資 料 Ⅱ-2 救 急 搬 送 実 施 基 準 宮 城 県 平 成 25 年 X 月
1 救 急 搬 送 実 施 基 準 策 定 の 背 景 救 急 搬 送 における 受 入 医 療 機 関 の 選 定 に 困 難 な 事 案 の 発 生 が 全 国 的 に 社 会 問 題 化 した ことを 背 景 として, 消 防 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 が 平 成 21 年 5 月 1 日 に 公 布, 同 年 10 月 30 日 に 施 行 された 今 回 の 消 防 法 の 改 正 は, 各 地 域 の 現 状 の 医 療 資 源 を 前 提 に, 消 防 機 関 と 医 療 機 関 の 連 携 を 強 化 することで, 受 入 医 療 機 関 の 選 定 困 難 事 案 の 発 生 をなくすとともに, 傷 病 者 の 状 況 に 応 じた 適 切 な 搬 送 及 び 受 入 体 制 を 構 築 することを 目 指 すものである 消 防 法 改 正 により, 消 防 法 第 1 条 で 災 害 等 による 傷 病 者 の 搬 送 を 適 切 に 行 うことが 法 の 目 的 として 明 記 され,また, 都 道 府 県 は 消 防 機 関 による 傷 病 者 の 搬 送 及 び 医 療 機 関 に よる 傷 病 者 の 受 入 れの 迅 速 かつ 適 切 に 実 施 するため, 以 下 のような 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 関 する 基 準 ( 以 下 実 施 基 準 という)を 定 めることが 義 務 付 け られた 1 傷 病 者 の 心 身 等 の 状 況 に 応 じた 適 切 な 医 療 の 提 供 が 行 われることを 確 保 するために 医 療 機 関 を 分 類 する 基 準 第 1 号 分 類 基 準 2 前 号 に 掲 げる 基 準 に 基 づき 分 類 された 医 療 機 関 の 区 分 及 び 当 該 区 分 に 該 当 する 医 療 機 関 の 名 称 第 2 号 医 療 機 関 リスト 3 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 状 況 を 確 認 するための 基 準 第 3 号 観 察 基 準 4 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 を 選 定 するための 基 準 第 4 号 観 察 基 準 5 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 に 対 し 傷 病 者 の 状 況 を 伝 達 するた めの 基 準 第 5 号 選 定 基 準 6 傷 病 者 の 受 入 れに 関 する 消 防 機 関 と 医 療 機 関 との 間 の 合 意 を 形 成 するための 基 準 そ の 他 傷 病 者 の 受 入 れを 行 う 医 療 機 関 の 確 保 に 資 する 事 項 第 6 号 受 入 医 療 機 関 確 保 基 準 7 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 関 し 都 道 府 県 が 必 要 と 認 める 事 項 第 7 号 その 他 基 準 実 施 基 準 の 留 意 事 項 については 以 下 のとおりである 1 医 学 的 知 見 に 基 づき,かつ, 医 療 法 に 規 定 する 医 療 計 画 との 調 和 が 保 たれるように 定 めなければならない 2 都 道 府 県 が 実 施 基 準 を 定 めるときは, 消 防 機 関, 医 療 機 関 等 の 代 表 者 で 構 成 する 協 議 会 を 設 置 し, 意 見 を 聴 かなければならない 3 都 道 府 県 は, 実 施 基 準 を 定 めたときは, 遅 滞 なく,その 内 容 を 公 表 しなければなら ない 4 消 防 機 関 は 実 施 基 準 を 遵 守 し, 医 療 機 関 は 実 施 基 準 を 尊 重 するよう 努 める 5 策 定 した 実 施 基 準 は, 協 議 会 において 評 価 と 見 直 しを 行 う
