西 東 京 市 財 政 白 書 平 成 25 年 度 決 算 版 いこいーな Cシンエイ/ 西 東 京 市 平 成 26 年 9 月 西 東 京 市 企 画 部 財 政 課
財 政 白 書 の 平 成 25 年 度 決 算 版 を 作 成 しました 市 民 の 皆 様 に 西 東 京 市 の 財 政 状 況 をご 理 解 いただくために 平 成 25 年 度 の 決 算 状 況 を 踏 まえた 財 政 白 書 を 作 成 しました 本 市 の 財 政 は 基 幹 的 収 入 である 市 税 の 低 迷 や 普 通 交 付 税 が 減 額 となる 一 方 で 社 会 保 障 関 連 経 費 やサービス 拡 大 に 伴 う 経 常 的 経 費 の 増 加 などによ る 財 政 の 硬 直 化 が 進 んでいる 状 況 です 詳 細 は 本 編 でご 覧 いただきますが 市 民 の 皆 様 が 今 後 の 市 の 行 財 政 運 営 のあるべき 姿 と 行 財 政 改 革 の 必 要 性 や 方 向 性 について 議 論 していただく 際 の 素 材 として この 財 政 白 書 を 活 用 し ていただければ 幸 いです なお 専 門 用 語 の 使 用 はなるべく 避 けるようにしましたが 固 有 名 詞 である 専 門 用 語 については 財 政 白 書 の 性 格 上 やむなく 使 用 しています そのため 市 民 の 皆 様 が 本 書 をお 読 みになる 際 の 一 助 にと 巻 末 に 用 語 集 を 掲 載 しました ので ご 活 用 ください また 作 成 に 当 たっては 平 成 25 年 度 の 決 算 状 況 を 踏 まえた 時 点 修 正 のほ か より 分 かりやすさを 意 識 して 一 層 の 内 容 充 実 に 努 めました 今 後 も 内 容 の 見 直 しを 継 続 的 に 行 いながら 公 表 してまいりますので ぜひ 市 民 の 皆 様 のご 意 見 をお 寄 せください
本 書 において 決 算 額 等 は 原 則 として 総 務 省 が 行 う 地 方 財 政 状 況 調 査 に 基 づく 普 通 会 計 の 決 算 数 値 を 使 用 しています 西 東 京 市 の 普 通 会 計 は 一 般 会 計 ( 一 部 介 護 サービス 事 業 に 係 る 経 費 等 を 除 く) 及 び 中 小 企 業 従 業 員 退 職 金 等 共 済 事 業 特 別 会 計 が 含 まれています 本 文 をご 覧 になる 際 は 次 の 点 にご 注 意 ください 平 成 25 年 度 数 値 については 変 更 になる 可 能 性 があります 数 値 は 原 則 として 上 記 調 査 に 基 づく 千 円 単 位 の 数 値 を 四 捨 五 入 した 百 万 円 単 位 の 数 値 を 使 用 しているため 内 数 の 計 が 総 数 と 一 致 しない 場 合 があります また 本 文 中 の 対 前 年 度 増 減 額 対 前 年 度 増 減 率 構 成 比 などについても 百 万 円 単 位 で 記 述 しています 類 似 団 体 との 比 較 は 各 市 から 提 供 を 受 けた 地 方 財 政 状 況 調 査 に 基 づく 普 通 会 計 の 決 算 数 値 を 西 東 京 市 が 独 自 に 計 算 したものです なお 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 の 算 出 に 当 たっては 平 成 26 年 3 月 31 日 現 在 の 住 民 基 本 台 帳 人 口 ( 西 東 京 市 の 場 合 197,676 人 )を 用 いています また 本 文 表 中 における 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 は 決 算 数 値 等 と 異 なり 千 円 単 位 を 使 用 していますのでご 注 意 ください 平 成 25 年 度 における Ⅳ-1 に 属 する 都 内 の 類 似 団 体 は 八 王 子 市 立 川 市 三 鷹 市 府 中 市 調 布 市 町 田 市 小 平 市 日 野 市 東 村 山 市 西 東 京 市 の 1 市 です また 平 成 25 年 度 における Ⅳ-1 に 属 する 全 国 の 類 似 団 体 数 は 52 団 体 で 関 東 地 方 の 類 似 団 体 は 茨 城 県 ひたちなか 市 栃 木 県 小 山 市 埼 玉 県 狭 山 市 上 尾 市 新 座 市 久 喜 市 千 葉 県 市 川 市 松 戸 市 野 田 市 佐 倉 市 習 志 野 市 市 原 市 流 山 市 八 千 代 市 浦 安 市 神 奈 川 県 藤 沢 市 秦 野 市 の 17 市 に 都 内 類 似 団 体 1 市 を 加 えた 合 計 27 市 です なお スペースの 都 合 上 本 文 表 中 では 類 似 団 体 を 類 団 と 略 していることがあります 類 似 団 体 とは 人 口 規 模 や 産 業 構 造 が 同 じような 状 況 にある 市 町 村 のことで 総 務 省 により 類 型 化 されて います 西 東 京 市 は Ⅳ-1 ( 人 口 15 万 人 以 上 の 一 般 市 ( 政 令 指 定 都 市 中 核 市 特 例 市 以 外 の 市 )で 産 業 構 造 はⅡ 次 Ⅲ 次 産 業 が 95% 未 満 かつⅢ 次 産 業 が 55% 以 上 )という 類 型 に 属 しています
目 次 財 政 の イ メ ー ジ 1 市 の 財 政 を 家 計 に 例 えると? 年 収 は 約 668 万 円 年 間 支 出 は 約 651 万 円 で 黒 字 でした 1 決 算 の 総 括 3 歳 入 決 算 額 歳 出 決 算 額 ともに 前 年 度 を 上 回 る 実 質 収 支 は 合 併 後 2 番 目 に 高 い 水 準 を 更 新 2 歳 入 5 市 税 国 庫 支 出 金 都 支 出 金 などの 増 により 歳 入 総 額 が 前 年 度 を 上 回 る 3 市 税 7 収 入 額 は3 年 連 続 で3 億 円 台 を 確 保 しつつ 増 加 徴 収 率 は 合 併 後 最 高 を 更 新 4 地 方 交 付 税 9 合 併 算 定 替 による 増 加 額 が5 割 に 縮 減 普 通 交 付 税 は2 年 連 続 減 少 5 市 債 13 市 債 借 入 額 は 減 少 借 入 額 に 占 める 臨 時 財 政 対 策 債 の 割 合 は 引 き 続 き 増 加 6 歳 出 ( 目 的 別 経 費 ) 15 民 生 費 が 増 加 市 税 収 入 額 を 上 回 り 歳 出 全 体 に 占 める 割 合 は 合 併 後 最 大 7 歳 出 ( 性 質 別 経 費 ) 17 義 務 的 経 費 が 増 加 昨 年 度 に 引 き 続 き 全 体 の5%を 超 え 市 税 収 入 額 を 上 回 る
8 公 債 費 19 公 債 費 は 臨 時 財 政 対 策 債 合 併 特 例 債 などの 償 還 により 増 加 公 債 費 比 率 は 適 正 な 水 準 で 推 移 9 公 営 企 業 会 計 公 営 事 業 会 計 へ の 繰 出 金 21 市 の 財 政 を 圧 迫 する 多 額 な 公 営 企 業 会 計 公 営 事 業 会 計 への 繰 出 金 1 経 常 収 支 比 率 23 前 年 度 比 2.6ポイント 増 でさらに 財 政 の 硬 直 化 が 進 む 11 市 債 残 高 27 普 通 会 計 の 市 債 残 高 に 占 める 臨 時 財 政 対 策 債 の 割 合 が5%を 占 める 12 基 金 29 財 政 調 整 基 金 の 残 高 は 引 き 続 き 目 標 を 達 成 13 行 財 政 改 革 の 取 組 31 第 4 次 行 財 政 改 革 大 綱 に 基 づき 自 立 した 行 財 政 基 盤 の 確 立 を 目 指 します 参 考 資 料 決 算 カード( 暫 定 版 ) 37 合 併 特 例 債 の 借 入 実 績 と 元 利 償 還 額 39 歳 出 内 訳 及 び 財 源 内 訳 4 他 市 区 ( 西 東 京 市 に 隣 接 する 団 体 )との 比 較 41 財 政 健 全 化 法 43 財 務 書 類 ( 速 報 版 ) 45 市 債 を 活 用 した 主 な 事 業 箇 所 図 47 用 語 集 48
財 政 のイメージ 市 の 財 政 を 家 計 に 例 えると? 年 収 は 約 668 万 円 年 間 支 出 は 約 651 万 円 で 黒 字 でした 財 政 とは 何 でしょうか? 新 聞 やテレビで 財 政 難 行 財 政 改 革 といった 単 語 などで 近 年 耳 にする 機 会 の 多 くなった 言 葉 です し かし その 内 容 は? と 聞 かれたら 何 となくイメージは 湧 くものの 上 手 く 説 明 するのが 難 しい 言 葉 ではないで しょうか? 財 政 とは 国 や 地 方 公 共 団 体 が 行 政 活 動 や 公 共 政 策 の 遂 行 のため に 行 う 資 金 の 調 達 管 理 支 出 などの 経 済 活 動 です つまり 市 の 財 政 とは 市 が 行 う 経 済 活 動 を 意 味 します 身 近 な 経 済 活 動 として 皆 様 にとってぐっと 馴 染 みのある 言 葉 は 家 計 ではないでしょうか? そこで 財 政 を 更 に 身 近 に 感 じていただくために 西 東 京 市 の 平 成 25 年 度 決 算 額 を 1 万 分 の1に 縮 小 して 家 計 に 置 き 換 えてみます 市 の 財 政 と 家 庭 の 家 計 では 仕 組 みが 異 なる 部 分 もありますが これで 大 体 のイメージをつかんでみてください < 平 成 25 年 度 の 西 東 京 市 の 家 計 状 況 > - 表 中 の 印 は 市 の 歳 入 歳 出 に 置 き 換 えた 時 の 項 目 です - ( 上 段 ; 年 額 下 段 ; 月 額 ) 収 入 668 万 円 656 万 円 12 万 円 基 本 的 収 入 その 他 の 収 入 平 成 25 年 度 平 成 24 年 度 増 減 額 小 計 6 万 円 589 万 円 11 万 円 自 分 の 給 料 36 万 円 33 万 円 3 万 円 市 税 (255, 円 ) (252,5 円 ) ( 2,5 円 ) 家 族 の 給 料 など 37 万 円 35 万 円 2 万 円 自 主 財 源 ( 市 税 基 金 繰 入 金 を 除 いたもの) (3,833 円 ) (29,167 円 ) ( 1,666 円 ) 実 家 からの 仕 送 額 257 万 円 251 万 円 6 万 円 依 存 財 源 ( 市 債 を 除 いたもの) (214,167 円 ) (29,167 円 ) ( 5, 円 ) 小 計 68 万 円 67 万 円 1 万 円 住 宅 ローンなどの 借 入 額 市 債 51 万 円 51 万 円 万 円 貯 金 を 下 ろした 額 基 金 繰 入 金 17 万 円 16 万 円 1 万 円 支 出 651 万 円 642 万 円 9 万 円 食 費 13 万 円 12 万 円 1 万 円 人 件 費 (85,833 円 ) (85, 円 ) ( 833 円 ) 医 療 費 教 育 費 173 万 円 166 万 円 7 万 円 扶 助 費 (144,167 円 ) (138,333 円 ) ( 5,834 円 ) 住 宅 ローンなどの 返 済 額 67 万 円 62 万 円 5 万 円 公 債 費 (55,833 円 ) (51,667 円 ) ( 4,166 円 ) その 他 生 活 費 ( 光 熱 水 費 税 金 など) 174 万 円 174 万 円 万 円 物 件 費 補 助 費 等 など (145, 円 ) (145, 円 ) ( 円 ) 子 どもへの 仕 送 り 額 77 万 円 77 万 円 万 円 繰 出 金 (64,167 円 ) (64,167 円 ) ( 円 ) 貯 金 額 14 万 円 1 万 円 4 万 円 積 立 金 (11,667 円 ) (8,333 円 ) ( 3,334 円 ) 住 宅 リフォームや 車 などの 購 入 費 用 投 資 的 経 費 44 万 円 51 万 円 7 万 円 現 在 の 貯 金 残 高 ( 自 分 の 給 料 と 家 族 の 給 料 などの 総 額 の 約 4 分 の1) 89 万 円 87 万 円 2 万 円 現 在 のローン 残 高 ( 自 分 の 給 料 と 家 族 の 給 料 などの 総 額 の 約 1.6 倍 ) 559 万 円 569 万 円 1 万 円 - 1 -
西 東 京 市 の 家 計 状 況 収 入 自 分 の 給 料 36 万 円 45.8% 家 族 の 給 料 など 37 万 円 5.5% 実 家 からの 仕 送 額 257 万 円 38.5% 住 宅 ローン などの 借 入 額 51 万 円 7.6% 貯 金 を 下 ろした 額 17 万 円 2.5% 1 2 3 4 5 6 7 支 出 食 費 13 万 円 15.8% 医 療 費 教 育 費 173 万 円 26.5% 住 宅 ローン などの 返 済 額 67 万 円 1.3% その 他 生 活 費 ( 光 熱 水 費 税 金 など) 174 万 円 26.7% 子 ども への 仕 送 り 額 77 万 円 11.8% 貯 金 額 14 万 円 2.1% 住 宅 リフォームや 車 などの 購 入 費 用 44 万 円 6.7% 1 2 3 4 5 6 7 万 円 西 東 京 市 の 家 計 の 状 況 を 見 てみましょう まず 収 入 では 自 力 で 得 ることができる 自 分 の 給 料 と 家 族 の 給 料 などで 収 入 全 体 のおよそ 半 分 となっていま す 一 方 で 実 家 からの 仕 送 り 額 は 全 体 のおよそ3 分 の1を 占 めています この 実 家 からの 仕 送 りは 国 や 東 京 都 か らの 補 助 金 などが 含 まれますので 額 の 大 小 こそありますが 西 東 京 市 に 限 らず どの 市 区 町 村 も 例 外 なく 受 け ています 次 に 支 出 を 見 てみます 日 常 生 活 を 送 る 上 で 欠 かすことのできない 食 費 医 療 費 教 育 費 住 宅 ローンなどの 返 済 額 が 支 出 全 体 の 半 分 以 上 を 占 めています これは 財 政 では 任 意 に 金 額 を 変 えることが 難 しい 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 (これら を 合 わせて 義 務 的 経 費 といいます )に 当 たります さらに 光 熱 水 費 などのその 他 生 活 費 を 加 えると 支 出 全 体 のおよそ5 分 の4になります 子 どもへの 仕 送 り 額 は 財 政 における 一 般 会 計 から 特 別 会 計 への 繰 出 金 