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Transcription:

食 品 化 学 課 食 品 化 学 課 の 日 常 業 務 では 健 康 医 療 部 食 の 安 全 推 進 課 及 び 各 保 健 所 と 協 力 し 化 学 分 析 を 基 盤 に 食 品 の 安 全 性 を 確 保 する 目 的 で 食 品 添 加 物 農 薬 PCB 動 物 用 医 薬 品 カビ 毒 遺 伝 子 組 換 え 食 品 有 害 性 金 属 牛 乳 食 品 用 器 具 容 器 包 装 等 の 分 析 や 規 格 検 査 を 行 った さらに それぞれの 分 野 について 検 査 法 の 技 術 開 発 と 改 良 を 行 った また 保 健 所 に 持 ち 込 まれる 消 費 者 からの 苦 情 食 品 の 化 学 分 析 を 行 い 原 因 究 明 と 対 策 についての 基 礎 的 調 査 を 行 った さらに 他 の 検 査 機 関 ( 他 県 )で 違 反 疑 いとなった 検 体 の 確 認 検 査 も 実 施 した 平 成 23 年 度 は 3 月 の 東 日 本 大 震 災 による 原 子 力 発 電 所 事 故 の 影 響 で 発 電 所 付 近 だけでなく 東 北 北 関 東 地 域 を 中 心 に 環 境 中 への 放 射 性 物 質 の 放 出 が 大 問 題 となった 食 品 衛 生 分 野 では 放 射 性 物 質 に 汚 染 された 食 品 を 摂 取 することに よる 内 部 被 爆 が 注 目 され 大 規 模 な 食 品 中 の 放 射 性 物 質 検 査 が 必 要 となった 各 機 関 の 検 査 により 事 故 直 後 には 放 射 性 ヨウ 素 と 放 射 性 セシウムの 測 定 値 が 暫 定 基 準 値 を 超 過 した 食 品 が 多 数 検 出 され その 後 も 基 準 値 超 過 の 検 査 結 果 が 絶 えない 当 所 においても 新 たに Ge 半 導 体 検 出 器 を 導 入 し 8 月 から 食 品 の 検 査 を 開 始 した 過 去 の 原 子 力 発 電 所 事 故 の 例 などから 放 射 性 物 質 の 問 題 は 今 後 も 継 続 すると 考 えられる 24 年 度 からは 放 射 性 セシウムの 基 準 値 が 厳 しく 改 定 される この 問 題 に 関 する 府 民 の 関 心 は 高 く 食 品 中 の 放 射 性 物 質 検 査 が 食 の 安 全 安 心 を 考 える 上 で 重 要 な 課 題 と なった 平 成 9 年 4 月 から 導 入 された 業 務 管 理 基 準 (GLP)についても 引 き 続 き 分 析 法 の 再 検 討 を 行 うと 共 に 各 種 標 準 作 業 書 の 作 成 等 に 取 り 組 んだ 本 年 度 は 既 存 の 標 準 作 業 書 5 通 を 改 定 し さらに 新 規 に 標 準 作 業 書 を 5 通 作 成 した 公 衆 衛 生 研 究 所 事 業 では 輸 入 食 品 の 安 全 性 評 価 事 業 費 を 受 けて 農 薬 などの 一 斉 分 析 法 の 改 良 に 努 めている 今 年 度 は 農 薬 検 査 項 目 の 大 幅 増 に 取 り 組 み 現 状 の 153 項 目 から 平 成 24 年 度 には 200 項 目 を 検 査 可 能 な 体 制 を 確 立 した 研 究 業 務 においては 食 の 安 全 推 進 課 との 連 携 を 密 にし 研 究 課 題 の 調 整 等 を 行 った 厚 生 労 働 省 関 連 では 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 の 研 究 班 参 画 および 厚 生 労 働 科 学 研 究 を 実 施 した 食 品 化 学 課 での 検 査 や 研 究 業 務 の 向 上 には 分 析 機 器 の 性 能 や 数 量 が 非 常 に 重 要 である 今 年 度 は 国 の 住 民 生 活 に 光 を そそぐ 交 付 金 を 活 用 して 数 多 くの 分 析 機 器 を 導 入 更 新 した 今 後 はこれらの 機 器 を 活 用 してより 迅 速 かつ 信 頼 性 の 高 い 検 査 業 務 や 高 度 な 研 究 活 動 を 行 っていきたい 本 年 度 実 施 した 検 査 業 務 の 内 容 を 表 5.1 に 示 す 使 用 基 準 違 反 および 不 正 使 用 等 の 不 良 食 品 件 数 は 2,065 検 体 中 6 件 であった 本 年 度 の 検 体 数 は 放 射 性 物 質 検 査 が 加 わったために 前 年 度 よりも 約 10% 増 加 した さらに 農 薬 など の 検 査 項 目 数 増 大 や 検 査 精 度 向 上 に 対 する 要 求 が 高 まっており 各 検 査 内 容 の 複 雑 化 傾 向 が 強 まっている 今 後 とも 関 係 各 機 関 の 協 力 を 得 て さらに 充 実 した 迅 速 効 率 的 な 行 政 検 査 及 びそれを 支 える 調 査 研 究 を 行 いたいと 考 えている 1. 行 政 検 査 1) 遺 伝 子 組 換 え 食 品 の 検 査 大 豆 及 び 大 豆 加 工 食 品 19 検 体 について 大 豆 組 換 え 遺 伝 子 の 検 査 を 行 ったが 違 反 は 認 められなかった とう もろこし 加 工 食 品 14 検 体 について 承 認 済 みとうもろこ し 組 換 え 遺 伝 子 の 検 査 を 行 ったが 違 反 は 認 められな かった また 別 のとうもろこし 加 工 食 品 20 検 体 につ いて 未 承 認 とうもろこし 組 換 え 遺 伝 子 (Bt10)の 検 査 を 行 ったが 違 反 は 認 められなかった ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) 2)アレルギー 物 質 の 検 査 食 品 アレルギーの 原 因 となる 原 材 料 ( 小 麦 乳 卵 そば 落 花 生 えび かに)7 品 目 の 混 入 について 検 査 46

