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褥 瘡 褥 創 床 ずれ 帝 京 平 成 大 学 専 門 学 校 理 学 療 法 士 長 尾 邦 彦

褥 瘡 とリハビリテーション 褥 瘡 と 褥 創 のちがい 褥 瘡 の 原 因 褥 瘡 のとらえ 方 褥 瘡 予 防 と 治 療 リハビリテーション 体 の 構 造

褥 瘡 と 褥 創 原 因 壊 死 組 織 治 療 経 過 予 防 死 亡 日 本 褥 瘡 学 会 前 理 事 長 大 浦 武 彦 氏 ( 褥 瘡 と 褥 創 についてよ り)

原 因 褥 瘡 の 原 因 は 複 雑 であり 圧 力 剪 断 応 力 危 険 因 子 低 栄 養 病 的 骨 突 出 と 日 常 生 活 活 動 制 限 など があげられる 単 なる 圧 力 のみで 起 きるのではな い 切 り 創 (きりきず)は 単 純 で 外 力 や 刃 物 によるものである

壊 死 組 織 壊 死 組 織 が 創 や 潰 瘍 の 中 に 存 在 す ることは その 治 癒 経 過 に 大 きな 影 響 を 与 え 治 癒 を 長 引 かせる 壊 死 組 織 は 褥 瘡 では 必 発 であり 壊 死 組 織 の 扱 いが 褥 瘡 の 治 癒 経 過 を 左 右 する 切 り 傷 にはほとんど 壊 死 組 織 はな い

治 癒 経 過 褥 瘡 では 長 く 二 次 癒 合 難 治 性 である 切 り 創 は 治 癒 期 間 が 短 く 一 次 癒 合 易 治 性 である

予 防 褥 瘡 は 予 防 可 能 であり その 際 トータルケアが 必 要 である 切 り 傷 は 救 急 が 主 であ る

死 亡 原 因 褥 瘡 を 持 って 死 亡 する 症 例 では 感 染 の 直 接 の 病 状 で 死 亡 するよ りも むしろ 呼 吸 不 全 心 腎 不 全 の 病 状 を 呈 することが 多 い 褥 瘡 患 者 のターミナルケアにお いては 全 身 病 としてのケアが 必 要 である

褥 瘡 の 定 義 体 の 接 触 面 から 受 ける 圧 力 によって 組 織 の 末 梢 血 管 が 閉 塞 し 壊 死 を 起 こす 病 態 Agency for Health Care Policy and Research 1992

なぜ 今 褥 瘡? 褥 瘡 は 寝 たきりの 患 者 や 高 齢 者 にしばしばみられる ありふれた 皮 膚 症 状 であった 褥 瘡 は どちらかというと 看 護 介 護 の 問 題 と 捉 えられていた 褥 瘡 は 在 宅 生 活 には ある 程 度 仕 方 がない こと であった

だから 褥 瘡! 高 齢 者 社 会 を 迎 えるとともに 障 害 を 持 たれた 方 の 在 宅 生 活 推 進 は 彼 らの QOL 向 上 が 重 視 されるようになる 褥 瘡 は 疾 患 として 認 識 されるよう になる 褥 瘡 を 治 療 することは 医 学 看 護 学 栄 養 学 医 療 工 学 理 学 療 法 学 作 業 療 法 学 などを 包 括 した 治 療 学 として 認 識 されている 近 年 創 傷 治 癒 に 関 しての 基 礎 医 学 分 野 での 研 究 も 飛 躍 的 に 成 果 をあげてい る

褥 瘡 の 局 所 的 原 因 と 全 身 的 原 因 局 所 的 原 因 褥 瘡 は 単 に 皮 膚 に 力 が 加 わり 虚 血 状 態 に なって 起 こる 全 身 的 原 因 背 景 に 対 象 者 が 有 する 基 礎 疾 患 日 常 生 活 の 活 動 性 栄 養 状 態 心 理 状 態 にも 左 右 される 対 象 者 および 家 族 の 経 済 力 も 見 逃 せない 因 子 褥 瘡 は チームでかかわることが 求 められ ている

