う 自 社 にふさわしい 人 材 であるか 応 募 者 の 態 度 をじっくり 観 察 しよう と 考 えていること でしょうが 実 はその 面 接 官 自 身 も 応 募 者 からじっくりと 観 察 されているのです 採 用 コンサル 会 社 の 調 査 結 果 人 材 採 用 コンサルティング 会 社 の 株 式 会 社 ジョブウェブでは 今 年 4~5 月 に 2014 年 度 卒 の 学 生 を 対 象 に 2014 年 度 卒 学 生 就 職 活 動 振 り 返 り 調 査 (349 名 が 回 答 )を 実 施 しました この 調 査 で 面 接 で 志 望 度 に 影 響 すること について 尋 ねたところ かなり 影 響 した 項 目 の 上 位 5つは 下 記 の 結 果 となりました (1) 面 接 官 の 態 度 話 を 聞 く 姿 勢 (67.3%) (2) 面 接 で 自 分 自 身 の 素 が 出 せたかどうか (47.6%) (3) 面 接 官 の 話 の 促 し 方 (46.1%) (4) 学 生 からの 質 問 に 対 する 面 接 官 の 受 け 答 え (45.6%) (5) 面 接 官 の 人 選 (42.1%) 重 要 なのは 面 接 官 の 育 成 上 記 の 結 果 からおわかりの 通 り 応 募 者 の 志 望 度 に 最 も 影 響 するのは 面 接 官 の 態 度 話 を 聞 く 姿 勢 だということです 採 用 側 が 複 数 回 の 面 接 を 実 施 し 時 間 をかけて 応 募 者 の 態 度 姿 勢 をじっくり 観 察 して 採 用 を 決 定 したとしても 応 募 者 から 見 た 面 接 官 の 態 度 姿 勢 ( 応 募 者 に 与 えるイメージ)が 良 くなけ れば 採 用 を 辞 退 されることもあり 得 るのです 面 接 官 が 与 えるイメージは 応 募 者 にとっては 会 社 のイメージ そのものとなります 自 社 に 必 要 な 人 材 を 採 用 するためには まずは 面 接 官 としてふさわしい 人 材 を 育 成 することが 重 要 なのではないでしょうか 2
11 月 からドラッグストア 等 でも 国 民 年 金 保 険 料 の 納 付 が 可 能 に 低 迷 する 納 付 率 改 善 に 向 けた 対 策 厚 生 労 働 省 の 発 表 によれば 平 成 24 年 度 の 国 民 年 金 保 険 料 納 付 率 は 59.0%で 過 去 最 低 だっ た 平 成 23 年 度 の 58.6%をわずかに 上 回 ったものの 4 年 連 続 で 目 標 とする 60%を 下 回 る 結 果 と なったそうです この 結 果 を 重 く 見 た 政 府 では 現 在 低 所 得 等 の 理 由 で 保 険 料 納 付 が 困 難 な 方 に 対 する 職 権 に よる 保 険 料 納 付 免 除 を 導 入 する 方 法 や 一 定 以 上 の 所 得 があるにもかかわらず 保 険 料 を 納 付 しな い 方 に 延 滞 金 を 課 す 方 法 による 納 付 率 改 善 策 も 検 討 していますが いずれも 法 改 正 を 要 するため 効 果 を 発 揮 するまでに 時 間 がかかります 現 在 の 納 付 率 アップへの 取 組 み 現 在 厚 生 労 働 省 では 未 納 者 をその 所 得 情 報 に 基 づいて (1) 強 制 徴 収 対 象 (2) 納 付 督 励 対 象 (3) 免 除 等 申 請 勧 奨 対 象 に 区 分 し それぞれに 対 策 を 講 じるとともに その 一 部 につ いて 市 場 化 テスト として 民 間 委 託 を 行 っています 民 間 委 託 された 対 策 の 中 に 保 険 料 納 付 方 法 の 範 囲 の 拡 大 がありますが 口 座 振 替 やクレジッ トカード 納 付 の 導 入 よりも 利 用 者 が 増 えているものとして コンビニエンスストアでの 納 付 やイ ンターネットバンキング 