赤ちゃんが産まれたら こんな休暇が利用できます! 常態として養育できる配偶者がいない場合に利用できる養育制度 休業制度 ( 無給 ) 育児休業 ( 子どもが 3 歳になるまで ) 部分休業 ( 子どもが小学校の就学の始期に達する日まで ) 育児短時間勤務 ( 同上 ) 特別休暇制度 ( 有給 ) 育児時間 ( 子どもが 1 歳 6 か月になるまで ) 子育てを行う教職員の休暇 ( 子どもが中学校卒業するまで ) 育児休業 3 歳に満たない子の養育のため 連続する1つの期間 育児休業することができます 配偶者の産前産後休暇期間中に 男性教職員が育児休業することもできます 請求方法 育児休業期間の初日 1か月前までに校長に請求 請求書様式 育児休業承認請求書 妻が産前 産後休暇期間中に育児休業する場合 男性教職員は 配偶者が就業しているかどうかにかかわらず 配偶者の出産日以後 8 週間 ( 産後休暇中 ) までの間 子の養育のための育児休業を取得することができます 取得例 1 妻 産前 8 週間産後 8 週間育児休業 出産 夫 育児休業 取得例 2 第 2 子以降の出生に際して 当該出産に係る子以外の子が 3 歳未満の場合は 出産予定日の 8 週間前 ( 産前休暇中 ) からも育児休業を取得することができます 妻 産前 8 週間産後 8 週間育児休業 出産 夫 3 歳未満の子がいる場合 育児休業 - 9 -
豆知識 産前 産後休暇が 母性保護の観点から設けられた制度であるのに対して 育児休業は子を養育するための制度で 性質を異にするものです 特に 産後 8 週間の期間は 女性にとって母体の回復と乳児の世話で 肉体的にも精神的にも負担が大きいことから この期間中 妻が就業しているか否かにかかわらず 夫は育児休業をすることができます 再度の育児休業を取得する場合 夫婦が子の養育のため計画的に交互に育児休業をする場合は 育児休業の請求を行う際に あらかじめ育児休業計画書を任命権者に提出することにより 1 回目の育児休業取得後 配偶者が 3 か月以上の期間にわたり子を養育した場合 2 回目の育児休業を取得することができます なお 両親の育児休業が必ずしも連続しなければならないというわけではありません 請求方法育児休業期間の初日 1 か月前までに校長に請求 請求書様式育児休業承認請求書 取得例 1 ( 夫婦ともに府立学校教職員の場合 ) 夫 育児休業 (1 回目 ) 育児休業 (2 回目 ) ( 又は妻 ) ( 期間は問わない ) 3か月以上 育児休業計画書の提出 妻 育児休業 (1 回目 ) 育児休業 (2 回目 ) ( 又は夫 ) 3か月以上 ( 期間は問わない ) 育児休業計画書の提出 取得例 2 ( 夫が府立学校教職員で 妻が民間で就業している場合 ) 夫 育児休業 (1 回目 ) 育児休業 (2 回目 ) ( 期間は問わない ) ( 期間は問わない ) 育児休業計画書の提出 妻 育児休業 3か月以上 豆知識 原則 育児休業中は給与が支給されません - 10 -
部分休業 平成 20 年 1 月 1 日一部改正 小学校就学の始期に達する日までの子の養育のため 1 日 2 時間の範囲内で部分休業ができま す 夫婦とも府立学校教職員の場合は 各々 2 時間取ることができます 請求方法 あらかじめ包括的に校長に請求 請求書様式 部分休業承認請求書 取得例 ( 夫婦とも府立学校教職員の場合 ) 夫 部分休業 (2 時間 ) 8:30 10:30 15:15 17:15 妻 部分休業 (2 時間 ) 豆知識 1 育児休業 部分休業ともに 配偶者が子を養育できる場合には取得できないため 配偶者が部分休業や育児時間を利用している同じ時間帯には 部分休業はできません 豆知識 2 育児時間と合わせて1 日 2 時間以内しか認められないため 育児時間を90 分利用している教職員の場合 部分休業は30 分となります 豆知識 3 部分休業中は 給与が減額されます (P18) 育児時間 ( 特別休暇 ) 生後 1 年 6 か月に達しない子の養育のため 1 日 90 分 ( 夫婦とも府立学校教職員の場合は 合わせて 90 分 ) 以内で利用できます 原則 1 日 2 回各 45 分 やむを得ない場合は 1 回 30 分以上で 2 回に分けての取得や 1 回 90 分のまとめ取りもできます また 夫婦が同時間帯に取得できる点で 部分休業とは異なります 申請方法事前に校長に申請 申請書様式病気休暇 特別休暇申請書 取得例 ( 夫婦とも府立学校教職員の場合 ) 夫 育児時間 (45 分 ) 8:30 9:15 17:15 育児時間 (45 分 ) 妻 - 11 -
