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130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

別紙3


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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

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[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

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16 日本学生支援機構

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03《G》資料1-2当初予算【H28】280207

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第25回税制調査会 総25-1

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

別紙3

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守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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平成16年度

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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1 総括

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

Ⅰ 平成14年度の状況

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月


新 市 建 設 計 画 の 変 更 に 係 る 新 旧 対 照 表 ページ 変 更 後 変 更 前 表 紙 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 平 成 27 年 3 月 変 更 安 中 市 6 2. 計 画 策 定 の 方 針 (3) 計

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

01.活性化計画(上大久保)

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

東久留米市訓令乙第   号

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

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障害福祉制度あらまし目次

Transcription:

熊 本 市 人 口 ビジョン 平 成 28 年 3 月 熊 本 市

目 次 はじめに 1 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 2 1 人 口 動 向 分 析 2 (1) 総 人 口 の 推 移 2 (2) 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 3 (3) 人 口 構 造 の 変 化 4 (4) 総 人 口 変 遷 と 出 生 死 亡 数 転 入 転 出 数 の 推 移 5 (5) 総 人 口 の 推 移 に 与 えてきた 自 然 増 減 と 社 会 増 減 の 影 響 6 (6) 世 帯 数 及 び 家 族 類 型 別 世 帯 数 の 推 移 7 (7) 単 独 世 帯 における 年 齢 階 級 別 世 帯 数 及 び 将 来 推 移 8 (8) 校 区 別 の 人 口 増 減 率 及 び 老 年 人 口 割 合 9 2 社 会 動 態 の 分 析 11 (1) 県 内 県 外 別 転 入 転 出 数 社 会 増 減 数 の 推 移 11 (2) 男 女 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 12 (3) 男 女 年 齢 階 級 別 転 入 転 出 超 過 数 の 推 移 13 (4) 男 女 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 転 出 超 過 の 状 況 14 (5) 男 女 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 15 3 出 生 婚 姻 の 分 析 19 (1) 出 生 数 と 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 19 (2) 女 性 の 有 配 偶 率 及 び 有 配 偶 出 生 率 の 推 移 22 (3) 平 均 初 婚 年 齢 出 生 順 位 別 に 見 た 母 の 平 均 年 齢 生 涯 未 婚 率 の 推 移 23 4 産 業 別 就 業 者 の 状 況 25 (1) 男 女 産 業 別 就 業 者 数 の 特 化 係 数 の 比 較 25 ( 対 熊 本 県 比 対 政 令 指 定 都 市 比 ) (2) 年 齢 別 階 級 別 産 業 人 口 の 割 合 26 5 将 来 人 口 の 分 析 27 (1)2つのパターンによる 将 来 人 口 比 較 27 (2) 人 口 減 少 段 階 の 分 析 28 (3) 将 来 人 口 シミュレーションによる 自 然 増 減 社 会 増 減 の 影 響 度 の 分 析 29 6 人 口 変 化 が 将 来 に 与 える 影 響 31 (1) 暮 らし 地 域 社 会 への 影 響 31 (2) 医 療 福 祉 教 育 への 影 響 31 (3) 地 域 経 済 雇 用 への 影 響 32 (4) 都 市 機 能 ( 公 共 交 通 都 市 インフラ)への 影 響 32 (5) 行 政 ( 税 財 政 )への 影 響 32

Ⅱ 人 口 の 将 来 展 望 34 1 将 来 展 望 に 向 けた 市 民 意 識 とニーズ 34 (1) 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 34 (2) 移 住 に 関 する 意 識 調 査 37 (3) 大 学 生 等 の 進 路 希 望 調 査 38 2 目 指 すべき 将 来 の 方 向 41 (1) 課 題 と 対 策 の 方 向 性 41 (2) 基 本 的 な 施 策 42 3 人 口 の 将 来 展 望 44 (1) 対 象 期 間 44 (2) 人 口 の 将 来 展 望 44 ( 参 考 ) 総 人 口 のシミュレーション 46

はじめに 本 市 の 人 口 は 平 成 26 年 8 月 に 74 万 人 を 突 破 するなど 現 在 も 僅 かながら 増 加 傾 向 にあり i ますが 合 計 特 殊 出 生 率 は 1.50 で 人 口 置 換 水 準 の 2.07 を 大 きく 下 回 っており 全 国 的 に 人 口 減 少 が 進 んでいる 中 本 市 においても 今 後 出 生 率 が 回 復 しなければ 近 い 将 来 人 口 減 少 に 転 ずると 予 想 されます こうした 中 国 は 今 後 の 本 格 的 な 人 口 減 少 社 会 の 到 来 を 見 据 え 地 方 の 人 口 の 減 少 に 歯 止 めをかけ あわせて 地 方 創 生 を 行 うことを 目 的 に まち ひと しごと 創 生 法 を 制 定 し まち ひと しごと 創 生 長 期 ビジョン や まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 を 策 定 する など まち ひと しごと 創 生 ( 地 方 創 生 )に 総 合 的 に 取 り 組 まれています そのため 本 市 でも 平 成 26 年 12 月 に 熊 本 市 まち ひと しごと 創 生 推 進 本 部 を 立 ち 上 げ 国 や 県 と 一 体 となり 中 長 期 的 視 点 に 立 って 人 口 減 少 の 克 服 と 本 市 の 持 続 可 能 な 発 展 に 向 けた 取 組 みを 推 進 することとしております その 取 組 みの 基 礎 となる 熊 本 市 人 口 ビジョン は 本 市 の 人 口 の 現 状 や 将 来 予 測 など 人 口 減 少 問 題 に 関 する 認 識 を 市 民 の 皆 様 と 共 有 するとともに 今 後 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 や 市 民 の 希 望 を 実 現 するための 基 本 的 な 施 策 の 方 向 性 を 提 示 することを 目 的 に 人 口 の 現 状 分 析 と 人 口 の 将 来 展 望 ii を 取 りまとめたものです i 人 口 置 換 水 準 とは 人 口 が 将 来 にわたって 増 えも 減 りもしないで 親 の 世 代 と 同 数 で 置 き 換 わるための 大 き さを 表 す 指 標 である ii 人 口 の 現 状 分 析 と 人 口 の 将 来 展 望 にあたっては 熊 本 市 都 市 政 策 研 究 所 による 熊 本 市 人 口 の 現 状 分 析 と 将 来 人 口 シミュレーションに 関 するデータを 活 用 した - 1 -

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人 口 動 向 分 析 (1) 総 人 口 の 推 移 図 1-1 は 本 市 における 大 正 9(1920) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 人 口 の 推 移 ( 合 併 組 替 後 人 口 ) 及 び 将 来 推 計 人 口 を 示 したものです なお 将 来 推 計 人 口 は 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 ( 以 下 社 人 研 という )に よる 日 本 の 地 域 別 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 25 年 3 月 推 計 ) に 準 拠 した 平 成 72(2060) 年 までの 推 計 値 ( 以 下 社 人 研 推 計 準 拠 という )を 示 したもので 5 熊 本 市 の 将 来 人 口 で パターン 1 として 分 析 しています ( 図 1-1) ( 出 典 ) 大 正 9 年 から 平 成 22 年 までは 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 作 成 平 成 27 年 以 降 は 社 人 研 推 計 準 拠 より 作 成 本 市 の 人 口 は 戦 時 中 を 除 き 一 貫 して 増 加 してきました 平 成 22(2010) 年 10 月 に 734,474 人 とな り 70 万 人 を 超 えたことから 平 成 24(2012) 年 4 月 に 政 令 指 定 都 市 へ 移 行 しました 現 状 では 社 人 研 の 推 計 を 上 回 って 推 移 しており 平 成 26(2014) 年 12 月 に 740,333 人 となっていま すが 近 い 将 来 減 少 に 転 じると 予 測 されます - 2 -

(2) 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 図 1-2 は 本 市 における 昭 和 25(1950) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 人 口 の 推 移 ( 合 併 組 替 後 人 口 )と 社 人 研 推 計 準 拠 における 年 少 人 口 (0~14 歳 ) 生 産 年 齢 人 口 (15~64 歳 ) 老 年 人 口 (65 歳 以 上 )の 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 を 示 したものです また 図 1-3 は その 割 合 を 示 したものです ( 図 1-2) ( 出 典 ) 昭 和 25 年 から 平 成 22 年 までは 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 作 成 平 成 27 年 以 降 は 社 人 研 推 計 準 拠 より 作 成 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 合 計 と 図 1-1 の 総 人 口 とは 四 捨 五 入 を 行 って いるため 一 致 しない ( 図 1-3) ( 出 典 ) 昭 和 25 年 から 平 成 22 年 までは 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 作 成 平 成 27 年 以 降 は 社 人 研 推 計 準 拠 より 作 成 本 市 の 生 産 年 齢 人 口 は 戦 後 を 通 し 増 加 を 続 けてきましたが 平 成 7(1995) 年 から 平 成 12(2000) 年 頃 をピークに 減 少 が 続 いており その 人 口 割 合 も 低 下 傾 向 にあります 老 年 人 口 は 増 加 を 続 けており 平 成 22(2010) 年 に 高 齢 化 率 が 21%に 達 し 超 高 齢 社 会 に 突 入 しています 団 塊 の 世 代 も 順 次 老 年 人 口 に 加 わり また 平 均 余 命 も 伸 びていることから 今 後 も 増 加 し 続 ける 見 込 みです 年 少 人 口 は 昭 和 50(1975) 年 から 昭 和 60(1985) 年 頃 にかけて 第 2 次 ベビーブームの 影 響 により 増 加 したものの その 後 は 減 少 に 転 じています 今 後 も 減 少 傾 向 が 続 く 見 込 みです - 3 -

