発 達 障 がいに 関 するアンケート 調 査 結 果 1 調 査 目 的 障 害 福 祉 課 県 では 発 達 障 がいに 関 する 正 しい 理 解 と 認 識 を 深 めていただくため 理 解 啓 発 事 業 を 推 進 しておりますが 発 達 障 がいについて 県 民 の 皆 さんの 意 識 を 把 握 し より 効 果 的 な 啓 発 の 方 法 など 今 後 の 施 策 の 基 礎 資 料 とするため 県 政 モニターの 皆 さんを 対 象 に 発 達 障 がいに 対 す る 認 知 や 施 策 に 対 する 率 直 なご 意 見 やご 感 想 を 伺 いました 2 調 査 対 象 など 調 査 対 象 : 県 政 モニター 485 人 (うちモニター 263 人 ) 調 査 方 法 : 郵 送 及 び 調 査 期 間 : 平 成 27 年 6 月 下 旬 から7 月 上 旬 回 収 結 果 : 408 人 ( 回 答 率 84.1%) 構 成 比 はパーセントで 表 し 小 数 点 以 下 第 二 位 を 四 捨 五 入 して 算 出 しています そのため 合 計 が0%にならない 場 合 があります 3 結 果 概 要 発 達 障 がいの 認 知 について 発 達 障 がいのうち 自 閉 症 については96.8%と 認 知 度 は 高 い 学 習 障 害 は6 4.5% アスペルガー 症 候 群 も62.0%と 約 6 割 の 認 知 であった 注 意 欠 陥 多 動 性 障 害 や チック(トゥレット 症 候 群 ) は 約 5 割 の 認 知 であった 一 方 聞 いたことはない は1.5%と 発 達 障 がいを 全 く 知 らない 方 は 少 ない ただし の 発 達 障 がいで ダウン 症 や 境 界 性 人 格 障 害 統 合 失 調 症 を あげる 方 もみえ 聞 いたことはあるが 正 しく 知 らない 可 能 性 がある 発 達 障 がいを 知 った 機 会 より 一 層 知 る 機 会 について 発 達 障 がいを 知 った 機 会 としては が70.6%と 最 も 高 く 新 聞 雑 誌 本 啓 発 パンフレットなど が64.2%と 続 いた 学 校 職 場 発 達 障 がいの 方 が 身 近 にいる(いた) 家 族 友 人 はそれぞれ30.9% 30.4% 2となり 身 近 なところから 知 るよりも テレビなどの 映 像 や 新 聞 などの 印 刷 物 から 知 ることの 方 が 多 いことがわかる 発 達 障 がいに 関 する 講 演 会 や 研 修 会 は14.5%と 設 問 の 中 では 一 番 割 合 が 低 くなった 発 達 障 がいをより 一 層 知 る 機 会 としても が70.1% 新 聞 雑 誌 本 啓 発 パンフレットなど が66.9%と 高 くなったが 学 校 等 での 説 明 会 が55. 6% 専 門 家 による 講 演 会 や 研 修 会 が38.2%と 知 った 機 会 よりも 数 値 が 高 くなっ た 県 が 力 を 入 れるべきと 考 える 施 策 について 相 談 支 援 の 充 実 と 雇 用 就 労 の 充 実 がともに70.3%と 最 も 多 い 次 いで 施 設 医 療 の 充 実 が69.6% 生 活 支 援 の 充 実 が68.1%と 続 いてい る 教 育 の 充 実 は59.3% 社 会 参 加 の 促 進 は50.0%となっている
4 回 答 者 属 性 (1) 性 別 人 数 構 成 比 男 性 女 性 176 228 4 43.1% 55.9% 1.0% 計 408 0.0% 1% 男 性 43.1% 女 性 55.9% (2) 年 代 別 人 数 構 成 比 20 歳 代 41.0% 30 歳 代 70 17.2% 40 歳 代 96 23.5% 50 歳 代 88 21.6% 60 歳 代 84 20.6% 70 歳 以 上 25 6.1% 4 1.0% 計 408 0.0% 70 歳 以 上 6.1% 60 歳 代 20.6% 50 歳 代 21.6% 1.0% 20 歳 代.0% 30 歳 代 17.2% 40 歳 代 23.5% (3) 居 住 圏 域 別 人 数 構 成 比 岐 阜 圏 域 203 49.8% 西 濃 圏 域 60 14.7% 中 濃 圏 域 64 15.7% 東 濃 圏 域 62 15.2% 飛 騨 圏 域 15 3.7% 4 1.0% 計 408 0.0% 飛 騨 3.7% 中 濃 15.7% 東 濃 15.2% 西 濃 14.7% 岐 阜 49.8% 1.0%
