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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

1 基 準 額 は 以 下 の 式 によって 算 定 する 34,500 円 に1 2の 合 計 を 加 えた 額 116 歳 未 満 の 扶 養 親 族 の 数 21,300 円 216 歳 以 上 19 歳 未 満 の 扶 養 親 族 の 数 11,100 円 ただし 年 齢 は 平 成 25

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(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

重 度 障 害 者 等 包 括 支 援 の 控 除 対 象 額 等 の 算 出 方 法 について ( 別 添 1) ( 神 奈 川 県 保 健 福 祉 部 障 害 福 祉 課 ) 重 度 障 害 者 等 包 括 支 援 以 外 に 係 る 控 除 対 象 額 の 算 出 については 平 成 18 年

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

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2 窓 口 申 請 方 式 : 申 請 書 を 窓 口 に 提 出 し 指 定 の 金 融 機 関 口 座 へ 振 込 3 窓 口 現 金 受 領 方 式 : 申 請 書 を 郵 送 又 は 窓 口 に 提 出 し 窓 口 で 現 金 を 受 領 申 請 受 付 開 始 日 及 び 申 請 期 限

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

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[Q20] 扶 養 控 除 等 申 告 書 が 提 出 された 際 に その 申 告 書 に 記 載 された 国 外 居 住 親 族 に 係 る 親 族 関 係 書 類 が 提 示 されず 事 後 に 提 示 された 場 合 いつから 扶 養 控 除 等 を 適 用 して 源 泉 徴 収 税 額 を

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

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3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

Transcription:

税 額 控 除 に 係 る 証 明 事 務 ~ 申 請 の 手 引 き~ 厚 生 労 働 省 社 会 援 護 局 福 祉 基 盤 課 2015 年 4 月 1 日

Ⅰ 総 論 1. 税 額 控 除 制 度 について (1) 概 要 現 下 の 厳 しい 経 済 状 況 及 び 雇 用 情 勢 に 対 応 して 税 制 の 整 備 を 図 るための 所 得 税 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 の 施 行 により 租 税 特 別 措 置 法 ( 昭 和 32 年 法 律 第 26 号 )が 改 正 さ れたことに 伴 い 個 人 が 一 定 の 要 件 を 満 たした 社 会 福 祉 法 人 へ 寄 附 金 を 支 出 した 場 合 当 該 寄 附 金 について 税 額 控 除 制 度 の 適 用 を 受 けることができます (2) 税 額 控 除 とは これまで 個 人 が 社 会 福 祉 法 人 へ 寄 附 金 を 支 出 した 場 合 所 得 控 除 制 度 が 適 用 されてい ました 新 たな 税 額 控 除 制 度 は 所 得 控 除 制 度 に 比 べ 特 に 小 口 の 寄 附 金 支 出 者 への 減 税 効 果 が 高 いことが 特 徴 です 減 税 効 果 が 高 まる 結 果 これまで 以 上 に 多 くの 寄 附 金 を 支 出 される 寄 附 者 や 新 たに 寄 附 金 を 支 出 される 方 が 増 えることにより 社 会 福 祉 法 人 の 寄 附 金 収 入 が 拡 大 することが 見 込 まれます (これまでの 寄 附 金 控 除 制 度 ) ( 新 たな 寄 附 金 控 除 制 度 ) (3) 具 体 の 税 額 控 除 額 の 算 出 式 個 人 が 支 出 した 寄 附 金 について 確 定 申 告 時 に 税 額 控 除 制 度 の 適 用 を 選 択 した 場 合 以 下 の 算 式 により 算 出 された 額 が 所 得 税 額 から 控 除 されます この 額 が 所 得 税 額 から 控 除 されます 1 税 額 控 除 対 象 寄 附 金 : 税 額 控 除 対 象 法 人 への 寄 附 金 額 注 : 寄 附 金 支 出 額 が 総 所 得 金 額 等 の 40%に 相 当 する 金 額 を 超 える 場 合 には 40% に 相 当 する 額 が 税 額 控 除 対 象 寄 附 金 となります 2 控 除 対 象 額 は 所 得 税 額 の 25%を 限 度 とします 1

