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1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

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経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66


表紙

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容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田


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回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

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47 Vol.102 今 提 唱 紹 介 直 結 = 女 ソ 太 鼓 悩 む 男 理 解 践 整 最 マ 考 シ ョ 左 傾 斜 滑 矯 正 ボ ィ モ 崩 ム 間 落 ャ 成 績 げ 整 部 重 要 胴 胴 線 ぶ ぶ 流 歌 肩 幅 開 両 置 20 秒 細 長 口 息 吐 吐 鼻 息 ふ ワ

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

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任 意 保 険 料 の 保 険 料 額 については 下 記 の 理 由 により 変 更 となる 場 合 があります 保 険 料 が 変 更 する 場 合 1 任 意 継 続 加 入 中 に 40 歳 になり 介 護 保 険 被 保 険 者 に 該 当 した 場 合 ( 被 扶 養 者 含 む) (

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

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(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

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目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

目 標 を 達 成 するための 指 標 第 4 章 計 画 における 環 境 施 策 世 界 遺 産 への 登 録 早 期 登 録 の 実 現 史 跡 の 公 有 地 化 平 成 27 年 度 (2015 年 度 )までに 235,022.30m 2 施 策 の 体 系 1 歴 史 的 遺 産 とこ

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130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

労働時間と休日は、労働条件のもっとも基本的なものの一つです

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

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定款  変更

 

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

企 業 の 採 用 予 定 数 採 用 予 定 数 は 増 やす と 回 答 した 企 業 が 減 らす と 回 答 した 企 業 を3 年 連 続 上 回 り 採 用 は 増 加 傾 向 にある 特 に 非 上 場 非 製 造 において 採 用 数 を 増 やす と 回 答 する 割 合 が 大

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も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

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2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

対 象 外 区 域 以 下 の 区 域 は 原 則 として 策 定 区 域 に 含 めないこと (1) 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 する 法 律 に 規 定 する 農 用 地 区 域 (2) 優 良 農 地 ( 一 団 のまとまりのある 農 地 や 農 業 水 利 施 設 の 整 備

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Transcription:

2016 年 5 月 吉 日 ~ 突 撃 ドメーヌ 最 新 情 報!!~ VCN 53 カトリーヌ リス 生 産 地 方 :アルザス 新 着 ワイン 3 種 類 AC アルザス ドゥス ド ターブル 2014( 白 ) 2014 年 はエレガントで 今 飲 んで 最 高 のワインに 仕 上 がっている 香 りはレモンやシトラスなど 清 涼 感 のあるア ロマがきれいに 開 いていて まるで 透 き 通 ったミネラルジュースを 飲 んでいる 感 じでスイスイいける!その 一 方 で 余 韻 に 柑 橘 系 の 苦 みの 効 いたやさしい 旨 味 が 長 く 後 を 引 き 口 の 中 の 余 韻 を 楽 しませる!まさに 薄 ウマなヴァンド ソワフの 王 道 だ! AC アルザス リースリング ド グレ ウ ド フォルス 2014( 白 ) 2014 年 は 2013 年 同 様 にキリっとした 辛 口 に 仕 上 がっている 一 方 開 けたての 最 初 の 香 りは 2012 年 のよう にアプリコットや 黄 桃 などボリュームのあるワインを 想 像 させるアロマがあり そのギャップが 何 とも 面 白 い!ド ゥス ド ターブルのようにミネラリーで 透 明 感 があるが ド グレ ウ ド フォルスの 方 がよりフィネスがあ り 輪 郭 がはっきりしている! 余 韻 に 残 る 繊 細 で 染 み 入 るような 旨 味 も 心 地 よく 一 度 飲 み 始 めると 止 まらないワイ ンだ! AC アルザス ピノノワール アンプラント 2014( 赤 ) 2013 年 同 様 に 軽 やかでチャーミングなアルザスらしいピノに 仕 上 がっている 2014 年 は ショウジョウバエの スズキが 猛 威 を 振 るった 年 だが 幸 いカトリーヌの 畑 は 標 高 の 高 いところにあるおかげで スズキの 襲 来 の 前 に 全 てブドウを 収 穫 することができた! 開 けたては 少 し 還 元 気 味 だが しばらくするとヴァンナチュールの 素 敵 なピノ に 共 通 するオレンジピールやシャンピニオンの 官 能 的 な 香 りが 上 がり 柔 らかな 果 実 味 が 旨 味 を 残 しつつスッと 口 の 中 に 染 み 入 る 感 じはもうたまらない! ミレジム 情 報 当 主 カトリーヌ リスのコメント 2014 年 のアルザスは 広 範 囲 にミルデューやイオディウム ショウジョウバエが 蔓 延 したが 私 のドメーヌ はほとんど 被 害 なく 無 事 健 全 なブドウを 収 穫 することができた 冬 は 暖 冬 で 霜 が 降 りずに 暖 かいまま 春 を 迎 えた 春 も 4 月 5 月 と 気 温 が 初 夏 のように 暑 く 乾 燥 していた この 時 点 で すでにブドウの 成 長 ペースは 例 年 よりも 3 週 間 近 く 早 かった だが 開 花 が 終 わる 6 月 終 わり 頃 から 天 候 は 一 転 雨 が 多 く 気 温 の 上 がらない 不 安 定 な 天 気 が 8 月 まで 続 いた 前 倒 ししていたブドウの 成 長 ペースは 徐 々にブレーキがかかり 畑 ではミルデ ューなどの 病 気 が 心 配 された 畑 は 急 こう 配 上 連 日 の 雨 でぬかるんでトラクターを 入 れることができず ボル ドー 液 散 布 や 草 刈 りは 全 て 手 作 業 で 行 わなければならなかった 8 月 の 終 わりに 入 ると 長 く 続 いた 雨 が 収 ま り 再 び 熱 い 太 陽 が 戻 ってきた そのまま 9 月 10 月 とまるで 初 夏 のような 快 晴 が 続 き ブレーキのかかって いたブドウの 成 長 に 一 気 にエンジンがかかった ブドウは 収 穫 までに 無 事 熟 し きれいで 健 全 な 房 を 取 り 入 れ ることができた ヨシ のつ ぶ や き 今 回 日 本 でリリースする 2014 年 のワインは カトリーヌ 自 信 が 好 みとするエレガントで 女 性 的 なタイプに 仕 上 がっている!しかも 2014 年 は 自 分 のカーヴで 仕 込 んだ 記 念 すべき 最 初 のヴィンテージだ 以 前 まで 彼 女 は 自 宅 のすぐ 近 くにあるルカ リッフェルのドメーヌで 秘 書 をしながらカーヴの 一 部 を 間 借 り してワインをつくっていたが この 年 から 正 式 に 独 立 を 果 たした 彼 女 にとっては 初 の 単 独 カーブでの 仕 込 み で 是 が 非 でも 成 功 させたいと 言 っていたヴィンテージだ!その 思 いが 天 に 通 じたのか まわりがスズキの 被 害 に 遭 う 中 彼 女 のブドウは 奇 跡 的 にほとんど 被 害 なく 健 全 な 状 態 のまま 収 穫 を 迎 えることができた! スズ キは 平 地 に 近 い 比 較 的 暖 かい 場 所 から 順 に 大 量 発 生 し 被 害 を 拡 大 していったが 私 の 畑 は 幸 いどれも 標 高 の 高

い 場 所 にあり スズキが 上 昇 する 前 にブドウを 全 て 取 り 入 れることができた! と 語 るカトリーヌ 実 は この 年 私 自 身 も 半 日 だけリースリングの 収 穫 に 参 加 したのだが どのブドウも 黄 金 色 に 熟 していて 選 果 の 必 要 がないくらいきれいだった (その 前 日 にガングランジェの 収 穫 に 参 加 し スズキにやられたゲヴュ ルツとピノノワールの 選 果 に 苦 労 したのに 比 べると 彼 女 は 本 当 に 幸 運 だったと 思 う) 一 方 2014 年 のシッフェンベルグは まだ 発 酵 が 終 わり 切 らないためリリースが 遅 れている 日 本 でリリー スは 2017 年 になる 予 定 だ 2012 年 のドメーヌ 立 ち 上 げから 2 年 間 出 鼻 をくじかれるように 天 候 の 試 練 に 苦 しんだカトリーヌだが 新 しいカーヴに 移 転 して 流 れが 変 わったと 信 じたいところだ! (2014.10.4 の 突 撃 収 穫 &2016.2.6.のドメーヌ 突 撃 訪 問 より)

