第3節 重点的な取り組み



Similar documents
●幼児教育振興法案

道 内 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 現 状 に つ い て は 契 約 金 額 に お い て は 請 負 契 約 で は 減 少 し た も の の シ ル バ ー 派 遣 事 業 の 大 幅 な 伸 び に よ り 5 年 ぶ り に 前 年 実 績 を 上 回 っ た が 会

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

Microsoft Word - 目次.doc

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

スライド 1

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

甲府市私立幼稚園就園奨励費補助金交付規則について

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

人 同 意 第 49 回 宇 和 島 定 例 決 結 果 一 覧 表 番 号 件 名 決 結 果 報 告 第 1 号 専 決 処 分 した 件 報 告 即 日 受 理 専 決 第 1 号 道 おける 故 和 解 即 日 受 理 専 決 第 2 号 車 両 接 触 故 和 解 即 日 受 理 案 第

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

Taro-H19退職金(修正版).jtd

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

 

Taro-01 議案概要.jtd

●労働基準法等の一部を改正する法律案

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

スライド 1

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

定款

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

表紙-2.xdw

住民税

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

m07 北見工業大学 様式①

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

スライド 1

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

公表表紙

学校安全の推進に関する計画の取組事例

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

1 異 動 の 規 模 等 (1) 異 動 規 模 ( 知 事 部 局 ) (2) 昇 任 の 状 況 ( 知 事 部 局 ) ( 単 位 : 人 ) ( 単 位 人 ) 異 動 内 容 H H 増 減 事 務 (うち 男 性 ) (うち 女 性 ) 技 術 (うち 男 性

Microsoft Word

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

【公表資料】 緊急対策資料

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 及 び の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 ( ベース) ,9 47,78 369,884 崎 県 , , ,

●電力自由化推進法案

<81798C F6A8BE0817A8D8297EE CF6955C9770>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

Microsoft Word 利子補給金交付要綱

2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

Microsoft Word - 東京都北区有料老人ホーム等設置指導要綱

Microsoft Word - 通達(参考).doc

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

01.活性化計画(上大久保)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

キ 短 時 間 労 働 者 の 雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 5 年 法 律 第 76 号 ) ク 労 働 契 約 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 128 号 ) ケ 健 康 保 険 法 ( 大 正 11 年 法 律 第 70 号 ) コ 厚 生 年 金 保

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

老発第    第 号

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

マーケティングに 要 する 経 費 技 術 指 導 受 入 れに 要 する 経 費

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

18 国立高等専門学校機構

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

07_住宅バウチャー(家賃補助)制度の表紙.doc

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

官報掲載【セット版】

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

波佐見町の給与・定員管理等について

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

16 日本学生支援機構

福山市立駅家南中学校P T A 規約

Feature 平 成 24 年 度 事 業 報 告 並 びに 一 般 会 計 特 別 会 計 収 支 決 算 報 告 1. 知 的 資 産 経 営 と 企 業 間 連 携 の 推 進 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ⑴ 経 営 革 新 への 取 り 組 み 支 援 による 地 域 産 業

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです 3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給

Transcription:

第 4 節 高 齢 者 の 生 きがいづくりと 社 会 参 加 の 促 進 1 生 きがいづくり 活 動 等 への 参 加 団 塊 の 世 代 が 定 年 退 職 し さまざまな 価 値 観 を 持 った 高 齢 者 が 増 えてきました 社 会 の 中 で 高 齢 者 の 占 める 割 合 が 高 くなるにつれて 高 齢 者 が 社 会 的 弱 者 である というイメージは 徐 々に 変 わりつつあり 社 会 の 第 一 線 としての 責 任 や 緊 張 から 解 放 された 高 齢 者 が 第 二 の 現 役 世 代 として さまざまな 形 で 地 域 で 活 躍 し ていくことが 特 別 なことではなく 高 齢 者 の 普 通 の 姿 になろうとしています と りわけ 生 涯 学 習 スポーツやレクリエーションに 積 極 的 に 参 加 することで 長 い 高 齢 期 をより 充 実 して 過 ごすことができ こうした 機 会 を 充 実 することによっ て 生 きがい 感 を 高 めることが 大 切 です こうしたことから 県 では 高 知 県 社 会 福 祉 協 議 会 が 行 うシニアスポーツ 交 流 大 会 やオールドパワー 文 化 展 の 開 催 ホームページを 活 用 した 情 報 発 信 などの 健 康 と 生 きがいづくりの 取 組 を 支 援 し シニアスポーツや 文 化 活 動 への 参 加 人 口 の 拡 大 に 取 り 組 んでいます また 全 国 規 模 で 開 催 されている ねんりんピック( 全 国 健 康 福 祉 祭 ) が 平 成 25 年 10 月 に 本 県 で 開 催 されました これを 契 機 に 高 まった 機 運 を 生 かし 一 人 でも 多 くの 高 齢 者 が スポーツや 文 化 ボランティ ア 活 動 を 始 めるきっかけとなるよう 取 り 組 むことも 重 要 です また 平 成 25 年 度 に 高 知 県 社 会 福 祉 協 議 会 が 退 職 前 世 代 (50 代 後 半 )を 対 象 に 意 識 調 査 を 行 った 結 果 ほとんどの 方 が 退 職 後 の 準 備 をしておらず 生 活 ( 収 入 面 や 健 康 面 )に 不 安 を 持 つ 一 方 6 割 の 方 が 地 域 活 動 やボランティアに 参 加 し たいと 回 答 しており 退 職 に 向 けた 健 康 や 生 きがいづくりへの 支 援 を 行 っていく 必 要 があります 最 近 では テレビやインターネットを 使 った 学 習 機 会 の 増 加 情 報 の 交 換 など も 普 及 してきています これらの 情 報 通 信 手 段 を 有 効 に 活 用 することは 外 出 機 会 が 制 限 されやすい 高 齢 者 にとって 有 効 です また 高 齢 者 の 生 活 環 境 の 多 様 化 によって 老 人 クラブへの 加 入 率 は 年 々 低 下 傾 向 にありますが 今 後 リーダーとなる 後 継 者 の 育 成 や 若 手 高 齢 者 のニーズに あった 事 業 展 開 による 加 入 率 の 増 を 図 っていく 必 要 があります ねんりんピック( 全 国 健 康 福 祉 祭 )とは 60 歳 以 上 の 高 齢 者 を 中 心 とした 健 康 づくり 生 きがいづくりの 取 組 を 進 め ふれあ いと 活 力 のある 長 寿 社 会 をつくっていくことを 目 的 とした 健 康 と 福 祉 の 総 合 的 な 祭 典 で す 厚 生 省 創 立 50 周 年 を 記 念 して 昭 和 63 年 (1988 年 )に 第 1 回 ひょうご 大 会 が 行 われて 以 来 毎 年 開 催 されています 106

多 様 な 生 きがいづくり 活 動 へ 参 加 する 機 会 の 充 実 高 知 県 社 会 福 祉 協 議 会 が 行 う こうちシニアスポーツ 交 流 大 会 や オー ルドパワー 文 化 展 の 開 催 などを 支 援 し シニアスポーツや 文 化 活 動 など 生 きがい 活 動 への 参 加 機 会 の 充 実 を 図 ります また 平 成 25 年 (2013 年 )の ねんりんピック( 全 国 健 康 福 祉 祭 ) の 開 催 を 契 機 に 高 まった 機 運 を 生 かし 一 人 でも 多 くの 高 齢 者 が スポーツ や 文 化 ボランティア 活 動 を 始 めるきっかけとなるよう 取 り 組 みます 生 きがいづくり 活 動 への 参 加 の 促 進 高 知 県 社 会 福 祉 協 議 会 が 行 うホームページを 活 用 した 情 報 発 信 などによ る 活 動 参 加 へのきっかけづくりを 支 援 し 生 きがいづくり 活 動 への 参 加 の 促 進 を 図 ります 老 人 クラブの 活 動 支 援 老 人 クラブが 行 う 健 康 づくりや 介 護 予 防 などの 取 組 や 若 手 会 員 の 増 強 を 図 る 取 組 への 支 援 を 行 います ブロードバンド 環 境 整 備 を 行 う 市 町 村 への 支 援 地 域 間 の 情 報 格 差 是 正 や 情 報 通 信 基 盤 を 活 かした 地 域 の 活 性 化 を 図 るた めに 市 町 村 が 実 施 する 情 報 通 信 基 盤 の 整 備 を 支 援 します 退 職 後 の 生 きがい 活 動 支 援 退 職 をしたばかりの 世 代 や 退 職 前 世 代 を 対 象 に 退 職 準 備 セミナーを 開 催 することなどにより 退 職 に 向 けた 意 識 啓 発 と 退 職 後 の 生 きがい 活 動 や 社 会 貢 献 活 動 に 繋 がる 支 援 を 行 います 107

