三 輪 定 宣 の4つの 提 言 4つの 提 言 は2 月 21 日 に 県 庁 記 者 室 で 発 表 一. 知 事 に 金 権 疑 惑 に 対 する 説 明 責 任 と 政 治 責 任 を 求 めます 森 田 健 作 氏 は 前 回 の 知 事 選 直 後 に 噴 出 した 自 民 党 支 部 を 受 け 皿 にした う 回 献 金 外 国 資 本 企 業 からの 違 法 献 金 公 立 高 校 からの 講 演 料 を 資 金 管 理 団 体 の 収 入 にした 税 金 逃 れ 問 題 など 金 権 疑 惑 に 蓋 をしたまま 再 出 馬 をしようとしています この 疑 惑 に 対 する 説 明 責 任 と 政 治 責 任 道 義 的 責 任 を 求 めます 1 自 民 党 支 部 長 を 隠 し 完 全 無 所 属 表 明 は 公 選 法 違 反 疑 惑 公 選 法 235 条 は 公 明 正 大 な 選 挙 をやるための 条 文 です うそを 言 ってはいけません だましちゃいけませ ん という 条 文 です 森 田 健 作 氏 は 自 民 党 の 東 京 第 二 支 部 の 支 部 長 自 民 党 員 です この 自 民 党 員 がたんなる 無 所 属 ではなく 完 全 無 所 属 を 強 調 して 当 選 しました この 行 為 は 公 選 法 235 条 虚 偽 の 事 項 を 公 にした 者 に 該 当 します 当 選 後 森 田 知 事 の 政 治 責 任 を 追 及 する 会 に だまされた の 声 が 殺 到 しました 千 葉 検 察 審 査 会 は 政 党 隠 しを 徹 底 して 行 っていたと 推 測 できる としながら なぜか 不 起 訴 相 当 にしました 千 葉 検 察 審 査 会 の 見 識 に 県 民 は 納 得 していません この 虚 偽 記 載 に 対 する 森 田 知 事 の 政 治 的 道 義 的 責 任 を 求 めます 2 企 業 団 体 献 金 1 億 8000 万 円 迂 回 献 金 疑 惑 森 田 知 事 は 不 正 常 な 献 金 をめぐり 就 任 早 々 窮 地 に 立 たされました 2つの 政 治 団 体 を 通 じた 新 たな 企 業 団 体 献 金 を 含 め 森 田 氏 が2004 年 から07 年 の4 年 間 に1 億 8000 万 円 余 りをかき 集 めていたことが 赤 旗 の 調 べでわかりました 森 田 氏 が 支 部 長 の 自 民 党 第 二 支 部 は この1 億 8000 万 円 余 の 企 業 団 体 献 金 の 約 93%にあたる1 億 503 0 万 円 を 森 田 健 作 政 経 懇 話 会 に 流 しています 政 治 資 金 規 正 法 は 政 党 本 部 や 政 党 支 部 以 外 の 政 治 家 個 人 や 資 金 管 理 団 体 への 企 業 団 体 献 金 を 禁 止 し ています 自 民 党 支 部 を 受 け 皿 にした 森 田 氏 の 政 治 資 金 集 めは 法 の 網 をくぐった う 回 献 金 ではないかとい う 疑 惑 が 指 摘 されています この 疑 惑 に 対 し 森 田 知 事 に 真 相 究 明 と 説 明 責 任 を 求 めます 3 金 権 日 本 一 の 汚 名 を 返 上 企 業 団 体 献 金 の 全 面 禁 止 を 求 めます 政 治 とカネの 問 題 の 大 もとにあるのは 企 業 団 体 献 金 です 利 益 追 求 が 第 一 の 企 業 が 何 の 見 返 りも 期 待 せず にお 金 を 出 すはずがなく ワイロそのものです 千 葉 県 は 千 葉 版 ロッキード 事 件 といわれた 小 見 川 開 発 汚 職 事 件 で 松 本 健 二 副 知 事 に 有 罪 判 決 5000 万 円 念 書 事 件 で 川 上 紀 一 知 事 が 辞 職 するなど 金 権 腐 敗 一 掃 が 県 政 の 課 題 でした 森 田 知 事 の 政 治 と 1
