日 本 の 成 人 の 読 解 力 と 数 的 思 考 力 は 参 加 中 1 位 となった 日 本 の 成 人 の IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 平 均 並 みだった 日 本 は 成 人 力 調 査 の 読 解 力 が 上 位 3 レベルとなった 生 産 年 齢 (16~65



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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

定款  変更

39_1

Transcription:

日 本 主 な 問 題 点 日 本 の 成 人 の 読 解 力 と 数 的 思 考 力 の 習 熟 度 は 参 加 国 中 1 位 となった 日 本 の 成 人 の IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 平 均 並 みであった 日 本 では 若 年 層 の 成 人 の 得 点 が この 分 野 で 平 均 以 下 であった 日 本 の 成 人 の 情 報 処 理 能 力 の 習 熟 度 は 比 較 的 均 等 で 中 高 年 層 と 若 年 層 高 学 歴 者 と 低 学 歴 者 の 間 の 得 点 差 はわずかだった 日 本 人 女 性 のスキルは 十 分 活 用 されていない 日 本 人 女 性 の 読 解 力 と 数 的 思 考 力 は 高 いが 労 働 力 参 加 率 は 低 い こうした 高 い 習 熟 度 を 経 済 成 長 と 人 々の 幸 福 に 転 換 するためには 能 力 を 最 大 限 利 用 する 必 要 が ある 日 本 の 雇 用 主 は 人 材 の 能 力 を 最 大 限 活 用 しているようには 見 えない そして 習 熟 度 への 見 返 りは 賃 金 と 雇 用 率 の 上 昇 の 点 から 見 ると 他 の 参 加 国 より 低 い 調 査 成 人 のスキル 調 査 は 3 つの 主 な 情 報 処 理 能 力 における 生 産 年 齢 の 成 人 の 習 熟 度 の 実 態 を 明 らかにする 読 解 力 - 文 書 を 理 解 し 適 切 に 対 応 する 能 力 数 的 思 考 力 - 数 と 数 学 の 概 念 を 利 用 する 能 力 IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 (デジタル 環 境 でアクセス 変 換 伝 達 された 情 報 にアクセスし 解 釈 し 分 析 する 能 力 ) 習 熟 度 は 500 点 をレベルに 分 けて 表 示 される 各 レベルは 特 定 の 得 点 を 得 た 者 ができることを 簡 潔 に 示 し ている 読 解 力 と 数 的 思 考 力 は 6 段 階 の 習 熟 度 (レベル1 未 満 とレベル1~5) IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 4 段 階 の 習 熟 度 (レベル1 未 満 とレベル1~3)で 評 価 される 調 査 はまた 回 答 者 の 職 場 や 日 常 生 活 におけるスキルの 利 用 教 育 言 語 また 社 会 的 背 景 労 働 市 場 への 参 加 彼 らの 幸 福 の 他 の 側 面 について 多 くの 情 報 を 提 供 している 成 人 のスキル 調 査 は 2011 年 8 月 から 2012 年 2 月 にかけて 実 施 された 16 歳 から 65 歳 の 成 人 約 5200 人 が 調 査 に 参 加 した

