第 2 章 吹 田 市 の 現 状 と 課 題 1 吹 田 市 の 現 状 (1) 人 口 世 帯 数 について 吹 田 市 の 人 口 は 平 成 16 年 (2004 年 )9 月 30 日 現 在 351, 283 人 です うち 65 歳 以 上 は55,017 人 15 歳 ~64 歳 は244,336 人 15 歳 未 満 は51,930 人 です 高 齢 化 率 は 15.7% 少 子 化 率 は14.8%です 世 帯 数 は148,482 世 帯 で 1 世 帯 当 たりの 平 均 人 員 は2.4 人 です 大 阪 府 の 平 成 16 年 (2004 年 )10 月 1 日 現 在 の 平 均 高 齢 化 率 17.5%を 下 回 っていますが 吹 田 市 でも 年 々 高 齢 化 は 進 んでい ます ( 人 ) 図 1 吹 田 市 の 人 口 の 推 移 上 段 15 歳 未 満 400,000 350,000 300,000 85,663 80,975 65,221 53,159 50,990 51,930 中 段 15~64 歳 下 段 65 歳 以 上 250,000 200,000 150,000 227,341 245,333 251,866 253,511 251,525 244,336 100,000 50,000 0 19,055 昭 和 55 年 (1980 年 ) 22,300 昭 和 60 年 (1985 年 ) 26,805 平 成 2 年 (1990 年 ) 34,691 平 成 7 年 (1995 年 ) 44,885 平 成 12 年 (2000 年 ) 55,017 平 成 16 年 (2004 年 ) * 昭 和 55 年 (1980 年 )~ 平 成 12 年 (2000 年 )は 国 勢 調 査 人 口 平 成 16 年 は 住 民 登 録 人 口 (%) 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 昭 和 55 年 (1980) 図 2 吹 田 市 の 高 齢 化 率 と 少 子 化 率 の 推 移 25.8 23.2 19.0 15.6 14.7 15.7 12.9 14.8 10.2 6.4 7.8 5.7 昭 和 60 年 (1985) 平 成 2 年 (1990) 平 成 7 年 (1995) 平 成 12 年 (2000) 平 成 16 年 (2004) 65 歳 以 上 15 歳 未 満 * 高 齢 化 率 総 人 口 に 占 める65 歳 以 上 人 口 の 割 合 * 少 子 化 率 総 人 口 に 占 める15 歳 未 満 人 口 の 割 合 - 3 -
(2) 死 亡 状 況 について 平 成 15 年 (2003 年 )の 吹 田 市 の 死 亡 者 数 は がん735 人 心 疾 患 261 人 脳 血 管 疾 患 195 人 肺 炎 192 人 など 総 数 2,073 人 です 表 1は 吹 田 市 民 の 平 成 11 年 (1999 年 )から 平 成 15 年 (200 3 年 )までの5 年 間 の 疾 病 別 の 死 亡 者 数 です このうち 生 活 習 慣 病 に より 死 亡 した 人 の 割 合 は62.0%になります 表 1 平 成 11 年 ~ 平 成 15 年 吹 田 市 の 疾 患 別 死 亡 者 数 疾 患 分 類 男 女 合 計 % がん 2,325 1,346 3,671 36.8 心 疾 患 712 730 1,442 14.4 脳 血 管 疾 患 434 426 860 8.6 糖 尿 病 101 78 179 1.8 高 血 圧 性 疾 患 16 24 40 0.4 肺 炎 460 443 903 9.1 不 慮 の 事 故 182 109 291 2.9 自 殺 259 98 357 3.6 慢 性 肝 疾 患 肝 硬 変 117 73 190 1.9 その 他 1,035 1,016 2,051 20.5 全 死 因 5,641 4,343 9,984 100.0 生 活 習 慣 病 の 合 計 3,588 2,604 6,192 62.0 は 生 活 習 慣 病 大 阪 府 における 成 人 病 統 計 より (3) 吹 田 市 基 本 健 康 診 査 について 基 本 健 康 診 査 は 生 活 習 慣 病 を 予 防 