カネ 疑 惑 で 再 び 金 権 腐 敗 一 掃 が 求 められています 憲 法 がいきる 明 るい 千 葉 県 をつくる 会 は 企 業 団 体 献 金 はいっさい 受 け 取 りません 企 業 団 体 献 金 の 全 面 禁 止 を 求 めます 二.いじめ 体 罰 問 題 と 解 決 の 視 点 Ⅰ いじめ 問 題 1.いじめ 問 題 の 現 状 2012 年 7 月 以 来 大 津 市 の いじめ 自 殺 事 件 (2011 年 10 月 生 徒 3 人 によるいじめが 原 因 とされる 自 宅 マ ンション14 階 からの 転 落 死 )を 契 機 に いじめが 社 会 問 題 に 浮 上 した 8 月 25 日 大 津 市 は 第 三 者 調 査 委 員 会 を 設 置 して 事 件 解 明 に 乗 り 出 し 12 月 27 日 滋 賀 県 警 は 学 校 教 委 の 捜 索 加 害 生 徒 等 の 調 査 に 基 づき 生 徒 を 地 検 に 書 類 送 検 児 童 相 談 所 に 送 致 し 同 調 査 委 員 会 は 2013 年 1 月 31 日 いじめが 自 殺 の 要 因 との 報 告 書 を 発 表 した 2012 年 12 月 の 総 選 挙 でも 各 党 はいじめ 問 題 解 決 を 公 約 に 掲 げた 子 どもの いじめ 自 殺 は 27 年 前 の 東 京 都 中 野 区 富 士 見 中 学 校 事 件 (1986 年 葬 式 ごっこ などの 生 き 地 獄 を 訴 えた 遺 書 ) 西 尾 市 東 部 中 学 校 事 件 (1994 年 いじめ 告 発 の 遺 書 )などでも 社 会 問 題 となった 文 科 省 の いじめ の 定 義 (2007 年 以 降 )は 心 理 的 物 理 的 な 攻 撃 を 受 けたことにより 精 神 的 な 苦 痛 を 感 じ ているもの とされ その いじめ の 認 知 数 は 2011 年 度 年 間 7 万 231 件 児 童 生 徒 1000 人 当 たり 小 学 校 5. 3 件 中 学 校 9.3 件 高 校 7.1 件 であった( 2011 年 度 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 調 査 ) 大 津 の 事 件 を 受 け 同 省 が 行 った2012 年 4~9 月 の 半 年 間 のいじめ 緊 急 調 査 では いじめ 認 知 数 は 小 中 高 合 計 14 万 4054 件 前 年 度 1 年 分 の2 倍 を 上 回 わり 年 間 換 算 で 約 4 倍 の 急 増 である 千 葉 県 小 中 高 のいじめ 件 数 は1 万 5793 件 1 000 人 あたりいじめ 認 知 数 は24.2 全 国 平 均 10.4の2 倍 を 超 え 首 都 圏 の 埼 玉 県 1.7 神 奈 川 5.6 東 京 6. 8で 突 出 している 2. 千 葉 県 のいじめシンポジウムの 報 告 (1) 調 査 の 概 要 2012 年 11 月 24 日 千 葉 県 でいじめシンポジウム 子 どものいじめと 社 会 の 様 相 ( 同 実 行 委 員 会 主 催 ))が 開 催 された 三 輪 と 憲 法 が 生 きる 明 るい 千 葉 県 をつくる 会 の 連 名 でアンケートを 実 施 し 11 月 16 日 の 集 約 ( 合 計 375 人 子 ども137 人 大 学 1 年 生 94 人 保 護 者 等 144 人 )の 分 析 を 当 日 三 輪 が 報 告 した いじめられたこと ( 設 問 Ⅲ)のある 人 の 割 合 は 子 ども( 高 校 以 下 )16.1% 大 学 生 (その 高 校 以 下 の 頃 )19. 4% 保 護 者 の 子 や 孫 29.2% 2 割 弱 の 子 が いじめられた 経 験 をもつ 1000 人 あたりに 換 算 すると 子 ども 161 件 大 学 生 194 件 保 護 者 の 子 や 孫 292 件 その 平 均 は217 件 で 文 科 省 調 査 の 全 国 平 均 10.4 件 千 葉 県 24.2 件 のそれぞれの20.9 倍 9.0 倍 である 調 査 の 違 いで 単 純 に 比 較 できないが いじめの 根 深 さを 示 す (2)いじめ 解 決 の 方 法 2