課 別 事 業 内 容 ( 食 品 化 学 課 ) 表 5.1 食 品 化 学 課 行 政 検 査 業 務 実 績 項 目 取 り 扱 い 件 数 試 験 検 査 の 項 目 数 収 去 依 頼 検 査 その 他 総 数 総 数 種 類 件 数 不 良 件 数 不 良 牛 乳 等 規 格 有 害 性 金 農 薬 属 ヒ 素 PCB 関 連 物 質 有 機 スズ 化 合 物 動 物 用 カビ 毒 医 薬 品 食 品 添 加 物 容 器 包 装 等 規 格 遺 伝 子 組 換 え 食 品 アレル ギー 物 質 その 他 の 定 性 その 他 の 定 量 総 数 2,065 1,559 6 136 56,208 181 368 49,660 60 40 2,575 65 1,886 322 79 46 926 魚 介 類 加 工 品 244 167 77 1,133 231 20 40 565 142 135 肉 卵 類 及 びその 加 工 品 (かん 詰 びん 詰 を 除 く) 331 313 2 18 2,292 682 11 1,200 54 345 牛 乳 乳 製 品 乳 類 加 工 品 137 135 2 771 181 270 15 280 1 24 穀 類 及 びその 加 工 品 (かん 詰 びん 詰 を 除 く) 127 120 7 258 134 59 16 49 野 菜 類 果 物 及 びその 加 工 品 (かん 詰 びん 詰 を 除 く) 587 560 4 27 48,474 47,736 41 341 1 355 菓 子 類 53 50 3 308 287 20 1 清 涼 飲 料 水 清 酒 飲 料 水 24 24 113 32 80 1 かん 詰 びん 詰 食 品 23 23 331 331 その 他 の 食 品 75 73 2 367 342 8 17 添 加 物 ( 規 格 試 験 ) 器 具 容 器 包 装 94 94 266 266 健 康 食 品 母 乳 血 液 生 体 試 料 その 他 GLP 関 連 ( 添 加 回 収 ブランク 等 ) 370 1,895 105 972 14 530 24 174 56 20 47

した 小 麦 について 9 検 体 えび かにについて 甲 殻 類 として 10 検 体 及 びその 他 の 4 品 目 について 8 検 体 ずつ 計 51 検 体 について 検 査 を 行 ったが 違 反 は 認 めら れなかった ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) 3) 食 品 添 加 物 以 下 の(1) (8)の 各 項 目 について 検 査 を 行 った ところ いずれも 違 反 は 認 められなかった (1) 保 存 料 (パラオキシ 安 息 香 酸 類 など): 野 菜 果 実 加 工 食 品 など 56 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (2) 甘 味 料 (サッカリン Na サイクラミン 酸 Na): 漬 物 など 56 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (3) 着 色 料 ( 赤 色 1 号 など): 果 物 加 工 食 品 菓 子 など 40 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (4) 発 色 剤 ( 亜 硝 酸 ナトリウム): 魚 卵 食 肉 加 工 食 品 など 30 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (5) 漂 白 料 ( 亜 硫 酸 ):かんぴょう はるさめなど 56 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (6) 乳 化 剤 (ポリソルベート): 調 味 料 菓 子 など 20 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (7) 酸 化 防 止 剤 (t- ブチルヒドロキノン): 菓 子 調 味 料 など 28 検 体 ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) (8) 防 かび 剤 (イマザリルなど):オレンジ グレープ フルーツなど 14 検 体 ( 主 担 : 農 産 物 安 全 室 ) よびトリフェニルスズ(TPT)の 残 留 分 析 を 行 ったが 全 て 定 量 下 限 (0.02 ppm) 未 満 であった ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) (3) 輸 入 農 産 物 の 残 留 農 薬 検 査 野 菜 果 実 等 148 検 体 について 残 留 農 薬 の 検 査 を 行 っ た 検 査 は 6 8 9 10 及 び 1 月 に 実 施 さ れ その 検 査 項 目 は それぞれ 153 項 目 とした(のべ 22,644 項 目 ) 農 薬 が 検 出 された 食 品 と 検 出 値 を 表 5.2 に 示 した 検 出 された 農 薬 は すべて 基 準 値 以 下 であっ た ( 主 担 : 農 産 物 安 全 室 ) (4) 国 内 産 農 産 物 の 残 留 農 薬 検 査 野 菜 果 実 等 164 検 体 について 残 留 農 薬 の 検 査 を 行 った 検 査 は 5 7 11 及 び 2 月 に 実 施 され そ の 検 査 項 目 は