2.2. 個 人 情 報 の 保 護 個 人 情 報 とは 生 存 する 個 人 に 関 する 情 報 であって その 情 報 に 含 まれる 氏 名 生 年 月 日 その 他 の 記 述 等 により 特 定 の 個 人 を 識 別 することができるもの をいう その 情 報 自 体 によって 特



Similar documents
(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

<4D F736F F D203193FA8AD45F95CA8E86325F89898F4B315F94F093EF8AA98D AD97DF914F82CC8FEE95F182CC8EFB8F C28E8B89BB2E646F63>

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

学校安全の推進に関する計画の取組事例

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

調 査 結 果 トピック1: 性 年 代 別 利 用 率 の 利 用 率 は 男 女 ともに 各 年 代 で 大 きく 伸 長 している 2011 年 9 月 の 調 査 では の 年 代 別 利 用 率 は 男 女 とも が 最 も 高 く が 23.9% が 20.5%だったが 今 年 の 調

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

1

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

●電力自由化推進法案

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

<4D F736F F D B83578F4390B E797748CA E88E68E7792E88AEE8F805F48508C668DDA95AA816A E646F63>

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

Microsoft Word - 不正アクセス行為の禁止等に関する法律等に基づく公安

文化政策情報システムの運用等

スライド 1

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

第4回税制調査会 総4-1


1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

疑わしい取引の参考事例

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

1.セッション3では 流 出 した 際 の 損 害 を 最 小 限 に 抑 える 対 応 仕 組 み 1

( 運 用 制 限 ) 第 5 条 労 働 基 準 局 は 本 システムの 維 持 補 修 の 必 要 があるとき 天 災 地 変 その 他 の 事 由 によりシステムに 障 害 又 は 遅 延 の 生 じたとき その 他 理 由 の 如 何 を 問 わず その 裁 量 により システム 利 用 者

01.活性化計画(上大久保)

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

・モニター広告運営事業仕様書

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

Microsoft Word - 20ガイドラインリーフレット案4ページ

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

入札公告 機動装備センター

を 行 わなければならない 適 正 な 運 用 方 針 を 厳 格 に 運 用 することによっては じめて 人 がみだりにその 容 ぼう 等 を 撮 影 されない 自 由 や 権 利 の 保 護 と 犯 罪 発 生 の 抑 止 という 防 犯 カメラの 設 置 目 的 との 調 和 が 実 現 され

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

OKIKAE-KAIRYOU-V3.xdw

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

主要生活道路について

弁護士報酬規定(抜粋)

●幼児教育振興法案

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

(7) 公 共 施 設 における 建 築 物 (1 敷 地 における 延 床 面 積 の 合 計 が 5,000 m2 以 上 )の 劣 化 につ いての 調 査 ( 劣 化 度 調 査 健 全 度 調 査 等 )の 実 績 があること (8) 公 共 施 設 における 建 築 物 (1 敷 地 に

ー ただお 課 長 を 表 示 するものとする ( 第 三 者 に 対 する 許 諾 ) 第 4 条 甲 は 第 三 者 に 対 して 本 契 約 において 乙 に 与 えた 許 諾 と 同 一 又 は 類 似 の 許 諾 を することができる この 場 合 において 乙 は 甲 に 対 して 当

目 次 1. 日 本 におけるファイル 共 有 ソフトを 悪 用 した 著 作 権 侵 害 の 現 状 2. 官 民 連 携 による 取 り 組 みの 方 向 性 について 3.ファイル 共 有 ソフトを 用 いた 著 作 権 侵 害 対 策 協 議 会 について 4.Winnyを 悪 用 した 著

1 EC サイトの 構 築 (ア) 基 本 要 件 サイト 全 体 を CMS で 管 理 できること 商 品 登 録 数 を 100 以 上 可 能 とし 拡 張 できること 会 員 登 録 したユーザーにメールマガジンを 送 ることが 出 来 るようにすること Facebook や twitte

KINGSOFT Office 2016 動 作 環 境 対 応 日 本 語 版 版 共 通 利 用 上 記 動 作 以 上 以 上 空 容 量 以 上 他 接 続 環 境 推 奨 必 要 2

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

二 資本金の管理

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

大阪府電子調達システムの開発業務 (第一期)に係る仕様書案に対する意見招請のお知らせ

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

b) 参 加 表 明 書 の 提 出 時 において 東 北 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 を 除 く) における 平 成 年 度 土 木 関 係 建 設 コンサルタント 業 務 に 係 る 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 認 定 を 受 けて

