第98 図 象鼻山山頂部の地形分類 S 1/1,000 162 第5章 考 察
出土した土器は 質 量ともに十分であり 具体的な編年的位置を示すことができる 一方 ②盛土中や遺構面から土器が出土し その編年的位置が築造時期の上限や下限を示すのみの 墳墓として 3号墳 砂岩礫集積 や4号墳 6号墳 9号墳がある また 遺構として平坦面2が ある このうち 遺構面から出土した3号墳 砂岩礫集積 の土器はその下限 4 6 9号墳 平 坦面2の土器はその上限を示している これらを整理すると 築造時期が明らかな墳墓として 1号墳 廻間Ⅲ式期2段階 と8号墳 廻 間Ⅰ式期1段階 がある また 築造時期の下限が明らかな墳墓として 3号墳上円部3段目端外側 の砂岩礫集積遺構 松河戸Ⅰ式期 築造時期の上限が明らかな墳墓 遺構として 4号墳 廻間Ⅰ式 期前半 6号墳 廻間Ⅰ式期 9号墳 廻間Ⅰ式期後半 平坦面2 廻間Ⅰ式期 がある 第99 図 各墳墓から出土した土器 S 1/8 164 第5章 考 察
第 101 図 八王子遺跡の長方形区画 174 第5章 考 察