するため 生 活 習 慣 の 改 善 や 生 活 習 慣 病 の 早 期 発 見 治 療 を 目 的 に 行 っています 平 成 12 年 度 (2000 年 度 )から 平 成 16 年 度 (2004 年 度 )の 基 本 健 康 診 査 の 受 診 者 数 受 診 率 受 診 者 のうちの 要 医 療 の 人 の 割 合 と 要 指 導 の 人 の 割 合 を 表 2に 示 しました 受 診 者 数 は 年 々 増 加 しており 平 成 16 年 度 (2004 年 度 )の 受 診 者 数 は63,497 人 で 受 診 率 は 約 7 割 になります 表 2 吹 田 市 基 本 健 康 診 査 結 果 1 受 診 者 数 ( 人 ) 2 受 診 率 (%) 3 要 医 療 率 (*1) (%) 4 要 指 導 率 (*2) (%) 平 成 12 年 度 (2000) 51,746 60.7 32.8 45.8 平 成 13 年 度 (2001) 54,935 63.0 33.2 45.7 平 成 14 年 度 (2002) 59,796 67.3 34.7 44.3 平 成 15 年 度 (2003) 63,442 70.0 34.2 43.6 平 成 16 年 度 (2004) 63,497 68.5 36.2 42.8 12は 健 康 づくり 推 進 室 保 健 センター 事 業 概 要 34は 地 域 保 健 老 人 保 健 事 業 報 告 より (*1) 要 医 療 率 医 師 が 医 療 を 要 すると 判 断 した 人 の 割 合 (*2) 要 指 導 率 医 師 が 医 療 は 必 要 としないが 生 活 習 慣 などの 改 善 が 必 要 であるため 保 健 指 導 を 要 すると 判 断 した 人 の 割 合 - 4 -
次 に 平 成 12 年 度 (2000 年 度 )から 平 成 16 年 度 (2004 年 度 )までの 要 医 療 率 と 要 指 導 率 を 表 3-1から 表 3-4に 示 しました 平 成 16 年 度 (2004 年 度 ) 循 環 器 疾 患 の 要 医 療 率 は18.0% 要 指 導 率 は16.6% 高 脂 血 症 の 要 医 療 率 は14.6% 要 指 導 率 は 特 に 高 く36.6%となっています 循 環 器 疾 患 とは 心 臓 病 脳 卒 中 高 血 圧 症 などのことで 予 防 には 食 生 活 運 動 喫 煙 などの 生 活 習 慣 の 改 善 が 重 要 です 高 脂 血 症 とは 血 液 中 のコレステロールや 中 性 脂 肪 が 高 い 状 態 を 言 い 生 活 習 慣 病 の 要 因 になります 表 3-1 循 環 器 疾 患 の 要 医 療 率 と 要 指 導 率 要 医 療 率 (%) 要 指 導 率 (%) 平 成 12 年 度 (2000) 15.1 18.1 平 成 13 年 度 (2001) 15.0 17.1 平 成 14 年 度 (2002) 15.6 16.6 平 成 15 年 度 (2003) 16.7 16.4 平 成 16 年 度 (2004) 18.0 16.6 健 康 づくり 推 進 室 保 健 センター 事 業 概 要 より 表 3-2 肝 機 能 の 要 医 療 率 と 要 指 導 率 要 医 療 率 (%) 要 指 導 率 (%) 平 成 12 年 度 (2000) 3.0 8.0 平 成 13 年 度 (2001) 3.5 8.1 平 成 14 年 度 (2002) 3.2 7.9 平 成 15 年 度 (2003) 3.2 7.6 平 成 16 年 度 (2004) 3.0 7.3 健 康 づくり 推 進 室 保 健 センター 事 業 概 要 より 表 3-3 糖 尿 病 の 要 医 療 率 と 要 指 導 率 要 医 療 率 (%) 要 指 導 率 (%) 平 成 12 年 度 (2000) 4.7 7.0 平 成 13 年 度 (2001) 4.9 7.3 平 成 14 年 度 (2002) 5.3 7.0 平 成 15 年 度 (2003) 5.7 6.6 平 成 16 年 度 (2004) 5.8 6.1 健 康 づくり 推 進 室 保 健 センター 事 業 概 要 より 表 3-4 高 脂 血 症 の 要 医 療 率 と 要 指 導 率 要 医 療 率 (%) 要 指 導 率 (%) 平 成 12 年 度 (2000) 14.3 39.5 平 成 13 年 度 (2001) 14.4 39.5 平 成 14 年 度 (2002) 15.0 39.2 平 成 15 年 度 (2003) 13.1 36.0 平 成 16 年 度 (2004) 14.6 36.6 健 康 づくり 推 進 室 保 健 センター 事 業 概 要 より - 5 -