等 による 電 子 納 付 が 挙 げられ 特 にコンビニ 納 付 による 24 年 度 の 利 用 件 数 は 1,316 万 件 で 前 年 度 比 プラス 93 万 件 となりました 納 付 窓 口 拡 大 で 納 付 率 アップを 図 る 上 記 のような 結 果 を 受 け 今 年 11 月 1 日 よりさらに 納 付 窓 口 が 拡 大 されることとなり 駅 構 内 の 売 店 や 一 部 のドラッグストア 等 全 国 約 2,100 店 舗 で 納 付 できることとなりました 具 体 的 には NEWDAYS ドラッグセイムス ツルハドラッグ( 東 北 地 区 ) くすりの 福 太 郎 スマイルドラッグ ドラッグバイコー アメリカンドラッグ ベルマート 病 院 内 売 店 です 納 付 可 能 店 舗 には MMK 設 置 店 の 表 示 がありますが 株 式 会 社 しんきん 情 報 サービスのホ ームページでも 確 認 することができます 3
飲 食 店 で 多 発 する 労 働 災 害 と 防 止 のポイント 飲 食 店 における 労 働 災 害 の 発 生 状 況 休 業 4 日 以 上 となる 重 大 な 労 働 災 害 の 発 生 は 全 産 業 では 減 少 傾 向 にありますが 飲 食 店 におい ては 平 成 19 年 から 平 成 23 年 度 についてみると 約 4,000 件 前 後 で 推 移 する 横 ばい 状 態 が 続 いて います 最 も 多 い 事 故 は 転 倒 飲 食 店 で 発 生 する 事 故 の 約 27%は 転 倒 が 占 めており このうち 約 半 数 を 滑 り が 約 3 割 を つまずき が 占 めています 事 故 の 発 生 状 況 をみると 物 の 運 搬 中 の 転 倒 が 最 も 多 く 材 料 や 料 理 ゴミなどの 運 搬 中 に 水 や 油 で 濡 れた 床 に 滑 って 転 倒 していることや 足 元 が 暗 かったり 障 害 物 があったりしてつ まずいて 転 倒 していることがわかります 刃 物 等 による 切 れ こすれ も 多 い また 事 故 の 約 25%は 切 れ こすれ が 占 めており このうち 約 4 割 を 刃 物 が 約 3 割 を 割 れた 食 器 などが 占 め 残 る 約 3 割 については 缶 の 蓋 の 鋭 利 な 部 分 で 切 ったり 食 料 品 加 工 機 械 を 使 った 作 業 中 に 切 ったりする 災 害 が 占 めています 事 故 の 発 生 状 況 をみると 作 業 中 に 起 きているものがほとんどですが よそ 見 をしていたり 安 全 な 状 態 にない 刃 物 を 放 置 していたり 不 適 切 な 方 法 で 機 械 操 作 を 行 ったりなど 安 全 策 をきち んと 講 じていれば 防 ぐことができたと 思 われるケースもあります 災 害 防 止 の 基 本 は 4S 活 動 パートやアルバイト 等 が 多 い 飲 食 店 では 比 較 的 短 期 間 で 従 業 員 が 入 れ 替 わるため 経 験 不 足 の 従 業 員 が 安 全 な 作 業 方 法 や 安 全 な 職 場 環 境 の 保 ち 方 を 知 らないことがあります 新 米 従 業 員 の 採 用 時 や 異 動 時 に 整 理 整 頓 清 掃 清 潔 の 4S 活 動 を 徹 底 させるほか ベテラン 従 業 員 に 対 しても 常 に 意 識 付 けすること 等 により 職 場 全 体 で 取 り 組 むことが 必 要 です 4