体 の 状 況 による 褥 瘡 の 発 生 部 位

褥 瘡 の 局 所 的 原 因 その1: 骨 突 起 骨 突 起 部 に 体 の 圧 が 集 中 す る 皮 膚 は 骨 とベッド 車 椅 子 シートとの 間 に 挟 まれる 特 に やせ などによる 病 的 骨 突 出 は 体 の 圧 集 中 は 助 長 する

なぜ 褥 瘡 は 発 生 するのか その1

なぜ 褥 瘡 は 発 生 するのか その2

褥 瘡 の 局 所 的 原 因 その2: 加 齢 による 皮 膚 の 変 化 加 齢 による 皮 脂 分 泌 低 下 発 汗 低 下 は ドライスキンになるととも に 表 皮 も 薄 くなる 高 齢 者 の 皮 膚 のバリア 機 能 低 下 は 外 界 からの 刺 激 に 対 して 脆 弱 とな る 局 所 血 流 や 細 胞 の 新 生 増 殖 機 能 の 低 下 は 創 傷 治 癒 を 遅 延 させる

褥 瘡 の 局 所 的 原 因 その3: 摩 擦 ずれ ベッドのギャッジアップ 体 位 交 換 清 拭 入 浴 オムツ 交 換 時 などに 摩 擦 や ずれ が 生 じ やすい シーツの しわ 厚 く 当 てた ガーゼ バスタオルの しわ が 体 に 加 わる 圧 を 増 加 させる

なぜ 褥 瘡 は 発 生 するのか その3

褥 瘡 の 局 所 的 原 因 その4: 失 禁 や 湿 潤 失 禁 下 痢 発 汗 などによ る 局 所 の 浸 潤 や 汚 染 が 皮 膚 を ふやけ に 導 く 失 禁 による 皮 膚 浸 潤 と 褥 瘡 発 症 には 統 計 学 的 な 関 係 がある

褥 瘡 の 局 所 的 原 因 その5: 局 所 の 皮 膚 疾 患 皮 膚 感 染 症 炎 症 性 皮 膚 疾 患 が 局 所 に 存 在 すれば 創 傷 治 癒 に 影 響 を 与 える 褥 瘡 周 囲 の 皮 膚 真 菌 感 染 症 や 皮 膚 細 菌 感 染 に 注 意 する

褥 瘡 の 全 身 的 原 因 その1: 低 栄 養 やせている 対 象 者 は 褥 瘡 が 多 い 蛋 白 質 エネルギー 低 栄 養 状 態 (protein energy malnutrition:pem)は クッ ションの 役 割 を 有 する 脂 肪 組 織 が 減 少 する PEMは 筋 肉 に 蛋 白 異 化 亢 進 が 進 むと 筋 萎 縮 を 生 じ 骨 突 出 が 顕 著 となる PEMは 組 織 の 浮 腫 を 招 き 皮 膚 は 傷 つき やすくなり 治 癒 が 遷 延 する アルブミンやビタミンC 銅 亜 鉛 は 創 傷 治 癒 において 重 要 である

なぜ 褥 瘡 は 発 生 するのか その4

褥 瘡 の 全 身 的 原 因 その2: 特 に 低 アルブミン 血 症 や 低 ヘモグロビン 血 症 低 アルブミン 血 症 は 浮 腫 や 皮 膚 弾 力 性 の 低 下 をきたす 低 ヘモグロビン 血 症 は 皮 膚 組 織 耐 久 性 の 低 下 が 褥 瘡 発 生 予 後 を 大 きく 作 用 する

褥 瘡 の 全 身 的 原 因 その3: 基 礎 疾 患 褥 瘡 は 日 常 生 活 活 動 や 精 神 活 動 が 低 下 してい る 人 に 好 発 する 群 馬 県 においては 脳 卒 中 35% 骨 関 節 疾 患 13% 悪 性 腫 瘍 9% 感 染 症 8% 認 知 症 5% 脊 椎 脊 髄 疾 患 5% 循 環 器 疾 患 5% であった(1998 年 ) 愛 知 県 においては 褥 瘡 有 病 率 が2.44%で あった(1994 年 ) 糖 尿 病 骨 粗 鬆 症 心 不 全 閉 塞 性 血 管 病 変 なども 褥 瘡 に 影 響 する