豆知識 1 育児休業や部分休業が子の養育を目的としているのに対し 育児時間は 授乳や産後の母性保護もその目的に含んでいますので 女性教職員の場合は 夫が育児休業 部分休業又は育児時間を取得している時間帯であっても 育児時間を取得することができます 豆知識 2 育児時間を取得している教職員が 残りの勤務時間について年休を取得し 結果として1 日勤務しないような場合には 育児時間は認められません その場合は育児時間を取り消し 1 日の年休を取得することとなります ( その日に勤務する時間がある場合には 請求どおりの休暇を取得することができます ) 子育てを行う教職員の休暇 ( 特別休暇 ) 平成 18 年 9 月 1 日一部改正 中学校卒業までの子の看病及び通院等の世話 予防接種及び健康診査等の付き添い 学校行事 への参加のため 1 日 半日又は1 時間単位で年 7 日まで利用することができます ( ただし 対象となる子を2 人以上養育している場合は 2 人目以降 1 人につき1 日を加算します ) 申請方法 事前に校長に申請 申請書様式 病気休暇 特別休暇申請書 豆知識 長期にわたって介護の必要が生じた教職員のため 介護休暇制度があります 育児のための短時間勤務制度 平成 20 年 4 月 1 日一部改正 小学校就学前までの子を養育する教職員は 定められた勤務の形態から選択し 希望する日 及び時間帯において勤務することができます 請求方法 開始日の1か月前までに校長に請求 請求書様式 育児短時間勤務承認請求書 勤務パターン 次の勤務形態から選択 1 日当たり 4 時間 ( 週 20 時間 ) 1 日当たり 5 時間 ( 週 25 時間 ) 週 3 日 ( 週 24 時間 ) 週 2 日半 ( 週 20 時間 ) 交替制勤務職員の勤務形態は別途定められます 豆知識 1 豆知識 2 豆知識 3 勤務時間に応じた給与が支給されます 育児短時間勤務は 1 月以上 1 年以下の期間について請求できます ただし 小学校就学前まで延長可能 育児短時間勤務満了後 1 年以内は 特別の場合を除いて再度の請求はできません - 12 -
育児を行う教職員の時間外勤務制限 小学校就学前までの子を養育する教職員は 時間外勤務を月 24 時間以内かつ年 150 時間以 内に制限することを請求できます 請求できる期間は1 年又は1 年に満たない月で 再請求も可 能です ただし 常態として養育できる配偶者がいる場合は 適用除外です 請求方法 開始日の前日までに校長に請求 請求書様式 時間外勤務 深夜勤務制限請求書 育児を行う教職員の深夜勤務制限 小学校就学前までの子を養育する教職員は 深夜勤務 ( 午後 10 時 ~ 午前 5 時 ) の制限を請求 することができます 請求できる期間は6か月以内で 月又は日単位でできるだけ長い期間を一 括請求してください 再請求も可能です ただし 常態として養育できる配偶者がいる場合は 適用除外です 請求方法 開始日の1か月前までに校長に請求 請求書様式 時間外勤務 深夜勤務制限請求書 - 13 -
