この SIA グループ 年 次 決 算 (2014 年 4 月 1 日 ~2015 年 3 月 31 日 )は 2015 年 5 月 14 日 シンガポールにて 発 表 された 資 料 の 日 本 語 抄 訳 です 財 務 および 運 航 状 況 に 関 する 統 計 値 の 概 要 を 添 付 資 料 A に 示 しています ( 金 額 はすべてシンガポール ドルです ) シンガポール 航 空 (SIA) としている 場 合 はシンガポール 航 空 単 体 のみを グループ としている 場 合 は シンガポール 航 空 ならびに 子 会 社 合 弁 会 社 関 連 会 社 を 含 みます 2015 年 5 月 18 日 シンガポール 航 空 2014 年 -15 年 会 計 年 度 連 結 決 算 報 告 燃 料 費 の 低 下 を 背 景 に 通 期 営 業 利 益 が 1 億 5,100 万 ドル 伸 長 特 別 項 目 のマイナスが 純 利 益 に 影 響 17 セントの 期 末 配 当 を 予 定 依 然 として 厳 しい 市 場 環 境 シンガポール 航 空 グループ 2014-15 年 会 計 年 度 シンガポール 航 空 グループの 2014-15 年 会 計 年 度 の 営 業 利 益 は 前 年 比 1 億 5,100 万 ドル 増 (58.3% 増 )の 4 億 1,000 万 ドルとなりました このように 営 業 利 益 は 改 善 していますが 合 弁 会 社 および 連 結 子 会 社 からの 利 益 分 配 の 減 少 (1 億 2,600 万 ドル 減 )と 税 還 付 がなかったこと(9,300 万 ドル 減 )により 利 益 の 一 部 が 侵 食 されました しかし 前 年 度 の 特 別 損 失 から 今 年 度 は 特 別 利 益 に 転 じたことで(7,300 万 ドル 増 )( 参 照 : 注 2) その 一 部 が 相 殺 され その 結 果 グループの 純 利 益 は 前 年 比 900 万 ドル 増 (2.5% 増 )の 3 億 6,800 万 ドルとなりました SIA グループ 2014-15 会 計 年 度 通 期 タイガー 以 外 注 3 2014-15 会 計 年 度 2013-14 会 計 年 度 2015 年 1-3 月 第 4 四 半 期 タイガー 以 外 2015 年 1-3 月 注 3 2014 年 1-3 月 百 万 ドル 百 万 ドル 百 万 ドル 百 万 ドル 百 万 ドル 百 万 ドル 総 売 上 15,566 15,209 15,244 3,880 3,708 3,628 燃 料 コスト 5,580 5,439 5,702 1,285 1,220 1,383 非 燃 料 コスト 9,576 9,351 9,283 2,503 2,383 2,306 総 費 用 15,156 14,790 14,985 3,788 3,603 3,689 営 業 利 益 /( 損 失 ) 410 419 259 92 105 (61) 注 2: 2014-15 年 会 計 年 度 の 特 別 項 目 は 主 に 子 会 社 であるタイガー エアウェイズの 統 合 に 関 する 再 測 定 による 利 益 1 億 2,000 万 ドルによるものですが その 一 部 は SIA カーゴの 中 国 貨 運 航 空 への 投 資 による 損 失 (6,400 万 ドル) により 相 殺 されました 詳 しくは 添 付 資 料 A に 記 載 されています 1
タイガー エアウェイズを 除 いた 通 期 財 務 実 績 2014 年 10 月 をもってタイガー エアウェイズはグループの 子 会 社 となり 統 合 後 の 営 業 損 失 900 万 ドルが 計 上 さ れました このタイガー エアウェイズを 除 くと グループの 営 業 利 益 は 1 億 6,000 万 ドル 増 の 4 億 1,900 万 ドルとなります グループの 売 上 高 は 前 年 度 をわずかに 下 回 り(0.2% 減 ) 152 億 900 万 ドルとなりました グループの 旅 客 輸 送 量 が 0.2% 増 イールドが 0.9% 増 と それぞれわずかに 改 善 したことで 旅 客 収 入 が 0.9% 伸 長 しました 貨 物 収 入 は 貨 物 利 用 率 (0.8 ポイント 増 )とイールド(0.3% 増 )が 改 善 したものの 主 に 貨 物 積 載 能 力 が 2.4% 低 下 したことにより 前 年 比 0.9% 減 となりました エンジニアリングサービス 収 入 は 点 検 作 業 の 件 数 減 に 伴 い 減 少 し 付 帯 事 業 収 益 も 減 少 しましたが これは 