<4832335F837083758352838197705F8AEE967B8C7689E681698A549776816A819A50444697702E786C73>



Similar documents
事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

Taro-01 議案概要.jtd

< F31332D91CF906B89BB8C7689E68F912E6A7464>

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

目 次 整 備 方 針 の 策 定 目 的 P1 公 民 館 の 現 状 P2~P4 1 公 民 館 の 施 設 概 要 P2~P3 2 施 設 の 老 朽 化 について P3 3 公 民 館 の 耐 震 化 について P3 4 施 設 の 利 便 性 について P3~P4 公 民 館 整 備 の

<4D F736F F D20328FCD5F8F5A82DC82A282DC82BF82C382AD82E882CC89DB91E8>

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

庁舎・行政サービスセンターの概要

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

官 庁 営 繕 事 業 の 事 後 評 価 表 事 業 名 かいじょうほあんだいがっこう(そうごうじっしゅうとう) 海 上 保 安 大 学 校 ( 総 合 実 習 棟 ) 実 施 箇 所 呉 市 若 葉 町 5-1 該 当 基 準 事 業 完 了 後 3 年 間 が 経 過 した 事 業 事 業 諸

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

スライド 1

<4D F736F F D208FE DC926E8BE6926E8BE68C7689E681408C7689E68F912E646F63>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

目 次 1. 方 針 1 2. 市 庁 舎 の 耐 震 化 事 業 計 画 2 [ 参 考 ] 建 物 の 現 状 5

Microsoft Word - 資料3(用途)

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

<926E88E68F5A91EE8C7689E E591E48E B A816993C192E88C7689E6816A2E786C73>

(Microsoft Word - 20_\216s\211c\217Z\221\356.doc)

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

Microsoft Word - H25普通会計決算状況 .docx

●電力自由化推進法案

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

市街化区域と市街化調整区域との区分

第2章 施設の実態(用途別)

H28【滋賀県】滋賀県地域住宅計画(第3期)

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

<4D F736F F D20365F335F8FF08C8F90DD92E FC92F994C5382D32816A>

(案)

再 生 可 能 エネルギー 等 導 入 推 進 基 金 事 業 計 画 書 ( 各 年 度 計 画 書 ) ( 事 業 計 画 の 概 要 ) 計 画 の 名 称 京 都 府 地 球 温 暖 化 対 策 等 推 進 基 金 計 画 の 期 間 交 付 対 象 京 都 府 府 内 市 町 村 民 間

<4D F736F F D B83578F4390B E797748CA E88E68E7792E88AEE8F805F48508C668DDA95AA816A E646F63>

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

PowerPoint プレゼンテーション

新 市 建 設 計 画 の 変 更 に 係 る 新 旧 対 照 表 ページ 変 更 後 変 更 前 表 紙 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 平 成 27 年 3 月 変 更 安 中 市 6 2. 計 画 策 定 の 方 針 (3) 計

Microsoft Word - 目次.doc

PowerPoint プレゼンテーション

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

京成成田駅東口地区地区計画運用基準

< E88E68F5A91EE8C7689E68F912E786C73>

第7章

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

●幼児教育振興法案

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

(5) 農 地 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 229 号 )による 農 地 転 用 が 許 可 されないと 見 込 ま れる 農 用 地 (6) 森 林 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 249 号 ) 第 25 条 第 1 項 第 25 条 の2 第 1 項 及 び 第 41 条 第

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

主要生活道路について

 

スライド 1

(7) 水 道 事 業 又 は 公 共 下 水 道 の 用 に 供 するポンプ 施 設 (8) 第 一 種 電 気 通 信 事 業 の 用 に 供 する 電 気 通 信 交 換 施 設 (9) 都 市 高 速 鉄 道 の 用 に 供 する 停 車 場 開 閉 所 及 び 変 電 所 (10) 発 電

入札公告 機動装備センター

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

Microsoft Word - h28rifo

Microsoft Word - jigyoukeikakusho.docx

市街化調整区域における地区計画の

資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

1

目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

文化政策情報システムの運用等

Microsoft Word  要綱.doc

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

税制面での支援


耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

は じ め に 新 蛇 田 区 は 災 害 危 険 区 域 等 にお 住 まい 皆 様 方 に 対 し 移 転 していた だくため 宅 供 給 を 目 的 とした 土 区 画 整 理 事 業 により 周 辺 環 と 調 和 し たまちづくりを 進 めています こような 中 区 計 画 を 導 入 す

湯沢町耐震改修促進計画

様 式 1 給 与 得 者 様 式 2 自 営 業 者 等 次 の 者 は 当 に 勤 務 し 次 のとおり 給 与 等 を 支 給 したことを 証 明 します 給 与 支 給 者 在 地 名 称 及 び 代 表 者 印 電 話 ( ) - 採 用 年 月 日 申 込 む 月 の 前 月 から 過

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

<4D F736F F F696E74202D E9197BF825381A68DC48DB782B591D682A694C5817A938C93FA967B91E5906B8DD082F08F8482E991CE899E82C982C282A282C F82528DB782B591D682A6816A>

2

Transcription:

岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 ( 概 要 ) 平 成 23 年 9 月 岐 南 町

岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 ( 概 要 ) 目 次 第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について (ページ) 1 現 庁 舎 の 問 題 点 や 課 題 について (1) 耐 震 性 能 の 不 足 について 1 (2) 老 朽 化 について 2 (3) 床 面 積 の 不 足 による 狭 小 分 散 化 について 4 (4) バリアフリー 化 への 課 題 について 5 (5) JAぎふ との 土 地 等 の 共 有 について 6 2 新 庁 舎 の 必 要 性 について (1) 現 庁 舎 の 建 設 から 現 在 まで 8 (2) 現 在 の 庁 舎 敷 地 内 の 建 築 物 について 8 (3) 新 庁 舎 の 必 要 性 と 建 設 の 手 順 について 9 第 2 章 新 庁 舎 建 設 の 理 念 や 概 要 について (ページ) 1 新 庁 舎 の 理 念 について (1) 防 災 機 能 の 強 化 11 (2) サービスの 向 上 と 充 実 11 (3) 住 民 自 治 の 推 進 12 (4) 環 境 への 配 慮 12 (5) まちなみ 景 観 の 創 出 12 2 計 画 の 概 要 について (1) 建 設 計 画 の 概 要 13 (2) 計 画 の 規 模 や 経 済 性 について 15 (3) スケジュールの 概 要 16 第 3 章 新 庁 舎 の 理 念 の 実 現 に 向 けて (ページ) 1 防 災 機 能 の 強 化 に 向 けて 17 2 サービスの 向 上 と 充 実 のために 18 3 住 民 自 治 の 推 進 に 向 けて 19 4 環 境 への 配 慮 について 20 5 岐 南 町 の まちなみ や 景 観 の 創 出 のために 20