赤ちゃんが産まれたら こんな手当があります! 児童手当 12 歳到達後最初の 3 月 31 日 ( 小学校修了 ) までの児童を養育しているとき 前年の所得が一定額未満の場合 ( 次頁の所得制限限度額表を御参照ください ) 児童手当 ( 特例給付 ) が支給されます 児童手当の額 3 歳未満 一律 10,000 円 3 歳以上 第 1 子及び第 2 子 (3 歳以上 ) 5,000 円 第 3 子以降 10,000 円 支給要件 1 監護 生計要件 職員が児童の父母の場合児童を監護 ( 監督 保護 ) し かつ児童と生計を同一 ( 児童との間に生活の一体性があるなど ) にしていること 父母いずれかのうち 児童の生計を維持する程度の高い方に受給資格があります ( 通常は父母のうち恒常的に年間所得額が多い方に受給資格があります ) 職員が児童の父母でない場合児童を監護 ( 監督 保護 ) し かつ児童の生計を維持 ( 生活費の大半を負担するなど ) していること 2 所得要件次々頁の所得制限限度額表により計算した所得額が 扶養親族数に対応する 本則給付 もしくは 特例給付 の欄に記載された限度額未満であること 支給期間 支給月支給期間は 認定の請求をした日の属する月の翌月から 12 歳到達後最初の 3 月 31 日までとなり 毎年支給月にあたる 2 月 6 月 10 月の給与支給日にそれぞれの月の前月分までが まとめて支給されます 受給手続児童手当 特例給付 小学校修了前特例給付認定請求書等を出生した月の月末までに校長へ提出 ( 出生が月末近くで請求が翌月になる場合 出生の翌日から起算して 15 日以内に請求があれば 支給対象は出生した日の翌日からとなります ) 受給者は 毎年 1 回 (6 月 ) 現況届を校長へ提出しなければなりません 請求様式 認定請求書児童手当を受給されていない方が子の出生等により新たに児童手当の受給手続きをする場合や 公益法人派遣等により新たに手続きが必要となる場合 増額 減額改定請求書既に児童手当を受給中の方が 第二子以上の出生等により手当額を増額する場合や 複数名の児童手当を受給中の方が そのうちの一人の児童を養育しなくなったなどにより手当額を減額しなければならない場合など ( ただし 小学校 6 年生修了により手当の受給期間が満了する場合に限り 手続きは不要です ) - 14 -
現況届児童手当を受給されているすべての方が 毎年 6 月に所得証明書を添えて提出する必要があります ( 届の提出がない場合や 所得制限限度額を超えている場合は 6 月以降の児童手当の受給資格が消滅し手当も支給されません ) 添付書類 世帯全員分の住民票 市町村が発行する所得証明書 ご注意ください! 公益法人等へ派遣される方又は 派遣から復職される方の場合 既に京都府から児童手当を受給されている方で 異動により公益法人又は営利法人に派遣される場合は 派遣に伴い京都府での受給資格が消滅することになるため 改めて住所地の市町村 ( 住民票のある市町村 ) に認定請求を行い 引き続いて手当が受給できるようにする必要があります 同様に 派遣先から復職された場合も 市町村での受給資格が消滅するため 復職時に 新たに京都府に認定請求を行う必要があります 手続きが遅れると引き続いて手当が支給されない月が発生するおそれがあります 新たに市町村で受給手続きを行われる場合は 添付書類に派遣辞令の写しなどを求められる場合がありますので 事前に市町村に問い合わせて確認されるようにしてください (1) 派遣される方の場合 ( 例 ) 公益法人へ派遣 営利法人へ派遣 京都府での受給資格 派遣辞令の発令日 退職辞令の発令日 の消滅する日 ( 例 :4 月 1 日 ) ( 例 :3 月 31 日 ) 京都府から児童手当が 4 月分まで支給 3 月分まで支給 支給される月 (5 月分以降は市町村に手続きが必要 ) ( 4 月分以降は市町村に手続きが必要 ) (2) 派遣先から府に復職 ( 採用 ) される場合 ( 例 ) 公益法人派遣から復職 営利法人派遣から採用 市町村での受給資格 復職辞令の発令日 採用辞令の発令日 の消滅する日 ( 例 :4 月 1 日 ) ( 例 :4 月 1 日 ) 市町村から児童手当が 4 月分まで支給 4 月分まで支給 支給される月 (5 月分以降は京都府に手続きが必要 ) ( 5 月分以降は京都府に手続きが必要 ) 添付書類 世帯全員の住民票 市町村発行の所得証明書 ( 受給について所得制限があります ) 豆知識 1 手当の受給者は 当該児童と生計が同一で かつ 生計維持の程度が高い者 ( 収入が多い 扶養の状況など ) となります 豆知識 2 児童を養育しているが 所得が限度額以上であったため 前年度は手当の受給資格がなかった方でも 第二子以上の出生などにより扶養親族が増えたことや所得が減少し限度額未満になったことなどにより 次年度以降に受給資格に該当する場合もありますので 毎年 6 月頃を目途に事務室給与担当者等に御相談ください ( 所得確認は 毎年 6 月となっております ) - 15 -
