木 造 牛 舎 設 計 提 案 書 ( 酪 農 王 国 木 造 牛 舎 推 進 プロジェクト 事 業 ) 2013.3 北 海 道 根 室 振 興 局 北 海 道 釧 路 総 合 振 興 局
酪 農 王 国 木 造 牛 舎 設 計 提 案 書 作 成 にあたって P 1 酪 農 王 国 木 造 牛 舎 推 進 プロジェクト 活 動 経 過 P 2 木 造 牛 舎 の 提 案 P 3 木 造 及 び 鉄 骨 造 畜 舎 のライフサイクルコストの 比 較 P25 地 域 材 利 用 の 経 済 波 及 効 果 P26 木 造 牛 舎 を 安 心 して 末 永 く 利 用 するために P27 木 造 牛 舎 建 設 の 地 域 材 活 用 のために P29 牛 舎 に 関 するアンケート 調 査 結 果 P30 根 釧 圏 域 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 構 成 員 P38 本 提 案 書 を 作 成 するにあたり 御 協 力 いただいた 設 計 施 工 業 者 P40
酪 農 王 国 木 造 牛 舎 設 計 提 案 書 作 成 にあたって 根 釧 地 域 で 生 産 される 主 要 な 製 材 の 梱 包 材 や 建 築 材 は 輸 出 不 振 や 住 宅 着 工 の 低 迷 から 1) 出 荷 減 少 が 続 いている 一 方 人 工 林 資 源 が 成 熟 期 を 迎 えつつある 中 新 たな 需 要 の 掘 り 起 こしが 緊 急 の 課 題 となっています 当 地 域 は 全 国 有 数 の 酪 農 地 帯 であるとともに 昭 和 40 年 代 後 半 から 実 施 された 新 酪 農 村 建 設 事 業 等 で 整 備 された 牛 舎 の 多 くで 建 替 え 需 要 が 見 込 まれることから この 需 要 を 的 確 に 捉 え 地 材 地 消 による 木 材 の 需 要 拡 大 と 林 業 木 材 産 業 の 活 性 化 を 図 るため 木 造 牛 舎 の 普 及 に 向 けた 取 組 を 行 う 必 要 があります このことから 酪 農 王 国 木 造 牛 舎 推 進 プロジェクト 事 業 では 平 成 22 年 度 から 地 材 地 消 による 木 造 牛 舎 の 普 及 に 向 けた 取 組 を 関 係 機 関 と 連 携 して 行 うことにより 根 釧 地 域 の 林 業 木 材 産 業 等 の 活 性 化 と 森 林 吸 収 源 対 策 にも 資 する 木 材 の 有 効 利 用 を 図 るも のとしております これまでに 当 事 業 により 実 施 してきた 普 及 検 討 会 議 における 検 討 結 果 や 試 験 研 究 機 関 の 研 究 成 果 を 踏 まえ 木 造 牛 舎 に 関 する 基 本 情 報 等 をとりまとめた 設 計 提 案 書 を 作 成 し 建 設 提 案 書 の 説 明 会 や 木 造 牛 舎 の 見 学 会 を 実 施 する 等 木 造 牛 舎 の 普 及 の 実 践 に 取 り 組 みま す 1) 充 実 する 森 林 資 源 根 釧 地 域 の 一 般 民 有 林 におけるカラマツ 人 工 林 の 面 積 は 34,595ha 蓄 積 は7,817 千 m 3 です 齢 級 別 でみると 保 育 段 階 (ⅢからⅥ 齢 級 )は 8,187haで 全 体 の24% 標 準 伐 期 のⅦ 齢 級 以 上 は 22,897ha で 全 体 の66%となり 半 数 以 上 が 利 用 段 階 を 迎 えつつあります 8,000 (ha) 根 釧 地 域 のカラマツ 人 工 林 齢 級 別 面 積 蓄 積 ( 千 m 3 ) 2,500 7,000 6,000 保 育 段 階 利 用 段 階 2,000 5,000 1,500 4,000 3,000 1,000 2,000 1,000 500 0 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹ ⅩⅠ ⅩⅡ 面 積 0 蓄 積 齢 級 とは 林 齢 ( 森 林 の 年 齢 )を 5 か 年 ひとくくりにし まとめたもの 林 齢 1~5 年 がⅠ 齢 級 6~10 年 生 がⅡ 齢 級 11~15 年 がⅢ 齢 級 となります 標 準 伐 期 とは 樹 木 が 成 熟 して 伐 採 時 期 に 達 する 標 準 的 な 林 齢 のこと - 1 -
酪 農 王 国 木 造 牛 舎 推 進 プロジェクト 活 動 経 過 平 成 22 年 度 平 成 22 年 8 月 第 1 回 根 室 管 内 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 22 年 11 月 ~ 平 成 23 年 1 月 農 協 の 組 合 員 を 対 象 としたアンケート 調 査 実 施 平 成 22 年 12 月 第 2 回 根 室 管 内 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 23 年 2 月 ~3 月 既 存 牛 舎 を 対 象 に 調 査 を 実 施 平 成 23 年 3 月 第 3 回 根 室 管 内 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 23 年 度 平 成 23 年 10 月 第 1 回 根 釧 圏 域 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 23 年 10 月 ~ 平 成 24 年 2 月 農 協 の 組 合 員 を 対 象 としたアンケート 調 査 実 施 平 成 23 年 12 月 第 2 回 根 釧 圏 域 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 24 年 3 月 第 3 回 根 釧 圏 域 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 24 年 度 平 成 24 年 12 月 第 1 回 根 釧 圏 域 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 の 開 催 平 成 24 年 12 月 ~ 木 造 牛 舎 の 見 学 会 - 2 -