企 業 内 の 安 全 衛 生 管 理 労 務 管 理 に 関 する 調 査 結 果 から 本 社 による 管 理 の 実 態 厚 生 労 働 省 から 本 社 による 安 全 衛 生 管 理 労 務 管 理 の 実 態 に 関 する 調 査 結 果 が 公 表 されまし た この 調 査 は 建 設 業 製 造 業 運 送 業 卸 売 小 売 業 等 を 対 象 として 行 われました 回 答 総 数 は 252 社 で 拠 点 数 別 でみた 企 業 数 は 次 のようになっています ( 拠 点 数 / 企 業 数 ( 割 合 )) 100 カ 所 ~/23(10%) 50~99 カ 所 /10(4%) 20~49 カ 所 /30(12%) 10~19 カ 所 /49(20%) 5~9 カ 所 /57(24%) 1~4 カ 所 /72(30%) 9 割 近 い 企 業 が 本 社 で 統 括 この 調 査 結 果 からは 9 割 近 い 企 業 (88%)が 労 働 災 害 が 発 生 した 場 合 に 本 社 で 情 報 をと りまとめ 社 内 で 共 有 し 各 事 業 所 に 対 する 再 発 防 止 の 指 導 を 行 っていることがわかります また 日 ごろの 労 務 管 理 についても 本 社 の 所 管 部 署 が 各 事 業 所 の 従 業 員 を 含 めた 全 従 業 員 の 労 務 管 理 を 行 っている 事 業 所 の 従 業 員 の 労 務 管 理 は 各 事 業 所 に 任 せているが 事 業 所 に 対 して 指 導 等 を 行 う など ほとんどの 企 業 (98%)で 本 社 が 企 業 全 体 の 労 務 管 理 を 直 接 管 理 また は 統 括 管 理 しているようです 業 種 による 違 いはほとんど 無 し 業 種 別 の 結 果 を 見 ると 回 答 数 には 差 がありますが 業 種 によって 大 きな 傾 向 の 違 いはなく 安 全 健 康 管 理 や 労 務 管 理 は ほとんどの 企 業 が 本 社 で 直 接 管 理 または 統 括 管 理 を 行 い 労 災 の 再 発 防 止 の 指 導 も 大 半 の 企 業 が 本 社 で 実 施 しているという 結 果 でした 今 回 の 調 査 の 目 的 今 回 行 われた 調 査 ですが その 目 的 は 現 在 検 討 されている 労 働 安 全 衛 生 法 の 改 正 に 関 係 して います 現 行 の 事 業 場 単 位 での 指 導 から 企 業 単 位 での 改 善 指 導 に 移 行 することでの 議 論 が 進 んでおり その 基 礎 データとするそうです 今 後 ますます 本 社 としての 安 全 衛 生 管 理 労 務 管 理 体 制 が 問 われるようですので 改 正 の 動 向 を 注 視 しておくとともに 自 社 の 体 制 について 再 確 認 しておき たいところです 5
社 員 にも 知 らせておきたい 年 金 の 手 続 き 情 報 提 供 で 従 業 員 満 足 度 をアップ 年 金 の 手 続 きについては 本 人 の 受 け 取 る 年 金 額 にも 影 響 してきますので 最 終 的 には 年 金 事 務 所 での 確 認 が 必 要 になります しかし 制 度 の 概 要 や 手 続 きの 流 れ 法 改 正 の 話 題 などを 従 業 員 に 案 内 しておくことは 従 業 員 満 足 度 を 上 げる 意 味 でも 有 効 な 手 段 です 現 在 政 府 広 報 オンラインのホームページでは 知 っておきたい 年 金 の 手 続 き として 特 に 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 記 録 問 題 の 対 応 に 関 する 手 続 きなどがまとめられていますので こうしたものを 参 考 にするとよいでしょう 不 整 合 記 録 問 題 とは? 