それぞれ 153 項 目 とした(のべ 25,092 項 目 ) 農 薬 が 検 出 された 食 品 と 検 出 値 を 表 5.3 に 示 し た 5 月 になすに 11 月 にかぼちゃに 基 準 値 超 過 が 認 められ 食 品 衛 生 法 違 反 とされた ( 主 担 : 農 産 物 安 全 室 ) 5) 食 品 中 の 有 害 金 属 検 査 魚 介 類 50 検 体 中 の 総 水 銀 清 涼 飲 料 水 8 検 体 中 の 重 金 属 規 格 (カドミウム 鉛 ヒ 素 スズ)の 検 査 を 行 っ たが 違 反 は 認 められなかった ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) 4) 残 留 農 薬 及 び PCB 等 の 検 査 (1) 乳 及 び 乳 製 品 牛 乳 等 15 検 体 について PCB の 検 査 を 行 ったが 全 て 定 量 下 限 (0.01 ppm) 未 満 であった また 牛 乳 等 15 検 体 中 の 有 機 塩 素 系 農 薬 類 18 項 目 を 検 査 したが 全 て 定 量 下 限 (0.001 ppm) 未 満 であった ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) (2) 肉 類 魚 介 類 魚 介 類 20 検 体 卵 10 検 体 について PCB の 検 査 を 行 っ た 結 果 魚 介 類 1 検 体 より PCB(0.04 ppm)を 検 出 し た これ 以 外 については 全 て 定 量 下 限 (0.01 ppm) 未 満 であった また 水 産 加 工 品 10 検 体 肉 類 25 検 体 食 肉 加 工 品 10 検 体 について 有 機 塩 素 系 農 薬 類 18 項 目 を 検 査 した 結 果 水 産 加 工 品 5 検 体 より DDT 類 ( 総 DDT として 0.001 0.003ppm)を 検 出 した これら 以 外 については 全 て 定 量 下 限 (0.001 ppm) 未 満 であっ た 魚 介 類 20 検 体 についてトリブチルスズ(TBT)お 6) 残 留 動 物 用 医 薬 品 の 検 査 (1) 合 成 抗 菌 性 剤 の 検 査 牛 乳 15 検 体 鶏 卵 14 検 体 魚 介 類 25 検 体 肉 類 44 検 体 についてサルファ 剤 系 抗 菌 剤 10 項 目 の 検 査 を 行 った 結 果 全 て 定 量 下 限 (0.01 ppm) 未 満 であっ た 魚 介 類 25 検 体 肉 類 44 検 体 についてキノロン 系 抗 菌 剤 11 項 目 の 検 査 を 行 ったが 全 て 定 量 下 限 (0.01 ppm) 未 満 であった ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) (2) テトラサイクリン 系 抗 生 物 質 魚 介 類 10 検 体 牛 乳 15 検 体 についてテトラサイク リン 系 抗 生 物 質 4 項 目 の 検 査 を 行 った 結 果 全 て 定 量 下 限 (オキシテトラサイクリン テトラサイクリン:0.02 ppm クロルテトラサイクリン ドキシサイクリン:0.05 ppm) 未 満 であった ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) (3) 肥 育 用 ホルモン 剤 牛 乳 15 検 体 については 肥 育 用 ホルモン 剤 4 項 目 牛 肉 10 検 体 については 肥 育 用 ホルモン 剤 5 項 目 について 48

課 別 事 業 内 容 ( 食 品 化 学 課 ) 表 5.2 輸 入 農 産 物 から 検 出 された 農 薬 とその 原 産 国 実 施 月 食 品 産 地 農 薬 名 検 出 値 (ppm) H23.6 H23.8 H23.9 H23.10 H24.1 基 準 値 (ppm) パイナップル フィリピン プロクロラズ 0.42 2.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.01 3.0 グレープフルーツ アメリカ ピリプロキシフェン 0.01 0.5 シハロトリン 0.01 0.5 チェリー アメリカ テブコナゾール 0.01 5.0 トリフルミゾール 0.03 3.0 ごぼう 中 国 DDT 0.01 0.2 オレンジ アメリカ クロルピリホス 0.20 1.0 グレープフルーツ アメリカ フェンプロパトリン 0.08 5.0 ホスメット 0.03 5.0 キャベツ 中 国 オメトエート 0.02 1.0 クロルピリホス 0.05 1.0 オレンジ オーストラリア ジメトエート 0.05 2.0 メチダチオン 0.26 5.0 グレープフルーツ 南 アフリカ ピリプロキシフェン 0.02 0.5 グレープフルーツ 南 アフリカ プロクロラズ 0.03 10.0 オクラ 中 国 ジメトエート 0.01 1.0 えだまめ 中 国 トリアジメノール 0.04 0.1 オレンジ オーストラリア クロルピリホス 0.03 1.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.01 3.0 メソミル 0.09 3.0 グレープフルーツ 南 アフリカ クロルピリホス 0.01 1.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.03 3.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.05 3.0 グレープフルーツ 南 アフリカ ピリプロキシフェン 0.03 0.5 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.12 3.