木 造 牛 舎 の 提 案 現 在 の 牛 舎 は 鉄 骨 造 りが 主 流 となっていますが 木 造 牛 舎 の 普 及 という 観 点 から どういった 牛 舎 が 求 められているのか 根 釧 地 域 の 酪 農 家 の 方 を 対 象 にアンケート 調 査 を 実 施 しました (30~37ページ 参 照 ) アンケート 結 果 から 牛 舎 の 更 新 の 際 には 作 業 性 がよい 建 設 コストが 安 い 牛 舎 環 境 が 良 い といった 項 目 が 重 要 視 されていることがわかりました ここでは アンケート 調 査 の 結 果 を 基 に 作 業 性 建 設 コスト 牛 舎 環 境 の3つの 項 目 に 対 して 木 造 の 優 位 性 や より 適 している 仕 様 等 を 検 討 しました 作 業 性 中 央 通 路 に 面 する 柱 ( 中 柱 )を 木 造 にすると 強 度 上 柱 を 太 くする 必 要 があるため 作 業 の 妨 げになることがあります 100% 木 造 にこだわらず 中 柱 を 鉄 骨 にすること で 柱 を 細 くすることができ 作 業 スペースの 確 保 がしやすくなります (27ページ 参 照 ) 登 り 梁 方 式 の 場 合 桁 行 方 向 の 柱 スパンが 広 く 柱 数 を 減 らすことができるので 作 業 ス ペースが 十 分 に 確 保 されます また 天 井 空 間 全 体 を 遮 る 部 材 がないため 大 型 機 械 に よる 作 業 がしやすくなります 建 設 コスト 木 造 で 中 柱 を 細 くするためには 木 材 の 強 度 を 上 げることが 必 要 ですが 加 工 のためのコ ストが 高 くなることが 考 えられます このため 基 本 構 造 は 木 造 で 中 柱 を 鉄 骨 にする ことで コスト 低 減 が 期 待 されます 木 造 は 値 段 が 高 い と 思 われがちですが 実 際 に 建 築 物 のコストを 考 えるときは 建 築 費 以 外 にも 税 金 や 保 険 料 など 建 物 に 関 わる 全 ての 費 用 について 考 える 必 要 があります 建 築 費 以 外 の 経 費 等 も 含 めて 考 えた 場 合 木 造 が 鉄 骨 造 より 安 価 になることもあります (25ページ 参 照 ) 牛 舎 環 境 木 材 は 周 囲 の 湿 度 が 高 くなると 空 気 中 の 水 分 を 吸 収 し 湿 度 が 低 くなると 水 分 を 放 出 します このように 木 材 には 周 囲 の 湿 度 を 調 整 するはたらきがあるので 牛 舎 に 木 材 を 使 用 することで 牛 にとってのより 安 定 した 環 境 が 期 待 されます 野 鳥 が 多 い 地 域 においては 天 井 空 間 の 部 材 は 野 鳥 の 止 まり 木 となることがあります 登 り 梁 方 式 は 天 井 空 間 の 部 材 が 少 なく 衛 生 面 ( 野 鳥 のフンなど)を 考 えたときには 適 した 構 造 と 言 えます 天 井 空 間 の 部 材 が 多 いトラス 方 式 の 場 合 は 天 井 空 間 を 塞 ぐ ネットを 張 るなどの 工 夫 が 必 要 となります 牛 にとっての 快 適 な 環 境 を 作 ることや 構 造 材 の 腐 食 を 防 ぐ 上 でも 牛 舎 内 の 湿 度 対 策 は 重 要 です 天 井 や 壁 に 板 を 使 用 することにより 結 露 の 発 生 を 抑 制 できます さらに 快 適 な 牛 舎 環 境 を 維 持 するためには 換 気 に 十 分 配 慮 する 必 要 もあります つなぎ 牛 舎 の 場 合 は 壁 に 断 熱 材 を 入 れるなど 防 寒 対 策 に 留 意 した 設 計 が 有 効 です - 3 -
以 上 のことを 踏 まえて めざす 木 造 牛 舎 の 基 本 型 として 次 のとおり 提 案 します <めざす 木 造 牛 舎 の 基 本 型 > 箇 所 課 題 対 策 構 造 部 分 作 業 性 の 向 上 建 設 コストの 抑 制 通 気 性 の 確 保 衛 生 面 対 策 作 業 スペースを 十 分 に 確 保 するため 中 柱 は 鉄 骨 の 仕 様 も 可 天 井 空 間 の 確 保 及 び 中 柱 の 数 が 少 なくて 済 む 登 り 梁 方 式 を 推 奨 基 本 構 造 は 木 造 で 中 柱 を 鉄 骨 にするコスト 低 減 策 を 検 討 換 気 に 留 意 した 構 造 を 推 奨 野 鳥 の 止 まり 木 となりにくい 登 り 梁 方 式 の 推 奨 天 井 部 分 結 露 の 抑 制 構 造 の 強 化 野 地 板 として 水 分 の 浸 透 幅 が 薄 い 合 板 よりも 板 を 推 奨 斜 め 張 りを 推 奨 壁 部 分 防 寒 (つなぎ 牛 舎 ) 及 び 結 露 対 策 断 熱 材 (つなぎ 牛 舎 )や 羽 目 板 等 の 利 用 を 推 奨 野 地 板 は 板 材 の 斜 め 張 り 登 り 梁 を 推 奨 換 気 構 造 中 柱 は 鉄 骨 の 仕 様 も 可 羽 目 板 の 推 奨 - 4 -