5 調 査 結 果 問 1 発 達 障 がい はさまざまな 障 がいを 含 みます あなたが 次 の 中 から 聞 いたことがある ものを すべてあげてください ( 複 数 回 答 ) 回 答 者 408 人 自 閉 症 アスペルガー 症 候 群 注 意 欠 陥 多 動 性 障 害 学 習 障 害 チック(トゥレット 症 候 群 ) 吃 音 症 の 発 達 障 がい 聞 いたことはない 395 96.8% 253 62.0% 214 5 263 64.5% 202 181 49.5% 44.4% 15 3.7% 6 1.5% 1,529-0 50 0 150 200 250 300 350 400 450 自 閉 症 アスペルガー 症 候 群 注 意 欠 陥 多 動 性 障 害 学 習 障 害 チック(トゥレット 症 候 群 ) 吃 音 症 の 発 達 障 がい 聞 いたことはない 15 3.7% 6 1.5% 214 5 202 49.5% 181 44.4% 253 62.0% 263 64.5% 395 96.8% の 発 達 障 がい( 記 載 があったもの) ダウン 症 境 界 性 人 格 障 害 統 合 失 調 症 広 汎 性 発 達 障 害 計 7 人 問 2 あなたは 発 達 障 がい について 何 から 知 りましたか 次 の 中 から 該 当 する ものを すべてあげてください ( 複 数 回 答 ) 回 答 者 408 人 発 達 障 がいに 関 する 講 演 会 や 研 修 会 発 達 障 がいの 方 が 身 近 にいる(いた) 家 族 友 人 学 校 職 場 288 70.6% 262 64.2% 59 14.5% 7 26.2% 124 30.4% 92 2 126 30.9% 12 2.9% 1,070 -
0 50 0 150 200 250 300 350 発 達 障 がいに 関 する 講 演 会 や 研 修 会 発 達 障 がいの 方 が 身 近 にいる(いた) 家 族 友 人 学 校 職 場 12 2.9% 59 14.5% 7 26.2% 124 92 30.4% 2 126 30.9% 288 70.6% 262 64.2% ( 記 載 があったもの) ボランティア 活 動 を 通 じて 隣 人 精 神 科 の 看 護 師 なので 普 段 勉 強 している 保 育 士 の 受 験 勉 強 で 知 った 家 族 の 友 人 の 子 供 が 発 達 障 がいと 聞 いた 以 前 子 どもが 通 院 していた 病 院 マタニティースクール 等 の 子 育 て 講 座 発 達 障 がいの 人 とのふれあい 家 の 向 かいに 施 設 がある 医 療 従 事 者 としての 知 識 教 員 なので 特 別 支 援 のことも 大 学 時 代 勉 強 しました 級 友 ( 昔 は1 学 年 60 人 で 特 殊 学 級 はなかった ) 問 3 あなたは 発 達 障 がい をより 一 層 知 る 機 会 として どのようなものが あるとよいですか 次 の 中 から 該 当 するものをすべてあげてください ( 複 数 回 答 ) 回 答 者 408 人 専 門 家 による 講 演 会 や 研 修 会 学 校 等 での 説 明 会 286 273 156 227 125 1,077 70.1% 66.9% 38.2% 55.6% 30.6% - 専 門 家 による 講 演 会 や 研 修 会 学 校 等 での 説 明 会 0 50 0 150 200 250 300 350 125 30.6% 156 38.2% 227 55.6% 286 70.1% 273 66.9% のうち 記 載 のあった 主 なもの 電 車 のつり 広 告 企 業 に 対 する 研 修 会 1 才 児 3 才 児 健 康 診 断 ( 発 達 障 がいの 方 との) 交 流 会 発 達 障 がいを 対 象 とした 事 業 所 の 見 学 障 がいの 方 と 接 点 が 持 てる 場 で 正 しい 知 識 を 得 られる 場 所
問 4 あなたは 発 達 障 がいのある 人 が 安 心 して 暮 らせる 地 域 を 作 るため 県 がどの ようなことに 力 を 入 れるべきだと 思 いますか 次 の 中 から 該 当 するものをすべてあげて ください ( 複 数 回 答 ) 回 答 者 408 人 相 談 支 援 の 充 実 施 設 医 療 の 充 実 生 活 支 援 の 充 実 教 育 の 充 実 雇 用 就 労 の 促 進 社 会 参 加 の 促 進 わからない 287 70.3% 284 69.6% 278 68.1% 242 59.3% 287 70.3% 204 50.0% 5 1.2% 1,597-0 50 0 150 200 250 300 