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.04 3.0 プロクロラズ 0.04 5.0 バナナ フィリピン クロルフェナピル 0.02 2.0 オレンジ オーストラリア メチダチオン 0.04 5.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.02 3.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.01 3.0 オレンジ オーストラリア ジメトエート 0.32 2.0 ペルメトリン 0.07 5.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.01 3.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.03 3.0 プロクロラズ 0.25 5.0 クロルピリホス 0.05 1.0 グレープフルーツ 南 アフリカ ピリプロキシフェン 0.04 0.5 ブプロフェジン 0.01 2.5 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.03 3.0 グレープフルーツ 南 アフリカ アゾキシストロビン 0.03 2.0 ピリプロキシフェン 0.02 0.5 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.02 3.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.15 3.0 にんじん 中 国 トリフルラリン 0.03 1.0 グレープフルーツ 南 アフリカ メチダチオン 0.03 5.0 オレンジ オーストラリア クロルピリホス 0.02 1.0 パイナップル フィリピン プロクロラズ 0.33 2.0 レモン チリ クロルピリホス 0.02 1.0 メチダチオン 0.08 5.0 レモン チリ クロルピリホス 0.04 1.0 アゾキシストロビン 0.02 2.0 グレープフルーツ 南 アフリカ クロルフェナピル 0.01 2.0 ブプロフェジン 0.03 2.5 グレープフルーツ 南 アフリカ メチダチオン 0.02 5.0 ウーロン 茶 中 国 アセタミプリド 0.01 30.0 オレンジ アメリカ クロルピリホス 0.22 1.0 ピリプロキシフェン 0.02 0.5 きょうな 中 国 シペルメトリン 0.05 5.0 オクラ タイ カルバリル 0.03 10.0 バナナ フィリピン クロルピリホス 0.02 3.0 ウーロン 茶 中 国 アセタミプリド 0.01 30.0 ねぎ 中 国 プロシミドン 0.04 5.0 ほうれんそう 中 国 シペルメトリン 0.12 2.0 えだまめ タイ シペルメトリン 0.09 5.0 ウーロン 茶 中 国 アセタミプリド 0.02 30.0 クロルピリホス 0.02 1.0 グレープフルーツ アメリカ ジフルベンズロン 0.01 3.0 フェンブコナゾール 0.02 1.0 えだまめ 中 国 アセタミプリド 0.06 3.0 49

表 5.3 国 産 農 産 物 から 検 出 された 農 薬 とその 産 地 実 施 月 食 品 産 地 農 薬 名 検 出 値 (ppm) 基 準 値 (ppm) H23.5 H23.7 H23.11 H24.2 *: 基 準 値 超 過 だいこん 岡 山 県 アセフェート 0.01 1.0 メタミドホス 0.02 0.5 いちご 佐 賀 県 アセタミプリド 0.02 3 だいこん 岡 山 県 アセフェート 0.08 1.0 メタミドホス 0.04 0.5 なす 大 阪 府 プロチオホス 0.02 * 0.01 アクリナトリン 0.03 2 いちご 長 崎 県 クレソキシムメチル 0.09 5 シフルフェナミド 0.01 0.7 きゅうり 佐 賀 県 プロシミドン 0.02 5 メタラキシル 0.06 1 トマト 奈 良 県 メパニピリム 0.01 5 未 成 熟 えんどう きゅうり 和 歌 山 県 宮 崎 県 アセタミプリド フェノブカルブ 0.04 0.01 2 1.5 トリフルミゾール プロシミドン 0.01 0.03 5.0 5 いちご 長 崎 県 アクリナトリン 0.01 2 いちご いちご 佐 賀 県 熊 本 県 アセタミプリド アセタミプリド 0.31 0.03 3 3 ミクロブタニル ミクロブタニル 0.09 0.01 1.0 1.0 きゅうり 宮 崎 県 メタラキシル 0.02 1 きゅうり 佐 賀 県 プロシミドン 0.01 5 きゅうり 徳 島 県 アゾキシストロビン 0.01 1 きゅうり 愛 媛 県 クロルフェナピル 0.01 0.5 トマト 福 岡 県 メパニピリム 0.09 5 すもも 山 梨 県 ブプロフェジン 0.04 1.9 ペルメトリン 0.05 2.0 きゅうり 香 川 県 クロルフェナピル 0.02 0.5 えだまめ 大 阪 府 エトフェンプロックス 0.04 5 モロヘイヤ 大 阪 府 プロシミドン 0.02 5 クロルフェナピル 0.07 5 ぶどう 大 阪 府 テブコナゾール 0.06 10 ペルメトリン 0.01 5.0 みかん 和 歌 山 県 アセタミプリド 0.02 0.5 メロン 高 知 県 プロシミドン 0.03 3 その 他 かんきつ 類 ( 小 夏 ) 高 知 県 クレソキシムメチル 0.02 10 すいか 北 海 道 プロシミドン 0.03 3 みかん 静 岡 県 アセタミプリド 0.01 0.5 りんご 青 森 県 シペルメトリン 0.06 2.0 だいこん 福 井 県 メタミドホス 0.01 0.5 アセタミプリド 0.01 2 西 洋 なし 山 形 県 シペルメトリン 0.05 2.0 フェンプロパトリン 0.03 5 かぼちゃ 北 