2 地 域 での 支 え 合 いへの 積 極 的 な 参 加 の 促 進 少 子 化 の 進 行 により 若 い 世 代 が 減 少 する 中 元 気 な 高 齢 者 は 支 えられる 側 か ら 地 域 を 支 える 担 い 手 として その 役 割 への 期 待 は 大 きなものがあります 同 じ 世 代 の 仲 間 として 高 齢 者 が 地 域 の 見 守 りや 介 護 に 積 極 的 に 参 加 することは 特 に 中 山 間 地 域 を 多 く 抱 える 本 県 にとって 大 きな 力 となります また 高 齢 者 にとっても 社 会 に 参 加 することにより 介 護 予 防 や 社 会 貢 献 を 通 じた 生 きがいづくりにつながることから 高 齢 者 がボランティア 活 動 を 通 じて 社 会 参 加 地 域 貢 献 することを 支 援 していくためのしくみを 構 築 していく 必 要 が あります 地 域 での 見 守 り 活 動 の 推 進 元 気 な 高 齢 者 をはじめとする 地 域 住 民 や 民 生 委 員 児 童 委 員 老 人 クラブ などが 市 町 村 や 関 係 機 関 と 官 民 協 働 で 地 域 の 実 情 やニーズに 応 じて 住 民 力 を 活 かしながら 地 域 の 要 配 慮 者 の 早 期 発 見 早 期 対 応 をするための 見 守 り 支 援 ネットワーク( 地 域 包 括 支 援 ネットワークシステム)づくりを 支 援 し ます 高 齢 者 のボランティア 活 動 を 促 進 するしくみづくりへの 支 援 高 齢 者 のボランティア 活 動 を 通 じた 社 会 参 加 地 域 貢 献 を 促 進 するため 市 町 村 が 行 うボランティアポイント 制 度 などのしくみの 構 築 を 支 援 します ボランティアポイント 制 度 とは ボランティア 活 動 の 実 績 に 応 じてポイントを 付 与 し 高 齢 者 等 の 社 会 参 加 地 域 貢 献 を 促 しつつ 貯 めたポイントが 活 用 できるしくみのことです 108