(3) 人 口 構 造 の 変 化 図 1-4 は 本 市 における 昭 和 40(1965) 年 平 成 2(1990) 年 平 成 22(2010) 年 平 成 26(2014) 年 の 人 口 構 造 の 変 化 を 示 したものです ( 図 1-4) ( 出 典 ) 昭 和 40 年 平 成 2 年 平 成 22 年 は 国 勢 調 査 結 果 平 成 26 年 は 熊 本 県 推 計 人 口 調 査 結 果 報 告 ( 年 報 ) より 作 成 日 中 戦 争 の 動 員 による 昭 和 13(1938) 年 と 昭 和 14(1939) 年 の 出 生 減 第 2 次 世 界 大 戦 の 終 戦 ( 昭 和 20 1945 年 ) 前 後 の 出 生 減 が 顕 著 となっています また 戦 争 の 影 響 で 1910 年 代 後 半 から 1920 年 代 前 半 生 まれの 男 性 が 少 なくなっています ( 昭 和 40 年 人 口 ピラミッド 参 照 ) 昭 和 40(1965) 年 では 高 齢 化 率 はまだ 6.1%であり 戦 後 の 第 1 次 ベビーブーム 期 に 生 まれた 世 代 ( 団 塊 の 世 代 )の 人 口 が 突 出 していることがわかります ( 昭 和 40 年 人 口 ピラミッド 参 照 ) 平 成 2(1990) 年 では 生 産 年 齢 人 口 に 第 2 次 ベビーブーム 期 に 生 まれた 世 代 も 加 わり 生 産 年 齢 人 口 のピークを 迎 えています ( 平 成 2 年 人 口 ピラミッド 参 照 ) 平 成 26(2014) 年 では 団 塊 の 世 代 が 老 年 人 口 に 加 わり 高 齢 化 率 が 23.5%となっています ( 平 成 26 年 人 口 ピラミッド 参 照 ) 少 子 化 の 進 展 により 第 3 次 ベビーブームは 起 こっていません ( 平 成 26 年 人 口 ピラミッド 参 照 ) - 4 -

(4) 総 人 口 変 遷 と 出 生 死 亡 数 転 入 転 出 数 の 推 移 図 1-5 は 本 市 における 総 人 口 変 遷 及 び 出 生 死 亡 数 転 入 転 出 数 の 推 移 を 大 正 9(1920) 年 から 平 成 26(2014) 年 まで 示 したものです ( 図 1-5) ( 出 典 ) 熊 本 市 統 計 書 熊 本 市 の 保 健 福 祉 熊 本 県 推 計 人 口 調 査 結 果 報 告 ( 年 報 ) よ り 作 成 平 成 27 年 以 降 は 社 人 研 推 計 準 拠 より 作 成 平 成 21 年 以 前 は 旧 熊 本 市 域 のデータ 本 市 は 明 治 22(1889) 年 の 市 制 発 足 以 降 近 隣 町 村 と 17 回 の 合 併 を 行 いながらこれまで 一 貫 して 人 口 は 増 加 してきました 出 生 数 は 昭 和 40 年 以 降 7,000 人 程 度 で 推 移 していますが 死 亡 数 は 高 齢 化 によって 平 成 25(2013) 年 には 6,400 人 と 増 加 傾 向 にあり 今 後 は 出 生 数 を 上 回 り 自 然 減 に 転 じる 見 込 みです 昭 和 50(1975) 年 から 平 成 5(1993) 年 頃 のバブル 崩 壊 までは 転 入 超 過 ( 社 会 増 )が 続 いていまし たが それ 以 降 は 転 入 転 出 者 数 ともに 減 少 傾 向 となり 転 入 超 過 転 出 超 過 ( 社 会 増 減 )を 繰 り 返 し 平 成 15(2003) 年 から 平 成 22(2010) 年 までは 1,000 人 を 超 える 転 出 超 過 ( 社 会 減 )とな りました また 平 成 22(2010) 年 には 転 入 転 出 者 数 は 最 低 となり その 後 は 回 復 傾 向 が 見 ら れます - 5 -

(5) 総 人 口 の 推 移 に 与 えてきた 自 然 増 減 と 社 会 増 減 の 影 響 図 1-6 は 昭 和 50(1975) 年 から 平 成 26(2014) 年 までの 自 然 増 減 と 社 会 増 減 の 影 響 を 示 したものです 図 の 網 掛 けの 分 部 は 人 口 減 の 領 域 となります ( 図 1-6) ( 出 典 ) 平 成 50 年 から 平 成 6 年 までは 熊 本 市 統 計 書 平 成 7 年 以 降 は 熊 本 県 推 計 人 口 調 査 結 果 ( 年 報 ) より 作 成 平 成 21 年 以 前 は 旧 熊 本 市 域 データ 自 然 増 減 は 平 成 26(2014) 年 まで 自 然 増 にありましたが 年 々その 増 加 数 は 減 少 傾 向 にあります 社 会 増 減 は 平 成 5(1993) 年 まで 社 会 増 にありましたが 平 成 6(1994) 年 以 降 社 会 減 も 見 られ るようになり 平 成 15(2003) 年 以 降 では 平 成 23(2011) 年 から 平 成 25(2013) 年 の 3 ヵ 年 を 除 き 社 会 減 となっています 総 人 口 は 平 成 5(1993) 年 まで 自 然 増 かつ 社 会 増 により 増 加 となっていましたが 平 成 6(1994) 年 以 降 は 自 然 増 が 社 会 減 を 上 回 ることで 増 加 となる 年 も 見 られるようになり 近 年 の 自 然 増 減 と 社 会 増 減 からすると 今 後 人 口 減 少 局 面 に 入 っていくことが 予 測 されます - 6 -

(6) 世 帯 数 及 び 家 族 類 型 別 世 帯 数 の 推 移 図 1-7 は 本 市 における 昭 和 50(1975) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 総 世 帯 数 と 家 族 類 型 別 世 帯 数 ( 合 併 組 替 後 )の 推 移 及 び 平 成 27(2015) 年 から 平 成 47(2035) 年 まで の 将 来 推 移 を 示 したものです また 図 1-8 は 家 族 類 型 別 割 合 を 示 したものです ( 図 1-7) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 作 成 将 来 推 計 世 帯 は 社 人 研 に よる 将 来 推 計 人 口 と 日 本 の 世 帯 数 の 将 来 ( 都 道 府 県 別 推 計 )2014 を 基 に 独 自 推 計 したもの ( 図 1-8) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 作 成 将 来 推 計 世 帯 は 社 人 研 に よる 将 来 推 計 人 口 と 日 本 の 世 帯 数 の 将 来 ( 都 道 府 県 別 推 計 )2014 を 基 に 独 自 推 計 したもの 本 市 の 世 帯 数 は 平 成 22(2010) 年 に 30 万 世 帯 を 超 えています そのうち 約 3 分 の 1 が 単 独 世 帯 です 夫 婦 と 子 から 成 る 世 帯 の 割 合 は 減 少 する 一 方 で 単 独 世 帯 の 割 合 は 急 速 に 増 加 しています 単 独 世 帯 は 今 後 も 増 加 を 続 けることが 予 測 されます - 7 -

(7) 単 独 世 帯 における 年 齢 階 級 別 世 帯 数 及 び 将 来 推 移 図 1-9 は 本 市 における 平 成 22(2010) 年 の 単 独 世 帯 の 男 女 5 歳 年 齢 階 級 別 世 帯 数 を 示 したものです また 図 1-10 図 1-11 は 本 市 における 平 成 27(2015) 年 から 平 成 47(2035) 年 ま での 年 齢 階 級 別 単 独 世 帯 数 とその 割 合 の 将 来 推 移 を 示 したものです ( 図 1-9) ( 図 1-10) ( 図 1-11) ( 出 典 ) 図 1-9 から 図 1-11 までは 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 ( 平 成 22 年 ) 及 び 社 人 研 による 将 来 推 計 人 口 と 日 本 の 世 帯 数 の 将 来 ( 都 道 府 県 別 推 計 )2014 を 基 に 独 自 推 計 したもの 単 独 世 帯 は 男 女 とも 20 歳 代 が 多 く 40 歳 代 で 最 小 となっています 60 歳 代 以 上 では 女 性 の 単 独 世 帯 が 多 くなり 75 歳 以 上 の 単 独 世 帯 では 約 8 割 が 女 性 の 単 独 世 帯 とな っています 単 独 世 帯 の 将 来 推 計 では 今 後 も 65 歳 以 上 の 単 独 世 帯 の 増 加 が 続 き そのうち 65~74 歳 は 平 成 32(2020) 年 頃 から 横 ばいになりますが 75 歳 以 上 は 引 き 続 き 増 加 すると 予 測 されます - 8 -

(8) 校 区 別 の 人 口 増 減 率 及 び 老 年 人 口 割 合 図 1-12 は 本 市 における 校 区 別 の 平 成 12(2000) 年 から 平 成 22(2010) 年 にかけての 人 口 増 加 率 を 示 したものです また 図 1-13 図 1-14 は 本 市 における 校 区 別 の 平 成 12(2000) 年 と 平 成 22(2010) 年 の 老 年 人 口 割 合 を 示 したものです 人 口 増 減 率 (H12 H22) (H12 H22) 田 底 吉 松 山 本 田 原 山 東 植 木 川 上 菱 形 桜 井 北 部 東 河 内 芳 野 松 尾 北 松 尾 西 松 尾 東 小 島 中 島 飽 田 西 池 上 高 橋 城 山 飽 田 東 城 西 花 園 白 坪 力 合 春 日 西 里 古 町 日 吉 城 南 池 田 一 新 五 福 向 山 慶 徳 日 吉 東 壺 川 城 東 高 平 台 本 荘 春 竹 碩 台 田 迎 御 幸 白 川 出 水 南 田 迎 南 城 北 清 水 黒 髪 大 江 出 水 白 山 託 麻 原 麻 生 田 帯 山 西 砂 取 画 図 楡 木 龍 田 西 原 帯 山 尾 ノ 上 健 軍 泉 ヶ 丘 楠 託 麻 西 健 軍 東 若 葉 武 蔵 弓 削 月 出 東 町 山 ノ 内 託 麻 南 桜 木 東 桜 木 秋 津 託 麻 北 長 嶺 託 麻 東 銭 塘 飽 田 南 川 尻 人 口 増 減 率 (%) 奥 古 閑 川 口 中 緑 富 合 杉 上 隈 庄 30.0 ~ 20.0 ~ 30.0 10.0 ~ 20.0 0 ~ 10.0-10.0 ~ 0-20.0 ~ -10.0 豊 田 ( 図 1-12) ( 出 典 ) 熊 本 市 熊 本 市 の 人 口 平 成 22 年 国 勢 調 査 結 果 報 告 熊 本 市 の 人 口 平 成 12 年 国 勢 調 査 結 果 報 告 より 作 成 中 心 部 から 南 部 にかけて 人 口 増 の 校 区 が 多 くなっています - 9 -

