Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. [2012/6/28]
AnyClutch Remote とは リモートデスクトップとは i. ITPro の用語集によると ユーザーの手元にあるパソコンなどのデバイス (AnyClutch ではユーザ端末といっています ) から, ネットワークで接続された遠隔地のパソコン (AnyClutch では遠隔地パソコンといってます ) をリモート操作すること を言います 主な製品としては オープンソースの Virtual Network Computing(VNC) Apple 社の Apple Remote Desktop(ARD) Microsoft 社の Remote Desktop Protocol(RDP) Symantec 社の pcanywhere などがあり 主にリモート KVM(Keyboard, Video (Visual unit), Mouse) として利用されてきました ii. リモートデスクトップを使うと何ができるのか? 実際のデータおよび処理する仕組み ( ソフト & ハードウェア ) は遠隔地パソコンにある為 情報を持ち出さずに業務可能 広義のシンクライアント ゼロインストールソリューションの実現 スマートデバイスや軽量で低スペックのNetbookやUltrabook+モバイル通信カードによってユーザ端末からいつでもどこでも業務が可能 ノマドワーキング テレワーキング 在宅勤務などの実現 もちろん リモートKVMとして サーバ管理者が遠隔地やデータセンター (IDC) にあるサーバを保守 メンテナンス トラブルシューティングも安全に実現 リモートデスクトップは 1 台のコンピュータに同時に接続できるユーザは常に1 人のみです Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 1
なぜ今リモートデスクトップが必要なのか 検索サイト Google で 情報漏洩 +2011 で検索すると 約 1580 万件ヒット もちろんパソコンによる漏洩だけでなく ウェブサーバからの漏洩なども多く含まれるので キーワードを追加して 情報漏洩 +2011+ 紛失 + パソコン持ち出し で検索 随分減りますが 5 万 5 千件のヒット これも対策製品や企業の情報も含まれますが 持ち出しパソコンによる漏洩リスクの高さに対する関心を物語っています これまで 日本の企業はパソコンを外に持ち出さない施策を強めてきました Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 2
社会的な必要性や要望も強く 3.11 東日本大震災およびその後の計画停電 節電対策によって 事業継続計画 (Business Continuity Plan:BCP) 構築の必要性が高まり 選択肢の一つとして在宅勤務が検討 ノマドワーキング ( オフィスのない会社 働く場所を自由に選択する会社員 といったワークスタイル ) の世界的な広がりとして 自由なワークスタイルの構築のために Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 3
スマートデバイスの登場による選択肢の更なる拡大 調査会社 Dimensional Research の調査では すでにタブレットを利用している企業は 22% で 2011 年に導入予定の企業は 22% 2012 年に予定している企業は 24% 検討すべきは 全ての社員の業務に高機能なパソコンは必要なのか? 生産作業はパソコン 創造し 生み出す業務 業務処理 ( データ入力 ) はスマートデバイス 消費し 利用する業務 最近の新幹線のなかでは 普通車では ノートパソコンを操作して資料を作成している グリーン車では スマートデバイスを見ているという光景が見られるとのこと 企業の IT 投資で重要な事は 利用率 を高めること スマートデバイスの業務利用これまでの企業の情報システムは 利用範囲を狭く限定することでコンプライアンスの徹底を図ってきた スマートデバイスはその逆で利用範囲を広げ個人の力を広げるものである スマートデバイス時代に向けた社内情報基盤と新たな体制を確立する必要がある Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 4
なぜ AnyClutch Remote が選ばれるのか? 企業においてゼロインストールパソコンやスマートデバイスを効果的に導入 活用するための 1. 高速性 2. 安全性 3. 操作性 4. 導入性 を兼ね備えた最適なリモートデスクトップツールだからです Windows/Mac OS X/Linux などのパソコンはもちろん ios や Android などのスマートデバイスをユーザ端末として利用することで 外出先から会社にあるパソコン ( 遠隔地パソコン ) を 速く 簡単 安全 リアルタイム に遠隔制御が可能 遠隔サポートで十数年に亘って豊富な実績を持つ世界最速の遠隔制御エンジン : VRVD(Virtual Remote Video Driver)5.0 を搭載 米国商務省標準技術である AES 暗号によるセキュリティ通信と企業向けに拡張された管理機能で安全性を確保 優れたパフォーマンスと安全性から得られるユーザ利便性と業務スピード インターネットへアクセスできる環境があればほぼ変更なしで容易な導入が可能 Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 5
概要構成 Rsupport 社のRemoteView 5.0をベースに作られてます 遠隔地パソコンにRemoteViewエージェント ユーザ端末にRemoteViewビューワーまたブラウザを利用することで遠隔地パソコンをリモート操作します 所有者がすべてを利用するRemoteView( 個人向け ) から企業が管理するAnyClutchが生まれましたエージェント Android OS から Apple ios から 社内や自宅の Windows へ ブラウザ (IE) の ActiveX から 認証 エージェントの死活監視画面転送中継 接続および権限管理 条件により認証後直接通信により画面転送 現在準備中 管理している Windows Server へ Windows/Mac OS X/Linux のブラウザ (Firefox/Crome/ Safari など ) で実行可能な Java Applet から Mac OS X Intel 版へ Red Hat 系 Linux Hypervisor 上の仮想 PC/Server へ (Windows PC or Server) Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 6