なぜ 褥 瘡 は 発 生 するのか その5

なぜ 褥 瘡 は 発 生 するのか その6

褥 瘡 の 約 10 年 の 変 容 1997 年 : 老 人 保 健 健 康 推 進 等 事 業 褥 瘡 の 予 防 治 療 方 針 策 定 のための 研 究 褥 瘡 の 疫 学 的 調 査 および 予 防 治 療 指 針 をまとめる 1998 年 : 褥 瘡 の 予 防 治 療 ガイドライ ン 創 傷 治 癒 理 論 の 展 開 1999 年 : 日 本 褥 瘡 学 会 設 立 職 種 を 超 えた 学 際 領 域 にわたるチーム 医 療 の 芽 生 え 2002 年 : 褥 瘡 対 策 未 実 施 減 算 施 策 の 施 行 2005 年 : 科 学 的 根 拠 に 基 づく 褥 瘡 局 所 治 療 ガイドライン 策 定

褥 瘡 の 発 生 機 序 : 生 体 外 部 からの 力 皮 膚 表 面 を 均 一 な 力 で 圧 迫 した 外 力 は 生 体 内 部 で 複 雑 な 力 となる 垂 直 方 向 への 力 ; 圧 縮 応 力 左 右 に 引 く 力 ; 引 っ 張 り 応 力 斜 め 方 向 に 引 く 力 ; 剪 断 力 これらが 相 互 に 作 用 して 皮 膚 浅 層 より 血 管 や 骨 に 近 い 部 分 ( 深 部 )を 圧 迫 する

褥 瘡 の 発 生 機 序 : 生 体 の 反 応 皮 下 の 微 小 循 環 を 閉 塞 し 組 織 障 害 の 一 因 となる 剪 断 応 力 は 皮 膚 表 面 を 剥 がす 力 とな る 圧 力 時 間 が 一 定 以 上 になると 組 織 を 障 害 する 同 じ 虚 血 時 間 で 持 続 的 な 圧 迫 より 圧 迫 解 除 を 繰 り 返 したほうが 組 織 や 微 小 循 環 を 障 害 する

皮 膚 の ずれ は 危 険 皮 下 脂 肪 組 織 と 筋 肉 組 織 の 結 合 は 緩 やか 緩 やかな 結 合 が ずれ を 生 じる 原 因 となる 圧 迫 に ずれ が 加 わると 褥 瘡 発 症 の 危 険 性 が 増 す すでに 存 在 している 褥 瘡 に 対 する ず れ は 皮 下 にポケットを 形 成 する 原 因 となる

リスク 評 価 のスケール ブレーデンスケール ブレーデン Q スケール K 式 スケール OHスケール 厚 生 労 働 省 危 険 因 子 評 価

ブレーデンスケール 看 護 師 が 観 察 評 価 できる 構 成 1 知 覚 の 認 知 2 湿 潤 3 活 動 性 4 可 動 性 5 栄 養 状 態 摩 擦 とずれ 最 低 6 点 から 最 高 23 点 で 褥 瘡 発 生 危 険 点 は 看 護 力 の 大 きい 病 院 で14 点 小 さい 施 設 で17 点 を 目 安 とする

ブレーデンスケールの 概 念

ブレーデン Q スケール 小 児 期 のリスク 評 価 スケールである 可 動 性 活 動 性 知 覚 の 認 知 湿 潤 摩 擦 とすれ 栄 養 状 態 組 織 還 流 と 酸 素 化 最 低 7 点 から 最 高 28 点 で 点 数 が 低 いほど 褥 瘡 発 生 の 危 険 が 高 い mild risk 25 点 moderate risk 21 点 high risk 16 点 とされ ている