所得制限限度額表 所得額の計算方法 所得額 = 総所得金額 - 80,000 円 ( 一律 ) - 下表の控除金額 届出書等の 所得の状況 所得証明書の 年分所得の金額 欄に転記の額 譲渡所得は 各種特別控除前の額で計算 < 控除対象一覧 > 控 除 項 目 控除する額 雑損控除 当該控除相当額 医療費控除 当該控除相当額 小規模企業共済等掛金控除 当該控除相当額 障害者控除 (1 人につき ) 270,000 円 特別障害者控除 (1 人につき ) 400,000 円 寡婦 ( 夫 ) 控除 270,000 円 所得証明書の控除額と異なる 特別寡婦控除 350,000 円 ので注意してください 勤労学生控除 270,000 円 所得制限限度額 扶養親族数 本則給付 特例給付 0 人 460 万円 532 万円 1 人 498 万円 570 万円 2 人 536 万円 608 万円 3 人 574 万円 646 万円 4 人 612 万円 684 万円 5 人 650 万円 722 万円 老人扶養親族がある場合には 1 人につき6 万円を加算します 扶養親族の数は所得証明に記載の人数になります 結婚 出生 就職など により年度途中で扶養親族の数に異動があっても 児童手当上の扶養親族数 には変更ありません ( 参考 ) 所得を判定する年 平成 19 年 1 ~ 5 月 17 年所得で判定 (18 年度課税所得 ) 平成 19 年 6 ~ 12 月 18 年所得で判定 (19 年度課税所得 ) 平成 20 年 1 ~ 5 月 - 16 -
扶養手当 扶養親族に認定された場合に支給されます ただし 次の方は教職員の扶養親族とすることができません 民間その他から扶養手当に相当する手当の支給を受けている方 向こう 1 年間の推定所得 ( 給与所得は総収入額 ) た 130 万円程度以上である方 別居の場合でかつ教職員に主として扶養されていない方 扶養手当の額配偶者以外の扶養親族月額 6,500 円 ( 参考 : 配偶者の場合は月額 13,000 円 ) ただし 配偶者がない場合は うち1 人について月額 11,000 円 上記に加えて 満 15 歳到達後の最初の 4 月 1 日 (16 歳になる年度当初 ) から 満 22 歳到達後の最初の 3 月 31 日 ( 満 22 歳になる年度末 ) までの間にある子については 上記の額に 1 人につき 5,000 円を加算した合計額が支給されます 支給期間 支給月支給期間は 事実の生じた日の属する月の翌月 ( 事実の生じた日が月の初日であるときはその日の属する月 ) から満 22 歳到達後の最初の 3 月 31 日までとなり 各月分を給料日に支給例 1 7/20 出生 8/2 届出受理支給開始 8 月分 ~ 例 2 7/1 出生 7/10 届出受理支給開始 7 月分 ~ 手続扶養親族届を事実の生じた日から 15 日以内に校長へ提出 ( 事実の生じた日から 15 日を経過して提出した場合 支給対象は事実の生じた日の翌々月分からとなる場合があります ) 例 7/15 出生 8/2 届出受理支給開始 9 月分 ~ 届出様式扶養親族届 添付資料 ( 子を扶養する場合 ) 住民票記載事項証明書 民間その他から扶養手当に相当する手当を支給されていないことを証する書類 その他必要とする書類 ( 上記の書類だけで扶養親族の認定を行えない場合 ) 豆知識 夫婦ともに府職員であるなどの場合 扶養親族でない配偶者が育児休業の取得により無給となることで 向こう 1 年間の年間所得が 130 万円程度未満 ( 育児休業手当金を含む ) と見込まれる場合は扶養親族として認定できますので 配偶者が育児休業を取得される場合は 事務室給与担当者等に事前にご相談下さい - 17 -