鉄 骨 との 混 構 造 中 柱 を 鉄 骨 にすることにより 柱 が 通 路 にはみ 出 すことなく 作 業 スペースが 十 分 確 保 できるようになります 梁 桁 壁 には 木 材 を 使 用 していますが 中 柱 には 鉄 骨 を 使 用 しています - 5 -
登 り 梁 方 式 天 井 空 間 が 確 保 され 中 柱 の 数 が 少 なくて 済 むため 作 業 スペースが 十 分 確 保 できるようになります また 鳥 の 止 まり 木 となる 部 材 が 少 なく 衛 生 面 でも 有 効 です トラス 方 式 登 り 梁 方 式 トラス 方 式 とは 部 材 の 接 点 をピン 接 合 して 三 角 形 の 集 合 形 式 にし これを 組 み 立 てた 骨 組 み 方 式 のことです 登 り 梁 方 式 とは 梁 が 水 平 ではなく 屋 根 勾 配 に 併 せて 斜 めに 架 けられる 方 式 のことです 登 り 梁 方 式 の 場 合 複 雑 な 小 屋 組 を 組 む 必 要 がないため 広 い 天 井 空 間 が 確 保 されます - 6 -
斜 め 張 り 野 地 板 結 露 の 防 止 構 造 の 強 化 が 図 れます 垂 木 に 対 して 板 を 斜 め に 張 り 付 けます 野 地 板 とは 屋 根 の 仕 上 材 や 防 水 材 下 葺 材 を 取 り 付 けるた めの 下 地 材 のことです 垂 木 の 上 に 張 ります 斜 め 張 り とは 垂 木 に 対 して 斜 めに 板 等 を 張 りあげる 方 式 の ことをいいます 牛 舎 の 飼 養 方 法 について つなぎ 牛 舎 牛 舎 内 に 牛 をつなぎ 留 めて 飼 養 する 牛 舎 のことです フリーストール 牛 舎 牛 をつながずに 自 由 に 歩 き 回 れるスペースを 設 けた 牛 舎 のことです 移 動 や 採 食 のためのスペースと それより 一 段 高 い 位 置 に 休 息 するためのスペースが 設 けられています 休 息 スペースは 隔 柵 で 仕 切 られ おり 牛 一 頭 一 頭 が 個 別 に 休 息 できるようになっています フリーバーン 牛 舎 牛 をつながずに 自 由 に 歩 き 回 れるスペースを 設 けた 牛 舎 のことです フリーストールのように 移 動 や 採 食 のためのスペースと 休 息 するためのスペースが 段 差 で 仕 切 られておらず また 休 息 するスペース も 隔 柵 で 仕 切 られていません - 7 -
次 に 牛 舎 の 設 計 事 例 を 紹 介 します アンケート 結 果 を 考 慮 し 搾 乳 牛 舎 の 更 新 予 定 の 規 模 でもっとも 多 かったのは つなぎ で60~90 頭 規 模 フリーストール の 場 合 は 60~150 頭 規 模 でしたが 同 等 規 模 の 平 面 図 立 面 図 は 次 ページのとおりです 平 面 図 立 面 図 を 掲 載 している 牛 舎 一 覧 飼 養 方 法 構 造 規 模 設 計 施 工 業 者 ( 敬 称 略 ) つなぎ 木 造 80 頭 厚 浜 木 材 加 工 協 同 組 合 つなぎ 木 造 100 頭 株 式 会 社 小 野 寺 組 つなぎ 混 構 造 80 頭 ( 有 )Cow Comfort S フリーストール 木 造 103 頭 厚 浜 木 材 加 工 協 同 組 合 フリーストール 木 造 172 頭 株 式 会 社 小 野 寺 組 フリーストール 混 構 造 115 頭 ( 有 )Cow Comfort S フリーストール 混 構 造 156 頭 株 式 会 社 小 野 寺 組 フリーストール 鉄 骨 187 頭 ( 有 )Cow Comfort S - 8 -
タイプ:つなぎ( 木 造 : 頭 数 80) - 9 -
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タイプ:つなぎ( 木 造 : 頭 数 100) - 11 -
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タイプ:つなぎ( 混 構 造 : 頭 数 80) - 13 -
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タイプ:フリーストール( 木 造 : 頭 数 103) 厚 浜 木 材 加 工 協 同 組 合 - 15 -
- 16 - 厚 浜 木 材 加 工 協 同 組 合
タイプ:フリーストール( 木 造 : 頭 数 172) - 17 -
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タイプ:フリーストール( 混 構 造 : 頭 数 115) - 19 -
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タイプ:フリーストール( 混 構 造 : 頭 数 156) - 21 -
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タイプ:フリーストール( 鉄 骨 : 頭 数 187) - 23 -