350 相 談 支 援 の 充 実 施 設 医 療 の 充 実 生 活 支 援 の 充 実 教 育 の 充 実 雇 用 就 労 の 促 進 社 会 参 加 の 促 進 わからない 5 1.2% 204 50.0% 242 59.3% 287 70.3% 284 69.6% 278 68.1% 287 70.3% のうち 記 載 のあった 主 なもの 障 がい 者 のことを 正 しく 理 解 してもらうための 一 般 市 民 への 啓 もう 差 別 のない 社 会 づくり 発 達 障 がいのある 方 達 のための 交 流 の 場 づくり 発 達 障 がいについての 知 識 が 不 十 分 なため 偏 見 差 別 が 生 まれないよう 情 報 知 識 を 広 く 発 信 してほしい セミナーなどは 発 達 障 がいの 関 係 者 向 け もしくは 知 りたい 人 向 けなので 知 らない 人 や 関 心 のない 人 に 知 ってもらうことが 必 要 発 達 障 がい 者 の 家 族 の 不 安 を 取 り 除 くカウンセラーと 具 体 的 な 知 識 の 提 供 障 がい 者 以 外 の 周 りの 人 へ 障 がいに 関 する 知 識 の 普 及 周 囲 の 人 々の 思 いやり 見 守 り ボーダーラインの 人 たちへの 配 慮 政 策
問 5 発 達 障 がい 者 支 援 について ご 意 見 ご 要 望 などがございましたら お 聞 かせください ( 主 な 意 見 ) 広 報 啓 発 について 正 しい 理 解 が 何 より 必 要 対 象 者 がどんな 環 境 にいるかにもよりますが 障 がいのな い 人 にその 存 在 を 理 解 してもらう 必 要 があると 感 じます 外 見 からでは 判 断 できない 障 がいをもつ 方 がいることを 誰 もが 持 つべき 知 識 として 周 知 できるよう 学 校 などでも 徹 底 してほしい 岐 阜 の 子 供 は 偏 見 を 持 たない 大 人 になれるよう 県 として 取 り 組 んでほしい 理 解 が 一 番 の 課 題 ではないかと 思 います やはり ここが 進 むかどうかで そこ から 先 が 変 わってくるからです 発 達 障 がいについての 一 般 の 認 識 度 はまだまだ 低 い 気 がする 行 政 を 中 心 として 啓 発 活 動 が 必 要 に 思 う 発 達 障 がいについての 理 解 は 実 際 に 出 会 わないと 分 からないと 思 います 一 般 の 人 に 理 解 してもらうことは 難 しいのでは 発 達 障 がい 者 でない 人 は 理 解 できないことが 多 いので 新 聞 や チラ シ 等 人 の 目 につくところに 特 集 をして 教 えていただきたい 早 期 発 見 早 期 療 育 ( 地 域 療 育 レベルの 向 上 )について 発 達 障 がい 児 の 早 期 の 発 見 ( 乳 幼 児 健 診 3 歳 5 歳 児 検 診 での 対 応 ) 及 び 早 期 療 育 の 開 始 が 重 要 であると 考 えます 乳 児 期 幼 児 期 の 対 応 でかなり 違 いがでると 考 えま 乳 幼 児 検 診 が 強 化 されているが もっと 検 診 の 機 会 を 増 やして 乳 幼 児 のうちから 支 援 があるとよい 療 育 施 設 を 各 市 町 村 にもっと 増 やしたり 就 学 後 もフォローが 受 けら れる 環 境 があるとよいと 思 う 発 達 障 がいと 診 断 されたときに 気 軽 に 相 談 できる 機 関 が 充 実 していることが 大 切 で す 早 く 専 門 家 のもとで 対 応 していけば 大 人 になっても 問 題 なく 生 活 していける 人 が 多 数 だと 思 います 教 育 について ボーダーラインの 場 合 公 立 の 学 校 では 特 別 支 援 か 普 通 学 級 かのみの 選 択 を 迫 られ る 普 通 クラスで 学 習 面 生 活 面 ( 現 状 では 生 活 しかつかない)のアシスタントの 先 生 をつける または 特 に 差 が 出 やすい 算 数 数 学 のみ 支 援 を 受 けられる 制 度 が 必 要 幼 小 中 高 の 教 員 達 への 障 がい 者 支 援 の 教 育 の 充 実 特 に 小 学 校 教 員 発 達 障 がい 児 へ の 教 育 は 難 しくて 教 育 者 の 知 識 がない 場 合 子 どもの 心 身 の 成 長 を 妨 げ 社 会 適 応 の できない 人 間 になってしまう 可 能 性 があります 又 教 育 者 自 身 も 指 導 がうまくいか ず 自 信 喪 失 につながってしまうと 