日 本 の 成 人 の 読 解 力 と 数 的 思 考 力 は 参 加 中 1 位 となった 日 本 の 成 人 の IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 平 均 並 みだった 日 本 は 成 人 力 調 査 の 読 解 力 が 上 位 3 レベルとなった 生 産 年 齢 (16~65 歳 )の 成 人 の 割 合 が 参 加 国 中 で 最 高 である 日 本 の 成 人 の 48.6%が 読 解 力 でレベル 3 の 評 価 を 受 け 同 22.6%が 同 分 野 でレベル 4/5 の 評 価 を 受 けている 日 本 の 成 人 は 数 的 思 考 力 でも 同 様 の 好 結 果 を 達 成 し 43.7%がレベル 3 18.9%がレベル 4/5 に 達 している また 日 本 はこの 2 つの 分 野 においてレベル 1 以 下 の 者 の 割 合 が 最 も 少 なかった IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 はいわゆる コンピューター リテラシー スキル(ICT ツールとアプリケー ションを 利 用 する 能 力 など)と 問 題 を 解 決 するための 認 識 力 の 交 差 点 である 日 本 の 成 人 の IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 平 均 並 みである レベル 2 の 評 価 を 受 けた 日 本 の 成 人 は 26.3%にも 達 し レベル 3 の 者 は 8.3%だった 日 本 はコンピュー タを 使 った 経 験 がない 成 人 の 割 合 (10.2%)が 比 較 的 高 いことが 特 徴 である また 相 対 的 に 大 きな 割 合 の 日 本 人 がコンピュータを 利 用 した 経 験 がある(15.9%)にもかかわらず コンピュータ 調 査 を 拒 否 した その 理 由 は 明 らかではない 若 年 層 の 成 人 は IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 の 分 野 で 平 均 以 下 だった 16~24 歳 の 日 本 人 の 問 題 解 決 能 力 における 習 熟 度 レベルは 中 高 年 者 層 を 上 回 った しかし 他 の 参 加 国 の 同 齢 集 団 より 劣 っていた レベル 2 と 3 の 評 価 を 受 けた 16~24 歳 の 日 本 人 の 割 合 (45.8%)は 平 均 以 下 で 首 位 の 国 々( 韓 国 とフィンランド)の 割 合 を 16~18% 下 回 った 日 本 の 成 人 の 情 報 処 理 能 力 の 習 熟 度 は 比 較 的 均 等 で 中 高 年 層 と 若 年 層 高 学 歴 者 と 低 学 歴 者 などの 集 団 間 でほとんど 差 はなかった 読 解 力 と 数 的 思 考 力 における 日 本 の 成 人 の 全 体 的 な 評 価 が 高 いのは 若 年 層 と 中 高 年 層 の 両 方 にあてはま る 日 本 が 他 の 参 加 国 と 異 なる 点 は 最 高 齢 層 の 習 熟 度 が 非 常 に 高 いことである 読 解 力 と 数 的 思 考 力 における 16~24 歳 の 成 人 の 平 均 習 熟 度 は 参 加 国 中 では 最 高 だが それはフ ィンランド 韓 国 およびオランダの 同 年 齢 の 集 団 と 同 程 度 である しかし 日 本 の 45~54 歳 と 55~65 歳 の 平 均 習 熟 度 は 他 の 参 加 国 の 同 年 齢 層 の 習 熟 度 を 大 きく 上 回 っている 高 等 教 育 を 受 けた 日 本 の 成 人 の 習 熟 度 は 受 けていない 成 人 の 習 熟 度 より 高 いが その 差 は 小 さく 日 本 は 低 学 歴 者 の 読 解 力 を 高 めるだけでなく 高 学 歴 者 と 低 学 歴 者 の 習 熟 度 の 差 を 最 小 限 に 抑 えることができて いると 言 える OECD 2

読 解 力 では 高 等 教 育 を 受 けた 成 人 の 得 点 は 中 卒 者 の 得 点 を 約 32.7 点 上 回 っている この 得 点 差 は 参 加 国 中 最 も 低 い 日 本 の 中 卒 者 の 習 熟 度 は 参 加 国 最 高 だった 日 本 人 女 性 のスキルは 活 用 されていない 読 解 力 と 数 的 思 考 力 におけるこうした 女 性 の 習 熟 度 は 高 いが 労 働 力 参 加 率 は 低 い 男 性 よりやや 劣 っているとはいえ 日 本 人 女 性 の 読 解 力 と 数 的 思 考 力 の 習 熟 度 は 国 際 的 に 最 高 レベルにランクされる 日 本 人 女 性 の 極 端 に 高 い 非 就 業 率 の 点 から 見 て これは 日 本 は 質 の 高 い 人 的 資 本 が 利 用 されていないことを 示 している 十 分 な 保 育 援 助 と 課 税 政 策 を 通 じて 日 本 人 女 性 が 職 業 と 家 庭 生 活 を 両 立 できるような 政 策 を 設 定 する 必 要 がある 習 熟 度 への 社 会 的 背 景 の 影 響 は 参 加 国 中 最 も 小 さかった OECD 3