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木 造 及 び 鉄 骨 造 畜 舎 のライフサイクルコストの 比 較 建 築 物 のコストを 考 えるときは その 建 築 費 のみを 対 象 にしがちですが 建 設 物 が 設 計 建 築 運 用 される 際 にかかる 全 ての 費 用 を 考 えなくてはなりません ここでは 木 造 と 鉄 骨 造 の 構 造 の 違 いで 生 じると 考 えられる 項 目 ( 建 築 費 租 税 公 課 保 険 料 )を 対 象 に 畜 舎 の 生 涯 費 用 (ライフサイクルコスト)を 比 較 しました 条 件 と 方 法 道 や 市 町 村 から 提 供 を 受 けた 工 事 設 計 資 料 から 推 計 直 接 仮 設 土 木 地 業 ( 基 礎 を 支 えるために 地 盤 等 を 強 固 にする 作 業 ) 基 礎 鉄 骨 木 工 防 水 など 建 物 にかかる 直 接 工 事 費 を 対 象 民 間 で 補 助 金 を 受 けずに 畜 舎 を 建 築 する 場 合 ( 非 課 税 や 税 の 軽 減 措 置 のない 場 合 )を 想 定 畜 舎 は 建 築 後 40 年 間 存 在 していると 仮 定 (40 年 間 分 の 固 定 資 産 税 火 災 保 険 料 を 計 上 ) 鋼 材 単 価 は 北 京 オリンピックの 前 (H20.7)まで 高 騰 したが 鉄 骨 造 畜 舎 の 見 積 もり 時 期 は 平 成 21 年 の1 月 と9 月 ( 単 価 は 下 落 し 落 ち 着 いている 時 期 ) 建 築 面 積 875m 2 の 場 合 (150 頭 規 模 哺 育 舎 ) 木 造 畜 舎 の 方 が 鉄 骨 造 畜 舎 より 約 800 万 円 安 価 となりました 単 位 ( 万 円 ) 木 造 :A 鉄 骨 造 :B 差 額 :B-A イニシャルコスト 建 築 費 5361 5527 166 不 動 産 取 得 税 129 153 24 ランニングコスト 固 定 資 産 税 483 1196 713 火 災 保 険 料 170 101-69 ライフサイクルコスト 6143 6977 834 建 築 面 積 2170m 2 の 場 合 (260 頭 規 模 育 成 舎 ) 木 造 畜 舎 の 方 が 鉄 骨 造 畜 舎 より 約 400 万 円 安 価 となりました 単 位 ( 万 円 ) 木 造 :A 鉄 骨 造 :B 差 額 :B-A イニシャルコスト 建 築 費 11542 10785-757 不 動 産 取 得 税 277 298 21 ランニングコスト 固 定 資 産 税 1040 2334 1294 火 災 保 険 料 366 196-169 ライフサイクルコスト 13224 13612 388 木 造 は 値 段 が 高 い と 言 われがちですが 長 い 目 で 見 れば 鉄 骨 造 より 高 いとは 言 えな いかもしれません - 25 -
地 域 材 利 用 の 経 済 波 及 効 果 一 般 的 に 木 造 畜 舎 が 建 築 される 場 合 その 構 造 材 や 野 地 板 羽 目 板 などの 部 材 には 北 海 道 産 の 木 材 が 用 いられます その 製 造 にあたっては 丸 太 の 生 産 から 部 材 の 加 工 乾 燥 仕 上 げまでが 全 て 道 内 で 行 われるため 地 域 への 経 済 効 果 は 大 きいと 考 えられます そこで 産 業 連 関 分 析 という 手 法 を 用 いて 具 体 的 な 経 済 波 及 効 果 を 推 計 しました 条 件 と 方 法 道 や 市 町 村 から 提 供 を 受 けた 工 事 設 計 資 料 から 推 計 直 接 仮 設 土 木 地 業 基 礎 鉄 骨 木 工 防 水 など 建 物 にかかる 直 接 工 事 費 のうち 部 材 のみを 対 象 平 成 17 年 北 海 道 地 域 産 業 連 関 表 を 使 用 木 部 材 は 全 て 道 内 から 調 達 され その 他 の 部 資 材 は 平 均 的 な 自 給 率 で 道 内 から 調 達 される と 仮 定 直 接 効 果 ( 最 終 製 品 の 需 要 効 果 )と 間 接 効 果 ( 最 終 製 品 にかかる 原 材 料 の 波 及 と 雇 用 者 所 得 の 消 費 転 換 効 果 )を 推 計 建 築 面 積 875m 2 の 場 合 (150 頭 規 模 哺 育 舎 ) 生 産 誘 発 額 木 造 :A 鉄 骨 造 :B 差 額 :A-B 部 材 の 支 払 額 4143 4160-17 直 接 効 果 ( 最 終 製 品 の 道 内 需 要 ) 2850 2324 526 間 接 効 果 原 材 料 等 1553 1366 187 雇 用 者 消 費 転 換 549 437 112 合 計 4924 4128 796 建 築 面 積 2170m 2 の 場 合 (260 頭 規 模 育 成 舎 ) 生 産 誘 発 額 木 造 :A 鉄 骨 造 :B 差 額 :A-B 部 材 の 支 払 額 8388 7525 863 直 接 効 果 ( 最 終 製 品 の 道 内 需 要 ) 5084 3608 1476 間 接 効 果 原 材 料 等 2909 2366 543 雇 用 者 消 費 転 換 972 654 318 合 計 8966 6628 2338 畜 舎 の 構 造 材 等 の 部 材 に 木 材 を 用 いると 北 海 道 への 波 及 効 果 は 支 払 の 差 額 以 上 に 大 き くなることが 分 かりました ( 林 産 試 験 場 ) - 26 -