並 々ならぬ 努 力 と 傑 出 した 才 能 が 光 る アルザスの 女 性 ホープ! カトリーヌ リス 生 産 地 ストラスブールからボージュ 山 脈 の 山 麓 に 沿 って 伸 びる 高 速 を 40 kmほど 南 西 に 下 ったところに les plus beaux villages de france(フランスの 最 も 美 しい 村 )にも 指 定 されているミッテルベルクハイム 村 がある そ の 村 内 にドメーヌを 構 えるルカ リフェルの 建 物 の 一 部 を 間 借 りするかたちで 現 在 カトリーヌ リスのカーヴ が 存 在 する 畑 の 総 面 積 は 2.5 ha ミッテルベルクハイムの 南 10 km 以 内 に 15 の 区 画 が 3 つのコミューンにまたがり 点 在 する 土 壌 はワインに 厚 みとふくよかさを 与 えるグレローズ(ピンクの 砂 岩 ) そして 硬 質 かつ 真 っ 直 ぐなミネ ラルを 与 えるシストブルー( 青 色 片 岩 )の 2 つ 異 なるテロワールがあり それぞれ 特 徴 豊 かなワインをつくり だす 畑 の 大 部 分 が 南 向 きの 傾 斜 で 日 照 量 は 多 いが 平 均 の 標 高 が 400 m と 高 い 一 段 高 い 場 所 にあるため ブ ドウは 総 じて 晩 熟 傾 向 にある 気 候 は 半 大 陸 性 気 候 で 冬 は 寒 さが 厳 しく 夏 は 暑 く 乾 燥 しやすい だが ボージュ 山 脈 が 西 から 来 る 大 陸 性 気 候 を 遮 る 壁 の 役 割 を 果 たし 寒 さや 雨 を 防 ぐミクロクリマの 役 割 を 果 たしている 歴 史 オーナーのカトリーヌは ワイン 好 きの 両 親 がドイツの 国 境 に 近 いストラスブール 郊 外 の 村 ゲルストハイムで レストランを 経 営 しており 幼 い 頃 からワインに 接 する 機 会 に 恵 まれていた その 影 響 もあり 高 校 生 の 時 に はすでにワインの 世 界 で 働 くことに 興 味 を 持 っていた 2003 年 ボーヌの 醸 造 学 校 に 2 年 間 通 い BTS( 醸 造 栽 培 上 級 技 術 者 )の 資 格 を 取 得 BTS 就 学 中 研 修 先 として 選 んだシャンベルタンの 作 り 手 ジャン=ルイ トラ ぺでビオディナミに 興 味 を 持 つ その 後 2005 年 にディジョン 大 学 で 醸 造 学 を 2 年 学 び DO(フランス 国 家 認 定 醸 造 技 師 )の 資 格 を 取 得 卒 業 後 サンテミリオン ジゴンダス 南 アフリカ ニュージーランドなどワイ ナリーを 転 々と 滞 在 しながら 異 なる 地 域 のワインを 学 んだ 2008 年 秋 当 時 トラぺでの 研 修 中 に 知 り 合 ったアルザスの 作 り 手 マルク クレイデンヴァイスの 息 子 アントワ ーヌから シャプティエのアルザスワインプロジェクトの 話 を 持 ちかけられる シャプティエがワイナリーの 責 任 者 を 探 しているという 話 をアントワーヌから 聞 き 彼 の 紹 介 を 通 じて 2009 年 1 月 彼 女 はシャプティエ のアルザス 担 当 責 任 者 となる この 時 すでに 独 立 願 望 があったカトリーヌは シャプティエで 働 きながら 同 時 に 自 らのワイナリーの 立 上 げ 準 備 を 着 々と 行 い 2011 年 の 冬 ついに 総 面 積 1.5 ha の 畑 の 借 り 入 れに 成 功 す る 借 り 入 れた 当 時 は シャプティエ 側 の 引 き 留 めもあり 二 足 のわらじで 責 任 者 を 継 続 する 予 定 であったが 最 終 的 に 辞 退 し 2012 年 1 月 から 現 在 のドメーヌをスタートする 2013 年 に 新 たに 1 ha の 畑 を 借 り 入 れ 現 在 に 至 る 生 産 者 肉 体 的 重 労 働 が 必 要 とされるヴィニョロンの 世 界 で カトリーヌは 現 在 2.5 ha の 畑 を 女 手 ひとつで 管 理 してい る 彼 女 は 幼 い 頃 に 誤 って 機 械 に 腕 が 挟 まり 左 腕 を 失 うという 身 体 的 な 不 自 由 を 負 っているが そのハンデ をものともせずに 持 ち 前 の 明 るさとガッツで 男 に 勝 る 仕 事 をどんどんこなす 彼 女 のモットーは できるだ け 手 を 掛 けずに よりナチュラルに! で DO の 国 家 資 格 を 取 った 頭 脳 明 晰 なエノローグの 顔 を 持 つ 一 方 つ くり 上 げるワインはエノローグの 理 論 とは 全 く 対 極 にあるビオディナミや 自 然 派 ワインの 方 にベクトルが 傾 く また レストランの 家 系 で 育 った 彼 女 は ワインだけではなく 料 理 の 腕 も 定 評 があり その 繊 細 なセンスはワ インの 味 わいにも 生 かされている 趣 味 はバトミントンとキノコ 狩 り 現 在 は 忙 しくて 時 間 が 全 くないが 本 来 は 色 々な 国 へ 旅 行 することも 大 好 きなのだそうだ ちなみに ヴィニョロンではなくもし 違 う 職 業 を 選 んでいたとしたら 通 訳 になりたかった とのこと