になります 親 世 帯 から 独 立 した 子 どもは 基 本 的 には 生 計 は 別 となり 自 立 した 独 立 の 家 計 になります しかし 子 どもが 自 分 で 全 ての 生 活 費 などを 賄 えればいいのですが そうでない 場 合 には 親 の 援 助 が 必 要 となる 場 合 があります 住 宅 のリフォームや 車 などの 購 入 費 用 は 財 政 でいう 普 通 建 設 事 業 費 などの 投 資 的 経 費 になります まとまった 額 の 支 出 が 必 要 になるので 貯 金 を 下 ろしたり( 基 金 繰 入 金 ) 住 宅 ローン( 市 債 )を 組 むことになりま す ローンを 組 む 場 合 は 多 く 借 りてしまうと 先 々の 返 済 額 が 大 きくなり 生 活 が 圧 迫 されてしまうので 借 入 額 と 返 済 額 のバランスを 上 手 に 取 らなければなりません そのため 家 計 が 苦 しいときには 大 きな 買 い 物 を 控 えるよう に 一 般 的 には 財 政 状 況 が 厳 しい 時 には 普 通 建 設 事 業 費 は 減 少 します 貯 金 は 財 政 でいう 積 立 金 になります 例 えば 子 どもの 就 学 費 用 に 充 てるために 貯 金 をする 旅 行 に 行 くために 貯 金 をする ボーナスが 多 く 入 ったの で 貯 金 をするというように 貯 金 には 目 的 や 理 由 があります 財 政 も 同 じで 目 的 ごとに 基 金 を 設 けて 積 立 てをしています 一 方 では 貯 金 をしながら 一 方 では 貯 金 を 下 ろ しているのはそのためです また 積 み 立 てるお 金 も 前 年 度 の 黒 字 の 半 分 や 土 地 を 売 却 したお 金 など 一 時 的 な 収 入 を 中 心 に 積 み 立 てしています なお 生 活 費 が 足 りなくて 貯 金 を 下 ろすのと 目 的 を 実 現 する 時 期 が 来 たので 貯 金 を 下 ろすのとでは 少 し 意 味 合 いが 違 います 貯 金 を 下 ろした 金 額 だけでなく その 内 容 にも 着 目 しなければなりません 本 編 では 西 東 京 市 の 財 政 について 平 成 25 年 度 決 算 をもとに 過 去 との 比 較 を 交 えながら 具 体 的 に 説 明 し ていきます - 2 -
1 決 算 の 総 括 歳 入 決 算 額 歳 出 決 算 額 ともに 前 年 度 を 上 回 る 実 質 収 支 は 合 併 後 2 番 目 に 高 い 水 準 を 更 新 歳 入 歳 出 ともに 増 加 しました 平 成 25 年 度 の 普 通 会 計 決 算 は 歳 入 面 では 合 併 算 定 替 の 縮 減 などにより 地 方 交 付 税 が 減 となったものの 固 定 資 産 税 が 増 となり 市 税 全 体 では 引 き 続 き3 億 円 台 を 維 持 しつつ 前 年 度 を 上 回 る 額 となったことや 国 庫 支 出 金 都 支 出 金 が 増 となったことなどから 667 億 7,6 万 円 ( 対 前 年 度 比 11 億 5,8 万 円 1.8% 増 )となりま した 一 方 歳 出 面 では 道 路 整 備 事 業 において 用 地 取 得 費 が 減 となり 普 通 建 設 事 業 費 が 減 少 したものの 扶 助 費 や 公 債 費 が 依 然 として 増 加 していること また 前 年 度 の 決 算 剰 余 金 を 原 資 とした 基 金 積 立 金 が 増 加 したこと などから 65 億 8,4 万 円 ( 対 前 年 度 比 8 億 5,2 万 円 1.3% 増 )となりました ( 単 位 : 百 万 円 %) ( 単 位 : 千 円 %) 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 25 年 度 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 西 東 京 市 都 内 類 団 関 東 類 団 歳 入 決 算 額 歳 出 決 算 額 形 式 収 支 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 実 質 収 支 単 年 度 収 支 積 立 金 繰 上 償 還 額 積 立 金 取 崩 額 55,456 55,526 6,595 58,674 63,124 64,889 68,44 67,944 65,618 66,776 337.8 347.9 323.6 54,413 54,262 59,27 57,474 58,838 63,644 66,534 66,674 64,232 65,84 329.2 335.8 39.6 1,43 1,264 1,325 1,2 4,286 1,245 1,511 1,271 1,386 1,692 8.6 12. 14. 19 36 5 3,13 231 363 299 1 184.9.8 1.9 1,24 94 1,325 1,196 1,156 1,14 1,148 971 1,376 1,58 7.6 11.3 12.2 2 12 421 129 4 142 134 177 44 132.7 2.2 1.8 673 76 957 666 1,285 893 1,275 592 622 96 4.6 4. 3.7 - - - 35 38 - - - - - -.1.1 1,5 958 8 1,1 9 1,3 5 7 74 9 4.6 4.1 4.3 実 質 単 年 度 収 支 825 317 577 528 383 548 99 285 322 138.7 2.2 1.3 実 質 収 支 比 率 3.3 2.8 4. 3.4 3.2 2.8 3.1 2.5 3.5 3.9 3.9 6. 6.7 実 質 収 支 比 率 についての 他 団 体 との 比 較 は 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 ではなく 類 似 団 体 の 決 算 額 の 加 重 平 均 により 算 出 したものです 実 質 収 支 は 合 併 後 2 番 目 に 高 い 水 準 を 更 新 しました 実 質 収 支 は15 億 8 万 円 ( 対 前 年 度 比 1 億 3,2 万 円 9.6% 増 )で 過 去 1 年 間 では 最 高 額 を 更 新 し 合 併 当 初 の 平 成 13 年 度 に 次 ぐ 額 となりました ただし 実 質 収 支 には 前 年 度 に 国 や 東 京 都 から 多 く 交 付 された 補 助 金 などで 翌 年 度 に 返 還 しなければならない 金 額 が 含 まれていますが 平 成 25 年 度 はその 額 が3 億 円 程 度 の 大 きな 額 となっています なお 平 成 25 年 度 も 引 き 続 き 形 式 収 支 実 質 収 支 単 年 度 収 支 及 び 実 質 単 年 度 収 支 のいずれも 黒 字 となりました 実 質 収 支 比 率 は3.9%に 上 昇 しました 実 質 収 支 比 率 は 経 常 的 な 一 般 財 源 を 基 本 とした 場 合 の 標 準 的 な 財 政 規 模 ( 標 準 財 政 規 模 )に 対 する 実 質 収 支 額 の 割 合 で 一 般 的 にはおおむね3%から5% 程 度 が 適 当 であるとされています 合 併 以 降 は おおむね 適 正 な 水 準 で 推 移 してきました 平 成 25 年 度 は.4ポイント 増 加 し 3.9%となりました - 3 -
億 円 8 7 6 5 4 3 2 1 歳 入 歳 出 決 算 額 及 び 実 質 収 支 比 率 の 推 移 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 歳 入 決 算 額 歳 出 決 算 額 実 質 収 支 比 率 % 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1.. ~ちょっとブレイク~ いろいろな 収 支 があるけど 何 が 違 うの? 単 純 にその 年 度 の 歳 入 決 算 額 から 歳 出 決 算 額 を 引 いた 額 が 形 式 収 支 となります この 形 式 収 支 中 には 年 度 内 に 終 了 しなかった 事 業 の 翌 年 度 に 支 出 する 額 ( 繰 り 越 すべき 財 源 )が 含 まれています こ の 繰 り 越 すべき 財 源 は 翌 年 度 に 必 ず 支 出 することが 決 まっているの で その 分 を 形 式 収 支 から 引 くと 今 年 度 の 実 質 的 な 収 支 となる 実 質 収 支 になります この 実 質 収 支 がその 年 度 の 黒 字 赤 字 を 見 るときに 大 切 になります なお 西 東 京 市 の 実 質 収 支 は 毎 年 度 黒 字 です さらに 今 年 度 の 実 質 収 支 には 繰 越 金 の 一 部 として 歳 入 され た 前 年 度 の 実 質 収 支 が 含 まれていますので その 分 を 引 いた 後 の 額 を 単 年 度 収 支 といい その 年 度 内 の 歳 入 と 歳 出 だけの 収 支 を 表 しています そして 単 年 度 収 支 から ローンなどの 繰 上 返 済 ( 繰 上 償 還 額 ) 貯 金 ( 基 金 積 立 額 )や 貯 金 の 引 き 落 とし( 基 金 取 崩 額 )など 後 年 度 の 財 政 運 営 に 影 響 のある 要 素 を 除 いた 純 粋 にその 年 度 内 の 歳 入 と 歳 出 だけの 収 支 を 実 質 単 年 度 収 支 といいます ( 単 位 : 百 万 円 ) 歳 入 決 算 額 66,776 今 年 度 の 収 入 額 基 金 取 崩 額 9 前 年 度 の 実 質 収 支 1,376 今 年 度 から 翌 年 度 に 繰 り 越 すべき 財 源 184 歳 出 決 算 額 65,84 今 年 度 の 支 出 額 繰 上 償 還 額 基 金 積 立 額 96 数 値 は 左 ページの 表 中 の 額 を 使 用 して います 図 は いろいろな 収 支 を 分 かり 易 くイ メージにしたものですので 実 際 の 数 値 と イラストの 大 きさなどは 合 致 していません 形 式 収 支 1,692 実 質 収 支 1,58 単 年 度 収 支 132 実 質 単 年 度 収 支 138-4 -
2 歳 入 市 税 国 庫 支 出 金 都 支 出 金 などの 増 により 歳 入 総 額 が 前 年 度 を 上 回 る 市 が 行 政 サービスを 行 うための 財 源 となる 歳 入 には 様 々なものがあります その 中 でも 市 税 地 方 交 付 税 国 庫 支 出 金 及 び 都 支 出 金 の 歳 入 に 占 める 割 合 は 特 に 高 く 市 にとって 主 要 な 財 源 であることが 分 かります 平 成 25 年 度 決 算 における 歳 入 の 内 訳 ( 単 位 : 百 万 円 ) 市 債 7.6% その 他 9.7% 繰 入 金 3.1% 依 存 財 源 3,739 46.% 自 主 財 源 36,37 54.% 都 支 出 金 12.1% 市 税 45.8% 国 庫 支 出 金 15.% 地 方 交 付 税 6.7% 特 定 財 源 21,465 32.1% 一 般 財 源 45,311 67.9% その 他 の 内 訳 は 地 方 譲 与 税 利 子 割 交 付 金 配 当 割 交 付 金 株 式 等 譲 渡 所 得 割 交 付 金 地 方 消 費 税 交 付 金 自 動 車 取 得 税 交 付 金 地 方 特 例 交 付 金 交 通 安 全 対 策 特 別 交 付 金 分 担 金 及 び 負 担 金 使 用 料 及 び 手 数 料 財 産 収 入 寄 附 金 繰 越 金 諸 収 入 です 市 税 が 西 東 京 市 の 基 幹 的 な 歳 入 です グラフを 見 て 分 かるとおり 歳 入 の 中 で 最 も 多 くの 割 合 を 占 めるのが 市 税 です 次 いで 国 庫 支 出 金 都 支 出 金 市 債 地 方 交 付 税 と 続 きます なかでも 市 税 は 歳 入 の4 割 を 超 える 市 の 基 幹 的 な 歳 入 となっています そのため 市 税 収 入 の 動 向 が 歳 入 面 における 市 の 財 政 状 況 を 大 きく 左 右 することになります そのほか 特 徴 的 な 点 として 西 東 京 市 は 合 併 により 誕 生 した 市 であることから 地 方 交 付 税 に 通 常 の 団 体 に はない 特 別 の 上 乗 せ 措 置 が 講 じられていることなどが 挙 げられます 自 主 財 源 一 般 財 源 の 割 合 が 重 要 です 歳 入 については 市 が 自 らの 権 限 で 収 入 することができるかどうか という 視 点 で 自 主 財 源 と 依 存 財 源 に また 財 源 の 使 い 道 が 特 定 されているかどうか という 視 点 で 一 般 財 源 と 特 定 財 源 に 分 けることができます 市 の 財 政 運 営 の 自 立 性 と 柔 軟 性 を 確 保 するためには 自 らの 権 限 で 収 入 することができる 自 主 財 源 使 い 道 が 特 定 されていない 一 般 財 源 それぞれの 割 合 が 高 いことが 必 要 です 市 税 は 歳 入 に 占 める 割 合 が 最 も 大 きいうえ そのどちらにも 関 係 していることから この 点 においても 最 も 重 要 で 貴 重 な 歳 入 といえます - 5 -