K 式 スケール 日 本 人 の 体 型 など を 踏 まえて 考 案 さ れた 採 点 は 前 段 階 要 因 と 引 き 金 要 因 の 2 段 階 方 式 で 行 う 合 計 点 が 高 いほど 褥 瘡 発 生 の 危 険 性 が 高 い 前 段 階 要 因 自 力 体 位 変 換 不 可 骨 突 出 あり 栄 養 状 態 悪 い 引 き 金 要 因 体 圧 の 増 加 湿 潤 の 増 加 ずれの 増 加

OHスケール ( 大 浦 堀 田 スケール) 厚 生 労 働 省 長 寿 科 学 総 合 研 究 班 による 調 査 に 基 づき 作 成 された 自 力 体 位 変 換 麻 痺 安 静 度 意 識 状 態 の 低 下 ( 麻 酔 覚 醒 薬 剤 ) 病 的 骨 突 出 ( 仙 骨 部 ) 浮 腫 関 節 拘 縮 得 点 域 は0から10 点 となる 軽 度 1~3 点 中 等 度 4~6 点 高 度 7~10 点 である

厚 生 労 働 省 危 険 因 子 評 価 対 象 者 の 日 常 生 活 自 立 度 を 判 定 し 褥 瘡 対 策 を 立 てるために 必 要 な 評 価 リストで ある 基 本 的 動 作 能 力 病 的 骨 突 出 度 栄 養 状 態 低 下 皮 膚 湿 潤 ( 多 汗 尿 失 禁 便 失 禁 ) 浮 腫 ( 局 所 以 外 の 部 位 ) 日 常 生 活 自 立 度 でJ1~J2である 対 象 者 は 作 成 不 要 である

褥 瘡 状 態 を 判 定 するスケール 色 による 褥 瘡 分 類 Cuzzelのアセスメントツール(RYB color concept) 福 井 のアセスメントツール 褥 瘡 の 病 態 を 指 標 とした PSST(Pressure Sore Status Tool) PUSH(Pressure Ulcer Scale for Healing) PUHP(Pressure Ulcer Healing Process

Cuzzelのアセスメントツール (RYB color concept) 赤 い 創 面 には 適 切 な 湿 潤 環 境 を 与 える 黄 色 い 創 面 からは 過 剰 な 浸 出 液 を 排 除 する 黒 い 創 面 に 対 しては デフリド マンをおこなう

福 井 のアセスメントツール 褥 瘡 の 病 態 を 黒 色 期 黄 色 期 赤 色 期 白 色 期 に 分 類 した 黒 色 期 : 黒 く 乾 燥 した 壊 死 組 織 が 創 面 を 覆 う 時 期 黄 色 期 : 深 部 の 壊 死 組 織 や 不 良 肉 芽 が 露 出 時 期 赤 色 期 : 創 内 に 細 顆 粒 状 の 肉 芽 組 織 の 増 生 時 期 白 色 期 : 上 皮 の 再 生 時 期

褥 瘡 状 態 を 判 定 する アセスメントツール DESIGN-P: 褥 瘡 の 重 傷 度 を 分 類 するとと もに 治 療 過 程 を 数 量 化 できる Depth( 深 さ) Exudate( 浸 出 液 ) Size( 大 きさ) Inflammation/Infection( 炎 症 / 感 染 ) Granulation tissue( 肉 芽 組 織 ) Necrotic tissue( 壊 死 組 織 ) -P(ポケット)

褥 瘡 の 予 防 治 療 リハビリテーション:ポジショニン グ 運 動 療 法 体 圧 分 散 寝 具 皮 膚 管 理 栄 養 管 理 局 所 治 療 : 外 用 薬 ドレッシング 材 外 科 的 治 療

リハビリテーション 廃 用 症 候 群 について

廃 用 症 候 群 精 神 でも 身 体 でも 頻 繁 に 適 切 に 使 わな ければ 機 能 が 衰 える ほとんどあらゆる 器 官 組 織 に 起 る 共 通 の 原 因 ( 不 使 用 廃 用 )で 種 々の, 一 見 相 互 に 無 関 係 に 見 える 症 状 が 起 る 局 所 性 におこる 廃 用 症 候 群 と 全 身 性 に おこる 廃 用 症 候 群 がある 臥 位 低 重 力 感 覚 運 動 刺 激 欠 乏 な どにより 起 こる