海 道 ヘプタクロル 0.05 * 0.03 なす 岡 山 県 アゾキシストロビン 0.01 3 クロルフェナピル 0.02 1 玄 米 北 海 道 フサライド 0.01 1 玄 米 山 形 県 エトフェンプロックス 0.02 0.5 アセタミプリド 0.06 2 りんご 青 森 県 クロルピリホス 0.02 1.0 ビフェントリン 0.04 1 アゾキシストロビン 0.02 2 西 洋 なし 山 形 県 シペルメトリン 0.03 2.0 ダイアジノン 0.02 1 りんご 青 森 県 シペルメトリン 0.03 2.0 きゅうり 宮 崎 県 プロシミドン 0.09 5 りんご 青 森 県 アセタミプリド 0.02 2 シペルメトリン 0.04 2.0 アセタミプリド 0.14 3 セロリ 長 崎 県 アゾキシストロビン 0.21 30.0 クレソキシムメチル 0.10 30 クロルフェナピル 0.12 3 その 他 かんきつ 類 (きんかん) 宮 崎 県 クロルフェナピル 0.03 2 いちご 香 川 県 クレソキシムメチル 0.02 5 トリフルミゾール 0.13 2.0 トマト 熊 本 県 アゾキシストロビン 0.01 3 50

課 別 事 業 内 容 ( 食 品 化 学 課 ) 検 査 を 行 ったが 全 て 定 量 下 限 (0.002 ppm) 未 満 であっ た ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) (4) 駆 虫 剤 牛 肉 10 検 体 についてトリクラベンダゾールの 検 査 を 行 ったが 全 て 定 量 下 限 (ケトトリクラベンダゾール として 0.01 ppm) 未 満 であった また 鶏 卵 14 検 体 豚 肉 15 検 体 についてフルベンダゾールの 検 査 を 行 った が 全 て 定 量 下 限 (0.01 ppm) 未 満 であった ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) 7)その 他 の 食 品 の 検 査 リンゴジュース 15 検 体 についてパツリンの 検 査 を 実 施 した 全 ての 検 体 について 定 量 下 限 (0.005 ppm) 未 満 であった また ナッツ 類 豆 類 穀 類 とその 加 工 品 ( 落 花 生 春 雨 ライスペーパーなど)24 検 体 につ いてアフラトキシンの 検 査 を 実 施 したが すべて 規 制 値 (10 ppb) 未 満 であった ( 主 担 : 農 産 物 安 全 室 ) 魚 介 類 加 工 品 20 検 体 についてヒスタミンの 検 査 を 行 ったが 全 ての 検 体 で 定 量 下 限 値 未 満 (10 µg/g)で あった ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) 牛 乳 等 43 検 体 調 製 粉 乳 10 検 体 について 成 分 規 格 検 査 を 実 施 したが 全 てが 規 格 に 適 合 していた ( 主 担 : 乳 肉 水 産 安 全 室 ) 8) 器 具 容 器 包 装 ポリプロピレン(PP) ポリエチレン(PE) ポリス チレン(PS)を 主 成 分 とする 食 品 容 器 など 16 検 体 ポ 113 Bq/kg) 玄 米 1 検 体 (2 Bq/kg)よりセシウムを 検 出 した このうち 乾 しいたけ 2 検 体 が 暫 定 基 準 値 (500 Bq/kg)を 超 過 した ( 文 責 : 起 橋 ) 10) 確 認 検 査 確 認 検 査 とは 他 府 県 市 で 不 良 品 と 認 められた 食 品 や 保 健 所 などでの 予 備 試 験 で 陽 性 ( 残 留 基 準 違 反 など)で あった 検 体 などを 必 要 に 応 じて 当 所 で 再 検 査 を 行 うも のである 本 年 度 は 他 府 県 で 農 薬 で 汚 染 された 稲 わらを 餌 と して 飼 育 した 牛 由 来 の 牛 肉 から BHC が 基 準 値 (0.01 ppm)を 超 過 して 検 出 された 牛 肉 の 流 通 経 路 を 確 認 したところ 府 内 にも 同 様 の 牛 肉 が 流 通 していること が 判 明 し 当 所 で 牛 の 肉 2 検 体 と 脂 肪 2 検 体 について 有 機 塩 素 系 農 薬 類 18 項 目 を 検 査 した 結 果 全 ての 検 体 から BHC 類 ( 総 BHC として 0.008 0.041 ppm)お よび DDT 類 ( 総 DDT として 0.004 0.028 ppm)を 検 出 した BHC は 現 在 使 用 が 許 可 されない 農 薬 だが 問 題 の 稲 わらは 古 い 畳 を 解 体 して 得 ており 過 去 になん らかの 理 由 で 農 薬 汚 染 されていたことが 推 測 される ( 文 責 : 尾 花 ) 11) 苦 情 食 品 の 検 査 苦 情 食 品 の 検 査 では 府 民 の 不 安 解 消 や 食 品 衛 生 行 政 に 対 する 信 頼 が 得 られるような 検 査 体 制 を 維 持 するよう 努 力 している 検 査 結 果 は 表 5.4 にまとめた 23 年 度 の 苦 情 検 査 は 22 年 度 より 少 なかった ( 文 責 : 尾 花 ) リエチレンテレフタレート(PET)を 主 成 分 とする 食 品 容 器 など 8 検 体 ガラス 器 具 陶 磁 器 20 検 体 の 規 格 検 査 を 行 ったが 違 反 は 認 められなかった また 紙 皿 クッ キングペーパーなど 50 検 体 について 蛍 光 染 料 の 検 査 を 実 施 したが 違 反 は 認 められなかった ( 主 担 : 食 品 安 全 室 ) 2. 