速さの秘密その 1 Rsupport 社が提供するコア技術 :VRVD 5.0 は 割り込み処理が多数入るアプリケーションソフト (User Process) ではなく CPU( 中央処理演算装置 ) の特権命令が使え優先的に処理が行われるカーネルモードドライバー (Ring 0: リング ゼロ ) として提供されるとても高度な技術で提供されます Video Driver Hooking Remote Monitor VRVD 描画 圧縮転送 Real Monitor 圧縮転送 描画 遅い 早い Ring 0 Hardware Operating System Kernel Mode Driver Ring 1 Ring 3 User Mode Driver User Process (Application) Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 7
速さの秘密その 2 プレゼンテーションする際によく利用されるプロジェクタ ノートパソコンに付いている 外部モニタ出力端子 ( 多くは D-SUB 端子 ) を利用して出力されています その際 プロジェクタに映していると ( プロジェクタの表示速度は別として )Windows が遅くなったなと感じることは少ないと思います VRVD エンジンは それと同じようにシステムに負荷をかけることなくモニタへの表示データを複製してネットワーク経由で遠隔のモニタに表示されます Application Application User Process Windows API User Process Windows API Kernel Mode Kernel Sub System Kernel Mode Kernel Sub System Video Driver Video Driver Video Driver VRVD Engine その為 遠隔地パソコンが遅くなることなく まるで手元にあるのと同じように操作が可能です Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 8
速さの秘密その 3 VRVD エンジンは 処理されるプロセス数においても とてもシンプルです 下記のフローで示されるとおり OS から出力された画像データをネットワークで転送するだけです VRVD 5.0 エンジン OS VRVD Network Remote Monitor それに比べて Hooking 方式は グラフィックボードを利用する為に提供されるビデオドライバに出力された結果が Microsoft 社が提供する Windows API に通知され 通知よりはじめてその結果プログラムが取得 (Hooking) して ネットワークで転送することになります GDI Hooking 方式 OS Video Driver Windows API Hooking Application Network しかし Hooking 方式にも大きなメリットがあり CAD などグラフィックボードの性能をフル活用するようなソフトの場合 カーネル制御モードでは動作しないことがあります その為 VRVD エンジンはカーネル制御モードだけでなく GDI 制御モードで Hooking 方式も搭載してます GDI 制御モードにおいても VRVD エンジンは従来製品より 40% の高速化を図っています どちらのモードにおいても 転送される画像データは変化量に応じた差分情報を更に圧縮してから転送していて ネットワークへの負荷も極めて少なくしています 処理優先順 CPU 使用量プロセス数通信容量 Remote Monitor Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 9
優れた安全性 1) 米国商務省標準技術局 (NIST) によって制定された 米国政府の新世代標準暗号化方式の AES(Advanced Encryption Standard: 新暗号規格 ) 暗号を採用 2) 通信の暗号強度は推奨値の二倍となる 256bit の暗号強度で画像データを保護 56bit 以下の暗号強度では数時間程度で解読されますが 現在の推奨値である 128bit でも数百年以上かかると言われています ログインについては インターネット エクスプローラ等の制限により 128bit SSL を利用してユーザ ID およびパスワードを保護しています 3) ユーザおよび遠隔端末 ネットワークの認証および識別 ID およびパスワードは サーバへの認証 (AnyClutch ではユーザログインといっています ) に加えてエージェント ( 同じくエージェントログインといっています ) への認証という二段階の独自認証方式 ユーザ端末のアクセス制限する為に 全体でサーバに 個別に遠隔地パソコンのエージェントでも MAC アドレスと IP アドレスの組み合わせでの許可設定 ( ホワイトリスト方式 ) が可能 4) ユーザ端末には一切データを保存しない為 端末の紛失や盗難での情報漏えいの問題も解決 SSL/AES ivpn 画像データ ( 差分のみ ) ユーザログイン ID/Password エージェントログイン ID/Password Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 10
企業向けに拡張された管理機能 遠隔地パソコンとユーザ端末 ( パソコン ) で相互にドラック & ドロップ機能であらゆるファイルの転送が可能 全てのデータ ( テキストや画像はもちろんその他のあらゆるファイルおよびデータ ) が遠隔地パソコンとユーザ端末 ( パソコン ) で相互にコピー & ペースト可能 遠隔地パソコンでのプリンター印刷結果をユーザ端末で利用可能なプリンタから出力が可能 全ての遠隔制御中の画面 音声の録画 録音 スナップショットが可能 Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 11