会 社 員 や 公 務 員 ( 第 2 号 被 保 険 者 )の 配 偶 者 で 第 3 号 被 保 険 者 であった 主 婦 主 夫 の 方 も 第 2 号 被 保 険 者 の 方 が 亡 くなったり 退 職 した 場 合 や 自 分 の 年 収 が 130 万 円 以 上 となったりした 場 合 には 第 3 号 被 保 険 者 の 資 格 を 失 い 第 1 号 被 保 険 となります その 場 合 居 住 する 市 ( 区 ) 町 村 の 年 金 窓 口 で 第 3 号 から 第 1 号 になるための 切 替 え の 届 出 を 行 い 保 険 料 を 自 分 で 納 めることが 必 要 となります(なお 第 3 号 の 主 婦 主 夫 の 方 が 会 社 などに 就 職 し 勤 め 先 の 厚 生 年 金 保 険 または 共 済 組 合 などに 加 入 した 場 合 は 第 2 号 となります) しかし この 第 1 号 への 切 替 えの 届 出 を 行 わなかったため 実 態 とは 異 なり 年 金 記 録 上 は 第 3 号 のままになっていることが 後 で 判 明 するケースが 問 題 となっています 約 47.5 万 人 が 該 当 との 推 計 時 効 ( 本 来 届 出 が 必 要 な 時 点 から2 年 )により 保 険 料 の 納 付 ができない 未 納 期 間 が 生 じ その 結 果 受 け 取 る 年 金 額 が 少 なくなったり 受 給 資 格 期 間 を 満 たせず 年 金 が 受 給 できなくなっ たりするおそれがあり 約 47.5 万 人 (うち 年 金 受 給 者 約 5.3 万 人 被 保 険 者 など 約 42.2 万 人 ) が 該 当 すると 厚 生 労 働 省 は 推 計 しています この 問 題 に 対 応 するため 今 年 7 月 に 法 律 が 改 正 され 第 3 号 から 第 1 号 への 切 替 え の 届 出 が2 年 以 上 遅 れたことのある 方 が 所 定 の 手 続 きを 行 えば 未 納 期 間 を 年 金 の 受 給 資 格 期 間 に 算 入 できるようになりました また 最 大 10 年 分 の 保 険 料 の 納 付 ができるようにな りました 小 冊 子 やチェックリストの 活 用 でトラブルを 防 ぐ 定 年 退 職 などで 会 社 を 離 職 する 方 に 社 会 保 険 や 税 金 等 に 関 する 必 要 な 手 続 きをまとめた 小 冊 子 などを 手 渡 すと 退 職 時 のトラブルを 防 ぐ 役 に 立 つでしょう また 会 社 が 行 う 手 続 きもチェックリストなどを 使 って 漏 れのないようにしたいものです 自 社 のチェックリストは 法 改 正 を 反 映 しているか 定 期 的 にチェックが 必 要 です 6
改 正 労 働 契 約 法 施 行 後 の 有 期 労 働 契 約 者 の 本 音 は? 不 十 分 な 認 識 改 正 労 働 契 約 法 が 施 行 されて 半 年 以 上 が 経 ちましたが 連 合 が 行 った 有 期 契 約 労 働 者 に 関 する 調 査 の 結 果 によると 無 期 労 働 契 約 への 転 換 について ルールができたことを 知 ら なかった と 答 えた 人 は6 割 以 上 もいたそうです 不 合 理 な 労 働 条 件 の 禁 止 については 約 7 割 が 知 らず 改 正 労 働 契 約 法 への 認 識 は 不 十 分 と 言 えそうです 無 期 転 換 はモチベーションアップにつながる? また 有 期 労 働 契 約 者 が 無 期 労 働 契 約 への 転 換 についてどのように 思 っているかを 尋 ねた ところ( 複 数 回 答 ) 無 期 契 約 に 転 換 できる 可 能 性 があるのでモチベーションアップにつながる と 答 えた 人 は 約 半 数 を 超 えたものの 契 約 期 間 が 無 期 になるだけで 待 遇 が 正 社 員 と 同 等 になる わけではないから 意 味 がない と 答 えた 人 も 約 7 割 に 上 り 待 遇 改 善 につながらないと 感 じてい る 人 が 多 いことがわかりました 正 社 員 も 有 期 契 約 者 も 業 務 内 容 は 同 じ? 