局 所 性 廃 用 によるもの 関 節 拘 縮 筋 廃 用 萎 縮 a. 筋 力 低 下 b. 筋 耐 久 性 低 下 骨 粗 鬆 症 一 高 力 ルシウム 尿 一 尿 路 結 石 皮 膚 萎 縮 褥 創 静 脈 血 栓 症

全 身 性 廃 用 によるもの 心 臓 機 能 低 下 a. 一 回 心 拍 出 量 の 減 少 b. 頻 脈 c. 肪 活 量 減 少 d. 最 大 換 気 量 減 少 消 化 器 機 能 低 下 a. 食 欲 不 振 b. 便 秘 易 疲 労 性

臥 位 低 重 力 によるもの 起 立 性 低 血 圧 利 尿 ナトリウム 利 尿 血 液 量 減 少 ( 脱 水 )

感 覚 運 動 刺 激 の 欠 乏 によるもの 知 的 活 動 低 下 うつ 傾 向 自 律 神 経 不 安 定 姿 勢 運 動 調 節 機 能 低 下

局 所 性 廃 用 症 候 群

拘 縮 Contracture 関 節 が 錆 ついて 動 かなくなる 関 節 周 囲 の 結 合 組 織 ( 膠 原 線 維 )が, 硬 く, 短 くなること 関 節 自 体 の 組 織 ( 靱 帯, 関 節 包 )にも 起 こる 小 関 節 ( 指 のMP 関 節 など)が 多 く, 大 関 節 では 筋 自 体 の 短 縮 による 場 合 が 多 い 短 縮 とは 収 縮 や 固 縮 ではなく, 筋 膜, 筋 中 隔, 筋 線 維 束 膜 の 短 縮

廃 用 性 筋 萎 縮 Disuse Muscle Atrophy 絶 対 安 静 は1 週 間 で10~ 15% 3~5 週 間 で50%の 筋 力 低 下 を 起 こす 筋 肉 自 体 も2ヶ 月 以 内 に 半 分 になる( 筋 線 維 直 径 の 半 分 になる)

廃 用 性 骨 萎 縮 Disuse Bone Atrophy 17 週 間 の 安 静 臥 床 で 全 身 骨 に 1.4% 踵 骨 で10.4% 頭 蓋 骨 では3.2%という 報 告 がある 脊 髄 損 傷 では 半 年 後 に33% 減 少 するという 報 告 もある

褥 創 (bed sore, decubitus ulcer) 体 動 不 足 による 軟 部 組 織 圧 迫 のための 局 所 性 虚 血 によるもので 廃 用 症 候 群 に 属 する

その 他 の 廃 用 症 候 群 皮 膚 関 節 拘 縮 に 伴 って 次 第 に 短 縮 が 起 る 静 脈 血 栓 筋 症 筋 ポンプ 作 用 不 良 のため 静 脈 還 流 が 悪 くなる 時 には ここから 塞 栓 が 飛 んで 肺 塞 栓 を 起 すこともあ る

全 身 性 廃 用 症 候 群

起 立 性 低 血 圧 Orthostatic HyPotension 血 液 には 重 さがある 姿 勢 血 圧 調 節 機 構 という 自 律 神 経 中 枢 の 働 きである 下 肢 と 腹 部 内 臓 の 血 管 が 収 縮 して 抵 抗 増 し 血 圧 を 維 持 し, 脳 への 血 液 供 給 を 確 保 している 立 ちくらみの 激 しいものを 起 してしま う 高 齢 者 が 原 因 のいかんを 問 わず 一 か 月 以 上 臥 床 すれば 必 発 といわれる

廃 用 性 心 肺 機 能 低 下 Decreased Stroke Voiume of the Heat 循 環 血 液 量 の 減 少 の 大 部 分 は 血 漿 量 の 減 少 による 安 静 臥 床 ご2 週 間 で8~12%,2~4 週 間 で15~20%の 血 漿 量 が 減 少 する 10 日 間 の 安 静 臥 床 は 心 拍 数 を12~ 23 拍 / 分 増 加 させる 20 日 間 の 安 静 臥 床 は 最 大 心 拍 出 量 を 28.8% 減 少 させる 20 日 間 の 安 静 臥 床 は 最 大 酸 素 摂 取 量 を26.4% 減 少 させる