2. 法 人 に 求 められる 要 件 について (1) 総 論 実 績 判 定 期 間 において 以 下 の2つの 要 件 のうち いずれかを 満 たす 必 要 があります < 要 件 1> 3,000 円 以 上 の 寄 附 金 を 支 出 した 者 ( 判 定 基 準 寄 附 者 数 )が 平 均 して 年 に 100 人 以 上 いること ただし 実 績 判 定 期 間 内 に 設 置 する 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 が 5,000 人 未 満 の 事 業 年 度 がある 場 合 ( 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 が0の 場 合 を 除 く ) 当 該 事 業 年 度 の 判 定 基 準 寄 附 者 数 は(ア)のとおり 計 算 し かつ(イ)の 要 件 を 満 たすこと (ア) (イ) 寄 附 金 額 が 年 平 均 30 万 円 以 上 ( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 令 第 26 条 の 28 の2 第 1 項 第 3 号 イ(2)の 要 件 ) < 要 件 2> 経 常 収 入 金 額 に 占 める 寄 附 金 等 収 入 の 割 合 が 1/5 以 上 であること ( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 令 第 26 条 の 28 の2 第 1 項 第 3 号 イ(1)の 要 件 ) < 要 件 1> < 要 件 2>は 両 方 満 たす 必 要 はなく どちらかを 満 たしていれば 証 明 を 受 けられます (2) 実 績 判 定 期 間 実 績 判 定 期 間 とは 申 請 日 の 直 前 に 終 了 した 事 業 年 度 終 了 日 以 前 の5 年 内 に 終 了 した 各 事 業 年 度 のうち 最 も 古 い 事 業 年 度 開 始 の 日 から 当 該 直 前 に 終 了 した 事 業 年 度 終 了 日 までを 言 います <ex.4/1~3/31 が 事 業 年 度 の 法 人 > H22.4.1 H27.3.31 H27.5.1 実 績 判 定 期 間 申 請 日 < 実 績 判 定 期 間 について> 設 立 後 間 もなく 活 動 実 績 が5 年 に 満 たない 法 人 は 法 人 設 立 の 日 から 直 前 に 終 了 した 事 業 年 度 終 了 日 までが 実 績 判 定 期 間 となります 2

(3) 設 置 する 保 育 所 等 の 定 員 数 等 の 総 数 1 設 置 する 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 の 設 置 する 保 育 所 等 とは 次 に 掲 げる 施 設 を 指 します ア 学 校 ( 学 校 教 育 法 第 1 条 に 規 定 する 学 校 及 び 就 学 前 の 子 どもに 関 する 教 育 保 育 等 の 総 合 的 な 提 供 の 推 進 に 関 する 法 律 第 2 条 第 7 項 に 規 定 する 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 ) 専 修 学 校 及 び 各 種 学 校 イ 障 害 児 通 所 支 援 事 業 ( 児 童 発 達 支 援 医 療 型 児 童 発 達 支 援 又 は 放 課 後 等 デイサービス を 行 う 事 業 に 限 る) 児 童 自 立 生 活 援 助 事 業 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 小 規 模 住 居 型 児 童 養 育 事 業 又 は 小 規 模 保 育 事 業 が 行 われる 施 設 ウ 乳 児 院 母 子 生 活 支 援 施 設 保 育 所 児 童 養 護 施 設 福 祉 型 障 害 児 入 所 施 設 医 療 型 障 害 児 入 所 施 設 情 緒 障 害 児 短 期 治 療 施 設 及 び 児 童 自 立 支 援 施 設 2 設 置 する 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 の 定 員 等 とは 収 容 定 員 利 用 定 員 入 所 定 員 その 他 これらに 類 するものとして 財 務 省 令 で 定 めるもの( 児 童 福 祉 法 施 行 規 則 第 1 条 の 17 第 3 号 に 掲 げる 委 託 児 童 の 定 員 及 び 同 令 第 36 条 の12 第 3 号 に 掲 げる 入 居 定 員 )を いいます 3 定 員 等 の 総 数 の 算 定 にあたり 複 数 の 保 育 所 等 (1に 掲 げるもの)を 設 置 している 場 合 においては 各 学 校 等 の 定 員 等 の 数 を 合 計 して 算 定 します 4 保 育 所 等 の 事 業 開 始 の 前 年 度 に 法 人 の 設 立 認 可 と 保 育 所 等 の 事 業 認 可 を 受 け, 法 人 の 設 立 の 登 記 がなされている 場 合 においては, 当 該 年 度 は 実 績 判 定 期 間 に 含 まれるものであり 当 該 年 度 における 定 員 等 の 総 数 は 事 業 認 可 を 受 けている 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 とする ことができます 3