自 一 主 般 ( 単 位 : 百 万 円 %) ( 単 位 : 千 円 %) 25 年 度 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 都 内 類 団 関 東 類 団 市 税 26,84 27,355 28,288 3,489 3,833 29,682 29,725 3,18 3,294 3,565 154.6 17.2 161.8 地 方 譲 与 税 639 961 1,392 345 333 36 3 32 285 272 1.4 1.6 1.9 税 連 動 交 付 金 2,65 2,636 2,787 2,841 2,459 2,319 2,35 2,278 2,295 2,62 13.2 14.5 12.7 地 方 特 例 交 付 金 1,158 1,184 93 183 414 368 328 363 177 165.8.8.8 地 方 交 付 税 2,581 2,391 2,643 2,496 2,533 2,689 4,685 5,32 5,15 4,476 22.6 7.5 1.9 交 通 安 全 対 策 特 別 交 付 金 29 29 3 3 26 26 25 23 22 22.1.1.1 分 担 金 及 び 負 担 金 223 238 252 26 38 326 258 316 371 397 2. 2.6 2.4 使 用 料 52 56 589 617 544 548 55 563 556 565 2.9 4. 4.9 手 数 料 135 14 129 416 616 584 473 414 413 419 2.1 3.5 2.9 国 庫 支 出 金 5,449 5,1 4,781 4,67 8,498 6,88 8,747 9,416 9,574 1,16 5.7 56.4 49.6 都 支 出 金 5,599 5,794 6,243 6,971 6,499 6,577 7,16 7,217 7,685 8,82 4.9 43.8 27. 財 産 収 入 99 392 1,672 48 448 539 796 273 363 225 1.1 1.4 2.3 寄 附 金 1 1 1 1 59 52 23 7 38 2..7.6 繰 入 金 2,634 2,778 2,844 4,117 3,259 3,31 2,59 3,27 1,764 2,8 1.5 9.5 7.7 繰 越 金 1,36 1,43 1,264 1,325 1,2 4,286 1,245 1,511 1,271 1,386 7. 9.6 1.8 諸 収 入 398 339 875 417 449 449 425 917 355 432 2.2 3.4 6.7 市 債 5,465 4,585 5,92 3,152 4,574 6,299 8,718 5,889 5,138 5,71 25.7 17.9 2.1 合 計 55,456 55,526 6,595 58,674 63,124 64,889 68,44 67,944 65,618 66,776 337.8 347.9 323.6 自 主 財 源 比 率 57.3 59. 58.3 64.6 59.6 6.6 52.4 54.4 53.9 54. 54. 58.9 61.9 一 般 財 源 比 率 73.1 73. 71. 72.1 67.1 67.3 66.9 67.5 68.5 67.9 67.9 63.9 67.3 自 主 欄 の はその 科 目 が 主 に 自 主 財 源 で はその 科 目 が 自 主 財 源 と 依 存 財 源 の 両 方 で 構 成 されていることをそれぞ れ 示 しています また 一 般 欄 の はその 科 目 が 主 に 一 般 財 源 で はその 科 目 が 一 般 財 源 と 特 定 財 源 の 両 方 で 構 成 さ れていることをそれぞれ 示 しています 税 連 動 交 付 金 の 内 訳 は 利 子 割 交 付 金 配 当 割 交 付 金 株 式 等 譲 渡 所 得 割 交 付 金 地 方 消 費 税 交 付 金 自 動 車 取 得 税 交 付 金 で す 自 主 財 源 比 率 及 び 一 般 財 源 比 率 についての 他 団 体 との 比 較 は 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 ではなく 類 似 団 体 の 決 算 額 の 加 重 平 均 によ り 算 出 したものです 歳 入 決 算 額 は 前 年 度 を 上 回 りました 平 成 25 年 度 の 歳 入 決 算 額 は 667 億 7,6 万 円 で 前 年 度 比 11 億 5,8 万 円 1.8%の 増 となりました 主 要 な 項 目 ごとに 見 てみると まず 基 幹 的 収 入 である 市 税 は 35 億 6,5 万 円 となり 3 億 円 台 を 確 保 し ながら 増 となりました 国 庫 支 出 金 と 都 支 出 金 は 依 存 財 源 特 定 財 源 の 代 表 的 なものですが それぞれ 交 付 の 対 象 となる 扶 助 費 などの 歳 出 の 動 向 にあわせて 増 加 傾 向 が 続 いており 国 庫 支 出 金 は1 億 1,6 万 円 で 前 年 度 比 4 億 4,2 万 円 4.6% 増 都 支 出 金 は8 億 8,2 万 円 で 前 年 度 比 3 億 9,7 万 円 5.2% 増 となりました 繰 入 金 は 2 億 8, 万 円 で 前 年 度 比 3 億 1,6 万 円 17.9%の 大 幅 増 となりました 繰 入 金 は 特 別 会 計 ( 公 営 事 業 会 計 )からの 繰 入 金 と 基 金 (いわゆる 貯 金 )からの 繰 入 金 とに 大 別 できますが 平 成 25 年 度 は 中 小 企 業 従 業 員 退 職 金 等 共 済 制 度 の 終 了 に 伴 う 退 職 一 時 金 などの 支 払 いのため 中 小 企 業 従 業 員 退 職 金 等 共 済 基 金 全 額 を 取 り 崩 したことなどにより 基 金 繰 入 金 が 増 加 したことが 影 響 しています 市 債 は 5 億 7,1 万 円 で 前 年 度 比 6,7 万 円 1.3%の 減 となっています これは 借 入 れの 対 象 となる 普 通 建 設 事 業 費 が 減 少 したことが 主 な 要 因 となっています 地 方 交 付 税 は 合 併 算 定 替 による 増 加 額 の 縮 減 の 影 響 により 44 億 7,6 万 円 で 前 年 度 比 5 億 3,9 万 円 1.7% 減 となりました 自 主 財 源 比 率 は 微 増 一 般 財 源 比 率 は 減 となりました 自 主 財 源 比 率 とは 歳 入 に 占 める 自 主 財 源 の 割 合 です 平 成 25 年 度 は 54.%で 前 年 度 比.1ポイント 増 と なりました その 主 な 要 因 は 自 主 財 源 である 市 税 が 増 加 したことなどがあげられます 一 般 財 源 比 率 とは 歳 入 に 占 める 一 般 財 源 の 割 合 です 平 成 25 年 度 は 67.9%で 前 年 度 比.6ポイント 減 と なりました これは 市 税 が 増 加 したことなどにより 一 般 財 源 自 体 が 増 加 したものの 国 庫 支 出 金 都 支 出 金 な どの 増 により 特 定 財 源 が 一 般 財 源 以 上 に 増 加 したことが 要 因 です - 6 -
3 市 税 収 入 額 は3 年 連 続 で3 億 円 台 を 確 保 しつつ 増 加 徴 収 率 は 合 併 後 最 高 を 更 新 市 税 は 地 方 公 共 団 体 の 行 政 運 営 に 要 する 一 般 的 な 経 費 を 賄 うために 法 律 や 市 条 例 の 定 めるところにより 地 域 内 の 住 民 企 業 などから 納 めていただく 税 金 です 地 方 公 共 団 体 の 政 策 に 係 る 経 費 は その 地 方 公 共 団 体 の 財 源 で 賄 うことが 原 則 であり 市 税 はその 中 心 となるものです ( 単 位 : 百 万 円 %) ( 単 位 : 千 円 %) 25 年 度 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 都 内 類 団 関 東 類 団 個 人 市 民 税 11,561 12,53 13,46 14,787 14,982 14,62 13,949 13,889 14,137 14,219 71.9 7.7 67. 決 法 人 市 民 税 1,582 1,456 1,719 2,46 2,152 1,44 1,55 1,684 1,856 1,648 8.3 13.5 12.7 固 定 資 産 税 1,516 1,67 1,316 1,43 1,487 1,812 11,1 11,17 1,795 11,52 55.9 65.6 62.8 算 軽 自 動 車 税 市 た ば こ 税 額 都 市 計 画 税 合 徴 収 率 64 67 7 73 75 76 77 78 79 81.4.6.8 928 897 912 899 876 836 87 96 955 1,5 5.3 6.1 6.5 2,189 2,211 2,224 2,254 2,262 2,294 2,324 2,391 2,472 2,515 12.7 12.5 1.8 計 26,84 27,355 28,288 3,489 3,833 29,682 29,725 3,18 3,294 3,565 154.6 17.2 161.8 93.4 94.1 94.8 95.1 95.7 95.2 95.3 95.8 96.1 96.4 96.4 96.2 94.7 数 値 は 現 年 課 税 分 と 滞 納 繰 越 分 ( 課 税 年 度 の 属 する 歳 入 年 度 内 に 納 付 されなかった 市 税 )の 合 算 額 です 徴 収 率 についての 他 団 体 との 比 較 は 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 ではなく 類 似 団 体 の 決 算 額 の 加 重 平 均 により 算 出 したものです 類 似 団 体 の 中 には 西 東 京 市 において 歳 入 実 績 のない 税 目 があるため 合 計 額 と 内 訳 は 合 致 しません 個 人 市 民 税 と 固 定 資 産 税 で 市 税 収 入 全 体 の8 割 を 占 めています 市 税 は 歳 入 に 占 める 割 合 が 最 も 大 きく かつ 全 額 が 一 般 財 源 であることからも 最 も 重 要 で 貴 重 な 歳 入 とい えます その 内 訳 を 見 てみると 個 人 市 民 税 が 最 も 大 きく 次 いで 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 法 人 市 民 税 と 続 きます なかでも 個 人 市 民 税 と 固 定 資 産 税 が 全 体 の 約 8 割 を 占 めるのに 対 して 法 人 市 民 税 が1 割 に 満 たない ことが 特 徴 として 挙 げられます 景 気 が 回 復 基 調 にあるものの 市 税 の 確 保 は 引 き 続 き 厳 しい 状 況 です 平 成 25 年 度 の 市 税 収 入 は35 億 6,5 万 円 で 前 年 度 比 2 億 7,1 万 円.9%の 増 となり 3 年 連 続 で3 億 円 台 を 確 保 しつつ 増 加 しました 税 目 ごとに 見 てみると 個 人 市 民 税 については 営 業 及 び 分 離 課 税 に 係 る 所 得 の 増 加 により8,2 万 円.6%の 増 となりましたが 納 税 義 務 者 の 多 い 給 与 所 得 は 依 然 として 低 迷 しており 景 気 回 復 の 傾 向 が 見 られる 中 で 引 き 続 き 厳 しい 状 況 にあります 一 方 法 人 市 民 税 については 企 業 の 業 績 が 回 復 傾 向 にある 中 で 法 人 税 額 の 税 率 が 一 般 法 人 で3%から25.5%に 引 下 げられたことにより 2 億 8 万 円 11.2%の 大 幅 な 減 となりま した また 固 定 資 産 税 については 地 価 の 下 落 傾 向 に 歯 止 めがかかり 始 めたことや 新 築 家 屋 の 増 などにより 2 億 5,7 万 円 2.4%の 増 となりました その 他 の 税 目 を 見 てみると 市 たばこ 税 については 法 人 税 の 引 下 げによる 都 道 府 県 と 市 町 村 の 税 減 収 を 調 整 するため 市 の 減 収 分 を 補 うかたちで 都 たばこ 税 の 一 部 が 移 譲 されたことにより 9,5 万 円 9.9% 増 となりま した 西 東 京 市 では 市 税 の 現 状 について 市 民 の 皆 様 に 知 っていただくために 市 税 白 書 を 作 成 しています 市 税 は 財 政 とは 切 り 離 せない 重 要 なものです 市 税 白 書 では 各 税 目 ごとの 課 税 額 納 税 義 務 者 数 の 推 移 や インターネット 公 売 といった 徴 収 率 向 上 に 向 けた 取 組 の 紹 介 など より 詳 細 なデータを 掲 載 しています 市 の ホームページ 上 でダウンロードすることもできますので 是 非 ご 活 用 ください - 7 -
億 円 35 市 税 決 算 額 及 び 徴 収 率 の 推 移 徴 収 率 は 過 去 最 高 を 更 新 し 96.4%に % 97. 3 96. 25 2 景 気 低 迷 に より 大 幅 に 減 95. 94. 15 93. 1 5 税 制 改 正 などにより 増 税 率 改 正 により 減 92. 91. 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 9. 個 人 市 民 税 法 人 市 民 税 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 軽 自 動 車 税 市 たばこ 税 徴 収 率 過 去 1 年 間 の 推 移 は 過 去 1 年 間 の 推 移 を 見 てみると まず 個 人 市 民 税 は 平 成 18 年 度 から 平 成 2 年 度 にかけて 老 年 者 控 除 の 廃 止 や 所 得 税 ( 国 税 )からの 税 源 移 譲 などといった 税 制 改 正 の 影 響 もあって 増 加 しました その 後 は 個 人 所 得 の 低 迷 による 影 響 を 受 け 減 少 を 続 けていましたが 平 成 24 年 度 から2 年 連 続 で 増 加 しました しかし 前 述 した とおり 給 与 所 得 の 低 迷 が 続 いていることに 注 意 が 必 要 です 法 人 市 民 税 は 特 に 景 気 等 に 大 きく 左 右 されるという 特 徴 があり 近 年 では 平 成 21 年 度 に 大 きく 落 ち 込 みまし た その 後 徐 々に 回 復 してきていましたが 税 率 改 正 の 影 響 で 平 成 25 年 度 は 減 少 しました 固 定 資 産 税 は 土 地 や 家 屋 などの 固 定 資 産 を 所 有 している 人 に 対 して 課 税 される 税 です そのため 景 気 な どに 左 右 されることのない 比 較 的 安 定 した 財 源 とされていますが 3 年 ごとに 行 われる 土 地 と 家 屋 の 評 価 替 えの 年 度 では 大 きな 増 減 が 見 られます 平 成 18 年 度 平 成 21 年 度 平 成 24 年 度 は この 評 価 替 えが 行 われた 年 度 で 大 きな 増 減 があり 平 成 25 年 度 は 新 築 家 屋 の 増 などにより 増 加 しました 都 市 計 画 税 は 都 市 計 画 事 業 を 行 うために 課 税 される 目 的 税 であり 地 方 税 法 で 定 められた 制 限 税 率 (.3%)の 範 囲 内 で 地 域 の 実 情 に 応 じて 条 例 で 定 めています 都 市 計 画 事 業 の 需 要 を 踏 まえ 3 年 ごとに 税 率 の 見 直 しを 検 討 しますが 平 成 24 年 度 は 税 率 改 正 の 影 響 で 増 加 し 平 成 25 年 度 は 新 築 家 屋 の 増 により 増 加 しました 徴 収 率 は 合 併 後 最 高 を 更 新 しました 徴 収 率 は 平 成 21 年 度 を 除 き 毎 年 度 上 昇 傾 向 にあります 平 成 25 年 度 も 前 年 度 比.3ポイント 増 の96.4% となり 合 併 後 最 高 を 更 新 しました この 間 西 東 京 市 では 高 額 滞 納 者 の 整 理 を 含 む 滞 納 整 理 を 強 化 してきま した こうした 効 果 もあって 徴 収 率 が 向 上 してきたことに 加 え 滞 納 額 そのものも 圧 縮 されてきています ~ちょっとブレイク~ もしも 徴 収 率 が1%だったら?! ~ 徴 収 率.1ポイントがいかに 大 きいか~ 平 成 25 年 度 の 市 税 徴 収 率 は 96.4%でした さて この 徴 収 率 がもしも1%だったとしたら いくらぐらいの 違 いになるの でしょうか? 平 成 25 年 度 の 市 税 収 入 実 績 額 は 35 億 6,5 万 円 でした しかし 課 税 額 は 316 億 9,7 万 円 でしたので 徴 収 率 が1%だと 仮 定 すると 収 入 が11 億 3,2 万 円 も 増 えることになります これを 徴 収 率.1ポイントあたりに 換 算 する と3,17 万 円 にもなります 表 には 載 っていませんが 1 年 前 の 平 成 15 年 度 の 徴 収 率 は91.4%でしたので 平 成 25 年 度 には そこから5.ポイントも 増 加 しています もしも いまだに91.4%だったと 仮 定 した 場 合 と 比 較 す ると その 差 は15 億 8,5 万 円 にもなります このように 徴 収 率 アップの 努 力 を 積 み 重 ね 着 実 に 徴 収 率 を 上 げていくことは 非 常 に 大 きな 影 響 額 として 表 れてくるのです - 8 -