次 に 業 務 内 容 や 仕 事 への 姿 勢 などについて 正 社 員 と 比 較 してもらったところ 業 務 内 容 につ いては 正 社 員 と 同 じ と 答 えた 人 が 半 数 近 くに 上 り 正 社 員 との 業 務 内 容 にあまり 差 がない ことがわかりました また 仕 事 上 の 責 任 や 残 業 時 間 は おおむね 正 社 員 よりも 負 担 が 少 ないとの 結 果 でしたが 仕 事 に 対 する 姿 勢 ついては 正 社 員 よりも 真 面 目 と 答 えた 人 が 約 半 数 に 上 り 仕 事 を 遂 行 する 能 力 も 正 社 員 よりも 高 い と 答 えた 人 が 約 2 割 となりました 有 期 労 働 者 の4 割 は 正 社 員 希 望 有 期 契 約 で 働 くことになった 状 況 について 尋 ねたところ 自 らが 希 望 して 有 期 契 約 になっ た 人 は 約 半 数 だったものの 有 期 労 働 契 約 者 の3 人 に1 人 は 正 社 員 になれなかったために 有 期 契 約 で 働 いていることがわかりました また 今 後 の 働 き 方 の 希 望 を 聞 いたところ 正 社 員 になりたい と 答 えた 人 は 約 4 割 で 特 に 正 社 員 になれなかったために 有 期 契 約 で 働 いている 人 では 正 社 員 への 転 換 希 望 を 持 ってい る 割 合 は7 割 以 上 になりました 職 場 に 対 する 不 満 最 後 に 職 場 についての 不 満 については 給 料 が 上 がらない 働 きぶりが 評 価 されない など 待 遇 に 不 満 をもっている 人 が 多 かったようです 中 には 正 社 員 がちゃんと 働 かない パワハラやセクハラがある などの 回 答 もみられました 7
年 金 事 務 所 の 調 査 が 4 年 に 1 回 実 施 されます 厚 生 労 働 省 が 調 査 の 方 針 を 決 定 日 本 年 金 機 構 の 平 成 24 年 度 計 画 において 厚 生 年 金 健 康 保 険 船 員 保 険 の 適 用 の 促 進 に 努 める 旨 が 明 記 されており その 計 画 のなかで 総 合 調 査 および 定 時 決 定 時 調 査 等 の 事 業 所 調 査 に ついては 全 ての 適 用 事 業 所 を 対 象 に 4 年 に 1 回 実 施 することを 基 本 とする とされています この 計 画 により 年 金 事 務 所 では 総 合 調 査 および 定 時 決 定 時 調 査 の 件 数 が 著 しく 多 くなっていま す 定 時 決 定 時 調 査 定 時 決 定 時 調 査 とは 算 定 基 礎 届 の 提 出 時 ( 毎 年 7 月 )に 合 わせて 調 査 を 行 うもので 年 金 事 務 所 より 事 前 に 通 知 が 届 きます この 通 知 が 来 たら 事 業 主 は 指 定 された 必 要 書 類 を 年 金 事 務 所 へ 持 参 し そこで 算 定 基 礎 届 の 受 理 と 併 せて 調 査 が 行 われます 定 時 決 定 時 調 査 については 非 常 に 多 くの 事 業 主 が 対 象 とされており 選 定 される 基 準 もほとんど 無 く 調 査 対 象 となっていなかっ た 事 業 主 から 順 次 選 ばれているようです 総 合 調 査 総 合 調 査 とは 不 定 期 に 行 われる 調 査 で 調 査 の 対 象 となった 事 業 主 には 事 前 に 通 知 が 届 きま す 総 合 調 査 に 選 定 される 事 業 主 の 基 準 も 明 確 にされていませんが 今 までの 傾 向 では 社 会 保 険 に 適 用 となった 時 から 1~2 年 経 過 後 賞 与 支 払 届 が 未 提 出 である 書 類 の 提 出 遅 延 が 多 い 等 の 事 業 主 については 比 較 的 高 い 確 率 で 調 査 対 象 とされているようです 調 査 におけるポイント 総 合 調 査 も 定 時 決 定 時 調 査 も 基 本 的 には 同 じ 内 容 について 調 査 が 行 われますが 主 に 次 のポイ ントを 確 認 