依 頼 検 査 高 槻 市 東 大 阪 市 貝 塚 市 岩 手 県 等 からの 依 頼 検 査 結 果 を 表 5.5 にまとめたが 基 準 値 違 反 はなかった ( 文 責 : 尾 花 ) 9) 放 射 性 物 質 の 検 査 肉 類 114 検 体 魚 介 類 35 検 体 穀 類 31 検 体 野 菜 果 実 類 等 89 検 体 調 製 粉 乳 8 検 体 について ゲルマニ ウム 半 導 体 検 出 器 による 放 射 性 物 質 (ヨウ 素 131 およ びセシウム 134 137)の 検 査 をおこなった その 結 果 牛 肉 2 検 体 (30 117 Bq/kg) カツオ 3 検 体 (10 15 Bq/kg) ツバス 1 検 体 (11 Bq/kg) 乾 しいたけ 4 検 体 (65 1270 Bq/kg) 生 しいたけ 4 検 体 (11 3. 調 査 研 究 1) 食 品 添 加 物 等 に 関 する 衛 生 学 的 研 究 固 相 抽 出 カートリッジカラム(ジオール 塩 基 性 アル ミナ 等 )を 組 み 合 わせた 精 製 効 率 の 高 いポリソルベート 分 析 法 を 開 発 した tert- ブチルヒドロキノンの 分 析 法 の 改 良 に 取 り 組 み 活 性 炭 系 の 固 相 抽 出 カートリッジカ 51

表 5.4 苦 情 検 査 発 生 年 月 日 対 応 保 健 所 検 体 検 体 内 容 検 査 項 目 結 果 苦 情 内 容 H23.7.27 富 田 林 あじ( 冷 凍 ) 未 調 理 残 品 ヒスタミン ND 腹 痛 下 痢 発 疹 かゆみ 喘 息 様 症 状 鼻 炎 H23.8.12 藤 井 寺 すいか 苦 情 品 残 留 農 薬 (153 項 目 ) ND 味 の 異 常 ( 口 の 痺 れ 頭 痛 ピリ ピリ 感 ) 表 5.5 行 政 依 頼 による 検 査 結 果 依 頼 者 検 査 項 目 検 査 対 象 品 検 体 数 検 出 項 目 結 果 備 考 動 物 用 医 薬 品 鶏 卵 鶏 肉 3 合 成 抗 菌 剤 検 出 せず 残 留 農 薬 等 鶏 卵 1 PCB 検 出 せず 放 射 性 物 質 野 菜 類 13 ヨウ 素 セシウム 検 出 せず 高 槻 市 とうもろこし 加 工 食 品 1 とうもろこし 組 換 え 遺 伝 子 検 出 せず 遺 伝 子 組 換 え 大 豆 加 工 食 品 1 大 豆 組 換 え 遺 伝 子 検 出 せず 有 害 金 属 国 産 魚 介 類 1 水 銀 0.24ppm マイコトキシン ナッツ 類 2 総 アフラトキシン 検 出 せず 牛 乳 肉 類 鶏 卵 8 合 成 抗 菌 剤 検 出 せず 動 物 用 医 薬 品 鶏 卵 2 駆 虫 剤 検 出 せず 東 大 阪 市 とうもろこし 加 工 食 品 2 とうもろこし 組 換 え 遺 伝 子 検 出 せず 遺 伝 子 組 換 え 大 豆 加 工 食 品 2 大 豆 組 換 え 遺 伝 子 検 出 せず 1 特 定 原 材 料 (そば) 検 出 せず 1 特 定 原 材 料 ( 乳 ) 検 出 せず 堺 市 アレルギー 物 質 加 工 食 品 1 特 定 原 材 料 ( 小 麦 ) 検 出 せず 1 特 定 原 材 料 ( 卵 ) 検 出 せず 1 特 定 原 材 料 (えび かに) 検 出 せず 貝 塚 市 放 射 性 物 質 給 食 混 合 物 4 ヨウ 素 セシウム 検 出 せず 岩 手 県 放 射 性 物 質 牛 肉 2 ヨウ 素 セシウム 検 出 せず 個 人 放 射 性 物 質 白 米 1 ヨウ 素 セシウム 検 出 せず ラムを 用 いた 精 製 が ピーナッツバター 等 に 含 まれる 測 定 妨 害 成 分 (HPLC 測 定 時 の 夾 雑 ピーク)の 除 去 に 有 効 であることを 確 認 した LC-MS を 用 いた 迅 速 簡 便 なサイクラミン 酸 分 析 法 ( 透 析 液 直 接 測 定 法 )を 開 発 し 検 査 実 施 標 準 作 業 書 の 改 定 を 行 った 清 涼 飲 料 水 の 重 金 属 規 格 試 験 における 試 料 の 前 処 理 操 作 について 検 討 を 行 った 既 報 のヒスタミン 分 析 法 をもとに 蛍 光 誘 導 体 化 条 件 お よび HPLC 条 件 の 検 討 を 行 い 6 種 類 の 生 理 活 性 アミ ンを 分 離 検 出 可 能 な 測 定 法 を 構 築 した 乾 しいたけの 放 射 性 セシウム 濃 度 に 及 ぼす 水 戻 しの 影 響 について 予 備 的 な 検 討 を 行 い 標 準 的 な 水 戻 し 処 理 (5 3 時 間 )により 見 かけ 上 の 濃 度 が 約 10 分 の 1 に 低 減 することを 確 認 した ( 主 担 : 阿 久 津 粟 津 野 村 八 畠 ) 2) 遺 伝 子 組 換 え 食 品 に 関 する 研 究 コーンシリアルの 遺 伝 子 組 換 えトウモロコシの 検 査 に 対 応 するため トウモロコシ 由 来 遺 伝 子 が 安 定 して 検 出 52

課 別 事 業 内 容 ( 食 品 化 学 課 ) されるように 前 年 に 検 討 した 抽 出 法 の 試 料 量 等 の 検 討 と 市 販 PCR 酵 素 3 種 の 検 討 を 行 った 数 種 の 市 販 コー ンシリアルに 対 して 検 討 したところ 抽 出 法 としてキア ゲン Genomic-tip system 20/G 抽 出 条 件 として 通 常 の 4 倍 の 試 料 量 抽 出 溶 液 タンパク 質 分 解 酵 素 を 使 用 し PCR 酵 素 として TOYOBO KOD FX NEO を 用 い た 場 合 に 最 も 良 い 結 果 が 得 られた 水 煮 ヤングコーンから DNA を 抽 出 したところ 吸 光 度 測 定 では 十 分 量 の DNA が 確 認 されたにもかかわら ず 定 量 PCR でトウモロコシ 由 来 遺 伝 子 が 検 出 されな