4 地 方 交 付 税 合 併 算 定 替 による 増 加 額 が5 割 に 縮 減 普 通 交 付 税 は2 年 連 続 減 少 地 方 交 付 税 の 目 的 は 地 域 間 の 財 源 の 不 均 衡 を 調 整 して 均 衡 化 し すべての 地 方 公 共 団 体 が 一 定 水 準 の 行 政 サービスを 提 供 できるように 国 が 財 源 を 保 障 することです 地 方 交 付 税 には 普 通 交 付 税 と 特 別 交 付 税 の2 種 類 があります 普 通 交 付 税 交 付 税 総 額 の94%を 財 源 標 準 的 に 算 定 された 財 源 不 足 に 対 して 交 付 されます 普 通 交 付 税 は 地 方 公 共 団 体 ごとに その 自 然 的 地 理 的 社 会 的 条 件 において 標 準 的 に 行 われる 行 政 経 費 ( 基 準 財 政 需 要 額 )と 標 準 的 な 一 般 財 源 として 収 入 される 経 費 ( 基 準 財 政 収 入 額 )を 一 定 の 基 準 で 算 出 し 基 準 財 政 需 要 額 が 基 準 財 政 収 入 額 を 超 える 地 方 公 共 団 体 に 対 して その 差 額 ( 財 源 不 足 額 )が 交 付 されます 算 定 の 結 果 基 準 財 政 収 入 額 が 基 準 財 政 需 要 額 を 上 回 る 地 方 公 共 団 体 が 不 交 付 団 体 です ちなみに 平 成 25 年 度 における 都 内 26 市 の 算 定 結 果 は 交 付 団 体 が2 市 不 交 付 団 体 が6 市 で 西 東 京 市 は 交 付 団 体 でした 地 方 交 付 税 普 通 交 付 税 特 別 交 付 税 ( 単 位 : 百 万 円 ) ( 単 位 : 千 円 ) 25 年 度 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 都 内 類 団 関 東 類 団 臨 時 財 政 対 策 債 2,73 2,76 1,964 平 成 23 年 度 からの 特 別 交 付 税 には 震 災 復 興 特 別 交 付 税 が 含 まれています 各 年 度 の 財 政 力 指 数 は 当 該 年 度 を 含 めた 直 近 3ヶ 年 の 平 均 です また 西 東 京 市 における 指 数 は 一 本 算 定 によるものです 各 年 度 の 臨 時 財 政 対 策 債 は 発 行 可 能 額 であり 実 際 の 発 行 額 (P13 5 市 債 を 参 照 )とは 額 が 異 なる 年 度 があります 財 政 力 指 数 についての 他 団 体 との 比 較 は 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 ではなく 類 似 団 体 の 加 重 平 均 により 算 出 したものです 普 通 交 付 税 額 は 前 年 度 に 引 き 続 き 減 となりました 平 成 25 年 度 の 普 通 交 付 税 は 4 億 4,5 万 円 で 前 年 度 比 5 億 4,5 万 円 11.9% 減 となりました 基 準 財 政 需 要 額 は 保 健 衛 生 費 や 公 債 費 は 増 加 したものの 国 に 準 じた 公 務 員 の 給 与 削 減 などがあったた め 全 体 では 前 年 度 比 1.1%の 減 少 となりました 一 方 で 基 準 財 政 収 入 額 は 市 税 の 伸 びなどにより 全 体 で 前 年 度 比 1.%の 増 加 となりました また 合 併 算 定 替 による 増 加 額 の 段 階 的 な 縮 減 もあったため 交 付 額 は 減 少 しま した 2,581 2,124 457 合 計 5,285 2,391 1,992 399 4,468 2,643 2,268 4,67 4,278 財 政 力 指 数.932.952.968.969.969.968.936.92 平 成 25 年 度 の 住 民 1 人 当 たりの 決 算 額 を 類 似 団 体 と 比 較 してみると 臨 時 財 政 対 策 債 を 含 めた 西 東 京 市 の 地 方 交 付 税 は 都 内 類 似 団 体 の 約 2.8 倍 普 通 交 付 税 のみでは 約 3. 倍 となっています そこには 西 東 京 市 を 含 む 都 内 類 似 団 体 1 市 のうち 4 市 は 普 通 交 付 税 の 不 交 付 団 体 という 背 景 があります 過 去 1 年 の 間 に 大 幅 な 増 減 がありました 2,496 2,533 2,689 2,128 2,14 2,288 3,663 3,688 過 去 1 年 間 の 交 付 額 の 推 移 を 見 ると 平 成 16 年 度 の 普 通 交 付 税 において 三 位 一 体 の 改 革 の 影 響 などによ り 大 幅 な 減 少 となりましたが その 後 平 成 22 年 度 には 基 準 財 政 収 入 額 の 減 などにより 大 幅 増 となり 過 去 1 年 間 で 最 も 高 くなりました 平 成 23 年 度 からは 合 併 算 定 替 の 縮 減 が 適 用 されていますが 1 年 前 よりも 高 い 交 付 額 となっています( 合 併 算 定 替 についてはP11で 説 明 します) 交 付 税 は 市 にとって 貴 重 な 一 般 財 源 ですが 一 方 で 国 の 動 向 などに 左 右 される 依 存 財 源 でもあるため 今 後 の 交 付 額 には 注 意 を 払 う 必 要 があります 4,685 4,253 5,32 4,87 5,15 4,476 22.6 7.5 4,59 4,45 2.5 374 368 392 41 431 513 426 431 2.2.7 1,782 1,669 2,59 4,426 3,573 4,22 5,279 9,111 8,893 18.7 8,679 8,164 41.3.87.872.872 6.8 8.4 7.1 1.9 1.2 8.6 14.7 19.5.979.965-9 -
1 億 円 普 通 交 付 税 臨 時 財 政 対 策 債 及 び 財 政 力 指 数 の 推 移 合 併 算 定 替 縮 減 開 始 財 政 力 指 数 1. 8 6 4 三 位 一 体 の 改 革 で 約 2 億 円 減 約 38 億 円 の 大 幅 増.95.9.85.8 2.75 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度.7 < 財 政 力 指 数 > 基 準 財 政 収 入 額 計 算 式 は 財 政 力 指 数 = となります 基 準 財 政 需 要 額 この 式 から 分 かるように 基 準 財 政 需 要 額 が 基 準 財 政 収 入 額 を 超 えると 財 政 力 指 数 <1 となり 普 通 交 付 税 が 交 付 されます 逆 に 財 政 力 指 数 が1を 超 えると 不 交 付 団 体 になりま す 1を 下 回 るほど 財 源 不 足 額 が 大 きいことになります 普 通 交 付 税 臨 時 財 政 対 策 債 財 政 力 指 数 ~ちょっとブレイク~ 臨 時 財 政 対 策 債 ってなに? 地 方 交 付 税 制 度 は 本 来 国 が 地 方 の 財 源 不 足 額 を 全 額 保 障 する 制 度 です そのため 国 は 予 算 が 不 足 する 場 合 には 借 金 ( 国 債 等 の 発 行 )をして 必 要 額 を 確 保 してきました しかし 地 方 の 財 源 不 足 額 の 増 加 に 伴 って 借 金 で 補 う 額 が 増 加 し 国 だけでは 対 応 しきれなくなったため 時 限 的 に 地 方 にも 負 担 しても らうことにしました これをいわゆる 折 半 ルール といい この 地 方 が 負 担 する 分 が 臨 時 財 政 対 策 債 です このことからも 分 かるように 臨 時 財 政 対 策 債 は 普 通 交 付 税 の 代 替 なのです 臨 時 財 政 対 策 債 は 平 成 13 年 度 から 導 入 されています この 制 度 は 本 来 の 基 準 財 政 需 要 額 から 地 方 公 共 団 体 ごとに 算 出 された 臨 時 財 政 対 策 債 振 替 額 を 除 いた 額 を 基 準 財 政 需 要 額 とするもので その 分 普 通 交 付 税 額 は 減 少 します そのため 地 方 公 共 団 体 は 減 少 した 普 通 交 付 税 の 代 替 として この 臨 時 財 政 対 策 債 振 替 額 を 発 行 可 能 額 の 上 限 額 として 臨 時 財 政 対 策 債 を 借 り 入 れることができ のちに 発 生 する 償 還 額 の 全 額 が 基 準 財 政 需 要 額 に 算 入 されます 導 入 前 の 普 通 交 付 税 額 基 準 財 政 需 要 額 財 源 不 足 額 基 準 財 政 収 入 額 普 通 交 付 税 額 導 入 後 の 普 通 交 付 税 額 本 来 の 基 準 財 政 需 要 額 基 準 財 政 需 要 額 財 源 不 足 額 基 準 財 政 収 入 額 普 通 交 付 税 額 本 来 の 普 通 交 付 税 額 臨 時 財 政 対 策 債 振 替 額 臨 時 財 政 対 策 債 地 方 債 発 行 可 能 額 の 上 限 として 借 入 可 能 - 1 -
合 併 算 定 替 が 段 階 的 に 縮 減 されています 西 東 京 市 の 普 通 交 付 税 と 臨 時 財 政 対 策 債 の 算 定 には 現 在 合 併 算 定 替 が 適 用 されています 合 併 算 定 替 は 合 併 後 の 一 定 期 間 に 限 り 合 併 をしなかった 場 合 に 交 付 される 額 よりも 少 なくなることがないよう 保 障 する 特 例 措 置 です 西 東 京 市 の 場 合 合 併 からの1 年 間 は 合 併 算 定 替 による 普 通 交 付 税 の 増 加 額 は 全 額 保 障 され 交 付 を 受 けてきました しかし 11 年 目 となった 平 成 23 年 度 以 降 合 併 算 定 替 により 上 乗 せ 交 付 されている 割 合 は 段 階 的 に 縮 減 されていきます 13 年 目 である 平 成 25 年 度 は 増 加 額 の5%に 縮 減 されました そして 最 終 的 に 平 成 28 年 度 には 本 来 西 東 京 市 として 一 本 で 算 定 される 額 ( 一 本 算 定 )が 交 付 されることになります 合 併 算 定 替 ( 普 通 交 付 税 )のイメージ 縮 減 割 合.9 合 併 算 定 替 に よ る 増 加 額 平 成 25 年 度 算 定 合 併 算 定 替 額 ( 縮 減 前 ) 一 本 算 定 額 合 併 算 定 替 による 増 加 額 縮 減 額 縮 減 後 の 増 加 額 合 併 算 定 替 額 ( 縮 減 後 ) 47 億 8, 万 円 33 億 1, 万 円 14 億 7, 万 円 7 億 3,5 万 円 7 億 3,5 万 円 4 億 4,5 万 円.7.5.3.1 縮 減 額 増 加 額 一 本 算 定 額 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 24 25 26 27 28 29 3 ( 年 度 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 縮 減 なし 期 間 縮 減 期 間 一 本 算 定 ( 年 数 ) 平 成 25 年 度 の 西 東 京 市 の 普 通 交 付 税 の 合 併 算 定 替 による 増 加 額 は 7 億 3,5 万 円 ( 図 の 網 掛 部 分 )でし た 平 成 23 年 度 から 合 併 算 定 替 による 増 加 額 の 縮 減 が 始 まったため 本 来 の 増 加 額 14 億 7, 万 円 から 縮 減 額 7 億 3,5 万 円 が 差 し 引 かれた 分 が 上 乗 せされて 交 付 されています しかしながら 増 加 額 の 縮 減 が 始 まったとはいえ 合 併 算 定 替 によって 平 成 25 年 度 においても 一 本 算 定 額 の 約 1.22 倍 の 額 が 交 付 されており 合 併 算 定 替 による 増 加 額 がいかに 大 きいかが 分 かります < 合 併 算 定 替 による 増 加 額 の 推 移 > ( 単 位 : 百 万 円 ) 合 併 算 定 替 ( 縮 減 後 ) 普 通 交 付 税 臨 時 財 政 対 策 債 一 本 算 定 普 通 交 付 税 臨 時 財 政 対 策 債 合 併 算 定 替 による 増 加 額 ( 縮 減 後 ) 縮 減 額 普 通 交 付 税 臨 時 財 政 対 策 債 普 通 交 付 税 臨 時 財 政 対 策 債 合 併 算 定 替 による 縮 減 割 合 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 4,827 2,124 1,992 2,73 3,171 791 2,38 1,657 1,333 324 - - - - 4,68 4,233 3,91 3,89 4,879 8,679 8,379 2,76 2,448 617 1,831 1,62 1,375 245 - - - - 2,268 1,964 2,581 849 1,732 1,652 1,42 232 - - - - 2,128 1,782 2,283 712 211 - - 2,14 2,288 2,59 4,253 4,426 3,57 1,571 1,472 2,284 3,663 3,222 1,626 1,415 1,669 1,647 1,45 197 - - 1,84 1,65 144 - - - - 39 8,253 4,59 3,663 6,958 3,547 3,411 1,295 - - - -.9.7 7,733 3,688 3,31 3,512 911 1,371 1,41 1,299 1,42 735 37-763 - - 4,87 3,573 2,162 3,21 6,876 6,729 69 918 1,677-3,213 351 253 176 183 4,45 6,822 555 911 447 735 18 176.5-11 -