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

市街化区域と市街化調整区域との区分

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

独立行政法人国立病院機構

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

<4D F736F F D204D46834E A6D92E8905C8D905F93B193FC819593FA8E9F95D C5292E646F63>

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

Microsoft PowerPoint - 【那須野】セキュリティ問題について

スライド 1


<4D F736F F D F6F82C58AC C A4A8BC C5816A>

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受

改 定 履 歴 改 訂 日 改 訂 理 由 及 び 内 容 承 認 者 確 認 者 改 訂 者 05/8/7 新 版 発 行 05/0/5 推 奨 動 作 環 境 を 追 記

佐渡市都市計画区域の見直し

< F2D A C5817A C495B6817A>

製 品 設 計 のための3 次 元 検 証 技 術 (ソリッド 編 ) ~ 製 品 設 計 の 考 え 方 に 基 づいた3 次 元 CADの 使 い 方 をマスターしよう!~ 受 講 料 11,500 円 /28,29.30 ( 金 土 日 ) 筆 記 製 品 設 計 業 務 において

NRI学生小論文コンテスト2012 入賞論文 高校生の部

Transcription:

インターネット 上 と 情 報 倫 理 今 日 あらゆる 場 面 においてインターネットを 利 用 することが 常 識 となった その 主 たるものとして 情 報 伝 達 共 有 交 換 がある インターネット 普 及 当 初 は 双 方 向 性 というキーワードがインターネットを 説 明 する 言 葉 であったが 膨 大 かつ 多 様 な 情 報 がネット 上 に 散 在 し 集 合 知 ビックデータというキーワードが 近 年 のインターネットを 捉 える 言 葉 とし て 聞 かれる この 回 では インターネットの 基 本 構 造 を 理 解 し 近 年 のインターネットサービスがどのような 仕 組 で 展 開 されているかの 概 要 を 知 る そのうえで リスクに 基 づいたユーザが 持 つべき 姿 勢 倫 理 感 について 考 える 1. 情 報 倫 理 1.1. 倫 理 とはなにか 倫 理 とは 善 悪 正 邪 の 判 断 において 普 遍 的 な 基 準 となるものである 近 年 倫 理 感 の 醸 成 が 強 く 求 めら れており 大 学 生 社 会 人 を 問 わずに 適 切 な 情 報 活 用 インターネットコンテンツの 利 用 が 求 められる 情 報 倫 理 では これら 情 報 の 価 値 を 推 測 でき それらを 自 身 が 利 用 したのちに どのような 影 響 をもたらす かを 考 える 必 要 性 を 訴 える 倫 理 観 が 求 められる 場 面 論 文 のねつ 造 小 説 音 楽 の 盗 用 映 画 の 無 断 複 製 人 気 漫 画 の 複 製 配 布 友 人 の 写 真 と 住 所 をツイー ト 知 らない 人 の 写 真 を 嘲 笑 目 的 でアップロード など 倫 理 感 の 欠 如 は 情 報 を 自 身 への 効 果 のみを 考 えて 利 用 した 際 に 起 こる 例 えば 小 説 を 書 いて 儲 けたいがアイデアがない 無 名 作 家 による 面 白 い 話 を 見 つけた 盗 用 してもばれない 可 能 性 が 高 い 楽 をして 面 白 い 話 を 発 表 できる ここで 忘 れてしま っているのは 無 名 作 家 へのネガティブな 影 響 である このような 事 態 は コンピュータの 普 及 と 情 報 のデジタル 化 インターネットインフラの 普 及 により 拡 大 した 2. 情 報 の 活 用 と 倫 理 的 視 点 情 報 を 定 義 することは 対 象 が 多 岐 にわたるため 難 しい 一 般 的 には コンピュータ 領 域 を 示 す 言 葉 として 用 いられる また 抽 象 的 ではあるが 保 有 した 者 に 価 値 をもたらし 不 確 実 な 状 態 を 確 実 にする もの 物 理 的 に 実 体 を 持 たず 簡 単 に 流 通 複 製 できるもの と 捉 えることもできる 2.1. 情 報 の 種 類 事 実 情 報 : 今 回 の 数 学 の 平 均 点 は54 点 だった 社 の 売 上 が 落 ちた A さんの 父 親 は 社 長 である( 個 人 情 報 ) 技 術 情 報 :コンピュータプログラムの 開 発 方 法 ( 技 術 ) ips 細 胞 の 作 り 方 ( 発 明 ) 文 化 情 報 : 小 説 映 画 音 楽 絵 画 ( 価 値 を 持 つ) これら 情 報 は 何 等 かの 価 値 を 持 つが 物 理 的 な 形 を 持 たない そのため 伝 達 は 簡 単 (インターネット 上 のサイトに 記 載 ツイッターに 投 稿 )であり 複 製 盗 用 (コピー&ペースト リツイート)も 容 易 である 情 リテ 講 義 3-1