実 施 基 準 活 用 イメージ 119 覚 知 現 場 到 着 傷 病 者 の 観 察 ( 第 3 号 ) 病 態, 重 症 度 緊 急 度 ( 第 1 号 ) 傷 病 者 の 状 態 に 応 じた 医 療 機 関 の 選 定 基 準 ( 第 4 号 ) 選 定 基 準 に 基 づく 医 療 機 関 ( 第 2 号 ) 傷 病 者 の 状 態 を 医 療 機 関 に 伝 達 ( 第 5 号 ) 医 療 機 関 による 受 入 受 入 れ 困 難 事 案 の 発 生 受 入 困 難 事 案 を 受 け 入 れる 医 療 機 関 ( 第 6 号 )
2 宮 城 県 における 検 討 宮 城 県 においては 法 律 上 の 協 議 会 として, 宮 城 県 救 急 医 療 協 議 会 を 充 てることとした また, 本 県 においては,この 協 議 会 とは 別 途 に 消 防 機 関 と 救 急 医 療 に 精 通 した 医 師 で 構 成 する 救 急 搬 送 の 実 施 基 準 に 関 する 検 討 会 を 開 催 し,さらに, 実 施 基 準 を 定 める 病 態 ごとに 専 門 的 観 点 から 検 討 を 行 い 実 施 基 準 案 の 作 成 をした この 実 施 基 準 案 を 宮 城 県 救 急 医 療 協 議 会 で 協 議 した 後 に 承 認 を 得 て, 救 急 搬 送 実 施 基 準 を 定 めた 3 注 意 事 項 (1)この 救 急 搬 送 実 施 基 準 は, 消 防 機 関 が 救 急 要 請 を 受 けて 行 う 救 急 業 務 における 傷 病 者 の 搬 送 と 医 療 機 関 による 受 け 入 れについて 定 めたものである したがって, 医 療 機 関 の 選 定 は 消 防 機 関 の 救 急 隊 が 行 い, 救 急 要 請 者 が 医 療 機 関 リストから 医 療 機 関 を 選 択 できるものではない また, 一 般 の 救 急 外 来 における 対 応 医 療 機 関 を 示 したものでもない (2) 文 中 の 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 とは 救 急 搬 送 における 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 作 成 委 員 会 報 告 書 ( 平 成 16 年 3 月 財 団 法 人 救 急 振 興 財 団 )の 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 を 指 す
第 1 号 分 類 基 準 傷 病 者 の 心 身 等 の 状 況 ( 以 下 傷 病 者 の 状 況 という )に 応 じた 適 切 な 医 療 の 提 供 が 行 われることを 確 保 するために, 以 下 の 病 態 等 について 第 2 号 医 療 機 関 リスト を 定 める ただし, 精 神 疾 患 疑 い に 関 しては 現 在 検 討 中 であるため, 医 療 機 関 リスト 等 について は 以 下, 記 載 していない 傷 病 者 の 状 況 救 命 救 急 センター 対 応 の 症 状 緊 急 性 脳 卒 中 疑 い 心 疾 患 疑 い 重 症 熱 傷 産 科 周 産 期 専 門 性 特 殊 性 小 児 精 神 疾 患 疑 い その 他 の 病 態
第 2 号 医 療 機 関 リスト 第 1 号 分 類 基 準 に 定 めた 病 態 等 に 関 して, 医 療 機 関 の 区 分 及 び 当 該 区 分 に 該 当 する 医 療 機 関 の 名 称 を 以 下 のとおり 定 める 1 救 命 救 急 センター 対 応 の 症 状 傷 病 者 の 状 況 東 北 大 学 病 院 高 度 救 命 救 急 センター 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 の 各 項 において 重 症 以 上 と 判 断 され る 傷 病 者 で 高 度 救 命 救 急 処 置 が 必 要 と 判 断 される 傷 病 者 仙 台 医 療 センター 救 命 救 急 センター 仙 台 市 立 病 院 救 命 救 急 センター 大 崎 市 民 病 院 救 命 救 急 センター 石 巻 赤 十 字 病 院 救 命 救 急 センター みやぎ 県 南 中 核 病 院 救 命 救 急 センター ( 注 ) 救 命 救 急 センターがない 地 域 や, 傷 病 者 の 発 生 場 所 が 救 命 救 急 センターから 遠 隔 地 である 場 合 には,その 地 域 の 基 幹 となる2 次 医 療 機 関 を 選 定 することも 可 能 とする