主 にロイヤルブルネイ 航 空 へのリース 期 間 満 了 に 伴 う 航 空 機 リース 収 入 の 減 少 と 航 空 機 デ リバリー スロットの 変 更 に 伴 う 和 解 金 の 減 額 ( 参 照 : 注 4)によるものです グループの 営 業 費 用 は 正 味 燃 料 コストの 2 億 6,300 万 ドルの 減 少 が 著 しく 前 年 比 1 億 9,500 万 ドル 減 (1.3% 減 )の 147 億 9,000 万 ドルとなりました ヘッジ 前 の 燃 料 コストは 8 億 9,900 万 ドル 減 少 しました この 背 景 には 平 均 ジェット 燃 料 価 格 が 前 年 より 15.4% 低 下 (8 億 8,200 万 ドル 減 )したことと 使 用 燃 料 が 1.6% 減 少 (9,400 万 ド ル 減 )したことがありますが この 一 部 は 米 ドル 高 シンガポール ドル 安 (5,900 万 ドル 増 )により 相 殺 されました グ ループは 必 要 なジェット 燃 料 の 66%を 1 バレル 当 たり 平 均 117 米 ドルでヘッジしましたが その 結 果 通 期 で 5 億 4,900 万 ドルのヘッジ 損 失 を 計 上 しました 前 年 度 はヘッジによる 利 益 が 8,700 万 ドルであったため 対 前 年 比 6 億 3,600 万 ドル 減 となりました 非 燃 料 コストついては リース 機 の 追 加 に 伴 うリース 費 用 の 増 加 (1 億 5,500 万 ドル 増 )があり これを 減 価 償 却 費 の 減 少 (5,700 万 ドル 減 )と 人 件 費 の 減 少 (4,200 万 ドル 減 )が 一 部 相 殺 したものの 6,800 万 ドルの 増 加 となりました 注 3: 注 4: タイガー 以 外 とは 2014 年 10 月 にグループに 統 合 されたタイガー エアウェイズを 除 いたグループの 実 績 を 意 味 します この 数 字 は タイガー エアウェイズの 実 績 を 2013-14 年 会 計 年 度 のグループ 実 績 から 除 くことで グル ープ 実 績 の 実 質 的 な 対 前 年 比 較 を 可 能 とするために 示 しています 2013-14 年 会 計 年 度 第 1 四 半 期 に 達 した 合 意 をもって 1 億 2,600 万 ドルが 同 会 計 年 度 の 売 上 として 認 められま した そのうちの 5,900 万 ドルは 前 会 計 年 度 に 関 する 提 供 枠 変 更 に 付 随 するものです 6,600 万 ドルの 和 解 金 は 2014-15 年 会 計 年 度 に 認 められました グループ 内 主 要 企 業 の 今 年 度 の 業 績 は 以 下 の 通 りです 2014-15 年 度 2013-14 年 度 営 業 利 益 /( 損 失 ) 百 万 ドル 百 万 ドル シンガポール 航 空 340 256 SIA エンジニアリング カンパニー(SIAEC) 84 116 シルクエアー 41 35 SIA カーゴ (22) (100) シンガポール 航 空 の 営 業 利 益 は 前 年 比 8,400 万 ドル 増 (32.8% 増 )となりました 正 味 燃 料 コストは 2 億 3,600 万 ドル 減 少 しましたが 主 に 航 空 機 のリース 費 用 の 増 加 により 固 定 費 が 増 加 (1 億 2,200 万 ドル 増 )したため その 一 部 が 相 殺 されました 売 上 高 は 主 に 航 空 機 関 連 の 和 解 金 の 減 少 ( 参 照 : 注 4)により 6,100 万 ドル 減 となりました SIA エンジニアリングの 営 業 利 益 は 収 入 の 減 少 分 (5,900 万 ドル 減 )が 支 出 の 減 少 分 (2,700 万 ドル 減 )を 上 回 った ため 3,200 万 ドル 減 となりました 航 空 機 と 部 品 の 点 検 収 入 は 大 規 模 な 点 検 の 件 数 減 により 減 少 しましたが そ の 一 部 はフリート 管 理 収 入 の 増 加 により 相 殺 されました 支 出 が 減 少 した 主 な 要 因 は 資 材 費 と 人 件 費 ですが その 一 部 は 外 注 費 用 の 増 加 により 相 殺 されました 資 材 費 の 減 少 は 大 規 模 な 点 検 の 件 数 減 少 に 伴 うものです 2