老 年 人 口 割 合 (H12) 田 底 吉 松 山 本 田 原 山 東 植 木 川 上 菱 形 桜 井 北 部 東 芳 野 西 里 高 平 台 城 北 清 水 麻 生 田 楠 楡 木 龍 田 武 蔵 弓 削 託 麻 北 河 内 松 尾 北 花 園 城 西 池 田 壺 川 黒 髪 西 原 託 麻 西 託 麻 南 長 嶺 託 麻 東 松 尾 西 松 尾 東 小 島 中 島 飽 田 西 池 上 高 橋 城 山 飽 田 東 碩 台 一 新 大 江 託 月 出 麻 帯 山 城 東 山 ノ 内 白 原 帯 山 慶 川 徳 本 荘 西 尾 ノ 上 春 日 五 福 出 水 砂 取 東 町 白 山 春 竹 健 軍 桜 木 東 向 山 健 古 出 水 南 軍 桜 木 白 坪 町 東 田 迎 泉 ヶ 丘 秋 津 日 若 吉 画 図 葉 力 合 日 東 田 吉 迎 御 幸 南 城 南 銭 塘 飽 田 南 川 尻 老 年 人 口 割 合 奥 古 閑 川 口 中 緑 富 合 杉 上 隈 庄 30 ~ 25 ~ 30 20 ~ 25 15 ~ 20 10 ~ 15 0 ~ 10 豊 田 老 年 人 口 割 合 (H22) 田 底 吉 松 ( 図 1-13) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 熊 本 市 熊 本 市 の 人 口 平 成 12 年 国 勢 調 査 結 果 報 告 より 作 成 ( 旧 富 合 町 域 旧 城 南 町 域 旧 植 木 町 域 の 校 区 別 の 割 合 は 推 計 値 ) 芳 野 山 本 山 東 田 原 植 木 川 上 桜 井 菱 形 北 部 東 西 里 城 北 高 平 台 清 水 麻 生 田 楠 楡 木 龍 田 武 蔵 弓 削 託 麻 北 河 内 松 尾 北 花 園 城 西 池 田 壺 川 黒 髪 西 原 託 麻 西 託 麻 南 長 嶺 託 麻 東 松 尾 西 松 尾 東 小 島 中 島 飽 田 西 池 上 高 橋 城 山 飽 田 東 碩 台 一 新 大 江 託 月 出 麻 帯 山 城 東 山 ノ 内 白 原 帯 山 慶 川 徳 本 荘 西 尾 ノ 上 春 日 五 福 出 水 砂 取 東 町 白 山 春 竹 健 軍 桜 木 東 向 山 健 古 出 水 南 軍 桜 木 白 坪 町 東 田 迎 泉 ヶ 丘 秋 津 日 若 吉 画 図 葉 力 合 日 東 田 吉 迎 御 幸 南 城 南 銭 塘 飽 田 南 川 尻 老 年 人 口 割 合 奥 古 閑 川 口 中 緑 富 合 杉 上 隈 庄 30 ~ 25 ~ 30 20 ~ 25 15 ~ 20 10 ~ 15 0 ~ 10 豊 田 ( 図 1-14) ( 出 典 ) 熊 本 市 熊 本 市 の 人 口 平 成 22 年 国 勢 調 査 結 果 報 告 より 作 成 老 年 人 口 割 合 は 平 成 12(2000) 年 から 平 成 22(2010) 年 にかけて ほとんどの 校 区 で 上 昇 して います - 10 -

2 社 会 動 態 の 分 析 (1) 県 内 県 外 別 転 入 転 出 数 社 会 増 減 数 の 推 移 図 2-1 は 本 市 における 平 成 12(2000) 年 から 平 成 26(2014) 年 までの 県 内 県 外 別 転 入 転 出 数 の 推 移 を 示 したものです また 図 2-2 は 本 市 における 平 成 12(2000) 年 から 平 成 26(2014) 年 までの 県 内 県 外 別 転 入 転 出 超 過 数 及 び 社 会 増 減 数 の 推 移 を 示 したものです 県 内 県 外 別 の 転 入 転 出 数 の 推 移 ( 図 2-1) ( 出 典 ) 熊 本 県 推 計 人 口 調 査 結 果 報 告 ( 年 報 ) より 作 成 県 内 県 外 別 転 出 転 入 超 過 数 及 び 本 市 の 社 会 増 減 数 の 推 移 ( 図 2-2) ( 出 典 ) 熊 本 県 推 計 人 口 調 査 結 果 報 告 ( 年 報 ) より 作 成 社 会 増 減 は 職 権 処 理 等 による 移 動 を 含 む 本 市 の 転 入 転 出 者 数 は 県 外 が 県 内 の 約 1.7 倍 となっています 概 ね 県 内 からは 転 入 超 過 県 外 へは 転 出 超 過 で 推 移 しています 平 成 15(2003) 年 から 転 出 超 過 が 続 いていましたが 平 成 23(2011) 年 に 県 内 外 からの 転 入 者 数 が 増 加 し 転 入 超 過 に 転 じました しかし 平 成 26(2014) 年 は 県 内 外 からの 転 入 者 数 が 減 少 し 再 び 転 出 超 過 となっています - 11 -

(2) 男 女 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 図 2-3 図 2-4 は 平 成 24 年 度 から 3 ヵ 年 度 の 本 市 に 対 する 転 入 超 過 元 と 転 出 超 過 先 について 男 女 別 に 示 したものです 男 女 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 ( 男 性 ) ( 図 2-3) ( 出 典 ) 熊 本 市 住 民 基 本 台 帳 移 動 データによる 独 自 集 計 ( 女 性 ) ( 図 2-4) ( 出 典 ) 熊 本 市 住 民 基 本 台 帳 移 動 データによる 独 自 集 計 地 域 区 分 は 以 下 の 通 り 東 京 圏 : 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 名 古 屋 圏 : 岐 阜 県 愛 知 県 三 重 県 大 阪 圏 : 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 熊 本 都 市 圏 : 宇 土 市 宇 城 市 合 志 市 美 里 町 玉 東 町 大 津 町 菊 陽 町 西 原 村 御 船 町 嘉 島 町 益 城 町 甲 佐 町 山 都 町 男 女 とも 熊 本 都 市 圏 を 除 く 熊 本 県 内 福 岡 県 を 除 く 九 州 沖 縄 からの 転 入 超 過 が 顕 著 となっています また 熊 本 都 市 圏 福 岡 県 東 京 圏 への 転 出 超 過 が 顕 著 となっています - 12 -

(3) 男 女 年 齢 階 級 別 転 入 転 出 超 過 数 の 推 移 図 2-5 図 2-6 は 本 市 における 昭 和 55(1980) 年 からの 転 入 転 出 超 過 数 (5 年 間 ) の 推 移 を 男 女 5 歳 年 齢 階 級 別 に 示 したものです 男 女 5 歳 年 齢 階 級 別 転 入 転 出 超 過 数 (5 年 間 )の 推 移 ( 図 2-5) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 データに 基 づく 総 務 省 による 推 計 値 ( 図 2-6) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 データに 基 づく 総 務 省 による 推 計 値 男 性 では 15~19 歳 20~24 歳 20~24 歳 25~29 歳 女 性 では 20~24 歳 25~29 歳 で 転 出 超 過 の 傾 向 が 拡 大 しています 男 女 を 比 較 すると 15~19 歳 20~24 歳 において 男 性 が 女 性 の 2~5 倍 の 転 出 超 過 となってい ます 男 性 では 55~59 歳 60~64 歳 で 転 入 超 過 の 傾 向 が 見 られます - 13 -

(4) 男 女 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 転 出 超 過 の 状 況 図 2-7 図 2-8 は 平 成 24 年 度 からの 3 ヵ 年 度 の 転 入 超 過 数 と 転 出 超 過 数 について 男 女 5 歳 年 齢 階 級 別 に 示 したものです 男 女 5 歳 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 転 出 超 過 の 状 況 ( 男 性 ) ( 図 2-7) ( 出 典 ) 熊 本 市 住 民 基 本 台 帳 移 動 データによる 独 自 集 計 ( 女 性 ) ( 図 2-8) ( 出 典 ) 熊 本 市 住 民 基 本 台 帳 移 動 データによる 独 自 集 計 3 ヵ 年 度 の 動 きを 見 ると 男 性 では 20~24 歳 30~34 歳 女 性 では 25~29 歳 30~34 歳 で 転 出 超 過 が 拡 大 しています - 14 -

(5) 男 女 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 図 2-9 から 図 2-14 までは 平 成 24 年 度 から 3 ヵ 年 度 の 本 市 への 転 入 超 過 元 と 本 市 から の 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 について 男 女 5 歳 年 齢 階 級 別 に 示 したものです 平 成 24 年 度 5 歳 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 ( 図 2-9) ( 図 2-10) - 15 -

つづき 平 成 25 年 度 5 歳 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 ( 図 2-11) ( 図 2-12) - 16 -

つづき 平 成 26 年 度 5 歳 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 ( 図 2-13) ( 図 2-14) ( 出 典 ) 図 2-7~ 図 2-14 まで 熊 本 市 住 民 基 本 台 帳 移 動 データによる 独 自 集 計 - 17 -