2 吹 田 市 の 課 題 (1) 吹 田 保 健 所 圏 域 計 画 での 重 点 優 先 課 題 吹 田 保 健 所 圏 域 計 画 では 課 題 を 抽 出 するため 以 下 のことがらを 基 準 に 検 討 が 行 われました 1 死 亡 率 が 他 地 域 に 比 べて 高 い 疾 患 と その 疾 病 に 関 連 する 生 活 習 慣 健 康 指 標 からみた 重 要 課 題 は がん と 虚 血 性 心 疾 患 に 対 する 対 策 であり 栄 養 食 生 活 の 改 善 たばこ 対 策 健 診 の 活 用 運 動 の 習 慣 化 適 正 飲 酒 への 取 り 組 みが 大 切 です 2 健 康 寿 命 生 活 の 質 と 関 連 のある 疾 病 および 生 活 習 慣 健 康 寿 命 の 延 伸 及 び 生 活 の 質 の 向 上 の 観 点 から 対 策 を 必 要 とする 主 な 疾 病 は 脳 卒 中 糖 尿 病 骨 粗 しょう 症 歯 周 病 です また 生 活 習 慣 の 中 では 歯 の 健 康 づくり は 重 要 な 課 題 です 3 市 民 が 重 要 で 改 善 が 必 要 と 認 識 している 分 野 キーパーソンインタビューでは 健 康 づくりにとって 重 要 なことと して 食 生 活 喫 煙 疾 病 の 早 期 発 見 が 高 く 認 識 されていました 一 方 食 生 活 こころの 健 康 休 養 喫 煙 については 現 状 に 満 足 していないこととして 改 善 が 必 要 と 認 識 されていました 以 上 の3つの 基 準 を 踏 まえて 吹 田 市 域 で 重 点 的 に 取 り 組 むべき 優 先 課 題 を 以 下 のように 定 めています 吹 田 市 域 の 重 点 優 先 課 題 1 栄 養 食 生 活 の 改 善 2 たばこ 対 策 の 推 進 3 運 動 身 体 活 動 の 習 慣 化 4 休 養 こころの 健 康 づくり 5 歯 の 健 康 づくり 6 検 診 事 後 指 導 の 充 実 7 アルコール 対 策 - 6 -
(2) 健 康 すいた21で 取 り 組 む 課 題 ( 重 点 項 目 ) 健 康 すいた21では 吹 田 保 健 所 圏 域 計 画 における7 項 目 の 重 点 優 先 課 題 を 踏 まえながら 健 康 に 及 ぼす 影 響 の 大 きさ 健 康 づくり における 重 要 性 及 び 優 先 度 などを 考 慮 しつつ 認 知 症 や 寝 たきりに ならない 状 態 で 生 活 できる 期 間 ( 健 康 寿 命 )の 延 伸 を 図 ることの 重 要 性 などを 総 合 的 に 検 討 した 結 果 下 記 の8 項 目 を 健 康 すいた21で 取 り 組 む 課 題 ( 重 点 項 目 )として 設 定 しました 1 栄 養 食 生 活 の 改 善 食 生 活 は もっとも 基 本 的 な 生 活 習 慣 であり 健 康 に 直 接 関 連 しているだけでなく 一 方 では 社 会 的 文 化 的 な 営 みでもあり 私 たちの 生 活 の 質 (QOL)とも 深 い 関 わりを 持 っています 日 本 人 の 食 生 活 は 第 二 次 世 界 大 戦 後 塩 分 炭 水 化 物 が 多 く 動 物 性 たんぱく 質 が 少 ない 食 事 から 動 物 性 たんぱく 質 や 脂 肪 の 多 い 食 事 に 大 きく 変 化 し がん 心 疾 患 脳 卒 中 糖 尿 病 などの 生 活 習 慣 病 の 増 加 が 深 刻 な 問 題 となってきています また 食 生 活 を 取 り 巻 く 社 会 環 境 の 変 化 に 伴 い 朝 食 欠 食 率 の 増 加 加 工 食 品 や 特 定 食 品 への 過 度 の 依 存 過 度 のダイエット 志 向 孤 食 などが 見 受 けられ 身 体 的 精 神 的 な 健 康 への 影 響 も 懸 念 されます 