Ver.7.2 2013.08.01 更 新 心 得 真 宗 大 谷 派 東 本 願 寺 の 儀 式 作 法 は 五 百 余 年 にわたる 伝 統 仏 事 です よって それに 携 わる 人 は 以 下 のことを 心 得 て 下 さい 1 私 を 入 れない 自 分 流 や 好 みを 入 れたり ショーアップしないこと 2 勝 手 な 判 断 をしない 独 断 で 作 法 を 曲 げないこと 不 明 なことは 些 細 なことでも 住 職 に 聞 いて 下 さい 3 儀 式 作 法 に 対 して 謙 虚 に 手 を 抜 かないこと 気 配 りを 欠 かさないこと 4 故 人 の 経 歴 や 人 柄 等 の 語 り はしない 遺 族 の 別 れの 時 間 を 占 有 して 取 材 することと 短 い 取 材 で 本 人 を 語 ることは 無 配 慮 だと 考 えます 5 典 礼 と アナウンス を 混 同 しない... 合 掌 よろしくお 願 い 致 します.. お 解 き 下 さいませ... 表 白 を 賜 ります などは 典 礼 ではありません ちようしよう 6 調 声 中 は 静 粛 に ご はつ と 導 師 調 声 中 のアナウンスは 御 法 度 です スタッフが 雑 音 を 立 てたり 動 いたりすることも 厳 禁 です ただし 一 般 参 列 者 は 構 いません 7 儀 式 の 前 後 は 住 職 控 室 まで 挨 拶 も 儀 式 の 一 部 です 打 ち 合 わせと 助 言 をさせてもらいます 礼 で 始 まり 礼 で 終 わりましょう 8 金 襴 スリッパ は 用 いない あさぐつ 真 宗 大 谷 派 の 葬 儀 には 浅 沓 左 図 を 用 いるのが 正 式 です そうかい 金 襴 スリッパは 草 鞋 中 図 の 代 用 品 であって 葬 儀 には 向 きません ましてや 朱 色 の 草 鞋 は 御 門 首 専 用 であり 末 寺 の 住 職 が 履 くことは 東 本 願 寺 に 対 して 大 変 失 礼 になるので 気 をつけて 下 さい あさぐつ そうかい 浅 沓 草 鞋 金 襴 スリッパ - 1 -
準 備 スタッフ ほうみようぱい ご 本 尊 前 と 法 名 牌 の 前 に 仏 飯 を 供 える 白 色 の 和 ろうそくを 用 いる しゆ た ら 棺 の 上 に 修 多 羅 を 置 かない 修 多 羅 を 載 せるのは 僧 侶 の 場 合 のみ ぶ く ぶつぱん いかりがた 棺 の 窓 は 閉 めておく 仏 供 仏 飯 碇 型 和 ろうそく 親 族 来 賓 は 内 側 を 向 いて 整 列 和 室 の 場 合 座 っての 焼 香 が 原 則 全 員 着 座 あさぐつ 浅 沓 の 取 り 扱 い 和 室 の 場 合 あが がまち 1 上 り 框 先 の 畳 上 に 浅 沓 を 一 足 幅 広 げて 置 いておく 2 導 師 は 足 袋 または 雪 駄 で 入 堂 3 浅 沓 を 履 いて 儀 式 執 行 4 浅 沓 をぬいで 足 袋 または 雪 駄 で 退 堂 5スタッフは 浅 沓 を 撤 収 一 足 幅 以 上 洋 室 の 場 合 1 曲 録 の 右 前 に 浅 沓 を 一 足 幅 広 げて 置 いておく 2 導 師 は 雪 駄 で 入 堂 3 曲 録 手 前 で 浅 沓 に 履 き 替 え 4スタッフは 雪 駄 を 撤 収 5 浅 沓 を 履 いて 儀 式 執 行 6 導 師 退 堂 の 典 礼 後 スタッフは 雪 駄 を 右 図 のように 置 く 7 浅 沓 をぬいで 雪 駄 で 退 堂 曲 録 8スタッフは 浅 沓 を 撤 収 導 師 入 堂 前 曲 録 導 師 退 堂 典 礼 後 - 2 -