木 造 牛 舎 を 安 心 して 末 永 く 利 用 するために 根 釧 農 業 試 験 場 では 木 造 牛 舎 の 構 造 的 特 徴 と 問 題 点 を 明 らかにするため 網 走 地 区 及 び 釧 路 地 区 で 建 築 されている 木 造 牛 舎 の 構 造 や 聞 き 取 り 調 査 を 平 成 23 年 度 に 実 施 しまし た 調 査 の 結 果 すべての 牛 舎 において 構 造 上 の 問 題 は 見 られず 木 材 は 牛 舎 の 構 造 材 と して 問 題 なく 使 用 できることが 確 認 できました また 木 造 牛 舎 におけるトラス 構 造 は 牛 舎 内 の 空 気 の 流 れを 悪 くすることはありませんでした しかし 問 題 点 としては 大 型 の 牛 舎 において 中 柱 を 木 造 にすると 鉄 骨 に 比 べて 中 柱 が 太 くなるため 食 べ 残 しの 清 掃 作 業 の 障 害 となった 事 例 や 添 柱 が 作 業 機 械 の 走 行 を 妨 害 す る 事 例 がありました 木 造 で 中 柱 を 細 くするためには 材 料 ( 木 材 )の 強 度 を 上 げること が 必 要 ですが 加 工 のためのコストも 高 くなることが 懸 念 されます そのため 現 状 の 解 決 策 として 基 本 構 造 は 木 造 ですが 中 柱 を 鉄 骨 にする 混 合 構 造 が 適 していると 考 えられま す また 牛 舎 内 では 牛 や 糞 尿 からの 水 蒸 気 の 発 生 により 舎 内 の 湿 度 は 80% 程 度 となり 一 般 の 木 造 住 宅 に 比 べて 湿 度 が 高 いという 特 徴 があります そのため 高 湿 度 環 境 に 強 い 構 造 材 を 選 択 するとともに 接 合 金 物 は 防 錆 処 理 する 必 要 があります さらに 牛 舎 の 換 気 が 悪 いと 湿 度 が 高 くなりすぎて 構 造 材 の 腐 食 が 発 生 します 木 造 牛 舎 の 耐 用 年 数 向 上 のためには 結 露 対 策 として 換 気 構 造 に 留 意 することも 大 切 です 次 に 自 然 換 気 牛 舎 における 換 気 構 造 の 一 例 を 示 します 鉄 は 相 対 湿 度 70%を 越 えると 錆 び 始 め 80%を 越 えると 急 激 に 錆 びが 進 行 するといわ れています しかし 木 材 を 腐 らす 木 材 腐 朽 菌 は 相 対 湿 度 85%で 繁 殖 することから 牛 舎 などの 高 湿 度 環 境 下 では 木 造 のほうが 適 していると 考 えられます 0.25X X 0.25X X = 牛 舎 の 間 口 3m につき 3.5~4.0cm で 設 計 する トリカルネット 防 虫 ネット 0.5X 板 冬 の 風 10 3.3 牛 舎 内 の 空 気 図. 自 然 換 気 牛 舎 におけるオープンリッジ( 屋 根 かけ)の 換 気 構 造 - 27 -
1.5X 0.5X X = 牛 舎 の 間 口 3m につき 3.5~4.0cm で 設 計 する 冬 の 風 10 3.3 X 牛 舎 内 の 空 気 防 鳥 ネット 図. 自 然 換 気 牛 舎 におけるセミモニタの 換 気 構 造 1,200mm X = 牛 舎 の 間 口 3m につき 3.5~4.0cm で 設 計 する 軒 開 口 幅 (0.5X) 防 鳥 ネット 軒 開 口 部 板 軒 開 口 幅 (0.5X) 冬 の 風 X = 牛 舎 の 間 口 3m につき 3.5~4.0cm 巻 き 下 げカーテン で 設 計 する 防 鳥 ネット 巻 き 上 げカーテン 冬 季 は 閉 鎖 600mm 図. 自 然 換 気 牛 舎 における 側 壁 ( 軒 )の 換 気 構 造 ( 根 釧 農 業 試 験 場 ) - 28 -
木 造 牛 舎 建 設 の 地 域 材 活 用 のために 木 造 牛 舎 の 普 及 推 進 にあたっては 鉄 骨 などの 材 料 に 対 する 利 点 を 示 す 必 要 がありま す 利 点 を 示 す 項 目 として 建 設 コスト 鉄 精 製 や 輸 送 などにかかる 環 境 負 荷 やコスト 減 価 償 却 などの 維 持 コスト 等 が 考 えられますが 地 域 から 生 産 される 木 材 を 利 用 すること により 各 種 コストの 削 減 や 環 境 負 荷 の 減 少 が 可 能 となります 特 に 自 己 山 林 等 を 活 用 する 場 合 は 鉄 骨 を 購 入 するより 安 く 部 材 が 調 達 できる 可 能 性 が あるとともに 輸 送 コストも 最 小 限 で 済 むこととなります また 今 後 木 造 牛 舎 の 建 設 戸 数 が 増 加 した 場 合 には 地 域 の 木 材 供 給 能 力 を 高 めていく 必 要 があります 根 釧 地 域 の 木 材 業 者 が 連 携 し それぞれが 作 ることができる 部 材 を 地 域 で 生 産 する 分 業 体 制 を 構 築 することにより 輸 送 コストの 削 減 や 地 域 材 の 活 用 部 材 の 量 産 が 可 能 とな るとともに 地 域 産 業 の 活 性 化 雇 用 の 増 加 など 一 次 的 二 次 的 な 波 及 効 果 が 期 待 できま す 地 域 の 各 工 場 連 携 のもと 酪 農 家 の 需 要 に 見 合 った 木 造 牛 舎 の 供 給 が 可 能 になるのが 理 想 の 姿 です 現 状 牛 舎 をひとつ 建 ててください 発 注 遠 くの 工 場 遠 くの 山 林 遠 距 離 の 場 合 輸 送 コストが 高 い 建 設 木 造 牛 舎 は 扱 っていない 近 くの 工 場 近 くの 山 林 理 想 牛 舎 をひとつ 建 ててください 遠 くの 工 場 遠 くの 山 林 連 携 工 場 間 の 連 携 による 供 給 体 制 の 確 立 発 注 建 設 近 くの 工 場 近 くの 山 林 - 29 -