2 脳 卒 中 疑 い 受 入 体 制 受 入 体 制 仙 台 医 療 センター 東 北 労 災 病 院 仙 台 東 脳 神 経 外 科 病 院 JR 仙 台 病 院 広 南 病 院 東 北 公 済 病 院 宮 城 野 分 院 大 崎 市 民 病 院 内 科 佐 藤 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 仙 台 赤 十 字 病 院 東 北 大 学 病 院 松 田 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 仙 塩 総 合 病 院 総 合 南 東 北 病 院 赤 石 病 院 宮 城 病 院 公 立 黒 川 病 院 仙 台 市 立 病 院 大 崎 市 民 病 院 鳴 子 温 泉 分 院 仙 台 徳 洲 会 病 院 古 川 星 陵 病 院 石 巻 赤 十 字 病 院 すずき 脳 神 経 外 科 クリニック 仙 石 病 院 涌 谷 町 国 民 健 康 保 険 病 院 公 立 刈 田 綜 合 病 院 登 米 市 立 登 米 市 民 病 院 片 倉 病 院 登 米 市 立 豊 里 病 院 三 浦 病 院 登 米 市 立 よねやま 診 療 所 坂 総 合 病 院 石 巻 市 立 病 院 泉 病 院 齋 藤 病 院 東 北 公 済 病 院 真 壁 病 院 宮 城 県 立 こども 病 院 大 友 病 院 東 北 薬 科 大 学 病 院 公 立 志 津 川 病 院 仙 台 中 江 病 院 中 嶋 病 院 受 入 体 制 は 以 下 の 区 分 による 区 分 t-pa 投 与 緊 急 開 頭 手 術 緊 急 血 管 内 手 術 常 時 可 常 時 可 常 時 可 常 時 可 常 時 可 可 能 な 場 合 有 常 時 可 常 時 可 不 可 可 能 な 場 合 有 可 能 な 場 合 有 不 可 可 能 な 場 合 有 不 可 不 可 t-pa 投 与 以 外 の 薬 物 療 法 可 能
3 心 疾 患 疑 い 傷 病 者 の 状 況 心 筋 梗 塞 及 びその 類 似 疾 患 1 ( 胸 痛 を 訴 え 循 環 器 系 疾 患 が 疑 わ れる 傷 病 者 ) みやぎ 県 南 中 核 病 院 東 北 大 学 病 院 仙 台 厚 生 病 院 仙 台 オープン 病 院 仙 台 市 立 病 院 仙 台 循 環 器 病 センター 東 北 薬 科 大 学 病 院 仙 台 医 療 センター 仙 台 徳 洲 会 病 院 吉 岡 QQクリニック 坂 総 合 病 院 大 崎 市 民 病 院 みやぎ 北 部 循 環 器 科 宮 城 県 立 循 環 器 呼 吸 器 病 センター 石 巻 赤 十 字 病 院 石 巻 市 立 病 院 みやぎ 東 部 循 環 器 科 気 仙 沼 市 立 病 院 宮 城 社 会 保 険 病 院 2 真 壁 病 院 2 心 臓 血 管 外 科 の 有 無 1 類 似 疾 患 とは 急 性 大 動 脈 解 離 や 肺 塞 栓 症 等 の 循 環 器 系 の 緊 急 性 が 高 い 疾 患 を 指 す 2 診 療 時 間 外 は 曜 日 及 び 時 間 帯 によって 対 応 不 可 能 な 場 合 がある
4 重 症 熱 傷 傷 病 者 の 状 況 東 北 大 学 病 院 高 度 救 命 救 急 センター 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 の 熱 傷 の 項 で 重 症 以 上 と 判 断 さ れる 傷 病 者 仙 台 医 療 センター 救 命 救 急 センター 仙 台 市 立 病 院 救 命 救 急 センター 大 崎 市 民 病 院 救 命 救 急 センター 石 巻 赤 十 字 病 院 救 命 救 急 センター みやぎ 県 南 中 核 病 院 救 命 救 急 センター ( 注 1) 救 命 救 急 センターがない 地 域 や, 傷 病 者 の 発 生 場 所 が 救 命 救 急 センターから 遠 隔 地 である 場 合 には,その 地 域 の 基 幹 となる2 次 医 療 機 関 を 選 定 することも 可 能 とす る ( 注 2) 広 範 囲 熱 傷 については, 東 北 大 学 病 院 高 度 救 命 救 急 センターを 第 1 選 択 とする