(4)< 絶 対 値 要 件 ( 要 件 1)> 3,000 円 以 上 の 寄 附 金 を 支 出 した 者 ( 判 定 基 準 寄 附 者 数 )が 平 均 して 年 に 100 人 以 上 いれば この 要 件 を 満 たしています ただし 実 績 判 定 期 間 内 に 設 置 する 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 が 5,000 人 未 満 の 事 業 年 度 がある 場 合 ( 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 が0の 場 合 を 除 く ) 該 当 事 業 年 度 の 判 定 基 準 寄 附 者 数 は(ア)のとおり 計 算 し かつ(イ)の 要 件 を 満 たすこと (ア) (イ) 寄 附 金 額 が 年 平 均 30 万 円 以 上 この 要 件 は 各 法 人 で 作 成 保 存 されている 寄 附 金 受 入 明 細 書 をもとに 判 定 され ます なお 要 件 の 判 定 にあたっては 以 下 の 点 にご 注 意 ください < 年 平 均 100 人 以 上 年 平 均 30 万 円 以 上 の 要 件 について> 1 5 事 業 年 度 の 間 全 事 業 年 度 においてこの 要 件 を 満 たしていなくても 5 事 業 年 度 の 平 均 値 が 100 人 以 上 であれば 要 件 を 満 たします ex1.1 年 目 :100 人 2 年 目 :80 人 3 年 目 :90 人 4 年 目 :100 人 5 年 目 :130 人 の 場 合 でも 平 均 して 年 100 人 ですので 要 件 を 満 たします ex2.1 年 に 満 たない 事 業 年 度 がある 場 合 は 実 績 判 定 期 間 内 の 寄 附 者 数 12 実 績 判 定 期 間 月 数 の 値 が 100 以 上 である 場 合 要 件 を 満 たします ( 例 えば 実 績 判 定 期 間 が1 年 6か 月 で その 間 に 180 人 から 寄 附 金 を 受 け 入 れていた 場 合 180 人 12 18 か 月 =120 人 ですから 要 件 を 満 たしています ) 2 個 人 から 支 出 された 寄 附 だけでなく 他 の 法 人 から 支 出 された 寄 附 についても 法 人 一 者 につき 1 人 とカウントします 3 設 立 後 間 もなく 活 動 実 績 が 5 年 に 満 たない 法 人 は 法 人 設 立 の 日 から 直 前 に 終 了 した 事 業 年 度 終 了 日 までが 実 績 判 定 期 間 となります 当 該 実 績 判 定 期 間 内 の 寄 附 者 数 が 年 平 均 100 人 以 上 寄 附 金 額 が 年 平 均 30 万 以 上 であれば 要 件 を 満 たします 4

< 実 績 判 定 期 間 内 に 定 員 等 の 総 数 が 5000 人 未 満 の 事 業 年 度 がある 法 人 > 実 績 判 定 期 間 のうち 定 員 等 の 総 数 が 5000 未 満 の 事 業 年 度 ( 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 が 0である 場 合 は 除 く )については 当 該 事 業 年 度 の 判 定 基 準 寄 附 者 数 は 次 の 通 り 計 算 しま す 例 ) 1 事 業 年 度 目 2 事 業 年 度 目 3 事 業 年 度 目 4 事 業 年 度 目 5 事 業 年 度 目 定 員 等 の 総 数 5000 人 5000 人 2500 人 2500 人 2500 人 実 際 の 寄 附 者 数 100 人 100 人 50 人 60 人 40 人 ( 1) 判 定 基 準 寄 附 者 数 100 人 100 人 100 人 120 人 80 人 寄 附 金 額 ( 2) 40 万 円 40 万 円 20 万 円 30 万 円 20 万 円 上 記 の 例 の 場 合 判 定 基 準 寄 附 者 数 については(100+100+100+120+80) 5 =100 と 年 平 均 100 人 の 寄 附 者 数 が 確 保 され 寄 附 金 額 については(40+40+20+30+20) 5=30 と 年 平 均 30 万 円 の 寄 附 があるた め 要 件 を 満 たします < 実 績 判 定 期 間 内 に 定 員 等 の 総 数 が 5000 人 未 満 の 事 業 年 度 が 無 い 法 人 ( )> 保 育 所 等 の 定 員 等 の 総 数 が5000 人 以 上 の 法 人 や 保 育 所 等 を1つも 設 置 していない 法 人 当 該 法 人 における 実 績 判 定 期 間 内 の 判 定 基 準 寄 附 者 数 は 実 際 の 寄 附 者 数 ( 1)とな ります 例 ) 1 事 業 年 度 目 2 事 業 年 度 目 3 事 業 年 度 目 4 事 業 年 度 目 5 事 業 年 度 目 定 員 等 の 総 数 6000 人 6000 人 6000 人 6000 人 8000 人 判 定 基 準 寄 附 者 数 ( 実 際 の 寄 附 者 数 ) 100 人 80 人 90 人 100 人 130 人 ( 1) 上 記 の 例 の 場 合 判 定 基 準 寄 附 者 数 については(100+80+90+100+130) 5=100 1 実 際 の 寄 附 者 数 とは P10 の 寄 附 件 数 等 のカウントについて において カウントで きるとされている 寄 附 金 を 支 出 した 者 の 事 です 主 に 法 人 に 対 する 寄 附 者 のうち 氏 名 ま たは 名 称 及 びその 住 所 又 は 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 が 明 らかであり かつ 同 一 事 業 年 度 に 3,000 円 以 上 の 寄 附 金 を 支 出 した 者 をいいますが 詳 細 は P10 をご 参 照 下 さい 2 寄 附 金 額 とは 1 の 実 際 の 寄 附 者 数 に 含 まれる 寄 附 者 が 支 出 した 寄 附 金 の 合 計 をい います 5