特 別 交 付 税 交 付 税 総 額 の6%を 財 源 災 害 などの 普 通 交 付 税 で 捕 捉 されない 特 別 な 財 政 需 要 に 対 して 交 付 されます 特 別 交 付 税 は 平 成 19 年 度 まで 減 少 が 続 いたものの 平 成 2 年 度 からは 増 加 傾 向 に 転 じ 平 成 21 年 度 には4 億 円 台 に 乗 りました そして 平 成 23 年 度 は 東 日 本 大 震 災 による 地 方 財 政 への 対 応 として 震 災 復 興 特 別 交 付 税 が 新 設 されたことなどから 震 災 関 係 での 交 付 額 が 増 となりましたが 平 成 24 年 度 においては 震 災 復 興 に 係 る 交 付 額 が 減 となったことなどにより 再 び4 億 円 台 となりました 平 成 25 年 度 の 交 付 額 は4 億 3,1 万 円 前 年 度 比 5 万 円 1.2%の 増 加 となりました 億 円 6 5 特 別 交 付 税 の 推 移 震 災 復 興 特 別 交 付 税 が 含 まれます 4 3 2 1 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ~ちょっとブレイク~ 基 準 財 政 需 要 額 ってなに!? 全 国 の 地 方 公 共 団 体 はそれぞれ 位 置 や 面 積 気 候 も 異 なりますし 人 口 数 やその 平 均 年 齢 も 違 え ば 中 心 産 業 学 校 数 医 療 費 など その 状 況 はそれぞれですよね そういった 各 自 治 体 の 諸 条 件 を 考 慮 しつつ 一 定 の 算 式 で 分 野 ごとに 計 算 し 合 計 したものが 基 準 財 政 需 要 額 です つまり 全 国 的 に 見 た 合 理 的 で 妥 当 な 水 準 の 行 政 サービス を 各 自 治 体 が 提 供 するために 必 要 な 金 額 です これは 各 地 方 公 共 団 体 の 実 際 の 予 算 額 でも 決 算 額 でもありません 具 体 的 な 金 額 を 見 てみましょう 平 成 25 年 度 の 西 東 京 市 の 小 学 校 費 の 基 準 財 政 需 要 額 は 9 億 3,9 万 円 でした これは 普 通 交 付 税 の 算 定 において 西 東 京 市 という 自 治 体 が 全 国 的 に 見 た 合 理 的 で 妥 当 な 水 準 の 行 政 サービスを 提 供 す るには 小 学 校 費 の 支 出 分 は9 億 3,9 万 円 であろう ということです しかし この 額 はあくまで 一 定 の 算 式 に 当 てはめて 計 算 した 理 論 上 の 額 ですので 実 際 の 支 出 額 とは 異 なるわけです 事 実 平 成 25 年 度 に 一 般 財 源 ( 国 都 支 出 金 等 の 特 定 財 源 を 除 いたもの)で 支 出 した 西 東 京 市 の 小 学 校 費 は 12 億 1,5 万 円 でした そもそも 交 付 税 はどのような 分 野 にも 使 える 一 般 財 源 で あり 使 う 目 的 が 定 まっている 特 定 財 源 ではありません このようなことから 基 準 財 政 需 要 額 とは 普 通 交 付 税 を 算 定 するための 理 論 上 の 支 出 額 であり 算 入 された 各 分 野 の 額 が その 分 野 に 実 際 に 使 われるということではないの です また 平 成 25 年 度 の 普 通 交 付 税 においては 国 家 公 務 員 の 給 与 削 減 の 影 響 により 地 方 公 共 団 体 の 職 員 の 給 与 も 削 減 したものとして 各 地 方 公 共 団 体 の 基 準 財 政 需 要 額 の 算 出 がされました 地 方 交 付 税 においては 地 方 公 共 団 体 の 判 断 よりも 国 の 政 策 に 左 右 される 面 があるということです - 12 -
5 市 債 市 債 借 入 額 は 減 少 借 入 額 に 占 める 臨 時 財 政 対 策 債 の 割 合 は 引 き 続 き 増 加 市 債 とは 地 方 債 のうち 市 が 発 行 するもので 複 数 年 度 にわたって 償 還 ( 返 済 )するものを 言 い いわゆる 借 金 のことです 大 別 すると 公 園 都 市 計 画 道 路 の 整 備 や 公 共 施 設 の 建 設 事 業 などの 財 源 を 補 填 する 建 設 地 方 債 と 国 策 により 生 じた 財 源 不 足 を 補 填 する 地 方 債 の2 種 類 があります ( 単 位 : 百 万 円 %) 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 市 債 借 入 額 減 税 補 填 債 地 減 収 補 填 債 方 債 臨 時 財 政 区 対 策 債 分 合 併 特 例 債 別 参 考 普 通 債 交 付 税 算 入 見 込 額 交 付 税 算 入 見 込 額 を 除 い た 市 債 借 入 額 起 債 制 限 比 率 5,465 4,585 5,92 3,152 4,574 6,299 8,718 5,889 5,138 5,71 5,5 5,533 8,74 412 433 323 1,68 2,73 2,76 1,964 1,782 1,669 2,59 4,46 3,573 3,663 3,688 3,71 2,827 2,7 2,27 1,785 3,97 969 2,63 88 2,867 118 323 29 519 41 842 1,834 1,85 2,198 1,475 1,383 1,98 2,76 6,4 4,534 3,759 4,455 2,46 3,113 3,956 6,53 3,655 3,663 3,688 3,71 2,827 2,7 931 826 1,448 691 1,461 2,343 2,665 2,234 1,475 1,383 1,98 2,76 6,4 6.6 6.7 6.8 7. 7. 6.5 6.2 6. 6.2 6.5 6.6 6.5 6.5 実 質 公 債 費 比 率 1.5 1.1 9.7 4.1 3.7 2.9 2.2 1.2.6.4.5.9 1.3 平 成 16 年 度 から 平 成 25 年 度 までは 決 算 額 平 成 26 年 度 は9 月 補 正 予 算 額 平 成 27 年 度 以 降 は 総 合 計 画 ( 実 施 計 画 )から 推 計 しています 平 成 23 年 度 の 合 併 特 例 債 借 入 額 は 平 成 22 年 度 からの 繰 越 分 です 交 付 税 算 入 見 込 額 は 各 年 度 の 合 併 特 例 債 借 入 額 の7% 臨 時 財 政 対 策 債 借 入 額 減 税 補 填 債 及 び 臨 時 税 収 補 填 債 借 入 額 の 全 額 減 収 補 填 債 借 入 額 の75%のみを 合 計 した 推 計 値 であり 各 年 度 の 実 算 入 額 とは 異 なります 平 成 19 年 度 から 実 質 公 債 費 比 率 の 算 定 にあたり 都 市 計 画 税 の 取 扱 いが 変 わり 都 市 計 画 税 充 当 可 能 額 を 控 除 する 方 式 に 変 更 となりました 市 債 借 入 額 は 前 年 度 より6,7 万 円 減 となりました 平 成 25 年 度 の 市 債 借 入 額 は5 億 7,1 万 円 で 前 年 度 比 6,7 万 円 1.3% 減 となりました そのうち 臨 時 財 政 対 策 債 (36 億 8,8 万 円 前 年 度 比 2,5 万 円.7% 増 )は 借 入 額 全 体 の72.7%を 占 め 前 年 度 からさら に1.4ポイント 増 加 しました 市 債 借 入 額 に 対 する 交 付 税 算 入 額 が 多 いのが 特 徴 です 臨 時 財 政 対 策 債 の 償 還 に 当 たっては その 全 額 が 普 通 交 付 税 の 基 準 財 政 需 要 額 に 算 入 されるため 平 成 25 年 度 の 交 付 税 算 入 額 を 除 いた 市 債 借 入 額 は14 億 円 程 度 です < 平 成 25 年 度 における 類 似 団 体 との 比 較 > 住 民 1 人 当 たり 市 債 借 入 額 交 付 税 算 入 見 込 額 を 除 いた 住 民 1 人 当 たり 市 債 借 入 額 西 東 京 市 都 内 類 似 団 体 平 均 ( 単 位 : 千 円 %) 関 東 類 似 団 体 平 均 25.7 17.9 2.1 7. 1.8 11.2 実 質 公 債 費 比 率.4 1.5 3.6 類 似 団 体 と 比 較 すると 住 民 1 人 当 たり 市 債 借 入 額 は 都 内 類 似 団 体 平 均 関 東 類 似 団 体 平 均 を 上 回 る 数 値 を 示 していますが 交 付 税 算 入 見 込 額 を 除 いた 住 民 1 人 当 たり 市 債 借 入 額 は 都 内 類 似 団 体 平 均 関 東 類 似 団 体 平 均 を 下 回 っています また 実 質 公 債 費 比 率 は 都 内 類 似 団 体 平 均 関 東 類 似 団 体 平 均 を 下 回 っていま す - 13 -
億 円 11 市 債 借 入 額 及 び 実 質 公 債 費 比 率 の 推 移 臨 時 財 政 対 債 発 行 期 限 が 平 成 28 年 度 まで 延 長 % 11. 1 9 8 7 算 定 方 式 の 変 更 による 影 響 約 6ポイント 新 市 建 設 計 画 最 終 年 度 決 算 値 臨 時 財 政 対 策 債 の 割 合 が72.7% 推 計 値 中 学 校 校 舎 等 建 替 事 業 ( 用 地 取 得 )を 予 定 1. 9. 8. 7. 6 6. 5 5. 4 4. 3 3. 2 2. 1 1. 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度. 普 通 債 合 併 特 例 債 減 収 補 填 債 実 質 公 債 費 比 率 減 税 補 填 債 臨 時 財 政 対 策 債 交 付 税 算 入 見 込 額 を 除 いた 市 債 借 入 額 平 成 26 年 度 から 平 成 28 年 度 までは 総 合 計 画 ( 実 施 計 画 )ベースで 作 成 しています 市 債 の 借 入 額 や 内 容 は 年 度 ごとに 違 っています 市 債 借 入 額 の 推 移 を 見 ると 事 業 の 進 捗 に 合 せて 借 入 れを 行 っていることから 借 入 総 額 やその 内 訳 は 年 々 異 なっていることがわかります 平 成 23 年 度 以 降 は 新 市 建 設 計 画 の 終 了 に 伴 い 合 併 特 例 債 はその 役 割 を 終 え 臨 時 財 政 対 策 債 が 大 きな 割 合 を 占 めています 実 質 公 債 費 比 率 は 早 期 健 全 化 基 準 を 大 きく 下 回 っています 平 成 25 年 度 の 実 質 公 債 費 比 率 は.4%となっており 早 期 健 全 化 基 準 である25.%を 大 きく 下 回 っています (P43 財 政 健 全 化 法 を 参 照 ) ~ちょっとブレイク~ 市 債 って 何 に 使 っているの? 平 成 25 年 度 に 市 債 を 活 用 した 主 な 事 業 の 事 業 費 と 借 入 額 を 紹 介 します ( 事 業 費 借 入 額 ) 学 校 教 育 : 小 学 校 空 調 設 備 の 整 備 (3 億 3,85 万 円 5,8 万 円 ) 緑 地 保 全 : 下 保 谷 四 丁 目 特 別 緑 地 の 保 全 (9 億 72 万 円 2 億 5,61 万 円 ) 道 路 整 備 : 市 道 185 号 線 の 整 備 (4 万 円 3 万 円 ) 向 台 町 三 丁 目 新 町 三 丁 目 地 区 地 区 計 画 関 連 の 周 辺 道 路 整 備 (1 億 3,977 万 円 3,7 万 円 ) ひばりが 丘 地 区 地 区 計 画 関 連 の 周 辺 道 路 整 備 (2 億 6,549 万 円 2 億 3,8 万 円 ) 都 市 計 画 道 路 3 4 21 号 線 の 整 備 (11 億 1,332 万 円 6 億 1,65 万 円 ) 都 市 計 画 道 路 3 5 1 号 線 の 整 備 (2,432 万 円 1,12 万 円 ) 都 市 計 画 道 路 3 2 6 号 線 の 雨 水 管 整 備 負 担 金 (1 億 8,183 万 円 1 億 7,3 万 円 ) 各 事 業 の 場 所 についてはP47 市 債 を 活 用 した 主 な 事 業 箇 所 図 で 示 しています - 14 -