図 2.1. 読 解 力 の 習 熟 度 読 解 力 の 習 熟 度 レベル 別 分 布 日 本 フィンランド オランダ スウェーデン オーストラリア ノルウェー エストニア スロバキア フランドル(ベルギー) カナダ チェコ 平 均 デンマーク 韓 国 イングランド/ 北 アイルランド ドイツ 米 国 オーストリア ポーランド アイルランド フランス スペイン イタリア 1.2 0.0 2.3 0.0 1.9 2.2 0.4 0.3 5.2 0.9 0.6 1.2 0.4 0.3 1.4 1.5 4.2 1.8 0.0 0.5 0.8 0.8 0.7 100 80 60 40 20 0 20 40 60 80 100 欠 損 レベル1 未 満 レベル 1 レベル2 レベル 3 レベル 4/5 % レベル3およびレベル4/5を 合 計 した 成 人 の 割 合 の 高 い 順 に 表 示 注 : 欠 損 には 言 語 上 の 問 題 や 学 習 精 神 障 害 により 習 熟 度 を 測 定 する 背 景 を 十 分 提 供 できなかった 成 人 を 含 む ( 言 語 上 の 問 題 による 不 回 答 ) 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)(2012) 表 A2.1 OECD 4

図 2.5. 数 的 思 考 力 の 習 熟 度 16~65 歳 の 成 人 の 数 的 思 考 力 の 習 熟 度 レベル 別 分 布 日 本 フィンランド スウェーデン オランダ ノルウェー デンマーク スロバキア フランドル(ベルギー) チェコ オーストリア ドイツ エストニア 平 均 オーストラリア カナダ 韓 国 イングランド/ 北 アイルランド ポーランド フランス 1.2 0.0 0.0 2.3 2.2 0.4 0.3 5.2 0.6 1.8 1.5 0.4 1.2 1.9 0.9 0.3 1.4 0.0 0.8 アイルランド 0.5 米 国 イタリア スペイン 4.2 0.7 0.8 100 80 60 40 20 0 20 40 60 80 100 欠 損 レベル1 未 満 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4/5 % レベル3およびレベル4/5を 合 計 した 成 人 の 割 合 の 高 い 順 に 表 示 注 : 欠 損 には 言 語 上 の 問 題 や 学 習 精 神 障 害 により 習 熟 度 を 測 定 する 背 景 を 十 分 提 供 できなかった 成 人 を 含 む ( 言 語 上 の 問 題 による 不 回 答 ) 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)(2012) 表 A2.5 OECD 5

図 2.10a. ITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 の 習 熟 度 16~65 歳 のIT 習 熟 度 レベル 別 分 布 スウェーデン フィンランド オランダ ノルウェー デンマーク オーストラリア カナダ ドイツ イングランド/ 北 アイルランド 日 本 フランドル(ベルギー) 平 均 チェコ オーストリア 米 国 韓 国 エストニア スロバキア アイルランド ポーランド 5.7 9.7 4.5 6.7 6.4 13.7 6.3 6.1 4.5 15.9 4.7 10.2 12.1 11.3 6.3 5.4 15.8 12.2 17.4 23.8 スペイン イタリア フランス 10.7 14.6 11.6 100 80 60 40 20 0 20 40 60 80 100 Percent コンピュータ 調 査 を 拒 否 レベル1 未 満 欠 損 レベル1 ICT 基 礎 テストに 不 合 格 またはコンピュータ 経 験 なし レベル2 レベル3 レベル2およびレベル3を 合 計 した 成 人 の 割 合 の 高 い 順 に 表 示 注 : 欠 損 には 言 語 上 の 問 題 や 学 習 精 神 障 害 により 習 熟 度 を 測 定 する 背 景 を 十 分 提 供 できなかった 成 人 を 含 む ( 言 語 上 の 問 題 による 不 回 答 ) また 調 査 に 使 用 したコンピュータの 技 術 的 問 題 により ITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 の 評 価 を 完 了 できなかった 者 も 含 む フランス イタリア スペインは ITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 の 調 査 に 参 加 しなかった 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)(2012) 表 A2.10a OECD 6