健 康 すいた21では 栄 養 食 生 活 を 栄 養 素 の 観 点 からだけ でなく 生 活 の 質 を 高 める 視 点 からも 捉 え いつまでもおいしく 楽 しく 食 事 ができる ことを 目 標 としました そのためには 食 事 を 楽 しむ 環 境 がある 栄 養 と 食 生 活 についての 正 しい 知 識 や 情 報 を 持 つ ことが 必 要 です 2 たばこ 対 策 の 推 進 たばこは 肺 がんをはじめとして 喉 頭 がん 食 道 がん 胃 がん など 多 くのがんや 虚 血 性 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 歯 周 疾 患 など 多 くの 疾 患 低 出 生 体 重 児 や 流 早 産 など 妊 娠 に 関 連 した 異 常 の 危 険 因 子 です 喫 煙 者 の 多 くは たばこの 害 を 十 分 に 認 識 しないまま 未 成 年 のうちに 喫 煙 を 開 始 していますが 未 成 年 期 に 喫 煙 を 開 始 した 者 では 成 人 になってから 喫 煙 を 開 始 した 者 に 比 べて これらの 疾 患 の 危 険 性 はより 大 きくなります さらに 喫 煙 する 本 人 だけでなく 周 囲 の 喫 煙 者 の 煙 による 受 動 喫 煙 も 肺 がんや 虚 血 性 心 疾 患 呼 吸 器 疾 患 乳 幼 児 突 然 死 症 候 群 などの 危 険 因 子 です また たばこに 含 まれるニコチンには 依 存 性 があり 自 分 の 意 志 だけでは やめたくてもやめられないこ - 7 -
とが 多 いものです しかし 禁 煙 に 成 功 すれば 喫 煙 を 継 続 した 場 合 に 比 べて これらの 疾 患 の 危 険 性 は 減 少 します たばこ 対 策 に 関 しては たばこの 害 を 受 けない 与 えない た ばこを 吸 わない 人 が 増 える ことを 目 標 としました そのために は 分 煙 の 知 識 がある 禁 煙 喫 煙 場 所 が 明 確 に 分 けられてい る たばこの 害 について 知 っている 未 成 年 者 の 喫 煙 者 をな くす たばこが 買 いにくい 環 境 がある 禁 煙 にチャレンジで きる ことが 大 切 です 3 運 動 身 体 活 動 の 習 慣 化 運 動 をよく 行 っている 人 や 身 体 活 動 量 が 多 い 人 は 虚 血 性 心 疾 患 高 血 圧 糖 尿 病 肥 満 骨 粗 しょう 症 結 腸 がんなどの 罹 患 率 や 死 亡 率 が 低 いことがわかっており 心 の 健 康 とも 関 連 してい ることが 明 らかになっています また 高 齢 者 でも 歩 行 などの 日 常 生 活 における 身 体 活 動 が 寝 たきりの 減 少 や 寿 命 の 延 伸 に 効 果 のあることが 示 されています このような 効 果 は 身 体 活 動 の 強 さ と 行 った 時 間 を 掛 け 合 わせた 身 体 活 動 量 が 多 いほど 有 効 ですが 長 期 的 にみると10 分 程 度 の 歩 行 を1 日 に 数 回 行 う 程 度 でも 一 定 の 効 果 が 得 られることがわかっています 従 って スポーツや 体 操 などの 活 動 だけでなく 通 勤 通 学 家 事 勤 労 身 体 活 動 を 伴 う 趣 味 レジャーなど 日 常 生 活 の 活 動 全 体 を 考 え る 必 要 があります わが 国 においては 身 体 活 動 運 動 についての 長 期 にわたる 調 査 は 少 ないのですが 家 事 や 仕 事 の 自 動 化 交 通 手 段 の 発 達 によ り 身 体 活 動 量 が 低 下 してきたことは 明 らかであり 食 生 活 の 変 化 とともに 近 年 の 生 活 習 慣 病 増 加 の 一 因 となっています 多 くの 人 が 無 理 なく 日 常 生 活 の 中 で 運 動 身 体 活 動 を 続 ける 方 法 の 提 供 や 環 境 をつくることが 求 められています 運 動 身 体 活 動 を 習 慣 化 するためには いつまでも 自 分 にあっ た 運 動 や 身 体 活 動 が 楽 しめる ことが 大 切 で そのためには 運 動 や 身 体 活 動 が 健 康 の 保 持 増 進 に 効 果 があることを 知 っている 運 動 を 始 めやすい 環 境 継 続 しやすい 環 境 がある 子 どもの 頃 から 運 動 に 親 しみ 習 慣 化 している ことが 必 要 です 4 休 養 こころの 健 康 づくり こころの 健 康 は いきいきと 自 分 らしく 生 きるための 重 要 な 条 件 です 具 体 的 には 自 分 の 感 情 に 気 づいて 表 現 できること 状 況 に 応 じて 適 切 に 考 え 現 実 的 な 問 題 解 決 ができること 他 人 や - 8 -