休暇や休業制度を利用したとき 給与の支給は? 給与の支給等について 産前産後休暇や育児休業などを利用したときの給与の支給は 次のようになります 期末手当 勤勉手当 退職手当 月例 区 分 基準日に 在職期間 基準日に 勤務期間か 在職期間 給与 休務して からの除算 休務して らの からの除算 いる場合 いる場合 除算 特別休暇有給支給可除算なし支給可除算なし除算なし ( 1) 休業期間 ( 1) ( 2) 育児休業 無給 支給不可 の1/2を除 支給不可 全期間を 休業期間 (P19 参照 ) 算 除算 の一部を除算 部分休業 減額 支給可 除算なし 支給可 除算なし 除算なし (P20 照 ) 育児短時 勤務時 ( 3) 勤務時間の ( 3) 勤務時間の 育児短時間勤 間勤務 間按分 支給可 短縮分の 支給可 短縮分を除 務の期間の (P21 参照 ) 1/2を除算 算 1/3を除算 ( 注 )20 年度以降の昇給に係る取扱いについては未定 ( 1) 直前の基準日の翌日 (1) から基準日 (2) までの間に勤務した期間がある教職員は除きます 支給日 * 1 直前の基準日の翌日 2 基準日 6 月 30 日前年の 12 月 2 日 6 月 1 日 12 月 10 日 6 月 2 日 12 月 1 日 * 支給日は 土日 祝日と重なった場合 別の日となります ( 2) 休業期間のうち 当該育児休業に係る子が 1 歳に達した日までの期間については 1/3 を除算し それ以降の期間については 1/2 を除算します ( 3) 基礎額の計算については 給料月額等をフルタイム勤務時の給料月額等に割り戻します - 18 -
育児休業中の給与について 育児休業を取得した場合は 給与は支給されません ただし 月の中途で 育児休業を始め又は育児休業の期間の終了により職務に復帰した場合に は その月の給料について 日割計算により一部が支給されます 日割計算が必要なもの 給料月額 給料の調整額 教職調整額 扶養手当 地域手当 住居手当 単身赴任手当 特地 勤務手当 へき地手当 管理職手当 義務教育等教員特別手当 ( 注 ) 引き続き 16 日以上勤務しなかった場合には 定時制通信教育手当及び産業教育手当 ( 参考 ) は支給されません 通勤手当 ( 育児休業を取得し 2 以上の月にわたり休職する場合 ) 月の途中で休職したとき 休職を開始した日の属する月まで支給 月の途中で復職したとき 職務に復帰した日の属する月の翌月から支給 ただし 産後休暇に引き続き育児休業をした場合は 職務に復帰し た月から支給 日割計算の方法 ( 給料月額の場合 ) 日割計算は その給与期間の現日数から週休日を差し引いた日数を基礎として行います 給料月額 勤務日 ( 祝日法に基づく休日等及び年末年始の休日等を含む ) 月の現日数 - * 週休日 * 週休日 正規の勤務時間を割り振らない日 なお 日割計算した額に端数を生じた場合には 1 円未満の端数を切り捨てます 例 月の中途で休業した場合の給料の日割計算 < 問 > 20 年 10 月 17 日付けで育児休業を開始した場合の10 月分の給料の日割り支給 額はいくらか 11 0 月の現日数 31 日 21 0 月の週休日 8 日 (4.5.11.12.18.19.25.26 日 ) 3 現日数 - 週休日 23 日 (131 日 -28 日 ) 410 月の給料月額 332,500 円 ( 例 : 教育職給料表 (3)2 級 72 号 ) 5 勤務した日数 ( 日割 ) 12 日 (10 月 1 日 ~10 月 16 日 週休日を除く ) < 答 > 日割計算 12 332,500 円 = 173,478 円 23 23 6 10 月分の日割り支給額 173,478 円 (1 円未満切捨て ) - 19 -