5 産 科 周 産 期 傷 病 者 の 状 況 主 に 軽 症 例 中 等 症 及 び 一 部 の 重 症 例 (コーディネートによる 対 応 を 要 しない 事 案 ) コ ー デ ィ ネ ー ト の 必 要 な 事 案 母 体 救 急 分 娩 後 胎 児 死 亡 母 体 救 急 胎 児 生 存 切 迫 早 産 母 体 重 篤 ( 母 体 救 命 最 優 先 ) ( 救 命 救 急 センター) 地 域 の 周 産 期 医 療 施 設 仙 台 赤 十 字 病 院 東 北 大 学 病 院 宮 城 県 立 こども 病 院 仙 台 医 療 センター 仙 台 市 立 病 院 東 北 公 済 病 院 大 崎 市 民 病 院 石 巻 赤 十 字 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 公 立 刈 田 綜 合 病 院 東 北 大 学 病 院 によるコーディネート 平 日 日 中 東 北 大 学 病 院 によるコーディネート 平 日 夜 間 休 日 仙 台 赤 十 字 病 院 によるコーディネート 平 日 日 中 東 北 大 学 病 院 によるコーディネート 平 日 夜 間 休 日 仙 台 赤 十 字 病 院 によるコーディネート 東 北 大 学 病 院 高 度 救 命 救 急 センター 仙 台 医 療 センター 救 命 救 急 センター 仙 台 市 立 病 院 救 命 救 急 センター 大 崎 市 民 病 院 救 命 救 急 センター 石 巻 赤 十 字 病 院 救 命 救 急 センター ( 注 )かかりつけ 医 のある 事 案 については,かかりつけ 医 に 連 絡 する
6 小 児 (1) 新 生 児 1 周 産 期 医 療 施 設 で 出 生 し 退 院 後 出 産 を 行 った 周 産 期 医 療 施 設 仙 台 赤 十 字 病 院 ( ) 宮 城 県 立 こども 病 院 東 北 大 学 病 院 仙 台 医 療 センター 上 記 が 不 可 能 な 場 合, 仙 台 市 立 病 院 大 崎 市 民 病 院 右 記 の 周 産 期 医 療 施 設 石 巻 赤 十 字 病 院 東 北 公 済 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 公 立 刈 田 綜 合 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 仙 台 赤 十 字 病 院 は, 主 に 日 齢 14 日 まででNICUでの 治 療 が 必 要 な 児 を 受 け 入 れる 2 周 産 期 医 療 施 設 以 外 ( 自 宅 または 車 中 等 )での 分 娩 ( 定 期 検 診 を 受 けている 妊 婦 ) 傷 病 者 の 状 況 以 下 の 項 目 の 全 てに 該 当 す 出 産 予 定 病 院 る 場 合 仙 台 赤 十 字 病 院 宮 城 県 立 こども 病 院 妊 娠 36 週 以 上 上 記 が 不 可 東 北 大 学 病 院 仙 台 医 療 センター 泣 いている, 穏 やかな 呼 吸 能 な 場 合, 右 仙 台 市 立 病 院 大 崎 市 民 病 院 活 発 に 動 く の 周 産 期 医 石 巻 赤 十 字 病 院 皮 膚 色 が 良 好 療 施 設 東 北 公 済 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 心 拍 100/ 分 以 上 公 立 刈 田 綜 合 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 以 下 の 項 目 のいずれかに 該 仙 台 赤 十 字 病 院 宮 城 県 立 こども 病 院 当 する 場 合 妊 娠 36 週 未 満 または 見 るか らに 未 熟 で 小 さい 児 呼 吸 が 乏 しい,あえぎ 呼 吸, 人 