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について 1 現 庁 舎 の 問 題 点 や 課 題 について (1) 耐 震 性 能 の 不 足 について 平 成 21 年 度 に 現 在 の 合 同 庁 舎 および 中 央 公 民 館 については 建 物 の 耐 震 性 能 を 評 価 するための 耐 震 診 断 を 行 いました この 耐 震 診 断 の 結 果 庁 舎 中 央 公 民 館 ともに 現 在 の 建 築 基 準 法 で 求 められる 耐 震 性 能 を 下 回 ることが 分 か り 大 規 模 の 地 震 時 には 倒 壊 の 危 険 がある との 判 定 から 早 急 に 建 物 の 耐 震 性 能 を 向 上 させることが 求 められました 岐 南 町 地 域 防 災 計 画 では 本 庁 舎 に 災 害 対 策 本 部 等 を 設 置 するとしています が 耐 震 診 断 結 果 では 現 庁 舎 および 中 央 公 民 館 の 耐 震 性 能 が 著 しく 劣 ってい ることから 震 災 時 に 現 庁 舎 が 防 災 災 害 復 興 拠 点 としての 機 能 を 果 たすこと は 困 難 であると 考 えられます また 震 災 等 の 災 害 時 においても 町 民 の 皆 さんの 大 切 な 情 報 資 産 を 守 るため に 庁 舎 の 耐 震 性 能 の 確 保 が 求 められます ~ 庁 舎 の 耐 震 性 能 について~ 本 庁 舎 の 耐 震 診 断 結 果 は 防 災 拠 点 としての 庁 舎 の 重 要 性 を 考 慮 した 構 造 耐 震 指 標 Is 値 0.75に 対 して X 方 向 ( 東 西 方 向 )は0.25 Y 方 向 ( 南 北 方 向 )は0.45となり この 結 果 大 規 模 な 地 震 時 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 高 い と 判 断 されます また 庁 舎 敷 地 内 の 建 築 物 については 以 下 の 各 棟 の 耐 震 診 断 結 果 の 通 り 現 行 の 建 築 基 準 法 が 要 求 する 耐 震 性 能 (Is 値 0.6 以 上 )を いずれも 満 たしていません 敷 地 内 の 各 棟 の 耐 震 診 断 結 果 建 物 の 名 称 Is 値 X 方 向 Y 方 向 比 較 指 標 のIs 値 合 同 庁 舎 0.25 0.45 < 0.75 指 標 防 災 拠 点 としての 庁 舎 の 重 要 性 を 考 慮 した 構 造 耐 震 指 標 判 定 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 がある 中 央 公 民 館 0.30 0.69 < 0.60 指 標 耐 震 改 修 促 進 法 ( 国 土 交 通 省 ) 判 定 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 がある 母 子 健 康 センター ( 二 町 教 育 委 員 会 ) 0.51 1.08 < 0.60 指 標 耐 震 改 修 促 進 法 ( 国 土 交 通 省 ) 判 定 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 がある 判 定 については 文 部 科 学 省 評 価 基 準 を 準 用 1ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について Is 値 について 国 土 交 通 省 では 耐 震 促 進 改 修 法 で Is 値 0.6についての 安 全 性 を 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 し 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 低 い と 評 価 しています また 文 部 科 学 省 では 学 校 施 設 の 耐 震 性 能 としてIs 値 0.7の 安 全 性 を 求 めています なお 文 部 科 学 省 における 学 校 施 設 の 耐 震 性 能 条 件 は 次 の 通 りです 1Is 値 <0.3 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 高 い 20.3 Is 値 <0.7 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 がある 3Is 値 0.7 地 震 の 振 動 及 び 衝 撃 に 対 して 倒 壊 し 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 低 い また 建 築 防 災 協 会 基 準 (2001 年 改 訂 版 既 存 鉄 筋 コンクリート 造 建 築 物 の 耐 震 診 断 基 準 同 開 設 )による 建 築 物 の 耐 震 性 能 の 判 定 では Is 値 0.6 以 上 であれば 現 行 の 建 築 基 準 法 が 求 める 耐 震 性 能 と 同 等 の 性 能 があるとされています (2) 老 朽 化 について 現 庁 舎 につきましては 次 のような 老 朽 化 が 見 られます これまで 老 朽 化 にともなって 生 じた 危 険 な 箇 所 や 設 備 の 故 障 などについては 逐 次 修 繕 を 行 ってきましたが 各 所 の 耐 久 性 に 問 題 を 抱 え 年 々 維 持 管 理 が 難 しくなっ てきています 庁 舎 の 壁 面 や 柱 床 などの 建 物 の 構 造 部 分 に 亀 裂 や 剥 離 が 見 られます 場 所 によっては 外 壁 の 落 下 柱 の 座 屈 などが 懸 念 され 来 庁 者 の 安 全 が 確 保 できません 写 真 1 2 3 4 屋 上 防 水 層 などの 劣 化 や 雨 水 排 水 菅 などの 劣 化 から 庁 舎 内 への 雨 漏 りが 見 られます 写 真 5 6 給 水 設 備 の 劣 化 から 給 水 菅 内 に 腐 食 等 が 進 み 水 質 の 安 全 性 の 維 持 につい て 問 題 があります 写 真 7 排 水 設 備 の 劣 化 から 配 水 管 内 の 詰 まりなどが 生 じ トイレの 排 水 などが 室 内 に 漏 れ 出 すことがあります 写 真 8 空 調 設 備 が 老 朽 化 し 故 障 の 頻 度 が 高 くなっています また 空 調 能 力 の 低 下 が 見 られます 写 真 1 写 真 2 外 壁 の 浮 きや 剥 がれ 外 壁 のクラックや 浮 き 2ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について 写 真 3 写 真 4 柱 に 走 るクラック(2 階 ) 床 のクラック(1 階 ) 梁 と 床 が 離 れ 床 に 沈 下 が 生 じています 写 真 5 写 真 6 防 水 層 の 劣 化 による 雨 漏 りの 跡 天 井 に 雨 漏 りの 跡 ( 雨 水 の 通 りみち) ( 庁 舎 3 階 西 側 階 段 ) 写 真 7 浄 水 フィルタの 変 色 や 汚 れから 給 水 設 備 の 老 朽 化 がうかがえます (フィルタに 錆 や 苔 のようなものが 発 生 ) 写 真 8 3 階 トイレから2 階 防 災 無 線 室 への 汚 水 漏 れ ( 写 真 は 修 繕 工 事 中 のもの) 3ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について (3) 床 面 積 の 不 足 による 狭 小 分 散 化 について 現 庁 舎 は 町 民 の 皆 さんが 利 用 する 窓 口 が 庁 舎 北 庁 舎 中 央 公 民 館 の 3ヶ 所 に 分 散 していることから 利 便 性 や 町 民 サービスの 低 下 を 招 いていま す また 行 政 事 務 の 面 でも 効 率 が 悪 く この 問 題 の 改 善 は 急 務 です 庁 舎 の 狭 小 分 散 化 による 問 題 は 次 のようなことが 挙 げられます 窓 口 の 分 散 化 窓 口 が 各 階 や 別 庁 舎 にまで 分 散 していることから 来 庁 者 が 申 請 手 続 き などをする 際 に 移 動 を 余 儀 なくされています また 現 庁 舎 にエレベーター が 設 置 されていないことから 小 さなお 子 さん 連 れの 方 や 高 齢 の 方 には 庁 舎 内 での 移 動 の 負 担 が 大 きくなっています 施 設 の 名 称 課 室 局 などの 配 置 ( 平 成 23 年 4 月 現 在 ) 庁 舎 (3 階 建 ) (1 階 ) 住 民 環 境 課 福 祉 課 税 務 課 徴 収 課 会 計 室 一 部 農 協 (2 階 ) 総 務 課 自 治 振 興 課 国 体 推 進 課 水 道 課 一 部 農 協 (3 階 ) 建 設 課 企 画 財 政 課 議 会 事 務 局 中 央 公 民 館 (2 階 建 一 部 3 階 建 ) 北 庁 舎 ( 平 屋 建 ) (1 階 ) 生 涯 教 育 課 母 子 健 康 センター (2 階 ) 羽 島 郡 二 町 教 育 委 員 会 (1 階 ) 健 康 推 進 課 待 ち 合 いスペースや 相 談 スペースの 不 足 現 庁 