カトリーヌ リスの+α 情 報 <もっと 知 りたい 畑 のこと> 土 壌 :グレローズ(ピンクの 砂 岩 ) シストブルー( 青 色 片 岩 ) 総 面 積 :2.5 ha 品 種 :リースリング ピノブラン シルヴァネール ゲヴュルツトラミネール ピノノワール 樹 齢 :15 年 ~60 年 剪 定 方 法 :モーゼル 式 ( 棒 仕 立 て) 生 産 量 : 理 想 は 赤 が 40 hl/ha 白 が 50 hl/ha 収 穫 方 法 : 収 穫 者 8 人 前 後 で 手 摘 み 畑 で 房 レベルの 選 果 ビオの 認 証 :2015 年 からエコセール 認 証 予 定 ( 認 証 はないがビオディナミを 実 践 ) <もっと 知 りたい 醸 造 のこと> 醸 造 方 法 : 赤 はセミマセラシオンカルボニック& 樽 熟 成 白 は 樽 内 醗 酵 & 熟 成 赤 は 完 熟 したブドウを 収 穫 後 全 房 のブドウをそのままステンレスタンクに 入 れて 密 封 のままマセラシオン 発 酵 を 促 すためにルモンタージュを 1 日 2 回 ほど 行 なう デキュヴァージュ 後 フリーランとプレスワインをアッ サンブラージュし 樽 に 移 して 熟 成 熟 成 終 了 後 それぞれの 樽 に Chevre a deux becs という 蛇 口 をはめ 込 ん で 樽 から 直 接 瓶 詰 め( 瓶 詰 め 日 は 月 のカレンダー 参 照 ) 白 は 完 熟 したブドウを 収 穫 し そのままブドウを 房 ごとプヌマティック 圧 搾 機 にかけプレスをする (プレス 時 間 は 8~10 時 間 )プレスしたジュースにバクテリアの 殺 菌 のため SO 2 を 20 mg/l 加 え 24 時 間 かけてデブル バージュ 澱 を 除 いたジュースを 樽 へ 移 し 自 然 発 酵 醗 酵 熟 成 終 了 後 ワインをスーティラージュしタンク 内 で 少 しワインを 落 ち 着 かせて 瓶 詰 めする( 瓶 詰 め 日 は 月 のカレンダー 参 照 ) 酵 母 : 自 然 酵 母 発 酵 期 間 : 赤 はタンクで 1 ヶ 月 白 は 古 樽 で 1~8 ヶ 月 熟 成 方 法 : 赤 白 共 に 古 樽 (225 L) SO 2 添 加 : 白 とロゼは 醗 酵 前 のジュースに 20 mg/l 瓶 詰 め 時 に 10 mg/l 赤 は SO 2 無 添 加 フィルター: 白 は 残 糖 がある 場 合 瓶 詰 め 時 に 軽 くフィルター 赤 はノンフィルター