工 換 気 が 可 能 な 周 産 期 医 療 施 設 東 北 大 学 病 院 仙 台 市 立 病 院 仙 台 医 療 センター 大 崎 市 民 病 院 呻 き, 陥 没 呼 吸, 多 呼 吸 チアノーゼ, 蒼 白 石 巻 赤 十 字 病 院 ぐったりしている 心 拍 が 100/ 分 未 満 上 記 周 産 期 医 療 施 設 か 東 北 公 済 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 低 体 温 (36 以 下 ) ら 遠 隔 地 の 場 合 など 公 立 刈 田 綜 合 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院
3 周 産 期 医 療 施 設 以 外 ( 自 宅 または 車 中 等 )での 分 娩 ( 未 受 診 の 妊 婦 ) 傷 病 者 の 状 況 以 下 の 項 目 の 全 てに 該 当 す 仙 台 赤 十 字 病 院 宮 城 県 立 こども 病 院 る 場 合 東 北 大 学 病 院 仙 台 医 療 センター 泣 いている, 穏 やかな 呼 吸 右 の 周 産 期 仙 台 市 立 病 院 大 崎 市 民 病 院 活 発 に 動 く 医 療 施 設 石 巻 赤 十 字 病 院 皮 膚 色 が 良 好 東 北 公 済 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 心 拍 100/ 分 以 上 公 立 刈 田 綜 合 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 仙 台 赤 十 字 病 院 宮 城 県 立 こども 病 院 以 下 の 項 目 のいずれかに 該 当 する 場 合 見 るからに 未 熟 で 小 さい 呼 吸 が 乏 しい,あえぎ 呼 吸, 人 工 換 気 が 可 能 な 周 産 期 医 療 施 設 東 北 大 学 病 院 仙 台 市 立 病 院 仙 台 医 療 センター 大 崎 市 民 病 院 呻 き, 陥 没 呼 吸, 多 呼 吸 チアノーゼ, 蒼 白 石 巻 赤 十 字 病 院 ぐったりしている 心 拍 が 100/ 分 未 満 上 記 周 産 期 医 療 施 設 か 東 北 公 済 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 低 体 温 (36 以 下 ) ら 遠 隔 地 の 場 合 など 公 立 刈 田 綜 合 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 ( 注 ) 周 産 期 コーディネーター 事 業 によるコーディネートが 必 要 な 事 案 に 関 しては, コーディネーターを 活 用 する (2) 乳 幼 児 から 中 学 生 まで 傷 病 者 の 状 況 重 症 中 等 症 軽 症 東 北 大 学 病 院, 仙 台 市 立 病 院, 宮 城 県 立 こども 病 院, 仙 台 医 療 センター, 大 崎 市 民 病 院, 石 巻 赤 十 字 病 院,みやぎ 県 南 中 核 病 院, 気 仙 沼 市 立 病 院 平 日 日 中 対 応 可 能 坂 総 合 病 院, 公 立 刈 田 綜 合 病 院 各 地 域 の 小 児 に 対 応 可 能 な 医 療 機 関
7 その 他 病 態 その 他 の 病 態 に 関 しては, 基 本 的 に 各 地 域 の 救 急 告 示 医 療 機 関 や 病 院 群 輪 番 制 参 加 医 療 機 関 で 受 け 入 れる (1) 救 急 告 示 医 療 機 関 ( 平 成 25 年 9 月 1 日 現 在 ) 医 療 圏 仙 台 仙 南 大 崎 栗 原 東 北 大 学 病 院 仙 台 厚 生 病 院 伊 藤 病 院 東 北 労 災 病 院 仙 台 社 会 保 険 病 院 東 北 公 済 病 院 仙 台 医 療 センター 安 田 病 院 仙 台 オープン 病 院 中 嶋 病 院 仙 台 東 脳 神 経 外 科 病 院 東 北 薬 科 大 学 病 院 仙 台 市 立 病 院 NTT 東 日 本 東 北 病 院 仙 台 赤 十 字 病 院 広 南 病 院 宮 城 社 会 保 険 病 院 公 立 刈 田 綜 合 病 