搭載エンジン VRVD 5.0 への評価 アメリカ国防総省からの評価 AnyClutch Remote の基本エンジンである Rsupport 社の VRVD5.0 に対して徹底的なベンチマークテストを行った結果 他社製品は環境等の理由により 60% 以下の接続率であったにも関わらず VRVD5.0 は 100% という完璧な接続結果を誇り スピードにおいても群を抜く結果となった また セキュリティに対しても徹底した監査が行われ この度の採用に至った ( 国防総省トップページ ) このことにより 同社の遠隔ソリューションは世界 No.1 だと認められ 国防総省の全世界に展開されているパソコンやサーバのサポートに利用されています Powered By Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 12
得られる利便性と業務スピード 既存ソフトの難点走査線で切れる表示スペックの問題 表示可能な色数が少ない 画像の滑らかさを欠く ( 解像度が低い ) 遠隔速度の問題 応答速度が悪く操作が困難 高解像度になると更にデータ量が増え遅延大 走査線部分でイメージが切れる 外出先から社内システムを安全に利用 表示能力の高さ True Colorの発色 Full HD( 高解像度 ) にも対応 差分および圧縮転送による通信量の少なさ遠隔速度の速さ 34Kbps 以上の回線速度にも対応し モバイルでも快適 CPU 負荷が少ない転送方式によるスムーズな操作性 設計データを持ち出さずに外部から安全にCADを利用 接続 接続 専用ルーム外からのカルテや画像診断システムの利用 接続 導入の利点 専用端末に縛られずに自席や外出先からもいつでも利用が可能 閲覧端末はATOM CPUなどの低スペック端末でも利用可能 管理設定により閲覧端末および環境 ( 院内のみなど ) の制限も可能はを取得済みで パソコンメーカーでも幅広く利用されるエンジンをAnyClutchでも利用しています Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 13
遠隔から電源コントロールで省エネ対策 パソコンや iphone ipad を利用して Intel vpro 搭載パソコンの電源操作が可能 外出先から自席パソコンの電源が OFF でも 電源を ON に! Intel vpro を搭載していないパソコンは対応していません サーバを踏み台に接続 電源管理信号 Android 版からの操作は現在準備中です Windows Apple ios HTTPS 443 番 常時電源 ON のサーバ等 VPN 環境なしで遠隔から起動 iamt(web) 16992~16995 番 電源 OFF の遠隔 PC 電源オン 同一セグメントまたは iamt への接続可能なネットワーク上にエージェントがインストールされていて電源が入っている vpro 搭載で踏み台となる端末が 1 台必要となります 利用者は踏み台となる端末のエージェント ID/PW および AMT の ID/PW は不要です 操作が終わったら Windows のメニューからシャットダウン 遠隔画面制御 マネージメントシステムにより利用しない際のパソコンは電源オフと規定されている場合に 産休などに合わせての在宅勤務を検討に際して 利用可能に vpro 搭載しているかはラベルで赤丸部分を確認 電源 OFF や再起動も可能ですがデータやシステムが破損する可能性があります 遠隔パソコンの BIOS および ME BIOS Extension の設定は各々でメーカーに確認上設定してください 電車事故や大規模停電により出社困難や調整を計画に際し業務継続性対策として Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 14
一時的なサポートに電子メール招待機能 接続の為の情報 ( サーバ情報 ID PW) を一切持たないエンジニアに対してワンタイムアクセス権が付与された URL を生成し遠隔サポートを依頼することができます 1 5 1 納入された遠隔地のサーバにて不具合発生 2 情報システム担当者が遠隔制御にて確認 --- 問題解決が困難 --- 2 3 開発会社に電話で打診の上ブラウザから電子メール招待の送信し 遠隔サポートを依頼 --- 提供開発会社の担当 --- 3 4 4 招待メールの受信リンク ( 赤枠 ) をクリック ブラウザを起動 5 遠隔画面制御開始問題を解決し 遠隔画面制御終了 招待できるのはパソコンからのみ 情報システム担当者 ( 管理者 ) 開発会社のエンジニア 招待を受けられるのもパソコンのみ 情報システム担当者が確認 2 しながら 開発会社のエンジニアの操作 5 が可能 安全性について 送付される URL は GUID(Globally Unique Identifier: グローバル一意識別子 ) が含まれ 生成される識別子のパターンは 2 128 となっています 送付されてから 30 分のみ有効となります 同じ URL は一度利用されると接続できなくなります 招待メールが送付できるのは AnyClutch の管理者のみです 上記の全てが合わさって 悪意のある接続を防ぎます Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 15
あらゆるネットワークへの対応と 導入の容易さ インターネットへのアクセス (Web:HTTP(80)/HTTPS(443)) が可能な環境であれば そのまま AnyClutch も利用可能 プロキシ サーバもサポートしており 直接インターネットへアクセスできない環境でも利用可能 ブラウザでログイン ( 左図 ) ActiveX や JavaApplet を許可して PC 追加 ( 下図 ) を実行 インストール ウィザード ( 右図 ) が表示されるので指示の通り続けていくと プロキシ環境例 数分程度で終了 プロキシによる通信監査 システム監査によるプロ セス制御等 監査 禁止ポリシーが存在する場合に ついては確認 修正が必要となる場合があります Copyright (C) 2011 AIR Company Limited. All Rights Reserved. 16