いじめをなくすには ( 設 問 Ⅹ)では 次 の 傾 向 が 見 られた 小 学 生 中 学 生 高 校 生 特 別 支 援 学 校 総 じて 子 どもはいじめの 解 決 に 前 向 きで 具 体 的 方 法 を 考 えている いじめが 起 こった 時 の 対 応 1いじめられている 子 を 助 けてあげる 2まわりにいじめを 受 けていることを 訴 える 3いじめている 人 に 謝 る 4いじめをする 人 に 注 意 する いじめのつらさをわかってもらう 5 見 て 見 ぬふりをしない いじめの 予 防 1たくさん 友 だちをつくる 絆 を 深 める 2 会 話 を 多 くする 3みんなで 遊 ぶ 4ともだちに 優 しくする 助 け 合 い 互 いに 思 いやる 5 人 の 気 持 ちを 考 えながら 生 活 する 6いじめが 起 こる 環 境 をつくらない 7 親 がきちん としつけをする 8 教 育 委 員 会 が 真 剣 に 考 える 保 護 者 保 護 者 の 回 答 は いじめの 予 防 に 関 する 意 見 が 多 く 社 会 のあり 方 を 考 え 変 える という 意 見 が 目 立 つ いじめが 起 こった 時 の 対 応 1まわりが 気 づき 対 応 する 2いじめられた 子 いじめた 子 の 意 見 をよく 聴 く 3みんなで 話 し 合 い 解 決 につ とめる 4 無 理 に 学 校 に 行 かせない 5 重 大 ないじめは 警 察 が 協 力 する いじめの 予 防 (1) 教 師 や 親 の 心 得 1 子 どもに 寄 り 添 い よく 見 守 る 2 相 談 しやすい 環 境 をつくる (2) 指 導 の 内 容 1いじめを 考 える 授 業 を 行 う 2 人 権 や 命 の 尊 さを 教 える 3 人 の 傷 みを 教 える 4やさししい 気 持 ち 思 いや りを 育 てる 5 相 手 の 立 場 ちがいが 認 められるようになる 6 人 間 とは の 理 解 を 深 める 7 自 己 肯 定 感 を 育 てる 8 自 己 主 張 ができ 精 神 的 に 強 くなる 9コミュニケーション 能 力 を 高 める 11 助 け 合 える 人 間 関 係 を 育 てる 12 社 会 のルールを 教 える (3) 学 校 のいじめ 予 防 策 ( 略 ) (4) 家 庭 地 域 社 会 の 対 応 1 家 庭 のしつけや 会 話 を 大 切 にする 2 家 庭 と 学 校 の 連 携 3 外 での 遊 びをすすめる 4どの 子 にもあたた かい 目 を 向 ける 5 社 会 のあり 方 を 考 え 変 える (3) 示 唆 教 訓 子 どもの 視 点 から( 子 ども 時 代 を 体 験 した 大 学 生 を 含 む) 1.いじめの 形 態 や 種 類 は 多 様 である 2. 多 くの 子 どもたちがいじめを 体 験 し もがき 苦 しんでいる 3.いじめは 想 定 を 超 えて 大 きく 広 がっている 4.それは 家 庭 学 校 社 会 のさまざまな 困 難 な 状 況 背 景 構 造 から 生 じている 5.その 厳 しい 現 状 のなかで 子 どもたちは いじめをなくしたいと 真 剣 に 思 い 気 を 付 けて 行 動 している 6.その 考 えは 優 しさ 思 いやり 助 け 合 い 共 感 勇 気 誠 実 など 人 間 らしい 純 真 な 思 いに 満 ちている 7. 学 年 が 上 がるとともに いじめに 立 ち 向 かう 意 欲 が 弱 くなり 自 信 をなくしていく 傾 向 が 見 られる 保 護 者 の 視 点 1. 子 どもや 孫 を 見 て いじめについて 現 実 的 な 情 報 を 得 ている 3