シルクエアーの 営 業 利 益 は 600 万 ドル 改 善 しました 売 上 高 は 旅 客 輸 送 量 の 増 加 により 旅 客 収 入 が 6.3% 増 加 し 旅 客 イールドが 1.5% 改 善 したことにより 4,600 万 ドル 伸 長 しました 支 出 は 主 に 航 空 機 のリース 費 用 増 により 4,000 万 ドル 増 加 しました SIA カーゴは 航 空 貨 物 輸 送 の 緩 やかな 需 要 増 と 徹 底 した 輸 送 能 力 管 理 により 通 期 の 営 業 損 失 を 7,800 万 ドル 縮 小 させました 貨 物 利 用 率 は 0.8 ポイント 改 善 しましたが イールドはほぼ 変 わらずで ユニットコストは 前 年 比 で 2.3% 減 少 しました 2014-15 年 会 計 年 度 第 4 四 半 期 営 業 利 益 は 前 年 同 期 の 営 業 損 失 から 改 善 し(1 億 5,300 万 ドル 増 ) 9,200 万 ドルを 計 上 しました 燃 料 価 格 の 低 下 により 営 業 支 出 が 減 少 したことに 加 え 徹 底 したインベントリー 管 理 により 旅 客 イールドも 改 善 しました しかし 営 業 利 益 の 改 善 分 は 税 金 (8,500 万 ドル 減 ) 特 別 項 目 (3,200 万 ドル 減 )( 参 照 : 注 5) シンガポール 航 空 の 航 空 機 の 評 価 損 (2,200 万 ドル 減 )により その 一 部 が 相 殺 されました その 結 果 グループの 純 利 益 は 前 年 同 期 比 1,300 万 ドル 増 の 4,000 万 ドルとなりました タイガー エアウェイズを 除 くグループの 営 業 利 益 は 1 億 6,600 万 ドル 増 の 1 億 500 万 ドル 純 利 益 は 2,100 万 ド ル 増 の 4,800 万 ドルでした 17 セントの 期 末 配 当 取 締 役 会 は 2014-15 年 会 計 年 度 の 期 末 配 当 を 1 株 当 たり 17 セントとしています 2014 年 11 月 27 日 に 支 払 いを 実 施 した 5 セントの 中 間 配 当 を 合 わせると 2014-15 年 会 計 年 度 の 配 当 総 額 は 1 株 当 たり 22 セントとなります 期 末 配 当 ( 非 課 税 一 段 階 配 当 制 度 )は 2015 年 8 月 5 日 時 点 での 株 主 に 対 して 2015 年 8 月 19 日 に 支 払 いを 実 施 する 予 定 です 2014-15 年 会 計 年 度 輸 送 実 績 シンガポール 航 空 の 2015 年 3 月 31 日 を 末 日 とする 会 計 年 度 における 旅 客 輸 送 量 ( 有 償 乗 客 キロ 数 )は 提 供 座 席 数 ( 有 効 座 席 キロ 数 )の 減 少 (0.4% 減 )に 伴 い 前 年 比 0.9% 減 となりました その 結 果 利 用 率 は 0.4 ポイント 低 下 し 78.5%となりました シルクエアーは 地 域 のネットワーク 拡 大 に 注 力 したことで 旅 客 輸 送 量 の 増 加 分 (6.3% 増 )が 提 供 座 席 数 の 増 加 分 (5.4% 増 )を 上 回 りました その 結 果 利 用 率 は 前 年 より 0.6 ポイント 改 善 し 70.2%となりました SIA カーゴは 貨 物 輸 送 量 (トンキロ)を 1.1% 減 少 させたものの 貨 物 積 載 能 力 (トンキロ)がそれを 上 回 る 2.4%の 減 少 となったため 貨 物 利 用 率 は 0.8 ポイント 改 善 し 63.3%となりました 注 5: 2014-15 年 会 計 年 度 第 4 四 半 期 の 特 別 項 目 は SIA カーゴの 想 定 される 民 事 損 害 請 求 の 和 解 金 への 引 当 金 (1,400 万 ドル)に 付 随 するものですが その 一 部 はオーストラリア マルーチードールでのシンガポール フライン グ カレッジ(SFC) 閉 鎖 に 伴 う 損 失 の 戻 し 入 れ(200 万 ドル)により 相 殺 されています 詳 しくは 添 付 資 料 A に 記 載 されています 保 有 機 の 動 き シンガポール 航 空 は 2015 年 1-3 月 の 四 半 期 に B777-300ER 2 機 と A330-300 2 機 を 受 領 し(そのうちの 1 機 は 2015 年 4 月 に 運 航 を 開 始 ) B777-200ER 1 機 と A330-300 1 機 をリース 返 却 に 備 えて 退 役 させました 2015 年 3 月 31 日 時 点 の 保 有 機 数 は B777 57 機 A330-300 29 機 A380-800 19 機 の 合 計 105 機 で 保 有 航 空 機 の 平 均 使 用 年 数 は 7 年 1 ヶ 月 です 3