司 会 者 町 内 受 付 プレートを 設 置 受 付 の 方 と 打 ち 合 わせ 特 に 開 式 10 分 前 までの 受 付 票 を いただきに 来 ます と 伝 える 会 葬 者 に 焼 香 作 法 を 指 導 1 名 前 を 呼 ばれたら 前 に 進 む 夫 婦 の 場 合 は 夫 が 妻 の 右 に 位 置 すること 祭 壇 焼 香 台 2 導 師 に 正 面 から 対 面 ず らい 頭 礼 合 掌 は 不 要 3 4 3 次 に 祭 壇 の 前 に 進 み それぞれ 焼 香 焼 香 作 法 については 2 夫 妻 1 通 夜 式 典 礼 次 第 を 参 照 のこと 4 焼 香 後 に もう 一 度 導 師 に 向 かう それぞれ 頭 礼 して 復 座 導 師 喪 主 と 家 族 は 葬 儀 中 の 一 般 会 葬 者 への 挨 拶 で 席 を 離 れない 旨 確 認 近 親 者 故 人 の 親 子 =1 親 等 以 外 なら 代 理 は 可 葬 儀 委 員 長 の 葬 場 勤 行 での 焼 香 は 夫 婦 一 緒 でもよい 灰 葬 勤 行 の 焼 香 は 本 人 のみ.. 灰 葬 勤 行 の 焼 香 は 喪 主 家 族 喪 主 兄 弟 夫 婦 葬 儀 委 員 長 までと 伝 える 携 帯 電 話 のマナーモード 他 適 宜 指 示 - 3 -
式 次 第 住 職 所 作 司 会 者 の 言 葉 式 進 行 スタッフの 動 き 1 出 仕 入 堂 着 座 導 師 入 堂 2 開 式 の 辞 完 全 静 止 [ 役 僧 も] ただ 今 から 法 名 釋 俗 名 故 様 の 葬 儀 を 執 り 行 います 一 同 合 掌 3 大 導 師 焼 香 導 師 焼 香 焼 香 合 掌 住 職 が 合 掌 し 称 名 を 一 回 聞 いてから 導 師 に 合 わせて 合 掌 をお 願 い 致 し ます 表 白 少 し 間 をおいて 表 白 復 座 4 葬 場 勤 行 完 全 静 止 [ 役 僧 も] 葬 場 勤 行 勤 行 正 信 偈 が 始 まる ほつちゆう 五 劫 思 惟 お 立 ち 合 いがおられる 場 合 お 立 ち 合 い 法 中 焼 香 僧 侶 が 着 座 するまで 次 のアナウンス 厳 禁 ただ 今 より 焼 香 に 入 ります 喪 主 様 喪 主 家 族 喪 主 の 兄 弟 家 族 葬 儀 委 員 長 の 順 に 呼 び 出 し 喪 主 家 族 が 復 座 するまで 次 を 呼 ばない 葬 儀 委 員 長 は 前 の 焼 香 人 が 着 座 し 静 止 されたら 呼 ぶ 葬 儀 委 員 長 が 復 座 し 静 止 されたら 次 を 呼 ぶ 喪 主 が 焼 香 作 法 を 著 しく 間 違 えた 場 合 は 次 の 焼 香 者 に 歩 み 寄 って 正 しい 作 法 をフォローする 喪 主 と 家 族 は 葬 儀 終 了 まで 席 を 離 れない 近 親 者 故 人 の 子 =1 親 等 以 外 の 代 理 なら 可 会 葬 者 全 員 の 焼 香 読 み 上 げ 当 日 受 付 分 は 事 前 に 作 った 名 簿 と 重 複 がないか 確 認 しておき 足 を 運 んでくれた 町 内 の 方 は 極 力 名 前 を 読 み 上 げる 大 導 師 調 声 中 のアナウンスは 厳 禁 なるべく な-ま-だ-ぶ- 内 ですべての 名 前 読 み 上 げを 終 わらせる 調 声 寸 前 と 助 音 直 後 のアナウンスは 避 ける きん 勤 行 終 了 3つめの鏧 の 後 間 髪 入 れずに 一 同 合 掌 5 弔 電 披 露 ここで 故 人 に 対 しまして 各 方 面 より 弔 電 を 弔 電 が 非 常 に 多 い 場 合 は 打 ち 合 わせの 上 20 通 程 度 に 厳 選 する スタッフは 灰 葬 勤 行 の 支 度 補 則 参 照 - 4 -