図 3.1(L) 読 解 力 と 回 答 者 の 属 性 の 関 係 異 なる 属 性 間 の 読 解 力 の 得 点 差 得 点 の 差 80 日 本 平 均 60 40 20 0 年 齢 学 歴 親 の 学 歴 職 業 注 : 推 定 は 対 比 するカテゴリの2つの 平 均 値 を 示 す 格 差 は16~24 歳 から55~65 歳 を 引 いたもの( 年 齢 ) 高 等 教 育 から 後 期 中 等 教 育 未 満 を 引 いたもの( 教 育 ) 少 なくとも 片 親 が 高 等 教 育 を 受 けた 人 の 点 数 から 両 親 とも 後 期 中 等 教 育 を 受 けていない 人 の 点 数 を 引 いたもの( 両 親 の 学 歴 )および 熟 練 労 働 者 から 単 純 労 働 を 引 いたもの( 職 業 ) 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC) (2012), 表 A3.2(L), 表 A3.6(L), 表 A3.9(L), 表 A3.15(L) および 表 A3.19(L). 日 本 の 雇 用 主 は 人 材 の 能 力 を 活 かしきれていない これは 若 者 が 質 の 高 い 仕 事 を 見 つけ るのを 困 難 にする 労 働 市 場 の 二 重 構 造 が 原 因 の 一 端 と 考 えられる 日 本 人 の 文 章 能 力 の 利 用 は 参 加 国 中 最 高 レベルだが 職 場 での 数 的 思 考 力 と 読 解 力 の 利 用 は 平 均 並 みである 職 場 での ICT と 問 題 解 決 能 力 の 利 用 も IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 における 日 本 人 成 人 の 平 均 習 熟 度 と 比 較 した 場 合 低 い これに 即 して 相 当 な 割 合 (10% 近 く)の 日 本 人 が 仕 事 で 要 求 される 読 解 力 が 自 身 の 読 解 力 より 低 い 職 に 就 いている これは 日 本 で 若 者 が 質 の 高 い 仕 事 を 見 つけられない 労 働 市 場 の 二 重 構 造 化 が 生 じているためと 考 えられる OECD 7

図 4.1. 職 場 での 情 報 処 理 スキルの 利 用 平 均 利 用 2.5 日 本 Average 2 1.5 1 0.5 0 注 :スキル 利 用 の 指 標 は 調 査 標 本 全 体 で 平 均 値 2 標 準 偏 差 1と 標 準 化 されている 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)(2012) 表 A4.1 情 報 処 理 能 力 の 習 熟 度 の 高 さは 就 労 と 賃 金 にプラスになる 日 本 では 賃 金 分 布 の 圧 縮 により 習 熟 度 の 高 さの 賃 金 への 影 響 は 他 の 参 加 国 より 限 定 的 である すべての 参 加 国 において 読 解 力 数 的 思 考 力 および IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 でレベル 1 また はレベル 1 未 満 だった 成 人 の 雇 用 率 はより 高 く 非 就 業 率 はより 低 い 日 本 では 全 ての 習 熟 度 レベルを 比 較 した 雇 用 率 の 差 は 参 加 国 中 最 も 小 さい すなわち レベル 1 またはレベル 1 未 満 の 回 答 者 の 雇 用 率 は 67%と 平 均 以 上 だが レベル 4 または 5 の 回 答 者 の 雇 用 率 は 75%と 平 均 以 下 である 2 つのレベル 間 の 差 は 例 えば 同 一 の 2 つのレベル 間 の 雇 用 率 の 差 が 約 20%ある 米 国 よりはかなり 小 さい 習 熟 度 が 高 い 成 人 の 非 就 業 率 は 21%と 参 加 国 中 で 比 較 的 高 いが これは 習 熟 度 にかかわらず 女 性 の 就 労 率 の 低 さによるものと 思 われる 読 解 力 がレベル 4 または 5 で 最 も 高 い 賃 金 を 受 け 取 っている 日 本 人 は レベル 1 またはレベル 1 未 満 の 人 よりも 約 70% 多 く 稼 いでいる しかし 習 熟 度 が 異 なるレベルにある 人 々の 賃 金 分 布 が 大 幅 に 重 複 している 例 えば 日 本 では 読 解 力 がレベル 2 の 中 央 値 にある 人 の 所 得 は レベル 5 で 低 賃 金 の 労 働 者 の 所 得 よりも 高 い これはおそらく 賃 金 分 布 の 圧 縮 によるもので 北 欧 諸 国 や 東 欧 諸 国 の 場 合 も 同 様 である OECD 8