男 女 年 齢 階 級 別 に 見 た 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 地 域 別 状 況 男 性 の 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 状 況 15~19 歳 20~24 歳 で 福 岡 県 及 び 県 内 を 除 く 九 州 沖 縄 から 転 入 超 過 となる 一 方 で 三 大 都 市 圏 福 岡 県 に 対 して 転 出 超 過 となっています 特 に 東 京 圏 名 古 屋 圏 の 転 出 超 過 の 傾 向 は 平 成 24 年 度 から 平 成 26 年 度 にかけて 強 まっています 25~29 歳 から 35~39 歳 で 東 京 圏 に 対 して 転 入 超 過 から 転 出 超 過 に 転 じています (あるいは 転 入 超 過 数 が 減 少 ) 主 に 0~4 歳 5~9 歳 25~29 歳 から 35~39 歳 まででは 熊 本 都 市 圏 に 対 し て 転 出 超 過 となっています ( 女 性 も 同 様 ) 平 成 24 年 度 は 0~4 歳 5~9 歳 30 歳 代 で 東 京 圏 の 転 入 超 過 が 顕 著 となっていま す( 女 性 も 同 様 ) また 30~34 歳 で 福 岡 県 30 歳 代 から 40 歳 代 で 九 州 沖 縄 ( 福 岡 県 熊 本 県 を 除 く)に 対 する 転 入 超 過 も 顕 著 となっています 50 歳 代 後 半 から 転 入 超 過 となっています 特 に 55~59 歳 60~64 歳 では 県 外 か ら 転 入 超 過 となっています 女 性 の 転 入 超 過 元 転 出 超 過 先 の 状 況 15~19 歳 20~24 歳 で 福 岡 県 及 び 県 内 を 除 く 九 州 沖 縄 から 転 入 超 過 となる 一 方 で 三 大 都 市 圏 福 岡 県 に 対 して 転 出 超 過 となっています 特 に 20~24 歳 では 福 岡 県 を 除 く 九 州 沖 縄 や 熊 本 都 市 圏 を 除 く 県 内 からの 転 入 超 過 と 東 京 圏 への 転 出 超 過 が 顕 著 であり また 男 性 とは 異 なり その 年 齢 層 全 体 で 大 幅 な 転 入 超 過 ともなっています 25~29 歳 で この 3 ヵ 年 で 東 京 圏 に 対 して 転 入 超 過 から 転 出 超 過 に 転 じ その 傾 向 も 強 まっています さらに 県 外 の 他 の 地 域 でも 転 出 超 過 に 転 じたため 平 成 26 年 度 は 県 外 の 全 地 域 が 転 出 超 過 となり 全 体 で 大 幅 な 転 出 超 過 となっています 平 成 24 年 度 は 25~29 歳 で 福 岡 県 30~34 歳 で 九 州 沖 縄 ( 福 岡 県 熊 本 県 を 除 く) に 対 して 転 入 超 過 でありましたが 平 成 25 年 度 以 降 は 転 出 超 過 となっています 30 歳 代 後 半 から 概 ね 転 入 超 過 となっており 特 に 55~59 歳 60~64 歳 では 熊 本 都 市 圏 以 外 から 転 入 超 過 となっています - 18 -

3 出 生 婚 姻 の 分 析 (1) 出 生 数 と 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 図 3-1 は 本 市 における 昭 和 30(1955) 年 から 平 成 25(2013) 年 までの 出 生 数 と 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 を 示 したものです また 図 3-2 は 政 令 指 定 都 市 における 合 計 特 殊 出 生 率 の 比 較 を 示 したものです ( 図 3-1) ( 出 典 ) 熊 本 市 の 保 健 福 祉 より 作 成 平 成 21 年 以 前 の 本 市 の 出 生 数 及 び 合 計 特 殊 出 生 率 は 旧 熊 本 市 域 データ ( 図 3-2) ( 出 典 ) 大 都 市 統 計 協 議 会 大 都 市 比 較 統 計 年 表 ( 平 成 24 年 ) 合 計 特 殊 出 生 率 とは 15 歳 から 49 歳 までの 女 性 の 5 歳 年 齢 階 級 別 出 生 率 を 合 計 したもので 一 人 の 女 性 がその 年 齢 別 出 生 率 で 一 生 の 間 に 生 むとしたときの 子 どもの 数 に 相 当 するものです - 19 -

図 3-3 は 本 市 における 昭 和 30(1955) 年 から 平 成 25(2013) 年 までの 合 計 特 殊 出 生 率 及 び 年 齢 別 出 生 率 の 推 移 を 示 したものです また 図 3-4 は 本 市 の 昭 和 50(1975) 年 から 平 成 25(2013) 年 までの 年 齢 別 出 生 率 の 変 化 を 示 したものです ( 図 3-3) ( 出 典 ) 熊 本 市 の 保 健 福 祉 データより 作 成 ( 図 3-4) ( 出 典 ) 熊 本 市 の 保 健 福 祉 データより 作 成 本 市 の 出 生 数 は 昭 和 60 年 代 から 概 ね 7,000 人 規 模 で 推 移 しており 平 成 25 年 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 1.50 で 全 国 値 よりも 高 く 推 移 しています 本 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 上 昇 しており 熊 本 県 の 1.65 よりは 低 いものの 政 令 指 定 都 市 で 第 2 位 と なっています 年 齢 別 出 生 率 は 20~24 歳 25~29 歳 では 低 下 していますが 30~34 歳 35~39 歳 では 上 昇 しており この 年 齢 層 が 合 計 特 殊 出 生 率 の 上 昇 を 支 えています - 20 -

図 3-5 は 新 旧 熊 本 市 域 旧 富 合 町 域 旧 植 木 町 域 旧 城 南 町 域 における 昭 和 58(1983) 年 から 平 成 24(2012) 年 までの 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 を 示 したものです また 図 3-6 は 昭 和 30(1955) 年 以 降 から 平 成 25(2013) 年 までの 現 在 の 市 域 での 組 替 後 の 出 生 数 及 び 普 通 出 生 率 の 推 移 を 示 したものです ( 図 3-5) ( 出 典 ) 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 保 健 所 市 区 町 村 別 統 計 より 作 成 ( 図 3-6) ( 出 典 ) 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 より 作 成 普 通 出 生 率 とは その 年 の 総 出 生 数 を 総 人 口 で 割 った 率 で 人 口 1000 人 当 たりで 表 したもの 旧 植 木 町 域 と 旧 城 南 町 域 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 旧 熊 本 市 域 を 上 回 って 推 移 し 旧 富 合 町 域 は 下 回 って 推 移 してきましたが 平 成 10 年 以 降 は4 市 町 ともほぼ 同 程 度 で 推 移 するようになっています 昭 和 50(1975) 年 頃 は 現 在 の 市 域 での 出 生 数 は 9,500 人 を 超 えていましたが その 後 減 少 傾 向 となっ ています また 出 生 数 の 減 少 に 伴 い 普 通 出 生 率 も 低 下 を 続 けています - 21 -

(2) 女 性 の 有 配 偶 率 及 び 有 配 偶 出 生 率 の 推 移 図 3-7 図 3-8 は 本 市 における 昭 和 30(1955) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 女 性 の 有 配 偶 率 と 有 配 偶 出 生 率 の 推 移 を 示 したものです ( 図 3-7) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 により 算 出 平 成 22 年 以 外 は 旧 熊 本 市 域 のデータを 使 用 ( 図 3-8) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 により 算 出 平 成 22 年 以 外 は 旧 熊 本 市 域 のデータを 使 用 有 配 偶 率 はどの 年 齢 階 級 でも 昭 和 50(1975) 年 頃 から 低 下 を 続 けていますが 近 年 はその 低 下 も やや 底 打 ちの 傾 向 が 見 られます 一 方 有 配 偶 率 の 低 下 が 続 いている 中 で 有 配 偶 出 生 率 はどの 年 齢 階 級 でも 若 干 の 上 昇 傾 向 が 見 ら れます 有 配 偶 出 生 率 に 低 下 は 見 られないため 有 配 偶 率 が 上 昇 すれば 出 生 数 の 増 加 と 出 生 率 の 上 昇 が 期 待 できます - 22 -

(3) 平 均 初 婚 年 齢 出 生 順 位 別 に 見 た 母 の 平 均 年 齢 生 涯 未 婚 率 の 推 移 図 3-9 は 本 市 における 昭 和 35(1960) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 平 均 初 婚 年 齢 図 3-10 は 平 成 11(1999) 年 から 平 成 25(2013) 年 までの 出 生 順 位 別 に 見 た 母 の 平 均 年 齢 図 3-11 は 昭 和 35(1960) 年 から 平 成 22(2010) 年 までの 生 涯 未 婚 率 の 推 移 を 示 し たものです ( 図 3-9) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 算 出 ただし 総 数 には 配 偶 関 係 不 詳 を 含 む 全 国 値 は 社 人 研 人 口 資 料 集 (2014) による ( 図 3-10) ( 出 典 ) 熊 本 市 の 保 健 福 祉 より 作 成 平 成 21 年 以 前 は 旧 熊 本 市 域 のデータを 使 用 - 23 -

( 図 3-11) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 より 算 出 ただし 総 数 には 配 偶 関 係 不 詳 を 含 む 全 国 値 は 社 人 研 人 口 資 料 集 (2014) による 生 涯 未 婚 率 は 45~49 歳 と 50~54 歳 の 未 婚 率 の 平 均 値 本 市 の 平 均 初 婚 年 齢 は 男 女 とも 上 昇 を 続 け 平 成 22(2010) 年 には 男 性 が 30.19 歳 女 性 が 29.45 歳 となり 晩 婚 化 が 進 んでいる 状 況 です ただし 近 年 は 頭 打 ちの 傾 向 が 見 られます 晩 婚 化 に 伴 い 母 の 出 生 平 均 年 齢 も 上 昇 を 続 けており 晩 産 化 が 進 んでいます 平 成 以 降 未 婚 化 が 急 速 に 進 んでいます 生 涯 未 婚 率 については 近 年 男 性 が 女 性 を 上 回 って 推 移 しています 本 市 の 場 合 男 性 は 全 国 値 よりも 低 い 水 準 で 推 移 し 女 性 は 全 国 値 よりも 高 い 水 準 で 推 移 しています - 24 -