2.いじめに 対 する 方 法 も 実 際 的 な 多 様 な 考 えをもち 即 効 的 解 決 策 を 含 め その 実 施 を 強 く 期 待 している 3. 人 権 や 命 の 尊 重 他 者 の 立 場 やちがいの 理 解 コミュニケーション 能 力 社 会 のルール 自 己 肯 定 感 自 己 主 張 など 日 常 の 道 徳 や 生 活 の 指 導 の 充 実 を 求 めている 4.いじめの 原 因 となる 学 校 や 教 師 のありかたに 不 満 不 信 改 善 要 求 をもつ 者 が 少 なくない( 閉 鎖 性 多 忙 ク ラス 人 数 など) 5.いじめの 原 因 として 社 会 の 様 相 との 関 係 が 厳 しく 指 摘 され その 変 革 をめざしている 特 に3 点 が 注 目 される 1 子 どもがいじめを 克 服 する 力 をしっかりもっていること 2 保 護 者 のいじめ 問 題 への 見 識 が 高 いこと 3 子 どもも 保 護 者 も 人 間 の 本 性 本 質 である 共 同 性 思 いやり 助 け 合 い 人 への 貢 献 一 人 ひとりを 人 間 と して 大 切 にしようとする 優 しい 気 持 ちを 豊 かにもっていること 3.いじめ 問 題 解 決 の 基 本 的 観 点 いじめが 生 じない 学 校 教 育 が 理 想 である そのためには 子 ども 一 人 ひとりを 人 間 として 大 切 にし( 個 人 の 尊 厳 ( 教 育 基 本 法 ) 子 どもの 人 間 の 尊 厳 ( 子 どもの 権 利 条 約 )の 尊 重 ) 子 どもや 保 護 者 を 深 く 信 頼 して 教 育 を 行 うことが 重 要 である あわせて 学 校 の 自 由 と 共 同 の 保 障 競 争 教 育 の 解 決 少 人 数 学 級 無 償 教 育 など の 教 育 条 件 整 備 社 会 全 体 のいじめ 構 造 の 克 服 などが 不 可 欠 である いじめが 発 生 した 場 合 は 子 どもの 命 を 最 優 先 し 子 どもの 自 発 的 解 決 能 力 を 引 き 出 し 保 護 者 の 知 見 を 生 かし 学 校 ぐるみで 真 剣 に 取 り 組 む 必 要 がある Ⅱ 体 罰 問 題 1. 体 罰 問 題 の 現 状 大 阪 市 立 桜 宮 高 校 バスケットボール 部 の 生 徒 が 顧 問 教 諭 (19 年 間 在 任 )の 体 罰 ( 試 合 中 コートで 顔 を 平 手 でたたき 頭 を 殴 る 各 数 回 )を 受 けた 翌 日 の2012 年 12 月 23 日 に 自 宅 で 首 つり 自 殺 した( 遺 体 には 頬 のはれ 唇 の 裂 傷 の 痕 ) 生 徒 は 遺 書 と 顧 問 宛 て 手 紙 を 遺 す 翌 年 1 月 初 旬 からマスメディアが 一 斉 報 道 し 教 育 委 員 会 は2013 年 1 月 21 日 橋 下 市 長 の 要 請 を 受 け スポーツ 系 学 科 を 普 通 科 に 切 り 替 え 募 集 を 決 定 した 2012 年 12 月 25 日 柔 道 女 子 日 本 代 表 選 手 15 人 が 岡 田 隆 二 監 督 の 暴 言 暴 力 を 訴 える 嘆 願 書 を 提 出 し 全 日 本 柔 道 連 盟 は 2013 年 1 月 19 日 同 監 督 を 戒 告 の 懲 戒 処 分 とする 以 後 部 活 スポーツ 学 校 教 育 における 体 罰 暴 力 が 社 会 問 題 化 している 教 師 の 体 罰 の 調 査 は 不 在 であるが 小 中 高 校 の 生 徒 の 暴 力 行 為 の 発 生 件 数 (2011 年 度 )は5 万 5899 件 千 葉 県 3188 件 ( 全 国 3 位 )であり 教 師 の 暴 力 との 関 係 が 想 定 される 森 田 知 事 は2 月 8 日 の 県 議 会 で 愛 の 鞭 と 体 罰 は 違 う との 議 員 の 発 言 に 共 感 し 自 分 も ビンタ に 愛 情 を 感 じた との 体 験 をのべ その 考 えを 肯 定 している( 産 経 新 聞 2 月 10 日 ) 体 罰 は 違 法 行 為 であり それを 正 当 化 する 知 事 の 見 識 が 疑 われる 2. 体 罰 の 法 律 問 題 憲 法 : 基 本 的 人 権 の 尊 重 (11 条 ) 個 人 の 尊 重 (13 条 ) 4