図 6.3 (L) 読 解 力 習 熟 度 別 の 雇 用 状 況 就 業 者 と 非 就 業 者 の 割 合 Percent 90 80 70 60 50 40 失 業 者 雇 用 者 30 20 10 0 日 本 平 均 日 本 平 均 レベル1/ 未 満 レベル4/5 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC) (2012), 表 A6.3 (L) OECD 9

図 6.4 (L) 読 解 力 の 習 熟 度 別 賃 金 の 分 布 賃 金 分 布 の 第 25,50および75 百 分 位 読 解 力 レベル1および1 未 満 読 解 力 レベル2 読 解 力 レベル3 読 解 力 レベル4/5 25 百 分 位 50 百 分 位 75 百 分 位 平 均 日 本 0 5 10 15 20 25 30 35 40 時 間 給 ( 米 ドル) 注 : 被 雇 用 者 のみ ボーナスを 含 む1 時 間 当 り 賃 金 ( 購 買 力 平 価 調 整 済 み 米 ドル) 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC) (2012), 表 A6.4 (L). 日 本 では 読 解 力 の 習 熟 度 が 成 人 力 調 査 で 測 定 された 4 つの 社 会 的 結 果 すなわち 他 人 への 信 頼 政 治 過 程 への 影 響 力 についての 考 え 方 ボランティアおよび 社 会 活 動 への 参 加 自 覚 的 健 康 状 態 との 関 連 が 際 立 って 弱 い 読 解 力 がレベル 1 またはレベル 1 未 満 の 日 本 人 成 人 が 他 人 を 信 用 しないと 回 答 する 可 能 性 はレ ベル 4 または 5 の 者 と 同 程 度 で 政 治 過 程 への 影 響 力 はほとんどない ボランティア 活 動 に 参 加 しない 健 康 状 態 が 悪 いと 回 答 する 可 能 性 は 約 1.5 倍 である OECD 10

図 6.9(L) 読 解 力 の 習 熟 度 と 社 会 的 結 果 の 関 係 確 率 はレベル1または1 未 満 の 者 が 政 治 的 有 効 性 を 低 い またはボランティア 活 動 への 参 加 可 能 性 を 低 いと 回 答 する 可 能 性 を 示 している( 調 整 済 み) 確 率 2.6 日 本 平 均 2.4 2.2 2.0 1.8 1.6 1.4 1.2 1.0 政 治 的 有 効 性 が 低 い ボランティア 活 動 に 参 加 しない 注 : 参 照 した 集 団 は 読 解 力 の 習 熟 度 がレベル4/5の 成 人 出 所 : 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC) (2012), 表 A6.9(L). OECD 11