牛 舎 に 関 するアンケート 調 査 結 果 牛 舎 の 市 場 規 模 建 替 需 要 木 造 牛 舎 の 潜 在 需 要 木 造 牛 舎 に 対 するイメージなどを 把 握 し 効 果 的 な 普 及 の 実 施 のための 基 礎 資 料 とするため 根 室 管 内 5 農 協 釧 路 管 内 5 農 協 に 協 力 していただき 組 合 員 に 対 してアンケートを 平 成 22 年 11 月 ~ 平 成 23 年 1 月 及 び 平 成 23 年 10 月 ~ 平 成 24 年 2 月 に 実 施 しました 根 室 管 内 釧 路 管 内 JA 計 根 別 144 人 JA 浜 中 99 人 JA 中 春 別 51 人 JA 釧 路 丹 頂 67 人 JA 道 東 あさひ 114 人 JA 標 茶 209 人 JA 中 標 津 JA 標 津 94 人 37 人 JA 摩 周 湖 92 人 JA 釧 路 太 田 75 人 計 982 人 1 あなたの 年 齢 を 教 えてください 1%(8 人 ) 3%(25 人 ) 18%(60 人 ) 14%(131 人 ) 20~30 代 40%(365 人 ) 24%(223 人 ) 30~40 代 40~50 代 50~60 代 60~70 代 70~80 代 2 従 業 員 数 を 教 えてください 1%(12 人 ) 4%(29 人 ) 6%(45 人 ) 22%(179 人 ) 32%(257 人 ) 35%(284 人 ) 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人 - 30 -
3 後 継 者 はいますか 55%(445 人 ) 45%(360 人 ) いる いない 4 森 林 を 所 有 していますか 41%(265 人 ) 59%(378 人 ) 所 有 している 所 有 していない 5 飼 育 されている 牛 の 数 を 教 えてください 頭 数 搾 乳 育 成 乾 乳 ~30 40 354 891 30~60 420 405 39 60~90 270 123 5 90~120 145 49 1 120~150 51 15 0 150~ 41 21 1-31 -
6 所 有 している 牛 舎 の 数 を 教 えてください 牛 舎 の 数 搾 乳 育 成 乾 乳 1 835 572 490 2 104 229 27 3 11 66 0 4 0 8 0 5 1 2 0 7 主 に 使 用 している 牛 の 飼 養 方 法 を 教 えてください 飼 養 方 法 搾 乳 育 成 乾 乳 つなぎ 655 165 202 フリーストール 297 212 491 フリーバーン 11 155 249 8 主 に 使 用 している 牛 舎 の 築 年 数 を 教 えてください 築 年 数 搾 乳 育 成 乾 乳 ~10 165 114 127 10~20 212 254 183 20~30 155 275 155 30~40 321 150 86 40~ 98 73 37 9 主 に 使 用 している 牛 舎 の 構 造 を 教 えてください 構 造 搾 乳 育 成 乾 乳 木 造 202 138 97 鉄 骨 ブロック 造 ( 非 木 造 ) 491 490 338 木 造 一 部 鉄 骨 249 227 146-32 -
10 牛 舎 の 更 新 予 定 時 期 を 教 えてください 更 新 予 定 時 期 搾 乳 育 成 乾 乳 1 年 以 内 7 6 6 3 年 以 内 10 14 23 5 年 以 内 26 34 23 10 年 以 内 34 44 32 具 体 的 ではないが 建 築 したい 146 119 103 予 定 はない 593 523 456 11 更 新 を 予 定 している 牛 舎 の 規 模 を 教 えてください 頭 数 搾 乳 育 成 乾 乳 ~30 4 39 85 30~60 25 78 49 60~90 85 39 21 90~120 44 19 5 120~150 25 6 0 150~ 36 7 3 12 更 新 を 予 定 している 牛 舎 の 飼 養 方 法 を 教 えてください 飼 養 方 法 搾 乳 育 成 乾 乳 つなぎ 73 8 8 フリーストール 124 115 99 フリーバーン 16 60 51-33 -
更 新 を 予 定 している 牛 舎 の 規 模 ( 飼 養 方 法 による 比 較 ) 問 11 12より 集 計 頭 数 搾 乳 牛 つなぎ フリーストール フリーバーン 育 成 牛 乾 乳 牛 合 計 搾 乳 牛 ~30 25 3 10 0 17 47 64 1 16 31 48 30~60 16 1 3 20 6 46 31 83 2 26 12 40 60~90 43 2 2 47 32 28 15 75 7 9 4 20 90~120 11 31 11 16 4 51 2 3 1 6 120~150 23 0 3 261 2 3 150~ 1 311 4 2 37 3 3 1 7 育 成 牛 乾 乳 牛 合 計 搾 乳 牛 育 成 牛 乾 乳 牛 合 計 13 更 新 を 予 定 している 牛 舎 の 構 造 を 教 えてください 構 造 搾 乳 育 成 乾 乳 木 造 23 11 11 鉄 骨 ブロック 造 ( 非 木 造 ) 110 100 89 木 造 一 部 鉄 骨 79 73 57-34 -
14 現 在 使 用 している 牛 舎 に 関 して その 構 造 を 選 択 した 理 由 を 教 えてください 搾 乳 牛 理 由 つなぎ フリーストール フリーバーン 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 建 設 コストが 安 い 38 62 61 9 78 22 0 1 2 維 持 保 守 が 簡 単 27 42 22 5 18 10 1 0 1 作 業 性 が 良 い 20 47 15 3 66 13 0 3 1 耐 久 性 が 高 い 23 45 20 6 20 7 0 1 0 改 造 増 築 が 簡 単 9 9 10 4 19 5 0 0 1 牛 舎 環 境 が 良 い 18 20 13 11 27 12 0 2 0 税 制 面 で 有 利 0 1 1 0 0 2 0 0 0 勧 誘 5 