シンガポール 航 空 は 2016 年 3 月 までに 最 初 の A350-900 3 機 A330-300 3 機 777-300ER 2 機 を 受 領 し A330-300 4 機 B777-200 2 機 B777-300 1 機 B777-200ER 1 機 をリース 期 間 満 了 に 伴 い 退 役 させる 予 定 で す その 結 果 3 月 に 受 領 し 2015 年 4 月 に 運 航 を 開 始 した A330-300 を 含 め 2016 年 3 月 時 点 の 保 有 機 数 は 合 計 106 機 となる 見 込 みです さらに 今 会 計 年 度 中 に B777-300ER 11 機 とすべての A380-800 にプレミアムエ コノミークラスを 設 置 する 予 定 です なお 最 終 的 な 提 供 座 席 数 は 横 ばいとなる 見 込 みです シルクエアーは 2015 年 1-3 月 の 四 半 期 に B737-800 1 機 を 受 領 しました 2015 年 3 月 31 日 時 点 の 保 有 機 数 は A320-200 13 機 A319-100 5 機 B737-800 9 機 の 合 計 27 機 です また 2016 年 3 月 までに B737-800 5 機 を 受 領 し A320-200 2 機 と A319-100 1 機 を 退 役 させ 保 有 機 数 を 合 計 29 機 に 増 やす 予 定 です その 結 果 2015-16 年 会 計 年 度 の 提 供 座 席 数 は 13% 増 加 する 見 込 みです スクートは 2015 年 1-3 月 の 四 半 期 に B787-9 2 機 を 初 受 領 しました また B777-200 2 機 を 退 役 させ そのうち の 1 機 を 2015 年 2 月 にシンガポール 航 空 に 返 却 し もう 1 機 を 2015 年 4 月 に 売 却 しました 2015 年 3 月 31 日 時 点 の 保 有 機 数 は B777-200 4 機 と B787-9 2 機 です また 2016 年 3 月 までに B787 を 11 機 を 運 航 し 2015-16 年 会 計 年 度 の 提 供 座 席 数 を 約 30%の 増 加 とする 見 込 みです タイガー エアウェイズは 2015 年 3 月 31 日 時 点 で A320-200 を 24 機 保 有 しています 2015-16 年 会 計 年 度 は A320-200 1 機 をタイガーエア 台 湾 にサブリースする 予 定 です SIA カーゴは 2015 年 1-3 月 の 四 半 期 に 保 有 機 の 変 動 はなく B747-400 8 機 を 保 有 しています 2015-16 年 会 計 年 度 の 貨 物 積 載 能 力 は 約 3-4% 増 加 する 見 込 みです 路 線 の 動 き シンガポール 航 空 は 引 き 続 き 特 定 の 路 線 で 需 要 に 合 わせた 便 数 調 整 を 行 う 予 定 です 夏 期 スケジュール 期 間 中 (2015 年 3 月 29 日 ~2015 年 10 月 24 日 )は 需 要 増 に 対 応 するため ジェッダ ローマ ミラノ アテネ ムンバイ アーメダバード バンコク 台 北 など 多 くの 路 線 で 増 便 を 予 定 しています さらに 2015 年 6 月 17 日 よりイスタンブ ール 線 を 週 7 便 とし 2015 年 7 月 30 日 よりシドニー 線 を 週 31 便 に 増 便 する 予 定 です グループの 各 子 会 社 は 2015-16 年 会 計 年 度 ネットワークを 拡 大 します シルクエアーでは 2015 年 5 月 30 日 よ りケアンズ 線 を 就 航 させ シンガポールを 含 む 12 カ 国 49 路 線 にネットワークを 拡 大 します スクートは 2015 年 7 月 9 日 に 14 番 目 の 路 線 となる 高 雄 線 を 就 航 させ 2015 年 11 月 1 日 には 15 番 目 となるメルボルン 線 を 就 航 させ る 予 定 です また 今 会 計 年 度 中 には 他 にも 新 路 線 が 発 表 される 予 定 です タイガー エアウェイズは 2015 年 5 月 29 日 よりイポー 線 を 就 航 させ シンガポールを 含 む 12 カ 国 38 路 線 にネットワークを 拡 大 する 予 定 です これら 発 表 済 みの 新 路 線 を 合 わせると