国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)に 関 する 主 な 事 実 調 査 内 容 調 査 方 法 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)は16 歳 以 上 の 成 人 の 読 解 力 数 的 思 考 力 およびITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 の 習 熟 度 を 評 価 するものである こうしたスキルは 多 くの 社 会 的 状 況 や 職 場 で 役 立 ち 労 働 市 場 教 育 および 訓 練 そして 社 会 市 民 生 活 に 十 分 に 溶 け 込 み 参 加 するために 必 要 な 主 要 な 情 報 処 理 能 力 である また 同 調 査 は 読 解 力 と 数 的 思 考 力 に 関 連 した 回 答 者 の 活 動 職 場 や 日 常 生 活 における 情 報 およ びコミュニケーション 技 術 の 使 用 職 場 で 求 められる 他 者 との 協 力 や 自 分 の 時 間 管 理 といった 一 般 的 なスキルに 関 する 情 報 を 収 集 している また 回 答 者 のスキルや 資 格 が 職 場 の 要 求 に 適 合 し ているか 自 分 の 主 な 業 務 分 野 に 関 して 自 主 的 に 行 動 できるかといった 質 問 も 含 まれる OECD 加 盟 国 22か 国 (オーストラリア オーストリア ベルギー(フランドル) カナダ チェコ デンマーク エストニア フィンランド フランス ノルウェー アイルランド イタリア 日 本 韓 国 オランダ ポーランド スロバキア スペイン スウェーデン 英 国 (イングランド および 北 アイルランド) 米 国 )と パートナー 国 2か 国 (キプロス** ロシア 連 邦 )で 構 成 され る24か 国 地 域 において 16~65 歳 の 成 人 約 16 万 6 千 人 を 対 象 に 調 査 が 行 われた 調 査 は 大 半 の 参 加 国 で2011 年 8 月 1 日 から2012 年 3 月 31 日 にかけて 実 施 された カナダでは 2011 年 11 月 から2012 年 6 月 フランスでは2012 年 9 月 から 同 11 月 にかけて 実 施 された 言 語 評 価 は 参 加 国 の 公 用 語 またはその 他 の 複 数 の 言 語 で 行 われた 一 部 の 参 加 国 では 広 く 話 さ れている 少 数 言 語 または 地 方 言 語 でも 行 われた ITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 と 読 解 力 の2つの 評 価 構 成 要 素 は 自 由 選 択 だった 参 加 した24か 国 のう ち20か 国 は 問 題 解 決 能 力 の 評 価 を 実 施 し 21か 国 は 読 解 力 の 評 価 を 実 施 した 調 査 の 回 答 者 は 国 籍 市 民 権 または 言 語 状 況 に 関 係 なく 調 査 実 施 時 に 国 内 に 居 住 する 特 定 の 組 織 に 属 していない16~65 歳 の 成 人 である 標 本 規 模 は 主 に 評 価 の 対 象 となる 領 域 の 数 と 調 査 が 実 施 された 言 語 の 数 によって 異 なる 一 部 の 参 加 国 は 特 定 地 域 の 居 住 者 先 住 民 や 移 民 などの 特 定 のサブグループの 習 熟 度 について 信 頼 できる 推 定 値 を 得 るために 標 本 規 模 を 増 やした 実 際 の 標 本 数 は 最 小 の 約 4,500から 最 大 の 27,300まで 幅 がある 調 査 は 回 答 者 の 自 宅 または 回 答 者 と 調 査 員 の 間 で 決 められた 場 所 で 調 査 員 の 監 督 の 下 で 行 われ た 背 景 に 関 する 質 問 は コンピュータ 支 援 が 多 個 人 面 談 (Computer-Aided Personal Interview) 形 式 で 行 われた 調 査 の 所 要 時 間 は 回 答 者 の 状 況 により 30~45 分 だった 回 答 者 は 背 景 に 関 する 質 問 に 答 えた 後 コンピュータ 経 験 の 有 無 に 従 ってノートパソコンを 用 い た 調 査 または 印 刷 されたテキスト 小 冊 子 を 用 いた 紙 の 調 査 票 に 記 入 して 完 了 した 回 答 時 間 に 制 限 はなかった 認 知 評 価 の 平 均 所 要 時 間 は50 分 であった **トルコによる 注 記 この 文 書 に 掲 載 の 情 報 で キプロス と 表 記 されているものは キプロス 島 南 部 を 指 す キプロス 島 にいるトルコ 国 籍 のキプロス 島 人 とギリシャ 国 籍 のキプロス 島 人 の 双 方 を 代 表 する 単 一 の 権 威 は 存 在 しない トルコ 政 府 は 北 キプロス トルコ 共 和 国 (TRNC)を 承 認 し ている 恒 久 的 かつ 公 正 な 解 決 策 が 国 連 の 中 で 見 いだせる 間 で トルコは キプロス 問 題 についてこの 立 場 を 維 持 する B. OECDに 加 盟 する 欧 州 連 合 諸 国 と 欧 州 連 合 による 注 記 キプロス 共 和 国 はトルコを 除 く 国 連 全 加 盟 国 によって 承 認 されている 本 書 に 掲 載 の 情 報 はキプロス 共 和 国 政 府 の 実 効 支 配 下 にある 地 域 を 指 す OECD 12