20 14 2 13 8 0 1 0 育 成 牛 理 由 つなぎ フリーストール フリーバーン 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 建 設 コストが 安 い 11 13 16 12 61 30 12 41 25 維 持 保 守 が 簡 単 2 6 9 1 20 8 7 8 6 作 業 性 が 良 い 1 11 5 4 51 12 3 36 8 耐 久 性 が 高 い 1 6 1 2 10 5 2 9 6 改 造 増 築 が 簡 単 5 3 3 3 9 3 2 5 2 牛 舎 環 境 が 良 い 0 2 2 5 9 6 2 5 4 税 制 面 で 有 利 0 0 0 0 1 0 0 0 0 勧 誘 0 7 2 0 11 4 1 5 6 乾 乳 牛 理 由 つなぎ フリーストール フリーバーン 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 建 設 コストが 安 い 10 10 8 10 47 22 13 30 19 維 持 保 守 が 簡 単 4 12 5 1 12 10 3 8 6 作 業 性 が 良 い 2 8 2 3 46 12 1 21 6 耐 久 性 が 高 い 2 5 2 1 15 2 2 7 2 改 造 増 築 が 簡 単 3 5 2 1 13 1 0 6 2 牛 舎 環 境 が 良 い 1 2 1 3 9 6 0 7 5 税 制 面 で 有 利 0 0 1 1 0 2 1 0 0 勧 誘 3 3 1 0 7 4 1 1 1-35 -
15 更 新 を 予 定 している 牛 舎 に 関 して その 構 造 を 選 択 する 理 由 を 教 えてください 搾 乳 牛 理 由 つなぎ フリーストール フリーバーン 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 建 設 コストが 安 い 2 7 5 1 23 14 0 2 2 維 持 保 守 が 簡 単 4 3 3 2 11 10 0 1 1 作 業 性 が 良 い 1 8 8 1 29 18 1 3 1 耐 久 性 が 高 い 4 7 4 2 5 10 1 0 0 改 造 増 築 が 簡 単 1 2 2 0 10 8 0 0 2 牛 舎 環 境 が 良 い 6 7 9 2 14 11 1 1 2 税 制 面 で 有 利 0 0 0 0 0 0 0 0 0 勧 誘 0 0 0 0 0 1 0 0 1 育 成 牛 理 由 つなぎ フリーストール フリーバーン 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 建 設 コストが 安 い 0 1 0 1 15 13 2 10 4 維 持 保 守 が 簡 単 1 0 0 0 4 7 0 4 7 作 業 性 が 良 い 1 1 0 1 18 8 0 6 10 耐 久 性 が 高 い 0 0 1 0 9 9 1 3 1 改 造 増 築 が 簡 単 0 0 0 0 11 9 0 2 6 牛 舎 環 境 が 良 い 0 1 0 0 9 9 1 5 7 税 制 面 で 有 利 0 0 0 0 0 1 0 0 0 勧 誘 0 0 0 0 0 0 1 0 1 乾 乳 牛 理 由 つなぎ フリーストール フリーバーン 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 木 造 非 木 造 混 合 建 設 コストが 安 い 0 1 0 1 15 9 0 7 8 維 持 保 守 が 簡 単 1 0 0 0 6 4 0 5 6 作 業 性 が 良 い 0 1 1 1 22 9 0 6 13 耐 久 性 が 高 い 0 0 0 2 5 6 0 2 3 改 造 増 築 が 簡 単 0 0 0 0 11 5 0 1 3 牛 舎 環 境 が 良 い 0 0 0 0 10 10 0 5 8 税 制 面 で 有 利 0 0 0 0 0 1 0 0 0 勧 誘 0 0 0 0 0 0 0 0 0-36 -
16 牛 舎 及 びその 普 及 に 関 し ご 意 見 ご 感 想 がありましたらご 自 由 にお 書 きください もう 少 し 安 いものであれば 考 えます 資 金 的 支 援 があればいいです 耐 震 性 能 に 対 する 不 安 木 造 牛 舎 にすることによる 牛 への 精 神 的 なメリットはありますか 木 造 で 耐 久 性 の 高 い 造 りを 実 現 できますか 研 究 機 関 や 農 業 改 良 普 及 センターで 行 っている 試 験 結 果 のデータを 記 載 した 冊 子 を 農 協 など 農 家 個 人 がふれられる 場 所 においてほしい 近 い 将 来 鉄 の 値 上 げによって 木 造 使 用 の 畜 舎 が 増 えると 思 います 木 造 牛 舎 はいいと 思 う 新 築 する 時 はいろんな 情 報 が 欲 しいので 見 学 の 時 間 を 惜 しまず 歩 くつもりです でも 事 例 の 雑 誌 があれば 購 入 したいです 木 造 牛 舎 は 耐 用 年 数 が 短 いイメージがあります 腐 食 も 早 い 気 がします 身 近 に 工 務 店 が 必 要 木 造 牛 舎 はすばらしいと 思 います 大 きな 震 災 がなければ 木 造 は 牛 に 優 しく 人 にも 優 しく 大 変 良 いと 思 います 木 造 牛 舎 のコスト 面 と 修 理 面 で 是 非 とも 普 及 してほしい 畜 舎 だけでなくガレージなどを 簡 単 に 施 工 できるキットハウスのようなものがあれば 使 ってみたい 年 々 施 設 等 が 進 化 しているのでその 情 報 を 流 してほしい 寒 冷 地 に 適 した 低 コスト 牛 舎 の 設 計 を 求 む 耐 震 のための 補 強 ( 柱 壁 等 )を 考 えている 牛 舎 は 建 てていたが 資 金 のめどが 立 たない - 37 -