グループのネットワークはシンガポールを 含 む 現 在 の 35 カ 国 116 路 線 から 119 路 線 へと 拡 大 します 後 発 事 象 2015 年 4 月 17 日 シンガポール 航 空 はエアバス SAS と 共 同 で 設 立 したエアバス アジア トレーニング センター (AATC)に 出 資 をし その 持 ち 分 を 45%としました AATC は 14,850,045 株 を 1,500 万 米 ドル(2,000 万 ドル)で 発 行 しました 今 後 AATC はグループの 連 結 子 会 社 として すべてのタイプのエアバス 航 空 機 に 合 わせたフルフライト シミュレーターにてフライト 訓 練 サービスを 提 供 することになります 業 績 予 想 グループの 経 営 環 境 は 多 くの 地 域 での 激 しい 競 争 と 主 要 なマーケットでの 不 透 明 な 経 済 見 通 しによって 引 き 続 き 厳 しい 状 況 です 主 要 なマーケットでの 需 要 主 にアメリカ ヨーロッパ 路 線 に 置 いて 需 要 が 弱 い 状 況 が 続 いていま す また 競 合 他 社 の 積 極 的 な 運 賃 と 供 給 量 増 加 による 激 しい 競 争 も 当 面 続 く 見 込 みです 米 ドル 高 によって 運 航 コ ストが 増 加 する 一 方 イールドと 需 要 については 前 期 と 比 較 し 収 益 を 創 出 するオーストラリアドル 日 本 円 やユーロ のような 主 要 通 貨 下 落 による 下 げ 圧 力 が 更 に 強 まるでしょう 燃 油 価 格 の 下 落 に 拠 る 費 用 の 削 減 は 燃 料 ヘッジ 取 引 によって 限 定 的 になる 見 込 みです 4-6 月 期 ではグループ で 58.5%を 1 バレル 当 たり 平 均 110 米 ドルでヘッジしています( 参 照 : 注 6) 2015-16 会 計 年 度 通 期 に 置 いてはグ 4
ループで シンガポールのジェット 燃 料 (MOPS)を 40.9% Brent を 4% それぞれ 加 重 平 均 価 格 で 106 米 ドル 102 米 ドルでヘッジしています 2015-16 会 計 年 度 中 親 会 社 であるシンガポール 航 空 は B777-300ER 機 のファーストクラスとビジネスクラスの 改 良 を 続 け A380-800 機 と B777-300ER 機 には 新 しいプレミアムエコノミークラスを 導 入 します A350-900 型 機 の 2016 年 初 期 の 導 入 に 向 けた 準 備 にコストが 膨 らみますが これらの 投 資 には 今 後 生 産 性 の 更 なる 向 上 が 見 込 ま れます 回 復 の 兆 候 を 示 している 世 界 的 な 航 空 貨 物 需 要 にもかかわらず 貨 物 イールドは 市 場 での 過 剰 な 供 給 量 のため 引 き 続 き 下 げ 圧 力 がかかったままでしょう SIA カーゴは 慎 重 に 供 給 量 を 管 理 すると 共 によりイールドの 高 い 特 殊 製 品 のなど 需 要 などを 追 い 求 めます この 先 の 課 題 に 対 応 するため 当 社 グループは 供 給 量 展 開 やコスト 面 において 厳 しい 管 理 の 継 続 する 一 方 で 提 供 するプロダクトの 強 化 を 続 けるとともに 様 々な 航 空 子 会 社 の 強 みを 活 かし 多 様 な 旅 客 需 要 に 対 応 して 参 ります 当 社 は 健 全 なバランスシートを 維 持 しており グループは 多 くの 戦 略 的 な 取 り 組 みに 置 いて 強 い 競 争 力 を 維 持 して います 注 6: グループの 燃 料 ヘッジポジションにタイガー エアウェイズは 含 まれていません シンガポール 航 空 について シンガポール 航 空 は 世 界 各 国 にて 数 々の 名 誉 あるアワードを 受 賞 しています シンガポール 航 空 カーゴ シルクエアーを 含 め 世 界 37 カ 国 104 都 市 を 結 ぶ 充 実 したネットワークを 有 しており 世 界 を 代 表 するエアライン ネットワーク スターアライアンス に 加 盟 してい ます 常 に 最 新 鋭 の 機 材 を 導 入 しており 日 本 には 東 京 大 阪 名 古 屋 福 岡 の 4 都 市 に 就 航 しています シンガポール 航 空 ホームページ: singaporeair.com シンガポール 航 空 広 報 窓 口 シンガポール 航 空 日 本 支 社 広 報 部 : 須 藤 TEL:03-3213-1169 / FAX:03-3287-2342 Email:Yoshie_Suto@singaporeair.com.sg 広 報 代 理 店 共 同 PR 株 式 会 社 担 当 : 正 木 / 村 山 TEL:03-3571-5236 / FAX:03-3574-9364 Email:singaporeairlines-pr@kyodo-pr.co.jp 5