舎 では 来 庁 者 にお 待 ちいただく 際 の 待 ち 合 いスペースが 十 分 でありま せん このため 混 雑 時 には 車 いすの 方 が 通 行 するスペースが 無 いなどのご 不 便 をおかけしています また 窓 口 カウンターには 十 分 な 広 さが 無 いことから カウンターでの 相 談 ごとが 他 の 来 庁 者 に 聞 かれてしまうのではないかとの 不 安 の 声 もいただいて います 事 務 スペースの 不 足 現 庁 舎 では 事 務 室 が 狭 くなってきていることから 町 民 サービスを 優 先 し た 窓 口 等 の 柔 軟 な 配 置 計 画 に 無 理 が 生 じています また 文 書 や 資 料 等 の 保 管 場 所 の 狭 小 化 や 分 散 化 また 情 報 端 末 などの 設 置 の 自 由 度 が 低 く 効 率 の 良 い 町 民 サービスの 提 供 と 行 政 事 務 に 支 障 をきた しています 駐 車 場 の 課 題 について 中 央 公 民 館 でのイベントによっては 現 在 の 駐 車 場 の 駐 車 台 数 に 不 足 が 見 ら れることがありますが 庁 舎 の 利 用 者 に 限 れば 概 ね 現 在 の 駐 車 台 数 に 不 足 は 見 られません しかしながら 今 後 増 大 する 行 政 需 要 や 町 民 サービスの 充 実 を 考 えます と 現 状 以 上 の 駐 車 台 数 の 確 保 が 求 められ また 自 転 車 や 車 いすを 利 用 され る 方 にとっても 安 心 して 利 用 いただける 駐 車 場 計 画 が 望 まれます 4ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について (4) バリアフリー 化 への 課 題 について 現 庁 舎 のバリアフリー 化 対 応 は 玄 関 などにおいては 改 修 を 行 うことで 部 分 的 にではありますが 対 応 を 目 指 してきました しかしながら 庁 舎 全 体 と しては 十 分 にバリアフリー 化 が 出 来 ているとは 言 えず 他 の 部 分 でも 誰 もが 安 心 して 利 用 できる 庁 舎 の 実 現 に 向 けての 対 応 が 求 められています 現 庁 舎 では バリアフリー 化 について 次 のような 問 題 を 抱 えています トイレについて 現 庁 舎 には 車 いすを 利 用 される 方 に 使 っていただけるトイレがありませ ん また 小 さなお 子 さん 連 れの 方 や オストメイトを 利 用 される 方 の 設 備 も ありません 現 庁 舎 のトイレは 狭 く 現 状 のトイレを 改 修 して 新 たなスペース 等 を 設 ける ことは とても 困 難 な 状 況 です ( 中 央 公 民 館 においても 状 況 は 同 じです) 写 真 9 階 段 について 現 庁 舎 の 階 段 は 勾 配 が 急 で 十 分 な 手 すりも 無 く 高 齢 の 方 や 荷 物 を 持 っ た 方 にとっては 使 いづらいものとなっています また エレベーターが 設 置 されていないことから 車 いすを 利 用 される 方 や ベビーカーを 利 用 される 方 が 庁 舎 の2 階 以 上 に 行 くことは とても 困 難 な 状 況 です ( 中 央 公 民 館 においてもエレベーターが 設 置 されていませんの で 車 いすを 利 用 される 方 が2 階 以 上 に 行 くことは とても 困 難 な 状 況 です) 写 真 10 スロープ 等 について 車 いすを 利 用 される 方 のスロープは 正 面 玄 関 に1 箇 所 ありますが 雨 天 時 には 雨 に 濡 れてしまったり 車 いすを 利 用 される 方 の 駐 車 場 からは 距 離 があっ たりと 配 慮 が 十 分 になされていません また 庁 舎 内 では 十 分 な 通 路 幅 が 確 保 されていないことから 車 いすを 利 用 される 方 のみならず 混 雑 時 には 来 庁 者 の 往 来 にも 支 障 が 出 ています 写 真 11 12 窓 口 カウンターの 形 状 などについて 各 種 の 申 請 手 続 きなどを 行 う 窓 口 カウンターや 記 載 台 の 形 状 が 車 いすを 利 用 される 方 に 向 けて 十 分 な 対 応 がされていません 写 真 12 写 真 9 庁 舎 のトイレの 様 子 ( 男 子 ) スペースなどの 都 合 から バリアフリー 対 応 が 出 来 ません 写 真 10 庁 舎 正 面 玄 関 の 階 段 の 様 子 5ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について 写 真 11 写 真 12 庁 舎 正 面 玄 関 の 車 イス 対 応 スロープの 様 子 庁 舎 1 階 窓 口 の 様 子 混 雑 時 には 車 イスの 通 行 スペー スが 不 足 します (5) JAぎふ との 土 地 等 の 共 有 について 現 在 の 岐 南 町 庁 舎 は JAぎふ との 合 同 庁 舎 となっています また 土 地 についても JAぎふ との 共 有 地 となっています 新 庁 舎 においては 岐 南 町 と JAぎふ との 共 有 の 状 態 を 見 直 し それぞれ が 独 立 した 状 態 で 新 たな 施 設 の 建 設 を 目 指 します なお 岐 南 町 と JAぎ ふ の 共 有 の 状 態 は 次 のとおりです ~ 現 庁 舎 ( 合 同 庁 舎 )の 共 有 状 態 ~ 鉄 筋 コンクリート 造 3 階 建 岐 南 町 庁 舎 分 JAぎふ 分 延 床 面 積 3,434m2 約 2,750m2 約 684m2 一 部 共 用 部 分 があるため 概 数 で 表 しています ~ 現 庁 舎 ( 合 同 庁 舎 敷 地 分 ) 敷 地 の 共 有 状 態 ~ 土 地 の 所 在 岐 南 町 八 剣 7 丁 目 105 106 107 108 109 110 111 及 び 112 番 面 積 の 合 計 10,679m2 持 分 の 割 合 と 面 積 岐 南 町 (6/10) JAぎふ(4/10) 約 6,407m2 約 4,272m2 上 記 の 面 積 は 今 後 の 境 界 確 定 作 業 によって 変 動 することがあります 土 地 の 状 況 については 7ページ のとおりです 6ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について 2 新 庁 舎 の 必 要 性 について (1) 現 庁 舎 の 建 設 から 現 在 まで 現 在 の 庁 舎 は 昭 和 46 年 2 月 に 建 設 されてから 今 年 で40 年 を 迎 えよう としています 当 時 の 人 口 は11,647 人 ( 昭 和 45 年 10 月 )でしたが 現 在 の 人 口 は23,987 人 ( 平 成 23 年 8 月 1 日 )となり 当 時 に 比 べて 倍 増 す るに 至 りました この 間 町 では 増 大 する 行 政 需 要 への 対 応 として 庁 舎 内 の 会 議 室 などを 執 務 室 に 転 用 したり 現 在 の 庁 舎 の 北 側 に 庁 舎 機 能 の 一 部 を 設 けるなどの 対 応 を 行 ってきました しかしながら このような 対 応 をしながらも 一 方 で やむ を 得 ず 窓 口 を 分 散 させてしまうことになり 来 庁 された 町 民 の 方 からは 窓 口 が 分 かりづらい 移 動 するのに 不 便 だ という 声 をいただくに 至 っていま す また 現 在 の 庁 舎 は 昭 和 46 年 に 建 設 されたことからも 耐 震 性 能 が 不 足 しています 現 在 の 庁 舎 では 近 い 将 来 に 発 生 が 予 想 されている 東 海 地 震 など の 大 規 模 地 震 への 備 えが 出 来 ていないことから 災 害 対 策 機 能 の 強 化 と 耐 震 性 能 の 確 保 は 急 務 となっています (2) 現 在 の 庁 舎 敷 地 内 の 建 築 物 について 現 庁 舎 の 敷 地 内 にある 建 築 物 の 概 要 については 次 のとおりです それぞれの 位 置 については 10ページ を 参 照 ください 施 設 の 名 称 構 造 等 建 築 面 積 延 床 面 積 ( 面 積 単 位 はm2) 建 築 年 庁 舎 ( 庁 舎 部 分 のみ) 鉄 筋 コンクリート 造 3 階 建 2,750 昭 和 46 年 合 同 庁 舎 全 体 写 真 13 ( 同 上 ) 1,150 3,434 ( 同 上 ) 中 央 公 民 館 写 真 14 鉄 筋 コンクリート 造 3 階 建 1,180 1,898 昭 和 48 年 母 子 健 康 センター ( 二 町 教 育 委 員 会 ) 鉄 筋 コンクリート 造 2 階 建 216 431 昭 和 47 年 北 庁 舎 写 真 15 木 造 平 屋 建 132 132 ( 不 明 ) 防 災 倉 庫 写 真 15 鉄 骨 造 2 階 建 268 350 昭 和 46 年 公 用 車 車 庫 写 真 16 鉄 骨 造 平 屋 建 277 277 昭 和 46 年 平 成 8 年 に 増 築 合 同 庁 舎 の 為 庁 舎 部 分 のみの 建 築 面 積 は 算 出 できません 8ページ