6 歳 出 ( 目 的 別 経 費 ) 民 生 費 が 増 加 市 税 収 入 額 を 上 回 り 歳 出 全 体 に 占 める 割 合 は 合 併 後 最 大 目 的 別 経 費 は 行 政 目 的 に 応 じて 歳 出 の 内 容 を 分 類 するもので 総 務 費 民 生 費 衛 生 費 土 木 費 消 防 費 教 育 費 公 債 費 などに 分 けられます この 分 類 によって 地 方 公 共 団 体 のどのような 部 門 事 業 に 経 費 が 掛 かっているかが 分 かります 目 的 別 経 費 総 務 費 民 生 費 うち 社 会 福 祉 費 うち 老 人 福 祉 費 うち 児 童 福 祉 費 うち 生 活 保 護 費 衛 生 費 土 木 費 消 防 費 教 育 費 公 債 費 そ の 他 合 計 主 な 経 費 の 特 徴 点 と 主 要 事 業 ( 単 位 : 百 万 円 ) ( 単 位 : 千 円 ) 25 年 度 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 都 内 類 団 関 東 類 団 7,174 6,93 8,975 8,17 7,716 1,763 7,179 7,491 5,815 6,274 31.7 37.8 38.1 19,959 2,681 21,427 22,393 23,46 24,768 31,384 29,66 3,635 31,543 159.6 161.1 131.3 5,355 5,329 5,788 5,835 5,656 6,513 7,699 6,723 7,218 7,385 37.4 41.1 32.4 3,661 3,776 3,814 4,119 4,423 4,477 4,886 4,837 4,845 5,118 25.9 21.8 19. 7,354 7,848 8,42 8,536 8,799 8,875 13,51 11,721 11,513 11,593 58.6 62.2 52. 3,585 3,727 3,783 3,93 4,168 4,93 5,745 6,321 7,56 7,448 37.7 35.9 27.5 5,668 4,61 4,726 5,217 5,37 5,138 5,52 5,693 5,241 5,38 25.5 26.2 26.9 7,28 7,124 7,213 6,344 7,84 7,375 7,154 7,13 6,186 5,427 27.5 33.3 31.6 2,686 2,383 2,451 2,394 2,49 2,357 2,53 2,525 2,375 2,297 11.6 11.7 12.3 7,153 7,35 8,916 7,121 7,434 6,558 6,277 6,895 6,489 6,47 32.7 37.3 36.3 3,336 3,951 4,395 4,769 4,922 5,296 5,496 5,885 6,248 6,726 34. 22.3 23.8 1,411 1,35 1,166 1,219 1,189 1,39 1,49 1,475 1,244 1,39 6.6 6.1 8.5 54,413 54,262 59,27 57,474 58,838 63,644 66,534 66,674 64,232 65,84 329.2 335.8 39.6 その 他 の 内 訳 は 議 会 費 労 働 費 農 林 水 産 業 費 商 工 費 災 害 復 旧 費 諸 支 出 金 の 合 計 を 言 います 総 務 費 基 金 積 立 額 と 退 職 者 の 増 による 退 職 手 当 の 増 によって 再 び 増 加 に 転 じる 主 な 事 業 費 は 庁 舎 の 管 理 経 費 (4 億 9 万 円 ) こもれびホールの 維 持 管 理 経 費 (1 億 8,8 万 円 ) 市 民 会 館 地 区 会 館 などの 市 民 交 流 施 設 の 維 持 管 理 経 費 (2 億 4,4 万 円 ) 庁 舎 の 情 報 システムの 整 備 管 理 経 費 (2 億 7,2 万 円 )で 全 体 では62 億 7,4 万 円 ( 前 年 度 比 4 億 5,9 万 円 7.9% 増 )となりました 民 生 費 生 活 保 護 費 障 害 者 自 立 支 援 給 付 費 などの 扶 助 費 の 増 によって 引 き 続 き 増 加 主 な 事 業 費 は 生 活 保 護 費 ( 扶 助 費 )(69 億 2,3 万 円 ) 保 育 施 設 の 運 営 整 備 ( 公 立 私 立 )の 経 費 (52 億 8 万 円 ) 障 害 者 福 祉 の 経 費 (35 億 9,4 万 円 ) 児 童 手 当 等 支 給 事 業 費 (29 億 3, 万 円 ) 国 民 健 康 保 険 介 護 保 険 後 期 高 齢 者 医 療 の 各 特 別 会 計 への 繰 出 金 (64 億 5,7 万 円 )で 全 体 で315 億 4,3 万 円 ( 前 年 度 比 9 億 8 万 円 3.% 増 )となりました 主 な 取 組 として 保 育 園 の 待 機 児 対 策 の 推 進 生 活 保 護 被 保 護 者 対 策 の 充 実 障 害 者 就 労 支 援 事 業 の 充 実 地 域 福 祉 コーディネーターの 増 員 を 行 いまし た 衛 生 費 予 防 接 種 事 業 費 一 部 事 務 組 合 負 担 金 の 減 によって 減 少 主 な 事 業 費 は 柳 泉 園 組 合 東 京 たま 広 域 資 源 循 環 組 合 への 負 担 金 (14 億 6,1 万 円 ) ごみ 収 集 の 経 費 (11 億 8,8 万 円 ) 予 防 接 種 事 業 費 (3 億 9,2 万 円 ) 健 康 診 査 事 業 費 (2 億 5,8 万 円 ) 昭 和 病 院 分 担 金 (2 億 1,2 万 円 )で 全 体 で5 億 3,8 万 円 ( 前 年 度 比 2 億 3 万 円 3.9% 減 )となりました 予 防 接 種 事 業 では 子 宮 頸 がん 小 児 用 肺 炎 球 菌 ヒブワクチンの 定 期 接 種 化 に 伴 う 無 料 化 や 大 人 の 風 しん 予 防 接 種 の 公 費 2 分 の1 助 成 を 実 施 しました また 剪 定 枝 等 の 資 源 化 事 業 の 拡 大 を 行 いました 土 木 費 道 路 整 備 事 業 における 用 地 買 収 費 等 が 減 少 したことなどにより 大 幅 減 主 な 事 業 は ひばりヶ 丘 駅 周 辺 のまちづくりの 推 進 ( 都 市 計 画 道 路 3 4 21 号 線 の 整 備 など)(11 億 3,2 万 円 ) 都 市 計 画 道 路 の 整 備 (8,3 万 円 ) 下 水 道 事 業 特 別 会 計 繰 出 金 (11 億 5,2 万 円 ) 下 保 谷 四 丁 目 特 別 緑 地 の 保 全 (9 億 7 万 円 ) 向 台 町 三 丁 目 新 町 三 丁 目 地 区 地 区 計 画 関 連 周 辺 道 路 整 備 事 業 費 (1 億 5,5 万 円 ) 道 路 新 設 改 良 事 業 費 (1 億 2,9 万 円 )で 全 体 では54 億 2,7 万 円 ( 前 年 度 比 7 億 5,9 万 円 12.3% 減 )となりました - 15 -
教 育 費 前 年 度 に 中 学 校 公 民 館 の 空 調 設 備 の 整 備 などが 終 了 したことによる 微 減 主 な 事 業 は 小 学 校 に 関 する 経 費 (23 億 5,2 万 円 ) 中 学 校 に 関 する 経 費 (8 億 4,6 万 円 ) 公 民 館 図 書 館 の 運 営 管 理 (9 億 7 万 円 ) 体 育 施 設 の 運 営 管 理 (3 億 4,6 万 円 )で 全 体 では64 億 7, 万 円 ( 前 年 度 比 1,9 万 円.3% 減 )となりました 主 な 取 組 としては 小 学 校 普 通 教 室 に 空 調 設 備 を 設 置 ( 小 学 校 12 校 ) 小 学 校 中 学 校 に 特 別 支 援 ( 固 定 ) 学 級 を 新 設 しました 億 円 7 目 的 別 経 費 及 び 市 税 収 入 の 推 移 6 5 4 3 2 1 子 ども 手 当 への 制 度 変 更 と 施 設 整 備 により 大 幅 増 民 生 費 の 割 合 は 合 併 後 最 大 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 その 他 公 債 費 教 育 費 消 防 費 土 木 費 衛 生 費 総 務 費 民 生 費 市 税 収 入 歳 出 全 体 に 占 める 民 生 費 の 割 合 は 合 併 後 最 大 の48.5%となりました 過 去 1 年 間 の 推 移 を 見 ると 昨 年 度 に 引 き 続 き 民 生 費 が 市 税 収 入 を 上 回 りました また 歳 出 全 体 に 占 める 民 生 費 の 割 合 は 合 併 後 最 大 の48.5%となりました 実 際 の 目 的 別 支 出 額 と 一 般 財 源 の 充 当 額 は 異 なります 平 成 25 年 度 の 目 的 別 経 費 を 一 般 財 源 特 定 財 源 別 で 見 てみると 生 活 保 護 費 や 児 童 手 当 障 害 者 関 係 扶 助 費 など 国 や 都 の 負 担 割 合 が 高 い 事 業 が 数 多 くある 民 生 費 は 他 の 目 的 別 経 費 に 比 べて 特 定 財 源 の 割 合 が 高 くなっており 特 に 生 活 保 護 費 においては 特 定 財 源 が 一 般 財 源 を 上 回 っています 億 円 35 3 25 2 15 1 5 民 生 費 は 特 定 財 源 の 割 合 が 大 きい 民 生 費 のうち 主 なもの 目 的 別 経 費 の 財 源 構 成 総 務 費 衛 生 費 消 防 費 教 育 費 公 債 費 は 一 般 財 源 割 合 が 大 きい 総 務 費 民 生 費 民 生 費 の うち 社 会 福 祉 費 民 生 費 の うち 老 人 福 祉 費 民 生 費 の うち 児 童 福 祉 費 民 生 費 の うち 生 活 保 護 費 衛 生 費 土 木 費 消 防 費 教 育 費 公 債 費 その 他 一 般 財 源 特 定 財 源 - 16 -
7 歳 出 ( 性 質 別 経 費 ) 義 務 的 経 費 が 増 加 昨 年 度 に 引 き 続 き 全 体 の5%を 超 え 市 税 収 入 額 を 上 回 る 性 質 別 経 費 とは 行 政 目 的 に 関 わらず 経 済 的 性 質 によって 歳 出 の 内 容 を 分 類 するもので 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 といった 義 務 的 経 費 と 普 通 建 設 事 業 費 などの 投 資 的 経 費 などがあります 例 えば 人 件 費 などの 義 務 的 経 費 の 割 合 が 低 く 投 資 的 経 費 などの 伸 縮 可 能 で 臨 時 的 な 経 費 の 割 合 が 高 い ほど 財 政 運 営 においては 余 力 があるとされ このような 状 況 を 財 政 の 弾 力 性 が 大 きい と 言 います 反 対 に 義 務 的 経 費 の 割 合 が 高 く 投 資 的 経 費 の 割 合 が 低 い 場 合 は 財 政 が 硬 直 化 している 状 況 にあると 言 われていま す ( 単 位 : 百 万 円 ) ( 単 位 : 千 円 ) 25 年 度 住 民 1 人 当 たり 決 算 額 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 都 内 類 団 関 東 類 団 義 務 的 経 費 24,121 23,939 24,873 26,296 26,12 27,335 3,835 32,838 33,47 34,268 173.4 172. 157.7 人 件 費 12,616 11,578 11,637 11,986 11,159 11,93 1,874 1,919 1,166 1,251 51.9 51.7 53.9 う ち 職 員 給 8,174 7,833 7,536 7,433 7,252 7,163 6,799 6,622 6,435 6,393 32.3 33.2 36.2 扶 助 費 8,169 8,41 8,841 9,542 9,931 1,946 14,464 16,35 16,633 17,29 87.5 98. 8. 公 債 費 3,336 3,951 4,395 4,769 4,922 5,296 5,496 5,885 6,248 6,726 34. 22.3 23.8 投 資 的 経 費 6,373 5,41 7,114 5,73 6,278 5,947 7,98 5,849 5,89 4,354 22. 33.6 33.4 普 通 建 設 事 業 費 6,373 5,41 7,114 5,73 6,278 5,922 7,892 5,742 5,89 4,354 22. 33.6 32.6 災 害 復 旧 費 25 16 17 そ の 他 の 経 費 23,919 24,913 27,283 26,14 26,548 3,363 27,792 27,987 26,97 26,462 133.9 13.1 118.2 物 件 費 7,751 7,794 8,121 8,86 9,13 1,1 1,157 1,19 1,454 1,45 52.6 47.4 46.8 補 助 費 等 7,31 7,312 6,692 6,913 6,834 1,9 6,749 6,546 6,72 6,719 34. 32.4 25.4 繰 出 金 7,387 7,896 8,299 8,148 7,798 8,119 8,459 8,251 7,657 7,672 38.8 39. 32.7 そ の 他 1,472 1,91 4,171 2,237 2,93 2,135 2,426 2,999 1,283 1,666 8.4 11.3 13.3 歳 出 合 計 54,413 54,262 59,27 57,474 58,838 63,644 66,534 66,674 64,232 65,84 329.2 335.8 39.6 その 他 の 内 訳 は 維 持 補 修 費 積 立 金 投 資 及 び 出 資 金 貸 付 金 です < 義 務 的 経 費 > 右 グラフ(ア)の 部 分 前 年 度 比 3.7% 増 平 成 25 年 度 決 算 に 占 める 割 合 52.7% 人 件 費 職 員 給 料 諸 手 当 特 別 職 及 び 議 員 報 酬 委 員 会 委 員 等 報 酬 など 平 成 25 年 度 は 退 職 者 の 増 による 退 職 金 の 増 などで 12 億 5,1 万 円 ( 前 年 度 比 8,5 万 円.8% 増 ) となりました また 定 数 の 見 直 しにより 職 員 数 が 減 少 傾 向 にあることなどで 職 員 給 はこの1 年 間 毎 年 度 減 少 し 平 成 25 年 度 は 前 年 度 比.7% 減 少 しました 扶 助 費 社 会 保 障 制 度 の 一 環 として 市 民 に 直 接 給 付 する 費 用 現 金 物 品 サービスの 支 給 扶 助 費 は 増 加 し 続 け この1 年 間 で 倍 以 上 になりました 平 成 25 年 度 は172 億 9, 万 円 ( 前 年 度 比 6 億 5,7 万 円 3.9% 増 )となり 歳 出 全 体 に 占 める 割 合 が26.6%にもなっています その 要 因 としては 生 活 保 護 費 保 育 園 関 係 扶 助 費 障 害 者 関 係 扶 助 費 などが 増 となったことなどが 影 響 しています 扶 助 費 の 伸 び は 小 さくなっているものの 今 後 も 増 加 していくことが 見 込 まれます 公 債 費 市 債 の 元 利 償 還 金 ( 借 金 の 返 済 金 ) 及 び 一 時 借 入 金 利 子 公 債 費 は 今 までの 合 併 特 例 債 臨 時 財 政 対 策 債 などの 借 入 れに 伴 い 増 加 してきています 平 成 25 年 度 は 67 億 2,6 万 円 ( 前 年 度 比 4 億 7,8 万 円 7.7% 増 )となり 過 去 最 高 の 決 算 額 となりました < 投 資 的 経 費 > 右 のグラフ(ウ)の 部 分 平 成 25 年 度 決 算 に 占 める 割 合 6.7% 普 通 建 設 事 業 費 道 路 整 備 や 施 設 の 建 設 などに 係 る 経 費 平 成 25 年 度 は 下 保 谷 四 丁 目 特 別 緑 地 の 用 地 買 収 や 小 学 校 の 空 調 設 備 の 整 備 などを 行 いました 全 体 では 道 路 整 備 事 業 における 用 地 買 収 費 等 の 減 によって 43 億 5,4 万 円 ( 前 年 度 比 7 億 3,5 万 円 14.4% 減 )となりました - 17 -