4 産 業 別 就 業 者 の 状 況 (1) 男 女 産 業 別 就 業 者 数 の 特 化 係 数 の 比 較 ( 対 熊 本 県 比 対 政 令 指 定 都 市 比 ) 図 4-1 図 4-2 は 本 市 における 平 成 22(2010) 年 の 男 女 別 産 業 別 就 業 者 数 の 特 化 係 数 を 熊 本 県 や 他 の 政 令 指 定 都 市 と 比 較 して 示 したものです ( 図 4-1) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 ( 平 成 22 年 )より 算 出 ( 図 4-2) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 ( 平 成 22 年 )より 算 出 特 化 係 数 とは 本 市 の 就 業 者 総 数 の 中 での 産 業 別 就 業 者 比 率 を 熊 本 県 他 の 政 令 指 定 都 市 の 当 該 比 率 で 除 し たもの 特 化 係 数 が 1 以 上 の 場 合 は 本 市 の 就 業 者 比 率 が 熊 本 県 や 他 の 政 令 指 定 都 市 と 比 較 し 高 いことにな る - 25 -

対 熊 本 県 比 では G 情 報 通 信 業 J 金 融 業 保 険 業 K 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 L 学 術 研 究 専 門 技 術 サービス 業 で 就 業 者 の 特 化 係 数 が 高 くなっています P 医 療 福 祉 は 女 性 の 就 業 者 数 が 突 出 して 多 くなっていますが 特 化 係 数 は 0.94 で 対 熊 本 県 比 ではやや 下 回 っています 対 政 令 指 定 都 市 比 では A 農 業 林 業 B 漁 業 が 突 出 して 高 く P 医 療 福 祉 Q 複 合 サービス 業 S 公 務 の 特 化 係 数 が 高 くなっています G 情 報 通 信 業 K 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 L 学 術 研 究 専 門 技 術 サービス 業 は 対 熊 本 県 比 で 特 化 係 数 が 高 くなっていますが 対 政 令 指 定 都 市 比 では 低 くなっています (2) 年 齢 別 階 級 別 産 業 人 口 割 合 図 4-3 は 本 市 における 第 1 次 産 業 第 2 次 産 業 第 3 次 産 業 のうち 就 業 者 数 の 多 い 産 業 について 年 齢 階 級 別 就 業 割 合 を 示 したものです ( 図 4-3) ( 出 典 ) 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 結 果 ( 平 成 22 年 )により 作 成 15~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 の 就 業 者 の 割 合 が 低 い A 農 業 林 業 では 60 歳 以 上 の 就 業 者 の 割 合 が 50% 以 上 に 達 しており 担 い 手 や 後 継 者 不 足 が 顕 在 化 しています 15~29 歳 の 就 業 者 の 割 合 が 高 いのは I 卸 売 業 小 売 業 M 宿 泊 業 飲 食 サービス 業 P 医 療 福 祉 です - 26 -

5 将 来 人 口 の 分 析 (1)2 つのパターンによる 将 来 人 口 比 較 図 5-1 は 次 の 2 つのパターンで 本 市 の 将 来 人 口 の 比 較 を 行 ったものです パターン 1 は 社 人 研 推 計 準 拠 パターン 2 は 日 本 創 成 会 議 推 計 に 準 拠 した 平 成 52(2040) 年 までの 推 計 値 ( 以 下 日 本 創 成 会 議 推 計 準 拠 という )としています パターン1: 全 国 の 移 動 率 が 今 後 一 定 程 度 縮 小 すると 仮 定 した 推 計 パターン2: 全 国 の 総 移 動 数 が 平 成 22(2010) 年 から 平 成 27(2015) 年 までの 推 計 値 と 概 ね 同 水 準 でそれ 以 降 も 推 移 すると 仮 定 した 推 計 ( 図 5-1) パターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 )とパターン2( 日 本 創 成 会 議 推 計 準 拠 )では 平 成 52(2040) 年 に それぞれ 65 万 9 千 人 と 65 万 4 千 人 になり パターン1よりもパターン 2 が 5 千 人 少 ない 推 計 結 果 となります パターン2( 日 本 創 成 会 議 推 計 準 拠 )がパターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 )よりも 転 出 超 過 が 大 きいこ とを 示 しています - 27 -

(2) 人 口 減 少 段 階 の 分 析 図 5-2 は パターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 )を 活 用 し 人 口 減 少 段 階 を 分 析 したものです 人 口 減 少 段 階 は 一 般 に 第 1 段 階 : 老 年 人 口 の 増 加 ( 総 人 口 の 減 少 ) 第 2 段 階 : 老 年 人 口 の 維 持 微 減 第 3 段 階 : 老 年 人 口 の 減 少 の 3 段 階 を 経 て 進 行 するとされていま す ( 図 5-2) 平 成 22 年 の 人 口 を 100 として 各 年 の 人 口 を 指 数 化 している 本 市 の 場 合 平 成 22 年 以 降 年 少 人 口 (0~14 歳 )と 生 産 年 齢 人 口 (15~64 歳 )の 指 数 とも 低 下 す る 中 老 年 人 口 指 数 は 上 昇 を 続 け 平 成 57 年 にピークとなる そこで ここまでを 人 口 減 少 段 階 の 第 1 段 階 とした その 後 老 年 人 口 指 数 は 低 下 を 始 め 平 成 57 年 から 平 成 67 年 までの 10 年 間 で 6 ポイント 低 下 し 平 成 67 年 以 降 は 平 成 72 年 までの 5 年 間 で 6 ポイントの 低 下 となって 低 下 の 度 合 いも 大 きくなってくる そのため 平 成 57 年 から 平 成 67 年 までを 人 口 減 少 段 階 の 第 2 段 階 とし それ 以 降 を 第 3 段 階 とした 熊 本 市 の 人 口 減 少 段 階 は 現 在 第 1 段 階 に 該 当 します 今 後 平 成 57(2045) 年 に 第 2 段 階 平 成 67 (2055) 年 に 第 3 段 階 に 進 むことが 見 込 まれます - 28 -

(3) 将 来 人 口 シミュレーションによる 自 然 増 減 社 会 増 減 の 影 響 度 の 分 析 図 5-3 は パターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 ) パターン2( 日 本 創 成 会 議 推 計 準 拠 )に 加 え 次 の 2 つのシミュレーションで 将 来 人 口 を 推 計 し 将 来 人 口 に 及 ぼす 自 然 増 減 や 社 会 への 影 響 について 分 析 したものです シミュレーション1:パターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 )において 合 計 特 殊 出 生 率 が 平 成 42(2030) 年 までに 人 口 置 換 水 準 (2.1)まで 上 昇 した 場 合 のシ ミュレーション シミュレーション2:シミュレーション 1 に 加 え 人 口 移 動 が 均 衡 した 場 合 ( 転 入 転 出 数 が 同 数 となり 移 動 がゼロとなった 場 合 )のシミュレーション ( 図 5-3) 以 上 を 踏 まえ 自 然 増 減 の 影 響 度 及 び 社 会 増 減 の 影 響 度 について 下 表 に 基 づき 5 段 階 に 分 析 すると 本 市 の 自 然 増 減 社 会 増 減 は 表 1 となります - 29 -

自 然 増 減 の 影 響 度 (シミュレーション1の 平 成 52(2040) 年 の 総 人 口 /パターン1の 平 成 52(2040) 年 の 総 人 口 ) の 数 値 に 応 じて 以 下 の 5 段 階 に 整 理 1 =100% 未 満 ( 注 1.) 2 =100~105% 3 =105~110% 4 =110~115% 5 =115% 以 上 の 増 加 ( 注 1): 1 =100% 未 満 には パターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 ) の 将 来 の 合 計 特 殊 出 生 率 に 換 算 した 仮 定 値 が 本 推 計 で 設 定 した 平 成 42(2030) 年 までに 2.1 を 上 回 っている 市 町 村 が 該 当 する 社 会 増 減 の 影 響 度 (シミュレーション2の 平 成 52(2040) 年 の 総 人 口 /シミュレーション1の 平 成 52(2040) 年 の 総 人 口 )の 数 値 に 応 じて 以 下 の 5 段 階 に 整 理 1 =100% 未 満 ( 注 2.) 2 =100~110% 3 =110~120% 4 =120~130% 5 =130% 以 上 の 増 加 ( 注 2): 1 =100% 未 満 には パターン1( 社 人 研 推 計 準 拠 ) の 将 来 の 純 移 動 率 の 仮 定 が 転 入 超 過 基 調 となっている 市 町 村 が 該 当 する ( 出 典 ) 地 域 人 口 減 少 白 書 (2014 年 2018 年 ) 一 般 社 団 法 人 北 海 道 総 合 研 究 調 査 会 平 成 26(2014) 年 生 産 性 出 版 表 1 熊 本 市 の 自 然 増 減 社 会 増 減 の 影 響 度 分 類 自 然 増 減 の 影 響 度 社 会 増 減 の 影 響 度 計 算 方 法 シミュレーション1の 平 成 52(2040) 年 の 推 計 人 口 =707,039( 人 ) パターン1の 平 成 52(2040) 年 の 推 計 人 口 =659,135( 人 ) 707,039( 人 )/659,135( 人 )=107.3% シミュレーション2の 平 成 52(2040) 年 の 推 計 人 口 =704,008( 人 ) シミュレーション1の 平 成 52(2040) 年 の 推 計 人 口 =707,039( 人 ) 704,008( 人 )/707,039( 人 )=99.6% 影 響 度 3 1 この 分 析 結 果 については 当 該 地 方 公 共 団 体 について 自 然 増 減 影 響 度 が 3 4 5 と 上 がるにつれて 出 生 率 を 上 昇 させる 施 策 に 取 り 組 むことが 人 口 減 少 度 合 いを 抑 える 上 でより 効 果 的 といわれています また 社 会 増 減 影 響 度 が 3 4 5 と 上 がるにつれて 人 口 の 社 会 増 をもたらす 施 策 に 取 り 組 むことが 人 口 減 少 度 合 いを 抑 える 上 でより 効 果 的 と いわれています 本 市 の 場 合 は 自 然 増 減 影 響 度 が 3 社 会 増 減 影 響 度 が 1 となります シミュレーション1では 平 成 52(2040) 年 には 70 万 7 千 人 平 成 72(2060) 年 には 66 万 1 千 人 となり シミュレーション2(シミュレーション1+ 移 動 均 衡 (ゼロ))ではそれぞれ 70 万 4 千 人 64 万 9 千 人 となります パターン1とシミュレーション1 2を 比 較 すると 本 市 の 場 合 自 然 増 減 の 影 響 が 社 会 増 減 の 影 響 より 大 きいことがわかります - 30 -