3 高 齢 者 の 能 力 を 活 用 した 高 齢 者 雇 用 の 促 進 高 齢 者 の 持 っている 知 識 と 経 験 を 活 かした 雇 用 や 就 業 の 促 進 は 自 立 のための 経 済 的 基 盤 の 確 保 や 生 きがいづくりにつながるとともに 地 域 にとっても 大 きな 財 産 となります このため 高 齢 者 の 安 定 した 雇 用 を 確 保 するため 定 年 を60 歳 から65 歳 に 引 き 上 げることや 継 続 雇 用 制 度 の 導 入 などの 高 年 齢 者 雇 用 確 保 措 置 が 義 務 付 け られています 平 成 26 年 6 月 1 日 現 在 県 内 の31 人 以 上 規 模 の 企 業 のうち 何 らかの 高 年 齢 者 雇 用 確 保 措 置 を 実 施 した 企 業 の 割 合 は97.9パーセントとなっ ており 雇 用 確 保 措 置 は 着 実 に 進 展 しております 今 後 も 引 き 続 き 高 齢 者 の 就 労 意 欲 や 能 力 に 応 じて 就 労 のできる 環 境 を 整 えて いくことが 必 要 です また 職 場 を 離 れた 高 齢 者 の 方 の 能 力 を 活 用 した 就 業 を 進 めていくため その 意 欲 や 能 力 に 応 じた 臨 時 的 短 期 的 又 は 軽 易 な 就 業 の 機 会 や 社 会 参 加 の 場 を 総 合 的 に 提 供 する シルバー 人 材 センター が 各 地 域 にあります この シルバー 人 材 センター は 概 ね60 歳 以 上 の 定 年 退 職 者 などを 会 員 とする 自 主 的 な 会 員 組 織 であり 平 成 26 年 10 月 末 現 在 で 県 内 20 箇 所 (29 市 町 村 )に 設 置 され 約 4,700 人 の 会 員 により 運 営 されています 今 後 は それぞれの 地 域 において 事 業 開 拓 をより 充 実 させ 高 齢 者 に 対 する 就 業 機 会 の 提 供 を 通 じて 地 域 が 抱 える 課 題 に 対 してアプローチができる 組 織 づく りを 進 めていくことが 必 要 となっています 高 年 齢 者 雇 用 確 保 措 置 の 定 着 国 が 実 施 する 取 組 ( 希 望 者 全 員 が65 歳 まで 働 ける 制 度 定 年 引 上 げ 等 奨 励 金 など)の 広 報 等 でのサポートを 行 い 高 年 齢 者 雇 用 確 保 措 置 の 定 着 を 図 ります 高 齢 者 の 能 力 を 広 く 活 用 する 機 会 の 確 保 公 益 社 団 法 人 高 知 県 シルバー 人 材 センター 連 合 会 による 広 報 活 動 などを 支 援 することで シルバー 人 材 センターの 会 員 や 就 業 機 会 の 拡 大 を 図 り 高 齢 者 の 能 力 を 広 く 活 用 できる 機 会 の 確 保 を 図 ります 就 業 機 会 の 拡 大 に 向 けた 講 習 等 の 充 実 公 益 社 団 法 人 高 知 県 シルバー 人 材 センター 連 合 会 が 実 施 する 高 齢 者 が 就 業 に 必 要 な 技 能 を 習 得 するための 講 習 などを 通 じて 技 能 向 上 による 就 業 機 会 の 拡 大 を 図 ります 109

就 業 開 拓 の 促 進 公 益 社 団 法 人 高 知 県 シルバー 人 材 センター 連 合 会 の 各 シルバー 人 材 セン ターに 対 する 指 導 助 言 活 動 などを 通 じて 単 身 高 齢 者 世 帯 への 家 事 援 助 サ ービスや 耕 作 放 棄 地 を 活 用 した 果 樹 栽 培 などといった 地 域 のニーズに 応 え 社 会 において 積 極 的 に 役 割 を 果 たせるよう 就 業 機 会 の 拡 大 を 図 ります 高 年 齢 者 雇 用 確 保 措 置 とは 1 定 年 の 廃 止 2 定 年 の 引 上 げ 3 継 続 雇 用 制 度 ( )の 導 入 のいずれかの 措 置 を 講 じなければならないことになっています 継 続 雇 用 制 度 とは 現 に 雇 用 している 高 年 齢 者 が 希 望 する 時 は 当 該 高 年 齢 者 をその 定 年 後 も 引 き 続 き 雇 用 する 制 度 です 継 続 雇 用 制 度 には 定 年 年 齢 が 設 定 されたまま その 定 年 年 齢 に 到 達 した 者 を 退 職 させることなく 引 き 続 き 雇 用 する 勤 務 延 長 制 度 と 定 年 年 齢 に 到 達 したものをいったん 退 職 させた 後 再 び 雇 用 する 再 雇 用 制 度 の 2 つの 制 度 があります シルバー 人 材 センターとは 自 主 的 な 会 員 組 織 です 会 員 は 自 分 たちで 役 員 を 選 び 組 織 や 事 業 の 運 営 に 参 加 します 公 共 団 体 民 間 企 業 個 人 家 庭 から 仕 事 を 受 け 会 員 がその 仕 事 を 請 け 負 います 公 益 的 公 共 的 な 団 体 です 公 益 社 団 法 人 一 般 社 団 法 人 として 運 営 されているシルバ ー 人 材 センターもあります 会 員 が 働 いた 仕 事 量 に 応 じて 配 分 金 を 支 払 います 各 人 の 希 望 と 能 力 に 応 じた 働 き 方 ができます 会 員 の 技 能 技 術 を 高 めるため 各 種 の 講 習 を 実 施 しています 110