第 1 章 現 庁 舎 の 問 題 や 新 庁 舎 の 必 要 性 について 写 真 13 写 真 14 合 同 庁 舎 棟 の 全 体 中 央 公 民 館 棟 の 全 体 合 同 庁 舎 棟 の 西 側 ( 写 真 奥 )の 中 央 公 民 館 棟 の 南 側 ( 写 真 右 手 )が 1 階 2 階 がJAぎふ 部 分 母 子 健 康 センターの 部 分 写 真 15 写 真 16 北 庁 舎 ( 左 側 )と 防 災 倉 庫 ( 右 側 ) 公 用 車 車 庫 ( 中 央 公 民 館 棟 の 北 側 ) 現 庁 舎 の 北 側 敷 地 に 立 地 (3) 新 庁 舎 の 必 要 性 と 建 設 の 手 順 について 現 庁 舎 の 建 物 は 昭 和 46 年 の 建 築 から40 年 を 経 過 しています 現 庁 舎 が かかえる 問 題 や これまでの 経 緯 などについては 第 1 章 および 本 章 に 記 載 の とおりです 現 庁 舎 の 老 朽 化 狭 小 化 などの 問 題 に 起 因 して 庁 舎 機 能 が 分 散 していること から 窓 口 等 が 分 かりにくく 複 数 の 窓 口 への 移 動 が 必 要 となるなど 来 庁 者 への 負 担 も 大 きくなっています 今 後 町 民 サービスを 向 上 させるために 改 修 等 を 施 すには 問 題 が 多 く 効 果 的 な 改 修 等 が 期 待 できません また 現 庁 舎 中 央 公 民 館 母 子 健 康 センターは 耐 震 性 能 が 不 足 している ことから 近 い 将 来 に 発 生 が 予 想 されている 大 地 震 に 対 しての 備 えが 十 分 では ありません 仮 に これらの 施 設 で 耐 震 性 能 を 向 上 させる 補 強 工 事 を 行 ったと しても 各 種 の 設 備 や 防 水 性 能 バリアフリー 化 などの 多 くの 課 題 を 解 決 する には 至 りません このような 状 況 から 一 層 の 町 民 サービスの 向 上 と 防 災 機 能 の 強 化 のため 新 庁 舎 の 建 設 は 急 務 であると 考 えますが 新 庁 舎 の 建 設 にあたっては 町 民 サービスの 低 下 と 混 乱 を 生 じさせないように 現 庁 舎 での 業 務 を 行 いつつ 中 央 公 民 館 および 母 子 健 康 センターを 解 体 したスペースなどを 利 用 して 新 庁 舎 等 を 建 設 し 新 庁 舎 の 開 庁 後 に 現 庁 舎 を 解 体 するという 手 順 で 行 います なお 新 庁 舎 等 の 建 設 は 他 の 公 共 施 設 の 整 備 の 優 先 順 位 を 検 討 した 上 で 適 正 な 財 政 計 画 に 基 づいて 進 めていきます 9ページ