ちょっと 一 言 独 り 言 私 が 初 めてカトリーヌ リスと 出 会 ったのは 2010 年 夏 当 時 アルザスに 住 む 友 人 の 日 本 人 シェフの 誘 いで マル ク クレイデンヴァイスの 試 飲 に 一 緒 について 行 った 時 だった 何 か 作 業 の 過 程 を 伝 えるためだったのだろう ちょ うど 訪 問 の 最 中 に アーミーパンツに 白 い 半 そで 姿 のカトリーヌがクレイデンヴァイスの 事 務 所 に 入 ってきた 彼 女 は 畑 で 1 日 中 働 いていたような 汗 と 日 焼 けした 肌 が 印 象 的 なまさにガテン 系 の 女 性 だった クレイデンヴァイス の 息 子 アントワーヌと 対 等 に 話 をしていたので その 時 私 は 彼 女 を 栽 培 責 任 者 か 何 かなのだろうと 思 った ただ 最 も 印 象 的 だったのは 彼 女 の 左 肘 の 腕 がなかったことだった 次 に 出 会 ったのは その 友 人 のレストランで 食 事 をした 時 だった 食 事 の 途 中 シェフの 計 らいでブラインドの 赤 ワインがグラスでサービスされた アルザスのピノノワールかな と 勘 繰 りつつ 慎 重 にワインを 口 に 入 れてみると そのワインの 力 強 くも 上 品 で 緻 密 な 味 わいに 思 わずアンテナが 張 ってしまった! 私 にとってナチュラルなワイン というよりも 完 成 度 の 高 い 素 晴 らしいワインという 印 象 だったが 正 直 素 直 に 美 味 しかった 食 事 の 後 に 種 明 かしを され そのワインがカトリーヌの 仕 込 んだ 2009 年 シャプティエの 初 リリースのピノだということを 知 った 急 な 傾 斜 の 畑 が 多 いアルザス 大 の 男 でも 普 通 に 肉 体 的 な 重 労 働 を 強 いるヴィニョロンの 世 界 に 女 性 が 進 出 するだ けでも 尊 敬 に 値 するが カトリーヌはさらに 片 手 のないハンデキャップを 負 いながら 男 勝 りの 作 業 を 精 力 的 にこなす 畑 から 醸 造 までその 全 責 任 を 任 され シャプティエからの 信 頼 も 厚 かった 彼 女 が DO を 取 得 したエノローグであっ たということは 後 から 知 ったのだが 初 めて 飲 んだ 彼 女 のピノの 繊 細 さや 完 成 度 を 考 えると 何 かそれ 以 上 の 醸 造 セ ンスを 感 じざるを 得 なかった そんな 彼 女 のワインが 気 になった 私 は 早 速 2011 年 2 月 ガングランジェの 訪 問 の 後 に 彼 女 の 働 くカーヴに 立 ち 寄 ってみた 彼 女 は 私 のことを 覚 えていなかったが シェフの 友 人 ということで 快 く 訪 問 を 受 け 入 れてくれた 最 新 のモダンなカーヴではないが 掃 除 の 行 き 渡 った 清 潔 感 の 漂 う 空 間 片 手 でピッチャーとワインを 樽 から 抜 く ガラスのピペットを 上 手 に 使 いこなすカトリーヌ 彼 女 がハンデを 負 っていることなどまるで 感 じさせない まずは 樽 で 熟 成 中 のピノノワールから 試 飲 した 2009 年 のピノをすでに 飲 んでいるので ほどほどに 期 待 してワインを 口 に 入 れてみると ビックリ!