習 熟 度 レベル: 読 解 力 と 数 的 思 考 力 レベル 得 点 範 囲 読 解 力 数 的 思 考 力 レベ ル 1 未 満 176 点 未 満 よく 知 っている 話 題 についての 短 い 文 章 を 読 み 特 定 の 情 報 を1つ 見 つける 文 章 に は 迷 わせる 情 報 はほとんど 含 まれていな い 基 礎 的 な 語 彙 に 関 する 知 識 のみが 必 要 で センテンスや 段 落 の 構 造 を 理 解 した り その 他 の 文 章 の 特 徴 を 利 用 する 必 要 は ない 1 176 点 以 上 226 点 未 満 2 226 点 以 上 276 点 未 満 3 276 点 以 上 326 点 未 満 4 326 点 以 上 376 点 未 満 比 較 的 短 い 文 章 をコンピュータ 上 または 紙 面 で 読 み 質 問 または 指 示 された 情 報 と 同 一 または 同 義 の 情 報 を 見 つける 基 礎 的 な 語 彙 を 理 解 し 文 章 の 意 味 を 判 断 し まと まった 文 章 を 読 む 知 識 とスキルが 評 価 され る コンピュータ 上 または 紙 面 で 文 章 と 情 報 と を 照 合 し 言 い 換 えや 簡 単 な 推 測 を 行 う このレベルで 出 される 文 章 は 難 解 で 冗 漫 なものが 多 い 文 章 と 修 辞 的 な 構 造 を 理 解 するとともに コンピュータ 上 の 複 雑 な 文 を 探 すことが 求 められる 複 雑 な 長 文 から 情 報 を 集 めて 理 解 し まと める 複 数 段 階 の 操 作 を 行 う 多 くの 問 題 で 具 体 的 な 1 つ 以 上 の 中 心 的 でない 考 え 方 を 見 つけて 理 解 し わずかな 証 拠 しかな い 主 張 または 説 得 力 のある 対 話 を 解 釈 評 価 することが 求 められる 5 376 点 以 上 複 数 の 難 しい 文 全 体 から 情 報 を 探 してまと める 類 似 および 対 照 的 な 思 想 または 見 解 を 要 約 する または 証 拠 に 基 づいた 議 論 を 評 価 することが 求 められる 回 答 者 は 微 妙 で 修 辞 的 な 手 がかりをみつけて 高 度 な 推 測 を 行 ったり 専 門 的 な 背 景 知 識 を 用 いる 必 要 がある 計 算 並 べ 替 え 自 然 数 または 金 銭 を 使 っ た 基 礎 的 な 算 数 または 一 般 的 な 空 間 の 概 念 などの 単 純 なプロセスを 行 う 数 理 的 な 内 容 が 明 確 な 一 般 的 な 実 際 の 状 況 で 基 礎 的 な 数 理 的 プロセスを 行 う 通 常 計 算 並 べ 替 え 基 礎 的 な 算 数 簡 単 また は 一 般 的 な 平 面 または 空 間 図 形 の 要 素 を 特 定 する 1 つの 手 順 または 単 純 なプロセスを 行 う 自 然 数 小 数 パーセント 分 数 の 計 算 簡 単 な 測 定 と 空 間 の 概 念 推 計 文 章 と 図 表 の 中 の 比 較 的 簡 単 なデータと 統 計 の 解 釈 を 含 む 2 つ 以 上 の 手 順 またはプロセスの 応 用 が 求 められる 数 の 感 覚 と 空 間 覚 の 応 用 言 葉 または 数 字 で 表 記 された 数 理 関 係 図 形 比 率 の 理 解 と 応 用 および 文 と 図 表 の 中 のデータと 統 計 の 解 釈 が 求 められる 数 量 とデータ 統 計 と 確 率 空 間 関 係 換 算 割 合 公 式 について 分 析 とより 複 雑 な 推 論 が 求 められる また 回 答 または 選 択 について 論 点 を 理 解 し 理 論 的 な 説 明 が 求 められる 相 当 量 の 変 換 と 解 釈 を 必 要 とする 数 理 的 情 報 を 複 数 まとめる 推 論 を 引 き 出 す 数 理 的 理 論 またはモデルを 開 発 応 用 する 解 答 または 選 択 の 批 判 的 考 察 などが 求 められ る OECD 13