北 庁 舎 木 造 平 屋 建 防 災 倉 庫 鉄 骨 造 2 階 建 JAガソリンスタンド 鉄 骨 造 平 屋 建 JA 倉 庫 鉄 骨 造 平 屋 建 公 用 車 車 庫 鉄 骨 造 平 屋 建 町 道 10ページ 町 道 合 同 庁 舎 鉄 筋 コンクリート 造 3 階 建 母 子 健 康 センター 鉄 筋 コンクリート 造 2 階 建 中 央 公 民 館 鉄 筋 コンクリート 造 3 階 建 東 消 防 署 町 道 凡 例 岐 南 町 施 設 JAぎふ 施 設 町 道 岐 南 町 JAぎふ 共 有 施 設 N 岐 南 町 役 場 501-6197 羽 島 郡 岐 南 町 八 剣 7ー107 tel 058-247-1331 fax 058-247-9904 工 事 名 称 担 当 課 仕 様 書 番 号 作 成 日 変 更 図 面 名 称 図 番 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 ( 案 ) H23.9.1 建 物 の 現 状 について 10ページ

第 2 章 新 庁 舎 建 設 の 理 念 や 概 要 について 1 新 庁 舎 の 理 念 について ~はじめに~ 岐 南 町 の 第 5 次 総 合 計 画 では 次 の5つを 基 本 目 標 として まちづくりに 取 り 組 んでいます やすらぎと 思 いやりのあるまちづくり 健 康 で 楽 しく 暮 らせるまちづくり 活 力 とにぎわいに 満 ちたまちづくり 安 全 で 快 適 に 暮 らせるまちづくり 夢 と 希 望 を 育 むまちづくり こうした 中 新 庁 舎 の 建 設 については 他 の 公 共 施 設 整 備 の 優 先 順 位 からも 庁 舎 が 町 政 の 基 幹 施 設 となるものであることから 優 先 的 に 整 備 することが 必 要 と 考 えられます また 庁 舎 建 設 にあたっては 岐 南 町 第 5 次 総 合 計 画 の 基 本 目 標 を 踏 まえつ つ 質 の 高 い 町 民 サービスの 提 供 や 効 率 的 な 行 政 運 営 を 実 現 していくことが 必 要 であることから 次 の5つの 項 目 を 庁 舎 建 設 の 理 念 とします 庁 舎 建 設 の5つの 理 念 (1) 防 災 機 能 の 強 化 (2) サービスの 向 上 と 充 実 (3) 住 民 自 治 の 推 進 (4) 環 境 への 配 慮 (5) まちなみ 景 観 の 創 出 (1) 防 災 機 能 の 強 化 町 の 庁 舎 は 大 地 震 をはじめとする 自 然 災 害 の 防 災 拠 点 として 町 民 の 安 全 を 守 る 大 切 な 役 割 を 持 っています また 岐 南 町 地 域 防 災 計 画 において 本 庁 舎 は 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 災 害 発 生 時 に 重 要 な 役 割 を 持 つだけでなく 災 害 復 興 時 にも 災 害 復 興 支 援 本 部 としての 機 能 を 果 たさなければなりません このように 災 害 に 際 して 庁 舎 は 重 要 な 役 割 を 持 つことから 新 庁 舎 は 高 い 耐 震 性 能 を 有 するとともに 災 害 時 の 本 部 機 能 を 十 分 に 発 揮 できる 施 設 として 計 画 します (2) サービスの 向 上 と 充 実 庁 舎 は 将 来 に 渡 り 柔 軟 なサービスの 提 供 に 対 応 できなければなりません 新 庁 舎 では 明 快 な 配 置 計 画 や 高 度 情 報 化 対 応 などを 行 うことで サービスの 迅 速 化 と 効 率 化 を 図 ります また 来 庁 者 にとって 誰 でも 快 適 に 利 用 できる 庁 舎 の 計 画 を 進 めます 11ページ

第 2 章 新 庁 舎 建 設 の 理 念 や 概 要 について (3) 住 民 自 治 の 推 進 地 方 分 権 化 の 時 代 を 迎 えて 岐 南 町 でも 自 主 性 自 立 性 の 高 い 行 政 運 営 が 求 められます このためには 町 民 のニーズや 時 代 の 要 請 に 応 じられるように 効 率 的 な 行 政 運 営 への 転 換 を 図 るとともに 町 民 に 開 かれた 議 会 運 営 を 図 り 町 民 の 自 主 的 自 立 的 な 参 加 が 重 要 となります 新 庁 舎 では 庁 舎 が 行 政 と 議 会 に 限 定 された 施 設 であるという 従 来 の 概 念 に とらわれることなく 町 民 の 自 主 的 自 立 的 な 場 の 充 実 や 新 庁 舎 の 複 合 的 な 利 用 を 図 ることで 町 民 行 政 議 会 の 相 互 の 交 流 や 町 民 活 動 の 活 性 化 を 支 え ます (4) 環 境 への 配 慮 地 球 温 暖 化 防 止 などの 地 球 環 境 を 保 全 する 観 点 から 新 庁 舎 は 省 エネル ギー 省 資 源 に 配 慮 した 計 画 や 設 備 を 導 入 します また 太 陽 光 発 電 をはじめ とした 自 然 エネルギーの 活 用 や 雨 水 の 利 用 緑 化 による 温 熱 環 境 の 改 善 などを 推 進 し 庁 舎 の 省 エネルギー 化 を 進 めます (5) まちなみ 景 観 の 創 出 新 庁 舎 は 周 辺 環 境 とのつながりや 調 和 を 図 りつつ 国 道 をはじめとした 主 要 幹 線 道 路 の 整 った 地 理 的 な 条 件 の 利 点 を 生 かし 岐 南 町 の 中 心 に 立 地 する 公 共 施 設 として 町 民 が 誇 りを 持 てるような 岐 南 町 の 庁 舎 としてふさわしい 施 設 の 計 画 を 進 めます また 将 来 に 向 け 岐 南 町 の 景 観 づくり や まちなみの 創 出 に 寄 与 で きる 一 体 感 や 開 放 感 のある 計 画 とともに 誰 でも 安 心 して 立 ち 寄 れる 庁 舎 とし て 町 民 コミュニティの 形 成 や ふれあいの 場 を 生 み 出 す 計 画 を 進 めます 12ページ