スレンダーで 酸 が 立 っているが 果 実 味 がとにかく 柔 らかく 喉 に 染 み 入 るような 優 し い 味 わいのワインだった! 還 元 臭 はあるが 前 回 飲 んだ 2009 年 よりも 明 らかにナチュラルだった このピノは 今 のところ SO 2 無 添 加 で まだスーティラージュをせずに 澱 のある 状 態 で 熟 成 しているので 還 元 臭 がきつく 嫌 いな 人 は ダメかもしれないが と 言 う 彼 女 だが 還 元 臭 はカラフをすればすぐ 消 えそうな 程 度 で ヴァンクゥールにとって はまさにドンピシャのワイン!さらに このピノは 現 時 点 で 全 く SO 2 が 添 加 されていないが このまま 熟 成 に 問 題 が なければ 本 来 は 全 く 添 加 する 必 要 ない! とエノローグらしからぬ 意 見 を 述 べるカトリーヌ ちなみに 彼 女 の 一 番 好 きな 赤 ワインはピノノワール アルザス 出 身 ということと あとブルゴーニュで 長 く 勉 強 していたこともあって ピノで 高 品 質 のワインをつくることに 情 熱 を 燃 やす しかも ピノは 基 本 的 にブドウが 健 全 であれば SO 2 無 添 加 で 大 丈 夫 というのが 彼 女 のスタンスだ!そして 白 はやはりリースリング アルザスの 土 地 でつくられたリースリングが どこの 白 よりも 一 番 ポテンシャルがあると 信 じている アルザスにはブルゴーニュに 負 けない 素 晴 らしいテロワー ルがたくさんあるが 区 画 の 区 切 りがブルゴーニュほど 厳 格 ではない もっと 厳 格 にテロワールを 区 切 って 再 評 価 し 区 画 ごとにしっかりとワインをつくれば ブルゴーニュのグランクリュに 負 けないワインができると 信 じている! と 彼 女 は 言 う 試 飲 を 続 けながら 色 々と 話 を 聞 いていると どうやら 彼 女 は 実 は 自 然 派 ワインに 興 味 があり しかも 近 々 独 立 を 考 えていることが 分 かった! 彼 女 はアルザスの 生 まれで アルザスワインに 誇 りを 持 っているが 唯 一 苦 手 なところ は 概 してワイン 生 産 者 の 多 くが SO 2 の 量 に 鈍 感 だということだった 彼 女 がシャプティエの 責 任 者 という 地 位 を 捨 てて 敢 えて 独 立 を 目 指 す 背 景 には こういう 哲 学 の 違 いもあったようだ まだ 彼 女 は 自 分 の 畑 さえも 見 つけていない 状 態 だったが この 時 すでに 独 立 をする 際 はヴァンクゥールが 全 力 で 支 えることを 誓 った! そして 待 つこと 3 年 ついに 彼 女 ワインが 日 本 でリリースされる! 初 リリースとなる 2012 年 そして 2013 年 は 未 だかつてないほど 厳 しい 年 に 見 舞 われたが それでもやはりカトリーヌの 並 はずれたセンスは 輝 いていた! 今 は 2.5 ha と 規 模 は 小 さく 醸 造 設 備 も 十 分 に 整 っていない 新 星 ワイナリーだが 才 能 豊 かで 努 力 家 の 彼 女 は 将 来 必 ずア ルザスの 自 然 派 ワインをリードする 作 り 手 になることは 間 違 いないだろう!