02. SMART STOPで アイドリングストップ ヴィッツ ヴィッツ ヴィッツ 開発責任者 トヨタ第2開発センター 山本 博文 クルマを取り巻く環境はここ数年で大きく変化し 長引く 向上 このユニットに新開発のSMART STOPを組み 不況や地球温暖化 ガソリン高騰 低燃費優遇税制の 合わせ 26.5km/Lというクラストップの低燃費を達成 強化などにより クルマのダウンサイシング化 低燃費車 しました ハイブリッド車への移行に拍車がかかっています この 信号停止や渋滞が多い市街地走行では クルマが停止 ような状況の中 トヨタコンパクトクラスのコアモデル している間にエンジンを止めるということは 最も効率 であるヴィッツの使命は コンパクトで扱いやすく 環境 のよい低燃費化の手段です 手動でアイドルストップを にやさしいクルマであり続けることだと認識し 燃費 行う場合 停止時 再始動時のもたつき 大きな始動音 リーダー車になることを目標に開発を進めてきました エアコンなどの問題がありました 燃費は今やクルマの総合性能です 新型ヴィッツは 今回 新開発のSMART STOPでは ワンウェイクラッチ SMART STOP Toyota Stop & Smart System アイ を採用し常時噛み合い式スターターとすることで 停止 ドリングストップ機能 だけでなく エンジン トランス 再始動時の時間ロスの低減 始動音の低減を実現し ミッションの高効率化 高張力鋼板の採用拡大などに 停止途中からの再始動も可能になりました 併せて よる車両の軽量化 CD値 0.285というすぐれた空力 バッテリーの充電状況 ブレーキの負圧状況 空調の 性能 タイヤの転がり抵抗の低減 バッテリー充電の高 状況などモニタリングしながらアイドリングストップを 効率化など 燃費にかかわるあらゆる機能にこだわり スマートに制御しています これにより お客様が意識 関係部署が一体となって低燃費化を目指しました することなく自然に運転できるクルマに仕上がったと その結果 全エンジンで従来型車より大幅に燃費を向上 自負しています 現在の設定はFグレードのみですが させることができました 今後ラインナップの中で採用拡大を図り 一人でも多く その中でも 新搭載の1.3L NRエンジンとCVTとの組み のお客様に使っていただきたいと思います 合わせでは 24.0km/Lと旧型から約20 も燃費を 停車すると 同時にエンジンストップ 02. ヴィッツ ブレーキを離すと スムーズに発進 もちろん 坂道発進もスムーズに センターコンソールに設置したスイッチを押すだけで アイドリングストップ機能をキャンセルでき もう一度押すとキャンセル状態を解除できます すぐに発進するとわかっている時などに便利です マルチインフォメーションディスプレイに アイドリングストップの経過時間やこれまでの 累計時間を表示します 環境報告書 2011 トピックス 19