第 2 章 新 庁 舎 建 設 の 理 念 や 概 要 について 2 計 画 の 概 要 について (1) 建 設 計 画 の 概 要 新 庁 舎 の 建 設 は 現 庁 舎 での 業 務 を 行 いながら 敷 地 内 の 中 央 公 民 館 棟 を 解 体 した 部 分 なども 含 めて 現 在 の 庁 舎 敷 地 内 に 建 設 します 建 設 する 建 物 は 庁 舎 棟 公 民 館 棟 ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 棟 および 車 庫 などの 附 帯 施 設 で す なお 岐 南 町 と JAぎふ との 土 地 と 建 物 の 共 有 状 態 については これを 清 算 し JAぎふ は 現 在 の 庁 舎 敷 地 のうち 約 2,000m2( 現 在 の 合 同 庁 舎 の 敷 地 の 持 分 は 約 4,272m2を 有 する)を 確 保 して 店 舗 等 を 建 設 する 予 定 です また 新 庁 舎 等 の 具 体 的 な 計 画 や 配 置 については 町 は ( 仮 称 ) 岐 南 町 新 庁 舎 等 建 設 設 計 競 技 要 綱 を 作 成 し 設 計 競 技 ( 設 計 コンペ)を 実 施 すること で 岐 南 町 の 新 庁 舎 として 最 もふさわしい 案 を 一 つ 選 出 し これに 基 づいて 実 施 設 計 を 行 い 決 定 します 計 画 の 概 要 については 14ページ を 参 照 くださ い 土 地 について 現 状 JAぎふ( 持 分 4/10) 約 4,272m2 相 当 合 同 庁 舎 敷 地 全 体 面 積 10,679m2 岐 南 町 ( 持 分 6/10) 約 6,407m2 相 当 計 画 JAぎふ 敷 地 約 2,000m2 持 分 の 解 消 および 一 部 を 買 収 し 区 画 分 けをする 新 庁 舎 敷 地 約 8,679m2(JAぎふ 持 分 の 一 部 を 買 収 ) 上 記 の 面 積 は 今 後 の 境 界 確 定 作 業 によって 変 動 することがあります 建 物 について 現 状 合 同 庁 舎 延 床 面 積 3,434m2 JAぎふ 部 分 庁 舎 部 分 延 床 面 積 684m2 延 床 面 積 2,750m2 共 有 の 解 消 敷 地 内 のJAガソリンスタンド 倉 庫 他 の 解 体 中 央 公 民 館 棟 母 子 健 康 センター 棟 他 の 解 体 計 画 JAぎふ 店 舗 ( 予 定 ) 別 敷 地 計 画 新 庁 舎 計 画 計 画 + 公 民 館 棟 + ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 棟 13ページ

第 2 章 新 庁 舎 建 設 の 理 念 や 概 要 について (2) 計 画 の 規 模 や 経 済 性 について 新 庁 舎 の 建 設 にあたっては 町 民 サービスの 向 上 と 事 務 の 効 率 化 を 進 める 一 方 で 建 設 コストや 維 持 管 理 費 については 一 層 のコスト 削 減 に 努 めなけ ればなりません 新 庁 舎 では 次 の 取 り 組 みを 進 め 経 済 的 な 合 理 性 を 目 指 します 適 切 な 規 模 と 維 持 管 理 費 の 削 減 に 向 けて 建 築 物 や その 設 備 等 については 将 来 の 行 政 需 要 を 想 定 しつつ 町 民 サー ビスの 向 上 と 事 務 の 効 率 化 防 災 機 能 の 強 化 に 向 け 適 正 なバランスと 規 模 に よって 計 画 を 進 めます また 建 築 物 や 設 備 などには 高 い 耐 久 性 と 効 率 性 を 求 めることで 維 持 や 管 理 の 負 担 を 軽 減 し ランニングコストの 削 減 を 目 指 します 民 間 技 術 の 活 用 に 向 けて 新 庁 舎 等 の 施 設 の 計 画 にあたっては 民 間 の 優 れた 技 術 や 工 法 などを 活 用 す ることで 低 いコストと 高 い 品 質 の 両 立 を 目 指 します 15ページ

第 2 章 新 庁 舎 建 設 の 理 念 や 概 要 について (3) スケジュールの 概 要 新 庁 舎 の 建 設 計 画 は 概 ね 次 のスケジュールで 進 めます 平 成 23 年 7 月 平 成 23 年 9 月 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 策 定 委 員 会 の 設 立 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 ( 概 要 ) への パブリックコメントの 募 集 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 策 定 委 員 会 による 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 ( 案 ) の 検 討 平 成 23 年 12 月 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 の 策 定 および 答 申 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 策 定 委 員 会 の 終 了 敷 地 の 地 質 調 査 (ボーリング 調 査 ) 平 成 24 年 2 月 平 成 24 年 5 月 平 成 24 年 11 月 平 成 25 年 2 月 平 成 25 年 5 月 設 計 競 技 ( 設 計 コンペ) 要 綱 の 策 定 対 象 : 庁 舎 棟 公 民 館 棟 および ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 棟 の3 棟 設 計 競 技 による 計 画 案 と 設 計 者 の 決 定 実 施 設 計 に 着 手 中 央 公 民 館 棟 ( 母 子 健 康 センター 棟 を 含 む)および 公 用 車 車 庫 の 解 体 実 施 設 計 の 完 了 建 築 確 認 申 請 等 の 諸 手 続 き 庁 舎 棟 ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 棟 公 民 館 棟 の 施 工 者 の 決 定 平 成 26 年 12 月 新 庁 舎 の 完 成 ( 建 築 工 事 ) 平 成 27 年 1 月 平 成 27 年 3 月 平 成 27 年 4 月 平 成 27 年 12 月 新 庁 舎 の 開 庁 公 民 館 棟 ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 棟 の 完 成 公 民 館 棟 および ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センターの 施 設 の 供 用 開 始 旧 庁 舎 の 解 体 外 構 工 事 等 の 完 了 上 記 のスケジュールは 防 衛 省 補 助 事 業 の 関 係 などから 変 更 が 生 じることがあります 16ページ

北 庁 舎 木 造 平 屋 建 防 災 倉 庫 鉄 骨 造 2 階 建 JAガソリンスタンド 解 体 公 用 車 車 庫 解 体 JA 倉 庫 解 体 町 道 このスペース 中 の 一 部 を 利 用 して 庁 舎 棟 公 民 館 棟 ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 棟 を 配 置 します 建 設 スペース 14ページ 町 道 JAぎふ 予 定 面 積 2000m2 合 同 庁 舎 新 庁 舎 建 設 後 に 解 体 母 子 健 康 センター 解 体 中 央 公 民 館 解 体 東 消 防 署 町 道 町 道 N 新 庁 舎 は 庁 舎 機 能 公 民 館 機 能 ( 仮 称 ) 母 子 健 康 センター 機 能 から 成 り 立 ちます ( 車 庫 などの 付 帯 施 設 を 除 く) 新 庁 舎 の 具 体 的 な 設 計 については 設 計 競 技 ( 設 計 コンペ)によって 決 定 しますので 上 記 のゾーンは 決 定 したものではありません 岐 南 町 役 場 501-6197 羽 島 郡 岐 南 町 八 剣 7ー107 tel 058-247-1331 fax 058-247-9904 工 事 名 称 担 当 課 仕 様 書 番 号 作 成 日 変 更 図 面 名 称 図 番 岐 南 町 新 庁 舎 建 設 基 本 計 画 ( 案 ) H23.9.1 計 画 の 概 要 について 14ページ