<その 他 の 経 費 > 物 件 費 委 託 料 や 物 品 の 購 入 臨 時 職 員 の 賃 金 など ( 下 のグラフ(イ)の 部 分 ) 物 件 費 は 施 設 の 維 持 管 理 などのランニングコストやサービス 量 の 増 大 などによって 増 加 傾 向 にあります 平 成 25 年 度 は 予 防 接 種 委 託 料 各 種 情 報 システム 機 器 リース 料 などが 減 少 した 影 響 で 14 億 5 万 円 ( 前 年 度 比 4,9 万 円.5% 減 )となりましたが 歳 出 全 体 に 占 める 割 合 が16.%と 扶 助 費 に 次 いで 大 き な 割 合 を 占 めています 7 億 円 性 質 別 経 費 及 び 市 税 収 入 の 推 移 義 務 的 経 費 が 市 税 収 入 を 上 回 る 6 (ウ) 5 4 (イ) 3 2 1 義 務 的 経 費 が 増 加 し 全 体 の52.7% (ア) 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 物 件 費 補 助 費 等 繰 出 金 その 他 投 資 的 経 費 市 税 収 入 義 務 的 経 費 が 市 税 収 入 を 上 回 り その 差 が 広 がっています 過 去 1 年 間 の 推 移 を 見 ると 義 務 的 経 費 ((ア)の 部 分 )が 徐 々に 拡 大 し 平 成 22 年 度 には 市 税 収 入 を 上 回 りま した 平 成 25 年 度 も 引 き 続 き 義 務 的 経 費 が 市 税 収 入 を 上 回 り その 差 はさらに 広 がっています 実 際 の 性 質 別 支 出 額 と 一 般 財 源 の 充 当 額 は 異 なります 性 質 別 経 費 の 財 源 構 成 を 見 てみると 市 税 をはじめとする 一 般 財 源 が どの 経 費 に 多 く 使 われているかがわか ります 扶 助 費 では 多 額 の 支 出 があるものの 負 担 割 合 に 応 じて 国 や 都 から 特 定 財 源 を 多 額 に 得 ているため 一 般 財 源 の 占 める 割 合 が 低 いことが 分 かります 財 政 の 弾 力 性 を 大 きくしていくためには 一 般 財 源 が 多 く 使 われて いる 経 費 に 着 目 することが 効 果 的 です 15 1 億 円 性 質 別 経 費 の 財 源 構 成 扶 助 費 は 特 定 財 源 が 一 般 財 源 より 多 い 人 件 費 公 債 費 物 件 費 補 助 費 繰 出 金 の 一 般 財 源 は 扶 助 費 の 一 般 財 源 より 多 い 5 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 投 資 的 経 費 物 件 費 補 助 費 等 繰 出 金 その 他 一 般 財 源 特 定 財 源 - 18 -
8 公 債 費 公 債 費 は 臨 時 財 政 対 策 債 合 併 特 例 債 などの 償 還 により 増 加 公 債 費 比 率 は 適 正 な 水 準 で 推 移 公 債 費 は 市 債 の 元 金 及 び 利 子 などの 償 還 費 のことで いわゆる 借 金 返 済 のための 費 用 です 原 則 として 普 通 会 計 においては 市 税 などの 一 般 財 源 により 支 払 われ また 人 件 費 や 扶 助 費 と 同 様 に 市 の 財 政 の 都 合 など により 一 方 的 に 削 減 することができない 費 用 ( 義 務 的 経 費 )であるため この 金 額 が 増 加 すると 財 政 の 硬 直 化 を 招 くことになります 公 債 費 合 計 ( 一 時 借 入 金 利 子 を 除 く) 元 利 別 ( 単 位 : 百 万 円 %) 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 3 年 度 31 年 度 4,919 5,294 5,496 5,885 6,247 6,726 6,866 6,413 6,577 6,17 5,84 5,177 元 金 償 還 額 4,96 4,498 4,79 5,89 5,489 6,23 6,234 5,82 5,977 5,537 5,21 4,61 利 子 支 払 額 823 796 787 795 758 73 632 611 6 633 63 576 減 税 補 填 債 及 び 816 838 854 854 853 853 853 36 36 36 296 215 臨 時 税 収 補 填 債 地 方 減 収 補 填 債 - - 12 14 147 146 144 142 14 138 137 135 債 臨 時 財 政 対 策 債 区 79 939 1,96 1,228 1,355 1,599 1,815 1,977 2,29 2,442 2,596 2,553 分 合 併 特 例 債 別 1,368 1,821 1,983 2,26 2,316 2,635 2,571 2,534 2,511 1,787 1,323 863 普 通 債 1,945 1,696 1,55 1,529 1,577 1,495 1,483 1,4 1,356 1,443 1,453 1,412 参 交 付 税 算 入 額 2,722 3,176 3,453 3,86 3,962 4,364 4,589 4,241 4,211 3,697 3,318 2,94 考 交 付 税 算 入 額 を 除 い た 公 債 費 2,197 2,118 2,43 2,79 2,285 2,362 2,277 2,172 2,366 2,473 2,486 2,273 公 債 費 比 率 公 債 費 負 担 比 率 6.8 6.3 6.3 6.2 6.8 7.1 6.8 6.5 7.1 7.3 7.2 6.5 1.8 12.1 12.1 12.8 13.9 14.8 15.2 14.2 14.5 13.6 12.8 11.4 平 成 25 年 度 までは 決 算 額 平 成 26 年 度 は 決 算 見 込 を 反 映 し 平 成 27 年 度 以 降 の 推 計 に 反 映 しています 平 成 26 年 度 から 平 成 31 年 度 までの 公 債 費 負 担 比 率 は 平 成 25 年 度 決 算 における 一 般 財 源 総 額 を 用 いて 推 計 しています 公 債 費 は 前 年 度 から7.7% 増 加 しました 平 成 25 年 度 の 公 債 費 ( 一 時 借 入 金 利 子 を 除 く)は 前 年 度 比 4 億 7,9 万 円 7.7% 増 の67 億 2,6 万 円 となり ました これは 平 成 21 年 度 に 借 入 れた 臨 時 財 政 対 策 債 平 成 22 年 度 に 借 り 入 れた 合 併 特 例 債 の 元 金 償 還 が 開 始 されたことが 大 きな 要 因 です 公 債 費 に 対 する 交 付 税 算 入 額 が 多 いのが 特 徴 です 西 東 京 市 では 合 併 以 降 新 市 建 設 計 画 に 基 づく 社 会 資 本 の 整 備 については 合 併 特 例 債 を 活 用 してきまし た また 一 般 財 源 を 確 保 する 目 的 で 普 通 交 付 税 の 代 替 である 臨 時 財 政 対 策 債 を 活 用 してきたため 公 債 費 全 体 の 額 は 年 々 増 加 してきました しかし 市 債 の 償 還 にあたっては 国 からの 財 政 支 援 として 合 併 特 例 債 では 7% 減 税 補 填 債 や 臨 時 財 政 対 策 債 では1% 減 収 補 填 債 では75%が 普 通 交 付 税 の 基 準 財 政 需 要 額 に 算 入 されるため これらを 除 いた 公 債 費 はピーク 時 でも25 億 円 程 度 と 見 込 んでいます 公 債 費 のピークは 平 成 26 年 度 です 最 新 の 試 算 では 公 債 費 のピークを 平 成 26 年 度 の68 億 6,6 万 円 と 推 計 しています 借 入 実 績 などによって 7 億 円 を 下 回 る 規 模 となる 見 込 みです また 合 併 特 例 債 は 平 成 25 年 度 をピークに 今 後 は 減 少 していくことに なります < 平 成 25 年 度 における 類 似 団 体 との 比 較 > ( 単 位 : 千 円 %) 都 内 類 似 関 東 類 似 西 東 京 市 団 体 平 均 団 体 平 均 住 民 1 人 当 た り 34. 22.3 23.8 元 利 償 還 額 交 付 税 算 入 額 を 除 い た 住 民 1 人 当 たり 元 利 償 還 額 公 債 費 比 率 11.9 9.1 9.9 7.1 5.2 6.3 類 似 団 体 と 比 較 すると 住 民 1 人 当 たり 元 利 償 還 額 は 都 内 類 似 団 体 平 均 関 東 類 似 団 体 平 均 を 大 きく 上 回 っています が 合 併 特 例 債 などの 交 付 税 算 入 率 の 高 い 市 債 を 利 用 しているため 交 付 税 算 入 額 を 除 いた 住 民 1 人 当 たり 元 利 償 還 額 は 都 内 類 似 団 体 平 均 関 東 類 似 団 体 平 均 を 上 回 りますが その 差 は 小 さくなり ます - 19 -
億 円 公 債 費 公 債 費 比 率 及 び 公 債 費 負 担 比 率 の 推 移 % 8 7 公 債 費 負 担 比 率 15% 超 える 決 算 値 推 計 値 公 債 費 のピーク 臨 時 財 政 対 策 債 のピーク 2. 18. 16. 6 14. 5 12. 4 3 合 併 特 例 債 のピーク 1. 8. 6. 2 4. 1 交 付 税 算 入 を 除 い た 公 債 費 のピーク 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 3 年 度 31 年 度 2.. 普 通 債 減 税 補 填 債 及 び 臨 時 税 収 補 填 債 合 併 特 例 債 臨 時 財 政 対 策 債 減 収 補 填 債 交 付 税 算 入 額 を 除 いた 公 債 費 公 債 費 比 率 公 債 費 負 担 比 率 公 債 費 比 率 は 引 き 続 き 適 正 な 水 準 で 推 移 します 公 債 費 比 率 は 公 債 費 に 充 てた 一 般 財 源 の 標 準 財 政 規 模 に 対 する 割 合 を 言 い おおむね1% 以 下 が 適 正 な 水 準 とされています 平 成 25 年 度 の 公 債 費 比 率 は7.1%で 前 年 度 より.3ポイント 増 加 しました 平 成 26 年 度 まで 公 債 費 は 増 加 していきますが 基 準 財 政 需 要 額 に 算 入 される 公 債 費 も 増 加 するため それを 除 いて 計 算 さ れる 公 債 費 比 率 は 適 正 な 水 準 で 推 移 する 見 込 みです 公 債 費 負 担 比 率 は 平 成 26 年 度 まで 増 加 する 見 込 みです 公 債 費 負 担 比 率 は 一 般 財 源 総 額 のうち 公 債 費 の 元 利 償 還 金 等 に 充 てられた 一 般 財 源 に 占 める 割 合 を 言 い 一 般 的 に15%が 警 戒 水 準 2%が 危 険 水 準 とされています 平 成 25 年 度 の 公 債 費 負 担 比 率 は14.8%で 前 年 度 より.9ポイント 増 加 しました 仮 に 一 般 財 源 総 額 が 平 成 25 年 度 決 算 額 と 変 わらなかった 場 合 公 債 費 のピークである 平 成 26 年 度 には 警 戒 水 準 を 超 える 見 込 みですが その 後 は 減 少 していく 見 込 みです ~ちょっとブレイク~ 市 はなぜ 借 金 をするの? 市 が 借 金 をする 目 的 には 事 業 の 財 源 を 確 保 すること 以 外 に 道 路 や 公 共 施 設 など 将 来 の 世 代 も 利 用 するものについて 現 在 の 利 用 者 だけでなく 将 来 の 利 用 者 にも 負 担 してもらうことで 世 代 間 の 負 担 の 公 平 化 を 図 るという 目 的 があります 市 が 市 債 という 形 で 返 済 期 間 が1 年 以 上 にわたる 借 入 れをすれば 必 ず 公 債 費 という 形 で 借 金 の 返 済 をすることになりますが この 公 債 費 はその 年 の 税 金 を 財 源 としていますので 道 路 や 公 共 施 設 の 建 設 時 に 市 に 住 んでいなかった 場 合 でも その 後 に 市 の 住 民 となり 市 税 を 納 めることによって 利 用 する 施 設 に かかった 経 費 を 間 接 的 に 負 担 していることになります このような 側 面 から 自 治 体 の 財 政 力 にかかわらず どの 自 治 体 でも 多 かれ 少 なかれ 市 債 の 借 入 れ を 行 っているのが 現 状 です - 2 -