教 育 基 本 法 : 個 人 の 尊 厳 ( 前 文 ) 人 格 の 完 成 (1 条 ) 学 校 教 育 法 11 条 : 体 罰 を 加 えることはできない 同 法 には 罰 則 規 定 はないが 刑 罰 ( 傷 害 致 死 罪 傷 害 罪 暴 行 罪 監 禁 罪 ) 行 政 罰 ( 公 務 員 の 法 令 遵 守 義 務 違 反 適 格 性 の 欠 如 ) 民 事 罰 ( 損 害 賠 償 )が 問 われる 子 どもの 権 利 条 約 28 条 : 学 校 の 規 律 が 子 どもの 人 間 の 尊 厳 の 適 合 する 方 法 であること 法 務 庁 意 見 児 童 懲 戒 権 の 限 界 について (1948 年 12 月 22 日 ): 体 罰 とは 身 体 に 対 する 侵 害 (なぐる ける 等 ) 肉 体 的 苦 痛 ( 長 時 間 の 端 座 直 立 等 ) 同 生 徒 に 対 する 体 罰 禁 止 に 関 する 教 師 の 心 得 (1949 年 8 月 2 日 ): 肉 体 的 苦 痛 の 例 ; 用 便 に 行 かせな いなど 遅 刻 した 生 徒 を 教 室 に 入 れず 授 業 を 受 けさせない 教 室 外 に 出 す 自 白 や 供 述 を 強 要 してはな らない ( 掃 除 当 番 などで) 不 当 な 差 別 待 遇 や 酷 使 はいけない などいずれも 体 罰 判 例 : 体 罰 禁 止 の 全 面 的 支 持 奈 良 県 中 学 生 殴 打 事 件 大 阪 高 裁 判 決 (1955 年 5 月 16 日 )= 殴 打 は 暴 行 罪 例 外 : 水 戸 五 中 体 罰 事 件 東 京 高 裁 判 決 (1976 年 4 月 1 日 )= 有 形 力 行 使 は かるくたたく 程 度 やそれ より やや 強 度 の 外 的 刺 激 は 許 容 される 教 師 の 有 形 力 行 使 が 正 当 防 衛 ( 民 法 720 条 ) 緊 急 避 難 ( 刑 法 36 条 )と 認 められる 条 件 は 生 徒 の 行 為 が 殺 傷 などの 不 法 行 為 で 教 師 や 第 3 者 の 権 利 を 防 衛 し 緊 急 已 むことを 得 ず 行 う 場 合 で 教 育 的 配 慮 をするこ とである 3. 体 罰 問 題 解 決 の 基 本 的 観 点 体 罰 は 憲 法 や 諸 法 規 に 反 する 人 権 人 格 侵 害 の 違 法 行 為 犯 罪 行 為 であることを 明 確 にし 厳 しく 禁 止 す るとともに 教 師 の 子 ども 一 人 ひとりを 人 間 として 大 切 にする 教 育 観 とそれに 基 づく 教 育 能 力 指 導 能 力 を 高 め る 三. 破 たんした 大 企 業 呼 び 込 み 型 の 県 政 から 地 元 企 業 地 場 産 業 の 支 援 賃 上 げ 雇 用 拡 大 を 促 進 する 県 政 で 暮 らしと 地 域 経 済 を 立 て 直 そう 1. 