2.2. 個 人 情 報 の 保 護 個 人 情 報 とは 生 存 する 個 人 に 関 する 情 報 であって その 情 報 に 含 まれる 氏 名 生 年 月 日 その 他 の 記 述 等 により 特 定 の 個 人 を 識 別 することができるもの をいう その 情 報 自 体 によって 特 定 の 個 人 を 識 別 できるも ののほか 他 の 情 報 と 容 易 に 照 合 することができ それによって 特 定 の 個 人 が 識 別 できるものも 含 まれる 例 情 報 のトレーサビリティ SNS やブログでは ある 程 度 の 匿 名 性 を 持 たせることが 可 能 である しかし SNS の 種 類 が 多 様 になり またほとんどの 端 末 利 用 者 が SNS に 参 加 している 現 在 単 一 アカウントで 匿 名 性 を 保 つことが 困 難 になっ ている さらに いったん 個 人 情 報 がインターネット 上 で 公 開 されると 注 目 度 が 高 いほど 削 除 すること が 不 可 能 になる 図 個 人 情 報 トレースのイメージ SNS 上 の 行 動 が 将 来 どのような 影 響 を 及 ぼすかをイメージする 想 像 力 が 必 要 である 不 用 意 に 友 人 の 姿 を SNS にアップしたとする その 写 真 の 背 景 に 移 っている 家 道 他 の 人 時 間 などは 情 報 である も し その 友 人 が 心 無 い 人 たちの 捜 索 の 対 象 となった 場 合 その 写 真 が 友 人 の 人 生 に 悪 影 響 をもたらすきっ かけになるかもしれない 2.3. 情 報 の 伝 達 と 精 度 よく Wikipedeia を 信 用 するな という 話 を 耳 にする Wikipedeia は 前 述 のコモンズとして 不 特 定 多 数 の 執 筆 者 で 生 成 されるコンテンツであるため 情 報 の 正 確 さに 保 証 がない(まったくダメという 意 味 で はない) これは 一 般 人 の 発 信 する 情 報 (ツイート Blog)にも 言 える 震 災 の 際 に 多 くのデマ 情 報 が 流 れたこ とは 記 憶 に 新 しい これは インターネットに 限 らず 1970 年 の 石 油 ショックでも 根 拠 のない 情 報 で 消 費 者 がパニックになった インターネットの 世 界 では 情 報 の 拡 散 スピードが 速 いため この 影 響 は 瞬 時 に 波 及 する 情 リテ 講 義 3-2

図 情 報 伝 達 と 精 度 の 問 題 情 報 閲 覧 者 は 常 に 情 報 の 根 拠 を 求 め 利 用 すべき 情 報 を 選 別 する 習 慣 を 身 につけなければならない また 安 易 に 情 報 を 広 げるような 行 為 は たとえ 善 意 であったとしても 慎 むべきである 2.4. デジタル コンテンツと 複 製 行 為 コンピュータの 世 界 では 情 報 の 無 許 諾 複 製 ( 剽 窃 )が 問 題 になっている 知 的 財 産 の 領 域 では 著 作 権 が 密 接 に 絡 んでくる 領 域 である この 問 題 は 技 術 的 な 対 策 が 講 じられることがあるが 決 定 的 な 問 題 解 決 にならず ユーザの 倫 理 観 に 依 るところが 大 きい また CD や DVD などのコンテンツ 複 製 の 問 題 もある PC の 処 理 能 力 が 向 上 した 現 代 これらの 流 通 メディアを 容 易 に 複 製 できる コピープロテクトもあるが 少 し 調 べると 回 避 する 方 法 も 見 つかる そも そも 音 楽 や 映 画 を 楽 しめるのは 創 作 者 が 存 在 するおかげである 著 作 物 を 創 作 した 者 の 正 当 な 権 利 を 侵 す 行 為 が その 後 どのように 波 及 するのかをイメージできなくてはならない 私 が 一 人 やったぐらいで が 数 百 人 集 まれば 多 大 な 影 響 となる これは 違 法 合 法 の 問 題 ではない ただし コンテンツを 守 ることだけが 解 決 策 ではない デジタル コンテンツやプログラムの 世 界 では 積 極 的 な 共 有 を 図 るコンセプトとして クリエイティブコモンズ オープンソース などもある 知 的 財 産 を 学 ぶ 者 にとって コンテンツのあり 方 を 模 索 し ルールを 充 分 に 理 解 する 姿 勢 が 必 要 となる インターネットでは デジタルデータが 扱 われる デジタルデータとは 0/1 の 2 つの 状 態 で 情 報 を 表 し たモノである これは 電 気 信 号 であるため 高 速 で 簡 単 に 伝 達 できる インターネットは 国 際 的 に 広 がる ネットワークであるため 距 離 に 関 係 なく 瞬 時 に 情 報 が 伝 わる しかも 0/1 のみで 表 されていることで 情 報 が 劣 化 しない 情 リテ 講 義 3-3