グループ 財 務 統 計 添 付 資 料 A 業 績 ( 単 位 100 万 ドル) 第 4 四 半 期 第 4 四 半 期 2014-15 2013-14 2014-15 2013-14 総 売 上 15,565.5 15,243.9 3,879.7 3,628.4 総 費 用 15,156.1 14,984.6 3,787.8 3,688.7 営 業 利 益 ( 損 失 ) 409.4 259.3 91.9 (60.3) 営 業 外 項 目 (1.0) 146.9 (23.7) 12.9 特 別 項 目 ( 注 1) 34.5 (38.3) (11.6) 19.8 税 引 前 利 益 ( 損 失 ) 442.9 367.9 56.6 (27.6) シンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 利 益 /( 損 失 ) 367.9 359.5 39.6 27.0 1 株 当 りデータ 1 株 当 り 利 益 (セント) - 基 本 ( 注 2) 31.4 30.6 3.4 2.3 - 希 薄 化 後 ( 注 3) 31.2 30.3 3.4 2.3 注 1 注 2 注 3 2014-15 会 計 年 度 の 特 別 項 目 3,500 万 ドルは 主 に 子 会 社 であるタイガー エアウェイズの 統 合 に 関 するシンガポール 航 空 の 再 測 定 による 利 益 1 億 2,000 万 ドルに 付 随 するものですが その 一 部 は SIA カーゴの 中 国 貨 運 航 空 への 投 資 による 損 失 (6,400 万 ドル) SIA カーゴの 訴 訟 中 および 想 定 される 民 事 損 害 請 求 の 和 解 金 への 引 当 金 (1,400 万 ドル) シンガポール 航 空 のトランスパシフィック 集 団 訴 訟 の 原 告 との 和 解 金 への 引 当 金 (1,100 万 ドル)で 相 殺 されました 2013-14 会 計 年 度 の 特 別 損 失 3,800 万 ドルは 主 に SIA カーゴの 余 剰 貨 物 機 4 機 の 退 役 による 損 失 2 億 9,300 万 ドル SIA カーゴと 米 国 のエアカーゴ 集 団 訴 訟 およびオーストラリアのエアカーゴ 集 団 訴 訟 の 原 告 との 和 解 金 への 引 当 金 8,500 万 ドル オーストラリア マルーチー ドールでのシンガポール フライング カレッジ(SFC) 閉 鎖 に 伴 う 損 失 (2,900 万 ドル)ですが その 一 部 はデルタ 航 空 へのヴァ ージンアトランティック 航 空 (VAL) 売 却 による 収 入 3 億 7200 万 ドルによって 相 殺 されました 2014-15 会 計 年 度 第 4 四 半 期 の 特 別 項 目 は SIA カーゴの 想 定 される 民 事 損 害 請 求 の 和 解 金 への 引 当 金 (1,400 万 ドル)に 付 随 するものですが その 一 部 はマルーチードールでのシンガポール フライング カレッジ(SFC) 閉 鎖 に 伴 う 損 失 の 戻 し 入 れ (200 万 ドル)により 相 殺 されました 2013-14 会 計 年 度 第 4 四 半 期 の 特 別 項 目 はデルタ 航 空 への VAL 売 却 による 収 入 (3,100 万 ドル)に 付 随 するものですが その 一 部 は SIA カーゴとオーストラリアのエアカーゴ 集 団 訴 訟 の 原 告 との 和 解 金 への 引 当 金 (600 万 ドル)とマルーチードールでのシンガポール フライング カレッジ(SFC) 閉 鎖 に 伴 う 減 損 (500 万 ドル)で 相 殺 さ れました 1 株 当 り 税 引 利 益 ( 基 本 )はシンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 利 益 を 金 庫 株 を 除 く 払 込 済 普 通 株 式 の 加 重 平 均 数 で 除 した もの 1 株 当 り 利 益 ( 希 薄 化 後 )はシンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 利 益 を すべての 発 行 済 株 式 オプション 行 使 による 希 薄 化 効 果 の 影 響 を 調 整 した 金 庫 株 を 除 く 払 込 済 普 通 株 式 の 加 重 平 均 数 で 除 したもの 6