かった 抽 出 DNA 溶 液 をアガロースゲル 電 気 泳 動 で 確 認 したところ 加 工 により 高 分 子 DNA が 分 解 され ト ウモロコシ 由 来 遺 伝 子 が 検 出 されなかった 可 能 性 が 示 唆 された 定 性 PCR 法 での 確 認 法 として 用 いているアガロース ゲル 電 気 泳 動 法 と 比 較 して 操 作 がより 簡 単 かつ 増 幅 産 物 の 解 析 が 可 能 な SYBR Green 蛍 光 色 素 とリアル タイム PCR 装 置 を 組 み 合 わせた 方 法 を 検 討 した コー ンシリアル 抽 出 DNA 溶 液 およびヤングコーン 抽 出 DNA 溶 液 中 のトウモロコシ 由 来 遺 伝 子 の 検 出 に 適 用 し た その 結 果 コーンシリアルでは 検 出 対 象 と 異 なる 産 物 が 増 幅 している 可 能 性 が 示 唆 された また ヤングコー ンではアガロースゲル 電 気 泳 動 法 と 比 較 して 検 出 感 度 が 高 い 結 果 を 示 した ( 主 担 : 吉 光 清 田 ) 3) 加 工 食 品 中 の 特 定 原 材 料 の 分 析 法 開 発 及 び 実 態 調 査 特 定 原 材 料 の 確 認 検 査 では ウェスタンブロッティン グあるいは PCR のいずれかを 実 施 するが 操 作 上 の 技 術 的 な 煩 雑 さの 改 善 や 操 作 に 要 する 時 間 の 短 縮 化 結 果 の 明 確 化 が 課 題 として 挙 げられる 今 回 ウェスタンブ ロッティングにおいて SDS-PAGE を 行 う 際 に 既 製 ポ リアクリルアミドゲルを 導 入 した これにより ゲルの 作 製 過 程 を 簡 略 化 でき 作 製 に 要 する 時 間 が 短 縮 化 され 同 等 の 結 果 が 得 られることが 判 明 した また 特 定 原 材 料 の えび と かに の 確 認 検 査 では 判 定 指 標 とな る PCR 産 物 のサイズが 小 さいため 従 来 のアガロース ゲルではバンドが 不 明 瞭 となる 傾 向 があり ときに 結 果 の 判 定 に 支 障 を 来 す 場 合 があった そこで ウェスタン ブロッティングと 同 じく 既 製 ポリアクリルアミドゲルを 導 入 したところ より 明 確 に 結 果 を 判 定 することが 可 能 となった 口 腔 アレルギー 症 候 群 の 原 因 食 材 の 一 部 は 特 定 原 材 料 に 準 ずるもの に 指 定 され 検 査 方 法 の 開 発 が 今 後 も 重 要 と 考 えられる 今 回 口 腔 アレルギー 症 候 群 の 原 因 物 質 であるプロフィリンに 対 する 抗 体 を 作 製 し サン ドイッチ ELISA やウェスタンブロッティングなどの 検 査 方 法 のへの 適 用 を 検 討 した 得 られたモノクローナル 抗 体 およびポリクローナル 抗 体 を 用 いてサンドイッチ ELISA の 開 発 に 取 り 組 み 特 異 性 や 定 量 性 などを 評 価 した また 口 腔 アレルギー 症 候 群 の 原 因 食 材 に 特 異 的 なリアルタイム PCR の 開 発 においては DNA 配 列 の 公 開 データベースが 不 足 している 種 が 多 いため 一 部 を 自 ら 解 析 比 較 を 行 ったところ DNA 配 列 がよく 保 存 さ れていることが 判 明 した 今 後 更 なる DNA 配 列 の 解 析 比 較 を 行 い 種 に 特 徴 的 な DNA 配 列 を 探 索 すること が 必 要 と 考 えられた ( 主 担 : 吉 光 清 田 ) 4) 食 品 中 の 残 留 農 薬 に 関 する 研 究 行 政 検 査 の 分 析 項 目 を 拡 充 するために 分 析 条 件 を 整 備 して 平 成 24 年 度 からの 検 査 項 目 を 200 項 目 とした ま た 加 工 食 品 中 の 残 留 農 薬 分 析 において 加 工 食 品 は 複 数 の 原 料 から 構 成 されるため 食 品 衛 生 法 上 で 違 反 の 蓋 然 性 が 疑 われる 場 合 は 原 料 ごとに 基 準 値 との 照 会 が 必 要 となる 従 って 加 工 食 品 を 正 しく 分 析 し その 結 果 を 食 品 衛 生 法 上 の 基 準 と 照 会 するためには 原 料 分 別 につ いて 系 統 立 てた 手 順 を 確 立 する 必 要 がある そこで 原 料 ごとに 分 別 可 能 な 模 擬 加 工 食 品 を 作 成 し 分 別 手 順 を 検 証 した 更 に 当 該 模 擬 加 工 食 品 を 活 用 して 当 所 を 含 む 9 機 関 の 地 方 衛 生 研 究 所 の 参 加 をえて 外 部 精 度 管 理 試 験 を 実 施 した ( 主 担 : 農 産 物 安 全 室 ) 5) 内 分 泌 かく 乱 化 学 物 質 に 関 する 研 究 体 外 受 精 に 使 用 される 培 養 液 中 のフタル 酸 ジ(2 エ チルヘキシル)(DEHP) 及 びフタル 酸 モノ(2 エチル ヘキシル)(MEHP) を 分 析 したところ ヒト 血 漿 由 来 成 分 (アルブミン 溶 液 及 び 代 替 血 清 )を 含 む 全 て 製 品 から MEHP を 検 出 した これらの 製 品 の 一 部 からは MEHP に 加 えて DEHP も 検 出 した 更 に 培 養 液 に 添 加 するためのアルブミン 溶 液 及 び 代 替 血 清 を 分 析 した 結 果 全 ての 製 品 から MEHP を 検 出 した 同 様 に これ らの 製 品 の 一 部 からは MEHP に 加 えて DEHP も 検 出 した これにより 培 養 液 中 の DEHP 及 び MEHP は 添 加 されたヒト 血 漿 由 来 成 分 に 起 因 すると 示 唆 された 53