6 人 口 変 化 が 将 来 に 与 える 影 響 人 口 減 少 や 人 口 構 造 の 変 化 により 労 働 力 不 足 や 経 済 活 動 の 停 滞 社 会 保 障 費 の 増 大 等 の 経 済 的 影 響 さらには 家 族 形 態 や 教 育 環 境 の 変 化 地 域 コミュニティ 活 動 の 衰 退 等 の 社 会 的 影 響 が 懸 念 されます 本 格 的 な 人 口 減 少 や 少 子 高 齢 化 の 到 来 により 将 来 の 市 民 生 活 や 地 域 経 済 行 政 に 与 え る 影 響 について 今 後 の 対 策 を 総 合 的 に 検 討 するため 間 接 的 な 影 響 も 含 め 以 下 のとお り 整 理 しました (1) 暮 らし 地 域 社 会 への 影 響 ア 地 域 コミュニティの 衰 退 地 域 の 防 犯 力 防 災 力 の 低 下 地 域 の 世 代 間 の 交 流 機 会 が 減 少 し 地 域 の 繋 がりの 希 薄 化 や 地 域 のコミュニティ 機 能 の 衰 退 が 懸 念 される 地 域 の 自 治 会 活 動 や 防 犯 防 災 活 動 など 自 主 的 な 住 民 活 動 への 参 加 者 が 減 少 すると ともに 活 動 の 担 い 手 不 足 が 生 じ 活 動 の 維 持 が 困 難 となる イ 伝 統 文 化 の 継 承 地 域 資 源 の 管 理 等 の 問 題 地 域 の 歴 史 伝 統 文 化 については 職 人 等 の 高 齢 化 とともに 後 継 者 の 確 保 が 困 難 と なり 衰 退 消 滅 する 恐 れがある 限 界 集 落 のような 地 区 においては 農 地 山 林 等 の 地 域 資 源 の 管 理 が 困 難 となる ウ 高 齢 者 単 独 世 帯 災 害 時 要 援 護 者 の 増 加 見 守 りや 生 活 支 援 等 が 必 要 な 一 人 暮 らしの 高 齢 者 ( 独 居 老 人 ) 災 害 時 に 支 援 が 必 要 な 高 齢 者 ( 災 害 時 要 援 護 者 )が 増 加 する 一 方 で 地 域 のコミュニティの 希 薄 化 や 若 い 世 代 の 減 少 で 緊 急 時 の 対 応 が 困 難 となる エ 生 活 基 盤 の 問 題 高 度 成 長 期 における 人 口 増 加 やモータリゼーションの 進 展 等 により 市 街 地 が 拡 散 拡 大 しており 市 街 地 の 人 口 密 度 の 低 下 により 日 常 生 活 に 欠 かせない 医 療 福 祉 商 業 等 の 生 活 サービス 機 能 の 維 持 が 困 難 になる 特 に 小 売 の 業 態 構 造 の 変 化 等 により 地 域 の 生 活 基 盤 となる 商 店 街 等 が 衰 退 するこ とで 自 家 用 車 を 運 転 しない 高 齢 者 等 の 日 常 生 活 への 影 響 が 懸 念 される ( 買 い 物 弱 者 ) (2) 医 療 福 祉 教 育 への 影 響 ア 医 療 介 護 需 要 の 増 加 高 齢 者 が 増 加 し 介 護 や 入 院 が 必 要 な 高 齢 者 が 増 加 する 一 方 で 介 護 人 材 の 確 保 等 が 困 難 になる イ 子 どもの 養 育 機 能 の 低 下 家 族 や 地 域 における 養 育 機 能 の 低 下 が 懸 念 される ウ 異 年 齢 の 子 どもの 交 流 機 会 等 の 減 少 学 校 教 育 のあり 方 地 域 社 会 においても 異 年 齢 の 子 ども 同 士 の 交 流 の 機 会 や 乳 幼 児 と 接 触 する 機 会 が 減 少 する 児 童 生 徒 数 の 減 少 により 学 校 教 育 において 子 ども 同 士 の 切 磋 琢 磨 する 機 会 が 減 少 - 31 -

する 適 正 とされる 学 校 規 模 の 維 持 が 困 難 になる (3) 地 域 経 済 雇 用 への 影 響 ア 経 済 規 模 の 縮 小 若 年 層 の 労 働 力 人 口 の 減 少 人 口 減 少 は 国 内 需 要 の 縮 小 を 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 は 供 給 サイドの 縮 小 をもたらし 経 済 活 動 の 規 模 は 需 要 と 供 給 の 両 面 から 縮 小 に 向 う さらに 個 人 消 費 の 縮 小 により 企 業 の 生 産 や 設 備 投 資 も 減 少 し 経 済 全 体 が 縮 小 する イ 農 業 の 担 い 手 不 足 中 小 企 業 等 の 後 継 者 不 足 耕 作 放 棄 地 等 の 増 加 ものづくり 産 業 をはじめ 中 小 企 業 等 においては 熟 練 技 能 者 や 経 営 者 等 が 高 齢 化 し 後 継 者 不 足 により 事 業 承 継 が 困 難 になる それにより 従 業 員 の 雇 用 や 住 民 生 活 に 影 響 を 与 える 農 業 従 事 者 の 高 齢 化 後 継 者 不 足 により 耕 作 放 棄 地 が 増 加 し 農 道 や 用 排 水 路 等 の 維 持 管 理 も 困 難 となり 農 産 物 の 生 産 性 良 好 な 景 観 形 成 や 洪 水 防 止 機 能 など 多 面 的 機 能 が 低 下 するとともに 病 害 虫 鳥 獣 被 害 の 発 生 につながる ウ 交 流 人 口 の 減 少 県 内 外 からの 交 流 人 口 も 減 少 し 消 費 活 動 の 減 少 が 見 込 まれるほか 都 市 としての 活 力 が 失 われることにより 更 に 交 流 人 口 が 減 少 するという 負 の 連 鎖 が 懸 念 される (4) 都 市 機 能 ( 公 共 交 通 都 市 インフラ)への 影 響 ア 公 共 交 通 の 利 用 者 の 減 少 と 交 通 弱 者 の 増 加 公 共 交 通 の 利 用 者 が 減 少 し 交 通 事 業 者 の 経 営 悪 化 やサービス 水 準 の 低 下 を 招 くこと で 高 齢 者 をはじめとする 交 通 弱 者 の 移 動 制 約 や 移 動 手 段 の 維 持 確 保 が 困 難 になる イ 中 心 市 街 地 の 空 洞 化 に 伴 う 都 市 活 力 の 低 下 中 心 市 街 地 における 商 機 能 の 衰 退 や 空 き 店 舗 未 利 用 地 の 増 加 により 中 心 市 街 地 の 空 洞 化 が 生 じ 都 市 機 能 が 衰 退 するとともに これらを 要 因 とした 地 価 の 低 下 による 税 収 減 少 など 地 域 経 済 及 び 活 力 の 衰 退 が 懸 念 される ウ 都 市 インフラの 老 朽 化 に 伴 う 対 応 ( 更 新 維 持 ) 道 路 橋 梁 下 水 道 等 のインフラや 公 共 施 設 ( 築 30 年 以 上 の 公 共 施 設 は 約 1,500 施 設 のうち 46%)の 老 朽 化 が 進 み 維 持 更 新 に 必 要 な 経 費 が 増 加 する エ 空 き 地 空 き 家 の 増 加 空 き 地 空 き 家 が 増 加 することで 景 観 の 悪 化 ゴミの 不 法 投 棄 の 誘 発 防 災 や 防 犯 機 能 の 低 下 等 を 招 く (5) 行 政 ( 税 財 政 )への 影 響 ア 個 人 住 民 税 等 の 税 収 の 減 少 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 に 伴 い 市 民 税 等 の 市 税 の 収 入 が 減 少 する イ 社 会 保 障 関 係 費 の 増 大 老 年 人 口 の 増 加 に 伴 い 医 療 や 介 護 等 に 係 る 社 会 保 障 関 係 費 が 増 加 し 住 民 や 行 政 の 負 担 が 増 加 する - 32 -

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Ⅱ 人 口 の 将 来 展 望 1 将 来 展 望 に 向 けた 市 民 意 識 とニーズ (1) 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 ( 熊 本 市 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 調 査 結 果 報 告 書 より 抜 粋 ) ア 結 婚 について 今 後 の 結 婚 意 向 については 今 後 結 婚 しようと 思 っている が 過 半 数 を 占 め 次 いで わからない 結 婚 しようとは 思 わない となっています 今 後 の 結 婚 意 向 結 婚 しようとした 時 の 不 安 について については 結 婚 後 の 安 定 した 生 活 費 の 確 保 について が 最 も 多 く 晩 婚 化 の 理 由 については 就 職 しても 安 定 した 収 入 が 得 ら れにくいため が 最 も 多 くなっています 結 婚 しようとした 時 の 不 安 晩 婚 化 の 理 由 - 34 -