グループ 財 務 統 計 添 付 資 料 A 財 政 状 況 ( 単 位 100 万 ドル) 2015 年 2014 年 3 月 31 日 現 在 3 月 31 日 現 在 株 式 資 本 1,856.1 1,856.1 金 庫 株 (326.3) (262.2) 資 本 準 備 金 215.9 123.7 外 貨 換 算 積 立 金 (135.7) (101.5) 株 式 報 酬 積 立 金 113.2 134.5 公 正 価 値 準 備 金 (706.2) (40.4) 別 途 積 立 金 11,446.6 11,527.0 シンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 株 式 資 本 12,463.6 13,237.2 総 資 産 23,921.2 22,642.5 総 負 債 1,739.5 965.0 総 負 債 対 資 本 比 率 ( 倍 率 )( 注 4) 0.14 0.07 正 味 有 形 資 産 価 値 (ドル)( 注 5) 10.66 11.26 株 主 資 本 利 益 率 (%)( 注 6) 2.9 2.7 付 加 価 値 額 4,396.8 4,370.1 配 当 中 間 配 当 金 (1 株 当 りセント) 5.0 10.0 予 定 最 終 配 当 (1 株 当 りセント) 17.0 11.0 予 定 特 別 配 当 (1 株 当 りセント) - 25.0 配 当 倍 率 ( 倍 率 )( 注 7) 1.4 0.7 注 4 注 5 注 6 注 7 総 負 債 対 資 本 比 率 は 総 負 債 をシンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 資 本 で 除 したもの 1 株 当 り 賞 味 有 形 資 産 はシンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 資 本 を 金 庫 株 を 除 く 発 行 済 普 通 株 式 数 で 除 したもの 株 主 資 本 利 益 率 はシンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 株 式 資 本 に 対 し 株 主 に 帰 属 する 利 益 /( 損 失 )の 割 合 を 表 したもの 配 当 倍 率 は シンガポール 航 空 の 株 主 に 帰 属 する 利 益 /( 損 失 )を 年 間 の 配 当 総 額 で 除 したもの 7
運 航 統 計 添 付 資 料 A 第 4 四 半 期 第 4 四 半 期 2014-15 2013-14 2014-15 2013-14 シンガポール 航 空 輸 送 旅 客 数 (1,000) 18,737 18,628 4,454 4,460 有 償 旅 客 キロ(100 万 ) 94,209.2 95,064.3 22,143.9 22,598.4 有 効 座 席 キロ(100 万 ) 120,000.8 120,502.8 29,090.7 29,356.1 旅 客 利 用 率 (%) 78.5 78.9 76.1 77.0 旅 客 イールド( 乗 客 キロ 当 りセント) 11.2 11.1 11.4 11.1 旅 客 単 位 原 価 ( 有 効 座 席 キロ 当 りセント) 8.9 9.1 9.0 9.2 損 益 分 岐 旅 客 利 用 率 (%) 79.5 82.0 78.9 82.9 シルクエアー 輸 送 旅 客 数 (1,000) 3,553 3,411 883 824 有 償 旅 客 キロ(100 万 ) 5,864.9 5,516.1 1,447.7 1,325.5 有 効 座 席 キロ(100 万 ) 8,355.2 7,926.9 2,095.0 1,902.3 旅 客 利 用 率 (%) 70.2 69.6 69.1 69.7 旅 客 イールド( 乗 客 キロ 当 りセント) 13.9 13.7 14.7 13.7 旅 客 単 位 原 価 ( 有 効 座 席 キロ 当 りセント) 9.7 9.8 9.7 9.9 損 益 分 岐 旅 客 利 用 率 (%) 69.8 71.5 66.0 72.3 SIA カーゴ 輸 送 貨 物 および 郵 便 量 (100 万 キログラム) 1,124.0 1,117.8 276.5 271.2 貨 物 ロード(100 万 トンキロ) 6,347.2 6,419.3 1,576.5 1,522.3 総 提 供 輸 送 力 (100 万 トンキロ) 10,024.9 