インターネット 以 前 は 物 理 的 な 紙 媒 体 や 記 録 媒 体 に 縛 られており アナログデータであれば 情 報 伝 達 の 際 に 散 逸 ( 伝 達 中 にノイズが 乗 る 物 理 的 な 欠 損 など)が 起 こり 情 報 の 拡 散 は 限 定 的 であった デジタルは 情 報 劣 化 が 起 こらないため 世 界 中 へ 完 全 な 情 報 が 伝 達 してし まう これは 利 用 においては 大 きく 利 便 性 を 高 めるもので あるが 流 通 を 抑 止 したい 立 場 からすると リスクの 増 大 へとつながる 情 報 伝 達 におけるインターネット 前 後 の 違 い インターネット 上 でサーバにデータをアップロードすると サーバは 世 界 中 のコンピュータへデータを 配 信 可 能 な 状 態 となる ここでサーバを 停 止 させればよいが 近 年 はユーザ 同 志 でデータを 共 有 し 必 要 に 応 じて 配 信 する 仕 組 みがある 2.5. 一 般 消 費 者 とコンテンツ 創 作 CGM(Consumer Generated Media)は 一 般 消 費 者 によってコンテンツが 交 換 される 基 盤 のことを 言 う 例 えば Facebook などの SNS 動 画 投 稿 サイトがある そこで 生 成 される 個 別 コンテンツは UGC (User Generated Contents)と 呼 ばれ テキスト 情 報 動 画 情 報 などがある これらは 二 次 的 な 創 作 物 として 作 成 されることが 多 く 権 利 侵 害 の 起 こりやすい 状 態 であるが 一 般 消 費 者 のコンテンツ 創 作 能 力 向 上 につながる 効 果 があるとして 注 目 されている 上 記 を 考 慮 すると デジタル コンテンツを 著 作 物 として 保 護 をしようとするのが 当 然 ではあるが 保 護 の 一 方 だけを 考 えるのは 適 切 ではない そこで コンテンツをあえて 流 通 させ その 利 用 可 能 範 囲 を 明 示 的 に 提 示 する 手 法 として クリエイティブ コモンズ(CC)というプロジェクトが 注 目 されている CC では 共 有 するコンテンツの 対 象 をプログラム 以 外 の 著 作 物 とし 著 作 物 の 利 用 可 能 範 囲 をコモンズ ライセンスとして 下 記 のようなマークで 明 示 するようになっている 情 リテ 講 義 3-4