(5)< 相 対 値 要 件 ( 要 件 2)> 経 常 収 入 金 額 に 占 める 寄 附 金 等 収 入 の 割 合 が 1/5 以 上 であれば この 要 件 を 満 たして います 実 績 判 定 期 間 における 合 計 値 について 以 下 の 数 式 にあてはめます 一 者 当 たりの 基 準 限 度 額 超 過 額 ( 1) 一 者 から 計 1,000 円 未 満 の 寄 附 金 国 等 からの 補 助 金 等 受 入 寄 附 金 総 額 総 収 入 金 額 氏 名 等 不 詳 の 寄 附 金 ( 2) 国 等 からの 補 助 金 等 ( 2) 委 託 による 支 出 > = 1 5 資 産 売 却 収 入 で 臨 時 的 なもの 等 ( 3) 1 一 者 当 たりの 基 準 限 度 額 超 過 額 について 同 一 の 者 からの 寄 附 金 の 額 の 合 計 額 のうち 受 入 寄 附 金 総 額 の 1/10( 特 定 公 益 増 進 法 人 認 定 NPO 法 人 からの 寄 附 については 5/10 )を 超 える 部 分 の 金 額 2 国 等 からの 補 助 金 について 1 国 等 からの 補 助 金 の 額 は (ⅰ) 寄 付 金 等 収 入 に 加 算 する 又 は(ⅱ) 総 収 入 金 額 から 控 除 する ことのいずれかが 可 能 です (P13 の<チェック 表 >7 欄 の 注 書 を 参 照 して 下 さい ) 2 分 子 に 算 入 する 場 合 が 上 限 となります 3 等 とは 以 下 の 項 目 を 言 います 法 律 又 は 政 令 の 規 定 に 基 づき 行 われる 事 業 でその 対 価 の 全 部 又 は 一 部 につき その 対 価 を 支 払 うべき 者 に 代 わり 国 又 は 地 方 公 共 団 体 が 負 担 することとされている 場 合 のその 負 担 部 分 遺 贈 により 受 け 入 れた 寄 附 金 等 のうち 一 者 当 たり 基 準 限 度 超 過 額 に 相 当 する 部 分 同 一 の 者 から 受 け 入 れた 寄 附 金 の 額 の 合 計 額 が 1,000 円 に 満 たないもの 寄 附 者 の 氏 名 又 は 名 称 が 明 らかでないもの 6