6 灰 葬 勤 行 焼 香 合 掌 スタッフ 退 場 灰 葬 住 職 が 合 掌 し 称 名 を 一 回 聞 いてから 導 師 に 合 わせて 合 掌 をお 願 い 致 し ます 復 座 完 全 静 止 読 経 三 誓 偈 調 声 後 代 表 焼 香.. 喪 主 と 家 族 喪 主 の 兄 弟 夫 婦 葬 儀 委 員 長 のみ 焼 香 焼 香 に 出 て 行 かない 場 合 は 司 会 者 が 速 やかに 誘 導 きん 勤 行 終 了 3つめの鏧 の 後 間 髪 入 れずに 一 同 合 掌 7 喪 主 挨 拶 喪 主 挨 拶 夫 婦 の 場 合 は 必 ず 二 人 で 挨 拶 終 了 後 喪 主 復 座 マイクは 撤 収 しない 8 閉 式 の 辞 以 上 をもちまして 法 名 釋 俗 名 故 様 の 葬 儀 を 終 了 致 し ます 一 同 合 掌 9 退 出 導 師 退 堂 退 出 10 挨 拶 司 会 者 は 式 終 了 後 速 やかに 住 職 控 え 室 に 来 ること 文 責 真 宗 大 谷 派 本 龍 寺 住 職 樋 口 祐 慈 愛 知 県 安 城 市 和 泉 町 中 本 郷 41 TEL.0566-92-0505 FAX.0566-92-5212 本 龍 寺 ホームページ http://www.honryuji.net 本 龍 寺 メール honryuji@poplar.ocn.ne.jp 出 典 明 示 を 条 件 に 複 写 転 載 可 随 時 バージョンアップの 上 ホームページにて 最 新 版 を 公 開 中 - 5 -
ちようしよう 補 足 調 声 中 のアナウンスは 厳 禁 五 劫 思 惟 以 降 に 注 意 する 調 声 赤 文 字 正 信 偈 最 後 唯 可 信 斯 高 僧 説 後 の な-ま-だ-ぶ- キン さんじゆう キン 読 み 上 げ 終 了 後 な-ま-だ- ぶ- 後 の 南 無 阿 弥 陀 仏 三 重 念 仏 三 重 念 仏 南 無 - 後 の 本 願 力 にあいぬれば 男 性 の 場 合 しようがく 正 覚 の 男 性 和 讃 2 首 目 の 頭 がん に し く どく 願 以 之 功 徳 しんじつしんじん 真 実 信 心 うるひとは 女 性 の 場 合 ぶつ ち 仏 智 の 女 性 和 讃 2 首 目 の 頭 葬 儀 における 焼 香 作 法 について これまで 葬 儀 の 焼 香 は 立 ち 会 いの 僧 侶 も 喪 主 も 一 般 参 列 者 も まず 導 師 に 正 対 し 合 掌 して から 祭 壇 へ 向 かっていましたが これは 古 来 からの 三 河 地 方 の 伝 統 であって 大 谷 派 の 儀 式 作 法 的 には 異 なる ので 徹 底 する 旨 東 本 願 寺 より 通 達 がありました そもそも 古 来 よりの 屋 外 の 葬 儀 では ご 本 尊 を 掛 ける 場 所 がないので 導 師 の 七 条 袈 裟 につけられた 修 多 羅 = 組 紐 をご 本 尊 と 位 置 づけて 焼 香 時 に 合 掌 していました しかし 昨 今 は どこの 葬 儀 会 場 でもきちんとご 本 尊 を 安 置 しての 葬 儀 式 が 執 行 されていることに 鑑 み 衣 を 拝 む という より ご 本 尊 を 中 心 にした 儀 式 を 推 進 し 徹 底 していきたい というのがご 本 山 のご 意 向 で あると 思 われます しゆ た ら スタッフの 灰 葬 勤 行 の 支 度 について 1 下 手 から 入 場 安 城 市 総 合 斎 苑 では 上 手 入 場 2トレイを 持 ったまま 導 師 に 頭 礼 3トレイを 脇 に 置 く しようごん 5 荘 厳 の 切 り 換 え 金 香 炉 の 蓋 をあける こうばし 香 箸 で 炭 火 を 綺 麗 にする 五 具 足 の 場 合 向 かって 右 ロウソク 消 火 左 ロウソク か ひん し か 向 かって 右 花 瓶 の 紙 花 撤 去 左 花 瓶 の 紙 花 向 かって 右 花 瓶 に 樒 をさす 左 花 瓶 に 樒 向 かって 右 ロウソク 点 灯 左 ロウソク 6トレイを 持 ったまま 導 師 に 頭 礼 7 退 場 スタッフの 動 きが 止 まるまで 司 会 者 は 典 礼 灰 葬 が 言 えない 速 やかに 退 室 するか その 場 で 静 止 すること が ごんちよう せ がん 花 瓶 調 声 我 建 超 世 願 が 終 わるまで 動 かない 三 具 足 の 場 合 ロウソク 消 火 か ひん し か 花 瓶 の 紙 花 撤 去 花 瓶 に 樒 をさす ロウソク 点 灯 花 瓶 燭 台 金 香 炉 金 香 炉 花 瓶 燭 台 - 6 -