表 示 非 営 利 改 変 禁 止 継 承 CC ライセンスのレベル 左 に 行 くほどライセンスは 強 力 ( 通 常 の 著 作 物 として 扱 う) 右 に 行 くほど 緩 和 され 全 ての 権 利 を 放 棄 すると パブリックドメイン となる 侵 害 のリスクを 回 避 しつつ インターネットの 利 便 性 を 最 大 限 に 活 用 するためには 著 作 権 制 度 の 基 本 を 踏 まえておくことだけでなく コンテンツ 流 通 の 知 識 を 持 っておくことが 必 要 である 3. インターネット 上 のリスク インターネットは 自 由 な 世 界 である その 自 由 さが 新 たな 概 念 を 生 み 出 す 源 泉 となっているが 情 報 統 制 が 困 難 であり 情 報 が 地 球 規 模 で 拡 大 しているために 問 題 に 対 して 適 切 な 対 処 ができない 場 合 がある 3.1. マルウェア(ウィルス スパイウェア) フィッシング マルウェアとは コンピュータ 技 術 を 利 用 して 悪 さをするソフトウェアの 総 称 である これには ウィルス ソフト スパイウェア ハッキングツールなどが 含 まれる これに 対 しては 不 明 なソフトのダウンロード& 実 行 差 出 人 が 明 確 でない 案 内 メールなどに 十 分 注 意 し アンチウィルスソフトウェアを 導 入 してシステムを 守 らなくてはならない 技 術 発 展 に 伴 い 不 正 行 為 を 働 くソフトウェア 技 術 や 手 法 も 発 展 している インター ネット 普 及 後 は 技 術 に 詳 しくない 一 般 ユーザがターゲットになっているため 個 人 レベルでの 適 切 な 対 策 が 要 求 される ワームによる 踏 み 台 特 殊 なプログラム(ワームやウィルス)をダウンロードソフトやメールを 介 して 送 信 することにより 一 般 ユーザのコンピュータに 侵 入 し 遠 隔 操 作 を 利 用 して 他 者 を 攻 撃 する 被 害 者 がアクセスをトレースす ると 全 く 自 覚 のない 一 般 ユーザにたどり 着 く スパイウェア キーロガーによる 情 報 流 出 ユーザの 行 動 履 歴 やキータイピングを 逐 次 発 信 するソフトウェアがある 利 用 者 には 何 ら 不 具 合 が 見 えな いため 重 要 なパスワードや 個 人 情 報 が 流 出 してしまう 不 正 アクセス インターネット 上 のサーバやコンピュータに 侵 入 する 手 法 である ID パスワードの 不 正 取 得 や OS やア プリケーションのバグ(セキュリティホール)を 利 用 した 方 法 がある また マルウェアを 利 用 して 個 人 のコンピュータをハッキングし それを 踏 み 台 に 他 者 を 攻 撃 する 手 法 な ども 用 いられる そのため 不 正 アクセスのターゲットとして 個 人 コンピュータが 利 用 されることも 多 情 リテ 講 義 3-5

い フィッシングによる 情 報 流 出 巧 妙 な 偽 サイトを 構 築 し ユーザの 個 人 情 報 を 抜 き 出 す インターネットサイトは コピーしてしまえば 簡 単 に 同 じものを 作 成 できる 偽 サイトを 作 成 することは 容 易 であるため パソコンに 詳 しくない 利 用 者 は 個 人 情 報 ( 銀 行 ログイン ID,パスワードなど)を 入 力 してしまう フィッシングの 例 3.2. 対 策 リスクに 対 処 するには 前 述 の 事 項 を 知 識 として 持 っておき 不 明 なアクセス ダウンロードなどを 避 け ることが 必 要 である ただし 不 測 の 事 態 に 対 処 するためにシステムとして 下 記 の 事 項 を 意 識 しておく ことも 重 要 である アンチウィルスソフトの 導 入 Windows7~10には Defender と 呼 ばれるシステムがあらかじめ 導 入 されているが その 他 にも 多 くの 機 能 を 備 えたアンチウィルスソフトウェアが 販 売 されている このソフトウェアは 常 にファイルやイン ターネットアクセスを 監 視 し リスクが 発 生 した 際 に 自 動 で 対 処 する しかし リスクの 情 報 は 常 に 変 化 するため 定 期 的 なアップデートが 利 用 の 前 提 となる ソフトウェアアップデート Windows MacOSX などの OS に 限 らず あらゆるソフトウェアは 日 々アップデートされる 近 年 のソ フトウェアはプログラムが 複 雑 になり リリースした 後 にバグが 見 つかることが 多 々ある これらは リ リース 後 に 修 正 が 行 われる スマートフォンでも 同 様 であり Android のアップデート アプリのアップ デートが 行 われる 特 に 重 要 なのは OS のアップデートである その 他 一 般 的 に 利 用 頻 度 の 高 いソフトウェア(Office Adobe Reader ブラウザなど)は ネット 上 では コンピュータ 技 術 を 利 用 した 不 正 行 為 が 後 を 絶 たない また 知 識 を 持 たない 個 人 ユーザを 狙 ったものも 増 えている これらの 対 策 としては インターネットの 構 造 を 理 解 したうえで 不 正 行 為 の 事 例 を 知 り リスクを 把 握 す る 姿 勢 が 重 要 である 日 頃 からニュースサイトなどで 事 例 をチェックし そこで 解 説 されている 内 容 を 理 解 す る 努 力 が 求 められる 情 リテ 講 義 3-6