10,273.6 2,471.6 2,436.1 貨 物 利 用 率 (%) 63.3 62.5 63.8 62.5 貨 物 イールド(ロードトンキロ 当 りセント) 32.8 32.7 31.7 32.6 貨 物 単 位 原 価 (トンキロ 当 りセント) 21.4 21.9 21.1 21.9 損 益 分 岐 貨 物 利 用 率 (%) 65.2 67.0 66.6 67.2 シンガポール 航 空 シルクエアー SIA カー ゴ 総 合 ロード(100 万 トンキロ) 15,557.4 15,778.1 3,740.9 3,741.4 総 合 提 供 輸 送 力 (100 万 トンキロ) 22,607.8 22,889.7 5,527.4 5,493.9 総 合 利 用 率 (%) 68.8 68.9 67.7 68.1 総 合 イールド(ロードトンキロ 当 りセント) 86.1 84.9 86.3 84.7 総 合 単 位 原 価 (トンキロ 当 りセント) 60.4 60.8 60.4 62.1 損 益 分 岐 総 合 利 用 率 (%) 70.2 71.6 70.0 73.3 従 業 員 生 産 性 ( 平 均 ) - シンガポール 航 空 平 均 従 業 員 数 14,040 14,240 従 業 員 当 り 座 席 キロ(シートキロ) 8,547,066 8,462,275 従 業 員 当 り 輸 送 貨 物 量 (トンキロ) 625,516 625,995 従 業 員 当 り 売 上 高 (ドル) 884,501 876,383 従 業 員 当 り 付 加 価 値 額 (ドル) 244,537 242,184 従 業 員 生 産 性 ( 平 均 ) - グループ 全 体 平 均 従 業 員 数 23,963 23,716 従 業 員 当 り 売 上 高 (ドル) 649,564 642,769 従 業 員 当 り 付 加 価 値 額 (ドル) 183,483 184,268 8
用 語 集 シンガポール 航 空 有 償 旅 客 キロ 有 効 座 席 キロ 旅 客 利 用 率 旅 客 イールド 旅 客 単 位 原 価 採 算 搭 乗 率 シルクエアー 有 償 旅 客 キロ 有 効 座 席 キロ 旅 客 利 用 率 旅 客 イールド 旅 客 単 位 原 価 採 算 搭 乗 率 SIA カーゴ 貨 物 ロード 提 供 輸 送 力 貨 物 利 用 率 貨 物 イールド 貨 物 単 位 原 価 採 算 貨 物 利 用 率 = 輸 送 旅 客 数 飛 行 距 離 (キロ) = 有 効 座 席 数 飛 行 距 離 (キロ) = 有 償 旅 客 キロ 有 効 座 席 キロ 100 = 定 期 便 旅 客 の 収 入 有 償 旅 客 キロ = 営 業 費 用 (-SIA カーゴから 受 け 取 る 貨 物 室 収 入 ) 有 効 座 席 キロ = 旅 客 単 位 原 価 旅 客 イールド 100 旅 客 関 係 収 入 が 営 業 費 用 (-SIA カーゴから 受 け 取 る 貨 物 室 収 入 )と 等 しくなる 利 用 率 = 輸 送 旅 客 数 飛 行 距 離 (キロ) = 有 効 座 席 数 飛 行 距 離 (キロ) = 有 償 旅 客 キロ 有 効 座 席 キロ 100 = 定 期 便 旅 客 の 収 入 有 償 旅 客 キロ = 営 業 費 用 (- 貨 物 郵 便 物 収 入 ) 有 効 座 席 キロ = 旅 客 単 位 原 価 旅 客 イールド 100 旅 客 関 係 収 入 が 営 業 費 用 (- 貨 物 郵 便 物 収 入 )と 等 しくなる 利 用 率 = 貨 物 郵 便 物 輸 送 量 (トン) 飛 行 距 離 (キロ) = 提 供 貨 物 輸 送 力 (トン) 飛 行 距 離 (キロ) = 貨 物 ロード(トンキロ) 総 提 供 輸 送 力 (トンキロ) 100 = 定 期 便 の 貨 物 郵 便 物 収 入 貨 物 ロード(トンキロ) = 営 業 費 用 (SIA に 支 払 う 貨 物 室 費 用 含 む) 総 提 供 輸 送 力 (トンキロ) = 貨 物 単 位 原 価 貨 物 イールド 100 貨 物 収 入 が 営 業 費 用 (シンガポール 航 空 に 支 払 う 貨 物 室 費 用 含 む)と 等 しくなる 利 用 率 シンガポール 航 空 シルクエアー SIA カーゴ 総 合 ロード = 総 輸 送 量 (トン) 飛 行 距 離 (キロ) 総 合 輸 送 能 力 = 総 提 供 輸 送 力 (トン) 飛 行 距 離 (キロ) 総 合 利 用 率 = 総 合 ロード 総 合 提 供 輸 送 力 (トンキロ) 100( 総 合 提 供 輸 送 力 のうちの 総 合 ロードの 率 )(トンキロ) 9