日 本 でも 千 葉 県 内 でも 賃 下 げと 雇 用 不 安 は 深 刻 です 現 在 日 本 では 賃 金 が 長 期 にわたって 減 り 続 け GDPも 減 り 続 け 深 刻 なデフレ 不 況 に 陥 っています こうし た 国 は 他 にありません 千 葉 県 でも 県 内 労 働 者 の 賃 下 げと 非 正 規 雇 用 や 違 法 無 法 な 解 雇 などの 雇 用 破 壊 が 深 刻 に 広 がっていま す そうした 中 で 県 民 一 人 当 たりの 所 得 も 1996 年 からの13 年 間 で 約 40 万 円 も 減 り( 県 統 計 課 県 民 経 済 計 算 2012 年 3 月 ) 千 葉 県 の 大 卒 者 の 就 職 内 定 率 も1 月 1 日 付 けで61%と 近 県 より 低 く 人 口 流 出 にもつながっ ています 賃 上 げと 雇 用 の 安 定 は 切 実 で 当 然 の 要 求 であり デフレ 不 況 を 打 開 するためにも 待 ったなしです 2. 森 田 県 政 がすすめる 大 企 業 呼 び 込 み 型 は 雇 用 破 壊 と 地 域 経 済 の 衰 退 財 政 悪 化 に 拍 車 をかけており 見 直 すべきです 大 企 業 を 誘 致 すれば 地 域 経 済 振 興 や 雇 用 確 保 につながるという 大 企 業 呼 び 込 み のやり 方 は 破 綻 してい ます 県 が50 億 円 の 補 助 金 で 茂 原 にIPSα 社 (のちにパナソニック 液 晶 ディスプレイ )を 誘 致 しましたが 7 年 余 り 5
で 撤 退 しました 同 社 に 働 く 約 1000 人 もの 非 正 規 雇 用 の 労 働 者 は 全 員 が 雇 い 止 め 約 400 人 の 正 社 員 は 全 員 が 兵 庫 県 姫 路 市 への 配 転 で 多 くが 退 職 を 余 儀 なくされるという 雇 用 破 壊 を 引 き 起 こしました それまで 県 が 交 付 した20 億 3 千 万 円 のうち 返 還 されたのは3.4 億 円 のみでした 雇 用 と 地 元 経 済 を 壊 し 財 政 悪 化 にも 拍 車 をかける こうした 大 企 業 の 呼 び 込 み 方 式 は 見 直 すべきです ところが 森 田 県 政 は 大 企 業 1 社 への 誘 致 補 助 金 50 億 円 を さらに70 億 円 に 引 き 上 げるという 逆 行 ぶりで す 3. 地 元 に 根 ざした 企 業 地 場 産 業 農 林 漁 業 を 総 合 的 に 支 援 してこそ 安 定 した 雇 用 と 仕 事 をつくり 出 すこと ができます それは 地 方 自 治 体 の 税 収 増 にもつながります 明 るい 会 三 輪 定 宣 は 以 下 の 点 で 県 政 の 転 換 をはかります 1 千 葉 県 の 恵 まれた 自 然 環 境 を 生 かし 自 然 エネルギーの 利 活 用 等 で 地 域 に 根 ざした 産 業 の 振 興 をすす め 雇 用 創 出 をはかります 自 然 環 境 を 守 り 生 かす 先 進 県 となって 原 発 ゼロ のメッセージと 一 体 に 世 界 に 発 信 します 2 大 企 業 も 中 小 企 業 も 共 存 共 栄 して 発 展 する 千 葉 県 経 済 をめざします 大 企 業 に 賃 金 や 雇 用 など 関 す る 社 会 的 役 割 を 果 たすよう 求 め 地 域 の 需 要 を 温 めながら 収 益 を 上 げられるようにします 県 の 中 小 企 業 振 興 条 例 を 実 効 あるものにし 不 況 の 中 で 経 営 難 とたたかっている 中 小 企 業 への 支 援 を 強 めます 3 国 に 対 して 賃 上 げと 雇 用 を 守 る 責 任 を 果 たすよう 関 係 する 法 改 正 も 含 めて 強 力 に 働 きかけます 4 公 契 約 条 例 の 制 定 住 宅 リフォーム 助 成 制 度 の 創 設 小 規 模 工 事 登 録 制 度 の 活 用 など 地 元 業 者 の 仕 事 づくりをすすめます 5 ゼネコンだけが 儲 かり 財 政 赤 字 と 県 民 負 担 を 増 大 させる 不 要 不 急 な 巨 大 開 発 は 見 直 し 保 育 所 や 特 養 ホ ームの 建 設 生 活 道 路 整 備 