していきます 具 体 的 には 事 業 主 が 持 参 した 年 金 事 務 所 から 前 もって 指 定 された 帳 票 類 と 年 金 事 務 所 にあるデータをもとに 下 記 事 項 についてチェックが 行 われます 特 に 社 会 保 険 に 加 入 していないパートやアルバイトについてはタイムカード 等 により 出 勤 日 数 や 出 勤 時 間 を 確 認 し 社 会 保 険 の 加 入 漏 れや 保 険 料 の 徴 収 漏 れが 判 明 した 場 合 には 最 大 で 2 年 遡 り 支 払 が 命 ぜられることとなります 確 認 のポイント (1)パートやアルバイトで 社 会 保 険 に 未 加 入 の 者 はいないか 賃 金 台 帳 出 勤 簿 源 泉 所 得 税 納 付 領 収 書 において 未 加 入 者 有 無 の 確 認 (2) 資 格 取 得 届 や 算 定 基 礎 届 月 額 変 更 届 に 記 載 されている 賃 金 に 相 違 ないか 交 通 費 や 報 酬 に 含 めるべき 諸 手 当 などを 算 入 しているかを 賃 金 台 帳 等 により 確 認 (3) 入 社 日 退 職 日 が 正 しく 手 続 きされているか 使 用 期 間 中 の 未 加 入 や 資 格 喪 失 後 のアルバイトが 無 いか 等 を 出 勤 簿 により 確 認 (4) 社 会 保 険 料 の 控 除 保 険 料 額 が 正 しいか (5) 賞 与 支 払 届 の 処 理 が 適 正 にされているか 平 成 28 年 10 月 1 日 からは 加 入 対 象 者 が 拡 大 されます 社 会 保 障 税 一 体 改 革 関 連 法 により 平 成 28 年 10 月 1 日 から 下 記 のとおり 適 用 範 囲 が 拡 大 さ れます( 以 下 の1~4すべてに 該 当 する 場 合 は 加 入 学 生 は 原 則 として 適 用 除 外 ) 1 週 労 働 時 間 が 20 時 間 以 上 2 月 額 賃 金 が 88,000 円 以 上 ( 年 収 106 万 円 以 上 ) 3 勤 務 期 間 1 年 以 上 4 従 業 員 501 人 以 上 の 企 業 8
12 月 の 税 務 と 労 務 の 手 続 [ 提 出 先 納 付 先 ] 10 日 ( 火 ) 源 泉 徴 収 税 額 住 民 税 特 別 徴 収 税 額 の 納 付 [ 郵 便 局 または 銀 行 ] 雇 用 保 険 被 保 険 者 資 格 取 得 届 の 提 出 < 前 月 以 降 に 採 用 した 労 働 者 がいる 場 合 >[ 公 共 職 業 安 定 所 ] 労 働 保 険 一 括 有 期 事 業 開 始 届 の 提 出 < 前 月 以 降 に 一 括 有 期 事 業 を 開 始 している 場 合 >[ 労 働 基 準 監 督 署 ] 31 日 ( 火 ) 健 保 厚 年 保 険 料 の 納 付 [ 郵 便 局 または 銀 行 ] 日 雇 健 保 印 紙 保 険 料 受 払 報 告 書 の 提 出 [ 年 金 事 務 所 ] 労 働 保 険 印 紙 保 険 料 納 付 納 付 計 器 使 用 状 況 報 告 書 の 提 出 [ 公 共 職 業 安 定 所 ] 外 国 人 雇 用 状 況 報 告 ( 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 でない 場 合 )< 雇 入 れ 離 職 の 翌 月 末 日 >[ 公 共 職 業 安 定 所 ] 本 年 最 後 の 給 料 の 支 払 いを 受 ける 日 の 前 日 まで 年 末 調 整 による 源 泉 徴 収 所 得 税 の 不 足 額 徴 収 繰 延 承 認 申 請 書 の 提 出 [ 給 与 の 支 払 者 ( 所 轄 税 務 署 )] 給 与 所 得 者 の 保 険 料 控 除 申 告 書 兼 給 与 所 得 者 の 配 偶 者 特 別 控 除 申 告 書 の 提 出 [ 給 与 の 支 払 者 ( 所 轄 税 務 署 )] 9