第 3 章 新 庁 舎 の 理 念 の 実 現 に 向 けて 1 防 災 機 能 の 強 化 に 向 けて 予 想 されている 大 規 模 地 震 や 近 年 発 生 の 頻 度 が 高 まっている 集 中 豪 雨 な どの 自 然 災 害 の 発 生 においても 初 期 初 動 体 制 を 確 立 できる 機 能 をはじめとし て その 後 の 災 害 復 旧 時 においても 庁 舎 の 機 能 を 維 持 しながら 災 害 に 対 す る 早 期 の 復 旧 に 取 り 組 む 機 能 を 確 保 していくことが 必 要 です このため 新 庁 舎 は 次 の 点 にも 留 意 した 上 で 高 い 耐 震 性 と 安 全 性 を 備 えた 庁 舎 とします (1) (2) (3) (4) (5) (6) 岐 南 町 ハザードマップ( 洪 水 編 ) によりますと 現 在 の 岐 南 町 周 辺 は 木 曽 川 長 良 川 の 堤 防 が 崩 れた 際 には 浸 水 が 予 想 され ま た 境 川 などから 溢 れた 水 による 浸 水 や 町 内 に 降 った 大 雨 そのもの が 溜 まりやすいとされる 地 域 になっています このことから 新 庁 舎 は 防 災 拠 点 として 有 効 にその 機 能 が 発 揮 で きるように 浸 水 を 前 提 として 敷 地 の 地 盤 の 高 さや1 階 の 床 面 の 高 さ について 配 慮 することが 求 められます 岐 南 町 地 震 防 災 マップ によりますと 岐 南 庁 舎 周 辺 の 土 地 の 地 質 は 水 分 を 多 く 含 む 柔 らかな 地 質 であることから 大 地 震 の 発 生 の 際 には 液 状 化 の 発 生 や 揺 れの 増 幅 が 想 定 されます 新 庁 舎 は このような 地 質 を 前 提 として 耐 震 上 有 効 な 対 策 が 求 められます 自 然 災 害 の 発 生 や 予 期 しない 停 電 に 際 しても 非 常 用 の 発 電 設 備 や 太 陽 光 発 電 パネル 蓄 電 池 等 を 設 置 することで 庁 舎 の 機 能 を 維 持 し 災 害 対 策 時 復 旧 支 援 時 における 庁 舎 の 電 力 の 確 保 に 万 全 を 期 し ます 災 害 対 策 の 拠 点 として IT 技 術 を 活 用 した 情 報 収 集 や 情 報 発 信 の ための 設 備 を 備 え 災 害 対 策 本 部 としての 機 能 を 強 化 することが 求 め られます 庁 舎 の 敷 地 内 には 予 期 しない 断 水 に 備 えて 貯 水 設 備 を 設 けるこ とで 災 害 時 に 必 要 な 水 を 確 保 します また 大 雨 の 際 庁 舎 周 辺 へ 大 量 の 雨 水 が 流 出 することを 緩 和 する ため 雨 水 貯 留 槽 を 設 けることで 排 水 路 などへの 流 出 を 軽 減 し 町 内 の 浸 水 の 危 険 を 緩 和 します 新 庁 舎 では 災 害 の 発 生 時 においても 町 民 の 皆 さんの 大 切 な 情 報 を 安 全 に また 確 実 に 保 存 するため 文 書 等 の 保 管 のあり 方 や 電 子 情 報 の 安 全 な 保 持 安 全 性 の 高 いバックアップの 体 制 を 実 現 します 17ページ

第 3 章 新 庁 舎 の 理 念 の 実 現 に 向 けて 2 サービスの 向 上 と 充 実 のために 効 率 的 な 行 政 を 行 うことは コスト 面 のみならず 提 供 する 行 政 サービスの 面 からも 重 要 なことです 新 庁 舎 は 来 庁 者 の 思 いに 応 えられる 窓 口 とするために 効 率 的 かつ 機 能 的 な 執 務 環 境 の 整 備 IT 化 を 促 進 し 必 要 とされるサービスの 提 供 を 迅 速 かつ 効 率 的 に 行 います また 柔 軟 なサービスの 提 供 に 対 応 し 誰 でも 快 適 に 利 用 できる 庁 舎 としま す (1) (2) (3) (4) 新 庁 舎 では 明 快 なゾーニング 計 画 と 分 かりやすいサイン 計 画 を 行 い また 適 切 に 窓 口 等 を 配 置 することで 来 庁 者 の 移 動 の 負 担 を 軽 減 し 迅 速 なサービスの 提 供 を 行 います 新 庁 舎 は 誰 でも 快 適 に 利 用 できる 庁 舎 であるために エレベー ターの 設 置 を 始 めとした 移 動 空 間 の 利 便 性 の 充 実 待 ち 合 い 空 間 の 快 適 性 トイレの 機 能 や 設 備 の 充 実 などは 十 分 に 配 慮 した 計 画 としま す 新 庁 舎 では 施 設 や 設 備 などのハード 面 のみならず ソフト 面 に おいても 丁 寧 なサービスやサポート 体 制 を 充 実 させることで 真 の バリアフリー 化 を 目 指 し すべての 方 にとって 快 適 で 優 しい 庁 舎 を 目 指 します また 来 庁 者 のプライバシーにも 配 慮 した 窓 口 や 相 談 室 などを 設 置 することで 誰 もが 周 囲 を 気 にすることなく 気 軽 に 相 談 できる 窓 口 を 設 け 多 様 なニーズに 応 える 環 境 をつくります 将 来 の 行 政 需 要 の 増 大 や 多 様 なサービスの 提 供 を 見 据 えて 柔 軟 な 行 政 サービスの 提 供 を 行 えるように 執 務 空 間 においては 情 報 化 へ の 対 応 のみならず 平 準 化 多 機 能 化 を 行 います また 個 人 情 報 などを 含 む 町 の 情 報 資 産 などについては 文 書 等 の 管 理 のあり 方 や 庁 舎 のセキュリティのあり 方 を 見 直 すことで 災 害 対 策 としてだけでなく 普 段 から 大 切 な 町 民 の 情 報 を 守 ります 庁 舎 の 駐 車 場 は 車 両 や 自 転 車 歩 行 者 などが 混 在 するため それ ぞれの 通 行 に 十 分 な 安 全 配 慮 が 必 要 です 新 庁 舎 の 駐 車 場 は 十 分 な 駐 車 台 数 を 確 保 するとともに 歩 行 者 と 車 両 の 分 離 死 角 の 排 除 駐 車 スペースの 充 実 などを 図 ることで 誰 もが 安 心 して 利 用 できる 駐 車 場 計 画 を 行 います 18ページ