考 えます 教 員 になる 人 間 への 教 育 を 増 やしてほ しいです 特 別 に 皆 に 迷 惑 をかける 子 ならいけませんが 普 通 に 生 活 できる 子 どもでしたら 特 別 学 級 等 に 入 れないで 普 通 学 級 で 学 ばせる 方 が 良 いと 思 います なぜなら 他 の 子 どもを 見 て 成 長 することが 多 いですから 障 がいの 軽 い 子 が 普 通 学 級 に 入 りたいと 親 も 子 も 願 うと 思 いますが クラスメートに 危 害 が 及 ぶようなことが 生 じない 様 な 支 援 教 育 を 考 えてもらいたい 成 人 期 の 支 援 について 卒 業 後 の 生 活 自 立 や 就 職 に 関 して なるべく 両 親 に 負 担 がかからないよう 援 助 する 体 制 作 りを 検 討 してほしい 受 け 入 れ 施 設 住 環 境 の 整 備 について 支 援 が 必 要 です 特 に 親 が 生 きている 間 は 面 倒 を 見 られる 人 がいるのでよいが 親 が 死 んだ 後 の 障 が い 者 への 支 援 成 年 後 見 等 の 活 用 を 普 及 させてもらいたい 発 達 障 がいのある 方 が 安 心 して 暮 らすことができ またその 家 族 についてもケアで きるような 環 境 づくりをしていただきたい
就 労 支 援 について 一 番 の 課 題 は 就 労 が 出 来 ずに 負 担 が 家 族 にかかってしまう 事 です 就 労 して 報 酬 と 年 金 で 人 間 らしい 生 活 が 送 れる 事 が 望 ましい 養 護 学 校 に 勤 務 しています 就 職 先 に 困 っている 子 がたくさんいます 適 応 できずや めてしまう 子 もいます 職 場 の 理 解 や 支 援 が 足 りないとも 感 じます 補 助 金 をだした り 企 業 が 積 極 的 に 雇 用 できるようにしてほしい 障 がい 者 であっても 社 会 に 貢 献 できる 制 度 や 職 場 の 安 定 を 図 るようにすれば 自 治 体 が 負 担 する 費 用 も 減 るのではないでしょうか 障 がい 者 だからではなく 障 がい 者 でも 関 係 なく 働 ける 環 境 を 望 みます 企 業 に 障 がい 者 枠 がありますが 条 件 をクリア した 場 合 のみ 採 用 されると 聞 きます 個 々にレベルの 差 はあっても 人 が 働 く 上 での 対 価 を 得 て 暮 らしていける 制 度 を 確 立 して 頂 きたい 家 族 支 援 について 発 達 障 がいの 子 がいると 家 族 は 本 当 に 大 変 だと 思 います その 家 族 を 支 えることも やってほしい 発 達 障 がい 者 だけでなく その 家 族 に 対 するケア 教 育 相 談 についても 力 を 入 れて 欲 しい また 正 しい 情 報 と 必 要 な 情 報 を 的 確 に 届 ける 事 が 出 来 る 環 境 も 大 切 だと 思 います 支 援 機 関 について 子 供 が 発 達 障 がいをもっています 小 学 校 にあがると 相 談 機 関 も 減 り あっても 混 み 合 って 予 約 がとれません 生 涯 にわたって 気 軽 に 相 談 できるところがあるとありがた い 就 業 できるかも 不 安 です 就 職 支 援 も 充 実 させてほしいですし 訓 練 機 関 も 県 営 でほしいです 発 達 障 がい 者 の 方 についても 難 病 と 同 じく 当 事 者 及 びその 家 族 だけにしかわからな い 苦 しみが 多 々あると 思 います そういった 方 たちへの 支 援 策 として 上 記 政 策 はどれ も 非 常 に 重 要 であると 思 いますので 今 後 更 なる 取 り 組 みを 期 待 しています 発 達 障 がいといっても 様 々ですし 難 しい 問 題 がたくさんあると 思 いますが やはり 大 切 なのは 周 りの 人 がどれだけおおらかであるか 一 緒 に 生 活 していける 社 会 である かということだと 思 います ( 発 達 障 がいがあるないに 関 わらず) 社 会 のあり 方 がど れだけ 寄 り 添 えるか 大 きな 課 題 だと 思 います 実 際 病 気 の 事 を 知 らず 親 はクリニックや 病 院 学 校 相 談 支 援 所 等 に 行 かず 放 置 することがあります ( 病 院 にかかりたくても 親 は 世 間 ( 近 所 )の 目 を 気 にしすぎ てかからない) 受 診 しやすい 環 境 や 相 談 しやすい 環 境 の 整 備 をしていただきたい