その 他 の 廃 用 症 候 群 精 神 神 経 機 能 への 影 響 も 大 きく, 知 的 活 動 の 低 下,う つ 傾 向, 姿 勢 運 動 調 節 機 能 の 低 下 などが 起 こる

廃 用 と 体 力 低 下 の 悪 循 環 廃 用 症 候 群 によって 体 力 が 低 下 する 僅 かの 歩 行 や 仕 事 でも 疲 労 しやすくて 横 になる それがますます 廃 用 症 候 群 を 生 み 出 し ていく やがては 本 当 の 寝 たきり を 作 る 生 活 全 体 の 活 発 化 による 予 防 が 重 要 な のである

廃 用 と 体 力 低 下 の 悪 循 環

宇 宙 医 学 と 廃 用 症 候 群 無 重 力 状 態 は 姿 勢 性 血 圧 調 節 も 骨 への 刺 激 もな くし, 強 い 力 もいらないの で 極 端 な 廃 用 症 候 群 を 起 す

体 のポイント 身 体 各 部 の 位 置 関 係 のみかた

体 の 構 造 1. 身 体 各 部 の 名 称 2. 重 心 について 3. 姿 勢 の 変 化 4. バランスについて 5. 姿 勢 の 比 較 6. 姿 勢 の 変 化 と 荷 重

姿 勢 立 位 正 面 身 体 各 部 の 名 称 頭 部 頚 部 体 幹 上 肢 下 肢

姿 勢 立 位 後 面 身 体 各 部 の 名 称 肩 関 節 肘 関 節 股 関 節 膝 関 節 足 関 節

体 の 構 造 1. 身 体 各 部 の 名 称 2. 重 心 について 3. バランスについて 4. 姿 勢 の 変 化 5. 姿 勢 の 比 較 6. 姿 勢 の 変 化 と 荷 重

重 心 の 位 置 重 心 とは 1. 身 体 が 自 由 に 回 転 しうる 点 2. 重 量 が 相 互 に 平 衡 である 点 3. 前 後 左 右 上 下 の 面 が 交 差 する 点

重 心 を 通 る 線 1. 後 頭 隆 起 2. 椎 骨 棘 突 起 3. 殿 裂 4. 両 膝 関 節 内 側 の 中 心 5. 両 内 果 の 中 心 重 心 線 ; 側 方

重 心 線 ; 前 後 重 心 を 通 る 線 1. 耳 垂 2. 肩 峰 3. 大 転 子 4. 膝 蓋 骨 後 面 5. 外 果 の 前 方

体 の 構 造 1. 身 体 各 部 の 名 称 2. 重 心 について 3. 姿 勢 の 変 化 4. バランスについて 5. 姿 勢 の 比 較 6. 姿 勢 の 変 化 と 荷 重

姿 勢 の 変 化 立 位 姿 勢 身 体 各 部 に 力 を 入 れない 立 位

姿 勢 の 変 化 ; 右 側 方 からの 観 察 足 底 面 内 での 荷 重 の 変 化 * 踵 にかかる 荷 重 の 割 合 が 高 くなる

姿 勢 の 変 化 ; 右 側 方 からの 観 察 立 位 姿 勢. 1. 耳 垂. 2. 肩 峰. 3. 大 転 子. 4. 膝 蓋 骨 後 面. 5. 外 果 の 前 方.. * 主 に 腹 部 の 筋 肉 と 殿 部 の 筋 肉 を 収 縮 させる ( 力 を 入 れる)

姿 勢 の 変 化 ; 左 側 方 からの 観 察 立 位 姿 勢 1. 耳 垂 2. 肩 峰 3. 大 転 子 4. 膝 蓋 骨 後 面 5. 外 果 の 前 方 * 腰 椎 の 前 弯 が 強 調 されてしまう