院 蔵 王 町 国 民 健 康 保 険 蔵 王 病 院 大 泉 記 念 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 大 崎 市 民 病 院 徳 永 整 形 外 科 病 院 大 崎 市 民 病 院 鹿 島 台 分 院 古 川 民 主 病 院 古 川 星 陵 病 院 涌 谷 町 国 民 健 康 保 険 病 院 泉 病 院 松 田 病 院 仙 台 徳 洲 会 病 院 仙 台 循 環 器 病 センター 泉 整 形 外 科 病 院 仙 台 北 部 整 形 外 科 坂 総 合 病 院 塩 竈 市 立 病 院 赤 石 病 院 平 田 外 科 医 院 宮 城 病 院 公 立 黒 川 病 院 宮 城 利 府 掖 済 会 病 院 仙 塩 利 府 病 院 総 合 南 東 北 病 院 松 島 病 院 国 民 健 康 保 険 川 崎 病 院 丸 森 町 国 民 健 康 保 険 丸 森 病 院 登 米 整 形 外 科 外 科 医 院 東 泉 堂 病 院 美 里 町 立 南 郷 病 院 公 立 加 美 病 院 大 崎 市 民 病 院 鳴 子 温 泉 分 院 大 崎 市 民 病 院 岩 出 山 分 院
医 療 圏 大 崎 栗 原 石 巻 登 米 気 仙 沼 栗 原 市 立 若 柳 病 院 栗 原 市 立 栗 駒 病 院 登 米 市 立 登 米 市 民 病 院 登 米 市 立 米 谷 病 院 石 巻 赤 十 字 病 院 女 川 町 地 域 医 療 センター 石 巻 市 立 牡 鹿 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 栗 原 市 立 栗 原 中 央 病 院 県 立 循 環 器 呼 吸 器 病 センター 登 米 市 立 豊 里 病 院 真 壁 病 院 齋 藤 病 院 仙 石 病 院 猪 苗 代 病 院
(2) 病 院 群 輪 番 制 参 加 医 療 機 関 地 域 仙 南 岩 沼 / 名 取 / 亘 理 当 番 病 院 仙 台 協 力 病 院 塩 釜 参 加 施 設 公 立 刈 田 綜 合 病 院 みやぎ 県 南 中 核 病 院 総 合 南 東 北 病 院 仙 台 オープン 病 院 仙 台 徳 洲 会 病 院 伊 藤 病 院 中 嶋 病 院 東 北 薬 科 大 学 病 院 仙 台 赤 十 字 病 院 東 北 労 災 病 院 NTT 東 日 本 東 北 病 院 仙 台 厚 生 病 院 仙 台 社 会 保 険 病 院 東 北 公 済 病 院 佐 藤 病 院 仙 台 逓 信 病 院 JR 仙 台 病 院 仙 台 東 脳 神 経 外 科 病 院 東 北 公 済 病 院 宮 城 野 分 院 広 南 病 院 宮 城 社 会 保 険 病 院 泉 整 形 外 科 病 院 仙 台 循 環 器 病 センター 松 田 病 院 塩 竈 市 立 病 院 宮 城 利 府 掖 済 会 病 院 仙 塩 利 府 病 院 坂 総 合 病 院 赤 石 病 院 松 島 病 院
地 域 参 加 施 設 大 崎 市 民 病 院 大 崎 栗 原 登 米 石 巻 気 仙 沼 大 崎 市 民 病 院 岩 出 山 分 院 美 里 町 立 南 郷 病 院 古 川 民 主 病 院 永 仁 会 病 院 徳 永 整 形 外 科 病 院 大 崎 市 民 病 院 鳴 子 温 泉 分 院 片 倉 病 院 野 崎 病 院 大 崎 市 民 病 院 鹿 島 台 分 院 公 立 加 美 病 院 涌 谷 町 国 保 病 院 古 川 星 陵 病 院 三 浦 病 院 佐 藤 病 院 栗 原 市 立 栗 原 中 央 病 院 登 米 市 立 登 米 市 民 病 院 石 巻 赤 十 字 病 院 雄 勝 病 院 石 巻 市 立 病 院 牡 鹿 病 院 女 川 町 地 域 医 療 センター 齋 藤 病 院 仙 石 病 院 真 壁 病 院 気 仙 沼 市 立 病 院 公 立 志 津 川 病 院 猪 苗 代 病 院