部分休業中の給与について 部分休業等を取得し 勤務しなかった時間については 次のとおり給料及び地域手当が減額さ れます ア 減額される給与額 (A) 勤務 1 時間当たりの給与額 勤務しなかった時間 給与の減額対象となる給与は 給料の月額 (3 級に加算される額及び給料の調整額を含 む ) 及びこれに係る地域手当です 教職調整額は減額されません イ減額の限度額給料の月額及びこれに係る地域手当の合計額を限度に減額されます また 休日のない月の全部を勤務しなかったときは ア及びイにかかわらず 給料の月額及びこれに係る地域手当の全額が減額されます ウ 減額の時期 その月の減額分が翌月の給与から減額されます 例給与の減額の取扱い < 問 1> 給料月額 224,600 円 地域手当 10% 1 週間 40 時間勤務の教職員が 月に 4 時 間 部分休業 (P11) をした場合 給与額はいくら減額されるのでしょうか < 答 1> 1 1 時間当たりの給与額 (224,600 円 +22,460 円 ) 12 =1,537 円 71 40 52-8 19 ( 小数点第 3 位以下切捨て ) 2 減額される給与額 1,537 円 71 4 時間 =6,150 円 84 6,150 円 (1 円未満切捨て ) < 問 2> 上記の教職員が 部分休業で 月に 176 時間 ( 月の一部 ) 勤務しなかった場合 給与額はいくら減額されるのでしょうか < 答 2> 1 1 時間当たりの給与額 1,537 円 71 2 減額される給与額 1,537 円 71 176 時間 =270,636 円 96 270,636 円 (1 円未満切捨て ) - 20 -
3 この額は 給料の月額及びこれにかかる地域手当の合計額 (247,060 円 ) を上回 るため減額する額は 247,060 円 育児短時間勤務職員の給与について 育児短時間勤務職員の給与については 次のとおり支給されます ア イ 給料月額 : 勤務時間に応じて定められる額 ( 給料月額 ) 育児短時間勤務職員の 1 週間当たりの勤務時間 (20~25 時間 ) 40 時間 1 週間当たりの勤務時間に応じた額とするもの 給料の調整額 教職調整額 地域手当 特地勤務手当 へき地手当 管理職手当 義務教育等教員特別手当 定時制通信教育手当 産業教育手当 ウ フルタイム勤務時と同額を支給するもの 扶養手当 住居手当 単身赴任手当 特殊勤務手当 宿日直手当 管理職員特別勤務手当 休日勤務手当 夜間勤務手当 エ その他 通勤手当 : 原則としてフルタイム勤務時と同様に支給 ただし 交通用具に係る手当は 平均 1カ月当たりの通勤所要回数が10 回未満となる場合は半額を支給 時間外勤務手当 : 原則としてフルタイム勤務職員と同様に勤務実績に応じて支給 ただし 1 日 8 時間までの支給割合は100/100 例 育児短時間勤務職員の給料月額の計算 < 問 > 育児短時間勤務 ( 月 ~ 金に 4 時間ずつ勤務 (1 週間に 20 時間勤務 )) した場合の給料月額 はいくらになりますか ( 給料月額 224,600 円 ) < 答 > 224,600 円 20 時間 = 112,300 円 40 時間 - 21 -
自分で計算してみましょう! ア 育児休業を月途中に取得した場合または月途中に復職した場合 給料の月額 勤務日 ( 祝日法に基づく休日等及び年末年始の休日等を含む ) 月の現日数 - 週休日 ( ) ( ) = ( ) -( ) ( 小数点第 1 位以下を切り捨てます ) 扶養手当 地域手当等についても 同様に計算します イ 部分休業を取得した場合 1 勤務 1 時間当たりの給与額 2 ( 給料の月額 + 地域手当の月額 ) 12 1 時間当たりの給与額 (A) ( + ) 12 = 40 52-8 19 減額される給与額 ( 小数点第 3 位以下を切り捨てます ) ウ 1 時間当たりの給与額 (A) 勤務しなかった時間 = 減額される給与額 = 円 育児短時間勤務をした場合 ( 給料の月額 ) (1 週間当たりの勤務時間 ) 1カ月の給料額 ( ) 時間 = 40 時間 (1 円未満は切り捨てます ) (1 円未満は切り捨てます ) - 22 -