( 主 担 : 高 取 ) 6) 食 品 中 に 残 留 する 微 量 有 害 物 質 に 関 する 研 究 動 物 用 医 薬 品 においては 現 行 の 分 析 法 について 厚 生 労 働 省 通 知 の 食 品 中 に 残 留 する 農 薬 等 に 関 する 試 験 法 の 妥 当 性 評 価 ガイドライン に 則 った 評 価 をすること を 目 的 に 動 物 用 医 薬 品 検 査 の 各 検 査 実 施 標 準 作 業 書 ご とに 併 行 数 を 6 とした 専 用 の 添 加 回 収 試 験 を 実 施 し 精 度 管 理 用 データの 蓄 積 を 開 始 した また 昨 年 度 開 発 した 食 肉 及 び 牛 乳 のホルモン 剤 スクリーニング 法 を 用 い て 検 査 を 開 始 した キノロン 系 抗 菌 剤 の 一 斉 分 析 法 にお いて 一 部 の 試 料 で 抽 出 液 の 粘 性 が 高 くなり 精 製 操 作 が 困 難 になることが 判 明 したため 抽 出 溶 媒 や 遠 心 分 離 条 件 を 変 更 して 改 善 した 一 斉 分 析 法 の 検 討 として 測 定 対 象 候 補 物 質 の 標 準 溶 液 の 安 定 性 を 検 討 した これら のろ 過 処 理 による 精 製 を 試 みたが 一 部 の 測 定 対 象 物 質 において 吸 着 が 確 認 されため 利 用 できなかった また 測 定 の 障 害 となる 試 験 液 中 のタンパク 質 を 定 量 し 抽 出 法 や 精 製 法 の 検 討 に 用 いた 食 品 中 トランス 脂 肪 酸 の 分 析 では GC-FID において 60m 長 のキャピラリーカラムを 用 いて 測 定 条 件 の 検 討 を 行 い シス 体 との 分 離 条 件 を 確 立 した 分 析 計 で 測 定 するのが 一 般 的 だが 水 酸 基 を 置 換 せず 直 接 高 速 液 体 クロマトグラフ - タンデム 型 質 量 分 析 計 で 測 定 する 方 法 を 新 たに 開 発 し OH-PCBs 分 析 に 有 効 で あることを 確 認 した OH-PCBs を 抽 出 するには 酸 性 下 で 脂 肪 抽 出 するのが 一 般 的 だが 保 存 乳 脂 肪 は 弱 アル カリ 性 下 で 抽 出 しており 異 性 体 間 で 抽 出 にバラツキが あることを 確 認 した 最 適 な 抽 出 条 件 を 検 討 した 結 果 乳 脂 肪 抽 出 は ph2 が 最 も 良 好 であることがわかった 2008 年 度 の 母 乳 試 料 を 酸 性 下 で 脂 肪 抽 出 し 分 析 し たところ いずれの OH-PCBs 異 性 体 も 検 出 されず 母 乳 中 の OH-PCBs は 血 液 中 に 比 べて 濃 度 が 低 いことを 示 唆 した この 結 果 から OH-PCBs はトランスサイレチ ン(TTR)に 結 合 する 等 により 母 乳 に 移 行 し 難 いこと が 推 察 された ( 主 担 : 小 西 阿 久 津 柿 本 健 永 吉 山 口 貴 ) 4. 教 育 研 修 大 阪 府 内 の 保 健 所 職 員 22 名 に 対 して 1 週 間 の 食 品 添 加 物 分 析 または 残 留 農 薬 分 析 について 実 験 操 作 中 心 の 研 修 を 行 った また 平 成 24 年 度 に 中 核 市 に 移 行 する 豊 中 市 の 職 員 1 名 に 対 して 1 年 間 にわたり 食 品 添 加 物 分 析 の 研 修 を 行 った 養 殖 トラフグに 対 するホルマリン 使 用 履 歴 鑑 別 法 で は ホルマリンに 曝 露 した DNA 中 に 形 成 された デオ キシグアノシンの 付 加 体 の 一 つである N2- メチルデオ キシグアノシンを LC-MS/MS を 用 いた 分 析 法 を 確 立 し 定 量 した ( 主 担 : 起 橋 小 西 小 阪 田 柿 本 健 内 田 山 口 貴 山 口 瑞 ) 5. 会 議 委 員 会 研 究 会 等 の 出 席 H23.8.26 H24.2.26 大 阪 府 環 境 審 議 会 温 泉 部 会 に 出 席 7) 母 乳 中 の 残 留 性 有 機 汚 染 物 質 (POPs)と その 代 謝 物 に 関 する 研 究 近 年 環 境 汚 染 物 質 による 内 分 泌 かく 乱 作 用 が 問 題 と なっている ポリ 塩 素 化 ビフェニール(PCBs)は 生 体 H24.1.20 H24.2.27 28 ( 尾 花 ) 平 成 23 年 度 残 留 農 薬 等 研 修 会 ( 一 般 社 団 法 人 食 品 衛 生 登 録 検 査 機 関 協 会 )に 参 加 ( 高 取 ) への 蓄 積 性 が 高 い 環 境 汚 染 物 質 であるが 代 謝 物 である 水 酸 化 PCBs (OH-PCBs)は ホルモン 様 作 用 (チロキ シン 作 用 )を 有 し 脳 内 に 選 択 的 に 蓄 積 されることが 報 告 されている 本 研 究 の 目 的 は 母 乳 中 に 蓄 積 されやす い OH-PCBs を 特 定 し 母 乳 中 濃 度 を 把 握 することにあ る OH-PCBs の 分 析 法 は 水 酸 基 をジメチル 硫 酸 等 でメ トキシ 体 に 置 換 して 高 分 解 能 ガスクロマトグラフ 質 量 H24.3.5 地 方 衛 生 研 究 所 全 国 協 議 会 衛 生 理 化 学 分 野 研 修 会 に 出 席 ( 清 田 ) 平 成 23 年 度 食 品 衛 生 検 査 施 設 における 業 務 管 理 に 係 る 研 修 会 ( 厚 生 労 働 省 近 畿 厚 生 局 )に 参 加 ( 高 取 永 吉 山 口 貴 ) 54