イ 出 産 子 育 てについて 最 終 的 に 持 つつもりの 子 どもの 数 の 平 均 は 1.88 人 であり 理 想 的 な 子 どもの 数 の 平 均 は 2.46 人 となっています 最 終 的 に 持 つつもりの 子 ども 数 理 想 的 な 子 ども 数 最 終 的 に 持 つつもりの 子 どもの 数 が 理 想 より 少 ない 理 由 として 子 育 てや 教 育 にお 金 がかかりすぎる が 他 と 比 較 しても 高 くなっています 今 後 どのようなことがあれば 出 産 が 増 えてくると 思 うか については 出 産 や 子 育 てにかかる 経 済 的 負 担 の 軽 減 将 来 における 収 入 の 増 加 の 経 済 的 な 面 に 加 え 保 育 サービス 産 前 産 後 休 暇 育 児 休 暇 など 休 暇 制 度 の 充 実 職 場 における 出 産 育 児 に 対 する 理 解 と 両 立 支 援 が 30%を 超 えています 最 終 的 に 持 つつもりの 子 ども 今 後 どのようなことがあれば の 数 が 理 想 より 少 ない 理 由 出 産 が 増 えてくると 思 うか - 35 -

市 民 希 望 出 生 率 1 2 3 4 5 6 独 身 者 のう 有 配 偶 者 割 夫 婦 の 予 定 ち 結 婚 を 希 独 身 者 の 希 離 死 別 等 の ( + 独 身 者 割 合 ) 合 子 ども 数 望 する 者 の 望 子 ども 数 影 響 割 合 ( 32.4 % 2.11 人 + 67.6 % 92.6 % 2.53 人 ) 0.938 = 2.13 2.1 程 度 ( 基 礎 数 値 等 ) 1 有 配 偶 者 割 合 総 務 省 統 計 局 国 勢 調 査 ( 平 成 22 年 )における18~34 歳 の 有 配 偶 者 の 割 合 ( 女 性 ) 2 夫 婦 の 予 定 子 ども 数 熊 本 市 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 における 夫 婦 の 平 均 予 定 子 ども 数 ( 女 性 ) 3 独 身 者 割 合 1- 有 配 偶 者 割 合 4 独 身 者 のうち 結 婚 を 希 望 する 者 の 割 合 熊 本 市 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 における18~34 歳 の 独 身 者 のうち 今 後 結 婚 しようと 思 って いる と 答 えた 者 の 割 合 ( 女 性 ) 今 後 結 婚 しようと 思 っている /( 今 後 結 婚 しようと 思 っている + 結 婚 しようと 思 わない ) 5 独 身 者 の 希 望 子 ども 数 熊 本 市 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 における18~34 歳 の 独 身 者 ( 今 後 結 婚 しようと 思 っている と 答 えた 者 )の 平 均 希 望 子 ども 数 ( 女 性 ) 6 離 死 別 等 の 影 響 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 24 年 1 月 ) における 出 生 中 位 の 仮 定 に 用 いら れた 離 死 別 等 の 影 響 国 民 希 望 出 生 率 独 身 者 のう 有 配 偶 者 割 夫 婦 の 予 定 ち 結 婚 を 希 独 身 者 の 希 離 死 別 等 の ( + 独 身 者 割 合 ) 合 子 ども 数 望 する 者 の 望 子 ども 数 影 響 割 合 ( 34 % 2.07 人 + 66 % 89 % 2.12 人 ) 0.938 = 1.83 1.8 程 度 ( 出 典 ) 内 閣 官 房 まち ひと しごと 創 生 本 部 事 務 局 まち ひと しごと 創 生 長 期 ビジョン< 参 考 資 料 集 > - 36 -

(2) 移 住 に 関 する 意 識 調 査 ( 熊 本 市 移 住 に 関 する 意 識 調 査 調 査 結 果 報 告 書 より 抜 粋 ) 現 在 のライフスタイルの 満 足 度 については 満 足 ( とても 満 足 + 満 足 )が 52.9% 不 満 ( 不 満 + とても 不 満 )が 12.5%となっています 金 銭 面 での 満 足 度 については 満 足 ( とても 満 足 + 満 足 )は 22.9% 不 満 ( 不 満 + と ても 不 満 )は 35.8%となっています 現 在 のライフスタイルの 満 足 度 金 銭 面 の 満 足 度 U I Jターンをする 際 に 必 要 だった 情 報 及 び U I Jターンをする 際 に 実 際 に 役 立 った 情 報 は 就 職 転 職 住 居 生 活 環 境 が 上 位 を 占 めています U I Jターンする 際 に 必 要 だった 情 報 U I Jターンする 際 実 際 に 役 立 った 情 報 - 37 -

(3) 大 学 生 等 の 進 路 希 望 調 査 ( 熊 本 市 学 生 の 進 路 希 望 調 査 アンケート~ 調 査 結 果 報 告 書 ~ より 抜 粋 ) ア 大 学 生 の 卒 業 後 の 進 路 希 望 調 査 について 卒 業 後 熊 本 市 で 生 活 したい 理 由 については 地 元 で 仕 事 をしたいと 考 えてい るから が 最 も 多 くなっています 卒 業 後 熊 本 市 を 離 れる 理 由 については 出 身 地 での 就 職 を 希 望 しているから が 最 も 多 く 次 いで 他 の 場 所 で 何 かにチャレンジしたいから 熊 本 市 に 希 望 する 仕 事 や 自 分 の 専 門 性 を 活 かせる 業 種 がないから となっています 学 生 生 活 を 総 合 的 にみた 満 足 度 学 生 生 活 において 不 満 な 点 卒 業 後 の 生 活 卒 業 後 熊 本 市 で 生 活 したい 理 由 卒 業 後 熊 本 市 を 離 れる 理 由 - 38 -

イ 専 門 学 校 生 の 卒 業 後 の 進 路 希 望 調 査 について 卒 業 後 熊 本 市 で 生 活 したい 理 由 については 地 元 で 仕 事 をしたいと 考 えてい るから が 最 も 多 く 卒 業 後 熊 本 市 を 離 れる 理 由 については 他 の 場 所 で 何 かに チャレンジしたいから が 最 も 多 くなっています 学 生 生 活 を 総 合 的 にみた 満 足 度 学 生 生 活 において 不 満 な 点 卒 業 後 の 生 活 卒 業 後 熊 本 市 で 生 活 したい 理 由 卒 業 後 熊 本 市 を 離 れる 理 由 - 39 -

ウ 高 校 生 の 卒 業 後 の 進 路 希 望 調 査 について 卒 業 後 熊 本 市 で 生 活 したい 理 由 については 親 など 家 族 がいるから が 最 も 多 く 卒 業 後 熊 本 市 を 離 れる 理 由 については 高 校 卒 業 後 の 進 学 先 が 熊 本 市 外 だ から が 最 も 多 くなっています 高 校 卒 業 後 どこで 生 活 したいか 卒 業 後 熊 本 市 で 生 活 したい 理 由 卒 業 後 熊 本 市 を 離 れる 理 由 - 40 -

2 目 指 すべき 将 来 の 方 向 (1) 課 題 と 対 策 の 方 向 性 ア 自 然 増 減 について 出 生 数 は 7,000 人 台 で 推 移 し 合 計 特 殊 出 生 率 は 1.50 と 上 昇 傾 向 が 見 られますが こ れは 30 歳 代 の 出 生 率 の 上 昇 によるものであるため 現 状 のままでは 出 生 率 等 の 大 幅 な 上 昇 は 期 待 できない 状 況 です また 現 在 自 然 増 の 傾 向 ではありますが 今 後 高 齢 化 により 死 亡 者 数 の 増 加 が 見 込 ま れることから 近 い 将 来 自 然 減 に 転 じ その 後 大 きく 減 少 すると 予 想 され 出 生 率 の 向 上 が 喫 緊 の 課 題 となっています 少 子 化 の 要 因 としては 晩 婚 化 や 晩 産 化 等 が 大 きく 影 響 しており その 背 景 には 子 育 て や 教 育 等 の 経 済 的 な 負 担 家 庭 と 仕 事 の 両 立 結 婚 後 の 生 活 に 対 する 不 安 など 様 々な 原 因 が 考 えられることから こうした 課 題 への 的 確 な 対 応 が 求 められます 特 に 市 民 アンケートに 基 づく 本 市 の 希 望 出 生 率 は 幸 いにも 全 国 を 上 回 る 水 準 となって おり また 自 然 増 減 が 将 来 人 口 に 及 ぼす 影 響 度 が 大 きいことから 市 民 の 希 望 をかなえる ことを 目 指 して この 自 然 減 対 策 に 適 切 に 取 り 組 むことが 人 口 減 少 の 度 合 いを 抑 え さ らには 減 少 に 歯 止 めをかけるうえで 重 要 です イ 社 会 増 減 について 平 成 23 年 以 降 転 入 超 過 となっていましたが 平 成 26 年 (10 月 1 日 基 準 )は 転 出 超 過 に 転 じており 今 後 も 転 出 超 過 の 傾 向 が 続 くことが 懸 念 されます 転 出 超 過 の 要 因 として 就 職 等 に 伴 う 20 歳 代 の 県 外 への 流 出 があげられます 若 い 世 代 の 県 外 への 流 出 は 更 なる 少 子 化 や 地 域 の 衰 退 にもつながることから 若 年 層 の 雇 用 の 機 会 の 確 保 を 図 ることにより 流 出 を 抑 制 することが 必 要 です 特 に 大 学 生 等 の 意 識 調 査 から 本 市 の 学 生 は 就 職 の 選 択 において 地 元 志 向 が 強 い 一 方 で 本 市 では 選 択 できる 仕 事 や 職 種 が 限 られるため 市 外 に 転 出 するケースが 多 いことが わかっており 学 生 の 希 望 に 応 じた 雇 用 の 確 保 や 就 業 環 境 の 整 備 が 重 要 です また 進 学 のため あるいは 新 しい 場 所 で 何 かにチャレンジしたい と 考 え 市 外 に 転 出 する 学 生 も 多 くなっており 将 来 的 な U ターンにつながる 就 職 や 起 業 化 の 環 境 整 備 も 求 められます さらに 社 会 増 を 維 持 するためには 50 歳 代 以 降 で 退 職 後 のUターン 等 によるものと 考 えられる 転 入 超 過 傾 向 が 見 られることや 首 都 圏 から 地 方 へ 移 住 を 希 望 する 人 が 多 いこ とを 踏 まえ こうした 移 住 希 望 者 の 転 入 促 進 に 向 けて 雇 用 就 労 の 支 援 や 健 康 増 進 生 きがいづくり 文 化 都 市 としての 充 実 更 にはそうした 情 報 の 発 信 等 も 求 められます 加 えて 市 内 の 公 共 交 通 や 道 路 等 の 整 備 商 業 娯 楽 施 設 の 不 足 に 対 する 不 満 が 存 在 す ることについて 学 生 の 確 保 や 定 住 促 進 の 観 点 からこうした 指 摘 に 対 する 検 討 が 必 要 です - 41 -