根 釧 圏 域 木 造 牛 舎 普 及 検 討 会 議 構 成 員 (H22 年 度 ~) ( 敬 称 略 ) 所 属 職 氏 名 備 考 道 東 あさひ 農 業 協 同 組 合 営 農 部 営 農 振 興 課 営 農 振 興 課 長 臼 井 明 彦 農 業 関 係 和 田 勝 美 中 標 津 町 農 業 協 同 組 合 営 農 部 営 農 部 長 農 業 関 係 中 村 正 哉 ( 有 )Cow Comfort Service 代 表 取 締 役 社 長 海 野 敦 厚 浜 木 材 加 工 協 同 組 合 常 務 理 事 慶 伊 勝 司 建 築 設 計 横 内 林 業 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 伊 藤 喜 美 雄 木 材 関 係 東 北 海 道 木 材 協 会 標 津 支 部 支 部 長 千 葉 昌 一 木 材 関 係 地 方 独 立 行 政 法 人 北 海 道 立 総 合 研 究 機 構 農 業 研 究 本 部 根 釧 農 業 試 験 場 研 究 部 地 域 技 術 グループ 研 究 主 任 堂 腰 顕 試 験 研 究 地 方 独 立 行 政 法 人 北 海 道 立 総 合 研 究 機 構 森 林 研 究 本 部 林 産 試 験 場 企 業 支 援 部 普 及 調 整 グループ 研 究 主 幹 新 田 森 紀 敏 満 範 試 験 研 究 別 海 町 産 業 振 興 部 農 政 課 農 政 課 長 山 崎 茂 行 政 藤 原 繁 光 別 海 町 産 業 振 興 部 水 産 みどり 課 水 産 みどり 課 長 笠 原 悦 雄 行 政 小 湊 昌 博 中 標 津 町 経 済 部 農 林 課 農 林 課 長 矢 本 正 信 行 政 上 田 進 北 海 道 根 室 振 興 局 根 室 農 業 改 良 普 及 センター 次 長 尾 本 武 行 政 出 雲 将 之 北 海 道 根 室 振 興 局 森 林 室 室 長 藤 八 雅 幸 行 政 北 海 道 根 室 振 興 局 産 業 振 興 部 林 務 課 主 幹 佐 藤 傑 行 政 松 村 裕 史 - 38 -
(H23 年 度 ~) 所 属 職 氏 名 備 考 釧 路 太 田 農 業 協 同 組 合 参 事 中 村 保 彦 農 業 関 係 浜 中 町 農 業 協 同 組 合 営 農 相 談 課 長 三 山 昌 利 農 業 関 係 標 茶 町 育 成 牧 場 場 長 類 瀬 光 信 農 業 関 係 株 式 会 社 小 野 寺 組 取 締 役 工 事 管 理 部 長 小 野 寺 勝 彦 建 築 設 計 株 式 会 社 北 海 道 クボタ 施 設 酪 農 営 業 部 施 設 課 販 売 担 当 参 与 河 口 功 建 築 設 計 丸 善 木 材 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 鈴 木 不 二 男 木 材 関 係 標 茶 町 農 林 課 課 長 牛 崎 康 人 行 政 北 海 道 釧 路 総 合 振 興 局 釧 路 農 業 改 良 普 及 センター 次 長 椋 本 正 寿 行 政 北 海 道 釧 路 総 合 振 興 局 森 林 室 室 長 鈴 木 匡 行 政 北 海 道 釧 路 総 合 振 興 局 産 業 振 興 部 林 務 課 課 長 山 口 和 久 行 政 ( 事 務 局 ) 北 海 道 根 室 振 興 局 産 業 振 興 部 林 務 課 北 海 道 釧 路 総 合 振 興 局 産 業 振 興 部 林 務 課 - 39 -
本 提 案 書 を 作 成 するにあたり 御 協 力 いただいた 設 計 施 工 業 者 ( 敬 称 略 ) ( 有 )Cow Comfort Service 088-2566 北 海 道 野 付 郡 別 海 町 西 春 別 駅 前 曙 町 6 番 地 の106 TEL 0153-77-2317 FAX 0153-77-2316 株 式 会 社 小 野 寺 組 085-0214 北 海 道 釧 路 市 阿 寒 町 富 士 見 3 丁 目 9 12 TEL 0154-66-3306 FAX 0153-66-2652 厚 浜 木 材 加 工 協 同 組 合 088-1367 北 海 道 厚 岸 郡 浜 中 町 茶 内 旭 3 丁 目 1 番 TEL 0153-65-2321 FAX 0153-65-2206-40 -
本 提 案 書 は 北 海 道 を 応 援 する 皆 様 からお 寄 せいただいた ふるさと 北 海 道 応 援 寄 附 金 を 活 用 して 作 成 しています ふるさと 北 海 道 応 援 寄 附 金 のお 申 込 み お 問 い 合 わせ 先 北 海 道 総 合 政 策 部 地 域 づくり 支 援 局 (TEL:011-204-5148) インターネット 上 での 紹 介 電 子 申 請 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ckk/hurusato 携 帯 電 話 からの 電 子 申 請 木 造 牛 舎 設 計 提 案 書 ( 酪 農 王 国 木 造 牛 舎 推 進 プロジェクト 事 業 ) 平 成 25 年 3 月 発 行 お 問 い 合 わせ 先 北 海 道 根 室 振 興 局 産 業 振 興 部 林 務 課 根 室 市 常 盤 町 3 丁 目 28 TEL 0153-23-6845 担 当 : 主 査 ( 林 務 ) 北 海 道 釧 路 総 合 振 興 局 産 業 振 興 部 林 務 課 釧 路 市 浦 見 2 丁 目 2-54 TEL 0154-43-9201 担 当 : 主 査 ( 林 産 )