9 公 営 企 業 会 計 公 営 事 業 会 計 への 繰 出 金 市 の 財 政 を 圧 迫 する 多 額 な 公 営 企 業 会 計 公 営 事 業 会 計 への 繰 出 金 公 営 企 業 会 計 公 営 事 業 会 計 は 独 立 採 算 制 の 適 用 が 可 能 な 性 格 をもつ 事 業 について 地 方 財 政 状 況 調 査 において 普 通 会 計 から 区 分 した 想 定 上 の 会 計 区 分 です( 特 別 会 計 の 設 定 とよく 似 ていますが 区 分 が 若 干 異 なりま す) 平 成 25 年 度 において 公 営 企 業 は 下 水 道 事 業 や 介 護 サービス 事 業 など 公 営 事 業 は 国 民 健 康 保 険 事 業 介 護 保 険 事 業 などが 該 当 しました 独 立 採 算 制 の 原 則 に 反 する 多 額 の 財 源 補 填 が 課 題 となっています 公 営 企 業 会 計 公 営 事 業 会 計 では 本 来 独 立 採 算 制 を 適 用 して 利 用 者 負 担 により 収 支 均 衡 を 図 るのが 原 則 です しかし 実 際 には 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 や 下 水 道 事 業 会 計 については 支 出 を 収 入 で 賄 いきれず 普 通 会 計 から 多 額 の 繰 出 金 を 支 出 し 財 源 補 填 を 行 っています 繰 出 金 には 公 共 性 が 高 く 法 令 等 により 税 負 担 を もって 行 うことが 認 められている 経 費 について 定 められた 要 件 に 従 って 補 填 するものと 財 源 不 足 を 補 填 するも のがあります 本 市 では この 財 源 不 足 を 補 填 するための 繰 出 金 が 多 いことが 課 題 となっています 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 の 住 民 1 人 当 たりの 財 源 補 填 的 な 繰 出 金 額 が 減 少 しました 平 成 25 年 度 における 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 の 被 保 険 者 1 人 当 たりの 保 険 料 は9,12 円 となり 都 内 26 市 中 5 番 目 に 高 く 都 内 26 市 平 均 78,155 円 を 上 回 りました 一 方 で 住 民 1 人 当 たりの 財 源 補 填 的 な 繰 出 金 は 前 年 度 比 63 円 6.% 減 の9,398 円 となり 都 内 26 市 平 均 9,689 円 を 下 回 りました 億 円 5 4 39.6 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 繰 出 金 と 保 険 料 ( 税 ) 収 入 額 の 推 移 4.2 4.3 43.1 44.7 円 12, 11, 1, 9, 8, 9,568 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 における 住 民 1 人 当 たり 財 源 補 填 繰 出 金 額 11,34 11,78 1,91 9,338 1,1 9,433 9,689 9,398 3 7, 7,449 2 6.3 7.6 7.9 7.8 7.9 6, 5, 4, 1 18.8 21.9 18.2 19.7 18.6 3, 2, 1, 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 財 源 補 填 的 な 繰 出 金 それ 以 外 の 繰 出 金 保 険 料 ( 税 ) 収 入 額 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 都 内 26 市 平 均 各 数 値 は 地 方 財 政 状 況 調 査 から 作 成 しています - 21 -
下 水 道 事 業 会 計 使 用 料 収 入 が 減 少 し 経 費 回 収 率 が 低 下 しました 平 成 25 年 度 における 下 水 道 事 業 会 計 は 下 水 道 使 用 料 収 入 が 前 年 度 に 比 べ2,795 万 円 1.4% 減 の2 億 517 万 円 となりました 節 水 型 家 電 等 の 普 及 による 影 響 などが 考 えられますが これにより 使 用 料 単 価 が 前 年 度 比.8 円.8% 減 の14.4 円 /m 3 となり 都 内 26 市 平 均 116.2 円 /m 3 を 依 然 下 回 っています また 経 費 回 収 率 は 前 年 度 比 1.ポイント 減 の67.4%となりました 下 水 道 事 業 債 の 償 還 が 進 んだこと また 公 的 資 金 補 償 金 免 除 繰 上 償 還 の 実 施 ( 高 金 利 の 下 水 道 事 業 債 を 低 金 利 債 に 借 り 換 えること)などにより 資 本 費 及 び 維 持 管 理 費 は 減 少 してきていますが 使 用 料 単 価 が 下 がったため 経 費 回 収 率 は 再 び 都 内 26 市 中 最 下 位 となり 普 通 会 計 か ら 多 額 の 財 源 補 填 的 な 繰 出 金 が 必 要 となっています 億 円 25 下 水 道 事 業 会 計 繰 出 金 と 使 用 料 収 入 額 の 推 移 処 理 原 価 ( 円 /m3) 22 経 費 回 収 率 と 処 理 原 価 の 推 移 経 費 回 収 率 (%) 2 15 2.9 18.4 18.6.9 19.1.9 2.3 2.1 2 18 16 14 12 91.6 92.5 92. 52.1 53. 56.8 94.2 11.9 68.4 67.4 1. 8. 6. 1 1. 1. 18.3 17.9 14.5 1.6 1.5 1 8 6 117.6 115.6 15.7 89. 89.7 4. 5 4 2 64.5 63.6 67.5 64.7 65.3 2. 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 財 源 補 填 的 な 繰 出 金 それ 以 外 の 繰 出 金 下 水 道 使 用 料 収 入 額 各 数 値 は 公 営 企 業 決 算 統 計 から 作 成 しています. 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 資 本 費 維 持 費 西 東 京 市 経 費 回 収 率 都 内 26 市 平 均 経 費 回 収 率 経 費 回 収 率 : 汚 水 処 理 費 1 円 当 たりの 使 用 料 収 入 割 合 維 持 費 :ポンプ 場 の 運 転 経 費 等 の 維 持 管 理 経 費 や 利 子 償 還 金 など 資 本 費 : 施 設 整 備 費 や 元 金 償 還 金 など ~ちょっとブレイク~ 経 費 回 収 率 ってなに( 汚 水 をきれいにするにはいくらかかるのか)? 健 康 で 快 適 な 生 活 を 送 るため 旧 保 谷 市 が 昭 和 48 年 度 から 旧 田 無 市 が 昭 和 5 年 度 から 下 水 道 事 業 に 着 手 し 平 成 5 年 度 に 下 水 道 普 及 率 はほぼ1%となりました 下 水 道 事 業 は 基 本 的 に 下 水 道 を 利 用 す る 方 ( 受 益 者 )が その 処 理 費 用 を 負 担 することにより 成 り 立 ちますが 下 水 道 を 整 備 し 始 めた 当 初 は 利 用 者 がほとんどいないため 費 用 の 大 部 分 を 国 や 都 の 補 助 金 下 水 道 事 業 債 や 土 地 所 有 者 からいただいた 受 益 者 負 担 金 によって 賄 っていました 下 水 道 の 普 及 につれ 本 来 の 受 益 者 負 担 の 考 えから その 費 用 を 利 用 者 に 求 めることとし 維 持 管 理 費 の 削 減 を 図 るとともに 下 水 道 料 金 の 見 直 しをしながら 適 正 な 運 営 に 努 めているところです 処 理 原 価 は 1 立 方 メートルあたりの 汚 水 を 処 理 するために 必 要 な 費 用 で 平 成 25 年 度 で155 円 と なっています 一 方 1 立 方 メートルあたりの 収 入 である 使 用 料 単 価 は14.4 円 です このため 処 理 原 価 に 対 する 使 用 料 単 価 の 割 合 である 経 費 回 収 率 は 67.4%となっており 使 用 料 収 入 が 処 理 費 用 に 足 り ていない 状 況 です 経 費 回 収 率 が1%ということは 汚 水 の 処 理 費 用 を 使 用 料 ですべて 賄 っているとい うことであり 健 全 な 経 営 を 目 指 すための 目 標 になります ちなみに 平 成 24 年 度 の 東 京 都 の 水 道 にお ける 給 水 原 価 ( 水 道 水 を1 立 方 メートル 作 るのに 必 要 な 費 用 )は 28.88 円 ( 出 典 : 東 京 の 水 道 ( 東 京 都 水 道 局 ))であり 安 全 で 質 の 高 い 水 を 提 供 するためにはこれほどの 費 用 がかかるのです 生 活 で 利 用 した 汚 水 を 自 然 に 帰 し 大 切 な 環 境 を 守 っていくためにも 下 水 道 における 処 理 費 用 が 一 定 程 度 必 要 であることを 認 識 しながら 下 水 道 事 業 の 経 営 健 全 化 に 向 け 経 費 回 収 率 の 向 上 を 目 指 していき ます - 22 -
1 経 常 収 支 比 率 前 年 度 比 2.6ポイント 増 でさらに 財 政 の 硬 直 化 が 進 む 経 常 収 支 比 率 は 市 税 普 通 交 付 税 など 毎 年 度 経 常 的 に 収 入 され 市 が 自 由 にその 使 途 を 決 定 できる 財 源 ( 経 常 一 般 財 源 )に 対 する 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 など 容 易 に 縮 減 することができず 毎 年 度 義 務 的 継 続 的 に 支 出 する 必 要 がある 経 費 に 充 当 された 一 般 財 源 ( 経 常 経 費 充 当 一 般 財 源 等 )の 比 率 を 示 した 指 標 です 経 常 収 支 比 率 = 経 常 経 費 充 当 一 般 財 源 等 経 常 一 般 財 源 + 臨 時 財 政 対 策 債 + 減 収 補 填 債 ( 特 例 分 ) 1 経 常 収 支 比 率 が 高 いほど 財 政 構 造 は 硬 直 化 しています この 比 率 が 低 いほど 市 が 自 由 に 使 うことができる 財 源 が 多 く 新 たな 市 民 ニーズ( 行 政 需 要 )に 対 応 する 余 力 が あるといえます 逆 にこの 比 率 が 高 いほど 市 が 自 由 に 使 うことができる 財 源 が 少 なく 財 政 構 造 が 硬 直 化 している ことになります なお 適 正 水 準 は 一 般 的 に7~8%と 言 われていますが 現 状 では 多 くの 団 体 で8% 後 半 か ら9% 台 となっています ( 単 位 :%) 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 西 東 京 市 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 物 件 費 補 助 費 等 繰 出 金 そ の 他 都 内 類 似 団 体 平 均 都 内 26 市 平 均 都 内 23 区 平 均 類 似 団 体 平 均 9. 89.3 89.7 92.1 92. 91.1 87.2 9.8 91.8 94.4 32.9 3.3 29.7 3.7 29.3 28.7 25.5 25.7 24.3 24.4 6.7 7.1 8. 8.2 8.3 8.5 9.7 1.2 1.7 11.8 9.7 11.4 12.3 13.2 13.7 14.4 14.1 15. 16. 17.2 16.7 16.5 17.2 16.7 17.1 16.9 16.7 18.6 19. 19.5 15.3 15. 13.2 13. 13.2 12.4 11.6 11.4 11.4 1.8 7.8 8.2 8.5 9.7 9.8 9.5 8.9 9.2 9.7 1. 1..8.9.7.7.7.7.7.6.6 88.8 87.7 87.1 89.1 89.1 89.5 89.5 89.7 9.4 9.2 91.3 89.8 88.6 91.4 91.9 91.4 91.1 9.9 91.7 91. 82. 77.1 73. 75.3 76.1 82.1 85.7 86.4 85.8 82.8 92.1 88.9 88.8 9.9 9.6 91.3 9.1 9.7 9.3 9.2 その 他 の 内 訳 は 維 持 補 修 費 投 資 及 び 出 資 金 貸 付 金 です 都 内 26 市 平 均 は 決 算 額 の 加 重 平 均 値 です 都 内 23 区 平 均 は 東 京 都 特 別 区 普 通 会 計 決 算 の 概 要 ( 東 京 都 総 務 局 )による 加 重 平 均 値 を 用 いています 類 似 団 体 平 均 は 平 成 23 年 度 まではその 年 度 の 全 国 類 似 団 体 平 成 24 年 度 からは 関 東 類 似 団 体 の 加 重 平 均 値 です ( 単 位 : 百 万 円 ) 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 2 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 分 子 : 歳 出 ( 経 常 経 費 充 当 一 般 財 源 等 ) 分 母 : 歳 入 ( 経 常 一 般 財 源 + 臨 時 財 政 対 策 債 + 減 収 補 填 債 ( 特 例 分 )) 31,45 3,885 32,17 32,87 32,898 32,795 33,859 35,63 35,813 36,85 34,51 34,598 35,878 35,695 35,76 36,12 38,846 39,28 39,9 39,1 前 年 度 比 2.6ポイントの 悪 化 で 財 政 構 造 の 硬 直 化 が 進 んでいる 状 況 です 西 東 京 市 の 平 成 25 年 度 の 経 常 収 支 比 率 は94.4%となり 前 年 度 に 比 べて2.6ポイント 悪 化 しました これは 経 常 収 支 比 率 の 分 母 が 市 税 や 税 連 動 交 付 金 は 前 年 度 を 上 回 ったものの 普 通 交 付 税 が 減 になったことから 前 年 度 比 8 万 円.%の 減 となった 一 方 で 分 子 が 義 務 的 経 費 の 増 加 に 加 え サービスの 拡 大 に 伴 う 物 件 費 の 増 加 などにより 前 年 度 比 9 億 9,2 万 円 2.8% 増 加 したことによります 引 き 続 き 義 務 的 経 費 などの 増 加 に よる 財 政 構 造 の 硬 直 化 が 進 んでいる 状 況 です 都 内 類 似 団 体 との 比 較 では 平 均 の9.2%を4.2ポイント 上 回 る 結 果 となりました - 23 -