社 会 と 建 設 的 でよい 関 係 を 築 けることを 意 味 しています また 人 生 の 目 的 や 意 義 を 見 出 し 主 体 的 に 人 生 を 選 択 することも 大 切 な 要 素 であり こころの 健 康 は 生 活 の 質 (QOL)に 大 きく 影 響 するものです こころの 健 康 には 個 人 に 備 わっている 資 質 や 能 力 だけでなく 身 体 状 況 社 会 経 済 状 況 住 居 や 職 場 の 環 境 人 間 関 係 など 多 くの 要 因 が 関 係 していますが なかでも 身 体 の 状 態 とこころは 相 互 に 強 く 関 係 しており 例 えば ストレスが 多 いと 風 邪 などの 感 染 症 にかかりやすくなることが 証 明 されています こころの 健 康 を 保 つためには 多 くの 要 素 があり 適 度 な 運 動 や バランスのとれた 栄 養 食 生 活 は 身 体 だけでなくこころの 健 康 においても 重 要 な 基 礎 となるものですが さらに 十 分 な 睡 眠 をとり ストレスと 上 手 につきあう ことは 欠 かせない 要 素 で あり そのためには ストレス 解 消 法 を 知 っている 自 分 の 状 態 を 自 覚 している 睡 眠 による 休 養 を 十 分 にとれる ことが 必 要 です 5 歯 の 健 康 づくり 歯 及 び 口 腔 の 健 康 の 保 持 増 進 は 単 に 食 物 を 咀 しゃくするとい う 点 からだけでなく 食 事 や 会 話 を 楽 しむなど 豊 かな 人 生 を 送 るための 基 礎 となるものです また 高 齢 者 を 対 象 とした 研 究 では 歯 の 喪 失 が 少 なく 咀 し ゃく 能 力 が 高 い 者 は 活 動 能 力 が 高 く 運 動 視 聴 覚 機 能 にも 優 れ 生 活 の 質 (QOL)も 高 いことが 明 らかになっています さらに 要 介 護 者 を 対 象 とした 調 査 によって 口 腔 衛 生 の 状 態 や 咀 しゃ く 能 力 の 改 善 を 図 ることが 誤 嚥 性 肺 炎 の 減 少 や 日 常 生 活 能 力 (ADL)の 改 善 に 有 効 であることがわかってきました 歯 の 健 康 づくりに 関 しては いつまでも 自 分 の 歯 で 噛 むことが できる ということが 目 標 となり そのためには 歯 の 大 切 さと その 管 理 方 法 を 知 っている ことが 必 要 です 6 アルコール 対 策 アルコール 飲 料 は わが 国 では 昔 から 祝 祭 や 会 食 など 多 くの 場 面 で 飲 まれるなど 生 活 文 化 の 一 部 として 親 しまれてきました 一 方 で アルコール 飲 料 は 他 の 一 般 食 品 にはない 次 のような 特 性 を 有 しています a 致 酔 性 : 飲 酒 は 意 識 状 態 の 変 容 を 引 き 起 こします このた めに 交 通 事 故 等 の 原 因 の 一 つとなるほか 短 時 間 内 の 多 量 飲 酒 - 9 -
による 急 性 アルコール 中 毒 は 死 亡 の 原 因 となることがありま す b 慢 性 影 響 による 臓 器 障 害 : 肝 疾 患 脳 卒 中 がんなど 多 くの 疾 患 がアルコールと 関 連 しています c 依 存 性 : 長 期 にわたる 多 量 飲 酒 は アルコールへの 依 存 を 形 成 し 本 人 の 精 神 的 身 体 的 健 康 を 損 なうとともに 社 会 への 適 応 力 を 低 下 させ 家 族 等 周 囲 の 人 々にも 深 刻 な 影 響 を 与 えま す d 未 成 年 者 への 影 響 妊 婦 を 通 じた 胎 児 への 影 