IT を 活 用 した 問 題 解 決 能 力 の 習 熟 度 レベル レベル 得 点 範 囲 各 習 熟 度 で 完 了 した 作 業 のタイプ コンピュ ータの 経 験 なし 該 当 しな い このカテゴリーには コンピュータを 使 った 経 験 がない と 回 答 した 成 人 が 含 まれ る そのためコンピュータを 用 いた 調 査 には 参 加 せず 答 案 用 紙 による 調 査 を 受 けた が この 調 査 にはITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 含 まれない ICT コア 不 合 格 コンピュ ータ 調 査 を 拒 否 レベル 1 未 満 該 当 しな い 該 当 しな い 241 点 未 満 1 241 点 か ら 291 点 未 満 2 291 点 か ら 341 点 未 満 3 341 点 以 上 このカテゴリーには コンピュータを 使 った 経 験 はあるが マウスの 使 用 やウェブペ ージのスクロールといったコンピュータを 用 いた 調 査 に 必 要 な 基 礎 的 ICT スキルを 測 定 する コンピュータの 導 入 試 験 (ICTコア)で 不 合 格 となった 成 人 が 含 まれる そのため コンピュータを 用 いた 調 査 には 参 加 せず 答 案 用 紙 による 調 査 を 受 けた が この 調 査 にはITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 含 まれない このカテゴリーには コンピュータを 使 った 経 験 はあるが ICTコアを 受 けることな く 答 案 用 紙 による 調 査 を 希 望 した 成 人 が 含 まれる 彼 らもコンピュータを 用 いた 調 査 には 参 加 せず 答 案 用 紙 による 調 査 を 受 けたが この 調 査 にはITを 活 用 した 問 題 解 決 能 力 は 含 まれない 質 問 は 明 確 に 定 義 された 問 題 に 基 づいており 一 般 的 なインターフェース 上 の 機 能 を 一 つだけ 用 いて 明 確 な 一 基 準 を 満 たすことが 求 められ 明 確 なまたは 推 定 による 理 由 付 けや 情 報 の 変 換 は 必 要 ない 手 順 はわずかで サブ 目 標 の 設 定 はない Eメールのソフトウエアまたはウェブブラウザといった 広 く 入 手 でき よく 知 った 技 術 の 応 用 が 求 められることが 多 い 問 題 を 解 決 するために 必 要 な 情 報 やコマンドを 使 う 必 要 のある 操 作 は 全 く またはほとんどない 作 業 の 手 順 はわずかで 最 少 限 の 演 算 子 を 必 要 とする 項 目 をカテゴリーに 分 類 するといった 簡 単 な 論 理 的 思 考 のみが 求 められ 情 報 の 対 比 や 統 合 は 必 要 ない 一 般 的 な 技 術 と もっと 特 定 の 技 術 の 応 用 を 必 要 とする 問 題 が 多 い 例 えば 回 答 者 は 新 しいオンラインフォームの 利 用 を 求 められることがある 問 題 を 解 決 するには 複 数 のページやアプリケーションを 用 いて 何 らかの 操 作 を 行 う 必 要 がある 作 業 には 複 数 の 手 順 と 操 作 を 伴 うことがある 満 たすべき 基 準 は 明 らかだが 回 答 者 が 問 題 の 目 標 を 明 確 にしなければならないことがある 一 般 的 な 技 術 と もっと 特 定 の 技 術 の 応 用 を 必 要 とする 問 題 が 多 い 問 題 を 解 決 する には 複 数 のページやアプリケーションを 用 いて 何 らかの 操 作 を 行 う 必 要 がある 作 業 には 複 数 の 手 順 と 操 作 を 伴 うことがある 回 答 者 が 問 題 の 目 標 を 明 確 にしなければ ならないことがあり 満 たすべき 基 準 も 明 確 でないことある かなりの 程 度 情 報 の 統 合 と 推 論 による 理 由 付 けが 求 められる OECD 14

お 問 い 合 わせ: Andreas Schleicher Advisor to the Secretary-General on Education Policy, Deputy Director for Education and Skills Eメール: Andreas.SCHLEICHER@oecd.org 電 話 : +33 6 07 38 54 64 Mark Keese Head of the Employment Analysis and Policy Division, Directorate for Employment Labour and Social Affairs Eメール: Mark.KEESE@oecd.org 電 話 : +33 1 45 24 87 94 Glenda Quintini Senior Economist Directorate for Employment Labour and Social Affairs Eメールmail: Glenda.QUINTINI@oecd.org 電 話 : +33 1 45 24 91 94 国 際 成 人 力 調 査 (PIAAC)の 詳 細 と OECD 技 能 アウトルック 2013 報 告 書 全 文 はこちらをご 覧 ください http://skills.oecd.org/skillsoutlook.html www.oecd.org/site/piaac