(6) 情 報 公 開 の 要 件 ( 閲 覧 に 供 する 義 務 ) 絶 対 値 要 件 ( 要 件 1) 相 対 値 要 件 ( 要 件 2)のどちらの 要 件 で 証 明 を 受 けるかに 関 わらず 税 額 控 除 対 象 法 人 となった 後 は 以 下 の 書 類 について 閲 覧 の 請 求 があった 場 合 には 閲 覧 に 供 する 必 要 があります( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 令 第 26 条 の 28 の 2 第 1 項 第 3 号 ロ) こ れらの 書 類 は 社 会 福 祉 法 人 が 既 に 作 成 している 書 類 を 用 いることも 可 能 です 1 社 会 福 祉 法 第 31 条 第 1 項 に 規 定 する 寄 附 行 為 2 同 法 第 36 条 第 1 項 に 規 定 する 役 員 の 氏 名 役 職 を 記 載 した 名 簿 3 同 法 第 44 条 第 2 項 に 規 定 する 書 類 ( 事 業 報 告 書 財 産 目 録 貸 借 対 照 表 収 支 計 算 書 ) 4 役 員 報 酬 又 は 従 業 員 給 与 の 支 給 に 関 する 規 程 5 寄 附 者 に 関 する 事 項 (1) 役 員 又 は(2) 役 員 と 親 族 関 係 を 有 する 者 又 は(3) 役 員 と 特 殊 の 関 係 にある 者 で 法 人 に 対 する 寄 附 金 の 額 の 事 業 年 度 中 の 合 計 額 が 20 万 円 以 上 である 者 がいる 場 合 当 該 寄 附 金 支 出 者 の 氏 名 寄 附 金 の 額 受 領 年 月 日 6 支 出 した 寄 附 金 の 額 相 手 先 支 出 年 月 日 7 寄 附 金 を 充 当 する 予 定 の 具 体 的 な 事 業 内 容 を 記 載 した 書 類 また 閲 覧 に 供 する 義 務 はありませんが 実 績 判 定 期 間 内 の 日 を 含 む 各 事 業 年 度 の 寄 附 者 名 簿 作 成 し 各 事 業 年 度 終 了 の 日 の 翌 日 以 後 3 ヶ 月 までの 間 に 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 に 備 え 置 き 5 年 間 保 存 しなければなりません ( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 令 第 26 条 の 28 の 2 第 1 項 第 3 号 ハ 及 び 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 第 19 条 の 10 の 4 第 8 項 ) なお 証 明 書 申 請 の 際 に 作 成 した 寄 附 者 名 簿 を 本 寄 附 者 名 簿 とすることも 可 能 ですが 証 明 を 受 けた 翌 事 業 年 度 からは 新 しい 寄 附 者 名 簿 を 作 成 する 必 要 があります 7

Ⅱ 申 請 から 証 明 まで 税 額 控 除 対 象 法 人 となるには まず 社 会 福 祉 法 人 の 設 立 認 可 を 受 けた 所 轄 庁 から 租 税 特 別 措 置 法 等 に 定 められている 要 件 を 満 たしている 旨 の 証 明 を 受 けるための 申 請 を 行 う 必 要 が あります 申 請 に 基 づき 所 轄 庁 において 要 件 を 満 たしていると 判 断 した 場 合 に 証 明 書 を 発 行 します 証 明 書 の 有 効 期 間 証 明 書 の 有 効 期 間 は 証 明 を 受 けた 日 から5 年 間 です 例 外 的 に 平 成 27 年 内 に 証 明 書 の 発 行 を 受 けた 学 校 法 人 のうち 絶 対 値 要 件 ( 要 件 1) により 申 請 し 実 績 判 定 期 間 内 に 定 員 等 の 総 数 が 5,000 人 未 満 の 事 業 年 度 が 含 まれてい る 法 人 については 当 該 法 人 へ 平 成 27 年 1 月 1 日 以 降 に 支 出 された 個 人 からの 寄 附 金 が 税 額 控 除 の 対 象 となります この 場 合 所 轄 庁 から 証 明 を 受 けた 日 より 前 に 支 出 された 寄 附 金 について 寄 附 者 が 税 額 控 除 を 受 けるためには 寄 附 者 に 対 し 証 明 書 の 写 しを 追 送 する 必 要 があります なお 所 得 控 除 については 証 明 を 受 けた 日 以 後 の 寄 附 金 が 対 象 となります 証 明 書 発 行 後 の 手 続 5 年 間 の 有 効 期 間 内 は 原 則 として 税 額 控 除 に 係 る 新 たな 書 類 の 提 出 は 必 要 ありません 新 しい 理 事 長 が 選 任 された 際 も 新 たな 手 続 は 不 要 です ただし 法 人 本 部 の 所 在 地 が 変 更 する 等 により 所 轄 庁 が 変 更 する 場 合 には 証 明 書 も 新 しい 所 轄 庁 から 再 度 発 行 してもらう 必 要 があります 社 会 福 祉 法 人 所 轄 庁 1 < 申 請 書 類 の 提 出 > かがみ 文 書 寄 附 金 受 入 明 細 書 チェック 表 ( 要 件 2)の 場 合 2 < 証 明 書 の 発 行 > 3 < 寄 附 > 4 < 手 交 > 領 収 書 証 明 書 の 写 し 税 務 署 5 < 確 定 申 告 > 領 収 書 証 明 書 の 写 しを 添 付 寄 附 者 8