第 3 号 観 察 基 準 救 急 隊 は, 傷 病 者 の 状 況 を 以 下 の 項 目 を 基 本 として 総 合 的 な 観 察 をする 1 生 理 学 的 評 価 傷 病 者 情 報 バイタルサイン 臨 床 検 査 所 見 神 経 学 的 所 見 傷 病 者 の 状 態 主 訴 発 症 状 況 ( 時 間 ), 現 病 歴 既 往 歴, 服 用 薬 意 識 レベル, 呼 吸, 脈 拍, 体 温, 血 圧 心 電 図, 血 中 酸 素 飽 和 度 瞳 孔, 麻 痺 体 位, 顔 貌, 表 情, 出 血, 痙 攣, 失 禁, 四 肢 変 形, 創 傷, 嘔 吐 嘔 気, 死 亡 兆 候 2 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 に 基 づく 各 病 態 別 の 観 察 項 目 外 傷 疾 病 産 科 周 産 期 小 児 外 傷 受 傷 機 転, 解 剖 学 的 評 価 熱 傷 熱 傷 の 程 度 等 脳 疾 患 意 識 障 害 の 項 における 症 状 等 心 疾 患 胸 痛, 呼 吸 困 難 の 項 における 症 状 等 中 毒 原 因 物 質 腹 痛 消 化 管 出 血, 腹 痛 の 項 における 症 状 等 周 産 期 の 項 における 症 状 等 乳 幼 児 における 症 状 等 3 その 他, 各 地 域 メディカルコントロール 協 議 会 が 定 める 項 目
第 4 号 選 定 基 準 救 急 隊 は, 以 下 の 項 目 に 基 づき 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 を 選 定 する 1 第 3 号 に 規 定 する 観 察 項 目 により 判 断 した 傷 病 者 の 状 況 及 び 重 症 度 緊 急 度 に 応 じ, 第 2 号 に 定 める 医 療 機 関 リストから 最 も 搬 送 時 間 が 短 い 医 療 機 関 を 選 定 する 2 かかりつけ 医 療 機 関 の 有 無 や 地 域 における 独 自 の 搬 送 ルールがある 場 合 は,これを 考 慮 する また, その 他 病 態 などにおいて, 傷 病 者 が 軽 症 である 場 合 などは 上 記 1によらな い 医 療 機 関 の 選 定 も 考 慮 する 3 高 速 道 路 で 傷 病 者 が 発 生 し, 退 出 する 直 近 のインターチェンジが 県 外 である 場 合 や 住 民 の 生 活 圏 が 県 外 である 地 域 における 救 急 搬 送 の 場 合 など, 県 外 医 療 機 関 への 搬 送 が 適 当 と 判 断 される 場 合 は, 県 外 医 療 機 関 への 搬 送 を 考 慮 する 第 5 号 伝 達 基 準 救 急 隊 は, 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 に 対 し, 以 下 の 項 目 を 基 本 として 傷 病 者 の 状 況 を 総 合 的 に 系 統 立 てて 伝 達 する 1 傷 病 者 の 年 齢, 性 別 2 第 3 号 観 察 基 準 に 基 づく 傷 病 者 の 状 況 の 観 察 結 果 3 救 急 隊 が 行 った 処 置 内 容 4 かかりつけ 医 療 機 関 5 その 他, 各 地 域 メディカルコントロール 協 議 会 が 定 める 項 目
第 6 号 受 入 医 療 機 関 確 保 基 準 救 急 隊 は, 受 入 医 療 機 関 が 速 やかに 決 まらない 事 案 ( 以 下 受 入 困 難 事 案 という ) が 発 生 した 場 合 は, 原 則, 各 地 域 の 救 急 告 示 医 療 機 関 及 び 病 院 群 輪 番 制 の 当 番 病 院 から 搬 送 先 の 選 定 に 努 めるものとする また, 医 療 機 関 が 受 入 困 難 事 案 を 受 け 入 れた 場 合 は, 県 は 受 入 医 療 機 関 に 対 して 受 入 困 難 事 案 患 者 受 入 医 療 機 関 支 援 事 業 により,その 受 入 実 績 に 応 じた 支 援 を 行 うこととする なお, 受 入 困 難 事 案 とは, 次 の1から11の 状 態 にある 患 者 をいう 1 飲 酒 2 急 性 アルコール 中 毒 3 背 景 として 精 神 疾 患 あり 4 複 数 科 目 5 認 知 症 6 過 去 に 問 題 のある 傷 病 者 7 要 介 護 者 8 独 居 身 寄 りなし 9 自 殺 企 図 10 住 所 不 定 11 年 齢 等 の 要 因 で 長 期 入 院 が 予 測 される 脳 疾 患 及 び 骨 折