姿 勢 の 変 化 ; 左 側 方 からの 観 察 足 底 面 内 での 荷 重 の 変 化 * 踵 に50% 拇 指 丘 に30% 小 指 丘 に20%の 割 合 で 荷 重 される

体 の 構 造 1. 身 体 各 部 の 名 称 2. 重 心 について 3. バランスについて 4. 姿 勢 の 変 化 5. 姿 勢 の 比 較 6. 姿 勢 の 変 化 と 荷 重

立 位 姿 勢 の 比 較 ; 左 側 方

立 位 姿 勢 の 比 較 ; 右 側 方

座 位 椅 子 座 位 支 持 面 両 足 底 面 坐 骨 を 含 む 殿 部

椅 子 座 位 姿 勢 の 比 較 ; 右 側 方

椅 子 座 位 姿 勢 の 比 較 ; 左 側 方

椅 子 座 位 姿 勢 の 比 較 ; 背 部

胡 座 姿 勢 の 比 較 ; 背 部

体 の 構 造 1. 身 体 各 部 の 名 称 2. 重 心 について 3. バランスについて 4. 姿 勢 の 変 化 5. 姿 勢 の 比 較 6. 姿 勢 の 変 化 と 荷 重

バランス; 体 重 の 移 動 左 片 足 立 ち 背 部 からの 観 察 身 体 各 部 の 変 化 重 心 の 移 動 頭 部 の 変 位 体 幹 の 変 位

バランス; 体 重 の 移 動 左 片 足 立 ち 身 体 各 部 の 変 化 重 心 の 移 動 頭 部 の 変 位 体 幹 の 変 位

バランス; 体 重 の 移 動 右 片 足 立 ち 背 部 からの 観 察 大 殿 筋 ハムストリング ス 下 腿 三 頭 筋 * 下 肢 の 筋 肉 の 収 縮 が 高 まる

バランス; 体 重 の 移 動 右 片 足 立 ち 身 体 各 部 の 変 化 大 腿 四 頭 筋 中 殿 筋 前 頚 骨 筋 * 下 肢 の 筋 肉 の 収 縮 が 高 まる

姿 勢 変 化 による 荷 重 の 変 化 右 手 挙 上 * 両 側 下 肢 におい て 荷 重 の 割 合 が 変 化 する * 左 下 肢 への 荷 重 割 合 が 増 加 する

姿 勢 変 化 による 荷 重 の 変 化 左 手 挙 上 * 両 側 下 肢 におい て 荷 重 の 割 合 が 変 化 する * 右 下 肢 への 荷 重 割 合 が 増 加 する

姿 勢 変 化 による 荷 重 の 変 化 両 手 を 前 方 へ 挙 上 * 両 側 足 底 面 内 に おいて 荷 重 の 割 合 が 変 化 する

姿 勢 変 化 による 荷 重 の 変 化 両 手 を 前 方 へ 挙 上 右 側 方 よりの 観 察 * 体 幹 が 前 方 へ 移 動 することにともな い 殿 部 は 後 方 へ 変 位 する

姿 勢 変 化 による 荷 重 の 変 化 両 手 を 前 方 へ 挙 上 左 側 方 よりの 観 察 * 体 幹 が 前 方 へ 移 動 することにともな い 殿 部 は 後 方 へ 変 位 する

姿 勢 の 比 較 ; 正 座

ベッド 上 での 姿 勢 や 動 作 左 右 差 や 重 心 の 位 置 の 違 い

寝 ているときの 姿 勢 の 違 い

体 に 力 が 入 っているのはどっ ち?

寝 返 りの 介 助 その 一 例

寝 返 り 介 助 さぁどっ ち?

寝 返 りの 介 助 その 一 例

あなたならどうす る?

シ ツのしわ どっちが 多 いか な?

やっぱり 背 抜 きは 大 切!

ポジショニングも 大 切 です!

股 関 節 の 可 動 域 練 習

頚 部 体 幹 肩 甲 帯 股 関 節 膝 関 節 の 可 動 域 練 習

夜 店 の 蛇 のおもちゃ!

人 の 体 と 比 べてみたら

人 の 体 と 比 べてみたら

あなたはどっち?