第 3 章 新 庁 舎 の 理 念 の 実 現 に 向 けて 3 住 民 自 治 の 推 進 に 向 けて 新 庁 舎 では 町 民 のニーズや 時 代 の 要 請 に 応 じられる 行 政 運 営 と 町 民 に 開 かれた 議 会 運 営 を 図 り また 町 民 の 自 主 的 自 立 的 な 活 動 を 支 える 場 を 設 け ることで 将 来 の 岐 南 町 のまちづくりに 向 けて 行 政 議 会 住 民 の 協 働 の 場 としての 庁 舎 を 目 指 します (1) (2) (3) (4) (5) 新 庁 舎 を 含 む 庁 舎 敷 地 の 全 体 計 画 では 町 民 の 活 動 やボランティア など 多 様 な 活 動 を 支 えるため 町 民 や 活 動 団 体 による 情 報 の 発 信 や 情 報 交 換 の 場 として 充 実 させることを 目 指 します また 行 政 からの 情 報 提 供 のあり 方 についても 見 直 しを 行 い 提 供 する 情 報 の 充 実 と 効 率 化 を 進 めます 新 庁 舎 では 行 政 議 会 住 民 の 協 働 の 場 として ワークショップ の 展 開 などを 前 提 とした 活 動 スペースの 充 実 を 図 ります ワーク ショップスペースでは 岐 南 町 のまちづくりに 向 けての 活 発 な 活 動 が 期 待 されます 新 庁 舎 では 行 政 議 会 住 民 の 相 互 理 解 や 情 報 の 受 け 渡 しを 目 的 として それぞれの 姿 や 動 きを 相 互 に 見 ることができるように 人 の 動 きや 活 動 を 感 じられる 庁 舎 づくりを 目 指 します 議 会 については 議 場 の 傍 聴 スペースのほか 議 場 の 中 継 設 備 を 充 実 させることで 誰 でも 気 軽 に 議 会 を 見 ることができる 環 境 づくりを 目 指 します 庁 舎 敷 地 の 外 構 計 画 では イベントなどの 開 催 を 想 定 し 地 域 コ ミュニティの 形 成 に 寄 与 できる 外 構 計 画 を 目 指 します 19ページ

第 3 章 新 庁 舎 の 理 念 の 実 現 に 向 けて 4 環 境 への 配 慮 について 新 庁 舎 の 建 設 にあたっては 環 境 負 荷 の 軽 減 を 目 指 し 庁 舎 の 省 エネルギー 化 を 進 めるだけでなく 太 陽 光 や 雨 水 といった 自 然 のエネルギーなどを 有 効 に 活 用 することで 一 層 の 省 エネルギー 化 を 推 進 します (1) (2) (3) (4) 新 庁 舎 では 太 陽 光 の 取 り 入 れや 自 然 換 気 機 能 の 効 率 化 を 有 効 に 図 れる 建 築 計 画 とすることで 当 初 から 電 力 消 費 の 高 い 設 備 の 導 入 をできるだけ 抑 え 庁 舎 としての 省 エネルギー 化 を 進 めます 庁 舎 に 導 入 する 照 明 や 空 調 などの 設 備 については 必 要 なところに 必 要 な 量 を 稼 動 させることができるよう 計 画 し 適 切 な 配 置 や 稼 動 計 画 を 行 うことで 消 費 電 力 を 抑 えます また 機 器 の 選 定 にあたっては 高 効 率 で 省 電 力 なものを 選 定 する ことで 消 費 電 力 を 抑 えます 庁 舎 敷 地 内 には 太 陽 光 発 電 設 備 と 蓄 電 池 を 備 えることで 夜 間 の 敷 地 内 照 明 への 利 用 や 災 害 時 の 停 電 時 に 庁 舎 機 能 の 維 持 に 必 要 な 電 力 をまかなう 設 備 として 活 用 します 敷 地 内 に 降 った 雨 水 を 貯 水 し これを 散 水 などに 利 用 することで 水 道 水 の 消 費 を 抑 えます 貯 めた 雨 水 は 敷 地 内 の 積 極 的 な 緑 化 など に 利 用 することで 建 物 等 に 対 する 太 陽 からの 熱 の 影 響 を 和 らげ 空 調 機 器 の 負 担 を 軽 減 し また 緑 化 によって 外 部 空 間 には 憩 いや 集 い の 場 を 創 出 します 5 岐 南 町 の まちなみ や 景 観 の 創 出 のために 岐 南 庁 舎 の 敷 地 は 岐 南 町 の 中 心 部 にあることからも 岐 南 町 の まちな み や 景 観 の 創 出 について 大 きな 役 割 を 持 っています 新 庁 舎 は 岐 南 町 の 中 心 地 にある 庁 舎 として 庁 舎 敷 地 の 全 体 を 岐 南 町 の 将 来 に 向 けて 良 好 な 景 観 の 創 出 に 寄 与 することを 目 指 します (1) (2) (3) 新 庁 舎 の 外 構 計 画 は 岐 南 町 の 第 5 次 総 合 計 画 の 基 本 目 標 を 踏 ま え 誰 でも 気 軽 に 立 ち 寄 ることができ 岐 南 町 の 活 力 とにぎわいの 場 を 創 出 することを 目 指 します このため 新 庁 舎 の 外 構 計 画 をはじ め 施 設 などについても 庁 舎 としての 一 体 感 をもたせつつ 開 放 感 のある 場 を 目 指 して 計 画 を 進 めます 新 庁 舎 の 外 構 計 画 は 積 極 的 な 緑 化 を 進 めることで 岐 南 町 の ま ちなみ としての 緑 化 空 間 の 創 出 を 目 指 します また 敷 地 内 の 緑 化 空 間 においては 憩 いや 集 いの 場 を 設 けることで 来 庁 者 のやすらぎ 空 間 や 町 民 の 活 動 空 間 の 創 出 を 目 指 します 新 庁 舎 の 建 物 は 立 地 上 岐 南 町 の 中 心 に 位 置 するという 意 味 だけ でなく 町 民 サービスの 拠 点 としても これにふさわしい 明 快 さや 開 放 性 親 しみやすさを 持 つことを 目 指 します 20ページ