など 生 活 密 着 型 の 公 共 事 業 を 計 画 的 にすすめます 6 青 年 失 業 者 を 雇 用 した 企 業 への 就 職 奨 励 助 成 金 制 度 を 導 入 し 千 葉 県 が 発 注 する 公 契 約 における 賃 金 の 基 準 を 時 給 1000 円 以 上 にします 7 融 資 の 拡 充 信 用 保 証 制 度 の 改 善 貸 し 渋 り 貸 しはがし 防 止 条 例 ( 仮 称 ) の 制 定 など 中 小 零 細 企 業 の 経 営 を 支 えます 8 大 型 店 の 無 秩 序 な 出 退 店 を 規 制 し 商 店 街 支 援 予 算 を 大 幅 に 増 額 します 4. 北 朝 鮮 の 核 実 験 強 行 に 抗 議 核 兵 器 廃 絶 を 求 めます 2 月 12 日 北 朝 鮮 が2006 年 2009 年 に 続 く3 度 目 の 核 実 験 を 行 ったと 発 表 しました これは 北 東 アジア 全 体 の 平 和 と 安 全 を 脅 かし 国 際 社 会 での 核 兵 器 全 面 禁 止 の 流 れに 真 っ 向 から 反 するもので 憲 法 がいきる 明 るい 千 葉 県 をつくる 会 は 強 く 抗 議 します 今 回 の 行 為 は いかなる 口 実 によっても 正 当 化 されません 国 連 安 保 理 は この 間 北 朝 鮮 に 対 し 核 実 験 や 弾 道 ミサイルの 発 射 をしないよう 求 める 決 議 を 採 択 し 違 反 した 場 合 は 重 大 な 行 動 をとる 決 意 を 表 明 してきました 北 朝 鮮 は 国 際 社 会 の 一 員 として 一 切 の 核 ミサイ ル 開 発 を 即 時 中 止 し 朝 鮮 半 島 非 核 化 へ 誠 実 に 努 力 すべきです 国 際 紛 争 の 平 和 的 解 決 は 国 際 社 会 のルー ルです 北 朝 鮮 による 核 実 験 をはじめとした 軍 事 力 による 対 応 は 緊 張 をエスカレートさせるだけです また 日 本 も 憲 法 をじゅうりんする 集 団 的 自 衛 権 の 行 使 などに 走 ってはなりません 朝 鮮 半 島 の 核 問 題 は 米 国 韓 国 日 本 ロシア 中 国 北 朝 鮮 で 構 成 する 六 カ 国 協 議 で 継 続 的 に 話 し 合 わ 6
れてきました これを 国 際 的 努 力 で 再 開 させ 話 し 合 いのテーブルに 北 朝 鮮 をつかせることが 大 切 です 被 爆 国 日 本 が 行 動 すれば 米 国 ロシアなど 核 保 有 国 も 動 く 核 保 有 国 が 自 身 の 核 保 有 を 棚 上 げにして 他 国 に 核 放 棄 を 迫 っても 説 得 力 がありません 国 際 社 会 にお ける 核 兵 器 全 面 禁 止 の 流 れを 強 めてこそ 北 朝 鮮 の 核 問 題 を 根 本 から 解 決 し 北 東 アジアの 平 和 をつくること ができます この 間 核 兵 器 禁 止 条 約 の 交 渉 開 始 を 求 める 国 連 総 会 決 議 は 支 持 を 広 げ 4つの 核 保 有 国 が 賛 成 していま す 昨 年 は これまでで 最 多 の135カ 国 の 賛 成 で 採 択 されました 背 を 向 けているのは 一 握 りの 核 保 有 国 と その 同 盟 国 です 日 本 は 米 国 の 核 の 傘 依 存 をあらため 唯 一 の 被 爆 国 として 核 兵 器 全 面 禁 止 を 提 唱 するべきです 核 兵 器 廃 絶 を 求 める 県 内 の 自 治 体 首 長 は54 自 治 体 中 52 自 治 体 です 三 輪 定 宣 は 北 朝 鮮 の 核 実 験 強 行 に 抗 議 するとともに 千 葉 県 から 核 兵 器 廃 絶 を 求 める 運 動 をおこします ( 憲 法 がいきる 明 るい 千 葉 県 をつくる 会 2013 年 2 月 21 日 ) 7