< 各 項 目 についての 解 説 注 意 事 項 等 > 受 入 寄 附 金 総 額 損 益 計 算 書 ( 正 味 財 産 増 減 計 算 書 )における 受 取 寄 附 金 の 額 未 収 の 寄 附 金 は 含 まれません 一 者 当 たりの 基 準 限 度 超 過 額 受 入 寄 附 金 明 細 書 を 基 に 以 下 の 計 算 を 行 って 下 さい 同 一 の 者 からの 寄 附 金 額 のうち 受 入 寄 附 金 総 額 の 10 分 の 1 を 超 える 部 分 の 金 額 (ただし 特 定 公 益 増 進 法 人 認 定 NPO 法 人 からの 寄 附 金 は 同 一 の 法 人 からの 寄 附 金 額 のうち 受 入 寄 附 金 総 額 の 10 分 の 5 を 超 える 部 分 の 金 額 ) 寄 附 者 の 氏 名 又 は 名 称 が 明 らかなものの 受 入 寄 附 金 明 細 書 を 基 に 以 下 の 計 算 を 行 って うち 同 一 の 者 からの 寄 附 金 で その 合 下 さい 計 額 が 1,000 円 未 満 のものの 額 実 績 判 定 期 間 内 において ある 者 から 受 け 入 れた 寄 附 金 の 合 計 額 が 1,000 円 に 満 たないものがある 場 合 の 合 計 額 総 収 入 金 額 損 益 計 算 書 ( 正 味 財 産 増 減 計 算 書 )における 経 常 収 益 + 経 常 外 収 益 の 額 国 からの 補 助 金 等 の 額 損 益 計 算 書 ( 正 味 財 産 増 減 計 算 書 )における 受 取 補 助 金 等 のうち 以 下 に 該 当 するもの 国 等 ( 国 地 方 公 共 団 体 法 人 税 法 別 表 第 一 に 掲 げ る 独 立 行 政 法 人 地 方 独 立 行 政 法 人 国 立 大 学 法 人 大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 及 び 我 が 国 が 加 盟 している 国 際 機 関 等 )からの 補 助 金 その 他 国 等 が 反 対 給 付 を 受 けないで 交 付 するもの 委 託 の 対 価 としての 収 入 で 国 等 から 支 払 われるものの 金 額 法 律 等 の 規 定 に 基 づく 事 業 で その 対 価 を 国 又 は 地 方 公 共 団 体 が 負 担 することと されている 場 合 の 負 担 金 額 資 産 の 売 却 収 入 で 臨 時 的 なものの 金 額 遺 贈 により 受 け 入 れた 寄 附 金 等 のうち 基 準 限 度 超 過 額 に 相 当 する 金 額 国 等 の 範 囲 については 国 からの 補 助 金 等 の 額 と 同 様 です 法 律 又 は 政 令 の 規 定 に 基 づき 行 われる 事 業 で その 対 価 の 全 部 又 は 一 部 につき その 対 価 を 支 払 うべき 者 に 代 わり 国 又 は 地 方 公 共 団 体 が 負 担 することと されている 場 合 のその 負 担 部 分 固 定 資 産 有 価 証 券 等 ( 棚 卸 資 産 を 除 きます )の 譲 渡 で 臨 時 的 な 資 産 の 譲 渡 金 額 遺 贈 ( 贈 与 者 の 死 亡 により 効 力 を 生 じる 贈 与 を 含 み ます )により 受 け 入 れた 寄 附 金 租 税 特 別 措 置 法 第 70 条 第 1 項 に 規 定 する 贈 与 により 受 け 入 れた 寄 附 金 その 他 贈 与 者 の 被 相 続 人 に 係 る 相 続 の 開 始 のあっ たことを 知 った 日 の 翌 日 から 10 か 月 以 内 に 当 該 相 9