響 :アルコール の 心 身 に 与 える 影 響 は 精 神 的 身 体 的 な 発 育 の 途 上 にある 未 成 年 者 においては 特 に 大 きく このため 未 成 年 者 飲 酒 禁 止 法 によって 未 成 年 者 の 飲 酒 が 禁 止 されています また 妊 娠 し ている 女 性 の 飲 酒 は 胎 児 性 アルコール 症 候 群 などの 妊 娠 に 関 連 した 異 常 の 危 険 因 子 です 健 康 づくりにおけるアルコールの 問 題 としては アルコール と 上 手 につきあう ことを 目 標 とし その 目 標 を 達 成 するため の 条 件 としては 過 度 の 飲 酒 が 及 ぼす 問 題 を 知 っている ア ルコールについて 正 しい 知 識 を 持 っている ことが 必 要 です 7 健 康 診 査 事 後 指 導 の 活 用 定 期 的 な 健 康 診 査 は 単 に 疾 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 の 場 であ るだけでなく 生 活 習 慣 改 善 のための 契 機 となる 場 でもあります 従 って ただ 受 診 するだけでなく 健 診 結 果 に 基 づいた 指 導 に 従 い その 後 の 生 活 習 慣 病 予 防 に 結 果 を 生 かすことが 重 要 です 吹 田 市 基 本 健 康 診 査 は 平 成 16 年 度 (2004 年 度 )の 受 診 率 が68.5%と 市 民 に 定 着 した 健 診 と 言 え また 個 別 健 診 に なっているため かかりつけ 医 の 定 着 が 図 れるとともに 疾 病 の 特 性 や 対 象 者 一 人 ひとりの 置 かれた 生 活 環 境 等 を 踏 まえた 支 援 を 健 診 医 (かかりつけ 医 )が 継 続 的 に 行 うことのできる 環 境 があ ります また 平 成 17 年 度 (2005 年 度 )から 基 本 健 康 診 査 受 診 時 に 生 活 習 慣 アンケートを 実 施 し 受 診 者 一 人 ひとりに 合 わせた 生 活 習 慣 改 善 の 指 導 をしています しかし 健 康 に 関 する 正 しい 情 報 を 得 ることができる 環 境 が あっても 情 報 を 上 手 に 活 用 し 自 身 の 生 活 習 慣 を 改 善 する 契 機 とするためには 健 康 診 査 の 必 要 性 を 理 解 して 毎 年 受 診 するこ と が 必 要 であり 健 康 診 査 の 結 果 を 活 かし 行 動 できる こと が 大 切 です - 10 -
8 寝 たきり 閉 じこもり 予 防 吹 田 市 の65 歳 以 上 人 口 の 割 合 は 府 下 の 平 均 と 比 較 すると 低 いものの 高 齢 化 の 進 行 は 府 下 平 均 を 上 回 る 速 度 で 進 んでいます このような 急 速 な 高 齢 化 とあいまって 寝 たきりや 認 知 症 など 要 介 護 状 態 の 高 齢 者 が 増 加 し また 高 齢 者 の 一 人 暮 らし 世 帯 や 高 齢 者 夫 婦 のみの 世 帯 が 増 加 しています 吹 田 市 で 実 施 している 日 々の 事 業 で 高 齢 者 と 接 するたびに 高 齢 者 における 心 身 の 健 康 の 大 切 さを 痛 感 しています 単 に 病 気 が ないとか 日 常 生 活 動 作 が 一 人 でできるとかでなく その 人 らし いいきいきとした 生 活 を 送 れているかということが 重 要 です 健 康 な 高 齢 期 を 迎 えるということは 健 康 すいた21 の 策 定 の 趣 旨 であり そのための 諸 条 件 は 他 の 重 点 項 目 でも 述 べていま すが 他 の 重 点 項 目 では 述 べきれていない 部 分 もあるため 高 齢 期 を 迎 えた 時 に いきいきとした 生 活 を 送 るための 条 件 とは 何 かを 市 民 の 意 見 も 聞 き また このことの 重 要 性 をすべての 人 が 認 識 する 必 要 性 があると 考 えましたので この 項 目 を 挙 げまし た 高 齢 者 が 寝 たきり 閉 じこもりにならない ためには 楽 しみがあり 人 との 関 わりをもっている ことが 大 切 です - 11 -