ウ まとめ 自 然 減 対 策 には 結 婚 出 産 子 育 ての 切 れ 目 のない 支 援 等 とともに 若 者 が 結 婚 子 育 てできる 雇 用 環 境 の 整 備 やワーク ライフ バランスのとれる 就 労 環 境 の 整 備 など 総 合 的 な 少 子 化 対 策 が 必 要 です 同 時 に 若 い 世 代 の 多 くが 県 外 に 流 出 している 中 若 い 世 代 の 転 出 抑 制 UIJ ターンに よる 転 入 促 進 の 視 点 も 重 要 であり その 意 味 で 雇 用 機 会 の 確 保 起 業 化 できる 環 境 整 備 な ど 社 会 減 対 策 が 必 要 です さらに 人 口 減 少 により 地 域 経 済 の 縮 小 等 が 予 想 されるため 交 流 人 口 の 増 加 を 図 るこ とで 地 域 経 済 を 活 性 化 させ 地 域 活 力 を 維 持 再 生 することが 自 然 減 対 策 や 社 会 減 対 策 を 支 えるために 肝 要 です (2) 基 本 的 な 施 策 そこで 本 市 では 基 本 的 な 施 策 として 次 の3つの 柱 を 掲 げ その 実 現 に 向 け 分 野 横 断 的 施 策 を 戦 略 的 に 展 開 します ア 安 心 して 子 どもを 産 み 育 てられるまちを 実 現 する ~ 少 子 化 の 克 服 と 次 世 代 育 成 ~ 結 婚 妊 娠 出 産 子 育 てなど ライフイベントを 通 した 切 れ 目 のない 支 援 やワーク ライフ バランスを 推 進 するとともに 子 どもたちの 可 能 性 を 引 き 出 す 教 育 環 境 の 整 備 教 育 の 質 の 向 上 など 効 果 的 かつ 持 続 的 な 少 子 化 対 策 を 推 進 します イ 国 内 外 から 人 々を 引 き 付 けるまちを 創 り 安 心 して 働 くことができる 雇 用 を 生 み 出 す ~ 移 住 定 住 の 促 進 と 交 流 の 活 発 化 ~ 若 い 世 代 の 就 職 等 による 県 外 への 転 出 に 歯 止 めをかけるとともに 女 性 の 活 躍 を 促 進 するため 地 場 企 業 の 育 成 をはじめ 企 業 誘 致 や 創 業 起 業 化 支 援 など 雇 用 就 業 の 機 会 の 確 保 に 向 けた 取 組 みを 推 進 します また 仕 事 や 住 宅 等 に 係 る 情 報 発 信 や 支 援 など 東 京 圏 を 中 心 とした 県 外 からの 転 入 の 促 進 に 向 けた 取 組 みを 推 進 します 中 心 市 街 地 の 活 性 化 等 による 都 市 の 魅 力 向 上 を 図 り 国 内 外 から 人 々が 集 い 交 流 する まちづくりを 推 進 します ウ 多 様 な 地 域 が 形 成 され 安 心 して 暮 らせる 地 域 社 会 を 実 現 する ~ 地 域 の 特 性 に 応 じた 社 会 環 境 の 創 出 ~ 地 域 コミュニティの 維 持 再 生 に 取 り 組 むため 自 主 自 立 の 地 域 づくり 活 動 を 支 援 し ます 中 心 市 街 地 や 地 域 拠 点 への 都 市 機 能 の 集 積 や 公 共 交 通 の 充 実 等 により 将 来 に 亘 って 暮 らしやすさを 維 持 するまちづくりを 推 進 します 持 続 可 能 な 地 域 経 済 と 安 心 快 適 な 暮 らしの 維 持 に 向 けて 連 携 中 枢 都 市 圏 を 形 成 し 近 隣 市 町 村 と 連 携 した 取 組 みを 推 進 します - 42 -

安 心 して 子 どもを 産 み 育 てられる まちを 実 現 する ~ 少 子 化 の 克 服 と 次 世 代 育 成 ~ 国 内 外 から 人 々を 引 き 付 けるまちを 創 り 安 心 して 働 くことができる 雇 用 を 生 み 出 す ~ 移 住 定 住 の 促 進 と 交 流 の 活 発 化 ~ 一 体 的 取 組 み 多 様 な 地 域 が 形 成 され 安 心 して 暮 らせ る 地 域 社 会 を 実 現 する ~ 地 域 の 特 性 に 応 じた 社 会 環 境 の 創 出 ~ - 43 -

3 人 口 の 将 来 展 望 (1) 対 象 期 間 対 象 期 間 は 現 在 の 新 生 児 の 結 婚 出 産 の 時 期 (0~34 歳 )や 合 計 特 殊 出 生 率 の 対 象 年 齢 (15~49 歳 )の 期 間 を 踏 まえ 平 成 62(2050) 年 までとします なお 本 市 の 人 口 は 平 成 62(2050) 年 以 降 も 減 少 傾 向 となることから 人 口 及 び 人 口 構 造 の 変 化 をみるため 平 成 122(2100) 年 までの 推 計 値 も 参 考 に 記 載 します (2) 人 口 の 将 来 展 望 目 指 すべき 将 来 の 方 向 に 沿 った 施 策 を 展 開 することで 次 の 推 計 条 件 が 実 現 する と 仮 定 し 人 口 の 将 来 展 望 を 行 いました ア 推 計 条 件 1 合 計 特 殊 出 生 率 合 計 特 殊 出 生 率 は 平 成 42(2030) 年 に 2.0( 県 民 希 望 出 生 率 ) 平 成 52(2040) 年 に 2.1( 市 民 希 望 出 生 率 )まで 上 昇 し その 後 は 2.1 で 推 移 する 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 2040 年 2045 年 2050 年 1.52 1.7 1.9 2.0 2.05 2.1 2.1 2.1 2 移 動 数 移 動 数 は 直 近 5 ヵ 年 ( 平 成 22 2010 年 から 平 成 26 2014 年 )の 年 間 平 均 400 人 程 度 の 転 入 超 過 数 で 推 移 する イ 総 人 口 と 高 齢 化 率 の 将 来 展 望 1 本 市 における 希 望 出 生 率 は 2.1 であり 平 成 52(2040) 年 頃 にこれを 実 現 し 年 間 400 人 程 度 の 転 入 超 過 を 維 持 できれば 本 ビジョンの 対 象 期 間 である 平 成 62(2050) 年 において 70 万 人 程 度 の 人 口 が 確 保 されると 見 込 まれます 2 また この 状 態 を 維 持 できれば 平 成 92(2080) 年 頃 には 人 口 減 少 に 歯 止 めがかか り 65 万 人 程 度 で 人 口 は 安 定 し 平 成 102(2090) 年 以 降 は 年 間 数 百 人 程 度 増 加 し ていきます 3 この 場 合 高 齢 化 率 は 平 成 52(2050) 年 の 33.4%をピークに 低 下 し 始 め 平 成 102(2090) 年 頃 に 26% 程 度 まで 下 がって 安 定 します - 44 -

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( 参 考 ) 総 人 口 のシミュレーション 総 人 口 の 将 来 展 望 において 次 の 2 ケースで それぞれ 3 パターンのシミュレーション を 行 っています 前 提 条 件 合 計 特 殊 出 生 率 (ケースA) 合 計 特 殊 出 生 率 を 平 成 42(2030) 年 に 2.0 平 成 52(2040) 年 に 2.1 に 引 き 上 げるケース 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 1.52 1.7 1.9 2.0 2.05 2.1 2.1 2.1 (ケースB) 合 計 特 殊 出 生 率 を 平 成 42(2030) 年 に 1.8 平 成 52(2040) 年 に 2.1 に 引 き 上 げるケース 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 1.52 1.6 1.7 1.8 1.95 2.1 2.1 2.1 移 動 数 (パターン1) 平 成 22(2010) 年 から 平 成 26(2014) 年 までの 直 近 5 ヵ 年 の 転 入 超 過 数 2,000 人 規 模 を 維 持 するパターン 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 (パターン2) 平 成 22(2010) 年 から 平 成 26(2014) 年 までの 直 近 5 ヵ 年 の 転 入 超 過 数 2,000 人 規 模 が 平 成 52(2040) 年 に 0 人 となるよう 定 率 で 引 き 下 げ 以 降 0 人 で 安 定 化 させるパターン 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2,000 1,600 1,200 800 400 0 0 0 (パターン3) 平 成 22(2010) 年 から 平 成 26(2014) 年 までの 直 近 5 ヵ 年 の 転 入 超 過 数 2,000 人 規 模 を 平 成 27(2015) 年 以 降 0 人 で 安 定 化 させるパターン 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2,000 0 0 0 0 0 0 0-46 -

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