続 により 当 該 贈 与 者 が 取 得 した 財 産 の 全 部 又 は 一 部 を 当 該 贈 与 者 からの 贈 与 ( 贈 与 者 の 死 亡 により 効 力 を 生 ずる 贈 与 を 除 きます )により 受 け 入 れた 寄 附 金 のうち 一 者 当 たり 基 準 限 度 超 過 額 に 相 当 する 部 分 < 寄 附 件 数 等 のカウントについて> 1 同 じ 事 業 年 度 内 に 同 一 の 法 人 や 個 人 から 複 数 回 に 分 けて 寄 附 金 を 受 け 取 った 場 合 ま とめて1 件 としてカウントします 従 って ある 方 からの1 度 の 寄 附 金 額 が3,000 円 に 満 たない 場 合 であっても 寄 附 金 額 の 合 計 が 同 一 事 業 年 度 において 計 3,000 円 以 上 であれば 寄 附 者 1 人 としてカウントする ことができます 同 一 の 法 人 や 個 人 からの 複 数 回 の 寄 附 が 複 数 の 事 業 年 度 がまたがる 場 合 には それぞ れの 事 業 年 度 ごとに1 件 ずつカウントすることができます 2 現 物 による 寄 附 を 受 けた 場 合 には 時 価 による 価 額 でカウントすることができます 3 法 人 からの 寄 附 も1 件 としてカウントすることができます 4 寄 附 者 本 人 と 生 計 を 一 にする 者 を 含 めて 一 人 として 判 定 します ex1.ある 事 業 年 度 において 2,000 円 の 寄 附 金 を 支 出 した 者 と 生 計 を 一 にする 配 偶 者 親 子 から 1,000 円 の 寄 附 があった 場 合 には これらを 合 算 し 1 人 から 3,000 円 の 寄 附 としてカウントします ex2.ある 事 業 年 度 において 5,000 円 の 寄 附 金 を 支 出 した 者 と 生 計 を 一 にする 配 偶 者 親 子 から 3,000 円 の 寄 附 があった 場 合 には いずれか 一 方 の 者 のみを 寄 附 者 としてカウントできます (もう 一 方 の 者 は 100 人 にカウントすることはできません ) 5 申 請 する 法 人 の 役 員 である 者 ( ) 及 びその 役 員 と 生 計 を 一 にする 者 は 寄 附 者 として カウントすることはできません ( 法 人 の 役 員 とは 理 事 監 事 及 び 清 算 人 等 を 言 うため 学 校 法 人 の 評 議 員 や 教 職 員 は 寄 附 者 としてカウントできます ただし 評 議 員 や 教 職 員 の 中 から 役 員 として 選 出 された 者 については 学 校 法 人 の 役 員 として 当 該 寄 附 者 のカウントから 除 外 する 必 要 があります ) 6 要 件 1 の 判 定 に 用 いる 寄 附 者 は 寄 附 者 の 氏 名 名 称 住 所 所 在 地 が 明 らかなものに 限 ります 従 って 匿 名 の 寄 附 者 についてはカウントすることができません 7 自 然 人 及 び 法 人 のみが 寄 附 者 としてカウントすることができ 法 人 格 のない 任 意 団 体 か らの 寄 附 については カウントする 事 が 出 来 ません 同 窓 会 や 後 援 会 等 は 法 人 格 を 持 たな い 場 合 がありますので ご 留 意 ください 法 人 格 を 持 つ 同 窓 会 や 後 援 会 等 が 複 数 の 寄 附 者 か らの 寄 附 をまとめて 学 校 法 人 に 寄 附 した 場 合 寄 附 者 は 当 該 法 人 1 人 (1 法 人 )としてカウ ントしてください 任 意 団 体 からの 寄 附 のうち 代 表 者 の 名 義 の 寄 附 については 代 表 者 を1 人 とカウントす ることができます また 任 意 団 体 に 寄 附 をした 個 々の 寄 附 者 の 氏 名 住 所 寄 附 年 月 日 及 び 寄 附 金 額 が 確 認 できる 場 合 には 個 々の 寄 附 者 ごとに1 人 としてカウントすることが 可 能 です この 場 合 寄 附 者 名 簿 には 任 意 団 体 ではなく 個 々の 寄 附 者 の 氏 名 を 記 載 してく ださい 10

Ⅲ 証 明 を 受 けた 後 に 必 要 なこと 1. 証 明 の 有 効 期 間 について 税 額 控 除 に 係 る 証 明 は 行 政 庁 から 証 明 を 受 けた 日 から5 年 間 です 例 : 平 成 27 年 5 月 1 日 に 税 額 控 除 に 係 る 証 明 を 受 けた 場 合 の 有 効 期 限 は 平 成 27 年 5 月 1 日 から 平 成 32 年 4 月 30 日 までとなります 2. 税 額 控 除 の 適 用 開 始 時 期 について 証 明 を 受 けた 日 以 降 に 支 出 された 個 人 からの 寄 附 金 が 税 額 控 除 の 対 象 となります 例 外 的 に 平 成 27 年 内 に 証 明 書 の 発 行 を 受 けた 社 会 福 祉 法 人 のうち 絶 対 値 要 件 ( 要 件 1)によって 申 請 し 実 績 判 定 期 間 内 に 定 員 等 の 総 数 が 5,000 人 未 満 の 事 業 年 度 を 含 む 法 人 については 当 該 法 人 へ 平 成 27 年 1 月 1 日 以 降 に 支 出 された 個 人 からの 寄 附 金 が 税 額 控 除 の 対 象 となります この 場 合 所 轄 庁 から 証 明 を 受 けた 日 より 前 に 支 出 さ れた 寄 附 金 について 寄 附 者 が 平 成 27 年 分 から 税 額 控 除 を 受 けることができる 旨 を 証 明 書 に 記 載 し 寄 附 者 に 対 し 当 該 証 明 書 の 写 しを 追 送 する 必 要 があります 3. 証 明 を 受 けた 後 にしていただくこと P7にある 様 に 絶 対 値 要 件 ( 要 件 1) 相 対 値 要 件 ( 要 件 2)のどちらで 申 請 するかに 関 わらず 税 額 控 除 対 象 法 人 となった 後 は 以 下 の 書 類 を 主 たる 事 務 所 に 備 え 付 け 閲 覧 の 請 求 があった 場 合 には 正 当 な 理 由 ( 1)がある 場 合 を 除 き 閲 覧 に 供 する 必 要 があります( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 令 第 26 条 の 28 の 2 第 1 項 第 3 号 ロ) これらの 書 類 は 社 会 福 祉 法 人 が 既 に 作 成 している 書 類 を 用 いることも 可 能 です 1 どの 様 なケースが 正 当 な 理 由 がある 場 合 に 該 当 するかについては 個 別 具 体 的 な 判 断 が 必 要 になりますが 例 えば 閲 覧 請 求 者 がその 情 報 を 不 法 不 正 に 利 用 すること が 明 らかな 場 合 や 公 開 すべきでない 個 人 情 報 が 含 まれる 場 合 等 が 考 えられます 1 社 会 福 祉 法 第 31 条 第 1 項 に 規 定 する 寄 附 行 為 2 同 法 第 36 条 第 1 項 に 規 定 する 役 員 の 氏 名 役 職 を 記 載 した 名 簿 3 同 法 第 44 条 第 2 項 に 規 定 する 書 類 ( 事 業 報 告 書 財 産 目 録 貸 借 対 照 表 収 支 計 算 書 ) 4 役 員 報 酬 又 は 従 業 員 給 与 の 支 給 に 関 する 規 程 5 寄 附 者 に 関 する 事 項 (1) 役 員 又 は(2) 役 員 と 親 族 関 係 を 有 する 者 又 は(3) 役 員 と 特 殊 の 関 係 にある 者 で 法 人 に 対 する 寄 附 金 の 額 の 事 業 年 度 中 の 合 計 額 が 20 万 円 以 上 である 者 がいる 場 合 当 該 寄 附 金 支 出 者 の 氏 名 寄 附 金 の 額 受 領 年 月 日 6 支 出 した 寄 附 金 の 額 相 手 先 支 出 年 月 日 7 寄 附 金 を 充 当 する 予 定 の 具 体 的 な 事 業 内 容 を 記 載 した 書 類 11

また 閲 覧 に 供 する 義 務 はありませんが 実 績 判 定 期 間 内 の 日 を 含 む 各 事 業 年 度 の 寄 附 者 名 簿 を 作 成 し 各 事 業 年 度 終 了 の 日 の 翌 日 以 後 3 ヶ 月 までの 間 に 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 に 備 え 置 き 5 年 間 保 存 しなければなりません ( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 令 第 26 条 の 28 の 2 第 1 項 第 3 号 ハ 及 び 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 第 19 条 の 10 の 4 第 8 項 ) なお 証 明 書 申 請 の 際 に 作 成 した 寄 附 者 名 簿 を 本 寄 附 者 名 簿 とすることも 可 能 ですが 証 明 を 受 けた 翌 事 業 年 度 からは 新 しい 寄 附 者 名 簿 を 作 成 する 必 要 があります 12